JP2023093914A - 画像処理装置および画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を用紙上に形成するときに、用紙の搬送方向に合わせて画像を回転させるなどのレイアウト処理により、正解画像と読取画像に差異が発生し、正しく印刷物の仕上がりを検査できないという課題があった。【解決手段】 本発明の検品装置は、画像を印刷する印刷装置と通信可能な検品装置であって、少なくとも前記印刷装置で印刷する前記画像の配置に関する情報を含む印刷情報を受信する第1受信手段と、受信した画像を、前記第1受信手段で受信した前記印刷情報を基に変換し、変換した画像を基準画像として登録する登録手段と、前記登録手段で登録した基準画像と、印刷装置で印刷した印刷物のスキャン画像とに基づいて前記印刷物の検査することを特徴とする。【選択図】 図4
Description
本発明は、画像処理装置および画像処理システムに関する。
近年、印刷装置により印刷された用紙を搬送中に検品装置によって検査可能とした印刷システムが知られている。印刷用紙の検査では、まず検品装置に基準画像として登録する。そして、実行した印刷ジョブの出力物(印刷用紙)を画像解析し、登録した基準画像と比較することで印刷用紙が正常であるか否かを判定する。
検品システムへの基準画像の登録方法は少なくとも2つある。方法の1つ目は予め検査する画像を印刷し、検品装置で読み取った画像を基準画像として検品装置に登録しておく構成がある。しかしながら、この構成の検品システムは、基準画像の登録で印刷された用紙を読み込むため、印刷された出力用紙や読み込まれた画像を基準画像として適切かどうかオペレータが目視で確認する必要がある。そこで2つ目の方法として、特許文献1では、画像データを正解画像(基準画像、リファレンス画像)として登録し、画像形成部により用紙上に形成される画像の読取結果である読取画像と正解画像とを比較して、印刷物の仕上がりを検査するものが提案されている。
しかしながら、画像を用紙上に形成するときに、用紙の搬送方向に合わせて画像を回転させるなどのレイアウト処理により、正解画像と読取画像に差異が発生し、正しく印刷物の仕上がりを検査できないという課題があった。
本発明は、上述の少なくとも一部を顧みてなされたものであり、本発明の一つの目的はレイアウト処理の情報を基準画像に反映させることである。
本発明の検品装置は、画像を印刷する印刷装置と通信可能な検品装置であって、少なくとも前記印刷装置で印刷する前記画像の配置に関する情報を含む印刷情報を受信する第1受信手段と、画像を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段で受信した前記画像を、前記第1受信手段で受信した前記印刷情報を基に変換する変換手段と、前記変換手段で変換した画像を基準画像として登録する登録手段と、前記登録手段で登録した基準画像と、印刷装置で印刷した印刷物のスキャン画像とに基づいて前記印刷物の検査を行う検査手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一つの側面によれば、レイアウト処理等が生じても、正しく印刷物の仕上がりを検査することができる。
添付図面を参照して本発明の各実施例を詳しく説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また各実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本実施形態における外部コントローラは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。画像形成装置は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。
(実施例1)
図1は、本実施形態に係る画像処理システムのハード構成の全体図である。画像処理システムは、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102はLAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102はLAN104を介してPC103と通信可能に接続されており、PC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。また、画像形成装置101と検品装置112はLAN105とビデオケーブル113を介して通信可能に接続されている。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムのハード構成の全体図である。画像処理システムは、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102はLAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102はLAN104を介してPC103と通信可能に接続されており、PC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。また、画像形成装置101と検品装置112はLAN105とビデオケーブル113を介して通信可能に接続されている。
