JP2023112950A - 短距離無線装置 - Google Patents

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繁則 新田
Shigenori Nitta
陽 池田
Hiromi Ikeda
孝介 滝
Kosuke Taki
雅也 佐藤
Masaya Sato
大佑 亀山
Daisuke Kameyama
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Abstract

【課題】車両の搭載装置に影響を及ぼさずに短距離無線通信を通信確立し易くできる短距離無線装置を提供する。【解決手段】短距離無線装置18は、車両2に設けられたアンテナ20を介して、短距離無線通信によってキー3を認証する。短距離無線装置18は、車両2の電源状態を判断する判断部25と、判断部25の判断結果に基づきアンテナ20の出力レベルを設定する設定部26とを備えている。設定部26は、車両電源が電源オン状態のとき、アンテナ20の出力レベルを低く設定するとともに、車両電源が電源オフ状態のとき、アンテナ20の出力レベルを高く設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、短距離無線装置に関する。
従来、特許文献1には、スマートキー無線リモコン(スマートキー:登録商標)に設けられたトランスポンダによってスマートキー無線リモコンを認証する技術が開示されている。この技術は、例えば、車両のイモビライザーの作動コイルにスマートキー無線リモコンを近づけることにより、無線通信によってトランスポンダを認証する。認証が成立した場合、車両のエンジンが始動可能となる。
特開2010-7457号公報
ところで、作動コイルから送信される電波の通信エリアは、スマートキー無線リモコン(トランスポンダ)を十分に作動コイルに近づけないと通信確立しない程度に小さく設定されている。このため、スマートキー無線リモコンの位置合わせが合っているか否かの判断が付き難い。この対策のために、例えば、作動コイルの電波の出力レベルを高く設定することも考えられる。しかし、作動コイルの電波の出力レベルを高くすると、周囲の電装品に影響を及ぼす可能性があるため、何らかの対策が必要とされていた。
前記課題を解決する短距離無線装置は、車両に設けられたアンテナから短距離無線通信で駆動電波を送信し、前記駆動電波を電力として起動したキーから応答電波を受信すると、前記応答電波に含まれる認証情報に基づき前記キーを認証して、前記車両の使用可否を設定する。短距離無線装置は、前記車両の電源状態を判断する判断部と、前記判断部の判断結果に基づき、前記アンテナの出力レベルを設定する設定部とを備えている。
本発明は、車両の搭載装置に影響を及ぼさずに短距離無線通信を通信確立し易くできる。
第1実施形態の短距離無線装置(電子キーシステム)の構成図である。 車両の電源状態を判断するときの概要図である。 アンテナの出力レベルを高く設定したときの概要図である。 アンテナの出力レベルを低く設定したときの概要図である。 第2実施形態において、アンテナをスマート通信で使用するときの概要図である。 アンテナを短距離無線通信で使用するときの概要図である。
(第1実施形態)
以下、本開示の第1実施形態を説明する。
[電子キーシステム1の全体構成]
図1に示すように、車両2は、ユーザが所持するキー3を認証して車両2の使用可否を設定する電子キーシステム1を備えている。電子キーシステム1は、車両2からの通信を契機にキー3を照合(スマート照合)するスマートシステムを含む。スマートシステムは、例えば、車両2からの通信にLF(Low Frequency)帯の電波を用い、キー3からの通信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いる。キー3は、主としてキー機能を有する電子キーである。車両2は、例えば、電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、エンジン車、燃料電池車、水素自動車を含む。
電子キーシステム1は、キー3の認証(照合)を実行する照合装置5を備えている。照合装置5には、照合装置5に登録されたキー3のキー情報Didがメモリ(図示略)に記憶されている。キー情報Didは、キー3の各々が有するキーID、暗号通信で使用する暗号鍵などを含む。キー情報Didは、キー3のメモリ(図示略)にも登録されている。
