JP2023107526A - 重量検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】架台の剛性を高めつつ軽量化も可能とする重量検査装置を提供する。【解決手段】重量検査装置100は、被検査物Pを搬送方向TDに搬送しながら被検査物Pの重量を計量する搬送計量部20と、搬送計量部20を支持する架台50と、を備える。架台50は、平面視において搬送計量部20と重ならない位置に配置された少なくとも4つの支柱部51,52と、平面視において四角形を形成する少なくとも4つのビーム部53,56,57と、を有する。ビーム部53,56,57は、左支柱部51及び右支柱部52Aにそれぞれ接続される一対の上ビーム部53を含み、上ビーム部53Bのうち少なくとも1つの上端面53cの高さは、搬送計量部20の搬送面24aの高さと同じか又は当該高さより高い。【選択図】図2

Description

本発明は、重量検査装置に関する。
従来、被検査物を搬送しながらその重量を測定し、後段の装置へ被検査物を供給する重量検査装置が知られている。重量検査装置は、被検査物を取り込む取り込み部と、取り込み部から供給された被検査物の重量を検出する計量部とを備える。取り込み部及び計量部は、架台によって支持される。例えば特許文献1に記載されるように、架台は、搬送方向(特許文献1におけるX軸方向)に所定距離をおいて配置された一対の逆U字形状の脚部材と、一対の脚部材上に固定されて搬送方向に延びる一対のレール状部材とを備える。レール状部材は、脚部材の水平部分に対し、溶接等によって固定されている。レール状部材は、計量部の計量ボックスと、取り込み部の取り込みボックスとを支持する。
特許文献1の装置において、計量ボックス内には、起歪体であるロードセルが取り付けられている。ロードセルの一方側の固定端は計量ボックス内に固定されており、ロードセルの他方側の自由端は、駆動モータを収容するモータボックスと、一対の支持部材とを介して、計量コンベアを支持する。計量部では、計量コンベア自体の重量及び被検査物の重量が、支持部材及びモータボックス等を介してロードセルの自由端へと伝達される。
特許第5064973号公報
従来の重量検査装置の架台構造では、剛性が低いという問題があった。剛性を確保しつつ安定した計量を行うためには、装置の重量が大きくなるため、軽量化は難しかった。
本発明は、架台の剛性を高めつつ軽量化も可能とする重量検査装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る重量検査装置は、被検査物を搬送方向に搬送しながら被検査物の重量を計量する搬送計量部と、搬送計量部を支持する架台と、を備え、架台は、平面視において搬送計量部と重ならない位置に配置された少なくとも4つの支柱部と、支柱部のうち何れか2つにそれぞれが接続され、平面視において四角形を形成する少なくとも4つのビーム部と、を有し、ビーム部は、搬送方向に並ぶ2つの支柱部にそれぞれ接続される一対の第1ビーム部を含み、第1ビーム部のうち少なくとも1つの上端の高さは、搬送計量部の搬送面の高さと同じか又は当該高さより高い。
この重量検査装置によれば、少なくとも4つのビーム部が、平面視で四角形をなすように配置されており、各ビーム部が支柱部に接続される。よって、架台の剛性が高められる。被検査物の計量には、振動が悪影響を及ぼす場合がある。架台の剛性が高められることにより、重量検査装置は振動による影響を受けにくくなっている。また、剛性を確保しつつ、4つのビーム部の全部又は一部を軽量化することも容易である。これにより、架台の軽量化が可能となっている。
ビーム部は、搬送方向に直交する幅方向に並ぶ2つの支柱部にそれぞれ接続される一対の第2ビーム部を含み、第2ビーム部の高さは、当該2つの支柱部の高さより低くてもよい。この場合、架台の重心が下がるため、安定性が高められる。
搬送計量部は第2ビーム部に支持されていてもよい。搬送計量部が、架台のより低い位置で支持されるため、重量検査装置全体としても、重心が下がり、安定性が高められる。
第2ビーム部は第1ビーム部より短くてもよい。搬送計量部が、比較的短い第2ビーム部に支持されるので、架台は、搬送計量部を安定して支持することができる。振動に対する耐性も向上する。
ビーム部は、四角形の長辺をなす一対の長辺ビーム部と、四角形の短辺をなす一対の短辺ビーム部とを含み、搬送計量部は短辺ビーム部に支持されていてもよい。搬送計量部が、短辺ビーム部に支持されるので、架台は、搬送計量部を安定して支持することができる。振動に対する耐性も向上する。
本発明によれば、架台の剛性が高められており、更に架台の軽量化が可能である。
