JP2023112846A - 履帯式作業機械 - Google Patents

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剛史 吉川
Takashi Yoshikawa
宏明 竹島
Hiroaki Takeshima
直也 秋山
Naoya Akiyama
慎一 大高
Shinichi Otaka
和志 中田
Kazuyuki Nakada
修 矢津田
Osamu Yatsuda
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Abstract

【課題】作業機の動作性が低下することを抑制可能な履帯式作業機械を提供する。【解決手段】ブルドーザ1において、コントローラ110は、旋回モータ80を回転させている場合においてアングルシリンダ8及び昇降シリンダ9を駆動させるとき、油圧供給部100から旋回モータ80に供給される作動油量を低減させる作動油量制御を実行する。【選択図】図3

Description

本開示は、履帯式作業機械に関する。
従来、旋回モータを利用して左右に旋回可能な履帯式作業機械(例えば、ブルドーザ)が知られている(特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2020/0247468号明細書
特許文献1では、履帯式作業機械が作業機を備える場合について検討されていないが、履帯式作業機械が作業機を備えている場合、旋回モータ用の油圧供給部を作業機用としても利用すると、作業機に分配可能な作動油量が不足して作業機の動作性が低下してしまう場合がある。
本開示の目的は、作業機の動作性が低下することを抑制可能な履帯式作業機械を提供することにある。
本開示の一側面に係る履帯式作業機械は、左右のステアリングブレーキと、旋回モータと、作業機シリンダと、油圧供給部と、コントローラとを備える。左右のステアリングブレーキは、左右の出力軸を制動する。旋回モータは、左右の出力軸に回転数差を生じさせる。作業機シリンダは、車体に取り付けられた作業機を駆動させる。油圧供給部は、旋回モータ及び作業機シリンダそれぞれに作動油を供給する。コントローラは、油圧供給部を制御する。コントローラは、旋回モータを回転させている場合において作業機シリンダを駆動させるとき、油圧供給部から旋回モータに供給される作動油量を低減させる作動油量制御を実行する。
本開示に係る技術によれば、作業機の動作性が低下することを抑制可能な履帯式作業機械を提供することができる。
第1実施形態に係るブルドーザの斜視図である。 第1実施形態に係るブルドーザの動力伝達系統の断面構成図である。 第1実施形態に係るブルドーザの動力伝達系統の概略システム構成図である。 第2実施形態に係るブルドーザの動力伝達系統の概略システム構成図である。 変形例3に係るブルドーザの動力伝達系統の概略システム構成図である。 変形例6に係るブルドーザの動力伝達系統の概略システム構成図である。
1.第1実施形態
(ブルドーザ1の外観構成)
図1は、履帯式作業機械の一例であるブルドーザ1の斜視図である。
図1に示すように、ブルドーザ1は、車体2と、作業機3と、左右一対の履帯装置1Aとを備える。
車体2は、キャブ4と、エンジン室5と、車体フレーム(不図示)とを有する。キャブ4は、車体2の後上部に配置される。エンジン室5は、キャブ4の前方に配置される。
作業機3は、車体2に取り付けられる。作業機3は、ブレード6と、フレーム7と、アングルシリンダ8と、昇降シリンダ9とを有する。ブレード6は、本開示に係る「作業機」の一例である。ブレード6は、車体2の前方に配置される。ブレード6は、フレーム7によって支持される。フレーム7の前端は、ブレード6の後面に回転自在に取り付けられている。フレーム7の後端は、車体2の側面に回転自在に支持される。
ブレード6は、アングルシリンダ8及び昇降シリンダ9によって駆動される。アングルシリンダ8及び昇降シリンダ9それぞれは、本開示に係る「作業機シリンダ」の一例である。
アングルシリンダ8の前端は、ブレード6の後面に回転自在に支持される。アングルシリンダ8の後端は、車体2の側面に回転自在に支持される。アングルシリンダ8が油圧によって伸縮することで、ブレード6が前後方向に傾動する。
昇降シリンダ9の下端はフレーム7の上面に回転自在に支持される。昇降シリンダ9の中間部は車体2の側面に回転自在に支持される。昇降シリンダ9が油圧によって伸縮することで、ブレード6は上下方向に移動する。
左右一対の履帯装置1Aは、ブルドーザ1の走行装置である。左右一対の履帯装置1Aは、車体2を挟むように配置される。
左右一対の履帯装置1Aそれぞれは、履帯2Aと、駆動輪(スプロケット)3Aと、遊動輪(アイドラ)4Aと、トラックフレーム5Aとを有する。
履帯2Aは、環状(無端状)に構成されており、駆動輪3Aおよび遊動輪4Aに巻きかけられている。履帯2Aは、駆動輪3Aに噛み合わされており、駆動輪3Aの回転駆動により回転する。
