JP2023093992A - ガス燃料船 - Google Patents
ガス燃料船 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023093992A JP2023093992A JP2021209169A JP2021209169A JP2023093992A JP 2023093992 A JP2023093992 A JP 2023093992A JP 2021209169 A JP2021209169 A JP 2021209169A JP 2021209169 A JP2021209169 A JP 2021209169A JP 2023093992 A JP2023093992 A JP 2023093992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- ship
- pipe
- vent pipe
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 19
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims abstract description 131
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 claims abstract description 32
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 17
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 6
- 239000012071 phase Substances 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- 239000012808 vapor phase Substances 0.000 description 4
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003949 liquefied natural gas Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 231100000206 health hazard Toxicity 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
Description
ところが、ガスを放出するガスベント管は暴露甲板上で垂直に立設されているため、非常時に放出されるガスの吹きだし方向は垂直上方となっている。このため、放出時に上方へ排出された気相ガスは、風の流れによって居住区にまで届くと乗組員の健康被害を招くという問題がある。
また、図5(B)に示すように、凹陥部120にガスベント管114を設置した場合、ガスベント出口の高さhを規則(NK鋼船規則GF編第6章6.7.2-7(3))で定められた高さ(船幅B/3以上)を守ったとしても、曝露甲板115上からガスベント出口までの高さ方向の間隔Dが小さくなる。そのため、甲板上を歩く乗組員pが排出された気相ガスbと触れやすくなる危険がある。
第2発明のガス燃料船は、第1発明において、前記ガスベント管が、前記暴露甲板から垂直に立ち上った垂直管と、該垂直管の先端から船幅方向外側に向け傾斜した傾斜管とからなることを特徴とする。
第3発明のガス燃料船は、第1発明において、前記ガスベント管が、前記暴露甲板上から船幅方向外側に向け傾斜して伸びる傾斜管からなることを特徴とする。
第2発明によれば、傾斜部によって居住区に対する離間距離を充分に確保できるほか、垂直部があることで暴露甲板上の高さ位置の確保が容易となる。
第3発明によれば、傾斜部を長くすることで居住区に対する離間距離を大きくとれるので、乗組員の安全性を高めることができる。
本発明のガス燃料船は推進機関に液化天然ガスを用い、船体内にガス燃料タンクを備える船舶であれば、貨物船や客船の区別を問わずどのような種類の船舶にも適用できる。
以下の実施形態では、自動車運搬船に適用した例を説明する。
図示のガス燃料船Sは、自動車運搬船に適用したものであり、1は船首、2は船尾、3は船底、4は暴露甲板、5は機関室である。
燃料ガスタンク設置区画8は船体内に設けられる場合と暴露部に設けられる場合とがある。暴露甲板4上であって船首側には居住区9が設けられている。居住区とは船舶の乗組員の生活用区域である。なお、船舶の操船に係る船橋もこの居住区9と同じ構造物内に設けられることが多い。
居住区9は図示の例では船首側に設けられているが、船尾に設けられるものもあり、本発明はいずれの形式の船舶にも適用される。
2基の燃料ガスタンク10には、ガス放出用配管ライン11が接続され、船体内に配設されている。ガス放出用配管ライン11は、下端が各燃料ガスタンク10に接続され、上端の接続口は暴露甲板4まで届いている。ガス放出用配管ライン11は図示の例では、横配管12と縦配管13がつなげられて構成されたものを例示しているが、これに限られず、任意の配管構成をとることができる。
燃料ガスタンクが暴露部に配置されている場合のガス放出用配管ラインは、主に暴露甲板4上に配置されることになるが、その場合の配管構成と配管ルートも任意である。
図示のガスベント管20は、ガス放出用配管ライン11の縦配管13の先端にある接続口に接続され暴露甲板4上に立設されている。
ガスベント管20は、暴露甲板4から垂直に立ち上った垂直管21と、この垂直管21の先端から船幅方向外側に向けて上向きに傾斜した傾斜管22とからなる。
ガスベント管20の垂直管21の高さは、規則(鋼船規則など)上の要請に合うよう定めれば、とくに制限はない。
傾斜管22の長さは、居住区9からより可能な限り大きく離れる寸法を選択すればよい。また、傾斜管22の垂直線に対する傾斜角度θは、規則上のベント出口高さに合うよう定めれば、とくに制限はない。
本実施形態のガスベント管20は、暴露甲板4上から船幅方向外側に向けて上向きに傾斜して伸びる傾斜管22からなる。傾斜管22の先端には排出口23が取付けられている。
本実施形態に係るガスベント管20では、傾斜管22を長くすることで居住区9に対する離間距離を大きくとれるので、居住区9から大きく離れた方向へ気相ガスbを放出できる。このため、第1実施形態のガスベント管20と同じように、気相ガス放出時の乗組員の安全性を高めることができる。
(1)ガス拡散解析を実施するにあたり、解析作業中の安全性を確保しやすくなるため詳細な解析結果が得られることになる。この詳細な解析結果を評価すれば、ガスベント管20の高さを下げられる可能性も生じる。このため、ガスベント管20の設計自由度が向上し、安全性もより向上させることができる。
また、本発明では、特許文献1の従来技術のような、凹陥部を用いないので、貨物積載区画が小さくなることもない。
2 船尾
4 暴露甲板
8 燃料ガスタンク設置区画
9 居住区
10 燃料ガスタンク
11 ガス放出用配管ライン
20 ガスベント管
21 垂直管
22 傾斜管
第2発明のガス燃料船は、第1発明において、前記ガスベント管が、前記暴露甲板から垂直に立ち上った垂直管と、該垂直管の先端から船幅方向外側に向け傾斜した傾斜管とからなることを特徴とする。
第3発明のガス燃料船は、第1発明において、前記ガスベント管が、前記暴露甲板上から船幅方向外側に向け傾斜して伸びる傾斜管からなることを特徴とする。
第2発明のガス燃料船は、第1発明において、前記ガスベント管が、前記暴露甲板から垂直に立ち上った垂直管と、該垂直管の先端から船幅方向外側に向け、かつ上向きに傾斜した傾斜管とからなることを特徴とする。
