JP2023109210A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性の悪化を抑制しつつ、半導体装置内の温度むらを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】半導体装置は、一方面側に放熱フィン11を有する放熱器12と、放熱器12の他方面側に配置された複数の半導体モジュール1,2,3と、複数の半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間にそれぞれ設けられた複数の放熱材21,22,21とを備え、複数の放熱材21,22,21のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールと放熱器12との間に設けられた放熱材の厚みは、それ以外の放熱材の厚みよりも薄い。【選択図】図1
Description
本開示は、半導体装置に関するものである。
複数の半導体素子を備える半導体装置は、半導体素子がスイッチング動作することで損失が発生し高温になる。高温になる半導体装置を冷却するために、半導体装置には放熱器が取り付けられる。
例えば、特許文献1には、複数のフィンと、複数のフィンが設けられる第1端面および第1端面側とは反対側の第2端面を有するフィンベースと、第2端面に設けられる第1半導体モジュールと、第2端面に設けられ、第1半導体モジュールよりも第2端面の風上側の第1領域に設けられる第2半導体モジュールとを備える半導体装置が開示されている。
特許文献1に記載の技術では、複数の半導体モジュール間の温度むらの上昇を抑制するために、第1熱伝導率を有する第1熱伝導部材が第2端面と第1半導体モジュールとの間に設けられ、第1熱伝導率より低い第2熱伝導率を有する第2熱伝導部材が第2端面と第2半導体モジュールとの間に設けられている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、異なる材質の熱伝導部材が採用されるため、半導体装置の組立の際に段取り替え等が発生し生産性の悪化が懸念される。
そこで、本開示は、生産性の悪化を抑制しつつ、半導体装置内の温度むらを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体装置は、一方面側に放熱部を有する放熱器と、前記放熱器の他方面側に配置された複数の半導体モジュールと、複数の前記半導体モジュールと前記放熱器との間にそれぞれ設けられた複数の放熱材とを備え、複数の前記放熱材のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールと前記放熱器との間に設けられた前記放熱材の厚みは、それ以外の前記放熱材の厚みよりも薄いものである。
本開示によれば、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールの温度上昇を抑えることで、半導体装置内の温度むらを抑制することができる。また、異なる材質の放熱材を設ける必要がないため、生産性の悪化を抑制することができる。以上より、生産性の悪化を抑制しつつ、半導体装置内の温度むらを抑制することができる。
<実施の形態1>
実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。図2は、実施の形態1に係る半導体装置の平面図である。
実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。図2は、実施の形態1に係る半導体装置の平面図である。
図1と図2に示すように、半導体装置は、放熱器12と、複数の半導体モジュール1,2,3と、複数の放熱材21,22,21とを備えている。
放熱器12は、フィンベース10と、放熱部としての複数の放熱フィン11とを備えている。フィンベース10は、板状に形成され、フィンベース10の一方面側(下面側)には複数の放熱フィン11が設けられている。フィンベース10の他方面側(上面側)には、複数の半導体モジュール1,2,3が配置されている。また、放熱器12には、複数の放熱フィン11に向けて冷却風を発生させるファン(図示しない)が取り付けられている。実施の形態1では、3つの半導体モジュール1,2,3が放熱器12に取り付けられる場合について説明する。
3つの半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間には、それぞれ3つの放熱材21,22,21が設けられている。3つの放熱材21,22,21は、半導体装置の放熱性を向上させるために設けられ、これらの熱伝導率は同一である。つまり、放熱材21,22,21の材質は同一である。
3つの半導体モジュール1,2,3は、放熱器12を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状に配置されている。より具体的には、3つの半導体モジュール1,2,3は、冷却風の方向と直交する方向に直線状に配置されている。
