JP6156800B2 - 機器情報表示装置、機器サーバ、機器情報表示システム、機器情報表示方法、及び、プログラム - Google Patents

機器情報表示装置、機器サーバ、機器情報表示システム、機器情報表示方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、機器情報表示装置、機器サーバ、機器情報表示システム、機器情報表示方法、及び、プログラムに関する。
所定の接続規格で通信端末に接続して利用される周辺機器(以降、単に「機器」ともいう)が知られている。機器には、例えば、プリンタ、表示装置、又は、記憶装置などがある。機器を通信端末に接続する接続規格としては、USB(Universal Serial Bus)規格、又は、RS−232C規格などがある。
上記機器は、通信端末に直接に接続されて利用されるだけでなく、通信回線を経由して接続されて利用されることも可能である(特許文献1)。この場合、上記通信回線を終端し、所定の接続規格で上記機器に接続される装置のことを、機器サーバという。つまり、機器サーバは、通信端末と機器との通信を中継するということができる。ここで「中継する」とは、通信データの形式及び接続規格を適切に変換して転送することである。
ところで、通信回線を経由して機器が利用される場合、機器の独自仕様によって、機器の機能に制限が生ずることがある。極端な場合には、機器の利用が不可能となることも起こり得る。
特開2011−242822号公報
しかしながら、機器サーバによる中継を介して機器を利用する場合に、ユーザは、中継が機器の使用性及び機能性に与える影響を事前に知ることができない。また、機器の使用中に発生する意図しない事象が中継によるものであるのかがわからない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせる機器情報表示装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る機器情報表示装置は、1以上の対象機器に第一規格で接続された機器サーバに、前記第一規格と異なる第二規格で接続された機器情報表示装置であって、前記第二規格での通信を用いて前記対象機器を検出する検出部と、前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが相互に変換することで、前記機器情報表示装置と前記対象機器との通信を中継することができるか否かを、前記対象機器に対応付けて示す中継可否情報を前記機器サーバから取得する中継情報取得部と、前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に基づいた表示を行う表示部とを備える。
これによれば、機器情報表示装置は、中継可否情報に基づいた表示により、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせることができる。中継可否情報は、通信特性などから事前に判定された情報であり、機器サーバに接続された機器との通信が機器サーバにより中継可能であるか否かが示された情報である。この表示を閲覧したユーザは、実際に当該機器に接続する操作を行う前の時点で、当該操作を行うと当該機器との間の通信が可能になるかを事前に知ることができる。よって、機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせることができる。また、ユーザは、実際に機器サーバを介して機器を利用する前に、その機器が利用できるか否かを知ることができるので、利便性が向上する。
また、前記機器情報表示装置は、さらに、前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが中継した実績を前記対象機器に対応付けて示す実績情報を取得する実績情報取得部と、前記対象機器ごとに、前記実績情報に示された実績情報を前記中継可否情報に合成する合成処理を行う合成部を備え、前記表示部は、前記合成部が前記合成処理を施した後の前記中継可否情報に示された前記対象機器についての前記中継可否情報に基づいた表示を行う。
これによれば、機器情報表示装置は、実績情報が加味された中継可否情報に基づいた表示を行うことができる。実績情報は、実際に機器サーバに機器を接続して利用することができたか否かについての実績を示す情報である。よって、機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前に、より正確にユーザに知らせることができる。
また、前記合成部は、前記対象機器ごとに、(i)機器サーバが中継できない旨を前記中継可否情報が示す場合には、前記中継可否情報を維持することを、前記合成処理として行い、(ii)機器サーバが中継できる旨を前記中継可否情報が示す場合には、前記実績情報と同じ情報を前記中継可否情報が示すように前記中継可否情報を変更することを、前記合成処理として行う。
これによれば、機器情報表示装置は、合成ルールに従って、より具体的に実績情報を中継可否情報に合成することができる。合成ルールによれば、まず、中継可否情報により事前に利用不可と判定されている機器が、利用不可と判定される。次に、中継可否情報により利用可と示されている機器が、実際に使用された実績に基づいた利用可否に従って判定される。よって、機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前に、より正確にユーザに知らせることができる。
また、前記表示部は、前記対象機器を示す情報の表示の近傍に、前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に基づいた表示を行う。
これによれば、機器情報表示装置は、機器サーバを介した機器の利用可能性を、その機器を示す表示の近傍に示す。ユーザはこの表示を閲覧することで、機器と、その機器の機器サーバを介した利用可能性とを直感的に把握することができる。
また、前記表示部は、前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に対応するアイコン又は文字を表示することで、前記表示を行う。
これによれば、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性を、アイコン又は文字で示す。ユーザはこの表示を閲覧することで、機器と、その機器の機器サーバを介した利用可能性とをより直感的に把握することができる。また、ユーザは、自身の使用言語によらずに、上記利用可能性を把握することができる。
