JP2023105584A - 収納装置 - Google Patents

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弘之 藤原
Hiroyuki Fujiwara
学司 若見
Satoshi Wakami
宏章 奥長
Hiroaki Okunaga
智晴 結城
Tomoharu Yuki
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Abstract

Figure 2023105584000001
【課題】静電霧化装置を正常に動作させることができる収納装置を提供すること。
【解決手段】収納装置は、物品を収納する収納庫と、圧縮機、凝縮器、蒸発器、及び、第1送風部を含み、冷却空気を生成する冷凍装置と、前記第1送風部により流される前記冷却空気を前記収納庫内に送る冷却経路と、機能性物質を生成する機能性物質生成装置と、前記機能性物質生成装置と連通し、前記機能性物質を通過させる機能性物質経路と、を備え、前記圧縮機、前記凝縮器、及び、前記機能性物質生成装置は、前記収納庫に対して断熱された空間に配置され、前記機能性物質生成装置は、前記圧縮機又は前記凝縮器に隣接するように配置され、前記機能性物質経路は、前記冷却経路と接続される。
【選択図】図5

Description

本開示は、収納装置に関する。
従来、脱臭装置が配置された冷蔵庫(例えば、特許文献1参照)又はロッカー(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特許文献1に記載の冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、当該冷蔵庫本体の上に配置された機械室と、を備える。機械室には、脱臭装置が配置されている。脱臭装置の吸気口には、冷蔵庫本体の庫内に連通する吸気管が接続されている。脱臭装置の排気口には、冷気風路に連通する排気管が接続されている。冷気風路には、送風ファンと、冷却器と、除霜用ヒータとが上から順にこの順序で並ぶように配置されている。冷気風路の上端及び下端には、庫内に連通する開口が形成されている。また、機械室には、圧縮機と、凝縮器冷却用ファンと、凝縮器とが一列に並ぶように配置されている。これらの3つの構成要素の中で、圧縮機が脱臭装置に一番近い位置に配置され、凝縮器が脱臭装置から一番遠い位置に配置されている。
特許文献1の構成において、送風ファン、圧縮機及び凝縮器冷却用ファンが駆動すると、冷却器により冷却された空気が、冷気風路の上端の開口を介して庫内に流れる。そして、庫内の空気の一部は、冷気風路の下端の開口を介して冷気風路内に戻される。一方、庫内の空気の残部は、吸気管を介して脱臭装置内に取り込まれる。そして、脱臭装置内に取り込まれた空気は、その悪臭成分が分解され、排気管を介して庫内に戻される。このとき、脱臭装置は、圧縮機及び凝縮器の排熱による熱風により温められる。このように脱臭装置を温めることにより、除霜用ヒータが駆動した際に、除霜用ヒータにより温められた空気が庫内を介して脱臭装置内に入っても、脱臭装置に結露が発生することが防止される。
特許文献2に記載のロッカーにおいて、収納部の後側には、空間が形成されている。収納部の上部には、気流ダクトが配置されている。気流ダクト内には、ファンと、オゾン発生器と、オゾン分解装置と、加熱器とがこの順序で並ぶように配置されている。
特許文献2の構成において、ファンが駆動すると、収納部内の空気は、吸入口を介して気流ダクト内に流入し、更に、オゾン発生器、オゾン分解装置及び加熱器を通過して、空間内に排出される。空間内の空気は、当該空間と収納部を区画する後面板の吹出口を介して、収納部内に排出される。
実開平6-4578号公報 特開平9-239015号公報
本開示は、機能性物質生成装置を正常に動作させることができる収納装置を提供することを目的とする。
本開示の収納装置は、物品を収納する収納庫と、圧縮機、凝縮器、蒸発器、及び、第1送風部を含み、冷却空気を生成する冷凍装置と、前記第1送風部により流される前記冷却空気を前記収納庫内に送る冷却経路と、機能性物質を生成する機能性物質生成装置と、前記機能性物質生成装置と連通し、前記機能性物質を通過させる機能性物質経路と、を備え、前記圧縮機、前記凝縮器、及び、前記機能性物質生成装置は、前記収納庫に対して断熱された空間に配置され、前記機能性物質生成装置は、前記圧縮機又は前記凝縮器に隣接するように配置され、前記機能性物質経路は、前記冷却経路と接続される。
本開示の収納装置は、物品を収納する収納庫と、前記収納庫の上方に配置され、圧縮機、凝縮器、蒸発器、及び、第1送風部を含み、冷却空気を生成する冷凍装置と、前記第1送風部により流される前記冷却空気を前記収納庫内に送る冷却経路と、機能性物質を生成する機能性物質生成装置と、を備え、前記蒸発器の上段に前記圧縮機、及び、前記凝縮器が配置され、前記機能性物質生成装置は、前記上段に設けられるとともに、前記機能性物質生成装置と連通して前記機能性物質を通過させる機能性物質経路を有し、前記機能性物質経路は、前記蒸発器で熱交換された前記冷却空気を通す前記冷却経路と接続される。
本開示の収納装置によれば、機能性物質生成装置を正常に動作させることができる。
