JP2023105460A - 回転電機のロータ、及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】渦電流損を抑制できる回転電機のロータ、及び回転電機を提供すること。【解決手段】ロータ50は、ロータコア60と、板状の複数の永久磁石70と、第1端板81及び第2端板82と、を備える。第1端板81に嵌合部81aが設けられた場合、当該嵌合部81aに永久磁石70の第1端70aが嵌合されるとともに、当該第1端70aを有する永久磁石70の第2端70bに対向する位置に凹部82bが配置されている。第2端板82に嵌合部82aが設けられた場合、当該嵌合部82aに永久磁石70の第2端70bが嵌合されるとともに、当該第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aに対向する位置に凹部81bが配置されている。凹部81b,82bに対向する第1端70a又は第2端70bは、凹部81b,82bを形成する面と離れているとともに、凹部81b,82bの開口81c,82cに位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機のロータ、及び回転電機に関する。
特許文献1には、回転電機のロータが記載されている。
上記のロータは、筒状のロータコアと、複数の永久磁石と、2つのエンドプレートとを備えている。複数の永久磁石は、ロータコアに設けられている。複数の永久磁石は、ロータコアの外面よりも内側に配置されている。ロータコアの軸線が延びる方向を軸方向とする。複数の永久磁石は、突出部を有している。突出部は、永久磁石の軸方向の両端から突出している。
2つのエンドプレートは、軸方向においてロータコアを挟んでいる。2つのエンドプレートの各々には、複数の係合孔が設けられている。複数の係合孔には、永久磁石の突出部が係合されている。
特開2012-23804号公報
ロータが回転するとき、ロータに渦電流が発生する。特許文献1のロータにおいて、渦電流が、永久磁石を介して2つのエンドプレートの間をループするため、渦電流損が大きくなる。
上記課題を解決する回転電機のロータは、筒状のロータコアと、前記ロータコアに設けられており、前記ロータコアの外面よりも内側に配置された板状の複数の永久磁石と、前記ロータコアの軸線が延びる方向を軸方向とすると、当該軸方向において前記ロータコアを挟んでおり、非磁性材料により形成された第1端板及び第2端板と、を備える回転電機のロータであって、前記永久磁石は、前記軸方向において前記第1端板に対向する第1端、及び前記軸方向において前記第2端板に対向する第2端を有しており、前記第1端板及び前記第2端板には、前記永久磁石と嵌合する嵌合部及び前記永久磁石と嵌合しない凹部もしくは貫通孔の少なくとも1つが設けられており、全ての前記永久磁石について、前記第1端と前記第1端板とが嵌合した場合、当該第1端を有する前記永久磁石の前記第2端と前記第2端板とは離れており、前記第2端と前記第2端板とが嵌合した場合、当該第2端を有する前記永久磁石の前記第1端と前記第1端板とは離れており、前記凹部もしくは前記貫通孔に対向する前記第1端又は前記第2端は、前記凹部もしくは前記貫通孔の内部に位置している、又は前記凹部もしくは前記貫通孔の開口に位置している。
上記構成によれば、各永久磁石は、第1端板及び第2端板のうち1つに接触し、且つ第1端板及び第2端板のうちの残りの1つに接触しない。すなわち、第1端板と第2端板とは、各永久磁石を介して電気的に接続されていない。よって、ロータに発生した渦電流が、永久磁石を介して第1端板と第2端板との間でループしない。したがって、ロータの渦電流損を抑制できる。
上記の回転電機のロータにおいて、前記ロータコアの軸線を中心として描く円が延びる方向を周方向とし、前記ロータコアの軸線に直交する方向を径方向とすると、全ての前記永久磁石は、前記周方向に延びる1つの同一の仮想円上に配置されているとよい。
上記構成によれば、全ての永久磁石は、周方向に延びる1つの同一の仮想円上に配置され、径方向において並ばないようにロータコアに設けられている。このため、各永久磁石は、他の永久磁石の磁界により減磁しにくくなる。よって、ロータが発生させるトルクの低減を抑制できる。
上記構成によれば、全ての永久磁石は、周方向に延びる1つの同一の仮想線上に配置されている。すなわち、上記構成のロータは、径方向に永久磁石が並ばないロータである。
径方向に複数の永久磁石が並ぶロータでは、径方向の外側に位置する永久磁石ほどステータとの間の磁束のやり取りが多くなるため、磁束がマグネットトルクに有効利用される。また、径方向の内側に位置する永久磁石ほどステータとの間の磁束のやり取りが少なくなるため、磁束がマグネットトルクに有効利用されにくい。すなわち、径方向に複数の永久磁石が並ぶロータでは、マグネットトルクにの有効利用の割合が径方向の内側に位置する永久磁石と径方向の外側に位置する永久磁石とで異なる。
