JP2023104296A - ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム - Google Patents

ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2023104296A
JP2023104296A JP2022005196A JP2022005196A JP2023104296A JP 2023104296 A JP2023104296 A JP 2023104296A JP 2022005196 A JP2022005196 A JP 2022005196A JP 2022005196 A JP2022005196 A JP 2022005196A JP 2023104296 A JP2023104296 A JP 2023104296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
steering
lower column
fixed
steering device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022005196A
Other languages
English (en)
Inventor
光輝 前田
Mitsuteru Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2022005196A priority Critical patent/JP2023104296A/ja
Publication of JP2023104296A publication Critical patent/JP2023104296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

【課題】2つのアクチュエータとクランク機構を組合せることで、チルト調整、テレスコ調整、及びリトラクタブル動作を素早く行うことができる、低コストなステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステムを提供する。【解決手段】車体に取付けられる固定ブラケット12と、ステアリングシャフト20と、ステアリングシャフト20を内側で回転自在に支持するステアリングジャケット30と、を備え、固定ブラケット12とロアコラム32間に配置されて、ロアコラム32を軸方向に変位させる第1アクチュエータ70と、ロアコラム32とアッパーコラム31間に配置されて、アッパーコラム31を軸方向に変位させる第2アクチュエータ80と、ロアコラム32と揺動コラム40との間に配置されてアッパーコラム31とロアコラム32の軸方向の相対変位に応じて、揺動コラム40を揺動させるクランク機構43と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステムに関し、特に、ステアリングホイールの前後方向の調整、上下方向の調整、及びステアリングホイールの格納が可能なステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステムに関する。
従来の自動車においては、運転者の運転操作を容易にするため、各運転者に合わせてステアリングホイールの位置を、前後方向及び上下方向に調整可能とした機構が提案されている。また、近年、自動車の自動運転技術が急速に進展しており、近い将来、自動運転のレベルは、特定の条件下においては自動車が自動で運転を行うレベル(レベル3、4)や、完全自動運転のレベル(レベル5)にまで到達すると考えられている。このような自動運転機能を備える自動車においては、運転者がステアリングホイールを操作する必要がなくなる。このため、車内空間拡張による快適性向上を目的とし、ステアリングホイールをダッシュボード内へ格納する機能を備えたステアリング装置の開発が進んでいる。
なお、本明細書において、ステアリングホイールの前後方向の調整を「テレスコ調整」また、ステアリングホイールの上下方向の調整を「チルト調整」とも称す(テレスコは登録商標)。
特許文献1には、アッパジャケット、ミドルジャケット及びロアジャケットの3つのジャケットをテレスコープ状に組み合わせて、全長の伸縮可能量を十分に確保して、チルト調整/テレスコ調整に加えて、ステアリングホイールを格納するリトラクタブル機能も可能としたステアリング装置が開示されている。
また、特許文献2には、効率的な電動モータの利用を図ったステアリング装置として、電動モータによって回転する伝達ロッドを移動させることで、電動モータで回転駆動されるギアと、該ギアと噛合する相手ギアとの組合せを変更して、操舵操作のアシストと、テレスコ調整と、クランク機構を使用したチルト調整とを可能にするステアリング装置が開示されている。
米国特許出願公開第2019/210632号明細書 特開2001-199350号公報
しかしながら、リトラクタブル機能を備えたステアリング装置では、前後方向のストロークが従来のものと比較して長くなっており、格納ポジションから運転ポジションへのステアリングホイールの移動、或いは、その逆への移動において、待ち時間が長くなる。
また、リトラクタブル機能を備えたステアリング装置では、ステアリングホイールを格納している時にテレスコ用アクチュエータが壊れると、ステアリングホイールを取り出せなくなる可能性がある。
また、特許文献1に開示されているステアリング装置では、チルト/テレスコ/リトラクタブル用にそれぞれ独立した合計3つのアクチュエータが必要であり、製造コストや機器のレイアウトの自由度の観点から改善の余地があった。
