JP5346206B2 - 携帯用のハンカチ入れ - Google Patents

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Description

本発明は、携帯用のハンカチ入れに関する。すなわち、外出時等にハンカチを入れて持ち歩くための、ハンカチ入れに関するものである。
例えば、多くの女性は、ハンカチをハンドバッグ,その他のバッグ等に入れて外出し、トイレ,その他で手を洗った際に、ハンカチを使用して手を拭く。
そして、水分を帯びて濡れたハンカチを、そのまま元のハンドバッグ等に戻す人も従来いたが、それでは、ハンドバッグ等に収納されたサイフ,ティッシュ,その他の物に、ハンカチの水分が滲み出して、それらを濡らしてしまうことになる。更には、ハンドバッグ等の内部のみならず、ハンドバッグ等自体を濡らしたり、その外側更には衣服等にも水分が滲み出て、これらを濡らすこともある。
ハンカチをポケットに入れて外出し、使用後に水分を帯びて濡れたハンカチを、そのままポケットに戻した場合も、上述に準じ、ポケット内部のみならず衣服等に水分が滲み出て、これを濡らすこともある。
これらに鑑み、人によっては、まず、使用後の水分を帯びて濡れたハンカチを、予め準備しておいたビニール袋に入れたりビニールで包んで、そのままハンドバッグやポケットに戻すことも、従来行われていた。
他方、トイレ等で手を洗った際、ハンカチを使用せず、代わりに、備え付けの手拭き用ペーパーを使用したり、温風乾燥機を使用したり、携帯している自分のティッシュを使用し、もって、これらで手を拭いたり乾かしたりする人達もいる。
しかしながら、使用後の濡れたハンカチを、そのままビニール袋に入れたりビニールで包んで、ハンドバッグやポケットに戻す従来例については、水分を帯びて濡れたハンカチが蒸れて、雑菌繁殖の虞もある。
そこで外出先で事後、このようにして持ち歩くハンカチを再使用すること、つまり一度使用した後はビニールに入れたり包んだりしておいたハンカチを、再度取り出して繰り返し使用することは、ためらわれる事が多かった。このようなハンカチは、清潔とは言えず、衛生的でなく気持ちが悪いと感じる人が多かった。
他方、ハンカチの代わりに、手拭き用ペーパー,温風乾燥機,ティッシュ等を使用する従来例については、それらの備え付けや準備がないケースも多い。又、それらを使用することを好まない人もいる。更には、それらの使用は、電気や紙資源の無駄使いともなり、地球温暖化の原因とされるCOの多量発生にも繋がり、環境面に問題がある、という批判もある。
本発明の携帯用のハンカチ入れは、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、使用後のハンカチが、他の物を濡らすことはなく、第2に、一度使用したハンカチを、外出先等で再使用可能となり、第3に、電気や紙資源の無駄使いもなく、第4に、しかもこれらが簡単容易に、趣味感にも富んで実現可能な、携帯用のハンカチ入れを提案することを目的とする。
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。
この携帯用のハンカチ入れは、外出時等にハンカチを入れて持ち歩くためのハンカチ入れであって、通気性を備えた収納体と、該収納体の身体側への取付具と、を有している。そして、使用後の濡れたハンカチを、該収納体に収納して自然乾燥可能となっており、もって再使用も可能とする。
そして該収納体は、ハンカチの出し入れ口を備えた小バッグ状をなし、ハンカチが折り畳んで収納され、該取付具にて身体側に取付けられて吊り下げられる。
そして、肉厚の薄い該収納体の表裏両面つまり表面・外側と身体側・裏面が、通気性を備えた通気面にて形成されている。吊り下げ用の該取付具としては、紐,チェーン,ベルト,又はその他の柔性杆体が用いられている。
そして該収納体は、内部にホルダーが内蔵されている。該ホルダーは、カーラー状つまり開放円筒構造のものが使用され、ハンカチの巻付け収納用として機能する。もって、該収納体を一段と通気性に富ませ、ハンカチの乾燥を一段と促進させる。
更に該収納体は、表裏両面の通気面の外側を、それぞれフラップが垂下付設されて覆っている。該フラップは、上端が該収納体に止着された柔軟材よりなり、略羽翼状をなし、歩行に伴い内外に揺れ内外揺動して、該収納体内部への強制送風機能を発揮する。もってハンカチの乾燥を一段と促進させること、を特徴とする。
《第1の効果》
第1に、使用後のハンカチが、他の物を濡らしてしまうようなことは、確実に回避される。
すなわち、本発明の携帯用ハンカチ入れでは、例えばトイレ,その他で手を洗った際、手を拭くために使用したハンカチ、つまり水分を帯びて濡れたハンカチは、ハンカチ入れの収納体に収納される。そして、濡れたハンカチを収納した収納体は、取付具にて身体側に取付けられ身体側から吊り下げられる。
