JP2023113429A - ロボット - Google Patents

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Takeshi Shibata
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
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    • B25J9/06Programme-controlled manipulators characterised by multi-articulated arms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/677Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations

Abstract

【課題】真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら機器を配置することが可能なロボットを提供する。【解決手段】この基板搬送ロボット100は、ロボットアーム10と、ロボットアーム10の先端に配置される基板保持ハンド20と、を備える。基板保持ハンド20は、第1ハンド21と、第1ハンド21の上方に配置され、第1ハンド21とは別個に動作する第2ハンド22とを含む。第1ハンド21と第2ハンド22とのうちの少なくとも一方は、気密された中空のハンド空間Sを有する。【選択図】図2

Description

この開示は、ロボットに関する。
従来、第1ハンドと、第1ハンドの上方に配置される第2ハンドとを備える基板搬送ロボットが知られている。特許文献1には、第1アーム部と、第1アーム部の上方に配置される第2アーム部とを備えるワーク搬送装置が開示されている。特許文献1では、第2アーム部には、第1ハンドと、第1ハンドの上方に配置される第2ハンドとが配置されている。ワーク搬送装置は、内部が真空環境のチャンバ内に配置されている。
特許第6588192号
従来、特許文献1のような内部が真空環境のチャンバ内に配置されているワーク搬送装置の第1ハンド上や第2ハンド上にセンサなどの機器を配置する場合がある。この場合、機器の周りが真空環境であるため、機器からの放熱が十分に行われないという不都合がある。
この開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この開示の1つの目的は、真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら機器を配置することが可能なロボットを提供することである。
本開示の一の局面によるロボットは、ロボットアームと、ロボットアームの先端に配置されるハンドと、を備え、ハンドは、第1ハンドと、第1ハンドの上方に配置され、第1ハンドとは別個に動作する第2ハンドとを含み、第1ハンドと第2ハンドとのうちの少なくとも一方は、気密された中空のハンド空間を有する。
この開示の一の局面によるロボットでは、上記のように、第1ハンドと第2ハンドとのうちの少なくとも一方は、気密された中空のハンド空間を有する。これにより、センサなどの機器を気密された中空のハンド空間に配置できるので、センサなどの機器を真空雰囲気下に配置する場合と異なり、機器からの放熱を十分に行うことができる。そのため、ロボットが真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながらロボットに機器を配置できる。また、センサなどの機器を気密された中空のハンド空間に配置できるので、ロボットの周囲の空間中の埃などが機器に付着することに起因する機器の故障を抑制できる。また、センサなどの機器を気密された中空のハンド空間に配置できるので、ロボットが腐食性ガスの雰囲気化に配置された場合でも、腐食性ガスから機器を保護できる。
本開示によれば、ロボットが真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら機器をロボットに配置できる。
一実施形態による基板搬送ロボットの構成を示す図である。 一実施形態による基板保持ハンドの構成を示す図である。 一実施形態による軸部材の構成を示す平面図である。