駆動輪3A及びトラックフレーム5Aそれぞれは、車体2の側部に取り付けられる。駆動輪3Aは、トラックフレーム5Aの後方において回転駆動可能に配置される。左右一対の駆動輪3Aは、後述する左右の出力軸60L,60Rに支持される。遊動輪4Aはトラックフレーム5Aの前端部に回転可能に配置される。
(ブルドーザ1の内部構成)
図2は、ブルドーザ1の動力伝達系統の断面構成図である。図3は、ブルドーザ1の動力伝達系統の概略システム構成図である。
図2及び図3に示すように、ブルドーザ1は、エンジン10と、エンジン動力伝達部20と、左右の遊星歯車機構30L,30Rと、左右のステアリングクラッチ40L,40Rと、左右のステアリングブレーキ50L,50Rと、左右の出力軸60L,60Rと、旋回モータ80と、モータ動力伝達部90と、油圧供給部100と、コントローラ110とを有する。
[エンジン動力伝達部]
エンジン動力伝達部20は、エンジン10からの動力を左右の遊星歯車機構30L,30Rに伝達する。エンジン動力伝達部20は、動力取出装置(パワーテイクオフ)21と、トルクコンバータ22と、トランスミッション23と、ピニオン24と、ベベルギア25と、入力軸26とを含む。
動力取出装置21は、トルクコンバータ22と後述する可変容量ポンプ101とにエンジン10の動力を分配する。トルクコンバータ22は、動力取出装置21から伝達されるエンジン10の動力を、流体を介してトランスミッション23に伝達する。トランスミッション23は、トルクコンバータ22から伝達される回転動力を変速するための複数の速度段クラッチと、前進及び後進を切り替えるための方向段クラッチとを有する。トランスミッション23は、ピニオン24に連結される。トランスミッション23からの動力は、ピニオン24及びベベルギア25を介して、入力軸26に伝達される。入力軸26は、左右方向に延びる。入力軸26の軸方向は、ブルドーザ1の左右方向と同義である。
[遊星歯車機構]
左右の遊星歯車機構30L,30Rは、入力軸26と左右の出力軸60L,60Rとの間に配置される。左右の遊星歯車機構30L,30Rは、左右のリングギア31L,31Rと、左右のプラネタリギア32L,32Rと、左右のサンギア33L,33Rと、左右のキャリア34L,34Rとを有する。
左右のリングギア31L,31Rは、入力軸26に連結される。左右のプラネタリギア32L,32Rは、入力軸26の軸方向に垂直な径方向において、左右のリングギア31L,31Rの内側に配置される。左右のプラネタリギア32L,32Rは、左右のリングギア31L,31Rと左右のサンギア33L,33Rとに噛み合っている。左右のサンギア33L,33Rは、入力軸26に対して回転自在に取り付けられる。左右のサンギア33L,33Rは、径方向において、左右のプラネタリギア32L,32Rの内側に配置される。左右のサンギア33L,33Rは、左右のステアリングクラッチ40L,40Rに連結される。左右のサンギア33L,33Rは、左右のステアリングクラッチ40L,40Rを介して、モータ動力伝達部90(具体的には、後述する左右のクラッチギア91L,91R)と離接可能である。左右のキャリア34L,34Rは、左右のプラネタリギア32L,32Rと左右の出力軸60L,60Rとに連結される。
[ステアリングクラッチ]
左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、左右の遊星歯車機構30L,30Rとモータ動力伝達部90との間に配置される。左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、左右の遊星歯車機構30L,30Rが有する左右のサンギア33L,33Rとモータ動力伝達部90が有する左右のクラッチギア91L,91Rとを離接させる。
左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、作動油の供給によって駆動する。左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、係合及び開放可能な湿式多板式クラッチによって構成される。本実施形態において、左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、ポジティブタイプの油圧クラッチである。左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、作動油が供給されないとき開放され、供給される作動油の油圧が所定値未満であるとき部分係合し、供給される作動油の油圧が所定値以上であるとき完全係合する。
左右のステアリングクラッチ40L,40Rに供給される作動油の油圧は、左右のクラッチ用コントロールバルブ27L,27Rによって制御される。左右のクラッチ用コントロールバルブ27L,27Rは、コントローラ110から入力されるクラッチ油圧指令に応じて駆動する。
左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、左右の遊星歯車機構30L,30Rによる入力軸26から左右の出力軸60L,60Rへの回転動力の伝達及び遮断を切り替える。
