JP2023108402A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外装カバーで発生し、露光装置に伝わる振動を低減する。【解決手段】感光体を露光する露光装置を備えた画像形成装置であって、側板と、側板の左右方向の一端側に固定される第一ステーと、側板の左右方向の他端側に固定される第二ステーと、を有する本体フレームと、露光装置が固定され、本体フレームの側板に固定される露光装置ステーと、露光装置よりも鉛直方向上側にて画像形成装置の天面をなす外装カバーと、外装カバーが固定される外装カバー支持板と、を備え、外装カバー支持板は、外装カバー支持板の左右方向の一方の端部に固定される第一固定部材によって第一ステーに固定され、外装カバー支持板の左右方向の他方の端部に固定される第二固定部材によって第二ステーに固定され、第一ステーと第二ステーとの間にて側板に固定されない。【選択図】 図9
Description
本発明は、感光体を露光する露光装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、出力する用紙に対して画像を形成する為に、感光体を露光する露光装置を用いている。
露光装置による画像形成動作中に、画像形成装置の天面をなす外装カバー上で、紙束を揃える為の作業が行われた場合に、その外装カバーに振動が発生し、その振動が露光装置に伝達されて、形成された画像に乱れが生じるおそれがある。
特許文献1には、外部からの振動が露光装置に伝達されることを低減する為に、露光装置を硬質ゴム等の弾性部材を介してフレームに支持する構成が開示されている。
しかしながら、上述した弾性部材を用いる構成では、露光装置が弾性部材を介してフレームに支持される為、感光体と露光装置との相対位置に関して精度が出しにくいという問題があった。また、弾性部材が劣化することにより、外部からの振動が露光装置に伝達されることを低減するという効果が十分に発揮できなくなるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、弾性部材を用いることなく、外装カバーに発生した振動が露光装置に伝達されることを低減し、振動に起因する画像の乱れを抑制することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、感光体を露光する露光装置を備えた画像形成装置であって、左右方向に延在する側板と、前記左右方向に直交する前後方向に延在し、前記側板の前記左右方向の一端側に固定される第一ステーと、前記前後方向に延在し、前記側板の前記左右方向の他端側に固定される第二ステーと、を有する本体フレームと、前記露光装置が固定され、前記本体フレームの前記側板に固定される露光装置ステーと、前記露光装置よりも鉛直方向上側にて画像形成装置の天面をなす外装カバーと、前記外装カバーが固定される外装カバー支持板と、を備え、前記外装カバー支持板は、前記外装カバー支持板の前記左右方向の一方の端部に固定される第一固定部材によって前記第一ステーに固定され、前記外装カバー支持板の前記左右方向の他方の端部に固定される第二固定部材によって前記第二ステーに固定され、前記第一ステーと前記第二ステーとの間にて前記側板に固定されない、ことを特徴とする。
本発明によれば、外装カバーに振動が発生しても、その振動が露光装置に伝達されることを低減でき、振動に起因する画像の乱れを抑制できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例〕
図1~図5、図6、図7、図8、図9~図12を用いて、本実施例に係る画像形成装置2を含む画像形成システム1について説明する。
図1~図5、図6、図7、図8、図9~図12を用いて、本実施例に係る画像形成装置2を含む画像形成システム1について説明する。
ここで、図1に示すように、画像形成装置2に向かって手前側(正面側、前側)を前方向F、奥側(背面側、後側)を後方向Bと定義する。画像形成装置2に対して後処理装置103が配置されている左側を左方向L、画像形成装置2に対して給送装置105が配置されている右側を右方向Rと定義する。また、ここで定義した左右方向は前後方向に直交する方向である。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向(直交する方向)であって鉛直方向上向き(上側)を上方向U、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向き(下側)を下方向Dと定義する。定義した前方向F、後方向B、右方向R、左方向L、上方向U、下方向Dを図2、図4などにも示す。
また、以下の説明で用いる感光体ドラム47の回動中心となる軸線方向とは、図1に示す前後方向と一致する方向である。また、後述する前側板212および後側板215の長手方向は、前後方向に直交する左右方向と一致する方向である。
(画像形成システムの構成)