実施形態に係る収納システムの正面図 実施形態に係る収納システムの縦断面図 実施形態に係る冷凍機及び静電霧化装置の配置関係を示す左側から見たときの側面図 実施形態に係る冷凍機及び静電霧化装置の配置関係を示す右側から見たときの側面図 実施形態に係る冷凍機、冷却器及び静電霧化装置の配置関係を示す平面図 実施形態に係る収納システムの制御系の構成を示すブロック図 実施形態に係る通常モードにおける収納システムの動作を示すフローチャート 実施形態に係る通常モードにおける冷凍装置及び静電霧化装置の制御状態を示す図 実施形態に係る除菌脱臭モードにおける収納システムの動作を示すフローチャート 実施形態に係る除菌脱臭モードにおける冷凍装置及び静電霧化装置の制御状態を示す図
[本開示の基礎となった知見等]
近年、機能性物質を用いて、所定空間を浄化する(例えば、菌及び臭いのうち少なくとも一方が無い状態にする)ことが行われている。このような機能性物質を生成する装置として、印加電極と、印加電極を冷却するためのペルチェ素子と、印加電極に対向する位置に配置された対向電極と、を備え、印加電極から対向電極に放電することで、印加電極に付着している結露水から機能性物質を生成する構成が知られている。
上述のような機能性物質生成装置を特許文献1に記載の脱臭装置の代わりに適用することが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫は、脱臭装置の結露を防止することを課題にする構成であるため、結露水を利用する機能性物質生成装置を適用することはできない。また、機能性物質生成装置を特許文献2に記載のオゾン発生器の代わりに適用することが考えられる。しかしながら、特許文献2に記載の構成は、加熱器に対してファンが形成する空気の流れの上流側にオゾン発生器が配置されているため、収納庫外部の温度低下に伴い機能性物質生成装置の温度が低くなると、印加電極が結露せずに機能性物質が生成されない。以下の実施形態において、機能性物質生成装置を正常に動作させることができる収納装置について説明する。
[実施形態]
本開示の実施形態について説明する。
<収納システムの構成>
まず、収納システムの構成について説明する。図1は、収納システム正面図である。図2は、収納システムの縦断面図である。図3は、冷凍機及び静電霧化装置の配置関係を示す左側から見たときの側面図である。図4は、冷凍機及び静電霧化装置の配置関係を示す右側から見たときの側面図である。図5は、冷凍機、冷却器及び静電霧化装置の配置関係を示す平面図である。図6は、収納システムの制御系の構成を示すブロック図である。なお、前側とは、収納システムに物品が出し入れされるときに収納システムのユーザが対面する側であり、後側とは、前側の逆側である。また、右側、左側、上側及び下側とは、ユーザが収納システムへの物品の出し入れ動作を行うときにおけるユーザから見た右側、左側、上側及び下側である。
図1に示される収納システム1は、例えば、屋外、鉄道駅の中又はその周辺、コンビニエンスストア又はスーパーマーケット等の商業施設の中、若しくは、その周辺、工場又はオフィスビルの中、若しくは、その周辺、住宅地(具体的には、マンション又は戸建て住宅の入り口付近等)に設置される。収納システム1は、オンラインショッピング又はネットスーパー等で購入された物品を、宅配業者又は店舗と購入者との間で、間接的に受け渡す際に使用される。物品は、例えば、生鮮食品、又は、冷凍食品である。収納システム1は、物品を冷蔵温度(例えば、-5℃以上+10℃以下)、又は、冷凍温度(例えば、-30℃以上-20℃以下)で保管する。収納システム1は、後述される収納庫24(図2参照)の温度管理のみを行う通常モード、又は、収納庫24内の温度管理に加えて除菌及び脱臭を行う除菌脱臭モードでの運転を行う。
まず、収納システム1の外側から見える構成について説明する。収納システム1は、収納装置2を備える。収納装置2は、収納部20を備える。収納部20は、物品を収納する。収納部20は、1個の外箱21と、5個の外扉22と、を備える。外箱21は、前面に開口を有する縦長の四角箱状に形成されている。外扉22は、外箱21の前面の開口を開閉する。外扉22は、上下方向に並ぶように配置されている。外扉22は、図示されないヒンジを介して、外箱21の開口縁に回動自在に取り付けられている。収納部20の上部には、カバー23が配置されている。カバー23は、底面に開口を有する四角箱状に形成されている。カバー23の前板部には、複数の吸気孔231が形成されている。吸気孔231は、スリット状に形成され、収納装置2外部の空気(外気)をカバー23内部に取り込む機能を有する。
次に、図2を用いて、収納装置2の内部の構成について説明する。図2に示されるように、収納装置2の収納部20は、それぞれ上述された外箱21、外扉22と、5個の収納庫24と、を備える。
外箱21は、断熱構造を有する断熱筐体211を備える。断熱筐体211は、左右の側板部、背板部及び底板部により構成され、前面及び上面が閉じられていない略四角箱状に形成されている。断熱筐体211の左右の両側面には、それぞれ外装側板212が固定されている。外装側板212の前端は、断熱筐体211の前端よりも前方に位置する。右側の外側前板の前端部には、外扉22を支持するヒンジが固定されている。一対の外装側板212の前端における上部及び下部には、当該一対の外装側板212を架け渡すように配置された前面外装部材213が固定されている。
5個の収納庫24は、断熱筐体211内において、上下方向に並ぶように配置されている。各収納庫24は、それぞれ各外扉22とほぼ同じ高さの位置に配置されている。各収納庫24は、内箱241と、内扉242と、を備える。
内箱241は、伝熱構造を有する。内箱241は、前面に開口を有する四角箱状に形成されている。内箱241の内部に、物品が収納される。内箱241は、断熱筐体211の背板部との間に、後方流路F1が形成されるように配置されている。後方流路F1は、冷却経路の一例である。内箱241は、断熱筐体211の左右の側板部との間に、図示されない側方流路が形成されるように配置されている。内箱241の背板部には、複数の後方スリット241Aが形成されている。内箱241の左右の側板部には、複数の側方スリット241Bが形成されている。
