JP2023110509A - デジタルキーシステム及び省電力化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルキーシステムで消費される電力を省電力化できるデジタルキーシステム及び省電力化方法を提供する。【解決手段】デジタルキーシステム19は、端末18に登録されたデジタルキーDkを、認証装置21との間の近距離無線通信を介して認証する。デジタルキーDkの認証が成立した場合、認証装置21から制御装置8への電波送信が可能となって、利用対象物2が作動可能となる。監視部33は、制御装置8において電子キーシステム6の電波送信を実行する送信部10の送信電波Saを監視する。切替部34は、監視部33によって監視される送信電波Saの送信状態に基づき、認証装置21の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルキーシステム及び省電力化方法に関する。
従来、スマートフォンを車両キーとして用いる電子キーシステムが周知である(例えば、特許文献1参照)。スマートフォンと車両との間の通信には、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)が使用されている。
特開2015-41853号公報
この種の電子キーシステムの場合、車両の周囲にスマートフォンが存在するか否かの確認のために、車両の通信モジュールからアドバタイズが定期送信される。スマートフォンを所持したユーザが車両に近づいてスマートフォンがアドバタイズを受信すると、ブルートゥース通信が通信接続の状態に移行する。通信接続の状態へ移行後、スマートフォンの認証が実行される。そして、認証完了状態に移行すると、車両の使用が許可又は実行される。
ところで、車両の通信モジュールは、スマートフォンと通信接続の状態に移行後、通信エリア外にスマートフォンが出ない限り、通信接続の状態を維持する。このため、ユーザがスマートフォンで車両ドアを施錠して立ち去った場合に、車内に別のスマートフォンが置き忘れられていると、車両の通信モジュールは、置き忘れられたスマートフォンとの通信接続の状態を維持してしまう。よって、車両の通信モジュールに車載バッテリの電力が無駄に消費されてしまうため、バッテリ上がりの懸念があった。
前記課題を解決するデジタルキーシステムは、ユーザの利用対象物に設けられた認証装置と、外部からデジタルキーが登録された端末とを近距離無線通信させて前記デジタルキーを認証し、前記デジタルキーの認証が認証完了状態に移行した場合に、前記認証装置から、電子キーを照合可能な電子キーシステムの制御装置への電波送信を可能として、前記利用対象物を作動可能にする構成であって、前記制御装置において前記電子キーシステムの電波送信を実行する送信部の送信電波を監視する監視部と、前記監視部によって監視される前記送信電波の送信状態に基づき、前記認証装置の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替える切替部とを備えている。
前記課題を解決する省電力化方法は、ユーザの利用対象物に設けられた認証装置と、外部からデジタルキーが登録された端末とを近距離無線通信させて前記デジタルキーを認証し、前記デジタルキーの認証が認証完了状態に移行した場合に、前記認証装置から、電子キーを照合可能な電子キーシステムの制御装置への電波送信を可能として、前記利用対象物を作動可能にするデジタルキーシステムに使用される方法であって、前記制御装置において前記電子キーシステムの電波送信を実行する送信部の送信電波を監視することと、監視される前記送信電波の送信状態に基づき、前記認証装置の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替えることとを前記デジタルキーシステムに実行させる。
本発明は、デジタルキーシステムで消費される電力を省電力化できる。
第1実施形態のキーシステム(デジタルキーシステム)の構成図である。 端末を認証するときの手順図である。 デジタルキーシステムでドアをロックするときの説明図である。 デジタルキーシステムでエンジンを始動するときの説明図である。 駐車状態の車両に他の端末を置き忘れたときの具体図である。 認証装置の作動モードの状態遷移図である。 第2実施形態の認証装置の作動モードの状態遷移図である。
(第1実施形態)
以下、本開示の第1実施形態を説明する。
[キーシステム1の具体的構成]
図1に示すように、ユーザの利用対象物2は、ユーザが所持するキー3を無線通信によって認証するキーシステム1を備えている。キーシステム1は、キー3の認証結果に基づき、利用対象物2に搭載された搭載装置4の作動を許可又は実行する。キーシステム1は、キー3としての電子キー5を照合する電子キーシステム6を含む。電子キーシステム6は、利用対象物2からの通信を契機に電子キー5を照合するスマートシステムであることが好ましい。利用対象物2は、例えば、車両7である。電子キー5は、主としてキー機能を有するキーである。
スマートシステムの場合、利用対象物2からキー3への電波送信にLF(Low Frequency)帯の電波が使用され、電子キー5から利用対象物2への電波送信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波が使用される。すなわち、スマートシステムの場合、利用対象物2の周囲にLF帯の電波によって形成された通信エリアに電子キー5が進入すると、利用対象物2及び電子キー5の間でLF-UHF通信による電子キー5の認証の通信が実行される。
