JP2023094267A - 巾木及びその施工構造 - Google Patents

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大悟 岡本
Daigo Okamoto
日向子 藤井
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Abstract

【課題】傾いて施工されることが少なく、ゴミが底面と床との間の空間に入りにくく、しかも、外観不良が生じにくい巾木を提供する。【解決手段】巾木10は、装飾面部11と、装飾面部11の下方側に位置する底面12と、を備える。底面12は、装飾面部11の表側から裏側方向に向かうに従って、上方に傾斜している。底面12と床30との間の隙間Sにバリを収めて底面12にバリが干渉しにくくすることができ、曲がったり傾いたりして施工されることが少なくなる。【選択図】図1

Description

本発明は、巾木及びその施工構造に関する。より詳細には、本発明は、壁の下部に設けられる巾木及びその施工構造に関する。
特許文献1には、建築物の内壁の下端に配設され、内壁の下端部を保護する巾木として、ステンレス板を折曲して作成されたステンレス巾木が開示されている。
特許文献2には、一枚の鋼板からなり、床板部の裏面が床下地面と当接した状態で、上背板部が釘又はビスで壁下地面に固定されていることにより、強固に固定された巾木スターターが開示されている。
特開2002-4562号公報(段落0002、図2) 実用新案登録第3146398号公報(段落0011、0012、0019、図4等)
壁を構成する内装仕上げ材は、床材を先に施工することが主流であり、床と壁の取り合い部は、図3Aのように、床30上に壁20が配置されている形になる。また、壁20が石膏ボードなどの板材で形成されている場合、壁20の下端には板材を切断したときに生じるバリ21が存在している場合がある。
ここで、上記先行技術のような底面12Xが巾木10Xの背面(壁20側の面)に対して直角の巾木10Xを使用すると、巾木10Xの壁20側の下端が奥までとどかず、下部が手前に飛び出たように斜めに施工されるおそれがある。
また、巾木10Xの下端を90度に折り曲げる設計にした場合において、数度の製造公差が生じるときがある。ここで、図3Bのように、生じた製造公差が鈍角側であると、底面12Xと床30との間に隙間Sができ、この隙間Sにゴミが入る場合があり、または施工不良に見える等の外観不良の問題が起こることがあった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、傾いて施工されることが少なく、床との隙間にゴミが入りにくく、外観不良が生じにくい巾木及びその施工構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る巾木は、装飾面部と、前記装飾面部の下方側に位置する底面と、を備え、前記底面は、前記装飾面部の表側から裏側方向に向かうに従って、上方に傾斜している。
本発明の一態様に係る巾木の施工構造は、前記巾木が、前記装飾面部が壁と対向し、前記底面が床と対向するようにして配置され、前記底面の前記装飾面部側の端部は、前記床に接触し、前記底面の壁側の端部は、前記床から離れている。
本発明の巾木は、壁にあるバリなどの突起を底面と床との間の空間に収容することができ、傾いて施工されることが少なくなる、という利点がある。また、本発明の巾木は、床と装飾面部との間に隙間が生じにくくなるため、ゴミが底面と床との間の空間に入りにくくなり、しかも、外観不良が生じにくい、という利点がある。
図1は、本実施形態に係る巾木を示す一部の斜視図である。 図2Aは、本実施形態に係る巾木の施工構造を示す断面図である。図2Bは、図2Aの一部を拡大した断面図である。 図3Aは、従来例を示す概略の断面図である。図3Bは、従来例を示す概略の断面図である。図3Cは、本実施形態を示す概略の断面図である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る巾木10を示している。巾木10は、一定の断面形状を有し、横方向に延びるように形成されている。巾木10は、厚み0.3mm~1.5mm程度の板状の材料で形成されている。例えば、ステンレス鋼板(SUS304など)や真鍮などの金属板を板金加工などで巾木10に成形することができる。巾木10は、折り曲げられた薄板、例えば金属板で形成されていてもよい。この場合、巾木10は、板状の材料を折り曲げることにより容易に製造することができる。
本実施形態の巾木10は、装飾面部11、底面部13、第一固定部14、上面部15及び第二固定部16を備えている。
装飾面部11は、巾木10を施工した際に、表側(壁20と反対側)に向く部分である。装飾面部11は、正面視で横方向に延びる平板状に形成されている。装飾面部11の表面111は、平坦な面で形成されているが、着色が施されていたり柄模様が形成されていたりしてもよい。
