JPH0886685A - 計量コンベア - Google Patents

計量コンベア

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JPH0886685A
JPH0886685A JP24852194A JP24852194A JPH0886685A JP H0886685 A JPH0886685 A JP H0886685A JP 24852194 A JP24852194 A JP 24852194A JP 24852194 A JP24852194 A JP 24852194A JP H0886685 A JPH0886685 A JP H0886685A
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Hajime Murata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 架台に対するコンベアユニットの支持が強固
であり、しかも該ユニットのたわみや変形が効果的に吸
収されて高い計量精度が確保されると共に、コンベアユ
ニットの取り付け取り外しが容易な計量コンベアを提供
する。 【構成】 架台10上の長手方向両端部寄りに配置され
た一対のロードセル20,20上にコンベア受け部材3
0,30を介してコンベアユニット40を載置した構成
において、上記コンベア受け部材30を、ロードセル2
0の可動剛体部22に固着されて架台10の幅方向に延
びるフレーム部材31と、その両端部にそれぞれ固設さ
れて上端に架台幅方向に視て凹状の切欠き32a,32
aが設けられた一対の受け部材32,32とで構成す
る。一方、コンベアユニット40には、両側のサイドフ
レーム41,41の内面側に上記各切欠き32a…32
aにそれぞれ上方から係合される弾性部材51…51を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種商品の製造ライン
等で用いられる計量コンベアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】商品を一定重量に計量して包装する商品
の自動製造ライン等においては、その最終工程で、包装
された商品が上記一定重量を有するか否かのチェックが
行われ、そのチェックに計量コンベアが用いられること
がある。
【0003】この計量コンベアは、例えば実開平5−6
6528号公報や実開平6−25731号公報に開示さ
れているように、一対のローラ間にベルトを巻き掛ける
と共に一方のローラを駆動するモータを備えてなるコン
ベアユニットをロードセル上に載置し、該コンベアユニ
ットにより物品を搬送しながら或はその搬送を一時停止
して、上記ロードセルによりコンベアユニット及び該ユ
ニット上の商品の重量を計量すると共に、その計量値か
ら既知のコンベアユニットの重量を減算することによ
り、該ユニット上の物品の重量を測定するようにしたも
のである。
【0004】ところで、この種の計量コンベアにおいて
は、所要の計量精度を確保するために、コンベアユニッ
トの荷重がロードセルに正しく負荷されるように該ユニ
ットをロードセル上に載置する必要がある。
【0005】つまり、コンベアユニットは、比較的嵩高
く、しかも全体としての剛性が必ずしも十分でなく、自
重もしくは搬送する物品の重量等によってたわみや変形
が生じ易い構造となっている。したがって、このような
コンベアユニットをロードセル上に強固に結合して載置
した場合、該ユニットのたわみ等によってロードセルに
偏荷重やねじり荷重等が作用し、これが計量精度を低下
させる原因となるのである。
【0006】この問題に対処するため、上記実開平5−
66528号公報に開示された計量コンベアは、架台の
搬入側の側面に第1のロードセルを、搬出側の側面に第
2、第3のロードセルをそれぞれ配置する一方、コンベ
アユニットの下面にはこれらのロードセルに対応させて
3つの突起を設け、かつ第2のロードセルの荷重面には
該ロードセルに対応する突起が係合される円筒状の規制
体を、第3のロードセルの荷重面には該ロードセルに対
応するU字状の規制体をそれぞれ設けた構成とされてい
る。
【0007】これによれば、コンベアユニットの全体
が、そのたわみや変形等を許容しながら3点で支持され
ることになり、該ユニットのたわみ等による計量精度の
低下が回避されることになる。
【0008】また、実開平6−25731号公報に開示
された計量コンベアは、架台の搬入側及び搬出側端部に
それぞれロードセルを配置すると共に、これらのロード
セルに架台幅方向に延びるバー部材を取り付け、コンベ
アユニットの搬入側の端部は、その両側部を架台幅方向
に延びる水平軸を介して上記バー部材に回転自在に支持
