JP2023095697A - コンテンツ再生システム、コンテンツ配信システム、及び、コンテンツ再生指示プログラム - Google Patents

コンテンツ再生システム、コンテンツ配信システム、及び、コンテンツ再生指示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに煩雑な操作を行わせることなく、あるタイトルに対するコンテンツを切り換え再生を行うことを目的とする。【解決手段】本発明に係るコンテンツ再生システムは、ユーザが再生指示したタイトルのコード情報を読み取る読取り手段と、読取り手段で読み取られたコード情報に基づき、コンテンツを再生する再生手段と、を備え、再生手段は、再生指示されたタイトルに対応付けられた日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツを再生することを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、各種コンテンツを再生可能なコンテンツ再生システム、各種コンテンツを配信するコンテンツ配信システム、並びにコンテンツの再生指示を行うコンテンツ再生指示プログラムに関する。
現在、映画やドラマ等、各種コンテンツは、映画館やテレビ等、既存の再生形態のみならず、パーソナルコンピュータやスマートフォン等の各種情報処理装置で再生することが可能である。ユーザはネット上で配信される各種コンテンツを購入、あるいは、レンタルすることで気軽にコンテンツを視聴することが可能となっている。
特許文献1には、例えばコンテンツを1日利用可能、1時間利用可能といった利用条件でコンテンツを利用する再生装置において、電源断による権利の消失を防止しつつ、権利が消費された時点でデジタルコンテンツ再生装置からコンテンツ鍵を削除することのできるデジタルコンテンツ再生装置が開示されている。
特開2005-176176号公報
特許文献1に記載されるように、コンテンツの視聴においては、視聴権利を購入し、購入した視聴権利に基づいて視聴を行うことが一般的である。ところで、コンテンツ配信では、コンサート等を生中継するライブ配信が行われることがある。このようなライブ配信では、ユーザは当該ライブ配信の視聴権利となるチケットを購入して、コンテンツの視聴を楽しむことになる。
出願人は、このようなライブ配信を行うに際し、ライブ配信を視聴することの出来なかったユーザ、あるいは、何度も視聴を楽しみたいユーザに対して、ライブ配信を行った後、アーカイブコンテンツとして配信し、ユーザに視聴させるシステムを検討している。
当該システムの構築にあたり、ユーザは、ライブ配信視聴用のチケット、アーカイブコンテンツ視聴用のチケットが必要となることが考えられる。しかしながら、複数のチケットを用意することは、ユーザにとって煩雑な管理を伴うことが考えられる。
本発明はこのような事情を考慮したものであって、あるタイトルについて、ライブ配信の視聴、及び、アーカイブ配信の視聴を容易に行うことを可能とするものである。
そのため、本発明に係るコンテンツ再生システムは、以下の構成を採用するものである。
コンテンツの再生が可能なコンテンツ再生システムであって、
ユーザが再生指示したタイトルのコード情報を読み取る読取り手段と、
読取り手段で読み取られたコード情報に基づき、コンテンツを再生する再生手段と、を備え、
再生手段は、再生指示されたタイトルに対応付けられた日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツを再生する。
さらに、本発明に係るコンテンツ再生システムにおいて、再生手段は、タイトルに対応付けられた日時前の場合、第1のコンテンツを、タイトルに対応付けられた日時後の場合、第2のコンテンツを再生する。
さらに、本発明に係るコンテンツ再生システムにおいて、第1のコンテンツと第2のコンテンツは、少なくともその一部が共通するコンテンツである。
さらに、本発明に係るコンテンツ再生システムにおいて、
第1のコンテンツは、ライブ配信されるコンテンツであって、第2のコンテンツはライブ配信された第1のコンテンツのアーカイブである。
さらに、本発明に係るコンテンツ再生システムにおいて、
ユーザが所持する携帯端末で実行可能なプログラムを有し、
プログラムは、ユーザによりタイトルが指示された場合、タイトルに対応する日時、及び、現在の日時に応じて、コード情報を変化させる。
また、本発明に係るコンテンツ配信システムにおいて、
コンテンツの再生が可能なコンテンツ再生システムと、コンテンツ再生システムにコンテンツを配信する配信手段を備えたコンテンツ配信システムであって、
コンテンツ再生システムは、
ユーザが取得したタイトルのコード情報を読み取る読取り手段と、
読取り手段で読み取られたコード情報に基づき、コンテンツを再生する再生手段と、を備え、
再生手段は、タイトルに対応する日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツを再生する。
さらに、本発明に係るコンテンツ配信システムにおいて、
コンテンツ配信手段は、第1のコンテンツを配信する第1の配信手段と、第2のコンテンツを配信する第2の配信手段を有する。
また、本発明に係るコンテンツ再生指示プログラムは、ユーザが所持する携帯端末で実行可能であって、コンテンツの再生が可能なコンテンツ再生システムに指示を行うコンテンツ指示プログラムであって、
コンテンツ指示プログラムは、ユーザによりタイトルが指定された場合、タイトルに対応付けられた日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツの再生指示するコード情報を表示する。
本発明に係るコンテンツ再生システム、コンテンツ配信システム、及び、コンテンツ再生指示プログラムによれば、ユーザがあるタイトルの視聴を行う際、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、第2のコンテンツの視聴を切り換えることが可能となる。したがって、ユーザは煩雑な操作、あるいは、チケットの管理を行うことなく、第1のコンテンツ、あるいは、第2のコンテンツを視聴することが可能となる。
カラオケ店舗におけるネットワーク構成を示す図。 本実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図。 本実施形態に係る配信構成を説明するための図 本実施形態に係るチケット販売処理を示すフロー図 本実施形態に係る2次元コード取得までの処理を示すフロー図 本実施形態に係る携帯端末の各種画面を示す図 本実施形態に係るチケット状況を説明するための図 本実施形態に係る配信処理を示すフロー図 本実施形態に係る初期画面を示す図 本実施形態に係るコンテンツ選択画面を示す図 本実施形態に係るコンテンツ予約処理を示すフロー図 本実施形態に係る読取説明画面を示す図 本実施形態に係るチケット読取画面を示す図 本実施形態に係るチケット人数確認画面を示す図 本実施形態に係る人数確認説明画面を示す図 本実施形態に係るスタッフ専用確認画面を示す図 本実施形態に係るICカード読取画面を示す図 本実施形態に係る予約確認画面を示す図 本実施形態に係る再生処理を示すフロー図
