JP2023095621A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周囲のドライバーによる運転マナーに対する意識の高さをエリアごとに検出する、または、周囲のドライバーによる運転マナーに対する意識の高さに応じた案内を行うこと。【解決手段】情報処理装置100は、運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出部133と、良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定部135とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、車両に関する各種データを収集することで、収集したデータを運転支援に活用する技術が提案されている。
特開2018-10407号公報
例えば、上記の従来技術では、運転行動データと、運転行動データが得られた位置を示す位置情報とに基づき他の車両と比べて特異的な運転がなされている車両を検出することで、この車両に対して注意するようドライバーに促している。
このように、上記の従来技術は、事故などにつながり得るリスクを予測することで、予めドライバーに注意喚起しているに過ぎず、例えば、運転マナーの観点から適切な経路案内を実現する点については一切考慮されていない。
したがって、上記の従来技術では、周囲のドライバーによる運転マナーに対する意識の高さに応じて適切に経路案内することができるとは限らない。また、運転マナーに対する意識の高いエリアの検出、報知などを行うことはできない。
本発明は、周囲のドライバーによる運転マナーに対する意識の高さをエリアごとに検出する、または、周囲のドライバーによる運転マナーに対する意識の高さに応じた案内を行うことができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実現を目的とする。
請求項1に記載の情報処理装置は、運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出部と、前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定部とを有することを特徴とする。
請求項16に記載の情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出工程と、前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定工程とを含むことを特徴とする。
請求項17に記載の情報処理プログラムは、運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出手順と、前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定手順とを情報処理装置に実行させるための情報処理プログラムである。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理の全体像を説明する説明図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るセンサ情報データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る挙動情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る良好挙動データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る対象場所データベースの一例を示す図である。 図8は、運転挙動を検出する検出処理手順を示すフローチャートである。 図9は、対象場所を特定する特定処理手順を示すフローチャートである。 図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.システム構成〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理システムの構成を説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。図1には、実施形態に係る情報処理システムの一例として、情報処理システム1が示される。
図1に示すように、情報処理システム1は、車載装置10と、情報処理装置100とを備えてよい。また、車載装置10と、情報処理装置100とは、ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。また、図1に示す情報処理システム1には、任意の数の車載装置10と、任意の数の情報処理装置100とが含まれてもよい。
車載装置10は、車両VExに内蔵あるいは外付けされる専用のナビゲーション装置であってよいし、防犯や煽り運転対策のために車両VExに設置される録画装置(ドライブレコーダー)であってもよい。
また、車載装置10は、ナビゲーション装置と、録画装置とで構成されてもよい。この一例として、車載装置10は、互いに独立したナビゲーション装置および録画装置が通信可能に接続された複合的な装置であってよい。また、他の例として、車載装置10は、ナビゲーション機能と、録画機能とを有する1つの装置であってもよい。
また、利用者は、日常的に使用している携帯型端末装置(例えば、スマートフォン、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、PDA等)に所定のアプリケーションを導入することで、これを車載装置10として代用することもできる。例えば、所定のナビアプリや所定の録画アプリがインストールされた携帯型端末装置は、ここでいう車載装置10と解せることができる。携帯型端末装置が車載装置10として活用される場合、例えば、運転時において車両VExのダッシュボード等に設置される。
また、車載装置10は、各種のセンサを備えていてよい。例えば、車載装置10は、カメラ、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPSセンサ、気圧センサ等の各種センサを備えていてよい。後述する情報処理装置100は、これらセンサによって検知されたセンサ情報に基づいて(例えば、センサ情報を解析することで)、運転挙動データを取得してよい。また、情報処理装置100は、車載装置10に備えられるセンサだけでなく、安全走行システムとして、車両VEx自体に備えられるセンサが検知したセンサ情報も用いてよい。
情報処理装置100は、実施形態に係る情報処理を行う装置である。例えば、情報処理装置100は、運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する。そして、情報処理装置100は、良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する。また、情報処理装置100は、特定した対象場所に基づいて、利用者に対して各種の運転支援も行うことができる。