一実施形態に係る重量検査装置の正面図である。 図1の重量検査装置の斜視図である。 図1の重量検査装置の(上流側から見た)側面図である。 搬送計量部付近を拡大して示す正面図である。 架台及び搬送計量部の平面図である。 取込コンベア部と計量コンベア部を取り外した状態を示す斜視図である。 架台の斜視図である。 図8(a)は第1ビームにおけるセンサの取付構造を示す図、図8(b)は図8(a)の取付構造を第1ビームの下方から見た図である。 変形例に係る架台と、架台によって支持された搬送計量部を示す正面図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る重量検査装置100について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。以下の説明において、「上」及び「下」の語は、図1に示されるように、鉛直方向の上下方向に対応し、「上流」及び「下流」の語は、被検査物Pの搬送方向TDにおける上流及び下流を意味する。
重量検査装置100は、上流側から供給される被検査物Pを下流側へ搬送しつつ、当該被検査物Pの重量が、許容範囲内であるか否かの検査を行う装置である。図1に示されるように、重量検査装置100は、主に、1と、本体部40と、架台50と、を備える。
搬送計量部20は、架台50に取り付けられており、上流側(図示左側)に配置された取込部10と、下流側(図示右側)に配置された計量装置30とを有する。
搬送計量部20の取込部10は、上流側から被検査物Pを受け入れて搬送し、下流側にある計量装置30へ被検査物Pを受け渡す。取込部10は、取込コンベア11と、駆動部15と、を備えている。
取込コンベア11は、コンベアフレーム12と、駆動ローラ13A及び従動ローラ13Bと、搬送ベルト14と、を有している。コンベアフレーム12は、取込コンベア11の前側及び後側に配置された一対の支持部材61によって支持されている。駆動ローラ13A及び従動ローラ13Bは、コンベアフレーム12の搬送方向TDの上流側及び下流側に、それぞれ回転可能に取り付けられている。搬送ベルト14は、駆動ローラ13A及び従動ローラ13Bに巻き掛けられた、無端状のベルトである。
駆動部15は、取込コンベア11を駆動させる。駆動部15は、駆動モータ16と、モータボックス17、とを有している。駆動モータ16は、駆動ローラ13Aを回転させる。モータボックス17は、駆動モータ16を収容している。モータボックス17は、支持部材61を介して架台50のベース部材58(詳しくは後述する)に固定されている。モータボックス17は、架台50のベース部材58に直接固定されていてもよい。駆動モータ16は、タイミングベルト18を介して駆動力を駆動ローラ13Aに伝達し、駆動ローラ13Aを回転させる。これにより、駆動ローラ13Aと従動ローラ13Bとの間で搬送ベルト14が回動し、搬送ベルト14上の被検査物Pが搬送計量部20へ搬送される。
搬送計量部20の計量装置30は、取込部10から受け渡された被検査物Pを搬送しながら被検査物Pの重量を計量する。計量装置30は、搬送部20Aと、計量部20Bと、を備えている。搬送部20Aは、被検査物Pを搬送する。搬送部20Aは、搬送コンベア21と、駆動部25と、を備えている。
搬送コンベア21における搬送方向TDは、本実施形態では水平方向であり、取込コンベア11における搬送方向TDと同じである。搬送コンベア21は、コンベアフレーム22と、駆動ローラ23A及び従動ローラ23Bと、搬送ベルト24と、を有している。コンベアフレーム22は、搬送計量部20の前側及び後側に配置された、一対の支持部材62によって支持されている。駆動ローラ23A及び従動ローラ23Bは、コンベアフレーム22の搬送方向TDの上流側及び下流側に、それぞれ回転可能に取り付けられている。搬送ベルト24は、駆動ローラ23A及び従動ローラ23Bに巻き掛けられた、無端状のベルトである。
駆動部25は、搬送コンベア21を駆動させる。駆動部25は、駆動モータ26と、モータボックス27、とを有している。駆動モータ26は、駆動ローラ23Aを回転させる。モータボックス27は、駆動モータ26を収容している。モータボックス27は、支持部材62を介して架台50のベース部材58に固定されている。モータボックス27は、架台50のベース部材58に直接固定されていてもよい。駆動モータ26は、タイミングベルト28を介して駆動力を駆動ローラ23Aに伝達し、駆動ローラ23Aを回転させる。これにより、駆動ローラ23Aと従動ローラ23Bとの間で搬送ベルト24が回動し、搬送ベルト24上の被検査物Pが下流側に搬送される。
計量部20Bは、搬送部20A上の被検査物Pの重量を計量する。計量部20Bは、ロードセル31と、計量ボックス32と、を備えている。ロードセル31は、搬送部20Aに被検査物Pが載置されることで生じる歪みの変化を検出して、搬送部20Aに載置された被検査物Pの重量を計量する。計量ボックス32は、架台50のベース部材58に固定されている。計量ボックス32は、ロードセル31を収容している。
