JP2023117431A - 体圧分散マット - Google Patents

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Abstract

【課題】体表に加わる圧力を大きくできる体圧分散マットを提供する。【解決手段】体圧分散マットは、体表にかかる圧力を分散するマットであり、例えばクッション、背もたれ、マットレス(寝具マット)、枕、オットマンが挙げられる。体圧分散マットは、凹凸を有する第1の弾性体と、凹凸を有する第2の弾性体と、凹凸において第1の弾性体と第2の弾性体とを接合する接着層と、を備え、第2の弾性体は第1の弾性体より硬い。【選択図】図2

Description

本発明は体圧分散マットに関する。
弾性体からなる体圧分散マットにおいて、特許文献1に開示された先行技術は、凹凸を背面に設けたスラブウレタンと、スラブウレタンの凹凸に接合された軟質ポリウレタンフォームと、を備え、凹凸にポリウレタン樹脂が含浸し、硬化している。凹凸の硬化した部分が、スラブウレタンの表面に近いところは硬く、スラブウレタンの表面から遠いところは軟らかい。スラブウレタンの表面に人の荷重が加わると、軟らかい部分は変形して没入し、硬い部分は変形量が小さく荷重に対する抵抗が大きいので、硬い部分によって体表に圧力を加えられる(いわゆる指圧ができる)。
実公平5-38900号公報
先行技術に対し、指圧の効果を大きくするため、体表に加わる圧力増加の要求がある。
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、体表に加わる圧力を大きくできる体圧分散マットを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の体圧分散マットは、凹凸を有する第1の弾性体と、凹凸を有する第2の弾性体と、凹凸において第1の弾性体と第2の弾性体とを接合する接着層と、を備え、第2の弾性体は第1の弾性体より硬い。
第1の態様によれば、凹凸において接着層により第1の弾性体と第2の弾性体とが接合されている。凹凸の接着層が、第1の弾性体の表面に近いところは硬く、第1の弾性体の表面から遠いところは軟らかい。第2の弾性体は第1の弾性体より硬いので、第1の弾性体の表面に人の荷重が加わると、第2の弾性体が第1の弾性体より軟らかい場合、又は、第1の弾性体の硬さと第2の弾性体の硬さとが同じ場合に比べ、硬い部分の荷重に対する抵抗を大きくできる。よって体表に加わる圧力を大きくできる。
第2の態様によれば、第1の態様において、第2の弾性体は、凹凸の周りを囲む縁部を含み、第1の弾性体は、縁部の内側に配置されている。第2の弾性体の縁部によって第1の弾性体の縁に生じる破損を低減できる。
第3の態様によれば、第1又は第2の態様において、凹凸は、第1の弾性体の厚さ方向に垂直な面で切断した断面積が連続的に変化する。第1の弾性体に加わる荷重の位置や大きさが変化するときの体表の圧力の変化を緩衝できる。
第1実施の形態における体圧分散マットの斜視図である。 体圧分散マットの断面図である。 (a)は第2実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(b)は第3実施の形態における体圧分散マットの斜視図である。 (a)は第4実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(b)は第5実施の形態における体圧分散マットの斜視図である。 (a)は第6実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(b)は第7実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(c)は第8実施の形態における体圧分散マットの斜視図である。 (a)は第9実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(b)は第10実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(c)は第11実施の形態における体圧分散マットの斜視図である。 (a)は第12実施の形態における体圧分散マットの斜視図であり、(b)は第13実施の形態における体圧分散マットの斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。体圧分散マットは、体表にかかる圧力を分散するマットであり、例えばクッション、背もたれ、マットレス(寝具マット)、枕、オットマンが挙げられる。