図1に示すように、本実施例の画像形成システム1は、例えばプリンタである画像形成装置2と、画像形成装置2の左方向L側に隣接して配置され、画像形成されたシートSを積載可能な後処理装置103とを備えている。画像形成装置2の上面(天面)には、作業スペースとして使用可能な外装カバー109(109A,109B)が設けられている。また画像形成装置2の上面(天面)には、画像を読み取る読取位置に対して原稿を送るADFなどの原稿搬送ユニット115が配置されている。外装カバー109のうち、外装カバー109Aは、画像形成装置2の天面において、原稿搬送ユニット115よりも左右方向の一方側である左側に配置され、画像形成装置2が画像形成可能なシートSの最大サイズ(例えば、A3サイズ)より広いようにしている。また外装カバー109のうち、外装カバー109Bは、画像形成装置2の天面において、原稿搬送ユニット115よりも前記前後方向の一方側である画像形成装置の前側に配置されている。
図1に示すように、本実施例の画像形成システム1は、例えばプリンタである画像形成装置2と、画像形成装置2の左方向L側に隣接して配置され、画像形成されたシートSを積載可能な後処理装置103とを備えている。画像形成装置2の上面(天面)には、作業スペースとして使用可能な外装カバー109(109A,109B)が設けられている。また画像形成装置2の上面(天面)には、画像を読み取る読取位置に対して原稿を送るADFなどの原稿搬送ユニット115が配置されている。外装カバー109のうち、外装カバー109Aは、画像形成装置2の天面において、原稿搬送ユニット115よりも左右方向の一方側である左側に配置され、画像形成装置2が画像形成可能なシートSの最大サイズ(例えば、A3サイズ)より広いようにしている。また外装カバー109のうち、外装カバー109Bは、画像形成装置2の天面において、原稿搬送ユニット115よりも前記前後方向の一方側である画像形成装置の前側に配置されている。
なお、作業スペースとして使用可能な外装カバー109(109A,109B)は、画像形成システム1が水平に設置されていれば、水平面(フラットな面)をなす。ここで、「水平面」とは、画像形成システム1の外装の設計上やむを得ず出来てしまう部材同士の接続箇所などを除き、溝などの凹凸を極力なくすように設計されている面のことを言う。外装カバー109は例えば樹脂製のプレートで構成されており、製造上やむを得ず生じる程度のがたつきやうねりがあっても、「水平面である」と考えることとする。また、ここで言う水平とは、数学的な厳密の意味での水平ではなく、実用上、水平とみなすことができる程度の水平、すなわち略水平を含む概念である。
本実施例では、画像形成装置2の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置2に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
図2に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。また、装置本体10は、トナー供給ユニット20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、電装ユニット70と、操作部80とを備えている。また、装置本体10は、後述する本体フレーム201(図5参照)を備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
シート給送部30は、画像形成装置2の下部に配置されており、シートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32とを備え、シートSを画像形成部40に給送する。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、トナーボトル42と、露光装置43と、中間転写ユニット44と、2次転写部45と、定着装置46とを備え、シートSに画像を形成する。
画像形成ユニット41は、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色のトナー画像を形成するための4個の画像形成ユニット41y,41m,41c,41kを備える。これらは、それぞれ装置本体10に対してユーザにより着脱可能になっている。例えば、画像形成ユニット41yは、トナー画像を形成する感光体ドラム47yと、帯電ローラ48yと、現像スリーブ49yと、不図示のドラムクリーニングブレードと、トナー等とを備えている。また、画像形成ユニット41yには、トナーが充填されたトナーボトル42yからトナーが供給される。また、他の画像形成ユニット41m,41c,41kについては、いずれもトナーの色が異なる他は画像形成ユニット41yと同様の構造となっているので、詳細な説明は省略する。
露光装置43yは、感光体ドラム47yの表面を露光して感光体ドラム47yの表面上に静電潜像を形成する露光手段である。露光装置43は、後述する本体フレーム201に設けられた露光装置ステー202(図6参照)に固定される。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット41の下方向Dに配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44bとを備えている。1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光体ドラム47y,47m,47c,47kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接するようになっている。中間転写ベルト44bに1次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム47y,47m,47c,47k上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bに、フルカラー画像が形成されるようになっている。