特許文献2に開示されているステアリング装置では、チルト/テレスコの切り替え動作を行う必要があり、チルト/テレスコの操作を同時に行うことができない。このためステアリングホイールを所定の位置に素早く移動させることは困難であり、さらに、ステアリングホイールを退避(リトラクタブル)させることはできなかった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、チルト調整、テレスコ調整、及びリトラクタブル動作を素早く行うことができる、低コストなステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステムを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 車体に取付けられる固定ブラケットと、
ステアリングホイールが接続されるステアリングシャフトと、
前記固定ブラケットに保持され、前記ステアリングシャフトを内側で回転自在に支持するステアリングジャケットと、を備えるステアリング装置であって、
前記ステアリングジャケットは、前記ステアリングホイール側から順に配置され、それぞれ軸方向の相対変位を可能に組み合わされるアッパーコラム、ロアコラム、及び固定コラムと、前記アッパーコラムに揺動自在に支持される揺動コラムと、を有し、
前記固定ブラケット又は前記固定コラムと、前記ロアコラムとの間に配置されて、前記ロアコラムを前記固定コラムに対して軸方向に変位させる第1アクチュエータと、
前記ロアコラムと前記アッパーコラムとの間に配置されて、前記アッパーコラムを前記ロアコラムに対して軸方向に変位させる第2アクチュエータと、
前記ロアコラムと前記揺動コラムとの間に配置され、前記アッパーコラムと前記ロアコラムの軸方向の相対変位に応じて、前記アッパーコラムに対して前記揺動コラムを揺動させるクランク機構と、
を備える、ステアリング装置。
(2) 前記クランク機構は、
前記ロアコラムに固定されて径方向外方に延設された第1腕部と、
前記揺動コラムに固定されて径方向外方に延設された第2腕部と、
前記第1腕部と前記第2腕部とに両端部が回動自在に連結される連結ロッドと、を備える、(1)に記載のステアリング装置。
(3) 前記第2腕部は、前記揺動コラムの左右両側面に一端部が固定された一対の鋼板を備え、該一対の鋼板は、前記一端部と、前記連結ロッドの端部を枢支する他端部との間で、互いに一体に結合されている、(2)に記載のステアリング装置。
(4) 前記第1アクチュエータは、前記固定ブラケットに配置された第1モータを有し、前記固定ブラケットに取り付けられた前記固定コラムに対して前記ロアコラムを軸方向に移動させ、
前記第2アクチュエータは、前記ロアコラムに配置された第2モータを有し、前記ロアコラムに対して前記アッパーコラムを軸方向に移動させる、(1)~(3)のいずれかに記載のステアリング装置。
(5) 前記第2アクチュエータは、前記第1アクチュエータと同時に作動可能である、(1)~(4)のいずれかに記載のステアリング装置。
(6) (1)~(5)のいずれかに記載のステアリング装置と、
前記ステアリングホイールの操舵量を測定するためのセンサと、
前記センサの出力信号に基づいて駆動されるアクチュエータを有し、一対の操舵輪に舵角を付与するための転舵装置と、
を備える、ステアバイワイヤ方式のステアリングシステム。
本発明のステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステムによれば、2つのアクチュエータとクランク機構を組合せることで、アクチュエータを2つにして低コスト化すると共に、チルト調整、テレスコ調整、及びリトラクタブル動作を素早く行うことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置を組み込んだステアバイワイヤ方式のステアリングシステムの模式図である。 図2は、図1に示すステアリング装置の斜視図である。 図3は、図2に示すステアリング装置の左側面図である。 図4は、図2に示すステアリング装置の右側面図である。 図5は、ステアリングホイールを削除して示す図3のV矢視図である。 図6は、図5のVI-VI断面図である。 図7は、図4のVII-VII断面図である。 図8は、テレスコ動作を説明するための説明図であり、(a)は、テレスコの基準位置にあるステアリング装置の左側面図、(b)は、ステアリングホイールが上方に移動した状態のステアリング装置の左側面図、(c)は、ステアリングホイールが下方に移動した状態のステアリング装置の左側面図である。 図9は、チルト動作を説明するための説明図であり、(a)は、ステアリングホイールが基準位置にあるステアリング装置の左側面図、(b)は、ステアリングホイールが上方にチルトした状態のステアリング装置の左側面図、(c)は、ステアリングホイールが下方にチルトした状態のステアリング装置の左側面図である。 図10は、格納状態とされたステアリング装置の左側面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。 図12は、図11に示すステアリング装置の左側面図である。 図13は、格納状態とされたステアリング装置の左側面図である。 図14は、本発明の第3実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。 図15は、図14に示すステアリング装置の左側面図である。 図16は、図14に示すステアリング装置の右側面図である。 図17は、図14に示すステアリング装置の下面である。