また、前記表示部は、さらに、前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが中継することができるか否かを、前記中継可否情報より詳細に示す中継詳細情報を掲載したWebページへのハイパーリンクを、前記対象機器を示す情報の表示の近傍に表示する。
これによれば、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性の詳細情報をユーザに閲覧させることができる。複数の種類の機能を有している機器は、その機能ごとに機器サーバを介した利用可能性が異なる場合がある。そのため、機器ごとに機器サーバを介した利用可能性をユーザに把握させることで、ユーザの利便性をさらに向上することができる。
また、前記機器情報表示装置は、さらに、前記機器サーバによる中継を用いて前記対象機器との通信を行うことができる機器通信部を備え、前記表示部は、前記機器通信部による前記通信を開始するための接続ボタンを表示し、前記機器通信部は、前記接続ボタンに対する操作が検出された場合に、前記通信を開始する。
これによれば、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性を示した後に、実際に機器サーバによる中継を介してその機器との通信を行うことができる。ユーザは、利用可能性を把握したうえで機器への通信を行う指示を行うことができるので、ユーザの利便性をさらに向上することができる。
また、本発明の一態様に係る機器サーバは、1以上の対象機器に第一規格で接続され、前記第一規格と異なる第二規格で機器情報表示装置に接続された機器サーバであって、前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが相互に変換することで、前記機器情報表示装置と前記対象機器との通信を中継することができるか否かを、前記対象機器に対応付けて示す中継可否情報を保持している保持部と、前記機器情報表示装置に前記中継可否情報を送信する送信部とを備える。
これによれば、機器サーバは、上記の機器情報表示装置に中継可否情報を送信することができる。
また、本発明の一態様に係る機器情報表示システムは、上記の機器情報表示装置と、上記の機器サーバとを備え、前記機器サーバの送信部は、前記機器情報表示装置に前記中継可否情報を送信し、前記機器情報表示装置の中継情報取得部は、前記機器サーバから前記中継可否情報を取得する。
これによれば、上記の機器情報表示装置と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る機器情報表示方法は、1以上の対象機器に第一規格で接続された機器サーバに、前記第一規格と異なる第二規格で接続された機器情報表示装置における機器情報表示方法であって、前記第二規格での通信を用いて前記対象機器を検出する検出ステップと、前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが相互に変換することで、前記機器情報表示装置と前記対象機器との通信を中継することができるか否かを、前記対象機器に対応付けて示す中継可否情報を前記機器サーバから取得する中継情報取得ステップと、前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に基づいた表示を行う表示ステップとを含む。
これによれば、上記の機器情報表示装置と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、上記の機器情報表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これによれば、上記の機器情報表示装置と同様の効果を奏する。
本発明にかかる機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせる。
図1は、実施の形態に係る機器情報表示システムのネットワーク構成図である。 図2は、実施の形態に係る機器情報表示装置のハードウェア構成図である。 図3は、実施の形態に係る機器情報表示装置の機能ブロック図である。 図4は、実施の形態に係る中継テーブルの説明図である。 図5は、実施の形態に係る実績テーブルの説明図である。 図6は、実施の形態に係るルールテーブルの説明図である。 図7は、実施の形態に係る合成テーブルの説明図である。 図8は、実施の形態に係る機器情報表示装置による機器情報の表示画像の第一例である。 図9は、実施の形態に係る機器情報表示装置による表示態様の説明図である。 図10は、実施の形態に係る機器情報表示装置の処理のフローチャートである。 図11は、実施の形態に係る機器情報表示装置による機器情報の表示画像の第二例である。 図12は、従来技術に係る通信端末による機器情報の表示の一例である。
(本発明の基礎となった知見)
特許文献1に開示される技術によれば、機器サーバによる中継を介して通信端末が機器に接続する場合には、機器サーバは、通信端末からの接続要求に応じて、通信端末と機器との通信を中継する処理を試みる。
しかし、実際には、機器サーバを介して通信端末と接続するのが不適切な機器も存在し得る。つまり、通信端末と機器サーバとを接続する通信回線(ネットワーク)の通信帯域(速度)、通信遅延特性、又は通信ロス特性などの通信品質により、機器の動作要件が満たされない場合、機器の一部または全ての機能が正常に動作しない。
図12は、従来技術に係る通信端末による機器情報の表示画像の一例である。
図12に示されるように、通信端末による機器情報の表示画像1201には、機器サーバを介して接続することが可能である機器として、スピーカ、Webcam(ウェブカメラ)及びプリンタスキャナ(プリンタスキャナ複合機)のそれぞれを示す情報1211が示されている。情報1211は、具体的には、アイコン及び文字列である。また、機器との接続をする旨のユーザによる入力を受け付けるための接続ボタン1221、及び、機器との切断(接続を解除すること)をする旨のユーザによる入力を受け付けるための切断ボタン1222が表示されている。なお、本表示において通信端末と機器との接続のことを「仮想リンク」と呼ぶことにしている。