させ、また搬出側の端部は、その両側部を防振ゴムを介
して上記バー部材に支持させる構成とされている。
【0009】したがって、この計量コンベアによって
も、特に搬出側の端部でコンベアユニットがたわみ等を
許容された状態で支持され、このたわみ等による計量精
度の低下が回避されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の計量コ
ンベアの場合、コンベアユニットの下面に設けられた3
つの突起のうち、1つはロードセルの荷重面上に置かれ
ているだけで水平方向の移動が規制されておらず、他の
1つはU字状の規制体に係合されているだけでその溝方
向の移動が規制されず、いずれの方向にも移動が規制さ
れるのは円筒状の規制体に係合された突起だけである。
したがって、当該計量コンベアの移動時等において架台
が傾斜した場合、或は架台上のコンベアユニットに水平
方向の荷重が作用し場合等に、その傾斜や荷重の方向に
よっては、コンベアユニットの全体を円筒状の規制体と
これに係合した突起のみで支えなければならないことに
なり、このような場合におけるコンベアユニットの支持
強度に不安がある。
【0011】また、後者の計量コンベアの場合は、特に
コンベアユニットの搬入側の端部が、ロードセルに固着
されたバー部材に、水平軸を介して回転自在に支持され
ているから、架台上からコンベアユニットを取り外す場
合に、上記水平軸を抜き取って当該支持部を分解しなけ
ればならない、といった面倒がある。
【0012】そこで、本発明は、この種の計量コンベア
として、架台ないしロードセルに対するコンベアユニッ
トの支持が強固でありながら、そのたわみや変形等を効
果的に吸収することができて高い計量精度が確保され、
しかも架台に対するコンベアユニットの着脱が容易な計
量コンベアを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る計量コンベアは次のように構成したこ
とを特徴とする。
【0014】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、架台と、該架台上面の長手方向両
端部寄りにそれぞれ配置された一対のロードセルと、こ
れらのロードセル上にそれぞれコンベア受け部材を介し
て載置されたコンベアユニットとを有し、上記一対のロ
ードセルによりコンベアユニット上の物品の重量を計量
する計量コンベアにおいて、上記コンベア受け部材を、
中央部がロードセルの可動剛体部に固着されて架台の幅
方向両側に延び、かつその両端部の上部に架台幅方向に
視て凹状をなす切欠きがそれぞれ設けられた構成とする
と共に、上記コンベアユニットにおける両側のサイドフ
レームの下部の長手方向両端部寄りの内面側に、上記各
切欠きにそれぞれ上方から係合される合計4個の弾性部
材を設けたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明におけるコンベアユニット
を構成する両側のサイドフレームを、これらのフレーム
の下部の長手方向両端部において両フレーム間に架設さ
れた連結軸によって連結すると共に、同じく第1発明に
おける弾性部材を、これらの連結軸の両端部に上記サイ
ドフレームの内面側に位置するようにそれぞれ嵌合され
た筒状体で構成したことを特徴とする。
【0016】さらに、請求項3に係る発明(以下、第3
発明という)は、上記第1発明または第2発明におい
て、いずれか一方のコンベア受け部材の両端部に設けら
れた切欠きを、コンベアユニットのサイドフレームの内
面側に設けられた弾性部材が架台長手方向に隙間を生じ
て係合される寸法としたことを特徴とする。
【0017】一方、請求項4に係る発明(以下、第4発
明という)は、第1〜第3発明における一対のロードセ
ルを、その長手方向が架台の長手方向と一致し、かつ架
台の長手方向中央寄りに固定剛体部が、該架台の長手方
向両端部寄りに可動剛体部がそれぞれ位置するように配
置したことを特徴とする。
【0018】そして、請求項5に係る発明(以下、第5
発明という)は、一対のロードセルにおける固定剛体部
の下面を、可動剛体部の下方に所要の間隙を生じさせる
スぺーサを介して架台の上板に固着し、かつ可動剛体部
の上面に、コンベア受け部材の中央部を直接固着したこ
とを特徴とする。
【0019】
【作用】上記の構成によれば、第1〜第5発明のいずれ
によっても、コンベアユニット及び該ユニット上の物品
の重量がそれぞれコンベア受け部材を介して一対のロー
ドセルに分配されて負荷されることになる。
【0020】その場合に、上記コンベア受け部材は、ロ
ードセルの可動剛体部に中央部が固着されて架台幅方向
の両側に延び、かつその両端部の上部に切欠きを設けた
構成で、これらの切欠きに、コンベアユニットにおける