電子キーシステム6は、電子キー5の認証を実行する制御装置8を備えている。制御装置8は、例えば、電子キー5の正否をID照合によって実行する照合ECU(Electronic Control Unit)である。制御装置8のメモリ(図示略)には、利用対象物2に登録された電子キー5の認証情報Didが登録されている。この認証情報Didは、電子キー5のメモリ(図示略)にも登録されている。認証情報Didは、例えば、電子キー5の各々に割り振られたIDコード、認証時の暗号通信で使用する暗号鍵を含む。
制御装置8は、通信部9を介して電子キー5と認証の無線通信を実行する。通信部9は、例えば、制御装置8において電子キーシステム6の電波送信を実行する送信部10と、電子キー5からの電波を受信する受信部11とを含む。また、利用対象物2に室内外の切り分けがある場合、送信部10は、室外に電波送信を実行する室外送信部10aと、室内に電波送信を実行する室内送信部10bとを含む。制御装置8は、無線通信によって電子キー5の認証情報Didを認証することにより、電子キー5の正否を確認する。
制御装置8は、利用対象物2に設けられた通信線12を介して、搭載装置4に接続されている。搭載装置4は、例えば、ドア13の施解錠を制御するドアロック制御装置14、ステアリングロック装置、エンジン制御装置などがある。通信線12は、例えば、CAN(Controller Area Network)や、LIN(Local Interconnect Network)である。
スマートシステムの場合、制御装置8は、送信部10から周期的にLF帯の電波を送信して、電子キー5が存在するか否かを監視する。電子キー5は、制御装置8から送信された電波を受信すると、UHF帯の電波で応答を送信する。このようにして、電子キー5及び制御装置8の通信(スマート通信)が確立すると、電子キー5の認証情報Didを確認する照合(スマート照合)が実行される。制御装置8は、電子キー5の認証情報Didを認証すると、搭載装置4の作動を許可又は実行する。
制御装置8は、室外送信部10aから送信した電波で電子キー5から応答を受けて実行されるスマート照合(室外スマート照合)が成立する場合、ドア13の施解錠を許可する。よって、車外ドアハンドルがタッチ操作された場合には、ドア13の施解錠が実行される。また、制御装置8は、室内送信部10bから送信した電波で電子キー5から応答を受けて実行されるスマート照合(室内スマート照合)が成立する場合、利用対象物2の電源遷移操作を許可する。よって、車両7の場合、運転席に設けられたエンジンスイッチ15がプッシュ操作された場合には、車両電源の電源状態が切り替わる。
[デジタルキーシステム19の構成]
図1に示す通り、キーシステム1は、例えば、近距離無線通信によってキー3としての端末18を認証して利用対象物2を作動させるデジタルキーシステム19を含む。端末18は、例えば、高機能携帯電話(多機能端末、モバイル端末)であることが好ましい。デジタルキーシステム19は、外部からデジタルキーDkを端末18に登録することにより、端末18を利用対象物2の鍵として用いるシステムである。このように、デジタルキーシステム19は、利用対象物2の専用キーを鍵とするのではなく、端末18を鍵として利用対象物2を使用する。車両7は、例えば、ユーザ自身が所有する個人車両でもよいし、或いは、1台を複数人で共用するシェアリングカーのいずれでもよい。
デジタルキーDkは、例えば、使用が1度のみ、或いは、一定期間のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましい。デジタルキーDkは、例えば、サーバからのダウンロード、マスターキーからの無線による取得、コード情報の画像読み取りなどの各種方式によって、端末18にダウンロードされることが好ましい。デジタルキーDkは、市場において外部から端末18にダウンロードされてもよいし、出荷時に予め書き込まれていてもよい。
近距離無線通信は、PAN(Personal Area Network:パーソナルエリアネットワーク)通信、又は、短距離無線通信のいずれでもよい。パーソナルエリアネットワーク通信には、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信、UWB(Ultra Wide Band)通信、Wi-Fi(登録商標)通信などがある。また、ブルートゥース通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)であることが好ましい。短距離無線通信は、RFIDの一種として、例えば、NFC(Near Field Communication)などがある。
デジタルキーシステム19は、端末18の認証を実行する認証装置21を備えている。認証装置21は、近距離無線通信を介して端末18の認証を実行する認証部22を備えている。認証部22は、認証装置21に設けられた無線モジュール23を介して、端末18と近距離無線通信による認証を実行する。無線モジュール23は、例えば、車体右側、車体左側、車内など、複数箇所に配置されることが好ましい。認証装置21は、製造時に利用対象物2に予め設置される部品、或いは、市場で後付けされる用品のいずれでもよい。
