JP2023115738A - 管端変形治具及びそれを用いた管継手装着方法 - Google Patents

管端変形治具及びそれを用いた管継手装着方法 Download PDF

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Risa Miyamoto
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Abstract

Figure 2023115738000001
【課題】管端部を管継手の管収容凹部に挿し入れた状態で外れ難くする管端変形治具を提供する。
【解決手段】管端変形治具30は、ベース31と、ベース31の表側面33から突出されるとともに互いに離れて対向する一対の突起40を備えている。一対の突起40の対向面41どうしが、ベース31へ向かうにしたがって互いに接近するよう傾斜されている。塑性変形可能な管端部14を、管端変形治具30の一対の突起40どうしの間に挿し込むことによって、管端部14を断面変形させる。その後、管端部14を管継手20の管収容凹部24に挿し込む。
【選択図】図4

Description

本発明は、管端部を変形させる治具及び該治具を用いて管端部に管継手を装着する方法に関し、特に、塑性変形可能な管端部を管継手の環状の管収容凹部に嵌め込む際に用いられる管端変形治具及び管継手装着方法に関する。
例えば、空調機器用の空調管として、中間層にアルミ等の金属層を含むポリエチレン三層管が知られている(特許文献1等参照)。この種の管を継ぎ足す際は管端部に管継手が装着される。例えば特許文献2の管継手は、筒状の継手本体の外周に圧縮リングが嵌められている。継手本体と圧縮リングとの間に環状の管収容凹部が形成されている。管端部が管収容凹部に挿し入れられ、圧縮リングが外周側から圧縮されてカシメ変形されることによって、管端部が管継手と接続される。
実公平3-041184号公報 特開2005-325904号公報
前述の管端部と管継手との接続に際して、管端部を管継手の管収容凹部に挿し入れた後、圧縮リングをカシメ変形させるまでの間、管継手が管端部から外れて落下する可能性があり、安全性の観点から改善の余地があった。
本発明は、前記の事情に鑑み、管端部を管継手の管収容凹部に挿し入れた状態で外れ難くする方法及び該方法に使用可能な工具を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明装置は、塑性変形可能な管端部の断面を変形させる管端変形治具であって、
ベースと、
前記ベースの表側面から突出されるとともに互いに離れて対向する一対の突起と、を備え、
前記一対の突起の対向面どうしが、前記ベースへ向かうにしたがって互いに接近するよう傾斜されていることを特徴とする。
当該管端変形治具の前記一対の突起どうしの間に前記管端部を挿し込む。これによって、前記管端部を断面変形させることができる。すなわち、突起の対向方向へ前記管端部を縮径させ、かつ前記対向方向と直交するとともに前記表側面に沿う幅方向へ前記管端部を膨径させることができる。
別途、環状の管収容凹部を有する管継手を用意し、断面変形後の管端部を前記管収容凹部に挿し込む。これによって、前記管端部の縮径方向の両側の内周部分が前記管収容凹部の内周側の内壁に圧接するか、又は前記管端部の膨径方向の両側の外周部分が前記管収容凹部の外周側の内壁に圧接されるようにできる。この結果、かしめ前の管継手が管端部から脱落するのを防止できる。
好ましくは、前記管端変形治具は、前記管端部より剛性が高い。より好ましくは、前記管端変形治具は、金属からなる。これによって、前記管端部の断面を確実に塑性変形させることができる。
好ましくは、前記一対の対向面の各々が、前記表側面と対面する方向から見て円弧状、かつ前記傾斜が付けられた傾斜円弧凹面を含む。これによって、前記管端部を一対の対向面の間に挿し込むことによって、前記管端部の断面を楕円状に変形させることができる。
好ましくは、前記傾斜円弧凹面の曲率半径が、前記管端部の変形前の外半径より大きい。これによって、前記管端部における一対の対向面に押し当てられる側部の曲率半径が断面変形前より大きくなるようにすることができ、一対の対向面の対向方向が、断面変形後の管端部の短径方向となるように、管端部を楕円断面状に変形させることができる。
