JP2023117662A - 電子秤及び電子秤の調整方法 - Google Patents

電子秤及び電子秤の調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストを抑えることができると共に、ロードセルの自由端の下限位置の調整に関しても、作業性の向上を図ることができる電子秤及び電子秤の調整方法を提供する。【解決手段】電子秤1は、本体ケース3と、本体ケース3の上部に設けられる計量部7と、計量部の計量値を表示する店員側操作部50と、を備え、計量部7は、一端が固定され、他方の自由端72Bに計量台70が載置されるロードセル72と、ロードセル72の一端が固定されるベース部74と、を備え、ベース部74には、自由端72Bの沈み量をネジ74Cの位置で調整するネジ孔74Bが設けられており、ベース部74が設置される本体ケース3の天井36には、ネジ孔74Bにネジ74Cをねじ込むための開口部36Aが設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、電子秤及び電子秤の調整方法に関する。
従来の電子秤としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の電子秤は、バー秤本体と、ハー秤本体に設置され、自由端(可動端)及び固定端(支持端)を有するロードセルと、ロードセルの自由端に直接又は間接的に取り付けられた過負荷防止用ストッパーと、を備えている。
実開平1-23630号公報
電子秤において、定格荷重の200%程度の負荷がロードセルに加わると、ロードセルの撓みに起因して、ロードセルの歪みゲージ等に破損が生じる。そのため、電子秤では、ロードセルが所定量撓んだときに、ロードセルの自由端が当接部材に当接するように、ロードセルの自由端と当接部材との間の距離が設定されている。この距離は、例えば秤量が3Kgの電子秤では、1mmに満たない距離となる。そのため、ロードセル及び当接部材が設置される本体ベース部に製造誤差が生じないように各部を精度良く加工(作製)したり、ロードセルの本体ベース部への組み付けを精度良く行ったりする必要がある。したがって、製造コストが高くなる問題がある。
この問題を解決するには、特許文献1の電子秤に開示されているように、ロードセルの自由端と当接部材との間の距離を大きく取り、そこに隙間ゲージを入れて、微小な間隔をネジ式の過負荷防止用ストッパーで調整すればよい。そうすれば、過負荷防止用ストッパーを操作することで、ロードセルの自由端が沈むときの下限位置を精度良く調整することができる。しかしながら、ロードセルを収容する計量部の高さを例えば3cm程度まで薄くすると、ロードセルは、高さを抑えて幅を広げた形状になり、それを支持するベース部材にも、ロードセルを取り囲むような補強部材を設ける必要がある。そのため、ロードセルの自由端と当接部材との間に、その側方から隙間ゲージを入れて調整するためのスペースを確保することができない、という問題が生じる。
本発明の一側面は、製造コストを抑えることができると共に、ロードセルの自由端の下限位置の調整に関しても、作業性の向上を図ることができる電子秤及び電子秤の調整方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電子秤は、本体ケースと、本体ケースの上部に設けられる計量部と、計量部の計量値を表示する表示部と、を備え、計量部は、一端が固定され、他方の自由端に計量皿が載置されるロードセルと、ロードセルの一端が固定されるベース部と、を備え、ベース部には、自由端の沈み量をネジの位置で調整するネジ孔が設けられており、ベース部が設置される本体ケースの天井には、ネジ孔にネジをねじ込むための開口部が設けられている。
本発明の一側面に係る電子秤では、ベース部には、ロードセルの自由端の沈み量をネジの位置で調整するネジ孔が設けられており、ベース部が設置される本体ケースの天井には、ネジ孔にネジをねじ込むための開口部が設けられている。そのため、電子秤では、本体ケースの天井に設けられた開口部にレンチ等の工具を差し込んでネジを調整することによって、ロードセルが沈むときの下限位置を調整することができる。したがって、電子秤では、ベース部の加工精度が粗くても、ロードセルが沈むときの下限位置を簡単に調整することができる。その結果、電子秤では、製造コストを抑えることができると共に、ロードセルの自由端の下限位置の調整に関しても、作業性の向上を図ることができる。
