JP2023106866A - 背凭れおよび椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減できるとともに、着座感を良好に維持できる背凭れおよび椅子を提供する。【解決手段】背凭れ本体部15は、芯材2と、芯材2が挿入される挿入口36を有する袋状に形成されるとともに、芯材2の表面を被覆する張材3と、を有し、背凭れ支持部16は、外周部に沿って設けられる外周杆部4と、外周杆部4から内側に延びて芯材2が固定される延設部5と、を有し、張材3は、挿入口36の開口縁の一部を構成する前側縁部311を有し、芯材2の前面を被覆する前側張材31と、挿入口36の開口縁の一部を構成する後側縁部321を有し、芯材2の後面を被覆する後側張材32と、を有し、前側縁部311および後側縁部321は、外周杆部4と、延設部5に固定された芯材2と、の間に形成された前側収容凹部91および後側収容凹部92(収容凹部)に収容される。【選択図】図15

Description

本発明は、背凭れおよび椅子に関する。
椅子の背凭れとして、外周に沿って背枠が設けられ、背枠の前側に表張りが固定され、背枠の後側に裏当てが固定された背凭れが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような背凭れは、表張りおよび後張りそれぞれが、背枠に固定される芯板と、芯材の表面を覆うクッション材および被覆シートと、備えている。表張りの芯材は、背枠の受け金具に前側から固定され、後張りの芯材は、背枠の受け金具に後側から固定される。表張りの芯材と、裏張りの芯材とは、背枠の受け金具を挟んで前後に重なって配置される。
特開平8-70956号公報
特許文献1に開示された背凭れは、表張りおよび後張りそれぞれが、背枠に固定される芯板と、芯材の表面を覆うクッション材および被覆シートと、備えるため、構造が複雑になるとともに部品点数が多くなり、製造管理や製品管理が煩雑になる。
また、背枠の受け金具は、表張りの芯材および裏張りの芯材それぞれの縁部と重なる位置に設けられる。このため、表張りの芯材および裏張りの芯材それぞれの背枠の受け金具と重ならない部分、すなわち縁部以外の部分では、表張りの芯材と裏張りの芯材との間に隙間が生じる。これにより、椅子使用時に表張りの芯材と裏張りの芯材とが上記の隙間の範囲で相対的に変位して、着座感が悪くなる虞がある。
そこで、本発明は、部品点数を削減できるとともに、着座感を良好に維持できる背凭れおよび椅子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る背凭れは、着座者の背を受ける背凭れ本体部と、前記背凭れ本体部を支持する背凭れ支持部と、を有し、前記背凭れ本体部は、芯材と、記芯材が挿入される挿入口を有する袋状に形成されるとともに、前記芯材の表面を被覆する張材と、を有し、前記背凭れ支持部は、外周部に沿って設けられる外周杆部と、前記外周杆部から内側に延びて前記芯材が固定される延設部と、を有し、前記張材は、前記挿入口の開口縁の一部を構成する前側縁部を有し、前記芯材の前面を被覆する前側張材と、前記挿入口の開口縁の一部を構成する後側縁部を有し、前記芯材の後面を被覆する後側張材と、を有し、前記前側縁部および前記後側縁部は、前記外周杆部と、前記延設部に固定された前記芯材と、の間に形成された収容凹部に収容される。
上記目的を達成するため、本発明に係る椅子は、上記の背凭れと、前記背凭れを支持する支持構造体と、を有する。
本発明では、張材は、芯材が挿入される挿入口を有する袋状である。これにより、挿入口から張材の内部に芯材を挿入し、張材を芯材に被せるようにすることで、前側張材および後側張材を一体に芯材に取り付けることができる。そして、本発明では、前側縁部および後側縁部は、外周杆部と延設部に固定された芯材との間に形成された収容凹部に収容されてその位置が固定されるため、張材を袋状としても、芯材に被せた張材の前側縁部および後側縁部それぞれを引っ張るようにして収容凹部に収容することで前側縁部および後側縁部の両方の位置を容易に固定できる。
このように、本発明では、芯材を、前側張材を固定する芯材と後側張材を固定する芯材との2つに分割する必要が無い。
本発明では、芯材を1つとすることができるとともに、張材が前側張材と後側張材とが一体化した袋状であるため、部品点数を削減できる。芯材が分割されている場合では、分割された芯材が相対的にずれて着座感に影響することがあるが、本発明では、芯材が単体であることにより、着座感を良好に維持できる。
また、本発明に係る背凭れは、前記芯材は、前記延設部に前後方向から接触可能な第1接触面と、前記延設部に前記外周杆部側に向かって接触可能な第2接触面と、を有していてもよい。
このような構成とすることにより、芯材が延設部に対して前後方向と、外周杆部側に向かう方向の2方向から接触するため、芯材と延設部との位置決めを容易にできる。更に、芯材と延設部との位置ずれを防止できる。
