JP2023114474A - 接合方法、それに用いるペースト、および、接合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの基材をより好適な状態で接合できる技術を提供する。【解決手段】金属で構成された第1の基材に、加熱により軟化又は溶融する第2の基材を接合する接合方法であって、少なくとも、炭素と、ニッケルと、を含む金属粉末とバインダと溶媒とを混合したペーストを準備する工程と、前記第1の基材の表面に、前記ペーストを塗布する工程と、塗布された前記ペーストにレーザーを照射して、前記第1の基材の表面に、微細な凹凸構造を有し、前記ペーストよりも厚みが小さい接合層を形成する工程と、前記接合層の上に前記第2の基材を積層して加熱押圧することにより、或いは、前記第2の基材を鋳造することにより、前記第2の基材の一部を前記接合層の前記凹凸構造に入り込ませる工程と、を備える、接合方法。【選択図】図2

Description

本発明は、金属で構成された第1の基材に対する第2の基材の接合方法に関する。
金属で構成された第1の基材に、加熱により軟化する第2の基材を接合する方法としては、例えば、本願発明の発明者によって提案された下記の特許文献1,2の技術がある。特許文献1,2の技術では、いわゆるレーザークラッディングによって、アルミニウム等の金属基材の表面に、微細な凹凸構造を有する接合層を肉盛りし、その凹凸構造に対するアンカー効果を利用して、プラスチック等の樹脂基材を接合している。この技術によれば、金属基材の表面に対するブラスト処理やエッチング処理等の時間や手間を要する表面処理を施すまでもなく、金属基材と樹脂基材との機械的接合強度を簡易かつ低コストで高めることができる。
特開2016-130003号公報 特開2017-190521号公報
しかしながら、上記の特許文献1,2の技術では、例えば、接合層が形成される金属基材の表面が曲面である場合などに、金属粉末を金属基材の表面に狙い通りに安定した状態で配置することが困難な場合があった。また、上記の特許文献1,2の技術では、金属基材に形成される接合層の微細な凹凸構造には、表面に局所的に突出する凸部が多数形成される場合があった。この凸部は、多くの場合、接合強度を高める方向に働くが、その一方で、接合層に積層される基材の厚みが小さい場合には、その凸部が当該基材を貫通したり、その基材の外側の面を凹凸に変形させたりする可能性があった。また、上記の特許文献1,2の技術によって作製される接合体では、その厚みが、接合層の厚みの分だけ、許容範囲より大きくなる場合もあった。
このように、上記の特許文献1,2の技術であっても、接合体の接合性を容易に向上させることは可能であるが、接合対象の2つの基材の構成や、接合後の接合体に求められる精度によっては、さらなる改良が必要な場合があった。本願は、2つの基材をより好適な状態で接合できる技術を提供することを目的とする。
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態は、金属で構成された第1の基材に、加熱により軟化又は溶融する第2の基材を接合する接合方法として提供される。この形態の接合方法は、少なくとも、炭素と、ニッケルと、を含む金属粉末とバインダと溶媒とを混合したペーストを準備する工程と、前記第1の基材の表面に、前記ペーストを塗布する工程と、塗布された前記ペーストにレーザーを照射して、前記第1の基材の表面に、微細な凹凸構造を有し、前記ペーストよりも厚みが小さい接合層を形成する工程と、前記接合層の上に前記第2の基材を積層して加熱押圧することにより、或いは、前記第2の基材を鋳造することにより、前記第2の基材の一部を前記接合層の前記凹凸構造に入り込ませる工程と、を備える。
この形態の接合方法によれば、接合層を形成するために第1の基材に配置される材料がペーストであるため、接合層を形成する際に、第1の基材の表面に付着させやすく、所望の厚みでの塗布が容易であり、安定した状態で配置しやすい。また、このペーストによれば、凹部が深く形成され、凸部が比較的均一な高さで平坦な頂部を有する微細な凹凸構造が表層に形成された接合層を形成しやすい。こうした接合層であれば、凹部のアンカー効果によって第1の基材と第2の基材の接合強度を高めることができる一方で、凸部によって第2の基材が劣化・変形してしまうことを抑制できる。また、この形態の接合方法によれば、接合層の厚みが、第1の基材に塗布されたペーストの厚みより小さくなるため、作製される接合体の厚みが過度に大きくなることを抑制できる。
