JP2023105249A - 胃部不快感改善剤及び尿意抑制剤 - Google Patents

胃部不快感改善剤及び尿意抑制剤 Download PDF

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Abstract

【課題】胃部の不快感を改善する新たな技術を提供すること。【解決手段】以下の成分(A)及び(B)を有効成分とする、胃部不快感改善剤。(A)ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上(B)γ-アミノ酪酸【選択図】なし

Description

本発明は、胃部不快感改善剤及び尿意抑制剤に関する。
近年、ストレス化社会や食生活の乱れを背景に、胃痛や胃もたれ、胸やけ、胸のつかえ、胃重、胃部膨満感、はきけといった胃部の不快感に悩まされている人の割合は増大傾向にある。このような胃部の不快感を改善するものとして、例えばカンゾウ等が知られている。
また、高齢化社会を背景に、就寝中などの頻繁な尿意に悩まされている人も増えている。尿意を抑制するものとしては、植物ステロールとγ-トコフェロールを特定比率で組み合わせた製剤が知られている(特許文献1)。
特開2005-343809号公報 特開2011-93842号公報
Food style 21,8(3),(2004),p.64-68,食品化学新聞社 ファルマシア くすりの科学 Vol.26,No.12(1990),p.1223-1225,日本薬学会
一方、γ-アミノ酪酸(GABA)は、脂肪燃焼作用を有するとされるアミノ酸の1種であり(非特許文献1)、近年では、ラフマ抽出物と組み合わせた場合に抗ストレス作用の増強がみられることがわかってきた(特許文献2)。
しかしながら、γ-アミノ酪酸は、胃酸分泌促進作用を有し(非特許文献2)、胃部不快感をむしろ増大させる場合があると考えられていた。また、γ-アミノ酪酸やラフマ又はその抽出物に尿意抑制作用があるか否かを検討したという報告はない。
本発明の課題は、胃部の不快感を改善する新たな技術を提供することにある。
また、本発明の課題は、尿意を抑制する新たな技術を提供することにある。
本発明者らは胃部不快感を改善させるべく鋭意検討した結果、(A)ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上と、(B)γ-アミノ酪酸とを組み合わせて用いることによって、意外にも、優れた胃部不快感改善作用が得られることを見出し、本発明を完成した。
また、本発明者らは鋭意検討した結果、上記の成分(A)及び(B)から選ばれる1種以上を用いた場合に尿意抑制作用が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の<1>~<5>を提供するものである。
<1> 以下の成分(A)及び(B)を有効成分とする、胃部不快感改善剤。
(A)ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上
(B)γ-アミノ酪酸
<2> 上記の成分(A)及び(B)から選ばれる1種以上を有効成分とする、尿意抑制剤。
<3> 上記の成分(A)及び(B)を有効成分とする、尿意抑制剤。
<4> 成分(A)が、水及びアルコール類から選ばれる1種以上を抽出溶媒とするラフマ抽出物である、<1>~<3>のいずれかに記載の剤。
<5> 経口固形製剤である、<1>~<4>のいずれかに記載の剤。
本発明の胃部不快感改善剤は、優れた胃部不快感改善作用を有する。
本発明の尿意抑制剤は、尿意抑制作用を有する。
本発明の胃部不快感改善剤は、以下の成分(A)及び(B)を有効成分とするものである。
(A)ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上
(B)γ-アミノ酪酸
本発明の尿意抑制剤は、上記の成分(A)及び(B)から選ばれる1種以上を有効成分とするものである。すなわち、本発明の尿意抑制剤は、成分(A)及び(B)のうちいずれか一方を有効成分とするものでも両方を有効成分とするものでもよいが、尿意抑制作用の観点から、成分(A)と成分(B)との組み合わせを有効成分とするものが好ましい。
(成分(A))
「ラフマ(羅布麻)」とは、キョウチクトウ科に属する植物であるApocynum venetum L.を意味する。また、ラフマとしては、その全草、地上部、葉、茎等が使用できるが、胃部不快感改善作用、尿意抑制作用及び安全性の観点から、ラフマの葉を用いるのがより好ましい。なお、これらラフマの部位のうち1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、ラフマは、そのまま用いても、又は必要に応じて、加熱、乾燥、切断、破砕、粉砕若しくはこれらの組み合わせ等の処理をして小片や小塊、粉末にして用いてもよい。このような粉末としてはラフマ末が挙げられる。
ラフマやその抽出物は、市販品を用いても常法に従い製造したものを用いてもよい。ラフマやその抽出物の市販品としては、ラフマエキス末(松浦薬業株式会社製)、ベネトロン(株式会社常磐植物化学研究所製)、羅布麻(株式会社シンギー社製)等が挙げられる。
