JP2023111887A - 収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納物を収納体から出し入れする際に手間を要さず、収納物が周囲の物と直接触れないようにできる、収納体を提供する。
【解決手段】 収納体は、収納体を構成するシートが、第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、この収納体を構成するシートの任意の箇所に、一又は複数個の線状部材取付部が設けられ、その線状部材取付部に、線状部材が、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分の間に収納物を保持できる状態に備えられて構成される。
なお、線状部材取付部に備えられた線状部材の、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分の間に位置する部分に、一又は複数個の収納物保持用部材が取り付けられていると、収納物の保持が収納物保持用部材によってできるようになる。
【選択図】図1

Description

この発明は、収納体に関するものである。
従来、ハンカチを掛ける吊り具に滑り止めのチューブが通され、吊り具を一まとめにした部分にハンカチを固定するビーズが設けられ、ハンカチを上部より覆うキャップに吊り具を通すための穴が設けられ、キャップの外側には衣服に固定するための留め具が設けられる、ことを特徴とするハンカチを携帯するためのホルダーが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
これにより、吊り具によって首から吊るすことができ、また、ハンカチを覆うキャップの外側に設けられた留め具で衣服に固定することができるため、かばんやポケットの有無に関係なく手ぶらでハンカチを携帯することができる、という利点がある。
特開2008-61979号
ここで、上述の従来例のハンカチを携帯するためのホルダーは、首から吊るして携帯することができるように、吊り具は、首から吊るすことができるだけの余裕を持たせた長さに構成されるが、ハンカチを覆うキャップの外側に設けられた留め具で衣服に固定して携帯しようとする場合には、首から吊るす場合と異なり吊り具が上方向に引っ張られないため、ハンカチがキャップの中にとどまらずにキャップの底部側から落ちてしまうという問題がある他、長過ぎる吊り具が絡まったり何処かに引っ掛かりやすい、などの問題もある。
これを解決するためには、ハンカチがキャップの中にとどまるように吊り具の長さを短くすればよいが、吊り具の長さを短くすると、キャップに設けられている、吊り具を通すための穴から、下方向に吊り具が長く引き出されなくなることによって、キャップに覆われている状態のハンカチをキャップの底部側から取り出す作業が難しくなり、このホルダーの使用者にとって不便となる事態が生じることが懸念される。
本発明の収納体は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、収納物を収納体から出し入れする際に手間を要さず、中に収めた収納物が周囲の物と直接触れないようにできる、収納体を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明の収納体は、収納体を構成するシートが、第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、この収納体を構成するシートの任意の箇所に、一又は複数個の線状部材取付部が設けられ、その線状部材取付部に、線状部材が、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分の間に収納物を保持できる状態に備えられて構成される。
なお、線状部材取付部に備えられた線状部材の、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分の間に位置する部分に、一又は複数個の収納物保持用部材が取り付けられていると、収納物の保持が収納物保持用部材によってできるようになる。
本発明の収納体では、中に収まっている収納物を外に出す際は、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分の間から手を入れて収納物を取り出すことにより、収納物を収納体から出すことができる。
また、本発明の収納体では、外に出されている収納物を中に収める際は、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分の間から収納物を中に入れることで、収納物を収納体に収めることができる。
これにより、収納物を収納体から出し入れする際に手間を要さず、収納物の迅速な使用が可能になるとともに、中に収めた収納物が周囲の物と直接触れないようにできる。
(A)は、第1の収納体の斜視図であり、(B)と(C)は、側面図である。 第1の収納体から拭き布を出す方法を示した説明図である。(A)は、第1の収納体の中に拭き布を収めた状態を示す側面図であり、(B)は、第1の収納体の外に拭き布を出した状態を示す側面図である。 第1の収納体の正面図であり、第1の収納体に備えられた、収納物の取出口を形成する辺の開閉手段、の例を示す説明図である。 (A)は、拭き布が備えている取付手段の例を示す説明図であり、(B)は、拭き布が備えている略輪状部分の、線状部材への取り付け方を示す説明図である。 (A)は、第2の収納体の斜視図であり、(B)と(C)は、側面図である。 第2の収納体から拭き布を出す方法の例を示す説明図である。(A)は、第2の収納体の中に拭き布を収めた状態を示す側面図であり、(B)は、第2の収納体の外に拭き布を出した状態を示す側面図である。 第2の収納体から拭き布を出す方法の例を示す説明図である。(A)は、第2の収納体の中に拭き布を収めた状態を示す側面図であり、(B)は、第2の収納体の外に拭き布を出した状態を示す側面図である。 第2の収納体から拭き布を出す方法の例を示す説明図である。(A)は、第2の収納体の中に拭き布を収めた状態を示す側面図であり、(B)は、第2の収納体の外に拭き布を出した状態を示す側面図である。 第2の収納体の斜視図であり、第2の収納体を構成するシートに開孔された状態に設けられた線状部材取付部への、線状部材の通し方の例を示す説明図である。 (A)は、第3の収納体の斜視図であり、(B)と(C)は、側面図である。 (A)は、第4の収納体の斜視図であり、(B)と(C)は、側面図である。 収納物保持用クリップを第4の収納体の外に露出させた状態にする例を示す説明図である。 第4の収納体から拭き布を出す方法の例を示す説明図である。(A)は、第4の収納体の中に拭き布を収めた状態を示す側面図であり、(B)は、第4の収納体の外に拭き布を出した状態を示す側面図である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、本発明の好適な構成例について説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の構成の範囲を逸脱せずに本発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(第1の収納体)