以下、本開示を具体化した本開示の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(基板搬送ロボットの構成)
図1から図3までを参照して、本実施形態による基板搬送ロボット100の構成について説明する。基板搬送ロボット100は、真空雰囲気下で使用される。図1に示すように、基板搬送ロボット100は、たとえば、内部が真空環境のチャンバ200に配置されている。基板搬送ロボット100は、ロボットアーム10と、基板保持ハンド20と、センサ31と、軸部材40と、第1空間シール部材51と、第2空間シール部材52と、アームシール部材53と、第1軸受部材61と、第2軸受部材62と、を備えている。基板保持ハンド20は、ハンドの一例である。
なお、本願明細書において、上下方向をZ方向とする。上方側をZ1側とし、下方側をZ2側とする。Z方向に直交する方向をX方向とする。X方向の一方側をX1側とし、他方側をX2側とする。Z方向およびX方向に直交する方向をY方向とする。Y方向の一方側をY1側とし、他方側をY2側とする。
ロボットアーム10は、水平多関節ロボットアームである。ロボットアーム10は、第1アーム部11と第2アーム部12とを含む。第1アーム部11の一方端部は、Z方向に延びる筒状のシャフト部13に接続されている。第1アーム部11は、一方端部が回転軸線A1周りに回転する。第2アーム部12の一方端部は、第1アーム部11の他方端部に接続される。第2アーム部12は、第1アーム部11に対して回転軸線A2周りに回転する。第2アーム部12の他方端部には、基板保持ハンド20が接続される。
本実施形態では、ロボットアーム10は、大気圧状態に気密されたアーム空間S10を有する。具体的には、第1アーム部11は、大気圧状態に気密された第1アーム空間S11を有する。第2アーム部12は、大気圧状態に気密された第2アーム空間S12を有する。第1アーム部11は、開口11bを有する筐体本体部11aと、筐体本体部11aの開口11bを覆う蓋部11cとを含む。筐体本体部11aと蓋部11cとの間には、Oリング11dが配置されている。第2アーム部12は、開口12bを有する筐体本体部12aと、筐体本体部12aの開口12bを覆う蓋部12cとを含む。筐体本体部12aと蓋部12cとの間には、Oリング12dが配置されている。第1アーム部11と第2アーム部12とは、軸部材14により接続されている。軸部材14にはZ方向に延びる貫通孔14aが配置されている。第1アーム空間S11と第2アーム空間S12とは、貫通孔14aを介して接続されている。軸部材14は、軸受部材14bにより支持されている。軸受部材14bは、たとえば、ボールベアリングからなる。軸部材14のZ2側には、ギア部材14cが配置されている。ギア部材14cが駆動部によって駆動されることにより、第2アーム部12が第1アーム部11に対して回転する。第1アーム部11とシャフト部13とは、第1アーム部11および第2アーム部12とを接続する軸部材14と同様の軸部材により接続されている。
基板保持ハンド20は、ロボットアーム10の先端に配置されている。具体的には、基板保持ハンド20は、第2アーム部12の他方端部に配置されている。基板保持ハンド20は、第1ハンド21と第2ハンド22とを含む。第2ハンド22は、第1ハンド21の上方であるZ1方側に配置されている。第2ハンド22は、第1ハンド21とは別個に動作する。第1ハンド21と第2ハンド22とは、第2アーム部12に対して回転軸線A3周りに回転する。
本実施形態では、基板保持ハンド20は、基板を保持する。基板は、たとえば、半導体ウェハである。
本実施形態では、図2に示すように、第1ハンド21と第2ハンド22とのうちの少なくとも一方は、大気圧状態に気密された中空のハンド空間Sを有する。大気圧状態に気密されたハンド空間Sの内部には、空気が存在している。第1ハンド21および第2ハンド22の外部は、真空雰囲気下であり、空気が存在していない。ハンド空間Sは、気密にされているため、ハンド空間Sと、ハンド空間Sが設けられる第1ハンド21と第2ハンド22との少なくとも一方の外部との間で空気が行き来することはない。
本実施形態では、第1ハンド21は、大気圧状態に気密された中空の第1ハンド空間S1を有する。第2ハンド22は、大気圧状態に気密された中空の第2ハンド空間S2を有する。第1ハンド空間S1と第1ハンド21の外部との間で空気が行き来することはない。第2ハンド空間S2と第2ハンド22の外部との間で空気が行き来することはない。
