JP2023106797A - 燃料電池システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要最小限の台数の燃料電池で電力需要を満たすことができる燃料電池システムを提供する。【解決手段】本開示の燃料電池システム100において、制御器8は、要求電力に基づいて複数の燃料電池5の複数の運転スケジュールを定め、複数の運転スケジュールに従って複数の燃料電池5のそれぞれを制御する。複数の燃料電池5のそれぞれは、互いに異なる複数の運転スケジュールで運転される複数の燃料電池5の集合の単位を表す複数のグループのいずれかに属する。要求電力に応じた電力が負荷14に供給され、連続運転を行った後で燃料電池5に必要な休止時間が複数の燃料電池5のそれぞれに確保され、複数のグループの数が最小となり、かつ、同一のグループに属する複数の燃料電池5のそれぞれの休止期間が重ならないように、複数の運転スケジュールが定められている。【選択図】図1

Description

本開示は、燃料電池システム及びその運転方法に関する。
特許文献1には、運転時におけるシステムの異常有無をチェックすることができ、チェック時の消費エネルギーを抑えることができる、燃料電池システムが開示されている。この燃料電池システムは、複数の燃料電池スタックと制御器とを備えている。複数の燃料電池スタックは、外部の負荷に対して並列に接続されている。燃料電池システムは、発電させる燃料電池スタックを所定時間の経過に伴って順次切り替えるように構成されている。
特開2012-18823号公報
燃料電池スタック(以下、単に「燃料電池」と称する)は、所定時間の運転の後、休止時間を必要とする。そのため、燃料電池システムは、要求電力から見積もられる台数を超える台数の燃料電池を必要とする。各燃料電池の運転及び休止が適切に管理されない場合、燃料電池システムの出力電力が要求電力を大幅に下回るおそれがある。他方、要求電力に対して燃料電池の台数が多すぎると、燃料電池システムのコストの増加を招く。
本開示は、必要最小限の台数の燃料電池で電力需要を満たすことができる燃料電池システムを提供する。
本開示の燃料電池システムは、
負荷に対して並列に接続された複数の燃料電池と、
前記複数の燃料電池を制御する制御器と、
を備えた燃料電池システムであって、
前記制御器は、要求電力に基づいて前記複数の燃料電池の複数の運転スケジュールを定め、前記複数の運転スケジュールに従って前記複数の燃料電池のそれぞれを制御し、
前記複数の燃料電池のそれぞれは、互いに異なる前記複数の運転スケジュールで運転される前記複数の燃料電池の集合の単位を表す複数のグループのいずれかに属し、
前記要求電力に応じた電力が前記負荷に供給され、連続運転を行った後で前記燃料電池に必要な休止時間が前記複数の燃料電池のそれぞれに確保され、前記複数のグループの数が最小となり、かつ、同一の前記グループに属する前記複数の燃料電池のそれぞれの休止期間が重ならないように、前記複数の運転スケジュールが定められている。
別の側面において、本開示の燃料電池システムの運転方法は、
負荷に対して並列に接続された複数の燃料電池を有する燃料電池システムの運転方法であって、
要求電力に基づいて前記複数の燃料電池の複数の運転スケジュールを定めることと、
前記複数の運転スケジュールに従って前記複数の燃料電池のそれぞれを制御することと、
を含み、
前記複数の燃料電池のそれぞれは、互いに異なる前記複数の運転スケジュールで運転される前記複数の燃料電池の集合の単位を表す複数のグループのいずれかに属し、
前記要求電力に応じた電力が前記負荷に供給され、連続運転を行った後で前記燃料電池に必要な休止時間が前記複数の燃料電池のそれぞれに確保され、前記複数のグループの数が最小となり、かつ、同一の前記グループに属する前記複数の燃料電池のそれぞれの休止期間が重ならないように、前記複数の運転スケジュールが定められている。
本開示によれば、必要最小限の台数の燃料電池で電力需要を満たすことができる燃料電池システムを提供できる。
実施の形態1における燃料電池システムの構成図 実施の形態1において、複数の燃料電池のそれぞれの運転スケジュールを定めるために制御器が実行する処理のフローチャート 複数の燃料電池のそれぞれの運転スケジュールの一例をグループ毎に示すタイムチャート 比較例の燃料電池システムにおける複数の燃料電池のそれぞれの運転スケジュールを示すタイムチャート 実施の形態2における燃料電池システムの構成図 実施の形態2において、複数の燃料電池のそれぞれの運転スケジュールを定めるために制御器が実行する処理のフローチャート 複数の燃料電池のそれぞれの運転スケジュールの一例をグループ毎に示すタイムチャート
(本開示の基礎となった知見等)
燃料電池は、電解質膜、アノード及びカソードを有する。アノードに水素含有ガスを供給し、カソードに酸素含有ガスを供給することによって、水素含有ガスと酸素含有ガスとの間で電気化学反応が起こり、これにより電力が生成される。
