JP2023098225A - 端末装置のためのコンピュータプログラム、端末装置、及び、端末装置によって実行される方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】端末装置は、ラベルファイルと、第１のデータベースファイルと、を関連付けるための第１のデータ関連指示を取得し、ラベルファイルと、第２のデータベースファイルと、を関連付けるための第２のデータ関連指示を取得する。端末装置は、第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示が取得される場合に、ラベルファイルと第３のデータベースファイルとの関連付けを示すデータ関連情報を記憶する。端末装置は、データ関連情報を記憶している状態において、印刷指示を取得する場合に、ラベルファイルと、ラベルファイルに関連付けられている第３のデータベースファイルと、を利用して、１個以上のラベル画像に対応する１個以上の印刷データを生成し、１個以上の印刷データをラベルプリンタに送信する。【選択図】図６

Description

本明細書では、ラベルプリンタに印刷を実行させる端末装置に関する技術を開示する。

特許文献１には、印刷装置とパーソナルコンピュータとを備えるシステムが開示されている。パーソナルコンピュータは、データベースに接続されている状態において、作業領域内のオブジェクトと、データベース内のフィールド名と、を関連付けて記憶する。この状態において、パーソナルコンピュータは、印刷実行の指示を取得すると、データベース内のフィールド名に対応するテキストがオブジェクト内に配置されているラベルの印刷を実行する。

特開２００６－２６８３８８号公報

本明細書では、ユーザの利便性を向上させることができる技術を提供する。

本明細書で開示するコンピュータプログラムは、端末装置のためのコンピュータプログラムであって、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、ラベル画像を表わす印刷データを生成するためのテンプレートであるラベルファイルと、第１のデータベースファイルと、を関連付けるための第１のデータ関連指示を取得する第１の取得部であって、前記第１のデータベースファイルは、Ｍ１個（Ｍ１は１以上の整数）のテキストを含む、前記第１の取得部と、前記ラベルファイルと、前記第１のデータベースファイルとは異なる第２のデータベースファイルと、を関連付けるための第２のデータ関連指示を取得する第２の取得部であって、前記第２のデータベースファイルは、Ｍ２個（Ｍ２は１以上の整数）のテキストを含む、前記第２の取得部と、前記第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと第３のデータベースファイルとの関連付けを示すデータ関連情報を前記端末装置のメモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキストと、前記第２のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ２個のテキストと、を含む、前記第１の記憶制御部と、前記データ関連情報が前記メモリに記憶されている状態において、前記ラベルファイルを利用した印刷指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと、前記ラベルファイルに関連付けられている前記第３のデータベースファイルと、を利用して、１個以上のラベル画像に対応する１個以上の印刷データを生成する生成部であって、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第３のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキスト及び前記Ｍ２個のテキストのうちの１個以上のテキストを含む、前記生成部と、前記１個以上の印刷データをラベルプリンタに送信する送信部と、として機能させてもよい。

上記の構成によると、端末装置は、第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示を取得する場合に、ラベルファイルと第３のデータベースファイルとの関連付けを示すデータ関連情報を端末装置のメモリに記憶させる。第３のデータベースファイルは、第１のデータベースファイルに含まれるＭ１個のテキストと、第２のデータベースファイルに含まれるＭ２個のテキストと、を含む。従って、ユーザは、ラベルファイルと第３のデータベースファイルとを利用して、第１及び第２のデータベースファイルに含まれる各テキストを含む各ラベル画像の印刷をラベルプリンタに実行させることができる。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。

上記のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体、当該コンピュータプログラムによって実現される端末装置、及び、当該端末装置によって実行される方法も新規で有用である。また、端末装置とラベルプリンタとを含む通信システムも、新規で有用である。

通信システムの構成を示す。 第１実施例において、第１画像シートに示されるラベル画像が印刷されるケースＡのシーケンス図を示す。 図２の続きのシーケンス図を示す。 第１実施例において、第２画像シートに示されるラベル画像が印刷されるケースＢのシーケンス図を示す。 図４の続きのシーケンス図を示す。 第２実施例において、第１画像シートに示されるラベル画像が印刷されるケースＣのシーケンス図を示す。 第２実施例において、第２画像シートに示されるラベル画像が印刷されるケースＤのシーケンス図を示す。 第３実施例において、カラープレビュー画像シートに示されるラベル画像が印刷されるケースＥのシーケンス図を示す。 図８の続きのシーケンス図を示す。 図９の続きのシーケンス図を示す。 第３実施例において、モノクロプレビュー画像シートに示されるラベル画像が印刷されるケースＦのシーケンス図を示す。

（第１実施例）
（通信システム２の構成：図１）
図１に示されるように、通信システム２は、携帯端末１０と、ラベルプリンタ５０と、を備える。携帯端末１０及びラベルプリンタ５０は、ＡＰ（Access pointの略）４との無線接続を確立している。携帯端末１０、及び、ラベルプリンタ５０は、ＡＰ４を介して相互に通信可能である。

本実施例では、ユーザが、携帯端末１０及びラベルプリンタ５０を利用して、管理対象物に貼り付けられるラベルを生成することを実現する。ラベルは、ラベルプリンタ５０が粘着性を有するテープにラベル画像を印刷することによって生成される。携帯端末１０は、ラベル画像に対応する印刷データを生成し、生成済みの印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。

（携帯端末１０の構成）
携帯端末１０は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ、ノートＰＣ、タブレットＰＣ、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末１０は、表示部１２と、無線ＬＡＮインターフェース（以下ではインターフェースを「Ｉ／Ｆ」と記載する）１４と、制御部２０と、を備える。

表示部１２は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部１２は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。従って、ユーザは、表示部１２に表示された複数のキーを操作することによって、様々な指示を携帯端末１０に入力することができる。即ち、表示部１２は、操作部としても機能する。

無線ＬＡＮＩ／Ｆ１４は、Ｗｉ－Ｆｉ方式に従ったＷｉ－Ｆｉ通信を実行するためのＩ／Ｆであり、ＡＰ４との無線接続を確立している。Ｗｉ－Ｆｉ方式は、例えば、ＩＥＥＥ（The Institute of Electrical and Electronics Engineers、 Inc.の略）の８０２．１１の規格、及び、それに準ずる規格（例えば、８０２．１１ａ、１１ｂ、１１ｇ、１１ｎ、１１ａｃ等）に基づく無線通信方式である。

制御部２０は、ＣＰＵ２２と、メモリ２４と、を備える。メモリ２４は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。ＣＰＵ２２は、メモリ２４に格納されているＯＳ（Operating Systemの略）プログラム２８、印刷アプリケーション３０等に従って、様々な処理を実行する。ＯＳプログラム２８は、携帯端末１０の種々の基本的な動作を制御するためのプログラムである。印刷アプリケーション３０は、ラベルプリンタ５０のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末１０にインストールされる。印刷アプリケーション３０は、携帯端末１０を利用して、ラベルプリンタ５０にラベルを印刷させたりするためのアプリケーションである。以下では、アプリケーションのことを「アプリ」と記載することがある。

メモリ２４は、さらに、ｃｓｖファイルＣＦ１、ＣＦ２を記憶している。ｃｓｖファイルは、複数のテキストをカンマで区切ったテキストファイルである。図１では、ｃｓｖファイルＣＦ１、ＣＦ２内に記述されている複数個のテキストが表形式で示されている。ｃｓｖファイルＣＦ１、ＣＦ２の１行目（即ち一番上の行）には、フィールド名が記述されている。ｃｓｖファイルＣＦ１では、フィールド名「ユーザ名」に対応するテキストと、フィールド名「年齢」に対応するテキストと、がそれぞれ列方向（縦方向）に並んでいる。ｃｓｖファイルＣＦ１は、４個のテキスト「Ｕ１」、「Ｕ２」、「３０」、「４０」を含んでいる。ｃｓｖファイルＣＦ２では、フィールド名「住所」に対応するテキストと、フィールド名「性別」に対応するテキストと、それぞれが列方向に並んでいる。ｃｓｖファイルＣＦ２は、４個のテキスト「ＡＤ１」、「ＡＤ２」、「男」、「女」を含んでいる。

メモリ２４は、さらに、ラベル画像を表わす印刷データを生成するためのテンプレートであるラベルファイルＬＦ１を記憶し得る。ラベルファイルＬＦ１には、複数個のオブジェクトテーブルＯＴと、ｃｓｖ情報ＣＩと、が書き込まれ得る。オブジェクトテーブルＯＴでは、オブジェクト名と、フィールド名と、が関連付けられている。オブジェクト名は、後述するオブジェクト領域を識別するための情報である。ｃｓｖ情報ＣＩは、ラベルファイルＬＦ１に関連付けられているｃｓｖファイルを示す情報である。

（ラベルプリンタ５０の構成）
ラベルプリンタ５０は、表示部５２と、印刷実行部５４と、無線ＬＡＮＩ／Ｆ５６と、制御部６０と、を備える。

表示部５２は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部５４は、いわゆる熱転写方式の印刷機構であり、ラベル画像をラベルテープに転写することによってラベルを生成する。印刷実行部５４には、１個のラベルテープが着脱可能に装着されている。変形例では、印刷実行部５４は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構でもよい。無線ＬＡＮＩ／Ｆ５６は、上述した無線ＬＡＮＩ／Ｆ１４と同様である。