一実施形態においては、本体ケースには、開口部を開閉する開閉部が設けられていてもよい。この構成では、開閉部によって、開口部を介してネジにアクセスすることを制限することができる。
本発明の一側面に係る電子秤の調整方法は、上記の電子秤における自由端の沈み量の調整方法であって、自由端が限界まで沈むときの沈み量に相当する錘を計量皿に載荷し、そのときの計量値を表示部に表示させ、その状態でネジをネジ孔にネジ込んで、表示部の計量値が乱れ始めた位置でネジを固定する。
本発明の一側面に係る電子秤の調整方法では、表示部の計量値を見ながら、ロードセルの自由端の下限位置を調整することができる。そのため、隙間ゲージを用いずに、表示部を見ながら下限位置を精度良く調整することができる。したがって、電子秤が市場に出回っていても、ロードセル等を取り換えたときに、簡単に下限位置を調整することができる。
本発明の一側面によれば、製造コストを抑えることができると共に、ロードセルの自由端の下限位置の調整に関しても、作業性の向上を図ることができる。
図1は、一実施形態に係る電子秤の斜視図である。 図2は、図1の電子秤において本体ケースの開閉扉を開いた状態の斜視図である。 図3は、計量部を下方側から見た斜視図である。 図4は、計量部の断面図である。 図5は、電子秤において本体ケースの内部を示す斜視図である。 図6は、電子秤の断面構成を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、本明細書では、説明の便宜のために、図1に示されるように、店員側操作部50が本体ケース3の一側面に配置された状態の電子秤1を見たときに、店員側操作部50が配置された側を「前」、本体ケース3が配置された側を「後」、前から電子秤1を見て左となる側を「左」、前側から電子秤1を見て右となる側を「右」として説明するが、本発明の構成を限定するものではない。
電子秤1は、商品の重量を計量すると共に、計量した商品に貼り付ける印字ラベルLCを発行する機能を有している。図1及び図2に示されるように、電子秤1は、本体ケース3と、本体操作部5と、計量部7と、プリンタ部9と、制御ユニット10と、を備えている。
本体ケース3には、計量部7、プリンタ部9及び制御ユニット10が設けられる。本体ケース3は、略長方体形状を呈している。本体ケース3の前後方向の寸法(長さ寸法)は、本体ケース3の左右方向の寸法(幅寸法)よりも大きい。
本体ケース3の前面には、開閉扉32が設けられている。開閉扉32は、本体ケース3の開口部34を開閉する。開閉扉32は、本体ケース3の前面の左右方向に延在すると共に、開口部34の下端に設けられた軸を中心に揺動可能に設けられている。開閉扉32は、下端を軸として回動することにより、開口部34に対して開閉可能に設けられている。開閉扉32が開く状態となることで、プリンタ部9が露出する。
図1及び図2に示されるように、本体操作部5は、本体ケース3に設けられている。本体操作部5は、本体ケース3の前面に配置された店員側操作部(表示部)50と、本体ケース3の後面に配置された客側操作部(図示省略)と、を有している。
店員側操作部50は、例えば、タッチパネルである。店員側操作部50には、制御ユニット10の制御により、電子秤1の操作に必要な情報が表示される。店員側操作部50は、タッチパネルと固定キーとを含んで構成されていてもよい。固定キーを含む場合には、料金秤として必要な「単価」キー、「定額」キー、「風袋」キー、「印字」キー、及び「呼出」キー等が設けられ、これらが数字キーと共に適宜配置され得る。
使用者が、店員側操作部50に表示された商品一覧から計量対象の商品を指定したり、計量対象商品の呼出番号の入力に続いて「呼出」キーを操作したりすると、指定又は呼び出された計量対象商品の登録情報が商品マスタから読み出されて表示される。ここで、使用者が、商品を計量台70に載置すれば、重量、価格、及び商品名等が店員側操作部50及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示される。客側操作部の液晶ディスプレイには、重量、価格の他に商品に関する種々の広告メッセージが表示される。
図2に示されるように、店員側操作部50は、本体ケース3にヒンジ機構11を介して設けられている。ヒンジ機構11は、本体ケース3と店員側操作部50とを接続している。店員側操作部50は、ヒンジ機構11によって、本体ケース3の前面と対向する第一位置P1(図1参照)と、本体ケース3の前面から退避して、開閉扉32を開放する第二位置P2(図2参照)と、の間で揺動可能に設けられている。