そこで、前述したこの種従来例、つまり、一度使用して濡れたハンカチを、そのまま元のバッグ等やポケットに戻していた従来例のように、他の物を濡らしてしまうことは、なくなる。
すなわち、前述したこの種従来例のように、濡れたハンカチの水分が滲み出して、バッグ等の中のサイフ,ティッシュ,その他の物を濡らしてしまったり、バッグ等自体を濡らしてしまったり、更には滲み出した水分が衣服を濡らしてしまうようなことは、確実に回避される。
本発明において、濡れたハンカチは、ハンカチ入れの収納体に収納されて、吊り下げにより身体側に取付けられており、このような虞は一切ない。
《第2の効果》
第2に、一度使用したハンカチを、外出先等で繰り返して再使用することが、可能となる。
すなわち、本発明の携帯用のハンカチ入れでは、一度使用され水分を帯びて濡れたハンカチは、ハンカチ入れの収納体に収納され、収納体の通気性により自然乾燥される。濡れたハンカチは、収納体と共に外出先等で持ち歩かれる内に、収納体の通気性により外部から導入される乾燥した空気にて、乾かされて水分が除去され、その水分は収納体外へと放出される。
そして、このように自然乾燥されたハンカチは清潔であり、気持ち良く再使用可能である。一度使用されたハンカチであっても、外出先等で事後、ハンカチ入れの収納体から再度取り出して、繰り返し使用に供することが可能である。
前述したこの種従来例、つまり一度使用して濡れたハンカチを、そのままビニール袋に入れたりビニールで包んでいた従来例のように、水分を帯びて濡れたハンカチが蒸れて、雑菌繁殖が懸念されるような虞はない。
本発明では、一度使ったハンカチを事後、衛生的にも問題なく気持ち良く繰り返して、再使用に供することが可能となる。
《第3の効果》
第3に、電気や紙資源を、無駄使いするようなこともない。すなわち、本発明の携帯用のハンカチ入れでは、一度使用したハンカチを、その収納体の通気性に基づき、自然乾燥する。
そこで、前述したこの種従来例、つまりハンカチ使用に代えて、手拭き用ペーパー,温風乾燥機,ティッシュ等を使用する従来例に比し、電気や紙資源の無駄使いがない。本発明は、COの多量発生に繋がることもなく、環境面にも優れている。
《第4の効果》
第4に、しかもこれは簡単容易に、趣味感にも豊んで実現可能である。本発明の携帯用のハンカチ入れは、その収納体が通気性を備えた小バッグ状をなし、取付具にて身体側に吊り下げられる。もって、簡単な構造により趣味感にも富みつつ、容易に上述した第1,第2,第3の効果を発揮する。
すなわち具体的には、本発明のハンカチ入れは、第4の効果として、a.携帯に便利であり、b.製作が容易でありコスト面に優れ、c.容易に清浄,再使用可能であり、d.ファッション性を持たせて趣味感に富ませることも容易である等、簡単容易にしかも趣味感にも富んで、製作,使用可能である。
これら第4の効果のa,b,c,dの各点について、更に詳述する。
まずa.携帯に便利である。すなわち、本発明のハンカチ入れの収納体は、ハンカチの出し入れ口を備えた小バッグ状をなし、ハンカチが折り畳んで収納され、取付具にて身体側に吊り下げ等により取付けられる。
このようにこのハンカチ入れは、折り畳んだハンカチを収納するに足る構造,寸法,大きさ等よりなり、薄く,軽く,小さいので、携帯するのが億劫ではなく、年齢,性別,職業等に拘らず、各人が気軽に携帯使用可能である。
又、このように薄く,軽く,小さいので、通勤時,乗物乗車中,路上等で、人とすれ違った際、他人とぶつかった際、他人と接触した際等々において、自分や他人を傷付ける虞もなく、安全,安心である。
このように、本発明のハンカチ入れは、例えば外出時において、まず、使用前の未使用のハンカチを収納して持ち歩かれると共に、事後、使用後のハンカチを収納して持ち歩きつつ乾燥させるべく使用される。又、ハンカチの出し入れも、収納体の出し入れ口から、容易に素早く可能である。
次にb.製作が容易であり、コスト面に優れている。すなわち、本発明のハンカチ入れは、市販品を使用して容易に製作可能であり、原材料となる市販品も安価である等、製作コスト,加工コストに優れている。
つまり、本発明のハンカチ入れの収納体は、市販の各種物入れ,ケース,サック類,小バッグ,袋物等を、容易に転用,利用,加工可能である。収納体の通気性も、通気穴,ネット,メッシュ,網目,織目,ザル目、スダレ目,ビーズ目,スポンジ目等を利用,使用,加工することにより、容易に形成可能である。
又、身体側への取付具も、市販品の紐,チェーン,ベルト,その他の柔性杆体や、フック,ボタン,ホック,その他の係止具を使用して、容易に収納体の身体側への取付用とすることが可能である。