以下、本発明に係るステアリング装置及び該ステアリング装置を組み込んだステアバイワイヤ方式のステアリングシステムの各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明のステアリング装置を組み込んだステアバイワイヤ方式のステアリングシステム1は、ステアリングホイール2及び該ステアリングホイール2の操舵量を測定するためのセンサ(図示省略)を有する操舵装置3と、一対の操舵輪5に舵角を付与するための転舵装置6と、を電気的に接続してなる。すなわち、ステアバイワイヤ方式のステアリングシステム1では、運転者によるステアリングホイール2の操作量を、操舵装置3のセンサにより測定する。そして、センサの出力信号に基づいて、転舵装置6のアクチュエータ7を駆動し、車両の幅方向に配置されたラック軸やねじ軸などの直動軸を車両の幅方向に変位させ、一対のタイロッド8を押し引きして、一対の操舵輪5に舵角を付与する。
操舵装置3は、ステアリング装置10と、ステアリングシャフト20と、反力付与装置60と、を備える。なお、操舵装置3に関して前後方向、上下方向及び幅方向(左右方向)とは、操舵装置3を車両に取り付けた状態での車両の前後方向、上下方向及び幅方向をいう。
図2~図7に示すように、ステアリング装置10は、ステアリングコラム11と、第1アクチュエータ70と、第2アクチュエータ80と、を備える。
ステアリングコラム11は、固定ブラケット12と、変位ブラケット13と、リニアガイド14と、ステアリングジャケット30とを備え、全長を伸縮可能に構成されている。ステアリングジャケット30は、固定ブラケット12に保持され、ステアリングホイール2側から順に配置され、それぞれ軸方向の相対変位を可能に組み合わされるアッパーコラム31、ロアコラム32、及び固定コラム33と、軸方向においてアッパーコラム31に対してロアコラム32と反対側に位置し、アッパーコラム31に揺動自在に支持される揺動コラム40と、を備える。
具体的に、固定ブラケット12は、複数の取付ボルト15により、図示しない車体に対して支持固定される。また、変位ブラケット13は、複数のボルト16によりロアコラム32に一体に取り付けられている(図4参照)。そして、変位ブラケット13は、リニアガイド14を介して、固定ブラケット12に対して軸方向の相対変位を可能に組み合わせられており、ロアコラム32と共に軸方向に変位する。
なお、変位ブラケット13は、リニアガイド14の代わりに、他の案内装置によって、固定ブラケット12に対して相対変位可能に支持されてもよい。
図6に示すように、ロアコラム32は、略円筒形状に形成され、前側部分に大径部34を有し、かつ、後側部分に、大径部34よりも内径寸法が小さい小径部35を有する。また、ロアコラム32は、軸方向中間部(大径部34の後側部分から小径部35の前側の端部にかけての部分)の下面に、軸方向に伸長するスリット36を有し、かつ、大径部34の前側の端部及び小径部35の前側の端部に、ポリアセタール(POM)などの摩擦係数が小さい材料製のパッドが接着固定されたスクリュープラグ37a、37bが、ロアコラム32の径方向に位置調整可能に設けられている。ロアコラム32には、後側部分にロアコラム32の軸線に対して略直角方向下方に延設された第1腕部38が固定して設けられている。
また、固定コラム33は、円筒部33aと、該円筒部33aの前側の端部から径方向外側に向けて折れ曲がったフランジ部33bと、を備え、円筒部33aの後側部分をロアコラム32の大径部34に隙間嵌で内嵌し、かつ、ロアコラム32の前側のスクリュープラグ37aのパッドを、円筒部33aの前側部分の外周面に突き当てている。これにより、固定コラム33は、ロアコラム32が固定コラム33に対して軸方向の相対変位が可能となるようにロアコラム32に内嵌している。また、固定コラム33とロアコラム32とが軸方向に相対変位する際に、スクリュープラグ37aのパッドと円筒部33aの外周面との摺動摩擦力が調整可能である。
反力付与装置60のハウジング61は、固定ボルトにより固定コラム33のフランジ部33bに固定されると共に、固定ブラケット12にも固定されている。即ち、固定コラム33は、反力付与装置60のハウジング61を介して固定ブラケット12に固定されている。
アッパーコラム31は、略円筒形状を有し、ロアコラム32に対し軸方向の相対変位を可能に組み合わされている。具体的には、アッパーコラム31は、前側部分をロアコラム32の小径部35に隙間嵌で内嵌し、かつ、ロアコラム32の後側に設けられたスクリュープラグ37bのパッドを、アッパーコラム31の前側部分の外周面に突き当てている。これにより、アッパーコラム31は、ロアコラム32に対して軸方向の相対変位が可能となるようにロアコラム32に内嵌している。
なお、固定コラム33の内径は、アッパーコラム31の外径以上であるので、軸方向に変位した際に、互いに干渉することはない。
また、アッパーコラム31は、内部に配設された一対の転がり軸受39を介して後述する第2ステアリングシャフト23を回転自在に支持する。アッパーコラム31は、スクリュープラグ37bのパッドを径方向に位置調整することで、アッパーコラム31とロアコラム32とが軸方向に相対変位する際の、スクリュープラグ37bのパッドとアッパーコラム31の外周面との摺動摩擦力が調整可能である。