制御部６０は、ＣＰＵ６２と、メモリ６４と、を備える。ＣＰＵ６２は、メモリ６４に格納されているプログラム７０に従って、様々な処理を実行する。メモリ６４は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。

（具体的なケース；図２～図６）
図２～図６を参照して、本実施例の通信システム２によって実現される具体的なケースＡ、ケースＢについて説明する。以下では、理解の容易化のために、各デバイス１０、５０のＣＰＵ２２、６２が実行する動作を、ＣＰＵを主体として記載せずに、デバイス（即ち、携帯端末１０、ラベルプリンタ５０）を主体として記載する。

（ケースＡ；図２、図３）
図２、図３を参照して、ｃｓｖファイルＣＦ１（図１参照）を利用して、ラベルＬＢ１、ＬＢ２（図３参照）が印刷されるケースＡについて説明する。ケースＡの初期状態では、メモリ２４にラベルファイルＬＦ１が記憶されている。ラベルファイルＬＦ１のｃｓｖ情報ＣＩは空の状態である。

携帯端末１０は、印刷アプリ３０を起動するためのアプリ起動操作を受け付けると、印刷アプリ３０に従って以下の各処理を実行する。まず、携帯端末１０は、ラベルファイルＬＦ１を開くための操作を受付けると、第１トップ画面２００を表示部１２に表示する。第１トップ画面２００は、閉じるボタンＢ１と保存ボタンＢ２と印刷ボタンＢ３とデータボタンＢ４とメニューボタンＢ５と追加ボタンＢ６と第１画像シートＳＴ１と第１シートタブＴＢ１とを含む。閉じるボタンＢ１は、印刷アプリ３０を終了させるためのボタンである。保存ボタンＢ２は、ラベルファイルＬＦ１を保存するためのボタンである。印刷ボタンＢ３は、ラベル印刷処理を実行するためのボタンである。データボタンＢ４は、オブジェクト領域とフィールド名とを関連付けるための第１オブジェクト画面２０２（図３参照）を表示させるためのボタンである。メニューボタンＢ５は、複数個のメニューを表示させるためのボタンである。追加ボタンＢ６は、画像シートを追加するためのボタンである。第１画像シートＳＴ１は、ラベルプリンタ５０によって印刷されるラベル画像に対応する領域である。

携帯端末１０は、Ｔ１０において、メニューボタンＢ５の選択を受付けると、第１メニュー画面ＭＳ１を第１トップ画面２００上に表示する。第１メニュー画面ＭＳ１は、新規接続ボタンＭＢ１と切断ボタンＭＢ２と生成ボタンＭＢ３とを含む。新規接続ボタンＭＢ１は、新たなｃｓｖファイルを開くと共に、当該ｃｓｖファイルと、現在選択されている画像シートと、を関連付けるためのボタンである。切断ボタンＭＢ２は、ｃｓｖファイルと、現在選択されている画像シートと、の関連付けを解除するためのボタンである。生成ボタンＭＢ３は、オブジェクト領域を生成するためのボタンである。オブジェクト領域は、印刷対象のテキストが配置されるべき領域である。なお、本実施例では、１個の画像シートは、１個のｃｓｖファイルとのみ関連付けることができる。

携帯端末１０は、Ｔ１２において、生成ボタンＭＢ３の選択を受付ける。そして、携帯端末１０は、新たなオブジェクト領域ＯＢ１を配置する領域が指定され、新たなオブジェクト領域ＯＢ１のオブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」の入力を受付けると、第１トップ画面２００の第１画像シートＳＴ１内にオブジェクト領域ＯＢ１を表示する。本実施例では、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」がオブジェクト領域ＯＢ１に表示されているが、オブジェクト名と異なるテキストがオブジェクト領域ＯＢ１に表示されてもよい。携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１に対応する第１オブジェクトテーブルＯＴ１を生成し、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」を第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶する。この時点において、第１オブジェクトテーブルＯＴ１において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」には、フィールド名が関連付けられていない。

携帯端末１０は、Ｔ１４において、メニューボタンＢ５の選択を受付け、生成ボタンＭＢ３の選択を受付ける。そして、携帯端末１０は、新たなオブジェクト領域ＯＢ２を配置する領域が指定され、新たなオブジェクト領域ＯＢ２のオブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」の入力を受付けると、第１トップ画面２００の第１画像シートＳＴ１内にオブジェクト領域ＯＢ２を表示する。携帯端末１０は、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」を第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶する。この時点において、第１オブジェクトテーブルＯＴ１において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」、「Ｔｅｘｔ２」には、フィールド名が関連付けられていない。

携帯端末１０は、Ｔ２０において、メニューボタンＢ５の選択を受付け、新規接続ボタンＭＢ１の選択を受付け、ｃｓｖファイルＣＦ１の選択を受付けると、図３の第１トップ画面２００上にｃｓｖファイルＣＦ１を表形式で表示する。また、携帯端末１０は、ラベルファイルＬＦ１（詳細には第１画像シートＳＴ１）とｃｓｖファイルＣＦ１とを関連付けるための第１の接続指示が取得されたと判断し、第１画像シートＳＴ１のシート名「ｓｈｅｅｔ１」と、ｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」と、を関連付けてｃｓｖ情報ＣＩに記憶する。これにより、第１画像シートＳＴ１とｃｓｖファイルＣＦ１とが関連付けられると共に、ラベルファイルＬＦ１とｃｓｖファイルＣＦ１とが関連付けられる。

携帯端末１０は、Ｔ２２において、データボタンＢ４の選択を受付けると、第１オブジェクト画面２０２を表示部１２に表示する。第１オブジェクト画面２０２では、第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶されているオブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」、「Ｔｅｘｔ２」のそれぞれに、フィールド名設定欄が対応付けられている。本ケースにおいて、ユーザは、フィールド名設定欄を操作することによって、ｃｓｖファイルＣＦ１内のフィールド名「ユーザ名」、「年齢」を選択することができる。第１オブジェクト画面２０２は、さらに、ＯＫボタンＢ７とキャンセルボタンＢ８とを含む。携帯端末１０は、Ｔ２４において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」に関連付けるフィールド名としてフィールド名「ユーザ名」が選択され、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」に関連付けるフィールド名としてフィールド名「年齢」が選択される操作を受付けると、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」に対応するフィールド名に「ユーザ名」を表示し、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」に対応するフィールド名に「年齢」を表示する。携帯端末１０は、Ｔ２６において、ＯＫボタンＢ７の選択を受付けると、第１オブジェクトテーブルＯＴ１において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」に関連付けられているフィールド名に「ユーザ名」を記憶すると共に、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」に関連付けられているフィールド名に「年齢」を記憶する。これにより、オブジェクト領域ＯＢ１とフィールド名「ユーザ名」との第１のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶されると共に、オブジェクト領域ＯＢ２とフィールド名「年齢」との第２のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶される。また、携帯端末１０は、フィールド名「ユーザ名」に対応するテキスト「Ｕ１」を第１画像シートＳＴ１内のオブジェクト領域ＯＢ１に表示すると共に、フィールド名「年齢」に対応するテキスト「３０」を第１画像シートＳＴ１内のオブジェクト領域ＯＢ２に表示する。

携帯端末１０は、Ｔ３０において、印刷ボタンＢ３の選択を受付けると、印刷指示を取得したと判断し、ラベル印刷処理を実行する。携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１と、第１画像シートＳＴ１に関連付けられているｃｓｖファイルＣＦ１と、を利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、第１画像シートＳＴ１に含まれるオブジェクト領域ＯＢ１に配置されており、フィールド名「ユーザ名」に関連付けられているテキスト（「Ｕ１」、「Ｕ２」）と、第１画像シートＳＴ１に含まれるオブジェクト領域ＯＢ２に配置されており、フィールド名「年齢」に関連付けられているテキスト（「３０」、「４０」）と、を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ１、ＬＢ２の印刷を実行する。ラベルＬＢ１には、テキスト「Ｕ１」及び「３０」が印刷されており、ラベルＬＢ２には、テキスト「Ｕ２」及び「４０」が印刷されている。なお、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ１の一部を印刷すべき範囲として選択することができる。例えば、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目のみを印刷すべき範囲として選択することができる。この場合、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目に記述されているテキスト「Ｕ１」及び「３０」を含むラベルＬＢ１のみが印刷される。

（ケースＢ；図４、図５）
続いて、図４、図５を参照して、ｃｓｖファイルＣＦ２（図１参照）を利用して、ラベルＬＢ１１、ＬＢ１２（図５参照）が印刷されるケースＢについて説明する。ケースＢの初期状態は、ケースＡ（図２、図３参照）の後の状態である。即ち、シート名「ｓｈｅｅｔ１」とｃｓｖファイル名「ｃｓｖ１」とが関連付けてｃｓｖ情報ＣＩに記憶されている。また、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」とフィールド名「ユーザ名」とが関連付けて第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶されていると共に、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」とフィールド名「年齢」とが関連付けて第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶されている。

携帯端末１０は、Ｔ１１０において、追加ボタンＢ６の選択を受付けると、第２画像シートＳＴ２を含む第２トップ画面２０４を表示部１２に表示する。第２トップ画面２０４は、第２画像シートＳＴ２及び第２シートタブＴＢ２を含む点を除いて、図３の第１トップ画面２００と同様である。なお、以下では、選択中の画像シートを白抜きで表し、選択中ではない画像シートをグレーアウトで表す。即ち、第２トップ画面２０４では、第２画像シートＳＴ２が選択されている。

携帯端末１０は、Ｔ１１２において、メニューボタンＢ５の選択を受付けると、第２メニュー画面ＭＳ２を第２トップ画面２０４上に表示する。第２メニュー画面ＭＳ２は、既存ファイル接続ボタンＭＢ４を含む点を除いて、第１メニュー画面ＭＳ１（図２参照）と同様である。既存ファイル接続ボタンＭＢ４は、ｃｓｖ情報ＣＩ内に１個以上のｃｓｖファイル名が記憶されている場合、即ち、ラベルファイルＬＦ１と、１個以上のｃｓｖファイルと、が関連付けられている場合に表示される。本ケースでは、ｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」がｃｓｖ情報ＣＩに記憶されているために、第２メニュー画面ＭＳ２が既存ファイル接続ボタンＭＢ４を含む。ユーザは、既存ファイル接続ボタンＭＢ４を選択することによって、現在選択されている画像シート（例えば第２画像シートＳＴ２）と、ｃｓｖ情報ＣＩに記憶されているファイル名に対応するｃｓｖファイル（例えばｃｓｖファイルＣＦ１）と、を関連付けることができる。

携帯端末１０は、Ｔ１１４において、生成ボタンＭＢ３の選択を受付ける。そして、携帯端末１０は、新たなオブジェクト領域ＯＢ３を配置する領域が指定され、新たなオブジェクト領域ＯＢ３のオブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」の入力を受付けると、第２トップ画面２０４の第２画像シートＳＴ２内にオブジェクト領域ＯＢ３を表示する。また、携帯端末１０は、第２画像シートＳＴ２に対応する第２オブジェクトテーブルＯＴ２を生成し、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」を第２オブジェクトテーブルＯＴ２に記憶する。この時点において、第２オブジェクトテーブルＯＴ２において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」には、フィールド名が関連付けられていない。

携帯端末１０は、Ｔ１２０において、メニューボタンＢ５の選択を受付け、新規接続ボタンＭＢ１の選択を受付け、ｃｓｖファイルＣＦ２の選択を受付けると、図５の第２トップ画面２０４上にｃｓｖファイルＣＦ２を表形式で表示する。また、携帯端末１０は、ラベルファイルＬＦ１（詳細には第２画像シートＳＴ２）とｃｓｖファイルＣＦ２とを関連付けるための第２の接続指示が取得されたと判断し、第２画像シートＳＴ２のシート名「ｓｈｅｅｔ２」と、ｃｓｖファイルＣＦ２のファイル名「ｃｓｖ２」と、を関連付けてｃｓｖ情報ＣＩに記憶する。これにより、第２画像シートＳＴ２とｃｓｖファイルＣＦ２とが関連付けられると共に、ラベルファイルＬＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２とが関連付けられる。即ち、ラベルファイルＬＦ１に、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２が関連付けられる。以下では、２個以上のｃｓｖファイルがラベルファイルＬＦ１に関連付けられている状態において、当該２個以上のｃｓｖファイルを総称して、「関連ｃｓｖファイル」と記載することがある。

携帯端末１０は、Ｔ１２２において、データボタンＢ４の選択を受付けると、第２オブジェクト画面２０６を表示部１２に表示する。第２オブジェクト画面２０６では、第２オブジェクトテーブルＯＴ２に記憶されているオブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」に、フィールド名設定欄が対応付けられている。本ケースにおいて、ユーザは、フィールド名設定欄を操作することによって、ｃｓｖファイルＣＦ２内のフィールド名「住所」、「性別」を選択することができる。携帯端末１０は、Ｔ１２４において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」に関連付けるフィールド名としてフィールド名「住所」が選択される操作を受付けると、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」に対応するフィールド名に「住所」を表示する。携帯端末１０は、Ｔ１２６において、ＯＫボタンＢ７の選択を受付けると、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」とフィールド名「住所」とを関連付けるための第３のオブジェクト接続指示が取得されたと判断し、第２オブジェクトテーブルＯＴ２において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」に関連付けられているフィールド名に「住所」を記憶する。これにより、オブジェクト領域ＯＢ３とフィールド名「住所」との第３のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶される。また、携帯端末１０は、フィールド名「住所」に対応するテキスト「ＡＤ１」を第２画像シートＳＴ２内のオブジェクト領域ＯＢ３に表示する。

携帯端末１０は、Ｔ１３０において、印刷ボタンＢ３の選択を受付けると、印刷指示を取得したと判断し、ラベル印刷処理を実行する。携帯端末１０は、選択中の第２画像シートＳＴ２と、第２画像シートＳＴ２に関連付けられているｃｓｖファイルＣＦ２と、を利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、第２画像シートＳＴ２に含まれるオブジェクト領域ＯＢ３に配置されており、フィールド名「住所」に関連付けられているテキスト（「ＡＤ１」、「ＡＤ２」）を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ１１、ＬＢ１２の印刷を実行する。ラベルＬＢ１１には、テキスト「ＡＤ１」が印刷されており、ラベルＬＢ２には、テキスト「ＡＤ２」が印刷されている。なお、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ２の一部を印刷すべき範囲として選択することができる。例えば、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目のみを印刷すべき範囲として選択することができる。この場合、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目に記述されているテキスト「ＡＤ１」を含むラベルＬＢ１１のみが印刷される。

（本実施例の効果）
上記の構成によると、携帯端末１０は、第１の接続指示及び第２の接続指示を取得する場合（図２のＴ２０、図４のＴ１２０）に、ラベルファイルＬＦ１と関連ｃｓｖファイル（ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）との関連付けを示すｃｓｖ情報ＣＩ（ｃｓｖ１、ｃｓｖ２）を携帯端末１０のメモリ２４に記憶させる（図２のＴ２０、図４のＴ１２０）。関連ｃｓｖファイルは、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれる４個のテキストと、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれる４個のテキストと、を含む。従って、ユーザは、ラベルファイルＬＦ１と、関連ｃｓｖファイルと、を利用して、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２に含まれる各テキストを含む各ラベル画像の印刷をラベルプリンタ５０に実行させることができる（図５のＴ１３０）。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。

（ケースＡの効果）
図５に示すように、ｃｓｖ情報ＣＩは、第１画像シートＳＴ１とｃｓｖファイルＣＦ１との関連付け（ｓｈｅｅｔ１－ｃｓｖ１）を示すと共に、第２画像シートＳＴ２とｃｓｖファイルＣＦ２との関連付け（ｓｈｅｅｔ２－ｃｓｖ２）を示す。携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１が選択されている状態において、第１画像シートＳＴ１に含まれるオブジェクト領域ＯＢ１（図３参照）と、第１画像シートＳＴ１に関連付けられているｃｓｖファイルＣＦ１（図３参照）と、を利用して、ｃｓｖファイルＣＦ１内のテキストを含むラベル画像をラベルプリンタ５０に印刷させることができる。また、携帯端末１０は、第２画像シートＳＴ２が選択されている状態において、第２画像シートＳＴ２に含まれるオブジェクト領域ＯＢ３と、第２画像シートＳＴ２に関連付けられているｃｓｖファイルＣＦ２と、を利用して、ｃｓｖファイルＣＦ２内のテキストを含むラベル画像をラベルプリンタ５０に印刷させることができる（Ｔ１３０）。このような構成によると、ユーザは、選択されている画像シートを切替えることによって、ラベル画像の印刷に利用されるｃｓｖファイルを容易に切替えることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。

（対応関係）
第１の接続指示、第２の接続指示が、それぞれ、「第１のデータ関連指示」、「第２のデータ関連指示」の一例である。ｃｓｖファイルＣＦ１、ｃｓｖファイルＣＦ２が、それぞれ、「第１のデータベースファイル」、「第２のデータベースファイル」の一例である。関連ｃｓｖファイルが、「第３のデータベースファイル」の一例である。ｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」及びｃｓｖファイルＣＦ２のファイル名「ｃｓｖ２」を含むｃｓｖ情報ＣＩが、「データ関連情報」の一例である。

第１画像シートＳＴ１、第２画像シートＳＴ２が、それぞれ、「第１のシート」、「第２のシート」の一例である。ｃｓｖファイルＣＦ１の「ユーザ名」が、「第１のフィールド名」の一例である。第１画像シートＳＴ１のオブジェクト領域ＯＢ１が、「第１のオブジェクト領域」の一例である。ｃｓｖファイルＣＦ２の「住所」が、「第２のフィールド名」の一例である。第２画像シートＳＴ２のオブジェクト領域ＯＢ３が、「第２のオブジェクト領域」の一例である。

図２のＴ２０が、「第１の取得部」によって実行される処理の一例である。図４のＴ１２０が、「第２の取得部」によって実行される処理の一例である。図２のＴ２０及び図４のＴ１２０の後に実行される処理が、「第１の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。図５のＴ１３０の後に実行される処理が、「生成部」及び「送信部」によって実行される処理の一例である。