また、本発明に係る背凭れでは、前記芯材は、前記収容凹部を形成する凹部形成面を有し、前記第1接触面は、前記第2接触面と連続して設けられ、前記凹部形成面は、前記第2接触面と前記前後方向に連続して面一に設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、芯材における延設部が配置される領域と、収容凹部が形成される領域とが前後方向に連続する。このため、芯材と延設部とを固定する際には、延設部を収容凹部となる領域を通すようにして、所定の位置に配置できる。また、延設部を収容凹部となる領域を通すことによって、延設部が芯材の第1接触面および第2接触面に近づくため、延設部と芯材の第1接触面および第2接触面とを容易に接触させることができ、作業が行いやすい。更に、第1接触面と第2接触面とが連続しているため、第1接触面および第2接触面の両方を延設部に同時に接触させることができ、作業が行いやすい。
また、本発明に係る背凭れでは、前記収容凹部に収容された前記前側縁部および前記後側縁部の少なくとも一方を前記延設部および前記芯材の少なくとも一方に固定する固定部材を有していてもよい。
このような構成とすることにより、前側縁部および後側縁部の少なくとも一方を、固定部材で延設部および芯材の少なくとも一方に確実に固定できる。固定部材で固定される前側縁部または後側縁部が収容凹部に完全に入り込んでいない状態であってもその前側縁部または後側縁部の位置を確実に固定できる。
また、本発明に係る背凭れでは、前記固定部材は、前記張材に覆われていてもよい。
このような構成とすることにより、固定部材が外部に露出しないため、意匠性を向上できるとともに、使用者や他の什器が固定部材に接触することを防止できる。また、使用者や他の什器が固定部材に接触することによって固定部材が外れたり緩んだりすることを防止できる。
また、本発明に係る背凭れでは、前記芯材は、前記収容凹部内に突出するとともに、前記背凭れ支持部との間に前記張材を挟み込む突出部を有していてもよい。
このような構成とすることにより、収容凹部に収容された張材の前側縁部および後側縁部が突出部と接触することにより、前側縁部および後側縁部の位置決めを容易にできるとともに、前側縁部および後側縁部がずれて収容凹部から外れることを防止できる。
本発明によれば、部品点数を削減できるとともに、着座感を良好に維持できる。
本発明の実施形態による椅子の斜視図である。 背凭れの分解斜視図である。 芯材を後方から見た斜視図である。 図3のA-A線断面図である。 背凭れ支持部を後方から見た斜視図である。 芯材が固定された背凭れ支持部の正面図である。 芯材が固定された背凭れ支持部の背面図である。 図7のB-B線断面図である。 図7のC-C線断面図である。 図7のD-D線断面図である。 前側縁板材の斜視図である。 図11のE-E線断面図である。 後側縁板材の斜視図である。 図13のF-F線断面図である。 図1のG-G線断面図である(図18のG-G線断面に対応)。 図1のH-H線断面図である(図18のH-H線断面に対応)。 図1のI-I線断面図である(図19のI-I線断面に対応)。 前側縁板材と背凭れ支持部との位置関係を示す斜視図である。 後側縁板材と固定部および背凭れ支持部との関係を示す斜視図である。 第2実施形態による背凭れの鉛直断面図である。 第2実施形態の変形例による背凭れの鉛直断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による背凭れおよび椅子について、図1から図19に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態による椅子1は、床面Fに載置される脚部11と、脚部11の上端に設置される支基12と、支基12の上部に取り付けられて着座者の臀部を支持する座13と、支基12に支持され着座者の背部を支持する背凭れ14と、を有する。脚部11および支基12は、本発明の「支持構造体」に相当する。
椅子1に正規姿勢で着座した着座者の前方を前と表記し、後方を「後」と表記し、前と後とを結ぶ方向(図面の矢印Yの方向)を「前後方向」と表記する。椅子1に正規姿勢で着座した着座者の左側を「左」と表記し、右側を「右」と表記し、左と右とを結ぶ方向(図面の矢印Xの方向)を「左右方向」と表記する。図面では上下方向(高さ方向)を矢印Xで示す。
各部材における前後方向から見た形状を「正面視形状」と表記し、左右方向から見た形状を「側面視形状」と表記し、上下方向から見た形状を「平面視形状」と表記する。椅子1形状は、左右対称である。
図1および図2に示すように、背凭れ14は、着座者の背を受ける背凭れ本体部15と、支基12(図1参照)に支持され背凭れ本体部15を支持する背凭れ支持部16と、を有する。
背凭れ支持部16は、下方に開口する略U字形の枠状である。背凭れ本体部15は、背凭れ支持部16の内側における上部側に配置される。背凭れ本体部15の上部側の縁部が背凭れ支持部16に固定される。
背凭れ本体部15は、芯材2と、芯材2の表面を被覆する張材3と、を有する。
図2および図3に示すように、芯材2は、1枚の板状である。芯材2の板面は、一方の面が前方を向き、他方の面が後方を向いている。芯材2の正面視形状は、横長の略楕円形である。芯材2の正面視形状は、左右方向の中央部が左右方向の両端部よりも後方に張り出すように湾曲している。
芯材2の上縁部近傍は、左右方向全体にわたって背凭れ支持部16の延設部5(後述する)の前側に重なって固定される。芯材2の上縁部近傍で延設部5の前側に重なって固定される部分を固定部21と表記する。
