JP2023111102A - 熱間圧延鋼帯の巻取り方法、コイラーおよび熱間圧延鋼帯の製造方法 - Google Patents

熱間圧延鋼帯の巻取り方法、コイラーおよび熱間圧延鋼帯の製造方法 Download PDF

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和也 横田
Kazuya Yokota
真行 加藤
Masayuki Kato
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Abstract

【課題】張力を付与しながら熱間圧延鋼帯をマンドレルに巻き取る際に、コイルの巻き姿や通板性に悪影響を与えずに有効なネッキング防止効果が得られる。【解決手段】熱間圧延されて所定速度で搬送されている鋼帯の先端をマンドレルに巻き付け、張力を付与しながら前記鋼帯を前記マンドレルに巻き取るにあたり、前記鋼帯先端の前記マンドレルへの巻き付き開始から前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が所定値以下になるまで、前記鋼帯に付与する張力を定常時の設定張力より小さい所定値に設定し、前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が前記所定値以下になって以降は定常時の設定張力に設定する方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、張力を付与しながら、熱間圧延された鋼帯をマンドレルに巻き取り開始する方法、その方法に適したコイラー、および、熱間圧延鋼帯の製造方法に関する。
従来から、鉄鋼分野において、千数百℃程度に加熱した金属材料を一対のロールの挟圧作用および回転作用によって薄く延ばし、その後、この圧延した帯状の金属材料(以下、ストリップという)をコイル状に巻き取るライン、所謂、熱間圧延ラインが広く知られている。
熱間圧延ラインでは、一般に、図4に示すように、加熱後の鋼片を所望の厚さに圧延する仕上ミル1の後段に、ピンチロール2およびコイラー3が配置され、仕上ミル1から送出されたストリップ4をピンチロール2の回転作用によってコイラー3へ導き、その後、コイラー3の回転によってストリップ4を順次巻き取る。なお、このコイラー3の回転心棒としては、通常、マンドレル5が用いられ、駆動源6によってマンドレル5を回転させることによって、コイラー3はストリップ4を巻き取ることができる。
このような熱間圧延ラインにおいては、ストリップ4の先端が仕上ミル1から送出されてからピンチロール2を介してコイラー3に巻き付くまでの期間、コイラー3がストリップ4を適切に巻き取り始めるようにするために、マンドレル5の回転速度を鋼帯1の供給速度より速く設定しておいて、ストリップ4の先端がマンドレル5に巻き付いた時点でストリップ4に所定の張力が付与されるようにしてある。
このような熱間圧延鋼帯の巻取り方法においては、特に、低炭素鋼で厚さが例えば3mm以下と薄い場合には、鋼帯の先端がマンドレルに巻き付いてマンドレルに負荷トルクが発生したタイミングで、仕上圧延機の最終スタンドを出た直後の位置(温度が700~9
00℃と非常に高くなっている部分)にネッキング(鋼帯の幅および厚さが局部的に小さくなること)が生じ易いという問題点がある。鋼帯の巻取り時初期には、図3に示すように巻取り開始t0からマンドレルの速度と鋼帯の速度とが一致するtsまで定常時の鋼帯にかかる張力Fより高いFMAXの張力がかかることになる。この超過の張力FEX(=FMAX-F)によって、ネッキングが発生する。
なお、このようなネッキングを防止する従来技術として、例えば、特許文献1は、鋼帯に付与する張力を、鋼帯の先端がマンドレルに巻き付いた時刻から初期巻き付け完了時刻の間は、定常時の設定張力(定常値)より小さい初期値とし、さらに所定巻き数の巻き付けを終了した(巻き付け状態が安定化した)時刻までの間は、初期値から定常値まで一定の変化率で漸増させる熱間圧延鋼帯の巻取り方法を開示している。
特開平11-188422号公報
上記従来技術には以下の問題があった。
特許文献1に開示の技術では、初期値に低減した設定張力を定常時の設定張力に戻すタイミングを所定巻き数、もしくは所定時間で制御している。実際に鋼帯に対し過大な張力がかかってしまう期間は、マンドレルに鋼帯が巻き付いてからマンドレルが鋼帯と同速度になるまでである。この期間は材料毎によってバラツキがあり、所定巻き数や所定時間での制御では適切な張力設定にすることができず、想定の張力より大きな張力で巻き取ってしまう、もしくは想定の張力より小さい張力で巻き取ってしまい、ネッキングの抑止だけでなく巻き形状の悪化を招いてしまうという課題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、張力を付与しながら熱間圧延鋼帯をマンドレルに巻き取る際に、コイルの巻き姿や通板性に悪影響を与えずに有効なネッキング防止効果が得られる方法、その方法に適したコイラー、および、熱間圧延鋼帯の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するための、本発明にかかる熱間圧延鋼帯の巻取り方法は、熱間圧延されて所定速度で搬送されている鋼帯の先端をマンドレルに巻き付け、張力を付与しながら前記鋼帯を前記マンドレルに巻き取るにあたり、前記鋼帯先端の前記マンドレルへの巻き付き開始から前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が所定値以下になるまで、前記鋼帯に付与する張力を定常時の設定張力より小さい所定値に設定し、前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が前記所定値以下になって以降は定常時の設定張力に設定することを特徴とする。