直線状に配置された半導体モジュール1,2,3の中央側に配置されている半導体モジュール2は半導体モジュール1,3に囲まれているため、温度上昇が起こりやすい。そのため、温度上昇が起こりやすい半導体モジュール2と放熱器12との間に設けられた放熱材22の厚みは、それ以外の放熱材21の厚みよりも薄く形成されている。
なお、図1では、放熱材21と放熱材22との厚みの差が分かりやすくなるように示されているが、実際の厚みの差は数十μm程度の差であり肉眼では確認できない。半導体モジュール1と放熱器12との間に設けられた放熱材21と、半導体モジュール3と放熱器12との間に設けられた放熱材21の厚みは同一である。また、3つの半導体モジュール1,2,3の外形サイズは同一でなくてもよいし、各半導体モジュール1,2,3のチップサイズについても同一でなくてもよい。
ここで、放熱材の厚みが同一とは、完全に同じである場合だけではなく製造誤差などにより多少の違いがある場合も含むものとする。
次に、半導体装置の回路構成について説明する。図3は、実施の形態1に係る半導体装置の回路図である。図3に示すように、スイッチング素子7と逆並列に接続されたダイオード8とが直列接続されたものを1相とし、1相が3つ並列接続されることで3相を構成している。
スイッチング素子7としてIGBTまたはMOSFET等が採用される。動作の説明については省略するが、スイッチング素子7のスイッチ動作により発生するスイッチング素子7とダイオード8の発生損失から熱が発生する。発生した熱は半導体モジュール1,2,3からそれぞれ放熱材21,22,21を介して放熱器12に伝達され、半導体モジュール1,2,3の温度上昇が抑制される。
この際、半導体モジュール1,2,3から発生する熱の干渉により半導体モジュール1,2,3の位置関係によって温度ばらつきが発生する。図2に示すように、半導体モジュール1,2,3の中央側に配置されている半導体モジュール2は半導体モジュール1,3に囲まれているため、温度上昇が起こりやすい。温度ばらつきの発生により特定の半導体モジュール2の温度が高くなることで、半導体モジュール2の寿命が想定よりも短くなるという問題がある。
半導体モジュール1,2,3から放熱器12への熱の伝わりやすさは熱抵抗という指標で示され、熱抵抗は放熱材21,22,21の熱伝導率と長さ、放熱器12と接触する断面積を用いて次の式で表される。ここで、放熱材21,22,21の長さは放熱材21,22,21の厚みと同義である。
半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間の温度差ΔTは、発生損失Pと熱抵抗を用いて次の式で表される。
放熱材21,22,21の長さのみを変更する場合、放熱材21,22,21の長さ(厚み)を小さくすることで、半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間の温度差ΔTが小さくなり、半導体モジュール1,2,3の温度上昇を抑制することができる。
本実施の形態1では、半導体モジュール2と放熱器12との間に設けられた放熱材22の厚みを、それ以外の放熱材21の厚みよりも薄くし、半導体モジュール2から放熱器12への熱伝導性を向上させることで、半導体モジュール2での温度上昇をさらに抑制することができる。
<効果>
以上のように、実施の形態1に係る半導体装置は、一方面側に放熱フィン11を有する放熱器12と、放熱器12の他方面側に配置された複数の半導体モジュール1,2,3と、複数の半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間にそれぞれ設けられた複数の放熱材21,22,21とを備え、複数の放熱材21,22,21のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールと放熱器12との間に設けられた放熱材の厚みは、それ以外の放熱材の厚みよりも薄い。
以上のように、実施の形態1に係る半導体装置は、一方面側に放熱フィン11を有する放熱器12と、放熱器12の他方面側に配置された複数の半導体モジュール1,2,3と、複数の半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間にそれぞれ設けられた複数の放熱材21,22,21とを備え、複数の放熱材21,22,21のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールと放熱器12との間に設けられた放熱材の厚みは、それ以外の放熱材の厚みよりも薄い。
したがって、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールの温度上昇を抑えることで、半導体装置内の温度むらを抑制することができる。また、異なる材質の放熱材を設ける必要がないため、生産性の悪化を抑制することができる。以上より、生産性の悪化を抑制しつつ、半導体装置内の温度むらを抑制することができる。
また、複数の半導体モジュール1,2,3は、放熱器12を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状に配置され、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールは、直線状の中央側に配置されている半導体モジュール2である。
