JP2023108253A - 車両前部構造 - Google Patents

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大輔 加藤
Daisuke Kato
章紀 本郷
Akinori Hongo
智 黒田
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哉 加藤
Hajime Kato
洋太朗 高舘
Yotaro Takadate
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

【課題】第1熱交換器の冷却効率を向上させる。【解決手段】車両前部構造は、車両Vの外部から外気を導入する空気取入口5と、空気取入口5から導入された導入外気に熱を放出する第1熱交換器10と、空気取入口5と第1熱交換器10との間で第1熱交換器10よりも下方に配設された第2熱交換器20と、を備える。第2熱交換器20の前面25は、空気取入口5の下端部6よりも上方に延在し、かつ、第1熱交換器10に向けて上り勾配に傾斜している。【選択図】図2

Description

本発明は、車両前部構造に関するものである。
下記特許文献1が開示する車両用エンジンのアンダーカバーは、車両の下方を流れる空気をエンジンルーム内に取り込んでトランスミッション方向に導く導風口と、エンジンルーム内のエンジン冷却風を外部に排出する排出口とを備える。導風口と排出口とは隣接して形成されている。排出口の車両前方側にはガイドパネルを垂下して設けると共に、このガイドパネルにおける導風口側の端部を車両後方に湾曲して延設する。
特許第3355939号公報
ところで、従来の車両前部構造では、ラジエータ等の第1熱交換器と、オイルクーラー等の第2熱交換器とが車両前後方向に並べて配置される場合が有った。そのような場合には、第2熱交換器を通過して加熱された外気が第1熱交換器に流れ、第1熱交換器の冷却効率が低下するおそれが有った。
本発明の目的は、第1熱交換器の冷却効率を向上させることである。
本発明の一態様に係る車両前部構造は、空気取入口と、第1熱交換器と、空気取入口と第1熱交換器との間で第1熱交換器よりも下方に配設された第2熱交換器と、を備える。第2熱交換器の前面は、空気取入口の下端部よりも上方に延在し、かつ、第1熱交換器に向けて上り勾配に傾斜している。
本発明によれば、第1熱交換器の冷却効率を向上させることができる。
実施形態に係る車両前部構造の空気取入口と、第1熱交換器と、第2熱交換器との配設関係を示す模式的部分正面図である。 実施形態に係る車両前部構造の空気取入口と、第1熱交換器と、第2熱交換器との配設関係を示す図であって、図1のII-II線に沿った模式的部分断面図である。 実施形態に係る車両前部構造の第1熱交換器と、第2熱交換器との配設関係を示す斜視図である。 実施形態に係る車両前部構造の第2熱交換器と、アンダーカバーとの配設関係を示す部分平面図である。 実施形態に係る車両前部構造のアンダーカバーを示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る車両前部構造について説明する。なお、各図中のFR,RRは、車両前後方向前方、後方を、LH,RHは、車幅方向左方、右方を、UP,DNは、車両上下方向上方、下方のそれぞれを示す。また、車幅方向における車両中心側を車幅方向内方といい、車幅方向内方とは反対側を車幅方向外方という。なお、以下の説明では、車両前後方向前方、後方、車幅方向左方、右方、車両上下方向上方、下方を、それぞれ単に「車両前方」「車両後方」「車両左方」「車両右方」「上方」「下方」と称する。なお、同一の機能を有する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施形態に係る車両前部構造は、例えば乗用車の車両前部に適用することができる。図1及び図2に示す例では、車両Vは車両前部にはエンジンルーム1を備える。車両Vの外部とエンジンルーム1とは空気取入口5を介して連通している。また、エンジンルーム1には図示しないエンジンの他、第1熱交換器10、第2熱交換器20が配置されている。なお、車両Vは図示しないターボチャージャ等の過給機を備えてもよい。