2次転写部45は、2次転写内ローラ45aと、2次転写外ローラ45bとを備えている。2次転写外ローラ45bに正極性の2次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写するようになっている。尚、2次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、2次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで2次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加圧加熱されてシートSに定着されるようになっている。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送するようになっており、2次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、画像形成装置2の左方向L側の側部に配設された排出口62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、排出口62から排出するようになっている。排出口62は、画像形成装置2の左方向L側に配置された後処理装置103にシートSを給送可能になっている。
図3に示すように、電装ユニット70は、制御部を含む制御基板である画像コントローラ71と、リムーバブル大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(以下、HDDという)72とを内蔵している。画像コントローラ71はコンピュータにより構成され、例えばCPU73と、各部を制御するプログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM75と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)76とを備えている。HDD72は、電子データを保存するためのリムーバブルな大容量記憶装置で、主に画像処理プログラム、デジタル画像データ、デジタル画像データの付帯情報を蓄積することができる。画像形成時には、HDD72から画像データが読み出される。
CPU73は、画像形成装置2の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU73は、入出力回路76を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出部60、HDD72、操作部80に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御するようになっている。また、画像コントローラ71は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作部80の操作等により、ユーザが操作や設定を可能になっている。
操作部80は、装置本体10に対して別体に設けられ、装置本体10の各部を操作可能になっている。操作部80は、ドライバ基板81と、液晶タッチパネル82とを備えている。液晶タッチパネル82は、装置本体10に補給されたシートSの残量やトナーの残量、これらの消耗品がなくなった際の警告メッセージ、消耗品を補給する際の手順の表示等、ユーザが画像形成装置2を操作するために必要な情報を表示するようになっている。また、液晶タッチパネル82は、シートSのサイズや坪量、画像の濃度調整、出力枚数の設定等、ユーザの操作入力を受け付けるようになっている。
操作部80は、装置本体10の電装ユニット70に対してケーブル90により接続されて通電可能になっている。ケーブル90は、信号線90aと電源線90bがまとめられた束線としているが、信号線90aと電源線90bが別々のケーブルであっても良い。信号線90aは、画像コントローラ71の入出力回路76とドライバ基板81とを接続し、電源線90bは、装置本体10の電源12とドライバ基板81とを接続している。
次に、このように構成された画像形成装置2における画像形成動作について図2を用いて説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム47y,47m,47c,47kが回転して表面が帯電ローラ48y,48m,48c,48kにより帯電される。そして、露光装置43y,43m,43c,43kにより画像情報に基づいてレーザ光が感光体ドラム47y,47m,47c,47kに対して発光され、感光体ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、2次転写前搬送経路51を介してシートSが2次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61により排出口62から排出されて後処理装置103に供給される。