照合装置5は、車両2に設けられた送信部6及び受信部7を介してキー3と無線通信する。送信部6は、LF帯の電波を送信する。送信部6は、例えば、室外に電波送信を実行する室外用と、室内に電波送信を実行する室内用とを有する。受信部7は、UHF帯の電波を受信する。照合装置5は、送信部6及び受信部7を介して、キー3に登録されたキー情報Didの照合(スマート照合)を実行する。
照合装置5は、車両2の通信線8を介して搭載装置9と接続されている。通信線8は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)である。搭載装置9は、例えば、車両2のアクセサリ系電装品10及び走行系電装品11を含む。アクセサリ系電装品10は、例えば、ラジオ、オーディオ、カーナビゲーションシステム、電動ミラーなどがある。走行系電装品11は、例えば、エアーコンディショナー装置、走行モータ装置、エンジン装置などがある。
車両2は、電源状態を切り替える際に操作するスイッチ部12を備えている。スイッチ部12は、例えば、プッシュスイッチである。車両2の電源状態は、車両2に設けられた搭載装置9に電源を投入しない状態である電源オフ状態と、搭載装置9に電源を投入した状態である電源オン状態とを含む。電源オン状態は、アクセサリ系電装品10に電源を投入した状態であるACCオン状態と、走行系電装品11(アクセサリ系電装品10も含む)に電源を投入した状態であるIGオン状態とを含む。スイッチ部12が操作される度に、電源状態が電源オフ状態からACCオン状態→IGオン状態に順に切り替わる。そして、操作が一周すると、元の電源オフ状態に戻る。
照合装置5は、室外用の送信部6から送信されたLF帯の電波(例えば、ウェイク信号)に対する応答をキー3から受信すると、室外のスマート照合を実行する。照合装置5は、この室外スマート照合において、キー情報Didを認証する。照合装置5は、室外のスマート照合が成立すれば、車両2のドアの施解錠を許可又は実行する。よって、ドアを解錠して乗車することや、降車後にドアを施錠することが許可される。
照合装置5は、室内用の送信部6から送信されたLF帯の電波(例えば、ウェイク信号)に対する応答をキー3から受信すると、室内のスマート照合を実行する。照合装置5は、この室内スマート照合において、キー情報Didを認証する。照合装置5は、室内のスマート照合が成立すれば、車両電源の遷移操作を許可する。これにより、スイッチ部12の操作による電源状態の切り替えが許可される。また、運転席のブレーキペダル(図示略)を踏み込みながらスイッチ部12を操作すれば、走行モータやエンジンが始動する。
[短距離無線認証システム15の全体構成]
図1に示す通り、電子キーシステム1は、キー3の認証を短距離無線通信によって実行する短距離無線認証システム15を含む。車両2に短距離無線認証システム15を設けるのは、例えば、キー3の電池切れ対策である。短距離無線認証システム15は、例えば、短距離無線通信としてRFID(Radio Frequency Identification)を用いるイモビライザーシステムである。本例の場合、RFIDの通信エリアは、電波の届く範囲が数センチ程度のエリアに設定されている。また、本例のRFIDの電波は、LF帯の電波の周波数と同じ又はその付近の値の周波数が使用されている。
短距離無線認証システム15は、キー3に設けられたトランスポンダ16を含む。トランスポンダ16は、固有の認証情報Da(例えば、イモビライザーID)を有する。トランスポンダ16は、照合装置5との間の短距離無線通信によって認証情報Daが認証される。
短距離無線認証システム15は、キー3の認証情報Daを短距離無線通信によって認証する短距離無線装置18を備えている。短距離無線装置18は、認証情報Daの認証(イモビライザー照合)を実行する認証部19と、短距離無線装置18において通信を実行するアンテナ20と、短距離無線通信で通信される電波を増幅するアンプ21とを備えている。認証部19は、電波送信のとき、信号をアンプ21で信号を増幅する。認証部19は、アンテナ20で短距離無線通信の電波を受信したとき、信号をアンプ21で増幅してから取得する。
認証部19は、認証開始のトリガTrを入力したとき、イモビライザー照合の通信を開始する。具体的には、認証部19は、認証開始のトリガTrを入力すると、トランスポンダ16の電源となり得る駆動電波St1の送信を開始する。認証開始のトリガTrは、例えば、ブレーキペダルの踏み込みを検知するブレーキセンサ22から入力するセンサ信号である。認証部19は、駆動電波St1の送信の開始後、応答電波St2を受信するまでの一定時間の間、駆動電波St1の送信を継続する。