ここで、車載装置10を利用者の近くでエッジ処理を行うエッジコンピュータとするなら、情報処理装置100は、例えば、クラウド側で処理を行うクラウドコンピュータであってよい。すなわち、情報処理装置100は、サーバ装置であってよい。
また、以下の実施形態では、車載装置10と情報処理装置100との間で情報の送受信が行われることで、情報処理システム1において、実施形態に係る情報処理が実現される例を示す。しかしながら、実施形態に係る情報処理は、エッジ側すなわち車載装置10のみで実現されてもよい。この場合、車載装置10は、例えば、実施形態に係る情報処理プログラムによって、情報処理装置100のように振る舞うよう構成されてよい。
〔2.情報処理の全体像〕
ここからは、図2を用いて、実施形態に係る情報処理の全体像を説明する。図2は、実施形態に係る情報処理の全体像を説明する説明図である。
図2には、運転挙動データを用いた集計により、良好な運転マナーで運転されやすい場所を特定する場面が概念的に示される。
図2の説明に先立って、運転挙動データの取得について説明する。例えば、車載装置10は、センサによって検知されたセンサ情報をリアルタイムに情報処理装置100に送信してよい。この結果、情報処理装置100は、車両VExから取得したセンサ情報をセンサ情報データベース121(図4)に蓄積させてゆく。
また、情報処理装置100は、センサ情報データベース121に記憶されるセンサ情報に基づいて、例えば、車両VExごとに運転挙動を検出し、検出した運転挙動を示す運転挙動データを挙動情報データベース122(図5)に蓄積させてゆく。情報処理装置100は、センサ情報から運転挙動を検出する処理を、センサ情報の取得に応じてリアルタイムに行ってもよいし、任意のタイミングにおいて、これまでに蓄積されたセンサ情報に基づき運転挙動を検出してもよい。
このように運転挙動データが得られている状態で、情報処理装置100は、以下の手順で実施形態に係る情報処理を行ってよい。
まず、図2(a)には、車両VExがある地域を走行している一場面において、運転マナーが良好であると判断される運転挙動を検出し、検出した運転挙動の発生場所が特定される例が示される。この一連の情報処理を説明するために、図2(a)では、車両VExの一例として、車両VE11、車両VE12、車両VE21、車両VE22、車両VE31、車両VE32という6台の車両をピックアップされている。なお、これら6台の車両を区別する必要がない場合には、これまで通り車両VExと総称する。
このような状態において、情報処理装置100は、どのような項目をトリガーとして、運転マナーの良好度合を評価するか、トリガー項目を決定してよい(ステップS1)。図2(a)の例では、情報処理装置100は、トリガー項目として、パッシング、ハザード、走行速度という3つの項目を決定したとする。なお、トリガー項目は、情報処理装置100に対して予め登録されていてもよい。
次に、情報処理装置100は、運転挙動データに基づいて、運転挙動データが示す運転挙動に対して、運転マナーの良好度合(運転マナーの良し悪し)を評価する(ステップS2)。
例えば、情報処理装置100は、運転挙動データが示す運転挙動の中にトリガー項目のパッシングが含まれている場合には、このパッシングに対応する運転挙動ついて運転マナーの良好度合を評価する。また、情報処理装置100は、運転挙動データが示す運転挙動の中にトリガー項目のハザードが含まれている場合には、このハザードに対応する運転挙動ついて運転マナーの良好度合を評価する。また、情報処理装置100は、トリガー項目の走行速度を検出した場合には、検出した走行速度の状況について運転マナーの良好度合を評価する。
そして、情報処理装置100は、良好度合を評価した評価結果に基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、良好挙動として、一方の車両が他の車両に対して走行を優先させる譲り合いの運転挙動を検出してよい。また、情報処理装置100は、良好挙動として、交通ルールに則した運転挙動を検出してよい。
以下では、ステップS2からS3にかけて行われる良好挙動の検出処理について、図2(a)を用いてより具体的に説明する。
まず、バッシングに応じた良好挙動の検出例について、図2(a)に示す車両VE11およびVE12の例を用いて説明する。図2(a)には、幹線道路MR1を直進してきた車両VE11が、信号TLを有する交差点エリアへと侵入してきた際にパッシングするとともに、交差点エリアで待機した例が示される。また、図2(a)には、幹線道路MR1の反対車線から交差点エリアへと侵入してきたもう一台の車両VE2が、車両VE11によるパッシングに応じて、交差点エリアを右折した例が示される。
そして、このような様子は、例えば、車両VE12の車載装置10によって撮像された撮像画像から明らかとなる。よって、係る例では、情報処理装置100は、車両VE12から車両V11が撮像された撮像画像(センサ情報)に基づいて、車両VE11によるパッシングを検出し、検出したパッシングを示す情報を運転挙動データとして挙動情報データベース122に記憶していてよい。
このような状態において、情報処理装置100は、S2ではパッシングが発生した際における車両VE11の運転挙動に対して運転マナーの良好度合を評価し、ステップS3では評価結果に基づいて、譲り合いの運転挙動で運転されたか否かを検出する。
例えば、情報処理装置100は、パッシングが発生した際における車両VE11の運転挙動が条件を満たしているか否かに応じて、車両VE11の運転者による譲り合いの意図を推定する。例えば、情報処理装置100は、パッシングが発生した際に車両VE11が交差点エリアで減速していたか否か、右折しようとする対向車両が車両VE11の周辺に存在していたか否かに基づいて、譲り合いの意図を推定してよい。
そして、情報処理装置100は、推定結果に応じて、運転マナーの良好度合を評価する。例えば、情報処理装置100は、車両VE11の運転者は譲り合いの意図があったと推定できた場合には、パッシングが発生した際における車両VE11の運転挙動に対して、運転マナー良好であることを示す閾値以上の評価スコアを算出してよい。一方、情報処理装置100は、車両VE11の運転者は譲り合いの意図がなかったと推定できた場合には、パッシングが発生した際における車両VE11の運転挙動に対して、閾値未満の評価スコアを算出してよい。
図2(a)の例では、情報処理装置100は、車両VE11の運転者は譲り合いの意図(車両V12に対して右折を優先させる意図)を込めてパッシングしたと推定することができるため、閾値以上の評価スコアを算出することができる。また、この結果、情報処理装置100は、パッシングが発生した際における車両VE11の運転挙動を、譲り合いの運転挙動(良好挙動の一例)として検出する。例えば、情報処理装置100は、車両VE11による「パッシング+交差点エリアでの待機」を、譲り合いの運転挙動として検出してよい。