図3および図4に示すように、固定部21の下縁部には、左右方向の略全体にわたって後方に突出する下側突条23が設けられている。固定部21の下縁部の正面視形状とは、芯材2における固定部21とその下方の部分との境界部である。下側突条23の正面視形状は、左右方向の中央部が左右方向の中間部よりも上方に張り出すように湾曲している。下側突条23は、固定部21の後面に対し略垂直に突出する板状である。
固定部21の上縁部には、左右方向全体にわたって後方に突出する上側突条22が設けられている。固定部21の上縁部とは、芯材2の上縁部である。上側突条22の正面視形状は、左右方向の中央部が左右方向の両端部よりも上方に張り出すように湾曲している。図4に示すように、上側突条22は、基端側(前側)から先端側(後側)に向かって、漸次上下方向の寸法が小さく窄まる形状である。上側突条22の上面221は、前側から後側に向かって漸次下側に向かう傾斜面である。上側突条22の下面222は、固定部21の後面に対し略垂直となる面である。上側突条22の上面221および下面222の先端側の端部を接続する先端面223は、固定部21の後面と略平行となる面である。
固定部21の高さ方向の中間部には、左右方向の略全体にわたって後方に突出する中間突条24が設けられている。図4では、中間突条24とフック部27とが接続されている。中間突条24の正面視形状は、左右方向の中央部が左右方向の中間部よりも上方に張り出すように湾曲している。中間突条24の左右方向の両端部は、下側突条23の左右方向の両端部近傍に上方から接続されている。中間突条24は、固定部21の後面に対し略垂直に突出する板状である。
図3に示すように、固定部21における上側突条22と中間突条24との間には、後方に突出する第1リブ25が複数設けられている。固定部21における中間突条24と下側突条23との間には、後方に突出する第2リブ26が複数設けられている。
固定部21における上側突条22と中間突条24との間には、後方に突出するフック部27が左右方向に間隔をあけて2つ設けられている。フック部27は、固定部21の後面から後方に突出する基部271と、基部271の先端部(後端部)から上方に突出する爪部272と、を有している。
上側突条22、中間突条24および第2リブ26は、第1リブ25よりも後方に突出している。フック部27は、上側突条22、中間突条24および第2リブ26よりも後方に突出している。下側突条23は、フック部27よりも後方に突出している。
固定部21には、芯材2と背凭れ支持部16と張材3の前側縁板材6(後述する)を固定するプッシュリベットなどの第1固定部材81(図15参照)を挿入するための第1孔部28が左右方向に間隔をあけて複数設けられている。本実施形態では、5つの第1孔部28が固定部21に設けられている。第1孔部28は、固定部21における上側突条22と中間突条24との間にフック部27と干渉しない位置に設けられている。
図2および図5に示すように、背凭れ支持部16は、背凭れ14の外周部に沿って設けられる外周杆部4と、外周杆部4から内側に延びて芯材2が固定される延設部5と、を有する。内側とは、正面視における背凭れ14の外周部に対して、中央となる側を示す。
外周杆部4の正面視形状は、下方に開口する略U字形である。外周杆部4は、上端部に配置され左右方向に延びる横杆部41と、横杆部41の左右方向の両端部から下方に延びる一対の縦杆部42,42と、を有する。図1に示すように、一対の縦杆部42,42の下端部は、座13の下方において支基12に設けられた軸部121に接続されている。軸部121は、背凭れ支持部16を、左右方向に延びる軸線回りに回転可能に支持している。
横杆部41の正面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも上方に張り出すように湾曲している。横杆部41の平面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも後方に張り出すように湾曲している。横杆部41の下方に板状の延設部5が接続されている。横杆部41は、延設部5よりも前後方向(厚さ方向)の寸法が大きい。延設部5は、横杆部41の前後方向の中間部に接続されている。横杆部41は、延設部5よりも前側および後側の両方に突出している。上述しているが、図6および図7に示すように、延設部5の前側には、芯材2の固定部21が重なる。
図8から図10に示すように、横杆部41の前面411は、上部側が下側から上側に向かって漸次前側に向かう傾斜面である。横杆部41の前面411の下側に延設部5の前面54が連続している。
横杆部41における延設部5よりも後方に突出する部分の表面は、上側および下側よりも高さ方向の中間部が後側に張り出すように湾曲している。この部分における下側の表面は、下方を向く面である。この横杆部41における延設部5よりも後方で下方を向く面を後側下面412と表記する。
横杆部41の上面は、前側および後側よりも前後方向の中間部が上方に張り出すように湾曲している。
上述しているように、延設部5は、板状である。延設部5の正面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも上方に張り出すように湾曲している。延設部5の平面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも後方に張り出すように湾曲している。延設部5の前面54は、固定部21の後面と対応する形状である。本実施形態では、延設部5は、横杆部41から下方に延びている。