図1は第1実施の形態における体圧分散マット10の斜視図である。体圧分散マット10は、人が横になったときに主に支える体の部位に応じて肩部11、腰部12、脚部13の3つに分かれた寝具マットである。肩部11、腰部12及び脚部13は、同じ大きさの直方体である。肩部11、腰部12及び脚部13は、ばらばらでも良いしつながっていても良い。肩部11、腰部12及び脚部13がばらばらのものは、肩部11、腰部12及び脚部13の位置の入れ替えができる。肩部11及び脚部13は、それぞれ、順に第1の弾性体14、第2の弾性体17及び第3の弾性体22を含む。腰部12は、第2の弾性体17及び第3の弾性体22を含む。
図2は体圧分散マット10(肩部11及び脚部13)の断面図である。弾性体14,17,22は、ポリウレタンフォーム、ラテックスフォーム、メラミンフォーム等の合成樹脂製の軟質発泡材料(多孔体)、弾性を有する合成樹脂製の繊維が立体的に絡み合ったブレスエアー(登録商標)等の3次元網目状構造体、人造繊維や羊毛等の天然繊維に樹脂加工や熱加工を施し圧縮した板状の固綿が例示される。多孔体は、原料を発泡させたブロックを切断して得られるスラブ成形体、型の中で原料を発泡させて得られるモールド成形体、スラブ成形体などの製造工程で出た切れ端などの端材と接着剤とを混合し圧縮成形したチップ成形体が例示される。
本実施形態では、弾性体14,17,22はそれぞれポリウレタンフォームからなる。第1の弾性体14はスラブ成形体(スラブウレタン)からなり、第2の弾性体17はモールド成形体(モールドウレタン)からなり、第3の弾性体22はチップ成形体(チップウレタン)からなる。第3の弾性体22の硬さは第1の弾性体14及び第2の弾性体17の硬さよりも大きく、第2の弾性体17の硬さは第1の弾性体14の硬さよりも大きい。肩部11に配置された第2の弾性体17と腰部12に配置された第2の弾性体17は同じ硬さである。各部の硬さは、各部に力を加えたときの変形しにくさを表し、一定の押し込み量を決めて各部を厚さ方向に圧縮したときの荷重の最大値である。
JIS K6400-2:2012に規定されたA法に準じて測定すると、例えば第1の弾性体14の硬さは10-150Nであり、第2の弾性体17の硬さは80-200Nであり、第3の弾性体22の硬さは150-1000Nである。
第1の弾性体14は、凹凸15と、凹凸15が設けられた面と反対側の表面16と、を含む。凹凸15は、第1の弾性体14の厚さ方向(図2上下方向)に垂直な面で切断した断面積が連続的に変化しており、例えば凸の面も凹の面も球冠状である。表面16の形は矩形である。凹凸15は、表面16が広がる方向に凹の部分と凸の部分とがそれぞれ格子状に設けられている。
第2の弾性体17は、凹凸18と、凹凸18が設けられた面と反対側の底面19と、凹凸18の周りを囲む縁部20と、を含む。凹凸18は、第1の弾性体14の凹凸15に対応しており、凹の部分と凸の部分とがそれぞれ格子状に設けられている。縁部20は凹凸18よりも高い位置に設けられている。
接着層21は、第1の弾性体14の凹凸15を含む部分(表面16を除く部分)と、第2の弾性体17の凹凸18及び縁部20の内側の部分と、の間に設けられており、第1の弾性体14と第2の弾性体17とを接合する。凹凸15,18は接着層21を介して密着している。接着層21は弾性を有し、接着層21の硬さは第1の弾性体14及び第2の弾性体17の硬さよりも大きい。
第1の弾性体14の表面16の周囲に、第2の弾性体17の縁部20が現出しており、第1の弾性体14の表面16と第2の弾性体17の縁部20の表面は、同一の平面を構成する。接着層21を介して第1の弾性体14及び第2の弾性体17が一体化した物体は、第3の弾性体22と形や大きさが同じ直方体である。第1の弾性体14の厚さは、第2の弾性体17の厚さより小さいので、凹凸15,18と第1の弾性体14の表面16との間の距離は、凹凸15,18と第2の弾性体17の底面19との間の距離より短い。その結果、凹凸15,18及び接着層21によって第1の弾性体14の表面16の近くに、硬い部分と軟らかい部分とが格子状に設けられる。