c.容易に清浄,再使用可能である。すなわち、本発明のハンカチ入れは、合成樹脂製,ゴム製,金属製,木質系,その他の植物系等々の素材よりなり、簡単な構造よりなることも相俟って、使用毎に毎日でも繰り返し洗浄可能である。もって、衛生面にも優れたハンカチ入れとして、清潔に繰り返し何度でも使用可能である。
その洗浄は、洗濯機を使用するか、手で軽くすすぐことにより実施される。事後の乾燥は、陰干しを原則とするが、金属や木質系の場合は食器乾燥機も利用可能である。
d.ファッション性を持たせ、趣味感に富ませることも、容易である。すなわち、本発明のハンカチ入れは、その収納体について、色や模様をつけたり、形状を自在に工夫することが可能であり、ファッション性やユーモアを持たせることが可能である。
更に収納体について、ハンカチの出し入れ口や通気穴の形状を工夫することにより、特に出し入れ口や通気穴の形状を、収納体全体の模様や形状と関連性を付けることにより、趣味感に富んだハンカチ入れとすることもできる。
例えば、全体を顔形状とし、出し入れ口を口とし、通気穴を目,鼻,耳等として、イメージ化することが考えられる。このような模様や形状のヒントとしては、野菜,果物,昆虫,動物,各種キャラクター品,日用品,身の廻り品、等々が参考となる。
このような上記a,b,c,dの各点に基づき、本発明のハンカチ入れは、簡単容易にしかも趣味感にも富んで製作,使用可能であるという、第4の効果を発揮する。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明の携帯用のハンカチ入れを、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。
図1は、本発明の1例の全体の斜視説明図である。
図2の(1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、同参考例の要部の側面説明図である。図2の(3)図は、本発明には属さない他の参考例の要部の斜視説明図である。図2の(4)図は、本発明の1例の要部の斜視説明図、(5)図は、同本発明の1例で使用するホルダーや外被せの斜視説明図である。
図3の(1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、同参考例の要部の側面説明図である。図3の(3)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。図3の(4)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。
図4の(1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。図4の(3)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。図4の(4)図は、本発明の1例の要部の斜視説明図である。
図5の(1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、同参考例の使用状態の斜視説明図である。
《本発明の概要について》
まず、図1の1例を参照して、本発明の概要について説明する。
本発明の携帯用のハンカチ入れ1は、外出時等にハンカチ2を入れて持ち歩くために使用され、通気性を備えた収納体3と、収納体3の取付具4と、を有している。そして、使用後の濡れたハンカチ2を、収納体3に収納して自然乾燥可能となっており、もって再使用も可能とする。
すなわち、このハンカチ入れ1の収納体3は、ハンカチ2の出し入れ口5を備えた小バッグ状をなし、ハンカチ2が折り畳んで収納されると共に、取付具4にて身体側6に取付けられて吊り下げられる。
そして収納体3は、合成樹脂,ゴム,金属,又は植物製よりなり、事後洗浄可能であり、全体的に柔軟性を帯びるか硬質箱状をなす。又、その通気性が、通気穴7,ネット,メッシュ,網目,織目,ザル目、スダレ目,ビーズ目,又はスポンジ目、等にて形成される。又、この収納体3は、ハンカチ2の収納が、挿入,巻付けにより行われる。
このハンカチ入れ1の取付具4は、収納体3を、身体側6の首,肩,腕等へ直接取付けるか、又は、収納体3を身体側6のハンドバッグ8,その他のバック,カバン,リュック,ウエストポーチ,ベルト,又は衣服等へ取付ける。
本発明の概要は、このようになっている。
《本発明の詳細について》
次に、図1の例を参照して、本発明の詳細について説明する。
まず、対象となるハンカチ2は、綿やタオル地のものが代表的であるが、麻,絹,その他のものもある。そしてハンカチ2は、代表的には四つ折され、1/16程度に折り畳まれ、縦横10cm程度の正方形とされて、収納体3に収納される。