本発明者が本開示に想到するに至った当時、長時間にわたって燃料電池の運転を継続すると、水素以外の成分がカソードに蓄積してカソードが汚染されることが知られていた。カソードが汚染されると、燃料電池の出力電圧が低下する。したがって、所定時間の運転後に燃料電池を休止させ、時間の経過によって汚染要因を解消することが必要である。
一方、電力の需要はユーザに応じて様々である。各ユーザに専用の燃料電池を開発することは事業性の観点から困難である。そのため、小さい発電能力を持つ複数の燃料電池を組み合わせることによって、開発工数を抑えつつ様々な電力需要に対応可能な燃料電池システムが構築される(特許文献1)。運転中の燃料電池の台数を変更することによって、負荷変動にも対応できる。また、燃料電池システムの出力電力の低下を最小限に抑えるためには、特定の燃料電池の休止期間と他の燃料電池の休止期間とが重複することを極力避ける必要がある。
しかし、従来の燃料電池システムにおいては、特定の燃料電池の休止期間が他の燃料電池の休止期間に重複することがあった。休止期間が重複すると、重複した期間において出力電力が下がり、供給電力が不足することがある。燃料電池の台数を増やすと休止期間の重複を避けることが容易である。しかし、燃料電池の台数を増やすことは、燃料電池システムのコストの大幅な増加を招く。これらの課題に気付いた本発明者は、鋭意検討の結果、本開示の主題を構成するに至った。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1から図3を用いて実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
図1は、実施の形態1における燃料電池システム100の構成図である。燃料電池システム100は、複数の燃料電池5、水素含有ガス供給経路6、酸素含有ガス供給経路7、制御器8及び電力線13を備えている。複数の燃料電池5は、電力線13を介して、外部の負荷14に対して並列に接続されている。負荷14は、電力を消費する電力負荷である。
複数の燃料電池5のそれぞれは、電解質膜1、アノード2及びカソード3を備えている。アノード2とカソード3との間に電解質膜1が配置されている。アノード2及びカソード3のそれぞれには、電子を取り出す反応を促進するための触媒が設けられている。アノード2には、水素含有ガス供給経路6が接続されている。カソード3には、酸素含有ガス供給経路7が接続されている。水素含有ガス供給経路6を通じて、水素含有ガス供給源11からアノード2に水素含有ガスが供給される。酸素含有ガス供給経路7を通じて、酸素含有ガス供給源12からカソード3に酸素含有ガスが供給される。
複数の燃料電池5は、第1番目の燃料電池5aから第10番目の燃料電池5jまでの10台の燃料電池を含む。燃料電池5の台数は特に限定されない。例えば、大出力のシステムは、100台を超える台数の燃料電池5を有する。
燃料電池5aから5jは、互いに同一の構成を有する。単一の燃料電池5の定格出力電力が1kWであるとき、燃料電池システム100は、最大で10kWの出力電力を発揮しうる。ただし、休止中の燃料電池5を考慮に入れると、燃料電池システム100の最大出力電力は10kW未満である。
水素含有ガスは、純水素ガスであってもよく、水蒸気改質によって得られたガスであってもよい。水素含有ガス供給源11としては、水素ガスインフラ、改質器などが挙げられる。酸素含有ガスは、典型的には、空気である。酸素含有ガス供給源12としては、空気ブロワなどが挙げられる。水素含有ガス供給経路6及び酸素含有ガス供給経路7には、流量調整弁などの他の機器(図示省略)が配置されている。
燃料電池5は、典型的には、固体高分子形燃料電池(PEFC)である。SOFCに比べて、PEFCの連続運転可能な時間は短い。したがって、PEFCを用いたシステムに本開示の技術を適用することによって、より高い効果が得られる。ただし、燃料電池5は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)であってもよい。
制御器8は、燃料電池5の運転及び休止を制御する。詳細には、制御器8は、負荷14などの外部からの要求電力に基づいて複数の燃料電池5の複数の運転スケジュールを定め、複数の運転スケジュールに従って複数の燃料電池5のそれぞれを制御する。これにより、燃料電池システム100の出力電力が制御器8によって調節される。要求電力は、管理者によって燃料電池システム100に入力される値であってもよい。制御器8は、例えば、演算回路、記憶回路などを含むDSP(Digital Signal Processor)である。演算回路としては、CPUが挙げられる。記憶回路としては、メモリが挙げられる。記憶回路には、燃料電池システム100の制御プログラムが記憶されている。
電力線13は、燃料電池5と負荷14とに接続されている。燃料電池5のそれぞれで生成された電力が電力線13を通じて負荷14に供給される。
[1-2.動作]
以上のように構成された燃料電池システム100について、以下その動作、作用を説明する。