PC103には印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバはユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。外部コントローラ102はPC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。外部コントローラ102は、画像形成装置101に対してLAN105で印刷データを投入し、ビデオケーブル106でラスタライズされた画像データ(ラスタ画像)を投入する。なお、本画像処理システムにおいてビデオケーブル106は備えなくてもよい。その場合は、外部コントローラ102はLAN105を介して画像形成装置101に画像データを含めた印刷データを投入するように構成する。
次に画像形成装置101について説明する。画像形成装置101には複数の異なる機能を持つ装置が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。
印刷装置107は、印刷装置107の下部にある給紙部から搬送される用紙に対してトナーを用いて画像を形成する。なお、ここでは記録シートの一例として用紙を例に説明するが、印刷媒体であれば用紙以外のものでもよい。
この印刷装置107の構成及び動作原理は次のとおりである。画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。
このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、そのトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、用紙上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上の用紙は定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写された用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解して用紙に定着させる。インサータ108は、挿入紙を挿入するための装置である。印刷装置107で印刷され搬送された用紙群に対して、任意の位置で108から用紙を挿入することができる。
画像読取装置109は、搬送された用紙(印刷物)の画像を読み取ることで読取画像を生成し、ビデオケーブル113を介して検品装置112に転送する。
大容量スタッカ110は、大容量の用紙を積載することが可能な装置である。フィニッシャ111は、搬送された用紙に対してフィニッシング処理を加える装置である。フィニッシャ111は、設定に応じてステイプルやパンチ、中綴じ製本などのフィニッシング処理を行うことが可能であり、排紙トレイに排紙する。
検品装置112は、ビデオケーブル113を介して受け取った読取画像と、予め登録された基準画像データと比較することで、印刷された画像が正常かどうかを判定するための装置である。なお、正常か否か判定された印刷物は、例えば、正常な印刷物とエラーが生じた印刷物とで分別して排出される。
図1で説明した印刷システムは画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、本発明は外部コントローラ102の接続された構成に限定されない。すなわち、画像形成装置101をLAN104に接続し、PC103から、画像形成装置101が処理可能な印刷データを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101において、データ解析やラスタライズ処理が行われ、印刷処理が実行される。
図2は、画像形成装置101、外部コントローラ102、PC103、検品装置112のシステム構成を表すブロック図である。
まず画像形成装置101の印刷装置107の構成について説明する。画像形成装置101の印刷装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225で構成される。さらに画像形成装置101の印刷装置107は、原稿露光部226、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を備える。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続される。本実施例において、通信I/F217は、通信ケーブル254を介してインサータ108、画像読取装置109、大容量スタッカ110、及びフィニッシャ111と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。
LANI/F218は、LAN105を介して外部コントローラ102、検品装置112と接続され、制御コマンドや画像データなどの通信が行われる。
ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、ラスタライズされた画像データなどの通信が行われる。
HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222はHDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。
操作部224は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
原稿露光部226は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を読み込む処理を行う。ユーザにより設置された用紙に対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿データを読み込む。
レーザ露光部227は、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227においては、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。