具体的には、左ステアリングクラッチ40Lが係合されると、入力軸26の回転は、左リングギア31L、左プラネタリギア32L及び左キャリア34Lを介して左出力軸60Lに伝達される。一方、左ステアリングクラッチ40Lが開放されると、左サンギア33Lは自由回転状態になって、入力軸26から左出力軸60Lへの回転動力の伝達は遮断される。同様に、右ステアリングクラッチ40Rは、その係合及び開放に応じて、入力軸26から右出力軸60Rへの回転動力の伝達及び遮断を切り替える。
ここで、左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、入力軸26を中心として回転可能である。左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、モータ動力伝達部90を介して伝達される旋回モータ80からの回転動力によって、互いに逆方向に回転する。
例えば、左右のステアリングクラッチ40L,40Rが係合された状態で、左ステアリングクラッチ40Lが順回転しながら右ステアリングクラッチ40Rが逆回転すると、左出力軸60Lの回転数が右出力軸60Rの回転数より高くなってブルドーザ1は右に緩旋回する。
本明細書において、緩旋回とは、同方向に回転する左右の出力軸60L,60Rに回転数差を生じさせることによって、比較的大きな旋回半径で弧を描くように前進または後退することを意味する。
また、左ステアリングクラッチ40Lが係合され、かつ、右ステアリングクラッチ40Rが開放された状態で、左ステアリングクラッチ40Lが順回転すると、右出力軸60Rの回転が停止するとともに左出力軸60Lが回転してブルドーザ1は右に信地旋回する。ただし、ブルドーザ1が右に信地旋回する場合、後述するように、右ステアリングブレーキ50Rは右出力軸60Rを制動する。
本明細書において、信地旋回とは、左右の出力軸60L,60Rのうち一方を回転させつつ他方を実質的に又は完全に停止させることによって、他方側の履帯を軸として旋回することを意味する。
図2に示すように、右ステアリングクラッチ40Rは、複数のクラッチプレート41、複数のクラッチディスク42及びクラッチピストン43を有する。
各クラッチプレート41は、右クラッチギア91Rに取り付けられる。各クラッチディスク42は、右サンギア33Rに固定される。各クラッチプレート41と各クラッチディスク42は、軸方向において交互に配置される。
作動油の供給に伴ってクラッチピストン43が右方向に移動すると、各クラッチプレート41と各クラッチディスク42とが圧接されて右ステアリングクラッチ40Rが係合する。これによって、右遊星歯車機構30Rが有する右サンギア33Rとモータ動力伝達部90が有する右クラッチギア91Rとが接合する。
一方、作動油の排出に伴ってクラッチピストン43が左方向に移動すると、各クラッチプレート41と各クラッチディスク42とが離れて右ステアリングクラッチ40Rは開放される。これによって、右遊星歯車機構30Rが有する右サンギア33Rとモータ動力伝達部90が有する右クラッチギア91Rとが離れる。
なお、左ステアリングクラッチ40Lは、右ステアリングクラッチ40Rと同様の構成を有する。
[ステアリングブレーキ]
左右のステアリングブレーキ50L,50Rは、作動油の供給によって駆動する。左右のステアリングブレーキ50L,50Rは、係合及び開放可能な湿式多板式クラッチによって構成される。本実施形態において、左右のステアリングブレーキ50L,50Rは、ネガティブタイプの油圧ブレーキである。左右のステアリングブレーキ50L,50Rは、作動油が供給されないとき完全係合し、供給される作動油の油圧が所定値未満であるとき部分係合し、供給される作動油の油圧が所定値以上であるとき開放される。左右のステアリングブレーキ50L,50Rが係合(完全係合又は部分係合)されると、左右のステアリングブレーキ50L,50Rに制動力が生じる。
左右のステアリングブレーキ50L,50Rに供給される作動油の油圧は、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28Rによって制御される。左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28Rは、コントローラ110から入力されるブレーキ油圧指令に応じて駆動する。
左右のステアリングブレーキ50L,50Rは、左右の出力軸60L,60Rの回転を制動する。
具体的には、左ステアリングブレーキ50Lが係合されると、左出力軸60Lの回転が制動されることによって、左スプロケット2Lの回転が低減される。一方、右ステアリングブレーキ50Rが係合されると、右出力軸60Rの回転が制動されることによって、右スプロケット2Rの回転が低減される。
図2に示すように、右ステアリングブレーキ50Rは、回転部材51、ブレーキハウジング52、複数の固定プレート53、複数のブレーキディスク54及びブレーキピストン55を有する。