延設部5には、芯材2のフック部27が挿入されフック部27の爪部272が引っ掛けられるフック孔部51が左右方向に間隔をあけて2つ設けられている。
延設部5には、芯材2と背凭れ支持部16と張材3の前側縁板材6を固定する第1固定部材81を挿入するための第2孔部52が左右方向に間隔をあけて複数設けられている。
延設部5には、張材3の後側縁板材7と延設部5とを固定するプッシュリベットなどの第2固定部材82(図16参照)を挿入するための第3孔部53が左右方向に間隔をあけて複数設けられている。
フック孔部51、第2孔部52および第3孔部53は、それぞれ左右方向で干渉しない位置に設けられている。
固定部21が延設部5の前側に重なると、フック孔部51に固定部21のフック部27が挿入され、第2孔部52が固定部21の第1孔部28と前後方向に重なる。
芯材2を背凭れ支持部16に固定するには、芯材2の固定部21を延設部5に前側から重ねる。固定部21が延設部5の前側に重なると、固定部21のフック部27の基部271がフック孔部51を貫通し、フック部27の爪部272が延設部5の後面55に配置される。延設部5のフック孔部51に固定部21のフック部27が引っ掛かった状態となり、固定部21が延設部5に固定される。すなわち、芯材2が背凭れ支持部16に固定される。
芯材2が背凭れ支持部16に上記のように固定されると、芯材2と背凭れ支持部16とは、以下のように配置される。
延設部5の下縁部は、固定部21の下側突条23の上面に載置される。下側突条23の先端部(後端部)は、延設部5の後面55よりも後方に突出する。下側突条23の上面で延設部5の下縁部が載置される部分を前側上面231と表記し、下側突条23の上面で延設部5の後面55よりも後方に突出する部分を後側上面232と表記する。固定部21の後側上面232の上面は、横杆部41の後側下面412と対向する。
下側突条23の前側上面231は、本発明の「第2接触面」に相当する。下側突条23の後側上面232は、本発明の「凹部形成面」に相当する。下側突条23の後側上面232(凹部形成面)は、下側突条23の後側上面232(凹部形成面)の後側に連続して設けられている。
延設部5の前面54は、固定部21の後面と対向する。延設部5の前面54には、固定部21の中間突条24の先端面241および第2リブ26の先端面261が接触する。中間突条24の先端面241および第2リブ26の先端面261は、本発明の「第1接触面」に相当する。第2リブ26の先端面261(第1接触面)は、下側突条23の前側上面231(第2接触面)の前側に連続して設けられている。延設部5の前面54と固定部21の上側突条22の先端面223との間には、わずかな隙間S3が形成される。延設部5の前面54と固定部21の第1リブ25との間には、隙間S1が形成される。延設部5と第1リブ25との隙間S1の前後方向の寸法は、延設部5と上側突条22との隙間S2の前後方向の寸法よりも大きい。延設部5と第1リブ25との隙間S1は、上側突条22中間突条24のとの間全体にわたって形成されている。
横杆部41の前面411と上側突条22の上面221との間には、隙間S2が形成される。
横杆部41の前面411と上側突条22の上面221との隙間S2、延設部5と第1リブ25との隙間S1および延設部5と上側突条22との隙間S3を合わせた空間を形成する凹部を前側収容凹部91と表記する。
後側上面232の上面と、横杆部41の後側下面412と、延設部5の後面55とに囲まれ後方に開口する凹部を後側収容凹部92と表記する。図面では、後側収容凹部92の上下方向の範囲を符号921で示す。
図2に示すように、張材3は、内部に芯材2を挿入する挿入口36を有する袋状である。張材3は、芯材2の前面を被覆する前側張材31と、芯材2の後面を被覆する後側張材32と、を有している。
前側張材31と後側張材32とは、それぞれの下側の縁部どうし、左右の側縁部どうしが接合され、それぞれの上縁部が接合されていない。張材3は、接合されていない前側張材31の上縁部と後側張材32の上縁部との間が上述した挿入口36である。張材3は、内部に芯材2を挿入し、前側張材31および後側張材32を所定の張力で張った状態とすると、芯材2の表面を被覆する。
前側張材31と後側張材32とは、それぞれ別の張材であって、縁部が縫い合わされたり接着されたりしていてもよいし、製作時に一体に製作されていてもよい。
前側張材31の上縁部で挿入口36を構成する縁部を前側縁部311と表記する。後側張材32の上縁部で挿入口36を構成する縁部を後側縁部321と表記する。前側張材31の前側縁部311には、前側縁板材6が取り付けられている。後側張材32の後側縁部321には、後側縁板材7が取り付けられている。
本実施形態の前側張材31は、芯材2の前面を覆うクッション材33と、クッション材33の前面を覆う布や皮革などの表皮材34と、を有している。後側張材32は、芯材2の後面を覆う布や皮革などの表皮材35を有している。後側張材32にもクッション材が設けられていてもよい。前側張材31および後側張材32の材料は適宜設定されてよい。
図2、図11および図12に示すように、前側縁板材6は、前後方向を板厚方向とする板状である。前側縁板材6は、板面が略前後方向を向いている。前側縁板材6は、左右方向に長尺である。