（第２実施例）
第２実施例の通信システム２について説明する。第１実施例の携帯端末１０は、複数の画像シートのそれぞれに対して、異なるｃｓｖファイルを関連付けることができる。本実施例の携帯端末１０は、複数の画像シートのそれぞれに対して、同じｃｓｖファイルを関連付ける点が第１実施例の携帯端末１０と異なる。本実施例では、携帯端末１０のｃｓｖ情報ＣＩは、画像シートのシート名を含まず、ｃｓｖファイルのファイル名のみを含む。

（具体的なケース；図６、図７）
図６、図７を参照して、本実施例の通信システム２によって実現される具体的なケースＣ、ケースＤについて説明する。

（ケースＣ；図６）
図６を参照して、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２（図１参照）を利用して、ラベルＬＢ２１、ＬＢ２２が印刷されるケースＣについて説明する。ケースＣの初期状態は、ケースＡ（図２、図３参照）の後の状態である。即ち、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」とフィールド名「ユーザ名」とが関連付けて第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶されていると共に、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」とフィールド名「年齢」とが関連付けて第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶されている。上述のように、携帯端末１０のｃｓｖ情報ＣＩは、画像シートのシート名を含まず、ｃｓｖファイルのファイル名のみを含む。このため、ケースＣの初期状態において、ｃｓｖ情報ＣＩには、ｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」のみが記憶されている。また、携帯端末１０の表示部１２には、第１トップ画面２１０が表示されている。第１トップ画面２１０は、ケースＡの最後の第１トップ画面２００（図３参照）と同様である。

携帯端末１０は、Ｔ２１０において、メニューボタンＢ５の選択を受付けると、第３メニュー画面ＭＳ３を第１トップ画面２１０上に表示する。第３メニュー画面ＭＳ３は、連結ボタンＭＢ５を含む点を除いて、第１メニュー画面ＭＳ１（図２参照）と同様である。連結ボタンＭＢ５は、ｃｓｖ情報ＣＩ内に１個以上のｃｓｖファイル名が記憶されている場合、即ち、ラベルファイルＬＦ１と１個以上のｃｓｖファイルとが関連付けられている場合に表示される。本ケースでは、ｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」がｃｓｖ情報ＣＩに記憶されているために、第３メニュー画面ＭＳ３が連結ボタンＭＢ５を含む。連結ボタンＭＢ５は、ラベルファイルＬＦ１に関連付けられているｃｓｖファイルとの関連付けを解除することなく、ラベルファイルＬＦ１と新たなｃｓｖファイルとを関連付けるためのボタンである。

携帯端末１０は、Ｔ２１２において、連結ボタンＭＢ５の選択を受付け、ｃｓｖファイルＣＦ２の選択を受付けると、第１トップ画面２１０上にｃｓｖファイルＣＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２とを仮想的に組み合わせた仮想ｃｓｖファイルＣＦ３を表形式で表示する。また、携帯端末１０は、ラベルファイルＬＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２とを関連付けるための第３の接続指示が取得されたと判断し、ｃｓｖファイルＣＦ２のファイル名「ｃｓｖ２」をｃｓｖ情報ＣＩに記憶する。これにより、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２を含む関連ｃｓｖファイルが、ラベルファイルＬＦ１に関連付けられる。この状態において、関連ｃｓｖファイル（ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）は、第１画像シートＳＴ１に関連付けられている。

携帯端末１０は、Ｔ２１４において、データボタンＢ４の選択を受付けると、オブジェクト画面（図示省略）を表示部１２に表示する。本ケースにおいて、ユーザは、フィールド名設定欄を操作することによって、ｃｓｖファイルＣＦ１内の「ユーザ名」、「年齢」、及び、ｃｓｖファイルＣＦ２内のフィールド名「住所」、「性別」を選択することができる。携帯端末１０は、Ｔ２１４において、さらに、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」に関連付けるフィールド名としてフィールド名「ユーザ名」が選択され、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」に関連付けるフィールド名としてフィールド名「性別」が選択される操作を受付け、ＯＫボタンＢ７の選択を受付けると、第１オブジェクトテーブルＯＴ１において、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」に関連付けられているフィールド名に「ユーザ名」を記憶すると共に、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」に関連付けられているフィールド名に「性別」を記憶する。これにより、オブジェクト領域ＯＢ１とフィールド名「ユーザ名」との第１のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶されると共に、オブジェクト領域ＯＢ２とフィールド名「年齢」との第４のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶される。また、携帯端末１０は、フィールド名「ユーザ名」に対応するテキスト「Ｕ１」を第１画像シートＳＴ１上のオブジェクト領域ＯＢ１に表示すると共に、フィールド名「性別」に対応するテキスト「男」を第１画像シートＳＴ１上のオブジェクト領域ＯＢ２に表示する。

携帯端末１０は、Ｔ２２０において、印刷ボタンＢ３の選択を受付けると、印刷指示を取得したと判断し、ラベル印刷処理を実行する。携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１と、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３（詳細にはｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）と、を利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、第１画像シートＳＴ１に含まれるオブジェクト領域ＯＢ１に配置されており、フィールド名「ユーザ名」に関連付けられているテキスト（「Ｕ１」、「Ｕ２」）と、第１画像シートＳＴ１に含まれるオブジェクト領域ＯＢ２に配置されており、フィールド名「性別」に関連付けられているテキスト（「男」、「女」）と、を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ２１、ＬＢ２２の印刷を実行する。ラベルＬＢ２１には、テキスト「Ｕ１」及び「男」が印刷されており、ラベルＬＢ２２には、テキスト「Ｕ２」及び「女」が印刷されている。なお、ユーザは、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３の一部を印刷すべき範囲として選択することができる。

（ケースＤ；図７）
図７を参照して、ｃｓｖファイルＣＦ２を利用して、ラベルＬＢ３１、ＬＢ３２が印刷されるケースＤについて説明する。ケースＤの初期状態は、ケースＣ（図６参照）の後の状態である。即ち、ｃｓｖファイル名「ｃｓｖ１」がｃｓｖ情報ＣＩに記憶されている。また、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ１」とフィールド名「ユーザ名」とが関連付けて第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶されていると共に、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ２」とフィールド名「性別」とが関連付けて第１オブジェクトテーブルＯＴ１（図６参照）に記憶されている。

携帯端末１０は、Ｔ３１０において、追加ボタンＢ６の選択を受付けると、第２画像シートＳＴ２を含む第２トップ画面２１４を表示部１２に表示する。第２トップ画面２１４は、第２画像シートＳＴ２及び第２シートタブＴＢ２を含む点を除いて、第１トップ画面２１０と同様である。本実施例では、関連ｃｓｖファイル（ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）がラベルファイルＬＦ１に関連付けられているために、関連ｃｓｖファイル（ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）と、第２画像シートＳＴ２と、が関連付けられる。Ｔ３１２は、図４のＴ１１２、Ｔ１１４と同様である。これにより、第２トップ画面２１４の第２画像シートＳＴ２内にオブジェクト領域ＯＢ３が生成される。また、携帯端末１０は、第２画像シートＳＴ２に対応する第２オブジェクトテーブルＯＴ２を生成する。

携帯端末１０は、Ｔ３１４において、データボタンＢ４の選択を受付け、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」に関連付けるフィールド名としてフィールド名「住所」が選択される操作を受付け、ＯＫボタンＢ７の選択を受付ける。携帯端末１０は、第２オブジェクトテーブルＯＴ２において、フィールド名に「住所」をオブジェクト名「Ｔｅｘｔ３」に関連付けて記憶する。これにより、オブジェクト領域ＯＢ３とフィールド名「住所」との第３のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶される。また、携帯端末１０は、フィールド名「住所」に対応するテキスト「ＡＤ１」を第２画像シートＳＴ２内のオブジェクト領域ＯＢ３に表示する。

携帯端末１０は、Ｔ３２０において、印刷ボタンＢ３の選択を受付けると、印刷指示を取得したと判断し、ラベル印刷処理を実行する。携帯端末１０は、第２画像シートＳＴ２と、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３（詳細にはｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）と、を利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、第２画像シートＳＴ２に含まれるオブジェクト領域ＯＢ３に配置されており、フィールド名「住所」に関連付けられているテキスト（「ＡＤ１」、「ＡＤ２」）を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ３１、ＬＢ３２の印刷を実行する。ラベルＬＢ３１には、テキスト「ＡＤ１」が印刷されており、ラベルＬＢ３２には、テキスト「ＡＤ２」が印刷されている。なお、ユーザは、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３の一部を印刷すべき範囲として選択することができる。例えば、ユーザは、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３内の２行目のみを印刷すべき範囲として選択することができる。この場合、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３内の２行目に記述されているテキスト「ＡＤ１」を含むラベルＬＢ３１のみが印刷される。

（本実施例の効果）
上記の構成によると、携帯端末１０は、第１の接続指示及び第３の接続指示を取得する場合（図２のＴ２０、図６のＴ２１２）、に、ラベルファイルＬＦ１と関連ｃｓｖファイル（ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）との関連付けを示すｃｓｖ情報ＣＩ（ｃｓｖ１、ｃｓｖ２）を携帯端末１０のメモリ２４に記憶させる（図２のＴ２０、図６のＴ２１２）。関連ｃｓｖファイルは、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれる４個のテキストと、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれる４個のテキストと、を含む。従って、ユーザは、ラベルファイルＬＦ１と、関連ｃｓｖファイルと、を利用して、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２に含まれる各テキストを含む各ラベル画像の印刷をラベルプリンタ５０に実行させることができる（図６のＴ２２０、図７のＴ３２０）。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。