続いて、ハザードに応じた良好挙動の検出例について、図2(a)に示す車両VE21およびVE22の例を用いて説明する。図2(a)には、幹線道路MR2を直進してきた車両VE21が、側道SR1から幹線道路MR2へと侵入しようとする車両VE22に気付き、幹線道路MR2と側道SR1との合流地点で停止した例が示される。また、図2(a)には、車両VE21が停止したことに応じて、車両VE22が側道SR1から幹線道路MR2へと侵入し、そして、ハザードを点灯させた例が示される。
そして、このような様子は、例えば、車両VE21の車載装置10によって撮像された撮像画像から明らかとなる。よって、係る例では、情報処理装置100は、車両VE21から車両V22が撮像された撮像画像(センサ情報)に基づいて、車両VE22によるハザードを検出し、検出したハザードを示す情報を運転挙動データとして挙動情報データベース122に記憶していてよい。
このような状態において、情報処理装置100は、ステップS2ではハザードが発生した際における車両VE21の運転挙動に対して運転マナーの良好度合を評価し、ステップS3では評価結果に基づいて、譲り合いの運転挙動で運転されたか否かを検出する。
例えば、情報処理装置100は、ハザードが発生した際における車両VE21の運転挙動が条件を満たしているか否かに応じて、車両VE21の運転者による譲り合いの意図を推定する。例えば、情報処理装置100は、ハザードが発生した際に車両VE21が合流地点エリアで減速していたか否か、側道から割り込んできた車両が車両VE21の周辺に存在していたか否かに基づいて、譲り合いの意図を推定してよい。
そして、情報処理装置100は、推定結果に応じて、運転マナーの良好度合を評価する。例えば、情報処理装置100は、車両VE21の運転者は譲り合いの意図があったと推定できた場合には、ハザードが発生した際における車両VE21の運転挙動に対して、運転マナー良好であることを示す閾値以上の評価スコアを算出してよい。一方、情報処理装置100は、車両VE21の運転者は譲り合いの意図がなかったと推定できた場合には、ハザードが発生した際における車両VE21の運転挙動に対して、閾値未満の評価スコアを算出してよい。
図2(a)の例では、情報処理装置100は、車両VE21の運転者は譲り合いの意図(車両V22に対して先行を譲る意図)を込めて停止し、これに対して車両VE22の運転者は感謝の意図を込めてハザード点灯させた(サンキューハザード)と推定することができる。よって、情報処理装置100は、図2(a)の例では、閾値以上の評価スコアを算出することができ、この結果、ハザードが発生した際における車両VE21の運転挙動を、譲り合いの運転挙動(良好挙動の一例)として検出する。例えば、情報処理装置100は、車両VE21による「合流地点エリアでの待機」を、譲り合いの運転挙動として検出してよい。
続いて、走行速度に応じた良好挙動の検出例について、図2(a)に示す車両VE31およびVE32の例を用いて説明する。図2(a)には、車両VE31が時速35kmで側道SR2(法定速度を時速40kmとする)を走行し、車両VE32が時速55kmで側道SR2を走行していた例が示される。
情報処理装置100は、車両VE31に対応するセンサ情報に基づき、車両VE31が側道SR2のどの位置をどのような速度で走行していたかといった、ある位置での走行速度の状況を運転挙動として検出することができる。このため、情報処理装置100は、車両VE31について検出した走行速度の状況を挙動情報データベース122に記憶していてよい。
また、情報処理装置100は、車両VE32に対応するセンサ情報に基づき、車両VE32が側道SR2のどの位置をどのような速度で走行していたかといった、ある位置での走行速度の状況を運転挙動として検出することができる。このため、情報処理装置100は、車両VE32について検出した走行速度の状況を挙動情報データベース122に記憶していてよい。
このような状態において、情報処理装置100は、ステップS2では車両VE31の走行速度の状況に対して運転マナーの良好度合を評価し、ステップS3では評価結果に基づいて、法定速度を遵守した運転挙動で運転されたか否かを検出する。
例えば、情報処理装置100は、車両VE31の走行速度の状況と、側道SR2での法定速度との比較により、車両VE31の運転者による法定速度遵守に対する意識を推定する。例えば、情報処理装置100は、車両VE31の走行速度の状況が法定速度以下であるか否かに応じて、法定速度遵守に対する意識を推定してよい。
そして、情報処理装置100は、推定結果に応じて、運転マナーの良好度合を評価する。例えば、情報処理装置100は、車両VE31の運転者は法定速度を遵守する意識があったと推定できた場合には、車両VE31の走行速度の状況に対して、運転マナー良好であることを示す閾値以上の評価スコアを算出してよい。一方、情報処理装置100は、車両VE31の運転者は法定速度を遵守する意識がなかったと推定できた場合には、車両VE31の走行速度の状況に対して、閾値未満の評価スコアを算出してよい。
図2(a)の例では、情報処理装置100は、車両VE31の運転者は法定速度を遵守する意識があったと推定することができるため、閾値以上の評価スコアを算出することができる。また、この結果、情報処理装置100は、車両VE31の走行速度の状況を、法定速度を遵守した運転挙動(良好挙動の一例)として検出する。例えば、情報処理装置100は、車両VE31による「時速35kmで側道SR2を走行」を、譲り合いの運転挙動として検出してよい。
一方、情報処理装置100は、図2(a)の例では、車両VE32の運転者は法定速度を遵守する意識がなかったと推定することができるため、閾値未満の評価スコアを算出する。また、このような場合、情報処理装置100は、車両VE32の走行速度の状況を、法定速度を遵守した運転挙動として検出することはない。
次に、情報処理装置100は、ステップS3で検出した良好挙動について、その発生位置を示す位置情報を取得する(ステップS4)。
図2(a)の例では、情報処理装置100は、パッシングが発生した際における車両VE11の運転挙動を良好挙動として検出していた。よって、係る例では、情報処理装置100は、パッシングが発生した際における車両V11の位置を示す位置情報を取得する。なお、図2(a)の例では、車両VE11および車両VE12を一例として採用し、パッシングに応じた良好挙動の検出処理を説明したが、実際には、パッシングを伴う良好挙動の運転は様々な位置で行われることになる。したがって、情報処理装置100は、パッシングを伴う良好挙動の位置を示す位置情報として、各地に分布する位置の位置情報を取得する。
また、図2(a)の例では、情報処理装置100は、ハザードが発生した際における車両VE21の運転挙動を良好挙動として検出していた。よって、係る例では、情報処理装置100は、ハザードが発生した際における車両V21の位置を示す位置情報を取得する。なお、図2(a)の例では、車両VE21および車両VE22を一例として採用し、ハザードに応じた良好挙動の検出処理を説明したが、実際には、サンキューハザードが発生するきっかけとなった良好挙動の運転は様々な位置で行われることになる。したがって、情報処理装置100は、このような良好挙動の位置を示す位置情報として、各地に分布する位置の位置情報を取得する。
