JP2023119462A - ラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にプルタブを引き起こすことができるラベルを提供する。【解決手段】ラベル(1)は、容器(2)の蓋部(22)に連結されたプルタブ(23)の指掛部(24)を挿入する挿入部(12)を有し、挿入部(12)に指掛部(24)を挿入した状態で、一部が容器(2)とプルタブ(23)との間に挟み込まれるラベル本体(11)を備える。ラベル(1)は、ラベル本体(11)に連結され、挿入部(12)に指掛部(24)が挿入された状態において指掛部(24)を挟んで挿入部(12)と対向するつまみ部(13)と、ラベル本体(11)に連結され、ラベル本体(11)を容器(2)に固定する固定部(14)と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、缶詰等の容器に取り付けられるラベルに関する。
缶切りを用いずに容易に開封できるイージーオープン蓋を備える缶詰、飲料缶等の容器が広く知られている。このような容器は、例えば蓋の内周縁部に切り込み(スコア)を有し、蓋には、リング状の指掛け部を有するプルタブがリベットを介して連結されている。容器を開封するためにプルタブを引き起こして引っ張る際には力が必要であり、爪及び指等を傷つける虞があった。
この種のプルタブを有する缶蓋に関して、特許文献1には、プルタブと蓋との間に挟み込む缶用ラベルが開示されている。また、特許文献2には、プルタブを一定の角度まで持ち上げるためのタブリフティング突起を有し、タブリフティング突起の上部の傾斜面をプルタブの下側に差し入れることによりプルタブを持ち上げ易くするカバーが開示されている。
しかしながら、特許文献1の缶用ラベルは、プルタブを持ち上げ易くすることには寄与していない。また、特許文献2のカバーは、プルタブを浮かせることはできるが、浮かせた後、ユーザが指掛部を持って引き起こす必要がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、容易にプルタブを引き起こして容器を開封することができるラベルを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るラベルは、容器の蓋部に連結されたプルタブの指掛部を挿入する挿入部を有し、該挿入部に前記指掛部を挿入した状態で、一部が前記容器と前記プルタブとの間に挟み込まれるラベル本体と、前記ラベル本体に連結され、前記挿入部に前記指掛部が挿入された状態において前記指掛部を挟んで前記挿入部と対向するつまみ部と、前記ラベル本体に連結され、前記ラベル本体を前記容器に固定する固定部と、を備える。
本発明の一態様によれば、容易にプルタブを引き起こして、容器を開封することができる。
[本発明の技術的思想]
上述したように、特許文献1及び2のラベルでは、プルタブの指掛部を完全に引き起こして容器の蓋部を開封(開栓)することはできない。また、いずれのラベルも蓋部から脱落する虞がある。本発明者は鋭意検討の結果、容器の蓋部に取り付けられるラベルであり、ラベルの引き上げ動作に伴ってプルタブを引き起こし、容器の蓋部を容易に開封することができる本発明を完成した。
上述したように、特許文献1及び2のラベルでは、プルタブの指掛部を完全に引き起こして容器の蓋部を開封(開栓)することはできない。また、いずれのラベルも蓋部から脱落する虞がある。本発明者は鋭意検討の結果、容器の蓋部に取り付けられるラベルであり、ラベルの引き上げ動作に伴ってプルタブを引き起こし、容器の蓋部を容易に開封することができる本発明を完成した。
即ち、本発明の一態様に係るラベルは、容器の蓋部に連結されたプルタブの指掛部を挿入する挿入部を有し、該挿入部に前記指掛部を挿入した状態で、一部が前記容器と前記プルタブとの間に挟み込まれるラベル本体を備える。前記ラベルは、前記ラベル本体に連結され、前記挿入部に前記指掛部が挿入された状態において前記指掛部を挟んで前記挿入部と対向するつまみ部と、前記ラベル本体に連結され、前記ラベル本体を前記容器に固定する固定部と、を備える。
上記構成によれば、つまみ部をプルタブ側へ引き上げることにより、プルタブが立ち上がり、容易に容器を開封することができる。また、固定部によりラベルは容器に固定されているので、ラベルが容器の蓋部から抜け落ちる可能性が低減される。固定部は、他の部材(シュリンクラベル等)により容器に押し付けられる態様で固定されていてもよい。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の記載は発明の趣旨をよりよく理解させるためのものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、本出願における各図面に記載した構成の形状及び寸法(長さ、幅等)は、実際の形状及び寸法を必ずしも反映させたものではなく、図面の明瞭化及び簡略化のために適宜変更している。