(2)上記の形態の接合方法において、前記金属粉末は、さらに、鉄とチタンのうちの少なくとも一方を含んでよい。
この形態の接合方法によれば、ペーストに含まれる鉄またはチタンの作用により、金属で構成された第1の基材との相性がよくなり、より好適な接合層を形成しやすくなる。
(3)上記の形態の接合方法において、前記金属粉末は、さらに、スズを含んでよい。
この形態の接合方法によれば、ペーストに含まれるスズの作用により、好適な凹凸構造を有する接合層を、より形成しやすくなる。
(4)上記の形態の接合方法において、記金属粉末における前記ニッケルと前記スズのモル比を1:Xとするとき、Xは、0.3以上1未満であってよい。
この形態の接合方法によれば、スズの使用量を抑えることにより、より好適な微細な凹凸構造を有する接合層を形成することができる。
(5)本発明の一形態は、第1の基材と第2の基材との接合の際に、前記第1の基材の表面に塗布され、レーザーが照射されることにより、前記第1の基材の表面に微細な凹凸構造を有する接合層を構成するペーストとして提供される。この形態のペーストは、炭素と、ニッケルと、を含む金属粉末と、バインダと、溶媒と、を含み、前記レーザーの照射によって前記接合層を構成したときの厚みが、前記第1の基材に塗布されたときの厚みより小さくなる。
この形態のペーストを用いれば、第1の基材の表面に接合層を形成する際に、第1の基材の表面に付着させやすく、所望の厚みでの塗布が容易である。また、第1の基材の表面に、凹部が深く、凸部が比較的均一な高さで平坦な頂部を有する凹凸構造が表層に形成された接合層を形成しやすくなる。その接合層によれば、凹部のアンカー効果によって第1の基材と第2の基材の接合強度を高めることができる一方で、凸部によって第2の基材が劣化・変形してしまうことを抑制できる。さらに、接合層の厚みが、第1の基材に塗布されたときのペーストの厚みよりも小さくなるため、作製される接合体の厚みが過度に大きくなることを抑制できる。
(6)本発明の一形態は、金属で構成された第1の基材と、加熱により軟化又は溶融する第2の基材と、前記第1の基材と前記第2の基材とを接合する接合層と、を備える接合体として提供される。この形態の接合体の前記接合層は、少なくとも、炭素と、ニッケルと、を含む金属によって構成されるとともに、前記第2の基材との間に前記第2の基材の一部が入り込んでいる微細な凹凸構造を有しており、前記接合層の厚みは、100μmより小さい。
この形態の接合体によれば、接合層のアンカー効果によって接合強度が高めることができる一方で、接合層の凸部によって第2の基材が変形することを抑制できる。また、この形態の接合体によれば、接合層の厚みが100μmより小さいため、接合層によって、接合体全体の厚みが過度に大きくなることを抑制できる。
本発明は、金属で構成された第1の基材と加熱により軟化又は溶融する第2の基材の接合方法や、その接合方法に用いられるペースト、その接合方法によって製造される接合体以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、第1の基材と第2の基材を接合した接合体の製造方法、金属基材の表面に微細な凹凸構造を有する接合層を形成する方法、第1の基材と第2の基材とを接合する接合装置、表面に微細な凹凸構造を有する接合層が形成された金属基材、金属基材の表面に微細な凹凸構造を有する接合層を形成する装置、それら装置の制御ユニットや制御プログラム等の形態で実現することができる。
第1の基材と第2の基材との接合方法の工程を示すフローチャート。 第1の基材材に対して接合層を形成する工程の様子を示す模式図。 接合層の断面構成の一例を示す模式図。 第2の基材を接合している様子を示す模式図。 ペーストの製造例の組成をまとめた表を示す説明図。 ペーストの製造例の組成をまとめた表を示す説明図。 金属粉末とバインダの重量比ごとのペーストの評価を示す説明図。 レーザーの照射方法および接合強度の測定方法を説明するための説明図。 接合力の計測結果を示す説明図。