より好ましくは、前記傾斜円弧凹面の曲率中心が、前記一対の突起どうしの中間点よりも相手側の突起側に偏って配置されている。これによって、前記傾斜円弧凹面の曲率半径が、前記管端部の変形前の外半径より確実に大きくなるようにできる。
一層好ましくは、前記傾斜円弧凹面は、軸線が前記突起の対向方向及び幅方向と直交する方向に対して傾斜された部分円筒凹面である。これによって、前記傾斜円弧凹面の曲率半径を突起の高さ方向に一定にでき、傾斜円弧凹面の作製を容易化できる。
前記傾斜円弧凹面が、突起の高さ方向に沿って曲率半径が変わる部分テーパ面であってもよい。前記傾斜円弧凹面の円弧が、楕円であってもよい。
好ましくは、前記一対の対向面の傾斜円弧凹面の幅方向の中央部どうしの離間距離が、前記突起の突出方向の先端高さでは前記管端部の変形前の外直径以上であり、かつ前記表側面の近傍高さでは前記管端部の変形前の外直径より小さい。これによって、管端部を一対の突起の間に容易に挿し込むことができ、かつこれら一対の突起の間に深く挿し込むにしたがって、管端部が断面変形されるようにできる。
好ましくは、前記一対の突起の幅方向の互いに同じ側の縁部どうしの間には、前記管端部の膨径を許容する開放部が形成されている。これによって、管端部が前記幅方向へ膨径でき、前記幅方向が断面変形後の管端部の長径方向となるように、管端部を楕円断面状に変形させることができる。
本発明方法は、前記の管端変形治具を用いて、塑性変形可能な管端部に、環状の管収容凹部を有する管継手を装着する方法であって、
前記管端部を、前記管端変形治具の前記一対の突起どうしの間に挿し込むことによって、これら突起の対向方向へ前記管端部を縮径させ、かつ前記対向方向と直交するとともに前記表側面に沿う幅方向へ前記管端部を膨径させ、
その後、前記管端部を前記管収容凹部に挿し込むことを特徴とする。
当該方法によれば、前記管端変形治具を用いて管端部を確実に断面変形させることができる。そして、断面変形された管端部を管継手の管収容凹部に挿し込むことによって、管端部が管収容凹部の外周側又は内周側の内壁に押し当たって摩擦抵抗が働く。これによって、かしめ前の管継手が管端部から脱落するのを防止できる。
好ましくは、前記縮径及び膨径によって、前記管端部の縮径方向の内径が前記管収容凹部の内周径以下となるか、又は前記管端部の膨径方向の外径が前記管収容凹部の外周径以上となる。これによって、断面変形された管端部が管収容凹部の外周側又は内周側の内壁に確実に圧接されるようにでき、かしめ前の管継手が管端部から脱落するのを確実に防止できる。
本発明によれば、管端部を管継手の管収容凹部に挿し入れた状態で外れ難くすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る管端変形治具の平面図である。 図2(a)は、図1のIIa-IIa線に沿う、前記管端変形治具の正面図である。 図2(b)は、同図(a)のIIb-IIb線に沿う、前記管端変形治具の側面断面図である。 図3は、前記管端変形治具の斜視図である。 図4(a)は、前記管端変形治具によって管端部を変形させる様子を示す断面図である。図4(b)は、前記管端変形治具によって前記管端部を変形させた状態の断面図である。 図5は、図4(b)のV-V線に沿う平面断面図である。 図6(a)は、前記変形された管端部を管継手に嵌め込み、かつかしめ前の状態の一部切欠側面図である。図6(b)は、図6(a)のVIb-VIb線に沿う断面図である。 図7(a)~同図(f)は、前記管端変形治具の他の実施形態(変形例)を示し、図7(a)は第2実施形態の平面図、図7(b)は同図(a)のVIIb-VIIb線に沿う断面図、図7(c)は第3実施形態の平面図、図7(d)は同図(c)のVIId-VIId線に沿う断面図、図7(e)は第4実施形態の平面図、図7(f)は同図(e)のVIIf-VIIf線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
本実施形態に係る管端変形治具は、例えば、建物における空調管の配管施工において、前記空調管と管継手とを接続する際の前工程で用いられる。
<空調管10>
図4(a)に示すように、空調管10は、ポリエチレン(PE)等の樹脂からなる内層11及び外層13の間にアルミ等の金属からなる中間層12を介在させた三層管によって構成されている。空調管10は、金属の中間層12を含むことによって塑性変形可能である。