空気取入口5は、車両Vの外部からエンジンルーム1内に外気を導入するための開口である。空気取入口5は車両Vの外装を構成するボディパネル、バンパフェイシア等の車体外装部材のうち、車両前方側の所定範囲を開口することにより形成されてもよい。即ち、空気取入口5は車体外装部材によって画成されていてもよい。
図1及び図2に示す例では、空気取入口5は車幅方向において略中央に位置しており、車両前後方向視で略矩形の形状を有する。なお、空気取入口5は、例えば網目状、又は格子状のフロントグリル2で覆われていてもよい。空気取入口5を備えることにより、車両Vが例えば車両前方に向けて走行する際、走行風が空気取入口5からエンジンルーム1に導入される。
第1熱交換器10は、例えばインタークーラーの冷却液の熱を放熱するための熱交換器であってもよい。インタークーラーは過給機により吸入された空気を冷却する熱交換器である。図2に示した例のように、第1熱交換器10は空気取入口5から車両後方に所定の距離を隔てて配設され、略垂直方向に延在していてもよい。また、車両前後方向視において、第1熱交換器10は略矩形の形状を備え、空気取入口5と少なくとも一部が重なってもよい。空気取入口5から導入された導入外気は、矢印Aで示すように車両後方に流れ、第1熱交換器10を通過する。その際、当該導入外気に第1熱交換器10の熱が放熱される。なお、第1熱交換器10はボルト等の締結具によってエンジンルーム1内の所定箇所に固定されてもよい。第1熱交換器10の形状、取付姿勢等は図示した例に限定されず、エンジンルーム1の形状、寸法等に応じて適宜設定することができる。
第2熱交換器20は例えばオイルクーラーであってもよい。オイルクーラーは車両Vのエンジンオイルを冷却する熱交換器である。図示した例のように、第2熱交換器20は車両前後方向視において略矩形の形状を備えてもよい。また、第2熱交換器20はエンジンルーム1内において、第1熱交換器10よりも車両前方側に配置されている。即ち、第2熱交換器20は車両前後方向において空気取入口5と第1熱交換器10との間に配設されている。また、上下方向において第2熱交換器20は第1熱交換器10よりも下方に配設されている。即ち、第2熱交換器20の上端部21は、第1熱交換器10の下方側の端部よりも下方に位置してもよい。なお、上端部21は第2熱交換器20の上方側の端部である。
図2及び図3に示すように、第2熱交換器20は後傾していてもよい。図示した例では、第2熱交換器20の上端部21は下端部22よりも車両後方に位置する。下端部22は第2熱交換器20の下方側の端部である。なお、第2熱交換器20の左端部23及び右端部24には、第2熱交換器20をエンジンルーム1内に固定するためのブラケット等の固定部が形成されていてもよい。左端部23は第2熱交換器20の車両左方側の端部であり、右端部24は第2熱交換器20の車両右方側の端部である。第2熱交換器20はボルト等の締結具によってエンジンルーム1内の所定箇所に固定されてもよい。なお、図1に示した例のように、第1熱交換器10の車両左方側の端部が左端部23よりも車幅方向内方に位置し、又は第1熱交換器10の車両右方側の端部が右端部24よりも車幅方向内方に位置してもよい。
第2熱交換器20の形状、寸法、取付姿勢等は図示した例に限定されず、エンジンルーム1や他の部材の形状、寸法等に応じて適宜設定することができる。例えば、第1熱交換器10の車両左方側の端部が左端部23よりも車幅方向外方に位置し、又は第1熱交換器10の車両右方側の端部が右端部24よりも車幅方向外方に位置するように、第2熱交換器20を構成してもよい。
図3に例示するように、第2熱交換器20は、エンジンオイルを流通させるオイル配管や図示しないフィンにより画成された複数の開口27を含む。開口27は前面25から背面26にかけて貫通している。前面25は第2熱交換器20の車両前方側を構成する部分であり、開口27やオイル配管の車両前方側の端部を含んでもよい。背面26は第2熱交換器20の車両後方側を構成する部分であり、開口27やオイル配管の車両後方側の端部を含んでもよい。