回転部材51は、右出力軸60Rに固定されており、右出力軸60Rとともに回転する。ブレーキハウジング52は、回転部材51に対して固定されている。各固定プレート53は、ブレーキハウジング52に取り付けられる。各ブレーキディスク54は、回転部材51に固定される。各固定プレート53と各ブレーキディスク54は、軸方向において交互に配置される。
作動油の充填に伴ってブレーキピストン55が左方向に移動すると、各固定プレート53と各ブレーキディスク54とが離れて、右ステアリングブレーキ50Rは開放される。一方、作動油の排出に伴ってブレーキピストン55が右方向に移動すると、各固定プレート53と各ブレーキディスク54とが圧接されて右ステアリングブレーキ50Rに制動力が生じる。
なお、左ステアリングブレーキ50Lは、右ステアリングブレーキ50Rと同様の構成を有する。
[旋回モータ]
旋回モータ80は、エンジン10の動力によって駆動する可変容量ポンプ101から吐出される圧油によって回転する。旋回モータ80は、正回転方向及び反回転方向のいずれかで回転する。旋回モータ80の回転方向及び回転数は、コントローラ110によって制御される。旋回モータ80の回転数は、エンジン10から伝達される動力に応じて0%から100%(最大値)まで変化する。
旋回モータ80の回転動力は、モータ動力伝達部90を介して左右のステアリングクラッチ40L,40Rに伝達される。旋回モータ80は、左右の出力軸60L,60Rに回転数差を生じさせるために用いられる。本実施形態において、旋回モータ80は、左右の出力軸60L,60Rに回転数差が生じるように左右のステアリングクラッチ40L,40Rを回転させる。例えば、ブルドーザ1が右に旋回する場合、旋回モータ80は、左出力軸60Lの回転数が右出力軸60Rの回転数より高くなるように左右のステアリングクラッチ40L,40Rを回転させる。
[モータ動力伝達部]
モータ動力伝達部90は、旋回モータ80と左右のステアリングクラッチ40L,40Rとの間に配置される。モータ動力伝達部90は、旋回モータ80の回転動力を左右のステアリングクラッチ40L,40Rに伝達する。
モータ動力伝達部90は、左右のクラッチギア91L,91R、第1トランスファギア92、副軸93、第2トランスファギア94、アイドラギア95及びピニオンギア96を有する。
左右のクラッチギア91L,91Rは、左右のステアリングクラッチ40L,40Rを介して左右のサンギア33L,33Rと離接可能である。左右のクラッチギア91L,91Rは、入力軸26の軸方向を中心として回転可能である。左クラッチギア91Lは、アイドラギア95と噛み合う。右クラッチギア91Rは、第1トランスファギア92、副軸93及び第2トランスファギア94を介してアイドラギア95と連結される。左右のクラッチギア91L,91Rは、旋回モータ80が回転すると、互いに逆方向に回転する。
アイドラギア95は、左クラッチギア91L、第2トランスファギア94及びピニオンギア96と噛み合う。アイドラギア95は、入力軸26の軸方向を中心として回転可能である。
ピニオンギア96は、アイドラギア95と噛み合う。ピニオンギア96は、ピニオン軸96aを中心として回転可能である。ピニオンギア96は、ピニオン軸96aを介して伝達される旋回モータ80の回転動力によって回転する。
[油圧供給部]
油圧供給部100は、アングルシリンダ8及び昇降シリンダ9それぞれと旋回モータ80とに作動油を供給する。油圧供給部100は、可変容量ポンプ101及びコントロールバルブ102を有する。
可変容量ポンプ101は、本開示に係る「油圧ポンプ」の一例である。可変容量ポンプ101は、動力取出装置21に連結される。可変容量ポンプ101は、動力取出装置21から伝達されるエンジン10の動力によって駆動される。
可変容量ポンプ101は、コントロールバルブ102に作動油を吐出する。可変容量ポンプ101からの吐出量は、可変容量ポンプ101内に設けられた斜板の傾転角に応じて変更される。斜板の傾転角は、コントローラ110によって制御される。
コントロールバルブ102は、可変容量ポンプ101、アングルシリンダ8、昇降シリンダ9及び旋回モータ80それぞれと管路を介して接続される。コントロールバルブ102は、可変容量ポンプ101から吐出される作動油を、可変容量ポンプ101、アングルシリンダ8及び昇降シリンダ9のそれぞれに分配する。
コントロールバルブ102からアングルシリンダ8に供給される作動油量は、コントロールバルブ102内に設けられたアングルシリンダ用スプールの位置に応じて変更される。コントロールバルブ102から昇降シリンダ9に供給される作動油量は、コントロールバルブ102内に設けられた昇降シリンダ用スプールの位置に応じて変更される。コントロールバルブ102から旋回モータ80に供給される作動油量は、コントロールバルブ102内に設けられた旋回モータ用スプールの位置に応じて変更される。アングルシリンダ用スプール、昇降シリンダ用スプール及び旋回モータ用スプールそれぞれの位置は、コントローラ110によって制御される。