<管継手20>
図6(a)に示すように、管継手20は、筒状の継手本体21と、その一端側部(図6(a)において右側部)の外周に嵌められた継手本体21と被圧縮リング22との間に環状の管収容凹部24が形成されている。図6(a)及び同図(b)に示すように、空調管10の管端部14が、管収容凹部24に挿し入れられて管継手20と接続される。継手本体21における被圧縮リング22とは反対側の端部には、ネジ部23が形成されている。図6(a)において二点鎖線にて示すように、ネジ部23には、接続相手の管10Aが接続される。
<管端変形治具30>
図1は、本実施形態に係る管端変形治具30を示したものである。管端変形治具30は、空調管10を管継手20(図6)と接続するのに先立って、空調管10の管端部14の断面を変形させるのに用いられる(図4(a)~図4(b))。
図2(a)及び図2(b)に示すように、管端変形治具30は、ベース31と、一対の突起40を備えている。図1に示すように、ベース31は、概略円形の板形状に形成されている。ベース31には、1又は複数の孔32が形成されている。これらの孔32は、管端部14のバリ除去の際に、バリ除去駆動部を取り付けたり、バリを排出したりするのに用いられる。つまり、管端変形治具30は、バリ除去装置の管端装着部材を兼ねている。言い換えると、バリ除去装置の管端装着部材が、管端変形治具としての機能が付与されている。
管端部14を変形させる観点からは、孔32は無くてもよく、管端変形治具30が、管端部を変形させる専用の治具であってもよい。
図3に示すように、ベース31に一対の突起40が設けられている。これら突起40は、ベース31の表側面33から突出されるとともに、表側面33に沿う一方向(図1において上下方向)に互いに離れて対向している。以下、前記一方向を「対向方向」又は「突起対向方向」と称す。突起対向方向と直交するとともに表側面33に沿う方向(図1において左右方向)を「幅方向」と称す。突起対向方向及び幅方向と直交する方向(図1において紙面直交方向)を「突起高さ方向」ないしは「表側面33と対面する方向」と称す。
図1に示すように、表側面33と対面する方向から見た各突起40は、概略円弧状(扇状)になっている。図1及び図2(b)に示すように、一対の突起40の対向面41は、円弧状の凹面をなし、かつベース31へ向かうにしたがって互いに接近するよう僅かに傾斜されている。すなわち、一対の突起40の対向面41の各々が、表側面33と対面する方向から見て円弧状、かつ前記傾斜が付けられた傾斜円弧凹面42を含む。突起突出方向における、傾斜円弧凹面42の先端部42aは、R面取りされたコーナー部45を介して、突起40の頂端面43と連なっている。傾斜円弧凹面42の基端部42bは、表側面33に達している。
傾斜円弧凹面42は、図1において一点鎖線にて示す仮想の円柱面C40の一部分(部分円筒凹面)を構成している。図2(b)に示すように、仮想の円柱面C40の軸線L40は、突起高さ方向に沿うベース31の中心軸線L31に対して僅かに傾斜されている。
なお、図において、円柱面C40及びその軸線L40は、一対の対向面41のうち片側(図1において上側)の傾斜円弧凹面42と対応するものだけを図示する。
傾斜円弧凹面42の曲率半径r42(図1)は、突起高さ方向に一定である。かつ、傾斜円弧凹面42の曲率半径r42は、図1において二点鎖線にて示す管端部14の変形前の外半径r14より大きい。図1に示すように、傾斜円弧凹面42の曲率中心C42は、一対の突起40どうしの中間点すなわちベース31の中心軸線L31よりも相手側(例えば図1において下側)の突起40側に偏って配置されている。
図4(a)に示すように、一対の傾斜円弧凹面42の先端部42a(突起突出方向の先端高さ)における、幅方向の中央部どうしの離間距離D42aは、管端部14の変形前の外直径φ14(=2×r14)以上である(D42a≧φ14)。好ましくは、離間距離D42aは、外直径φ14の101%~102%程度である(D42a=φ14×1.01~φ14×1.02)。
図4(a)に示すように、一対の傾斜円弧凹面42の基端部42b(表側面33の近傍高さ)における、幅方向の中央部どうしの離間距離D42bは、管端部14の変形前の外直径φ14より小さい(D42b<φ14)。好ましくは、離間距離D42bは、外直径φ14の93%~97%程度である(D42b=φ14×0.93~φ14×0.97)。