図1及び図2に示す例では、第2熱交換器20の前面25は、空気取入口5の下端部6よりも上方まで延在している。下端部6は空気取入口5の下方側の端部である。これにより、車両前後方向視において第2熱交換器20と空気取入口5とは少なくとも一部が重なるように構成されている。また、前面25は第1熱交換器10に向けて上り勾配に傾斜している。より詳細には、前面25を車両後上方に仮想的に延長することにより形成された仮想面28は、第1熱交換器10の車両前方側の面と交差する。そのため、例えば空気取入口5から導入された走行風の一部は、矢印B(図2参照)で示すように、前面25によって車両後上方に偏向され、第1熱交換器10に案内される。このように、空気取入口5から第1熱交換器10までの導入外気の流路は、その下方側の少なくとも一部を前面25によって画定されている。
なお、図1~図3に示す例のように、第1熱交換器10の車両後方には第3熱交換器30が設置されてもよい。第3熱交換器30は、例えば車両Vが搭載する空調装置の冷媒の熱を導入外気に放熱するコンデンサであってもよい。第3熱交換器30は、第1熱交換器10から車両後方に所定の間隔を隔てて配設され、車両前後方向視で略矩形の形状を備えてもよい。車両前後方向視において第3熱交換器30は車幅方向中央部よりも車両右方寄りに配設されていてもよい。また、第3熱交換器30の前方投影面積は第1熱交換器10よりも大きくてもよい。
第3熱交換器30の車両後方には第4熱交換器40が配置されてもよい。第4熱交換器40は、例えばエンジンの冷却水の熱を導入外気に放熱するラジエータであってもよい。第4熱交換器40は、第3熱交換器30から車両後方に所定の間隔を隔てて配設され、車両前後方向視で略矩形の形状を備えてもよい。車両前後方向視において第4熱交換器40は車幅方向における略中央部に配設されていてもよい。また、第4熱交換器40の前方投影面積は第3熱交換器30よりも大きくてもよい。なお、第4熱交換器40の車両後方には冷却ファン80が配置されていてもよい。これにより、車両Vが停車している状態であっても、冷却ファン80により第1熱交換器10、第3熱交換器30、及び第4熱交換器40の通過風量を確保することができる。
このように、第2熱交換器20の車両後方に複数の熱交換器が配置される場合には、第2熱交換器20は、当該複数の熱交換器のうち最も車両前方側に位置する熱交換器より下方に配置されていてもよい。即ち、第2熱交換器20の上端部21は、当該複数の熱交換器のうち最も車両前方側に位置する熱交換器の下方側の端部よりも下方に位置してもよい。
図2、図4及び図5に示すように、エンジンルーム1の下方側はアンダーカバー50によって覆われていてもよい。アンダーカバー50は平面視で略矩形の形状を備えた、金属又は樹脂から構成される板状の部材であってもよい。アンダーカバー50は車両Vの下方側に延在しており、第1熱交換器10及び第2熱交換器を下方から覆っている。アンダーカバー50を設けることにより、エンジンルーム1内への小石や水の進入を抑制することができる。更に、例えば矢印D(図2参照)に示すように、車両Vの下方を車両前方から車両後方に向けて流れる走行風を整流することができる。
アンダーカバー50の下面51には凹部52が形成されていてもよい。凹部52はアンダーカバー50の一部を上方に向けて凹ませることにより形成された空間であり、下方に向けて開口している。また、凹部52は第2熱交換器20よりも車両後方に位置してもよい。なお、凹部52は車幅方向に所定の範囲で延在してもよく、例えば、凹部52の車両左方側の端部は第2熱交換器20の左端部23よりも車幅方向内方に位置し、車両右方側の端部は第2熱交換器20の右端部24よりも車幅方向内方に位置してもよい。凹部52の形状、配置等は図示した例に限定されず、アンダーカバー50の形状、寸法、車両Vにおける取付位置等に応じて適宜設定することができる。