図７のケースＤに示されるように、第１画像シートＳＴ１には、ｃｓｖファイルＣＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２とが関連付けられている。そして、携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１に関連付けられている２個のｃｓｖファイルＣＦ１、ＣＦ２のうちの１個のｃｓｖファイルに含まれるテキストのみを含むラベル画像をラベルプリンタ５０に印刷させることができる（Ｔ３２０）。このような構成によると、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれるテキストと、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれるテキストと、を含むラベル画像のみをラベルプリンタ５０に印刷させることができる構成と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。

図６のケースＣに示されるように、第１画像シートＳＴ１には、ｃｓｖファイルＣＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２とが関連付けられている。そして、携帯端末１０は、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれるテキストと、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれるテキストと、を含むラベル画像をラベルプリンタ５０に印刷させることができる（Ｔ２２０）。このような構成によると、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれるテキストのみを含むラベル画像、又は、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれるテキストのみを含むラベル画像のみをラベルプリンタ５０に印刷させることができる構成と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。

図６のケースＣに示されるように、携帯端末１０は、第１の接続指示及び第３の接続指示を取得する場合（図２のＴ２０、図６のＴ２１２）に、ｃｓｖファイルＣＦ１の４個のテキストと、ｃｓｖファイルＣＦ２の４個のテキストと、を含む仮想ｃｓｖファイルＣＦ３を表示部１２に表示する。このような構成によると、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２を含む関連ｃｓｖファイルが、ラベルファイルＬＦ１に関連付けられていることを知ることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。

（対応関係）
第１の接続指示、第３の接続指示が、それぞれ、「第１のデータ関連指示」、「第２のデータ関連指示」の一例である。仮想ｃｓｖファイルＣＦ３が、「データベース関係情報」の一例である。

図２のＴ２０が、「第１の取得部」によって実行される処理の一例である。図６のＴ２１２が、「第２の取得部」によって実行される処理の一例である。図２のＴ２０及び図６のＴ２１２の後に実行される処理が、「第１の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。図６のＴ２２０の後に実行される処理が、「生成部」及び「送信部」によって実行される処理の一例である。

（第３実施例）
第３実施例の通信システム２について説明する。本実施例の携帯端末１０は、複数の画像シートのオブジェクト領域を１個のプレビュー画像シートに表示させることができる機能を有する点が、第１実施例及び第２実施例の携帯端末１０と異なる。

（具体的なケース；図８～図１１）
図８～図１１を参照して、本実施例の通信システム２によって実現される具体的なケースＥ、ケースＦについて説明する。

（ケースＥ；図８～図１０）
図８～図１０を参照して、異なる色を有する２個のテキストを含むラベルＬＢ４１～ＬＢ４４が印刷されるケースＥについて説明する。ケースＥの初期状態は、ケースＡ（図２、図３参照）の初期状態と同様である。また、黒色を有するテキストを印刷するためのラベルテープがラベルプリンタ５０の印刷実行部５４に装着されている。また、ケースＥの初期状態で表示されている第１トップ画面２２０は、ケースＡ（図２、図３参照）の初期状態で表示される第１トップ画面２００と同様である。

Ｔ４１０は、図２のＴ１０及びＴ１２と同様である。携帯端末１０は、オブジェクト領域ＯＢ４を配置する領域が指定され、オブジェクト領域ＯＢ４のオブジェクト名「Ｔｅｘｔ４」の入力を受付けると、第１トップ画面２２０の第１画像シートＳＴ１内にオブジェクト領域ＯＢ４を表示する。また、携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１に対応する第１オブジェクトテーブルＯＴ１を生成し、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ４」を第１オブジェクトテーブルＯＴ１に記憶する。Ｔ４１２は、図２のＴ２０と同様である。この場合、第１トップ画面２２０上にｃｓｖファイルＣＦ１が表形式で表示される。Ｔ４１４は、フィールド名「ユーザ名」がオブジェクト名「Ｔｅｘｔ４」に関連付けられる点を除いて、図３のＴ２２、Ｔ２４、及び、Ｔ２６と同様である。携帯端末１０は、第１オブジェクトテーブルＯＴ１において、フィールド名「ユーザ名」をオブジェクト名「Ｔｅｘｔ４」に関連付けて記憶する。これにより、オブジェクト領域ＯＢ４とフィールド名「ユーザ名」との第５のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶される。また、携帯端末１０は、フィールド名「ユーザ名」に対応するテキスト「Ｕ１」を第１画像シートＳＴ１内のオブジェクト領域ＯＢ４に表示する。

携帯端末１０は、Ｔ４２０において、追加ボタンＢ６の選択を受付けると、第２画像シートＳＴ２を含む第２トップ画面２２４を表示部１２に表示する。Ｔ４３０は、図４のＴ１１２及びＴ１１４と同様である。携帯端末１０は、オブジェクト領域ＯＢ５を配置する領域が指定され、オブジェクト領域ＯＢ５のオブジェクト名「Ｔｅｘｔ５」の入力を受付けると、第２トップ画面２２４の第２画像シートＳＴ２内にオブジェクト領域ＯＢ５を表示する。なお、本実施例では、オブジェクト領域ＯＢ５内のテキストは、第１画像シートＳＴ１のオブジェクト領域ＯＢ４（図８参照）内のテキストとは異なる色を有している。本実施例では、オブジェクト領域ＯＢ４（図８参照）内のテキストは、黒色を有しており、オブジェクト領域ＯＢ５内のテキストは、灰色を有している。また、携帯端末１０は、第２画像シートＳＴ２に対応する第２オブジェクトテーブルＯＴ２を生成し、オブジェクト名「Ｔｅｘｔ５」を第２オブジェクトテーブルＯＴ２に記憶する。Ｔ４３２は、図４のＴ１２０と同様である。この場合、第２トップ画面２２４上にｃｓｖファイルＣＦ２が表形式で表示される。Ｔ４３４は、フィールド名「住所」がオブジェクト名「Ｔｅｘｔ５」に関連付けられる点を除いて、図５のＴ１２２、Ｔ１２４、及び、Ｔ１２６と同様である。携帯端末１０は、第２オブジェクトテーブルＯＴ２において、フィールド名「住所」をオブジェクト名「Ｔｅｘｔ５」に関連付けて記憶する。これにより、オブジェクト領域ＯＢ５とフィールド名「住所」との第６のオブジェクト関連付けがメモリ２４に記憶される。また、携帯端末１０は、フィールド名「住所」に対応するテキスト「ＡＤ１」を第２画像シートＳＴ２内のオブジェクト領域ＯＢ５に表示する。

携帯端末１０は、Ｔ４４０において、印刷ボタンＢ３の選択を受付けると、図１０の印刷カラー選択画面ＰＳを第２トップ画面２２４上に表示する。印刷カラー選択画面ＰＳは、カラー印刷、及び、モノクロ印刷のうちのいずれを実行するのかを選択するための画面である。携帯端末１０は、Ｔ４４２において、印刷カラー選択画面ＰＳ上の「カラー」の選択を受付けると、カラープレビュー画面２３０を表示部１２に表示する。カラープレビュー画面２３０は、カラープレビュー画像シートＰＲ１と、ＯＫボタンＢ９と、キャンセルボタンＢ１０と、を含む。カラープレビュー画像シートＰＲ１のサイズは、第１画像シートＳＴ１（図８参照）のサイズ、及び、第２画像シートＳＴ２のサイズと同じである。カラープレビュー画像シートＰＲ１は、オブジェクト領域ＯＢ４と、オブジェクト領域ＯＢ５と、が表示されている。オブジェクト領域ＯＢ４は、第１画像シートＳＴ１（図８参照）におけるオブジェクト領域ＯＢ４の位置と同じ位置に表示されている。オブジェクト領域ＯＢ４内のテキスト「Ｕ１」は、第１画像シートＳＴ１（図８参照）における当該テキスト「Ｕ１」と同じ色（本実施例では黒色）を有している。また、オブジェクト領域ＯＢ５は、第２画像シートＳＴ２におけるオブジェクト領域ＯＢ５の位置と同じ位置に表示されている。オブジェクト領域ＯＢ５内のテキスト「ＡＤ１」は、第２画像シートＳＴ２における当該テキスト「ＡＤ１」と同じ色（本実施例では灰色）で同じ色を有している。即ち、オブジェクト領域ＯＢ４内のテキスト「Ｕ１」とオブジェクト領域ＯＢ５内のテキスト「ＡＤ１」とは異なる色を有している。