図1に示すように、一対の突起40の幅方向における互いに同じ側の縁部44どうしの間には、開放部34が形成されている。
各突起40の対向面11とは反対側の背面46とベース31との間には段差47が形成されている。
管端変形治具30は、鋼鉄、鉄等の金属によって構成されており、管端部14より剛性が高い。
管端変形治具30は、次のように使用される。
図4(a)に示すように、管端変形治具30の一対の突起40どうしの間に管端部14を挿し入れる。突起40の先端部42aにおいては、D42a≧φ14であるため、前記挿し入れ操作を容易に行うことができる。
図4(b)に示すように、さらに管端部14をベース31へ向けて挿し込む。このとき、管端部14における突起対向方向の両側部14aが、一対の突起40の対向面41にそれぞれ当たり、これら対向面41の傾斜に沿って内側へ押される。
これによって、図5に示すように、管端部14が突起対向方向へ漸次縮径されるとともに、幅方向へ漸次膨径される。この結果、管端部14の断面が、突起対向方向を短径とし、幅方向を長径とする楕円状に変形される。しかも、管端部14の先端へ向かうにしたがって、断面の扁平率が高くなる。
突起40の基端部42bにおいてはD42b<φ14であるから、管端部14を突起対向方向へ確実に縮径できる。
各突起40の対向面41は、曲率中心C42が相手側の突起40側に偏り、かつr42>r14の円弧凹面42になっているから、管端部14の突起対向方向の両側部14aを確実に扁平化できる。
また、管端変形治具30の開放部34によって、管端部14の幅方向の両側部14bの膨径を確実に許容できる。
好ましくは、図5及び図6(b)に示すように、管端部14の短径側の内径φ14aが、管継手20の管収容凹部24の内周径以下、すなわち継手本体21の外径φ21以下となるか(φ14a≦φ21)、又は管端部14の長径側の外径φ14bが、管収容凹部24の外周径以上すなわち被圧縮リング22の内径φ22以上となるよう(φ14b≧φ22)、管端部14が断面変形される。
管端部14の断面変形に伴い、該管端部14におけるアルミ製の中間層12が塑性変形される。したがって、管端部14の断面変形は、塑性変形となる。管端変形治具30は管端部14より剛性が高いから、管端部14を確実に塑性変形させることができる。
管端変形治具30によって管端部14を断面変形させた後、管端部14を管端変形治具30から引き抜く。管端部14は塑性変形されているから、管端変形治具30から解放された後も、楕円状の断面形状が維持される。
続いて、図6(a)に示すように、管継手20の環状の管収容凹部24に、断面変形された管端部14を挿し込む。すると、図6(b)に示すように、φ14a≦φ21又はφ14b≧φ22の楕円断面をなす管端部14の短径方向の両側部14aの内周部分が、継手本体21(管収容凹部24の内周側の内壁)に圧接される。又は、管端部14の長径方向の両側部14bの外周部分が、被圧縮リング22(管収容凹部24の外周側の内壁)に圧接される。
これによって、管端部14と管継手20との間に摩擦抵抗が働き、管端部14が管収容凹部24から抜け難くすることができる。この結果、後記かしめ前の管継手20が管端部14から脱落するのを防止できる。
その後、かしめ工具(図示省略)によって、被圧縮リング22が外周側から圧縮されるようにカシメられる。これによって、管端部14と管継手20とが分離不能に接続される。
管端変形治具30の傾斜円弧凹面42は、曲率半径r42が突起高さ方向へ一定の部分円筒凹面であるから、管端変形治具30の作製を容易化できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、突起40の厚み、形状等は適宜設定可能である。
<第2実施形態(図7(a)~図7(b))>
図7(a)及び図7(b)に示すように、本発明の第2実施形態に係る管端変形治具30Bにおいては、突起40の厚み(対向面41と背面46の距離)が第1実施形態よりも大きく、突起40の頂端面43が第1実施形態よりも大きな面積になっている。突起40の背面46は、ベース31の外周面と面一に連続している。