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る収納体(以下、第1の収納体と称する)について説明する。図1(A)は、第1の収納体の斜視図であり、図1(B)は、第1の収納体の側面図であり、図1(C)は、第1の収納体に拭き布50を収めた状態の側面図である。
第1の収納体は、収納体を構成するシートが、略等しい大きさで略方形状の二枚のシートを重ね合わせることによって第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、この収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち一辺に沿った領域部分の、第一の部分10の方のみに、線状部材取付部10aが開孔された状態に設けられ、線状部材取付部10aに線状部材30aが挿通され、線状部材30aに収納物保持用クリップ40が取り付けられて全体が構成され、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、近傍に線状部材取付部10aが設けられた一組の辺は、収納物の取出口を形成する辺10cとされ、収納物の主な取出口として用いられる。
ここで、線状部材取付部10aが、開孔された状態ではなく単に取付部として設けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10の片側の面にある線状部材取付部10aに線状部材30aの一方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10のもう片側の面にある線状部材取付部10aに線状部材30aの他方の端が取り付けられた状態にされ、線状部材30aに収納物保持用クリップ40が摺動可能な状態に取り付けられて全体が構成されたとしても、この第1の収納体は、上述の方法によって構成された第1の収納体と見た目がさほど変わらないように構成できるうえ、効果についても、上述の方法によって構成された第1の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。
第1の収納体において、線状部材30aの端は、開孔された状態ではなく単に取付部として設けられた線状部材取付部10aに対して、縫着、接着、圧着、などで固着された状態に取り付けられてもよいし、スナップ、ボタン、カラビナ、ナスカン、面ファスナー、マグネット、フック、などの取付手段によって脱着可能な状態に取り付けられてもよい。
このように線状部材30aの端が脱着可能な状態に取り付けられていると、線状部材30aの端を、拭き布を保持する必要が無い時には線状部材取付部10aから取り外しておくこともできるようになる。
拭き布50を使用する際には、図2(A)から図2(B)の状態に遷移するように、拭き布50を、収納物の取出口を形成する辺10cなどより、第1の収納体の外に出すものとする。
第1の収納体は、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20とが線状部材30aによって繋がらない。収納体を構成するシートが、図1で示すように、二枚に分かれたシートを重ね合わせることによって形成される場合には、そのままでは第一の部分10と第二の部分20とが一体化されない。
この場合、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20とを一体化させるには、第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、いずれかの辺または全ての辺を、閉じた状態に構成する。この時、当該辺の端から端までを閉じてもよいし、当該辺を部分的に閉じてもよいし、当該辺を容易に開けられる状態に閉じてもよい。
収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち全ての辺を閉じる場合には、収納物の取出口を形成する辺10cなど、少なくとも一辺は、収納物の出し入れができるようにする為に、容易に開けられる状態に閉じる。ここで、容易に開けられる状態に閉じるには、例えば、ホック、スナップ、フック、ボタン、マグネット、バネ口金、ファスナー、面ファスナー、嵌め込み部材、紐、などの開閉手段を当該辺に備えるものとする。
図3は、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺全てに、辺の開閉手段として面ファスナーが備えられた構成例を示している。
ここでは、収納体を構成するシートが、略等しい大きさで略方形状の二枚のシートを重ね合わせることによって形成される例を挙げたが、この二枚のシートは、必ずしも略等しい大きさでなくともよく、さらに、略方形状でなくともよい。例えば、円形、楕円形、ハート形、など任意好適な形状のシートを用いることができる。
収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20を重ね合わせるには、図1で示すように、分かれた二枚のシートを重ね合わせる方法の他、一枚のシートを垂直または水平方向に略二分する位置などで曲げて重ね合わせる方法がある。
後者の方法では、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち一辺はシートの曲げられた箇所にあたる為、当該辺は閉じられた状態になるが、この閉じられた辺が、収納体の上下左右、どの位置にくるように収納体を構成してもよい。なお、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間には、収納体内部の通気性を高めたり収納体内部の収納スペースを大きくする目的で、襠があっても良い。
収納体を構成するシートが、一枚のシートから形成される場合であっても、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20は、必ずしも略等しい大きさでなくともよく、さらに、略方形状でなくともよい。例えば、円形、楕円形、ハート形、など任意好適な形状のシートを用いることができる。
収納体を構成するシートには、シリコン、ポリエチレン、ポリプロピレン、プラスチック、ビニール、など樹脂、ゴム、スチール、アルミニウム、など金属、綿、麻、極細化学繊維、ナイロン、ポリエステル、などで作られた布、皮革、など任意好適な素材のものを用いることができる。
収納体を構成するシートが抗菌性や抗ウィルス性を有するものであると、収納体を、より衛生的な状態に保つことができる。例えば、収納体のシートには、素材中に抗菌性物質や抗ウィルス性物質が練り込まれる、シートの面に抗菌性物質や抗ウィルス性物質が塗布される、シートの面に抗菌性物質や抗ウィルス性物質がコーティングされる、などの方法によって抗菌処理や抗ウィルス処理を施された、あるいは、素材そのものが抗菌性や抗ウィルス性を持っている、樹脂、ゴム、金属、皮革、布、など任意好適なものを用いることができる。
収納体を構成するシートが難透液性を持っていると、拭き布50に液体が付着している場合に、付着した液体が収納体の外にまで滲み出しにくくなり、この収納体を物や衣服などと接する状態で携帯する状況において、周囲の物や衣服などが拭き布50に付着した液体によって汚されるリスクが低くなる。