携帯端末１０は、Ｔ４４４において、ＯＫボタンＢ９の選択を受付けると、カラー印刷指示を取得したと判断し、ラベル印刷処理を実行する。まず、携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１と、ｃｓｖファイルＣＦ１と、を利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、第１画像シートＳＴ１に含まれるオブジェクト領域ＯＢ４に配置されており、フィールド名「ユーザ名」に関連付けられているテキスト（「Ｕ１」、「Ｕ２」）を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ４１、ＬＢ４２の印刷を実行する。ラベルＬＢ４１には、テキスト「Ｕ１」が黒色で印刷されており、ラベルＬＢ４２には、テキスト「Ｕ２」が黒色で印刷されている。ラベルＬＢ４１及びラベル４２は、白色又は透明のラベルテープに印刷される。次いで、携帯端末１０は、ラベルプリンタ５０に装着されているラベルテープを、灰色を有するテキストを印刷するためのラベルテープに変更することを促すメッセージを表示部１２に表示する。この場合、ユーザによって、ラベルプリンタ５０の印刷実行部５４に装着されているラベルテープが、灰色を有するテキストを印刷するためのラベルテープに変更される。次いで、携帯端末１０は、第２画像シートＳＴ２と、ｃｓｖファイルＣＦ２と、を利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、第２画像シートＳＴ２に含まれるオブジェクト領域ＯＢ５に配置されており、フィールド名「住所」に関連付けられているテキスト（「ＡＤ１」、「ＡＤ２」）を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ４３、ＬＢ４４の印刷を実行する。ラベルＬＢ４３には、テキスト「Ｕ１」が灰色で印刷されており、ラベルＬＢ４４には、テキスト「ＡＤ２」が灰色で印刷されている。ラベルＬＢ４３及びラベル４４は、透明のラベルテープに印刷される。その後、ラベルＬＢ４１上にラベルＬＢ４３を重ね貼りすることによって、重ね貼りラベル４６が完成し、ラベルＬＢ４２上にラベルＬＢ４４を重ね貼りすることによって、重ね貼りラベル４７が完成する。重ね貼りラベル４６は、黒色を有するテキスト「Ｕ１」と灰色を有するテキスト「ＡＤ１」とを含み、重ね貼りラベル４７は、黒色を有するテキスト「Ｕ２」と灰色を有するテキスト「ＡＤ２」とを含む。なお、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ２の一部を印刷すべき範囲として選択することができる。例えば、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目のみを印刷すべき範囲として選択することができる。携帯端末１０は、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目のみが印刷すべき範囲として選択されると、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目、及び、ｃｓｖファイルＣＦ１の２行目を印刷すべき範囲として特定する。この場合、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目に記述されているテキスト「Ｕ１」を含むラベルＬＢ４１と、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目に記述されているテキスト「ＡＤ１」を含むラベルＬＢ４３と、が印刷される。ユーザによって、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目のみが印刷すべき範囲として選択される場合も同様である。

（ケースＦ；図１１）
図１１を参照して、同じ色を有する２個のテキストを含むラベルＬＢ５１、ＬＢ５２が印刷されるケースＦについて説明する。ケースＦの初期状態は、図８～図１０のケースＥにおける図９のＴ４４０の後の状態である。

携帯端末１０は、Ｔ５４２において、印刷カラー選択画面ＰＳ上の「モノクロ」の選択を受付けると、モノクロプレビュー画面２３２を表示部１２に表示する。モノクロプレビュー画面２３２は、モノクロプレビュー画像シートＰＲ２と、ＯＫボタンＢ９と、キャンセルボタンＢ１０と、を含む。モノクロプレビュー画像シートＰＲ２のサイズは、第１画像シートＳＴ１（図８参照）のサイズ、及び、第２画像シートＳＴ２のサイズと同じである。モノクロプレビュー画像シートＰＲ２は、オブジェクト領域ＯＢ４と、オブジェクト領域ＯＢ５と、を含む。オブジェクト領域ＯＢ４は、第１画像シートＳＴ１（図８参照）におけるオブジェクト領域ＯＢ４の位置と同じ位置に表示されている。オブジェクト領域ＯＢ４内のテキスト「Ｕ１」は黒色を有している。また、オブジェクト領域ＯＢ５は、第２画像シートＳＴ２におけるオブジェクト領域ＯＢ５の位置と同じ位置に表示されている。オブジェクト領域ＯＢ５内のテキスト「ＡＤ１」は黒色を有している。即ち、オブジェクト領域ＯＢ４内のテキスト「Ｕ１」とオブジェクト領域ＯＢ５内のテキスト「ＡＤ１」とが同じ色を有している。

携帯端末１０は、Ｔ５４４において、ＯＫボタンＢ９の選択を受付けると、モノクロ印刷指示を取得したと判断し、ラベル印刷処理を実行する。携帯端末１０は、モノクロプレビュー画像シートＰＲ２とｃｓｖファイルＣＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２とを利用して、２個のラベル画像に対応する２個の印刷データを生成する。２個のラベル画像のそれぞれは、モノクロプレビュー画像シートＰＲ２に含まれるオブジェクト領域ＯＢ４に配置されており、フィールド名「ユーザ名」に関連付けられているテキスト（「Ｕ１」、「Ｕ２」）と、モノクロプレビュー画像シートＰＲ２に含まれるオブジェクト領域ＯＢ５に配置されており、フィールド名「住所」に関連付けられているテキスト（「ＡＤ１」、「ＡＤ２」）と、を含む。次いで、携帯端末１０は、２個の印刷データをラベルプリンタ５０に送信する。ラベルプリンタ５０は、携帯端末１０から２個の印刷データを受信すると、２個の印刷データを利用して、２個のラベルＬＢ５１、ＬＢ５２の印刷を実行する。ラベルＬＢ５１には、テキスト「Ｕ１」及び「ＡＤ１」が黒色で印刷されており、ラベルＬＢ５２には、テキスト「Ｕ２」及び「ＡＤ２」が黒色で印刷されている。なお、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ２の一部を印刷すべき範囲として選択することができる。例えば、ユーザは、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目のみを印刷すべき範囲として選択することができる。携帯端末１０は、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目のみが印刷すべき範囲として選択されると、ｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目、及び、ｃｓｖファイルＣＦ１の２行目を印刷すべき範囲として特定する。この場合、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目に記述されているテキスト「Ｕ１」とｃｓｖファイルＣＦ２内の２行目に記述されているテキスト「ＡＤ１」とを含むラベルＬＢ５１のみが印刷される。ユーザによって、ｃｓｖファイルＣＦ１内の２行目のみが印刷すべき範囲として選択される場合も同様である。

（本実施例の効果）
上記の構成によると、携帯端末１０は、第１の接続指示及び第２の接続指示を取得する場合（図８のＴ４１２、図９のＴ４３２）に、ラベルファイルＬＦ１と関連ｃｓｖファイル（ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２）との関連付けを示すｃｓｖ情報ＣＩ（ｃｓｖ１、ｃｓｖ２）を携帯端末１０のメモリ２４に記憶させる（図８のＴ４１２、図９のＴ４３２）。関連ｃｓｖファイルは、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれる４個のテキストと、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれる４個のテキストと、を含む。従って、ユーザは、ラベルファイルＬＦ１と、関連ｃｓｖファイルと、を利用して、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２に含まれる各テキストを含む各ラベル画像の印刷をラベルプリンタ５０に実行させることができる（図１０のＴ４４４、図１１のＴ５４４）。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。

図１０のケースＥに示されるように、携帯端末１０は、印刷カラー選択画面ＰＳ上の「カラー」の選択を受付け、ＯＫボタンＢ９の選択を受付ける場合（Ｔ４４２、Ｔ４４４）に、第１画像シートＳＴ１とｃｓｖファイルＣＦ１とを利用して生成される２個のラベル画像と、第２画像シートＳＴ２とｃｓｖファイルＣＦ１とを利用して生成される２個のラベル画像を生成する（Ｔ４４４）。また、図１１のケースＦに示されるように、携帯端末１０は、モノクロ印刷操作を含む印刷指示を取得する場合（Ｔ５４２、Ｔ５４４）に、第１画像シートＳＴ１とｃｓｖファイルＣＦ１と第２画像シートＳＴ２とｃｓｖファイルＣＦ２とを利用して生成される２個のラベル画像を生成する（Ｔ５４４）。このような構成によると、ユーザは、複数の画像シートに含まれるオブジェクト領域に配置されるテキストのそれぞれを含むラベル画像、及び、複数のオブジェクト領域に配置されるテキストを組み合わせたラベル画像をラベルプリンタ５０に印刷させることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。

図１０のケースＥに示されるように、携帯端末１０は、印刷カラー選択画面ＰＳ上の「カラー」の選択を受付ける場合（Ｔ４４２）に、黒色を有するテキスト「Ｕ１」が配置されているオブジェクト領域ＯＢ４と、灰色を有するテキスト「ＡＤ１」が配置されているオブジェクト領域ＯＢ５と、を含むカラープレビュー画像シートＰＲ１を表示部１２に表示する。また、図１１のケースＦに示されるように、携帯端末１０は、印刷カラー選択画面ＰＳ上の「モノクロ」の選択を受付ける場合（Ｔ４４２）に、黒色を有するテキスト「Ｕ１」が配置されているオブジェクト領域ＯＢ４と、黒色を有するテキスト「ＡＤ１」が配置されているオブジェクト領域ＯＢ５と、を含むモノクロプレビュー画像シートＰＲ２を表示部１２に表示する。このような構成によると、ユーザは、その後に印刷されるラベル画像を事前に確認することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。