第2実施形態の管端変形治具30Bによれば、例えば管端部14(図4)の断面変形工程中に作業者の手が頂端面43に突き当たったとしても、頂端面43がフラットであるために、過度な痛みを感じないようにすることができる。
<第3実施形態(図7(c)~図7(d))>
図7(c)及び図7(d)に示すように、本発明の第3実施形態に係る管端変形治具30Cにおいては、突起40の厚みが、第2実施形態の管端変形治具30Bより小さい。背面46は、ベース31の外周面と面一に連続している。
<第4実施形態(図7(e)~図7(f))>
図7(e)及び図7(f)に示すように、本発明の第4実施形態に係る管端変形治具30Dにおいては、突起40の厚みが、第3実施形態の管端変形治具30Cより小さい。背面46は、ベース31の外周面と面一に連続している。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、傾斜円弧凹面42が、突起40の高さ方向に沿って曲率半径が変わる部分テーパ面であってもよい。傾斜円弧凹面42の平面視の円弧形状が、楕円形状であってもよい。
本発明は、例えば、建物における空調機器用の空調管の配管施工に適用できる。
10 空調機器配管
11 内層
12 中間層
13 外層
14 管端部
14a 縮径側の側部
14b 膨径側の側部
20 管継手
21 継手本体
22 被圧縮リング
24 管収容凹部
30 管端変形治具
31 ベース
33 表側面
34 開放部
40 突起
41 対向面
42 傾斜円弧凹面
42a 先端部
42b 基端部
43 頂端面
44 縁部
45 コーナー部
46 背面

Claims (9)

  1. 塑性変形可能な管端部の断面を変形させる管端変形治具であって、
    ベースと、
    前記ベースの表側面から突出されるとともに互いに離れて対向する一対の突起と、を備え、
    前記一対の突起の対向面どうしが、前記ベースへ向かうにしたがって互いに接近するよう傾斜されていることを特徴とする管端変形治具。
  2. 前記一対の対向面の各々が、前記表側面と対面する方向から見て円弧状、かつ前記傾斜が付けられた傾斜円弧凹面を含むことを特徴とする請求項1に記載の管端変形治具。
  3. 前記傾斜円弧凹面の曲率半径が、前記管端部の変形前の外半径より大きいことを特徴とする請求項2に記載の管端変形治具。
  4. 前記傾斜円弧凹面の曲率中心が、前記一対の突起どうしの中間点よりも相手側の突起側に偏って配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の管端変形治具。
  5. 前記傾斜円弧凹面が、軸線が前記突起の対向方向及び幅方向と直交する方向に対して傾斜された部分円筒凹面であることを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の管端変形治具。
  6. 前記一対の対向面の傾斜円弧凹面の幅方向の中央部どうしの離間距離が、前記突起の突出方向の先端高さでは前記管端部の変形前の外直径以上であり、かつ前記表側面の近傍高さでは前記管端部の変形前の外直径より小さいことを特徴とする請求項2~5の何れか1項に記載の管端変形治具。
  7. 前記一対の突起の幅方向の互いに同じ側の縁部どうしの間には、前記管端部の膨径を許容する開放部が形成されていることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の管端変形治具。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の管端変形治具を用いて、塑性変形可能な管端部に、環状の管収容凹部を有する管継手を装着する方法であって、
    前記管端部を、前記管端変形治具の前記一対の突起どうしの間に挿し込むことによって、これら突起の対向方向へ前記管端部を縮径させ、かつ前記対向方向と直交するとともに前記表側面に沿う幅方向へ前記管端部を膨径させ、
    その後、前記管端部を前記管収容凹部に挿し込むことを特徴とする管継手装着方法。
  9. 前記縮径及び膨径によって、前記管端部の縮径方向の内径が前記管収容凹部の内周径以下となるか、又は前記管端部の膨径方向の外径が前記管収容凹部の外周径以上となることを特徴とする請求項8に記載の管継手装着方法。
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