作像部228は、用紙に対してトナーを転写するための装置であり、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等により構成され、感光ドラム上のトナーを用紙に転写する。
像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーを用紙に転写する二次転写が行われる。
定着部229は用紙上のトナーを熱と圧力で用紙に溶解固着するための装置であり、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。
給紙部230は用紙を給紙するための装置であり、ローラーや各種センサーにより用紙の給紙動作、搬送動作が制御される。
次に画像形成装置101のインサータ108の構成について説明する。画像形成装置101のインサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、給紙制御部235で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス236を介して接続される。通信I/F232は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、給紙に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部235は、CPU222からの指示に基づき、ローラーとセンサーを制御しながら、インサータの給紙部や印刷装置107から搬送された用紙の給紙、搬送を制御する。
次に画像形成装置101の画像読取装置109の構成について説明する。画像形成装置101の画像読取装置109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、ビデオI/F241で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F237は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。撮影部240は、CPU238の指示に基づき、搬送された用紙を撮影し、撮影で得られた読取画像をメモリ239に保存する。CPU238はビデオI/F241とビデオケーブル113を介して、検品装置112に読取画像を転送する。
次に画像形成装置101の大容量スタッカ110の構成について説明する。画像形成装置101の大容量スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙制御部247で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。通信I/F244は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ246は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送された用紙をスタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ111に搬送する制御を行う。
次に画像形成装置101のフィニッシャ111の構成について説明する。画像形成装置101のフィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、フィニッシング処理部253で構成される。それぞれの構成要素はシステムバス255を介して接続される。通信I/F249は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、フィニッシングや排紙に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU250からの指示に基づき、用紙の搬送、排紙を制御する。フィニッシング処理部253は、CPU250からの指示に基づき、ステイプルやパンチ、中綴じ製本等のフィニッシング処理を制御する。
次に外部コントローラ102の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。
メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD210には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F213は、LAN104を介してPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷指示として印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、ラスタライズされた画像データなどの通信が行われる。
次にPC103の構成について説明する。PC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204はPC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、PC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