収納体3は、多くの場合このように四つ折されたハンカチ2を、内部に収納するに足る構造よりなる。これに必要十分な大きさ、つまり縦横寸法、例えば縦横13cm程度の上下左右寸法と、見合った僅かの厚さ寸法よりなる。
収納体3の素材しては、ポリ塩化ビニール,ポリプロピレン,シリコン,その他の合成樹脂や、ゴム,その他の弾性体や、アルミニウム,鉄,その他の金属や、木質材,竹材,乾燥ヘチマ材,その他の植物材も使用可能である。勿論、合成繊維材や綿,麻等の自然繊維材も、使用可能である。
収納体3の通気性については、通気穴7形成が代表的であるが、金網,ネット,その他前述した各種の形成方法が採用可能である。図1の例では、メッシュが採用されている。レアケースであるが、例えば、全体を径7mm程度のビーズ玉で編んで行くことによって、通気性を確保することさえ可能である。
通気穴7等の数や目の粗さ等に関しては、その数が多く,大きく,目が粗い程、収納された濡れたハンカチ2の乾きが促進される反面、濡れたハンカチ2の水分が外部に漏出し易くなり、又、他人と接触した際に引っ掛かり易くなる。通気穴7の形状についても各種考えられ、丸穴,角穴等が代表的であるが、縦や横の直線的溝穴も可能である。
例えばこのように通気穴7等により、通気性を備えた通気面9が構成される。通気面9は、肉厚の薄い収納体3の表裏両面を形成している。なお図示では、表裏の片面つまり表面・外側のみを通気面9とし、残りの面つまり身体側6の裏面を、非通気面10としてなる。
又、収納体3の表裏の全面ではなく、表裏の一部分のみを、通気面9或いは非通気面10とすることも考えられる。更に、広い表裏両面間の細長い各間面(上下,両側の細長い4面)についても、これに準じ、適宜、全面的又は部分的に通気面9或いは非通気面10とされる。
収納体3内部へのハンカチ2の収納方式としては、図示例のように、挿入が代表的であり、具体的には後述するようにホルダー付の収納体3内部で巻付ける方式よりなる。
収納体3に形成される、ハンカチ2の出し入れ口5については、通常は1個形成されるが、複数個形成も考えられる。又、ファスナー11や止め金等の開閉具が、出し入れ口5に付設されるケースも多い。
収納体3の身体側6への取付具4については、次のとおり。取付具4は、収納体3を身体側6から吊り下げ保持する。
そして取付具4としては、紐,チェーン,又はベルト4等が代表的に用いられ、その上端部が、身体側6の首,肩,腕等に直接取付けられる場合は、上端部が環状に形成される。取付具4の上端部が、ハンドバッグ,その他のバック,カバン,リュック,ウエストポーチ,ベルト,衣服等に取付けられる場合は、上端部に、フック,ボタン,ホック,リングその他の上係止具4が付設される。
取付具4の紐,チェーン,又はベルト4等の下端部は、フック,ボタン,ホック,その他の下係止具4が付設されて、取外し可能に収納体3に取付けられるか、又は、取外し不能に固定的に収納体3に取付けられる。図示例の下係止具4は、ファスナー11を利用して付設されている。なお、場合によっては取付具4として、常時は下係止具4のみが収納体3に付設され、事後必要に応じ、これに紐,チェーン,又はベルト4等、更には上係止具4が付設されることも考えられる。
本発明の詳細については、以上のとおりである。
《図2について》
以下、図2〜図5の各図面に示した例(含、本発明には属さない参考例、以下単に参考例と言う)について、そのポイントを説明する。まず、図2の(1)図,(2)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1において、収納体3には、第2収納体12が付設されており、この第2収納体12は、予備のハンカチ2その他の物を収納可能であり、通気性は備えていない。
すなわちこの参考例では、外側に配された収納体3の内側・身体側に、第2収納体12が配設されている。つまり、外側から内側に向け、収納体3のメッシュ製の通気面9、収納体3兼第2収納体12の非通気面10、第2収納体12の非通気面10が、順に設けられている。なお、収納体3と第2収納体12に、それぞれ個別に、ハンカチ2の出し入れ口5が設けられ、第2収納体12側のファスナー11に取付具4が付設されている。
さてそこで、この参考例のハンカチ入れ1は、第2収納体12側に収納された予備のハンカチ2は、例え収納体3側に濡れたハンカチ2が収納されても、濡らされることなく予備用として確保される、という利点がある。