(本体フレームの構成)
まず図11および図12を用いて、画像形成装置本体10の本体フレーム201の構成について説明する。図11および図12は、本実施例に係る本体フレーム201を示す斜視図である。
まず図11および図12を用いて、画像形成装置本体10の本体フレーム201の構成について説明する。図11および図12は、本実施例に係る本体フレーム201を示す斜視図である。
本体フレーム201は、前側板212と、後側板215と、本体左上ステー206と、本体右上ステー207と、本体左上中ステー210と、本体右上中ステー211と、左前支柱208と、右前支柱209と、を有する。
本体左上中ステー210は、本体フレーム201の左側上部にて、前後方向に延在している。本体左上中ステー210は、本体フレーム201の前方向Fの上部で、本体フレーム201の左右方向に延在している前側板212の左側上部に固定(締結)される。
左前支柱208は、本体フレーム201の左側部にて、鉛直方向に延在している。左前支柱208は、本体フレーム201の前方向Fの上部で、本体フレーム201の左右方向に延在している前側板212に固定(締結)される。左前支柱208は、前側板212の左右方向の一方の端部に固定され、鉛直方向に延在する第一支柱である。
本体右上中ステー211は、本体フレーム201の右側上部にて、前後方向に延在している。本体右上中ステー211は、本体フレーム201の前方向Fの上部で、本体フレーム201の左右方向に延在している前側板212の右側上部に固定(締結)される。
右前支柱209は、本体フレーム201の右側部にて、鉛直方向に延在している。右前支柱209は、本体フレーム201の前方向Fの上部で、本体フレーム201の左右方向に延在している前側板212の右側上部に固定(締結)される。右前支柱209は、前側板212の左右方向の他方の端部に固定され、鉛直方向に延在する第二支柱である。
本体左上ステー206は、本体左上中ステー210の左側端部に隣接し、本体フレーム201の前後方向に延在している。本体左上ステー206は、本体フレーム201の左方向側端の上部であり、隣接する本体左上中ステー210に締結される。さらに本体左上ステー206は、本体フレーム201の左方向端部及び前側で、上下方向(鉛直方向)に延在する左前支柱208にも締結される。すなわち、本体左上ステー206は、前側板212の左右方向の一端側に固定される第一ステーである。
本体右上ステー207は、本体右上中ステー211の右側端部に隣接し、本体フレーム201の前後方向に延在している。本体右上ステー207は、本体フレーム201の右方向側端の上部であり、隣接する本体右上中ステー211に締結される。さらに本体右上ステー207は、本体フレーム201の右方向端部及び前側で、上下方向(鉛直方向)に延在する右前支柱209にも締結される。すなわち、本体右上ステー207は、前側板212の左右方向の他端側に固定される第二ステーである。
本体フレーム201をなす前側板212は、前側板212の長手方向(左右方向)と直交する感光体ドラムの軸線方向(前後方向)において、各露光装置ステー213の一方の端部が固定される。本体フレーム201をなす後側板215は、感光体ドラムの軸線方向(前後方向)において、各露光装置ステー213の他方の端部が固定される。
このように、本体フレーム201は、本体左上ステー206、本体左上中ステー210、左前支柱208、本体右上ステー207、本体右上中ステー211、右前支柱209、前側板212、後側板215が固定(締結)されることで一体状態である。ここでは本体フレーム201は、各部材がネジにより締結される構成を例示しているが、溶接により固定される構成であってもよい。
また本体フレーム201には、露光装置ステー213a、213b、213c、213dが設けられている。露光装置ステー213a、213b、213c、213dは、前後方向の一方の端部が前側板212に締結され、他方の端部が後側板215に締結される。各露光装置ステー213a、213b、213c、213dには、露光装置43y、43m、43c、43kが固定される(図8参照)。
本体フレーム201は、本体左上ステー206、本体右上ステー207が、本体左上中ステー210又は本体右上中ステー211と共に、左前支柱208、右前支柱209を介して、前側板212に固定される。
(実施例の本体フレームに対する外装カバーの取付構成)
次に図5、図6、図7、図8、図9、および図10を用いて、本体フレーム201に対する外装カバー109Bの取付構成について説明する。
次に図5、図6、図7、図8、図9、および図10を用いて、本体フレーム201に対する外装カバー109Bの取付構成について説明する。
図5は、外装カバーが画像形成装置上部に構成されている状態を示す斜視図である。図6は、図5に示す外装カバーを非表示にした、本体フレーム、外装カバー支持板を示す斜視図である。図7(a)、図7(b)は、本体フレームの左右方向両側端の上部位置を拡大して示す斜視図である。図8は、本体フレーム、外装カバー支持板を示す斜視図である。図9(a)は本体フレーム、外装カバー支持板を示す上視図、図9(b)は本体フレーム、外装カバー支持板を示す断面図であり、図9(a)のY-Y断面図である。図10(a)は、本体フレーム、外装カバー支持板を示す拡大部分断面図であり、図9(b)に示すA部の拡大断面図である。図10(b)は、本体フレーム、外装カバー支持板を示す拡大部分断面図であり、図9(b)に示すB部の拡大断面図である。