デジタルキーシステム19は、近距離無線通信によって通信される電波に基づき端末18の位置を判定する位置判定部24を備えている。位置判定部24は、認証装置21に設けられている。位置判定部24は、電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)から端末18の位置を判定することが好ましい。位置判定部24は、端末18及び無線モジュール23ごとに測定された受信信号強度の大小関係に基づき、利用対象物2に対する端末18の位置を判定する。利用対象物2に室内外の切り分けがある場合、位置判定部24は、端末18が室内及び室外のいずれに位置するのかを判定することが好ましい。具体的には、車両7に対して、端末18が運転席側車外、助手席側車外、車内のいずれに位置するのかを判定することが好ましい。
認証装置21は、制御装置8とスマート通信を実行するスマート機能部25を備えている。スマート機能部25は、端末18が認証部22によって認証された場合に、制御装置8との通信が実行可能となる。スマート機能部25は、電子キー5と同様の作動を実行するデバイスである。このため、スマート機能部25は、制御装置8との間で、制御装置8からの通信を契機とするスマート通信(スマート照合)や、スマート機能部25からの通信を契機とするワイヤレス通信を実行できるようになる。
[端末18の認証手順]
図2に示すように、ステップ101において、認証装置21は、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。なお、アドバタイズは、例えば、パケットデータの一種であって、認証装置21から定期又は不定期で送信される。
ステップ102において、端末18は、認証装置21から送信されるアドバタイズを受信すると、スキャン処理を実行する。なお、端末18は、例えば、アドバタイズを受信したときの受信信号強度が規定値以上となった場合に、スキャン処理を開始することが好ましい。このとき、端末18は、スキャン処理後、近距離無線通信の詳細に係る提供の要求として、接続要求を認証装置21に送信する。
ステップ103において、端末18及び認証装置21は、以上のやり取りを遂行すると、近距離無線通信が接続された状態、すなわち通信接続の状態に移行する。
ステップ104において、端末18及び認証装置21は、近距離無線通信が通信接続の状態に移行すると、端末18の認証を実行する。本例の場合、例えば、端末18は、認証装置21からの要求に応答して、自身のメモリ(図示略)に登録されているデジタルキーDkを、近距離無線通信によって認証装置21に送信する。
認証装置21は、端末18からデジタルキーDkを受信すると、認証部22でデジタルキーDkの認証を実行する。本例の場合、認証部22は、デジタルキーDkを正しく復号できるなどして、デジタルキーDkの認証が成立に移行した場合、例えば、利用対象物2の利用時間に関係する時間情報(例えば、予約情報など)、以降の近距離無線通信で使用するセッション鍵、端末18の固有のIDである端末IDなどを取得することができる。一方、認証部22は、デジタルキーDkが正しくない、或いは、時間情報に含まれる利用開始時間が正しくなければ、処理を強制終了して、利用対象物2の使用を許可しない。
ステップ105において、端末18及び認証装置21は、デジタルキーDkが認証された場合、認証成立を認識した認証完了状態となる。認証完了状態とは、端末18及び認証装置21の双方が互いに共通のセッション鍵や端末IDを知る状態をいう。これにより、利用対象物2の利用、具体的には、車両7のドア13の施解錠操作、ステアリングロック装置の解錠、車両電源の遷移操作(エンジン始動操作)などが可能となる。
ステップ106において、端末18及び認証装置21は、認証完了状態に移行後、近距離無線通信の確立が維持されているか否かの確認の通信を実行する。本例の場合、端末18及び認証装置21の各々は、所定の周期の間隔(コネクションインターバル)で周期電波Stを送信し、この周期電波Stに対する応答を受信できるか否かを確認することにより、通信確立が維持されているか否かを監視する。すなわち、端末18が所定の周期間隔で周期電波Stを送信し、この周期電波Stに対する応答を受信できれば、通信確立が維持されていると判断し、同様の処理を認証装置21も実行する。
端末18は、自身が送信する周期電波Stに対する応答を認証装置21から受信できなくなると、通信を切断する。また、認証装置21は、自身が送信する周期電波Stに対する応答を端末18から受信できなくなると、通信を切断する。周期電波Stの応答有無の確認は、端末18と通信が確立した無線モジュール23の各々で実行される。
位置判定部24は、端末18及び認証装置21が近距離無線通信している際、端末18の位置判定を実行する。本例の場合、位置判定は、例えば、コネクションインターバルの周期通信の際に実行されることが好ましい。具体的には、端末18は、近距離無線通信時、コネクションインターバル間隔で送信される周期電波Stについて、通信距離に関係するパラメータを測定する。本例の場合、このパラメータは、電波の受信信号強度である。そして、端末18は、測定した受信信号強度のデータを、通信相手の無線モジュール23に返信する。無線モジュール23は、受信した受信信号強度データを、モジュールIDと紐付けて、認証装置21に出力する。この処理は、各々の無線モジュール23において実行される。位置判定部24は、無線モジュール23の各々から取得した受信信号強度データに基づき、端末18の位置を判定する。
なお、位置判定は、例えば、1つの通信の組で電波が複数回送信されるのであれば、複数の受信信号強度から電波特性の特性値を求め、この特性値を基に位置判定を実行してもよい。この場合の特性値は、例えば、平均値、加重平均、算術平均、相乗平均、調和平均など、種々のパラメータがある。さらに、位置判定に用いる電波は、端末18及び認証装置21の間でやり取りされる電波であれば、どのタイミングで送信される電波を使用してもよい。