本実施形態では、大気圧状態に気密された第1ハンド空間S1を有する第1ハンド21は、筐体本体21aと、蓋部21cと、蓋部シール部材21d、ブレード21eとを含む。筐体本体21aは、開口21bを有する。蓋部21cは、筐体本体21aの開口21bを塞ぐ。蓋部シール部材21dは、筐体本体21aと蓋部21cとをシールする。蓋部シール部材21dは、筐体本体21aの上端部と蓋部21cとの間に配置されている。筐体本体21aと蓋部21cとによって囲まれた空間が、第1ハンド空間S1である。筐体本体21aと蓋部21cとは、締結部材30により互いに締結されている。蓋部シール部材21dにより、第1ハンド空間S1の気密性が保持される。蓋部シール部材21dは、たとえば、Oリングからなる。ブレード21eは、筐体本体21aから水平方向に沿って延びるように配置されている。ブレード21eは、基板を保持する。また、筐体本体21aとブレード21eとは、直接接続されていてもよいし、筐体本体21aとブレード21eとの間に、筐体本体21aとブレード21eとを接続する接続部材が配置されていてもよい。
本実施形態では、大気圧状態に気密された第2ハンド空間S2を有する第2ハンド22は、筐体本体22aと、蓋部22cと、蓋部シール部材22dと、ブレード22eとを含む。筐体本体22aは、開口22bを有する。蓋部22cは、筐体本体22aの開口22bを塞ぐ。蓋部シール部材22dは、筐体本体22aと蓋部22cとをシールする。蓋部シール部材22dは、筐体本体22aの上端部と蓋部22cとの間に配置されている。筐体本体22aと蓋部22cとによって囲まれた空間が、第2ハンド空間S2である。筐体本体22aと蓋部22cとは、締結部材30により互いに締結されている。蓋部シール部材22dにより、第2ハンド空間S2の気密性が保持される。蓋部シール部材22dは、たとえば、Oリングからなる。ブレード22eは、筐体本体22aから水平方向に沿って延びるように配置されている。ブレード22eは、基板を保持する。なお、第2ハンド22にブレード22eが複数配置されていてもよい。また、筐体本体22aとブレード22eとは、直接接続されていてもよいし、筐体本体22aとブレード22eとの間に、筐体本体22aとブレード22eとを接続する接続部材が配置されていてもよい。
本実施形態では、センサ31は、大気圧状態に気密されたハンド空間Sに配置される。センサ31の一部分は、ハンド空間Sの内部に配置されている。センサ31の他の部は、ハンド空間Sの外部に配置されている。たとえば、センサ31は、第1ハンド空間S1に配置されるセンサ31aと、第2ハンド空間S2に配置されるセンサ31bとを含む。
本実施形態では、センサ31は、距離センサと視覚センサとのうちの少なくとも一方を含む。距離センサは、ハンドに保持される基板までの距離を測定する。視覚センサは、基板搬送ロボット100が配置される空間の内部を撮影する。
本実施形態では、軸部材40は、第1ハンド21と、第2ハンド22と、ロボットアーム10とを支持する。軸部材40は、第1ハンド21と、第2ハンド22と、第2アーム部12とに貫通するように配置されている。軸部材40は、第1ハンド21と第2ハンド22とのうちの少なくとも一方の大気圧状態に気密されたハンド空間Sと、アーム空間S10とを接続する貫通孔41を有する。具体的には、貫通孔41は、第1ハンド空間S1および第2ハンド空間S2と、アーム空間S10とを接続する。
軸部材40は、第1軸部材42と、第2軸部材43とを含む。第1軸部材42は、第1ハンド21に接続される。第2軸部材43は、第1軸部材42の内側に配置されている。第2軸部材43は、第2ハンド22に接続される。第1軸部材42と第1ハンド21とは、ボルトなどの締結部材30により互いに固定されている。第2軸部材43と第2ハンド22とは、ボルトなどの締結部材30により互いに固定されている。第2軸部材43は、円筒形状を有する。第1軸部材42は、第2軸部材43の外周を覆う円筒形状を有する。
本実施形態では、図3に示すように、軸部材40の貫通孔41は、第1貫通孔41aと第2貫通孔41bとを含む。第1貫通孔41aは、アーム空間S10と第2ハンド空間S2とを接続する。第2貫通孔41bは、第1貫通孔41aと第1ハンド空間S1とを接続する。第1貫通孔41aと第2貫通孔41bとは、第2軸部材43に配置されている。第1貫通孔41aは、円筒形状の第2軸部材43の中心軸線に沿って配置されている。第2貫通孔41bは、第1貫通孔41aに直交するように、円筒形状の第2軸部材43の径方向に沿って配置されている。
