JP2023108592A

JP2023108592A - 同軸スピーカー

Info

Publication number: JP2023108592A
Application number: JP2022187014A
Authority: JP
Inventors: 邵濤; Tao Shao
Original assignee: AAC Acoustic Technologies Shenzhen Co Ltd; AAC Microtech Changzhou Co Ltd
Current assignee: AAC Technologies Holdings Shenzhen Co Ltd; AAC Microtech Changzhou Co Ltd
Priority date: 2022-01-25
Filing date: 2022-11-24
Publication date: 2023-08-04
Anticipated expiration: 2042-11-24
Also published as: US20230269538A1; US11930341B2; JP7289979B1; CN216960175U

Abstract

【課題】自身の構造により高音効果を向上させる同軸スピーカーを提供する。【解決手段】同軸スピーカー１００は、フレーム１と、磁気回路システム２と、同軸に設けられた第１発音ユニット３及び第２発音ユニット４と、を備える。第１発音ユニット３は、貫通孔が設けられた第１振動板３１と、第１振動板３１を支持する支持部材３３とを有する。支持部材３３は、第１振動板３１の貫通孔に連通する第２発音ユニット４の放音通路を形成し、第２発音ユニット４が発する音は、ラッパ構造に設けられた放音通路を介して第１振動板３１の貫通孔から放音される。【選択図】図３

Description

本発明は、電気音響変換の分野に関し、特に同軸スピーカーに関する。

車載スピーカーは、車載娯楽システムの重要な構成要素であり、音楽再生、音声インタラクション等の機能を提供する。車載スピーカーは、通常、ドア内に取り付けられるが、ドア内の取り付けスペースは限られているため、車載スピーカーのサイズに大きな制限があり、車載スピーカーの高音効果が不足するという問題がある。

そのため、上記の技術的課題を解決するための新たな同軸スピーカーを提供する必要がある。

本発明は、上記の技術的課題を解決し、自身の構造により高音効果を向上させることができる同軸スピーカーを提供することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明に提供される同軸スピーカーは、フレームと、磁気回路システムと、同軸に設けられた第１発音ユニット及び第２発音ユニットとを備え、前記磁気回路システムは、前記フレームに固定接続された磁気ボウルと、前記磁気ボウル内に設けられたマグネット部とを有し、前記磁気ボウルは、底壁と、前記底壁から延びる側壁とを有し、前記マグネット部と前記側壁との間には、第１磁気ギャップが形成され、前記底壁には、第１貫通孔が設けられ、前記マグネット部は、前記底壁に設けられた第１マグネット部と、前記第１マグネット部に設けられた第２マグネット部とを有し、前記第１マグネット部は、前記底壁に設けられ且つ前記第１貫通孔を取り囲む第１環状磁石鋼と、前記第１環状磁石鋼に設けられたヨークとを有し、前記ヨークは、前記第１環状磁石鋼と前記第２マグネット部との間に設けられた環片と、前記環片の内周縁から延びる延出壁とを有し、前記延出壁は、前記第１環状磁石鋼の内部を通って前記第１貫通孔内に延び、前記延出壁と前記底壁および前記第１環状磁石鋼との間には、第２磁気ギャップが形成され、前記延出壁は、第１通路を形成するように囲み、前記第２マグネット部には、第２通路が設けられ、前記第１発音ユニットは、前記フレームに固定接続された第１振動板と、前記第１磁気ギャップ内に収容され、前記第１振動板を駆動して振動させる第１ボイスコイルアセンブリと、前記第２マグネット部に固定接続され、前記第１振動板を支持する支持部材とを有し、前記第１振動板には、第２貫通孔が設けられ、前記支持部材は、前記第２貫通孔に連通する第３通路を形成するように囲み、前記第２発音ユニットは、前記底壁に固定接続され且つ前記第１貫通孔を覆う第２振動板と、前記第２磁気ギャップ内に収容され、前記第２振動板を駆動して振動させる第２ボイスコイルアセンブリとを有し、前記第１通路、前記第２通路及び前記第３通路が連通して前記第２発音ユニットの放音通路を形成し、前記第２発音ユニットが発する音は、ラッパ構造に設けられた前記放音通路を介して前記第２貫通孔から放音される。

好ましくは、前記第２マグネット部は、前記環片に設けられた第２環状磁石鋼と、前記第２環状磁石鋼に設けられた環状磁極芯と、を有し、前記第２環状磁石鋼と前記環状磁極芯とは、前記第２通路を形成するように囲み、前記第１環状磁石鋼と前記第２環状磁石鋼との同じ極性の磁極は、対向して配置されている。