画像形成装置は、外装カバー109Bと、外装カバー支持板203と、外装カバー支持板左204と、外装カバー支持板右205と、を備える。
外装カバー109Bは、その外装面が露光装置43よりも鉛直方向上側にて画像形成装置の天面をなす。外装カバー109Bは、外装面とは反対側の面が外装カバー支持板203に固定される。
例えば、外装カバー109Bは、外装面とは反対側の面(裏面)に、補助部材202a~202eがそれぞれ固定されている。外装カバー109Bは、裏面に固定された補助部材202a~202eにより、外装カバー支持板203に固定される。ここで、外装カバー109Bに固定された各補助部材202a~202eは、締結部材を用いて外装カバー支持板203に固定される構成でも良い。あるいは外装カバー109Bに固定された各補助部材202a~202eは、外装カバー支持板に穴形状部を設けて、当該穴形状部に補助部材が差し込まれることにより支持される構成でも良い。あるいはこれらを組み合わせて固定される構成でも良い。
外装カバー支持板左204は、外装カバー支持板203の左右方向の一方の端部である左側の端部に固定される第一固定部材である。外装カバー支持板左204は、本体フレーム201の左右方向の左端上部位置で、本体左上ステー206の前側板側に固定される。
例えば、外装カバー支持板左204は、本体フレーム201の左右方向の一端側の上部位置で、締結部203a、203bにより外装カバー支持板203の左側端部に固定される。また外装カバー支持板左204は、本体フレーム201の左方向側端の上部で、締結部204a、204bにより本体左上ステー206に固定される。
外装カバー支持板右205は、外装カバー支持板203の左右方向の他方の端部である右側の端部に固定される第二固定部材である。外装カバー支持板右205は、本体フレーム201の左右方向の右端上部位置で、本体右上ステー207の前側板側に固定される。
例えば、外装カバー支持板右205は、本体フレーム201の左右方向の他端側の上部位置で、締結部203c、203dにより外装カバー支持板203の右側端部に固定される。また外装カバー支持板右205は、本体フレーム201の右方向側端の上部で、締結部205a、205bにより本体右上ステー207に固定される。
従って、外装カバー支持板203は、本体フレーム201の前側板側の上部位置で、左右方向の左側の端部が外装カバー支持板左204によって本体左上ステー206に固定され、右側の端部が外装カバー支持板右205によって本体右上ステー207に固定される。
外装カバー支持板203は、前述したように左右方向両端が本体左上ステー206、本体右上ステー207に固定されるが、本体左上ステー206と本体右上ステー207との間にて前側板212に固定されない。言い換えれば、外装カバー109Bが固定された外装カバー支持板203は、本体左上ステー206と本体右上ステー207との間にて本体フレーム201に固定されない構成となっている。
さらに外装カバー支持板左204は、外装カバー支持板203を前側板212から鉛直方向の上方に離間させた状態で本体左上ステー206に固定される。同様に、外装カバー支持板右205は、外装カバー支持板203を前側板212から鉛直方向の上方に離間させた状態で本体右上ステー207に固定される。
また外装カバー支持板左204は、左右方向において本体左上ステー206の前側板212に固定される面とは反対側の面に固定される。外装カバー支持板右205は、左右方向において本体右上ステー207の前側板212に固定される面とは反対側の面に固定される。
従って、本体上面外装カバー109は、本体フレーム201の左右方向両側端上部位置で、外装カバー支持板左204、外装カバー支持板右205のみを介して、本体左上ステー206、本体右上ステー207に固定される状態となる。同時に、本体上面外装カバー109は、本体左上ステー206と本体右上ステー207との間にて本体フレーム201の前側板212に固定されない状態となる。
(比較例の外装カバーの取付構成について)
ここで、図13、図14、および図15を用いて、比較例の本体フレームの構成、本体フレームに対する外装カバーの取付構成について説明する。
ここで、図13、図14、および図15を用いて、比較例の本体フレームの構成、本体フレームに対する外装カバーの取付構成について説明する。
(比較例の本体フレームの構成)
比較例の本体フレーム300は、前側板309と、後側板303と、本体左上ステー305と、本体右上ステー306と、左前支柱310と、右前支柱311と、を有する。
比較例の本体フレーム300は、前側板309と、後側板303と、本体左上ステー305と、本体右上ステー306と、左前支柱310と、右前支柱311と、を有する。
本体左上ステー305と本体右上ステー306は、前側板309に対して、それぞれ締結される。