図2に示すように、第1貫通孔41aの第2貫通孔41bよりもZ1方向側の部分には、筒部材44aが配置されている。第1貫通孔41aの第2貫通孔41bよりもZ2方向側の部分には、筒部材44bが配置されている。
本実施形態では、センサ31から延びる配線32が、ハンド空間Sから、軸部材40の貫通孔41を介して、アーム空間S10まで配置されている。具体的には、センサ31aから延びる配線32aが、第1ハンド空間S1から、第2軸部材43の第2貫通孔41bおよび第1貫通孔41aを介して、アーム空間S10まで配置されている。センサ31bから延びる配線32bが、第2ハンド空間S2から、第2軸部材43の第1貫通孔41aを介して、アーム空間S10まで配置されている。なお、図2および図3では、配線32aと配線32bとが接続されるように図示されているが、実施には、配線32aと配線32bとは分離されている。
本実施形態では、第1空間シール部材51は、第1ハンド空間S1を気密にするように、第1ハンド21と軸部材40との間に配置されている。第1空間シール部材51は、第1空間シール部材51aと、第1空間シール部材51bとを含む。第1空間シール部材51aは、Oリングからなり、第1軸部材42の上端部と、第1ハンド21の筐体本体21aの底部との間に配置されている。第1空間シール部材51bは、バリシールからなり、第2軸部材43の上端部と、第1ハンド21の蓋部21cとの間に配置されている。バリシールからなる第1空間シール部材51bは、第1ハンド21と第2軸部材43とが相対的に回転しても、第1ハンド21の第1ハンド空間S1の気密性を保持する。
本実施形態では、第2空間シール部材52は、第2ハンド空間S2を気密にするように、第2ハンド22と軸部材40との間に配置されている。第2空間シール部材52は、Oリングからなる。第2空間シール部材52は、第2軸部材43の上端部と、第2ハンド22の筐体本体22aの底部との間に配置されている。
本実施形態では、アームシール部材53は、アーム空間S10を気密にするように、ロボットアーム10と軸部材40との間に配置されている。アームシール部材53は、第2アーム部12の上端部と、第1軸部材42との間に配置されている。アームシール部材53は、バリシールからなる。アームシール部材53は、第2アーム部12と第1軸部材42とが相対的に回転しても、第2アーム部12のアーム空間S10の気密性を保持する。
本実施形態では、第1軸受部材61は、ロボットアーム10と軸部材40との間に配置される。第1軸受部材61は、軸部材40の外周に配置される。第1軸受部材61は、たとえば、クロスローラベアリングからなる。また、第1軸受部材61は、締結部材30により第1軸部材42に接続される第1軸受部材61aを含む。また、第1軸受部材61は、締結部材30により第2軸部材43に接続される第1軸受部材61bを含む。第1軸受部材61bは、第1軸受部材61aの内側に配置されている。
本実施形態では、第2軸受部材62は、第1ハンド21と軸部材40との間に配置される。具体的には、第2軸受部材62は、第1ハンド21の蓋部21cと第2軸部材43との間に配置される。第2軸受部材62は、たとえば、ボールベアリングからなる。
軸部材40のZ2側には、第1ギア部材63と第2ギア部材64とが配置されている。第1ギア部材63は、締結部材30により第1軸部材42に接続されている。第2ギア部材64は、締結部材30により第2軸部材43に接続されている。第1ギア部材63が駆動部によって駆動されることにより、第1ハンド21が第2アーム部12に対して回転する。第2ギア部材64が駆動部によって駆動されることにより第2ハンド22が第2アーム部12に対して回転する。
[本実施形態の効果]