次に検品装置112の構成について説明する。検品装置112は、CPU256、メモリ257、HDD258、キーボード259、ディスプレイ260、ビデオI/F261、LANI/F262で構成され、システムバス263を介して接続されている。CPU256は、HDD258に保存された検品プログラム等に基づいて印刷物の検品処理を実行する。またCPU256は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ257は、CPU256が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD258には、検品処理などの動作に必要なプログラムや基準画像データ、検品の判定結果情報が記憶される。キーボード259は検品装置112の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ260には、検品の判定結果や検品処理の設定画面などが表示される。ビデオI/F261は、ビデオケーブル113と接続されており、画像読取装置109で撮影された読取画像を受信している。LANI/F262は、LAN105と接続されており、基準画像データの受信などが行われる。CPU238は、撮影部240によって撮影された画像と、HDD272に保存された基準画像と比較し、印刷された画像が正常かどうかを判断する。
以上の説明において、外部コントローラ102と画像形成装置101はLAN105とビデオケーブル106が接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ246、メモリ251はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
図3は、画像形成装置101のメカ断面図である。107は用紙に印刷する画像を形成する印刷装置である。給紙デッキ301および給紙デッキ302は、各種用紙を収容しておくことが可能である。各給紙デッキには格納している用紙の情報(用紙サイズ、用紙タイプ)を印刷装置107の操作部224から設定できる。各給紙デッキでは、収容された用紙の最上位の用紙一枚のみを分離し、用紙搬送パス303へ搬送することが可能である。現像ステーション304~307は、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。ここで形成されたトナー像は中間転写ベルト308に一次転写され、中間転写ベルト308は図を時計回りに回転し、二次転写位置309で用紙搬送パス303から搬送されてきた用紙へとトナー像が転写される。ディスプレイ225は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する。定着ユニット311はトナー像を用紙へ定着させる。定着ユニット311は加圧ローラーと加熱ローラーを備え、各ローラーの間を用紙が通過することにより、トナーを溶融・圧着することで用紙にトナー像を定着させる。定着ユニット311を抜けた用紙は用紙搬送パス312を通って用紙搬送パス315へと搬送される。用紙の種類によって定着のためにさらに溶融・圧着が必要な場合は、定着ユニット311を通過した後、上の用紙搬送パスを使って第2定着ユニット313へと搬送される。第2定着ユニット313において、追加の溶融・圧着が施された後、用紙搬送パス314を通って用紙搬送パス315へと搬送される。画像形成モードが両面の場合は、用紙反転パス316へと用紙を搬送し、用紙反転パス316で反転した後、両面搬送パス317へと用紙が搬送され、二次転写位置309で2面目の画像転写が行われる。インサータ108は挿入用紙を挿入する。インサータ108はインサータトレイ321を備え、用紙搬送パス322を通じて、インサータトレイ321に給紙された用紙を搬送パスへ合流させる。これにより、印刷装置107から搬送される一連の用紙群に、任意の位置で用紙を挿入させて後続装置へ搬送させることが可能となる。インサータ108を通過した用紙は画像読取装置109へ搬送される。画像読取装置109内にはカメラ331、332が対向する形で配置される。カメラ331は用紙の上面を、カメラ332は用紙の下面を読み取るためのカメラである。画像読取装置109は、用紙搬送パス333に搬送された用紙が所定に位置に到達したタイミングで、カメラ331、カメラ332を用いて用紙の画像を読み取り、読取画像を検品装置112に転送する。大容量スタッカ110は大容量の用紙を積載することが可能な大容量スタッカである。大容量スタッカ110は、画像読取装置109によって正常な用紙(印刷物)と判定された用紙を積載するトレイとして、スタックトレイ341を有する。画像読取装置109を通過した用紙は用紙搬送パス344を通して大容量スタッカ110に入力されてくる。用紙は用紙搬送パス344から用紙搬送パス345を経由して、スタックトレイ341に積載される。さらにスタッカ340は、排紙トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346は、画像読取装置109によってエラーが生じた用紙(印刷物)と判定された用紙を排出するために使用される排紙トレイである。エスケープトレイ346に出力する場合は、用紙搬送パス344から用紙搬送パス347を経由してエスケープトレイ346へ用紙が搬送される。なお大容量スタッカ110の後段の後処理装置へ用紙を搬送する場合には、用紙搬送パス348を経由して用紙が搬送される。反転部349は用紙を反転する。この反転部349は、用紙をスタックトレイ341に積載する場合に使用される。入力された用紙の向きと出力時点での用紙の向きが同一となるように、スタックトレイ341に積載する場合には反転部349で一度用紙を反転させる。エスケープトレイ346や、後続の後処理装置へ搬送する場合は、積載時にフリップせずにそのまま用紙を排出するため、反転部349での反転動作は行わない。フィニッシャ111はユーザに指定された機能に応じ、搬送された用紙に対してフィニッシング処理を加える装置である。フィニッシャ111では、具体的にはステイプル(1個所・2箇所綴じ)やパンチ(2穴・3穴)や中とじ製本等のフィニッシング機能を有する。