図2の(1)図,(2)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図2の(3)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1は、取付具4付の収納体3が、硬質箱型タイプよりなると共に、表裏に開閉可能となっている。そして、この収納体3は、表面・外側が通気面9とされ、身体側6の裏面側が非通気面10となっており、通気面9には、複数の通気穴7が形成されると共に、通気面9の中央部分に、ハンカチ2の出し入れ口5が設けられている。
この参考例のハンカチ入れ1そして収納体3は、外出時等において、ハンドバッグ8,その他のバッグやカバン等に収納することにも、可能である。つまり、ハンカチ入れ1そして収納体3を外に出したくない場合には、バッグ等に収納可能としたものである。そこで、出し入れ口5に開閉蓋を付設しておくと、更に好適である。
なお、この参考例のハンカチ入れ1は、収納体3がポリプロピレン等を素材とし、硬質箱型タイプよりなっているが、シリコン等の素材を使用して柔軟箱型タイプとしてもよい。
図2の(3)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図2の(4)図,(5)図に示した本発明の例について、説明する。
この例のハンカチ入れ1は、収納体3が、いわゆるがま口状をなし、取付具4付の口金13の留金14を、操作することにより、ハンカチ2用の出し入れ口5が開閉される。そして、このハンカチ入れ1の収納体3は、全体が多数の通気穴7を備えた通気面9よりなると共に、内部にホルダー15が内蔵されており、このホルダー15は、ハンカチ2の巻付け用として機能する。
すなわち、ホルダー15として、いわゆるカーラー状のもの、つまり開放円筒構造のものが使用されている。そして、収納体3に内蔵された長さ10cm〜12cm程度のホルダー15に、ハンカチ2が巻付けられて収納されるので、このハンカチ入れ1の収納体3は、一段と通気性に富んでおり、ハンカチ2の乾燥が一段と促進される、と言う利点がある。
更に、このようにホルダー15に巻付けられたハンカチ2に、より大径の外被せ16を外側から被せ、もって、巻かれたハンカチ2をホルダー15に向けて押え付けるようにしてもよい。
なお、このようなホルダー15と外被せ16との組み合わせを、図示例のように収納体3に内蔵するのではなく、両者の組み合わせを一つの収納体3そしてハンカチ入れ1として、使用することも考えられる。この場合は勿論、取付具4も付設される。
なお、この例のハンカチ入れ1は、素材としてポリ塩化ビニール等が使用され、軟質バッグタイプよりなるが、例えば金網を使用した硬質バッグタイプとしてもよい。
図2の(4)図,(5)図に示した例は、このようになっている。
《図3について》
まず、図3の(1)図,(2)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1の収納体3は、全体が通気穴7を備えた通気面9にて形成され、もって有頂有底の閉鎖された円筒の硬質箱状をなし、取付具4付であると共に、ヒンジ17を中心に2分割に開放可能となっており、開放によりハンカチ2の出し入れ口5が形成される。
そして、その一方側について、中心軸状にホルダー15が取付けられており、このホルダー15は、前述した図2の(4)図,(5)図のものとは異なり、ムクのシャフト状をなしている。
そして、この収納体3に内蔵されたホルダー15に、ハンカチ2が巻付けられて収納されるので、このハンカチ入れ1は、収納体3内部の通気性に優れており、ハンカチ2の乾燥が一段と促進される、という利点がある。
図3の(1)図,(2)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図3の(3)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1の収納体3は、取付具4付であると共に、内部に円柱状の中空空間が形成されると共に、その仮想された外周面について、軸方向に沿って複数本のポリ塩化ビニール製の帯部18と、複数本のゴム製のゴム糸部19とが配設されており、これら間の間隙にて通気性が確保され、もって通気面9が形成されている。
すなわち帯部18は、周方向に所定相互間隔を置きつつ全体形状を保持し、もって収納されたハンカチ2を落下させないように壁としての機能を果たすべく、用いられている。そして、このような各帯部18間の各間隔に、ゴム糸部19が複数本ずつ張設されている。ハンカチ2は、このゴム糸部19間を掻き分けるようにして、出し入れ口5を形成して、内部空間との間で出し入れされる。
この参考例の収納体3そしてハンカチ入れ1は、蓋とか開閉とかを考慮することなく使用できる、という利点がある。
図3の(3)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図3の(4)図に示した参考例について、説明する。