カラオケボックスのようなカラオケ店舗では、多数のカラオケ装置、リモコン装置が必要とされ、このような環境下では、複数のリモコン装置は、ネットワーク上に設置されたアクセスポイントを介してネットワークに接続される。図1は、カラオケ店舗におけるネットワーク構成の一例を示した図である。
この図に示されるようにA号室~K号室までの各部屋には、カラオケ装置2a~2kと、モニタ41a~41kが設置されている。カラオケ装置2a~2kは、LANケーブルを介してLAN100に接続され、ネットワークを構成している。さらに、LAN100はルータ120、光モデム121を介してインターネットに接続され、図示しないサーバと通信を行うことができる。このようなネットワーク環境下では、カラオケ装置2a~2kは、サーバと通信することで、新しい楽曲情報のダウンロードを行う、あるいは、ユーザ情報や利用履歴などをサーバで管理することが可能となる。
一方、カラオケ装置2に対して、選曲の指示、各種制御命令を出力するリモコン装置1は、管理者(従業者、スタッフともいう)によりカウンタで管理されている。カラオケ店舗に来店したお客様(ユーザ)は、このカウンタで手続を済ましてリモコン装置1を借り受け、管理者に指示された部屋へ移動する。リモコン装置1は、無線LAN機能を備えており、店舗内に設置された何れかのアクセスポイント110a~110cを介してLAN100に接続され、対応付けられたカラオケ装置2と通信することが可能となっている。
また、カウンタ内には、管理者が操作する管理用コンピュータ6が設けられている。この管理用コンピュータ6は、来店したお客様の管理を行う情報処理装置であって、各部屋におけるお客様の入室人数、来店時刻、滞在時間、退店時間、料金等を管理することが可能である。また、本実施形態では、LAN100に接続されており、インターネットを介した通信、あるいは、各部屋に設置されたカラオケ装置2a~2k、あるいは、リモコン装置1と通信を行うことも可能となっている。
図2は、本発明の実施形態に係るカラオケ再生システム3(「コンテンツ再生システム」に相当)の構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケ再生システム3は、カラオケ装置2(「コンテンツ再生装置」に相当)と、リモコン装置1(「コンテンツ再生指示装置」に相当)を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。図1では、各部屋に設置されたカラオケ装置2a~2k、モニタ41a~41kを識別できるように添字a~kを付しているが、図2においては、添字a~kを省略して記載している。
カラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏手段として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザからの各種入力を受け付けるスイッチなどで構成される入力手段としての操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈して制御部20に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶するカラオケ装置2側の記憶手段としてのHDD26(ハードディスク)を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続するため、カラオケ装置側通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞、背景映像等の映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、背景映像情報に基づいて背景映像を再生する映像再生部29、再生する背景映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された背景映像に歌詞を重畳表示する映像制御部30を備えている。なお、映像制御部30では、背景映像に対して映像効果を付与する機能を有してもよい。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されたモニタ41以外に、タッチパネルモニタ31に対しても各種情報を表示することが可能である。タッチパネルモニタ31は映像制御部30から入力された映像情報を表示する表示部31aと、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル31bが重畳されて構成されている。また、カラオケ装置2に対する各種操作は、カラオケ装置2のフロントパネル等に設けられた操作部21を介して行うことも可能となっている。
本実施形態のタッチパネルモニタ31は、リモコン装置1の操作手段であるタッチパネルモニタ11と同様の操作手段として機能することも可能としている。ユーザはタッチパネルモニタ31から楽曲を選択して、直接カラオケ装置2に予約をさせるなど、リモコン装置1と同等の操作手段として機能することが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するための制御手段として、CPU等で構成された制御部20、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を備えている。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、選曲処理、再生処理などを実行可能としている。選曲処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1から送信された楽曲を識別する楽曲IDを含む予約情報をメモリ27に記憶する予約テーブルに登録する。再生処理は、予約テーブルに登録された予約情報に基づき楽曲を再生させる処理であって、演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。なお、本実施形態の再生処理では、楽曲のみならず、映画、ドラマ、バラエティ、PV(プロモーションビデオ)、音楽ライブ等の各種コンテンツを再生することが可能となっている。