このような構成により、後述される冷凍装置5により生成された冷却空気Cは、後方流路F1を下方に向かって流れ、後方スリット241Aから収納庫24の内部に流入する。収納庫24の内部の商品との間で熱交換された冷却空気Cは、側方スリット241Bから流出し、側方流路を上昇して、後述される冷凍装置5に戻る。冷凍装置5に戻った冷却空気Cは、当該冷凍装置5で冷却されて、再び後方流路F1に流入する。つまり、断熱筐体211の内部における冷却空気Cの循環によって、収納庫24の内部が冷やされる。
内扉242は、内箱241の前面の開口を開閉する。内扉242は、図示されないヒンジを介して、内箱241の開口縁に回動自在に取り付けられている。なお、内箱241と内扉242とを連結するヒンジは、内扉242を閉じる方向に付勢するばね付きヒンジであっても良い。
収納部20には、5個の外扉22を独立的に施解錠することができる図示されない施解錠機構が配置されている。一方、収納部20には、内扉242を施解錠するための機構は配置されていない。このため、収納システム1のユーザ(例えば、店員又は商品購入者)は、利用する収納庫24の前側に位置する外扉22の施解錠操作を行うことにより、収納庫24に商品を出し入れすることができる。
次に、図2、図3、図4及び図5を用いて、収納装置2の内部の更に詳細な構成について説明する。収納装置2のカバー23の背板部には、複数の排気孔232が形成されている。排気孔232は、吸気孔231にほぼ対向する位置に形成されている。排気孔232は、スリット状に形成され、カバー23内部の空気をカバー23外部に排出する機能を有する。
カバー23の内部には、冷凍装置5と、静電霧化装置6と、が配置されている。
冷凍装置5は、冷却空気Cを生成し、生成された冷却空気Cを収納庫24内に導入することにより、収納庫24内の物品を冷却する。冷凍装置5は、圧縮機51と、凝縮器52と、凝縮ファン53と、図示されない絞り部と、蒸発器54と、クーリングファン55と、を備える。凝縮ファン53は、第2送風部の一例である。クーリングファン55は、第1送風部の一例である。
圧縮機51、凝縮器52及び凝縮ファン53は、冷凍機を構成する。圧縮機51、凝縮器52及び凝縮ファン53は、カバー23の底面の開口を閉塞する冷凍機支持部材25の上面に配置されている。カバー23と冷凍機支持部材25により囲まれた空間は、各収納庫24に対して断熱され、冷凍機が配置される機械室を構成する。凝縮器52は、カバー23の吸気孔231に対向する位置に配置されている。凝縮ファン53は、凝縮器52の後側に配置されている。圧縮機51は、凝縮ファン53の後側、且つ、排気孔232にほぼ対向する位置に配置されている。このように、吸気孔231、凝縮器52、凝縮ファン53、圧縮機51及び排気孔232は、前後方向に一列に並ぶように配置されている。
圧縮機51は、例えばロータリコンプレッサである。圧縮機51は、駆動すると発熱するように構成されている。圧縮機51は、冷媒を圧縮し、凝縮器52へ送る。凝縮器52は、圧縮機51で圧縮された冷媒と、当該凝縮器52の周囲に存在する空気との熱交換を行い、熱交換後の冷やされた冷媒を絞り部へ送る。凝縮ファン53は、外気A1を吸気孔231を介してカバー23内に取り込み、取り込まれた外気A1を凝縮器52及び凝縮ファン53を通過させて、圧縮機51へ送るように駆動する。凝縮ファン53により取り込まれた外気A1により、凝縮器52における熱交換が促進される。凝縮器52内の冷媒との熱交換により温められた外気(以下、加温空気A2という場合がある)は、発熱している圧縮機51との熱交換に利用される。圧縮機51における熱交換により、圧縮機51の温度が下がる一方で、加温空気A2の温度が更に上昇する。温度が更に上昇した加温空気A2は、排気孔232からカバー23外部へ排出される。
絞り部、蒸発器54及びクーリングファン55は、冷却器を構成する。絞り部、蒸発器54及びクーリングファン55は、冷却器支持部材26に配置されている。冷却器支持部材26は、収納装置2の断熱筐体211内における上側の部位に位置し、且つ、冷凍機支持部材25の下側に位置するように、固定されている。クーリングファン55は、断熱筐体211内における前後方向の中央に配置されている。蒸発器54は、クーリングファン55の後側、且つ、後方流路F1の上端よりも前側に配置されている。蒸発器54の上段に、圧縮機51、及び、凝縮器52が配置されていると言うこともできる。
絞り部は、例えば電動膨張弁である。絞り部は、凝縮器52で冷やされた冷媒を絞って蒸発器54に送る。クーリングファン55は、側方流路を介して戻された空気を、蒸発器54へ送るように駆動する。蒸発器54は、絞り部で絞られた冷媒と、クーリングファン55からの空気との熱交換を行い、熱交換後の冷媒を圧縮機51へ戻す。蒸発器54における熱交換により生成された冷却空気Cは、後方流路F1を介して各収納庫24へ送られ、各収納庫24内の物品の冷却に用いられる。
静電霧化装置6は、ナノサイズの帯電微粒子水Mを生成し、生成された帯電微粒子水Mを収納庫24内に導入することにより、収納庫24内を所定状態にする。帯電微粒子水Mの利用により得られる作用としては、除菌、脱臭、アレルゲンの非活性化、又は、食品の鮮度保持を例示することができる。静電霧化装置6は、機能性物質生成装置の一例であり、帯電微粒子水Mは、機能性物質の一例である。