以下、本発明の好適な実施形態および実施例を、図面を参照しながら説明する。
1.実施形態:
図1は、本実施形態における接合方法の工程を示すフローチャートである。図2は、第1の基材20に対して、ペースト10を用いて接合層11を形成する工程の様子を示す模式図である。図2を参照図として、図1に示す工程P1~P3の処理工程を説明する。
工程P1では、接合層11を形成するためのペースト10を準備する。ペースト10は、金属粉末と、バインダと、溶媒と、を混合することにより作製される。
<金属粉末>
ペースト10の作製に用いられる金属粉末は、少なくとも、炭素(C)と、ニッケル(Ni)と、を含む。金属粉末に含まれるニッケルは、多様な基材と合金層を形成することから、好適な接合層の形成を可能とする。金属粉末を構成する金属はそれぞれ、金属原子単体の金属の粉末として混合されていてもよいし、前述の金属原子を含む化合物や合金の粉末として混合されていてもよい。例えば、炭素は、ペースト10に、カーボンブラックや、カーボンナノチューブの粉末として混合されていてもよい。前記のカーボンブラックは、ケッチェンブラックとしてもよい。また、炭素は、ペースト10に、炭化ホウ素(BC)や、炭化タングステン(WC)等の炭素化合物の粉末として混合されてもよい。なお、炭化ホウ素であれば扱いやすく、作業効率を高めることが可能である。また、金属粉末は、鉄(Fe)やチタン(Ti)を含んでいてもよい。鉄やチタンについても同様に、金属粉末中に化合物や合金の状態で混合されていてもよい。ペースト10の金属粉末には、上述したもの以外の金属が含まれてもよい。
ペースト10に含まれる金属粉末を構成する各粒子は、1μm以上100μm以下の粒子径を有していることが好ましい。金属粉末は、粒径の分布の状態が概ね同一になるように混合されていることが好ましい。
ペースト10の金属粉末には、さらに、上記の金属以外のその他の金属の原子が、1種または2種以上、粉末の状態で含まれていてもよい。ペースト10の金属粉末には、スズ(Sn)や、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)、シリコン(Si)、バナジウム(V)、ステライト(登録商標)等の原子が含まれていてもよい。
<バインダ>
ペースト10に混合されるバインダは、上述した金属粉末の分散剤として作用するものを用いることができる。また、バインダは、ペースト10の粘度調整剤として作用するものであることが好ましい。ペースト10のバインダは、有機化合物によって構成されてもよいし、無機化合物によって構成されてもよい。バインダは、例えば、ポリアクリル酸アミド((CNO))と、イソパラフィンと、ポリオキシエチレンアルキルエーテルと、1,2,3-ベンゾトリアゾール(C)と、メタノール(CHO)と、水とを混合した溶液であってもよい。このバインダでは、ポリアクリル酸アミドとイソパラフィンのそれぞれの濃度が1~10%、ポリオキシエチレンアルキルエーテルと1,2,3-ベンゾトリアゾールの濃度がそれぞれ1.0%以下、メタノールの濃度が2.0%以下、水の濃度が85~99%でよい。
ペースト10の作製の際には、金属粉末の重量に対するバインダの重量の比は、バインダの組成成分に応じて適宜調整すればよい。金属粉末の重量とバインダの重量との比の値は、1.0以上2.5未満であるとしてもよい。金属粉末の重量とバインダの重量との比は、5+α:5-α(αは0以上5未満の任意の実数)であるとしてもよく、5:5、6:4、7:3のいずれかであるとしてもよい。バインダの組成成分が、上述したものである場合、その比は、6:4であることが好ましい。
<溶媒>
ペースト10に混合される溶媒としては、上記の金属粉末とバインダの分散媒として作用する有機溶媒を用いることができる。有機溶媒は、特に限定されないが、例えば、エタノールや、メタノールであってもよい。
工程P2では、第1の基材20に工程P1で準備したペースト10を塗布する。第1の基材20は、金属によって構成される。第1の基材20は、例えば、鉄鋼など、鋼材によって構成することができる。鋼材としては、冷間圧延鋼板や、亜鉛めっき鋼板、炭素工具鋼(SK材)、炭素鋼、ステンレス鋼、一般軟鋼材、超高張力鋼等を用いることができる。第1の基材20は、前述の鋼材に限定されることはなく、例えば、鉄や、アルミニウム、銅等の非鉄金属、その他の種々の金属や合金によって構成されてもよい。