収納体を構成するシートに、一又は複数個の空気孔が有ると、空気孔が無い場合と比較して、収納体の内部通気性が高まり、液体が付着した状態の拭き布50が、より乾きやすくなる効果を期待できる。
収納体を構成するシートを網目状シートにしても、液体が付着した状態の拭き布50が、より乾きやすくなる効果を期待できる。網目状シートは、シートに複数個の空気孔が有る状態と同等と言えるからである。
線状部材30aには、金属、樹脂、ナイロン、ポリエステル、綿、革、ゴム、など任意好適な素材でできた、紐、糸、チェーン、ワイヤー、線、スプリング、などを用いることができる。
線状部材30aは、自在に曲げられる性質を持っていてもいなくとも、どちらでも良い。
線状部材取付部10aが開孔された状態に設けられて構成された第1の収納体において、線状部材取付部10aに挿通された状態に備えられた線状部材30aの両端は、繋げられた状態になっていてもいなくとも、どちらでも良い。
繋げられた状態に構成する場合は、線状部材30aは、環状に形成された部材を用いる他、例えば、繋げられていない状態で開孔に通された後、結着、接着、部材を介した連結、嵌め込み、などにより環状に繋げることができる。
繋げられていない状態に構成する場合は、線状部材30aの一方または両方の端が、何処かに固定された状態になるようにするなど、開孔された状態に設けられた線状部材取付部10aから線状部材30aが抜け落ちない為の工夫が施してあると良い。
線状部材取付部10aが開孔された状態に設けられて構成された第1の収納体においては、線状部材取付部10aより収納体の中に位置する線状部材30aの部分に、線状部材取付部10aの開孔よりもサイズの大きい、玉留めや、コードストッパーという名称で市販されている部材、が設けてあると、線状部材30aが線状部材取付部10aより収納体の外にそれ以上は引き出されないように、玉留めや、コードストッパーという名称で市販されている部材、によって制御することができる。線状部材取付部10aより収納体の外に位置する線状部材30aの部分に、線状部材取付部10aの開孔よりもサイズの大きい、玉留めや、コードストッパーという名称で市販されている部材、が設けてあると、線状部材30aが線状部材取付部10aより収納体の中にそれ以上は引き込まれないように、玉留めや、コードストッパーという名称で市販されている部材、によって制御することができる。
この収納体において、線状部材取付部10aに備えられた線状部材30aが、収納体を鞄や腰ベルトなどに取り付けるための取付部材としての役割も兼ねるように、構成することがある。
この場合、線状部材30aの一又は複数箇所が容易に開閉可能な状態になっていて、例えばカラビナなどの名称で市販されている部材の構造のようであると、取り付けに際して便利である。
この収納体において、線状部材取付部10aに備えられた線状部材30aが、収納体の持ち手としての役割も兼ねるように、構成することがある。
この場合、線状部材30aを、手に持つ他、肩に掛ける、肩から体に対して斜め掛けする、首に掛ける、など様々な持ち方に適した長さに構成できるものとする。
線状部材30a上に、玉留めや、コードストッパーという名称で市販されている部材、が設けてあり、摺動可能な状態に取り付けられている収納物保持用クリップ40の動きを止められる状態にしてあると、摺動可能な状態に取り付けられている収納物保持用クリップ40が線状部材30a上で止まる位置を、玉留めや、コードストッパーという名称で市販されている部材、によってによって制御することができる。
線状部材取付部10aが開孔された状態に設けられて構成された第1の収納体においては、収納物保持用クリップ40が、線状部材30aに、摺動可能ではなく固定された状態に取り付けられたとしても、開孔された状態に設けられている線状部材取付部10aより収納体の中や外に向けて挿通されている線状部材30aを動かすことができるため、固定された状態に取り付けられている収納物保持用クリップ40を、収納物の取出口を形成する辺10cより中や外に向けて移動させることができ、拭き布50を収納体から出し入れする作業を問題なく滑らかに行える。
線状部材取付部10aは、必ずしも、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち一辺に沿った領域に設けられていなくともよく、他の領域に設けられていてもよい。
例えば、線状部材取付部10aが、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の中央付近に設けられていたとして、第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち任意の一辺が、収納物の取出口を形成する辺10cと定められたとすると、収納物の取出口を形成する辺10cから線状部材取付部10aまでの距離は何処も同じであるため、この収納体の使用者は、自身の用途に合うように収納体の上下左右の向きを自分で変えるなどして、この収納体を使うことができる。
線状部材30aを備えるために必要な線状部材取付部10aは、必ずしも一個でなくともよく複数個設けられていてもよい。
例えば、収納体を構成するシートの第一の部分10に線状部材取付部10aが設けられるだけでなく、第二の部分20にも線状部材取付部が設けられ、設けられた線状部材取付部に30aとは別の線状部材が備えられた状態に、この収納体が構成されてもよい。
また、上述のように線状部材取付部が複数個設けられている場合に、線状部材取付部に備えられている線状部材の少なくとも一箇所が、途切れた状態にしてあり、その途切れた線状部材の一端が、スナップ、ボタン、カラビナ、ナスカン、面ファスナー、マグネット、フック、など脱着可能な接続手段によって、途切れた線状部材の別の一端に対して繋げられるようになっていると、この収納体の使用者が、好みによって自分で線状部材30aを繋ぎ替え、例えば、この収納体を、第2~第4の収納体など、他の構成の収納体に変化させても使用できるようになる。
もし、線状部材30aが途切れた状態にされておらず、上述のように収納体内部で線状部材30aを繋ぎ替えることによって、この収納体を他の構成の収納体に変化させることができなかったとしても、線状部材取付部10aが開孔された状態に設けられている場合においては、この収納体の使用者が、好みによって挿通する線状部材取付部10aを決めて線状部材を通し替えることによって、この収納体を、第2~第4の収納体など、他の構成の収納体に変化させて使用することができる。
さらに、この収納体の使用者が、その時々によって収納物の収め方を選べるように、予め、一又は複数個の線状部材取付部に線状部材が縦横や斜めに張りめぐらされた状態に備えられて、この収納体が構成されていてもよい。
拭き布50が、図4(A)にあるような、線状部材30aに取り付け可能な略環状部分50a、略紐状部分50b、略鉤状部分50c、などの取付手段を備えていれば、この収納体の線状部材30aに収納物保持用クリップ40が取り付けられていない場合であっても、図4(B)で説明するように、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分に、直接、拭き布50を取り付けて、拭き布50を収納体に収めることができる。