フィニッシャ111は、排紙トレイ351と排紙トレイ352を備える。用紙搬送パス353を経由して排紙トレイ351に出力される。ただし用紙搬送パス353ではステイプル等のフィニッシング処理を行うことはできない。ステイプル等のフィニッシング処理を行う場合は、用紙搬送パス354を経由して処理部355でユーザに指定されたフィニッシング機能が実行され、排紙トレイ352へ出力される。排紙トレイ351および352はそれぞれ昇降することが可能であり、排紙トレイ351を下降させ、処理部355でフィニッシング処理した用紙を排紙トレイ351へ積載するように動作することも可能である。中とじ製本が指定された場合には中とじ処理部356で、用紙中央にステイプル処理をした後、用紙を二つ折りにして用紙搬送パス357を経由して中とじ製本トレイ358へ出力される。中とじ製本トレイ358はベルトコンベア構成になっており、中とじ製本トレイ358上に積載された中とじ製本束は左側へ搬送される構成となっている。
図4は、本実施例における基準画像登録の流れを示すフローチャートである。なお、図中のS4001~S4105は各ステップを表す。なお、フローチャートのステップS4001からステップS4006は、CPU222がHDD221に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。フローチャートのステップS4101からステップS4105は、CPU256がHDD258に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。
本実施例において、基準画像の登録は、ラスタライズされた画像データ(ラスタ画像)から作った画像データを登録する。なお、本実施例では、画像形成装置101が、外部コントローラ102からビデオケーブル106を介してラスタライズされた画像データを受信する例を示すがこれに限らない。例えば、画像形成装置101がPC103から印刷ジョブ(例えば、PDLデータを含む)を受信し、画像形成装置101がラスタライズしてもよい。
図4(a)を参照して、基準画像の登録における印刷装置の動作について説明する。
ステップS4001で印刷装置107のCPU222は、外部コントローラ102からの印刷データを受信した場合ステップS4002に移行し、受信してない場合はステップS4001に移行する。ここで、S4001では、検品を行うための基準画像の登録を行うための基準画像登録ジョブとして印刷データを受信する。
ステップS4002でCPU222は、受信した印刷データに含まれる画像データ(ラスタ画像)を印刷するための印刷情報を取得する。ここで印刷情報とは、画像データに対して面付け処理をする際に用いられる情報であり、例えば、印刷設定情報や印刷装置107の情報である。本実施例においては、印刷設定情報として、画像の印字向き、及び、画像の印字開始位置、ステイプル有無とステイプルの場所の情報を取得する。ここで、印字開始位置とは、例えば図8の画像データ802および803において、印刷を開始する位置である座標(A,B)および座標(C,D)に相当する。例えば、座標(A,B)は記録シートの左上に画像データの左上を合わせて印刷を行う際の座標であり、座標(C,D)は、記録シートの右下を画像データの右下を合わせて印刷を行う際の座標である。また、画像の印字向きは、印刷設定情報だけでなく、印刷装置107の給紙デッキ301及び給紙デッキ302に格納している用紙の向きによっても変更される可能性がある。ステイプルの場所情報は、例えば記録シート上のステイプルで留める位置であり、「右上ホチキス」「左上ホチキス」などである。これは、ステイプルで留める位置がフィニッシャ111の構造に合うように、画像を回転する必要があるためである。
ここで、図8を用いて具体的に説明を行う。図8において、画像データ801及び808は、S4001で外部コントローラ102から受信した画像データである。画像データ801は「縦方向」の画像であり、画像データ808は「横方向」の画像である。用紙802~805は、印刷装置107で画像データ801が印字された印刷物を示している。用紙806~807は、印刷装置で画像データ808が印字された印刷物を示している。なお、用紙802~807は、印刷装置107から用紙搬送パスを介して画像読取装置109を通過する際の用紙の向きを示している。本図では、代表的な6つのパターンのみを記載しているため、想定されるパターンは、この限りではない。また、用紙に画像が印字されるフチ部分に模式的な線を記載している。(A)は、印刷設定情報として、「縦方向」が設定されており、印刷装置107の情報として縦方向の用紙が給紙された場合を想定している。なお、印字開始位置は、座標(A,B)が指定されている。本説明では、印字開始位置は指定がない場合は、基本的に座標(A,B)から印字が開始されるものとする。(B)は、(A)と同様に、印刷設定情報として、「縦方向」が設定されており、印刷装置107の情報として縦方向の用紙が給紙されているが、画像の印字開始位置は、座標(C,D)が指定されている。(C)は、(A)と同様に印刷設定情報として、「縦方向」が設定されており、印刷装置107の情報として縦方向の用紙が給紙された場合に、更に「右上ホチキス」が指定されていた場合を想定している。(D)は、印刷設定情報として、「縦方向」が設定されており、印刷装置107の情報として横方向の用紙が給紙された場合を想定している。(E)印刷設定情報として、「横方向」が設定されており、印刷装置107の情報として横方向の用紙が給紙された場合を想定している。(F)は、印刷設定情報として、「横方向」が設定されており、印刷装置107の情報として縦方向の用紙が給紙された場合を想定している。