アッパーコラム31の後側部分には、揺動コラム40が支持軸49により上下方向に揺動自在に支持されている。アッパーコラム31の後側部分は、円筒形状の部分31aから左右両側に分かれて後方に向かって延びる、平板状の被連結部31bを有する。揺動コラム40は、略円筒形状に形成された本体部40aと、本体部40aの左右両側から前側に向かって延び、アッパーコラム31の被連結部31bを左右から覆う平板状の連結部40bと、を備える。連結部40bには、連結部40bからさらに揺動コラム40の軸線に対して直角方向下方に延びる第2腕部42が一体に固定されている。本体部40aは、内部に配設された一対の転がり軸受41を介して後述する第1ステアリングシャフト21を回転自在に支持する。
ロアコラム32と揺動コラム40とは、クランク機構43により連結されている。クランク機構43は、ロアコラム32に固定されて径方向外方に延設された第1腕部38と、揺動コラム40に固定されて径方向外方に延設された第2腕部42と、第1腕部38と第2腕部42とに両端部が回動自在に連結される所定の長さを持った連結ロッド44と、を備える。連結ロッド44では、第1腕部38側の端部44aがピン46により第1腕部38に揺動自在に連結され、第2腕部42側の端部44bが、軸部47により第2腕部42に揺動自在に連結される。
図5に示すように、第2腕部42は、一対の鋼板48a、48bによって構成され、一対の鋼板48a、48bの一端部(上端)は、揺動コラム40の連結部40bの左右両側面にそれぞれ固定され、他端部(下端)は、連結ロッド44の第2腕部42側の端部44bを左右両側面から覆うと共に、第2腕部42側の端部44bに形成された軸部47を枢支する。また、一対の鋼板48a、48bは、一端部と他端部との間で互いに接触する様に屈曲しており、溶接などにより互いに一体に結合されている。これにより、一対の鋼板48a、48b同士の相対位置のずれがなくなり、第2腕部42側の端部44bの各軸部47の組付けが容易になると共に、クランク動作が滑らかになる。
なお、本実施形態では、軸部47は、第2腕部42側の端部44bに取り付けられるアクチュエータナットによって構成されている。
図4及び図5に示すように、第1アクチュエータ70は、第1モータ71を有し、該第1モータ71を駆動源として、固定ブラケット12に対して変位ブラケット13及び変位ブラケット13に固定されたロアコラム32を軸方向に変位させる。第1モータ71は、第1モータ71の回転軸の軸線を、ステアリングジャケット30の軸線に対して直角となる上下方向に向けて固定ブラケット12の右側面に支持固定されている。
第1アクチュエータ70は、第1モータ71の出力軸の回転運動を、直線運動に変換するための送りねじ装置72をさらに有する。送りねじ装置72は、外周面に雄ねじ部を有し、第1モータ71により回転駆動されるねじ軸73と、内周面に、該雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有するナット74と、を備える。
ねじ軸73は、固定ブラケット12に対し回転のみ可能に支持され、かつ、ナット74を、変位ブラケット13に支持固定されている。したがって、第1モータ71により、ウォーム減速機などの減速機構を介してねじ軸73を回転駆動することに伴い、ナット74がねじ軸73に沿って前後方向に変位すると、変位ブラケット13が、変位ブラケット13に固定されたロアコラム32と共に、固定ブラケット12に対し該固定ブラケット12の軸方向、すなわち前後方向に変位する。
図2及び図6に示すように、第2アクチュエータ80は、第2モータ81を有し、該第2モータ81を駆動源として、変位ブラケット13に対しアッパーコラム31を軸方向に変位させる。第2モータ81は、第2モータ81の回転軸の軸線を、ステアリングジャケット30の軸線に対して直角となる左右方向に向けてロアコラム32の下面に支持固定されている。
第2アクチュエータ80は、第2モータ81の出力軸の回転運動を、直線運動に変換するための送りねじ装置82をさらに有する。送りねじ装置82は、外周面に雄ねじ部を有し、第2モータ81により回転駆動されるねじ軸83と、内周面に、該雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有するナット84と、を備える。
ねじ軸83は、ロアコラム32に対して回転のみ可能に支持され、かつ、ナット84は、アッパーコラム31に対して支持固定されている。具体的には、ねじ軸83は、ロアコラム32の大径部34の前側部分の下面及び変位ブラケット13の後側部分の下面に回転のみ自在に支持され、かつ、ナット84は、ナット84は、アッパーコラム31の前側部分の下面に取り付けられ、ロアコラム32の下面に形成されたスリット36から下方に突出する支持部85を介してアッパーコラム31に支持固定されている。
従って、第2モータ81により、ウォーム減速機などの減速機構を介してねじ軸83を回転駆動することに伴い、該ねじ軸83に沿ってナット84が前後方向に変位すると、アッパーコラム31が、ロアコラム32に対し該ロアコラム32の軸方向、すなわち前後方向に変位する。
ステアリングシャフト20は、ステアリングホイール2側からステアリングホイール2に接続された第1ステアリングシャフト21と、自在継手22を介して第1ステアリングシャフト21に接続された第2ステアリングシャフト23と、第2ステアリングシャフト23に軸方向の相対変位を可能に、かつ、相対回転を不能に組み合わせてなるインナーシャフト24と、を有する。即ち、第2ステアリングシャフト23はインナーシャフト24に外嵌し、インナーシャフト24の後側部分と第2ステアリングシャフト23の前側部分とはスプライン嵌合する。
