JP2023118238A - 芯交換型化粧用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本件発明は、芯を使い終わった後、化粧用容器を丸ごと廃棄し、新しいものに買い替えることのなく芯を簡易に交換でき、化粧用具はそのまま継続使用が出来る芯交換型化粧用具を提供する。【解決手段】本発明は、中空部の内周面に螺旋突条２９により形成された螺旋溝６が設けられた略円筒状をなす螺旋杆７と、前記螺旋溝６に嵌合する嵌合部１９を有し前記螺旋杆７の回転により前記嵌合部１９が螺旋溝６内を螺旋状に移動し螺旋杆７の中空部長手方向へ進退可能とされた進退棒９と該進退棒９の先端に設けられ、芯４を装着する芯つかみ部材８を有する芯チャック部材５と、前記螺旋杆７が回転可能に差し込まれて取り付けられる基杆１８と、基杆１８先端に取り付けられるペン先部３を備えることを特徴とする。【選択図】図１
Description
本発明はアイブロウ、アイライナーなどの化粧用具に係り、特に、購入者自身で芯材を容易に交換でき、もって使い終わった容器を廃棄することなく繰り返し利用できる芯交換型化粧用具に関するものである。
化粧用具、例えば、アイライナーあるいはアイブロウなどにおいて、従来、使い捨てタイプ、すなわち、芯を使い終わったら、プラスチック製の化粧用容器自体を丸ごと廃棄し、新しい芯の入った化粧用具に買い替える使い捨てタイプが主流となっていた。
ところが、近年においては、カーボンニュートラルに代表されるＣＯ２の削減運動、プラスチック製品による海洋環境破壊の解消運動が世界的な潮流となっており、もって以前から使用されているプラスチック製品は、バイオマス製品やリサイクル製品に置き換える動きが徐々に増加している。
しかしながら、前記プラスチック製品の置き換えの動きに際しては、製品コストがアップする、あるいは機能性低下があるなどの課題があり、業界においても前記置き換えに関し決して急速な進展が見られるものではなかった。
本発明は前記従来の課題に対処すべく創案されたものであり、例えば、化粧用繰り出し式ペンシルなどにおいても、芯を使い終わった後、化粧用容器を丸ごと廃棄し、新しいものに買い替えることのなく芯を簡易に交換でき、化粧用具はそのまま継続使用が出来る芯交換型化粧用具を提供することを目的とするものである。
ここで、アイブロウやアイライナーに使用される芯は、樹脂と煉り合せた硬い文具の芯とは異なり、オイルとワックスを基材として化粧材用ペンシル芯を構成している。そして、該化粧材用ペンシル芯は柔らかいため、丁寧な扱いが必要とされている。また、芯を保持する芯チャックと呼ばれる部品に僅かに残った芯の残滓部分について、それらを残さずにきれいに引き抜くことはきわめて困難であったのである。
従来では、使い終わった芯が芯チャックに残ってしまい、例えば、新しい芯を装填して繰り返し化粧用具を使用できるタイプに変更しても、前記芯チャックに残った芯の残滓部分をきれいに排除して掃除することは従来の容器の構造上困難であるとの課題があったのである。
また、従来から芯は色毎に別々の化粧用具に装填されており、各種の色の化粧材製品を購入するときには各種の色の分だけ化粧材製品を購入する必要があった。そのため、売り場においても色の数分だけ化粧用具などの展示が必要となっていた。
しかしながら、本発明によれば、化粧用具と替え芯あるいは化粧用具と芯ホルダーに装着された替え芯とをセットにして別売りすることで、化粧用具のＳＫＵ（在庫管理単位）は１つとなり、メーカーの在庫リスクを低減させることが出来ることにもなる。
さらに、替え芯あるいは芯チャック部材に装着された替え芯とを数本セットして別売商品にしても容量が小さいため、貴重な売り場の店頭を効率よく活用できるという利点もある。
さらに、替え芯あるいは芯チャック部材に装着された替え芯とを数本セットして別売商品にしても容量が小さいため、貴重な売り場の店頭を効率よく活用できるという利点もある。
本発明は、
中空部の内周面に螺旋突条により形成された螺旋溝が設けられた略円筒状をなす螺旋杆と、
前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し前記螺旋杆の回転により前記嵌合部が螺旋溝内を螺旋状に移動し螺旋杆の中空部長手方向へ進退可能とされた進退棒と該進退棒の先端に設けられ、芯を装着する芯つかみ部材を有する芯チャック部材と、
前記螺旋杆が回転可能に差し込まれて取り付けられる基杆と、
基杆先端に取り付けられるペン先部を備え、
芯が装着された芯チャック部材につき前記嵌合部を螺旋溝から離脱させて芯チャック部材を螺旋杆から取り外し可能に構成すると共に、前記芯チャック部材の取り外し後、替えの芯が装着された芯チャック部材を前記螺旋杆内に挿入し、螺旋杆の回転操作により前記嵌合部を螺旋溝に嵌合させ、螺旋杆内で芯チャック部材を螺旋杆長手方向に進退可能となるよう構成した、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆中空部上方側に螺旋溝の始まり部を形成し、該螺旋溝の始まり部内に前記嵌合部を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させることにより前記嵌合部を螺旋溝に嵌合させて前記芯チャック部材を螺旋杆の奥側に進入可能とし、逆回転することにより前記螺旋杆の先端側に引き戻せる構成である、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆につき該螺旋杆の先端開口を上方に向けて略垂直に保持し、前記先端開口に芯チャック部材を該芯チャック部材のガイド突起側から挿入し、前記螺旋溝の始まり部内に前記嵌合部を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させる構成である、
ことを特徴とするものである。
中空部の内周面に螺旋突条により形成された螺旋溝が設けられた略円筒状をなす螺旋杆と、
前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し前記螺旋杆の回転により前記嵌合部が螺旋溝内を螺旋状に移動し螺旋杆の中空部長手方向へ進退可能とされた進退棒と該進退棒の先端に設けられ、芯を装着する芯つかみ部材を有する芯チャック部材と、
前記螺旋杆が回転可能に差し込まれて取り付けられる基杆と、
基杆先端に取り付けられるペン先部を備え、
芯が装着された芯チャック部材につき前記嵌合部を螺旋溝から離脱させて芯チャック部材を螺旋杆から取り外し可能に構成すると共に、前記芯チャック部材の取り外し後、替えの芯が装着された芯チャック部材を前記螺旋杆内に挿入し、螺旋杆の回転操作により前記嵌合部を螺旋溝に嵌合させ、螺旋杆内で芯チャック部材を螺旋杆長手方向に進退可能となるよう構成した、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆中空部上方側に螺旋溝の始まり部を形成し、該螺旋溝の始まり部内に前記嵌合部を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させることにより前記嵌合部を螺旋溝に嵌合させて前記芯チャック部材を螺旋杆の奥側に進入可能とし、逆回転することにより前記螺旋杆の先端側に引き戻せる構成である、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆につき該螺旋杆の先端開口を上方に向けて略垂直に保持し、前記先端開口に芯チャック部材を該芯チャック部材のガイド突起側から挿入し、前記螺旋溝の始まり部内に前記嵌合部を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させる構成である、
ことを特徴とするものである。
本発明の芯交換型化粧用具によれば、化粧用繰り出し式ペンシルなどにおいても、芯を使い終わった後、化粧用容器を丸ごと廃棄し、新しいものに買い替えることなく芯のみの交換で今までの化粧用容器を廃棄することなく継続して使用でき、また芯の交換も簡易に交換できる構造にしてあると共に、芯のみの交換であれば芯ホンルダーの芯チャックに残った芯の残滓もきれいに排除できて掃除が出来、また、芯ホルダーに装着した芯装着セットの交換であれば、さらに、芯チャックに残った芯の残滓を直に手で触れることなく芯ホルダー毎交換出来、手を汚すことがないとのメリットがある。
よって、化粧用容器を丸ごと廃棄することなくそのまま繰り返し使用が出来るので購買者の負担を低減でき、しかも地球環境に優しい芯交換型化粧用具を提供できるとの優れた効果を奏する。
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
図１、図２に本発明による芯交換型化粧用具１を示す。
該芯交換型化粧用具１は、芯４、芯４を装着する芯チャック部材５、芯チャック部材５を長手方向に移動可能に取り付ける螺旋杆７及び芯チャック部材５が取り付けられた螺旋杆７が組み込まれるホルダー２を有し、これらが組み立てられて基本的な芯交換型化粧用具１が構成される。さらに、前記の組み立てた基本形の芯交換型化粧用具１を例えば円筒状の化粧用具本体及び円筒状のキャップに入れ込んで各種デザインが施された芯交換型化粧用具１として販売するものとしている。