楽曲を再生する演奏処理は、カラオケ情報に含まれる伴奏情報を音響制御部25にて演奏させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカ42から放音される。歌詞再生処理は、カラオケ情報に含まれる歌詞情報に基づいて、歌詞をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、予約情報などカラオケ装置2に対して各種指示を送信するとともに、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続された各種サーバから各種情報を受信する。本実施形態では、ユーザインターフェイスとしてボタンなどの操作部21と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、楽曲検索に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶するメモリ10b、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御手段を備えて構成される。リモコン側制御手段には、CPU等で構成される制御部10a、表示部11aに対して表示する映像を形成する映像制御部10c、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM10e、操作部13からの入力を解釈して制御部10aに伝達する操作処理部12が含まれている。また、音響制御部10dは、制御部10aの制御に基づき、スピーカ14に対して各種操作音等を出力させることが可能である。
さらに本実施形態のリモコン装置1は、タッチパネルモニタ11の上部にカメラ17が配置されており、撮影、あるいは、画像の読取を行うことが可能となっている。また、タッチパネルモニタ11の右側には、近接センサとしてのNFCセンサ18が設けられており、NFCセンサ18にかざされたICカード、あるいは、スマホ等の携帯端末に記憶された情報を読み取ることが可能となっている。
リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種指令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。なお、カラオケ装置2の操作は、ユーザ(顧客)が所持するスマートフォン等の携帯端末を使用して行うことも可能である。その場合、ユーザが来店した際、ユーザが所持する携帯端末とカラオケ装置2とが対応付けられる。
ここで、リモコン装置1とカラオケ装置2を対応付ける対応付け処理について説明する。対応付け処理は、(1)予め店舗の従業員によって行われる形態、(2)お客様によって行われる形態が考えられる。
(1)の場合、リモコン装置1とカラオケ装置2とは予め従業員の操作によって対応付け処理が実行され、店舗のカウンタでは、お客様が入室する部屋に設置されるカラオケ装置2に対応付けられたリモコン装置1が貸し出されることになる。
(2)の場合、カウンタで貸し出されるリモコン装置1は、対応付けが解除された状態となっており、お客様が入室した部屋で、お客様の操作によって対応付け処理が実行されることで、借り受けたリモコン装置1と入室した部屋に設置されているカラオケ装置2が対応付けられることになる。
本実施形態のカラオケ再生システム3では、楽曲のみならず、映画、ドラマ、バラエティ、PV(プロモーションビデオ)、音楽ライブ等の各種コンテンツを再生することが可能となっている。コンテンツは、自由に再生することができる無料のコンテンツ情報と、コンテンツ情報の視聴に対する対価(支払い)が必要となる有料のコンテンツ情報がある。有料のコンテンツ情報の再生を希望するユーザは、ユーザが所持するスマートフォン等の携帯端末、あるいは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を使用して、販売サイトにアクセスし、所望のコンテンツ情報のチケットを購入する。
図3は、本実施形態に係る配信構成を説明するための図である。本実施形態では、ライブ配信コンテンツと、アーカイブコンテンツとで、異なる配信手段を使用して配信を行うこととしている。ライブ配信コンテンツ、アーカイブコンテンツに適した配信手段を使用することで、効率よく、また、低コストでの配信が実現される。
まず、ライブ配信コンテンツの配信手段(以下、「第1の配信手段」という)について説明を行う。第1の配信手段は、ライブ会場からの中継を行うものであって、ライブ管理サーバ52、管理サーバ51、ライブ配信サーバ61を使用して、ライブ会場からカラオケ店舗にライブ配信コンテンツの配信を行う。なお、図3において、ライブ配信サーバ61とルータ120間は、インターネットを使用して通信接続されている。図3中、ライブ管理サーバ52とライブ配信サーバ61間等、線で結ばれた構成間においても、インターネットを使用して通信接続することとしてもよい。
ライブ会場には、複数台のカメラ521が設置されており、ライブ管理サーバ52にライブ会場の映像を出力する。ライブ管理サーバ52は、現地スタッフ等の操作に基づき、カメラ521からの映像を適宜選択し、エンコード行った後、ライブ配信コンテンツを配信する。本実施形態では、ライブ管理サーバ52から配信されたライブ配信コンテンツは、一旦、ライブ配信サーバ61に記憶され、ライブ配信サーバ61からカラオケ装置2に対し、カラオケ店舗に設置されたルータ120を介して配信される。なお、ライブ配信サーバ61からの配信形態としては、ストリーム配信が使用されている。
ライブ配信コンテンツの配信には、生放送を理由とする迅速性、及び、回線が途切れない安定性が重要となる。そのため、ライブ配信コンテンツの配信を行うライブ配信サーバ61には、高機能のサーバを使用することが好ましい。このような高機能のサーバは、サーバの運営特化した専門他社に任せることが考えられる。そのため、ライブ配信サーバ61は、他社運営のサーバを使用することとしてもよい。また、編集用サーバ62についても、ライブ配信サーバ61と同様、他社運営のサーバを使用することとしてもよい。そして、ライブ配信サーバ61と編集用サーバ62は、共通のサーバを使用することとしてもよい。
管理サーバ51は、ユーザが購入したチケット、並びに、コンテンツの配信管理を行う。図3において、管理サーバ51は、ライブ配信サーバ61、編集用サーバ62、アーカイブ管理サーバ53と線で結ばれ、それらと通信することが可能であることを示しているが、この他、カラオケ店舗に設置されたカラオケ装置2と、インターネットを介して通信を行うことも可能である。
ライブ配信サーバ61は、管理サーバ51からの指示、あるいは、ライブ配信サーバ61に対する指示、あるいは、ライブ配信サーバ61による判断に基づき、ライブ管理サーバ52から受信したライブ配信コンテンツの配信を行う。配信されたライブ配信コンテンツは、カラオケ装置2で再生され、ユーザは、ライブ配信コンテンツを視聴可能となる。なお、ライブ配信サーバ61による判断としては、予め設定された配信開始日時に基づき、配信開始日時あるいはその所定時間前に配信を開始する他、ライブ管理サーバ52からのライブ配信コンテンツの受信開始に基づき判断することが考えられる。