ラフマの抽出物は、抽出処理に加えて、加熱、乾燥、切断、破砕、粉砕等の他の加工処理を必要に応じて行ったものでもよい。具体的には、ラフマを必要に応じて加熱、乾燥、切断、破砕、粉砕等の処理をし、適当な抽出溶媒を加えて抽出処理を行ったものでもよい。得られた抽出物は、必要に応じて更に濃縮、精製、希釈、乾燥等を行ってもよい。
上記抽出溶媒としては、例えば、水;アルコール類;ジエチルエーテル等のエーテル類;アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類;酢酸エチル等のエステル類;アセトニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘキサン等のアルカン類;ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲノアルカン類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素;超臨界又は亜臨界流体としての水、二酸化炭素、エタン、エチレン等が挙げられる。これらのうち1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、上記アルコール類としては、1価アルコール、多価アルコールが挙げられる。
1価アルコールとしては、炭素数1~6の1価アルコールが好ましい。例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、炭素数2~6の多価アルコールが好ましい。例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の2価アルコール;グリセリン等の3価アルコールが挙げられる。
これらのアルコール類の中では、胃部不快感改善作用、尿意抑制作用及び安全性の観点から、1価アルコールが好ましく、エタノールが特に好ましい。
これらの抽出溶媒の中でも、胃部不快感改善作用、尿意抑制作用及び安全性の観点から、水及びアルコール類から選ばれる1種以上の抽出溶媒が好ましく、水及び1価アルコールから選ばれる1種以上の抽出溶媒がより好ましく、水、エタノール又は水とエタノールとの混液が特に好ましい。
また、抽出溶媒の使用量は抽出操作の手法等に応じて適宜調整すればよいが、ラフマの乾燥固形分1質量部に対して、通常2~500質量部である。
抽出温度は、他の条件に応じて適宜調整すればよいが、通常、5℃以上抽出溶媒の沸点以下である。抽出時間は、他の条件に応じて適宜調整すればよいが、通常、1時間~14日間程度である。
なお、抽出の具体的手法は特に限定されず、浸漬、還流抽出、撹拌抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、亜臨界流体抽出、超臨界流体抽出等が挙げられる。
本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中、成分(A)の含有量としては、胃部不快感改善作用及び尿意抑制作用の観点から、乾燥固形分換算で、2.5~30質量%が好ましく、5~20質量%がより好ましく、7.5~10質量%が更に好ましい。
(成分(B))
γ-アミノ酪酸(GABA)は、市販品を用いても常法に従い製造したものを用いてもよい。
本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中、成分(B)の含有量としては、胃部不快感改善作用及び尿意抑制作用の観点から、5~60質量%が好ましく、10~40質量%がより好ましく、15~20質量%が更に好ましい。
本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中の成分(A)の乾燥固形分に対する成分(B)の含有質量比〔(B)/(A)〕は、胃部不快感改善作用及び尿意抑制作用の観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.5以上、特に好ましくは1以上であり、また、胃部不快感改善作用及び尿意抑制作用の観点から、好ましくは50以下、より好ましくは30以下、更に好ましくは10以下、特に好ましくは2以下である。
そして、後記実施例に示すように、ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上とγ-アミノ酪酸との組み合わせは、胃部不快感改善作用に優れ、就寝中の胃痛の改善に特に適する。なお、「胃部不快感」は、胃痛や胃もたれ、胸やけ、胸のつかえ、胃重、胃部膨満感、はきけを包含する概念である。
したがって、ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上とγ-アミノ酪酸との組み合わせは、胃部不快感改善剤となり得、胃部不快感改善のために使用することができ、また、胃部不快感改善剤を製造するために使用できる。
また、後記実施例に示すように、ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上、γ-アミノ酪酸、又はこれらの組み合わせは、尿意抑制作用に優れ、就寝中の尿意抑制に特に適する。
したがって、ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上、γ-アミノ酪酸、又はこれらの組み合わせは、尿意抑制剤となり得、尿意抑制のために使用することができ、また、尿意抑制剤を製造するために使用できる(以下、胃部不快感改善剤、尿意抑制剤を「胃部不快感改善剤等」と総称することがあり、胃部不快感改善、尿意抑制を「胃部不快感改善等」と総称することがある)。