本体部40は、計量装置30の後方に配置されている。本体部40は、筐体部41と、制御部42と、表示操作部43と、電源スイッチ44と、を有している。本体部40は、架台50の下ビーム部55に固定されている。
筐体部41は、上下方向に延びる縦長の筐体である。制御部42は、筐体部41の内部に収容されている。制御部42は、重量検査装置100の各部の動作を制御する。制御部42は、例えば、CPU、ROM及びRAM等から構成されている。制御部42は、ロードセル31から出力された計量信号を受信し、計量信号により示される計量値が所定の許容範囲内にあるかどうかを判定する。
表示操作部43は、筐体部41の上部に設けられている。表示操作部43の画面43aには、計量装置30が行う計量に関する内容が表示される。例えば、表示操作部43の画面43aには、制御部42における判定の結果等が表示される。電源スイッチ44は、重量検査装置100の電源のオンオフを行う。
次に図1~図5及び図7を参照して、架台50の構成、及び、架台50の各部と搬送計量部20の各部の配置関係について説明する。図1~図3に示されるように、架台50は、搬送計量部20を支持する。すなわち架台50は、取込部10及び計量装置30の両方を支持する。架台50は、重量検査装置100の設置面(地面)F上に立設された4つの支柱部51,52を有する。4つの支柱部51,52は、例えば上下方向に一直線状に延びており、互いに平行である。詳細には、架台50は、上流側に配置された一対の左支柱部51と、下流側に配置された一対の右支柱部52とを有する。一対の左支柱部51は、搬送方向TDに直交する幅方向(前後方向)に所定の間隔をおいて離間するように配置されている。一対の右支柱部52は、搬送方向TDに直交する幅方向(前後方向)に所定の間隔をおいて離間するように配置されている。4つの支柱部51,52は、平面視において四角形の頂点の位置に配置されている。一対の左支柱部51間の間隔と一対の右支柱部52間の間隔は、例えば等しく、この前後方向の間隔の範囲内に搬送計量部20が収まっている。図5に示されるように、4つの支柱部51,52は、平面視において搬送計量部20と重ならない位置に配置されている。4つの支柱部51,52は、搬送計量部20の周囲(水平方向における周囲)に配置されている。支柱部51,52のそれぞれは、例えば、金属製の円形管状部材からなる。
以下の説明において、一対の左支柱部51のうち、前側に配置された1つを左支柱部51Aと言い、後側に配置された1つを左支柱部51Bと言う場合がある。一対の右支柱部52のうち、前側に配置された1つを右支柱部52Aと言い、後側に配置された1つを右支柱部52Bと言う場合がある。上述したように、左支柱部51A、左支柱部51B、右支柱部52A、及び右支柱部52Bは、互いに平行であり、例えば上下方向に延びている。本実施形態では、設置面Fを基準として、左支柱部51A、左支柱部51B、右支柱部52A、及び右支柱部52Bのそれぞれの高さ(すなわち長さ)は等しくなっている。
架台50は、搬送方向TDに並ぶ左支柱部51及び右支柱部52に接続される一対の上ビーム部(第1ビーム部)53及び一対の下ビーム部55を有する。図2及び図7に示されるように、上ビーム部53は、例えば、左支柱部51の上端部51a及び右支柱部52の上端部52aに接続されている。下ビーム部55は、例えば、左支柱部51の下部51b及び右支柱部52の下部52bに接続されている。上ビーム部53と下ビーム部55のそれぞれは、例えば、金属製の角形管状部材からなる。上ビーム部53と下ビーム部55の両方又は何れか一方が、下方に向けて開放された断面C字状の部材であってもよい。上ビーム部53の下面には、例えば、長尺方向に延びる開口53eと、開口53eを形成する一対の下面片53fが形成されている(図8(b)参照)。
以下の説明において、一対の上ビーム部53のうち、前側に配置された1つを上ビーム部53Aと言い、後側に配置された1つを上ビーム部53Bと言う場合がある。一対の下ビーム部55のうち、前側に配置された1つを下ビーム部55Aと言い、後側に配置された1つを下ビーム部55Bと言う場合がある。搬送方向TDに並ぶ左支柱部51A及び右支柱部52Aに、1つの上ビーム部53A及び1つの下ビーム部55Aが固定されている。搬送方向TDに並ぶ左支柱部51B及び右支柱部52Bに、1つの上ビーム部53B及び1つの下ビーム部55Bが固定されている。上記した本体部40の筐体部41は、ブラケット47を介して下ビーム部55Bに取り付けられている。上ビーム部53A、上ビーム部53B、下ビーム部55A、及び下ビーム部55Bは、互いに平行であり、例えば水平方向に延びている。上ビーム部53A、上ビーム部53B、下ビーム部55A、及び下ビーム部55Bのそれぞれの長さは等しくなっている。