次に、アーカイブコンテンツの配信手段(以下、「第2の配信手段」という)について説明を行う。第2の配信手段は、一旦記録されたアーカイブコンテンツの配信を行うものであって、例えば、ライブ配信されたライブ配信コンテンツを記録し、ライブの後、視聴可能とするものである。あるいは、アーカイブコンテンツは、ライブ配信されたコンテンツに限られるものではなく、映画、ドラマ、ライブ配信されていないコンサート映像等、各種コンテンツとすることができる。
このようなアーカイブコンテンツの配信は、ライブ配信コンテンツと比較して、迅速性は必ずしも必要とされない。そのため、本実施形態では、P2P(Peer to Peer)技術を用いた配信手段を使用している。詳細には、分散配置型CDN(Content Delivery Network)を使用するものであって、インターネット上にキャッシュサーバを分散配置し、キャッシュサーバを使用してコンテンツを配信する仕組みを使用している。その際、キャッシュサーバとして、カラオケ店舗に設置される記憶部130を使用することも可能である。なお、ルータ120によっては、記憶部を備えた機種も存在する。その場合、記憶部130は、ルータが備えた記憶部を使用することも可能である。
本実施形態では、配信済みのライブ配信コンテンツをアーカイブコンテンツとして使用している。ライブ配信サーバ61で配信されたライブ配信コンテンツは、編集用サーバ62においてアーカイブコンテンツ用に編集される。アーカイブ用コンテンツへの編集は、不要な部分の削除、新たな映像の追加、タイトルや歌詞等のテロップ付加等がある。この編集作業は、管理サーバ51からの操作指示によって行うことも可能である。編集によって形成されたアーカイブコンテンツは、アーカイブ管理サーバ53に保存され、カラオケ店舗への配信が行われる。
アーカイブ管理サーバ53は、管理サーバ51からの指示に基づき、アーカイブコンテンツの配信を行う。その際、アーカイブ管理サーバ53は、インターネット上に設けられたファイル分散管理サーバ54にアーカイブコンテンツを送信する。アーカイブコンテンツを受信したファイル分散管理サーバ54は、インターネット上に設定されたキャッシュサーバ55a~55eを使用して、カラオケ店舗に設置された記憶部130に対してアーカイブコンテンツを配信する。このような第2の配信手段を使用することで、アーカイブコンテンツの配信開始後、即時性は損なわれる可能性があるものの、適切な通信経路を利用して、カラオケ店舗の記憶部130にアーカイブコンテンツを配信することが可能となる。
また、第2の配信手段では、他のカラオケ店舗に設置されている記憶部130をキャッシュサーバとして使用することも可能である。また、自己のカラオケ店舗に設置されている記憶部130も他のカラオケ店舗に設置される記憶部130に対するキャッシュサーバとして機能する。したがって、既にある資産を利用した配信形態となっており、配信時におけるコスト削減に貢献することになる。一方、ライブ配信コンテンツについては、迅速な配信が求められるため、他社が運営する高機能なライブ配信サーバ61を利用することで、高コストになる可能性はあるものの、迅速に配信を行うことが可能である。
次に、このようなライブ配信コンテンツ、アーカイブコンテンツの配信構成を使用し、あるタイトルについて、チケット販売からライブ配信、そして、ライブ配信後のアーカイブ配信までの行程を説明する。
図4は、本実施形態に係るチケット販売処理を示すフロー図である。ユーザは所持する携帯端末7を使用して管理サーバ51にログイン処理を行う(S101)。ログイン処理では、ユーザはユーザID、パスワードを入力する。管理サーバ51は、受信したユーザID、パスワードに基づき認証を実行する(S201)。認証できた場合(S201:Yes)、携帯端末7は、管理サーバ51が提供する販売サイト(S202)を使用し、チケットの購入が可能となる。一方、認証ができなかった場合(S201:No)、管理サーバ51は、携帯端末7にエラー通知を送信する。
携帯端末7は、販売サイト(S202)にアクセスし、希望するチケットを指定(S102)、当該チケットに対する購入指示(S103)を実行する。図6(A)は、携帯端末7の表示部71に表示されるチケット購入画面を示したものである。本実施形態では、Webブラウザを使用した形態となっており、ユーザはログインすることで、チケット購入、及び、購入したチケットの管理等を行うことが可能である。なお、購入可能なチケットの閲覧は、ログイン前においても可能であり、ログイン前にチケット購入の指示を行うと、ユーザに対してログインの要求、あるいは、新規アカウントの作成が要求される。
画面上部には、マイページ選択ボタン71a、チケット発券選択ボタン71bの他、ヘルプボタン、メニューボタンが設けられている。マイページ選択ボタン71aを選択した場合、既に購入したチケット、あるいは、抽選対象となっているチケットの抽選結果等、ユーザが購入、応募したチケットに関する情報が表示される。図6(A)は、ユーザが購入対象とするタイトルを指定した際の画面である。画面には、チケット関連情報71c、チケット種別選択欄71d、枚数選択欄71e、戻るボタン71f、支払い方法選択ボタン71gが設けられている。
チケット関連情報には、配信対象となるコンテンツのタイトル、視聴に関する情報が表示されている。図6(A)の例では、ライブ配信、及び、アーカイブ配信による視聴が可能なコンテンツとなっている。そのため、ライブ配信が行われる公演日時と、アーカイブ配信が行われるアーカイブ視聴期間が表示されている。この他、タイトルによっては、ライブ配信のみ、アーカイブ配信のみの販売形態とすることも可能である。
チケット種別選択欄71dは、ユーザが所望するチケット種別を選択することが可能である。図6(A)には、「ライブ+アーカイブ」が選択された状態が示されている。このタイトルでは、ライブ配信、アーカイブ配信が行われるため、「ライブ+アーカイブ」意外に「ライブ」、「アーカイブ」を選択することが可能である。また、「ライブ+アーカイブ」、「ライブ」、「アーカイブ」では、それぞれを異なる価格に設定することが可能である。また、「ライブ+アーカイブ」、「ライブ」、「アーカイブ」に対し、グッズを付した形態を設けることも可能である。購入したグッズは、視聴を行うカラオケ店舗、あるいは、郵送で受け取ることが可能である。そして、グッズ付きのチケット、グッズ無しのチケットは、異なる価格に設定される。
また、本実施形態では、枚数選択欄71eを使用し、コンテンツを視聴する人数(視聴人数)を指定してチケット購入の指示(S103)を行う。チケット販売サイト(S202)では、指定された視聴人数に応じた価格で課金処理を実行する。例えば、1人あたりの視聴料金が2500円であって、視聴人数が2人の場合、2×2500円=5000円の料金が課せられることになる。課金処理が完了すると、管理サーバ51は、チケット販売サイト(S202)で販売されたチケットに関する情報を、チケット情報として記憶する。その際、メール等を使用して、ユーザにチケット購入に関する情報を通知してもよい。