[コントローラ]
コントローラ110は、ブルドーザ1を走行させるために、エンジン10の回転数と、トランスミッション23の速度段クラッチ及び方向段クラッチとを制御する。
コントローラ110は、ブレード6の駆動操作に用いられる作業機レバー35に接続される。作業機レバー35には、ブレード6を前後方向に傾動操作するためのアングルレバーと、ブレード6を上下方向に昇降操作するための昇降レバーとが含まれる。コントローラ110は、作業機レバー35の操作量及び操作方向に応じて、可変容量ポンプ101及びコントロールバルブ102に制御信号を出力する。
コントローラ110は、ブルドーザ1の操向操作に用いられる操向レバー36に接続される。コントローラ110は、操向レバー36の操作量に応じて、左右のクラッチ用コントロールバルブ27L,27R、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28R、可変容量ポンプ101及びコントロールバルブ102に制御信号を出力する。
操向レバー36は、中立位置P1を基準として左旋回方向P2及び右旋回方向P3それぞれに操作可能である。コントローラ110は、操向レバー36の操作方向及び操作量に応じて、左右のステアリングクラッチ40L,40R、左右のステアリングブレーキ50L,50R及び旋回モータ80を制御することによって、「直進モード」、「緩旋回モード」及び「信地旋回モード」のいずれかでブルドーザ1を走行させる。
操向レバー36の操作量が第1所定量TH1以下である場合、コントローラ110は、直進モードでブルドーザ1を直進させる。操向レバー36の操作量が第1所定量TH1より大きく第2所定量TH2より小さい場合、コントローラ110は、緩旋回モードでブルドーザ1を旋回させる。操向レバー36の操作量が第2所定量TH2以上である場合、コントローラ110は、信地旋回モードでブルドーザ1を旋回させる。
第2所定量TH2は、第1所定量TH1より大きい。第1及び第2所定量TH1,TH2それぞれは、所望の値に設定することができる。第1所定量TH1は“0”であってもよい。
・直進モード
直進モードにおいて、コントローラ110は、左右のクラッチ用コントロールバルブ27L,27Rを制御して、左右のステアリングクラッチ40L,40Rを完全係合させる。
直進モードにおいて、コントローラ110は、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28Rを制御して、左右のステアリングブレーキ50L,50Rを開放させる。
直進モードにおいて、コントローラ110は、旋回モータ80を停止させる。
・緩旋回モード
緩旋回モードにおいて、コントローラ110は、左右のクラッチ用コントロールバルブ27L,27Rを制御して、左右のステアリングクラッチ40L,40Rを係合(典型的には、完全係合)させる。
緩旋回モードにおいて、コントローラ110は、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28Rを制御して、左右のステアリングブレーキ50L,50Rを開放させる。
緩旋回モードにおいて、コントローラ110は、操向レバー36の操作量が大きくなるに従って内側出力軸60INの回転数が外側出力軸60OUTの回転数より低くなるように旋回モータ80を駆動させる。
内側出力軸60INとは、左右の出力軸60L,60Rのうち操向レバー36の操作方向(すなわち、旋回方向)に対応する出力軸である。外側出力軸60OUTとは、左右の出力軸60L,60Rのうち操向レバー36の操作方向と反対の出力軸である。
コントローラ110は、操向レバー36の操作量が大きくなるに従って旋回モータ80の回転数を高くする。例えば、コントローラ110は、操向レバー36の操作量に比例するように旋回モータ80の回転数を徐々に高めてもよいし、操向レバー36の操作量に応じて旋回モータ80の回転数を段階的に高めてもよい。
操向レバー36の操作量が第2所定量TH2であるときの旋回モータ80の回転数は、十分高ければよく特に制限されないが、90%以上が好ましく、95%以上がより好ましく、100%(最大値)が特に好ましい。
・信地旋回モード
信地旋回モードにおいて、コントローラ110は、左右のクラッチ用コントロールバルブ27L,27Rを制御して、内側ステアリングクラッチ40INを開放させ、外側ステアリングクラッチ40OUTを係合(典型的には、完全係合)させる。
内側ステアリングクラッチ40INとは、左右のステアリングクラッチ40L,40Rのうち操向レバー36の操作方向に対応するステアリングクラッチである。外側ステアリングクラッチ40OUTとは、左右のステアリングクラッチ40L,40Rのうち操向レバー36の操作方向と反対のステアリングクラッチである。
信地旋回モードにおいて、コントローラ110は、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28Rを制御して、内側ステアリングブレーキ50INを制動させ、外側ステアリングブレーキ50OUTを開放させる。