図1及び図2に示されるように、計量部7は、本体ケース3の上部に配置されている。計量部7は、主として、計量台(計量皿)70と、ロードセル72(図4参照)と、ベース部74(図3及び図4参照)と、図示しない信号処理回路、及び送信モジュールと、を有している。ロードセル72は、計量台70の下部に設けられており、計量台70に被計量物が載置されることで発生する機械的歪を電気信号に変換して出力する。信号処理回路は、ロードセル72から出力される電気信号を増幅してデジタル信号に変換する。送信モジュールは、デジタル信号を本体ケース3内の制御ユニット10に無線又は有線で送信する。
図4に示されるように、ロードセル72は、固定端72Aと、自由端72Bと、それらの間に挟まれた起歪部と、を有している。固定端72Aは、ロードセル72の延在方向(長手方向)の一端である。自由端72Bは、ロードセル72の延在方向の他端(他方の端)である。固定端72Aは、ベース部74に固定されている。自由端72Bには、支持部材76を介して計量台70が載置されている。ロードセル72と支持部材76とは、ボルトBによって接続されている。
ベース部74には、ロードセル72、信号処理回路、及び送信モジュール等が設けられている。図3及び図4に示されるように、ベース部74の底部74Aには、ネジ孔74Bが設けられている。ネジ孔74Bは、ロードセル72の自由端72Bの下方に配置されている。ネジ孔74Bは、底部74Aを厚み方向に貫通している。
ネジ孔74Bには、ネジ74Cが螺合されている。ネジ74Cは、ネジ孔74Bにおいて、進退調整可能に設けられている。すなわち、ネジ74Cを回転させることにより、ネジ74Cをロードセル72に近づけたり、遠ざけたりすることができる。ネジ74Cをねじ込むと、ネジ74Cがロードセル72に近づく。ネジ74Cには、例えば、六角レンチと係合する係合部(図示省略)が設けられている。ネジ74Cは、ロードセル72の自由端72Bの沈み量を調整するためのものである。ロードセル72の自由端72Bの下限位置は、自由端72Bがネジ74Cの先端と当接する位置である。ロードセル72の自由端72Bとネジ74Cとの間の距離が、ロードセル72の自由端72Bの沈み量に相当する。ロードセル72の自由端72Bは、計量台70に所定量以上の負荷が加わると、ネジ74Cと当接する。
図6に示されるように、ベース部74が設置される本体ケース3の天井36には、ネジ孔74Bにネジ74Cをねじ込むための開口部36Aが設けられている。天井36は、ベース部74の下方に位置している。開口部36Aは、本体ケース3の上下方向において、ベース部74のネジ孔74Bの下方に位置している。図5及び図6に示されるように、天井36の下方には、仕切板38が設けられている。仕切板38は、カセット90(図2参照)が収容される収容空間を形成している。仕切板38には、開口部38Aが設けられている。開口部38Aは、本体ケース3の上下方向において、天井36の開口部36Aの下方に位置している。すなわち、開口部38Aは、本体ケース3の上下方向において、ベース部74のネジ孔74Bの下方に位置している。
ベース部74のネジ孔74B、天井36の開口部36A及び仕切板38の開口部38Aは、電子秤1の上下方向において、同一直線上に位置している。ベース部74のネジ74Cを調整する場合には、開口部38A及び開口部36Aに六角レンチを挿通させ、開口部38A及び開口部36Aを介して六角レンチを操作する。
図2に示されるように、プリンタ部9は、本体ケース3に収容されている。プリンタ部9は、本体ケース3の開閉扉32の奥に収容されている。プリンタ部9は、カセット90と、印字ユニット91と、カッターユニット92と、仮着ユニット93と、を備えている。
カセット90は、図示しないラベルロール(被印字帯)を着脱自在に支持する。カセット90には、ラベルロールを片持ち状態で支持可能なロール支持部(図示省略)が形成されており、ラベルロールは、ロール支持部に装着される。ここで、ラベルロールについて説明する。ラベルロールは、帯状の台紙レスラベルが紙管に巻回されてロール状に形成されたものである。台紙レスラベル(以下、単に「ラベル」と称す。)は、基材である紙の裏面に接着剤が塗布され、表面(印字面)に熱で発色する感熱剤が塗布され、更にその上から剥離剤としてのシリコン樹脂が塗布されている。ラベルロールは、ラベルの裏面(貼着面)を内側にして紙管に巻き付けられている。また、台紙レスラベルに代えて、台紙付きのラベル巻回したラベルロールを使用してもよい。