第1ステアリングシャフト21は、前述したように、揺動コラム40の本体部40aの内部に一対の転がり軸受41を介して回転自在に支持される。また、第2ステアリングシャフト23は、アッパーコラム31の内部に一対の転がり軸受39を介して回転自在に支持される。したがって、ステアリングシャフト20は、ステアリングコラム11の伸縮に伴って伸縮する。
また、自在継手22の左右に延びる軸部分は、揺動コラム40の左右側面に設けられた支持軸49と同軸に配置されている。したがって、アッパーコラム31に対する揺動コラム40の揺動に合わせて、第1ステアリングシャフト21が第2ステアリングシャフト23に対して揺動する。
ステアリングシャフト20の後側の端部、すなわち第1ステアリングシャフト21の後側の端部には、ステアリングホイール2が支持される。また、ステアリングシャフト20の前側の端部、すなわちインナーシャフト24の前側の端部には、ステアリングホイール2に操作反力を付与するための反力付与装置60が接続されている。
反力付与装置60は、ハウジング61と、反力付与モータ(不図示)と、減速機とを備える。反力付与装置60は、運転者によりステアリングホイール2が操作された場合に、反力付与モータを駆動し、反力付与モータのトルクを、ハウジング61の内側に収納された減速機により増大してから、ステアリングシャフト20に付与する。これにより、ステアリングホイール2に操作反力を付与する。なお、ステアリングホイール2に付与される反力の大きさは、センサにより取得したステアリングホイール2の操舵角やステアリングシャフト20に加わるトルクなどに応じて決定される。減速機は、例えばウォーム減速機により構成される。
次に、図8から図10を参照して、ステアリング装置10の作用について詳細に説明する。図8の(a)から図8の(c)は、ステアリング装置10のテレスコ動作を説明するための説明図であり、図8の(a)は、ステアリングホイール2が基準位置(中立位置)にある状態のステアリング装置10の左側面図であり、図8の(b)は、ステアリングホイール2が後方に移動した状態のステアリング装置10の左側面図であり、図8の(c)は、ステアリングホイール2が前方に移動した状態のステアリング装置10の左側面図である。
図8の(a)に示すように、ステアリング装置10の基準位置においては、ロアコラム32及びアッパーコラム31は、ロアコラム32が固定コラム33に対して伸縮でき、且つ、アッパーコラム31がロアコラム32に対して伸縮できるように、それぞれ中立位置にある。
この基準位置において、反力付与装置60の取付け位置を基準点Pとすると、基準点Pからロアコラム32の後側端部P1までの長さをAとし、後側端部P1から揺動コラム40の支持軸49までの長さをBとし、基準点Pからステアリングホイール2までの長さをEとする。
上記した基準位置にあるステアリングホイール2を後方に移動させる(テレスコ調整)際には、図8の(b)に示すように、第2モータ81には通電せず、即ち、後側端部P1から揺動コラム40の支持軸49までの長さBは一定に維持したまま、第1モータ71に通電して、送りねじ装置72のねじ軸73を回転駆動して、ナット74を後方向に変位させることでロアコラム32を固定ブラケット12に対して軸方向後方に移動させる。
これにより、基準点Pから後側端部P1までの長さAは、長さAからA1に変化して長さCだけ後方に伸びる。これに伴ってステアリングホイール2も後方に長さCだけ移動する。即ち、ステアリングホイール2が後方にテレスコ調整される。そして、ステアリングホイール2の前後位置を所望の位置に調節した後は、第1モータ71への通電を停止する。
また、基準位置にあるステアリングホイール2を前方に移動させる(テレスコ調整)際には、図8の(c)に示すように、第2モータ81には通電せず、即ち、後側端部P1から揺動コラム40の支持軸49までの長さBは一定に維持したまま、第1モータ71に通電して、送りねじ装置72のねじ軸73を回転駆動して、ナット74を前方に変位させることでロアコラム32を固定ブラケット12に対して軸方向前方に移動させる。
これにより、基準点Pから後側端部P1までの長さAは、長さAからA2に変化して長さDだけ縮む。これに伴ってステアリングホイール2も前方に長さDだけ移動する。即ち、ステアリングホイール2が前方にテレスコ調整される。そして、ステアリングホイール2の前後位置を所望の位置に調節した後は、第1モータ71への通電を停止する。
したがって、第1アクチュエータ70のみを駆動することで、テレスコ調整のみを行うことができる。
次に、チルト調整について説明する。図9の(a)から図9の(c)は、ステアリング装置10のチルト動作を説明するための説明図であり、図9の(a)は、図8の(a)と同じであり、ステアリングホイール2が基準位置にある状態のステアリング装置10の左側面図であり、図9の(b)は、ステアリングホイール2が上方にチルトした状態のステアリング装置10の左側面図であり、図9の(c)は、ステアリングホイール2が下方にチルトした状態のステアリング装置10の左側面図である。
図9の(a)に示す基準位置にあるステアリングホイール2を上方にチルトさせる(チルト調整)際には、図9の(b)に示すように、第2モータ81に通電して送りねじ装置82のねじ軸83を回転駆動して、ナット84を前方に変位させることでアッパーコラム31をロアコラム32に対して軸方向前方に移動させる。これにより、長さBが長さFに短くなる。
ロアコラム32とアッパーコラム31間の長さが短くなると、一定長さの連結ロッド44を有するクランク機構43の作用により第2腕部42が支持軸49を中心として図中反時計方向に回動してステアリングホイール2を上方にチルトさせる。そして、ステアリングホイール2の上下位置を所望の位置に調節した後は、第2モータ81への通電を停止する。