ペースト10は、例えば、ダイコーターなどの塗工装置によって塗布される。ペースト10は、第1の基材20の表面に、50~150μmの厚みで塗布される。第1の基材20の表面に塗布されるペースト10の厚みは、50~150μmであることが好ましく、80~120μmであることがより好ましい。第1の基材20の表面に塗布されるペースト10の厚みは、100μm以下であることがさらに好ましい。ペースト10を100μm以下とすれば、接合層11の厚みを100μm未満にすることができる。
工程P3は、レーザークラッディングの技術を利用して接合層11を形成する工程に相当する。工程P3では、レーザー照射装置LSによって、第1の基材20の表面に塗布されたペースト10にレーザーを照射する。これにより、ペースト10に含まれる金属が溶融して、第1の基材20の表面に肉盛りされた接合層11が形成される。工程P3でペースト10を照射するレーザーとしては、例えば、半導体レーザーを用いることができる。工程P3で用いられるレーザーは、半導体レーザーに限定されることはなく、レーザークラッディングの技術において一般に用いられるものでよい。工程P3では、例えば、ファイバーレーザーや、Nd:YAGレーザー、炭酸ガスレーザー等を用いることが可能である。
レーザー照射装置LSは、光学系素子により、レーザーを、例えば、直径0.5~3mmのスポットビームに成形して照射する。レーザーは、1.0~1.5mmのスポットビームに成形されることがより好ましい。レーザー照射装置LSは、例えば、200~500W程度のレーザー出力でレーザーを照射する。レーザー照射装置LSは、例えば、10~70mm/sの走査速度でレーザーを走査する。レーザーの走査速度は、40~60mm/sであることがより好ましい。レーザーの繰り返し周波数は、例えば、800~1500Hzとしてよく、900~1200Hzであることが好ましい。また、レーザーの波長は、例えば、400~1200nmとしてよく、800~1000nmであることが好ましい。
なお、工程P3および工程P4は、時間的に並列に実行されてもよい。つまり、塗工装置によって第1の基材20の表面にペースト10と塗布しながら、塗工装置に後続するレーザー照射装置LSによって、塗布されたペースト10をレーザー照射してもよい。このようにすれば、接合層11をより効率よく形成することができる。
図3は、工程P3で形成される接合層11の断面構成の一例を示す模式図である。接合層11は、第1の基材20の表面に肉盛りされており、第1の基材20と一体化するように形成されている。接合層11の下端部には、溶融した第1の基材20の一部が混在している。接合層11の表層には、多数の凹部12が全体にわたって分布している微細な凹凸構造を有している。また、接合層11の凹部12の多くは、接合層11の厚み方向に縦長に深く形成される。
接合層11の厚みtcは、第1の基材20の表面に塗布されたときのペースト10の厚みtpより小さい。接合層11の厚みtcは、接合層11において偏りなく選ばれた任意の場所における第1の基材20の表面位置からの高さの平均値として求められる。接合層11の厚みは、第1の基材20の表面に塗布されたときのペースト10の厚みに対して、60%以上90%以下であることが好ましく、70%以上80%以下であることがより好ましい。なお、本実施形態では、接合層11の厚みは、100μm未満である。
本願発明の発明者は、独自の実験によって以下の知見を得た。炭素と、ニッケルと、を含む金属粉末を用いたペースト10であれば、レーザーの照射により、第2の基材21に対するアンカー効果を発揮させるのに好適な、上述したような微細な凹凸構造を有する接合層11を容易に形成することができる。また、第1の基材20に塗布したときのペースト10の厚みより小さい接合層11を得ることができる。さらに、金属粉末に、鉄とチタンのうちの少なくとも一方を含むと、ペーストに含まれる鉄またはチタンの作用により、金属で構成された第1の基材との相性がよくなり、より好適な接合層を形成しやすくなる。