このハンカチ入れ1の収納体3は、取付具4付であると共に、2枚の硬質金網製よりなり、この2枚の金網が、それぞれ通気面9となると共に、その間にハンカチ2を挟込んで収納,保持するようになっている。2枚の金網は、基端側がヒンジ17にて連結されると共に、開放された際の先端側と左右端側の三方が、ハンカチ2の出し入れ口5となる。
この参考例のハンカチ入れ1では、ハンカチ2が、収納体3の閉じられた2枚の金網間に挟込まれて収納されるので、ハンカチ2の乾燥が特に促進されると共に、ハンカチ2にテンションが加えられピンと張った状態で乾燥される、という利点がある。
なお、図示例では金網が使用されているが、これに代えて、枠付のネットや、スダレ等を使用することも考えられる。又、使用される金網,その他よりなる通気面9の寸法,大きさについては、通常は、四つ折の正方形に折り畳まれるハンカチ2に見合ったものとなるが、これによらず、ハンカチ2を全く折り畳むことなく、そのままの大きさの正方形に見合ったものとしてもよい。
図3の(4)図に示した参考例は、このようになっている。
《図4について》
まず、図4の(1)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1の収納体3は、取付具4付であると共に、ポリウレタン等のスポンジ製よりなると共に、出し入れ口5を介し内部に、ハンカチ2を収納するに足るスペースが、くり抜きれている。
このハンカチ入れ1の収納体3は、スポンジにて全体的に通気面9が形成されており、もって、濡れたハンカチ2からの水分の吸収に優れており、ハンカチ2の乾燥が特に促進される、という利点がある。又、スポンジ製なので、自体の洗浄性にも特に優れている。更に、各種の形状、例えば、動物,身の廻り品,食品,乗り物等に、容易に加工,製作可能である、という利点もある。
図4の(1)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図4の(2)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1の収納体3は、取付具4付であると共に、植物の乾燥されたヘチマ製よりなる。そして、ハンカチ2の出し入れ口5から内部の中心付近へと、縦に切り込みが、形成されており、ハンカチ2は、出し入れ口5から内部へと埋込み収納される。
そして、このハンカチ入れ1の収納体3は、切り込まれたヘチマの弾性により、容易に埋込まれたハンカチ2を把持することができ、取り扱いに便利であると共に、ヘチマ製なので特に洗浄性に優れており、素材面でも自然野菜を活用するので環境面に優れている。
図4の(2)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図4の(3)図に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1の収納体3は、取付具4付であると共に、頂面がハンカチ2の出し入れ口5として開口され、底面が閉鎖された筒状の通気面9にて、形成されている。そして、収納されたハンカチ2の上部が、外部露出する縦寸法に設定されており、収納されたハンカチ2が、上部を手で摘むことにより容易に取出し可能となっている。
このハンカチ入れ1は、トイレ等でのハンカチ2の使用に際し、濡れた手でハンカチ2のみを、外部露出した上部から取出して、手を拭けるという利点がある。つまり濡れた手で、ハンカチ2以外の物に一切触れることなく、直ちにハンカチ2のみを取出せる、という利点がある。そしてその際、バッグ等や衣服を濡らすことがなくなる。
図4の(3)図に示した参考例は、このようになっている。
次に、図4の(4)図に示した本発明の例について、説明する。
この例のハンカチ入れ1の収納体3は、取付具4付であると共に、通気面9の通気穴7の外側を、フラップ20が垂下付設されて覆っている。そして、このフラップ20は、略羽翼状をなし、歩行に伴い内外に揺動して、収納されたハンカチ2への送風機能を発揮する。
すなわち、収納体3の表裏両面が通気面9となっており、それぞれその外側に、上端が収納体3に止着された柔軟材よりなるフラップ20が、幕状に垂下付設されている。そして、このフラップ20は、歩行に伴い内外にパタパタ揺れる内外揺動に伴い、収納体3内部への強制送風機能を発揮する。もって、濡れたハンカチ2の乾燥が一段と促進される、という利点がある。
更に、収納体3の外観形状を鳥の形とすれば、文字通りフラップ20がその羽として位置し、もって趣味感に極めて富む、という利点がある。
図4の(4)図に示した例は、このようになっている。
《図5について》
次に、図5に示した参考例について、説明する。