トランスポンダ16は、アンテナ20から短距離無線通信によって送信された駆動電波St1を受信すると、駆動電波St1を電源として駆動する。そして、トランスポンダ16は、短距離無線通信を介して、応答電波St2をアンテナ20に送信する。応答電波St2は、例えば、トランスポンダ16に登録された認証情報Daを含む。
認証部19は、トランスポンダ16から送信された応答電波St2を、アンテナ20で受信する。そして、認証部19は、応答電波St2に含まれる認証情報Daを認証する。認証部19は、認証情報Daが正しい場合、イモビライザー照合を成立とする。これにより、車両電源の遷移操作、すなわち、走行モータやエンジンの始動操作が可能となる。一方、認証部19は、認証情報Daが正しくない場合、車両電源の遷移操作を不可とする。
[短距離無線装置18の電波出力レベルの切り替え]
図1に示す通り、短距離無線装置18は、アンテナ20の電波の出力レベルを切り替える機能(電波出力レベル切替機能)を備えている。電波出力レベル切替機能は、車両電源の電源状態に応じて、アンテナ20の電波出力のレベルを切り替える。具体的には、車両電源が電源オン状態のときには、アクセサリ系電装品10の仕様を満足するために、電波の出力レベルを低く設定する。一方、車両電源が電源オフ状態のときには、アンテナ20の電波の通信エリアを広くとるために、電波の出力レベルを高く設定する。
短距離無線装置18は、車両2の電源状態を判断する判断部25を備えている。判断部25は、照合装置5に設けられている。判断部25は、例えば、車両2の電源状態が電源オフ状態及び電源オン状態のいずれであるのかを判断する。
短距離無線装置18は、判断部25の判断結果に基づき駆動電波St1の出力レベルを設定する設定部26を備えている。設定部26は、照合装置5に設けられている。設定部26は、例えば、駆動電波St1の出力レベルを、電源オン状態時よりも電源オフ状態時に高くなるように設定する。電源オン状態のときの駆動電波St1の出力レベルは、例えば、アクセサリ系電装品10の仕様を満足する範囲内の値に設定されている。電源オフ状態のときの駆動電波St1の出力レベルは、電波法の法規を満たす範囲内の最大値又はその付近の値に設定されている。
[作用]
次に、本実施形態の短距離無線装置18の作用について説明する。
図2に示すように、照合装置5が認証開始(本例は、イモビライザー照合の開始)のトリガTrを受け付けたとき、判断部25は、車両電源の電源状態を判断する。トリガTrは、ブレーキ信号の他に、例えば、ドア開閉を検出するドア開閉信号などでもよい。本例の判断部25は、スイッチ部12のスイッチ状態に基づき、車両電源の電源状態を判断する。すなわち、判断部25は、スイッチ部12のスイッチ状態から、車両2の電源状態を把握する。
図3に示すように、設定部26は、トリガTrの入力時の車両電源が電源オフ状態の場合、アンテナ20の出力レベルを「高レベル」に設定する。具体的には、設定部26は、アンプ21がアナログ式の場合、例えば、アンプ21に出力する電流や電圧の値を、アンテナ出力を高くし得る値に変更することにより、アンテナ20の出力レベルを切り替える。また、設定部26は、アンプ21がデジタル式の場合、出力レベルを「高レベル」に切り替える旨の指令を、アンプ21のIC(図示略)に出力する。アンプ21のICは、入力した指令に基づき、アンテナ20の電波出力を高く設定する。
本例の場合、アンテナ20の出力レベルは、例えば、電波法の法規を満たす範囲内の最大値又はその付近の値に設定される。このため、アンテナ20の電波が遠くまで飛ぶ。よって、操作者がキー3をアンテナ20に近づけてイモビライザー照合を実行するとき、アンテナ20からの電波がキー3に十分に届くようになる。また、手袋をした手でキー3を握りながらアンテナ20に近づけても、アンテナ20の電波がキー3に届き易くなる。
電源オフ状態のとき、走行系電装品11を始動させるには、ブレーキペダルを踏み込みながらキー3をアンテナ20にかざすとともに、スイッチ部12を操作する。この始動操作が実行された場合、イモビライザー照合が実行される。このとき、アンテナ20から広範囲で駆動電波St1が送信されるため、イモビライザー通信を確立に移行させ易い。始動操作時のイモビライザー照合が成立した場合は、車両電源の遷移操作が許可されるので、走行系電装品11が駆動状態となる。このように、スムーズな始動操作が可能となる。