また、図2(a)の例では、情報処理装置100は、車両V31に対応する走行速度の状況を良好挙動として検出していた。よって、係る例では、情報処理装置100は、車両V31の運転者によって法定速度を遵守されていた際の位置情報を取得する。なお、図2(a)の例では、車両VE31およびVE32を一例として採用し、走行速度に応じた良好挙動の検出処理を説明したが、実際には、様々な車両VExが様々な速度で様々な位置を走行することになる。したがって、情報処理装置100は、様々な車両VExが様々な速度で様々な位置を走行することに応じて、各地に分布する位置の位置情報を取得する。
なお、良好挙動が発生した位置は、座標で示されてよい。また、良好挙動が発生した位置は、良好挙動が発生した場所の概念を含んでよく、例えば、住所や地名で示されてもよいし、その位置を含むエリアを特徴付けるカテゴリ名(例えば、交差点エリア、合流地点エリア、待避エリア等)で示されてもよい。
さて、これまでの処理によれば、情報処理装置100は、譲り合いの運転挙動/法定速度を遵守した運転挙動、といった良好挙動の種別ごとに、良好挙動の発生位置を示す位置情報を収集することができるようになる。また、収集された位置情報は、良好挙動データベース123(図6)に記憶されてよい。
このような状態において、情報処理装置100は、良好挙動データベース123に記憶された位置情報を用いることで、良好挙動の種別ごとに、良好挙動が発生した位置の分布状況を分析してよい(ステップS5)。分布状況の分析には、既存の統計処理が用いられてよいが、例えば、情報処理装置100は、良好挙動が発生した位置同士での位置関係に基づき分散度合を算出し、算出した分散度合に基づき、良好挙動が発生した位置の統計を取得してよい。
そして、情報処理装置100は、分析結果が示す分布状況に基づいて、良好挙動で運転されやすいエリアである対象エリア(対象場所の一例)を特定する(ステップS6)。例えば、情報処理装置100は、分析結果が示す分布状況に基づいて、良好挙動の種別ごとに、当該種別の良好挙動で運転されやすい対象エリアを特定してよい。
ここで、図2(b)には、良好挙動が発生した位置の分布状況の一例が示される。
図2(b)の例によれば、信号TLを含む交差点エリアAR31には、良好挙動の一つである譲り合の運転挙動で運転された位置を示すマーク(黒丸)が多く集まっている。このようなことから、情報処理装置100は、交差点エリアAR31を、譲り合いの運転挙動で運転されやすい対象エリアとして特定することができる。
また、図2(b)の例によれば、幹線道路MR2と側道SR1とが合流する合流地点を含む合流エリアAR32には、良好挙動の一つである譲り合の運転挙動で運転された位置を示すマーク(黒三角)が多く集まっている。このようなことから、情報処理装置100は、合流エリアAR32を、譲り合の運転挙動で運転されやすい対象エリアとして特定することができる。
また、図2(b)の例によれば、側道SR2に含まれる特定の直進エリアAR33には、良好挙動の一つである法定速度を遵守した運転挙動で運転された位置を示すマーク(×)が多く集まっている。このようなことから、情報処理装置100は、直進エリアAR33を、法定速度を遵守した運転挙動で運転されやすい対象エリアとして特定することができる。
最後に、情報処理装置100は、特定した対象エリアに関する情報を対象場所データベース124(図7)に登録する(ステップS7)。例えば、情報処理装置100は、対象エリアの位置を示す位置情報と、対象エリアの種別と、対象エリアが存在する場所の地名とを対応付けて、対象場所データベース124に登録してよい。
ここまで、図2を用いて、実施形態に係る情報処理の一例を示した。このような情報処理によれば、情報処理装置100は、良好な運転マナーで運転されやすい場所を適切に特定することができるため、例えば、利用者がナビ対象とする経路や、利用者が運転中の道路の環境として、運転マナーの良し悪しを適切に判断することができるようになる。このため、情報処理装置100は、利用者がナビ対象とする経路や、利用者が運転中の道路において、周囲のドライバーによる運転マナーに対する意識の高さに応じた、経路案内を実現することができるようになる。
なお、対象エリアに基づき実現され得るサービス(例えば、ナビサービス)の一例については後述する。
ここで、図2の例では、情報処理装置100が、パッシングに対応する運転挙動から、譲り合いの運転挙動を検出する例を示した。また、図2の例では、情報処理装置100が、ハザードに対応する運転挙動から、譲り合いの運転挙動を検出する例を示した。また、図2の例では、情報処理装置100が、走行速度の状況から、法定速度を遵守した運転挙動を検出する例を示した。
しかしながら、情報処理装置100は、走行軌道(軌跡)によって示される運転挙動から、譲り合いの運転挙動を検出してもよい。例えば、情報処理装置100は、車両VE41の走行軌道が所定の待避所への侵入を示したことに応じて、他の車両VE42の走行軌道が車両VE41の追い越しを示していたことを検出したとする。係る場合、情報処理装置100は、車両VE41の走行軌道と、車両VE42の走行軌道との関係性に基づいて、車両VE41の運転者による譲り合いの意図を推定してよい。また、情報処理装置100は、推定結果に応じて、譲り合いの運転挙動を検出してよい。なお、情報処理装置100は、パッシングやハザードの例と同様に、他の車両から一方の車両が撮像された撮像画像を用いて、待避所への侵入を検出してもよい。
また、情報処理装置100は、ブレーキ操作の状況から、スムーズな運転挙動(良好挙動の一例)をさらに検出してもよい。例えば、情報処理装置100は、ブレーキ操作が滑らかであるほど、運転マナー良好であることを示す評価スコアを算出することで、スムーズな運転挙動を検出してよい。また、情報処理装置100は、係る例をハンドル操作にも応用することができる。
〔3.情報処理装置の構成〕
ここからは、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、車載装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、センサ情報データベース121と、挙動情報データベース122と、良好挙動データベース123と、対象場所データベース124を有する。
(センサ情報データベース121について)
センサ情報データベース121は、車載装置10が有するセンサ、あるいは、車両VEx自体が有するセンサによって検知されたセンサ情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係るセンサ情報データベース121の一例を示す。図4の例では、センサ情報データベース121は、「車両ID」、「検知日時」、「センサ情報」といった項目を有する。
「車両ID」は、「センサ情報」を送信した送信元の車両VExを識別する識別情報を示す。「検知日時」は、「センサ情報」が検知された日時に関する情報を示す。「センサ情報」は、「車両ID」が示す車両VExが有するセンサによって検知された情報を示す。