情報1211は、機器サーバに接続されている機器を示している。ここで、情報1211に示される機器が、機器サーバを介して通信端末から接続し、使用することができるものであるか否かはわからない。言い換えれば、機器サーバが通信端末と機器との通信を中継することができるか否かには無関係に、機器についての情報1211が表示画像1201に含まれる。このため、ユーザは、表示画像1201を閲覧した場合、表示されたそれぞれの機器について、機器サーバを介して接続及び使用することができると認識してしまう。
しかし、例えば、Webcamは、画像を転送するために比較的広い通信帯域(速い通信速度)を必要とするとの理由から、機器サーバによる中継を介した接続では、コマ落ちが著しく発生し、実用に足る映像が再生されない場合がある。
機器サーバを介してWebcamを利用しようとしたユーザは、表示画像1201においてWebcamを選択し、接続ボタンを操作する。仮に動作が正常であればWebcamにより取得された画像が通信端末の表示画面に表示されるところ、実際には通信端末の表示画面に何ら画像が表示されないことをユーザは認識し、この時点で初めて機器サーバを介してWebcamが利用できないことを認識する。ユーザは、Webcamの画像が表示されないことの原因を調査するために、Webcamだけでなく、通信端末、又はネットワークの不具合についての調査をすることにもなり、利便性が低い。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、機器サーバを介して適切に接続及び使用することができる機器の表示を行う機器情報表示装置等を提供することを目的とする。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
本実施の形態において、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせる機器情報表示装置等について説明する。
図1は、本実施の形態に係る機器情報表示システム60のネットワーク構成図である。
図1に示されるように、機器情報表示システム60は、機器情報表示装置10と、機器サーバ20と、機器30と、機器DB40(機器データベース)と、LAN50(Local Area Network)とを備える。
機器情報表示装置10は、機器情報表示装置10が機器サーバ20を介して適切に接続することができる機器30についての表示を行う装置である。機器情報表示装置10は、LAN50に接続されている。機器情報表示装置10のハードウェア構成、機能ブロック構成、及び、処理の流れについて、後で詳しく説明する。機器情報表示装置10は、例えば、PC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン(高機能携帯電話)、又は、タブレット端末などの通信端末で実現され得る。
機器サーバ20は、接続ケーブル25により機器30と所定の接続規格により接続される。ここで、所定の接続規格のことを第一規格ともいう。また、機器サーバ20は、LAN50に接続される。機器サーバ20は、LAN50を通じて機器情報表示装置10と機器30との通信を中継する。ここで、機器サーバ20と機器情報表示装置10とを接続する接続規格を第二規格ともいう。
機器サーバ20は、機器情報表示装置10から送信されるLAN50上の通信パケットを受信し、受信した通信パケット内に含まれる機器30向けの通信データを取り出し、取り出した通信データを機器30に所定の接続規格に従って送信する。また、機器サーバ20は、機器30から所定の接続規格に従って通信データを受信し、受信した通信データをLAN50上の通信パケットに含めて、LAN50を通じて機器情報表示装置10に送信する。このようにして、機器サーバ20は、機器情報表示装置10と機器30との所定の接続規格に従った通信データの送受信を中継する。なお、「中継する」とは、上記のように、LAN50上のデータ通信と、所定の接続規格に従ったデータ通信との、一方から他方に変換して通信データを転送することをいう。
上記において、通信端末に直接に接続した場合には正常に動作する機器であっても、機器サーバ20による中継を介した場合には正常に動作しない機器が存在する。その理由の一例は、LAN50の通信帯域(速度)、通信遅延特性、又は通信ロス特性などの通信品質が、機器30の動作要件を満たさないためである。
機器サーバ20は、第一規格での通信と第二規格での通信とを機器サーバ20が相互に変換することで、機器情報表示装置10と機器30との通信を中継することができるか否かを、機器に対応付けて示す中継可否情報を保持している保持部を備える。中継テーブルとは、所定の接続規格での通信と、LAN50上の通信とを機器サーバ20が中継することができるか否かを示す中継可否情報を、前記機器ごとに示すテーブルである。また、機器サーバ20は、機器情報表示装置10に中継可否情報を送信する送信部を備える。
なお、第一規格は、LAN50の接続規格とは異なる接続規格のことであり、例えば、USB規格、又はRS232C規格などがありうる。以下では、第一規格がUSB規格(以降、単に「USB」ともいう)である場合について説明するが、これはあくまで例示であり、本発明における第一規格はUSB規格だけに限定されない。なお、USB規格に従った通信のことをUSB通信ともいう。
なお、第二規格は、第一規格とは異なる接続規格であればよい。以下では、上記のとおり、第二規格がLANである場合について説明するが、これはあくまで例示であり、本発明における第二規格はLANだけに限定されない。第二規格は、例えば、IEEE802.11シリーズの規格に準拠した無線LAN部分を含んでいてもよい。
機器30は、接続ケーブル25により機器サーバ20と接続される、所定の機能を有する機器である。機器サーバ20がUSB通信を中継することで、機器30は、機器情報表示装置10との間でUSB通信を行うことができる。機器30は、例えば、スピーカ、Webcam(ウェブカメラ)、プリンタ、スキャナ、プリンタスキャナ複合機(以降、単に「プリンタスキャナ」ともいう)、表示装置、又は、記憶装置などである。なお、機器30は、複数の機能を有するものである場合もある。上記のプリンタスキャナは、印刷機能及びスキャン機能という複数の機能を有する機器の例である。