本実施の形態の運転方法は、必要な出力電力を確保しながら複数の燃料電池5を順次休止させることに関する。制御器8は、複数の燃料電池5のそれぞれの運転スケジュールを定める。このとき、外部からの要求電力に応じて、複数の燃料電池5aから5jのグループ分けを行う。「グループ」は、互いに異なる複数の運転スケジュールで運転される複数の燃料電池5の集合の単位を表す。複数の燃料電池5のそれぞれは、複数のグループのいずれかに属する。グループ分けは、グループの数が最小となるように行われる。グループの数は1つのときもあるが、通常は、複数である。各グループに属する燃料電池5の数は、典型的には、互いに等しい。ただし、各グループに属する燃料電池5の数が互いに異なっていてもよい。複数の燃料電池5のそれぞれの運転時間は、典型的には、互いに等しい。複数の燃料電池5のそれぞれの休止時間は、典型的には、互いに等しい。
「運転時間」は、休止期間と休止期間との間の運転期間の長さを意味する。「休止時間」は、運転期間と運転期間との間の休止期間の長さを意味する。
制御器8には、燃料電池5の設計上の運転条件が予め与えられている。運転条件には、燃料電池5の連続運転可能な時間T0、連続運転後に燃料電池5に必要な休止時間T1、及び、燃料電池5の1台あたりの出力電力W1が含まれる。連続運転可能な時間T0、必要な休止時間T1及び出力電力W1は、燃料電池5の設計値であり、予め定められている。本実施の形態では、連続運転可能な時間T0が20時間であり、必要な休止時間T1が5時間であり、出力電力W1が1kWである。出力電力W1は、定格出力である。ただし、これらの値は、制御器8に記憶されたデータの書き換えによって変更することができる。
また、負荷14の要求電力W0を8kWと仮定する。
以下において、同一のグループに属することができる燃料電池5の台数の上限が最大構成台数Nmで表される。最大構成台数Nmは、複数の燃料電池5のグループ分けに使用される。燃料電池システム100におけるグループの数がグループ数Nで表される。同一のグループに属する燃料電池5の台数がグループ内の燃料電池の台数Naで表される。
同一のグループに属する燃料電池5の実際の休止時間が実休止時間T3で表される。同一のグループに属する燃料電池5の実際の運転時間が実運転時間T4で表される。
図2は、本実施の形態において、複数の燃料電池5のそれぞれの運転スケジュールを定めるために制御器8が実行する処理のフローチャートである。図2に示す各処理は、例えば、燃料電池システム100が新しく導入されたとき、燃料電池システム100の構成に変更があったとき、及び、要求電力が変更されたとき、からなる群より選ばれる少なくとも1つのタイミングで実行される。
ステップS1において、連続運転可能な時間T0の情報を取得する。ここでは、連続運転可能な時間T0は20時間である。連続運転可能な時間T0は、制御器8の不揮発性メモリに記憶されていてもよく、プログラム上で予め定められていてもよい。「時間T0の情報」とは、時間T0を特定するために必要な情報を意味する。
次に、ステップS2において、必要な休止時間T1の情報を取得する。ここでは、必要な休止時間T1は5時間である。必要な休止時間T1は、制御器8の不揮発性メモリに記憶されていてもよく、プログラム上で予め定められていてもよい。「必要な休止時間T1の情報」とは、必要な休止時間T1を特定するために必要な情報を意味する。
次に、ステップS3において、要求電力W0の情報を取得する。要求電力W0は、負荷14などの外部から制御器8に与えられる値であってもよく、予め定められた値であってもよい。予め定められた値である場合、要求電力W0は、制御器8の不揮発性メモリに記憶されていてもよく、プログラム上で予め定められていてもよい。ここでは、要求電力W0は8kWである。「要求電力W0の情報」とは、要求電力W0を特定するために必要な情報を意味する。
ステップS1からS3に示すように、本実施の形態において、制御器8は、必要な休止時間T1、燃料電池5の連続運転可能な時間T0、及び、負荷14からの要求電力W0に基づいて複数の運転スケジュールを定める。必要な休止時間T1及び連続運転可能な時間T0は、燃料電池5の設計に依存する時間である。これらの値を用いることによって、燃料電池システム100に適した運転スケジュールを作成することができる。
次に、ステップS4において、燃料電池5の1台あたりの出力電力W1の情報を取得する。ここでは、1台あたりの出力電力W1は1kWである。出力電力W1は、制御器8の不揮発性メモリに記憶されていてもよく、プログラム上で予め定められていてもよい。「出力電力W1の情報」とは、出力電力W1を特定するために必要な情報を意味する。
次に、ステップS5において、複数の燃料電池5のそれぞれの累積運転時間の情報を取得する。累積運転時間は、燃料電池システム100の導入時から現在までの複数の燃料電池5のそれぞれの合計運転時間であり、燃料電池システム100の運転に伴って制御器8に保存される情報である。