認証装置21は、認証完了状態となった端末18が車外に位置すると位置判定部24によって判定されている場合、室外認証(室外デジタルキー認証)を成立とし、利用対象物2である車両7のドア13の施解錠を許可する。これにより、車外認証が成立する場合に、所定の施解錠操作が実行されれば、ドア13の施解錠が実行される。所定の施解錠操作は、例えば、端末18に画面表示されたボタンをタッチ操作すること、ドア13の車外ドアハンドルにおいて所定箇所をタッチ操作することなどが挙げられる。
認証装置21は、認証完了状態となった端末18が車内に位置すると位置判定部24によって判定されている場合、室内認証(室内デジタルキー認証)を成立とし、利用対象物2の電源遷移操作を許可する。このため、利用対象物2が車両7の場合、車外認証が成立していれば、ブレーキペダル(図示略)が踏み込み操作された状態で運転席のエンジンスイッチ15がプッシュ操作されると、車両7のエンジンが始動される。
[ドアロック操作の具体例]
図3に、一例として、ドア13をロックするときのシステム作動図を図示する。認証装置21は、例えば、端末18との室外認証が成立している場合、送信部10(具体的には、室内送信部10b)の電波(LF電波)に対する応答は不可でありつつもユーザ操作を契機とした電波送信が可能な第1状態をとる。本例の場合、第1状態は、ドア13の施解錠操作が許可された状態(ドア施解錠許可状態)である。しかし、第1状態の場合、車両電源の遷移操作、すなわち、エンジン始動操作については、まだ許可されていない。
ドア13をロックする場合、ユーザは、端末18の画面28にロックボタン29を表示する操作を実行する。画面28上のロックボタン29がタッチ操作されると、端末18から施錠要求Sloが近距離無線通信によって認証装置21に送信される。このように、電波送信の契機となるユーザ操作は、端末18に画面表示されたロックボタン29をタッチ操作することである。なお、ユーザ操作は、ドア13の車外ドアハンドルの所定箇所をタッチ操作することとしてもよい。
認証装置21は、第1状態のとき、端末18から施錠要求Sloを受信すると、スマート機能部25から、作動要求S1をUHF帯の電波で送信するワイヤレス通信を実行する。この場合、作動要求S1は、施錠を要求するコマンドと、スマート機能部25の認証情報Did(図示略)とを含む。制御装置8は、作動要求S1を受信部11で受信すると、施錠コマンドに従い、施錠指示を搭載装置4のドアロック制御装置14に出力する。ドアロック制御装置14は、この施錠指示に基づき、ドア13を施錠する。以上により、アンロック状態のドア13がロック状態に切り替えられる。なお、ドア13のアンロックは、ロック時の動作と同様であるので、説明を省略する。
[エンジン始動操作の具体例]
図4に、一例として、車両7のエンジンを始動させるときのシステム作動図を図示する。認証装置21は、例えば、端末18との室内認証が成立している場合、送信部10(具体的には、室内送信部10b)の電波(LF電波)に応答して電波送信が可能な第2状態をとる。本例の場合、第2状態は、車両電源の遷移操作、すなわち、エンジン始動操作が許可された状態(エンジン始動許可状態)である。
エンジンを始動する場合、ユーザは、ブレーキペダルを踏み込んだ状態で、運転席に設けられたエンジンスイッチ15をプッシュ操作する。エンジンスイッチ15がプッシュ操作されると、制御装置8及び認証装置21の間でスマート通信が実行される。すなわち、制御装置8は、認証装置21のスマート機能部25との間でスマート照合を実行する。
認証装置21は、制御装置8とのスマート通信時、自身が第2状態をとっていれば、スマート機能部25を介して、スマート照合を実行する。このとき、スマート機能部25は、自身に登録されている認証情報Did(図示略)に基づき、スマート照合を実行する。そして、制御装置8は、スマート機能部25に登録された認証情報Didが正しいことを確認すると、スマート照合を成立とし、車両電源の遷移操作を許可する。これにより、エンジン始動が許可される。
[バッテリ32の省電力化機能]
図1に示す通り、利用対象物2は、利用対象物2に搭載された電装品に電力を供給するバッテリ32を備えている。バッテリ32は、利用対象物2が車両7の場合、車載バッテリである。本例の場合、バッテリ32は、例えば、搭載装置4、制御装置8、通信部9、及び認証装置21の電源として使用される。
デジタルキーシステム19は、認証装置21で消費される電力を低減させてバッテリ32の省電力化を図る機能(バッテリ32の省電力化機能)を備えている。本例のバッテリ32の省電力化機能は、例えば、送信部10(本例は、室内送信部10b)の電波送信の状態を監視し、送信部10から電波送信が実行されていなければ、認証装置21の作動モードを低消費モードに切り替えて、バッテリ32の省電力化を図る機能である。
本例の場合、デジタルキーシステム19は、送信部10の送信電波Saを監視する監視部33を備えている。監視部33は、認証装置21に設けられている。監視部33は、利用対象物2の室内を通信エリアとする送信部10(室内送信部10b)の送信電波Saを監視する。送信電波Saは、スマート通信のLF帯の電波であって、具体的には、電子キー5や、認証装置21のスマート機能部25を起動させることが可能なウェイク信号であることが好ましい。