機器DB40は、機器の動作実績情報を有するテーブル(実績テーブル)を備えるデータベースである。実績テーブルとは、所定の接続規格での通信と、LAN50上の通信とを機器サーバ20が中継し、機器30が有する機能が動作したか否かを示す実績情報を、機器ごとに示すテーブルである。実績情報は、例えば、機器30と通信端末とを実際に動作させたユーザからの報告に基づいて作成されてもよいし、機器サーバ20と機器30及びLAN50との組み合わせを、機器サーバ20の製造元が動作検証した結果から構成されてもよい。
機器DB40は、LAN50に接続された独立ノードとして図示されているが、予め機器サーバ20の製造元において機器サーバ20に搭載されてもよいし、機器情報表示装置10に搭載されてもよい。もちろん独立した装置に備えられてもよい。
実績情報は、機器DB40を搭載する装置の製造元において機器DB40に予め登録しておいてもよいし、出荷後に随時更新が行われてもよい。更新は、別の機器DBから内容を複製する方法(レプリケーション)に依ってもよい。
LAN50は、上記の各装置を接続する通信ネットワークである。なお、LAN50は、例えば、IEEE802.3規格などに適合する有線LANにより実現されてもよいし、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANにより実現されてもよい。
図2は、本実施の形態に係る機器情報表示装置10のハードウェア構成図である。
図2に示されるように、機器情報表示装置10は、CPU101(Central Processing Unit)と、ROM102(Read Only Memory)と、RAM103(Random Access Memory)と、記憶装置104と、NIC105(Network Interface Card)と、表示画面106と、入力装置107とを備える。
CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムを実行するプロセッサである。
ROM102は、制御プログラム等を保持する読み出し専用記憶領域である。
RAM103は、CPU101が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域である。
記憶装置104は、制御プログラム、又は、画像データなどを保持する不揮発性の記憶領域である。
NIC105は、LAN50等へ通信データを送信する、又は、LAN50等から通信データを受信する通信インタフェースである。なお、NIC105は、IEEE802.3規格等に適合する有線LANインタフェースであってもよいし、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANインタフェースであってもよい。
表示画面106は、画像を表示する画面である。表示画面106は、通信端末(PC、携帯電話、スマートフォン、又は、タブレット端末)の表示部(ディスプレイ)で実現され得る。
入力装置107は、ユーザによる入力を受け付ける装置である。入力装置107は、キーボード、マウス、又は、タッチパネルなどである。
図3は、本実施の形態に係る機器情報表示装置10の機能ブロック図である。
図3に示されるように、機器情報表示装置10は、検出部110と、取得部111と、表示部112とを備える。機器情報表示装置10は、1以上の対象機器に第一規格で接続された機器サーバに、第一規格と異なる第二規格で接続されている。
検出部110は、機器サーバ20に接続された機器30を対象機器として検出する。具体的には、検出部110は、LAN50上の通信を用いて、機器情報表示装置10と通信することができる機器30を対象機器として検出する。ここで、対象機器とは、機器情報表示装置10により表示される対象の機器のことである。対象機器は、USB規格によって定められるVender IDと、Product IDとによって特定される。よって、検出部110は、機器30からVender IDと、Product IDとを取得することをもって、対象機器を検出したということができる。なお、その際にさらに、機器30から当該機器30の名称を示す文字列を取得してもよい。
例えば、検出部110は、対象機器を探索するための探索パケットをブロードキャスト送信し、探索パケットを受信した機器サーバ20が送信する応答パケットを受信することで、対象機器を検出することができる。また、機器が定期的に存在通知用の通知パケットをブロードキャスト送信するようにしておいて、検出部110が、その通知パケットを受信することで、対象機器を検出するようにしてもよい。また、あらかじめユーザにより対象機器を設定されている場合には、検出部110がその設定情報を取得したことで対象機器を検出したことにしてもよい。なお、検出部110が対象機器を検出する方法は上記に限られない。
取得部111は、第一規格での通信と第二規格での通信とを機器サーバ20が中継することができるか否かを示す中継可否情報を取得し、取得した中継可否情報に対して必要に応じて処理を施す。取得部111は、中継情報取得部121と、実績情報取得部122と、合成部123とを有する。上記の処理は、具体的には、中継情報取得部121と、実績情報取得部122と、合成部123とにより行われる。
中継情報取得部121は、機器サーバ20から中継テーブルを取得する。中継テーブルとは、第一規格での通信と、第一規格と異なる規格であり機器サーバ20と機器情報表示装置10とを接続する第二規格での通信とを、機器サーバ20が中継することができるか否かを対象機器ごとに示す中継可否情報を含むテーブルである。中継テーブルの内容については、後で詳細に説明する。
例えば、中継情報取得部121は、以下のようにして中継テーブルを取得する。中継情報取得部121は、検出部110が取得した機器30のVender IDとProduct IDとを含む取得要求を機器サーバ20に送信する。当該取得要求を受信した機器サーバ20が、取得要求に含まれるVender IDとProduct IDとにより特定される機器の中継可否情報を含む中継テーブルを送信する。この中継テーブルを、中継情報取得部121が受信する。
機器サーバ20は、上記のとおり、LAN上の通信データと、USB通信に係る通信データとを相互に変換して転送することで中継する。その際、機器30が通信端末に直接に接続した場合に正常に動作する場合であっても、機器情報表示装置10と機器30との間で機器サーバ20による中継が行われる場合にも機器30が正常に動作するか否かは自明ではない。その理由の一例は、LAN50の通信帯域(速度)、通信遅延特性、又は通信ロス特性などの通信品質が、機器30の動作要件を満たさないためである。