〔実施形態1〕
[缶]
図1は、本発明の実施形態1に係るラベル1を缶2に装着した状態を示す斜視図である。図2は、ラベル1を缶2に装着した状態を示す平面図である。図3は、挿入部12及び挿入部12の変形例を示す拡大図である。各図におけるX軸方向を左右方向とし、Y軸方向を前後方向とし、Z軸方向を上下方向とする。図1において、X軸正方向を右方向、Y軸正方向を手前方向、Z軸正方向を上方向とする。なお、図2では、ラベル1を缶2に固定する前の状態を示している。
[缶]
図1は、本発明の実施形態1に係るラベル1を缶2に装着した状態を示す斜視図である。図2は、ラベル1を缶2に装着した状態を示す平面図である。図3は、挿入部12及び挿入部12の変形例を示す拡大図である。各図におけるX軸方向を左右方向とし、Y軸方向を前後方向とし、Z軸方向を上下方向とする。図1において、X軸正方向を右方向、Y軸正方向を手前方向、Z軸正方向を上方向とする。なお、図2では、ラベル1を缶2に固定する前の状態を示している。
缶2は例えばSUS、アルミニウム等の金属製であり、缶本体21と、蓋部22と、プルタブ23と、を有する。缶本体21は上面が開口した有底の円筒状をなす。蓋部22は円板状をなし、缶本体21の開口を閉塞しており、その周縁部にスコア(不図示)を有する。プルタブ23は、先端側にリング状をなす指掛部24を有する。またプルタブ23の先端部とは反対側の端部である連結端は、リベット25を介し蓋部22に連結されている。缶2の一例としては、食品等を収容した缶詰等が挙げられる。
[ラベル]
(ラベルの構成)
ラベル1は、ラベル本体11と、挿入部12と、つまみ部13と、2つの固定部14と、を有する。ラベル1の材質は、紙及び合成樹脂フィルム等に特に限定されるものではなく、粘着紙として一般的に用いられているものも使用可能である。例えば、上質紙、コート紙、アート紙のような紙基材、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)を素材とした合成樹脂フィルム、前記の合成樹脂を複数種組み合わせたシート、合成樹脂フィルムと紙とを合わせた複合シート、合成樹脂フィルムから形成されていてもよく、これらを混合したものであってもよい。フィルムは単層であっても、複層であってもよい。
(ラベルの構成)
ラベル1は、ラベル本体11と、挿入部12と、つまみ部13と、2つの固定部14と、を有する。ラベル1の材質は、紙及び合成樹脂フィルム等に特に限定されるものではなく、粘着紙として一般的に用いられているものも使用可能である。例えば、上質紙、コート紙、アート紙のような紙基材、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)を素材とした合成樹脂フィルム、前記の合成樹脂を複数種組み合わせたシート、合成樹脂フィルムと紙とを合わせた複合シート、合成樹脂フィルムから形成されていてもよく、これらを混合したものであってもよい。フィルムは単層であっても、複層であってもよい。
ラベル1は剛性があることが好ましく、具体的にはPET等のポリエステル系樹脂が含まれていることが好ましい。ラベル1がPETフィルムからなる場合、特許文献2等の成型品と異なり、安価に製造することができる。また、ラベル1がPETフィルムからなる場合、引張強度は、MD(machine direction)及びTD(transverse direction)ともに、190MPa以上220MPa以下であることが好ましい。ラベル1がPETフィルムからなる場合、ラベル1の引張伸度は100%以上140%以下であることが好ましく、100%以上120%以下であることがより好ましい。
ラベル1の厚みは50μm以上150μm以下であることが好ましく、75μm以上120μm以下であることがより好ましい。ここで、厚みは、プルタブ23とラベル本体11との間に入るフィルム厚を指している。厚みが50μmである場合、ラベル1に強度がなく、プルタブ23とラベル本体11との間へ挿入し難く、また、開封に必要な強度が足りず、安定した開封ができない。厚みが150μmを超える場合、プルタブ23とラベル本体11との間の隙間に入りきらず、作業工程で開封されてしまうなどの不良発生が生じる。
(ラベル本体)
ラベル本体11は、蓋部22に対応した円状をなし、缶2の蓋部22と概ね同じ寸法、または蓋部22より少し小さい寸法を有する。ラベル本体11は、缶2の蓋部22に連結されたプルタブ23の指掛部24を挿入する挿入部12を有する。
ラベル本体11は、蓋部22に対応した円状をなし、缶2の蓋部22と概ね同じ寸法、または蓋部22より少し小さい寸法を有する。ラベル本体11は、缶2の蓋部22に連結されたプルタブ23の指掛部24を挿入する挿入部12を有する。