静電霧化装置6は、冷凍機支持部材25の上面、つまり機械室に配置されている。静電霧化装置6は、蒸発器54の上段に配置されていると言うこともできる。静電霧化装置6は、圧縮機51に対して凝縮ファン53が形成する空気の流れの下流側、つまり圧縮機51の後方に配置されている。静電霧化装置6は、内部に、帯電微粒子水生成部61及びファン62(図6参照)を収納するケース63を備える。ケース63の高さは、圧縮機51の高さよりも低い。ケース63には、当該ケース63の内部に外部の空気を取り込むための図示されない空気取込孔が形成されている。ケース63における空気取込孔が形成されていない部位には、帯電微粒子水Mを後方流路F1へ案内するための帯電微粒子水経路64が配置されている。帯電微粒子水経路64は、機能性物質経路の一例である。
帯電微粒子水生成部61は、それぞれ図示されない印加電極、対向電極及びペルチェ素子を備える。印加電極は、高圧電源65(図6参照)の負極に接続されている。対向電極は、円盤状に形成され、印加電極に対向するように配置されている。対向電極は、高圧電源65の正極に接続されている。ペルチェ素子は、結露水生成部の一例であり、ペルチェ用電源66(図6参照)に接続されている。
このような構成の静電霧化装置6において、帯電微粒子水Mを生成する際、まず、ペルチェ用電源66が駆動して、ペルチェ素子への通電が行われる。このペルチェ素子への通電により、印加電極が露点以下の温度に冷却され、空気取込孔を介してケース63内に取り込まれたケース63外部の空気中の水蒸気が、印加電極に結露する。印加電極に結露が生じると、高圧電源65が駆動して、印加電極と対向電極との間に高電圧を印加する。この高電圧の印加により、印加電極から対向電極への放電が行われる。印加電極が放電すると、印加電極に結露した水蒸気(結露水)が霧化し、OHラジカルを含む帯電微粒子水Mが生成される。
上述されたように、静電霧化装置6において帯電微粒子水Mを生成する際、印加電極に結露を生じさせる必要がある。静電霧化装置6の周囲の温度が低いと、空気取込孔を介してケース63の内部に取り込まれる空気の温度が低くなるため、正常に結露を生じさせることが難しくなる。本実施形態では、静電霧化装置6は、印加電極周囲の温度、つまり空気取込孔を介してケース63の内部に取り込まれる静電霧化装置6周囲の温度が+5℃以上の場合に、帯電微粒子水Mを生成することができるように構成されている。つまり静電霧化装置6は、静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度以上の場合に、正常に動作するように構成されている。
ファン62は、帯電微粒子水生成部61により生成された帯電微粒子水Mを、帯電微粒子水経路64を介して後方流路F1へ排出するように駆動する。
帯電微粒子水経路64の出口は、蒸発器54の後側、つまり、蒸発器54よりもクーリングファン55が形成する空気の流れの下流側に形成されている。このように、帯電微粒子水Mを蒸発器54の下流側に案内することにより、帯電している帯電微粒子水Mが蒸発器54に付着して、収納庫24内に流れる帯電微粒子水Mの量が減ることを抑制することができる。したがって、収納庫24内の除菌及び脱臭の効果が落ちることを抑制することができる。帯電微粒子水経路64は、案内孔641と、連結部642と、を備える。
案内孔641は、冷凍機が配置された冷凍機支持部材25を上下方向に貫通するように形成されている。案内孔641の上側の開口は、平面視で圧縮機51の左後方に形成されている。案内孔641の下側の開口(帯電微粒子水経路64の出口)は、蒸発器54よりも後側且つ後方流路F1の上端近傍に形成されている。連結部642は、筒状に形成されている。連結部642は、案内孔641の上側の開口の周囲と、ケース63における帯電微粒子水Mを排出するための図示されない開口の周囲とを連結するように固定されている。上述されたように、案内孔641の下側の開口が後方流路F1の上端近傍に位置し、且つ、案内孔641及び後方流路F1により帯電微粒子水Mが案内される方向を下方向に一致させることにより、帯電微粒子水Mを円滑に各収納庫24へ流すことができる。
収納装置2内における静電霧化装置6の近傍には、周囲温度検出部27(図6参照)が配置されている。周囲温度検出部27は、静電霧化装置6周囲の温度を検出し、検出結果に対応する信号を出力する。
収納装置2内における冷却器支持部材26の近傍には、庫内温度検出部28(図6参照)が配置されている。庫内温度検出部28は、例えば側方流路を流れる空気の温度を検出し、検出結果に対応する信号を出力する。側方流路を流れる空気の温度は、収納庫24内の温度とほぼ同じである。以下において、庫内温度検出部28により検出される温度を、庫内温度と言う場合がある。
次に、図6を用いて、収納システム1の制御系について説明する。図6に示されるように、収納システム1は、ユニット制御装置3を更に備える。ユニット制御装置3は、例えば収納装置2の側方に配置された図示されない制御ユニットに配置されている。ユニット制御装置3は、操作部31と、記憶部32と、庫内状態制御装置33と、を備える。
操作部31は、例えばタッチパネルにより構成されている。操作部31は、庫内状態制御装置33との間で各種信号を送受信できるように構成されている。操作部31は、当該操作部31の入力操作に対応する信号を庫内状態制御装置33へ出力する。入力操作として、冷凍装置5の温度設定操作、収納システム1の動作モードの設定操作、収納装置2の外扉22の施解錠操作を例示することができる。
記憶部32は、メモリ又はハードディスク等により構成されている。記憶部32は、庫内状態制御装置33との間で情報を送受信できるように構成されている。記憶部32は、庫内状態制御装置33の制御に必要な各種情報を保存する。