また、拭き布50自体が、線状部材30aに取り付け可能な収納物保持用クリップ40などの収納物保持用部材を、取付手段として備えている場合も同様であり、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分に、拭き布50自体が備えている収納物保持用部材によって、直接、拭き布50を取り付けて、拭き布50を収納体に収めることができる。
拭き布50が、図4(A)にあるような、線状部材30aに取り付け可能な取付手段を何も備えておらず、かつ、この収納体の線状部材30aに収納物保持用クリップ40が一個も取り付けられていない場合であっても、線状部材30aの、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する部分に、拭き布50を掛けた状態にし、洗濯ばさみ、クリップ、など収納物保持用部材で、拭き布50を、線状部材30aごと上方から挟むことによって、収納体内部に拭き布50を保持することができる。
ただし、収納物保持用部材を使わずとも、拭き布50が、収納体を構成するシートの第一の部分と第二の部分によって強く挟まれている、あるいは、拭き布50が収納体を構成する線状部材30aとの摩擦によって収納体内部において滑りにくい、拭き布50が収納体を構成するシートの面との摩擦によって収納体内部において滑りにくい、などの状態であれば、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に拭き布50を挟むだけで、収納体内部に拭き布50を保持できる場合もある。
ここでは、拭き布50には、身体や身体の一部を拭く為に用いる、ハンカチ、タオル、手ぬぐい、マイクロファイバー布、セーム、不織布、などの他、眼鏡拭きや、スマートフォン拭きや、器具、器械、機械、ボール、床、棚、などを拭く為に用いる雑巾や、テーブルや食器などを拭く為に用いる布巾や、多目的に使える布切れ、なども含むものとする。
拭き布50は、収納物の一例であって、この収納体には、拭き布以外の収納物も収めることができる。この収納体は、収納物に合わせて大きさを変えて構成することができ、幅広いサイズに対応が可能である。
ここで収納物とは、例えば、体温を下げる目的で身体の一部に巻いて使われる冷感タオル、カーテン、などを含む布や、おしゃぶり、歯固め、などを含むベビー用品全般や、掃除用ブラシ、モップ、傘、コート、折り畳み式バッグ、などを含む生活用品全般や、鍵、携帯電話、スマートフォン、防犯ブザー、笛、などを含むセキュリティー商品全般や、カード、ハサミ、カッター、ペン、などを含む文房具全般や、ぬいぐるみ、チャーム、メガネ、サングラス、などを含む雑貨品全般や、歯ブラシ、マスク、マスクケース、ウイルス除去用品、除菌用品、などを含む衛生用品全般や、ポリ袋、ビニール袋、紙製タオル、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、などを含む消耗品全般、などである。
これらを収納体に収めた場合であっても、拭き布50を収めた場合と同様の効果、すなわち、収納物が周囲の物と直接触れないようにできる効果、などを期待できる。
また、中に拭き布50を収める場合と同様に、線状部材30aに収納物保持用クリップ40が取り付けられていない場合であっても、線状部材30aに直接、収納物自体が備えている取付手段によって収納物を取り付ける、あるいは、線状部材30aに収納物を掛けた状態にし、洗濯ばさみ、クリップ、など収納物保持用部材で、収納物を、線状部材30aごと上方から挟む、などすることによって、収納体に収納物を収めることができる。
収納物保持用クリップ40は、収納物保持用部材の一例であって、この収納体では、ナスカン、フック、カラビナ、リング、マグネット、ピンなど、収納物を保持することができる、収納物保持用クリップ以外の収納物保持用部材を用いることもできる。
(第2の収納体)
図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係る収納体(以下、第2の収納体と称する)について説明する。図5(A)は、第2の収納体の斜視図であり、図5(B)は、第2の収納体の側面図であり、図5(C)は、第2の収納体に拭き布50を保持させた状態の側面図である。
なお、第1の収納体と同様に構成される部分については、重複する説明を省略することがある。
第2の収納体は、収納体を構成するシートが、略等しい大きさで略方形状の二枚のシートを重ね合わせることによって第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、この収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、一辺に沿った領域部分に、線状部材取付部10aと線状部材取付部20aが開孔された状態に設けられ、この線状部材取付部10aと線状部材取付部20aに、線状部材30aが、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20を挿通し、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に架けられた状態になるように備えられ、線状部材30aの、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する部分に、収納物保持用クリップ40が取り付けられて全体が構成され、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、近傍に線状部材取付部が設けられた一組の辺は、収納物の取出口を形成する辺10cとされ、収納物の主な取出口として用いられる。
ここで、線状部材取付部10aと線状部材取付部20aが、開孔された状態ではなく単に取付部として設けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部10aに線状部材30aの一方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第二の部分20の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部20aに線状部材30aの他方の端が取り付けられた状態に構成されたとしても、この第2の収納体は、上述の方法によって構成された第2の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。
たとえ、線状部材取付部10aのみが開孔された状態に設けられ、線状部材取付部10aに線状部材30aの一方の端が挿通され、線状部材取付部20aは開孔された状態ではなく単に取付部として設けられ、線状部材30aの他方の端は、収納体を構成するシートの第二の部分20の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部20aに取り付けられた状態に構成されたとしても、この第2の収納体は、上述の方法によって構成された第2の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。