このように、印刷設定情報として、画像の印字向き、画像の印字開始位置、及びステイプルの場所情報により、画像読取装置109を通過する際の用紙の向きは異なる。
ステップS4003でCPU222は、LAN105を介して、印刷情報(各種情報)(画像の印字向き、画像の印字開始位置、ステイプルの有無および場所情報)を検品装置112に送信する。
ステップS4004においてCPU222は、ビデオケーブル106を介して受信したラスタ画像をHDD221に保存する。
ステップS4005でCPU222は、LAN105を介して、ラスタ画像を検品装置112に送信する。
ステップS4006でCPU222は、ラスタ画像の全ページの送信が終了したかを判断し、終了している場合はステップS4001に移行し、終了していない場合はステップS4004に移行する。
図4(b)を参照して、基準画像の登録における検品装置の動作について説明する。
ステップS4101で検品装置112のCPU256は、印刷情報を受信した場合はステップS4102に移行し、受信してない場合はステップS4101に移行する。
ステップS4102でCPU256は、印刷情報をHDD258に保存する。
ステップS4103でCPU256は、ラスタ画像を受信した場合はステップS4104に移行し、受信してない場合はステップS4103に移行する。
ステップS4104でCPU256は、ステップS4101で受信した印刷情報に基づきラスタ画像の解像度変換や移動、回転などの変換処理を行い、基準画像データを生成しHDD258に保存する。本実施例では、印刷情報をラスタ画像毎に受信するのではなく、ステップS4101で受け取った印刷情報に基づき、ステップS4105;YESで処理を終了するまでの間、ステップS4103で受信するすべてのラスタ画像に対して変換処理を行っている。
ステップS4105でCPU256は、全ページの基準画像生成が終了したかを判定し、終了した場合はステップS4101に移行し、終了していない場合はステップS4103に移行する。
本実施例では、S4003にて各種情報を送信するように説明を行った。しかし、各種情報自体ではなく、例えば、画像の回転角度情報と、印字開始位置情報とを送信するようにしてもよい。ここで、回転角度情報とは、図8の(C)の場合は180度回転、(D)であれば90度回転、(F)の場合は、270度回転というようになる。
図5は、本実施例における基準画像の登録でのデータの流れを示すフロー図である。
501は、S4003において印刷装置107が検品装置112に印刷情報を送信し、S4101において検品装置112が印刷装置107から印刷情報を受信することを示している。
511から51nにおいて、S4005において印刷装置107が検品装置112にラスタ画像を送信し、S4103において検品装置112が印刷装置107からラスタ画像を受信することを示している。本実施例では、印刷装置107は、ラスタ画像を画像ごとに送信するように説明したが、複数枚を何度かに分けて送信したり、一度に送信したりするようにしてもよい。
図6は、本実施例における検品の流れを示すフローチャートである。なお、図中のS6001~S6205は各ステップを表す。なお、フローチャートのステップS6001からステップS6006は、CPU222がHDD221に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。フローチャートのステップS6101からステップS6102は、CPU238がメモリ239に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。フローチャートのステップS6201からステップS6205は、CPU256がHDD258に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。
本実施例では、ラスタライズされた画像データを、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102から受信する例を示すがこれに限らない。例えば、画像形成装置101がPC103から印刷ジョブ(例えば、PDLデータを含む)を受信し、画像形成装置101がラスタライズしてもよい。
図6(a)を参照して、検品における印刷装置の動作について説明する。
ステップS6001で印刷装置107のCPU222は、外部コントローラ102からの印刷データを受信した場合ステップS6002に移行し、受信してない場合はステップS6001に移行する。ここで、S6001では、印刷を実行し検品を行うための印刷ジョブとして印刷データを受信する。
ステップS6002でCPU222は、受信した印刷データに含まれる画像データ(ラスタ画像)に対して更に画像処理を行う可能性のある印刷設定情報や印刷装置107の情報を取得する。本実施例では、ステップS4002とは別にステップS6002で印刷設定情報や印刷装置107の情報を取得するように説明を行ったが、ステップS6002は飛ばし、ステップS4002で取得した情報を用いるようにしてもよい。これは、ステップS6002で取得する情報は、少なくとも印刷設定情報や印刷装置107の情報はステップS4002と同様であるためである。
ステップS6003でCPU222は、ビデオケーブル106を介して受信したラスタ画像をHDD221に保存する。ここで、ステップS6003で取得するラスタ画像は、ステップS4004で保存したラスタ画像とは異なることを想定している。ステップS4004は、基準画像として用いるための処理が施されたラスタ画像であり、ステップS6003で取得する印刷に用いるラスタ画像とは、その処理方法が異なるためである。しかし、ステップS6003を飛ばし、ステップS4004で取得したラスタ画像を用いるように構成してもよい。