例えば、要求電力W0が変動すると、複数の燃料電池5のそれぞれの累積運転時間にバラつきが生じる。本実施の形態の運転方法では、累積運転時間が少ない燃料電池5を優先的に運転する。累積運転時間のバラつき(標準偏差)が最小化されてもよい。これにより、複数の燃料電池5の経年劣化を均一化することができ、ひいては燃料電池システム100のメンテナンスが容易になるとともに、燃料電池システム100の寿命も延びる。
ステップS1からステップS5までの処理の順番は図2に記載された順番に限定されない。
次に、ステップS6において、同一のグループに属することができる燃料電池5の台数の上限である最大構成台数Nmを算出する。最大構成台数Nmは、下記式(1)を用いて算出される。ここでは、Nm=5(台)である。最大構成台数Nmは、グループ数Nが最小となるように算出される。各グループに属する燃料電池5の台数は、最大構成台数Nm以下である。
最大構成台数Nm=(T0+T1)/T1・・・(1)
次に、ステップS7において、燃料電池システム100におけるグループ数Nを算出する。グループ数Nは、下記式(2)を用いて算出される。ここでは、N=2である。図1に破線で示すように、2つのグループは、第1グループ15及び第2グループ16を含む。
グループ数N=W0/W1(Nm-1)・・・(2)
次に、ステップS8において、グループ内の燃料電池の台数Naを算出する。グループ内の燃料電池の台数Naは、下記式(3)を用いて算出される。ここでは、Na=5(台)である。つまり、第1グループ15に5台の燃料電池5が属する。第2グループ16にも5台の燃料電池5が属する。
グループ内の燃料電池の台数Na=(W0/(W1×N))+1・・・(3)
上記の計算から、複数の燃料電池5は、燃料電池5aから5eを含む第1グループ15と、燃料電池5fから5jを含む第2グループ16とに分けられる。
本実施の形態では、グループの数は複数である。複数のグループにおける特定のグループに属する燃料電池5の台数は、複数のグループにおける別のグループに属する燃料電池5の台数に等しい。特定のグループは、例えば、第1グループ15である。別のグループは、例えば、第2グループ16である。第1グループ15に属する燃料電池5の台数が第2グループ16に属する燃料電池5の台数に等しい。このような構成によれば、各燃料電池5の稼働率を向上させることができる。
ただし、燃料電池システム100における燃料電池5の合計台数が常にグループの数の倍数にあるとは限らない。この場合、特定のグループに属する燃料電池5の台数が別のグループに属する燃料電池5の台数と異なっていてもよい。この場合においても、全ての燃料電池5の累積運転時間が均一化されるように、特定のグループに属する燃料電池5の台数が別のグループに属する燃料電池5の台数との差が極力小さいことが望ましい。特定のグループに属する燃料電池5の台数が別のグループに属する燃料電池5の台数と異なる場合、その差は、例えば1台である。
次に、ステップS9において、同一のグループに属する燃料電池5の実休止時間T3を算出する。実休止時間T3は、下記式(4)を用いて算出される。ここでは、T3=5(時間)である。
実休止時間T3=T0/(Na-1)・・・(4)
次に、ステップS10において、同一のグループに属する燃料電池5の実運転時間T4を算出する。実運転時間T4は、下記式(5)を用いて算出される。ここでは、T4=20(時間)である。
実運転時間T4=T3×(Na-1)・・・(5)
次に、ステップS11において、累積運転時間の少ない燃料電池5を優先的に運転することを決定する。ここでは、第1グループ15において、燃料電池5a、燃料電池5b、燃料電池5c、燃料電池5d、燃料電池5eの順番に累積運転時間が短いものと仮定する。同様に、第2グループ16において、燃料電池5f、燃料電池5g、燃料電池5h、燃料電池5i、燃料電池5jの順番に累積運転時間が短いものと仮定する。
次に、ステップS1からステップS11の処理の結果を用い、ステップS12において、各燃料電池5の運転スケジュールを定める。
その後、定められた運転スケジュールに基づき、各グループにおいて休止期間が重ならず、かつ、所望の出力電力が維持されるように、休止期間及び運転期間をずらしながら複数の燃料電池5の運転を制御する。
図3は、複数の燃料電池5のそれぞれの運転スケジュールの一例をグループ毎に示すタイムチャートである。横軸は、時間の経過を表している。図3のタイムチャートにおいて、太線は、各燃料電池5が運転状態にあることを表している。空白の期間は、各燃料電池5が休止状態にあることを表している。図3(a)は、第1グループ15に属する燃料電池5aから5eの運転スケジュールである。図3(b)は、第2グループ16に属する燃料電池5fから5jの運転スケジュールである。これらの運転スケジュールに従って複数の燃料電池5のそれぞれが制御される。