好ましくは、前記延出壁は、前記環片の内周縁から、前記底壁に接近しかつ前記第１環状磁石鋼の内環面から漸次離れる方向に沿って傾斜して延伸する第１壁と、前記第１壁の末端から前記第２振動板の振動方向に沿って前記第１貫通孔内に延伸する第２壁と、を有する。

好ましくは、前記支持部材は、前記第１振動板に固定接続された第１固定部と、前記第２マグネット部に固定接続された第２固定部と、前記第１固定部と前記第２固定部とを接続する接続壁と、を有し、前記接続壁は、傾斜して設けられ、前記接続壁の傾斜角度は、前記第１壁の傾斜角度と同じである。

好ましくは、前記第１振動板は、前記フレームに固定接続されたアウターサラウンドと、前記支持部材に固定接続されたインナーサラウンドと、前記アウターサラウンドと前記インナーサラウンドとを連結するドームと、を有し、前記インナーサラウンドには、前記第２貫通孔が設けられている。

好ましくは、前記フレームは、フレーム壁と、前記フレーム壁と間隔を空けて設けられた環状壁と、前記フレーム壁と前記環状壁とを連結する連結ビームと、を有し、前記環状壁は、前記磁気ボウルを取り囲むように前記磁気ボウルに設けられている。

好ましくは、前記側壁には、スリットが設けられ、前記第１発音ユニットは、前記第１ボイスコイルアセンブリを支持する弾性部材をさらに有し、前記弾性部材は、前記第１磁気ギャップ内に設けられ且つ前記第１ボイスコイルアセンブリに固定接続された内輪部と、前記内輪部から前記磁気ボウルの外部に延びる複数の弾性アームと、を有し、前記弾性アームは、前記スリットを通って前記連結ビームに固定接続される。

本発明に係る同軸スピーカーは、前記第１マグネット部には、第１通路が設けられ、前記第２マグネット部には、第２通路が設けられ、前記第１発音ユニットは、第１貫通孔を有する第１振動板と、前記第２マグネット部に固定接続され、前記第１振動板を支持する支持部材と、を有し、前記支持部材は、前記第１振動板の貫通孔に連通する第３通路を形成するように囲み、前記第１通路、前記第２通路及び前記第３通路が連通して前記第２発音ユニットの放音通路を形成し、前記第２発音ユニットが発する音は、ラッパ構造に設けられた前記放音通路を介して前記第１振動板の貫通孔から放音される、前記放音通路は、前記第２発音ユニットが生じた音声を導出して、前記第１発音ユニットと同じ側に音を発生させると同時に、ラッパ構造の放音通路は、さらに前記同軸スピーカーの高音効果を高めることができる。

本発明の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下説明された図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、進歩的な労働をしなくても、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができ、そのうち、
図１は、本発明に係る同軸スピーカーの斜視図である。図２は、本発明に係る同軸スピーカーの別の角度の斜視図である。図３は、本発明に係る同軸スピーカーの一部の分解斜視図である。図４は、本発明に係る同軸スピーカーの磁気回路システムの分解斜視図である。図５は、図２のＡ―Ａ線に沿った断面図である。

以下、本発明の実施例における図面を参照しながら本発明の実施例における技術案を明確かつ完全に説明する。明らかに、記載された実施例は、全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例に過ぎない。当業者が本発明における実施例に基づいて進歩的な労働をしない前提に得られた他の全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。

図１～５を参照して、本発明に提供される同軸スピーカー１００は、フレーム１と、磁気回路システム２と、同軸に設けられた第１発音ユニット３および第２発音ユニット４と、を備えている。

前記磁気回路システム２は、前記フレーム１に固定接続された磁気ボウル２１と、前記磁気ボウル２１内に設置されたマグネット部２２とを有し、前記磁気ボウル２１は、底壁２１１と、前記底壁２１１から延びる側壁２１２とを有し、前記マグネット部２２と前記側壁２１２との間には、第１磁気ギャップ２ａが形成され、前記底壁２１１には、第１貫通孔２１１０が設けられ、前記マグネット部２２は、前記底壁２１１に設けられた第１マグネット部２２１と、前記第１マグネット部２２１に設けられた第２マグネット部２２２とを有し、前記第１マグネット部２２１は、前記底壁２１１に設けられ且つ前記第１貫通孔２１１０を取り囲む第１環状磁石鋼２２１１と、前記第１環状磁石鋼２２１１に設けられたヨーク２２１２とを有し、前記ヨーク２２１２は、前記第１環状磁石鋼２２１１と前記第２マグネット部２２２との間に設けられた環片２２１２１と、前記環片２２１２１の内周縁から延びる延出壁２２１２２とを有し、前記延出壁２２１２２は、前記第１環状磁石鋼２２１１の内部を通って前記第１貫通孔２１１０内に延び、前記延出壁２２１２２と、前記底壁２１１及び前記第１環状磁石鋼２２１１との間には、第２磁気ギャップ２ｂが形成され、前記延出壁２２１２２は、第１通路２２１０を形成するように囲み、前記第２マグネット部２２２には、第２通路２２２０が設けられている。好ましい実施形態の一つとして、前記第２マグネット部２２２は、前記環片２２１２１に設けられた第２環状磁石鋼２２２１と、前記第２環状磁石鋼２２２１に設けられた環状磁極芯２２２２と、を有し、前記第２環状磁石鋼２２２１と前記環状磁極芯２２２２とは、前記第２通路２２２０を形成するように囲み、前記第１環状磁石鋼２２１１と前記第２環状磁石鋼２２２１との同じ極性の磁極は、対向して配置されている。これにより、前記磁気回路システム２の磁力線はセルフクローズサイクルを形成することができ、より高い磁気効率を発揮する。