中継テーブルは、機器サーバ20と機器情報表示装置10との通信と、機器サーバ20と機器30との通信とを、機器サーバ20が中継することが可能か否かを示すテーブルである。中継テーブルは、例えば、機器30が行うUSB通信に許容される通信特性、又は、機器サーバ20の仕様に基づいて定められる。なお、中継テーブルは、製造元において機器サーバ20内のファームウェアと一体化されており原則更新不可能である。中継テーブルの内容については、後で詳細に説明する。
実績情報取得部122は、機器DB40から実績テーブルを取得する。実績テーブルとは、第一規格での通信と第二規格での通信とを機器サーバ20が中継した実績を対象機器ごとに示す実績情報を含むテーブルである。上記のとおり、機器情報表示装置10と機器30との間で機器サーバ20による中継が行われる場合に、機器30が正常に動作するか否かは自明ではない。実績テーブルは、機器サーバ20と機器情報表示装置10との通信と、機器サーバ20と機器30との通信とを、実際に機器サーバ20が中継することができたか否かを示すテーブルである。
実績テーブルは、例えば、機器30と通信端末とを実際に動作させたユーザからの報告に基づいて作成される。実績テーブルの内容については、後で詳細に説明する。
なお、実績情報取得部122が機器DB40から実績テーブルを取得する方法は、中継情報取得部121が機器サーバ20から中継テーブルを取得する方法と同様である。つまり、実績情報取得部122は、検出部110が取得した機器30のVender IDとProduct IDとを含む取得要求を機器DB40に送信する。当該取得要求を受信した機器DB40が、取得要求に含まれるVender IDとProduct IDとにより特定される機器の動作実績情報を含む実績テーブルを送信する。この実績テーブルを、実績情報取得部122が受信する。
合成部123は、実績テーブルに示された実績情報を合成ルールに基づいて、対象機器ごとに中継可否情報に合成する合成処理を施す。ここで合成ルールとは、(i)機器サーバ20が中継できない旨を中継可否情報が示す場合には、合成処理後に、機器サーバ20が中継できない旨を示し、(ii)機器サーバ20が中継できる旨を中継可否情報が示す場合には、合成処理後に、実績情報と同じ情報を示すようにするルールである。合成処理における合成ルールについて、後で詳細に説明する。
表示部112は、対象機器を示す情報の表示に関連付けて、対象機器についての中継可否情報に基づいた表示を行う。具体的には、表示部112は、対象機器を示す情報の表示画像に関連付けて、対象機器についての中継可否情報に基づいた表示画像を表示画面106に表示する。対象機器を示す情報の表示画像とは、具体的には、対象機器を示すアイコン(図柄)、又は、文字である。また、「関連付けて」とは、当該画像を視認したユーザにより関連があると認識されるような態様で、という意味である。例えば、基準となる表示画像(基準画像)の近傍に、対象となる表示画像(対象画像)を表示することを意味する。また、基準画像と対象画像とを1つの図形(矩形、円形、又は、その他の図形)で囲んで表示することであってもよい。また、基準画像と対象画像とを線又は矢印で結んで表示することであってもよい。
また、表示部112は、第一規格での通信と第二規格での通信とを機器サーバ20が中継することができるか否かを、中継可否情報より詳細に示す中継詳細情報を掲載したWebページへのハイパーリンクを、機器30を示す情報の表示の近傍に表示するようにしてもよい。
また、表示部112は、機器情報表示装置10が機器サーバ20による中継を用いた機器30との通信を行うことを開始するための接続ボタンを表示してもよい。
なお、機器情報表示装置10は、機器サーバ20による中継を用いて機器30との通信を行うことができる機器通信部(不図示)を備えてもよい。機器通信部は、表示部112に表示される接続ボタンに対する操作が検出された場合に、機器30との通信を開始する。
なお、検出部110及び取得部111は、それぞれ、CPU101、ROM102、RAM103、記憶装置104、及び、NIC105などにより実現される。
表示部112は、CPU101、ROM102、RAM103、記憶装置104、及び、表示画面106などにより実現される。
以下で、各機能ブロックが扱う情報について詳細に説明する。
図4は、本実施の形態に係る中継テーブルT401の説明図である。中継テーブルT401は、中継情報取得部121が機器サーバ20から取得するテーブルであって、中継可否情報を含むものである。
図4に示される中継テーブルT401は、1以上の機器ごとに、「Vender ID」、「Product ID」、「名称」、及び、「中継可否情報」を含む。
「Vender ID」は、当該機器のVender IDが記載される。Vender IDは、USB規格における、USB機器を製造したメーカを識別するための識別子であり、USB規格において各メーカに割り当てられている値である。
「Product ID」は、当該機器のProduct IDが記載される。Product IDは、USB規格における、USB製品を識別するための識別子であり、USB機器を製造したメーカが製品に割り当てる識別子である。
「名称」は、当該機器の名称を表わす文字列が記載される。
「中継可否情報」は、機器サーバ20と機器情報表示装置10との通信と、機器サーバ20と当該機器との通信とを、機器サーバ20が中継することができるか否かを示す情報であり、「Yes」及び「No」のいずれかの情報を含む。「Yes」は、機器サーバ20が中継することができることを意味し、「No」は、機器サーバ20が中継することができないことを意味する。
よって、図4に示される中継テーブルT401は、Vender IDが0xABCDであり、Product IDが0x1000である機器であるスピーカは、機器サーバ20による中継ができる機器であることを示している。また、中継テーブルT401は、Vender IDが0xABCDであり、Product IDが0x3000である機器であるプリンタスキャナは、機器サーバ20による中継ができない機器であることを示している。
図5は、本実施の形態に係る実績テーブルT501の説明図である。
図5に示される中継テーブルT501は、1つの機器について、「Vender ID」、「Product ID」、及び、「実績情報」を含む。