内側ステアリングブレーキ50INとは、左右のステアリングブレーキ50L,50Rのうち操向レバー36の操作方向に対応するステアリングブレーキである。外側ステアリングブレーキ50OUTとは、左右のステアリングブレーキ50L,50Rのうち操向レバー36の操作方向と反対のステアリングブレーキである。
信地旋回モードにおいて、コントローラ110は、旋回モータ80の回転数を緩旋回モードの回転数と同程度に維持する。旋回モータ80の回転数は、十分高ければよく特に制限されないが、90%以上が好ましく、95%以上がより好ましく、100%が特に好ましい。
・旋回中の作動油量制御
コントローラ110は、旋回モータ80を回転させている場合において作業機シリンダ(アングルシリンダ8及び昇降シリンダ9の少なくとも一方)を駆動させるとき、油圧供給部100から旋回モータ80に供給される作動油量を低減させる「作動油量制御」を実行する。
具体的には、コントローラ110は、コントロールバルブ102に制御指令を出力してアングルシリンダ用スプール、昇降シリンダ用スプール及び旋回モータ用スプールそれぞれの位置を制御することによって、コントロールバルブ102から旋回モータ80に供給される作動油量を低減させる。コントローラ110は、作動油量制御において、アングルシリンダ用スプール、昇降シリンダ用スプール及び旋回モータ用スプールそれぞれを予め設定された位置に制御する。コントローラ110は、作動油量制御中、オペレータによって操向レバー36が大きく操作されたとしても、コントロールバルブ102から旋回モータ80に所定量を超える作動油を供給しない。
このような作動油量制御によって、ブルドーザ1は低速で旋回することとなるが、オペレータが作業機レバー35を操作したときのブレード6の動作性(駆動力及び駆動速度)が低下することを抑制できる。
なお、旋回モータ80を回転させている場合とは、ブルドーザ1が緩旋回モード又は信地旋回モードで旋回している場合を意味する。
コントローラ110は、作動油量制御において、油圧供給部100から作業機シリンダに供給される作動油量を増大させることが好ましい。これによって、作業機シリンダの駆動に必要な作動油量を確保できるためブレード6の動作性を高めることができる。
コントローラ110は、作動油量制御において、コントロールバルブ102から旋回モータ80に供給される作動油量を“0”にしてもよい。コントロールバルブ102から旋回モータ80に供給される作動油量が“0”に近づくほどブルドーザ1の旋回速度は遅くなる一方、ブレード6の動作性をより高めることができる。
本実施形態において、コントローラ110は、ブルドーザ1の牽引力が所定値を超えたことに応じて、作業機シリンダの駆動を検出する。
このように、ブルドーザ1の牽引力が所定値を超えたことに応じて作業機シリンダの駆動が検出されるため、オペレータの操作によらず作動油量制御を自動的に実行することができる。
ブルドーザ1の牽引力を求める方法は特に限られないが、次の3つの手法が好適である。
第1の手法は、エンジン10の回転数等に基づいて牽引力を求める手法である。まず、エンジン10の回転数に対するトルクコンバータ22の出力軸回転数の比に基づいて、トルクコンバータ22のトルクコンバータ特性からトルクコンバータ22の出力トルクを算出する。次に、トルクコンバータ22の出力トルクにトルクコンバータ22の出力軸から駆動輪3Aまでの減速比を乗算することによって牽引力が求まる。
第2の手法は、駆動輪3Aの駆動トルクに基づいて牽引力を求める手法である。駆動輪3Aの駆動トルクは、駆動輪3Aに取り付けられる駆動トルクセンサによって取得できる。駆動輪3Aの駆動トルクはブルドーザ1の牽引力に応じて変動する。よって、駆動トルクと牽引力との関係式を用いることで、駆動トルクセンサによって取得された駆動トルクから牽引力を求めることができる。
第3の手法は、学習モデルを用いて牽引力を求める手法である。まず、ブルドーザ1の状態を示す複数のセンサ値に対する駆動輪3Aの駆動トルクの規則性をコンピュータに学習させることによって学習モデルを構築する。センサ値としては、トランスミッション23の出力回転数、旋回モータ80の圧力、履帯2Aの回転数、トルクコンバータ22の入口圧、トルクコンバータ22の出口圧、ブルドーザ1のピッチ角、エンジン10の燃料噴射量などが挙げられるが、これらには限られない。駆動輪3Aの駆動トルクは、第2の手法で説明したように、駆動輪3Aに取り付けられる駆動トルクセンサによって取得できる。次に、複数のセンサ値を学習モデルに入力すると、駆動輪3Aの駆動トルクが出力される。そして、第2の手法で説明したように、駆動トルクと牽引力との関係式を用いることで、学習モデルによって取得された駆動トルクから牽引力を求めることができる。
2.第2実施形態
図4は、履帯式作業機械の一例であるブルドーザ1aの動力伝達系統の概略システム構成図である。図4では、図3に図示された部材と同じ部材に同じ付番が付されている。