また、本発明にかかるコイラーは、熱間圧延された鋼帯を巻き取るマンドレルと、前記マンドレルを所定の速度で回転させるマンドレル駆動電動機と、前記マンドレルの回転速度検出手段と、前記鋼帯の搬送速度検出手段と、前記鋼帯の張力制御装置と、前記マンドレルの回転を制御するための前記マンドレル駆動電動機への電流制御装置と、を備え、前記張力制御装置が、前記鋼帯の巻き付き開始から前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が所定値以下になるまで、定常時の設定張力より小さい所定値の張力を鋼帯に付与するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる熱間圧延鋼帯の製造方法は、上記熱間圧延鋼帯の巻き取り方法を用いて、前記鋼帯の先端を前記マンドレルで巻き取る工程を含むことを特徴とする。
本発明にかかる熱間圧延鋼帯の巻取り方法およびコイラーによれば、張力を付与しながら熱間圧延鋼帯をマンドレルに巻き取る熱間圧延鋼帯の巻取り方法において、コイルの巻き姿や通板性に悪影響を与えずに有効なネッキング防止効果が得られるという効果を奏する。
また、本発明の熱間圧延金属帯の製造方法によれば、上記熱間圧延鋼帯の巻取り方法を用いるものであるので、ストリップの品質向上と、高い生産性を並立させることが可能となる。
本発明の一実施形態にかかる熱間圧延鋼帯の巻取り時初期における、(a)は、張力設定値と時刻との関係を示すグラフであり、(b)は、マンドレル速度Vおよび鋼帯速度Vの時間変化を表すグラフである。 上記実施形態にかかる熱間圧延鋼帯の巻取り時初期における張力の低減率と鋼帯のネッキングによる幅減少率の関係を表すグラフである。 従来の熱間圧延鋼帯の巻取り時初期における、(a)は、鋼帯にかかる張力Fと時刻との関係を示すグラフであり、(b)は、マンドレル速度Vおよび鋼帯速度Vの時間変化を表すグラフである。 本発明の一実施形態にかかるコイラーを含む熱間圧延鋼帯の巻取り方法を示す概略構成図である。 コイルの巻姿異常を例示する模式図であって、(a)は斜視図を表し、(b)は正面図を表す。
以下に、添付図面を参照して、本発明にかかるコイラーおよび熱間圧延鋼帯の巻取り方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態にかかるコイラーの構成について説明する。図4は、本発明の一実施形態にかかるコイラーを含む熱間圧延鋼帯の巻取り方法を示す概略構成図である。この実施の形態にかかる巻取制御装置10は、図4に示す熱間圧延ラインの仕上ミル1から送出された鋼帯4をコイラー3のマンドレル5によって巻き取り開始する際、マンドレル3の回転速度Vと鋼帯速度Vとを比較して張力設定のための電流値を制御する装置である。
すなわち、図4に示すように、本実施形態にかかる巻取制御装置10は、マンドレル5を回転させる駆動電動機6とトルク指令信号に応じて駆動電動機6に流す電流を制御する電流制御装置8とマンドレル5の回転速度検出器とを持つ駆動部と、マンドレル5の回転速度を線速度に変換したうえで鋼帯の速度Vと比較し電流制御装置8に所定の電流値を流すように指令する張力制御装置7と、を備えている。
本実施形態では、張力制御装置7は、図1に示すように、鋼帯4の先端がマンドレル5に巻き付いた時刻t0から、マンドレルの線速度Vと鋼帯の速度Vとの差が所定値ΔV以下になる時刻t1まで定常時の張力Fより小さいFの張力を設定するように電流制御装置8に指令する。所定値ΔVは、鋼帯の特性、板厚や板幅、成分組成、仕上げ圧延温度、張力の低減率F/Fなどと鋼帯の巻姿の健全性とから定めることが好ましく、0以上とする。所定値ΔVの上限は、好ましくは、鋼帯の巻き付き前のマンドレル速度Vと鋼帯速度Vとの差から算出されるリード率x(%)(但し、x=100×(V-V)/V)に対し、10%である。つまり、ΔV=(10/100)×(x/100)×Vが上限となる。ちなみに、リード率xは5~50%が操業安定性から好ましく、8~12%がより好ましい。ここで、マンドレルの線速度Vは、マンドレルの回転速度とマンドレル中心から巻き取られている鋼帯の最外層の板厚中心までの距離で計算することとする。また、張力の低減率F/Fも鋼帯特性や操業条件、鋼帯の巻姿への影響から定めることが好ましい。あまりに張力を低減すると鋼帯の巻姿が異常(例えば図5の5A)となるおそれがある。張力の低減率F/Fは、80%以上、98%以下とすることが好ましく、83%以上、90%以下がより好ましい。
本実施形態を適用し、マンドレルの線速度Vと鋼帯の速度Vとの差ΔVが0となる条件で、巻取り開始t0から時刻t1までの張力低減率F/Fの百分率と鋼帯のネッキングによる幅減少量(mm)の関係を図2に示す。一般的なSPCCの板厚2mmの鋼帯を用いた。従来法による初期の張力設定値FをFとし、定常値と同じにした場合、約3.3mmの幅減少となっていたのに対し、本実施形態に基づき、張力低減率を85%に設定することにより、幅減少量を約1.7mmに低減できた。また、コイルの巻姿に異常は見られなかった。
10 巻取制御装置
1 仕上ミル
2 ピンチロール
3 マンドレル
4 鋼帯
5 コイル
5A 巻姿の異常部
6 マンドレル駆動電動機
7 張力制御装置
8 マンドレル電流制御装置
9 マンドレル回転速度検出器
FD 搬送方向
鋼帯速度