アンダーカバー50は凹部52を画成する凹壁部53を有する。凹壁部53は、その車両前方側を構成する前壁部54と、車両後方側を構成する後壁部55と、上方側を構成する上壁部56とを備えてもよい。図示した例では、上壁部56の車両前方側端部から前下方に傾斜するように前壁部54が形成され、車両後方側端部から後下方に傾斜するように後壁部55が形成されている。凹部52の車両前方側は前壁部54によって画成され、車両後方側は後壁部55によって画成され、上方側は上壁部56によって画成されている。上壁部56はクロスメンバ3にボルト等の締結具によって締結されていてもよい。クロスメンバ3は車幅方向に延在する車体骨格部材である。
なお、凹壁部53の形状は図示した例に限定されない。凹壁部53の形状は、車両Vの形状、アンダーカバー50の形状、寸法等に応じて適宜設定することができる。例えば、凹壁部53は凹部52の車両右方側、又は車両左方側を画成する側壁部を含んでもよい。
凹壁部53には排出口60が形成されていてもよい。図示した例では、前壁部54の所定領域を開口することにより、第2熱交換器20の車両後方に位置する排出口60が形成されている。そのため、エンジンルーム1内と凹部52とは排出口60を介して連通している。即ち、空気取入口5と凹部52とは排出口60を介して連通している。そのため、矢印C(図2参照)に示すように、空気取入口5から導入された導入外気の一部は排出口60から凹部52に放出される。即ち、空気取入口5から排出口60に向かう導入外気の流路が形成される。ここで、第2熱交換器20は当該流路に配設されている。そのため、空気取入口5から導入された導入外気の一部は第2熱交換器20を通過して排出口60から排出される。
なお、図示した例では凹部52には2つの排出口60が車幅方向に隣接するように形成されているが、これに限定されない。凹部52には1つ又は3つ以上の排出口60が形成されてもよい。また、排出口60を形成する位置は前壁部54に限定されず、アンダーカバー50の形状、取付位置、取付方法等に応じて適宜設定することができる。例えば、後壁部55や上壁部56に排出口60を設けてもよい。
第2熱交換器20の車両後方にはエアガイド70が配設されていてもよい。エアガイド70は第2熱交換器20の背面26を車両後方から覆い、第2熱交換器20を通過した導入外気を排出口60に案内する部材である。図2に示した例では、エアガイド70はブラケット等の固定具を介して略垂直に立設された、車幅方向に延在する板状の壁部材である。エアガイド70は例えば樹脂製であってもよい。
図示した例では、エアガイド70の上端部71は、第2熱交換器20の背面26に近接するように屈曲されている。そのため、エアガイド70の上方側における第2熱交換器20との間の距離は、エアガイド70の下方側における第2熱交換器20との間の距離よりも小さい。これにより、エアガイド70と第2熱交換器20との間には、下方に開口した空間Sが形成されている。
空間Sは、空気取入口5から排出口60までの導入外気の流路のうち、第2熱交換器20から排出口60までの流路を構成している。そのため、空間Sと凹部52とは排出口60を介して連通する。また、エアガイド70は第2熱交換器20から排出口60までの導入外気の流路の、少なくとも車両後方側を画定する。そのため、矢印Cに示すように、第2熱交換器20を通過した導入外気はエアガイド70に案内されて下方へと流れ、排出口60から排出される。なお、図示した例のように上端部71を第2熱交換器20に近接させることにより、エアガイド70で空間Sの上方側を画定してもよい。
なお、エアガイド70の形状、配置等は図示した例に限定されず、エンジンルーム1や第2熱交換器20の形状、寸法等に応じて適宜設定することができる。例えば、エアガイド70は第2熱交換器20の車両後方において前傾する板状の部材であってもよい。
次に、実施形態に係る車両前部構造の作用効果について説明する。
(1)実施形態に係る車両前部構造は、車両Vの外部から外気を導入する空気取入口5と、空気取入口5から導入された導入外気に熱を放出する第1熱交換器10と、空気取入口5と第1熱交換器10との間で第1熱交換器10よりも下方に配設された第2熱交換器20と、を備え、第2熱交換器20の前面25は、空気取入口5の下端部6よりも上方に延在し、かつ、第1熱交換器10に向けて上り勾配に傾斜している。