前記第１発音ユニット３は、前記フレーム１に固定接続された第１振動板３１と、前記第１磁気ギャップ２ａ内に収容され、前記第１振動板３１を駆動して振動させる第１ボイスコイルアセンブリ３２と、前記第２マグネット部２２２に固定接続され、前記第１振動板３１を支持する支持部材３３と、を有し、前記第１振動板３１には、第２貫通孔３１０が設けられ、前記支持部材３３は、前記第２貫通孔３１０に連通する第３通路３３０を形成するように囲んでいる。好ましい実施形態の一つとして、前記第１振動板３１は、前記フレーム１に固定接続されたアウターサラウンド３１１と、前記支持部材３３に固定接続されたインナーサラウンド３１２と、前記アウターサラウンド３１１と前記インナーサラウンド３１２とを連結するドーム３１３と、を有し、前記インナーサラウンド３１２には、前記第２貫通孔３１０が設けられている。前記第１発音ユニット３は、全周波数帯域発音ユニットであってもよい。

前記第２発音ユニット４は、前記底壁２１１に固定接続され且つ前記第１貫通孔２１１０を覆う第２振動板４１と、前記第２磁気ギャップ２ｂ内に収容され、前記第２振動板４１を駆動して振動させる第２ボイスコイルアセンブリ４２と、を有している。前記第２発音ユニット４は、高周波数帯域発音ユニットであってもよい。前記第１通路２２１０、前記第２通路２２２０及び前記第３通路３３０が連通して前記第２発音ユニット４の放音通路１０００を形成し、前記第２発音ユニット４が発する音は、前記放音通路１０００を介して前記第２貫通孔３１０から放音され、前記放音通路１０００は、ラッパ構造に設けられている。

前記延出壁２２１２２は、前記環片２２１２１の内周縁から、前記底壁２１１に接近しかつ前記第１環状磁石鋼２２１１の内環面から漸次離れる方向に沿って傾斜して延伸する第１壁２２１２２１と、前記第１壁２２１２２１の末端から前記第２振動板４１の振動方向に沿って前記第１貫通孔２１１０内に延伸する第２壁２２１２２２と、を有する。

前記支持部材３３は、前記第１振動板３１に固定接続された第１固定部３３１と、前記第２マグネット部２２２に固定接続された第２固定部３３２と、前記第１固定部３３１と前記第２固定部３３２とを接続する接続壁３３３と、を有し、前記接続壁３３３は、傾斜して設けられ、前記接続壁３３３の傾斜角度は、前記第１壁２２１２２１の傾斜角度と同じである。

前記フレーム１は、フレーム壁１１と、前記フレーム壁１１と間隔を空けて設けられた環状壁１２と、前記フレーム壁１１と前記環状壁１２とを連結する連結ビーム１３と、を有し、前記環状壁１２は、前記磁気ボウル２１を取り囲むように前記磁気ボウル２１に設けられている。前記側壁２１２には、スリット２１２０が設けられ、前記第１発音ユニット３は、前記第１ボイスコイルアセンブリ３２を支持する弾性部材３４をさらに有し、前記弾性部材３４は、前記第１磁気ギャップ２ａ内に設けられ且つ前記第１ボイスコイルアセンブリ３２に固定接続された内輪部３４１と、前記内輪部３４１から前記磁気ボウル２１の外部に延びる複数の弾性アーム３４２と、を有し、前記弾性アーム３４２は、前記スリット２１２０を通って前記連結ビーム１３に固定接続される。

また、本発明の同軸スピーカーは、車載アプリケーションに限定されず、発音機能を備えるいかなる装置に適用することができる。

以上は、本発明の実施形態に過ぎない。当業者にとって、本発明の創造思想から逸脱することなく、改良を行うこともできるが、これらの改良はいずれも本発明の保護範囲に含まれるとここで指摘すべきである。