挿入部12は、図2及び図3の3001に示すように、X軸方向(プルタブ23の幅方向)に直線状に延びる延伸部121と、延伸部121の両端に位置し、延伸部121に対して傾斜した傾斜端部122と、を有する。挿入部12は、ラベル本体11に切り込みを入れることで形成されている。挿入部12にプルタブ23の指掛部24が挿入される。挿入部12に指掛部24を挿入した状態で、蓋部22とプルタブ23との間に、ラベル本体11が挟み込まれる。
つまみ部13を持ってラベル本体11を引き上げた場合、挿入部12が谷折りになり、Y軸方向(前後方向)の力が働く。挿入部12の形状を一直線状ではなく、延伸部121の両端部に傾斜端部122を設けることで、挿入部12へ働く応力を分散させることができ、挿入部12が裂けることを抑制できる。実施形態1においては、傾斜端部122は後側、即ち延伸部121に対してつまみ部13側に傾斜している。この場合、2つの傾斜端部123を結ぶ線分でラベル本体11は前側に谷折りになるので、傾斜端部123は裂け難い。延伸部121と傾斜端部122とのなす角度は20度以上70度以下であり、傾斜端部122の長さは1mm以上6mm以下であることが好ましい。傾斜端部122を有することにより、缶2の底側に向かうZ軸負方向の力も付与できるため、開封性の向上につながる。傾斜端部122を有することにより、挿入部12をプルタブ23へ挿入するときに余裕を持たせることができ、ラベル本体11のXY平面に生じるしわも吸収され、ラベル1の指掛部24への装着性も良好である。
なお、挿入部12は、図3の3001に示す形状に限定されない。図3の3002に示すように、直線状に延びる延伸部121と、延伸部121の両端部に形成され、延伸部121に対し、傾斜した傾斜端部123と、を有していてもよい。図3の3001の挿入部12と異なり、3001の挿入部12の傾斜端部123は前側、即ち固定部14側に傾斜している。この場合、つまみ部13を持ち上げたとき、3001の挿入部12は、2つの傾斜端部123を結ぶ線分で前側に谷折りされるので、傾斜端部123は傾斜端部122よりはやや裂け易い。
挿入部12は、図3の3003に示すように、延伸部121と傾斜端部124との接続部分がR状をなしていてもよい。これにより、延伸部121と傾斜端部124との接続部分が直線状に折れ曲がっている場合より、接続部分にかかる応力が分散される。
挿入部12は、図3の3004に示すように、延伸部121と、延伸部121の両端部に形成された丸穴部125と、を有するものであってもよい。ただし、この場合、挿入部12が傾斜端部122又は123を有する場合に比べて、ラベル本体11のXY平面に生じるしわをやや吸収し難くなる。指掛部24を挿入する際、延伸部121はY軸方向の正負の両方向に開くので、指掛部24を挿入し易い。そして、挿入部12の全長を短くできる。
挿入部12は、図3の3005に示すように、延伸部121と、延伸部121の両端部に形成され、延伸部121に対して傾斜し、先端に丸穴を有する傾斜端部126と、を有するものであってもよい。これにより、指掛部24を挿入し易くし、挿入時に裂けることが抑制される。
図3の3006に示すように、挿入部17は、全体的に前側に凸の曲面状であってもよい。ただし、全体的にカーブしている場合、直線状の延伸部121を有する挿入部12よりは、やや裂け易くなる。
(つまみ部)
つまみ部13は、ラベル本体11の中心Pを挟んで、即ち指掛部24を挟んで挿入部12に対向する側に位置し、ラベル本体11の外周部111に連結されている。つまみ部13は、例えば中心Pから放射状に伸びるように、外周部111から延出する。一例として、つまみ部13は、曲面がラベル本体11の外周部111に沿う扇形状をなす。つまみ部13は扇形状である場合に限定されず、半円状(図4参照)、球状、又は、長手方向が延出方向に一致する矩形状若しくは長円状であってもよい。ラベル本体11の外周部111に沿った形状であり、ラベル本体11を持ち上げ易く、切れ難いという観点から扇形状又は半円状であることが好ましい。複数の缶2が積み上げられて保管される場合、つまみ部13はラベル本体11側に折り畳まれていることが好ましい。そのため、つまみ部13を折り畳むための折り目が入っていてもよい。
つまみ部13は、ラベル本体11の中心Pを挟んで、即ち指掛部24を挟んで挿入部12に対向する側に位置し、ラベル本体11の外周部111に連結されている。つまみ部13は、例えば中心Pから放射状に伸びるように、外周部111から延出する。一例として、つまみ部13は、曲面がラベル本体11の外周部111に沿う扇形状をなす。つまみ部13は扇形状である場合に限定されず、半円状(図4参照)、球状、又は、長手方向が延出方向に一致する矩形状若しくは長円状であってもよい。ラベル本体11の外周部111に沿った形状であり、ラベル本体11を持ち上げ易く、切れ難いという観点から扇形状又は半円状であることが好ましい。複数の缶2が積み上げられて保管される場合、つまみ部13はラベル本体11側に折り畳まれていることが好ましい。そのため、つまみ部13を折り畳むための折り目が入っていてもよい。