ステップS6004でCPU222は、ステップS6002で取得した情報に基づきラスタ画像の面付け処理を行い、印刷用画像を生成しHDD221に保存する。ここで面付け処理とは、印刷設定を基に、印刷用紙のどの面にどのラスタ画像を印字するかを決定する処理のことである。例えば、「両面印刷」が設定されていた場合、「印刷用紙1枚目の表に1ページ目のラスタ画像を印字し、印刷用紙1枚目の裏に2ページ目のラスタ画像を印字する」ことを決定する。
ステップS6005でCPU222は、印刷用画像を元に用紙に画像を形成する。
ステップS6006でCPU222は、印刷データの全ページの処理が終了したかを判断し、終了している場合はステップS6001に移行し、終了していない場合はステップS6003に移行する。
図6(b)を参照して、検品における画像読取装置の動作について説明する。
ステップS6101で画像読取装置109のCPU238は、読取画像を取得したならばステップS6102に移行し、取得してないならばステップS6101に移行する。
ステップS6102でCPU238は、ビデオケーブル113を介して、ステップS6101で取得した読取画像を検品装置112に送信し、ステップS6101に移行する。
図6(c)を参照して、検品における検品装置の動作について説明する。
ステップS6201で検品装置112のCPU256は、読取画像を受信した場合ステップS6202に移行し、受信していない場合ステップS6201に移行する。
ステップS6202でCPU256は、受信した読取画像をHDD258に保存する。
ステップS6203で基準画像と読取画像を比較し、印刷物に異常があるか否かを判定する。具体的には、基準画像と、スキャン画像のそれぞれから特徴点を抽出し、抽出した特徴点をもとに、基準画像と、スキャン画像の位置合わせを行う。位置合わせを行ったスキャン画像における検査対象画素の画素値(輝度値)と、基準画像における比較対象画素の画素値(輝度値)との差分が閾値以下であれば、CPU256は検査対象画素を合格と判定する。なお、閾値は検査レベル毎に異なるものとする。この検査は、各スキャン画像に対応する基準画像ごとに検査が進む。
すべての画素の検査が終了すると、不合格と判定された画素の合計が合格閾値以下かどうかを判定し、スキャン画像が正常か否かを判断する。不合格と判定された画素の合計が合格閾値以下であれば、CPU256は、スキャン画像を正常と判定する。不合格と判定された画素の合計が合格閾値を超えていれば、検査処理部305は、スキャンが画像を正常ではないと判定する。
ステップS6204でCPU256は、全ページの処理が終了したかを判断し、終了している場合はステップS6205に移行し、終了していない場合はステップS6201に移行する。
ステップS6205でCPU256は、検品の判定結果を記録し、ステップS6201に移行する。なお、保存した検品の判定結果はディスプレイ260に表示しても良い。
本実施例においては、印刷データ画像データと読取画像は受信した順番で比較処理を行うことを前提としている。しかし、例えば複数枚の読取画像に対して、1つの画像データを比較するような場合には、画像データと読取画像とを紐付けるためのIDを用意するなどして対応関係を明確にしても良い。
図7は、本実施例における検品でのデータの流れを示すフロー図である。
701から70nにおいて、S6102において画像読取装置109が検品装置112に読取画像を送信し、S6201において検品装置112が読取画像を受信することを示している。
本実施例では、外部コントローラ102からの基準画像用と印刷用で別の印刷データを外部コントローラ102投入しているが、1つの印刷データを基準画像登録と印刷の両方に使用するようにしても良い。
また、本実施形例では、画像の印字向き、及び、画像の印字開始位置を例示したが、他にも印刷設定に部数印字指定がなされた場合に、部数印字の形成する位置を検品装置112に通知し、検品装置112で全ページ同じ領域を検査無視して比較する方法もある。画像データと読取画像に差異がある場合の検査方法は、これらの限定に限定されず、種々の変形及び変更が可能である。
以上に説明した処理を行うことにより、画像形成装置のレイアウト処理等で基準画像と読取画像で差異が生じても、正しく印刷物の仕上がりを検査することができる。また、画像データの送信時に画像の印字向き、及び、画像の印字開始位置を送ることで読取画像が送られる前までに基準画像の生成が終了し、リアルタイムで検品の判定が行えるようになる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像形成装置
102 外部コントローラ
103 PC
107 印刷装置
112 検品装置
102 外部コントローラ
103 PC
107 印刷装置
112 検品装置
Claims (20)
- 画像を印刷する印刷装置と通信可能な検品装置であって、
少なくとも前記印刷装置で印刷する前記画像の配置に関する情報を含む印刷情報を受信する第1受信手段と、
画像を受信する第2受信手段と、
前記第2受信手段で受信した前記画像を、前記第1受信手段で受信した前記印刷情報を基に変換する変換手段と、
前記変換手段で変換した画像を基準画像として登録する登録手段と、
前記登録手段で登録した基準画像と、印刷装置で印刷した印刷物のスキャン画像とに基づいて前記印刷物の検査を行う検査手段と、
を有することを特徴とする検品装置。 - 前記登録手段は、前記第2受信手段で前記画像を受信するごとに、前記第2受信手段で受信した前記画像を、前記第1受信手段で受信した前記画像の印刷情報を基に変換し、基準画像として登録する