Claims

フレームと、磁気回路システムと、同軸に設けられた第１発音ユニット及び第２発音ユニットと、を備える同軸スピーカーであって、
前記磁気回路システムは、前記フレームに固定接続された磁気ボウルと、前記磁気ボウル内に設けられたマグネット部と、を有し、
前記磁気ボウルは、底壁と、前記底壁から延びる側壁と、を有し、
前記マグネット部と前記側壁との間には、第１磁気ギャップが形成され、
前記底壁には、第１貫通孔が設けられ、
前記マグネット部は、前記底壁に設けられた第１マグネット部と、前記第１マグネット部に設けられた第２マグネット部と、を有し、
前記第１マグネット部は、前記底壁に設けられ且つ前記第１貫通孔を取り囲む第１環状磁石鋼と、前記第１環状磁石鋼に設けられたヨークと、を有し、
前記ヨークは、前記第１環状磁石鋼と前記第２マグネット部との間に設けられた環片と、前記環片の内周縁から延びる延出壁と、を有し、
前記延出壁は、前記第１環状磁石鋼の内部を通って前記第１貫通孔内に延び、
前記延出壁と前記底壁および前記第１環状磁石鋼との間には、第２磁気ギャップが形成され、
前記延出壁は、第１通路を形成するように囲み、
前記第２マグネット部には、第２通路が設けられ、
前記第１発音ユニットは、前記フレームに固定接続された第１振動板と、前記第１磁気ギャップ内に収容され、前記第１振動板を駆動して振動させる第１ボイスコイルアセンブリと、前記第２マグネット部に固定接続され、前記第１振動板を支持する支持部材と、を有し、
前記第１振動板には、第２貫通孔が設けられ、
前記支持部材は、前記第２貫通孔に連通する第３通路を形成するように囲み、
前記第２発音ユニットは、前記底壁に固定接続され且つ前記第１貫通孔を覆う第２振動板と、前記第２磁気ギャップ内に収容され、前記第２振動板を駆動して振動させる第２ボイスコイルアセンブリと、を有し、
前記第１通路、前記第２通路及び前記第３通路が連通して前記第２発音ユニットの放音通路を形成し、
前記第２発音ユニットが発する音は、ラッパ構造に設けられた前記放音通路を介して前記第２貫通孔から放音される、
ことを特徴とする同軸スピーカー。
前記第２マグネット部は、前記環片に設けられた第２環状磁石鋼と、前記第２環状磁石鋼に設けられた環状磁極芯と、を有し、
前記第２環状磁石鋼と前記環状磁極芯とは、前記第２通路を形成するように囲み、
前記第１環状磁石鋼と前記第２環状磁石鋼との同じ極性の磁極は、対向して配置されている、
ことを特徴とする請求項１に記載の同軸スピーカー。
前記延出壁は、前記環片の内周縁から、前記底壁に接近しかつ前記第１環状磁石鋼の内環面から漸次離れる方向に沿って傾斜して延伸する第１壁と、前記第１壁の末端から前記第２振動板の振動方向に沿って前記第１貫通孔内に延伸する第２壁と、を有する、
ことを特徴とする請求項１に記載の同軸スピーカー。
前記支持部材は、前記第１振動板に固定接続された第１固定部と、前記第２マグネット部に固定接続された第２固定部と、前記第１固定部と前記第２固定部とを接続する接続壁と、を有し、
前記接続壁は、傾斜して設けられ、前記接続壁の傾斜角度は、前記第１壁の傾斜角度と同じである、
ことを特徴とする請求項３に記載の同軸スピーカー。
前記第１振動板は、前記フレームに固定接続されたアウターサラウンドと、前記支持部材に固定接続されたインナーサラウンドと、前記アウターサラウンドと前記インナーサラウンドとを連結するドームと、を有し、
前記インナーサラウンドには、前記第２貫通孔が設けられている、
ことを特徴とする請求項１に記載の同軸スピーカー。
前記フレームは、フレーム壁と、前記フレーム壁と間隔を空けて設けられた環状壁と、前記フレーム壁と前記環状壁とを連結する連結ビームと、を有し、
前記環状壁は、前記磁気ボウルを取り囲むように前記磁気ボウルに設けられている、
ことを特徴とする請求項１に記載の同軸スピーカー。
前記側壁には、スリットが設けられ、
前記第１発音ユニットは、前記第１ボイスコイルアセンブリを支持する弾性部材をさらに有し、
前記弾性部材は、前記第１磁気ギャップ内に設けられ且つ前記第１ボイスコイルアセンブリに固定接続された内輪部と、前記内輪部から前記磁気ボウルの外部に延びる複数の弾性アームと、を有し、
前記弾性アームは、前記スリットを通って前記連結ビームに固定接続される、
ことを特徴とする請求項６に記載の同軸スピーカー。