図5は、本実施形態に係る2次元コード取得までの処理を示すフロー図である。本実施形態では、コンテンツの視聴時、ユーザは2次元コード(「コード情報」に相当)を使用することで、チケットの購入を証明し、コンテンツ(ライブ配信コンテンツ、アーカイブコンテンツ)を視聴することが可能である。
ユーザは、携帯端末7を操作して、チケットを管理する管理サーバ51にアクセスし、ログインを行う(S110)、ログインにより管理サーバ51の認証が得られた場合(S111:Yes)、図6(B)から図6(C2)に示されるログイン後画面が表示される(S112)。ログイン後画面において、チケット発券選択ボタン71bが操作されると(S113:Yes)、購入済みチケットの状況を取得し(S114)、購入済みチケット一覧画面が表示される(S115)。
図6(B)は、購入済みチケット一覧画面を示す図である。購入済みチケット一覧画面には、購入済みの各チケットについて、購入済みチケット情報表示欄72が表示される。図では、2つの購入済みチケット情報表示欄72が表示されている。ユーザは、スクロール操作を行うことで、全ての購入済みチケット情報表示欄72を閲覧、確認することが可能である。
各購入済みチケット情報表示欄72には、購入済みチケット関連情報721、チケット状況722、キャンセル可否状況723、発券ボタン724が表示されている。購入済みチケット関連情報721には、購入後に発行される注文番号、コンテンツタイトル、公演日時、申込内容が含まれている。申込内容には、購入したチケット種別、及び、購入枚数が含まれている。
チケット状況722は、購入したチケットがどのような状況にあるかを示す情報である。発券ボタン724は、操作することで、コンテンツ視聴に必要となる2次元コードを表示することが可能である。なお、本実施形態の発券ボタン724は、チケット状況に応じて、その操作可否状態が変化する。
図7は、本実施形態に係るチケット状況722を説明するための図であって、コンテンツの配信状況と、チケット状況の関係を示しており、右方向は日時の経過を示している。
ライブが行われる前日までは、チケット状況722は「発券準備中」となる。この場合、コンテンツを視聴するための2次元コードを取得することはできず、発券ボタン724は、操作できない、あるいは、操作を受け付けない状態となる。ライブ前日からライブ配信が終了するまでの期間、チケット状況722は、図6(B)に示されるように「発券中」となる。「発券中」の期間においては、発券ボタン724が操作可能、あるいは、操作を受け付け可能な状態となり、ライブ配信コンテンツを視聴するための2次元コードの取得が可能となる。
図6(C1)は、「発券中」において、発券ボタン724が操作されたときの画面を示したものである。画面には、コンテンツタイトル、配信形態(ライブ配信)、公演日時を含むライブチケット関連情報73a、ライブ用2次元コード73c、購入チケット情報73bが表示されている。ユーザは、ライブ用2次元コード73cを使用することで、ライブ配信コンテンツを視聴することが可能である。
本実施形態では、ライブ配信の終了後、編集用サーバ62でライブ配信コンテンツを、アーカイブコンテンツに編集し、配信を行うこととしている。そのため、ライブ配信からアーカイブ配信まで準備期間が設けられる。この準備期間においては、チケット状況722は「アーカイブ準備中」となる。この場合、コンテンツを視聴するための2次元コードを取得することはできず、発券ボタン724は、操作できない、あるいは、操作を受け付けない状態となる。
アーカイブ配信が開始されると、チケット状況722は、「アーカイブ発券中」となる。「アーカイブ発券中」の期間においては、発券ボタン724が操作可能、あるいは、操作を受け付け可能な状態となり、アーカイブコンテンツを視聴するためのアーカイブ用2次元コード74cの取得が可能となる。
図6(C2)は、「アーカイブ発券中」において、発券ボタン724が操作されたときの画面を示したものである。画面には、コンテンツタイトル、配信形態(アーカイブ配信)、アーカイブ配信期間を含むアーカイブチケット関連情報74a、アーカイブ用2次元コード74c、購入チケット情報74bが表示されている。ユーザは、アーカイブ用2次元コード74cを使用することで、アーカイブコンテンツを視聴することが可能である。
アーカイブ配信期間が終了すると、チケット状況722は、「発券終了」となる。この場合、コンテンツを視聴するための2次元コードを取得することはできず、発券ボタン724は、操作できない、あるいは、操作を受け付けない状態となる。
図5のフロー図に戻り、発券ボタン724に対する発券操作が行われた場合(S116:Yes)、発券可能か否か、すなわち、チケット状況が「発券中」、「アーカイブ発券中」であるか否かが判定される(S117)。なお、発券可能か否かの判断は、チケット状況を示す2次元コード表示期間に基づいて判断される。2次元コード表示期間は、図7で説明した「発券中」あるいは、「アーカイブ発券中」の期間をタイトル毎に規定した情報である。2次元コード表示期間は、チケット関連情報として携帯端末7に記憶しておくことで判断する、あるいは、管理サーバ51で記憶管理を行い、携帯端末7からのアクセスによって判断することが可能である。発券可能である場合(S117:Yes)、ライブ配信の場合(S118:ライブ)、図6(C1)に示される画面に遷移し、ライブ用2次元コード73cが表示される(S119)。一方、アーカイブ配信の場合(S118:アーカイブ)、図6(C2)に示される画面に遷移し、アーカイブ用2次元コード74cが表示される(S120)。
図8は、本実施形態に係る配信処理を示すフロー図である。図8は、ライブ配信とアーカイブ配信の両方が行われるタイトルに関する配信処理となっている。なお、配信形態としては、ライブ配信のみ、アーカイブ配信のみといった形態を採用することも可能である。
ライブ配信が開始される(S301:Yes)と、第1の配信手段によるライブ配信コンテンツの配信が開始される(S302)。図3で説明したように、本実施形態の第1の配信手段は、ライブ管理サーバ52で形成されたライブ配信コンテンツを、ライブ配信サーバ61を使用してカラオケ装置2にストリーム配信する形態を採用している。
ライブ配信開始(S301:Yes)からライブ配信終了(S304:Yes)までの期間は、ライブ用2次元コード73cのチケットを使用したライブ視聴可能期間(S303)となる。ライブ配信終了後(S304:Yes)、本実施形態では、編集用サーバ62においてアーカイブ編集処理(S305)が行われる。この編集用サーバ62は、第2の配信手段に対して、ライブ配信サーバ61から受信したライブ配信コンテンツをアーカイブコンテンツとして転送する転送手段として機能する。したがって、編集用サーバ62(転送手段)は、ライブ配信コンテンツをアーカイブコンテンツに加工する加工手段を備えたものということもできる。