この参考例のハンカチ入れ1の収納体3は、表面中央に取付具4が付設されると共に(図5の(2)図を参照)、全体が、広げた折り畳まないハンカチ2に見合った大きさの正方形よりなる。例えば、ポリプロピレン製の1枚のメッシュ地が、このような収納体3の通気面9として用いられる。
そして、その裏面側の4隅に、ハンカチ2の止め具21がそれぞれ付設されており、ハンカチ2は、その4隅が各止め具21にて止着,取り付け,収納される。
もって、このようにハンカチ2を収納した収納体3は、例えば図5の(2)図に示したように、取付具4にて身体側6のベルト22等に、取付けられて吊り下げられる。そしてハンカチ2の使用時には、収納体3のメッシュ通気面9の内側に収納されたハンカチ2を、下側に形成される出し入れ口5から捲り出して使用に、供される。
このハンカチ入れ1は、このように、トイレ等でのハンカチ2の使用に際し、濡れた手でハンカチ2のみを取り出して、手を拭けるという利点がある。つまり濡れた手で、ハンカチ2以外の物に一切触れることなく、直ちにハンカチ2を使用できる、という利点がある。その際、バッグ等や衣服を濡らすことがなくなる。
図5の参考例は、このようになっている。
本発明に係る携帯用のハンカチ入れについて、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、1例の全体の斜視説明図である。 (1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、同参考例の要部の側面説明図である。(3)図は、本発明には属さない他の参考例の要部の斜視説明図である。(4)図は、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、本発明の例の要部の斜視説明図、(5)図は、同本発明の例で使用するホルダーや外被せの斜視説明図である。 (1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、同参考例の要部の側面説明図である。(3)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。(4)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。 (1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。(3)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図である。図4の(4)図は、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、本発明の例の要部の斜視説明図である。 (1)図は、本発明には属さない参考例の要部の斜視説明図、(2)図は、同参考例の使用状態の斜視説明図である。
1 ハンカチ入れ
2 ハンカチ
3 収納体
4 取付具
紐,チェーン,又はベルト
上係止具
下係止具
5 出し入れ口
6 身体側
7 通気穴
8 ハンドバッグ
9 通気面
10 非通気面
11 ファスナー
12 第2収納体
13 口金
14 留金
15 ホルダー
16 外被せ
17 ヒンジ
18 帯部
19 ゴム糸部
20 フラップ
21 止め具
22 ベルト

Claims (1)

  1. 外出時等にハンカチを入れて持ち歩くためのハンカチ入れであって、通気性を備えた収納体と、該収納体の身体側への取付具と、を有しており、使用後の濡れたハンカチを、該収納体に収納して自然乾燥可能となっており、もって再使用も可能とし、
    該収納体は、ハンカチの出し入れ口を備えた小バッグ状をなし、ハンカチが折り畳んで収納され、該取付具にて身体側に取付けられて吊り下げられ、
    肉厚の薄い該収納体の表裏両面つまり表面・外側と身体側・裏面が、通気性を備えた通気面にて形成されており、
    吊り下げ用の該取付具としては、紐,チェーン,ベルト,又はその他の柔性杆体が用いられており、
    かつ該収納体は、内部にホルダーが内蔵されており、該ホルダーは、カーラー状つまり開放円筒構造のものが使用され、ハンカチの巻付け収納用として機能し、もって該収納体を一段と通気性に富ませ、ハンカチの乾燥を一段と促進させ、
    更に該収納体は、表裏両面の通気面の外側を、それぞれフラップが垂下付設されて覆っており、
    該フラップは、上端が該収納体に止着された柔軟材よりなり、略羽翼状をなし、歩行に伴い内外に揺れ内外揺動して、該収納体内部への強制送風機能を発揮し、もってハンカチの乾燥を一段と促進させること、を特徴とする携帯用のハンカチ入れ。
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