庫内状態制御装置33は、制御装置の一例である。庫内状態制御装置33は、CPU(Central Processing Unit)を有し、記憶部32に保存された庫内状態制御プログラムをCPUが実行することにより、庫内状態制御装置33の機能を実現する。庫内状態制御装置33は、周囲温度検出部27と、庫内温度検出部28と、圧縮機51と、凝縮ファン53と、クーリングファン55と、ファン62と、高圧電源65と、ペルチェ用電源66との間で各種信号を送受信できるように構成されている。庫内状態制御装置33は、図示されない施解錠制御部と、冷却制御部331と、帯電微粒子水生成制御部332と、加温制御部333と、を備える。
施解錠制御部は、操作部31を用いた所定の外扉22の施錠又は解錠を指示する入力操作に基づいて、施解錠機構を制御することにより当該所定の外扉22の施錠又は解錠を行う。
冷却制御部331は、収納庫24内の温度が設定冷却温度以上の温度である冷却開始温度(例えば、+2℃)以上の場合、圧縮機51、凝縮ファン53及びクーリングファン55を駆動させることにより収納庫24内を冷却する冷却制御を行う。冷却開始温度は、例えば、収納システム1の設定冷却温度(冷蔵温度、又は、冷凍温度)を超える温度に設定されている。冷却制御部331は、収納庫24内の温度が設定冷却温度未満の温度である冷却終了温度(例えば、0℃)未満の場合、圧縮機51、凝縮ファン53及びクーリングファン55を停止させることにより冷却制御を終了する。冷却終了温度は、例えば、収納システム1の設定冷却温度(冷蔵温度、又は、冷凍温度)未満の温度(設定冷却温度よりも2℃低い温度)に設定されている。
帯電微粒子水生成制御部332は、ファン62、高圧電源65及びペルチェ用電源66を制御して、収納庫24内を除菌及び脱臭する除菌脱臭制御を行う。
加温制御部333は、収納庫24内の温度が冷却終了温度未満の状態において、収納庫24内を帯電微粒子水Mにより除菌及び脱臭する必要があり、且つ、静電霧化装置6の周囲の温度が最低動作温度未満の場合、圧縮機51及び凝縮ファン53を駆動させる一方で、クーリングファン55を停止させることにより静電霧化装置6を加温する加温制御を行う。加温制御部333は、加温制御を行っている間、収納庫24内の温度が冷却終了温度未満になった場合、又は、静電霧化装置6周囲の温度が加温終了温度以上になった場合、圧縮機51、凝縮ファン53及びクーリングファン55を停止させて加温制御を終了する。加温終了温度は、静電霧化装置6の最低動作温度(例えば、+5℃)以上の温度に設定されている。加温終了温度は、例えば、冷却設定温度が冷蔵温度の場合、冷却終了温度と同じ温度、又は、冷却終了温度よりも低くなる場合がある。
<収納システムの動作>
次に、収納システム1の動作について説明する。上述されたように、収納システム1は、通常モード、又は、除菌脱臭モードでの運転を行う。
(通常モード)
まず、通常モードにおける収納システム1の動作について説明する。図7は、通常モードにおける収納システムの動作を示すフローチャートである。図8は、通常モードにおける冷凍装置及び静電霧化装置の制御状態を示す図である。
例えば、収納システム1の管理者は、操作部31を用いて、通常モードでの動作を指示する入力操作を行う。図7及び図8に示されるように、庫内状態制御装置33の帯電微粒子水生成制御部332は、通常モードでの動作指示を受け付けると、帯電微粒子水Mが生成されないように、静電霧化装置6をオフにする(ステップS1)。
次に、図7に示されるように、庫内状態制御装置33の冷却制御部331は、庫内温度検出部28における温度の検出結果に基づいて、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。
冷却制御部331は、庫内温度が冷却開始温度以上でないと判定した場合(ステップS2:NO)、所定時間経過後に、再び、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。一方、冷却制御部331は、庫内温度が冷却開始温度以上であると判定した場合(ステップS2:YES)、冷却制御を開始する(ステップS3)。ステップS3の冷却制御の開始処理において、図8に示されるように、冷却制御部331は、冷凍装置5の圧縮機51、凝縮ファン53及びクーリングファン55の駆動を開始する(オンにする)。このとき、冷却制御部331は、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53を通常の回転数で駆動する。これらの冷凍装置5の構成要素の駆動により、冷却空気Cが、後方流路F1、収納庫24内、側方流路、クーリングファン55及び蒸発器54の間で循環し、収納庫24の内部が冷やされる。
次に、図7に示されるように、冷却制御部331は、庫内温度検出部28における温度の検出結果に基づいて、庫内温度が冷却終了温度未満か否かを判定する(ステップS4)。
冷却制御部331は、庫内温度が冷却終了温度未満でないと判定した場合(ステップS4:NO)、所定時間経過後に、再び、庫内温度が冷却終了温度未満か否かを判定する(ステップS4)。一方、冷却制御部331は、庫内温度が冷却終了温度未満であると判定した場合(ステップS4:YES)、冷却制御を終了する(ステップS5)。ステップS5の冷却制御の終了処理において、図8に示されるように、冷却制御部331は、冷凍装置5の圧縮機51、凝縮ファン53及びクーリングファン55を停止させる(オフにする)。これらの冷凍装置5の構成要素の駆動の停止により、冷却空気Cの循環が停止し、収納庫24の内部が冷やされなくなる。