第1ハンド21と第2ハンド22とのうちの少なくとも一方は、大気圧状態に気密された中空のハンド空間Sを有する。これにより、センサ31などの機器を大気圧状態に気密された中空のハンド空間Sに配置できるので、センサ31などの機器を真空雰囲気下に配置する場合と異なり、機器からの放熱を十分に行うことができる。そのため、基板搬送ロボット100が真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら基板搬送ロボット100に機器を配置できる。また、センサ31などの機器を大気圧状態に気密された中空のハンド空間Sに配置できるので、基板搬送ロボット100の周囲の空間中の埃などが機器に付着することに起因する機器の故障を抑制できる。
第1ハンド21は、大気圧状態に気密された中空の第1ハンド空間S1を有し、第2ハンド22は、大気圧状態に気密された中空の第2ハンド空間S2を有する。これにより、第1ハンド21および第2ハンド22のいずれの内部にも、放熱を十分に行いながら機器を配置できる。
大気圧状態に気密されたハンド空間Sにセンサ31が配置される。これにより、基板搬送ロボット100が真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら基板搬送ロボット100にセンサ31を配置できる。
センサ31は、距離センサと視覚センサとのうちの少なくとも一方を含む。これにより、基板搬送ロボット100が真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら基板搬送ロボット100に距離センサと視覚センサとのうちの少なくとも一方を配置できる。
ロボットアーム10は、大気圧状態に気密された中空のアーム空間S10を有し、軸部材40は、第1ハンド21と第2ハンド22とのうちの少なくとも一方の大気圧状態に気密されたハンド空間Sと、アーム空間S10とを接続する貫通孔41を有する。これにより、大気圧状態に気密されたハンド空間Sと大気圧状態に気密された中空のアーム空間S10とが軸部材40の貫通孔41を介して接続されるので、大気圧状態に気密された状態で、ハンド空間Sから貫通孔41を介してアーム空間S10まで延びる部材を配置できる。
センサ31から延びる配線32が、ハンド空間Sから、軸部材40の貫通孔41を介して、アーム空間S10まで配置されている。これにより、センサ31から延びる配線32が基板搬送ロボット100の外部に露出しないので、基板搬送ロボット100の外部に配置された配線32が基板搬送ロボット100の移動とともに移動することに起因して真空雰囲気下において埃などを巻き上げることを抑制できる。
軸部材40の貫通孔41は、アーム空間S10と第2ハンド空間S2とを接続する第1貫通孔41aと、第1貫通孔41aと第1ハンド空間S1とを接続する第2貫通孔41bと、を含む。これにより、第1ハンド空間S1と第2ハンド空間S2との各々に機器が配置される場合でも、第1ハンド空間S1および第2ハンド空間S2から軸部材40の貫通孔41を介してアーム空間S10まで配線32などを配置できる。
第1ハンド空間S1を気密にするように、第1ハンド21と軸部材40との間に第1空間シール部材51が配置されている。第2ハンド空間S2を気密にするように、第2ハンド22と軸部材40との間に第2空間シール部材52が配置されている。アーム空間S10を気密にするように、ロボットアーム10と軸部材40との間にアームシール部材53が配置されている。これにより、第1空間シール部材51、第2空間シール部材52およびアームシール部材53の各々により、第1ハンド空間S1、第2ハンド空間S2およびアーム空間S10を容易に気密にできる。
ロボットアーム10と軸部材40との間に第1軸受部材61が配置される。第1ハンド21と軸部材40との間に第2軸受部材62が配置される。これにより、軸部材40の軸線の両側が各々、第1軸受部材61と第2軸受部材62とにより支持されるので、軸部材40を安定した状態で配置できる。
筐体本体21aと蓋部21cと蓋部シール部材21dとによって大気圧状態に気密された第1ハンド空間S1が形成されている。これにより、蓋部シール部材21dによって、第1ハンド空間S1を容易に気密にできる。同様に、蓋部シール部材22dによって、第2ハンド空間S2を容易に気密にできる。
基板搬送ロボット100は、基板を保持する基板保持ハンド20を含む。これにより、基板保持ハンド20が備えられる基板搬送ロボット100において、真空雰囲気下で使用される場合でも、放熱を十分に行いながら機器を配置できる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