第2の収納体は、第1の収納体の構成と違い、線状部材30aが、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に架けられた状態になるように備えられるが、このように架けられた状態になるように備えられた場合のメリットの一つには、拭き布50を、収納体を構成するシートの第一の部分10や第二の部分20に接しないように離隔して収納することができる点が挙げられる。
線状部材30aの端は、開孔された状態ではなく単に取付部として設けられた線状部材取付部10aや線状部材取付部20aに対して、縫着、接着、圧着、などで固着された状態に取り付けられてもよいし、スナップ、ボタン、カラビナ、ナスカン、面ファスナー、マグネット、フック、など脱着可能な取付手段によって取り付けられてもよい。
このように線状部材30aの端が脱着可能な状態に取り付けられていると、線状部材30aの端を、拭き布を保持する必要が無い時には線状部材取付部10aや線状部材取付部20aから取り外しておくこともできるようになる。
収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺は、いずれも閉じられずに構成されてよいが、収納物の落下を防ぐ、あるいは美観に配慮する、などの目的でいずれかの辺を閉じる場合には、当該辺の端から端までを閉じてもよいし、当該辺を部分的に閉じてもよいし、当該辺を容易に開けられる状態に閉じてもよい。第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち全ての辺を閉じる場合には、収納物の取出口を形成する辺10cなど、少なくとも一辺は、収納物の出し入れができるようにするために、容易に開けられる状態に閉じる。ここで、容易に開けられる状態に閉じるには、例えば、ホック、スナップ、フック、ボタン、マグネット、バネ口金、ファスナー、面ファスナー、嵌め込み部材、紐、などの開閉手段を当該辺に備えるものとする。
線状部材30aに、収納物保持用クリップ40が複数個取り付けられていると、各々の収納物保持用クリップ40に、別々の拭き布50を保持させて、収納体の中に複数枚の拭き布50を収めることができる。あるいは、収納物保持用クリップ40が複数個取り付けられていると、複数個の収納物保持用クリップ40に一枚の拭き布50の複数箇所を保持させて、拭き布50を広げた状態にして収納体に収めることもできる。
線状部材取付部10aや線状部材取付部20aが開孔された状態に設けられて構成された第2の収納体において、線状部材取付部10aや線状部材取付部20aに挿通された状態に備えられた線状部材30aの両端は、繋げられた状態になっていてもいなくとも、どちらでも良い。
例えば、図6で示す第2の収納体では、線状部材30aの両端は繋げられた状態になっている。
線状部材30aは、自在に曲げられる性質を持っていてもいなくとも、どちらでも良い。
線状部材30aが自在に曲げられる性質を持っていないと、拭き布50を使用する際に、この収納体の使用者が収納体の中に手を差し入れて収納物保持用クリップ40に保持された拭き布50を収納物保持用クリップ40から取り外してからでないと拭き布50を収納体より外に出せない事態、が生じる可能性がある。
ただし、線状部材30aが自在に曲げられる性質を持っていない場合であっても、線状部材30aまたは拭き布50の側に、収納物の取出口より収納体の外に拭き布50を出すことができるだけの長さを有した、紐、糸、チェーン、ワイヤー、線、スプリング、などの部材や、あるいは、リールキーホルダーなどの名称で市販されている自動巻取り式紐保持部などの部材などが備わっていれば、その部材を介することで、収納物保持用クリップ40を収納物の取出口から収納体の外に出すことは可能となる。
また、他に考えられる方法として、収納体を構成するシートの第一の部分または第二の部分を捲ることによって拭き布50を収納体から取り出すことは、線状部材30aが自在に曲げられる性質を持っていなくともできる。この場合、拭き布50を使用する際には、図6(A)から図6(B)の状態に遷移するように、拭き布50を第2の収納体の外に出すことができる。
線状部材30aが自在に曲げられる性質を持っていると、線状部材取付部10aや線状部材取付部20aが開孔された状態に設けられている場合において、拭き布50を使用する際に、図7(A)から図7(B)の状態に遷移するように、拭き布50を、収納物の取出口を形成する辺10cなどより、収納体の外に出すことができる。拭き布50を収納体より外に出す際には、この収納体の使用者が拭き布50を外に引き出す力によって、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分が、開孔された状態に設けられた線状部材取付部10aや開孔された状態に設けられた線状部材取付部20aから収納体の中に向けて長く引き出され、収納物保持用クリップ40に保持された状態の拭き布50は、滑らかに収納体より外に出される。これを実現させるためには、線状部材30aの長さに、拭き布50が収納体より外に出されるのに不足しないぶん余裕が必要である。
ここで、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分が短過ぎて拭き布50を取り出しにくいと感じる場合は、開孔された状態に設けられた線状部材取付部10aや開孔された状態に設けられた線状部材取付部20aより収納体の中にある線状部材30aの部分を、直接つかんで収納体の中に向けて引っ張ることで開孔から長く引き出すと、拭き布50を収納体から出しやすくなる。
また、拭き布50を収納体内に収めた状態において、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分が長過ぎて拭き布50の収まり具合が悪いと感じる場合は、開孔された状態に設けられた線状部材取付部10aや開孔された状態に設けられた線状部材取付部20aより収納体の外に出ている線状部材30aの部分を、直接つかんで収納体の外に向けて引っ張ることで開孔から長く引き出すと、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分が短くなり、拭き布50が収納体の中でバランスの良い位置に収まる。
線状部材30aが自在に曲げられる性質を持っていて、かつ、線状部材取付部10aや線状部材取付部20aが、開孔された状態ではなく単に取付部として設けられて構成されている場合に、拭き布50を、収納物の取出口を形成する辺10cなどより収納体の外に出すためには、図8(A)から図8(B)の状態に遷移するように、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間を近接させることで、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aを、弛ませる。