図4には、車両ID「VE1」と、検知日時「TM11」と、センサ情報「SC11」とが対応付けられる例が示される。係る例は、車両VE1が有するセンサ(例えば、車両VE1に備えられる車載装置10が有するセンサ、あるいは、車両VE1自体が有するセンサ)が、日時TM11において、センサ情報SC11を検知した例を示す。
(挙動情報データベース122について)
挙動情報データベース122は、運転挙動を示す運転挙動データを記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る挙動情報データベース122の一例を示す。図5の例では、挙動情報データベース122は、「車両ID」、「発生日時」、「発生位置」、「運転挙動内容」、「発生元車両ID」といった項目を有する。
「車両ID」は、運転挙動データの元となるセンサ情報(図4)を提供した車両を識別する識別情報を示す。「発生日時」は、「運転挙動内容」で示される運転挙動(例えば、パッシング、ハザード、走行速度等)が発生した日時に関する情報を示す。「発生位置」は、「運転挙動内容」で示される運転挙動が発生した際における車両VExの位置であって、この運転挙動を発生させた発生元の車両VExの位置を示す情報である。
「運転挙動内容」は、センサ情報に基づき検出された運転挙動がどのような挙動であるかその内容を示す情報である。このようなことから、運転挙動データとは、実質、センサ情報と同等の情報であってよい。
「発生元車両ID」は、「運転挙動内容」で示される運転挙動を発生させた発生元の車両VExを識別する識別情報を示す。
図5には、車両ID「VE1」と、発生日時「TM11」と、発生位置「PT11」と、運転挙動内容「AC11」と、発生元車両ID「VE3」が対応付けられる例が示される。係る例は、車両VE1から提供されたセンサ情報に基づき、運転挙動AC11(例えば、パッシング)が検出され、また、運転挙動AC11は日時TM11に発生し、その発生位置は位置PT11であった例を示す。また、運転挙動AC11を発生させた発生元の車両は、車両VE3であった例を示す。
(良好挙動データベース123について)
良好挙動データベース123は、良好挙動が発生した場所に関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る良好挙動データベース123の一例を示す。図6の例では、良好挙動データベース123は、「良好挙動種別」、「位置情報」といった項目を有する。
「良好挙動種別」は、良好挙動の種別を示す情報であり、良好挙動の種別としては、譲り合いの運転挙動、法定速度を遵守した運転挙動、スムーズな運転挙動等が挙げられる。
「位置情報」は、「良好挙動種別」が示す良好挙動が発生した位置を示す情報である。
図6には、良好挙動種別「譲り合いの運転挙動」と、位置情報「PT11」とが対応付けられる例が示される。係る例は、様々な位置での譲り合いの運転挙動のうち、ある1つの譲り合いの運転挙動が、位置PT11で発生したという集計結果が得られた例を示す。
(対象場所データベース124について)
対象場所データベース124は、良好挙動が発生した場所の分布状況に基づき特定された、良好挙動で運転されやすい場所である対象場所(対象エリア)に関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る対象場所データベース124の一例を示す。図7の例では、対象場所データベース124は、「対象エリアID」、「対象エリア位置情報」、「対象エリア種別」、「対象エリア名称」といった項目を有する。
「対象エリアID」は、対象エリアを識別する識別情報を示す。「対象エリア位置情報」の位置を示す情報である。「対象エリア種別」は、対象エリアの種別を示す情報であり、対象エリアの種別としては、交差点エリア、合流地点エリア、直進エリア等が挙げられる。「対象エリア名称」は、対象エリアの名称を示す。
(制御部130について)
図3に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、評価部132と、検出部133と、分析部134と、特定部135と、ルート制御部136と、算出部137とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、車両VExが有するセンサ(例えば、車両VExに備えられる車載装置10が有するセンサ、あるいは、車両VEx自体が有するセンサ)によって検知されたセンサ情報を取得する。そして、取得部131は、取得したセンサ情報をセンサ情報データベース121に記憶する。
また、取得部131は、センサ情報に基づいて(例えば、センサ情報を解析することで)、運転挙動データを取得する処理も行ってよい。例えば、取得部131は、センサ情報に基づき、車両VExごとに運転挙動を検出し、検出した運転挙動を示す運転挙動データを挙動情報データベース122に記憶する。
(評価部132について)
評価部132は、運転挙動データに基づいて、運転挙動データが示す運転挙動に対して、運転マナーの良好度合を評価する。
例えば、評価部132は、パッシングを発生させた車両VExの運転挙動であって、パッシングを発生させた際における運転挙動が条件を満たしているか否かに応じて、車両VExの運転者による譲り合いの意図を推定してよい。そして、評価部132は、推定結果に応じて、パッシングを発生させた際における運転挙動に対して、運転マナーの良好度合を評価する評価スコアを算出してよい。
また、評価部132は、ハザードの相手と推定される車両VEx(例えば、後続車両)の運転挙動であって、ハザードが発生した際における運転挙動が条件を満たしているか否かに応じて、車両VExの運転者による譲り合いの意図を推定してよい。そして、評価部132は、推定結果に応じて、ハザードが発生した際における運転挙動に対して、運転マナーの良好度合を評価する評価スコアを算出してよい。
また、評価部132は、車両VExの走行速度の状況と、法定速度との比較により、車両VExの運転者による法定速度遵守に対する意識を推定してよい。そして、評価部132は、推定結果に応じて、車両VExの走行速度の状況に対して、運転マナーの良好度合を評価する評価スコアを算出してよい。
(検出部133について)
検出部133は、運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する。
例えば、検出部133は、良好挙動として、一方の車両が他の車両に対して走行を優先させる譲り合いの運転挙動を検出してよい。このとき、検出部133は、運転挙動データとして、他の車両から一方の車両が撮像された撮像画像に基づいて、譲り合いの運転挙動を検出することができる。
また、検出部133は、運転挙動データに基づいて、良好挙動として、交通ルールに則した運転挙動を検出してもよい。
また、例えば、検出部133は、評価部132による評価結果に基づいて、運転挙動データが示す運転挙動が良好挙動であるか否かを検出してよい。また、検出部133は、良好挙動を検出した場合には、検出した良好挙動が発生した位置を特定し、この位置を示す位置情報を良好挙動データベース123に記憶させてよい。