つまみ部13は、外周部111から延出する場合に限定されない。つまみ部13は、外周部111の内側に位置していてもよい。つまみ部13が外周部111の外側に飛び出している場合、缶2を横並びに配置する場合、その分、場所を要する。また、つまみ部13が外周部111の内側に折れ曲がっている場合、缶2を積み重ねる場合に妨げにならない。そして、つまみ部13は、ラベル本体11よりも浮き上がっているように折れ曲がることにより、つまみ易くなる。
つまみ部13の大きさとしては、例えば、幅(X軸方向の長さ)が10mm以上50mm以下であり、Y軸方向の長さが5mm以上15mm以下である場合が挙げられる。
(固定部)
2つの固定部14はそれぞれ、ラベル本体11の中心Pに対し挿入部12側に位置し、ラベル本体11の外周部111に連結されている。図2においては、固定部14は外周部111から外側に延出している。固定部14は前側に傾いた状態で、外周部111から延出している。固定部14は、つまみ部13の中点(つまみ部13と外周部111との連結部分112が描く仮想的な線分または曲線の中点)P1と中心Pとを結ぶ線分mに対し左右対称に配置される。固定部14は、一例として、長手方向が延出方向に一致する矩形状をなし、各々が例えば中心Pから放射状に伸びるように外周部111から延出する。ただし、固定部14は矩形状に限定されない。固定部14は、長手方向が延出方向に一致するような長円状であってもよい。固定部14は、下面に接着層を有する。これにより、固定部14が缶本体21の側面に接着し、ラベル本体11が固定部14を介して缶本体21に固定される。
2つの固定部14はそれぞれ、ラベル本体11の中心Pに対し挿入部12側に位置し、ラベル本体11の外周部111に連結されている。図2においては、固定部14は外周部111から外側に延出している。固定部14は前側に傾いた状態で、外周部111から延出している。固定部14は、つまみ部13の中点(つまみ部13と外周部111との連結部分112が描く仮想的な線分または曲線の中点)P1と中心Pとを結ぶ線分mに対し左右対称に配置される。固定部14は、一例として、長手方向が延出方向に一致する矩形状をなし、各々が例えば中心Pから放射状に伸びるように外周部111から延出する。ただし、固定部14は矩形状に限定されない。固定部14は、長手方向が延出方向に一致するような長円状であってもよい。固定部14は、下面に接着層を有する。これにより、固定部14が缶本体21の側面に接着し、ラベル本体11が固定部14を介して缶本体21に固定される。
固定部14の永久接着強度、即ち缶本体21に接着されて1日程度経過し、接着力が安定しているときの接着強度は、6.0N/25mm以上16.0N/25mm以下(対SUS)であることが好ましい。この場合、接着力が持続するとともに、ラベル1を容易に缶2から取り外すことができる。永久接着強度は8.0N/25mm以上15.0N/25mm以下であることがより好ましい。
固定部14の数及び配置は、図示の例に限定されない。固定部14の数は1、又は3以上であってもよい。但し、プルタブ23を挟んでつまみ部13に対向する位置に固定部14を1つのみ設け、幅がつまみ部13の幅と同程度以下である場合、Y軸方向にかかる力の負荷が分散されず、大きくなり、ラベル本体11が裂け易くなる。また、固定部14を1つのみ設け、幅をつまみ部13の幅より大きくした場合、蓋部22の湾曲形状に添い難く、皺等が生じ、美観が損なわれ易い。このため、固定部14はつまみ部13に対向する位置を除いた位置において、複数有することが好ましい。固定部14は、固定部14とラベル本体11の外周部111との連結部分113が描く仮想的な線分または曲線の中点P2が、挿入部12を通って指掛部24の幅方向に延びる仮想線上に位置するか、または、仮想線を挟んでつまみ部13とは反対側に位置することが好ましい。仮想線はY軸方向に複数本存在し得るが、仮想線は、後述する延伸部121の延長線lであることが好ましい。
固定部14の数が2つである場合、外周部111上のつまみ部13の中点P1とラベル本体11の中心Pとを結ぶ線分mと、固定部14の長手方向の中心線が通る外周部111上の中点(固定部14と外周部111との連結部分113が描く仮想的な線分または曲線の中点)P2と中心Pとを結ぶ線分nとがなす角度θは、105度以上160度以下であることが好ましい。上記範囲の角度θを有する位置に固定部14を設けることで、力を分散させ、挿入部12が裂ける可能性を低減できる。さらに、ラベル本体11のプルタブ23を持ち上げる部分により力が入り易くなり、開封性が向上する。図2においては、角度θは120度である。即ち、つまみ部13とラベル本体11の外周部111との連結部分112が描く仮想的な線分または曲線の中点P1と、2つの固定部14の外周部111との連結部分113がそれぞれ描く2つの仮想的な線分または曲線の中点P2とは、外周部111に等間隔に配置される。