前側縁板材6の正面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも上方に張り出すように湾曲している。前側縁板材6の平面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも後方に張り出すように湾曲している。図12に示すように、前側縁板材6の後面の上縁部分に、前側張材31のクッション材33および表皮材34の縁部が固定されている。前側縁板材6には、前側張材31のクッション材33が固定されず表皮材34のみが固定されていてもよい。前側張材31のクッション材33および表皮材34は、前側縁板材6の上方から前方に回り込み下方に延びている。
前側縁板材6には、第1固定部材81が挿入される第4孔部61が左右方向に間隔をあけて設けられている。前側縁板材6には、フック部27(図3参照)およびフック孔部51と重なる位置にこれらと干渉しないための切り欠き部62が形成されている。
図2、図13および図14に示すように、後側縁板材7は、前後方向を板厚方向とする板状である。後側縁板材7は、板面が略前後方向を向いている。後側縁板材7は、左右方向に長尺である。
後側縁板材7の正面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも上方に張り出すように湾曲している。後側縁板材7の平面視形状は、左右方向の中間部が左右方向の両端部よりも後方に張り出すように湾曲している。図14に示すように、後側縁板材7の前面の上縁部分に、後側張材32の表皮材35の縁部が固定されている。後側張材32の表皮材35は、後側縁板材7の上方から後方に回り込み下方に延びている。
後側縁板材7には、後側縁板材7を延設部5に固定するための第2固定部材82が挿入される第5孔部71が左右方向に間隔をあけて複数設けられている。
張材3は、前側縁部311および後側縁部321が上側で上方に開口する向きで、内部に芯材2を収容し、芯材2の表面を被覆する。図15から図17に示すように、前側張材31の前側縁部311は、前側収容凹部91に収容され、芯材2と延設部5との間に配置されてその位置が固定される。後側張材32の後側縁部321は、後側収容凹部92に収容され、横杆部41の後側下面412と下側突条23の後側上面232との間に配置されてその位置が固定される。
前側張材31の前側縁部311は、前側収容凹部91に収容されると、前側縁板材6が前側収容凹部91における上側突条22と中間突条24との間の領域に配置される。図18に示すように、前側縁板材6は、延設部5の後面55の上縁近傍に後側から重なる。前側縁板材6の第4孔部61は、延設部5の第2孔部52と重なる。なお、前側縁板材6の第4孔部61の前側には、固定部21の第1孔部28が配置される。前側縁板材6の切り欠き部62は、延設部5のフック孔部51と重なる。
前側縁板材6は、上側突条22の下側に配置される。上側突条22は、上側突条22と中間突条24との間(延設部5と第1リブ25との隙間S1)に収容された前側縁板材6が上方へ抜け出すことを防止している。上側突条22は、本発明の「突出部」に相当する。このとき、前側縁板材6の切り欠き部62と、固定部21のフック部27とが当接すると、前側縁板材6が変形し、前側縁板材6の上縁が、上側突条22の下面に確実に当接することが妨げられることが懸念されるので、前側縁板材6の切り欠き部62の大きさは、フック部27と当接しないように、フック部27の上下方向、および左右方向の大きさに対して、十分な間隔を生じるように設定されておくことが望ましい。
前側張材31のクッション材33および表皮材34は、前側縁板材6の近傍の部分が上側突条22と延設部5との隙間S3、横杆部41の前面411と上側突条22の上面221との隙間S2を通って芯材2の前側に回り込み、芯材2の前面を被覆している。
前側縁板材6の第4孔部61は、前側に固定部21の第1孔部28延設部5の第2孔部52と重なる。
図19に示すように、後側収容凹部92に収容された後側縁板材7は、後側縁板材7が延設部5に後方から重なる。後側縁板材7の第5孔部71は、延設部5の第3孔部53と重なる。後側縁板材7の上縁部は、横杆部41の後側下面412の下側に位置する。後側縁板材7の下縁部は、延設部5よりも後方に突出する後側上面232上に載っている。また、後側張材32の張力によって、上方に引き寄せられた後側縁板材7の上縁が、横杆部41の後側下面412に当接していてもよい。
固定部21の第1孔部28と、前側縁板材6の第4孔部61と、延設部5の第2孔部52とは前後方向に重なり、後方から第1固定部材81が挿し込まれる。これにより、前側縁板材6および前側張材31が芯材2および外周杆部4に固定される。第1固定部材81の後側には、後側縁板材7が配置される。
延設部5の第3孔部53と、後側縁板材7の第5孔部71とは、前後方向に重なり、後方から第2固定部材82が挿し込まれる。これにより、後側縁板材7および後側張材32が外周杆部4に固定される。第2固定部材82の後方には、後側張材32の表皮材35が配置される。第1固定部材81および第2固定部材82は外部に露出しない。
背凭れ14の組み立て方法について説明する。