また、このチルト調整によりアッパーコラム31がロアコラム32に対して軸方向前方に移動することで、ステアリングホイール2の位置がその移動長さだけ前方に移動して基準点Pからの距離が短くなる。即ち、第2モータ81は、テレスコ調整とチルト調整とを同時に実行する。そこで、第1モータ71に通電して、この短くなった長さG(G=B-F)だけロアコラム32を固定ブラケット12に対して軸方向後方に移動させて補正し、ステアリングホイール2を元の位置に維持する。勿論、この補正は、必要な場合に行えばよく、省略することもできる。
また、図9の(a)に示す基準位置にあるステアリングホイール2を下方にチルトさせる(チルト調整)際には、図9の(c)に示すように、第2モータ81に通電して送りねじ装置82のねじ軸83を回転駆動して、ナット84を後方に変位させることでアッパーコラム31をロアコラム32に対して軸方向後方に移動させる。これにより、長さBが長さHに長くなる。
クランク機構43の一辺を構成するロアコラム32とアッパーコラム31間の長さが長くなると、一定長さの連結ロッド44を有するクランク機構43の作用により第2腕部42が支持軸49を中心として図中時計方向に回動してステアリングホイール2が下方にチルトする。そして、ステアリングホイール2の上下位置を所望の位置に調節した後、第2モータ81への通電を停止する。
また、このチルト調整によりアッパーコラム31がロアコラム32に対して軸方向後方に移動することで、ステアリングホイール2の位置がその分だけ後方に移動して基準点Pからの距離が長くなる。そこで、第1モータ71に通電して、ロアコラム32を固定ブラケット12に対して軸方向前方に長さJ(J=H-B)だけ移動させることで、長くなった分を補正してステアリングホイール2を元の位置に維持する。勿論、この補正作業は、必要な場合に行えばよく、省略することもできる。
次に、図10を参照してステアリングホイール2の格納について説明する。ステアリングホイール2をダッシュボード内などに格納する際には、第1モータ71に通電してロアコラム32を固定ブラケット12に対して軸方向前方に最大限移動させ、かつ第2モータ81に通電してアッパーコラム31をロアコラム32に対して軸方向前方に最大限移動させる。これにより、ステアリングホイール2は、ロアコラム32及びアッパーコラム31の軸方向前方への移動長さの合計長さだけ前方に移動(テレスコ)する。また、同時にステアリングホイール2は、クランク機構43の作用により図中反時計方向に最大角度だけ回動して図10に示す格納状態になる。なお、図中、一点鎖線Xは、一例として、ダッシュボードの前面位置を一部表している。
第1モータ71と第2モータ81による作動は、同時に行うことも、独立して行うこともできる。第1モータ71と第2モータ81を同時に作動させれば、第2モータ81によるチルト調整及びテレスコ調整と、第1モータ71によるテレスコ調整とを同時に行うことができ、ステアリングホイール2の格納作業を、素早く行ってステアリングホイール格納の待ち時間を短縮することができる。また、ステアリングホイール2の格納ポジションから運転ポジションへの移動も同様に素早く行うことができる。
なお、ステアリングホイール2は、図に示す円形に限定されず、格納し易いような大きさ及び任意の形状にすることもできる。
また、連結ロッド44は、第1モータ71と第2モータ81によるいずれの作動においても、伸縮せず、一定長さを有している。
以上説明したように、本実施形態のステアリング装置10によれば、従来の機構では、テレスコ用の2つのアクチュエータ、及びチルト用の1つのアクチュエータの合計3つのアクチュエータが必要であったのに対して、2つのアクチュエータとクランク機構を組合せることで、チルト調整、テレスコ調整、及びリトラクタブル動作を有するステアリング装置10を構成でき、ステアリング装置10のコストを大幅に削減できる。また、テレスコの調整長さは、2つのアクチュエータ(第1アクチュエータ及び第2アクチュエータ)の調整長さの合計長さであり、テレスコ用のアクチュエータが1つであるステアリング装置10と比較して、テレスコ調整長さを長くすることができる。
さらに、2つのアクチュエータを同時に作動させてテレスコ調整及びチルト調整を同時に行って、ステアリングホイール2の位置調整を短時間で素早く行うことができる。なお、ステアリングホイール2のテレスコ調整(前後位置の調節)と、チルト調整(上下位置の調節)とは、同時に行うこともできるし、独立して行うこともできる。さらに、第1アクチュエータ70と第2アクチュエータ80とのうちのいずれか一方のアクチュエータに故障などの不具合が生じた場合でも、他方のアクチュエータにより、ステアリングホイール2をテレスコ調整することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るステアリング装置10Aを図11~図13を参照して説明する。本実施形態に係るステアリング装置10Aは、ロアコラム32と揺動コラム40とを連結するクランク機構43がステアリングジャケット30の上側に配置されている点で第1実施形態のステアリング装置10と異なる。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
具体的には、ロアコラム32の後側部分に、第1腕部38がロアコラム32の軸線に対して略直角方向上方に延設されて固定されている。また、揺動コラム40の連結部40bに、第2腕部42が揺動コラム40の軸線に対して直角方向上方に延設されて一体に固定されている。そして、第1腕部38と第2腕部42との先端同士が連結ロッド44で揺動自在に連結される。