(固定部の配置と強度)
以下に、固定部14の配置を変えたときの固定部14の強度を調べた結果を示す。図4は、固定部14の配置を示す平面図である。図4の4001は、挿入部12(延伸部121)の延長線l上に、固定部14の中点P2が位置する構成を示す。この場合、つまみ部13の中点P1とラベル本体11の中心Pとを結ぶ線分mと、固定部14の中点P2と中心Pとを結ぶ線分nとがなす角度θは略120度である。即ち、中点P1と、2つの中点P2との配置は、図2と同一である。
以下に、固定部14の配置を変えたときの固定部14の強度を調べた結果を示す。図4は、固定部14の配置を示す平面図である。図4の4001は、挿入部12(延伸部121)の延長線l上に、固定部14の中点P2が位置する構成を示す。この場合、つまみ部13の中点P1とラベル本体11の中心Pとを結ぶ線分mと、固定部14の中点P2と中心Pとを結ぶ線分nとがなす角度θは略120度である。即ち、中点P1と、2つの中点P2との配置は、図2と同一である。
図4の4002は、挿入部12(延伸部121)の延長線lよりも後側に、固定部14の中点P2が位置する構成を示す。図4の4002では、挿入部12の延長線l上に、固定部14の根元の上端部が位置する。この場合、角度θは略150度である。
図4の4003は、挿入部12(延伸部121)の延長線lよりも前側に、固定部14の中点P2が位置する構成を示す。図4の4003では、挿入部12の延長線l上に、固定部14の先端の辺の下端部が位置する。この場合、角度θは略95度である。
図4の4004は、挿入部12(延伸部121)の延長線lよりも前側に、固定部14の中点P2が位置する構成を示す。図4の4004では、挿入部12の延長線l上に、固定部14の根元の下端部が後側に位置する。この場合、角度θは略100度である。
図4の4001のように挿入部12の延長線l上に固定部14の中点P2が位置する構成、並びに、図4の4002のように挿入部12の延長線lよりも前側に固定部14の中点P2が位置する構成では、固定部14が裂けることなく、プルタブ23が持ち上げられ、良好に蓋部22を好適に開封することが可能である。一方、図4の4003及び4004のように、挿入部12の延長線lよりも後側に固定部14の中点P2が位置する構成の場合、固定部14が裂けたり、挿入部12がプルタブ23から外れたりする場合がある。
このため、固定部14は、外周部111との連結部分113における中点P2が、延伸部121の延長線l上に位置するか、または、延長線lを挟んでつまみ部13とは反対側に位置することが好ましい。これにより、つまみ部13を引き上げた際に固定部14が裂けることなくプルタブ23が持ち上げられ、良好に蓋部22を好適に開封することが可能である。
(効果)
以上のように、実施形態1においては、ラベル1の挿入部12にプルタブ23が挿入され、ラベル本体11がプルタブ23と蓋部22との間に挟まれている。蓋部22を開封する場合、ユーザはつまみ部13をつまんでラベル本体11を引き上げる。ラベル1の前部は、固定部14により蓋部22に固定されているので、ラベル本体11を引き上げると、ラベル本体11が抜け落ちることなくプルタブ23に作用し、プルタブ23がラベル本体11によって引き上げられる。これにより、プルタブ23の連結端側のスコアが切れ、缶2を容易に開封することができる。このように、つまみ部13をつまんで持ち上げることでプルタブ23が立ち上がり開封できるので、ユーザの指及び爪が負傷するリスクが低減している。缶本体21の側面において固定されているので、ラベル1は缶2の運搬時、及び開封時にラベル1を持ち上げるときにプルタブ23から抜け落ちる可能性が低減している。
以上のように、実施形態1においては、ラベル1の挿入部12にプルタブ23が挿入され、ラベル本体11がプルタブ23と蓋部22との間に挟まれている。蓋部22を開封する場合、ユーザはつまみ部13をつまんでラベル本体11を引き上げる。ラベル1の前部は、固定部14により蓋部22に固定されているので、ラベル本体11を引き上げると、ラベル本体11が抜け落ちることなくプルタブ23に作用し、プルタブ23がラベル本体11によって引き上げられる。これにより、プルタブ23の連結端側のスコアが切れ、缶2を容易に開封することができる。このように、つまみ部13をつまんで持ち上げることでプルタブ23が立ち上がり開封できるので、ユーザの指及び爪が負傷するリスクが低減している。缶本体21の側面において固定されているので、ラベル1は缶2の運搬時、及び開封時にラベル1を持ち上げるときにプルタブ23から抜け落ちる可能性が低減している。