したがって、半導体モジュール2に対して熱干渉による温度上昇があっても、半導体モジュール1,2,3の間の温度ばらつきを抑えることができる。
<実施の形態1の変形例>
次に、実施の形態1の変形例について説明する。図4は、実施の形態1の変形例1に係る半導体装置の断面図である。図5は、実施の形態1の変形例1に係る半導体装置の平面図である。図6は、実施の形態1の変形例2に係る半導体装置の平面図である。図7は、実施の形態1の変形例3に係る半導体装置の平面図である。
次に、実施の形態1の変形例について説明する。図4は、実施の形態1の変形例1に係る半導体装置の断面図である。図5は、実施の形態1の変形例1に係る半導体装置の平面図である。図6は、実施の形態1の変形例2に係る半導体装置の平面図である。図7は、実施の形態1の変形例3に係る半導体装置の平面図である。
図4~図7に示すように、実施の形態1の変形例1~3は、6つの半導体モジュール1,2,3,4,5,6を配置した場合の例である。6つの半導体モジュール1,2,3,4,5,6は、放熱器12を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状、かつ、冷却風の方向に沿って複数列に配置されている。より具体的には、半導体モジュール1,2,3と半導体モジュール4,5,6はそれぞれ冷却風と直交する方向に直線状に配置され、かつ、冷却風の方向に沿って2列に配置されている。つまり、半導体モジュール4,5,6は、半導体モジュール1,2,3よりも冷却風の風下側の列に配置されている。
図5は、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールを、冷却風の風下側の列に配置されている半導体モジュール4,5,6とした場合を示している。半導体モジュール4,5,6と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材22,22,22の厚みは、半導体モジュール1,2,3と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材21,21,21の厚みよりも薄く形成されている。放熱材21,21,21の厚みは同一であり、また放熱材22,22,22の厚みも同一である。
冷却風の風下側は風上側に比べて半導体モジュールが冷えにくく、温度が上昇しやすい。風下側の半導体モジュール4,5,6と放熱器12との間の放熱材22,22,22の厚みを薄くし放熱性を向上させることで風下側の半導体モジュール4,5,6の温度上昇を抑制することができる。これにより、風上側の半導体モジュール1,2,3と風下側の半導体モジュール4,5,6との間の温度ばらつきを抑制することができる。
図6は、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールを、冷却風の風上側の列において直線状の中央側に配置されている半導体モジュール2と、冷却風の風下側の列に配置されている半導体モジュール4,5,6とした場合を示している。半導体モジュール2,4,5,6と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材22,22,22,22の厚みは、半導体モジュール1,3と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材21,21の厚みよりも薄く形成されている。
上記のように、冷却風の風下側は風上側に比べて半導体モジュールが冷えにくく、温度が上昇しやすい。また、風上側において直線状の中央側に配置されている半導体モジュール2は半導体モジュール1,3に囲まれているため、温度上昇が起こりやすい。半導体モジュール2,4,5,6と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材22,22,22,22の厚みを薄くし放熱性を向上させることで半導体モジュール2,4,5,6の温度上昇を抑制することができる。これにより、半導体モジュール1,3と半導体モジュール2,4,5,6との間の温度ばらつきを抑制することができる。
図7は、図6の場合に加えて、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールを、冷却風の風下側の列において直線状の中央側に配置されている半導体モジュール5とした場合を示している。半導体モジュール2,4,6と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材22,22,22の厚みは、半導体モジュール1,3と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材21,21の厚みよりも薄く形成されている。さらに、半導体モジュール5と放熱器12との間に設けられた放熱材23の厚みは、半導体モジュール2,4,6と放熱器12との間にそれぞれ設けられた放熱材22,22,22の厚みよりも薄く形成されている。