また、電源オフ状態のとき、電源状態を電源オン状態(例えば、ACCオン状態)に切り替えるには、ブレーキペダルを踏み込みつつ、キー3をアンテナ20にかざす(スイッチ部12は操作しない)。このとき、認証部19は、トリガTrの入力を契機に、キー3をイモビライザー照合により認証する。イモビライザー照合が成立した場合、車両電源の遷移操作が許可される。これにより、ブレーキペダルから足を放してスイッチ部12を操作すれば、車両電源がACCオン状態に切り替わる。
ACCオン状態のときに、ブレーキペダルを踏み込まずに単にスイッチ部12のみ操作すると、車両電源がACCオン状態からIGオン状態に切り替わる。そして、IGオン状態のときに、ブレーキペダルを踏み込まずに単にスイッチ部12のみ操作すると、車両電源が元の電源オフ状態に戻る。このようにして、スイッチ部12の操作に基づき、車両電源の電源状態が一周する。
図4に示すように、設定部26は、トリガTrの入力時の電源状態が電源オン状態の場合、アンテナ20の出力レベルを「低レベル」に設定する。具体的には、設定部26は、アンプ21がアナログ式の場合、例えば、アンプ21に出力する電流や電圧の値を、アンテナ出力を低くし得る値に変更することにより、アンテナ20の出力レベルを切り替える。また、設定部26は、アンプ21がデジタル式の場合、出力レベルを「低レベル」に切り替える旨の指令を、アンプ21のIC(図示略)に出力する。アンプ21のICは、入力した指令に基づき、アンテナ20の電波出力を低く設定する。
本例の場合、アンテナ20の出力レベルは、例えば、アクセサリ系電装品10の仕様を満足する範囲内の値に設定される。よって、アンテナ20から出力される電波にアクセサリ系電装品10が影響を受けずに済むので、例えばアクセサリ系電装品10がラジオの場合に、ラジオのノイズ仕様を満足することが可能となる。
例えば、ACCオン状態のとき、走行系電装品11を始動させるには、ブレーキペダルを踏み込みながらキー3がアンテナ20にかざすとともに、スイッチ部12を操作する。この始動操作が実行された場合、イモビライザー照合が実行される。なお、本例の場合、アンテナ20の通信エリアが小さいので、キー3をアンテナ20にしっかりと位置合わせしながらかざす。この始動操作時のイモビライザー照合が成立した場合は、車両電源の遷移操作が許可されるので、走行系電装品11が駆動状態となる。
[実施形態の効果]
上記実施形態の短距離無線装置18によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1-1)短距離無線装置18は、車両2に設けられたアンテナ20から短距離無線通信で駆動電波St1を送信し、駆動電波St1を電力として起動したキー3から応答電波St2を受信すると、応答電波St2に含まれる認証情報Daに基づきキー3を認証して、車両2の使用可否を設定する。短距離無線装置18は、車両2の電源状態を判断する判断部25と、判断部25の判断結果に基づきアンテナ20の出力レベルを設定する設定部26とを備えている。
本例の構成によれば、例えば、車両2の電源状態には、車両2に設けられた搭載装置9(具体的には、アクセサリ系電装品10)に電源を投入した電源オン状態や、車両電源をオフした電源オフ状態がある。例えば、電源オン状態のときには、アンテナ20の出力レベルを、搭載装置9に影響を及ぼさないレベルに設定する。一方、電源オフ状態のときには、アンテナ20の出力レベルを、短距離無線通信を確立し易い程度に高く設定する。よって、車両2の搭載装置9に影響を及ぼさずに短距離無線通信を通信確立し易くできる。
(1-2)車両2の電源状態は、車両2に設けられた搭載装置9に電源を投入しない状態である電源オフ状態と、搭載装置9に電源を投入した状態である電源オン状態とを含む。設定部26は、電源オン状態のときよりも電源オフ状態のときのアンテナ20の出力レベルを高く設定する。この構成によれば、アンテナ20の出力レベルを、電源オフ状態及び電源オン状態の各状態のときにとるべき値に適宜設定することができる。
(1-3)電源オン状態は、車両2のアクセサリ系電装品10に電源を投入した状態であるACCオン状態と、車両2の走行系電装品11に電源を投入した状態であるIGオン状態とを含む。この構成によれば、アンテナ20の出力レベルを、アクセサリ系電装品10(走行系電装品11でもよい)の仕様を満足し得る値に設定することが可能となる。よって、アンテナ20から駆動電波St1を送信する場合であっても、アクセサリ系電装品10(走行系電装品11でもよい)を仕様通りに正しく作動させることができる。
(1-4)電源オン状態のときのアンテナ20の出力レベルは、アクセサリ系電装品10の仕様を満足する範囲内の値に設定されている。この構成によれば、アンテナ20の出力レベルを低くする場合に、その値を最適な値に設定することができる。