図１、図２に本発明による芯交換型化粧用具１を示す。
該芯交換型化粧用具１は、芯４、芯４を装着する芯チャック部材５、芯チャック部材５を長手方向に移動可能に取り付ける螺旋杆７及び芯チャック部材５が取り付けられた螺旋杆７が組み込まれるホルダー２を有し、これらが組み立てられて基本的な芯交換型化粧用具１が構成される。さらに、前記の組み立てた基本形の芯交換型化粧用具１を例えば円筒状の化粧用具本体及び円筒状のキャップに入れ込んで各種デザインが施された芯交換型化粧用具１として販売するものとしている。
ここで、ホルダー２は、内部に中空部を有して略円筒状に構成された基杆１８と、該基杆１８の先端に取り付けられるペン先部３とを有して構成される。
基杆１８の先端開口にはペン先部３の後端部を嵌め込んでホルダー２となるよう構成され、該ペン先部３は、その先端開口からは棒状をなす化粧用の芯４が適宜化粧できる長さで突出できるよう構成されている。
基杆１８の先端開口にはペン先部３の後端部を嵌め込んでホルダー２となるよう構成され、該ペン先部３は、その先端開口からは棒状をなす化粧用の芯４が適宜化粧できる長さで突出できるよう構成されている。
ここで、図３を参照してペン先部３の基杆１８への取り付けにつき説明する。
前記ペン先部３は、その後端部に、前記基杆１８の先端開口に嵌まり込む嵌合部１９を有している。図３から理解されるように、該嵌合部１９は、上面に嵌合突起２０を備えた嵌め込み片２１をペン先部３の後端部外周端に間隔をあけて少なくとも２個設けて構成される。そして該嵌め込み片２１の隣側には嵌め込みガイド片２２が略半円状をなして設けられ、該嵌め込みガイド片２２も嵌合部１９の構成部品となる。
前記ペン先部３は、その後端部に、前記基杆１８の先端開口に嵌まり込む嵌合部１９を有している。図３から理解されるように、該嵌合部１９は、上面に嵌合突起２０を備えた嵌め込み片２１をペン先部３の後端部外周端に間隔をあけて少なくとも２個設けて構成される。そして該嵌め込み片２１の隣側には嵌め込みガイド片２２が略半円状をなして設けられ、該嵌め込みガイド片２２も嵌合部１９の構成部品となる。
ここで、図３では嵌合部１９につき、前記嵌め込み片２１が一対設けてある例を示している。しかし、図３では、上方側の嵌め込み片２１は可視できるが、下方側の嵌め込み片２１は可視できない図となっている。
また、前記嵌め込み片２１と同位置のペン先部３外周面にはロック目印２３が形成されている。さらに、基杆１８側外周面にもロック目印２３が設けられており、このロック目印２３同士を合わせた状態でペン先部３を基杆１８の中空部内に挿入すると、嵌合突起２０を備えた嵌め込み片２１が基杆１８の中空部内周面に係止し、ペン先３は基杆１８から抜出出来ないものとなる。
尚、ペン先部３を基杆１８から離脱させるのは、ペン先部３を例えば左側へ回転させ、ペン先部３のロック目印２３を基杆１８に設けてあるロック解除目印２４の配置位置に合わせる。
ここで、基杆１８のロック解除目印２４が設けられた中空部内周面には解除溝２５が設けられており、ペン先部３のロック目印２３を基杆１８に設けてあるロック解除目印２４に合わせると、嵌め込み片２１の嵌合突起２０が解除溝２５に遊篏し、その状態でペン先部３を引き抜くとペン先部３を基杆１８から離脱できるものとなっている。尚、図３ではペン先部３の下方側嵌め込み片２０が遊篏する解除溝２５が可視できる。そして、図３のロック解除目印２４の裏側にも同様な解除溝２５が設けられているが、図３では可視できない図となっている。
尚、これはペン先部３を基杆１８に嵌合させ、またペン先部３を基杆１８から離脱させる一実施例であり、かかる実施例のロック方法あるいはロック解除方法の取り付け方法に限定されるものではない。双方の部材に雌ネジ、雄ネジを螺設してこれを螺合出来るようにしても構わないし、双方の部材を嵌め込む形式にしても構わない。
次に、芯チャック部材５の構成につき説明する。芯チャック部材５は、前記螺旋杆７の中空部長手方向に回転しながら移動可能とされた棒状の進退棒９を有し、該進退棒９の先端には芯つかみ部材８が設けられ、該芯つかみ部材８は、芯４を掴んで保持する複数個の芯つかみ片１０によって構成された芯つかみ片部１２を有して構成されている。
前記進退棒９は略円柱状をなしており、その長手方向後端部には例えば略丸玉突起状になって進退棒９の外周面から外側に張り出すガイド突起１５が設けられている。尚、進退棒９の長手方向後端部において、該後端部の外周面からやや外側にはみ出した状態でかつ下側に突出する状態で、円状外周方向に間隔をおいてガイド片を少なくとも２個設け、このガイド片の外側に前記形状のガイド突起１５を設けてもかまわない。しかし、前記ガイド片を設けることなく進退棒９の後端部外周面に直接ガイド突起１５を設けるタイプでも構わない。
螺旋杆７は、略円筒状に構成され内部の中空部には、中空部の内周面から中空部の軸芯に向かって突出して形成され、中空部の長手方向に向かって螺旋状に繋がる螺旋突条２９を有して構成されている。
ここで、前記螺旋突条２９によって構成される螺旋溝始まり部３０は前記螺旋杆７における中空部の上端部位置に形成されず、中空部の上端部より奥に進入した位置に設けられている。前記螺旋溝始まり部３０を中空部の上端部位置に設けず、中空部の上端部から奥に進入した位置に設けているのは、螺旋杆７の中空部上端部から奥に進入した位置まで前記進退棒９の後端側を螺旋杆７の中空部内に進入させることが出来、これによって芯チャック部材５の螺旋杆７への当初の取り付け安定性を向上させることが出来るからである。
尚、図７に示すように、螺旋溝始まり部３０は略円筒状をなす螺旋杆７の先端側中空部の内周面において円周方向に間隔をおいて複数設けられている。図８はその展開図であり、この図８においては円周方向に４つ設けられ、各々の螺旋溝始まり部３０から各々の螺旋突条２９が繋がって螺旋状に螺旋杆７の奥に延出するよう構成されている。
この実施例では、螺旋溝始まり部３０は４つ設けられ、それぞれの螺旋溝始まり部３０から繋がってそれぞれ螺旋突条２９が設けられているが、かかる実施例に限定されるものではなく前記螺旋溝始まり部３０が２つ以上であれば構わない。
螺旋溝始まり部３０の数が少なければ、それに繋がる螺旋突条２９の数も少なくなるため、上下の螺旋突条２９で構成される螺旋溝６の溝幅は広くなり、螺旋溝始まり部３０の数が多ければ、それに繋がる螺旋突条２９の数も多くなるため、上下の螺旋突条２９で構成される螺旋溝６の溝幅は狭くなる。
本実施例では、芯チャック部材５がスムーズに螺旋状に回転できて、螺旋杆７内を移動できるよう、４つの螺旋溝始まり部３０を設けて所定溝幅の螺旋溝６を形成したものである。
よって、螺旋杆７の長さが長くなったり、前記ガイド突起１５の大きさが大きくなった場合には、芯チャック部材５がスムーズに螺旋状に回転できて、螺旋杆７内を移動できるよう、螺旋溝始まり部３０の数を変更し、溝幅が変更した螺旋溝６を形成すれば良い。
芯チャック部材５の螺旋杆７への取り付けは、まず、先端開口を上にして螺旋杆７を垂直方向に向けて保持しておく。次いで、芯つかみ片１０側を先端側にし、進退棒９の後端部のガイド突起１５側を後端側にして芯チャック部材５を前記垂直方向に保持した螺旋杆７の先端開口から中空部内に挿入する。すると、例えば少なくとも２個以上のガイド突起１５を有する芯チャック部材５はその自重により螺旋杆７の中空部内に向かって落下する。そして、前記ガイド突起１５は、前記複数設けられた螺旋溝始まり部３０で構成された螺旋溝６の始まり部分に遊篏し、そこで係止する。決して螺旋杆７の中空部奥まで落下することはない。
前記ガイド突起１５が前記螺旋溝６に遊篏している状態で螺旋杆７の後端つまみ１６などを使用して螺旋杆７を回転させると、前記ガイド突起１５は螺旋溝６の始まり部分から繋がっている螺旋溝６をスムーズに移動し、螺旋状に螺旋杆７の奥側に移動する。そして、さらに回転作業を行うことで螺旋杆７の奥側まで進退棒９、芯チャック部材５を進入させることができる。
すなわち、螺旋杆７を回転させることにより進退棒９に設けられたガイド突起１５は、螺旋杆７の中空部内周面に設けられた螺旋突条２９で形成された螺旋溝６内を螺旋回動し、中空部の奥側に移動できるのである。そして、ガイド突起１５が前記螺旋突条２９上を螺旋状に移動することにより進退棒９が、ひいては芯チャック部材５が回転しながら螺旋杆７の奥側に移動出来るものとなっている。
尚、前述したように、前記略丸玉突起状に張り出すガイド突起１５は、進退棒９の円柱状をなす後端部外周面において、あるいは後端部に設けられたガイド片において、各々対向するよう設けるなど少なくとも２個以上設けることが好ましいが２個以上複数個設けても構わない。
また、前記螺旋杆７の中空部先端開口は進退棒９の後端部に設けられたガイド突起１５が簡単に挿入出来る構成としても構わない。すなわち、前記螺旋杆７の中空部先端開口は、ガイド突起１５が螺旋突条２９内に容易に挿入できるよう若干外側に広げられた誘導面が設けられており、該誘導面の存在により進退棒９の後端部が螺旋杆７の中空部に入りやすい構造にしても構わない。