本実施形態に係るステアリング装置10によれば、図13に示すように、第1モータ71に通電してロアコラム32を固定ブラケット12に対して軸方向前方に最大限移動させ、かつ第2モータ81に通電してアッパーコラム31をロアコラム32に対して軸方向前方に最大限移動させる。これにより、ステアリングホイール2は、クランク機構43の作用により第1実施形態と反対方向の図中時計方向に最大角度だけ回動すると共に、軸方向前方へ移動してステアリングホイール2の格納状態になる。このように、ステアリングホイール2が時計方向に最大角度だけ下方に回動するので、ステアリングホイール2がダッシュボードに格納し易い状態となる。
その他の構成及び作用については、本発明の第1実施形態のステアリング装置10と同様である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るステアリング装置10Bについて、図14~図17を参照して説明する。本実施形態に係るステアリング装置10Bは、第1モータ71及び第2モータ81のレイアウトにおいて、第1実施形態に係るステアリング装置10と異なる。なお、第1実施形態と同一又は同等部分には、同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
具体的に、第1実施形態に係るステアリング装置10では、第1モータ71及び第2モータ81の回転軸の軸線が、いずれもステアリングジャケット30の軸線と直交するように固定ブラケット12及びロアコラム32に対して支持固定されている。一方、本実施形態のステアリング装置10Bでは、第1モータ71及び第2モータ81のいずれにおいても、回転軸の軸線が、ステアリングジャケット30の軸線と平行に配置されている。
本実施形態のステアリング装置10Bによれば、2つのアクチュエータ70、80の第1モータ71及び第2モータ81のいずれもが、回転軸の軸線をステアリングジャケット30の軸線と平行に配置されているので、ステアリング装置10の径方向寸法、即ち、車幅方向及び上下方向における寸法が小さくなり、レイアウト性が向上する。
その他の構成及び作用については、本発明の第1実施形態のステアリング装置10と同様である。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記の各実施形態では、ステアリング装置10をステアバイワイヤ方式のステアリングシステム1の操舵装置3に適用した例について説明したが、本発明のステアリング装置10は、これに限定されず、ステアリングシャフト20の前側の端部を、ステアリングギヤユニットの入力軸(ピニオン軸)に、自在継手や中間シャフトを介して機械的に接続した機械式のステアリングシステムに適用することもできる。なお、機械式のステアリングシステムは、運転者によるステアリングホイールの操作に要する力を低減するためのアシスト装置を備えることができる。すなわち、本発明のステアリング装置10は、電動パワーステアリングシステムなどのパワーステアリングシステムに適用することができる。
また、上記実施形態では、連結ロッドは、ロアコラムから延設された第1腕部、揺動コラムから延設された第2腕部にそれぞれ連結されているが、ロアコラムや揺動コラムの軸中心から上下方向にオフセットした位置で連結ロッドを揺動自在に支持できれば、連結ロッドは、ロアコラムや揺動コラムに直接連結されてもよい。
また、上記実施形態では、固定コラム33は、ロアコラム32の内周側に配置されているが、本発明はこれに限らず、固定コラム33は、ロアコラム32の外周側に配置されてもよい。
さらに、上記実施形態では、第1アクチュエータ70は、固定ブラケット12とロアコラム32との間に配置されているが、本発明はこれに限らず、第1アクチュエータ70は、固定コラム33とロアコラム32との間に配置されてもよい。
1 ステアバイワイヤ方式のステアリングシステム
2 ステアリングホイール
5 操舵輪
6 転舵装置
7 転舵装置のアクチュエータ
10,10A,10B ステアリング装置
12 固定ブラケット
20 ステアリングシャフト
30 ステアリングジャケット
31 アッパーコラム
32 ロアコラム
33 固定コラム
38 第1腕部
40 揺動コラム
42 第2腕部
43 クランク機構
44 連結ロッド
48a、48b 鋼板
70 第1アクチュエータ
71 第1モータ
80 第2アクチュエータ
81 第2モータ

Claims (6)

  1. 車体に取付けられる固定ブラケットと、
    ステアリングホイールが接続されるステアリングシャフトと、
    前記固定ブラケットに保持され、前記ステアリングシャフトを内側で回転自在に支持するステアリングジャケットと、を備えるステアリング装置であって、
    前記ステアリングジャケットは、前記ステアリングホイール側から順に配置され、それぞれ軸方向の相対変位を可能に組み合わされるアッパーコラム、ロアコラム、及び固定コラムと、前記アッパーコラムに揺動自在に支持される揺動コラムと、を有し、
    前記固定ブラケット又は前記固定コラムと、前記ロアコラムとの間に配置されて、前記ロアコラムを前記固定コラムに対して軸方向に変位させる第1アクチュエータと、
    前記ロアコラムと前記アッパーコラムとの間に配置されて、前記アッパーコラムを前記ロアコラムに対して軸方向に変位させる第2アクチュエータと、
    前記ロアコラムと前記揺動コラムとの間に配置され、前記アッパーコラムと前記ロアコラムの軸方向の相対変位に応じて、前記アッパーコラムに対して前記揺動コラムを揺動させるクランク機構と、