これにより、空気取入口5から導入された導入外気のうち、第2熱交換器20を通過して加熱された外気が第1熱交換器10に向けて流れるのを抑制できる。また、空気取入口5から導入された導入外気の一部は、第2熱交換器20の前面25によって車両後上方に向けて偏向され、第1熱交換器に案内される。そのため、第1熱交換器10の通過風量を確保し、冷却効率を向上させることができる。
(2)実施形態に係る車両前部構造は、第1熱交換器10及び第2熱交換器20を下方から覆う車両Vのアンダーカバー50を備え、第2熱交換器20よりも車両後方におけるアンダーカバー50の下面51には、上方に向けて凹んだ凹部52が形成されており、アンダーカバー50の凹部52を画成する凹壁部53には、凹部52に導入外気を排出する排出口60が形成され、第2熱交換器20は空気取入口5から排出口60までの導入外気の流路に配設されていてもよい。
これにより、空気取入口5から導入された導入外気の一部は第2熱交換器20を通過し、排出口60から凹部52に排出される。ここで、凹部52に排出された導入外気は、アンダーカバー50の下方を車両前方から流れてきた気流に引き込まれ、当該気流と共に、例えば車両後方に流れる。そのため、排出口60近傍での乱流の発生等に起因する走行抵抗の増大を抑制することができる。更に、アンダーカバー50の下方を流れる気流によって凹部52には負圧が形成される。これにより、空気取入口5から導入された導入外気の一部がより確実に第2熱交換器20を通過し、排出口60から排出され易くなる。よって、第2熱交換器20の通過風量を確保し、冷却効率を向上させることができる。また、第2熱交換器20を通過して加熱された導入外気が第1熱交換器10に流れるのを抑制し、第1熱交換器10の冷却効率をより確実に向上させることができる。
なお、第2熱交換器20の車両後方には、空気取入口5から排出口60までの導入外気の流路のうち、第2熱交換器20から排出口60までの流路の車両後方側を画定するエアガイド70が配設されていてもよい。
これにより、第2熱交換器20を通過した導入外気が車両後方に流れるのを抑制し、当該導入外気をより確実に排出口60に案内することができる。更に、第2熱交換器20と排出口60との間の空間Sに負圧をより確実に形成することができる。そのため、空気取入口5から導入された導入外気をより確実に第2熱交換器20を通過させ、排出口60から排出することができる。よって、第2熱交換器20の通過風量を確保し、冷却効率を向上させることができる。
以上の説明では、乗用車を例にとって実施形態に係る車両前部構造の構成を説明したが、これに限定されない。実施形態に係る車両前部構造は、例えばバン等の商用車に用いられてもよい。
V 車両
5 空気取入口
6 下端部
10 第1熱交換器
20 第2熱交換器
25 前面
50 アンダーカバー
51 下面
52 凹部
53 凹壁部
60 排出口

Claims (2)

  1. 車両の外部から外気を導入する空気取入口と、
    前記空気取入口から導入された導入外気に熱を放出する第1熱交換器と、
    前記空気取入口と前記第1熱交換器との間で前記第1熱交換器よりも下方に配設された第2熱交換器と、
    を備え、
    前記第2熱交換器の前面は、前記空気取入口の下端部よりも上方に延在し、かつ、前記第1熱交換器に向けて上り勾配に傾斜している、車両前部構造。
  2. 前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器を下方から覆う前記車両のアンダーカバーを備え、
    前記第2熱交換器よりも車両後方における前記アンダーカバーの下面には、上方に向けて凹んだ凹部が形成されており、
    前記アンダーカバーの前記凹部を画成する凹壁部には、前記凹部に前記導入外気を排出する排出口が形成され、
    前記第2熱交換器は前記空気取入口から前記排出口までの前記導入外気の流路に配設されている、請求項1に記載の車両前部構造。
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