底面部13は、巾木10の底を形成する部分であり、底面部13の下面が巾木10の底面12を構成している。底面部13は、底面視で横方向に延びる平板状に形成されている。底面部13は、装飾面部11の下端に延出されており、装飾面部11の下端から後方(表面111と反対側の方向)に向かって斜め上方に突出している。よって、底面12は、装飾面部11の表側から裏側に向かう方向(装飾面部11の板厚方向)に従って、上方に傾斜している。底面12は、平坦な面で形成されているため、底面12は、全体が一定の角度で上方に傾斜している。すなわち、底面12の全体が一定の傾斜角度で傾斜しているため、底面部13の途中で屈曲させて傾斜させる場合に比べて手間が省けることになり、巾木10の製造がより容易となる。
第一固定部14は、巾木10を壁20に固定するための部分である。第一固定部14は、底面部13の後端(装飾面部11側と反対側の端部)から上方に向かって延出されている。第一固定部14は、背面視で横方向に延びる平板状に形成されている。第一固定部14の表面141は、装飾面部11の裏面112と対向している。
上面部15は、壁20の表面に設けられる化粧板40の下端面が当接される部分である。これにより、化粧板40の位置決めが容易に行える。上面部15は、平面視で横方向に延びる平板状に形成されている。上面部15は、装飾面部11の上端に延出されており、装飾面部11の上端から後方(表面111と反対側の方向)に向かって略水平に突出している。
第二固定部16は、巾木10を壁20に固定するための部分である。第二固定部16は、上面部15の後端(装飾面部11側と反対側の端部)から上方に向かって延出されている。言い換えると、上面部15は、第二固定部16の下端から前方(装飾面部11の方)に向かって略水平に突出している。第二固定部16は、背面視で横方向に延びる平板状に形成されている。
巾木10は、第一固定部14が上下方向に所定の長さを有して形成されているが、第一固定部14の上下方向の長さは、第二固定部16の上下方向の長さと同一である。これにより、第一固定部14及び第二固定部16のいずれにも、十分な両面テープ代が得られるため、巾木10を安定して固定することができる。
図2Aは、本実施形態の巾木10の施工構造を示している。巾木10は、第一固定部14及び第二固定部16を壁(壁面)20に固定して施工される。このように、巾木10は、第一固定部14に加えて、第二固定部16も備えることで、上下方向の二か所で壁20に固定することができるため、強固に固定することができる。また、巾木10は、両面テープ50で固定される。これにより、巾木10及び壁20等にビス止めなどのために孔をあける必要がなく、簡易に施工でき、かつ防水性も向上する。さらに、両面テープ50は、巾木10と壁(壁面)20との間を隙間なく密着することができるため、壁(壁面)20の気密性を向上することができる。なお、壁20は、その表面に内装材などの化粧板40が施工される壁下地として形成することができる。壁20は、床(床面)30上に石膏ボードや合板などの板材を配置することにより形成することができる。
上記のようにして施工された巾木10は、装飾面部11の裏面112が壁20の表面と対向し、底面12が床(床面)30と対向するようにして配置される。そして、底面12は、前端から後端に向かって上方に傾斜しているため、底面12と床30との間には隙間Sが生じる。すなわち、図2Bのように、底面12の装飾面部11側の端部121は、床30に接触し、底面12の壁20側の端部122は、床30から離れている状態に施工され、底面12と床30との間に隙間Sが生じる。このため、床30と壁20の取り合い部にバリ21があっても(図3A参照)、バリが隙間S内に収まって、底面12がバリと干渉することが少なくなり、巾木10が壁20に対して曲がったり傾いたりすることなく施工することができる。また、図2B及び図3Cに示すように、装飾面部11と底面部13との角度に製造公差が生じても、底面12の装飾面部11側の端部121は、床30に接触しているため、底面12の前端と床30との間に隙間が生じにくくなり、この隙間にゴミが入ることが少なくなり、また、施工不良に見える等の外観不良の問題を防止できる。
上記のように巾木10を施工すると、壁20の表面に施工不良等の凹凸がある場合であっても、装飾面部11に干渉することなく巾木10で隠すことができる。また、本実施形態の巾木10では、底面12の全体が一定の傾斜角度で傾斜しているため、一部が傾斜している場合と比べて、より広い範囲のバリとの干渉を防止しやすくなる。また、底面12と床30との接点が線状となるため、底面12と床30との間に入り込んだ水が滞留しにくくなる。また、底面12の一部が傾斜している場合と比べて、巾木10自体を薄く形成することができ、巾木10が薄い場合、図2Aに示すような、巾木及び壁面の表面が同じ面を形成する「同面巾木」、または巾木を壁面より内側に納める「入り巾木」の施工方法に対応することができるため、巾木10の納まりのバリエーションを増やすことができる。また、巾木10が巾木を壁面より外側に出した「出巾木」の場合、巾木10の上部に溜まる埃の量を少なくすることができる。