さらに、ペースト10の金属粉末にスズが含まれていれば、そのスズの作用によって、第2の基材21の接合により好適で微細な凹凸構造を有する接合層11を簡易に形成することが可能である。また、ペースト10の金属粉末に含まれるニッケルとスズのモル比を1:Xとするとき、Xが0.3以上1未満となるように、ペースト10にスズを混ぜることにより、さらに好適で微細な凹凸構造を有する接合層11を形成することも可能である。
図4を参照して、工程P4を説明する。図4は、第1の基材20に第2の基材21を接合している様子を示す模式図である。工程P4では、第1の基材20に形成された接合層11の上に第2の基材21を積層して加熱押圧する。
第2の基材21は、加熱により軟化又は溶融する部材によって構成される。第2の基材21は、樹脂によって構成されていてもよいし、金属によって構成されていてもよい。第2の基材21を構成する樹脂は、プラスチックやゴム、熱可塑性樹脂、その他の加熱によって軟化する合成樹脂であってもよい。第2の基材21を構成する樹脂は、例えば、炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP:Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastics)や、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタール、塩化ビニール等によって構成することができる。
第2の基材21を構成する金属は、例えば、アルミニウムや、スズ、その他の種々の金属や、そうした種々の金属の原子を含む合金によって構成されてもよい。
工程P4では、加熱によって軟化させた第2の基材21の一部を、押圧することで接合層11の凹凸構造の凹部12に入り込ませることにより、第2の基材21を第1の基材20に接合する。工程P4での第2の基材21の接合は、加熱されたプレートによって第2の基材21を押圧するホットプレスによって行われてもよい。第2の基材21の加熱方法や押圧方法は特に限定されない。第2の基材21の加熱温度は、第2の基材21が軟化する温度に応じて適宜定められればよい。また、第2の基材21を押圧する力は、第2の基材21の厚みや軟化させたときの硬さによって定められればよい。また、工程P4は、溶融した第2の基材21を鋳造することで、接合層11の凹凸構造の凹部12に入り込ませる工程としてもよい。
以上の工程P1~工程P4によって、第1の基材20と第2の基材21とを接合した接合体30が得られる。接合体30では、第2の基材21の一部が接合層11の凹凸構造の凹部12に入り込むアンカー効果によって、第2の基材21と接合層11との間の接合強度が高められている。また、接合層11の厚みが、ペースト10を塗布したときの厚みよりも小さくなるため、接合層11の厚みにより、接合体30の厚みが大きくなることが抑制されている。
以上のように、本実施形態の接合方法によれば、接合層11を形成する際には、第1の基材20にペースト10が塗布される。ペースト10であれば、第1の基材20の表面に付着させやすく、安定した状態で配置することが容易であり、所望の厚みでの塗布が容易である。また、ペースト10であれば、第1の基材20の表面が曲面であったり、水平方向に対して角度を有して配置されていたりしたとしても、レーザーの照射前や照射中に塗布された場所から移動したり、脱落したりしてしまうことが抑制される。
また、ペースト10によって形成される接合層11が有する微細な凹凸構造は、図3に示したように、多くの凸部が比較的均一な高さで平坦な頂部を有する。これにより、第2の基材21の厚みが薄い場合でも、接合層11の凸部が、第2の基材21を貫通したり、第2の基材21を厚み方向に凹凸に変形させたりすることを抑制できる。また、接合層11の凹部12の多くは、接合層11の厚み方向に縦長に深く形成される。こうした凹部12を有する接合層11であれば、後述する工程において接合される第2の基材に対してアンカー効果を発揮しやすく、第1の基材20と第2の基材21の接合強度を高めやすい。
さらに、ペースト10によって形成される接合層11の厚みは、第1の基材20に塗布されたペースト10の厚みより小さくなるため、作製される接合体30の厚みが過度に大きくなることを抑制することができる。
2.実施例:
以下、本願発明の発明者が行った具体的な実施例を詳細に説明する。