第3発明のガス燃料船は、第1発明において、前記ガスベント管が、前記暴露甲板上から船幅方向外側に向け、かつ上向きに傾斜して伸びる傾斜管からなることを特徴とする。
第2発明によれば、傾斜部によって居住区に対する離間距離を充分に確保できるほか、垂直部があることで暴露甲板上の高さ位置の確保が容易となる。
第3発明によれば、傾斜部を長くすることで居住区に対する離間距離を大きくとれるので、乗組員の安全性を高めることができる。
Claims (3)
- 暴露甲板上に設けられた居住区と船体に設けられた燃料ガスタンクを有するガス燃料船において、
前記燃料ガスタンクに接続され船体に配設されているガス放出用配管ラインと、該ガス放出用配管ラインに接続され前記暴露甲板上に立設されているガスベント管とを備えており、
前記ガスベント管は、先端に排気口を備えており、該ガスベント管は前記排出口が前記暴露甲板上で前記居住区から遠ざかるように船幅方向外側に傾斜している
ことを特徴とするガス燃料船。 - 前記ガスベント管が、前記暴露甲板から垂直に立ち上った垂直管と、該垂直管の先端から船幅方向外側に向け傾斜した傾斜管とからなる
ことを特徴とする請求項1記載のガス燃料船。 - 前記ガスベント管が、前記暴露甲板上から船幅方向外側に向け傾斜して伸びる傾斜管からなる
ことを特徴とする請求項1記載のガス燃料船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021209169A JP7332675B2 (ja) | 2021-12-23 | 2021-12-23 | ガス燃料船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021209169A JP7332675B2 (ja) | 2021-12-23 | 2021-12-23 | ガス燃料船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023093992A true JP2023093992A (ja) | 2023-07-05 |
JP7332675B2 JP7332675B2 (ja) | 2023-08-23 |
Family
ID=87001224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021209169A Active JP7332675B2 (ja) | 2021-12-23 | 2021-12-23 | ガス燃料船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7332675B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242880A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Fuji Industrial Co Ltd | 球形型自在継手およびそれを用いた接続方法 |
CN107575741A (zh) * | 2017-09-14 | 2018-01-12 | 浙江海洋大学 | 一种安全防爆保温液化气罐 |
JP2018090023A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 三井造船株式会社 | 船舶のベント管設置構造 |
CN211543847U (zh) * | 2019-12-31 | 2020-09-22 | 江苏省镇江船厂(集团)有限公司 | 船舶上排烟防烟气反串及防雨装置 |
-
2021
- 2021-12-23 JP JP2021209169A patent/JP7332675B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242880A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Fuji Industrial Co Ltd | 球形型自在継手およびそれを用いた接続方法 |
JP2018090023A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 三井造船株式会社 | 船舶のベント管設置構造 |
CN107575741A (zh) * | 2017-09-14 | 2018-01-12 | 浙江海洋大学 | 一种安全防爆保温液化气罐 |
CN211543847U (zh) * | 2019-12-31 | 2020-09-22 | 江苏省镇江船厂(集团)有限公司 | 船舶上排烟防烟气反串及防雨装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7332675B2 (ja) | 2023-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102163594B1 (ko) | 선박 | |
FI123864B (fi) | Vesikulkuneuvo | |
CN210212712U (zh) | 一种lng船货舱横舱壁结构 | |
CN110949607A (zh) | 一种兼作液化天然气透气桅的组合式前桅 | |
EP2088075A1 (en) | Piping structure for oil tanker | |
WO2018070239A1 (ja) | 液化ガス運搬船 | |
WO2018100999A1 (ja) | 船舶のベント管設置構造 | |
JP7332675B2 (ja) | ガス燃料船 | |
EP4129815A1 (en) | Ship | |
US10710682B1 (en) | Bunkering marine vessel | |
US20050172877A1 (en) | Cargo venting system | |
JP6554126B2 (ja) | 自動車運搬船のガス燃料独立タンク設置構造 | |
US20150158557A1 (en) | Floating vessel with tunnel | |
JP2005104187A (ja) | タンカーのダクト装置 | |
JP2023087277A (ja) | 液化ガス運搬船 | |
WO2024069751A1 (ja) | 液化ガスタンクを備えた船舶 | |
KR20230113173A (ko) | 선박 | |
KR20170065846A (ko) | 컨테이너선 연료유 탱크의 통기 시스템 | |
KR20240140985A (ko) | 선박 | |
KR20240030932A (ko) | 컨테이너선 | |
CN118613421A (zh) | 船舶 | |
KR20220029066A (ko) | 연료 탱크 장치 및 이를 포함하는 선박 | |
KR20240097800A (ko) | 액화 가스 저장 탱크 설치 구조 및 이를 포함하는 선박 | |
Tang et al. | Offshore Support Vessels–Ripe for an Independent Regulatory Regime |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230810 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7332675 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |