JP2023112645A - サービス受発注システム - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、店舗に設置した端末を利用してサービス希望者が希望価格を含む希望条件を提示して希望のサービス内容の案件を発注することができるとともに、この発注した案件とこの案件を希望条件で処理できるサービス提供者とをマッチングすることができるサービス受発注システムを提供することを目的としている。
また、上記サービスは、例えば、外装工事、内装工事等の工事サービス、清掃サービス、デリバリーサービス、エアコン設置サービス、不用品処理サービス、ケータリングサービス、引っ越しサービス、障害福祉サービス、介護サービス、庭手入れサービス、古美術品の鑑定サービス、建物の解体サービスなどの主にサービス提供者が作業現場へと足を運んで行うサービスが該当する。他にも、例えば、誕生日ケーキなどの希望者用にカスタマイズした食品の作成サービス、探偵事務所などが提供する調査サービス、ハイヤーサービス等のサービス提供者が現場で作業を行わないサービスなども含む。
また、上記提供者端末は、サービス提供者の利用する端末であり、店舗端末と同一の端末、店舗端末とは異なる端末を含む。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。
また、上記第2記録媒体は、例えば、紙媒体、プリペイドカードなどのカード媒体、USBメモリやカード型メモリ等の小型の記録媒体、デバイスその他の端末などが該当する。
また、上記コード情報は、例えばバーコードなどの1次元コード、例えばQRコード(登録商標)などの2次元コードの他、例えば英数字などで構成された文字列からなるコード情報を含む。
また、上記コード情報取得手段は、例えば、カメラなどの読取デバイスによって第2記録媒体に表示されたバーコードなどの1次元コードやQRコード(登録商標)などの2次元コードを読み取ることでコード情報を獲得してもよいし、入力装置等からコード情報を入力してもよいし、デバイスその他の端末等からコード情報を獲得又は受信してもよい。したがって、取得には、少なくとも入力、獲得、受信及び読出(検索を含む。)が含まれる。
このような構成であれば、案件発注情報送信手段により、サービス提供者に対応する店舗から所定エリア内に所在する他の店舗に係る案件発注情報が要求元の提供者端末に送信される。
〔発明6〕 さらに、発明5のサービス受発注システムは、発明1のサービス受発注システムにおいて、前記案件発注情報登録手段は、前記案件発注情報を当該案件発注情報に係る店舗の所在地の情報と対応付けて前記案件発注情報記憶手段に登録し、前記案件発注情報送信手段は、前記閲覧要求に応じて、前記サービス提供者の識別情報及び当該サービス提供者の所在地の情報を含む提供者情報を記憶する提供者情報記憶手段から、当該閲覧要求に対応するサービス提供者の提供者情報を取得し、取得した提供者情報に基づいて、前記案件発注情報記憶手段の案件発注情報のうち、当該サービス提供者の所在地から所定エリア内に所在する店舗に係る案件発注情報を前記要求元の提供者端末に送信する。
前記案件発注情報送信手段は、前記閲覧要求に応じて、前記サービス提供者の識別情報及び当該サービス提供者の所在地の情報を含む提供者情報を記憶する提供者情報記憶手段から、当該閲覧要求に対応するサービス提供者の提供者情報を取得し、取得した提供者情報に基づいて、前記案件発注情報記憶手段の案件発注情報のうち、当該サービス提供者の所在地から所定エリア内に所在するサービス希望者の案件発注情報を前記要求元の提供者端末に送信する。
このような構成であれば、エリア範囲設定手段により、提供者端末からのエリア設定要求に応じて、当該エリア設定要求に対応するサービス提供者について所定エリアの範囲が設定される。
このような構成であれば、マッチング度測定手段により、マッチングが成立する度合いを示すマッチング度が測定される。加えて、エリア範囲最適化手段により、マッチング度測定手段で測定したマッチング率が所定値以下の場合に、当該マッチング度よりも高いマッチング度となるように所定エリアの範囲が最適化される。
また、発明3のサービス受発注システムによれば、サービス提供者は地域的な制約(例えば、遠方では提供コストが増大)を有するので、サービス提供者に対応する店舗で登録された案件を対象にすることで登録案件とサービス提供者とをマッチングしやすくすることができる。
また、発明5のサービス受発注システムによれば、登録店舗で登録された案件を受注した場合よりも、他の店舗で登録された案件を受注した場合の方が利用料金を高く設定するようにしたので、登録店舗で登録された案件が優先して受注されやすくすることができる。
また、発明7のサービス受発注システムによれば、サービス提供者の所在地から所定エリア内に所在するサービス希望者が発注した案件の案件発注情報をこのサービス提供者の利用する提供者端末に送信するようにした。これにより、サービス提供者は、近隣に所在するサービス希望者の登録した案件を受注することができるのでエリア外に所在するサービス希望者の案件を受注するよりも提供コスト(例えば距離的なコスト)を低減することができる。
また、発明9のサービス受発注システムによれば、システム側で所定エリアの範囲を最適化するようにしたので、サービス提供者の手を煩わせずに最適なマッチング度となるエリアの範囲を設定することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1乃至図5は、第1の実施の形態を示す図である。
〔構成〕
まず、第1の実施の形態の構成を説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、システム運営者の管理下にあるサービス受発注管理サーバ100と、店舗ごとに設置された店舗端末200とが接続されている。加えて、サービス提供者ごとに設置された提供者端末300が接続されている。
次に、サービス受発注管理サーバ100のハードウェア構成を説明する。
図2は、第1の実施の形態に係るサービス受発注管理サーバ100のハードウェア構成の一例を示す図である。
サービス受発注管理サーバ100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(interface)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。なお、I/F38には、ネットワークアダプタの機能も含まれている。
〔店舗端末200のハードウェア構成〕
店舗端末200は、上記サービス受発注管理サーバ100のような据え置き型を想定した端末、または、ノートPC、タブレットなどの携帯型の端末から構成されている。
提供者端末300は、据え置き型を想定した端末、または、ノートPC、スマートフォン、タブレットなどの携帯型の端末から構成されている。
〔各種テーブルについて〕
次に、記憶装置42に記憶されている各種テーブルについて説明する。
図3(a)~(d)は、第1の実施の形態に係る店舗情報管理テーブル400、提供者情報管理テーブル410、案件発注情報管理テーブル420及びマッチング情報管理テーブル430のデータ構造を示す図である。
店舗情報管理テーブル400には、図3(a)に示すように、店舗IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、店舗ID、端末ID、店舗運営者ID、店舗名、住所、電話番号、店舗代表者氏名、メールアドレス、登録日、更新日、その他の情報が登録されている。
ここで、店舗IDは、店舗を識別するためのIDであり、端末IDは、店舗に設置された店舗端末200を識別するためのIDであり、店舗運営者IDは店舗を運営する運営者を識別するためのIDである。
提供者情報管理テーブル410には、図3(b)に示すように、提供者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、提供者ID、提供者名、住所、電話番号、メールアドレス、提供サービス、ログインパスワード、クレジットカード情報、登録日、更新日、その他の情報が登録されている。ここで、提供者IDは、サービス提供者を識別するためのIDである。
案件発注情報管理テーブル420には、図3(c)に示すように、案件IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、案件ID、店舗ID、案件内容(サービス内容)、希望価格、希望日時等の希望条件、希望者氏名、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、特記事項、登録日、更新日、その他の情報が登録されている。
また、記憶装置42には、図3(d)に示すように、マッチング情報管理テーブル430が記憶されている。
マッチング情報管理テーブル430には、図3(d)に示すように、案件IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、案件ID、受注者ID(提供者ID)、ステータス、登録日、更新日、その他の情報が登録されている。
なお、上記テーブルに限らず、図示省略するが、他にも店舗運営者の情報(利用料の振込先の口座情報等を含む)を登録した店舗運営者管理テーブルなどが記憶装置42に記憶されている。
以下、サービス希望者を「希望者」と略記し、サービス提供者を「提供者」と略記し、サービス受発注管理サーバ100を「受発注管理サーバ100」と略記する。
次に、受発注管理サーバ100の機能について説明する。
受発注管理サーバ100は、CPU30において、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを実行することで実現される機能として、以下の機能を有している。
受発注管理サーバ100は、インターネット199を介して受信した提供者端末300からの提供者の登録情報を、記憶装置42の提供者情報管理テーブル410に登録する機能を有している。加えて、インターネット199を介して受信した店舗端末200からの希望者の案件発注情報を、記憶装置42の案件発注情報管理テーブル420に登録する機能を有している。さらに、インターネット199を介して受信した店舗端末200又は他の端末からの店舗スタッフの登録情報を、店舗情報管理テーブル400に登録する機能を有している。
次に、店舗端末200の機能について説明する。
店舗端末200は、CPUにおいて、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを実行することで実現される機能として、以下に示す機能を有している。
店舗端末200は、案件発注情報登録用の画面にて、入力装置を介して希望者が入力した案件発注情報を受発注管理サーバ100に送信する機能を有している。
ここで、希望者は、ユーザ登録等することなく最寄りの店舗に設置された店舗端末200に案件発注情報を入力することで、自身の所持するスマートフォン等の端末を用いることなく案件を発注することができるようになっている。また、登録時に案件ごとに発行される案件ID及びパスワードによって、登録した案件発注情報の取り消しや変更などができるようになっている。例えば、希望価格が低すぎて誰も受注してくれないときに案件IDとパスワードを用いて変更許可を得ることで希望価格を変更することができる。
さらに、店舗端末200は、案件受注用の画面にて、入力装置を介した提供者の指示入力に応じて案件発注情報一覧の閲覧要求を受発注管理サーバ100に送信する機能、受発注管理サーバ100から受信した案件発注情報一覧を表示する機能を有している。なおさらに、入力装置を介した提供者の指示入力に応じて一覧から選択された案件について案件発注情報の閲覧要求を受発注管理サーバ100に送信する機能、受発注管理サーバ100から受信した案件発注情報を表示する機能を有している。さらにまた、入力装置を介した提供者の指示入力に応じて受注要求を受発注管理サーバ100に送信する機能、受発注管理サーバ100から受信したマッチング結果を表示する機能を有している。
次に、提供者端末300の機能について説明する。
提供者端末300は、CPUにおいて、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを実行することで実現される機能として、以下に示す機能を有している。
提供者端末300は、店舗端末200と同様に、案件受注用の画面にて、案件発注情報一覧の表示や、一覧から選択した案件発注情報の詳細情報の表示や、選択した案件発注情報の受注等を行う機能を有している。
次に、受発注管理サーバ100で実行される第1のサービス受発注処理の処理手順について説明する。
図4は、第1の実施の形態に係る第1のサービス受発注処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図4のフローチャートに示す第1のサービス受発注処理を実行する。
第1のサービス受発注処理は、CPU30において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ここで、図5は、第1の実施の形態に係るサービス希望者及びサービス提供者のサービス受発注の手続きの流れを示す図である。
希望者は、例えば図5中の(1)に示すように、A町に所在するコンビニXへと行き、その店舗内に設置された店舗端末200にて、専用の画面を介して、外装工事を希望価格50万円で発注する案件発注情報を入力する。また、案件発注情報を入力後に、送信ボタン等の確定ボタンを押下することで、コンビニXの店舗端末200は、入力された案件発注情報を受発注管理サーバ100に送信する。
一方、ステップS104に移行した場合は、店舗端末200又は提供者端末300からの案件発注情報一覧の閲覧要求を受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS106に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
また、図5に示す例において、希望者及び提供者は、A町のコンビニXに限らず、B町の家電量販店Y、C町のホームセンターZなどの他の店舗に設置された店舗端末200でも同様に案件発注情報の入力及び送信や、案件発注情報一覧の閲覧要求の送信等を行うことができるようになっている。
ステップS108では、案件発注情報一覧のうちから選択されたいずれか1つの案件発注情報の閲覧要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS110に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS122に移行する。
ステップS110に移行した場合は、案件発注情報管理テーブル420の案件発注情報のうち、選択された案件発注情報を要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信して、ステップS112に移行する。これにより、店舗端末200又は提供者端末300の表示装置には、選択した案件発注情報(詳細情報)が表示される。なお、この段階では、受注されたわけではないので希望者の電話番号やメールアドレスなどの情報は伏せるようにする。
すなわち、提供者が、店舗端末200又は提供者端末300を操作して、例えば、表示された案件発注情報の表示欄にある受注ボタン(図示略)を押下することで、店舗端末200又は提供者端末300は、選択された案件発注情報の受注要求を受発注管理サーバ100に送信する。
ステップS116では、マッチング結果を示すマッチング結果情報を、受注要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信して、ステップS118に移行する。これにより、店舗端末200又は提供者端末300の表示装置には、マッチング結果が表示される。すなわち、受注できたか否かを示す情報が表示される。
また、案件の受注は早い者勝ちであり、タッチの差で負けた場合は、マッチングが不成立となり、店舗端末200又は提供者端末300の表示装置には、不成立を示すメッセージが表示される。
ステップS118では、マッチングが成立したか否かを判定し、成立したと判定した場合(YES)は、ステップS120に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
具体的に、登録されたクレジットカード情報と、案件発注情報に含まれる希望価格の情報と、登録を行った店舗の店舗運営者IDとに基づいて、例えば、希望価格の2%の金額を店舗利用料として徴収し、希望価格の1%の金額をシステム利用料として徴収する。徴収した利用料金は、例えば、希望価格が50万円であれば、1万円(2%)を店舗運営者に、5千円(1%)をシステム運営者に分配する。
また、ステップS108又はS112において、ステップS122に移行した場合は、案件発注情報一覧の閲覧が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合(YES)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS108に移行する。
次に、第1の実施の形態の効果を説明する。
第1の実施の形態では、希望者が、店舗に設置された店舗端末200を操作してサービスの提供を受けたい案件について、サービスの内容、希望価格等の希望条件及び連絡先を含む案件発注情報を入力できるようにし、この入力した案件発注情報を受発注管理サーバ100に送信できるようにした。一方、受発注管理サーバ100にて、店舗端末200からの案件発注情報を受信し、受信した案件発注情報を記憶装置42の案件発注情報管理テーブル420に登録するようにした。また、提供者が、店舗端末200又は提供者端末300を介して案件発注情報の閲覧要求を受発注管理サーバ100に送信することで案件発注情報管理テーブル420に登録された案件発注情報の一覧又は一覧から選択した案件発注情報を要求元の端末で閲覧できるようにした。加えて、提供者が、店舗端末200又は提供者端末300を介して受注要求を受発注管理サーバ100に送信できるようにした。さらに、受発注管理サーバ100において、店舗端末200又は提供者端末300からの受注要求に応じてこの受注要求に対応する案件発注情報と提供者とをマッチングするとともに、マッチングが成立した案件について、この案件を受注した提供者から、希望者の提示した希望価格に応じた利用料金を徴収する処理を行うようにした。
〔対応関係〕
第1の実施の形態において、ステップS100が、発明1の案件発注情報受信手段に対応し、ステップS102が、発明1の案件発注情報登録手段に対応し、ステップS104~S110が、発明1の案件発注情報送信手段に対応している。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図6乃至図8は、第2の実施の形態を示す図である。
上記第1の実施の形態においては、希望者は、店舗に設置された店舗端末200を自身で操作して案件発注情報を登録する構成となっているが、第2の実施の形態では、第1記録媒体に案件発注に係る情報を記録し、この第1記録媒体をレジに持っていくことで、店舗スタッフがレジの端末(店舗端末200)を用いて案件発注情報の登録処理を行う点が上記第1の実施の形態と異なる。加えて、店舗スタッフは、案件発注情報に基づいて生成されたコード情報(例えば、2次元コード)が記録された第2記録媒体を発行し、この第2記録媒体を案件発注処理が行われた店舗の店内に設置する。そして、店舗に訪れた提供者は、第2記録媒体に記録されたコード情報を提供者端末300で取得することで、取得したコード情報が閲覧要求とともに受発注管理サーバ100に送信され、コード情報に対応した案件発注情報を閲覧することができる。また、提供者は、記録媒体を購入することで、店舗端末200から受注要求が受発注管理サーバ100に送信され、受発注管理サーバ100にて案件の受注処理(マッチング)が行われる点が上記第1の実施の形態と異なる。
まず、第2の実施の形態に係る案件発注情報管理テーブル422について説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る案件発注情報管理テーブル422のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図6に示すように、案件発注情報管理テーブル420に代えて案件発注情報管理テーブル422が記憶されている。
案件発注情報管理テーブル422には、上記第1の実施の形態の案件発注情報管理テーブル420の内容に加えて、図6に示すように、コード情報が登録されている。ここで、コード情報は、第1記録媒体から読み取った案件発注情報の登録を行った際に、この案件発注情報に基づいて受発注管理サーバ100で発行(生成)される情報である。なお、受発注管理サーバ100でコード情報を発行する構成に限らず、店舗端末200で発行する構成としてもよい。
次に、希望者が案件発注情報の登録依頼を行うまでの動作を説明する。
以下、第1記録媒体を記入用紙とし、第2記録媒体をプリペイドカード等のカード媒体として動作を説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る希望者及び提供者のサービス受発注の手続きの流れを示す図である。
図7中の(1)に例示するように、希望者は、店舗に設置された記入用紙60に、ボールペン等で提供を受けたいサービスの内容、希望価格、希望日時等の希望条件、連絡先の情報等を記入する。そして、記入済みの記入用紙60を、店舗内のレジに持っていき店舗スタッフに渡す。これにより、案件発注情報の登録依頼が完了する。
次に、受発注管理サーバ100で実行される第2のサービス受発注処理の処理手順について説明する。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図8のフローチャートに示す第2のサービス受発注処理を実行する。
第2のサービス受発注処理は、CPU30において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、レジ端末200からのスキャナ210にて読み取った案件発注情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS202に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS208に移行する。
ステップS204では、ステップS200で受信した案件発注情報を、ステップS202で生成したコード情報と対応付けて案件発注情報管理テーブル422に登録する。その後、ステップS206に移行する。
ここで、読み取った案件発注情報は、例えば画像データとして読み取られている場合は、テキストデータに変換して登録してもよい。
これにより、レジ端末200では、受発注管理サーバ100からのコード情報及びその他の情報が受信される。
図7中の(3)に例示するように、レジ端末200は、コード情報及びその他の情報を受信すると、受信した情報に基づいて、2次元コード画像と、サービス内容及び希望日時を示す文字とを含むプリント用情報を生成し、生成したプリント用情報を接続されたプリンタ220によってカード媒体にプリントアウトする。これにより、案件カード61が生成される。案件カード61には、例えば、「外装工事」等の簡単なサービス内容と、希望日時(図示略)と、2次元コード62と、レジ用のバーコード(図示略)とが表示されている。また、カード媒体は、例えば電子マネーの購入に用いられるプリペイドカードのような構成となっている。店舗スタッフは、生成した案件カード61を、店舗内に設けられた設置スペースに設置する。
ここで、店舗に訪れた提供者は、図7中の(4)に例示するように、自身の提供するサービスに関連するサービス内容が表示された案件カード61を手に取りその2次元コード62を提供者端末300のカメラ等で読み取る。これにより、提供者端末300には、2次元コードから読み取られたコード情報が入力される。提供者端末300は、入力されたコード情報を閲覧要求とともに受発注管理サーバ100に送信する。
これにより、提供者端末300の表示装置には、読み取ったコード情報に対応する案件発注情報が表示される。
また、ステップS208においてコード情報を受信せずにステップS212に移行した場合は、レジ端末200からの購入情報を受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS214に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
店舗スタッフは、レジ端末200に接続されたバーコードリーダー(図示略)にて、案件カード61のバーコードを読み取って購入処理(受注処理)を行う。ここで、案件カード61の価格は、例えば、案件カード61の発行にかかる料金に設定されている。なお、この構成に限らず、例えば、金額を0円に設定した形だけの購入としてもよい。この場合は、利用料金に案件カード61の発行にかかる料金を含めるようにする。また、例えば、案件カード61の価格を、受注された案件の希望価格の所定割合の金額(店舗利用料(例えば2%)及びシステム利用料(例えば1%)の合計金額)に設定してもよい。この場合は、店舗側からシステム運営者側にシステム利用料が支払わることになるため、受発注管理サーバ100の利用料金の徴収処理が不要となる。
ステップS216では、マッチング結果を示すマッチング結果情報(案件発注情報を含む)を、提供者端末300に送信して、ステップS218に移行する。これにより、提供者端末300の表示装置には、マッチングが成立したことが表示される。また、以降は、提供者端末300で、いつでも案件発注情報の閲覧が可能となる。
〔第2の実施の形態の効果〕
次に、第2の実施の形態の効果を説明する。
第2の実施の形態では、希望者が、第1記録媒体(記入用紙60)に提供を受けたいサービスの内容、希望価格を含む希望条件及び連絡先を記入し、記入済みの記入用紙60をレジに持っていき店舗スタッフに渡すことで店舗スタッフが案件発注情報の登録を行うようにした。具体的に、記入用紙60に記入された案件発注情報をレジ端末200に接続されたスキャナ210で読み取って、読み取った案件発注情報をレジ端末200から受発注管理サーバ100に送信するようにした。一方、受発注管理サーバ100は、レジ端末200からの読み取った案件発注情報を受信すると、この案件発注情報に対応するコード情報を生成し、受信した案件発注情報を生成したコード情報と対応付けて記憶装置42の案件発注情報管理テーブル422に登録するようにした。加えて、受発注管理サーバ100は、生成したコード情報を、案件IDを含むその他の情報とともにレジ端末200に送信するようにした。また、レジ端末200は、受発注管理サーバ100からのコード情報及びその他の情報を受信すると、受信した2次元コード情報及びその他の情報に基づいて2次元コード画像を含むプリント用情報を生成し、プリンタ220にて生成したプリント用情報を第2記録媒体(カード媒体)に印刷して、案件カード61を発行するようにした。そして、店舗スタッフは、発行した案件カード61を店舗内の設置スペースに設置するようにした。また、提供者が、提供者端末300にて、設置された案件カード61に表示された2次元コードを読み取ることで、2次元コードから読み取られたコード情報が閲覧要求とともに受発注管理サーバ100に送信されるようにした。加えて、コード情報を受信した受発注管理サーバ100は、受信したコード情報に対応する案件発注情報を提供者端末300に送信するようにした。さらに、提供者が案件カード61をレジに持って行き購入することで、レジ端末200から購入情報(受注要求)が受発注管理サーバ100に送信され、受発注管理サーバ100にて購入案件と提供者とのマッチングが行われるようにした。なおさらに、マッチングが成立した案件について、この案件を受注した提供者から、希望者の提示した希望価格に応じた利用料金を徴収する処理を行うようにした。
〔対応関係〕
第2の実施の形態において、ステップS200が、発明2の案件発注情報受信手段に対応し、ステップS202が、発明2のコード情報生成手段に対応し、ステップS204が、発明2の案件発注情報登録手段に対応し、ステップS208~S210が、発明2の案件発注情報送信手段に対応している。
また、第2の実施の形態において、コード情報をプリンタ220にてカード媒体に印刷する処理が、発明2の出力処理手段に対応し、提供者端末300のカメラで2次元コードを読み取る処理が、発明2のコード情報取得手段に対応し、提供者端末300で取得したコード情報を閲覧要求とともに受発注管理サーバ100に送信する処理が、発明2のコード情報送信手段に対応している。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図9乃至図11は、第3の実施の形態を示す図である。
上記第1の実施の形態においては、登録された案件発注情報一覧や案件発注情報を、特に制限を設けずに要求のあった提供者の提供者端末300に送信する構成とした。これに対して、第3の実施の形態では、提供者と、複数の店舗のうちのいずれか1又は複数の店舗とを対応付けて登録し、要求のあった提供者の提供者端末300に、この提供者に対応する店舗で入力された案件発注情報を送信する点が異なる。すなわち、第3の実施の形態では、提供者は、自身に対応付けられた店舗で発注された案件発注情報一覧及び案件発注情報を閲覧可能となっているとともに、これらの案件を受注可能となっている。
まず、第3の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル412について説明する。
図9は、第3の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル412のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図9に示すように、提供者情報管理テーブル410に代えて提供者情報管理テーブル412が記憶されている。
提供者情報管理テーブル412には、図9に示すように、上記第1の実施の形態の提供者情報管理テーブル410の登録内容に加えて、登録する店舗の店舗ID(以下、「登録店舗ID」と称す)が登録されている。すなわち、提供者と店舗とが対応付けられて登録されている。登録店舗については、提供者の指定した店舗が登録される。
〔動作〕
次に、受発注管理サーバ100で実行される第3のサービス受発注処理の処理手順について説明する。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図10のフローチャートに示す第3のサービス受発注処理を実行する。
第3のサービス受発注処理は、CPU30において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ここで、ステップS300~S304の処理は、上記第1の実施の形態のステップS100~S104の処理と同様となるので説明を省略する。
図11(a)に例示するように、コンビニXの店舗端末200を介して案件(1)~(3)の3件の案件発注情報が登録され、家電量販店Yの店舗端末200を介して案件(4)~(6)の3件の案件発注情報が登録され、ホームセンターZの店舗端末200を介して案件(7)~(9)の3件の案件発注情報が登録されている。
この場合、図11(b)に例示するように、提供者Aの提供者端末300からの閲覧要求に対して、案件(1)~(3)の案件発注情報一覧が要求元の提供者端末300に送信される。同様に、提供者Bの提供者端末300には、案件(4)~(6)の案件発注情報一覧が要求元の提供者端末300に送信され、提供者Cの提供者端末300には、案件(7)~(9)の案件発注情報一覧が要求元の提供者端末300に送信される。
ここで、図11(b)に示す例では、提供者Aの提供者端末300からは、案件(1)~(3)のうちから選択されたいずれか1つの案件の閲覧要求が受発注管理サーバ100に送信される。同様に、提供者Bの提供者端末300からは、案件(4)~(6)のうちから選択されたいずれか1つの案件の閲覧要求が受発注管理サーバ100に送信され、提供者Cの提供者端末300からは、案件(7)~(9)のうちから選択されたいずれか1つの案件の閲覧要求が受発注管理サーバ100に送信される。
すなわち、提供者Aは、案件(1)~(3)の案件発注情報を閲覧してこれらのうちから案件を選択して受注をすることができ、提供者Bは、案件(4)~(6)の案件発注情報を閲覧してこれらのうちから案件を選択して受注をすることができ、提供者Cは、案件(7)~(9)の案件発注情報を閲覧してこれらのうちから案件を選択して受注をすることができる。
次に、第3の実施の形態の効果を説明する。
第3の実施の形態では、受発注管理サーバ100は、提供者(提供者ID)と、複数の店舗のうち提供者の指定した店舗(店舗ID)とを対応付けて提供者情報管理テーブル412に登録し、閲覧要求のあった提供者の利用する店舗端末200又は提供者端末300に、この提供者に対応する登録店舗で登録された案件発注情報を送信するようにした。
このような構成であれば、提供者は地域的な制約(例えば、遠方では提供コストが増大)を有するので、提供者に対応する店舗で登録された案件を対象にすることでマッチングがしやすくなる。また、全国など広範囲の店舗で登録された案件を閲覧且つ受注できるようにしてしまうと、希望価格の高い案件ばかりがマッチングしてサービス希望者側に不利な価格競争が生じやすくなる。または、格安のサービス提供者ばかりが受注してしまうといったことが生じやすくなる。そこで、提供者と希望者のエリアを限定することで価格競争が少なくなるので価格が安い案件でも格安のサービス提供者でなくてもマッチングしやすくなる。
第3の実施の形態において、ステップS302が、発明3の案件発注情報登録手段に対応し、ステップS306及びS310が、発明3の案件発注情報送信手段に対応している。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。図12乃至図15は、第4の実施の形態を示す図である。
上記第3の実施の形態においては、提供者と店舗とを対応付けて登録し、提供者の利用する端末に対して、提供者に対応付けられた店舗の店舗端末200を介して登録された案件の案件発注情報一覧及び案件発注情報を送信するようにした。これに対して、第4の実施の形態では、提供者の利用する端末に対して、提供者に対応付けられた店舗とこの店舗から所定エリア内に所在する他の店舗の店舗端末200を介して登録された案件の案件発注情報一覧及び案件発注情報を送信する点で上記第3の実施の形態と異なる。
まず、第4の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル414及びエリア情報テーブル440について説明する。
図12は、第4の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル414及びエリア情報テーブル440のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図12(a)に示すように、提供者情報管理テーブル412に代えて提供者情報管理テーブル414が記憶されている。
また、記憶装置42には、図12(b)に示すように、エリア情報テーブル440が記憶されている。
次に、受発注管理サーバ100で実行される第4のサービス受発注処理の処理手順について説明する。
図13は、第4の実施の形態に係る第4のサービス受発注処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図13のフローチャートに示す第4のサービス受発注処理を実行する。
第4のサービス受発注処理は、CPU30において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS406に移行した場合は、店舗端末200又は提供者端末300からの閲覧要求に応じて、要求元の提供者に対する案件発注情報一覧を生成する。そして、生成した案件発注情報一覧を要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信して、ステップS408に移行する。
具体的に、提供者情報管理テーブル414から要求元の提供者に対応する登録店舗ID及びエリアIDを取得し、エリア情報テーブル440から、取得したエリアIDに対応するエリア情報を取得する。加えて、案件発注情報管理テーブル420から、取得した登録店舗IDの示す登録店舗及びこの店舗からエリア情報の示す所定エリア内に所在する店舗に対応する案件発注情報を取得する。そして、取得した案件発注情報に基づいて、登録店舗及びこの店舗から所定エリア内に所在する店舗の店舗端末200を介して登録された案件発注情報の案件発注情報一覧を生成する。
図14に例示するように、提供者と店舗との対応関係と案件の振り分けは、上記第3の実施の形態の図11(a)と同様となる。図14に示す例では、提供者Aに対してエリアAが設定されており、エリアA内には登録店舗であるコンビニXと、他の店舗である家電量販店Yとが所在している。一方、提供者Bに対してエリアBが設定されており、エリアB内には登録店舗である家電量販店Yと、他の店舗であるホームセンターZとが所在している。なお、提供者Cに対するエリアは省略している。
ステップS408では、案件発注情報一覧のうちから選択されたいずれか1つの案件発注情報の閲覧要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS410に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS422に移行する。
すなわち、提供者Aは、案件(1)~(6)のうちからいずれかの案件発注情報を閲覧してこれらのうちから所望の案件を受注することができ、提供者Bは、案件(4)~(9)のうちからいずれかの案件発注情報を閲覧してこれらのうちから所望の案件を受注することができる。
ステップS420では、案件を受注した提供者から、受注した案件の希望価格の所定割合の金額を、店舗利用料並びにシステム利用料として徴収する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、第4の実施の形態では、提供者が、登録店舗から所定エリア内に所在する他の店舗の店舗端末200を介して登録された案件発注情報の案件を受注した場合に、登録店舗の店舗利用料に加えて受注した案件に係る他の店舗に対する店舗利用料も徴収するようになっている。加えて、提供者が設定した所定エリアの範囲が広いほど高い利用料金を徴収するようになっている。
例えば、他の店舗の登録案件を受注した場合、受発注管理サーバ100は、案件を受注した提供者のクレジットカード情報と、案件発注情報に含まれる希望価格の情報と、エリア内に所在する受注案件に係る他の店舗の情報と、受注した提供者のエリア情報とに基づいて、例えば、エリアの範囲が50平方メートル以内の場合に、希望価格の4%の金額を店舗利用料として徴収し、希望価格の2%の金額をシステム利用料として徴収する。一方、エリアの範囲が例えば51~100平方メートルの範囲の場合に、希望価格の6%の金額を店舗利用料として徴収し、希望価格の3%の金額をシステム利用料として徴収する。
図15は、第4の実施の形態に係るエリア範囲設定処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図15のフローチャートに示すエリア範囲設定処理を実行する。
エリア範囲設定処理は、CPU30において実行されると、図15に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ここで、第4の実施の形態では、店舗端末200又は提供者端末300にて、提供者専用のウェブページを介して、エリア設定要求を受発注管理サーバ100に送信できるようになっている。
これにより、店舗端末200又は提供者端末300の表示装置に、エリア設定画面が表示される。エリア設定画面では、図示省略するが、例えば、電子地図上で登録店舗をエリア内に含む所定エリアの範囲を設定することができるようになっている。そして、エリア設定画面でエリア範囲を設定し送信ボタンを押下することでエリア範囲の情報を含むエリア設定情報が受発注管理サーバ100に送信される。
ステップS506に移行した場合は、受信したエリア設定情報に基づいて、新規にエリア情報をエリア情報テーブル440に登録するか、または登録されたエリア情報を変更する。加えて、新規登録の場合は、登録したエリア情報に対応するエリアIDを提供者情報管理テーブル414に登録する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
次に、第4の実施の形態の効果を説明する。
第4の実施の形態では、受発注管理サーバ100は、提供者(提供者ID)と、複数の店舗のうち提供者の指定した店舗(店舗ID)と、この店舗に対して設定された所定エリアを示すエリアIDとを対応付けて提供者情報管理テーブル414に登録し、閲覧要求のあった提供者の利用する店舗端末200又は提供者端末300に、この提供者に対応する登録店舗及び登録店舗から所定エリア内に所在する他の店舗で登録された案件発注情報を送信するようにした。
また、第4の実施の形態では、店舗端末200又は提供者端末300を介して、提供者が設定した登録店舗に対する所定エリアの範囲の情報を含むエリア設定情報を受発注管理サーバ100に送信するようにした。一方、受発注管理サーバ100は、店舗端末200又は提供者端末300からのエリア設定情報を受信すると、受信したエリア設定情報に基づいてエリア情報を、新規にエリア情報テーブル440に登録するか、または、既に登録されているエリア情報を変更するようにした。加えて、新規登録の場合は、登録したエリア情報を識別するためのエリアIDを提供者情報管理テーブル414に登録するようにした。また、受発注管理サーバ100は、登録店舗から所定エリア内に所在する他の店舗で登録された案件が受注された場合に、登録店舗で登録された案件を受注した場合よりも高額の利用料金を受注した提供者から徴収するようにした。さらに、所定エリアの広さに応じてエリアの範囲が広いほど高額の利用料金を徴収するようにした。
〔対応関係〕
第4の実施の形態において、ステップS405及びS410が、発明4の案件発注情報送信手段に対応し、ステップS500~S506が、発明8のエリア範囲設定手段に対応している。
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。図16乃至図17は、第4の実施の形態を示す図である。
上記第4の実施の形態においては、提供者が登録店舗に対するエリア範囲として任意の範囲を設定できる構成とした。これに対して、第5の実施の形態では、設定された所定エリアについて、マッチング率を測定して、所定期間のマッチング率が所定値未満のときに、マッチング率が高くなるようにエリアの範囲を自動で最適化する点で上記第4の実施の形態と異なる。
まず、第5の実施の形態に係るマッチング度情報テーブル450について説明する。
図16は、第5の実施の形態に係るマッチング度情報テーブル450のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図16に示すように、マッチング度情報テーブル450が記憶されている。
マッチング度情報テーブル450には、図16に示すように、提供者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、提供者ID、エリアID、登録店舗ID、案件登録数、マッチング成立数、マッチング率、登録日、更新日、その他の情報が登録されている。
図17は、第5の実施の形態に係るエリア範囲最適化処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図17のフローチャートに示すエリア範囲最適化処理を実行する。
エリア範囲最適化処理は、CPU30において実行されると、図17に示すように、まず、ステップS550に移行する。
ステップS552では、ステップS550で選択したエリアにおいて、設定日から所定期間が経過したか否かを判定し、経過したと判定した場合(YES)は、ステップS554に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS560に移行する。
ここで、所定期間は、エリア範囲変更日から予め設定した日数が経過した期間となり、例えば、15日、30日、60日などの日数が設定される。
ステップS556では、ステップS554で更新したマッチング率が所定値未満か否かを判定し、所定値未満であると判定した場合(YES)は、ステップS558に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS560に移行する。
一方、ステップS560に移行した場合は、全ての提供者について処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合(YES)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS550に移行する。
次に、第5の実施の形態の効果を説明する。
第5の実施の形態では、マッチングが成立する度合いを示すマッチング率を測定し、測定したマッチング率が所定値以下の場合に、現在のマッチング率よりも高いマッチング率となるようにエリアの範囲を最適化するようにした。
このような構成であれば、システム側で所定エリアの範囲を最適化するようにしたので、サービス提供者の手を煩わせずに最適なマッチング度となるエリアの範囲を設定することができる。
第5の実施の形態において、ステップS554が、発明9のマッチング度測定手段に対応し、ステップS556~S558が、発明9のエリア範囲最適化手段に対応している。
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。図18乃至図20は、第6の実施の形態を示す図である。
上記第4の実施の形態においては、提供者と店舗とを対応付けて登録し、提供者の利用する端末に対して、登録店舗及び登録店舗から所定エリア内に所在する他の店舗の店舗端末200を介して登録された案件の案件発注情報一覧及び案件発注情報を送信するようにした。これに対して、第6の実施の形態では、提供者とその所在地(住所)を対応付けて登録し、提供者の所在地から所定エリア内に所在する店舗で発注された案件の案件発注情報一覧及び案件発注情報を送信する点で上記第4の実施の形態と異なる。
まず、第6の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル416及びエリア情報テーブル442について説明する。
図18は、第6の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル416及びエリア情報テーブル442のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図18(a)に示すように、提供者情報管理テーブル414に代えて提供者情報管理テーブル416が記憶されている。
また、記憶装置42には、図18(b)に示すように、エリア情報テーブル440に代えてエリア情報テーブル442が記憶されている。
〔動作〕
次に、受発注管理サーバ100で実行される第5のサービス受発注処理の処理手順について説明する。
図19は、第6の実施の形態に係る第5のサービス受発注処理を示すフローチャートである。
第5のサービス受発注処理は、CPU30において実行されると、図19に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ここで、ステップS600~S604の処理は、上記第4の実施の形態のステップS400~S404の処理と同様となるので説明を省略する。
具体的に、提供者情報管理テーブル416から要求元の提供者に対応するエリアIDを取得し、エリア情報テーブル442から、取得したエリアIDに対応するエリア情報を取得する。加えて、案件発注情報管理テーブル420から、取得したエリア情報の示す所定エリア内に所在する店舗に対応する案件発注情報を取得する。そして、取得した案件発注情報に基づいて、提供者の所在地から所定エリア内に所在する店舗の店舗端末200を介して登録された案件の案件発注情報一覧を生成する。
図20に示す例では、提供者Aの所在地に対して所定範囲(図20中の円で示す範囲)のエリアCが設定されており、エリアC内には家電量販店Yと、ホームセンターZとが所在している。そして、家電量販店Yでは案件(10)が発注されており、ホームセンターZでは案件(11)が発注されている。
この場合、受発注管理サーバ100は、提供者Aの利用する店舗端末200又は提供者端末300からの閲覧要求に対して、家電量販店Y及びホームセンターZで発注された案件(10)及び(11)の案件発注情報一覧を要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信する。
ここで、図20に示す例では、提供者Aの利用する店舗端末200又は提供者端末300からは、案件(10)及び(11)のうちから選択されたいずれか1つの案件の閲覧要求が受発注管理サーバ100に送信される。すなわち、提供者Aは、案件(10)及び(11)のうちからいずれかの案件発注情報を閲覧することができるとともに受注することができる。
ステップS620では、案件を受注した提供者から、受注した案件の希望価格の所定割合の金額を、店舗利用料並びにシステム利用料として徴収する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、第6の実施の形態では、提供者と対応付けて店舗を登録していない点で異なるが、上記第4の実施の形態と同様に、所定エリアの範囲を設定することができるようになっており、提供者が設定した所定エリアの範囲が広いほど高い利用料金を徴収するようになっている。
なお、第6の実施の形態において、上記第5の実施の形態のエリア範囲最適化処理と同様にマッチング率に基づいてエリア範囲を最適化する構成としてもよい。
次に、第6の実施の形態の効果を説明する。
第6の実施の形態では、受発注管理サーバ100は、案件発注情報をこの案件発注情報に係る店舗の所在地の情報と対応付けて案件発注情報管理テーブル420に登録するようにした。加えて、店舗端末200又は提供者端末300からの閲覧要求に応じて、提供者情報管理テーブル416から、閲覧要求に対応する提供者の提供者情報(提供者ID、エリアID、所在地(住所)等)を取得し、取得した提供者情報に基づいて、案件発注情報管理テーブル420の案件発注情報のうち、この提供者の所在地から所定エリア内に所在する店舗で発注された案件の案件発注情報一覧又は案件発注情報を要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信するようにした。
〔対応関係〕
第6の実施の形態において、ステップS602が、発明6の案件発注情報登録手段に対応し、ステップS606及びS610が、発明6の案件発注情報送信手段に対応し、記憶装置42が、発明6の案件発注情報記憶手段及び提供者情報記憶手段に対応している。
次に、本発明の第7の実施の形態を説明する。図21乃至図23は、第7の実施の形態を示す図である。
上記第4及び第5の実施の形態においては、提供者と店舗とを対応付けて登録し、提供者の利用する端末に対して、登録店舗及び登録店舗から所定エリア内に所在する他の店舗の店舗端末200を介して登録された案件の案件発注情報一覧及び案件発注情報を送信するようにした。これに対して、第7の実施の形態では、希望者とその所在地(住所)を対応付けて登録し、提供者とその所在地(住所)とを対応付けて登録し、提供者の利用する端末に対して、この提供者の所在地から所定エリア内に所在する希望者の発注した案件の案件発注情報一覧及び案件発注情報を送信する点で上記第4及び第5の実施の形態と異なる。
まず、第7の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル418、エリア情報テーブル444及びマッチング度情報テーブル452について説明する。
図21は、第7の実施の形態に係る提供者情報管理テーブル418、エリア情報テーブル444及びマッチング度情報テーブル452のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図21(a)に示すように、提供者情報管理テーブル414に代えて提供者情報管理テーブル418が記憶されている。
また、記憶装置42には、図21(b)に示すように、エリア情報テーブル442に代えてエリア情報テーブル444が記憶されている。
エリア情報テーブル444は、上記第4の実施の形態におけるエリア情報テーブル440に対して、エリアIDに対応するエリア情報が、提供者の所在地に対して設定された所定範囲のエリアの情報となっている点と、登録店舗IDが削除されている点とが異なっている。
マッチング度情報テーブル452は、上記第5の実施の形態におけるマッチング度情報テーブル450に対して、エリアIDの示すエリア情報が、提供者の所在地に対して設定された所定範囲のエリアの情報となっている点と、登録店舗IDが削除されている点とが異なっている。
ここで、図21(c)において、案件登録数は、エリアIDに対応するエリア内に所在する希望者が所定期間内に発注した案件の案件発注情報の合計数の情報であり、マッチング成立数は、エリアIDに対応するエリア内に所在する希望者が発注した案件の案件発注情報について、エリアIDに対応する提供者とのマッチングが成立した件数の情報である。また、マッチング率は、所定期間における案件登録数の最終値に対してエリアIDに対応する提供者とのマッチングが成立した割合を示す情報である。