<ペーストの製造例>
図5の表には、本実施形態の接合方法に用いるペーストの製造例S1~S6の組成をまとめてある。製造例S1~S5は、チタンの粉末と、炭化ホウ素の粉末と、ニッケルの粉末と、スズの粉末と、を混合した金属粉末を用いて作製した。製造例S6は、比較例として作製したものであり、チタンの粉末と、炭化ホウ素の粉末と、アルミニウムの粉末と、を混合して作製した。
チタンの粉末は、東邦チタニウム社製のTC-201を用いた。炭化ホウ素の粉末は、3M社製のF1000を用いた。ニッケルの粉末は、高純度化学研究所社製の粒径が10~20μmのものを用いた。スズの粉末は、ニレコ社製のM38を用いた。アルミニウムの粉末は、ヒカリ素材社製の44.7を用いた。
製造例S1では、金属粉末におけるチタン、炭素、ニッケルのモル比を、1:2:1とした。製造例S2,S5では、金属粉末におけるチタン、炭素、ニッケルのモル比を、1:1:1とした。製造例S3では、金属粉末におけるチタン、炭素、ニッケルのモル比を、3:1:1とした。製造例S4では、金属粉末におけるチタン、炭素、ニッケルのモル比を、5:1:1とした。製造例S6では、ニッケルの代わりにアルミニウムを用い、金属粉末におけるチタン、炭素、アルミニウムのモル比を、3:1:1とした。製造例S1~S5では、ニッケルのモル比1に対するスズのモル比をそれぞれ、0.5,0.7,0.3,0.7,1とした。製造例S6では、スズの粉末は添加しなかった。
製造例S1~S6は、バインダとして、ナイス社製のVB14を用いて作製した。金属粉末とバインダの重量比は6:4とした。なお、以下に説明するように、ナイス社製のVB14を用いて、金属粉末とバインダの重量比を6:4とすることにより、形成状態および塗布性が良好なペーストが得られる。
図6の表は、金属粉末とバインダの重量比ごとのペーストの評価を示している。図6の表では、バインダとして、ナイス社製のVB14とVB15とを用いた場合の評価結果を示してある。図6の評価項目である「形成状態」は、ペーストにおける粒子の分散状態や粘度等、形成されたペーストの状態を意味する。「塗布性」は、ペーストの塗布のしやすさを意味し、塗布される基材に対する付着性や、塗り広がりやすさ、塗布された後の形状の保持性等を意味している。それらの評価項目に対する評価「A」、「B」、「C」は、この順で評価が高かったことを示している。
ナイス社製のバインダVB14を用いた場合、金属粉末とバインダの重量比を6:4としたとき、形成状態も塗布性もA評価であった。金属粉末とバインダの重量比を5:5としたときには、塗布性はA評価であったが、形成状態はB評価であった。金属粉末とバインダの重量比を7:3としたときには、形成状態はA評価であったが、塗布性はC評価であった。ナイス社製のバインダVB15を用い、金属粉末とバインダの重量比を6:4としたときには、形成状態も塗布性も評価はBであった。
<ナイス社製のバインダVB14の成分>
・ポリアクリル酸アミド(濃度1~5%)
・イソパラフィン(濃度1~5%)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(濃度0.5%以下)
・1,2,3-ベンゾトリアゾール(濃度0.5%以下)
・メタノール(濃度1.0%以下)
・水(濃度90~96%)
<接合層の実施例>
図7は、製造例S1,S2,S4のペーストを用いて各種の鋼材に形成した製造例T1~T4の接合層の表面における凹凸構造を撮影した顕微鏡画像を示す説明図である。
製造例T1,T2の接合層はそれぞれ、S45C炭素鋼と、SK工具鋼(SK材)を第1の基材として、製造例S1のペーストを塗布して形成したものである。製造例T1,T2の接合層はそれぞれ、図7の右上欄の写真と、左上欄の写真と、に示されている。製造例T3,T4の接合層はそれぞれ、270ハイテン鋼を第1の基材として、製造例S2,S4のペーストをそれぞれ塗布して形成したものである。製造例T3,T4の接合層はそれぞれ、図7の左下欄の写真と、右下欄の写真に示されている。
<接合層の製造条件>
製造例S1,S2,S4のペーストを、上述した各種の金属で構成された第1の基材の表面に塗布し、100μmの厚みのペーストの塗布層を形成した。その塗布膜に対して、以下の条件でレーザーを照射して接合層を形成した。