まず、張材3を芯材2に被せる。張材3は、袋状で、前側縁板材6および後側縁板材7が取り付けられた状態とする。前側縁板材6を上側突条22と中間突条24との間に収容する。この時点では、芯材2に前側縁板材6のみが係止され、後側縁板材7は係止されていない。
続いて、延設部5に芯材2を固定する。芯材2の固定部21を延設部5の前面54に重ねるように配置し、固定部21のフック部27を延設部5のフック孔部51に挿入して引っ掛けた状態とする。延設部5の下縁部が固定部21の下側突条23の上に載った状態となる。前側収容凹部91および後側収容凹部92が形成される。前側縁板材6は、前側収容凹部91に収容され固定部21と延設部5とに挟まれる。
固定部21の第1孔部28、前側縁板材6の第4孔部61および延設部5の第2孔部52に後方から第1固定部材81を挿し込み、前側縁板材6の位置を固定する。
続いて、後側縁板材7と後側張材32の表皮材35との間から後側縁板材7の第5孔部71に第2固定部材82を挿入した状態とする。後側縁板材7を上方に引き伸ばして後側張材32を張った状態とし、後側張材32で芯材2の後面を被覆する。後側張材32が張った状態となることで、後側張材32と接合された前側張材31も張った状態となり、前側張材31によって芯材2の前面が被覆される。
後側縁板材7を後側収容凹部92に収容する。後側縁板材7をその後面に沿って配置された表皮材35の上から(後から)押すことで、延設部5の第3孔部53に予め後側縁板材7の第5孔部71に挿入してあった第2固定部材82を挿し込み、後側縁板材7の位置を固定する。
このようにして、背凭れ14が組み立てられる。
次に、上述した第1実施形態による背凭れ14および椅子1の作用・効果について図面を用いて説明する。
本実施形態による背凭れ14では、芯材2が挿入される挿入口36を有する袋状である。これにより、挿入口36から張材3の内部に芯材2を挿入し、張材3を芯材2に被せるようにすることで、前側張材31および後側張材32を一体に芯材2に取り付けることができる。そして、前側縁部311(前側縁板材6)は、外周杆部4と、延設部5に固定された芯材2と、の間に形成された前側収容凹部91に収容されてその位置が固定され、張材3の後側縁部321(後側縁板材7)は、外周杆部4と、延設部5に固定された芯材2と、の間に形成された後側収容凹部92に収容されてその位置が固定される。このため、張材3を袋状としても、芯材2に被せた張材3の前側縁部311および後側縁部321それぞれを引っ張るようにして前側収容凹部91および後側収容凹部92に収容することで前側縁部311および後側縁部321の両方の位置を容易に固定できる。
このように、本実施形態による背凭れ14では、芯材2を前側張材31および後側張材32をそれぞれ固定するために2つに分割する必要が無い。
本実施形態による背凭れ14および椅子1では、背凭れ14の芯材2を1つとすることができるとともに、張材3が前側張材31と後側張材32とが貼り合わされて一体化した袋体であるため、部品点数を削減できる。背凭れの芯材が分割されている場合では、分割された芯材が相対的にずれて着座感に影響することがあるが、本実施形態による背凭れ14および椅子1では、背凭れ14の芯材2が単体であることにより、着座感を良好に維持できる。
本実施形態による背凭れ14では、芯材2は、延設部5に前方から接触する中間突条24の先端面241(第1接触面)および第2リブ26の先端面261(第1接触面)と、延設部5に下方から(外周杆部4に向かって)接触する下側突条23の前側上面231(第2接触面)と、を有している。
このような構成とすることにより、芯材2が延設部5に対し前側と下側の2方向から接触するため、芯材2と延設部5との位置決めを容易にできる。更に、芯材2と延設部5との位置ずれを防止できる。
本実施形態による背凭れ14の芯材2は、第2リブ26の先端面261(第1接触面)が、下側突条23の前側上面231(第2接触面)の前側に連続して設けられ、後側収容凹部92を形成する下側突条23の後側上面232(凹部形成面)が、下側突条23の前側上面231(第2接触面)の後側に連続して設けられている。
このような構成とすることにより、芯材2における延設部5が配置される領域と、後側収容凹部92が形成される領域とが前後方向に並んで配置される。このため、芯材2と延設部5とを前後に重ねる際には、延設部5を芯材2における後側収容凹部92となる領域を通すように前側に移動させる(若しくは、芯材2を後側に移動させる)ことで芯材2と延設部5とを所定の位置に重ねることができる。また、延設部5を後側収容凹部92となる領域を通すようにして配置するため、延設部5と芯材2の第1接触面および第2接触面とを容易に接触させることができ、作業が行いやすい。更に、第1接触面と第2接触面とが連続しているため、第1接触面および第2接触面の両方を延設部5に同時に容易に接触させることができる。
本実施形態による背凭れ14では、前側収容凹部91に収容された前側縁部311(前側縁板材6)を延設部5に固定する第1固定部材81が設けられ、後側収容凹部92に収容された後側縁部321(後側縁板材7)を延設部5に固定する第2固定部材82が設けられている。
このような構成とすることにより、前側張材31の縁部および後側張材32の縁部を、第1固定部材81および第2固定部材82で延設部5に確実に固定できる。前側縁部311が前側収容凹部91に完全に入り込んでいない状態であっても第1固定部材81によって前側縁部311を延設部5に確実に固定できる。後側縁部321が後側収容凹部92に完全に入り込んでいない状態であっても第2固定部材82によって後側縁部321を延設部5に確実に固定できる。