アーカイブ編集処理(S305)の終了後、第2の配信手段によるアーカイブコンテンツの配信が開始される(S306)。図3で説明したように本実施形態の第2の配信手段は、編集用サーバ62で形成されたアーカイブコンテンツをアーカイブ管理サーバ53、ファイル分散管理サーバ54に記憶し、分散配置されたキャッシュサーバ55a~55eを使用して、カラオケ店舗の記憶部130に配信する形態を採用している。
アーカイブ配信開始(S307:Yes)からアーカイブ配信終了(S309:Yes)までの期間、アーカイブ用2次元コード74cのチケットを使用したアーカイブ視聴可能期間(S308)となる。
次に、カラオケ再生システム3におけるコンテンツの視聴方法について説明する。図9は、本実施形態に係るリモコン装置1の初期画面を示す図である。初期画面には、選曲領域81、動画配信サービス表示領域82を含んで構成されている。カラオケを行う場合、ユーザは、選曲領域81に表示される各種選曲方法を選択することで、当該選曲方法に対応する選曲画面に移動し、所望する楽曲を指定することが可能である。また、コンテンツを楽しみたいユーザは、動画配信サービス表示領域82を選択することで、コンテンツ選択画面を表示させ、所望のコンテンツを選択することが可能となっている。
図10は、本実施形態に係るコンテンツ選択画面を示す図である。コンテンツ選択画面には、コンテンツ関連情報とコンテンツサムネイル画像が対になって表示され、ユーザは、所望のコンテンツ概要を閲覧しながら選択することが可能となっている。また、コンテンツ選択画面の右側情報には、「チケット読取」と表記されたボタン111が表示されている。有料のコンテンツのチケットを購入済みのユーザは、このボタン111を操作することで、コンテンツ予約処理を開始する。
図11は、本実施形態に係るコンテンツ予約処理を示すフロー図である。図10のコンテンツ選択画面に表示されたボタン111を操作することで、コンテンツ予約処理が開始される。コンテンツ予約処理が開始されると、まず、図12に示される読取説明画面が表示される(S401)。読取説明画面には、ユーザが購入したチケットの読取方法が表示される。
本実施形態では、ユーザは、購入したチケットに対応する2次元コード(「コード情報」に相当)をスマートフォン等の携帯端末7に表示させる。なお、2次元コードは、携帯端末7に表示させたものを使用する形態以外に、プリントアウトされたものを使用することも可能である。ここで、ライブ配信コンテンツの場合、図6(C1)で説明したライブ用2次元コード73cが使用される。また、アーカイブコンテンツの場合、図6(C2)で使用したアーカイブ用2次元コード74cが使用される。ユーザは、リモコン装置1のカメラ17を使用して、携帯端末7に表示された2次元コードを読み取らせる。2次元コードの読取は、ボタン112を操作することで開始される。
読取説明画面で、ボタン112が操作されると、図13に示されるチケット読取画面が表示される(S402)。このチケット読取画面には、カメラ17で撮影している映像がタッチパネルモニタ11内に表示される。また、タッチパネルモニタ11には、コード読取範囲113が表示されており、ユーザは、このコード読取範囲113内に、携帯端末7に表示されている2次元コードが撮影されるように、携帯端末7とリモコン装置1の位置関係を調整する。
コード読取範囲113内に2次元コードを位置させることで、リモコン装置1において2次元コードが認識されると、リモコン装置1は、2次元コードに含まれる情報を読み取る(S403)。本実施形態では、ライブ用2次元コード73c、アーカイブ用2次元コード74cとで、含まれる情報を異ならせており、ライブ用2次元コード73cには、ライブ支払いIDが、アーカイブ用2次元コード74cには、アーカイブ支払いIDが含まれている。管理サーバ51は、ライブ支払いID、もしくは、アーカイブ支払いIDに基づき、チケットの有効性、及び、タイトル等を判定することが可能である。
ライブ支払いID、アーカイブ支払いIDは、コンテンツを指定するための識別子に相当している。なお、コンテンツを指定するための識別子としては、ライブ支払いID、アーカイブ支払いIDに代え、コンテンツIDとする等、各種形態を採用することができる。
2次元コードの読取り、すなわち、チケットの読取が完了(S403:Yes)すると、リモコン装置1は、読み取ったライブ支払いID、もしくは、アーカイブ支払いIDを管理サーバ51に問い合わせ、その有効性を確認する。管理サーバ51でチケットの有効性が確認できた場合、管理サーバ51は、リモコン装置1に対して、チケット関連情報を送信する(S404)。チケット関連情報には、タイトル、配信形態、配信開始日時(あるいは、アーカイブ配信期間)、視聴人数等の他、コンテンツを再生するために必要なコンテンツIDが含まれている。リモコン装置1は、管理サーバ51からチケット関連情報を受信(S404)して、チケット確認画面を表示する(S405)。
図14は、本実施形態に係るチケット確認画面を示す図である。チケット確認画面には、受信したチケット関連情報に基づき、コンテンツ名(ライブ****at横浜アリーナ)、配信開始日時(開始日時)が表示されている。また、「2名分のチケットを読み取りました。」と表記されるように、視聴人数(2人)についても併せて表示されている。本実施形態では、複数人が別々に同じコンテンツに関するチケットを購入している場合を考慮し、複数のチケットを読み取ることが可能となっている。更に別のチケットを読み取りたい場合(S406:Yes)には、ボタン114を操作することで、図13のチケット読取画面に遷移させ、2次元コードを読み取らせる。
一方、チケット確認画面で、全てのチケットを読み終えた場合(S406:No)、ユーザはボタン115を操作することで、次の処理へと遷移させる。本実施形態では、チケット関連情報に視聴人数が規定されているため、チケット関連情報に規定されている視聴人数を通知し、実際に部屋にいる人数以内であることを確認した上で、コンテンツの視聴を許可することとしている。本実施形態では、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11に視聴人数を表示し、従業者による確認作業によって、コンテンツの視聴を許可することとしている。
以下に、本実施形態の視聴人数の通知、確認について説明する。チケット確認画面において、ボタン115が操作された場合、図15に示される人数確認説明画面がタッチパネルモニタ11に表示される。この人数確認説明画面には、ユーザ(お客様)は従業者(スタッフ)に人数確認作業を依頼する旨が表示されている。ユーザは、部屋内に設置されている内線電話等を使用して、従業者を呼び出し、従業者が来室するのを待つ。