体圧分散マット10は例えば以下のように製造される。始めに、チップ成形体からなる第3の弾性体22と、スラブ成形体からなる第1の弾性体14と、ポリオール、イソシアネート、発泡剤および触媒を含む第2の弾性体17の原料と、を準備する。次いで、型(図示せず)のキャビティに凹凸15が現れるように第1の弾性体14を型に取り付けた後、型の中に入れた原料のポリウレタン生成反応によって型の中で第2の弾性体17を成形する。
第2の弾性体17の成形時に、第1の弾性体14の凹凸15のセルの開気孔に第2の弾性体17のポリウレタンが侵入し硬化して、第1の弾性体14と第2の弾性体17との間に接着層21が作られる。これにより第1の弾性体14とモールド成形体からなる第2の弾性体17とが一体化する。一体化した第1の弾性体14と第2の弾性体17とを型から取り出し、第3の弾性体22に第2の弾性体17を重ねて、肩部11及び脚部13が得られる。
これとは別に、第1の弾性体14を型に取り付けないで原料を型の中に入れ、原料のポリウレタン生成反応によって第2の弾性体17を成形して、第3の弾性体22と形や大きさが同じ第2の弾性体17を得る。第3の弾性体22に第2の弾性体17を重ねて、腰部12が得られる。肩部11、腰部12、脚部13の順に並べて体圧分散マット10が得られる。
肩部11、腰部12、脚部13は各々がカバーで覆われていても良いし、肩部11、腰部12、脚部13の全体をカバーで覆ったり、肩部11、腰部12、脚部13の全体に敷きパッドを乗せたりしても良い。第2の弾性体17と第3の弾性体22との間に、不織布、織物、編物等のシート、ゴム製や合成樹脂製の板状の弾性体が介在しても良い。本実施形態では、第2の弾性体17及び第3の弾性体22は互いに接している。接着剤や面ファスナー等によって第2の弾性体17に第3の弾性体22を固着しても良いし固着しなくても良い。
本実施形態では第3の弾性体22の厚さは50-100mmである。凹凸15,18の格子状のピッチは10-20mmである。凹凸15,18の高さは10-20mmである。第1の弾性体14の厚さは、凹凸15の凹の部分(薄い部分)が5-10mmであり、凹凸15の凸の部分(厚い部分)が15-40mmである。
体圧分散マット10に人が体を伸ばして横たわり、肩部11、腰部12及び脚部13に荷重が加わると、第1の弾性体14の厚い部分は変形して没入する。第1の弾性体14の薄い部分は接着層21及び第2の弾性体17が表面16の近くにあるので変形が小さく、荷重に対して抵抗する。人は凹凸15,18の形状に応じた感触を得られるので、第1の弾性体14の薄い部分(硬い部分)によって肩や脚に指圧を受けられる。第2の弾性体17は第1の弾性体14よりも硬いので、第2の弾性体17が第1の弾性体14より軟らかい場合または第1の弾性体14の硬さと第2の弾性体17の硬さとが同じ場合に比べ、硬い部分の荷重に対する抵抗を大きくし、体表に加わる圧力を大きくできる。
第2の弾性体17の縁部20は凹凸15,18の周りを囲み、第1の弾性体14は縁部20の内側に配置されている。肩部11や脚部13の縁に第1の弾性体14が存在しなくなるので、第1の弾性体14の縁が破損し難くなる。
凹凸15,18は球冠状なので、第1の弾性体14の厚さ方向に垂直な面で切断した断面積が連続的に変化している。第1の弾性体14の厚さ方向に垂直な面で切断した凹凸15,18の断面積が離散的に変化する場合に比べ、寝返りをうつ等、第1の弾性体14に加わる荷重の位置や大きさが変化するときの体表の圧力の変化を緩衝できる。
図3(a)を参照して第2実施の形態について説明する。第2実施形態において、第1実施形態で説明した部分と同一の部分は、同一の符号を付して以下の説明を省略する(第3実施形態から第13実施形態においても同じ)。体圧分散マット30は肩部11、腰部12及び脚部13を備え、腰部12は、肩部11や脚部13と同様に、第1の弾性体14及び第2の弾性体17を含む。体圧分散マット30に人が体を伸ばして横たわると、腰部12の凹凸15,18(図2参照)によって腰の体表に圧力を加えることができる。
図3(b)を参照して第3実施の形態について説明する。体圧分散マット31は肩部11、腰部12及び脚部13を備え、腰部12は、第3の弾性体22と同じ大きさの第4の弾性体23が、第3の弾性体22に重なっている。第4の弾性体23は例えばスラブ成形体からなり、密度が、第2の弾性体17の密度より小さい。これにより第1実施形態における体圧分散マット10に比べ、腰部12を軽量化できる。