しかして、前記ガイド突起１５を前記螺旋溝６の始まり部分に遊篏させ、係止させておく。その状態で螺旋杆７を回転させると、前記ガイド突起１５はスムーズに繋がっている螺旋溝６内を移動するものとなる。
すなわち、螺旋杆７の後端部に設けられた後端つまみ１６あるいは後端つまみ１６に連動するよう取り付けられた化粧用具本体などを用いて螺旋杆７を回転することにより前記進退棒９を有する芯チャック部材５を螺旋杆７の中空部奥側にスムーズに進入させることが出来、また螺旋杆７の先端側にまでスムーズに引き戻しさせることができる構成としたのである。
上記説明したように、芯チャック部材５を螺旋杆７内にスムーズに進入可能、引き戻し可能にすることは、前記進退棒９の後端部に例えば２個設けられたガイド突起１５を螺旋杆７の中空部に設けられた螺旋溝６の始まり部分及びそれに繋がる螺旋溝６に容易に遊篏させ、係止させ、螺旋摺動できる構成にしたことにより達成できるものとなった。
さらに、本発明使用時、すなわちアイライナーなどとしての使用時には、前記芯４が装着された芯チャック部材５は、前記ガイド突起１５が上側の螺旋突条２９と下側の螺旋突条２９によって構成された螺旋溝６内にあるため、前記上下の螺旋突条２９に阻止されて螺旋杆７の長手方向に勝手に移動することがない。これも本発明の大きな特徴なのである。
次に、基杆１８の中空部内に対し、螺旋杆７を、すなわち芯４付きの芯チャック部材５が取り付けられた螺旋杆７を挿入して取り付ける方法につき述べる。
図１、図２において、符号１４は螺旋杆７の後端側外周面に設けられ、外側に向かってリング状に張り出す係止突条を示す。螺旋杆７は基杆１８の後端開口から基杆１８の中空部内に押し込むよう挿入し、前記リング状に張り出す係止突条１４が基杆１８の中空部内に設けられたリング状凹部に嵌め込まれることにより基杆１８と螺旋杆７は一体化され、容易に螺旋杆７を基杆１８から抜出出来ない構成となる。そして、基杆１８の外周面を保持した状態で螺旋杆７は前記係止突条１４と基杆１８の中空部内に設けられたリング状凹部との嵌合状態によって基杆１８の軸芯方向を回転軸として容易に回転できる構成とされる。次いで、前記基杆１８の先端にペン先部３を嵌め込んで本発明による基本形としての芯交換型化粧用具１が組み立てられるが、それを円筒状の化粧用具本体及び円筒状のキャップに差し込んで各種デザインが施された芯交換型化粧用具１とすることが出来る。そして、螺旋杆７を差し込んで取り付けた化粧用具本体については、螺旋杆７の後端つまみ１６と連動するよう構成でき、もって化粧用具本体を回転すると、螺旋杆７が回転するよう構成してある。
ここで、本発明による芯交換型化粧用具１を組み立てた後は、化粧用具本体の軸芯方向を回転軸として、先端側に露出している基杆１８を指で保持しながら、前記化粧用具本体を回転させる。すると、螺旋杆７を回転出来る構成となっており、この回転によって芯チャック部材５に装着された芯４をスムーズにペン先部３の先端開口から突出させたり、ペン先部３内に退出させることが出来る。
尚、本発明では、ペン先部３が基杆１８の先端に装着された状態のとき、前記ペン先部３から芯４を突出させるべく前記螺旋杆７の回転が継続されたとき、図２に示すように、ペン先部３の貫通孔２７内に設けられた係止壁２８に芯つかみ片１０の先端が当接し、芯チャック部材５自体がペン先部３から飛び出ないように構成されている。
そして、前記ガイド突起１５は前記螺旋溝始まり部３０上に留まり、該螺旋溝始まり部３０上でガイド突起１５が回転動作を繰り返すこととなる。
また、芯チャック部材５も回転を繰り返すのみで上方に飛び出すことがないのである。
また、芯チャック部材５も回転を繰り返すのみで上方に飛び出すことがないのである。
このようにペン先部３を基杆１８に装着したとき、ペン先部３の貫通孔２７内に芯つかみ片１０がペン先部３から飛び出さないようストッパーとして機能する係止壁２８が設けられており、該係止壁２８に芯つかみ片１０の先端が係止するよう構成することも大きな特徴となっている。
ところで、芯チャック部材５を構成する前記芯つかみ片部１２は、例えば進退棒９の先端に円柱状の基部１１を有し、該基部１１の先端面外周端から円周方向に間隔をあけ、かつ上方に向けて立設された複数個の芯つかみ片１０を有して構成される。
さらに図１、図２、図４から理解されるように、前記複数個の芯つかみ片１０の先端側が外側に反り返った形状に構成されると共に、先端側に向かって芯つかみ片１０の内周面が削られ薄くなった形状とされて、この箇所が複数個の芯つかみ片１０で囲まれて構成された芯挿入空間に特に柔らかい芯４が差し込みやすい差し込みガイド口１７として構成した（図１、図２、図４参照）。
よって、柔らかい芯４を該差し込みガイド口１７に挿入するとき、前記柔らかい芯４を傷つけずに基部１１の上面に接するまで押し込むことが出来るものとなっている。また、複数個の芯つかみ片１０の間には所定の間隔が設けてあり、もってそれぞれの芯つかみ片１０が独立して立設されている。
そして、芯つかみ片１０は前記挿入空間の内側及び外側に容易に曲がるよう柔軟性を持って立設されるものとなっており、この柔軟性を有する芯つかみ片１０の構成によっても特に柔らかい芯４を装着する場合には、該柔らかい芯を傷つけることがなく装着できるよう構成されているのである。
複数個の芯つかみ片１０の外周面側には外側に突出する突起１３が各々設けられており、複数個の芯つかみ片１０がホルダー２を構成するペン先部３の貫通孔２７及び基杆１８の中空部内に進入したとき、該突起１３が前記中空部壁に当接する。すると、各々の芯つかみ片１０が内側に窄み、掴んである芯４をさらに強固に嵌着できるように構成されている。
さらに、各々の芯つかみ片１０の内周面には芯抜け防止用の例えば芯つかみ片１０の長手方向に延びるリブ２６が突設されており、該リブ２６によって掴んである芯４をさらに強固に嵌着し、柔らかい芯４を痛めることなくその抜けを防止している。なお、芯つかみ部材８には予め芯４を装着してある。
そして、すでに述べたように、芯４が装着された芯チャック部材５を螺旋杆７に挿入した後、この芯チャック部材５付き螺旋杆７を基杆１８の中空部内に嵌め込み、次いで基杆１８の先端にペン先部３を嵌め込み、それを基本形の芯交換型化粧用具とし、該基本形の芯交換型化粧用具に前記化粧用具本体及び円筒状のキャップを取り付けて各種のデザインが施された芯交換型化粧用具１の組み立てが終了するのである。
以上において、本発明の化粧用具における替えの芯４の交換方法につき述べる。図１に示すように該芯交換型化粧用具１を略垂直方向に立てて保持する。そして、ペン先部３を基杆１８から外して、螺旋杆７の後端つまみ１６と連動するよう構成された化粧用具本体を回転させる。すると、基杆１８の先端開口箇所に、図１に示す如く芯つかみ部材８における芯つかみ片部１２の基部１１が露出するまで突出させることが出来る。
尚、上記の箇所まで芯つかみ片部１２の基部１１が露出した後、化粧用具本体をさらに回転させたとしても、芯つかみ片部１２の基部１１がさらに飛び出ることはない。前述したようにガイド突起１５が螺旋溝始まり部３０上で回転摺動するのみで、それ以上螺旋杆７の中空部で上昇しないからである。
このように突出させ露出させて芯つかみ片部１２から短くなった芯４を取り除く。
短くなった芯４を取り除いた後、再びペン先部３を基杆１８の先端開口に取り付ける。その後、芯４をペン先部３の先端開口から挿入する。すると、芯４は芯つかみ片部１２内にスムーズに嵌入される。尚、ペン先部３を取り付けない状態でも芯４を装着することも出来る。
短くなった芯４を取り除いた後、再びペン先部３を基杆１８の先端開口に取り付ける。その後、芯４をペン先部３の先端開口から挿入する。すると、芯４は芯つかみ片部１２内にスムーズに嵌入される。尚、ペン先部３を取り付けない状態でも芯４を装着することも出来る。
ここで、ペン先部３を基杆１８に取り付けた後、替えの芯４を取り付ける際においては、ペン先部３の先端開口から奥側に連続する円柱状中空部、すなわち貫通孔２７の内周壁は、前記挿入される芯４を芯つかみ片部１２に嵌入するためのガイド通路として機能することになる。
ついで、芯つかみ片部１２内に芯４を嵌入して取り付けた後、前記後端つまみ１６と連動させた化粧用具本体を逆回転させる。すると、螺旋溝６内を前記ガイド突起１５が移動して芯つかみ部材８は螺旋杆７の奥側に退出するものとなる。
そして、使用に際しては、芯４をペン先部３の先端開口から適宜長さ突出させてアイブロウ、アイライナーなどとして使用する。
前述したようにアイブロウ、アイライナーなどとしての使用中は、芯４を装着した芯チャック部材５は動かない。使用中に芯４が動くと化粧が出来ない。本発明では使用中は、芯チャック部材５のガイド突起１５が上の螺旋突条２９と下の螺旋突条２９で構成された螺旋溝６内にあり、芯チャック部材５の長手方向への移動が阻止されるからである。
前述したようにアイブロウ、アイライナーなどとしての使用中は、芯４を装着した芯チャック部材５は動かない。使用中に芯４が動くと化粧が出来ない。本発明では使用中は、芯チャック部材５のガイド突起１５が上の螺旋突条２９と下の螺旋突条２９で構成された螺旋溝６内にあり、芯チャック部材５の長手方向への移動が阻止されるからである。