両側のサイドフレームに設けられた弾性部材がそれぞれ
上方から係合されることにより、コンベアユニットが一
対のロードセル上に載置されるようになっている。した
がって、コンベアユニットは、一対のロードセルないし
コンベア受け部材に対して、特別の組み付け作業や分解
作業等を要することなく取り付け取り外すことが可能と
なると共に、長手方向の両端部寄りで幅方向両側の合計
4個の弾性部材により、4隅部をそれぞれ支持されるこ
とになる。
【0021】そして、上記切欠きは架台幅方向に視て凹
状とされているから、この切欠きに弾性部材が係合され
ることにより、架台ないしロードセルに対するコンベア
ユニットの長手方向の位置が安定する。また、弾性部材
はコンベアユニットにおける両側のサイドフレームの内
面側に設けられているから、該弾性部材が係合する切欠
きが設けられたコンベア受け部材の両端部とサイドフレ
ームとが架台幅方向に隣接することになり、これによっ
て架台に対するコンベアユニットの幅方向の位置も安定
することになる。
【0022】そして、特に、コンベアユニットとコンベ
ア受け部材との係合は、上記のように弾性部材を介して
行われるから、コンベアユニットのたわみや変形等が該
弾性部材によって吸収されて、ロードセルに対する偏荷
重やねじり荷重等の作用が阻止されることになる。
【0023】また、第2発明によれば、コンベアユニッ
トを構成する両側のサイドフレームが、その長手方向両
端部において両フレーム間に架設された連結軸によって
連結されるので、コンベアユニット全体としての剛性が
高くなる。そして、これらの連結軸の両端部に上記サイ
ドフレームの内面側に位置するように筒状の弾性部材が
それぞれ嵌合されて、コンベア受け部材における各切欠
きに係合されるから、一対のロードセルに対する偏荷重
やねじり荷重等の作用が一層効果的に回避されることに
なる。
【0024】さらに、第3発明によれば、いずれか一方
のコンベア受け部材の両端部における切欠きの寸法が、
コンベアユニット側の弾性部材が架台長手方向に隙間を
生じて係合される寸法とされているので、該コンベアユ
ニットの長手方向の位置の安定性を確保しながら、該ユ
ニットのたわみによる長手方向の寸法の変化がこの隙間
によって吸収され、ロードセルに対する影響が回避され
ることになる。
【0025】また、第4発明によれば、一対のロードセ
ルが、その長手方向を架台の長手方向と一致するように
配置されるから、コンベアユニットが幅方向に対称的に
支持されることになって、これらが非対称であることに
よる計量精度の低下が防止される。
【0026】また、これらのロードセルは、架台の長手
方向中央寄りに固定剛体部が、該架台の長手方向両端部
寄りに可動剛体部がそれぞれ位置するように配置される
ので、全体としてコンパクトに構成しながら、これらの
ロードセルによるコンベアユニットに対する支持位置の
長手方向の間隔が広くなって、該コンベアユニットの支
持が安定することになる。
【0027】そして、第5発明によれば、一対のロード
セルにおける固定剛体部の下面がスぺーサを介して架台
の上板に固着され、また、可動剛体部の上面にはコンベ
ア受け部材の中央部が直接固着されるので、これらの固
着部に通常用いられるブラケット等の部材が不要となっ
て、部品点数が低減されることになる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0029】図1に示すように、この実施例に係る計量
コンベア1は、架台10上に一対のロードセル20,2
0を配置すると共に、これらのロードセル20,20上
にコンベア受け部材30,30を介してコンベアユニッ
ト40を載置した構成とされている。
【0030】上記架台10は、フレーム部材によって箱
形に構成された本体11の下面4隅に脚12…12を設
けると共に、該本体11の上面の長手方向の両端部に上
板13,13を配設した構造とされている。
【0031】また、一対のロードセル20,20は同一
の構成であって、その本体としての起歪体は、両端の固
定剛体部21及び可動剛体部22と上下のビーム部2
3,24とで中空四角形状とされていると共に、上下の
ビーム部23,24の両剛体部21,22との連結部に
肉圧を薄くした可撓部25…25が設けられ、これらの
可撓部25…25にストレインゲージ等の歪センサ(図
示せず)が設けられている。
【0032】そして、固定剛体部21を固定した状態で
可動剛体部22に荷重が負荷されると、可動剛体部22
が固定剛体部21に対して相対的に下方に変位すること
により、上記各可撓部25…25の表面に圧縮歪または
引張歪が発生し、これが上記各歪センサによって検出さ
れることにより、上記可動剛体部22に負荷された荷重
が測定されるようになっている。
【0033】ここで、これらのロードセル20,20