「Vender ID」及び「Product ID」は、中継テーブルT401におけるものと同じである。
「実績情報」は、機器サーバ20と機器情報表示装置10との通信と、機器サーバ20と機器30との通信とを、機器サーバ20が実際に中継することができたか否かを示す情報であり、「Yes」、「No」及び「情報無し」のいずれかの情報を含む。「Yes」は、機器サーバ20が実際に中継することができたことを意味し、「No」は、機器サーバ20が実際に中継することができなかったことを意味し、「情報無し」は、機器サーバ20が実際に中継することができたか否かに関する情報が未だないことを意味する。
よって、図5に示される実績テーブルT501は、Vender IDが0xABCDであり、Product IDが0x1000である機器は、機器サーバ20による中継が実際にできた機器であることを示している。また、実績テーブルT501は、Vender IDが0xABCDであり、Product IDが0x3000である機器は、機器サーバ20による中継が実際にできたか否かに関する情報がない機器であることを示している。
図6は、本実施の形態に係るルールテーブルの説明図である。
図6に示されるルールテーブルT601は、「中継可否情報」、「実績情報」、及び、「合成情報」を含む。
「中継可否情報」は、中継テーブルT401の中継可否情報を示す。
「実績情報」は、実績テーブルT501の実績情報を示す。なお、実績情報の欄に「any」と記載される場合は、その欄が「Yes」、「No」、「情報無し」のいずれであっても適用されることを示している。
「合成情報」は、上記中継可否情報と上記実績情報とを合成ルールに基づいて合成した情報である。
合成ルール(1)によれば、機器サーバ20が中継することができない旨(No)を中継可否情報が示している場合には、実績情報に関わらず、機器サーバ20が中継することができない旨(No)を合成情報が示す。このようにする理由は、機器サーバ20が通信を中継することができない機器であることが中継可否情報で定められている場合は、実績情報において、実際に機器サーバ20が通信を中継できた場合であっても、できない場合であっても、現状の「中継できない」事実をもって合成情報としては「中継できない」と決定することが妥当であると考えられるからである。
合成ルール(2)〜(4)のそれぞれによれば、機器サーバ20が中継することができる旨(Yes)を中継可否情報が示している場合には、実績情報と同じ情報を合成情報が示す。このようにする理由は、機器サーバ20が通信を中継することができる機器であることが中継可否情報で定められている場合は、機器サーバ20が実際に通信を中継できたか否かを示す情報に応じて提示する中継可否情報を決定することが妥当であると考えられるからである。
図7は、本実施の形態に係る合成テーブルT701の説明図である。
図7に示される合成テーブルT701は、1以上の機器ごとに、「Vender ID」欄、「Product ID」欄、「名称」欄、及び、「合成情報」欄を含む。合成テーブルT701は、中継テーブルT401と実績テーブルT501とを、ルールテーブルT601に示される合成ルールで合成することで生成される合成テーブルである。
合成テーブルT701の「Vender ID」欄、「Product ID」欄、及び、「名称」欄は、中継テーブルT401におけるものと同様である。
「合成情報」欄は、中継テーブルT401における中継可否情報と、実績テーブルT501における実績情報とを合成ルールに基づいて合成することで生成された合成情報である。
合成テーブルT701は、スピーカについては、機器サーバ20が中継することができる旨(Yes)を示している。これは、中継可否情報と実績情報とに合成ルール(2)が適用された結果である。
合成テーブルT701は、プリンタスキャナについては、機器サーバ20が中継することができない旨(No)を示している。これは、中継可否情報と実績情報とに合成ルール(1)が適用された結果である。
図8は、本実施の形態に係る機器情報表示装置による機器情報の表示画像の第一例である。
表示画像801は、対象機器を示す情報811を含む。また、表示画像801は、対象機器の中継可否情報を示す情報812を含む。接続ボタン821及び切断ボタン822は、図12における同じ名称のものと同じである。
表示画像801は、さらに、中継可否情報を示す情報812を含む。中継可否情報は、中継情報取得部121が取得したものである。また、中継可否情報は、合成部123が合成ルールに基づいて実績情報を合成する合成処理を施した場合には、合成処理を施した後のものであってもよい。情報812は、中継可否情報を示すものであればよく、その表示態様は限定されない。その表示態様について図9を参照しながら説明する。
図9は、本実施の形態に係る機器情報表示装置による表示態様の説明図である。
図9の(a)〜(d)のそれぞれは、中継できる旨(Yes)を中継可否情報が示す場合の表示態様の例である。また、図9の(e)〜(h)のそれぞれは、中継できない旨(No)を中継可否情報が示す場合の表示態様の例である。
具体的には、(a)及び(e)は、中継可否情報を文字で示す表示態様の例である。なお、この場合、文字だけであってもよいし、文字に図形を付したり、文字を図形で囲ったりしてもよい。また、文字の例として「接続可」若しくは「接続不可」を示したが、これに限らず、「中継可」若しくは「中継不可」、又は、「Yes」若しくは「No」のようなものであってもよい。
(b)及び(f)は、中継可否情報を文字で示し、かつ、当該文字をハイパーリンクとする場合の表示態様の例である。ユーザがハイパーリンクを操作する(例えば、ハイパーリンクにマウスカーソルを重ねた状態でマウスをクリックする)ことで別のページ又は表示画像に遷移することができる。なお、(a)と同じ表示態様とし、クリッカブルにするだけでも同様の効果を奏する。
(c)及び(g)は、中継可否情報をアイコン又は記号で示す表示態様の例である。この表示態様によれば、ユーザは、直感的に中継可否情報を把握することができる。また、文字を全く用いないことも可能であるので、ユーザの使用言語によらずに効果を奏する。
(d)及び(h)は、中継可否情報を、対象機器の表示態様に反映させる表示態様の例である。例えば、中継できる旨(Yes)を中継可否情報が示す場合には、対象機器の表示になんら加工を施さないようにし、中継できない旨(No)を中継可否情報が示す場合には、対象機器の表示にハッチングを施すようにする。この表示態様によれば、ユーザは、直感的に中継可否情報を把握することができる。