図4(a)を参照して第4実施の形態について説明する。体圧分散マット32は肩部11、腰部12及び脚部13を備え、肩部11は、第3の弾性体22と同じ大きさの第4の弾性体23が、第3の弾性体22に重なっている。第4の弾性体23の密度は第2の弾性体17の密度より小さいので、第3実施形態における体圧分散マット31に比べ、肩部11を軽量化できる。
図4(b)を参照して第5実施の形態について説明する。体圧分散マット33は肩部11、腰部12及び脚部13を備え、肩部11は、第2の弾性体17の幅方向の両側に、第1の弾性体14が互いに離れて配置されている。肩部11の中央に第1の弾性体14が配置されていないので、肩部11の中央に置いた枕(図示せず)の上に頭を乗せたときの肩部11の変形による沈み込みを低減できる。
腰部12は、第2の弾性体17の幅方向の中央に第1の弾性体14が配置され、第2の弾性体17の幅方向の両側に、第4の弾性体23が互いに離れて配置されている。体圧分散マット33に人が体を伸ばして横たわると、腰部12の凹凸15,18(図2参照)によって腰の体表に圧力を加えることができる。寝返りを打って腰部12の端に腰が移動したときの体表の圧力を第4の弾性体23によって低減できる。また、第4の弾性体23の密度は第2の弾性体17の密度より小さいので、第2実施形態における体圧分散マット30に比べ、腰部12を軽量化できる。
なお、第2実施形態における体圧分散マット30(図3参照)において、肩部11及び脚部13に配置された第1の弾性体14及び第2の弾性体17に代えて、第3の弾性体22と同じ大きさの第4の弾性体23を配置することは当然可能である。また、第2実施形態における体圧分散マット30において、肩部11に配置された第1の弾性体14及び第2の弾性体17に代えて、第3の弾性体22と同じ大きさの第4の弾性体23を配置することは当然可能である。これらは第2実施形態における体圧分散マット30に比べて軽量化できる。
図5(a)を参照して第6実施の形態について説明する。体圧分散マット34は、主に第2の弾性体17からなる枕である。体圧分散マット34は、第2の弾性体17の上面の幅方向の両側に、互いに間隔をあけて第1の弾性体14が配置されている。第1の弾性体14の上に頭を乗せると、凹凸15,18(図2参照)によって頭に圧力(刺激)を加えることができる。第2の弾性体17の上に頭を乗せると、凹凸15,18による刺激を感じなくできる。
図5(b)を参照して第7実施の形態について説明する。体圧分散マット35は、主に第2の弾性体17からなる枕である。体圧分散マット35は、第2の弾性体17の側面に第1の弾性体14が配置されている。体圧分散マット35に頭を乗せると第1の弾性体14に首や肩が当たるので、凹凸15,18(図2参照)によって首や肩に圧力(刺激)を加えることができる。
図5(c)を参照して第8実施の形態について説明する。体圧分散マット36は、第2の弾性体17の下に板状の第3の弾性体24が配置された枕である。第3の弾性体24は第2の弾性体17よりも硬いので、第3の弾性体24によって体圧分散マット36の高さを調整できると共に、頭を乗せたときの寝具マットや布団の変形による体圧分散マット36の沈み込みを低減できる。体圧分散マット36は、第2の弾性体17の上面の中央から幅方向の両側にかけて、第1の弾性体14が配置されている。第1の弾性体14の上に頭を乗せると、凹凸15,18(図2参照)によって頭に圧力(刺激)を加えることができる。
なお、第8実施の形態において説明した第3の弾性体24を、第6実施形態における体圧分散マット34や第7実施形態における体圧分散マット35に配置することは当然可能である。
図6(a)を参照して第9実施の形態について説明する。体圧分散マット37は、主に第2の弾性体17からなるクッションである。クッションは、自動車、電車、飛行機、船舶などの乗り物用シート、家庭用やオフィス用の椅子やソファに使われる。体圧分散マット37は、第2の弾性体17の上面のうち主に太ももが当たる部分に、第1の弾性体14が配置されている。体圧分散マット37に座ると第1の弾性体14に太ももの後ろの部分が当たるので、凹凸15,18(図2参照)によって太ももに圧力(刺激)を加えることができる。