マグネットトルクは、永久磁石自身がステータに引きつけられるとき、又は永久磁石自身がステータに対して反発することによりステータから離れるときのトルクである。すなわち、マグネットトルクは、ロータが発生させるトルクのうち永久磁石自身が発生させるトルクである。
一方、上記構成のロータでは、径方向に複数の永久磁石が並ぶロータと比較して磁束のやりとりが多いため磁束がマグネットトルクに有効利用される。したがって、上記構成のロータの方が、マグネットトルクに対する磁束の利用率を高くできる。
上記課題を解決する回転電機は、請求項1又は請求項2に記載の回転電機のロータを備える。
上記構成によれば、各永久磁石は、第1端板及び第2端板のうちの1つに接触し、且つ第1端板及び第2端板のうちの残りの1つに接触しない。すなわち、第1端板と第2端板とは、各永久磁石を介して電気的に接続されていない。よって、ロータに渦電流が発生したとしても、第1端板と第2端板との間を渦電流がループしない。したがって、ロータ及び回転電機の渦電流損を抑制できる。
上記の回転電機において、ステータを備えており、前記ステータの前記軸方向の寸法は、前記ロータの前記軸方向の寸法よりも短いとよい。
上記構成によれば、ステータから発生する磁束がロータに入り込みやすい。すなわち、ステータからの漏れ磁束が少なくなる。
この発明によれば、渦電流損を抑制できる。
回転電機の断面図である。 回転電機のロータの一実施形態を示した斜視図である。 図2の3-3線で切断したときの断面図である。 第1実施形態のロータコアを示した斜視図である。 第1実施形態の第1端板を示した斜視図である。 第1実施形態の第2端板を示した斜視図である。 回転電池のロータの第2実施形態を示した断面図である。 第2実施形態のロータコアを示した斜視図である。 第2実施形態の第1端板を示した斜視図である。 第2実施形態の第2端板を示した斜視図である。
以下、回転電機のロータ、及び回転電機を具体化した第1実施形態を図1~図6にしたがって説明する。
[第1実施形態]
<回転電機の構成>
図1に示すように、回転電機10は、ハウジング20と、ステータ30と、回転軸40と、ロータ50とを備えている。ステータ30は、筒状のステータコア31と、コイル32とを備えている。ステータコア31は、ハウジング20の内面に固定されている。コイル32は、ステータコア31に巻回されている。コイル32は、ステータコア31の両端から突出するコイルエンド32aを有している。
回転軸40は、ステータコア31を貫通している。回転軸40は、図示しない軸受によりハウジング20に回転可能に支持されている。ロータ50は、回転軸40に設けられている。ロータ50は、ステータコア31の内側に配置されている。回転電機10において、コイル32に通電されるとステータ30に回転磁界が発生する。回転電機10において、ステータ30の回転磁界に起因してロータ50が回転する。ロータ50の回転に伴い、回転軸40が回転する。
<ロータの構成>
図2及び図3に示すように、ロータ50は、筒状のロータコア60と、複数の永久磁石70と、第1端板81と、第2端板82と、を有している。ロータコア60の軸線mが延びる方向を軸方向Aとする。ロータコア60の軸線mに直交する方向を径方向Bとする。ロータコア60の軸線mを中心として描く円が延びる方向を周方向Cとする。
<ロータコアの構成>
図4に示すように、ロータコア60は、外面60aを有している。外面60aは、ロータコア60のうち最も径方向Bの外側に位置している。外面60aは、円筒面である。
ロータコア60は、貫通孔60bを有している。貫通孔60bには、回転軸40が挿通される。貫通孔60bは、ロータコア60を軸方向Aに貫通している。貫通孔60bの軸線は、ロータコア60の軸線mと一致している。ロータコア60は、第1端61と、第2端62とを有している。第1端61及び第2端62は、ロータコア60の軸方向Aの端である。第1端61及び第2端62は、貫通孔60bの開口を囲んでいる。第1端61及び第2端62は、径方向Bに寸法を有する環状の平面である。
ロータコア60は、4つの収容孔63を有している。4つの収容孔63は、軸方向Aにおいてロータコア60を貫通している。4つの収容孔63は、周方向Cにおいて等間隔に配置されている。4つの収容孔63は、貫通孔60bよりも径方向Bの外側に配置されている。4つの収容孔63は、ロータコア60の外面60aよりも径方向Bの内側に配置されている。4つの収容孔63は、周方向Cに延びる1つの仮想円Vc上に配置されている。すなわち、4つの収容孔63は、周方向Cに延びる同一の仮想円Vc上に配置されている。仮想円Vcの直径は、貫通孔60bの直径より大きい。仮想円Vcは、貫通孔60bの同心円である。