プリンタ部9におけるカセット90、印字ユニット91、カッターユニット92、及び仮着ユニット93は、ラベルの繰出経路を形成する。繰出経路は、鉛直方向において下方から上方に向かって形成されている。以後の説明において使用する「上流」及び「下流」なる文言は、繰出経路においてラベルがラベルロールから繰り出される繰出方向における「上流」及び「下流」を意味する。そして、プリンタ部9は、繰出経路に沿って上流側から順番に、カセット90、印字ユニット91、カッターユニット92、及び仮着ユニット93が配置される。
印字ユニット91は、印字ヘッド91Aと、プラテンローラ91Bと、を有している。印字ヘッド91Aは、開閉扉32の裏面に設けられており、ラベルの表面に商品情報を印字する。印字ヘッド91Aは、サーマル式の印字ヘッドで構成されている。印字ヘッド91Aは、後段にて詳述する制御ユニット10により制御される。印字ヘッド91Aは、開閉扉32を閉じることにより、プラテンローラ91Bと接するように位置決めされている。
プラテンローラ91Bは、開閉扉32を閉じたときの印字ヘッド91Aの位置に対向するように配置されている。プラテンローラ91Bは、ラベルの裏面の側から押圧して印字ヘッド91Aにラベルの表面を押し当てる。プラテンローラ91Bは、駆動モータ(図示省略)によって駆動される駆動ローラである。プラテンローラ91Bは、ラベルの貼着面との接触面積を減らすために、その周面が凹凸状に形成されている。
カッターユニット92は、印字ユニット91から送り出されてくるラベルを所定の長さの印字ラベルLC(図1参照)として切り離す。すなわち、カッターユニット92は、ラベルにおいて印字ヘッド91Aによって印字された部分を印字ラベルLCとして切り出す。カッターユニット92は、本体ケース3の開口部34の上部に取り付けられている。
仮着ユニット93は、カッターユニット92によってラベルから印字ラベルLCが切り離される時に、ラベルを表裏から保持する。仮着ユニット93は、カッターユニット92から切り離された印字ラベルLCを表裏から保持すると共に、印字ラベルLCの後端部(繰出経路における上流端部)を後続で送り出されてくるラベルの前端部(繰出経路における下流端部)に接触しない位置に退避させ、後続のラベルの先端部を先行の印字ラベルLCの粘着面に接合させる。仮着ユニット93は、一枚ずつに切断された印字ラベルLCを、先行の印字ラベルLCの後端部に次々と重ね貼りにされ、シート状に連なった状態のラベルシートが形成される。
図1に示されるように、制御ユニット10は、電子秤1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)は、アドレスバス及びデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。制御ユニット10は、電子秤1における各種制御処理を実行する。制御ユニット10は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行されるソフトウェアとして構成することができる。制御ユニット10は、電子回路等によるハードウェアとして構成されてもよい。
制御ユニット10は、例えば、計量部7から送信されるデジタル信号を受信したり、受信した信号から得られる質量に予め設定された単位質量当りの単価を乗じて価格を算出したり、算出された価格を店員側操作部50及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示させたりする。
続いて、電子秤1において、ロードセル72の自由端72Bの沈み量の調整方法について説明する。自由端72Bの沈み量を調整する場合には、店員側操作部50を、図1に示される第一位置P1から、図2に示される第二位置P2に移動させる。続いて、本体ケース3の開閉扉32を開く。これにより、カセット90が露出する。続いて、カセット90を前方に引き出して、本体ケース3からカセット90を取り出す。
また、店員側操作部50において所定の操作(調整モードの画面を表示させるための操作)を行い、ロードセル72の自由端72Bの沈み量を調整するための画面を表示する。当該画面には、計量台70に載荷される錘の計量値が表示される。次に、自由端72Bが限界まで沈むときの沈み量に相当する錘を計量台70に載荷する。例えば、ロードセル72の定格荷重が6Kgである場合には、10Kgの錘を計量台70に載荷する。錘が計量台70に載荷されると、店員側操作部50において錘の計量値が表示される。計量値としては、計量した錘の質量に対応する分解能の高いデジタル値であってもよいし、原信号に所定の丸め処理を施したデジタル値であってもよい。