本実施形態の巾木10では、底面12の壁20側における端部122と床30との間の寸法は、最低でも1mmであることが好ましく、この場合、壁20の下端に生じているバリによる影響を避けやすくなる。従って、図2Bに示すように、底面12と床(床面)30との間の角度αは、少なくとも1°あればよく、実用上は角度αが8~20°であることが好ましい。角度αの上限は45°であり、45°を超えると、正面からの衝撃に対して弱くなり、巾木10としての性能を発揮できなくなるおそれがある。
そして、上記のように巾木10を施工した後、化粧板40が施工される。化粧板40は、壁20の表面に固定される。また、化粧板40は上面部15の上方に配置され、化粧板40の下端面が巾木10の上面部15に接触する。
(変形例)
実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
巾木10は、金属製だけでなく、プラスチック(樹脂)製や木製であってもよい。
巾木10は、第一固定部14を備えていなくてもよい。この場合、巾木10は、第二固定部16のみで壁20に固定される。
第二固定部16は、両面テープ50の代わりに、ビス、釘などで固定されてもよい。この場合、第二固定部には、ビス、釘などで固定するための穴が設けられていてもよい。また、両面テープ50の代わりに、接着剤を使用して第二固定部16を固定してもよい。
第二固定部16は、上面部15の後端(装飾面部11側と反対側の端部)から下方に向かって延出されていてもよい。すなわち、上面部15は、第二固定部16の上端から前方(装飾面部11の方)に向かって略水平に突出しているような構成であってもよい。
巾木10は、第二固定部16を備えていなくてもよい。この場合、巾木10は、一部が化粧板40で覆われる壁下地に固定する場合以外に、壁材としての化粧板や内装の壁面の表面に固定されるような構成であってもよい。
巾木10は、第一固定部14及び第二固定部16の両方を備えていなくてもよい。この場合、巾木10は、何らかの固定方法で壁20に固定されればよく、必ずしも第一固定部14及び第二固定部16などを使用して固定する必要はない。
装飾面部11は、凹凸などの装飾があってもよい。
装飾面部11は、壁20との間にウレタン等の充填物を備えてもよく、この場合、装飾面部11の変形がより防止される。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る巾木10は、装飾面部11と、装飾面部11の下方側に位置する底面12と、を備える。底面12は、装飾面部11の表側から裏側方向に向かうに従って、上方に傾斜している。
第1の態様によれば、底面12と床30との間の隙間Sにバリを収めて底面12にバリが干渉しにくくすることができ、曲がったり傾いたりして施工されることが少なくなり、また、床30との隙間Sにゴミが入りにくく、外観不良が生じにくい、という利点がある。
第2の態様に係る巾木10は、第1の態様であって、折り曲げられた薄板で形成されている。
第2の態様によれば、板状の材料を折り曲げることにより容易に製造できる、という利点がある。
第3の態様に係る巾木10は、第1又は第2の態様であって、底面12は、全体が上方に傾斜している。
第3の態様によれば、底面12の途中で屈曲させる手間が省けて、製造がより容易となる、という利点がある。また、底面12の一部が傾斜している場合と比べて、より広い範囲でバリとの干渉を防止することができる、という利点がある。
第4の態様に係る巾木10の施工構造は、装飾面部11が壁20と対向し、底面12が床30と対向するようにして配置される。底面12の装飾面部11側の端部121は、床30に接触し、底面12の壁20側の端部122は、床30から離れている。
第4の態様によれば、底面12と床30との間の隙間Sにバリを収めて底面12にバリが干渉しにくくすることができ、曲がったり傾いたりして施工されることが少なくなり、また、床30との隙間Sにゴミが入りにくく、外観不良が生じにくい、という利点がある。
10 巾木
11 装飾面部
12 底面
20 壁
30 床

Claims (4)

  1. 装飾面部と、前記装飾面部の下方側に位置する底面と、を備え、
    前記底面は、前記装飾面部の表側から裏側方向に向かうに従って、上方に傾斜している、
    巾木。
  2. 折り曲げられた薄板で形成されている、
    請求項1に記載の巾木。
  3. 前記底面は、全体が上方に傾斜している、
    請求項1又は2に記載の巾木。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の巾木の施工構造であって、
    前記巾木は、前記装飾面部が壁と対向し、前記底面が床と対向するようにして配置され、
    前記底面の前記装飾面部側の端部は、前記床に接触し、前記底面の壁側の端部は、前記床から離れている、
    巾木の施工構造。
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