ところで、使用により、芯４が極めて短くなり、交換しなくてはならない場合、芯４のみを交換する場合には、前述したように、ペン先部３を基杆１８から取り外し、基杆１８の先端開口から、図１に示すように、芯つかみ部材８における芯つかみ片部１２の基部１１まで露出させる。このようにして突出させた芯つかみ片部１２内の短くなった芯４を取り出していた。しかしながら、この芯４を取り出す際には、露出している芯つかみ片部１２や基部１１の上面を掃除して、芯４の残滓部分を取り払う必要があった。かかる課題をも本発明は解決した。
すなわち、上記では芯４のみを交換する例につき説明したが、本発明それに限定されないのである。
図に示すように、替えの芯４は予め芯チャック部材５に装着した状態で販売するものとしている。替えの芯４のみを販売し、需要者に替えの芯４のみの交換をさせることは需要者の大きな負担となると考えたからである。
図に示すように、替えの芯４は予め芯チャック部材５に装着した状態で販売するものとしている。替えの芯４のみを販売し、需要者に替えの芯４のみの交換をさせることは需要者の大きな負担となると考えたからである。
第１の問題は需要者の手指を汚すことになる。替えの芯４自体を直接手で掴み、交換作業をしなければならないからである。第２に短くなった芯４を取り除いた後、芯つかみ片部１２や基部１１の上面を掃除して、芯４の残滓部分を取り払う必要がある。その掃除作業を需要者自身が行わなければならないからである。そして、芯４の残滓部分を取り払う際には例えば爪楊枝などの道具を使用しなければならない。すると、その爪楊枝などの器具で前記芯つかみ片部１２を破損する恐れがあるからである。
そこで本発明者は芯チャック部材５に予め替えの芯４を装着した状態で替えの芯４の交換セットを用意し、別販売するものとした。そして、本発明の芯交換型化粧用具１では、需要者であっても短くなった芯４が取り付けられた芯チャック部材５自体を簡単に取り外しできる構造とし、かつ替えの芯４が予め装着された芯チャック部材５自体を簡単に交換できる構造としたのである。
その交換方法を説明する。
まず、本発明の芯交換型化粧用具１を略垂直に立てて保持する。当然の如くペン先部３は先端側になる。そして、ホルダー２を構成する基杆１８からペン先部３を取り外す。
まず、本発明の芯交換型化粧用具１を略垂直に立てて保持する。当然の如くペン先部３は先端側になる。そして、ホルダー２を構成する基杆１８からペン先部３を取り外す。
芯４が短くなった芯チャック部材５については、回転操作により、ガイド突起１５を螺旋突条２９から螺旋溝始まり部３０における螺旋溝６の箇所に位置するまで移動させておく。そうすれば、ガイド突起１５と上下に位置する螺旋突条２９で構成される螺旋溝６との嵌合状態がなくなる。すなわち、ガイド突起１５の上側に位置する螺旋突条２９もなくなるのでガイド突起１５を螺旋杆７から引き抜くことを阻止しない。よって、芯チャック部材５を螺旋杆７から容易に取り外すことが出来る。
もって短くなった芯４に直接触れることなく芯４が短くなった芯チャック部材５自体を掴んでスムーズに螺旋杆７から取り出すことが出来ることとなる。
もって短くなった芯４に直接触れることなく芯４が短くなった芯チャック部材５自体を掴んでスムーズに螺旋杆７から取り出すことが出来ることとなる。
この様に、需要者は芯４に触れる恐れがないため手を汚すことがない。また、芯つかみ部材８から芯４の残滓部分を取り除く清掃も全くする必要がない。芯チャック部材５も交換するからである。
ここで、替えの芯４のみのセット販売と替えの芯４が装着された芯チャック部材５のセット販売についてであるが、芯チャック部材５自体は極めて安価なコストで製造、販売出来るので価格は替えの芯４のみで販売する場合と変わらない。
需要者は予め別売（図６参照）で購入した替えの芯４が装着された芯チャック部材５自体を取り出し、該芯交換型化粧用具１を略垂直方向に保持し、基杆１８からペン先部３を外した状態で、基杆１８の先端開口から替えの芯４が装着された芯チャック部材５をストンと落として挿入する。該挿入はガイド突起１５が設けられた側から挿入する。
ここで、基杆１８の中空部内周面には前記ガイド突起１５が遊篏して、スムーズに落下できるようガイド凹溝が基杆１８の長手方向に向かって複数設けられており、これによりガイド突起１５は前記ガイド凹溝に沿って基杆１８の奥に、かつ螺旋杆７の先端開口に確実に合致させて進入させられる様構成できる。
基杆１８の中空部自体の孔の径を大きくし、前記ガイド突起１５が基杆１８の中空部内周面に引っかからないよう構成することも出来るが、その場合、進退棒９の後端部を螺旋杆７の先端開口にスムーズに合致させることが難しい。中空部の孔を大きくすると、進退棒９の後端部が揺動し、螺旋杆７の先端開口に合致しないことが発生するからである。これが基杆１８の中空部内周面に前記ガイド凹溝を設ける理由になっている。
挿入すると、替えの芯４が装着された芯チャック部材５はその自重によって落下し、螺旋杆７の上端部からやや下側の位置にある螺旋溝６の始まり部分内にガイド突起１５が遊篏し、係止して前記替えの芯４が装着された芯チャック部材５が螺旋杆７内に保持される。
その状態で螺旋杆７側を回転させると、芯チャック部材５のガイド突起１５は回転しながら、前記螺旋溝６の始まり部分に繋がる螺旋溝６内にスムーズに移動し、螺旋杆７内で螺旋状に回転しながら螺旋溝６内を通過し、螺旋杆７の奥側まで移動する。
芯チャック部材５が基杆１８内に充分収納された後、該基杆１８にペン先部３を取り付ければ新しい芯４が取り付けられた芯交換型化粧用具となって、再び新品同様の使用が出来るのである。
１ 化粧用具
２ ホルダー
３ ペン先部
４ 芯
５ 芯チャック部材
６ 螺旋溝
７ 螺旋杆
８ 芯つかみ部材
９ 進退棒
１０ 芯つかみ片
１１ 基部
１２ 芯つかみ片部
１３ 突起
１４ 係止突起
１５ ガイド突起
１６ 後端つまみ
１７ 差し込みガイド口
１８ 基杆
１９ 嵌合部
２０ 嵌合突起
２１ 嵌め込み片
２２ 嵌め込みガイド片
２３ ロック目印
２４ ロック解除目印
２５ 解除溝
２６ リブ
２７ 貫通孔
２８ 係止壁
２９ 螺旋突条
３０ 螺旋溝始まり部
２ ホルダー
３ ペン先部
４ 芯
５ 芯チャック部材
６ 螺旋溝
７ 螺旋杆
８ 芯つかみ部材
９ 進退棒
１０ 芯つかみ片
１１ 基部
１２ 芯つかみ片部
１３ 突起
１４ 係止突起
１５ ガイド突起
１６ 後端つまみ
１７ 差し込みガイド口
１８ 基杆
１９ 嵌合部
２０ 嵌合突起
２１ 嵌め込み片
２２ 嵌め込みガイド片
２３ ロック目印
２４ ロック解除目印
２５ 解除溝
２６ リブ
２７ 貫通孔
２８ 係止壁
２９ 螺旋突条
３０ 螺旋溝始まり部
本発明はアイブロウ、アイライナーなどの化粧用具に係り、特に、購入者自身で芯材を容易に交換でき、もって使い終わった容器を廃棄することなく繰り返し利用できる芯交換型化粧用具に関するものである。
化粧用具、例えば、アイライナーあるいはアイブロウなどにおいて、従来、使い捨てタイプ、すなわち、芯を使い終わったら、プラスチック製の化粧用容器自体を丸ごと廃棄し、新しい芯の入った化粧用具に買い替える使い捨てタイプが主流となっていた。
ところが、近年においては、カーボンニュートラルに代表されるＣＯ２の削減運動、プラスチック製品による海洋環境破壊の解消運動が世界的な潮流となっており、もって以前から使用されているプラスチック製品は、バイオマス製品やリサイクル製品に置き換える動きが徐々に増加している。
しかしながら、前記プラスチック製品の置き換えの動きに際しては、製品コストがアップする、あるいは機能性低下があるなどの課題があり、業界においても前記置き換えに関し決して急速な進展が見られるものではなかった。
本発明は前記従来の課題に対処すべく創案されたものであり、例えば、化粧用繰り出し式ペンシルなどにおいても、芯を使い終わった後、化粧用容器を丸ごと廃棄し、新しいものに買い替えることのなく芯を簡易に交換でき、化粧用具はそのまま継続使用が出来る芯交換型化粧用具を提供することを目的とするものである。
ここで、アイブロウやアイライナーに使用される芯は、樹脂と煉り合せた硬い文具の芯とは異なり、オイルとワックスを基材として化粧材用ペンシル芯を構成している。そして、該化粧材用ペンシル芯は柔らかいため、丁寧な扱いが必要とされている。また、芯を保持する芯チャックと呼ばれる部品に僅かに残った芯の残滓部分について、それらを残さずにきれいに引き抜くことはきわめて困難であったのである。
従来では、使い終わった芯が芯チャックに残ってしまい、例えば、新しい芯を装填して繰り返し化粧用具を使用できるタイプに変更しても、前記芯チャックに残った芯の残滓部分をきれいに排除して掃除することは従来の容器の構造上困難であるとの課題があったのである。
また、従来から芯は色毎に別々の化粧用具に装填されており、各種の色の化粧材製品を購入するときには各種の色の分だけ化粧材製品を購入する必要があった。そのため、売り場においても色の数分だけ化粧用具などの展示が必要となっていた。
しかしながら、本発明によれば、化粧用具と替え芯あるいは化粧用具と芯ホルダーに装着された替え芯とをセットにして別売りすることで、化粧用具のＳＫＵ（在庫管理単位）は１つとなり、メーカーの在庫リスクを低減させることが出来ることにもなる。