は、その長手方向を架台10の長手方向に一致させて、
該架台10の長手方向に沿う中心線上に配置されている
と共に(図2参照)、固定剛体部21,21を架台10
の長手方向の中央側に位置させて、可動剛体部22,2
2の下方に所要の間隔を確保するためのスペーサ14,
14を介して、架台上板13,13上に載置され、該上
板13,13の下面側から締め付けられたボルト15…
15によって固定されている。
【0034】また、これらのロードセル20,20の可
動剛体部22,22には、上記コンベア受け部材30,
30が取り付けられている。
【0035】これらのコンベア受け部材30,30は、
図3〜図5に拡大して示すように、いずれも、上開き溝
形のフレーム部材31と、その両端部に固設された一対
の受け板32,32とで構成され、フレーム部材31が
架台10の幅方向に延びるように配置されて、その中央
部がロードセル20の可動剛体部22の上面にボルト3
3…33を用いて結合されている。また、上記受け板3
2,32は、フレーム部材31の両端部に、下部が該フ
レーム部材31内に嵌め込まれた状態でボルト34…3
4により固着されていると共に、該フレーム部材31内
から上方に延びて、その上辺部に架台10の幅方向に視
て凹状をなす切欠き32aがそれぞれ設けられている。
【0036】一方、コンベアユニット40は、図1、図
2に示すように、架台10の長手方向に延びる左右一対
のサイドフレーム41,41と、架台10の長手方向両
端部において、これらのサイドフレーム41,41間に
それぞれ回転自在に支持された駆動ローラ42及び従動
ローラ43と、これらのローラ42,43間に巻き掛け
られたベルト44と、上記サイドフレーム41,41間
に配設されてベルト44の上面走行部を支える天板45
と、該ベルト44の下面走行部を案内するガイドローラ
46,46等で構成されている。
【0037】そして、ベルト44の上面走行部と下面走
行部との間に収納されるように、一方のサイドフレーム
41にモータ47が取り付けられ、該モータ47の回転
によりチェーン48を介して上記駆動ローラ42を回転
させるようになっている。
【0038】また、このコンベアユニット40において
は、図3〜図5に示すように、下部の長手方向両端部寄
りに両側のサイドフレーム41,41を連結する一対の
連結軸50,50が架設されていると共に、これらの連
結軸50,50の両端部には、それぞれサイドフレーム
41,41の内面に接するように筒状の弾性部材51,
51が嵌合されている。
【0039】これらの弾性部材51…51はコンベアユ
ニット40の下部の4隅部にそれぞれ位置することにな
るが、その位置は、上記コンベア受け部材30,30の
受け板32…32に設けられた合計4個の切欠き32a
…32aに対応する位置とされ、各弾性部材51…51
がこれらの切欠き32a…32aにそれぞれ係合される
ようになっている。
【0040】ここで、図5に示すように、一方の受け部
材30における受け板32の切欠き32a…32aの寸
法は、架台長手方向に隙間xを生じて弾性部材51,5
1が係合される寸法とされている。
【0041】なお、図1に示すように、架台10の上面
中央部に、ロードセル20,20における歪センサから
の信号を入力して荷重に変換する電気回路やモータ47
の制御装置等が収納されたコントロールボックス60が
配置されている。
【0042】また、図4に鎖線で示すように、各コンベ
ア受け部材30におけるフレーム部材31の両端部下方
には、該受け部材30の下方への変位や傾斜等を一定量
で規制するストッパ61,61が設けられ、また、コン
ベアユニット40の左右両側部を覆うカバー62,62
が備えられている。
【0043】次に、この計量コンベア1の作用を説明す
る。
【0044】図1に示すように、架台10上に配置され
た一対のロードセル20,20上にコンベア受け部材3
0,30を介してコンベアユニット40を載置した状態
で、該ユニット40におけるモータ47を作動させれ
ば、チェーン48を介して駆動ローラ42が回転するこ
とにより、該駆動ローラ42と従動ローラ43との間に
巻き掛けられたベルト44が走行して、該ベルト44上
に搬入された物品Xが例えばA方向に搬送される。
【0045】そして、このコンベアユニット40及び上
記物品Xの重量がそれぞれコンベア受け部材30,30
を介して一対のロードセル20,20に分配されて負荷
されて、その分配された重量がそれぞれ計量されると共
に、その合計重量からコンベアユニット40の既知の重
量が減算されることにより、上記物品Xの重量が得られ
る。
【0046】一方、この計量コンベア1は、上記のよう
に、架台10上に配置された一対のロードセル20,2
0上に、コンベア受け部材30,30を介してコンベア