（対応関係）
第１画像シートＳＴ１のオブジェクト領域ＯＢ４、第２画像シートＳＴ２のオブジェクト領域ＯＢ５が、それぞれ、「第１のオブジェクト領域」、「第２のオブジェクト領域」の一例である。印刷カラー選択画面ＰＳ上の「カラー」を選択する操作が、「第１の所定操作」の一例である。第１画像シートＳＴ１とｃｓｖファイルＣＦ１とを利用して生成されるラベル画像、第２画像シートＳＴ２とｃｓｖファイルＣＦ２とを利用して生成されるラベル画像が、それぞれ、「第１種のラベル画像」、「第２種のラベル画像」の一例である。印刷カラー選択画面ＰＳ上の「モノクロ」を選択する操作が、「第２の所定操作」の一例である。カラープレビュー画像シートＰＲ１、モノクロプレビュー画像シートＰＲ２が、それぞれ、「第３のシート」、「第４のシート」の一例である。黒色、灰色が、「第１の色」、「第２の色」の一例である。黒色が、「第３の色」の一例である。

図８のＴ４１２が、「第１の取得部」によって実行される処理の一例である。図９のＴ４３２が、「第２の取得部」によって実行される処理の一例である。図８のＴ４１２及び図９のＴ４３２の後に実行される処理が、「第１の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。図１０のＴ４４４の後に実行される処理、及び、図１１のＴ５４４の後に実行される処理が、「生成部」及び「送信部」によって実行される処理の一例である。

以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。

（第１変形例）「データベースファイル」はｃｓｖファイルに限定されず、複数個のテキストを表形式で表示可能なファイルであればよい。例えば、Ｅｘｃｅｌファイル等であってもよい。また、図２の第１メニュー画面ＭＳ１上に表示される新規接続ボタンＭＢ１に代えて、開くボタンが第１メニュー画面ＭＳ１上に表示されてもよい。

（第２変形例）第２実施例の図６のＴ２１２の後において、携帯端末１０は、ｃｓｖファイルＣＦ１とｃｓｖファイルＣＦ２を結合した結合ｃｓｖファイルを生成し、結合ｃｓｖファイルの結合ファイル名を生成し、ｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」及びｃｓｖファイルＣＦ２のファイル名「ｃｓｖ２」に代えて、結合ファイル名をｃｓｖ情報ＣＩに記憶してもよい。

（第３変形例）第１実施例、及び、第３実施例において、１個の画像シートに、複数個のｃｓｖファイルを関連付けることができるように構成されていてもよい。例えば、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２が第１画像シートＳＴ１に関連付けられており、ｃｓｖファイルＣＦ１のみが第２画像シートＳＴ２に関連付けられていてもよい。

（第４変形例）第２実施例において、ファイル名「ｃｓｖ１」及びファイル名「ｃｓｖ２」がｃｓｖ情報ＣＩに記憶されている状態において、第２トップ画面２１２に、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２のうちの一方のみが表形式で表示されていてもよい。本変形例では、第２トップ画面２１２は、第２トップ画面２１２に表示されるｃｓｖファイルを切替えるためのボタンを有しているとよい。本変形例では、携帯端末１０は、ｃｓｖファイルＣＦ１に含まれるテキストのみを含むラベル画像、又は、ｃｓｖファイルＣＦ２に含まれるテキストのみを含むラベル画像をのみを生成することができる。

（第５変形例）「第１の色」、「第２の色」は、それぞれ、黒色、灰色に限定されない。例えば、「第１の色」、「第２の色」は、赤色、青色であってもよい。換言すると、「第２の色」は、「第１の色」と異なっていればよい。「第３の色」は、「第１の色」と異なっていてもよい。また、「第３の色」は、「第２の色」と同じでもよいし、異なっていてもよい。

（第６変形例）３個以上のｃｓｖファイルがラベルファイルＬＦ１に関連付けられてもよい。

（第７変形例）第１メニュー画面ＭＳ１、第２メニュー画面ＭＳ２、及び、第３メニュー画面ＭＳ３の新規接続ボタンＭＢ１が選択される場合に、ユーザが、２個以上のｃｓｖファイルを選択可能であってもよい。即ち、「端末装置」は、「第１のデータ関連指示」及び「第２のデータ関連指示」を同時的に取得してもよい。例えば、第１実施例の図２のＴ２０において、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２が選択されると、携帯端末１０は、第１画像シートＳＴ１のシート名「ｓｈｅｅｔ１」とｃｓｖファイルＣＦ１のファイル名「ｃｓｖ１」とを関連付けてｃｓｖ情報ＣＩに記憶し、第２画像シートＳＴ２を追加し、第２画像シートＳＴ２のシート名「ｓｈｅｅｔ２」とｃｓｖファイルＣＦ２のファイル名「ｃｓｖ２」とを関連付けてｃｓｖ情報ＣＩに記憶する。また、例えば、第２実施例において、第１メニュー画面ＭＳ１の新規接続ボタンＭＢ１が選択され、ｃｓｖファイルＣＦ１及びｃｓｖファイルＣＦ２が選択されると、携帯端末１０は、シート名「ｓｈｅｅｔ１」及びシート名「ｓｈｅｅｔ２」をｃｓｖ情報ＣＩに記憶し、仮想ｃｓｖファイルＣＦ３（図６参照）を表形式で表示する。

（第８変形例）第３実施例において、ｃｓｖ情報ＣＩが、画像シートのシート名を含まず、ｃｓｖファイルのファイル名のみを含んでいてもよい。即ち、２個以上のｃｓｖファイルが、ラベルファイルＬＦ１に関連付けられていてもよい。

（第９変形例）第３実施例の第２トップ画面２２４（図９参照）が、カラー印刷イメージタブと、モノクロ印刷イメージタブと、を備えていてもよい。本変形例では、ユーザによってカラー印刷イメージタブが選択されると、カラープレビュー画像シートＰＲ１（図１０参照）に対応する画像シートを含むカラー印刷イメージ画面が表示され、ユーザによってモノクロ印刷イメージタブが選択されると、モノクロプレビュー画像シートＰＲ２（図１１参照）に対応する画像シートを含むモノクロ印刷イメージ画面が表示される。このような構成によると、ユーザは、カラー印刷イメージタブ又はモノクロ印刷イメージタブを選択することで、オブジェクト領域ＯＢ４とオブジェクト領域ＯＢ５とを含むラベル画像を容易に確認することができる。

（第１０変形例）上記の各実施例では、図２～図１１の各処理がソフトウェア（即ち印刷アプリ３０）によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも１つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。

（参考例）第３実施例において、１個のｃｓｖファイルのみがラベルファイルＬＦ１に関連付けられていてもよい。即ち、全ての画像シートに、当該１個のｃｓｖファイルが関連づけられていてもよい。

また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

２：通信システム、１０：携帯端末、１２：表示部、１４：無線ＬＡＮＩ／Ｆ、２０：制御部、２２：ＣＰＵ、２４：メモリ、２８：ＯＳプログラム、３０：印刷アプリケーション、５０：ラベルプリンタ、５２：表示部、５４：印刷実行部、５６：無線ＬＡＮＩ／Ｆ、６０：制御部、６２：ＣＰＵ、６４：メモリ、７０：プログラム

Claims (10)

1. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
   前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
   ラベル画像を表わす印刷データを生成するためのテンプレートであるラベルファイルと、第１のデータベースファイルと、を関連付けるための第１のデータ関連指示を取得する第１の取得部であって、前記第１のデータベースファイルは、Ｍ１個（Ｍ１は１以上の整数）のテキストを含む、前記第１の取得部と、
   前記ラベルファイルと、前記第１のデータベースファイルとは異なる第２のデータベースファイルと、を関連付けるための第２のデータ関連指示を取得する第２の取得部であって、前記第２のデータベースファイルは、Ｍ２個（Ｍ２は１以上の整数）のテキストを含む、前記第２の取得部と、
   前記第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと第３のデータベースファイルとの関連付けを示すデータ関連情報を前記端末装置のメモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキストと、前記第２のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ２個のテキストと、を含む、前記第１の記憶制御部と、
   前記データ関連情報が前記メモリに記憶されている状態において、前記ラベルファイルを利用した印刷指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと、前記ラベルファイルに関連付けられている前記第３のデータベースファイルと、を利用して、１個以上のラベル画像に対応する１個以上の印刷データを生成する生成部であって、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第３のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキスト及び前記Ｍ２個のテキストのうちの１個以上のテキストを含む、前記生成部と、
   前記１個以上の印刷データをラベルプリンタに送信する送信部と、
   として機能させるコンピュータプログラム。
2. 前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルと前記第２のデータベースファイルとを含み、
   前記第１のデータベースファイルでは、前記Ｍ１個のテキストのそれぞれは、１個以上のフィールド名のいずれかに関連付けられており、
   前記第２のデータベースファイルでは、前記Ｍ２個のテキストのそれぞれは、１個以上のフィールド名のいずれかに関連付けられており、
   前記ラベルファイルは、１個以上のオブジェクト領域を含む第１のシートと、１個以上のオブジェクト領域を含む第２のシートと、を含み、
   前記データ関連情報は、前記ラベルファイルに含まれる前記第１のシートと前記第１のデータベースファイルとの関連付けを示すと共に、前記ラベルファイルに含まれる前記第２のシートと前記第２のデータベースファイルとの関連付けを示し、
   前記第１のデータベースファイルに含まれる前記１個以上のフィールド名のうちの第１のフィールド名と前記第１のシートに含まれる前記１個以上のオブジェクト領域のうちの第１のオブジェクト領域とが関連付けられており、かつ、前記第１のシートが選択されている状態において、前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第１のシートに含まれる前記第１のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられている前記テキストを含み、
   前記第２のデータベースファイルに含まれる前記１個以上のフィールド名のうちの第２のフィールド名と前記第２のシートに含まれる前記１個以上のオブジェクト領域のうちの第２のオブジェクト領域とが関連付けられており、かつ、前記第２のシートが選択されている状態において、前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第２のシートに含まれる前記第２のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられている前記テキストを含む、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
3. 前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルと前記第２のデータベースファイルとを含み、
   前記ラベルファイルは、第１のシートを含み、
   前記データ関連情報は、前記ラベルファイルに含まれる前記第１のシートと前記第１のデータベースファイルと前記第２のデータベースファイルとの関連付けを示す、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
4. 前記第１のシートは、１個以上のオブジェクト領域を含み、
   前記第１のデータベースファイルでは、前記Ｍ１個のテキストのそれぞれは、１個以上のフィールド名のいずれかに関連付けられており、
   前記第２のデータベースファイルでは、前記Ｍ２個のテキストのそれぞれは、１個以上のフィールド名のいずれかに関連付けられており、
   前記第１のデータベースファイルに含まれる前記１個以上のフィールド名のうちの第１のフィールド名と前記第１のシートに含まれる前記１個以上のオブジェクト領域のうちの第１のオブジェクト領域とが関連付けられている状態において、前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第１のシートに含まれる前記第１のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられている前記テキストを含み、
   前記第２のデータベースファイルに含まれる前記１個以上のフィールド名のうちの第２のフィールド名と前記第１のオブジェクト領域とが関連付けられている状態において、前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第１のシートに含まれる前記第１のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられている前記テキストを含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
5. 前記第１のフィールド名と前記第１のオブジェクト領域とが関連付けられており、かつ、前記第２のフィールド名と前記第１のシートに含まれる前記１個以上のオブジェクト領域のうちの前記第１のオブジェクト領域とは異なる第２のオブジェクト領域とが関連付けられている状態において、前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第１のシートに含まれる前記第１のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられている前記テキストと、前記第１のシートに含まれる前記第２のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられている前記テキストと、を含む、請求項４に記載のコンピュータプログラム。
6. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
   前記第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示が取得される場合に、前記第１のシートと、前記第１のシートに関連付けられている前記第３のデータベースファイルに関係するデータベース関係情報と、を前記端末装置の表示部に表示させる表示制御部であって、前記データベース関係情報は、前記Ｍ１個のテキストのうちの１個以上のテキストと、前記Ｍ２個のテキストのうちの１個以上のテキストと、を含む、前記表示制御部として機能させる、請求項３から５のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
7. 前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルと前記第２のデータベースファイルとを含み、
   前記第１のデータベースファイルでは、前記Ｍ１個のテキストのそれぞれは、１個以上のフィールド名のいずれかに関連付けられており、
   前記第２のデータベースファイルでは、前記Ｍ２個のテキストのそれぞれは、１個以上のフィールド名のいずれかに関連付けられており、
   前記ラベルファイルは、１個以上のオブジェクト領域を含む第１のシートと、１個以上のオブジェクト領域を含む第２のシートと、を含み、
   前記データ関連情報は、前記ラベルファイルに含まれる前記第１のシートと前記第１のデータベースファイルとの関連付けを示すと共に、前記ラベルファイルに含まれる前記第２のシートと前記第２のデータベースファイルとの関連付けを示し、
   前記第１のデータベースファイルに含まれる前記１個以上のフィールド名のうちの第１のフィールド名と前記第１のシートに含まれる前記１個以上のオブジェクト領域のうちの第１のオブジェクト領域とが関連付けられており、かつ、前記第２のデータベースファイルに含まれる前記１個以上のフィールド名のうちの第２のフィールド名と前記第２のシートに含まれる前記１個以上のオブジェクト領域のうちの第２のオブジェクト領域とが関連付けられている状態において、第１の所定操作を含む前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像は、１個以上の第１種のラベル画像と、１個以上の第２種のラベル画像と、を含み、
   前記１個以上の第１種のラベル画像のそれぞれは、前記第１のシートに含まれる前記第１のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられている前記テキストを含み、
   前記１個以上の第２種のラベル画像のそれぞれは、前記第２のシートに含まれる前記第２のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられている前記テキストを含み、
   前記第１のフィールド名と前記第１のオブジェクト領域とが関連付けられており、かつ、前記第２のフィールド名と前記第２のオブジェクト領域とが関連付けられている状態において、前記第１の所定操作とは異なる第２の所定操作を含む前記印刷指示が取得される場合に、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第１のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられている前記テキストと、前記第２のオブジェクト領域に配置されているテキストであって、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられている前記テキストと、を含む、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
8. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
   前記第１の所定操作が受け付けられる場合に、前記第１のオブジェクト領域と前記第２のオブジェクト領域とを含む第３のシートを前記端末装置の表示部に表示させる第２の表示制御部であって、前記第１のオブジェクト領域には、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられているテキストであって、第１の色を有する前記テキストが配置されており、前記第２のオブジェクト領域には、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられているテキストであって、前記第１の色とは異なる第２の色を有する前記テキストが配置されている、前記第２の表示制御部と、
   前記第２の所定操作が受け付けられる場合に、前記第１のオブジェクト領域と前記第２のオブジェクト領域とを含む第４のシートを前記表示部に表示させる第３の表示制御部であって、前記第１のオブジェクト領域には、前記Ｍ１個のテキストのうち、前記第１のフィールド名に関連付けられているテキストであって、第３の色を有する前記テキストが配置されており、前記第２のオブジェクト領域には、前記Ｍ２個のテキストのうち、前記第２のフィールド名に関連付けられているテキストであって、前記第３の色を有する前記テキストが配置されている、前記第３の表示制御部と、として機能させる、請求項７に記載のコンピュータプログラム。
9. 端末装置であって、
   メモリと、
   ラベル画像を表わす印刷データを生成するためのテンプレートであるラベルファイルと、第１のデータベースファイルと、を関連付けるための第１のデータ関連指示を取得する第１の取得部であって、前記第１のデータベースファイルは、Ｍ１個（Ｍ１は１以上の整数）のテキストを含む、前記第１の取得部と、
   前記ラベルファイルと、前記第１のデータベースファイルとは異なる第２のデータベースファイルと、を関連付けるための第２のデータ関連指示を取得する第２の取得部であって、前記第２のデータベースファイルは、Ｍ２個（Ｍ２は１以上の整数）のテキストを含む、前記第２の取得部と、
   前記第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと第３のデータベースファイルとの関連付けを示すデータ関連情報を前記メモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキストと、前記第２のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ２個のテキストと、を含む、前記第１の記憶制御部と、
   前記データ関連情報が前記メモリに記憶されている状態において、前記ラベルファイルを利用した印刷指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと、前記ラベルファイルに関連付けられている前記第３のデータベースファイルと、を利用して、１個以上のラベル画像に対応する１個以上の印刷データを生成する生成部であって、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第３のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキスト及び前記Ｍ２個のテキストのうちの１個以上のテキストを含む、前記生成部と、
   前記１個以上の印刷データをラベルプリンタに送信する送信部と、
   を備える端末装置。
10. 端末装置によって実行される方法であって、
    ラベル画像を表わす印刷データを生成するためのテンプレートであるラベルファイルと、第１のデータベースファイルと、を関連付けるための第１のデータ関連指示を取得する第１の取得ステップであって、前記第１のデータベースファイルは、Ｍ１個（Ｍ１は１以上の整数）のテキストを含む、前記第１の取得ステップと、
    前記ラベルファイルと、前記第１のデータベースファイルとは異なる第２のデータベースファイルと、を関連付けるための第２のデータ関連指示を取得する第２の取得ステップであって、前記第２のデータベースファイルは、Ｍ２個（Ｍ２は１以上の整数）のテキストを含む、前記第２の取得ステップと、
    前記第１のデータ関連指示及び第２のデータ関連指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと第３のデータベースファイルとの関連付けを示すデータ関連情報を前記端末装置のメモリに記憶させる第１の記憶制御ステップであって、前記第３のデータベースファイルは、前記第１のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキストと、前記第２のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ２個のテキストと、を含む、前記第１の記憶制御ステップと、
    前記データ関連情報が前記メモリに記憶されている状態において、前記ラベルファイルを利用した印刷指示が取得される場合に、前記ラベルファイルと、前記ラベルファイルに関連付けられている前記第３のデータベースファイルと、を利用して、１個以上のラベル画像に対応する１個以上の印刷データを生成する生成ステップであって、前記１個以上のラベル画像のそれぞれは、前記第３のデータベースファイルに含まれる前記Ｍ１個のテキスト及び前記Ｍ２個のテキストのうちの１個以上のテキストを含む、前記生成ステップと、
    前記１個以上の印刷データをラベルプリンタに送信する送信ステップと、
    を備える、方法。

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