さらに、替え芯あるいは芯チャック部材に装着された替え芯とを数本セットして別売商品にしても容量が小さいため、貴重な売り場の店頭を効率よく活用できるという利点もある。
さらに、替え芯あるいは芯チャック部材に装着された替え芯とを数本セットして別売商品にしても容量が小さいため、貴重な売り場の店頭を効率よく活用できるという利点もある。
本発明は、
中空部の内周面に螺旋突条により形成された螺旋溝が設けられた略円筒状をなす螺旋杆と、
前記螺旋溝に嵌合するガイド突起を有し前記螺旋杆の回転により前記ガイド突起が螺旋溝内を螺旋状に移動し螺旋杆の中空部長手方向へ進退可能とされた進退棒と該進退棒の先端に設けられ、芯を装着する芯つかみ部材を有する芯チャック部材と、
前記螺旋杆が回転可能に差し込まれて取り付けられる基杆と、
基杆先端に取り付けられるペン先部を備え、
前記芯つかみ部材は、円柱状の基部と該基部の上面外周端から周方向に間隔をあけて、かつ上方に向けて植設された複数の芯つかみ片からなる芯つかみ片部とを有し、
前記基杆からペン先部を取り外し、前記芯つかみ片部の基部が前記基杆の先端開口から露出するまで突出させ、かつ、前記ガイド突起を螺旋溝から離脱させて前記芯チャック部材を螺旋杆から取り外し可能に構成すると共に、
前記芯チャック部材の取り外し後、替えの芯が装着された芯チャック部材を前記基杆の先端開口から螺旋杆内に前記ガイド突起が設けられた側から挿入し、螺旋杆の回転操作により前記ガイド突起を螺旋溝に嵌合させ、螺旋杆内で芯チャック部材を螺旋杆長手方向に進退可能となるよう構成し、
前記芯チャック部材が基杆内に収納後、該基杆にペン先部を取り付ける、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆中空部上方側に螺旋溝の始まり部を形成し、該螺旋溝の始まり部内に前記ガイド突起を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させることにより前記ガイド突起を螺旋溝に嵌合させて前記芯チャック部材を螺旋杆の奥側に進入可能とし、逆回転することにより前記螺旋杆の先端側に引き戻せる構成である、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆につき該螺旋杆の先端開口を上方に向けて略垂直に保持し、前記先端開口に芯チャック部材を該芯チャック部材のガイド突起側から挿入し、前記螺旋溝の始まり部内に前記ガイド突起を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させる構成である、
ことを特徴とするものである。
中空部の内周面に螺旋突条により形成された螺旋溝が設けられた略円筒状をなす螺旋杆と、
前記螺旋溝に嵌合するガイド突起を有し前記螺旋杆の回転により前記ガイド突起が螺旋溝内を螺旋状に移動し螺旋杆の中空部長手方向へ進退可能とされた進退棒と該進退棒の先端に設けられ、芯を装着する芯つかみ部材を有する芯チャック部材と、
前記螺旋杆が回転可能に差し込まれて取り付けられる基杆と、
基杆先端に取り付けられるペン先部を備え、
前記芯つかみ部材は、円柱状の基部と該基部の上面外周端から周方向に間隔をあけて、かつ上方に向けて植設された複数の芯つかみ片からなる芯つかみ片部とを有し、
前記基杆からペン先部を取り外し、前記芯つかみ片部の基部が前記基杆の先端開口から露出するまで突出させ、かつ、前記ガイド突起を螺旋溝から離脱させて前記芯チャック部材を螺旋杆から取り外し可能に構成すると共に、
前記芯チャック部材の取り外し後、替えの芯が装着された芯チャック部材を前記基杆の先端開口から螺旋杆内に前記ガイド突起が設けられた側から挿入し、螺旋杆の回転操作により前記ガイド突起を螺旋溝に嵌合させ、螺旋杆内で芯チャック部材を螺旋杆長手方向に進退可能となるよう構成し、
前記芯チャック部材が基杆内に収納後、該基杆にペン先部を取り付ける、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆中空部上方側に螺旋溝の始まり部を形成し、該螺旋溝の始まり部内に前記ガイド突起を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させることにより前記ガイド突起を螺旋溝に嵌合させて前記芯チャック部材を螺旋杆の奥側に進入可能とし、逆回転することにより前記螺旋杆の先端側に引き戻せる構成である、
ことを特徴とし、
または、
前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆につき該螺旋杆の先端開口を上方に向けて略垂直に保持し、前記先端開口に芯チャック部材を該芯チャック部材のガイド突起側から挿入し、前記螺旋溝の始まり部内に前記ガイド突起を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させる構成である、
ことを特徴とするものである。
本発明の芯交換型化粧用具によれば、化粧用繰り出し式ペンシルなどにおいても、芯を使い終わった後、化粧用容器を丸ごと廃棄し、新しいものに買い替えることなく芯のみの交換で今までの化粧用容器を廃棄することなく継続して使用でき、また芯の交換も簡易に交換できる構造にしてあると共に、芯のみの交換であれば芯ホンルダーの芯チャックに残った芯の残滓もきれいに排除できて掃除が出来、また、芯ホルダーに装着した芯装着セットの交換であれば、さらに、芯チャックに残った芯の残滓を直に手で触れることなく芯ホルダー毎交換出来、手を汚すことがないとのメリットがある。
よって、化粧用容器を丸ごと廃棄することなくそのまま繰り返し使用が出来るので購買者の負担を低減でき、しかも地球環境に優しい芯交換型化粧用具を提供できるとの優れた効果を奏する。
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
図１、図２に本発明による芯交換型化粧用具１を示す。
該芯交換型化粧用具１は、芯４、芯４を装着する芯チャック部材５、芯チャック部材５を長手方向に移動可能に取り付ける螺旋杆７及び芯チャック部材５が取り付けられた螺旋杆７が組み込まれるホルダー２を有し、これらが組み立てられて基本的な芯交換型化粧用具１が構成される。さらに、前記の組み立てた基本形の芯交換型化粧用具１を例えば円筒状の化粧用具本体及び円筒状のキャップに入れ込んで各種デザインが施された芯交換型化粧用具１として販売するものとしている。
図１、図２に本発明による芯交換型化粧用具１を示す。
該芯交換型化粧用具１は、芯４、芯４を装着する芯チャック部材５、芯チャック部材５を長手方向に移動可能に取り付ける螺旋杆７及び芯チャック部材５が取り付けられた螺旋杆７が組み込まれるホルダー２を有し、これらが組み立てられて基本的な芯交換型化粧用具１が構成される。さらに、前記の組み立てた基本形の芯交換型化粧用具１を例えば円筒状の化粧用具本体及び円筒状のキャップに入れ込んで各種デザインが施された芯交換型化粧用具１として販売するものとしている。
ここで、ホルダー２は、内部に中空部を有して略円筒状に構成された基杆１８と、該基杆１８の先端に取り付けられるペン先部３とを有して構成される。
基杆１８の先端開口にはペン先部３の後端部を嵌め込んでホルダー２となるよう構成され、該ペン先部３は、その先端開口からは棒状をなす化粧用の芯４が適宜化粧できる長さで突出できるよう構成されている。
基杆１８の先端開口にはペン先部３の後端部を嵌め込んでホルダー２となるよう構成され、該ペン先部３は、その先端開口からは棒状をなす化粧用の芯４が適宜化粧できる長さで突出できるよう構成されている。
ここで、図３を参照してペン先部３の基杆１８への取り付けにつき説明する。
前記ペン先部３は、その後端部に、前記基杆１８の先端開口に嵌まり込む嵌合部１９を有している。図３から理解されるように、該嵌合部１９は、上面に嵌合突起２０を備えた嵌め込み片２１をペン先部３の後端部外周端に間隔をあけて少なくとも２個設けて構成される。そして該嵌め込み片２１の隣側には嵌め込みガイド片２２が略半円状をなして設けられ、該嵌め込みガイド片２２も嵌合部１９の構成部品となる。
前記ペン先部３は、その後端部に、前記基杆１８の先端開口に嵌まり込む嵌合部１９を有している。図３から理解されるように、該嵌合部１９は、上面に嵌合突起２０を備えた嵌め込み片２１をペン先部３の後端部外周端に間隔をあけて少なくとも２個設けて構成される。そして該嵌め込み片２１の隣側には嵌め込みガイド片２２が略半円状をなして設けられ、該嵌め込みガイド片２２も嵌合部１９の構成部品となる。
ここで、図３では嵌合部１９につき、前記嵌め込み片２１が一対設けてある例を示している。しかし、図３では、上方側の嵌め込み片２１は可視できるが、下方側の嵌め込み片２１は可視できない図となっている。
また、前記嵌め込み片２１と同位置のペン先部３外周面にはロック目印２３が形成されている。さらに、基杆１８側外周面にもロック目印２３が設けられており、このロック目印２３同士を合わせた状態でペン先部３を基杆１８の中空部内に挿入すると、嵌合突起２０を備えた嵌め込み片２１が基杆１８の中空部内周面に係止し、ペン先３は基杆１８から抜出出来ないものとなる。