例えば、第1グループ15に属する燃料電池5aに着目すると、時刻0:00に燃料電池5aの運転が開始される。運転時間T4の長さを持つ運転期間を経て、燃料電池5aは休止時間T3の長さを持つ休止期間に入る。先の計算結果の通り、運転時間T4は、例えば、20時間である。休止時間T3は、例えば、5時間である。第1グループ15に属する複数の燃料電池5aから5eのそれぞれの休止期間は重なっていない。したがって、第1グループ15に属する複数の燃料電池5aから5eの出力電力の合計は、常時、4kWに等しいか、4kWを少し上回る。
次に、第2グループ16に属する燃料電池5fに着目すると、時刻0:00に燃料電池5fの運転が開始される。運転時間T4の長さを持つ運転期間を経て、燃料電池5fは休止時間T3の長さを持つ休止期間に入る。先の計算結果の通り、運転時間T4は、例えば、20時間である。休止時間T3は、例えば、5時間である。第2グループ16に属する複数の燃料電池5fから5jのそれぞれの休止期間は重なっていない。したがって、第2グループ16に属する複数の燃料電池5fから5jの出力電力の合計は、常時、4kWに等しいか、4kWを少し上回る。
よって、燃料電池システム100の出力電力は、常時、8kWを満たす。つまり、要求電力W0に応じた電力が負荷に供給される。連続運転を行った後で燃料電池5aから5jに必要な休止時間T1が複数の燃料電池5のそれぞれに確保される。
第1グループ15に属する燃料電池5aから5eの休止期間の長さ(休止時間T3)は互いに等しい。また、第2グループ16に属する燃料電池5fから5jの休止期間の長さ(休止時間T3)も互いに等しい。つまり、同一のグループに属する複数の燃料電池5の休止期間の長さが互いに等しい。この場合、同一のグループに属する燃料電池5の累積運転時間が概ね一致する。これにより、同一のグループに属する燃料電池5の劣化を平準化できる。
休止期間は、燃料電池5を休止状態から運転状態に到達させるのに必要な時間を含む。これにより、休止状態から運転状態への移行期である過渡期に出力電力が不足することを回避できる。「休止状態」は、出力電力が0kWにあるときの状態を意味する。「運転状態」は、出力電力が予め定められた定格出力にあるときの状態を意味する。本実施の形態では、定格出力は、1kWである。
休止期間は、燃料電池5を運転状態から休止状態に到達させるのに必要な時間を含む。これにより、運転状態から休止状態への移行期である過渡期に出力電力が不足することを回避できる。
図3のタイムチャートから理解できるように、第1グループ15に属する燃料電池5aの運転スケジュールは、第2グループ16に属する燃料電池5fの運転スケジュールと同一である。同様に、燃料電池5bの運転スケジュールが燃料電池5gの運転スケジュールと同一である。燃料電池5cの運転スケジュールが燃料電池5hの運転スケジュールと同一である。燃料電池5dの運転スケジュールが燃料電池5iの運転スケジュールと同一である。燃料電池5eの運転スケジュールが燃料電池5jの運転スケジュールと同一である。つまり、先に説明した式(2)で算出されるグループ数Nは、互いに同一の運転スケジュールで運転される燃料電池5の台数に対応している。そして、このグループ数Nが最小となるように、制御器8によって、燃料電池5のそれぞれの運転スケジュールが定められる。
本実施の形態では、特定のグループ(例えば、第1グループ15)に属する燃料電池5の台数が別のグループ(例えば、第2グループ16)に属する燃料電池の台数と等しい。ただし、特定のグループに属する燃料電池5の台数は、別のグループに属する燃料電池の台数と異なっていてもよい。
本実施の形態によれば、休止期間を設けることによって出力電力が低下又は不足することを防ぐために必要な燃料電池5の増設台数を最小限に抑えることができる。つまり、必要最小限の台数の燃料電池5で電力需要を満たすことができる。また、燃料電池5のそれぞれの累積運転時間を均一化することができるので、燃料電池5の劣化を平準化できる。また、燃料電池5の1台あたりの休止期間が短くなるので、各燃料電池5の発電稼働率を向上させることができる。また、寿命を迎えるまでの燃料電池5の総発電量の低下を抑えることができる。
図4は、比較例の燃料電池システムにおける複数の燃料電池50のそれぞれの運転スケジュール及び出力電力を示すタイムチャートである。詳細には、図4(a)が運転スケジュールを示すタイムチャートである。図4(b)が出力電力を示すタイムチャートである。図4(b)のタイムチャートの縦軸はシステムの出力電力(W)を表している。比較例の燃料電池システムは、9台の燃料電池50aから50iを備えている。燃料電池50の連続運転可能な時間、連続運転後に燃料電池50に必要な休止時間、及び、燃料電池50の1台あたりの出力電力は、本実施の形態の燃料電池システム100における時間T0,休止時間T1及び出力電力W1に等しいものとする。