(分析部134について)
分析部134は、良好挙動が発生した位置を示す位置情報に基づいて、良好挙動の種別ごとに、良好挙動が発生した位置の分布状況を分析する。例えば、分析部134は、良好挙動が発生した位置同士での位置関係に基づき分散度合を算出し、算出した分散度合に基づき、良好挙動が発生した位置の統計を取得してよい。
(特定部135について)
特定部135は、良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する。例えば、特定部135は、分析部134による分析結果が示す分布状況に基づいて、良好挙動で運転されやすいエリアである対象エリアを特定してよい。例えば、特定部135は、分析結果が示す分布状況に基づいて、良好挙動の種別ごとに、当該種別の良好挙動で運転されやすい対象エリアを特定してよい。
また、特定部135は、対象エリアの位置を示す位置情報と、対象エリアの種別と、対象エリアが存在する場所の地名とを対応付けて、対象場所データベース124に登録してよい。
また、特定部135は、良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、良好挙動が発生した位置を示す位置情報をリンクやノードに紐付けて対象場所データベース124に登録してよい。なお、ここでいうノードとは、交差点その他道路網表現上の結節点等を指し示し、リンクとは、ノードとノードの間の道路区間を指し示す。
(ルート制御部136について)
ルート制御部136は、特定部135により特定された対象場所に基づいて、利用者に提示される案内ルートに関する制御を行う。
例えば、ルート制御部136は、案内の対象となっている車両VEx(例えば、利用者による操作に応じて、車載装置10を介して、ルート案内に関する要求を送信した車両VEx)が差し掛かる予定の所定の場所が、対象場所であるか否かを判定する。そして、ルート制御部136は、判定結果に応じた情報を、案内ルートが示される画面に表示させる。例えば、ルート制御部136は、画面に表示される案内ルート上の所定の場所に対して、所定の場所が対象場所であるか否かに基づく情報を表示させてよい。
例えば、ルート制御部136は、所定の場所が対象場所であると判定した場合には、所定の場所の通過を推奨する推奨情報を画面に表示させてよい。一方、ルート制御部136は、所定の場所が対象場所でないと判定した場合には、所定の場所を回避した迂回ルートに基づき案内ルートを再生成し、再生成した案内ルートを他の案内ルートとして画面に表示させてよい。この点について、案内の対象となっている車両VE1を例に説明する。
ルート制御部136は、車両VE1の運転者により設定された目的地に対応する現在の案内ルートや、車両VE1の位置情報に基づいて、この先、車両VE1が差し掛かる予定の特徴エリアを予測することができる。
例えば、ルート制御部136は、車両VE1が差し掛かる予定の特徴エリアとして、交差点エリアとして「A交差点」を予測したとする。ここで、図7の例によれば、「A交差点」は、良好挙動で運転されやすいエリアである対象エリアとして特定されている。ルート制御部136は、対象場所データベース124を参照し、「A交差点」が対象エリアであることを認識すると、車両VE1の運転者が「A交差点」を右折する予定であるか否かを判定する。
例えば、ルート制御部136は、車両VE1の運転者が「A交差点」を右折する予定であると判定すると、車載装置10に表示される案内ルート画面に対して、このまま「A交差点」を右折するよう推奨する推奨情報を表示させる。一例として、ルート制御部136は、「この先の交差点は、右折させてくれる対向車が多いです。慌てずこのまま進みましょう。」といった内容の推奨情報を表示させることができる。
一方、ルート制御部136は、車両VE1が差し掛かる予定の特徴エリアとして、交差点エリアとして「B交差点」を予測したとする。ここで、図7の例によれば、「B交差点」は、良好挙動で運転されやすいエリアである対象エリアとして特定されていない。ルート制御部136は、対象場所データベース124を参照し、「B交差点」が対象エリアでないことを認識すると、車両VE1の運転者が「B交差点」を右折する予定であるか否かを判定する。
例えば、ルート制御部136は、車両VE1の運転者が「B交差点」を右折する予定であると判定すると、「B交差点」では譲り合いが行われにくく、車両VE1の運転者は右折が困難で焦ってしまう可能性があることを推定する。よって、このような場合には、ルート制御部136は、「B交差点」への侵入を回避した迂回ルートを検索し、検索した迂回ルートに基づき案内ルートを再生成してよい。そして、ルート制御部136は、再生成した案内ルートを他の案内ルートとして車載装置10に表示される案内ルート画面に表示させてよい。
また、ルート制御部136は、時間帯に応じた対象場所に基づいて、案内ルートに関する制御を行ってもよい。このような場合、分析部134は、所定の時間帯ごとに、当該時間帯において発生した良好挙動について、その発生場所の分布状況を分析してよい。そして、特定部135は、所定の時間帯において良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、所定の時間帯ごとに、対象場所を特定してよい。この結果、ルート制御部136は、所定の時間帯ごとに特定された対象場所のうち、案内ルートが利用者に提示される時間帯に応じた対象場所に基づいて、案内ルートに関する制御を行うことができる。
また、ルート制御部136は、運転マナーの良さを経路探索の際のパラメータの一つとして扱い経路探索を行ってもよい。さらに、運転マナーの良い経路を優先的に選択した経路を提示したり、走りやすい経路としてユーザに優先提示したりしてもよい。
(算出部137について)
算出部137は、対象場所に基づいて、案内候補の道路での走行し易さを指標するスコアであって、運転マナーに応じたスコアであるマナースコアを算出する。例えば、算出部137は、案内候補の道路における対象場所の分布状況に基づいて、マナースコアを算出してよい。
図2に示す幹線道路MR1を例に挙げると、算出部137は、幹線道路MR1を特定の区間で区切ることにより、区間ごとに、当該区間に存在する対象エリアの数に応じたマナースコアを算出することができる。例えば、算出部137は、対象エリアの数が多い区間ほど、その区間では運転マナーがより良好であることを示すようにマナースコアを算出してよい。
また、ルート制御部136は、案内ルートとともに、当該案内ルートに含まれる道路(区間)について算出されたマナースコアに基づく情報を提示してよい。
例えば、ルート制御部136は、マナースコアに基づく情報として、マナースコアに基づき判断される運転マナーの状況を示す状況情報を提示してよい。一例を示すと、ルート制御部136は、案内ルートが複数存在する場合には、各案内ルートに対応する道路(区間)でのマナースコアに基づき、マナースコアに応じて各案内ルートに対して順位付けする。そして、ルート制御部136は、順位が高い案内ルートほど運転マナーがより良好なルートであるとの判断に基づき、順位が高い案内ルートほど優先的に提示してよい。