(1-5)電源オフ状態のときのアンテナ20の出力レベルは、電波法の法規を満たす範囲内の最大値又はその付近の値に設定されている。この構成によれば、アンテナ20の出力レベルを高くする場合に、その値を最適な値に設定することができる。
(1-6)短距離無線装置18は、認証情報Daの認証を実行する認証部19を備えている。認証部19は、認証開始のトリガTrを入力すると、駆動電波St1の送信を開始するとともに、応答電波St2を受信するまでの一定時間の間、駆動電波St1の送信を継続する。この構成によれば、認証開始のトリガTrを受け付けた最適なタイミングで、短距離無線通信による認証を開始することができる。また、駆動電波St1の送信時間に制限を持たせたので、駆動電波St1を無駄に送信し続けることもない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態のアンテナ20をスマート照合及びイモビライザー照合で共用した実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
[短距離無線装置18の構成]
図5及び図6に示すように、アンテナ20は、スマート照合及びイモビライザー照合で共用されている。この場合、アンテナ20は、室内スマート通信用のLF帯の電波送信と、イモビライザー通信の電波の送受信とを、選択的に実行する。すなわち、アンテナ20は、室内スマート照合及びイモビライザー照合の両方で使用される。
[作用]
図5に示す通り、ユーザの乗車が検知された場合に、照合装置5は、アンテナ20からスマート通信のためのLF帯の電波(例えば、ウェイク信号)を送信する。このLF帯の電波は、車内の全域を通信エリアとするように送信される。照合装置5は、アンテナ20から送信するLF電波に対する応答(例えば、アック信号)をキー3から受信できなければ、スマート照合ではなく、イモビライザー照合を実行すべきと判断する。
図6に示す通り、認証部19は、イモビライザー照合を実行すべきと判断されたとき、アンテナ20をイモビライザー照合用として使用する。そして、認証部19は、イモビライザー照合を開始するためのトリガTrを入力すると、駆動電波St1の送信を開始する。この駆動電波St1の出力レベルは、車両電源の状態に応じたレベルに設定される。すなわち、電源状態が電源オフ状態のときには、高い出力レベルに設定される。一方、電源状態が電源オン状態のときには、低い出力レベルに設定される。
認証部19は、トランスポンダ16から応答電波St2が返信された場合、この応答電波St2をアンテナ20で受信する。そして、認証部19は、応答電波St2に含まれる認証情報Daを認証するとともに、認証情報Daが正しい場合、イモビライザー照合を成立とする。これにより、車両電源の遷移操作が許可される。一方、認証部19は、認証情報Daが正しくない場合、車両電源の遷移操作を不可とする。
[実施形態の効果]
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(2-1)キー3の認証は、車両2からの通信を契機に前記キーのキー情報Didを照合するスマート照合と、スマート照合の電波と同じ又はその付近の周波数の駆動電波St1を電力としてキー3を作動させて認証情報Daを照合するイモビライザー照合とを含む。アンテナ20は、スマート照合及びイモビライザー照合で共用される。この構成によれば、アンテナ本数を少なく抑えることが可能となるので、装置大型化や装置コストの抑制に寄与する。
[他の実施形態]
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・アンテナ20は、スイッチ部12のノブに配置されることが好ましい。また、アンテナ20の配置位置は、スイッチ部12のノブに限定されず、例えば、センタークラスターやセンターコンソールなど、車内の他の位置としてもよい。
・車両2の電源状態は、少なくとも電源オフ状態及び電源オン状態の2状態を有していればよい。すなわち、電源オン状態は、ACCオン状態及びIGオン状態の2状態に限定されず、1パターンのオン状態、又は3パターン以上のオン状態でもよい。
・認証開始のトリガTrは、ブレーキ信号やドア開閉信号に限定されず、例えば、スイッチ部12が操作されたときにスイッチ部12から出力されるスイッチ信号でもよい。
・出力レベルの設定は、大小の2段階に限定されない。例えば、電源状態が3パターン以上の場合、出力レベルが3段階以上の間で設定されてもよい。