冷却風の風下側の列において直線状の中央側に配置されている半導体モジュール5は、風上側に比べて冷えにくく、かつ、半導体モジュール4,6に囲まれているため、温度上昇が起こりやすい。半導体モジュール5と放熱器12との間に設けられた放熱材23の厚みを薄くし放熱性を向上させることで半導体モジュール5の温度上昇を抑制することができる。これにより、半導体モジュール1,3と半導体モジュール2,4,6と半導体モジュール5との間の温度ばらつきを抑制することができる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る半導体装置について説明する。図8は、実施の形態2に係る半導体装置が備える半導体モジュール1の断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
次に、実施の形態2に係る半導体装置について説明する。図8は、実施の形態2に係る半導体装置が備える半導体モジュール1の断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態1では、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールと放熱器12との間に設けられた放熱材の厚みを薄くすることで、生産性の悪化を抑制しつつ、半導体装置内の温度むらを抑制することを実現した。実施の形態2では、これに加えて、半導体モジュールの構造を変更することで、半導体装置内の温度むらをさらに抑制することを目的としている。
実施の形態1および変形例1~3の半導体モジュール1,2,3,4,5,6は同じ構造であるため、ここでは半導体モジュール1について説明する。図8に示すように、半導体モジュール1は、放熱板30と、半導体チップ34と、絶縁基板32とを備えている。
放熱板30は、金属製であり、放熱材21を介して放熱器12に配置されている。絶縁基板32は、はんだ等の接合材31を介して放熱板30の上面に接合されている。半導体チップ34は、放熱板30における放熱器12に配置された面とは反対側の面側に配置されている。より具体的には、半導体チップ34は、はんだ等の接合材33を介して絶縁基板32の上面に接合されている。
複数の半導体モジュール1,2,3,4,5,6がそれぞれ備える複数の絶縁基板32のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える絶縁基板32の熱伝導率は、それ以外の半導体モジュールが備える絶縁基板32の熱伝導率よりも高くなっている。温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える絶縁基板32の材質は、窒化アルミニウム(AlN)であり、それ以外の半導体モジュールが備える絶縁基板32の材質は、酸化アルミニウム(Al2O3)である。
半導体チップ34で発生する熱は絶縁基板32を介して放熱板30へと伝わり、放熱板30から放熱材21を介して放熱器12へと伝搬する。熱伝導率のよい絶縁基板32を採用することで半導体装置の放熱効率が向上し、半導体装置内の温度ばらつきをさらに抑制することができる。
また、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える絶縁基板32の厚みは、600μm程度であり、それ以外の半導体モジュールが備える絶縁基板32の厚みは、300μm程度である。すなわち、半導体装置の放熱効率をさらに向上させるために、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える絶縁基板32の厚みは、それ以外の半導体モジュールが備える絶縁基板32の厚みよりも薄く形成されている。
また、半導体装置の放熱効率をさらに向上させるために、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える放熱板30の厚みは、それ以外の半導体モジュールが備える放熱板30の厚みよりも数mm程度厚く形成されている。
以上のように、実施の形態2では、各半導体モジュール1,2,3,4,5,6は、放熱材を介して放熱器12に配置された放熱板30と、放熱板30における放熱器12に配置された面とは反対側の面側に配置された半導体チップ34と、半導体チップ34と放熱板30との間に設けられた絶縁基板32とを備え、複数の半導体モジュール1,2,3,4,5,6がそれぞれ備える複数の絶縁基板32のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える絶縁基板32の熱伝導率は、それ以外の半導体モジュールが備える絶縁基板32の熱伝導率よりも高い。
したがって、半導体装置の放熱効率が向上し、半導体装置内の温度ばらつきをさらに抑制することができる。
また、複数の半導体モジュール1,2,3,4,5,6がそれぞれ備える複数の放熱板30のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える放熱板30の厚みは、それ以外の半導体モジュールが備える放熱板30の厚みよりも厚い。
したがって、半導体装置の放熱効率がさらに向上し、半導体装置内の温度ばらつきをさらに抑制することができる。
また、複数の半導体モジュール1,2,3,4,5,6がそれぞれ備える複数の絶縁基板32のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールが備える絶縁基板32の厚みは、それ以外の半導体モジュールが備える絶縁基板32の厚みよりも薄い。