図7に示されるように、冷却制御部331は、ステップS5の処理の実施後、所定時間経過後に、再び、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。冷却制御部331は、操作部31を用いた通常モードを終了する旨の入力操作、又は、収納システム1の電源をオフする旨の入力操作を受け付けるまで、ステップS2~S5の処理を繰り返す。
(除菌脱臭モード)
次に、除菌脱臭モードにおける収納システム1の動作について説明する。なお、通常モードと同じ処理については、説明を簡略化する。図9は、除菌脱臭モードにおける収納システムの動作を示すフローチャートである。図10は、除菌脱臭モードにおける冷凍装置及び静電霧化装置の制御状態を示す図である。
例えば、収納システム1の管理者は、操作部31を用いて、除菌脱臭モードでの動作を指示する入力操作を行う。図9及び図10に示されるように、帯電微粒子水生成制御部332は、除菌脱臭モードでの動作指示を受け付けると、帯電微粒子水Mが生成されるように、静電霧化装置6をオンにする(ステップS11)。ステップS11の処理が行われると、静電霧化装置6の帯電微粒子水生成部61は、帯電微粒子水Mを生成する。静電霧化装置6のファン62は、生成された帯電微粒子水Mを、帯電微粒子水経路64を介して、蒸発器54の下流側に流す。
次に、図9に示されるように、冷却制御部331は、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。冷却制御部331は、庫内温度が冷却開始温度以上であると判定した場合(ステップS2:YES)、冷却制御を開始する(ステップS3)。冷却制御により冷却空気Cが後方流路F1に流入する際、蒸発器54の後側に流入した帯電微粒子水Mも、冷却空気Cと共に後方流路F1を介して、収納庫24内に流れる。その結果、収納庫24の内部は、帯電微粒子水Mによって除菌されると共に脱臭される。
また、圧縮機51及び凝縮ファン53が駆動すると、外気A1は、カバー23の内部に取り込まれて、凝縮器52内の冷媒及び圧縮機51との熱交換により温められて加温空気A2になる。この加温空気A2は、排気孔232からカバー23外部へ排出される。このとき、静電霧化装置6の周囲の温度は、加温空気A2により+5℃以上に保たれる。したがって、冷却制御が行われている間、静電霧化装置6は、正常に動作し続けることができる。
次に、図9に示されるように、冷却制御部331は、庫内温度が冷却終了温度未満か否かを判定する(ステップS4)。冷却制御部331は、庫内温度が冷却終了温度未満でないと判定した場合(ステップS4:NO)、所定時間経過後に、再び、庫内温度が冷却終了温度未満か否かを判定する(ステップS4)。一方、冷却制御部331は、庫内温度が冷却終了温度未満であると判定した場合(ステップS4:YES)、冷却制御を終了する(ステップS5)。ステップS5の冷却制御の終了処理により、図10に示されるように、冷凍装置5の圧縮機51、凝縮ファン53及びクーリングファン55が停止するため、冷却空気Cの循環が停止し、収納庫24の内部が冷やされなくなる。このとき、クーリングファン55が停止しているものの、ファン62が駆動しているため、帯電微粒子水Mは、後方流路F1を介して、収納庫24内に流れ込み続ける。その結果、収納庫24の内部は、除菌されると共に脱臭され続ける。
図9に示されるように、冷却制御部331は、ステップS5の処理の実施後、所定時間経過後に、再び、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。
一方、冷却制御部331が、庫内温度が冷却開始温度以上でないと判定した場合(ステップS2:NO)、加温制御部333は、周囲温度検出部27における温度の検出結果に基づいて、静電霧化装置6周囲の温度が静電霧化装置6の最低動作温度未満か否かを判定する(ステップS12)。
加温制御部333は、静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度未満でないと判定した場合(ステップS12:NO)、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。一方、加温制御部333は、静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度未満であると判定した場合(ステップS12:YES)、加温制御を開始する(ステップS13)。ステップS13の処理は、圧縮機51との熱交換により温められた加温空気A2により静電霧化装置6の周囲が温められていない場合、つまり収納庫24内の冷却が不要であるため冷却制御が行われていない場合に行われる。
ステップS13の加温制御の開始処理において、図10に示されるように、加温制御部333は、冷凍装置5のクーリングファン55の駆動を停止する一方で、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53を冷却制御時の回転数よりも低速の回転数で駆動させる。