尚、ペン先部３を基杆１８から離脱させるのは、ペン先部３を例えば左側へ回転させ、ペン先部３のロック目印２３を基杆１８に設けてあるロック解除目印２４の配置位置に合わせる。
ここで、基杆１８のロック解除目印２４が設けられた中空部内周面には解除溝２５が設けられており、ペン先部３のロック目印２３を基杆１８に設けてあるロック解除目印２４に合わせると、嵌め込み片２１の嵌合突起２０が解除溝２５に遊篏し、その状態でペン先部３を引き抜くとペン先部３を基杆１８から離脱できるものとなっている。尚、図３ではペン先部３の下方側嵌め込み片２０が遊篏する解除溝２５が可視できる。そして、図３のロック解除目印２４の裏側にも同様な解除溝２５が設けられているが、図３では可視できない図となっている。
尚、これはペン先部３を基杆１８に嵌合させ、またペン先部３を基杆１８から離脱させる一実施例であり、かかる実施例のロック方法あるいはロック解除方法の取り付け方法に限定されるものではない。双方の部材に雌ネジ、雄ネジを螺設してこれを螺合出来るようにしても構わないし、双方の部材を嵌め込む形式にしても構わない。
次に、芯チャック部材５の構成につき説明する。芯チャック部材５は、前記螺旋杆７の中空部長手方向に回転しながら移動可能とされた棒状の進退棒９を有し、該進退棒９の先端には芯つかみ部材８が設けられ、該芯つかみ部材８は、芯４を掴んで保持する複数個の芯つかみ片１０によって構成された芯つかみ片部１２を有して構成されている。
前記進退棒９は略円柱状をなしており、その長手方向後端部には例えば略丸玉突起状になって進退棒９の外周面から外側に張り出すガイド突起１５が設けられている。尚、進退棒９の長手方向後端部において、該後端部の外周面からやや外側にはみ出した状態でかつ下側に突出する状態で、円状外周方向に間隔をおいてガイド片を少なくとも２個設け、このガイド片の外側に前記形状のガイド突起１５を設けてもかまわない。しかし、前記ガイド片を設けることなく進退棒９の後端部外周面に直接ガイド突起１５を設けるタイプでも構わない。
螺旋杆７は、略円筒状に構成され内部の中空部には、中空部の内周面から中空部の軸芯に向かって突出して形成され、中空部の長手方向に向かって螺旋状に繋がる螺旋突条２９を有して構成されている。
ここで、前記螺旋突条２９によって構成される螺旋溝始まり部３０は前記螺旋杆７における中空部の上端部位置に形成されず、中空部の上端部より奥に進入した位置に設けられている。前記螺旋溝始まり部３０を中空部の上端部位置に設けず、中空部の上端部から奥に進入した位置に設けているのは、螺旋杆７の中空部上端部から奥に進入した位置まで前記進退棒９の後端側を螺旋杆７の中空部内に進入させることが出来、これによって芯チャック部材５の螺旋杆７への当初の取り付け安定性を向上させることが出来るからである。
尚、図７に示すように、螺旋溝始まり部３０は略円筒状をなす螺旋杆７の先端側中空部の内周面において円周方向に間隔をおいて複数設けられている。図８はその展開図であり、この図８においては円周方向に４つ設けられ、各々の螺旋溝始まり部３０から各々の螺旋突条２９が繋がって螺旋状に螺旋杆７の奥に延出するよう構成されている。
この実施例では、螺旋溝始まり部３０は４つ設けられ、それぞれの螺旋溝始まり部３０から繋がってそれぞれ螺旋突条２９が設けられているが、かかる実施例に限定されるものではなく前記螺旋溝始まり部３０が２つ以上であれば構わない。
螺旋溝始まり部３０の数が少なければ、それに繋がる螺旋突条２９の数も少なくなるため、上下の螺旋突条２９で構成される螺旋溝６の溝幅は広くなり、螺旋溝始まり部３０の数が多ければ、それに繋がる螺旋突条２９の数も多くなるため、上下の螺旋突条２９で構成される螺旋溝６の溝幅は狭くなる。
本実施例では、芯チャック部材５がスムーズに螺旋状に回転できて、螺旋杆７内を移動できるよう、４つの螺旋溝始まり部３０を設けて所定溝幅の螺旋溝６を形成したものである。
よって、螺旋杆７の長さが長くなったり、前記ガイド突起１５の大きさが大きくなった場合には、芯チャック部材５がスムーズに螺旋状に回転できて、螺旋杆７内を移動できるよう、螺旋溝始まり部３０の数を変更し、溝幅が変更した螺旋溝６を形成すれば良い。
芯チャック部材５の螺旋杆７への取り付けは、まず、先端開口を上にして螺旋杆７を垂直方向に向けて保持しておく。次いで、芯つかみ片１０側を先端側にし、進退棒９の後端部のガイド突起１５側を後端側にして芯チャック部材５を前記垂直方向に保持した螺旋杆７の先端開口から中空部内に挿入する。すると、例えば少なくとも２個以上のガイド突起１５を有する芯チャック部材５はその自重により螺旋杆７の中空部内に向かって落下する。そして、前記ガイド突起１５は、前記複数設けられた螺旋溝始まり部３０で構成された螺旋溝６の始まり部分に遊篏し、そこで係止する。決して螺旋杆７の中空部奥まで落下することはない。
前記ガイド突起１５が前記螺旋溝６に遊篏している状態で螺旋杆７の後端つまみ１６などを使用して螺旋杆７を回転させると、前記ガイド突起１５は螺旋溝６の始まり部分から繋がっている螺旋溝６をスムーズに移動し、螺旋状に螺旋杆７の奥側に移動する。そして、さらに回転作業を行うことで螺旋杆７の奥側まで進退棒９、芯チャック部材５を進入させることができる。
すなわち、螺旋杆７を回転させることにより進退棒９に設けられたガイド突起１５は、螺旋杆７の中空部内周面に設けられた螺旋突条２９で形成された螺旋溝６内を螺旋回動し、中空部の奥側に移動できるのである。そして、ガイド突起１５が前記螺旋突条２９上を螺旋状に移動することにより進退棒９が、ひいては芯チャック部材５が回転しながら螺旋杆７の奥側に移動出来るものとなっている。
尚、前述したように、前記略丸玉突起状に張り出すガイド突起１５は、進退棒９の円柱状をなす後端部外周面において、あるいは後端部に設けられたガイド片において、各々対向するよう設けるなど少なくとも２個以上設けることが好ましいが２個以上複数個設けても構わない。
また、前記螺旋杆７の中空部先端開口は進退棒９の後端部に設けられたガイド突起１５が簡単に挿入出来る構成としても構わない。すなわち、前記螺旋杆７の中空部先端開口は、ガイド突起１５が螺旋突条２９内に容易に挿入できるよう若干外側に広げられた誘導面が設けられており、該誘導面の存在により進退棒９の後端部が螺旋杆７の中空部に入りやすい構造にしても構わない。
しかして、前記ガイド突起１５を前記螺旋溝６の始まり部分に遊篏させ、係止させておく。その状態で螺旋杆７を回転させると、前記ガイド突起１５はスムーズに繋がっている螺旋溝６内を移動するものとなる。
すなわち、螺旋杆７の後端部に設けられた後端つまみ１６あるいは後端つまみ１６に連動するよう取り付けられた化粧用具本体などを用いて螺旋杆７を回転することにより前記進退棒９を有する芯チャック部材５を螺旋杆７の中空部奥側にスムーズに進入させることが出来、また螺旋杆７の先端側にまでスムーズに引き戻しさせることができる構成としたのである。
上記説明したように、芯チャック部材５を螺旋杆７内にスムーズに進入可能、引き戻し可能にすることは、前記進退棒９の後端部に例えば２個設けられたガイド突起１５を螺旋杆７の中空部に設けられた螺旋溝６の始まり部分及びそれに繋がる螺旋溝６に容易に遊篏させ、係止させ、螺旋摺動できる構成にしたことにより達成できるものとなった。
さらに、本発明使用時、すなわちアイライナーなどとしての使用時には、前記芯４が装着された芯チャック部材５は、前記ガイド突起１５が上側の螺旋突条２９と下側の螺旋突条２９によって構成された螺旋溝６内にあるため、前記上下の螺旋突条２９に阻止されて螺旋杆７の長手方向に勝手に移動することがない。これも本発明の大きな特徴なのである。
次に、基杆１８の中空部内に対し、螺旋杆７を、すなわち芯４付きの芯チャック部材５が取り付けられた螺旋杆７を挿入して取り付ける方法につき述べる。
図１、図２において、符号１４は螺旋杆７の後端側外周面に設けられ、外側に向かってリング状に張り出す係止突条を示す。螺旋杆７は基杆１８の後端開口から基杆１８の中空部内に押し込むよう挿入し、前記リング状に張り出す係止突条１４が基杆１８の中空部内に設けられたリング状凹部に嵌め込まれることにより基杆１８と螺旋杆７は一体化され、容易に螺旋杆７を基杆１８から抜出出来ない構成となる。そして、基杆１８の外周面を保持した状態で螺旋杆７は前記係止突条１４と基杆１８の中空部内に設けられたリング状凹部との嵌合状態によって基杆１８の軸芯方向を回転軸として容易に回転できる構成とされる。次いで、前記基杆１８の先端にペン先部３を嵌め込んで本発明による基本形としての芯交換型化粧用具１が組み立てられるが、それを円筒状の化粧用具本体及び円筒状のキャップに差し込んで各種デザインが施された芯交換型化粧用具１とすることが出来る。そして、螺旋杆７を差し込んで取り付けた化粧用具本体については、螺旋杆７の後端つまみ１６と連動するよう構成でき、もって化粧用具本体を回転すると、螺旋杆７が回転するよう構成してある。