本実施形態による背凭れ14では、芯材2は、前側収容凹部91の内部に突出するとともに、延設部5との間に張材3を挟み込む上側突条22(突出部)を有している。
このような構成とすることにより、前側収容凹部91に収容された前側縁部311が上側突条22と接触することにより、前側縁部311の位置決めを容易にできるとともに、前側縁部311がずれて前側収容凹部91から外れることを防止できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図20および図21に示すように、第2実施形態による椅子1Bの背凭れ14Bは、背凭れ支持部16Bの延設部5Bが、芯材2Bの上縁部に形成された凹部29に挿入されている。芯材2Bは、単体である。
延設部5Bは、外周杆部4Bの横杆部41Bの前後方向の中間部から下方に延びている。横杆部41Bは、延設部5Bよりも前側および後側に突出している。横杆部41Bの下面のうちの延設部5Bよりも前側の部分を前側下面413と表記し、横杆部41Bの下面のうちの延設部5Bよりも後側の部分を後側下面414と表記する。
凹部29は、芯材2Bの上端部の前後方向の中間部に設けられている。芯材2Bの上端面のうち、凹部29の前側に位置する部分を前側上端面291と表記し、凹部29の後側に位置する部分を後側上端面292と表記する。
延設部5Bが凹部29に挿入されると、横杆部41Bの前側下面413と芯材2Bの前側上端面291とに挟まれた前側収容凹部91Bと、横杆部41Bの後側下面414と芯材2の後側上端面292とに挟まれた後側収容凹部92Bと、が形成される。
張材3Bは、第1実施形態と同様に、前側張材31と後側張材32とが接合された袋状である。張材3Bは、内部に芯材2Bを収容し、前側縁部311が横杆部41Bの前側下面413と芯材2の前側上端面291との間に挟まれて前側収容凹部91Bに収容され、後側縁部321が横杆部41Bの後側下面414と芯材2の後側上端面292との間に挟まれて後側収容凹部92Bに収容される。このようにすることで、芯材2を覆った張材3Bの前側縁部311および後側縁部321の位置が固定される。芯材2Bと延設部5Bとは、芯材2Bの前後から凹部29の内部の延設部5Bに達するプッシュリベットなどの固定部材93,94で固定される。
図21に示すように、前側張材31の前側縁部311は、前側収容凹部91Bに収容されるとともに、更に先端が芯材2Bの凹部29にも収容され、延設部5Bの前面と凹部29の側面とに挟まれてもよい。後側張材32の後側縁部321は、後側収容凹部92Bに収容されるとともに、更に先端が芯材2Bの凹部29にも収容され、延設部5Bの後面と凹部29の側面294とに挟まれてもよい。
このような場合、固定部材93,94は、芯材2と延設部5Bとの間の前側縁部311および後側縁部321を固定するように構成されていてもよい。
また、図22に示すように、前側張材31の前側縁部311は、前側収容凹部91Bに挿入されるだけで芯材2の凹部29に挿入されず、後側張材32の後側縁部321は、後側収容凹部92Bに挿入されるだけで芯材2の凹部29に挿入されていなくてもよい。このような場合も、芯材2を覆った張材3Bの前側縁部311および後側縁部321の位置が固定される。
第2実施形態による背凭れ14Bでは、背凭れ支持部16Bの延設部5Bが芯材2Bの凹部29に挿入される形態であっても、張材3を袋状とし、芯材2に被せた張材3Bの前側縁部311および後側縁部321それぞれを引っ張るようにして前側収容凹部91Bおよび後側収容凹部92Bに挿し込むことで前側縁部311および後側縁部321の位置を容易に固定できる。
また、第2実施形態による背凭れ14Bでも、芯材2Bを前側張材31および後側張材32をそれぞれ固定するために2つに分割する必要が無い。このため、第2実施形態による背凭れ14Bにおいても、芯材2を1つとすることができるとともに、張材3Bが前側張材31と後側張材32とが貼り合わされて一体化した袋体であるため、部品点数を削減できる。更に、芯材2Bが単体であることにより、着座感を良好に維持できる。
以上、本発明による背凭れおよび椅子の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、背凭れ支持部16は、支基12に対して回転可能に取り付けられているが、支基12に対して回転しないように固定されていてもよい。
上記の第1実施形態では、張材3の前側縁部311および後側縁部321に前側縁板材6および後側縁板材7が設けられており、第2実施形態では、張材3Bの前側縁部311および前側縁部311に第1実施形態のような前側縁板材6および後側縁板材7が設けられていない。張材3,3Bの前側縁部311および後側縁部321に前側縁板材6および後側縁板材7を設けるかどうかは適宜設定されてよい。前側縁板材6および後側縁板材7が設けられる場合は、その形状は上記以外であってもよい。また、前側縁部311および後側縁部321に板状でなく、棒状などの縁材が設けられていてもよい。また、前側縁部311および後側縁部321に設けられる縁材は、複数に分割されていてもよい。