次に、受発注管理サーバ100で実行される第5のサービス受発注処理の処理手順について説明する。
図22は、第7の実施の形態に係る第6のサービス受発注処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図22のフローチャートに示す第6のサービス受発注処理を実行する。
第6のサービス受発注処理は、CPU30において実行されると、図22に示すように、まず、ステップS700に移行する。
ステップS706に移行した場合は、店舗端末200又は提供者端末300からの閲覧要求に応じて、要求元の提供者に対する案件発注情報一覧を生成する。そして、生成した案件発注情報一覧を要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信して、ステップS708に移行する。
具体的に、提供者情報管理テーブル418から要求元の提供者に対応する住所(以下、「提供者住所」と称す)及びエリアIDを取得し、エリア情報テーブル444から、取得したエリアIDに対応するエリア情報を取得する。加えて、これら取得した情報に基づいて案件発注情報管理テーブル420から、提供者住所からエリア情報の示す所定エリア内に所在する希望者に対応する案件発注情報を取得する。そして、取得した案件発注情報に基づいて、提供者住所から所定エリア内に所在する希望者が発注した案件の案件発注情報一覧を生成する。
図23に示す例では、提供者Aの所在地から所定距離範囲のエリアDが設定されており、エリアC内には希望者Dと、希望者Eとが所在している。そして、希望者Dは案件(12)を発注しており、希望者Eは案件(13)を発注している。
この場合、受発注管理サーバ100は、提供者Aの提供者端末300からの閲覧要求に対して、希望者D及びEの発注した案件(12)及び(13)の案件発注情報一覧を要求元の提供者端末300に送信する。
ここで、図23に示す例では、提供者Aの提供者端末300からは、案件(12)~(13)のうちから選択されたいずれか1つの案件の閲覧要求が受発注管理サーバ100に送信される。すなわち、提供者Aは、案件(12)~(13)のうちからいずれかの案件発注情報を閲覧して受注をすることができる。
ステップS720では、案件を受注した提供者から、受注した案件の希望価格の所定割合の金額を、店舗利用料並びにシステム利用料として徴収する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、第7の実施の形態では、複数の提供者の閲覧対象となる案件について、その人数に応じて店舗利用料並びにシステム利用料として徴収する希望価格の合計割合を人数が多いほど高い割合に設定する。例えば、1~5人の提供者の閲覧対象となる案件については、上記第1の実施の形態と同様の合計割合(3%)に設定し、6~10人の提供者の閲覧対象となる案件については、合計割合を例えば5%に設定し、11人以上の提供者の閲覧対象となる案件については、合計割合を例えば7%に設定する。分配割合としては、提供者数が6~10人で例えば希望価格の3%を店舗運営者に2%をシステム運営者に分配し、提供者数が11人以上では例えば希望価格の4%を店舗運営者に3%をシステム運営者に分配する。
なお、第7の実施の形態において、提供者の所在地に対して設定される所定エリアについて、上記第4の実施の形態のエリア範囲設定処理と同様に提供者が任意のエリア範囲を設定できる構成としてもよい。
〔第7の実施の形態の効果〕
次に、第7の実施の形態の効果を説明する。
第7の実施の形態では、受発注管理サーバ100は、店舗端末200又は提供者端末300からの閲覧要求に応じて、提供者情報管理テーブル418から、閲覧要求に対応する提供者の提供者情報(提供者ID、エリアID、所在地(住所)等)を取得し、取得した提供者情報に基づいて、案件発注情報管理テーブル420の案件発注情報のうち、この提供者の所在地から所定エリア内に所在する希望者の案件発注情報を要求元の店舗端末200又は提供者端末300に送信するするようにした。
〔対応関係〕
第7の実施の形態において、ステップS706及びS710が、発明7の案件発注情報送信手段に対応し、記憶装置42が、発明7の提供者情報記憶手段及び案件発注情報記憶手段に対応している。
〔変形例〕
また、上記第3の実施の形態及びその変形例において、提供者の登録する店舗を1軒だけとする例を説明したが、この構成に限らず、複数の店舗を登録する構成としてもよい。また、この構成とした場合に、登録店舗数が多いほど利用料金を高く設定する構成としてもよい。
また、上記各実施の形態及びその変形例において、提供者ごとに登録店舗以外の他の店舗も含む案件発注情報一覧を提示し、どの案件発注情報を閲覧したかの情報(反応)を記録して、この情報に基づいて、この提供者が受注すると思われる条件(例えば、地域、サービス内容、価格等)の案件発注情報を絞り込み、次回の案件発注情報一覧の提示を行う構成としてもよい。なお、この構成において、例えば、AIを用いた予測を行って提示する一覧の内容を決定してもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、任意の通信方式のネットワークに適用することができる。
Claims (2)
- 店舗に設置された店舗端末とサービス提供者が利用する提供者端末と通信可能に接続されるサービス受発注システムであって、
前記店舗には、前記店舗端末と、当該店舗端末に接続された読取装置及び出力装置とが設置されており、
サービス希望者の希望するサービスの内容、当該サービスの希望条件及び当該サービス希望者の連絡先の情報を含む案件発注情報を前記店舗端末から受信する案件発注情報受信手段と、
前記案件発注情報受信手段で受信した案件発注情報を、当該案件発注情報に基づいて前記コード情報生成手段で生成されたコード情報と対応付けて前記案件発注情報記憶手段に登録する案件発注情報登録手段と、
サービス提供者が利用する提供者端末からの閲覧要求に応じて、前記案件発注情報記憶手段の案件発注情報を、要求元の提供者端末に送信する案件発注情報送信手段と、
前記提供者端末からの受注要求に応じて、当該受注要求に対応する前記案件発注情報と前記サービス提供者とをマッチングするマッチング手段と、を備え、
前記店舗端末は、前記サービス希望者の希望するサービスの内容、当該サービスの希望条件及び当該サービス希望者の連絡先を含む情報が記録された第1記録媒体を前記読取装置で読み取って得られた案件発注情報を当該サービス受発注システムに送信する第2案件発注情報送信手段と、当該案件発注情報に基づいてコード情報生成手段で生成されたコード情報を前記出力装置にて第2記録媒体に出力する処理を行う出力処理手段と、を備え、
前記提供者端末は、前記第2記録媒体から前記コード情報を取得するコード情報取得手段と、前記コード情報取得手段で取得したコード情報を閲覧要求とともに当該サービス受発注システムに送信するコード情報送信手段と、を備え、
前記案件発注情報送信手段は、前記コード情報を受信したことに応じて、前記案件発注情報記憶手段の案件発注情報のうち、当該コード情報に対応する案件発注情報を前記要求元の提供者端末に送信することを特徴とするサービス受発注システム。 - 請求項1において、
前記希望条件は、前記サービスの希望価格の条件を含み、
前記マッチング手段でマッチングが成立した案件発注情報に含まれる希望価格に応じた利用料金を前記サービス提供者、前記サービス希望者又は前記店舗から徴収する処理を行う利用料金徴収手段を備えることを特徴とするサービス受発注システム。
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