架台50は、幅方向(前後方向)に並ぶ一対の左支柱部51に接続される1つの左水平ビーム部(第2ビーム部)56と、幅方向(前後方向)に並ぶ一対の右支柱部52に接続される1つの右水平ビーム部(第2ビーム部)57とを有する。左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57は、左支柱部51及び右支柱部52の上下方向における中央部に固定されている。左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57は、何れも水平に延びており、上ビーム部53と下ビーム部55の間の高さに位置する。左水平ビーム部56の高さは、左支柱部51Aの高さより低く、左支柱部51Bの高さより低い。右水平ビーム部57の高さは、右支柱部52Aの高さより低く、右支柱部52Bの高さより低い。左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57のそれぞれは、例えば、金属製の円形管状部材からなる。左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57は、互いに平行であり、例えば水平方向に延びている。左水平ビーム部56の長さと右水平ビーム部57の長さは、等しくなっている。左水平ビーム部56の高さと右水平ビーム部57の高さは、等しくなっている。
架台50は、更に、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57の間に架け渡されたベース部材58を有する。ベース部材58は、例えば水平に延びている。ベース部材58は、例えば、設置面Fに平行に延びている。ベース部材58は、例えば、下方に向けて開放された断面C字状の金属製部材からなる。ベース部材58は、平坦な天面板部81を有している。ベース部材58の天面板部81上に、駆動部15のモータボックス17、駆動部25のモータボックス27、及び計量ボックス32が、適宜の締結部材(ボルト及びナット、又はビス等)を用いて固定されている。天面板部81は、架台50に対して搬送計量部20を取り付けるための取付面、又は設置面である。天面板部81の中央領域には、天面板部81の1/2~1/4程度の面積を有する矩形の開口部81eが形成されている。
上ビーム部53、下ビーム部55、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57のそれぞれは、支柱部51,52に対して、例えば溶接によって接続されている。ベース部材58は、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57に対して、例えば溶接によって接続されている。なお、これらの接続形態は、溶接に限られず、例えば接着等であってもよいし、固定金具等と締結部材とが適用されてもよい。
図5に示されるように、架台50において、2つの上ビーム部53(上ビーム部53A及び上ビーム部53B)と、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57とは、平面視において四角形を形成している。平面視において、2つの上ビーム部53と、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57によって形成された四角形の中(範囲内)に、搬送計量部20が配置されている。より詳細には、図6に示されるように、平面視において、2つの上ビーム部53と、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57によって形成された四角形の中(範囲内)に、モータボックス17、モータボックス27、及び計量ボックス32が配置されている。
より詳細には、架台50において、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57は、何れも、上ビーム部53より短い。すなわち、一対の上ビーム部53、左水平ビーム部56、及び右水平ビーム部57の4つ(4辺)からなる枠状のビーム部によって形成される四角形は、長方形である。一対の上ビーム部53は、長方形の長辺をなす一対の長辺ビーム部である。左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57は、長方形の短辺をなす一対の短辺ビーム部である。
図1~図4に示されるように、搬送計量部20は、ベース部材58に支持されている。すなわち取込部10及び計量装置30は、ベース部材58に支持されている。言い換えれば、搬送計量部20は、ベース部材58を介して、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57に支持されている。