ユーザに呼び出された従業者は、人数確認説明画面に表示されているボタン116を操作して、図16に示されるスタッフ専用確認画面を表示させる。本実施形態では、スタッフ専用確認画面の表示が、従業者に対する視聴人数の通知(S407)に相当している。スタッフ専用確認画面には、コンテンツ名等、コンテンツ関連情報に含まれる各種情報の他、視聴人数(利用人数、この例では2名)が表示されている。従業者は、スタッフ専用確認画面に表示されている視聴人数が、実際に部屋に居るユーザの人数内であるか否かを確認する。
視聴人数が、実際に部屋にいるユーザの人数内であることが確認できた場合、従業者は、スタッフ専用確認画面のボタン118を操作(S409:OK)して、図17に示されるICカード読取画面を表示させて許可処理(S410)を実行する。本実施形態では、許可権限を有する従業者が所持するICカードを、リモコン装置1に搭載されるNFCセンサ18にかざすことで、ICカードに記憶された情報を読み取り、それが適正である場合、コンテンツの視聴を許可することとしている。コンテンツの視聴が許可された場合、タッチパネルモニタ11には、図18に示される予約確認画面が表示される(S411)。予約確認画面には、ボタン119が表示されており、ユーザがボタン119を操作すること(S412:Yes)によって、コンテンツIDを含む予約情報がカラオケ装置2に送信される(S413)。
一方、図18のスタッフ専用確認画面の確認において、実際に部屋に居るユーザの人数が表示されている視聴人数を超えている場合、コンテンツを視聴するには料金が不足することになる。その場合、従業者は、ボタン117を操作する(S409:人数追加)ことで、図示しない視聴人数を追加するための課金画面、あるいは視聴人数を追加するための画面を表示(S414)し、ユーザに対する課金処理(S415)を実行させる。課金処理(S415)としては、ユーザが所持する携帯端末において、追加のチケットを購入させ、チケット読取画面で読み取らせる形態が考えられるが、このような形態以外に、リモコン装置1のみで追加のチケットを購入させる形態、あるいは、店舗で追加のチケットに必要な料金を徴収する形態等、各種形態を使用することが考えられる。
課金処理(S415)が完了し、視聴人数が変更される(S416)と、変更された視聴人数で、スタッフ専用確認画面を表示させ、従業者による再度の確認を待つことになる。この場合、チケット関連情報に規定されている視聴人数は、実際に部屋にいる入室人数以内となるため、従業者は、ボタン118を操作してICカードによる許可処理(S410)を実行する。
図19には、カラオケ装置2で実行される再生処理を示すフロー図が示されている。カラオケ装置2は、予約テーブルを参照(S501)し、次に再生すべき予約情報の有無を判定する(S502)。予約情報がある場合(S502:Yes)、予約情報中、ライブ配信コンテンツが含まれているか否かが判定される(S503)。ライブ配信コンテンツか否かは、チケット関連情報に基づいて判定することが可能である。例えば、予約情報中に含まれているコンテンツIDに対応するチケット関連情報を参照し、配信開始日時が規定されていると判定された場合には、開始時間指定コンテンツであると判定される。一方、ライブコンサートのアーカイブコンテンツ、上映中の映画、ドラマ、プロモーションビデオ等、配信開始日時が規定されていない、あるいは、現時点において配信中である場合は、アーカイブコンテンツと判定される。
ライブ配信コンテンツが無いと判定された場合(S503:No)、次に再生すべき予約情報が楽曲を指定しているのか、コンテンツを指定しているのかが判定される(S504)。楽曲が指定されている場合(S504:楽曲)、指定された楽曲に対応するカラオケ情報の再生を開始(S505)し、楽曲の再生が終了(S506:Yes)すると、予約テーブルのチェックに戻る。
一方、コンテンツが指定されている場合(S504:コンテンツ)、指定されたコンテンツ(アーカイブコンテンツ)の再生を開始(S507)する。アーカイブコンテンツの再生は、図3で説明したように、第2の配信手段を使用した形態であって、カラオケ店舗の記憶部130に蓄積されているアーカイブコンテンツを読み出すことで行われる。
なお、再生対象となるアーカイブコンテンツが、記憶部130に未蓄積であることも考えられる。本実施形態では、そのような場合、カラオケ装置2は、ファイル分散管理サーバ54、もしくは、アーカイブ管理サーバ53にアクセスし、アーカイブコンテンツを読み出すことで、当該アーカイブコンテンツの再生を行うこととしている。したがって、第2の配信手段による配信が間に合わなかった場合であっても、アーカイブコンテンツを再生することが可能となっている。アーカイブコンテンツの再生が終了(S508:Yes)すると、予約テーブルのチェックに戻る。
一方、予約テーブル中にライブ配信コンテンツがあると判定された場合(S503:Yes)、当該ライブ配信コンテンツの開始時間(チケット関連情報中の配信開始日時)の所定時間前(本実施形態では1分前)に、予約情報中の次の予約(楽曲またはコンテンツ)が再生終了できるか否かが判定される(S509)。次の予約が再生できる場合(S509:Yes)には、次の楽曲の再生(S505)、もしくは、次のコンテンツの再生(S507)を実行する。
一方、次の予約が再生できない場合(S509:No)には、ライブ配信コンテンツの再生に備え、開始時間が到来した後、ライブ配信コンテンツの再生を開始する(S510)。ライブ配信コンテンツの再生は、図3で説明したように、第1の配信手段を使用したストリーム配信で行われる。コンテンツの再生が終了(S511:Yes)すると、その後、予約テーブルのチェックに戻る。
なお、本実施形態では、視聴人数が指定されているコンテンツを再生する際、コンテンツが再生表示されるモニタ41には、視聴人数を表示することとしている。モニタ41に視聴人数を表示することで、コンテンツの再生中、従業者等が容易に確認することが可能となる。また、視聴しているユーザに対しても視聴人数を認識させることが可能となり、視聴人数を超えて視聴する不正な視聴を抑制させる効果もある。なお、コンテンツの再生時における視聴人数の表示は、モニタ41に表示する形態に限られるものでは無く、例えば、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11に表示する等、コンテンツが再生される部屋内で視認可能な各種表示部に表示することが考えられる。そして、視聴人数の表示は、コンテンツの再生中、常に表示する形態のほか、コンテンツの再生中、適宜タイミングで表示することとしてもよい。