ここで、上記「使用」は、ヒト若しくは非ヒト動物への投与又は摂取であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。なお、「非治療的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念、より具体的には、医師又は医師の指示を受けた者が人間に対して手術、治療又は診断を実施する方法を含まない概念である。
本発明の胃部不快感改善剤等は、胃部不快感改善等に有効な医薬品、医薬部外品若しくは食品として、又は医薬品、医薬部外品若しくは食品に配合する素材として使用可能である。なお、食品は、胃部不快感改善等をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した保健機能食品(例えば機能性表示食品、特定保健用食品、栄養機能食品等)とすることが可能である。本発明の胃部不快感改善剤等は、好ましくは経口用である。
医薬品、医薬部外品とする場合、その剤形としては、例えば、顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤(素錠、OD錠、チュアブル錠、分散錠、溶解錠、トローチ剤、舌下錠、バッカル錠、付着錠、発泡錠、ガム剤等)、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤等)、ドライシロップ剤、ゼリー剤等の経口固形製剤;懸濁剤、シロップ剤等の経口液剤が挙げられる。
また、これらの医薬品、医薬部外品は、上記の有効成分に、必要に応じて他の有効成分や添加物(賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、流動化剤、溶解補助剤、緩衝剤、保存剤、香料、色素、矯味剤等)等を加えて常法に従い調製することができる。
上記食品の形態としては、例えば、顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤(素錠、OD錠、チュアブル錠、分散錠、溶解錠、トローチ剤、舌下錠、バッカル錠、付着錠、発泡錠、ガム剤等)、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤等)、ドライシロップ剤、ゼリー剤等の経口固形製剤;懸濁剤、シロップ剤等の経口液剤等の形態の保健機能食品やサプリメントの他、チョコレート、キャンディー、ウエハース、ビスケット、ガム、パン、清涼飲料水、乳飲料、ゼリー、アイス、ラムネ、グミ、スープ等の各種食品が挙げられる。なお、調味料のようにして液体や粉末の形態でサプリメントや食品に添加することもできる。
また、これらの食品は、上記の有効成分に、必要に応じて他の有効成分や食品材料、食品添加物等を加えて常法に従い調製することができる。
本発明の胃部不快感改善剤等を経口固形製剤とする場合に使用できる添加物としては、例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、還元麦芽糖水飴等の賦形剤;カルメロースナトリウム、クロスポピドン、カルボキシメチルセルロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロピル基含有量が好ましくは5~16質量%のもの)、結晶セルロース、炭酸カルシウム等の崩壊剤;ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等の結合剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク等の滑沢剤;軽質無水ケイ酸、微粒二酸化ケイ素等の流動化剤等が挙げられる。これらのうち1種を単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。さらに必要に応じて溶解補助剤、緩衝剤、保存剤、香料、色素、矯味剤等を使用することができる。
上記賦形剤としては、糖アルコール系賦形剤が好ましい。賦形剤の含有量は、本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中、好ましくは10~60質量%、より好ましくは20~40質量%である。
上記崩壊剤の含有量は、本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中、好ましくは15~65質量%、より好ましくは30~50質量%である。
上記滑沢剤の含有量は、本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中、好ましくは0.1~10質量%である。
上記流動化剤の含有量は、本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤中、好ましくは0.1~10質量%である。
本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤の投与量又は摂取量は、成分(A)の乾燥固形分換算量として、成人一日あたり、好ましくは30~120mgである。また、成人一日あたりに成分(B)が20~300mg投与又は摂取できる量が好ましい。また、これらの量を1回で投与又は摂取するのが好ましい。
また、本発明の胃部不快感改善剤、尿意抑制剤は、食前、食後、食間、就寝前に服用できるが、就寝前の服用に特に適する。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〔試験例1 就寝中胃痛改善作用の評価〕
就寝中胃痛改善作用を評価するため、以下のサンプル1~3の錠剤を製造し、下記方法にてその評価を行った。
(サンプル1 錠剤)
γ-アミノ酪酸(株式会社ファーマフーズ製 ラクトギャバン)100g、ラフマ抽出物(株式会社常磐植物化学研究所製 ベネトロン)50gを、還元麦芽糖水飴189g、結晶セルロース240g、微粒二酸化ケイ素6gと合わせ、30メッシュの篩で篩過した後、袋混合した。得られた混合物にステアリン酸カルシウム15gを加えてから袋混合し、この混合物を1錠あたりの質量が200mgになるように打錠(菊水製作所株式会社製:VIRGO-0512型打錠機)することで、サンプル1の錠剤を約2500錠得た。
(サンプル2 錠剤)
ラフマ抽出物(株式会社常磐植物化学研究所製 ベネトロン)50gを、還元麦芽糖水飴289g、結晶セルロース240g、微粒二酸化ケイ素6gと合わせ、30メッシュの篩で篩過した後、袋混合した。得られた混合物にステアリン酸カルシウム15gを加えてから袋混合し、この混合物を1錠あたりの質量が200mgになるように打錠(菊水製作所株式会社製:VIRGO-0512型打錠機)することで、サンプル2の錠剤を約2500錠得た。
(サンプル3 錠剤)
γ-アミノ酪酸(株式会社ファーマフーズ製 ラクトギャバン)100gを、還元麦芽糖水飴239g、結晶セルロース240g、微粒二酸化ケイ素6gと合わせ、30メッシュの篩で篩過した後、袋混合した。得られた混合物にステアリン酸カルシウム15gを加えてから袋混合し、この混合物を1錠あたりの質量が200mgになるように打錠(菊水製作所株式会社製:VIRGO-0512型打錠機)することで、サンプル3の錠剤を約2500錠得た。
(就寝中胃痛改善作用の評価方法)
就寝中の胃痛を訴える成人10名(男性:9名、女性:1名)を被験者として、下記表1に示すプロトコールにてクロスオーバー試験を行った。サンプル1、2又は3の錠剤を1日1回3錠就寝の約30分前に水とともに服用してもらい、試験5日目のサンプル服用後、試験12日目のサンプル服用後、試験19日目のサンプル服用後にそれぞれ、直前まで5日間にわたり服用したサンプルについて、就寝中胃痛改善作用を以下の評価基準に従って評価してもらった。また、各サンプルの評価の平均値を算出した。評価結果を表2に示す。
(就寝中胃痛改善作用の評価基準)
5点:就寝中の胃痛が全く感じられなくなった
4点:就寝中の胃痛がかなり改善した
3点:就寝中の胃痛がある程度改善した
2点:就寝中の胃痛がわずかにしか改善されなかった
1点:就寝中の胃痛が全く改善されなかった
表2に示すとおり、サンプル2の錠剤を服用した場合、サンプル3の錠剤を服用した場合のいずれについても、「1点:就寝中の胃痛が全く改善されなかった」と回答した被験者が最も多かった。
これに対して、γ-アミノ酪酸とラフマ抽出物を含有するサンプル1の錠剤を服用した場合には、驚くべきことに、「3点:就寝中の胃痛がある程度改善した」と回答した被験者が最も多いという結果になった。
〔試験例2 就寝中尿意抑制作用の評価〕
就寝中尿意抑制作用を評価するため、試験例1に記載の方法に準じてサンプル1~3の錠剤を製造し、下記方法にてその評価を行った。
就寝中に尿意で目が覚めることがよくあると訴える成人10名(男性:9名、女性:1名)を被験者として、上記表1に示すプロトコールにてクロスオーバー試験を行った。サンプル1、2又は3の錠剤を1日1回3錠、就寝の約30分前に水とともに服用してもらい、試験5日目のサンプル服用後、試験12日目のサンプル服用後、試験19日目のサンプル服用後にそれぞれ、直前まで5日間にわたり服用したサンプルについて、就寝中尿意抑制作用を以下の評価基準に従って評価してもらった。また、各サンプルの評価の平均値を算出した。評価結果を表3に示す。
(就寝中尿意抑制作用の評価基準)
5点:就寝中の尿意が感じられなくなった
4点:就寝中の尿意がかなり抑制された
3点:就寝中の尿意がある程度抑制された
2点:就寝中の尿意がわずかにしか抑制されなかった
1点:就寝中の尿意は全く抑制されなかった
表3に示すとおり、サンプル1~3の錠剤は、いずれも就寝中尿意抑制作用を有するものであった。また、γ-アミノ酪酸とラフマ抽出物を含有するサンプル1の錠剤を服用した場合に、特に優れた就寝中尿意抑制作用が得られた。

Claims (4)

  1. 以下の成分(A)及び(B)から選ばれる1種以上を有効成分とする、尿意抑制剤。
    (A)ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上
    (B)γ-アミノ酪酸
  2. 以下の成分(A)及び(B)を有効成分とする、尿意抑制剤。
    (A)ラフマ及びその抽出物から選ばれる1種以上
    (B)γ-アミノ酪酸
  3. 成分(A)が、ラフマの水及び/又はアルコール類抽出物である、請求項1又は2に記載の剤。
  4. 経口固形製剤である、請求項1~3のいずれか1項に記載の剤。
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