ここで、本発明による芯交換型化粧用具１を組み立てた後は、化粧用具本体の軸芯方向を回転軸として、先端側に露出している基杆１８を指で保持しながら、前記化粧用具本体を回転させる。すると、螺旋杆７を回転出来る構成となっており、この回転によって芯チャック部材５に装着された芯４をスムーズにペン先部３の先端開口から突出させたり、ペン先部３内に退出させることが出来る。
尚、本発明では、ペン先部３が基杆１８の先端に装着された状態のとき、前記ペン先部３から芯４を突出させるべく前記螺旋杆７の回転が継続されたとき、図２に示すように、ペン先部３の貫通孔２７内に設けられた係止壁２８に芯つかみ片１０の先端が当接し、芯チャック部材５自体がペン先部３から飛び出ないように構成されている。
そして、前記ガイド突起１５は前記螺旋溝始まり部３０上に留まり、該螺旋溝始まり部３０上でガイド突起１５が回転動作を繰り返すこととなる。
また、芯チャック部材５も回転を繰り返すのみで上方に飛び出すことがないのである。
また、芯チャック部材５も回転を繰り返すのみで上方に飛び出すことがないのである。
このようにペン先部３を基杆１８に装着したとき、ペン先部３の貫通孔２７内に芯つかみ片１０がペン先部３から飛び出さないようストッパーとして機能する係止壁２８が設けられており、該係止壁２８に芯つかみ片１０の先端が係止するよう構成することも大きな特徴となっている。
ところで、芯チャック部材５を構成する前記芯つかみ片部１２は、例えば進退棒９の先端に円柱状の基部１１を有し、該基部１１の先端面外周端から円周方向に間隔をあけ、かつ上方に向けて立設された複数個の芯つかみ片１０を有して構成される。
さらに図１、図２、図４から理解されるように、前記複数個の芯つかみ片１０の先端側が外側に反り返った形状に構成されると共に、先端側に向かって芯つかみ片１０の内周面が削られ薄くなった形状とされて、この箇所が複数個の芯つかみ片１０で囲まれて構成された芯挿入空間に特に柔らかい芯４が差し込みやすい差し込みガイド口１７として構成した（図１、図２、図４参照）。
よって、柔らかい芯４を該差し込みガイド口１７に挿入するとき、前記柔らかい芯４を傷つけずに基部１１の上面に接するまで押し込むことが出来るものとなっている。また、複数個の芯つかみ片１０の間には所定の間隔が設けてあり、もってそれぞれの芯つかみ片１０が独立して立設されている。
そして、芯つかみ片１０は前記挿入空間の内側及び外側に容易に曲がるよう柔軟性を持って立設されるものとなっており、この柔軟性を有する芯つかみ片１０の構成によっても特に柔らかい芯４を装着する場合には、該柔らかい芯を傷つけることがなく装着できるよう構成されているのである。
複数個の芯つかみ片１０の外周面側には外側に突出する突起１３が各々設けられており、複数個の芯つかみ片１０がホルダー２を構成するペン先部３の貫通孔２７及び基杆１８の中空部内に進入したとき、該突起１３が前記中空部壁に当接する。すると、各々の芯つかみ片１０が内側に窄み、掴んである芯４をさらに強固に嵌着できるように構成されている。
さらに、各々の芯つかみ片１０の内周面には芯抜け防止用の例えば芯つかみ片１０の長手方向に延びるリブ２６が突設されており、該リブ２６によって掴んである芯４をさらに強固に嵌着し、柔らかい芯４を痛めることなくその抜けを防止している。なお、芯つかみ部材８には予め芯４を装着してある。
そして、すでに述べたように、芯４が装着された芯チャック部材５を螺旋杆７に挿入した後、この芯チャック部材５付き螺旋杆７を基杆１８の中空部内に嵌め込み、次いで基杆１８の先端にペン先部３を嵌め込み、それを基本形の芯交換型化粧用具とし、該基本形の芯交換型化粧用具に前記化粧用具本体及び円筒状のキャップを取り付けて各種のデザインが施された芯交換型化粧用具１の組み立てが終了するのである。
以上において、本発明の化粧用具における替えの芯４の交換方法につき述べる。図１に示すように該芯交換型化粧用具１を略垂直方向に立てて保持する。そして、ペン先部３を基杆１８から外して、螺旋杆７の後端つまみ１６と連動するよう構成された化粧用具本体を回転させる。すると、基杆１８の先端開口箇所に、図１に示す如く芯つかみ部材８における芯つかみ片部１２の基部１１が露出するまで突出させることが出来る。
尚、上記の箇所まで芯つかみ片部１２の基部１１が露出した後、化粧用具本体をさらに回転させたとしても、芯つかみ片部１２の基部１１がさらに飛び出ることはない。前述したようにガイド突起１５が螺旋溝始まり部３０上で回転摺動するのみで、それ以上螺旋杆７の中空部で上昇しないからである。
このように突出させ露出させて芯つかみ片部１２から短くなった芯４を取り除く。
短くなった芯４を取り除いた後、再びペン先部３を基杆１８の先端開口に取り付ける。その後、芯４をペン先部３の先端開口から挿入する。すると、芯４は芯つかみ片部１２内にスムーズに嵌入される。尚、ペン先部３を取り付けない状態でも芯４を装着することも出来る。
短くなった芯４を取り除いた後、再びペン先部３を基杆１８の先端開口に取り付ける。その後、芯４をペン先部３の先端開口から挿入する。すると、芯４は芯つかみ片部１２内にスムーズに嵌入される。尚、ペン先部３を取り付けない状態でも芯４を装着することも出来る。
ここで、ペン先部３を基杆１８に取り付けた後、替えの芯４を取り付ける際においては、ペン先部３の先端開口から奥側に連続する円柱状中空部、すなわち貫通孔２７の内周壁は、前記挿入される芯４を芯つかみ片部１２に嵌入するためのガイド通路として機能することになる。
ついで、芯つかみ片部１２内に芯４を嵌入して取り付けた後、前記後端つまみ１６と連動させた化粧用具本体を逆回転させる。すると、螺旋溝６内を前記ガイド突起１５が移動して芯つかみ部材８は螺旋杆７の奥側に退出するものとなる。
そして、使用に際しては、芯４をペン先部３の先端開口から適宜長さ突出させてアイブロウ、アイライナーなどとして使用する。
前述したようにアイブロウ、アイライナーなどとしての使用中は、芯４を装着した芯チャック部材５は動かない。使用中に芯４が動くと化粧が出来ない。本発明では使用中は、芯チャック部材５のガイド突起１５が上の螺旋突条２９と下の螺旋突条２９で構成された螺旋溝６内にあり、芯チャック部材５の長手方向への移動が阻止されるからである。
前述したようにアイブロウ、アイライナーなどとしての使用中は、芯４を装着した芯チャック部材５は動かない。使用中に芯４が動くと化粧が出来ない。本発明では使用中は、芯チャック部材５のガイド突起１５が上の螺旋突条２９と下の螺旋突条２９で構成された螺旋溝６内にあり、芯チャック部材５の長手方向への移動が阻止されるからである。
ところで、使用により、芯４が極めて短くなり、交換しなくてはならない場合、芯４のみを交換する場合には、前述したように、ペン先部３を基杆１８から取り外し、基杆１８の先端開口から、図１に示すように、芯つかみ部材８における芯つかみ片部１２の基部１１まで露出させる。このようにして突出させた芯つかみ片部１２内の短くなった芯４を取り出していた。しかしながら、この芯４を取り出す際には、露出している芯つかみ片部１２や基部１１の上面を掃除して、芯４の残滓部分を取り払う必要があった。かかる課題をも本発明は解決した。
すなわち、上記では芯４のみを交換する例につき説明したが、本発明それに限定されないのである。
図に示すように、替えの芯４は予め芯チャック部材５に装着した状態で販売するものとしている。替えの芯４のみを販売し、需要者に替えの芯４のみの交換をさせることは需要者の大きな負担となると考えたからである。
図に示すように、替えの芯４は予め芯チャック部材５に装着した状態で販売するものとしている。替えの芯４のみを販売し、需要者に替えの芯４のみの交換をさせることは需要者の大きな負担となると考えたからである。
第１の問題は需要者の手指を汚すことになる。替えの芯４自体を直接手で掴み、交換作業をしなければならないからである。第２に短くなった芯４を取り除いた後、芯つかみ片部１２や基部１１の上面を掃除して、芯４の残滓部分を取り払う必要がある。その掃除作業を需要者自身が行わなければならないからである。そして、芯４の残滓部分を取り払う際には例えば爪楊枝などの道具を使用しなければならない。すると、その爪楊枝などの器具で前記芯つかみ片部１２を破損する恐れがあるからである。
そこで本発明者は芯チャック部材５に予め替えの芯４を装着した状態で替えの芯４の交換セットを用意し、別販売するものとした。そして、本発明の芯交換型化粧用具１では、需要者であっても短くなった芯４が取り付けられた芯チャック部材５自体を簡単に取り外しできる構造とし、かつ替えの芯４が予め装着された芯チャック部材５自体を簡単に交換できる構造としたのである。
その交換方法を説明する。
まず、本発明の芯交換型化粧用具１を略垂直に立てて保持する。当然の如くペン先部３は先端側になる。そして、ホルダー２を構成する基杆１８からペン先部３を取り外す。
まず、本発明の芯交換型化粧用具１を略垂直に立てて保持する。当然の如くペン先部３は先端側になる。そして、ホルダー２を構成する基杆１８からペン先部３を取り外す。
芯４が短くなった芯チャック部材５については、回転操作により、ガイド突起１５を螺旋突条２９から螺旋溝始まり部３０における螺旋溝６の箇所に位置するまで移動させておく。そうすれば、ガイド突起１５と上下に位置する螺旋突条２９で構成される螺旋溝６との嵌合状態がなくなる。すなわち、ガイド突起１５の上側に位置する螺旋突条２９もなくなるのでガイド突起１５を螺旋杆７から引き抜くことを阻止しない。よって、芯チャック部材５を螺旋杆７から容易に取り外すことが出来る。