Claims (3)

  1. 熱間圧延されて所定速度で搬送されている鋼帯の先端をマンドレルに巻き付け、張力を付与しながら前記鋼帯を前記マンドレルに巻き取るにあたり、
    前記鋼帯先端の前記マンドレルへの巻き付き開始から前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が所定値以下になるまで、前記鋼帯に付与する張力を定常時の設定張力より小さい所定値に設定し、
    前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が前記所定値以下になって以降は定常時の設定張力に設定する、熱間圧延鋼帯の巻取り方法。
  2. 熱間圧延された鋼帯を巻き取るマンドレルと、
    前記マンドレルを所定の速度で回転させるマンドレル駆動電動機と、
    前記マンドレルの回転速度検出手段と、
    前記鋼帯の搬送速度検出手段と、
    前記鋼帯の張力制御装置と、
    前記マンドレルの回転を制御するための前記マンドレル駆動電動機への電流制御装置と、を備え、
    前記張力制御装置が、前記鋼帯の巻き付き開始から前記マンドレルの速度と前記鋼帯の搬送速度との差が所定値以下になるまで、定常時の設定張力より小さい所定値の張力を鋼帯に付与するように構成されている、コイラー。
  3. 請求項1に記載の熱間圧延鋼帯の巻き取り方法を用いて、前記鋼帯の先端を前記マンドレルで巻き取る工程を含む、熱間圧延鋼帯の製造方法。
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