図1及び図4に示されるように、取込コンベア11の搬送ベルト14における搬送面14aと、搬送コンベア21の搬送ベルト24における搬送面24aは、同じ高さに位置する。言い換えれば、搬送面14aと搬送面24aは、同一平面上に位置する。被検査物Pは、搬送面14aから搬送面24aへと受け渡されるが、取込コンベア11と搬送コンベア21との間には、微小な幅(搬送方向TDの長さ)を有する間隙部Xが形成されている。
左支柱部51Aの上端部51a及び右支柱部52Aの上端部52aに接続された上ビーム部53Aの高さと、左支柱部51Bの上端部51a及び右支柱部52Bの上端部52aに接続された上ビーム部53Bの高さは、等しい。本実施形態において、上ビーム部53A及び上ビーム部53Bの高さは、搬送面14a及び搬送面24aの高さと同じである。すなわち、設置面Fが平坦な平面であると仮定した場合に、設置面Fから上ビーム部53A及び上ビーム部53Bの上端面(上端)53cまでの距離と、設置面Fから搬送面14a及び搬送面24aまでの距離とが等しい。上ビーム部53A及び上ビーム部53Bの上端面53cは、2つの左支柱部51及び2つの右支柱部52の各上端面と面一である。
架台50では、搬送計量部20を包囲するようにして4つの支柱部、すなわち左支柱部51及び右支柱部52が設けられている。そして、図5に示されるように、前後方向において、右支柱部52A及び上ビーム部53Bの間に搬送計量部20が配置されている。また平面視した場合に、左右方向(搬送方向TD)において、左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57の間に搬送計量部20が配置されている。
図2に示されるように、上ビーム部53A及び上ビーム部53Bは、搬送ベルト14及び搬送ベルト24の側方に配置されている。この配置により、架台50の一部である上ビーム部53A及び上ビーム部53Bが、取込コンベア11及び搬送コンベア21に対する保護部材の役割を担っている。従来、架台50が搬送計量部20の下方に配設されていた構成においては、逆U字状の脚部材に対し、前後方向及び上下方向に延びる支持アームを取り付け、支持アームの上端にバンパ部材が設けられていた。搬送方向に延びるバンパ部材は、搬送計量部の搬送部を保護する役割を担っていた。本実施形態の重量検査装置100では、搬送方向TDに並ぶ2つの支柱部の上端(または上部)を架け渡すように設けられた上ビーム部53が、搬送計量部20の搬送部20A(搬送コンベア21)を保護している。上記した従来の支持アームのような別途の部材は不要であり、架台50の一部がバンパ機能を有している。
図8(a)及び図8(b)に示されるように、上ビーム部53には、例えば電装系の部品又は部材等を取り付けることができる。一例として、上ビーム部53Bには、光電センサ70が取り付けられ得る。上ビーム部53Bの開口53eを通じて、固定具71が一対の下面片53fに固定され、この固定具71と一体化されたホルダ72に、光電センサ70が固定される。光電センサ70は、取込コンベア11と搬送コンベア21の間の間隙部Xの近傍に配置され、取込コンベア11から搬送コンベア21に受け渡される被検査物Pを検出する。上ビーム部53には、光電センサ70の他にも、種々の機器を取り付けることができる。例えば、作業者によって操作され得る非常停止スイッチが設けられてもよい。操作性を考慮して、そのような操作機器は、一対の上ビーム部53のうち手前側の上ビーム部53Aに取り付けられる。
本実施形態の重量検査装置100によれば、少なくとも4つのビーム部53,56,57が、平面視で四角形をなすように配置されており、各ビーム部53,56,57が支柱部51,52に接続される。よって、架台50の剛性が高められている。被検査物Pの計量には、振動が悪影響を及ぼす場合がある。架台50の剛性が高められることにより、重量検査装置100は振動による影響を受けにくくなっている。また、剛性を確保しつつ、4つのビーム部53,56,57の全部又は一部を軽量化することも容易である。これにより、架台50の軽量化が可能となっている。従来のように別途のバンパ部を別途設ける必要がある場合、バンパ部が軽量化の妨げとなっていた。本実施形態の重量検査装置100では、架台50がバンパ部を兼ねているため、軽量化が実現される。剛性の観点においても、捩れにくくなっている(捩る方向の外力に強い)。高い位置に配置された上ビーム部53に機器類を取り付けることができ、作業者にとっての操作性も高められている。
左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57の高さは、支柱部51,52の高さより低い。これにより、架台50の重心が下がるため、安定性が高められている。
搬送計量部20は左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57に支持されている。搬送計量部20が、架台50のより低い位置で支持されるため、重量検査装置100全体としても、重心が下がり、安定性が高められている。