燃料電池50aから50iは、20時間の連続運転の後、5時間の休止期間を経て、再び20時間の連続運転を行うように制御される。図4(a)のタイムチャートから理解できるように、必要な休止時間T1が5時間である以上、特定の燃料電池50の休止期間と別の燃料電池50の休止期間とが重複しないように燃料電池システムを運転することは不可能である。そのため、図4(b)のタイムチャートに示すように、出力電力が低下して要求電力の8kWに満たない期間が生じる。つまり、比較例の燃料電池システムでは、予備の燃料電池が不足している。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、制御器8は、要求電力W0に基づいて複数の燃料電池5の複数の運転スケジュールを定め、複数の運転スケジュールに従って複数の燃料電池5のそれぞれを制御する。複数の燃料電池5のそれぞれは、互いに異なる複数の運転スケジュールで運転される複数の燃料電池5の集合の単位を表す複数のグループのいずれかに属する。要求電力W0に応じた電力が負荷14に供給され、連続運転を行った後で燃料電池5に必要な休止時間T1が複数の燃料電池のそれぞれに確保され、複数のグループの数が最小となり、かつ、同一のグループに属する複数の燃料電池5のそれぞれの休止期間が重ならないように、複数の運転スケジュールが定められている。
休止期間を設けることによって出力電力が低下又は不足することを防ぐために必要な燃料電池5の増設台数を最小限に抑えることができる。
本実施の形態において、制御器8は、必要な休止時間T1、燃料電池5の連続運転可能な時間T0、及び、負荷14からの要求電力W0に基づいて複数の運転スケジュールを定めてもよい。これらの値を用いることによって、燃料電池システム100に適した運転スケジュールを作成することができる。
本実施の形態において、複数のグループにおける特定のグループに属する燃料電池5の台数が複数のグループにおける別のグループに属する燃料電池5の台数に等しくてもよい。このような構成によれば、各燃料電池5の稼働率を向上させることができる。
本実施の形態において、同一のグループに属する複数の燃料電池5の休止期間の長さが互いに等しくてもよい。これにより、同一のグループに属する燃料電池5の劣化を平準化できる。
本実施の形態において、休止期間は、燃料電池5を休止状態から運転状態に到達させるのに必要な期間を含んでいてもよい。これにより、休止状態から運転状態への移行期である過渡期に出力電力が不足することを回避できる。
本実施の形態において、休止期間は、燃料電池5を運転状態から休止状態に到達させるのに必要な期間を含んでいてもよい。これにより、運転状態から休止状態への移行期である過渡期に出力電力が不足することを回避できる。
(実施の形態2)
以下、図5から図7を用いて実施の形態2を説明する。
[2-1.構成]
図5は、実施の形態2における燃料電池システム200の構成図である。燃料電池システム200は、実施の形態1の燃料電池システム100に加え、燃料電池5k及び燃料電池5lをさらに備えている。
先に説明した燃料電池システム100において、燃料電池5の出力電力が所定電力(例えば、1kW)に達するまでの時間が長い場合、燃料電池システム100の出力電力が不足するおそれがある。同様に、燃料電池5の出力電力が所定電力(例えば、0kW)に下がるまでの時間が長い場合、燃料電池システム100の出力電力が過剰になるおそれがある。
本実施の形態によれば、燃料電池5を起動するとき又は停止するときの所定の時間差分T2を考慮に入れて運転スケジュールを作成する。一例において、時間差分T2は0.1時間(6分間)である。したがって、燃料電池システム200の出力電力の過不足が生じにくい。時間差分T2は、燃料電池5に起動指令が与えられた時点から定格出力に達する時点までの時間であってもよく、燃料電池5に指令が与えられた時点から出力がゼロに達するまでの時間であってもよく、これらの合計時間であってもよい。燃料電池5に起動指令が与えられた時点から定格出力に達する時点までの時間(時間差分T21)は、燃料電池5に指令が与えられた時点から出力がゼロに達するまでの時間(時間差分T22)と異なっていてもよい。例えば、時間差分T21が6分間であり、時間差分T22が4分間である。以下の説明において、時間差分T2は、時間差分T21と時間差分T22との合計時間でありうる。
[2-2.動作]
以上のように構成された燃料電池システム200について、以下その動作、作用を説明する。
図6は、本実施の形態において、複数の燃料電池5のそれぞれの運転スケジュールを定めるために制御器8が実行する処理のフローチャートである。ステップS25が含まれること及び燃料電池5の台数において、本実施の形態は、実施の形態1と異なる。
ステップS21からS24の処理は、それぞれ、図2を参照して説明したステップS1からS4と同一の処理である。
次に、ステップS25において、時間差分T2の情報を取得する。ここでは、時間差分T2は0.1時間である。時間差分T2は、制御器8の不揮発性メモリに記憶されていてもよく、プログラム上で予め定められていてもよい。「時間差分T2の情報」とは、時間差分T2を特定するために必要な情報を意味する。
ステップS26からステップS33は、それぞれ、図2を参照して説明したステップS5からステップS12に対応している。