ことを特徴とする請求項1に記載の検品装置。 - 前記検査手段は、前記登録手段に登録した基準画像と、前記スキャン画像との比較に基づいて前記印刷物を検査する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の検品装置。 - 前記印刷情報は、少なくとも前記印刷装置での前記画像の印字向きに関する情報である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検品装置。 - 前記印刷情報は、少なくとも給紙される用紙の方向に関するものである情報である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検品装置。 - 前記印刷情報は、少なくとも用紙に対して画像を印字する向きに関する情報である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検品装置。 - 前記画像を印字する向きに関する情報は、少なくとも前記印刷装置に給紙される用紙の向きに関する情報を含む
ことを特徴とする請求項6に記載の検品装置。 - 前記変換手段は、前記画像を回転することにより変換する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の検品装置。 - 前記印刷装置から受信した前記画像は、ラスタ画像である
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の検品装置。 - 画像を印刷する印刷装置と通信可能な検品装置であって、
少なくとも前記印刷装置で印刷する前記画像の配置に関する情報を含む印刷情報を受信する第1受信工程と、
受信した画像を、受信した印刷装置で前記画像を印刷するための印刷情報を基に変換する変換工程と、
前記変換工程にて変換した画像を基準画像として登録する登録工程と、
前記登録工程にて登録した基準画像と、印刷装置で印刷した印刷物のスキャン画像とに基づいて前記印刷物の検査を行う検査工程と、
を有する検品装置の制御方法。 - 少なくとも印刷手段を含む検品システムであって、
用紙に画像を配するレイアウト処理に用いる情報を受け付ける第1受付手段と、
画像を受け付ける第2受付手段と、
基準画像を登録する登録手段と、
前記登録手段で登録した基準画像と、記録シートに画像を印刷した印刷物から取得したスキャン画像とに基づいて前記印刷物の検査を行う検査手段と、を有し、
前記登録手段は、前記第2受付手段で受け付けた前記画像を、前記第1受付手段で受け付けた前記レイアウト処理に用いる情報を基に変換した前記基準画像を登録することを特徴とする検品システム。 - 前記登録手段は、前記第2受付手段にて画像を受け付けるごとに、前記画像を、前記第1受付手段で受け付けた前記画像の印刷情報を基に変換し、基準画像として登録する
ことを特徴とする請求項11に記載の検品システム。 - 前記検査手段は、前記登録手段に登録した基準画像と、前記スキャン画像との比較に基づいて前記印刷物を検査する
ことを特徴とする請求項11または12に記載の検品システム。 - 用紙に画像を配するレイアウト処理に用いる情報は、少なくとも前記印刷装置での前記画像の印字向きに関する情報である
ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の検品システム。 - 用紙に画像を配するレイアウト処理に用いる情報は、少なくとも給紙される用紙の方向に関するものである情報である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の検品システム。 - 用紙に画像を配するレイアウト処理に用いる情報は、少なくとも用紙に対して画像を印字する向きに関する情報である
ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の検品システム。 - 前記画像を印字する向きに関する情報は、少なくとも前記印刷装置に給紙される用紙の向きに関する情報を含む
ことを特徴とする請求項16に記載の検品システム。 - 前記変換手段は、前記画像を回転することにより変換する
ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項に記載の検品システム。 - 前記第2受付手段で受け付ける画像は、ラスタ画像である
ことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載の検品システム。 - 少なくとも印刷手段を含む検品システムであって、
用紙に画像を配するレイアウト処理に用いる情報を受け付ける第1受付工程と、
画像を受け付ける第2受付工程と、
基準画像を登録する登録工程と、
前記基準画像と、記録シートに画像を印刷した印刷物から取得したスキャン画像とに基づいて前記印刷物の検査を行う検査工程と、を有し、
前記登録工程は、前記第2受付工程にて受け付けた前記画像を、前記第1受付工程にて受け付けた前記レイアウト処理に用いる情報を基に変換した前記基準画像を登録することを特徴とする検品システムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021209053A JP2023093914A (ja) | 2021-12-23 | 2021-12-23 | 画像処理装置および画像処理システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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