デジタルキーシステム19は、監視部33の監視結果に基づき認証装置21の作動モードの切り替えを実行する切替部34を備えている。切替部34は、認証装置21に設けられている。切替部34は、監視部33によって監視される送信電波Saの送信状態に基づき、認証装置21の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替える。本例の場合、切替部34は、送信電波Saが一定時間受信されない場合、認証装置21の作動モードを低消費モードに切り替える。
低消費モードは、例えば、認証装置21からアドバタイズを送信しない状態であることが好ましい。起動モードは、例えば、「アドバタイズ送信中の状態」と「接続中の状態」とのいずれかがある。アドバタイズ送信中の状態は、接続状態への移行前に、認証装置21からアドバタイズを繰り返し送信する状態をいう。接続中の状態は、端末18及び認証装置21の近距離無線通信が接続に移行した後の状態(図2のステップ103以降のいずれかの状態)をいう。
[作用]
次に、本実施形態のデジタルキーシステム19(省電力化方法)の作用について説明する。なお、以降の具体例では、利用対象物2を車両7として説明する。
図5に示すように、車両7のキーである端末18を所持してユーザが降車し、車両7のドア13をロックして立ち去ったとする。このとき、駐車状態となった車両7の室内に他の端末36が置き忘れられることもある。この場合、認証装置21から断続的に送信されるアドバタイズに室内の他の端末18が応答してしまい、認証装置21が常時、起動モードをとる。従って、車両7のバッテリ32の電力が認証装置21によって無駄に消費されてしまう懸念がある。なお、これは、車両7の周辺に他の端末36が存在するときも同様である。
図6に示すように、本例の場合、監視部33は、端末18及び認証装置21の近距離無線通信が「接続中の状態」のとき(図6のステップ202)、室内送信部10bから送信される送信電波Saを監視する。ところで、室内送信部10bは、車両7のドア13がロック状態に移行後、送信電波Saの送信を停止する。これは、車両7が駐車状態に移行したのであれば、車内に電子キー5が存在するはずがないので、バッテリ32の省電力化を考慮し、室内送信部10bの作動を停止するためである。
切替部34は、監視部33の監視結果に基づき、認証装置21の作動モードを設定する。具体的には、切替部34は、認証装置21を低消費モードに移行する条件(第1条件)が満足されたとき、認証装置21の作動モードを、それまでの起動モードから低消費モードに切り替える(図6のステップ203)。本例の場合、第1条件は、例えば、室内送信部10bからの送信電波Saを一定時間の間、認証装置21において受信しないことである。認証装置21は、低消費モードに移行すると、アドバタイズを送信しない「アドバタイズ送信停止中の状態」をとる。
このように、室内送信部10bからの送信電波Saを認証装置21が一定時間受信しないときは、認証装置21のアドバタイズ送信を停止しておくことが可能となる。よって、認証装置21を作動させる必要がない分、バッテリ32を省電力化することが可能となる。
なお、切替部34は、認証装置21が端末18と接続状態となった後の一定時間の間、仮に低消費モードに移行する条件(第1条件)が満足されても、起動モードの状態を維持する。これにより、近距離無線通信が接続状態に切り替わった直後に、端末18と認証を実行する通信が実行されたとしても、認証を完遂できるようにする。
切替部34は、認証装置21が低消費モードのとき、作動モードを起動モードに戻す条件(第2条件)が満足されると、作動モードを低消費モードから起動モードに復帰させる(図6のステップ201)。第2条件は、例えば、アドバタイズ送信停止中の状態に移行してから一定時間経過したことが挙げられる。また、これ以外の第2条件は、例えば、室内送信部10bから送信電波Saを受信したことが挙げられる。
本例の場合、切替部34は、「アドバタイズ送信停止中の状態」の際に第2条件が満足されたとき、認証装置21を「アドバタイズ送信中の状態」に戻す。すなわち、復帰する起動モードは、認証装置21からアドバタイズを繰り返し送信するアドバタイズ送信中の状態である。これにより、認証装置21の近距離無線エリア内に端末18が存在していれば、端末18及び認証装置21が直ちに通信接続の状態に移行される。
[実施形態の効果]
上記実施形態のデジタルキーシステム19(省電力化方法)によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1-1)デジタルキーシステム19は、ユーザの利用対象物2に設けられた認証装置21と、外部からデジタルキーDkが登録された端末18とを近距離無線通信させてデジタルキーDkを認証する。デジタルキーシステム19は、デジタルキーDkの認証が認証完了状態に移行した場合に、認証装置21から、電子キー5を照合可能な電子キーシステム6の制御装置8への通信を可能として、利用対象物2を作動可能にする。デジタルキーシステム19は、監視部33及び切替部34を備えている。監視部33は、制御装置8において電子キーシステム6の電波送信を実行する送信部10の送信電波Saを監視する。切替部34は、監視部33によって監視される送信電波Saの送信状態に基づき、認証装置21の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替える。