具体的には、本体左上ステー305は、本体フレーム300の左方向端部及び前側で、上下方向に延在する左前支柱310に締結される。上下方向に延在する左前支柱310は、本体フレーム300の左方向端部及び前側で、前側板309に締結される。
本体右上ステー306は、本体フレーム300の右方向端部及び前側で、上下方向に延在する右前支柱311に締結される。上下方向に延在する右前支柱311は、本体フレーム300の右方向端部及び前側で、前側板309に締結される。
このようにして本体左上ステー305と本体右上ステー306は、前側板309に対して、それぞれ締結される。
露光装置ステー312a、312b、312c、312dは、前後方向の一方側が前側板309に締結され、他方側が後側板303に締結される。露光装置ステー312a、312b、312c、312dにはそれぞれ、露光装置313a、313b、313c、313dが固定される。
(比較例の本体フレームに対する外装カバーの取付構成)
外装カバー301は、露光装置313よりも鉛直方向上側にて画像形成装置の天面をなす。外装カバー301は、外装カバー支持板304に固定される。
外装カバー301は、露光装置313よりも鉛直方向上側にて画像形成装置の天面をなす。外装カバー301は、外装カバー支持板304に固定される。
外装カバー支持板304は、左右方向の一方側が、本体フレーム300の左方向側端の上部で、本体フレーム300の前後方向に延在している本体左上ステー305に、締結部304aによって締結される。
また外装カバー支持板304は、左右方向の他方側が、本体フレーム300の右方向側端の上部で、本体フレーム300の前後方向に延在している本体右上ステー306に、締結部304aによって締結される。
従って、外装カバー301を支持する外装カバー支持板304は、本体フレーム300を構成する本体左上ステー305及び本体右上ステー306に直接固定される。
さらに本体フレーム300の前方向の上部で、本体フレーム300の左右方向に延在している前側板309には、前上左固定部材307と前上右固定部材308が締結される。前上左固定部材307と前上右固定部材308は、左右方向において本体左上ステー305と本体右上ステー306の間にて前側板309に締結される。
外装カバー支持板304は、左右方向において本体左上ステー305と本体右上ステー306の間にて、前上左固定部材307と前上右固定部材308に対して締結部304bによって締結される。
従って、外装カバー301を支持する外装カバー支持板304は、左右方向において本体左上ステー305と本体右上ステー306の間にて前側板212にも固定される。
そのため、比較例の構成では、本実施例の構成に比べて、外装カバー301に発生した振動が、露光装置ステー312a、312b、312c、312dや、露光装置313a、313b、313c、313dに対して、伝わりやすい構成となっている。
次に図16および図17を用いて、比較例の外装カバーの取付構成と比較して、本実施例の外装カバーの取付構成の効果を説明する。図16および図17の縦軸は加速度伝達効率を示し、横軸は周波数を示す。加速度伝達効率の数値が大きさは、露光装置に伝わる振動の大きさを示す。
比較例の外装カバー301の取付構成は、外装カバー301を支持する外装カバー支持板304が、本体フレーム300を構成する本体左上ステー305及び本体右上ステー306に直接固定される。さらに外装カバー301を支持する外装カバー支持板304が、左右方向において本体左上ステー305と本体右上ステー306の間にて前側板212にも固定される。
比較例の外装カバー301の取付構成では、外装カバーで振動が発生した場合、その振動が露光装置ステーが固定された前側板に直接伝達される。そのため、図16に示すように、外装カバーで発生し、露光装置に伝わる振動の大きさが、図17に示す本実施例の構成に比べて、大きくなってしまう。
これに対し、本実施例の外装カバー109Bの取付構成は、外装カバー109Bが、本体フレーム201の左右方向両側端上部位置で、外装カバー支持板左204、外装カバー支持板右205のみを介して、本体左上ステー206、本体右上ステー207に固定される。同時に、外装カバー109は、本体左上ステー206と本体右上ステー207との間にて本体フレーム201の前側板212に固定されない状態となる。
本実施例の外装カバー109Bの取付構成では、外装カバーで振動が発生した場合、その振動が露光装置ステーが固定された前側板に直接伝達されることはない。そのため、図17に示すように、外装カバーで発生し、露光装置に伝わる振動の大きさが、図16に示す比較例に比べて、低減できていることが分かる。
従って、本実施例によれば、外装カバーに振動が発生しても、その振動が露光装置に伝達されることを低減でき、振動に起因する画像の乱れを抑制できる。
1 …画像形成システム
2 …画像形成装置
10 …装置本体
43,43y,43m,43c,43k …露光装置
47,47y,47m,47c,47k …感光体ドラム
109,109A,109B …外装カバー
115 …原稿搬送ユニット
201 …本体フレーム
202a~202e …補助部材
203 …外装カバー支持板
204 …外装カバー支持板左
205 …外装カバー支持板右
206 …本体左上ステー
207 …本体右上ステー
208 …左前支柱
209 …右前支柱
210 …本体左上中ステー
211 …本体右上中ステー