また、拭き布50を収納体内に収めた状態において、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの部分が長過ぎて拭き布50の収まり具合が悪いと感じる場合は、図8(B)から図8(A)の状態に遷移するように、近接された状態にある、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間を、離隔させる。離隔させることで、第一の部分10と第二の部分20の間に位置する線状部材30aの弛みが無くなり、拭き布50が収納体の中でバランスの良い位置に収まる。
線状部材30aが伸縮性を備えていると、たとえ線状部材30aの長さに、拭き布50が収納体より外に出されるぶん余裕がなくとも、問題なく収納体の外に拭き布50を出すことが可能となる。
ここで、線状部材30aの伸縮性は、例えばゴムなど伸縮性のある素材のものを用いることによって実現させてもよいし、とめ結びなどと呼ばれるような、紐の結び方による長さ調節の仕組みによって実現させてもよい。
線状部材30aに、収納物保持用クリップ40が複数個取り付けられている場合に、収納物保持用クリップ40と収納物保持用クリップ40の間に位置する線状部材30aの部分に、開孔が設けられたシートが、その開孔を線状部材30aによって挿通された状態に備えられていると、収納物保持用クリップ40と別の収納物保持用クリップ40の間に仕切りが設けられた状態となり、複数個の収納物保持用クリップ40に保持された複数枚の拭き布50どうしが、直に接しないように仕切られた状態で収納できるようになる。ここで、開孔が設けられたシートとは、収納体を構成するシートとは別に、仕切り用として用意されたものである。
図9を参照して、この収納体に開孔された状態に設けられた線状部材取付部への、線状部材30aの通し方の他の例について説明する。
図9で示す、開孔された状態に設けられた線状部材取付部10aや開孔された状態に設けられた線状部材取付部20aへの線状部材30aの通し方は、図5で示す線状部材30aの通し方とは異なり、線状部材30aの両端が収納体の外ではなく中にある状態になっている。線状部材取付部10aや線状部材取付部20aへの線状部材30aの通し方がこのようであっても、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に拭き布50を保持できるようであれば、問題はない。
また、収納体の中にある線状部材30aの両端は、繋げられた状態になっていてもいなくともどちらでも良く、繋げられた状態に構成する場合は、線状部材30aは、環状に形成された部材を用いる他、例えば、繋げられていない状態で開孔された状態に設けられた線状部材取付部に通された後、結着、接着、部材を介した連結、嵌め込み、などにより環状に繋げることができる。
ここで、図9にあるように、繋げられた状態になっていない線状部材30aの一方の端または両端に、ハンカチを保持することができるフックや輪が形成されている、あるいは、繋げられた状態になっていない線状部材30aの一方または両方の端に、収納物保持用部材が備えられている、状態に収納体が構成されていてもよい。
(第3の収納体)
図10を参照して、本発明の第3の実施形態に係る収納体(以下、第3の収納体と称する)について説明する。図10(A)は、第3の収納体の斜視図であり、図10(B)は、第3の収納体の側面図であり、図10(C)は、第3の収納体に拭き布50を保持させた状態の側面図である。
なお、第1の収納体や第2の収納体と同様に構成される部分については、重複する説明を省略することがあり、線状部材30bに関わる事項についても、線状部材30aと同様である部分については、重複する説明を省略することがある。
第3の収納体は、収納体を構成するシートが、略等しい大きさで略方形状の二枚のシートを重ね合わせることによって第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、この収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、一辺に沿った領域部分に、線状部材取付部10a、線状部材取付部20a、線状部材取付部10b、線状部材取付部20b、が開孔された状態に設けられ、線状部材取付部10aと線状部材取付部20aに、線状部材30aが、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20を挿通する状態に、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に架けられた状態になるように備えられ、線状部材30aの、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する部分に、収納物保持用クリップ40が取り付けられ、さらに、線状部材取付部10bと線状部材取付部20bに、線状部材30bが、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20を挿通する状態に、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に架けられた状態になるように備えられ、線状部材30bの、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する部分に、先程とは別の収納物保持用クリップ40が取り付けられて全体が構成され、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、近傍に線状部材取付部が設けられた一組の辺は、収納物の取出口を形成する辺10cとされ、収納物の主な取出口として用いられる。
ここで、線状部材取付部10a、線状部材取付部20a、線状部材取付部10b、線状部材取付部20bが、開孔された状態ではなく単に取付部として設けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部10aに線状部材30aの一方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第二の部分20の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部20aに線状部材30aの他方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部10bに線状部材30bの一方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第二の部分20の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部20bに線状部材30bの他方の端が取り付けられた状態、に構成されたとしても、この第3の収納体は、上述の方法によって構成された第3の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。たとえ、線状部材取付部について、ある箇所は開孔された状態に設けられたり、また、ある箇所は開孔されない状態に単に取付部として設けられたりなど、1個の収納体において、線状部材取付部についての開孔の有無が、混在した状態に構成されたとしても、この第3の収納体は、上述の方法によって構成された第3の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。