本例の構成によれば、電子キーシステム6の要素である送信部10(本例は、室内送信部10b)の送信電波Saを監視部33で監視する。そして、送信電波Saの送信状態に基づき、認証装置21を作動させる必要のない場合に、認証装置21の作動モードを起動モードから低消費モードに切り替える。よって、デジタルキーシステム19で消費される電力を省電力化できる。ひいては、バッテリ32の電力消費を抑制できる。
(1-2)利用対象物2が車両7の場合、車両7の走行中は、端末18が室内に存在するため、室内送信部10bからの電波送信が停止される。このため、車両7の走行中は、認証装置21を低消費モードに切り替えておくことが可能となる。よって、端末18と認証装置21とを通信せずに済むので、端末バッテリの電力の消費抑制に寄与する。
(1-3)切替部34は、送信電波Saが一定時間受信されない場合、認証装置21の作動モードを低消費モードに切り替える。この構成によれば、例えば、正規のユーザが利用対象物2の付近にいないという状況となったとき、送信部10からの電波送信を停止されるようにしたとする。こうすれば、認証装置21は送信電波Saを一定時間受信しない状態となって、低消費モードに切り替わる。よって、適切な条件で認証装置21を低消費モードに切り替えることができる。
(1-4)認証装置21は、近距離無線通信が未接続のとき、アドバタイズを定期又は不定期に送信し、アドバタイズに対する応答を端末18から受信すると、端末18との間の近距離無線通信が通信接続の状態となる。この構成によれば、認証装置21から断続的に送信されるアドバタイズを端末18が受信したときに、端末18及び認証装置21が通信接続の状態に移行さる近距離無線通信のデジタルキーシステム19において、省電力化できる。
(1-5)低消費モードは、認証装置21からアドバタイズを送信しない状態である。この構成によれば、認証装置21において無駄にアドバタイズ送信を繰り返させずに済む。よって、端末18と認証装置21とを無駄に通信接続の状態に切り替えさせずに済むので、その分、消費電力を削減することができる。
(1-6)利用対象物2は、室内外が切り分けられた構成である。送信部10は、利用対象物2の室内に送信電波Saを送信する。この構成によれば、例えば、ユーザが利用対象物2の室外に出て利用対象物2を利用しない状況となった場合に、送信部10から室内への電波送信を停止させたとする。このとき、認証装置21の作動モードの切り替えを、送信部10の作動に連動させることが可能となる。よって、適切なタイミングで認証装置21を起動モードから低消費モードに切り替えることができる。
(1-7)切替部34は、認証装置21が端末18と接続状態となった後の一定時間の間、仮に低消費モードに移行する条件が満足されても、起動モードの状態を維持する。この構成によれば、端末18及び認証装置21が通信接続となった後は、端末18及び認証装置21が近距離無線通信する可能性が高い。よって、通信接続となった後、端末18及び認証装置21の近距離無線通信を滞りなく完遂させることができる。
(1-8)切替部34は、低消費モードのとき、作動モードを起動モードに戻す条件が満足されると、作動モードを低消費モードから起動モードに復帰させる。この構成によれば、低消費モードに切り替えた認証装置21を、元の起動モードに復帰させることができる。
(1-9)復帰する起動モードは、認証装置21からアドバタイズを繰り返し送信するアドバタイズ送信中の状態である。この構成によれば、認証装置21を低消費モードから起動モードに復帰させるとき、アドバタイズ送信中の状態に戻す。このため、認証装置21が起動モードに復帰したとき、端末18の認証からリトライするので、正規の端末18が手元になければ、利用対象物2を利用することができない。よって、利用対象物2の不正利用に対するセキュリティ性を向上できる。
(1-10)デジタルキーシステム19は、端末18の位置を判定する位置判定部24を備えている。位置判定部24は、室内外が切り分けられた利用対象物2に対し、端末18が室外及び室内のいずれに位置するのかを、近距離無線通信の電波に基づいて判定する。認証装置21は、端末18が室外に位置すると位置判定部24によって判定されている場合、送信電波Saに対する応答は不可でありつつもユーザ操作を契機とした電波送信が可能な第1状態をとる。また、認証装置21は、端末18が室内に位置すると位置判定部24によって判定されている場合、送信電波Saに応答して電波送信が可能な第2状態をとる。この構成によれば、端末18が室外に位置するのか、或いは端末18が室内に位置するのかに応じて、認証装置21を適切な状態に設定しておくことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に記載の低消費モードの復帰をパターン分けした構成である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図7に示すように、認証装置21の作動モードを低消費モードから起動モードに復帰させるとき、消費モード切り替え前にとっていた作動モードに応じて復帰先を切り替える。例えば、切替部34は、認証装置21が第1状態をとっているときに第1条件が満足されると、認証装置21の作動モードを、「第1状態と紐付いたアドバタイズ送信停止中の状態」に切り替える(図7のステップ203)。「第1状態と紐付いたアドバタイズ送信停止中の状態」は、第1実施形態のステップ203と同様の状態である。
切替部34は、ステップ203の状態のとき、第2条件が満足されると、認証装置21の作動モードを、初期状態である「アドバタイズ送信中の状態」に戻す(図7のステップ201)。これにより、近距離無線通信が接続状態となる前の初期状態に戻される。