図6(b)を参照して第10実施の形態について説明する。体圧分散マット38は、主に第2の弾性体17からなるクッションである。体圧分散マット38は、第2の弾性体17の側面のうち主にふくらはぎが当たる部分に、第1の弾性体14が配置されている。体圧分散マット38に深く座ると第1の弾性体14にふくらはぎの後ろの部分が当たるので、凹凸15,18(図2参照)によってふくらはぎに圧力(刺激)を加えることができる。
図6(c)を参照して第11実施の形態について説明する。体圧分散マット39は、主に第2の弾性体17からなるクッションである。体圧分散マット39は、第2の弾性体17の上面の幅方向の両側に、互いに間隔をあけて第1の弾性体14が配置されている。体圧分散マット39に座ると第1の弾性体14にふくらはぎの外側の部分が当たるので、凹凸15,18(図2参照)によってふくらはぎに圧力(刺激)を加えることができる。
図7(a)を参照して第12実施の形態について説明する。体圧分散マット40は、主に第2の弾性体17からなる背もたれである。背もたれは、自動車、電車、飛行機、船舶などの乗り物用シート、家庭用やオフィス用の椅子やソファに使われる。体圧分散マット40は、第2の弾性体17のうち主に腰が当たる部分に、第1の弾性体14が配置されている。体圧分散マット40にもたれると第1の弾性体14に腰の後ろの部分が当たるので、凹凸15,18(図2参照)によって腰に圧力(刺激)を加えることができる。
図7(b)を参照して第13実施の形態について説明する。体圧分散マット41は、主に第2の弾性体17からなる背もたれである。体圧分散マット41は、第2の弾性体17のうち主に背中の側面や腕が当たる部分に、第1の弾性体14が配置されている。体圧分散マット41にもたれると第1の弾性体14に背中の側面や腕が当たるので、凹凸15,18(図2参照)によって背中や腕に圧力(刺激)を加えることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば体圧分散マット10,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41の各弾性体の形や寸法は一例である。これらは適宜設定される。
実施形態では、第1の弾性体14のセルの開気孔に第2の弾性体17のポリウレタンが侵入し硬化して、第1の弾性体14と第2の弾性体17との間に接着層21が作られる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1の弾性体14と第2の弾性体17との間に、接着剤が硬化した弾性を有する接着層21を設けることは当然可能である。接着剤はシリコーン系、変成シリコーン系、ウレタン系が例示される。第1の弾性体14や第2の弾性体17が3次元網目状構造体の場合に、第1の弾性体14と第2の弾性体17との間の界面が溶着した接着層21を設けることは当然可能である。
実施形態では、順に第1の弾性体14、第2の弾性体17及び第3の弾性体22を含む3層構造の体圧分散マット10,30,31,32,33について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。別の弾性体をさらに重ねて肩部11、腰部12、脚部13の少なくとも1つを4層以上にしたり、第3の弾性体22を省略して肩部11、腰部12、脚部13の少なくとも1つを2層構造にしたりすることは当然可能である。
10,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41 体圧分散マット
14 第1の弾性体
15 凹凸
17 第2の弾性体
18 凹凸
20 縁部
21 接着層

Claims (3)

  1. 凹凸を有する第1の弾性体と、
    凹凸を有する第2の弾性体と、
    前記凹凸において前記第1の弾性体と前記第2の弾性体とを接合する接着層と、を備え、
    前記第2の弾性体は、前記第1の弾性体より硬い体圧分散マット。
  2. 前記第2の弾性体は、前記凹凸の周りを囲む縁部を含み、
    前記第1の弾性体は、前記縁部の内側に配置されている請求項1記載の体圧分散マット。
  3. 前記凹凸は、前記第1の弾性体の厚さ方向に垂直な面で切断した断面積が連続的に変化する請求項1又は2に記載の体圧分散マット。
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