上記実施形態では、基板搬送ロボット100に本開示を適用する例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、基板搬送ロボット100以外のロボットに本開示を適用してもよい。たとえば、フォーカスリング等のメンテナンス部品交換用ロボットや、部品の搬送を行うロボットアームを備えるクリーンルーム内自走式搬送ロボットに本開示を適用してもよい。
上記実施形態では、第1ハンド21と第2ハンド22との両方が、中空のハンド空間Sを有する例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、第1ハンド21と第2ハンド22との一方のみが、中空のハンド空間Sを有してもよい。
上記実施形態では、第1ハンド空間S1にセンサ31aが配置され、第2ハンド空間S2にセンサ31bが配置される例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、第1ハンド21の第1ハンド空間S1と第2ハンド22の第2ハンド空間S2とに、センサ31以外の機器が配置されていてもよい。
上記実施形態では、第1ハンド21の第1ハンド空間S1と第2ハンド22の第2ハンド空間S2との両方にセンサ31が配置される例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、センサ31が、第1ハンド空間S1と第2ハンド空間S2とのうちの一方にのみ配置されていてもよい。
上記実施形態では、第1ハンド21の第1ハンド空間S1と第2ハンド22の第2ハンド空間S2とに配置されるセンサ31が距離センサと視覚センサとのうちの少なくとも一方を含む例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、第1ハンド21の第1ハンド空間S1と第2ハンド22の第2ハンド空間S2とに配置されるセンサ31が、距離センサおよび視覚センサ以外のセンサであってもよい。たとえば、センサ31が、マッピングセンサや在荷センサなどであってもよい。
上記実施形態では、軸部材40が第1貫通孔41aと第2貫通孔41bとを含む例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、第1ハンド21に第1ハンド空間S1が配置されずに、第2ハンド22のみに第2ハンド空間S2が配置される場合、軸部材40は第1貫通孔41aのみを含む。
上記実施形態では、第1空間シール部材51aは、Oリングからなる例を示したが、本開示はこれに限られない。第1空間シール部材51aがOリング以外のシール部材から構成されていてもよい。
上記実施形態では、第1空間シール部材51bは、バリシールからなる例を示したが、本開示はこれに限られない。第1空間シール部材51bがバリシール以外のシール部材から構成されていてもよい。
上記実施形態では、第2空間シール部材52がOリングからなる例を示したが、本開示はこれに限られない。第2空間シール部材52がOリング以外のシール部材から構成されていてもよい。
上記実施形態では、アームシール部材53がバリシールからなる例を示したが、本開示はこれに限られない。アームシール部材53がバリシール以外のシール部材から構成されていてもよい。
上記実施形態では、蓋部シール部材21dおよび蓋部シール部材22dがOリングからなる例を示したが、本開示はこれに限られない。蓋部シール部材21dおよび蓋部シール部材22dがOリング以外のシール部材から構成されていてもよい。
上記実施形態では、真空雰囲気下で使用される基板搬送ロボット100に本開示が適用される例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、腐食性ガスの雰囲気化に配置されるロボットに本開示を適用してもよい。これにより、センサ31などの機器を気密された中空のハンド空間Sに配置できるので、ロボットが腐食性ガスの雰囲気化に配置された場合でも、腐食性ガスから機器を保護できる。
上記実施形態では、中空のハンド空間Sが大気圧状態に気密されている例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、中空のハンド空間Sが大気圧状態以外の状態で気密されていてもよい。
10 ロボットアーム
20 基板保持ハンド(ハンド)
21 第1ハンド
21a 筐体本体
21b 開口