ユニット40を載置した構成であるが、具体的には、上
記コンベア受け部材30,30の両端部の受け板32…
32における合計4個の切欠き32a…32aに、コン
ベアユニット40における両側のサイドフレーム41,
41に設けられた同じく4個の弾性部材51…51が上
方から係合されることにより、コンベアユニット40が
一対のロードセル20,20上に支持される構成である
から、該コンベアユニット40は、一対のロードセル2
0,20に合計4箇所で4隅部を安定的に支持されるこ
とになる。
【0047】その場合に、該コンベアユニット40は、
上記切欠き32a…32aに弾性部材51…51を上方
から係合させるだけで支持されるから、該ユニット40
のロードセル20,20ないしコンベア受け部材30,
30に対する取り付け取り外しが容易に行えることにな
る。
【0048】また、上記各切欠き32a…32aは架台
幅方向に視て凹状とされているから、これらの切欠き3
2a…32aに弾性部材51…51が係合されることに
より、架台10ないしロードセル20,20に対するコ
ンベアユニット40の長手方向の位置が安定することに
なるが、その場合に、一方のコンベア受け部材30の両
端部における切欠き32a,32aの寸法が、コンベア
ユニット40側の弾性部材51,51が架台長手方向に
隙間xを生じて係合される寸法とされているので、該コ
ンベアユニット40の長手方向の位置の安定性を確保し
ながら、該ユニッ40トのたわみによる長手方向の寸法
の変化がこの隙間xによって吸収されることになる。
【0049】また、弾性部材51…51はコンベアユニ
ット40における両側のサイドフレーム41,41の内
面側に設けられているから、該弾性部材51…51が係
合する切欠き32a…32aが設けられた受け板32…
32とサイドフレーム41,41とが架台幅方向に隣接
することになり、これにより、架台10に対するコンベ
アユニット40の幅方向の位置も安定することになる。
【0050】その場合に、図3、図4に示すように、上
記受け板32…32とサイドフレーム41,41とが隙
間yを生じて隣接するように寸法関係を設定することに
より、コンベアユニット40の幅方向の変形も吸収され
ることになる。
【0051】そして、特に、コンベアユニット40とコ
ンベア受け部材30,30との係合は、上記のように弾
性部材51…51を介して行われるから、コンベアユニ
ット40のたわみや変形等がこれらの弾性部材51…5
1自体によって吸収され、上記隙間x,yの作用と相ま
って、ロードセル20,20に対する偏荷重やねじり荷
重等による悪影響が効果的に排除されることになる。
【0052】なお、この実施例においては、一対のロー
ドセル20,20が、その長手方向を架台10の長手方
向と一致させて該架台10の中心線上に配置されている
から、コンベアユニット10が幅方向に対称的に支持さ
れることになって、これらが非対称であることによる計
量精度の低下が防止される。
【0053】また、これらのロードセル20,20は、
架台10の長手方向中央寄りに固定剛体部21,21
が、該架台10の長手方向両端部寄りに可動剛体部2
2,22がそれぞれ位置するように配置されているの
で、ロードセル20,20を架台10上にコンパクトに
配置しながら、コンベアユニット40に対する支持位置
の長手方向の間隔を広くすることができ、該コンベアユ
ニット40の支持が安定することになる。
【0054】さらに、これらのロードセル20,20に
おける固定剛体部21,21の下面がスぺーサ14,1
4を介して架台10の上板13,13に固着され、ま
た、可動剛体部22,22の上面にはコンベア受け部材
30,30を構成するフレーム部材31,31の中央部
が直接固着されるので、これらを固着するためのブラケ
ット等の部材が不要となる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明に係る計量コンベア
によれば、ロードセル上に載置されるコンベアユニット
が、上記ロードセルないし該ロードセルに取り付けられ
たコンベア受け部材に対して、特別の組付け作業や分解
作業等を要することなく、容易に取り付け取り外すこと
が可能となると共に、取り付け状態では4隅部を支持さ
れた状態で安定的にロードセル上に載置されることにな
る。
【0056】その場合に、上記コンベア受け部材に設け
られた架台幅方向に視て凹状とされた切欠きに、コンベ
アユニットにおける両側のサイドフレームの内面側に設
けられた弾性部材が係合されることにより、架台ないし
ロードセルに対するコンベアユニットの長手方向及び幅
方向の位置が安定すると共に、上記弾性部材によってコ
ンベアユニットのたわみや変形が吸収されて、ロードセ
ルに対する偏荷重やねじり荷重等の作用が阻止されるこ
とになる。