このように、機器情報表示装置10の表示画像801を閲覧したユーザは、対象機器のそれぞれに機器サーバ20による中継を介して接続することができるか否かを知ることができる。
図10は、本実施の形態に係る機器情報表示装置の処理のフローチャートである。
ステップS1001において、機器サーバ20に接続された機器30を、対象機器として検出する。
ステップS1002において、中継情報取得部121は、機器サーバ20から中継テーブルを取得する。
ステップS1003において、実績情報取得部122は、機器DB40から実績テーブルを取得する。なお、ステップS1003の処理は本発明に必須ではない。
ステップS1004において、合成部123は、実績テーブルに示された実績情報を合成ルールに基づいて、対象機器ごとに中継可否情報に合成する合成処理を施す。なお、ステップS1004の処理は本発明に必須ではない。
ステップS1005において、表示部112は、対象機器を示す情報の表示に関連付けて、対象機器についての中継可否情報に基づいた表示を行う。
図11は、本実施の形態に係る機器情報表示装置による機器情報の表示画像の第二例である。図11に示される表示画像1101は、対象機器であるプリンタスキャナのより詳細な情報を示す画像である。
表示画像1101は、プリンタスキャナの詳細情報として、印刷機能、スキャン機能、及びメモリカード読み書き機能のそれぞれについて、中継可否情報が示されている。このように中継可否情報を示す場合には、中継テーブルT401、実績テーブルT501、及び、合成テーブルT701のそれぞれが、機器の機能ごとの中継可否情報などを扱うようにすればよい。上記テーブルの取得方法又は作成方法は、上記の説明のとおりである。
表示画像1101によれば、ユーザは、複数の機能を有する機器について、それぞれの機能を機器サーバ20による中継を介して利用できるか否かを知ることができる。
以上のように本実施の形態における機器情報表示装置によれば、機器情報表示装置は、中継可否情報に基づいた表示により、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせることができる。中継可否情報は、通信特性などから事前に判定された情報であり、機器サーバに接続された機器との通信が機器サーバにより中継可能であるか否かが示された情報である。この表示を閲覧したユーザは、実際に当該機器に接続する操作を行う前の時点で、当該操作を行うと当該機器との間の通信が可能になるかを事前に知ることができる。よって、機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前にユーザに知らせることができる。また、ユーザは、実際に機器サーバを介して機器を利用する前に、その機器が利用できるか否かを知ることができるので、利便性が向上する。
また、機器情報表示装置は、実績情報が加味された中継可否情報に基づいた表示を行うことができる。実績情報は、実際に機器サーバに機器を接続して利用することができたか否かについての実績を示す情報である。よって、機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前に、より正確にユーザに知らせることができる。
また、機器情報表示装置は、合成ルールに従って、より具体的に実績情報を中継可否情報に合成することができる。合成ルールによれば、まず、中継可否情報により事前に利用不可と判定されている機器が、利用不可と判定される。次に、中継可否情報により利用可と示されている機器が、実際に使用された実績に基づいた利用可否に従って判定される。よって、機器情報表示装置は、機器サーバを介して機器が利用可能であるか否かを事前に、より正確にユーザに知らせることができる。
また、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性を、機器を示す表示の近傍に示す。ユーザはこの表示を閲覧することで、機器と、その機器の機器サーバを介した利用可能性とを直感的に把握することができる。
また、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性を、アイコン又は文字で示す。ユーザはこの表示を閲覧することで、機器と、その機器の機器サーバを介した利用可能性とをより直感的に把握することができる。また、ユーザは、自身の使用言語によらずに、上記利用可能性を把握することができる。
また、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性の詳細情報をユーザに閲覧させることができる。複数の種類の機能を有している機器は、その機能ごとに機器サーバを介した利用可能性が異なる場合がある。そのため、機器ごとに機器サーバを介した利用可能性をユーザに把握させることで、ユーザの利便性をさらに向上することができる。
また、機器情報表示装置は、機器サーバを介した利用可能性を示した後に、実際に機器サーバによる中継を介してその機器との通信を行うことができる。ユーザは、利用可能性を把握したうえで機器への通信を行う指示を行うことができるので、ユーザの利便性をさらに向上することができる。
以上、本発明の機器情報表示システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
たとえば、中継テーブルについては原則更新不可能として説明してきたが、機器サーバ自体の改良又は仕様変更によって、製造元の判断のうえ、適宜更新し適用することができる。
本発明は、機器サーバを介して適切に接続することができる機器の表示を行う機器情報表示装置に利用可能である。具体的には、PC、スマートフォン、又は、タブレット端末などに利用可能である。
10 機器情報表示装置
20 機器サーバ
25 接続ケーブル
30 機器
40 機器DB
50 LAN
60 機器情報表示システム
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 記憶装置
105 NIC
106 表示画面
107 入力装置
110 検出部
111 取得部
112 表示部
121 中継情報取得部
122 実績情報取得部
123 合成部
801、1101、1201 表示画像
811、812、1211 情報
821、1221 接続ボタン
822、1222 切断ボタン
T401 中継テーブル