また、ルート制御部136は、案内ルートが複数存在する場合には、各案内ルートと、当該案内ルートについて算出されたマナースコアとが対応付けて表示される案内ルート画面を提示してもよい。
〔4.処理手順〕
続いて、図8および図9を用いて、実施形態に係る情報処理方法によって実現される情報処理の手順について説明する。実施形態に係る情報処理手順は、運転挙動を検出する検出工程と、検出された運転挙動を用いて、運転マナーが良好であると判断される良好挙動で運転されやすい場所(すなわち、対象場所)を特定する特定工程という、2つの工程に大別することができる。よって、図8では検出工程での手順について説明し、図9では特定工程での手順について説明する。
〔4-1.処理手順(1)〕
まず、図8を用いて、運転挙動を検出する検出工程で行われる情報処理の手順を説明する。図8は、運転挙動を検出する検出処理手順を示すフローチャートである。
図8の例によれば、まず、取得部131は、情報処理装置100によってセンサ情報が受け付けられたか否かを判定する(ステップS801)。センサ情報は、例えば、各車両VExの車載装置10によって、リアルタイムに送られてよい。
取得部131は、センサ情報が受け付けられていないと判定している間は(ステップS801;No)、センサ情報が受け付けられたと判定できるまで待機する。
一方、取得部131は、センサ情報が受け付けられたと判定した場合には(ステップS801;Yes)、受け付けられたセンサ情報を取得する(ステップS802)。
また、取得部131は、取得したセンサ情報に基づいて(例えば、センサ情報を解析することで)、このセンサを送信した車両VExに対応する運転挙動を検出する(ステップS803)。なお、このとき、取得部131は、検出した運転挙動について、発生元の車両VExに関する情報も検出してよい。例えば、取得部131は、センサ情報に撮像画像も含まれている場合には、走行中にパッシング、走行中にハザード点灯といった運転挙動を検出することができる。
そして、取得部131は、検出した運転挙動を示す運転挙動データを挙動情報データベース122に記憶する。
〔4-2.処理手順(2)〕
次に、図9を用いて、対象場所を特定する特定工程で行われる情報処理の手順を説明する。図9は、対象場所を特定する特定処理手順を示すフローチャートである。
まず、評価部132は、特定処理を行うタイミングになったか否かを判定する(S901)。評価部132は、特定処理を行うタイミングになっていないと判定している間は(S901;No)、特定処理を行うタイミングになったと判定できるまで待機する。
一方、評価部132は、特定処理を行うタイミングになったと判定した場合には(ステップS901;Yes)、どのような項目をトリガーとして、運転マナーの良好度合を評価するか、対象のトリガー項目を決定する(ステップS902)。以下では、評価部132が、トリガー項目として、パッシングを決定したものとして説明する。
そうすると、評価部132は、パッシングを発生させた発生元の車両VExの中に、運転マナーの良好度合を未評価の車両VExが存在するか否かを判定する(ステップS903)。
評価部132は、運転マナーの良好度合を未評価の車両VExが存在すると判定した場合には(ステップS903;Yes)、運転マナーの良好度合を未評価の車両VExのうち、評価対象の車両VExを決定する(ステップS904)。
次に、評価部132は、評価対象の車両VExがパッシングを発生させた際における当該車両の運転挙動データを挙動情報データベース122から抽出する(ステップS905)。例えば、評価部132は、評価対象の車両VExがパッシングを発生させたタイミングに対して、前後所定の時間範囲内での運転挙動データを抽出してよい。
次に、評価部132は、運転挙動データが示す運転挙動が条件を満たすか否かに応じて、評価対象の車両VExの運転者による譲り合いの意図を推定する(ステップS906)。例えば、評価部132は、評価対象の車両VExが交差点エリアで減速(または停止)していたか否かに基づいて、譲り合いの意図を推定してよい。例えば、評価部132は、運転挙動が交差点エリアでの減速(または停止)を示していた場合には、評価対象の車両VExの運転者は譲り合いの意図があったと推定することができる。
なお、評価部132は、評価対象の車両VExの周辺環境が条件を満たして否かに応じて、評価対象の車両VExの運転者による譲り合いの意図を推定してもよい。例えば、評価部132は、右折しようとする対向車両が評価対象の車両VExの周辺に存在していたか否かに基づいて、譲り合いの意図を推定してよい。例えば、評価部132は、右折しようとする対向車両が評価対象の車両VExの周辺に存在していたと判定できた場合には、評価対象の車両VExの運転者は譲り合いの意図があったと推定することができる。
そして、評価部132は、ステップS906での推定結果に応じて、パッシングが発生した際における評価対象の車両VExの運転挙動に対して、運転マナー良好度合を評価する評価スコアを算出する(ステップS907)。例えば、評価部132は、評価対象の車両VExの運転者は譲り合いの意図があったと推定できた場合には、パッシングが発生した際における車両VExの運転挙動に対して、運転マナー良好であることを示す閾値以上の評価スコアを算出してよい。一方、評価部132は、評価対象の車両VExの運転者は譲り合いの意図がなかったと推定できた場合には、閾値未満の評価スコアを算出してよい。
次に、検出部133は、ステップS907で算出された評価スコアが閾値以上であるか否かを判定する(ステップS908)。検出部133は、評価スコアが閾値以上でない(すなわち、評価スコアが閾値未満である)と判定した場合には(ステップS908;No)、ステップS903へと処理を戻す。
一方、検出部133は、評価スコアが閾値以上であると判定した場合には(ステップS908;Yes)、評価対象の車両VExがパッシングを発生させた際における当該車両の運転挙動を、譲り合いの運転挙動(良好挙動)として検出する(ステップS909)。一例として、評価部132は、評価対象の車両VExによる「パッシング+交差点エリアでの待機」を、譲り合いの運転挙動として検出する場合がある。
次に、検出部133は、ステップS909で検出した良好挙動について、発生した位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を良好挙動データベース123に登録する(ステップS910)。例えば、検出部133は、挙動情報データベース122を参照することで、良好挙動が発生した位置を特定することができる。この結果、図6に示すような良好挙動データベース123が得られる。
ここで、検出部133は、ステップS903へと処理を戻す。これに応じて、評価部132は、パッシングを発生させた発生元の車両VExの中に、運転マナーの良好度合を未評価の車両VExが存在するか否かを判定する。今回の例では、評価部132が、運転マナーの良好度合を未評価の車両VExが存在しないと判定したとする。