一方、切替部34は、認証装置21が第2状態をとっているときに第1条件が満足されると、認証装置21の作動モードを、「第2状態と紐付いたアドバタイズ送信停止中の状態」に切り替える(図7のステップ301)。この状態は、認証装置21がアドバタイズを送信しない状態をとるものの、切り替え前には第2状態をとっていた情報を記憶した状態である。
切替部34は、認証装置21が「第2状態と紐付いたアドバタイズ送信停止中の状態」をとっているとき、第2条件が成立すると、認証装置21を起動モードに復帰させる(図7のステップ302)。すなわち、認証装置21は、アドバタイズを繰り返し送信するアドバタイズ送信中の状態に戻る。本例の場合、切替部34は、「第2状態と紐付いたアドバタイズ送信中の状態」に戻す。この状態は、認証装置21がアドバタイズを送信する状態をとりつつ、切り替え前に第2状態をとっていた情報を記憶した状態である。
切替部34は、「第2状態と紐付いたアドバタイズ送信中の状態」のとき、端末18及び認証装置21の認証が認証完了状態に移行すると、認証装置21の作動モードを「接続中の状態」に戻す。具体的には、認証装置21は、エンジン始動許可状態である第2状態に戻される。よって、認証装置21を低消費モードから元の起動モードに戻すときの応答性を高めることが可能となる。
一方、切替部34は、「第2状態と紐付いたアドバタイズ送信中の状態」のとき、認証装置21を初期状態に復帰させる条件(第3条件)が満足されると、認証装置21の作動モードを、初期状態である「アドバタイズ送信中の状態」に戻す(図7のステップ201)。これにより、近距離無線通信が接続状態となる前の初期状態に戻される。第3条件は、例えば、一定時間内に端末18を検出できなかったことなどが挙げられる。よって、ステップ302の状態のときに、周囲に正規の端末18が存在しなければ、認証装置21を通信接続前の初期状態に戻すことが可能となる。
上記実施形態のデジタルキーシステム19(省電力化方法)によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2-1)切替部34は、低消費モードに切り替える前の状態が第2状態の場合、アドバタイズを送信する状態に復帰して端末18及び認証装置21が認証完了状態となれば、第2状態に復帰させる。この構成によれば、認証装置21を低消費モードから起動モードに戻すとき、低消費モードに切り替わる前にとっていた第2状態に直接戻す。よって、低消費モードとなった認証装置21を、元の状態に戻すときの応答性を向上することができる。
[他の実施形態]
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・各実施形態において、室内送信部10bは、利用対象物2に複数設けられてもよい。この場合、監視する送信電波Saは、複数の室内送信部10bの所定のもののみとしてもよい。
・各実施形態において、監視する送信電波Saは、送信部10から送信されるウェイク信号に限定されず、送信部10から定期的に送信される電波であればよい。
・各実施形態において、送信部10は、室内送信部10bに限定されず、室外送信部10aとしてもよい。
・各実施形態において、第1条件は、送信電波Saを一定時間受信しないことに限定されない。例えば、第1条件は、規定時間の間に受信する送信電波Saの数が規定数以下となったこととしてもよい。
・各実施形態において、低消費モードは、アドバタイズを送信しない状態に限定されない。例えば、低消費モードは、通常よりもアドバタイズの送信数を少なくしたモードでもよい。
・各実施形態において、低消費モードは、待機状態に限定されず、電源が切られた電源オフ状態でもよい。
・各実施形態において、低消費モードのときに第2条件が満足された場合、認証装置21を近距離無線通信の接続中の状態に戻してもよい。
・各実施形態において、復帰の第2条件は、例えば、利用対象物2への所定の操作としてもよい。例えば、第2条件は、ドア13の車外ドアハンドルが操作されたことや、室外送信部10aの通信を契機とするスマート照合が成立したこととなどでもよい。
・各実施形態において、受信強度の測定は、端末18で実行されることに限らず、利用対象物2(無線モジュール23)で実行されてもよい。
・各実施形態において、制御装置8及び認証装置21の通信は、無線に限定されず、有線としてもよい。また、制御装置8及び認証装置21が1つの統合コントローラとして構成されてもよい。
・各実施形態において、電子キーシステム6は、スマートシステムに限定されず、電子キー5を無線によって認証できるシステムであればよい。
・各実施形態において、利用対象物2は、車両7に限定されず、他の機器や物品としてもよい。
・各実施形態において、認証部22、位置判定部24、スマート機能部25、監視部33、及び切替部34は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサによって構成されてもよいし、[2]そのようなプロセッサと、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路との組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード、又は指令を格納している。メモリ(コンピュータ可読媒体)は、汎用、又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。或いは、上記プロセッサを含むコンピュータに代えて、各種処理の全てを実行する1つ以上の専用のハードウェア回路によって構成された処理回路が用いられてもよい。