次に、ステップS27において、同一のグループに属することができる燃料電池5の台数の上限である最大構成台数Nmを算出する。最大構成台数Nmは、下記式(6)を用いて算出される。ここでは、Nm=4(台)である。
最大構成台数Nm=(T0+T1-T2)/(T1+T2)・・・(6)
本実施の形態によれば、時間差分T2を用いて各燃料電池5の運転スケジュールが決定される。詳細には、時間差分T2を用いて最大構成台数Nmが算出される。そのため、燃料電池5の運転を開始してから実際に電力が生成されるまでのタイムラグがあったとしても、燃料電池システム200の出力電力が不足することを回避できる。
次に、ステップS28において、燃料電池システム200におけるグループ数Nを算出する。グループ数Nは、先に説明した式(2)を用いて算出される。ここでは、N=3である。3つのグループは、第1グループ25、第2グループ26及び第3グループ27を含む。
次に、ステップS29において、グループ内の燃料電池の台数Naを算出する。グループ内の燃料電池の台数Naは、先に説明した式(3)を用いて算出される。ここでは、Na=4(台)である。つまり、第1グループ25に4台の燃料電池5が属する。第2グループ26に4台の燃料電池5が属する。第3グループ27に4台の燃料電池5が属する。
次に、ステップS30において、同一のグループに属する燃料電池5の実休止時間T3を算出する。実休止時間T3は、下記式(7)を用いて算出される。ここでは、T3=6.5(時間)である。
実休止時間T3=(T0-T2×Na)/(Na-1)・・・(7)
次に、ステップS31において、同一のグループに属する燃料電池5の実運転時間T4を算出する。実運転時間T4は、下記式(8)を用いて算出される。ここでは、T4=20(時間)である。
実運転時間T4=T3×(Na-1)+T2×Na・・・(8)
次に、ステップS32において、累積運転時間の少ない燃料電池5を優先的に運転することを決定する。ここでは、第1グループ25において、燃料電池5a、燃料電池5b、燃料電池5c、燃料電池5dの順番に累積運転時間が短いものと仮定する。同様に、第2グループ26において、燃料電池5e、燃料電池5f、燃料電池5g、燃料電池5hの順番に累積運転時間が短いものと仮定する。第3グループ27において、燃料電池5i、燃料電池5j、燃料電池5k、燃料電池5lの順番に累積運転時間が短いものと仮定する。
次に、ステップS21からステップS32の処理の結果を用い、ステップS33において、各燃料電池5の運転スケジュールを定める。
その後、定められた運転スケジュールに基づき、各グループにおいて休止期間が重ならず、かつ、所望の出力電力が維持されるように、休止期間及び運転期間をずらしながら複数の燃料電池5の運転を制御する。
図7は、複数の燃料電池5のそれぞれの運転スケジュールの一例をグループ毎に示すタイムチャートである。横軸は、時間の経過を表している。図7のタイムチャートにおいて、太線は、各燃料電池5が運転状態にあることを表している。空白の期間は、各燃料電池5が休止状態にあることを表している。図7(a)は、第1グループ25に属する燃料電池5aから5dの運転スケジュールである。図7(b)は、第2グループ26に属する燃料電池5eから5hの運転スケジュールである。図7(c)は、第3グループ27に属する燃料電池5iから5lの運転スケジュールである。これらの運転スケジュールに従って複数の燃料電池5のそれぞれが制御される。
本実施の形態においても、第1グループ25に属する複数の燃料電池5aから5dのそれぞれの休止期間は重なっていない。したがって、第1グループ25に属する複数の燃料電池5aから5dの出力電力の合計は、常時、3kWに等しいか、3kWを少し上回る。第2グループ26に属する複数の燃料電池5eから5hのそれぞれの休止期間は重なっていない。したがって、第2グループ26に属する複数の燃料電池5eから5hの出力電力の合計は、常時、3kWに等しいか、3kWを少し上回る。第3グループ27に属する複数の燃料電池5iから5lのそれぞれの休止期間は重なっていない。したがって、第3グループ27に属する複数の燃料電池5iから5lの出力電力の合計は、常時、3kWに等しいか、3kWを少し上回る。
よって、燃料電池システム200の出力電力は、常時、9kWを満たす。つまり、要求電力W0に応じた電力が負荷に供給される。連続運転を行った後で燃料電池5aから5lに必要な休止時間T1が複数の燃料電池5のそれぞれに確保される。
なお、時間差分T2を考慮に入れると、休止期間と運転期間とが切り替わるタイミングで出力電力が不足する可能性がある。したがって、燃料電池5を起動するときの時間差分T21の過渡期間が終了したのち、別の燃料電池5を停止させるための処理を開始してもよい。これにより、出力電力の不足を回避できる。ただし、時間差分T21を実運転時間T4に含めることは可能である。また、燃料電池5を起動するときの時間差分T21の過渡期間と別の燃料電池5を停止させるときの時間差分T22の過渡期間とを重複させることによって、必要な出力電力が確保されてもよい。