このように、本実施形態では、楽曲とコンテンツを同じ予約テーブルで管理することとしており、例えば、コンテンツ情報の再生の合間に楽曲情報を再生することが可能となっている。また、コンサートのライブ中継のように、開始時間が規定されているライブ配信コンテンツを再生する場合、その再生直前まで、楽曲を再生する、あるいは、他のコンテンツを視聴することが可能となっている。
なお、本実施形態では、ライブ配信コンテンツの開始時間が到来する前に、再生を終えることが可能な楽曲または他のコンテンツを再生することとしているが、ライブ配信コンテンツの再生の再生は、このような形態に限られるものでは無く、例えば、開始時間が到来した場合、再生中の楽曲、他のコンテンツの再生を中断して、開始時間指定コンテンツを再生開始する等、各種形態を採用することが考えられる。
以上、本実施形態に係るコンテンツ配信システムについて説明したが、以下に各種変形例について説明する。
(第1の変形例)
前述の実施形態では、図6(C1)、図6(C2)で説明したように、ライブ配信コンテンツを再生するためライブ用2次元コード73cを使用し、アーカイブコンテンツを再生するためアーカイブ用2次元コード74cを使用している。このように、同じタイトルについて、ライブ配信コンテンツとアーカイブコンテンツにおいて、2次元コードを異ならせることに代え、同じタイトルについて、同じ2次元コードを使用してもよい。
この場合、コンテンツの視聴時、あるタイトルについて2次元コード(この場合、ライブ配信コンテンツ、アーカイブコンテンツとも共通)が読み取られると、カラオケ装置2、あるいは、管理サーバ51は、現在の日時に基づき、ライブ配信コンテンツの再生期間、アーカイブ配信コンテンツの再生期間、あるいは、どちらも再生できない期間かを判定する。そして、判定結果に基づき、ライブ配信コンテンツ、あるいは、アーカイブコンテンツの再生が実行される、あるいは、再生ができない旨を通知されることになる。
以上、本実施形態のカラオケ再生システム3、コンテンツ配信システムについて説明を行ったが、本発明はカラオケ再生システム3、コンテンツ配信システムに限らず、これらを構成する要素であるカラオケ装置2、リモコン装置1、図3で説明した各種サーバ、及び、その機能、そして、これらで実行されるプログラムについても本発明の範疇に属する。
1:リモコン装置 51:管理サーバ
2(2a~2k):カラオケ装置 52:ライブ管理サーバ
3:カラオケ再生システム 53:アーカイブ管理サーバ
6:管理用コンピュータ 54:ファイル分散管理サーバ
7:携帯端末 55a~55e:キャッシュサーバ
10a:制御部 61:ライブ配信サーバ
10b:メモリ 62:編集用サーバ
10c:映像制御部 71:表示部
10d:音響制御部 71a:マイページ選択ボタン
10e:ビデオRAM 71b:チケット発券選択ボタン
11:タッチパネルモニタ 71c:チケット関連情報
11a:表示部 71d:チケット種別選択欄
11b:タッチパネル 71e:枚数選択欄
12:操作処理部 71f:ボタン
13:操作部 71g:支払い方法選択ボタン
14:スピーカ 72:購入済みチケット情報表示欄
16:無線LAN通信部 73a:ライブチケット関連情報
17:カメラ 73b:購入チケット情報
18:NFCセンサ 73c:ライブ用2次元コード
20:制御部 74a:アーカイブチケット関連情報
21:操作部 74b:購入チケット情報
22:操作処理部 74c:アーカイブ用2次元コード
23:赤外線通信部 81:選曲領域
24:LAN通信部 82:動画配信サービス表示領域
25:音響制御部 110(110a~110c):アクセスポイント
26:HDD 113:コード読取範囲
27:メモリ 120:ルータ
28:ビデオRAM 121:光モデム
29:映像再生部 130:記憶部
30:映像制御部 521:カメラ
31:タッチパネルモニタ 721:購入済みチケット関連情報
31a:表示部 722:チケット状況
31b:タッチパネル 723:キャンセル可否状況
41(41a~41k):モニタ 724:発券ボタン
43a、43b:歌唱用マイク

Claims (8)

  1. コンテンツの再生が可能なコンテンツ再生システムであって、
    ユーザが再生指示したタイトルのコード情報を読み取る読取り手段と、
    読取り手段で読み取られたコード情報に基づき、コンテンツを再生する再生手段と、を備え、
    再生手段は、再生指示されたタイトルに対応付けられた日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツを再生する
    コンテンツ再生システム。
  2. 再生手段は、タイトルに対応付けられた日時前の場合、第1のコンテンツを、タイトルに対応付けられた日時後の場合、第2のコンテンツを再生する
    請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
  3. 第1のコンテンツと第2のコンテンツは、少なくともその一部が共通するコンテンツである
    請求項1または請求項2に記載のコンテンツ再生システム。
  4. 第1のコンテンツは、ライブ配信されるコンテンツであって、第2のコンテンツはライブ配信された第1のコンテンツのアーカイブである
    請求項3に記載のコンテンツ再生システム。
  5. ユーザが所持する携帯端末で実行可能なプログラムを有し、
    プログラムは、ユーザによりタイトルが指示された場合、タイトルに対応する日時、及び、現在の日時に応じて、コード情報を変化させる
    請求項1から請求項4に記載のコンテンツ再生システム。
  6. コンテンツの再生が可能なコンテンツ再生システムと、コンテンツ再生システムにコンテンツを配信する配信手段を備えたコンテンツ配信システムであって、
    コンテンツ再生システムは、
    ユーザが取得したタイトルのコード情報を読み取る読取り手段と、
    読取り手段で読み取られたコード情報に基づき、コンテンツを再生する再生手段と、を備え、
    再生手段は、タイトルに対応する日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツを再生する
    コンテンツ配信システム。
  7. コンテンツ配信手段は、第1のコンテンツを配信する第1の配信手段と、第2のコンテンツを配信する第2の配信手段を有する
    請求項6に記載のコンテンツ配信システム。
  8. ユーザが所持する携帯端末で実行可能であって、コンテンツの再生が可能なコンテンツ再生システムに指示を行うコンテンツ指示プログラムであって、
    コンテンツ指示プログラムは、ユーザによりタイトルが指定された場合、タイトルに対応付けられた日時、及び、現在の日時に応じて、第1のコンテンツ、もしくは、第2のコンテンツの再生指示するコード情報を表示する
    コンテンツ再生指示プログラム。
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