21c 蓋部
21d 蓋部シール部材
22 第2ハンド
22a 筐体本体
22b 開口
22c 蓋部
22d 蓋部シール部材
31、31a、31b センサ
32、32a、32b 配線
40 軸部材
41 貫通孔
41a 第1貫通孔
41b 第2貫通孔
51、51a、51b 第1空間シール部材
52 第2空間シール部材
53 アームシール部材
61 第1軸受部材
62 第2軸受部材
100 ロボット
S ハンド空間
S1 第1ハンド空間
S2 第2ハンド空間
S10 アーム空間

Claims (12)

  1. ロボットアームと、
    前記ロボットアームの先端に配置されるハンドと、を備え、
    前記ハンドは、第1ハンドと、前記第1ハンドの上方に配置され、前記第1ハンドとは別個に動作する第2ハンドとを含み、
    前記第1ハンドと前記第2ハンドとのうちの少なくとも一方は、気密された中空のハンド空間を有する、ロボット。
  2. 前記第1ハンドは、気密された中空の第1ハンド空間を有し、
    前記第2ハンドは、気密された中空の第2ハンド空間を有する、請求項1に記載のロボット。
  3. 気密された前記ハンド空間に配置されるセンサをさらに備える、請求項1または請求項2に記載のロボット。
  4. 前記センサは、距離センサと視覚センサとのうちの少なくとも一方を含む、請求項3に記載のロボット。
  5. 前記第1ハンドと、前記第2ハンドと、前記ロボットアームとを支持する軸部材をさらに備え、
    前記ロボットアームは、気密された中空のアーム空間を有し、
    前記軸部材は、前記第1ハンドと前記第2ハンドとのうちの少なくとも一方の気密された前記ハンド空間と、前記アーム空間とを接続する貫通孔を有する、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のロボット。
  6. 気密された前記ハンド空間に配置されるセンサをさらに備え、
    前記センサから延びる配線が、前記ハンド空間から、前記軸部材の前記貫通孔を介して、前記アーム空間まで配置されている、請求項5に記載のロボット。
  7. 前記第1ハンドは、気密された中空の第1ハンド空間を有し、
    前記第2ハンドは、気密された中空の第2ハンド空間を有し、
    前記軸部材の前記貫通孔は、
    前記アーム空間と前記第2ハンド空間とを接続する第1貫通孔と、
    前記第1貫通孔と前記第1ハンド空間とを接続する第2貫通孔と、を含む、請求項5または請求項6に記載のロボット。
  8. 前記第1ハンド空間を気密にするように、前記第1ハンドと前記軸部材との間に配置される第1空間シール部材と、
    前記第2ハンド空間を気密にするように、前記第2ハンドと前記軸部材との間に配置される第2空間シール部材と、
    前記アーム空間を気密にするように、前記ロボットアームと前記軸部材との間に配置されるアームシール部材と、をさらに備える、請求項7に記載のロボット。
  9. 前記ロボットアームと前記軸部材との間に配置される第1軸受部材と、
    前記第1ハンドと前記軸部材との間に配置される第2軸受部材とを、さらに備える、請求項5から請求項8までのいずれか1項に記載のロボット。
  10. 気密された前記ハンド空間を有する前記第1ハンドと前記第2ハンドとのうちの少なくとも一方は、
    開口を有する筐体本体と、
    前記筐体本体の前記開口を塞ぐ蓋部と、
    前記筐体本体と前記蓋部とをシールする蓋部シール部材と、を含み、
    前記筐体本体と前記蓋部と前記蓋部シール部材とによって気密された前記ハンド空間が形成されている、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のロボット。
  11. 前記ハンドは、基板を保持する基板保持ハンドを含む、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のロボット。
  12. 前記ロボットは、真空雰囲気下で使用され、
    前記ハンド空間は、大気圧状態に気密されている、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のロボット。


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