【0057】このようにして、コンベアユニットの取り
付け取り外しが容易であり、かつ取り付け状態でのコン
ベアユニットの支持が強固であると共に、該ユニットの
たわみや変形等に対しても高い計量精度が確保される計
量コンベアが実現されることになる。
【0058】そして、第2発明によれば、コンベアユニ
ットにおける両側のサイドフレームが連結軸によって連
結されるので、コンベアユニット全体としての剛性が高
くなり、したがって高い計量精度が一層効果的に確保さ
れることになり、また、第3発明によれば、コンベアユ
ニットの長手方向の位置の安定性を確保しながら、該ユ
ニットのたわみによる長手方向の寸法の変化による計量
精度の低下が防止されることになる。
【0059】さらに、第4発明によれば、コンベアユニ
ットが幅方向に対称的に支持されるので、その支持状態
が非対称であることによる計量精度の低下が防止される
と共に、全体としてコンパクトに構成しながら、コンベ
アユニットに対する長手方向の広い支持間隔が得られ
て、該コンベアユニットの支持がさらに安定することに
なる。
【0060】そして、第5発明によれば、ロードセルと
架台及びコンベア受け部材との結合が簡素な構成で行わ
れ、部品点数が低減されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る計量コンベアの正面図
である。
【図2】 同計量コンベアの平面図である。
【図3】 第1図a−a線で切断した要部拡大平面図で
ある。
【図4】 第1図b−b線で切断した要部拡大側面図で
ある。
【図5】 第3図c−c線で切断した要部拡大正面図で
ある。
【符号の説明】
1 計量コンベア 10 架台 13 上板 14 スペーサ 20 ロードセル 21 固定剛体部 22 可動剛体部 30 コンベア受け部材 32a 切欠き 40 コンベアユニット 41 サイドフレーム 50 連結軸 51 弾性部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台と、該架台上面の長手方向両端部寄
    りにそれぞれ配置された一対のロードセルと、これらの
    ロードセル上にそれぞれコンベア受け部材を介して載置
    されたコンベアユニットとを有し、上記一対のロードセ
    ルによりコンベアユニット上の物品の重量を計量する計
    量コンベアであって、上記コンベア受け部材は、中央部
    がロードセルの可動剛体部に固着されて架台の幅方向両
    側に延び、かつその両端部の上部に架台幅方向に視て凹
    状をなす切欠きがそれぞれ設けられた構成とされている
    と共に、上記コンベアユニットにおける両側のサイドフ
    レームの下部の長手方向両端部寄りの内面側には、上記
    各切欠きにそれぞれ上方から係合される合計4個の弾性
    部材が設けられていることを特徴とする計量コンベア。
  2. 【請求項2】 コンベアユニットにおける両側のサイド
    フレームは、これらのフレームの下部の長手方向両端部
    において両フレーム間に架設された連結軸によって連結
    されていると共に、弾性部材は、これらの連結軸の両端
    部に、上記サイドフレームの内面側に位置するように、
    それぞれ嵌合された筒状体で構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の計量コンベア。
  3. 【請求項3】 いずれか一方のコンベア受け部材の両端
    部に設けられた切欠きは、コンベアユニットのサイドフ
    レームの内面側に設けられた弾性部材が架台長手方向に
    隙間を生じて係合される寸法とされていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の計量コンベア。
  4. 【請求項4】 一対のロードセルは、その長手方向が架
    台の長手方向と一致し、かつ架台の長手方向中央寄りに
    固定剛体部が、該架台の長手方向両端部寄りに可動剛体
    部がそれぞれ位置するように配置されていることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の計量コンベ
    ア。
  5. 【請求項5】 一対のロードセルにおける固定剛体部の
    下面は、可動剛体部の下方に所要の間隙を生じさせるス
    ぺーサを介して架台の上板に固着され、かつ可動剛体部
    の上面に、コンベア受け部材の中央部が直接固着されて
    いることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の計量コンベア。
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