したがって、半導体装置の放熱効率がさらに向上し、半導体装置内の温度ばらつきをさらに抑制することができる。
<実施の形態1,2の変形例>
半導体モジュールの個数は3つまたは6つに限定されることなく、2つ以上であればよい。また、直線状に配置される半導体モジュールの個数は3つに限定されることはなく、冷却風の方向に沿って配置される半導体モジュールも1列または2列に限定されることはない。
半導体モジュールの個数は3つまたは6つに限定されることなく、2つ以上であればよい。また、直線状に配置される半導体モジュールの個数は3つに限定されることはなく、冷却風の方向に沿って配置される半導体モジュールも1列または2列に限定されることはない。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,2,3,4,5,6 半導体モジュール、11 放熱フィン、12 放熱器、21,22,23 放熱材、30 放熱板、32 絶縁基板、34 半導体チップ。
Claims (8)
- 一方面側に放熱部を有する放熱器と、
前記放熱器の他方面側に配置された複数の半導体モジュールと、
複数の前記半導体モジュールと前記放熱器との間にそれぞれ設けられた複数の放熱材と、を備え、
複数の前記放熱材のうち、温度上昇が起こりやすい半導体モジュールと前記放熱器との間に設けられた前記放熱材の厚みは、それ以外の前記放熱材の厚みよりも薄い、半導体装置。 - 各前記半導体モジュールは、前記放熱材を介して前記放熱器に配置された放熱板と、前記放熱板における前記放熱器に配置された面とは反対側の面側に配置された半導体チップと、前記半導体チップと前記放熱板との間に設けられた絶縁基板とを備え、
複数の前記半導体モジュールがそれぞれ備える複数の前記絶縁基板のうち、温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールが備える前記絶縁基板の熱伝導率は、それ以外の前記半導体モジュールが備える前記絶縁基板の熱伝導率よりも高い、請求項1に記載の半導体装置。 - 複数の前記半導体モジュールがそれぞれ備える複数の前記放熱板のうち、温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールが備える前記放熱板の厚みは、それ以外の前記半導体モジュールが備える前記放熱板の厚みよりも厚い、請求項2に記載の半導体装置。
- 複数の前記半導体モジュールがそれぞれ備える複数の前記絶縁基板のうち、温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールが備える前記絶縁基板の厚みは、それ以外の前記半導体モジュールが備える前記絶縁基板の厚みよりも薄い、請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
- 複数の前記半導体モジュールは、前記放熱器を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状に配置され、
温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールは、前記直線状の中央側に配置されている半導体モジュールである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 複数の前記半導体モジュールは、前記放熱器を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状、かつ、前記冷却風の方向に沿って複数列に配置され、
温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールは、前記冷却風の風下側の列に配置されている半導体モジュールである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 複数の前記半導体モジュールは、前記放熱器を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状、かつ、前記冷却風の方向に沿って複数列に配置され、
温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールは、前記冷却風の風上側の列において前記直線状の中央側に配置されている半導体モジュールと、前記冷却風の風下側の列に配置されている半導体モジュールである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 複数の前記半導体モジュールは、前記放熱器を流れる冷却風の方向と交差する方向に直線状、かつ、前記冷却風の方向に沿って複数列に配置され、
温度上昇が起こりやすい前記半導体モジュールは、前記冷却風の風下側の列において前記直線状の中央側に配置されている半導体モジュールである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
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