第3の収納体において、4箇所ある線状部材取付部全てを、開孔させることなく単に取付部として構成してもよいし、4箇所ある線状部材取付部の一部のみを、開孔させることなく単に取付部として構成してもよいが、各々の線状部材取付部に対して、線状部材が、スナップ、ボタン、カラビナ、ナスカン、面ファスナー、マグネット、フック、など脱着可能な取付手段によって取り付けられるように構成してあると、この収納体の使用者が、自身の好みの状態になるように、線状部材を収納体内部に自在に張りめぐらせて、例えば、この収納体を、第1の収納体、第2の収納体、第4の収納体など、他の構成の収納体に変化させても使用できるようになる。
収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺は、いずれも閉じられずに構成されてよいが、収納物の落下を防ぐ、あるいは美観に配慮する、などの目的でいずれかの辺を閉じる場合には、当該辺の端から端までを閉じてもよいし、当該辺を部分的に閉じてもよいし、当該辺を容易に開けられる状態に閉じてもよい。第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち全ての辺を閉じる場合には、収納物の取出口を形成する辺10cなど、少なくとも一辺は、収納物の出し入れができるようにするために、容易に開けられる状態に閉じる。ここで、容易に開けられる状態に閉じるには、例えば、ホック、スナップ、フック、ボタン、マグネット、バネ口金、ファスナー、面ファスナー、嵌め込み部材、紐、などの開閉手段を当該辺に備えるものとする。
線状部材30aや線状部材30bは、自在に曲げられる性質を持っていてもいなくとも、どちらでも良い。
線状部材の端については、線状部材30aの一方の端と他方の端とが繋げられた状態、および、線状部材30bの一方の端と他方の端とが繋げられた状態、になっているように構成してもよいし、線状部材30aの一方の端と線状部材30bの一方の端とが繋げられた状態、になっているように構成してもよい。
なお、線状部材の端と端とは、必ずしも繋げられた状態になっていなくとも良い。
(第4の収納体)
図11(A)は、第4の収納体の斜視図であり、図11(B)は、第4の収納体の側面図であり、図11(C)は、第4の収納体に拭き布を保持させた状態の側面図である。
なお、第1~第3の収納体と同様に構成される部分については、重複する説明を省略することがあり、線状部材30bに関わる事項についても、線状部材30aと同様である部分については、重複する説明を省略することがある。
第4の収納体は、収納体を構成するシートが、略等しい大きさで略方形状の二枚のシートを重ね合わせることによって第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、この収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、一辺に沿った領域部分に、線状部材取付部10a、線状部材取付部20a、線状部材取付部10b、線状部材取付部20b、が開孔された状態に設けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10に設けられた二個の線状部材取付部を挿通する状態に、すなわち、開孔された状態に設けられた線状部材取付部10aと開孔された状態に設けられた線状部材取付部10bを挿通する状態に、線状部材30aが備えられ、線状部材30aの、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する部分に、収納物保持用クリップ40が取り付けられ、さらに、収納体を構成するシートの第二の部分20に設けられた二個の線状部材取付部を挿通する状態に、すなわち、開孔された状態に設けられた線状部材取付部20aと開孔された状態に設けられた線状部材取付部20bを挿通する状態に、線状部材30bが備えられ、線状部材30bの、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の間に位置する部分に、先程とは別の収納物保持用クリップ40が取り付けられて全体が構成され、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち、近傍に線状部材取付部が設けられた一組の辺は、収納物の取出口を形成する辺10cとされ、収納物の主な取出口として用いられる。
ここで、線状部材取付部10a、線状部材取付部20a、線状部材取付部10b、線状部材取付部20b、が開孔された状態ではなく単に取付部として設けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部10aに線状部材30aの一方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第一の部分10の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部10bに線状部材30aの他方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第二の部分20の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部20aに線状部材30bの一方の端が取り付けられ、収納体を構成するシートの第二の部分20の、拭き布50が収まる側の面にある線状部材取付部20bに線状部材30bの他方の端が取り付けられた状態に構成されたとしても、この第4の収納体は、上述の方法によって構成された第4の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。たとえ、線状部材取付部について、ある箇所は開孔された状態に設けられたり、また、ある箇所は開孔されない状態に単に取付部として設けられたりなど、1個の収納体において、線状部材取付部についての開孔の有無が、混在した状態に構成されたとしても、この第4の収納体は、上述の方法によって構成された第4の収納体と同等の効果を期待できるものであると言える。
第4の収納体において、4箇所ある線状部材取付部全てを、開孔させることなく単に取付部として構成してもよいし、4箇所ある線状部材取付部の一部のみを、開孔させることなく単に取付部として構成してもよいが、各々の線状部材取付部に対して、線状部材が、スナップ、ボタン、カラビナ、ナスカン、面ファスナー、マグネット、フック、など脱着可能な取付手段によって取り付けられるように構成してあると、この収納体の使用者が、自身の好みの状態になるように、線状部材を収納体内部に自在に張りめぐらせて、例えば、この収納体を、第1~第3の収納体など、他の構成の収納体に変化させても使用できるようになる。
第4の収納体は、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20とが、線状部材30aや線状部材30bによって繋がらない。収納体を構成するシートが、図11で示すように、二枚に分かれたシートを重ね合わせることによって形成される場合には、そのままでは第一の部分10と第二の部分20とが一体化されない。