上記の第1実施形態では、芯材2は、延設部5に前方から接触する第1接触面(中間突条24の先端面241および第2リブ26の先端面261)と、延設部5に下方から接触する第2接触面(下側突条23の前側上面231)と、を有している。芯材2と延設部5とが接触する位置や方向は、適宜設定されてよい。
上記の第1実施形態では、第2リブ26の先端面261(第1接触面)が、下側突条23の前側上面231(第2接触面)の前側に連続して設けられ、後側収容凹部9を形成する下側突条23の後側上面232(凹部形成面)が、下側突条23の前側上面231(第2接触面)の後側に連続して面一に設けられている。固定部21と延設部5とが接触する面や、その方向は適宜設定されてよい。
上記の第1実施形態では、前側収容凹部91に収容された前側縁部311(前側縁板材6)は、第1固定部材81で延設部5および芯材2に固定され、後側収容凹部92に収容された後側縁部321(後側縁板材7)を第2固定部材82で延設部5に固定している。前側縁部311や後側縁部321は、第1固定部材81や第2固定部材82によって延設部5や芯材2に固定されなくてもよい。また、前側縁部311や後側縁部321は、第1固定部材81や第2固定部材82によって固定する場合は、芯材2および延設部5のいずれか一方または両方に固定されてよい。
上記の第1実施形態では、芯材2には、前側縁部311の位置決めや外れ防止のために、前側収容凹部91の内部に突出する上側突条22が設けられている。芯材2には、上側突条22が設けられていなくてもよいし、上側突条22の代わりの前側縁部311の位置決めや外れ防止のため部材が設けられていてもよい。芯材2には、後側縁部321の位置決めや外れ防止のために、後側収容凹部92の内部に突出する突出部が設けられていてもよい。
上記の実施形態では、延設部5は外周杆部4の横杆部41から下方に延びているが、外周杆部4の縦杆部42から左右方向に延びていてもよい。延設部5が横杆部41から下方に延びる部分、および縦杆部42から左右方向に延びる部分の両方を有していてもよいし、いずれか一方のみを有していてもよい。
本実施形態では、延設部5は、大部分が横杆部41に接続され、部分的に縦杆部42にも接続されているが、延設部5が横杆部41および縦杆部42にわたる大きさの場合に、横杆部41および縦杆部42のいずれか一方のみに接続されていてもよい。
1,1B 椅子
2,2B 芯材
3 張材
4,4B 外周杆部
5,5B 延設部
6 前側縁板材
7 後側縁板材
14,14B 背凭れ
15,15B 背凭れ本体部
16,16B 背凭れ支持部
21 固定部
22 上側突条(突出部)
31 前側張材
32 後側張材
36 挿入口
54 前面
55 後面
81 第1固定部材(固定部材)
82 第2固定部材(固定部材)
91 前側収容凹部
92 後側収容凹部
93,94 固定部材
231 前側上面(第2接触面)
232 後側上面(凹部形成面)
241 先端面(第1接触面)
261 先端面(第1接触面)
311 前側縁部
321 後側縁部

Claims (7)

  1. 着座者の背を受ける背凭れ本体部と、
    前記背凭れ本体部を支持する背凭れ支持部と、
    を有し、
    前記背凭れ本体部は、
    芯材と、
    前記芯材が挿入される挿入口を有する袋状に形成されるとともに、前記芯材の表面を被覆する張材と、を有し、
    前記背凭れ支持部は、
    外周部に沿って設けられる外周杆部と、
    前記外周杆部から内側に延びて前記芯材が固定される延設部と、を有し、
    前記張材は、
    前記挿入口の開口縁の一部を構成する前側縁部を有し、前記芯材の前面を被覆する前側張材と、
    前記挿入口の開口縁の一部を構成する後側縁部を有し、前記芯材の後面を被覆する後側張材と、を有し、
    前記前側縁部および前記後側縁部は、前記外周杆部と、前記延設部に固定された前記芯材と、の間に形成された収容凹部に収容される背凭れ。
  2. 前記芯材は、
    前記延設部に前後方向から接触可能な第1接触面と、
    前記延設部に前記外周杆部側に向かって接触可能な第2接触面と、を有する請求項1に記載の背凭れ。
  3. 前記芯材は、前記収容凹部を形成する凹部形成面を有し、
    前記第1接触面は、前記第2接触面と連続して設けられ、
    前記凹部形成面は、前記第2接触面と前記前後方向に連続して面一に設けられる請求項2に記載の背凭れ。
  4. 前記収容凹部に収容された前記前側縁部および前記後側縁部の少なくとも一方を前記延設部および前記芯材の少なくとも一方に固定する固定部材を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の背凭れ。
  5. 前記固定部材は、前記張材に覆われる請求項4に記載の背凭れ。
  6. 前記芯材は、前記収容凹部内に突出するとともに、前記背凭れ支持部との間に前記張材を挟み込む突出部を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の背凭れ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の背凭れと、
    前記背凭れを支持する支持構造体と、を有する椅子。
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