・レーザーの種類:半導体レーザー
・発振波長:920[nm]
・レーザー出力:200~500[W]
・ビームスポットのサイズ:直径1.0~1.5[mm]
・レーザーの発振形態:DC~1000[Hz]
・レーザーの走査速度:50[mm/s]
図8は、製造例T1~T4の接合層を形成する際のレーザーの照射工程を説明するための模式図である。製造例T1~T4の接合層の形成の際には、第1の基材20を、長方形形状の板状部材として準備した。第1の基材20の表面には2つのマスキング領域MAを設け、その2つのマスキング領域MAに挟まれた領域PAに、製造例S1,S2,S4のペーストの塗布層を形成した。そのペーストの塗布層に対して、実線矢印LPで示す経路で、レーザーを走査した。なお、図中の破線矢印は、レーザーを照射せずに、レーザー照射装置を、レーザーの照射を再開させる位置まで移動させた経路を示している。
図7を参照する。製造例S1のペーストを用いた製造例T1,T2の接合層の写真では、微細な凹凸構造における同程度の高さを有する平坦な凸部が白く写っている。凸部は、写真において黒い点として映る凹部の周りを囲むように形成されている。製造例T1,T2の接合層は、こうした微細な凹凸構造を有することにより、凹部によるアンカー効果によって第1の基材と第2の基材の接合強度が高められ、その一方で、凸部による第2の基材の変形・劣化が抑制された。
製造例S2のペーストを用いた製造例T3の接合層は、製造例T1,T2の製造例よりも開口面積が大きい凹部が多く形成された。こうした製造例T3の接合層でも、微細な凹凸構造の凹部に第2の基材の一部を入り込ませることによって、第2の基材を接合したときのアンカー効果を得ることが可能である。ただし、凹部が幅広く、浅く形成されている分だけ、アンカー効果は、製造例T1の接合層の方が得やすいと言える。また、製造例T3の接合層では、微細な凹凸構造の凸部が少ないため、凸部による第2の基材の変形・劣化を抑制することができる。
製造例S4のペーストを用いた製造例T4の接合層は、深い凹部の数が少なく、高さが低い凸部が多い微細な凹凸構造を有していた。こうした製造例T4の接合層でも、深くはなくとも凹部が多く形成されているため、第2の基材を接合したときのアンカー効果を得ることが可能である。ただし、深い凹部が少ない分だけ、アンカー効果は、製造例T1の接合層の方が得やすいと言える。また、製造例T4の接合層では、高さが低い凸部が多いため、第2の基材の変形・劣化を抑制することができる。
<接合力の検証>
図8を参照して、第1の基材20と第2の基材21の間の接合力の測定方法の一例を説明する。第1の基材20と第2の基材21の間の接合力は、第1の基材20の上の一点鎖線で示す領域に、第2の基材21を配置して接合し、その接合が破断するまで、矢印TDで示す方向に第2の基材21に引っ張り力を付与することによって計測される。
図9の表には、上記の方法で、製造例T2の接合層の上にCFRTPで構成した第2の基材を接合したときの第1の基材と第2の基材の間の接合力の測定結果を示してある。また、同表には、SK鋼で構成した第1の基材に、接合層を形成することなく、CFRTPで構成した第2の基材を接合したときの第1の基材と第2の基材の間の接合力の測定結果を比較例として示してある。この接合力の測定結果が示しているように、製造例T2の接合層により、接合層を設けなかった場合より3倍以上も高い接合力が得られた。
<実施例のまとめ>
図5に示す製造例S1~S5のいずれのペーストを用いた場合でも、接合層の厚みは、ペーストの塗布層の厚みより小さくなり、100μm未満であった。製造例S3,S5のペーストを用いて、上記の製造例T1~T4と同様なレーザーの照射条件で、金属によって構成された第1の基材に接合層を形成した場合であっても、接合層に、製造例T1~T4と同様な微細な凹凸構造が形成された。ただし、製造例S5のペーストを用いて形成した接合層については、製造例S1~S4のペーストを用いた接合層に比較して、得られるアンカー効果が低かった。
なお、図5に示す製造例S6のペーストを用いて、上記の製造例T1~T4と同様なレーザーの照射条件で、鋼材によって構成された第1の基材に接合層を形成した場合には、アンカー効果が得られるような微細な凹凸構造を有する好適な接合層は形成できなかった。これは、製造例S6のペーストの金属粉末には、ニッケルが含まれていなかったためであると推察される。