もって短くなった芯４に直接触れることなく芯４が短くなった芯チャック部材５自体を掴んでスムーズに螺旋杆７から取り出すことが出来ることとなる。
もって短くなった芯４に直接触れることなく芯４が短くなった芯チャック部材５自体を掴んでスムーズに螺旋杆７から取り出すことが出来ることとなる。
この様に、需要者は芯４に触れる恐れがないため手を汚すことがない。また、芯つかみ部材８から芯４の残滓部分を取り除く清掃も全くする必要がない。芯チャック部材５も交換するからである。
ここで、替えの芯４のみのセット販売と替えの芯４が装着された芯チャック部材５のセット販売についてであるが、芯チャック部材５自体は極めて安価なコストで製造、販売出来るので価格は替えの芯４のみで販売する場合と変わらない。
需要者は予め別売（図６参照）で購入した替えの芯４が装着された芯チャック部材５自体を取り出し、該芯交換型化粧用具１を略垂直方向に保持し、基杆１８からペン先部３を外した状態で、基杆１８の先端開口から替えの芯４が装着された芯チャック部材５をストンと落として挿入する。該挿入はガイド突起１５が設けられた側から挿入する。
ここで、基杆１８の中空部内周面には前記ガイド突起１５が遊篏して、スムーズに落下できるようガイド凹溝が基杆１８の長手方向に向かって複数設けられており、これによりガイド突起１５は前記ガイド凹溝に沿って基杆１８の奥に、かつ螺旋杆７の先端開口に確実に合致させて進入させられる様構成できる。
基杆１８の中空部自体の孔の径を大きくし、前記ガイド突起１５が基杆１８の中空部内周面に引っかからないよう構成することも出来るが、その場合、進退棒９の後端部を螺旋杆７の先端開口にスムーズに合致させることが難しい。中空部の孔を大きくすると、進退棒９の後端部が揺動し、螺旋杆７の先端開口に合致しないことが発生するからである。これが基杆１８の中空部内周面に前記ガイド凹溝を設ける理由になっている。
挿入すると、替えの芯４が装着された芯チャック部材５はその自重によって落下し、螺旋杆７の上端部からやや下側の位置にある螺旋溝６の始まり部分内にガイド突起１５が遊篏し、係止して前記替えの芯４が装着された芯チャック部材５が螺旋杆７内に保持される。
その状態で螺旋杆７側を回転させると、芯チャック部材５のガイド突起１５は回転しながら、前記螺旋溝６の始まり部分に繋がる螺旋溝６内にスムーズに移動し、螺旋杆７内で螺旋状に回転しながら螺旋溝６内を通過し、螺旋杆７の奥側まで移動する。
芯チャック部材５が基杆１８内に充分収納された後、該基杆１８にペン先部３を取り付ければ新しい芯４が取り付けられた芯交換型化粧用具となって、再び新品同様の使用が出来るのである。
１ 化粧用具
２ ホルダー
３ ペン先部
４ 芯
５ 芯チャック部材
６ 螺旋溝
７ 螺旋杆
８ 芯つかみ部材
９ 進退棒
１０ 芯つかみ片
１１ 基部
１２ 芯つかみ片部
１３ 突起
１４ 係止突起
１５ ガイド突起
１６ 後端つまみ
１７ 差し込みガイド口
１８ 基杆
１９ 嵌合部
２０ 嵌合突起
２１ 嵌め込み片
２２ 嵌め込みガイド片
２３ ロック目印
２４ ロック解除目印
２５ 解除溝
２６ リブ
２７ 貫通孔
２８ 係止壁
２９ 螺旋突条
３０ 螺旋溝始まり部
２ ホルダー
３ ペン先部
４ 芯
５ 芯チャック部材
６ 螺旋溝
７ 螺旋杆
８ 芯つかみ部材
９ 進退棒
１０ 芯つかみ片
１１ 基部
１２ 芯つかみ片部
１３ 突起
１４ 係止突起
１５ ガイド突起
１６ 後端つまみ
１７ 差し込みガイド口
１８ 基杆
１９ 嵌合部
２０ 嵌合突起
２１ 嵌め込み片
２２ 嵌め込みガイド片
２３ ロック目印
２４ ロック解除目印
２５ 解除溝
２６ リブ
２７ 貫通孔
２８ 係止壁
２９ 螺旋突条
３０ 螺旋溝始まり部
Claims (3)
- 中空部の内周面に螺旋突条により形成された螺旋溝が設けられた略円筒状をなす螺旋杆と、
前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し前記螺旋杆の回転により前記嵌合部が螺旋溝内を螺旋状に移動し螺旋杆の中空部長手方向へ進退可能とされた進退棒と該進退棒の先端に設けられ、芯を装着する芯つかみ部材を有する芯チャック部材と、
前記螺旋杆が回転可能に差し込まれて取り付けられる基杆と、
基杆先端に取り付けられるペン先部を備え、
芯が装着された芯チャック部材につき前記嵌合部を螺旋溝から離脱させて芯チャック部材を螺旋杆から取り外し可能に構成すると共に、前記芯チャック部材の取り外し後、替えの芯が装着された芯チャック部材を前記螺旋杆内に挿入し、螺旋杆の回転操作により前記嵌合部を螺旋溝に嵌合させ、螺旋杆内で芯チャック部材を螺旋杆長手方向に進退可能となるよう構成した、
ことを特徴とする芯交換型化粧用具。
- 前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆中空部上方側に螺旋溝の始まり部を形成し、該螺旋溝の始まり部内に前記嵌合部を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させることにより前記嵌合部を螺旋溝に嵌合させて前記芯チャック部材を螺旋杆の奥側に進入可能とし、逆回転することにより前記螺旋杆の先端側に引き戻せる構成である、
ことを特徴とする請求項１記載の芯交換型化粧用用具。
- 前記螺旋杆内で芯チャック部材が螺旋杆長手方向で進退可能となるようにした構成は、
前記螺旋杆につき該螺旋杆の先端開口を上方に向けて略垂直に保持し、前記先端開口に芯チャック部材を該芯チャック部材のガイド突起側から挿入し、前記螺旋溝の始まり部内に前記嵌合部を遊篏して係止し、螺旋杆を回転させる構成である、
ことを特徴とする請求項１または請求項２記載の芯交換型化粧用用具。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2022021080A JP7195038B1 (ja) | 2022-02-15 | 2022-02-15 | 芯交換型化粧用具 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2022021080A JP7195038B1 (ja) | 2022-02-15 | 2022-02-15 | 芯交換型化粧用具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP7195038B1 JP7195038B1 (ja) | 2022-12-23 |
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Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2022021080A Active JP7195038B1 (ja) | 2021-10-13 | 2022-02-15 | 芯交換型化粧用具 |
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Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033919U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-08 | 藤工業株式会社 | 化粧料容器 |
| JP2003159119A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-03 | Suzuno Kasei Kk | 棒状化粧材繰出容器 |
| JP2006081791A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Suzuno Kasei Kk | 棒状化粧材繰出容器 |
| JP2021109090A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | 株式会社トキワ | 化粧料繰出容器 |
-
2022
- 2022-02-15 JP JP2022021080A patent/JP7195038B1/ja active Active
Patent Citations (4)
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|---|---|---|---|---|
| JPS6033919U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-08 | 藤工業株式会社 | 化粧料容器 |
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|---|---|
| JP7195038B1 (ja) | 2022-12-23 |
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