ロータコア60を径方向Bに切断したときの断面を見て、収容孔63は、長方形状である。収容孔63の2つの長辺のうちの1つは、残りの長辺よりも貫通孔60bに近い位置に配置されている。貫通孔60bを挟んで対称的な位置に配置される2つの収容孔63を比較すると、2つの収容孔63は、径方向Bにおいて対向している。なお、ロータコア60は、複数の積層鋼板を軸方向Aに積層することにより形成されている。
<永久磁石の構成>
図3及び図4に示すように、本実施形態において、永久磁石70は、4つ採用されている。各永久磁石70は、長板状である。ロータコア60を径方向Bで切断したときの断面を見て、各永久磁石70は、長方形状である。各収容孔63には、永久磁石70が挿通されている。全ての永久磁石70は、ロータコア60の外面60aよりも径方向Bの内側に配置されている。全ての永久磁石70は、周方向Cに延びる1つの同一の仮想円Vc上に配置されている。全ての永久磁石70は、径方向Bにおいて並ばないようにロータコア60に設けられている。なお、全ての永久磁石70は、各収容孔63に圧入されていてもよいし、接着剤により各収容孔63の内面に固定されてもよい。
4つの永久磁石70のうちの2つは、第1永久磁石71であり、残りの2つは、第2永久磁石72である。すなわち、全ての永久磁石70は、第1永久磁石71と第2永久磁石72とにより構成されている。第1永久磁石71及び第2永久磁石72は、径方向Bに着磁されている。第1永久磁石71は、径方向Bにおいて外面60a側がN極に着磁され、且つ径方向Bにおいて貫通孔60b側がS極となるように着磁されている。第2永久磁石72は、径方向Bにおいて外面60a側がS極に着磁され、且つ径方向Bにおいて貫通孔60b側がN極となるように着磁されている。第1永久磁石71の着磁の方向と、第2永久磁石72の着磁の方向とを逆にしてもよい。
2つの第1永久磁石71は、径方向Bにおいて互いに対向する位置に配置されている。2つの第2永久磁石72は、径方向Bにおいて互いに対向する位置に配置されている。第1永久磁石71及び第2永久磁石72は、周方向Cにおいて交互に配置されている。
各永久磁石70は、第1端70aと、第2端70bとを有している。第1端70aは、ロータコア60の第1端61側に位置する永久磁石70の軸方向Aの端である。第2端70bは、ロータコア60の第2端62側に位置する永久磁石70の軸方向Aの端である。軸方向Aへの永久磁石70の寸法は、全ての永久磁石70で同じである。
第1永久磁石71の第1端70aは、ロータコア60の第1端61から突出している。第1永久磁石71の第2端70bは、ロータコア60の第2端62から突出していない。第1永久磁石71の第2端70bは、ロータコア60の第2端62と面一となっている。
第2永久磁石72の第2端70bは、ロータコア60の第2端62から突出している。第2永久磁石72の第1端70aは、ロータコア60の第1端61から突出していない。第2永久磁石72の第1端70aは、ロータコア60の第1端61と面一となっている。
各永久磁石70の軸方向Aの寸法は、収容孔63の軸方向Aの寸法よりも大きい。このため、各永久磁石70は、ロータコア60の軸方向Aの少なくとも全長に亘ってロータコア60に設けられている。
<第1端板及び第2端板の各々の構成>
図2及び図3に示すように、第1端板81及び第2端板82は、軸方向Aにおいてロータコア60を挟み込んでいる。第1端板81は、円板状である。第1端板81は、第1面S1と、第2面S2とを有している。第1面S1及び第2面S2は、第1端板81の厚さ方向に位置する面である。第1端板81は、ロータコア60の第1端61に設けられている。第1端板81の第2面S2は、ロータコア60の第1端61に接触している。全ての永久磁石70の各々の第1端70aは、軸方向Aにおいて第1端板81に対向している。第1端板81は、貫通孔H1を有している。貫通孔H1には、回転軸40が挿通される。貫通孔H1の軸線は、第1端板81の軸線と一致している。貫通孔H1の軸線は、ロータコア60の軸線mと一致している。
第2端板82は、円板状である。第2端板82は、第1面S3と、第2面S4とを有している。第1面S3及び第2面S4は、第2端板82の厚さ方向に位置する面である。第2端板82は、ロータコア60の第2端62に設けられている。第2端板82の第2面S4は、ロータコア60の第2端62に接触している。全ての永久磁石70の各々の第2端70bは、軸方向Aにおいて第2端板82に対向している。第2端板82は、貫通孔H2を有している。貫通孔H2には、回転軸40が挿通される。貫通孔H2の軸線は、第2端板82の軸線と一致している。貫通孔H2の軸線は、ロータコア60の軸線mと一致している。