212 …前側板
213a,213b,213c,213d …露光装置ステー
215 …後側板
2 …画像形成装置
10 …装置本体
43,43y,43m,43c,43k …露光装置
47,47y,47m,47c,47k …感光体ドラム
109,109A,109B …外装カバー
115 …原稿搬送ユニット
201 …本体フレーム
202a~202e …補助部材
203 …外装カバー支持板
204 …外装カバー支持板左
205 …外装カバー支持板右
206 …本体左上ステー
207 …本体右上ステー
208 …左前支柱
209 …右前支柱
210 …本体左上中ステー
211 …本体右上中ステー
212 …前側板
213a,213b,213c,213d …露光装置ステー
215 …後側板
Claims (6)
- 感光体を露光する露光装置を備えた画像形成装置であって、
左右方向に延在する側板と、前記左右方向に直交する前後方向に延在し、前記側板の前記左右方向の一端側に固定される第一ステーと、前記前後方向に延在し、前記側板の前記左右方向の他端側に固定される第二ステーと、を有する本体フレームと、
前記露光装置が固定され、前記本体フレームの前記側板に固定される露光装置ステーと、
前記露光装置よりも鉛直方向上側にて画像形成装置の天面をなす外装カバーと、
前記外装カバーが固定される外装カバー支持板と、
を備え、
前記外装カバー支持板は、
前記外装カバー支持板の前記左右方向の一方の端部に固定される第一固定部材によって前記第一ステーに固定され、
前記外装カバー支持板の前記左右方向の他方の端部に固定される第二固定部材によって前記第二ステーに固定され、
前記第一ステーと前記第二ステーとの間にて前記側板に固定されない、ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一固定部材は、前記外装カバー支持板を前記側板から鉛直方向の上方に離間させた状態で前記第一ステーに固定され、
前記第二固定部材は、前記外装カバー支持板を前記側板から鉛直方向の上方に離間させた状態で前記第二ステーに固定される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第一固定部材は、前記左右方向において前記第一ステーの前記側板に固定される面とは反対側の面に固定され、
前記第二固定部材は、前記左右方向において前記第二ステーの前記側板に固定される面とは反対側の面に固定される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記側板は、前記前後方向において、前記露光装置ステーの一方の端部が固定される前側板と、前記露光装置ステーの他方の端部が固定される後側板と、を有し、
前記第一固定部材は、前記第一ステーの前側板側に固定され、
前記第二固定部材は、前記第二ステーの前側板側に固定される、ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記露光装置よりも鉛直方向上側であって前記画像形成装置の天面に配置され、画像を読み取る読取位置に対して原稿を送る原稿搬送ユニットを備え、
前記外装カバーは、前記画像形成装置の天面において、前記原稿搬送ユニットよりも前記前後方向の一方側である画像形成装置の前側に配置される、ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記本体フレームは、
前記側板の前記左右方向の一方の端部に固定され、鉛直方向に延在する第一支柱と、前記側板の前記左右方向の他方の端部に固定され、鉛直方向に延在する第二支柱と、を有し、
前記第一ステーは、前記左右方向において前記第一支柱に固定され、
前記第二ステーは、前記左右方向において前記第二支柱に固定される、ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022009507A JP2023108402A (ja) | 2022-01-25 | 2022-01-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022009507A JP2023108402A (ja) | 2022-01-25 | 2022-01-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023108402A true JP2023108402A (ja) | 2023-08-04 |
Family
ID=87475288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022009507A Pending JP2023108402A (ja) | 2022-01-25 | 2022-01-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023108402A (ja) |
-
2022
- 2022-01-25 JP JP2022009507A patent/JP2023108402A/ja active Pending
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