続いて、計量台70に錘を載荷させた状態で、開口部38A及び開口部36Aに六角レンチを挿通させ、六角レンチをネジ74Cに係合させる。そして、六角レンチを回転させて、ネジ74Cをネジ孔74Bにねじ込む。これにより、ネジ74Cがロードセル72側に進出する(ロードセル72に近づく)。ネジ74Cがロードセル72の自由端72Bに接触すると、店員側操作部50に表示される計量値が乱れ始める(計量値が変動する)。計量値が乱れ始めたときに、六角レンチの回転を停止する。すなわち、計量値が乱れ始めた位置でネジ74Cを固定する。以上により、ロードセル72の自由端72Bの沈み量の調整を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電子秤1では、計量部7のベース部74には、ロードセル72の自由端72Bの沈み量をネジ74Cの位置で調整するネジ孔74Bが設けられており、ベース部74が設置される本体ケース3の天井36には、ネジ孔74Bにネジ74Cをねじ込むための開口部36Aが設けられている。そのため、電子秤1では、本体ケース3の天井36に設けられた開口部36Aに六角レンチ等の工具を差し込んでネジ74Cを調整することによって、ロードセル72が沈むときの下限位置を調整することができる。したがって、電子秤1では、ベース部74の加工精度が粗くても、ロードセル72が沈むときの下限位置を簡単に調整することができる。その結果、電子秤1では、製造コストを抑えることができると共に、ロードセル72の自由端72Bの下限位置の調整に関しても、作業性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る電子秤1のロードセル72の自由端72Bの沈み量の調整方法では、店員側操作部50の計量値を見ながら、ロードセル72の自由端72Bの下限位置を調整することができる。そのため、隙間ゲージを用いずに、店員側操作部50を見ながら下限位置を精度良く調整することができる。したがって、電子秤1が市場に出回っていても、ロードセル72等を取り換えたときに、簡単に下限位置を調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、本体ケース3に仕切板38が設けられており、仕切板38の開口部38A及び天井36の開口部36Aを介してネジ74Cを調整する形態を一例に説明した。しかし、本体ケース3において仕切板38は設けられていなくてもよい。電子秤1では、少なくとも、ベース部74が設置される本体ケース3の天井36に、ネジ孔74Bにネジ74Cをねじ込むための開口部36Aが設けられていればよい。
上記実施形態に加えて、本体ケース3には、仕切板38の開口部38Aを開閉する開閉部が設けられていてもよい。開閉部は、シールであってもよいし、カバー等であってもよい。カバーは、スライドして開口部38Aを開閉してもよし、揺動して開口部38Aを開閉してもよい。この構成では、開閉部によって、開口部38Aを介してネジ74Cにアクセスすることを制限することができる。本体ケース3に仕切板38が設けられていない構成では、開口部36Aを開閉する開閉部が設けられていてもよい。
1…電子秤、3…本体ケース、7…計量部、36A…開口部、36…天井、50…店員側操作部(表示部)、70…計量台(計量皿)、72…ロードセル、72B…自由端、74…ベース部、74B…ネジ孔、74C…ネジ。

Claims (3)

  1. 本体ケースと、
    前記本体ケースの上部に設けられる計量部と、
    前記計量部の計量値を表示する表示部と、を備え、
    前記計量部は、一端が固定され、他方の自由端に計量皿が載置されるロードセルと、
    前記ロードセルの前記一端が固定されるベース部と、を備え、
    前記ベース部には、前記自由端の沈み量をネジの位置で調整するネジ孔が設けられており、
    前記ベース部が設置される前記本体ケースの天井には、前記ネジ孔に前記ネジをねじ込むための開口部が設けられている、電子秤。
  2. 前記本体ケースには、前記開口部を開閉する開閉部が設けられている、請求項1に記載の電子秤。
  3. 請求項1又は2に記載の電子秤における前記自由端の沈み量の調整方法であって、
    前記自由端が限界まで沈むときの沈み量に相当する錘を前記計量皿に載荷し、そのときの計量値を前記表示部に表示させ、その状態で前記ネジを前記ネジ孔にネジ込んで、前記表示部の計量値が乱れ始めた位置で前記ネジを固定する、電子秤の調整方法。
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