    を備える、ステアリング装置。
  2. 前記クランク機構は、
    前記ロアコラムに固定されて径方向外方に延設された第1腕部と、
    前記揺動コラムに固定されて径方向外方に延設された第2腕部と、
    前記第1腕部と前記第2腕部とに両端部が回動自在に連結される連結ロッドと、を備える、請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記第2腕部は、前記揺動コラムの左右両側面に一端部が固定された一対の鋼板を備え、該一対の鋼板は、前記一端部と、前記連結ロッドの端部を枢支する他端部との間で、互いに一体に結合されている、請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記第1アクチュエータは、前記固定ブラケットに配置された第1モータを有し、前記固定ブラケットに取り付けられた前記固定コラムに対して前記ロアコラムを軸方向に移動させ、
    前記第2アクチュエータは、前記ロアコラムに配置された第2モータを有し、前記ロアコラムに対して前記アッパーコラムを軸方向に移動させる、請求項1~3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  5. 前記第2アクチュエータは、前記第1アクチュエータと同時に作動可能である、請求項1~4のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載のステアリング装置と、
    前記ステアリングホイールの操舵量を測定するためのセンサと、
    前記センサの出力信号に基づいて駆動されるアクチュエータを有し、一対の操舵輪に舵角を付与するための転舵装置と、
    を備える、ステアバイワイヤ方式のステアリングシステム。
JP2022005196A 2022-01-17 2022-01-17 ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム Pending JP2023104296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022005196A JP2023104296A (ja) 2022-01-17 2022-01-17 ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022005196A JP2023104296A (ja) 2022-01-17 2022-01-17 ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023104296A true JP2023104296A (ja) 2023-07-28

Family

ID=87379478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022005196A Pending JP2023104296A (ja) 2022-01-17 2022-01-17 ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023104296A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11345387B2 (en) Electrically adjustable steering
JP5683876B2 (ja) ステアバイワイヤー装置
JP2017081515A (ja) 車両のステアリング装置
JP2007083992A (ja) 電動チルトテレスコステアリングコラム装置
WO2020240763A1 (ja) 車両用電動パワーステアリング装置
JP2008024243A (ja) 電動テレスコ調整式ステアリング装置
JP2010083392A (ja) 電動式テレスコピックステアリング装置
US20220161842A1 (en) Axially adjustable steering column assembly
US11390313B2 (en) Electrically adjustable steering column
JP2023104296A (ja) ステアリング装置及びステアバイワイヤ方式のステアリングシステム
GB2170455A (en) Steering front and rear wheels of a vehicle
JP7314703B2 (ja) 車両用操向装置
JP2021075228A (ja) 車両用ステアリング操作装置
JP2010214986A (ja) サスペンション構造、及びトー角変化調整方法
JP7405703B2 (ja) ステアリングコラム装置
CN115884912A (zh) 转向柱装置
JP2008007035A (ja) 電動テレスコ調整式ステアリング装置
JP4792827B2 (ja) ステアリング装置
JP4483459B2 (ja) 電動式ステアリングコラム装置
JP2007269063A (ja) 車両の動力伝達装置、操舵装置、及び車輪支持装置
JP2023007715A (ja) ステアリングコラム装置
JP5233246B2 (ja) 電動テレスコ調整式ステアリング装置
CN215706609U (zh) 用于线控式转向装置的可调节转向柱组件
JP2023004690A (ja) ステアリングコラム装置およびステアリングコラム装置の制御方法
JP2023009856A (ja) 操舵装置