また搬送計量部20が、長方形の短辺を構成する左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57に支持されるので、架台50は、搬送計量部20を安定して支持することができる。更には振動に対する耐性も向上する。
別の観点では、搬送計量部20が、短辺ビーム部である左水平ビーム部56及び右水平ビーム部57に支持されるので、架台50は、搬送計量部20を安定して支持することができる。更には振動に対する耐性も向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、上ビーム部53A及び上ビーム部53Bの高さが、搬送面14a及び搬送面24aの高さと同じである場合について例示したが、この例に限られない。図9に示されるように、上ビーム部53A及び上ビーム部53Bの高さが、搬送面14a及び搬送面24aの高さより高い架台50Aが採用されてもよい。
上記実施形態では、第1ビーム部が第2ビーム部よりも長い場合について例示した。すなわち第1ビーム部が長辺ビーム部であり、第2ビーム部が短辺ビーム部である場合について例示したが、この例に限られない。第2ビーム部が第1ビーム部よりも長くてもよい。すなわち、第2ビーム部が長辺ビーム部であり、第1ビーム部が短辺ビーム部であってもよい。その場合に、搬送計量部が第2ビーム部に支持されてもよいが、そうでなくてもよい。搬送計量部が、短辺ビーム部としての第1ビーム部に支持されてもよい。第1ビーム部に、適宜のブラケットが固定され、そのブラケットに、搬送計量部が支持される。ブラケットは、第1ビーム部の上端よりも低い位置に設けられ、搬送計量部の下部、又は下面に固定されてもよい。
第2ビーム部の高さが、支柱部の高さと同じか、支柱部の高さより高くてもよい。その場合、第2ビーム部は、搬送計量部の機能を阻害しないよう、搬送計量部に干渉しない位置に配置され得る。
上ビーム部53Aの高さと上ビーム部53Bの高さが異なっていてもよい。その場合に、一対の上ビーム部53の一方のみの上端の高さが、搬送計量部20の搬送面24aの高さと同じか、又は当該搬送面24aの高さより高くてもよい。であってもよい。一対の第1ビーム部の他方の上端は、搬送計量部20の搬送面24aの高さより低くてもよい。すなわち、上ビーム部53のうち少なくとも1つの上端の高さが、搬送計量部20の搬送面24aの高さと同じか、又は当該高さより高ければよい。
搬送計量部の構成についても、種々の変形態様が採られ得る。例えば、計量ボックスが搬送部の中に組み込まれている構成が採用されてもよい。
取込部10が省略されてもよい。その場合、架台50は、計量装置30のみを支持してもよい。架台50において、下ビーム部55が省略されてもよい。
4つのビーム部によって平面視において形成される四角形が、正方形であってもよい。
10…取込部、11…取込コンベア、20…搬送計量部、20B…計量部、21…搬送コンベア、50…架台、51,51A,51B…左支柱部、52,52A,52B…右支柱部、53,53A,53B…上ビーム部(第1ビーム部)、55,55A,55B…下ビーム部、56…左水平ビーム部(第2ビーム部)、57…右水平ビーム部(第2ビーム部)、58…ベース部材、81…天面板部、F…設置面、TD…搬送方向、P…被検査物、X…間隙部。

Claims (5)

  1. 被検査物を搬送方向に搬送しながら前記被検査物の重量を計量する搬送計量部と、
    前記搬送計量部を支持する架台と、を備え、
    前記架台は、
    平面視において前記搬送計量部と重ならない位置に配置された少なくとも4つの支柱部と、
    前記支柱部のうち何れか2つにそれぞれが接続され、平面視において四角形を形成する少なくとも4つのビーム部と、を有し、
    前記ビーム部は、前記搬送方向に並ぶ2つの支柱部にそれぞれ接続される一対の第1ビーム部を含み、前記第1ビーム部のうち少なくとも1つの上端の高さは、前記搬送計量部の搬送面の高さと同じか又は当該高さより高い、重量検査装置。
  2. 前記ビーム部は、前記搬送方向に直交する幅方向に並ぶ2つの支柱部にそれぞれ接続される一対の第2ビーム部を含み、前記第2ビーム部の高さは、当該2つの支柱部の高さより低い、請求項1に記載の重量検査装置。
  3. 前記搬送計量部は前記第2ビーム部に支持されている、請求項2に記載の重量検査装置。
  4. 前記第2ビーム部は前記第1ビーム部より短い、請求項3に記載の重量検査装置。
  5. 前記ビーム部は、前記四角形の長辺をなす一対の長辺ビーム部と、前記四角形の短辺をなす一対の短辺ビーム部とを含み、前記搬送計量部は前記短辺ビーム部に支持されている、請求項1又は2に記載の重量検査装置。
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