図5に示すように、第1端板81は、2つの嵌合部81aと、2つの凹部81bとを有している。嵌合部81aと凹部81bとは、周方向Cにおいて交互に配置されている。嵌合部81aと凹部81bとは、周方向Cにおいて等間隔に配置されている。嵌合部81aは、第1端板81の第2面S2を第1面S1に向けて凹ませた溝である。嵌合部81aは、第2面S2に開口している。凹部81bは、第1端板81の第2面S2から第1面S1に向けて凹ませた溝である。凹部81bは、第2面S2に開口している。
図3に示すように、第1端板81の嵌合部81aは、軸方向Aにおいて、第1永久磁石71の第1端70aと対向している。第1端板81の凹部81bは、軸方向Aにおいて第2永久磁石72の第1端70aと対向している。
第1端板81の厚さ方向への嵌合部81aの深さは、第1端板81の厚さ方向への凹部81bの深さと同じである。永久磁石70の寸法は、ロータコア60の軸方向Aへの寸法と嵌合部81aの深さとの和と同じである。なお、嵌合部81aの深さは、凹部81bの深さと同じであるため、永久磁石70の寸法は、ロータコア60の軸方向Aへの寸法と凹部81bの深さとの和とも同じである。
図5に示すように、第1端板81を径方向Bで切断したときの断面を見て、嵌合部81aは、長方形状である。嵌合部81aにおいて、嵌合部81aの2つの長辺のうちの1つは、残りの長辺よりも貫通孔H1に近い位置に配置されている。貫通孔H1を挟んで対称的な位置に配置される2つの嵌合部81aを比較すると、2つの嵌合部81aは、径方向Bにおいて対向している。嵌合部81aの断面の大きさは、第1永久磁石71の断面の大きさと同じである。
第1端板81を径方向Bで切断したときの断面を見て、凹部81bの輪郭Cs1は、長方形状である。凹部81bの輪郭Cs1における2つの長辺のうちの1つは、残りの長辺よりも貫通孔H1に近い位置に配置されている。貫通孔H1を挟んで配置される2つの凹部81bを比較すると、2つの凹部81bは、径方向Bにおいて対向している。凹部81bの輪郭Cs1の大きさは、第2永久磁石72の断面の大きさよりも大きい。軸方向Aで凹部81bを見たとき、凹部81bの輪郭Cs1は、図5の破線で示す第2永久磁石72の第1端70aの輪郭Ct1を囲んでいる。輪郭Ct1は、長方形状である。なお、第1端板81は、非磁性材料により形成されている。第1端板81は、例えば、ステンレス鋼やチタン合金により形成されている。
図6に示すように、第2端板82は、2つの嵌合部82aと、2つの凹部82bとを有している。嵌合部82aと凹部82bとは、周方向Cにおいて交互に配置されている。嵌合部81aと凹部81bとは、周方向Cにおいて等間隔に配置されている。嵌合部82aは、第2端板82の第2面S4を第1面S3に向けて凹ませた溝である。嵌合部82aは、第2面S4に開口している。凹部82bは、第2端板82の第2面S4から第1面S3に向けて凹ませた溝である。凹部82bは、第2面S4に開口している。
図3に示すように、第2端板82の嵌合部82aは、軸方向Aにおいて、第2永久磁石72の第2端70bと対向している。第2端板82の凹部82bは、軸方向Aにおいて第2永久磁石72の第2端70bと対向している。
第2端板82の厚さ方向への嵌合部82aの深さは、第2端板82の厚さ方向への凹部82bの深さと同じである。永久磁石70の寸法は、ロータコア60の軸方向Aへの寸法と嵌合部82aの深さとの和と同じである。なお、嵌合部82aの深さは、凹部82bの深さと同じであるため、永久磁石70の寸法は、ロータコア60の軸方向Aへの寸法と凹部82bの深さとの和とも同じである。
図6に示すように、第2端板82を径方向Bで切断したときの断面を見て、嵌合部82aは、長方形状である。嵌合部82aにおいて、嵌合部82aの2つの長辺のうちの1つは、残りの長辺よりも貫通孔H2に近い位置に配置されている。貫通孔H2を挟んで対称的な位置に配置される2つの嵌合部82aを比較すると、2つの嵌合部82aは、径方向Bにおいて対向している。嵌合部82aの断面の大きさは、第2永久磁石72の断面の大きさと同じである。
第2端板82を径方向Bで切断したときの断面を見て、凹部82bの輪郭Cs2は、長方形状である。凹部82bの輪郭Cs2における2つの長辺のうちの1つは、残りの長辺よりも貫通孔H2に近い位置に配置されている。貫通孔H1を挟んで配置される2つの凹部82bを比較すると、2つの凹部82bは、径方向Bにおいて対向している。凹部82bの輪郭Cs2の大きさは、第1永久磁石71の断面の大きさよりも大きい。軸方向Aで凹部82bを見たとき、凹部82bの輪郭Cs2は、図6の破線で示す第1永久磁石71の第2端70bの輪郭Ct2を囲んでいる。輪郭Ct2は、長方形状である。なお、第2端板82は、非磁性材料により形成されている。第2端板82は、例えば、ステンレス鋼やチタン合金により形成されている。
<各永久磁石、第1端板、及び第2端板の取り付け態様>
以下、各永久磁石70,第1端板81、及び第2端板82の取り付け態様について説明する。
図3に示すように、第1端板81の嵌合部81aには、第1端70aが入り込むように第1永久磁石71が嵌合されている。当該第1永久磁石71の第2端70bに対向する位置に第2端板82の凹部82bが開口している。第1永久磁石71の第2端70bは、第2端板82の凹部82bの開口82cに位置している。つまり、第1永久磁石71の第2端70bは、収容孔63内及び凹部82b内のいずれにも位置していない。また、輪郭Ct2が凹部82bの輪郭Cs2に囲まれている。第1永久磁石71の第2端70bは、凹部82bを形成する面と離れている。すなわち、第1永久磁石71は、第1端板81に接触しつつ、第2端板82に接触していない。
第2端板82の嵌合部82aには、第2端70bが入り込むように第2永久磁石72が嵌合されている。当該第2永久磁石72の第1端70aに対向する位置に第1端板81の凹部81bが開口している。第2永久磁石72の第1端70aは、第1端板81の凹部81bの開口81cに位置している。つまり、第2永久磁石72の第1端70aは、収容孔63内及び凹部81b内のいずれにも位置していない。輪郭Ct1が凹部81bの輪郭Cs1に囲まれている。第2永久磁石72の第1端70aは、凹部81bを形成する面と離れている。すなわち、第2永久磁石72は、第2端板82に接触しつつ、第1端板81に接触していない。
よって、第1端板81及び第2端板82には、永久磁石70と嵌合する嵌合部81a,82a及び永久磁石70と嵌合しない凹部81b,82bが設けられている。
第1端板81に嵌合部81aが設けられた場合、当該嵌合部81aに永久磁石70の第1端70aが嵌合されるとともに、当該第1端70aを有する永久磁石70の第2端70bに対向する位置に凹部82bが配置される。
第2端板82に嵌合部82aが設けられた場合、当該嵌合部82aに永久磁石70の第2端70bが嵌合されるとともに、当該第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aに対向する位置に凹部81bが配置される。
換言すると、第1端70aと第1端板81とが嵌合した場合、当該第1端70aを有する永久磁石70の第2端70bと第2端板82とは離れている。また、第2端70bと第2端板82とが嵌合した場合、当該第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aと第1端板81とは離れている。なお、第1端板81とロータコア60とを接着剤から構成される接着層により固定してもよい。また、第1端板81とロータコア60とを接着層に代替する固定部材を用いて固定してもよい。また、第2端板82とロータコア60とを接着剤から構成される接着層により固定してもよい。また、第2端板82とロータコア60とを接着層に代替する固定部材を用いて固定してもよい。
<ロータ、及びステータの配置>
図1に示すように、ステータ30の軸方向Aの寸法L1は、ロータ50の軸方向Aの寸法L2よりも短い。寸法L1は、軸方向Aにおいてステータコア31に設けられたコイルエンド32a間の距離である。寸法L2は、軸方向Aにおいて第1端板81の第1面S1から第2端板82の第1面S3までの距離である。
ステータコア31の軸方向Aの寸法は、ロータコア60の軸方向Aの寸法よりも小さい。ステータコア31の内周面は、径方向Bにおいてロータコア60の外面60aに常に対向している。換言すると、径方向Bにおいて、ステータコア31の内周面の全域に各永久磁石70が重なっている。
<本実施形態の作用>
本実施形態の作用を説明する。
各永久磁石70は、第1端板81及び第2端板82のうち1つに接触し、且つ第1端板81及び第2端板82のうちの残りの1つに接触しない。すなわち、第1端板81と第2端板82とは、各永久磁石70を介して電気的に接続されていない。よって、ロータ50に発生した渦電流が、永久磁石70を介して第1端板81と第2端板82との間でループしない。
<本実施形態の効果>
本実施形態の効果を説明する。
(1-1)第1端板81と第2端板82とは、各永久磁石70を介して電気的に接触していない。よって、ロータ50に発生した渦電流が、永久磁石70を介して第1端板81と第2端板82との間でループしない。したがって、ロータ50及び回転電機10の渦電流損を抑制できる。
(1-2)全ての永久磁石70は、周方向Cに延びる1つの同一の仮想円Vc上に配置されている。すなわち、本実施形態のロータ50は、径方向Bに永久磁石70が並ばないロータである。
径方向Bに複数の永久磁石が並ぶロータでは、径方向Bの外側に位置する永久磁石ほどステータ30との間の磁束のやり取りが多くなるため、磁束がマグネットトルクに有効利用される。また、径方向Bの内側に位置する永久磁石ほどステータ30との間の磁束のやり取りが少なくなるため、磁束がマグネットトルクに有効利用されにくい。すなわち、径方向Bに複数の永久磁石が並ぶロータでは、マグネットトルクにの有効利用の割合が径方向Bの内側に位置する永久磁石と径方向Bの外側に位置する永久磁石とで異なる。
マグネットトルクは、永久磁石自身がステータ30に引きつけられるとき、又は永久磁石自身がステータ30に対して反発することによりステータ30から離れるときのトルクである。すなわち、マグネットトルクは、ロータが発生させるトルクのうち永久磁石自身が発生させるトルクである。
一方、本実施形態のロータ50では、径方向Bに複数の永久磁石が並ぶロータと比較して磁束のやりとりが多いため磁束がマグネットトルクに有効利用される。したがって、本実施形態のロータ50の方が、マグネットトルクに対する磁束の利用率を高くできる。
(1-3)ステータ30の軸方向Aの寸法L1は、ロータ50の軸方向Aの寸法L2よりも短い。よって、ステータ30から発生する磁束がロータ50に入り込みやすい。すなわち、ステータ30からの漏れ磁束が少なくなる。
(1-4)径方向Bに永久磁石70を並べる構成を有するロータと、本実施形態のロータ50とを同じ極数であることを前提として比較すると、ロータ50に使用する永久磁石70の数を少なくできる。よって、径方向Bに永久磁石70を並べる構成を有するロータよりも、ロータ50に使用する永久磁石70の数が少なくなる。よって、永久磁石70のロータコア60への組み付けの手間を少なくすることができる。
(1-5)径方向Bに複数の永久磁石が並ぶロータと、本実施形態のロータ50とを、使用する永久磁石の体積が同じであることを前提として比較したとき、本実施形態のロータ50の方が、永久磁石70の保磁力が高い。よって、径方向Bに複数の永久磁石が並ぶロータと、本実施形態のロータ50とを、使用する永久磁石の体積が同じであることを前提として比較したとき、永久磁石70が減磁しにくい。
[第2実施形態]
以下、回転電機のロータ、及び回転電機を具体化した第2実施形態を図7~図10にしたがって説明する。なお、説明の便宜上、第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付し、詳細な説明を割愛する。
<ロータコア及び永久磁石の構成>
図7及び図8に示すように、4つの収容孔63及び各収容孔63に収容された永久磁石70は、1つの同一の仮想円Vc上に配置されている。
各収容孔63及び各永久磁石70は、軸方向Aで見たとき、周方向Cに円弧状に延びている。各永久磁石70は、周方向Cに湾曲した長板状である。全ての永久磁石70の第1端70aは、ロータコア60の第1端61から突出している。
図7に示すように、全ての永久磁石70の第2端70bは、ロータコア60の第2端62から突出していない。全ての永久磁石70の第2端70bは、ロータコア60の第2端62と面一となっている。
<第1端板、及び第2端板の各々の構成>
図9に示すように、第1端板81は、1つの嵌合部81aを有している。嵌合部81aは、環状である。嵌合部81aは、貫通孔H1を囲んでいる。嵌合部81aの径方向Bの幅W1の大きさは、各永久磁石70の径方向Bの幅の大きさと同じである。
図10に示すように、第2端板82は、1つの凹部82bを有している。凹部82bは、環状である。凹部82bの径方向Bの幅W2の大きさは、各永久磁石70の径方向Bの幅の大きさよりも大きい。
図7に示すように、第1端板81の嵌合部81aは、軸方向Aにおいて、全ての永久磁石70の第1端70aと対向している。第2端板82の凹部82bは、軸方向Aにおいて、全ての永久磁石70の第2端70bと対向している。
図10に示すように、凹部82bの輪郭Cs3は、図10の破線で示す全ての永久磁石70の第2端70bの輪郭Ct2を囲んでいる。
<各永久磁石、第1端板、及び第2端板の取り付け態様>
以下、各永久磁石70,第1端板81、及び第2端板82の取り付け態様について説明する。
図7に示すように、第1端板81の嵌合部81aには、全ての第1端70aが入り込むように全ての永久磁石70が嵌合されている。全ての永久磁石70の第2端70bに対向する位置に第2端板82の凹部82bが開口している。全ての永久磁石70の第2端70bは、第2端板82の凹部82bの開口82cに位置している。つまり、全ての永久磁石70の第2端70bは、収容孔63内及び凹部82b内のいずれにも位置していない。輪郭Ct2が凹部82bの輪郭Cs3に囲まれている。全ての永久磁石70の第2端70bは、凹部82bを形成する面と離れている。すなわち、全ての永久磁石70は、第1端板81に接触しつつ、第2端板82に接触していない。
よって、第1端板81には、永久磁石70と嵌合する嵌合部81aが設けられている。第2端板82には、永久磁石70と嵌合しない凹部82bが設けられている。そして、第1端70aと第1端板81とが嵌合した場合、当該第1端70aを有する永久磁石70の第2端70bと第2端板82とは離れている。なお、第2端板82とロータコア60とは、接着剤から構成される接着層、又は接着層に代替する固定部材を用いて固定する。
<本実施形態の作用及び効果>
(2-1)第1端板81に1つの嵌合部81aを設け、第2端板82に1つの凹部82bを設ける構成であるため、第1端板81及び第2端板82の構成を簡易的にできる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
[変更例]
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 第2実施形態において、第1端板81に1つの環状の凹部81bを設け、且つ第2端板82に1つの環状の嵌合部82aを設けるように変更してもよい。この場合、全ての永久磁石70の第1端70aがロータコア60の第1端61と面一となり、且つ全ての永久磁石70の第2端70bがロータコア60の第2端62から突出するように変更する。すなわち、第2端板82に嵌合部82aが設けられた場合、嵌合部82aに全ての永久磁石70の第2端70bが嵌合されるとともに、第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aに対向する位置に凹部81bが配置されていればよい。
換言すると、第2端板82には、永久磁石70と嵌合する嵌合部82aが設けられ、且つ第1端板81には、永久磁石70と嵌合しない凹部81bが設けられるように変更する。そして、第2端70bと第2端板82とが嵌合した場合、当該第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aと第1端板81とは離れるように変更する。
○ 第2実施形態において、嵌合部81aを環状ではなく4つに分割して設け、凹部82bを環状ではなく4つに分割して設けてもよい。
○ 第1実施形態において、第1端板81に4つの嵌合部81aを設け、且つ第2端板82に4つの凹部82bを設けるように変更してもよい。この場合、全ての永久磁石70の第2端70bがロータコア60の第2端62と面一となり、且つ全ての永久磁石70の第1端70aがロータコア60の第1端61から突出するように変更する。
○ 上記各実施形態、及び上記各変更例において、第1端板81には、嵌合部81aと、凹部81bとの少なくとも1つが設けられていればよい。第2端板82には、嵌合部82aと、凹部82bとの少なくとも1つが設けられていればよい。
○ 上記各実施形態において、永久磁石70の数は、適宜変更してもよい。永久磁石70の数に応じて、収容孔63の数を変更するとともに、第1端板81及び第2端板82の各々に設ける嵌合部81a,82a及び凹部81b,82bの数を適宜変更する。
○ 嵌合部81aは、第1端板81の第2面S2を第1面S1に向けて凹ませた溝であったが、これに限らない。例えば、嵌合部81aは、第1端板81をその厚さ方向に貫通する貫通孔であってもよい。すなわち、嵌合部81aは、永久磁石70の第1端70aを嵌合できれば構成を適宜変更してもよい。
○ 嵌合部82aは、第2端板82の第2面S4を第1面S3に向けて凹ませた溝であったが、これに限らない。例えば、嵌合部82aは、第2端板82をその厚さ方向に貫通する貫通孔であってもよい。すなわち、嵌合部82aは、永久磁石70の第2端70bを嵌合できれば構成を適宜変更してもよい。
○ 第1実施形態において、第1永久磁石71の第2端70bは、凹部82bの開口82cに位置していたが、凹部82bに内部に位置していてもよい。このように変更する場合、第1永久磁石71の第2端70bは、凹部82bを形成する面と離れる。
○ 第1実施形態において、第2永久磁石72の第1端70aは、凹部81bの開口81cに位置していたが、凹部81bの内部に位置していてもよい。このように変更する場合、第2永久磁石72の第1端70aは、凹部81bを形成する面と離れる。なお、第2実施形態や上述した変更例においても同様の変更を実施してもよい。