加温制御において、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53が駆動しているため、外気A1は、凝縮器52内の冷媒及び圧縮機51との熱交換により温められ、加温空気A2として排気孔232から排出される。このとき、加温空気A2により、静電霧化装置6の周囲は、+5℃以上に温められる。したがって、冷却制御が停止している状態において、外気温度の低下により静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度未満になった場合でも、静電霧化装置6を正常に動作させることができる。特に、本実施形態では、静電霧化装置6が圧縮機51の後側に配置されている。このため、静電霧化装置6が凝縮器52と圧縮機51との間に配置されている場合と比べて、静電霧化装置6周囲の温度をより高くすることができる。なお、加温制御において、クーリングファン55が停止しているものの、ファン62が駆動しているため、帯電微粒子水Mは、後方流路F1を介して、収納庫24内に流れ込む。その結果、収納庫24の内部は、除菌されると共に脱臭される。
また、加温制御において、圧縮機51のロータが駆動しているため、冷媒が冷凍装置5を循環し、蒸発器54により冷却空気Cが生成され続ける。しかし、クーリングファン55が停止しているため、収納庫24内に流れる冷却空気Cの量は、冷却制御のときよりも少なくなる。このため、収納庫24内の温度が下がる速度は、冷却制御のときよりも遅くなる。したがって、収納庫24内が冷え過ぎることを抑制しつつ、静電霧化装置6を正常に動作させることができる。
特に、本実施形態では、圧縮機51のロータが冷却制御時よりも低速で回転しているため、冷凍装置5を循環する冷媒の量は、冷却制御のときよりも少なくなる。このため、蒸発器54における冷媒の温度は、冷却制御のときよりも高くなる。そして、蒸発器54により生成される冷却空気Cの温度も、冷却制御のときよりも高くなる。したがって、収納庫24内の温度が下がる速度は、冷却制御のときよりも更に遅くなる。よって、収納庫24内が冷え過ぎることを更に抑制しつつ、静電霧化装置6を正常に動作させることができる。
図9に示されるように、加温制御部333は、ステップS13の処理の実施後、庫内温度が冷却終了温度未満か否かを判定する(ステップS14)。
加温制御部333は、庫内温度が冷却終了温度未満であると判定した場合(ステップS14:YES)、加温制御を終了する(ステップS15)。一方、加温制御部333は、庫内温度が冷却終了温度未満でないと判定した場合(ステップS14:NO)、周囲温度が加温終了温度以上であるか否かを判定する(ステップS16)。加温制御部333は、周囲温度が加温終了温度以上であると判定した場合(ステップS16:YES)、加温制御を終了する(ステップS15)。ステップS15の加温制御の終了処理において、図10に示されるように、加温制御部333は、冷凍装置5のクーリングファン55を停止させたまま、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53を停止させる。これらの冷凍装置5の構成要素の駆動の停止により、冷却空気Cの循環が停止し、収納庫24の内部が冷やされなくなる。したがって、収納庫24内の温度が下がりすぎて、商品が凍結する等の不具合の発生を抑制することができる。
図9に示されるように、冷却制御部331は、ステップS15の処理の実施後、所定時間経過後に、庫内温度が冷却開始温度以上か否かを判定する(ステップS2)。
一方、加温制御部333は、周囲温度が加温終了温度以上でないと判定した場合(ステップS16:NO)、所定時間経過後に、再び、庫内温度が冷却終了温度未満か否かを判定する(ステップS14)。庫内状態制御装置33は、操作部31を用いた除菌脱臭モードを終了する旨の入力操作、又は、収納システム1の電源をオフする旨の入力操作を受け付けるまで、ステップS2~S5,S12~S16の処理を繰り返す。
[実施形態の変形例]
本開示は、これまでに説明した実施形態に示されたものに限られないことはいうまでもなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の変形を加えることができる。また、上記実施形態及び以下に示される変形例は、正常に機能する限り、どのように組み合わせても良い。
静電霧化装置6は、凝縮器52に対して凝縮ファン53が形成する空気の流れの下流側に配置されていれば良く、凝縮器52と圧縮機51との間、又は、凝縮器52と凝縮ファン53との間に配置されていても良い。帯電微粒子水経路64は、帯電微粒子水Mを蒸発器54に対してクーリングファン55が形成する空気の流れの下流側に案内すれば良く、クーリングファン55と蒸発器54との間に案内しても良い。凝縮ファン53は無くても良い。
圧縮機51に圧縮機ヒータを取り付けて、当該圧縮機ヒータが発する熱により静電霧化装置6の周囲を加温しても良い。圧縮機ヒータにより静電霧化装置6の周囲を加温する際、庫内状態制御装置33は、冷凍制御が行われていない状態において、静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度未満であると判定した場合、圧縮機ヒータによる圧縮機51の加熱を開始すると共に、凝縮ファン53のみの駆動を開始すれば良い。
庫内状態制御装置33は、加温制御において、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53の両方を冷却制御時よりも低速の回転数で駆動させたが、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53のうち一方のみを低速の回転数で駆動させても良いし、圧縮機51のロータ及び凝縮ファン53の両方を冷却制御時と同じ回転数で駆動させても良い。
庫内状態制御装置33は、庫内温度が冷却終了温度未満であると判定された場合、加温制御を終了したが、庫内温度が冷却終了温度以上であっても、加温制御開始からの所定時間経過した後に、加温制御を終了しても良い。