分析部134は、運転マナーの良好度合を未評価の車両VExが存在しないと判定された場合には(ステップS903;No)、譲り合いの運転挙動が発生した位置を示す位置情報に基づいて、譲り合いの運転挙動が発生した位置の分布状況を分析する(ステップS911)。
次に、特定部135は、分析結果が示す分布情報に基づいて、譲り合いの運転挙動で運転されやすいエリアである対象エリアを特定する(ステップS912)。
特定部135は、対象エリアを特定できた場合には、特定した対象エリアに関する情報を対象場所データベース124に登録する(ステップS913)。例えば、特定部135は、対象エリアの位置を示す位置情報と、対象エリアの種別と、対象エリアが存在する場所の地名とを対応付けて登録してよい。この結果、図7に示すような対象場所データベース124が得られる。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記各実施形態において説明した処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 情報処理システム
10 車載装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 センサ情報データベース
122 挙動情報データベース
123 良好挙動データベース
124 対象場所データベース
130 制御部
131 取得部
132 評価部
133 検出部
134 分析部
135 特定部
136 ルート制御部
137 算出部

Claims (17)

  1. 運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出部と、
    前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出部は、前記良好挙動として、一方の車両が他の車両に対して走行を優先させる譲り合いの運転挙動を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出部は、前記運転挙動データとして、他の車両から一方の車両が撮像された撮像画像に基づいて、前記譲り合いの運転挙動を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出部は、前記運転挙動データに基づいて、前記良好挙動として、交通ルールに則した運転挙動を検出する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記運転挙動データに基づいて、前記運転挙動データが示す運転挙動に対して、運転マナーの良好度合を評価する評価部をさらに有し、
    前記検出部は、前記評価部による評価結果に基づいて、前記運転挙動データが示す運転挙動が良好挙動であるか否かを検出する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記対象場所に基づいて、利用者に提示される案内ルートに関する制御を行うルート制御部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記特定部は、所定の時間帯において前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記所定の時間帯ごとに、前記対象場所を特定し、
    前記ルート制御部は、前記所定の時間帯ごとに特定された前記対象場所のうち、前記案内ルートが前記利用者に提示される時間帯に応じた対象場所に基づいて、前記案内ルートに関する制御を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記ルート制御部は、案内の対象となっている車両が差し掛かる予定の所定の場所が、前記対象場所であるか否かを判定し、判定結果に応じた情報を、前記案内ルートが示される画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ルート制御部は、前記画面に表示される前記案内ルート上の前記所定の場所に対して、前記所定の場所が前記対象場所であるか否かに基づく情報を表示させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記ルート制御部は、前記所定の場所が前記対象場所であると判定した場合には、前記所定の場所の通過を推奨する推奨情報を前記画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 前記ルート制御部は、前記所定の場所が前記対象場所でないと判定した場合には、前記所定の場所を回避した迂回ルートに基づき案内ルートを再生成し、再生成した案内ルートを他の案内ルートとして前記画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項8~10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記対象場所に基づいて、案内候補の道路での走行し易さを指標するスコアであって、運転マナーに応じたスコアを算出する算出部をさらに有し、
    前記ルート制御部は、前記案内ルートとともに、当該案内ルートに含まれる道路について算出された前記スコアに基づく情報を提示する
    ことを特徴とする請求項6~11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記算出部は、前記案内候補の道路における前記対象場所の分布状況に基づいて、前記スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記ルート制御部は、前記スコアに基づく情報として、前記スコアに基づき判断される運転マナーの状況を示す状況情報を提示する
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の情報処理装置。
  15. 前記ルート制御部は、前記案内ルートが複数存在する場合には、各案内ルートに含まれる前記道路に対応する前記スコアに基づいて、運転マナーがより良好と判断される案内ルートほど優先的に提示する
    ことを特徴とする請求項12~14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  16. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出工程と、
    前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  17. 運転挙動データに基づいて、運転マナーが良好であると判断される運転挙動である良好挙動を検出する検出手順と、
    前記良好挙動が発生した場所の分布状況に基づいて、前記良好挙動で運転されやすい場所である対象場所を特定する特定手順と
    を情報処理装置に実行させるための情報処理プログラム。
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