第2実施形態に係るブルドーザ1aは、左右の遊星歯車機構30L,30R及び左右のステアリングクラッチ40L,40Rに代えて差動装置29を備える点において、上記第1実施形態に係るブルドーザ1と相違する。以下、当該相違点について主に説明する。
ブルドーザ1aは、差動装置29を備える。差動装置29には、トランスミッション23の出力軸23aと、旋回モータ80の出力軸80aとが連結される。
差動装置29は、トランスミッション23の出力軸23aの回転を、左右の出力軸60L,60Rそれぞれの回転に変換する。差動装置29は、左右の出力軸60L,60Rそれぞれを異なる回転速度で回転させることのできるギア機構を内蔵している。
差動装置29は、旋回モータ80の回転方向及び回転速度に基づいて、左右の出力軸60L,60Rそれぞれの相対回転速度を変更する。差動装置29は、旋回モータ80の出力軸80aが一方向に回転する場合、左出力軸60Lを右出力軸60Rより速く回転させる。差動装置29は、旋回モータ80の出力軸80aが反対方向に回転する場合、右出力軸60Rを左出力軸60Lより速く回転させる。
このように、旋回モータ80の回転方向に応じてブルドーザ1aは左右に旋回することができ、旋回モータ80の回転速度に応じてブルドーザ1aの旋回半径は変化する。旋回モータ80の回転方向及び回転速度は、コントローラ110によって制御される。
コントローラ110は、操向レバー36の操作方向及び操作量に応じて、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28R及びコントロールバルブ102を制御する。操向レバー36の操作量が第1所定量TH1以下である場合、コントローラ110は、ブルドーザ1aを直進させる。操向レバー36の操作量が第1所定量TH1より大きく第2所定量TH2より小さい場合、コントローラ110は、コントロールバルブ102を介して旋回モータ80を回転することによってブルドーザ1aを旋回させる。操向レバー36の操作量が第2所定量TH2以上である場合、コントローラ110は、コントロールバルブ102を介して旋回モータ80を回転させながら、左右のブレーキ用コントロールバルブ28L,28Rの一方を介して左右のステアリングブレーキ50L,50Rの一方を制動させることによってブルドーザ1aを信地旋回させる。
第2実施形態に係るブルドーザ1aにおいても、上記第1実施形態において説明したとおり、コントローラ110は、旋回モータ80を回転させている場合において作業機シリンダを駆動させるとき、油圧供給部100から旋回モータ80に供給される作動油量を低減させる作動油量制御を実行する。これによって、ブレード6の動作性が低下することを抑制できる。
コントローラ110は、作動油量制御において、油圧供給部100から作業機シリンダに供給される作動油量を増大させることが好ましい。これによって、作業機シリンダの駆動に必要な作動油量を確保できるためブレード6の動作性を高めることができる。
(実施形態の変形例)
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(変形例1)
上記第1及び第2実施形態では、履帯式作業機械としてブルドーザを例に挙げて説明したが、本発明は、油圧ショベルなどの履帯式走行装置を有する履帯式作業機械に広く適用可能である。
(変形例2)
上記第1及び第2実施形態では、作業機としてブレードを例に挙げて説明したが、これに限られない。作業機としては、例えば、破砕作業や掘削作業に用いられるリッパなどが挙げられる。
(変形例3)
上記第1及び第2実施形態において、油圧供給部100は、可変容量ポンプ101及びコントロールバルブ102を有することとしたが、これに限られない。例えば、図5に示すように、油圧供給部100は、旋回モータ80に作動油を供給する旋回モータ用油圧ポンプ103と、アングルシリンダ8及び昇降シリンダ9に作動油を供給する作業機用油圧ポンプ104とを別々に有していてもよい。この場合、コントローラ110は、旋回モータ用油圧ポンプ103の斜板を制御して旋回モータ用油圧ポンプ103から旋回モータ80に供給される作動油量を低減させ、かつ、作業機用油圧ポンプ104からコントロールバルブ105を介してアングルシリンダ8及び昇降シリンダ9に供給される作動油量を増大させることによって作動油量制御を実行することができる。
(変形例4)
上記第1及び第2実施形態において、左右のステアリングクラッチ40L,40Rは、ポジティブタイプの油圧クラッチであることとしたが、ネガティブタイプの油圧クラッチであってもよい。
(変形例5)
上記第1及び第2実施形態において、左右のステアリングブレーキ50L,50Rは、ネガティブタイプの油圧ブレーキであることとしたが、ポジティブタイプの油圧ブレーキであってもよい。
(変形例6)
上記第1及び第2実施形態において、コントローラ110は、ブルドーザ1の牽引力が所定値を超えたことに応じて作業機シリンダの駆動を検出することとしたが、これに限られない。