[2-3.効果等]
本実施の形態によれば、そのため、燃料電池5の運転を開始してから実際に電力が生成されるまでのタイムラグがあったとしても、燃料電池システム200の出力電力が不足することを回避できる。
(他の実施の形態)
実施の形態1及び2によれば、運転スケジュールの作成に必要な各種の数値が計算式に基づいて算出される。しかし、テーブル方式で各種の数値が特定されてもよい。例えば、連続運転可能な時間T0、必要な休止時間T1、及び、出力電力W1の組に対応して、グループ数N、最大構成台数Nm、グループ内の燃料電池の台数Na、実休止時間T3、及び実運転時間T4がテーブルに記録されていてもよい。
負荷14の要求電力W0が設計値で定められていてもよい。つまり、要求電力W0は定数であってもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示の技術は、複数の燃料電池を備えた燃料電池システムに有用である。
1 電解質膜
2 アノード
3 カソード
5,5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5h,5i,5j,5k,5l 燃料電池
6 水素含有ガス供給経路
7 酸素含有ガス供給経路
8 制御器
11 水素含有ガス供給源
12 酸素含有ガス供給源
13 電力線
14 負荷
15,25 第1グループ
16,26 第2グループ
27 第3グループ
100,200 燃料電池システム

Claims (8)

  1. 負荷に対して並列に接続された複数の燃料電池と、
    前記複数の燃料電池を制御する制御器と、
    を備えた燃料電池システムであって、
    前記制御器は、要求電力に基づいて前記複数の燃料電池の複数の運転スケジュールを定め、前記複数の運転スケジュールに従って前記複数の燃料電池のそれぞれを制御し、
    前記複数の燃料電池のそれぞれは、互いに異なる前記複数の運転スケジュールで運転される前記複数の燃料電池の集合の単位を表す複数のグループのいずれかに属し、
    前記要求電力に応じた電力が前記負荷に供給され、連続運転を行った後で前記燃料電池に必要な休止時間が前記複数の燃料電池のそれぞれに確保され、前記複数のグループの数が最小となり、かつ、同一の前記グループに属する前記複数の燃料電池のそれぞれの休止期間が重ならないように、前記複数の運転スケジュールが定められている、
    燃料電池システム。
  2. 前記制御器は、前記必要な休止時間、前記燃料電池の連続運転可能な時間、及び、前記負荷からの前記要求電力に基づいて前記複数の運転スケジュールを定める、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記複数のグループにおける特定のグループに属する前記燃料電池の台数は、前記複数のグループにおける別のグループに属する前記燃料電池の台数に等しい、
    請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 同一の前記グループに属する前記複数の燃料電池の前記休止期間の長さが互いに等しい、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記休止期間は、前記燃料電池を休止状態から運転状態に到達させるのに必要な期間を含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記休止期間は、前記燃料電池を運転状態から休止状態に到達させるのに必要な期間を含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記複数の燃料電池のそれぞれが固体高分子形燃料電池である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  8. 負荷に対して並列に接続された複数の燃料電池を有する燃料電池システムの運転方法であって、
    要求電力に基づいて前記複数の燃料電池の複数の運転スケジュールを定めることと、
    前記複数の運転スケジュールに従って前記複数の燃料電池のそれぞれを制御することと、
    を含み、
    前記複数の燃料電池のそれぞれは、互いに異なる前記複数の運転スケジュールで運転される前記複数の燃料電池の集合の単位を表す複数のグループのいずれかに属し、
    前記要求電力に応じた電力が前記負荷に供給され、連続運転を行った後で前記燃料電池に必要な休止時間が前記複数の燃料電池のそれぞれに確保され、前記複数のグループの数が最小となり、かつ、同一の前記グループに属する前記複数の燃料電池のそれぞれの休止期間が重ならないように、前記複数の運転スケジュールが定められている、
    燃料電池システムの運転方法。
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