・電子キーシステム1は、スマートシステムが省略されてもよい。すなわち、電子キーシステム1は、イモビライザーシステムのみを含むものとしてもよい。
・認証部19、判断部25、及び設定部26は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサによって構成されてもよいし、[2]そのようなプロセッサと、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路との組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード、又は指令を格納している。メモリ(コンピュータ可読媒体)は、汎用、又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。或いは、上記プロセッサを含むコンピュータに代えて、各種処理の全てを実行する1つ以上の専用のハードウェア回路によって構成された処理回路が用いられてもよい。
・認証部19、判断部25、及び設定部26は、独立したプロセッサから構成されてもよいし、機能の一部分が共用のプロセッサから構築されてもよい。このように、認証部19、判断部25、及び設定部26は、独立した機能ブロックに限らず、1つの機能ブロックから構成されてもよいし、一部分が共用された機能ブロックから構成されてもよい。
・本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
2…車両、3…キー、9…搭載装置、10…アクセサリ系電装品、11…走行系電装品、18…短距離無線装置、19…認証部、20…アンテナ、25…判断部、26…設定部、St1…駆動電波、St2…応答電波、Da…認証情報、Tr…トリガ、Did…キー情報。

Claims (7)

  1. 車両に設けられたアンテナから短距離無線通信で駆動電波を送信し、前記駆動電波を電力として起動したキーから応答電波を受信すると、前記応答電波に含まれる認証情報に基づき前記キーを認証して、前記車両の使用可否を設定する短距離無線装置であって、
    前記車両の電源状態を判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果に基づき、前記アンテナの出力レベルを設定する設定部と
    を備えている短距離無線装置。
  2. 前記車両の電源状態は、前記車両に設けられた搭載装置に電源を投入しない状態である電源オフ状態と、前記搭載装置に電源を投入した状態である電源オン状態とを含み、
    前記設定部は、前記電源オン状態のときよりも前記電源オフ状態のときの前記アンテナの出力レベルを高く設定する
    請求項1に記載の短距離無線装置。
  3. 前記電源オン状態は、前記車両のアクセサリ系電装品に電源を投入した状態であるACCオン状態と、前記車両の走行系電装品に電源を投入した状態であるIGオン状態とを含む
    請求項2に記載の短距離無線装置。
  4. 前記電源オン状態のときの前記アンテナの出力レベルは、前記アクセサリ系電装品の仕様を満足する範囲内の値に設定されている
    請求項3に記載の短距離無線装置。
  5. 前記電源オフ状態のときの前記アンテナの出力レベルは、電波法の法規を満たす範囲内の最大値又はその付近の値に設定されている
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の短距離無線装置。
  6. 前記認証情報の認証を実行する認証部を備え、
    前記認証部は、認証開始のトリガを入力すると、前記駆動電波の送信を開始するとともに、前記応答電波を受信するまでの一定時間の間、前記駆動電波の送信を継続する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の短距離無線装置。
  7. 前記キーの認証は、前記車両からの通信を契機に前記キーのキー情報を照合するスマート照合と、前記スマート照合の電波と同じ又はその付近の周波数の前記駆動電波を電力として前記キーを作動させて前記認証情報を照合するイモビライザー照合とを含み、
    前記アンテナは、前記スマート照合及び前記イモビライザー照合で共用される
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の短距離無線装置。
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