この場合、第一の部分10と第二の部分20とを一体化させるには、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうちいずれかの辺または全ての辺を、閉じた状態に構成する。この時、当該辺の端から端までを閉じてもよいし、当該辺を部分的に閉じてもよいし、当該辺を容易に開けられる状態に閉じてもよい。第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうち全ての辺を閉じる場合には、収納物の取出口を形成する辺10cなど、少なくとも一辺は、収納物の出し入れができるようにするために、容易に開けられる状態に閉じる。ここで、容易に開けられる状態に閉じるには、例えば、ホック、スナップ、フック、ボタン、マグネット、バネ口金、ファスナー、面ファスナー、嵌め込み部材、紐、などの開閉手段を当該辺に備えるものとする。
収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の位置を入れ替え、図12のように、収納物保持用クリップ40を収納体より外に露出させた状態にすることにより、拭き布50を収納体より外に出した状態で収納体に保持させることができるようになる。
これにより、例えば、拭き布50に液体が付着している場合に、拭き布50を外気に多く触れさせて乾燥させる目的で一時的に収納体より外に出した状態にする、等の使い方ができるようになる。
なお、収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20が重なった領域の周囲四辺のうちいずれかの辺または全ての辺が閉じられた状態になっている場合には、閉じられた状態になっている辺を開かれた状態にした後に収納体を構成するシートの第一の部分10と第二の部分20の位置を入れ替えて収納物保持用クリップ40を収納体より外に露出させるか、または、閉じられた状態になっている辺を開かれた状態にせずに、そのままの状態で、収納体を構成するシートの面を裏返しにすることによって、収納物保持用クリップ40を収納体より外に露出させる。
線状部材30aや線状部材30bは、自在に曲げられる性質を持っていてもいなくとも、どちらでもよいが、拭き布50を使用する際に、図13(A)から図13(B)の状態に遷移するように、拭き布50を、収納物の取出口を形成する辺10cなどより収納体の外に出すことができるようにするためには、線状部材が自在に曲げられる性質を持っている方がよい。
線状部材の端については、線状部材30aの一方の端と他方の端とが繋げられた状態、および、線状部材30bの一方の端と他方の端とが繋げられた状態、になっているように構成してもよいし、または、線状部材30aの一方の端と線状部材30bの一方の端とが繋げられた状態、になっているように構成してもよい。
なお、線状部材の端と端とは、必ずしも繋げられた状態になっていなくとも良い。
(収納体の他の構成例)
収納体を、鞄、衣服、腰ベルト、首など身体の一部、自転車、自動車、などに取り付けられた状態で使うことができるようにする為に、この収納体を構成するシートの外側の面に、例えば、安全ピン、面ファスナー、ホック、ボタン、カラビナ、チェーン、ワイヤー、バンド付きクリップ、ストラップ、ナスカン、ベルト、紐、などの取付手段を備え、鞄、衣服、腰ベルト、首など身体の一部、自転車、自動車、などに対して取り付けることができるように構成することもある。
なお、収納体は、鞄、衣服、腰ベルト、などと一体化させて構成しても良い。最初から一体化させて構成しても良いし、後から、鞄、衣服、腰ベルト、などに、接着、圧着、縫着、などされても良い。
このように一体化した構成になっていると、収納体の携帯し忘れを防ぐことができ、また、鞄、衣服、腰ベルト、などを洗う際に同時に収納体も洗われ、便利である。
10 収納体を構成するシートの第一の部分
10a 線状部材取付部
10b 線状部材取付部
10c 収納物の取出口を形成する辺
20 収納体を構成するシートの第二の部分
20a 線状部材取付部
20b 線状部材取付部
30a 線状部材
30b 線状部材
40 収納物保持用クリップ(収納物保持用部材の一例として)
50 拭き布(収納物の一例として)
50a 略輪状部分
50b 略紐状部分
50c 略鉤状部分
60 面ファスナー

Claims (8)

  1. 収納体を構成するシートが、第一の部分と第二の部分を備えた状態に形成され、前記収納体を構成する前記シートの任意の箇所に、一又は複数個の線状部材取付部が設けられ、
    前記一又は複数個の線状部材取付部に、線状部材が、前記収納体を構成する前記シートの前記第一の部分と前記第二の部分の間に収納物を保持することができる状態に備えられて構成される、
    ことを特徴とする収納体。
  2. 前記線状部材取付部の一部または大部分または全部が、開孔された状態に設けられていて、前記開孔された状態の前記線状部材取付部に、前記線状部材が、挿通された状態に備えられている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の収納体。
  3. 前記線状部材が、前記収納体を構成する前記シートの前記第一の部分と前記第二の部分の間に、架けられた状態に備えられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納体。
  4. 前記収納体を構成する前記シートの前記第一の部分と前記第二の部分が重なった領域の周囲の辺の一部または大部分が、閉じられた状態に構成されている、
    ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の収納体。
  5. 前記収納体を構成する前記シートの前記第一の部分と前記第二の部分が重なった領域の前記周囲の辺の一部または大部分または全部に、開閉手段が備わっていて、
    前記周囲の辺の一部または大部分または全部が、容易に開閉可能な状態に構成されている、
    ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の収納体。
  6. 前記線状部材が、前記収納体を、鞄、衣服、腰ベルト、首など身体の一部、自転車、自動車、などに取り付けるための取付部材、あるいは前記収納体の持ち手、としての役割も兼ねるように構成される、
    ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の収納体。
  7. さらに、前記収納体を構成する前記シートの外側の面に、鞄、衣服、腰ベルト、首など身体の一部、自転車、自動車、などに取り付けるために必要な取付手段が備えられて構成される、
    ことを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の収納体。
  8. さらに、前記線状部材の、
    前記収納体を構成する前記シートの前記第一の部分と前記第二の部分の間に位置する部分に、
    一又は複数個の収納物保持用部材が取り付けられて構成される、
    ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の収納体。
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