・各実施形態において、認証部22、位置判定部24、スマート機能部25、監視部33、及び切替部34は、独立したプロセッサから構成されてもよいし、機能の一部分が共用のプロセッサから構築されてもよい。このように、認証部22、位置判定部24、スマート機能部25、監視部33、及び切替部34は、独立した機能ブロックに限らず、1つの機能ブロックから構成されてもよいし、一部分が共用された機能ブロックから構成されてもよい。
・各実施形態において、本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
2…利用対象物、5…電子キー、6…電子キーシステム、8…制御装置、10…送信部、10b…室内送信部、18…端末、19…デジタルキーシステム、21…認証装置、24…位置判定部、33…監視部、34…切替部、Dk…デジタルキー、Sa…送信電波。

Claims (11)

  1. ユーザの利用対象物に設けられた認証装置と、外部からデジタルキーが登録された端末とを近距離無線通信させて前記デジタルキーを認証し、前記デジタルキーの認証が認証完了状態に移行した場合に、前記認証装置から、電子キーを照合可能な電子キーシステムの制御装置への通信を可能として、前記利用対象物を作動可能にするデジタルキーシステムであって、
    前記制御装置において前記電子キーシステムの電波送信を実行する送信部の送信電波を監視する監視部と、
    前記監視部によって監視される前記送信電波の送信状態に基づき、前記認証装置の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替える切替部と
    を備えているデジタルキーシステム。
  2. 前記切替部は、前記送信電波が一定時間受信されない場合、前記認証装置の前記作動モードを前記低消費モードに切り替える
    請求項1に記載のデジタルキーシステム。
  3. 前記認証装置は、近距離無線通信が未接続のとき、アドバタイズを定期又は不定期に送信し、前記アドバタイズに対する応答を前記端末から受信すると、前記端末との間の近距離無線通信が通信接続の状態となる
    請求項1又は請求項2に記載のデジタルキーシステム。
  4. 前記低消費モードは、前記認証装置から前記アドバタイズを送信しない状態である
    請求項3に記載のデジタルキーシステム。
  5. 前記利用対象物は、室内外が切り分けられた構成であり、
    前記送信部は、前記利用対象物の室内に前記送信電波を送信する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のデジタルキーシステム。
  6. 前記切替部は、前記認証装置が前記端末と接続状態となった後の一定時間の間、仮に前記低消費モードに移行する条件が満足されても、前記起動モードの状態を維持する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のデジタルキーシステム。
  7. 前記切替部は、前記低消費モードのとき、前記作動モードを前記起動モードに戻す条件が満足されると、前記作動モードを前記低消費モードから前記起動モードに復帰させる
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のデジタルキーシステム。
  8. 復帰する前記起動モードは、前記認証装置から前記アドバタイズを繰り返し送信するアドバタイズ送信中の状態である
    請求項3に従属する請求項7に記載のデジタルキーシステム。
  9. 室内外が切り分けられた前記利用対象物に対し、前記端末が室外及び室内のいずれに位置するのかを、近距離無線通信の電波に基づいて判定する位置判定部を備え、
    前記認証装置は、前記端末が室外に位置すると前記位置判定部によって判定されている場合、前記送信電波に対する応答は不可でありつつもユーザ操作を契機とした電波送信が可能な第1状態をとり、前記端末が室内に位置すると前記位置判定部によって判定されている場合、前記送信電波に応答して電波送信が可能な第2状態をとる
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のデジタルキーシステム。
  10. 前記切替部は、前記低消費モードに切り替える前の状態が前記第2状態の場合、前記アドバタイズを送信する状態に復帰して前記端末及び前記認証装置が認証完了状態となれば、前記第2状態に復帰させる
    請求項8に従属する請求項9に記載のデジタルキーシステム。
  11. ユーザの利用対象物に設けられた認証装置と、外部からデジタルキーが登録された端末とを近距離無線通信させて前記デジタルキーを認証し、前記デジタルキーの認証が認証完了状態に移行した場合に、前記認証装置から、電子キーを照合可能な電子キーシステムの制御装置への通信を可能として、前記利用対象物を作動可能にするデジタルキーシステムに使用される省電力化方法であって、
    前記制御装置において前記電子キーシステムの電波送信を実行する送信部の送信電波を監視することと、
    監視される前記送信電波の送信状態に基づき、前記認証装置の作動モードを起動モード及び低消費モードの間で切り替えることと
    を前記デジタルキーシステムに実行させる省電力化方法。
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