○ 第1実施形態において、凹部81bは、第1端板81の厚さを貫通する貫通孔に代替してもよい。このように変更しても、永久磁石70の第2端70bが第2端板82に嵌合した場合、当該第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aが当該貫通孔の内部に位置する、又は当該貫通孔の開口に位置するようにする。また、当該貫通孔を形成する面と、永久磁石70の第1端70aとは離れるように変更する。すなわち、永久磁石70の第2端70bが第2端板82に嵌合した場合、当該第2端70bを有する永久磁石70の第1端70aが第1端板81から離れるように変更する。なお、第2実施形態や上述した変更例においても同様の変更を実施してもよい。
○ 第1実施形態において、凹部82bは、第2端板82の厚さを貫通する貫通孔に代替してもよい。このように変更しても、永久磁石70の第1端70aが第1端板81に嵌合した場合、当該第1端70aを有する永久磁石70の第2端70bが当該貫通孔の内部に位置する、又は当該貫通孔の開口に位置するようにする。また、当該貫通孔を形成する面と、永久磁石70の第2端70bとは離れるように変更する。すなわち、永久磁石70の第1端70aが第1端板81に嵌合した場合、当該第1端70aを有する永久磁石70の第2端70bが第2端板82から離れるように変更する。なお、第2実施形態や上述した変更例においても同様の変更を実施してもよい。
○ ステータ30の軸方向Aの寸法L1は、ロータ50の軸方向Aの寸法L2よりも長くてもよい。
○ ロータコア60は、複数の積層鋼板を積層して構成されていたが、これに限らない。例えば、軟磁性材料により1つの部材として形成されていてもよい。
<付記>
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
前記ロータコアの軸線を中心として描く円が延びる方向を周方向とすると、全ての前記永久磁石は、前記第1端板に接触しつつ、前記第2端板に接触していない第1永久磁石と、前記第2端板に接触しつつ、前記第1端板に接触していない第2永久磁石と、により構成されており、前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石は、前記周方向において交互に配置されている回転電機のロータ。
10…回転電機、30…ステータ、50…ロータ、60…ロータコア、60a…外面、63…収容孔、70…永久磁石、70a…第1端、70b…第2端、71…第1永久磁石、72…第2永久磁石、81…第1端板、81a…嵌合部、81b…凹部、81c…開口、82…第2端板、82a…嵌合部、82b…凹部、82c…開口、m…ロータコアの軸線、A…軸方向、B…径方向、C…周方向、Ct1…永久磁石の第1端の輪郭、Ct2…永久磁石の第2端の輪郭、Cs1,Cs2,Cs3…凹部の輪郭、Vc…仮想円、L1…ステータの軸方向の寸法、L2…ロータの軸方向の寸法。

Claims (4)

  1. 筒状のロータコアと、
    前記ロータコアに設けられており、前記ロータコアの外面よりも内側に配置された板状の複数の永久磁石と、
    前記ロータコアの軸線が延びる方向を軸方向とすると、当該軸方向において前記ロータコアを挟んでおり、非磁性材料により形成された第1端板及び第2端板と、を備える回転電機のロータであって、
    前記永久磁石は、前記軸方向において前記第1端板に対向する第1端、及び前記軸方向において前記第2端板に対向する第2端を有しており、
    前記第1端板及び前記第2端板には、前記永久磁石と嵌合する嵌合部及び前記永久磁石と嵌合しない凹部もしくは貫通孔の少なくとも1つが設けられており、
    全ての前記永久磁石について、
    前記第1端と前記第1端板とが嵌合した場合、当該第1端を有する前記永久磁石の前記第2端と前記第2端板とは離れており、
    前記第2端と前記第2端板とが嵌合した場合、当該第2端を有する前記永久磁石の前記第1端と前記第1端板とは離れており、
    前記凹部もしくは前記貫通孔に対向する前記第1端又は前記第2端は、前記凹部もしくは前記貫通孔の内部に位置している、又は前記凹部もしくは前記貫通孔の開口に位置している
    回転電機のロータ。
  2. 前記ロータコアの軸線を中心として描く円が延びる方向を周方向とし、前記ロータコアの軸線に直交する方向を径方向とすると、
    全ての前記永久磁石は、前記周方向に延びる1つの同一の仮想円上に配置されている
    請求項1に記載の回転電機のロータ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回転電機のロータを備える回転電機。
  4. ステータを備えており、
    前記ステータの前記軸方向の寸法は、前記ロータの前記軸方向の寸法よりも短い
    請求項3に記載の回転電機。
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