また、ラベル本体11が蓋部22を覆っているので、缶2は防塵性を有し、衛生的である。ラベル本体11に印字してデザイン性を付与し、訴求性を向上させることもできる。なお、ラベル本体11は蓋部22の全面を覆う場合には限定されない。ラベル1は1回切りの使用だけでなく、他の缶2に対して繰り返し使用することにしてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5及び図6に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ラベル)
図5は、実施形態2に係るラベル5を缶2に装着した状態を示す平面図である。図6は、ラベル5の展開図である。ラベル5は、下ラベル3に、上ラベル4を重ねてなる。図5及び図6に示すように、本実施形態に係るラベル5は、下ラベル3と、上ラベル4と、を有する。
本発明の他の実施形態について、図5及び図6に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ラベル)
図5は、実施形態2に係るラベル5を缶2に装着した状態を示す平面図である。図6は、ラベル5の展開図である。ラベル5は、下ラベル3に、上ラベル4を重ねてなる。図5及び図6に示すように、本実施形態に係るラベル5は、下ラベル3と、上ラベル4と、を有する。
(下ラベル)
下ラベル3は、円板状の本体31と、挿入部32と、つまみ部33と、を有する。挿入部32は、円板状の本体31の前部において、前側から後側に曲線状に凹むように切り欠いてなる。つまみ部33は実施形態1のラベル1のつまみ部13と同様の形状を有する。つまみ部33は、一例として扇形状をなす。つまみ部33は、本体31の中心Pを挟んで挿入部32と対向し、本体31の外周部311から外側に延出する。下ラベル3は、挿入部32がプルタブ23の下側に挿入される。挿入部32の曲線は、プルタブ23に挿入したときに、指掛部24の根元部分が係止される形状をなす。
下ラベル3は、円板状の本体31と、挿入部32と、つまみ部33と、を有する。挿入部32は、円板状の本体31の前部において、前側から後側に曲線状に凹むように切り欠いてなる。つまみ部33は実施形態1のラベル1のつまみ部13と同様の形状を有する。つまみ部33は、一例として扇形状をなす。つまみ部33は、本体31の中心Pを挟んで挿入部32と対向し、本体31の外周部311から外側に延出する。下ラベル3は、挿入部32がプルタブ23の下側に挿入される。挿入部32の曲線は、プルタブ23に挿入したときに、指掛部24の根元部分が係止される形状をなす。
(上ラベル)
上ラベル4は、本体41と、タブ表出部42と、固定部43と、を有する。タブ表出部42は、円板状の本体41の後部において、後側から前側に矩形状に凹むように切り欠いてなる。タブ表出部42は、下ラベル3の本体31の上面に表出した指掛部24が、下ラベル3に上ラベル4を重ねたときに、表出した状態を維持できる、Y軸方向の長さを有する。固定部43は、本体41の中心Pに対し挿入部32側に位置し、本体41の外周部411から外側に延出する。2つの固定部43は前側に傾いた状態で、外周部411から延出している。2つの固定部43は、つまみ部33の中心と中心Pとを結ぶ線分に対し左右対称である。固定部43は、一例として、長手方向が延出方向に一致する矩形状をなす。固定部43は、下面に接着層を有し、これにより、固定部43は缶本体21の側面に接着して固定される。図5においては、固定部43を浮かせた状態を示している。
上ラベル4は、本体41と、タブ表出部42と、固定部43と、を有する。タブ表出部42は、円板状の本体41の後部において、後側から前側に矩形状に凹むように切り欠いてなる。タブ表出部42は、下ラベル3の本体31の上面に表出した指掛部24が、下ラベル3に上ラベル4を重ねたときに、表出した状態を維持できる、Y軸方向の長さを有する。固定部43は、本体41の中心Pに対し挿入部32側に位置し、本体41の外周部411から外側に延出する。2つの固定部43は前側に傾いた状態で、外周部411から延出している。2つの固定部43は、つまみ部33の中心と中心Pとを結ぶ線分に対し左右対称である。固定部43は、一例として、長手方向が延出方向に一致する矩形状をなす。固定部43は、下面に接着層を有し、これにより、固定部43は缶本体21の側面に接着して固定される。図5においては、固定部43を浮かせた状態を示している。
(装着)