例えば、図6に示すように、ブルドーザ1が作業機優先スイッチ37を備える場合、コントローラ110は、作業機優先スイッチ37がオン状態になったことに応じて作業機シリンダの駆動を検出してよい。作業機優先スイッチ37は、コントローラ110に接続される。オペレータは、ブルドーザ1の旋回中に作業機レバー35を操作して作業機シリンダを駆動させるとき、作業機優先スイッチ37をオン状態にする。オペレータは、作業機レバー35を操作する前に作業機優先スイッチ37をオン状態にしてもよいし、作業機レバー35の操作中に作業機優先スイッチ37をオン状態にしてもよい。コントローラ110は、作業機優先スイッチ37がオン状態になったことに応じて、作業機シリンダの駆動を検出する。そのため、オペレータの意思に基づいて所望のタイミングで作動油量制御を実行することができる。
また、コントローラ110は、作業機レバー35が操作されたことに応じて作業機シリンダの駆動を検出してよい。この場合、オペレータによる作業機レバー35の操作に応じて作業機シリンダの駆動が検出されるため、牽引力を算出したり、或いは、作業機優先スイッチ37を設けたりする必要がないため簡便である。
(変形例7)
上記第1及び第2実施形態において、コントローラ110は、操向レバー36の操作量が第2所定量TH2以上になったときに緩旋回モードから信地旋回モードに切り替えることとしたが、これに限られない。コントローラ110は、操向レバー36の操作量が第1所定量TH1より大きく、かつ、オペレータが信地旋回ボタンをオン状態にしたときに、緩旋回モードから信地旋回モードに切り替えてもよい。
1,1a ブルドーザ
10 エンジン
20 エンジン動力伝達部
26 入力軸
29 差動装置
30L,30R 左右の遊星歯車機構
31L,31R 左右のリングギア
32L,32R 左右のプラネタリギア
33L,33R 左右のサンギア
34L,34R 左右のキャリア
40L,40R 左右のステアリングクラッチ
50L,50R 左右のステアリングブレーキ
60L,60R 左右の出力軸
80 旋回モータ
90 モータ動力伝達部
100 油圧供給部
110 コントローラ

Claims (7)

  1. 左右の出力軸を制動する左右のステアリングブレーキと、
    前記左右の出力軸に回転数差を生じさせる旋回モータと、
    車体に取り付けられた作業機を駆動させる作業機シリンダと、
    前記旋回モータ及び前記作業機シリンダそれぞれに作動油を供給する油圧供給部と、
    前記油圧供給部を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記旋回モータを回転させている場合において前記作業機シリンダを駆動させるとき、前記油圧供給部から前記旋回モータに供給される作動油量を低減させる作動油量制御を実行する、
    履帯式作業機械。
  2. 前記油圧供給部は、エンジンの動力によって駆動し、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される作動油を前記旋回モータ及び前記作業機シリンダそれぞれに分配するコントロールバルブとを有し、
    前記コントローラは、前記作動油量制御において、前記コントロールバルブから前記旋回モータに供給される作動油量を低減させる、
    請求項1に記載の履帯式作業機械。
  3. 前記油圧供給部は、前記旋回モータに作動油を供給する旋回モータ用油圧ポンプと、前記作業機シリンダに作動油を供給する作業機用油圧ポンプとを有し、
    前記コントローラは、前記作動油量制御において、前記旋回モータ用油圧ポンプから前記旋回モータに供給される作動油量を低減させる、
    請求項1に記載の履帯式作業機械。
  4. 前記コントローラは、前記作動油量制御において、前記油圧供給部から前記作業機シリンダに供給される作動油量を増大させる、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の履帯式作業機械。
  5. 作業機優先スイッチをさらに備え、
    前記コントローラは、前記作業機優先スイッチがオン状態になったことに応じて、前記作業機シリンダの駆動を検出する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の履帯式作業機械。
  6. 前記コントローラは、履帯式作業機械の牽引力が所定値を超えたことに応じて、前記作業機シリンダの駆動を検出する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の履帯式作業機械。
  7. 前記作業機を操作するための作業機レバーをさらに備え、
    前記コントローラは、前記作業機レバーが操作されたことに応じて、前記作業機シリンダの駆動を検出する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の履帯式作業機械。
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