以上の実施例の結果が示すように、金属粉末に、チタンと、炭素と、ニッケルが含まれるペーストを用いれば、好適な接合層を形成することが容易である。製造例S1~S4のペーストについての評価結果から、金属粉末におけるニッケルのモル比1に対するチタンのモル比は、1以上5以下であることが好ましく、1以上3以下であることがより好ましく、1であることがさらに好ましいとわかった。また、製造例S2,S5のペーストについての評価結果から、ニッケルのモル比1に対するスズのモル比は、1未満であることが好ましいことがわかった。また、製造例S1,S2,S3のペーストについての評価結果から、ニッケルのモル比1に対するスズのモル比は、0.7以下であることがより好ましく、0.5以下であることがさらに好ましいことがわかった。また、本願発明の発明者のこれまでの長年にわたる実験結果から得られる知見によれば、ペーストの金属粉末にチタンを含むか否かは基材の材質に応じて選択することが可能であり、さらに、上記の実施例の結果は、ペーストの金属粉末に、チタンの代わりに鉄を混合したときでも同様に得ることができるものである。
3.まとめ:
以上のように、本発明によれば、第1の基材と第2の基材とを接合する際に、第1の基材の表面に、第2の基材との間のアンカー効果を得ながら、第2の基材の劣化を抑制できる微細な凹凸構造を有する接合層を容易に設けることができる。また、そうした接合層を形成する際に、第1の基材に付着させやすいペーストや、接合層を有することにより厚みが過度に大きくなることが抑制された第1の基材と第2の基材の接合体を得ることができる。
10…ペースト
11…接合層
12…凹部
20…第1の基材
21…第2の基材
30…接合体
LS…レーザー照射装置
MA…マスキング領域
PA…領域

Claims (6)

  1. 金属で構成された第1の基材に、加熱により軟化又は溶融する第2の基材を接合する接合方法であって、
    少なくとも、炭素と、ニッケルと、を含む金属粉末とバインダと溶媒とを混合したペーストを準備する工程と、
    前記第1の基材の表面に、前記ペーストを塗布する工程と、
    塗布された前記ペーストにレーザーを照射して、前記第1の基材の表面に、微細な凹凸構造を有し、前記ペーストよりも厚みが小さい接合層を形成する工程と、
    前記接合層の上に、前記第2の基材を積層して加熱押圧することにより、或いは、前記第2の基材を鋳造することにより、前記第2の基材の一部を前記接合層の前記凹凸構造に入り込ませる工程と、
    を備える、接合方法。
  2. 請求項1記載の接合方法であって、
    前記金属粉末は、さらに、鉄とチタンのうちの少なくとも一方を含む、接合方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の接合方法であって、
    前記金属粉末は、さらに、スズを含む、接合方法。
  4. 請求項3記載の接合方法であって、
    前記金属粉末における前記ニッケルと前記スズのモル比を1:Xとするとき、Xは、0.3以上1未満である、接合方法。
  5. 第1の基材と第2の基材との接合の際に、前記第1の基材の表面に塗布され、レーザーが照射されることにより、前記第1の基材の表面に微細な凹凸構造を有する接合層を構成するペーストであって、
    炭素と、ニッケルと、を含む金属粉末と、バインダと、溶媒と、を含み、
    前記レーザーの照射によって前記接合層を構成したときの厚みが、前記第1の基材に塗布されたときの厚みより小さくなる、ペースト。
  6. 金属で構成された第1の基材と、加熱により軟化又は溶融する第2の基材と、前記第1の基材と前記第2の基材とを接合する接合層と、を備え、
    前記接合層は、少なくとも、炭素と、ニッケルと、を含む金属によって構成されるとともに、前記第2の基材との間に前記第2の基材の一部が入り込んでいる微細な凹凸構造を有しており、
    前記接合層の厚みは、100μmより小さい、接合体。

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