ラベル5を缶2に装着する場合、まず、下ラベル3の挿入部32をプルタブ23の下側に差し入れ、本体31を蓋部22に合わせる。そして、上ラベル4を、タブ表出部42の前側の横辺部分が指掛部24の根元部分に位置するように合わせ、タブ表出部42の縦辺部分の周囲を下ラベル3の本体31に接着する。その後、固定部43を缶本体21の側面に貼り付ける。幅の狭い挿入部12に指掛部24を挿入する実施形態1と異なり、下ラベル3の挿入部32をプルタブ23に差し入れた後、上側から上ラベル4を載置するので、ラベル5の缶2への装着は容易である。装着時に固定部43の接着剤が蓋部22に干渉することもない。
ラベル5を缶2に装着する場合、まず、下ラベル3の挿入部32をプルタブ23の下側に差し入れ、本体31を蓋部22に合わせる。そして、上ラベル4を、タブ表出部42の前側の横辺部分が指掛部24の根元部分に位置するように合わせ、タブ表出部42の縦辺部分の周囲を下ラベル3の本体31に接着する。その後、固定部43を缶本体21の側面に貼り付ける。幅の狭い挿入部12に指掛部24を挿入する実施形態1と異なり、下ラベル3の挿入部32をプルタブ23に差し入れた後、上側から上ラベル4を載置するので、ラベル5の缶2への装着は容易である。装着時に固定部43の接着剤が蓋部22に干渉することもない。
(効果)
つまみ部33をつまんで持ち上げることでプルタブ23が立ち上がり、開封できるので、ユーザの指や爪が負傷するリスクが低減している。缶本体21の側面において固定されているので、ラベル5は、缶2の運搬時、及び開封時にラベル1を持ち上げるときにプルタブ23から抜け落ちる可能性が低減している。なお、下ラベル3の挿入部32に上ラベル4のタブ表出部42の横辺部を合わせた状態で、タブ表出部42の前後方向に延びる縦辺部の周囲部分の裏側を下ラベル3の本体31に接着し、缶2への装着前に、ラベル5を作製することにしてもよい。
つまみ部33をつまんで持ち上げることでプルタブ23が立ち上がり、開封できるので、ユーザの指や爪が負傷するリスクが低減している。缶本体21の側面において固定されているので、ラベル5は、缶2の運搬時、及び開封時にラベル1を持ち上げるときにプルタブ23から抜け落ちる可能性が低減している。なお、下ラベル3の挿入部32に上ラベル4のタブ表出部42の横辺部を合わせた状態で、タブ表出部42の前後方向に延びる縦辺部の周囲部分の裏側を下ラベル3の本体31に接着し、缶2への装着前に、ラベル5を作製することにしてもよい。
<まとめ>
本発明の一態様に係るラベルは、容器の蓋部に連結されたプルタブの指掛部を挿入する挿入部を有し、該挿入部に前記指掛部を挿入した状態で、一部が前記容器と前記プルタブとの間に挟み込まれるラベル本体と、前記ラベル本体に連結され、前記挿入部に前記指掛部が挿入された状態において前記指掛部を挟んで前記挿入部と対向するつまみ部と、
前記ラベル本体に連結され、前記ラベル本体を前記容器に固定する固定部と、を備える。
本発明の一態様に係るラベルは、容器の蓋部に連結されたプルタブの指掛部を挿入する挿入部を有し、該挿入部に前記指掛部を挿入した状態で、一部が前記容器と前記プルタブとの間に挟み込まれるラベル本体と、前記ラベル本体に連結され、前記挿入部に前記指掛部が挿入された状態において前記指掛部を挟んで前記挿入部と対向するつまみ部と、
前記ラベル本体に連結され、前記ラベル本体を前記容器に固定する固定部と、を備える。
上記構成によれば、つまみ部をプルタブ側へ引き上げることにより容易にプルタブが立ち上げり、容器を開封することができる。ユーザが指又は爪を負傷する可能性が低減している。
上述のラベルにおいて、前記固定部は、前記ラベル本体の外周部に連結され、前記固定部と前記外周部との連結部分が描く仮想的な線分または曲線の中点は、前記挿入部を通って前記指掛部の幅方向に延びる仮想線上に位置するか、または、前記仮想線を挟んで前記つまみ部とは反対側に位置してもよい。
上記構成によれば、つまみ部を引き上げた際に固定部が裂けることなくプルタブが持ち上げられ、良好に蓋部を好適に開封することが可能である。
上述のラベルにおいて、前記挿入部は、前記プルタブの幅方向へ延伸する延伸部と、前記延伸部の両端に位置し、該延伸部に対して傾斜した傾斜端部と、を含んでもよい。
上記構成によれば、挿入部へ働く応力を分散させることができ、挿入部が裂ける可能性を低減できる。
上述のラベルにおいて、複数の前記固定部を備えてもよい。
プルタブを挟んでつまみ部に対向する位置に固定部を1つのみ設け、幅がつまみ部の幅と同程度以下である場合、前後方向にかかる力の負荷が分散されず、大きくなり、ラベル本体が裂け易くなる。上記構成によれば、応力が分散するので、挿入部が裂け難くなる。
上述のラベルにおいて、2つの前記固定部を備え、前記つまみ部と前記ラベル本体の外周部との連結部分が描く仮想的な線分または曲線の中点と、2つの前記固定部の前記外周部との連結部分がそれぞれ描く2つの仮想的な線分または曲線の中点とは、前記外周部に等間隔に配置されてもよい。