庫内状態制御装置33が、図示されない計時部の計時結果に基づいて、収納システム1の制御時の時刻又は季節を判定し、当該判定結果に応じて通常モード及び除菌脱臭モードの切り替えを行っても良い。例えば、庫内状態制御装置33は、気温が最低動作温度未満になる可能性が極めて低い時刻又は季節に、通常モードに設定し、気温が最低動作温度未満になる可能性が高い時刻又は季節に、除菌脱臭モードに設定しても良い。
除菌脱臭モードにおいて、加温制御が開始される前に静電霧化装置6をオンにしたが、加温制御の開始と同時、又は、加温制御により静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度以上になったことが確認された後に、静電霧化装置6をオンにしても良い。
除菌脱臭モードにおいて、加温制御が開始される前に静電霧化装置6をオンにしたが、加温制御の開始と同時、又は、加温制御により静電霧化装置6周囲の温度が最低動作温度以上になったことが確認された後に、静電霧化装置6をオンにしても良い。
静電霧化装置6が生成する帯電微粒子水として、除菌機能及び脱臭機能を有する帯電微粒子水Mを例示したが、除菌機能又は脱臭機能のみを有する帯電微粒子水であっても良い。
本開示の収納システムは、業務用又は一般家庭用の冷蔵庫又は冷凍庫であっても良い。
本開示は、収納装置に適用できる。
1 収納システム
2 収納装置
3 ユニット制御装置
5 冷凍装置
6 静電霧化装置
20 収納部
21 外箱
22 外扉
23 カバー
24 収納庫
25 冷凍機支持部材
26 冷却器支持部材
27 周囲温度検出部
28 庫内温度検出部
31 操作部
32 記憶部
33 庫内状態制御装置
51 圧縮機
52 凝縮器
53 凝縮ファン
54 蒸発器
55 クーリングファン
61 帯電微粒子水生成部
62 ファン
63 ケース
64 帯電微粒子水経路
65 高圧電源
66 ペルチェ用電源
211 断熱筐体
212 外装側板
213 前面外装部材
231 吸気孔
232 排気孔
241 内箱
241A 後方スリット
241B 側方スリット
242 内扉
331 冷却制御部
332 帯電微粒子水生成制御部
333 加温制御部
641 案内孔
642 連結部
F1 後方流路

Claims (7)

  1. 物品を収納する収納庫と、
    圧縮機、凝縮器、蒸発器、及び、第1送風部を含み、冷却空気を生成する冷凍装置と、
    前記第1送風部により流される前記冷却空気を前記収納庫内に送る冷却経路と、
    機能性物質を生成する機能性物質生成装置と、
    前記機能性物質生成装置と連通し、前記機能性物質を通過させる機能性物質経路と、
    を備え、
    前記圧縮機、前記凝縮器、及び、前記機能性物質生成装置は、前記収納庫に対して断熱された空間に配置され、
    前記機能性物質生成装置は、前記圧縮機又は前記凝縮器に隣接するように配置され、
    前記機能性物質経路は、前記冷却経路と接続される、
    収納装置。
  2. 物品を収納する収納庫と、
    前記収納庫の上方に配置され、圧縮機、凝縮器、蒸発器、及び、第1送風部を含み、冷却空気を生成する冷凍装置と、
    前記第1送風部により流される前記冷却空気を前記収納庫内に送る冷却経路と、
    機能性物質を生成する機能性物質生成装置と、
    を備え、
    前記蒸発器の上段に前記圧縮機、及び、前記凝縮器が配置され、
    前記機能性物質生成装置は、前記上段に設けられるとともに、前記機能性物質生成装置と連通して前記機能性物質を通過させる機能性物質経路を有し、
    前記機能性物質経路は、前記蒸発器で熱交換された前記冷却空気を通す前記冷却経路と接続される、
    収納装置。
  3. 前記機能性物質生成装置は、印加電極と、前記印加電極に結露水を生成する結露水生成部と、を備え、前記結露水に放電することにより前記機能性物質としての帯電微粒子水を生成する静電霧化装置である、
    請求項1又は2に記載の収納装置。
  4. 前記冷凍装置は、前記収納庫の外部から空気を取り込んで前記凝縮器を冷却する空気の流れを発生させる第2送風部を更に備え、
    前記機能性物質生成装置は、前記凝縮器よりも、前記第2送風部が発生させた空気の流れの下流側に配置されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の収納装置。
  5. 前記機能性物質経路の出口は、前記蒸発器よりも、前記第1送風部が発生させた空気の流れの下流側に形成されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の収納装置。
  6. 前記蒸発器及び前記第1送風部は、前記収納庫よりも上側に配置され、
    前記機能性物質生成装置は、前記蒸発器及び前記第1送風部よりも上側に配置され、
    前記冷却経路は、上から下に向かって前記冷却空気を送るように構成され、
    前記機能性物質経路は、上から下に向かって前記機能性物質を通過させるように構成され、前記出口が前記冷却経路における前記冷却空気を上から下に送る部位の上端近傍に形成されている、
    請求項5に記載の収納装置。
  7. 前記圧縮機には、圧縮機ヒータが取り付けられ、
    前記機能性物質生成装置は、前記圧縮機に隣接するように配置されている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の収納装置。
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