T501 実績テーブル
T601 ルールテーブル
T701 合成テーブル

Claims (11)

  1. 1以上の対象機器に第一規格で接続された機器サーバに、前記第一規格と異なる第二規格で接続された機器情報表示装置であって、
    前記第二規格での通信を用いて前記対象機器を検出する検出部と、
    前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが相互に変換することで、前記機器情報表示装置と前記対象機器との通信を中継することができるか否かを、前記対象機器に対応付けて示す中継可否情報を前記機器サーバから取得する中継情報取得部と、
    前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが中継した実績を前記対象機器に対応付けて示す実績情報を取得する実績情報取得部と、
    少なくとも前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に基づいた表示を行う表示部とを備える
    機器情報表示装置。
  2. 前記機器情報表示装置は、さらに、
    前記対象機器ごとに、前記実績情報に示された実績情報を前記中継可否情報に合成する合成処理を行う合成部を備え、
    前記表示部は、
    前記合成部が前記合成処理を施した後の前記中継可否情報に示された前記対象機器についての前記中継可否情報に基づいた表示を行う
    請求項1に記載の機器情報表示装置。
  3. 前記合成部は、前記対象機器ごとに、
    (i)機器サーバが中継できない旨を前記中継可否情報が示す場合には、前記中継可否情報を維持することを、前記合成処理として行い、
    (ii)機器サーバが中継できる旨を前記中継可否情報が示す場合には、前記実績情報と同じ情報を前記中継可否情報が示すように前記中継可否情報を変更することを、前記合成処理として行う
    請求項2に記載の機器情報表示装置。
  4. 前記表示部は、
    前記対象機器を示す情報の表示の近傍に、前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に基づいた表示を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器情報表示装置。
  5. 前記表示部は、
    前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に対応するアイコン又は文字を表示することで、前記表示を行う
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の機器情報表示装置。
  6. 前記表示部は、さらに、
    前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが中継することができるか否かを、前記中継可否情報より詳細に示す中継詳細情報を掲載したWebページへのハイパーリンクを、前記対象機器を示す情報の表示の近傍に表示する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器情報表示装置。
  7. 前記機器情報表示装置は、さらに、
    前記機器サーバによる中継を用いて前記対象機器との通信を行うことができる機器通信部を備え、
    前記表示部は、
    前記機器通信部による前記通信を開始するための接続ボタンを表示し、
    前記機器通信部は、
    前記接続ボタンに対する操作が検出された場合に、前記通信を開始する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の機器情報表示装置。
  8. 1以上の対象機器に第一規格で接続され、前記第一規格と異なる第二規格で機器情報表示装置に接続された機器サーバであって、
    (a)前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが相互に変換することで、前記機器情報表示装置と前記対象機器との通信を中継することができるか否かを、前記対象機器に対応付けて示す中継可否情報と、(b)前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが中継した実績を前記対象機器に対応付けて示す実績情報と、を保持している保持部と、
    前記機器情報表示装置に前記中継可否情報及び前記実績情報を送信する送信部とを備える
    機器サーバ。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の機器情報表示装置と、
    請求項8に記載の機器サーバとを備え、
    前記機器サーバの送信部は、前記機器情報表示装置に前記中継可否情報及び前記実績情報を送信し、
    前記機器情報表示装置の中継情報取得部は、前記機器サーバから前記中継可否情報を取得し、
    前記機器上表表示装置の実績情報取得部は、前記機器サーバから前記実績情報を取得する
    機器情報表示システム。
  10. 1以上の対象機器に第一規格で接続された機器サーバに、前記第一規格と異なる第二規格で接続された機器情報表示装置における機器情報表示方法であって、
    前記第二規格での通信を用いて前記対象機器を検出する検出ステップと、
    前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが相互に変換することで、前記機器情報表示装置と前記対象機器との通信を中継することができるか否かを、前記対象機器に対応付けて示す中継可否情報を前記機器サーバから取得する中継情報取得ステップと、
    前記第一規格での通信と前記第二規格での通信とを前記機器サーバが中継した実績を前記対象機器に対応付けて示す実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
    少なくとも前記対象機器に対応付けられた前記中継可否情報に基づいた表示を行う表示ステップとを含む
    機器情報表示方法。
  11. 請求項10に記載の機器情報表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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