上記構成によれば、固定部が裂けることなく、良好にプルタブが引き起こされる。
以上、本開示に係る発明について、諸図面及び実施形態に基づいて説明してきた。しかし、本開示に係る発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。すなわち、本開示に係る発明は本開示で示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示に係る発明の技術的範囲に含まれる。つまり、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。また、これらの変形または修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、上記実施形態においては、缶詰等の缶2に対し本発明の一態様に係るラベル1又はラベル5を装着する場合につき説明したが、これに限定されず、本発明に係るラベルは他の容器適用にすることができる。本発明に係るラベルは、例えば、ジュース及びアルコール等の飲料缶、ビンにも適用することができる。飲料缶においては、飲み口を避けるように固定部を設けることが好ましい。また、ビンの場合、マキシキャップに本発明に係るラベルを適用することもできる。
また、ラベルの形状は上記実施形態において説明した形状に限定されない。例えばラベルは三角形状であってもよい。この場合、三角形の底辺側に挿入部を有し、挿入部に対向する頂点の部分がつまみ部、底辺の両側の頂点の部分が固定部となるように構成される。
1、5 ラベル
11 ラベル本体
111、311、411 外周部
12、32 挿入部
121 延伸部
122 傾斜端部
13、33、43 つまみ部
14 固定部
2 缶
21 缶本体
22 蓋部
23 プルタブ
24 指掛部
25 リベット
3 下ラベル
31 本体
4 上ラベル
41 本体
42 タブ表出部
P1 中点
P2 中点
11 ラベル本体
111、311、411 外周部
12、32 挿入部
121 延伸部
122 傾斜端部
13、33、43 つまみ部
14 固定部
2 缶
21 缶本体
22 蓋部
23 プルタブ
24 指掛部
25 リベット
3 下ラベル
31 本体
4 上ラベル
41 本体
42 タブ表出部
P1 中点
P2 中点
Claims (5)
- 容器の蓋部に連結されたプルタブの指掛部を挿入する挿入部を有し、該挿入部に前記指掛部を挿入した状態で、一部が前記容器と前記プルタブとの間に挟み込まれるラベル本体と、
前記ラベル本体に連結され、前記挿入部に前記指掛部が挿入された状態において前記指掛部を挟んで前記挿入部と対向するつまみ部と、
前記ラベル本体に連結され、前記ラベル本体を前記容器に固定する固定部と、
を備える、ラベル。 - 前記固定部は、前記ラベル本体の外周部に連結され、
前記固定部と前記外周部との連結部分が描く仮想的な線分または曲線の中点は、前記挿入部を通って前記指掛部の幅方向に延びる仮想線上に位置するか、または、前記仮想線を挟んで前記つまみ部とは反対側に位置する、請求項1に記載のラベル。 - 前記挿入部は、
前記プルタブの幅方向へ延伸する延伸部と、
前記延伸部の両端に位置し、該延伸部に対して傾斜した傾斜端部と、を含む、請求項1または2に記載のラベル。 - 複数の前記固定部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のラベル。
- 2つの前記固定部を備え、
前記つまみ部と前記ラベル本体の外周部との連結部分が描く仮想的な線分または曲線の中点と、2つの前記固定部の前記外周部との連結部分がそれぞれ描く2つの仮想的な線分または曲線の中点とは、前記外周部に等間隔に配置される、請求項4に記載のラベル。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022022383A JP2023119462A (ja) | 2022-02-16 | 2022-02-16 | ラベル |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022022383A Pending JP2023119462A (ja) | 2022-02-16 | 2022-02-16 | ラベル |
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JP (1) | JP2023119462A (ja) |
-
2022
- 2022-02-16 JP JP2022022383A patent/JP2023119462A/ja active Pending
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