JP2023091909A - スイッチ装置 - Google Patents

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靖彦 桐原
Yasuhiko Kirihara
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Yuhshin Co Ltd
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Abstract

【課題】半田を用いずに基板ターミナルと基板とを接続する。【解決手段】スイッチ装置10では、基板ターミナル34がターミナルベース32に設けられている。具体的には、基板ターミナル34の長手方向中間部がターミナルベース32に保持され、基板ターミナル34の一端部が、ターミナルベース32から前側へ延出されている。基板ターミナル34の一端部には、挟持部34Aが形成されており、挟持部34Aの第1アーム部34B及び第2アーム部34Dが基板42を板厚方向両側から挟み込んでいる。詳しくは、挟持部34Aが前後方向外側へ弾性変形しており、第2アーム部34Dの接続突起34Fが、基板42の前面に形成された回路パターンに圧接している。これにより、基板ターミナル34と基板42とを半田を用いずに接続することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、スイッチ装置に関するものである。
下記特許文献1に記載のスイッチ装置では、ターミナルベースアッシーがケースの後端部に組付けられている。ターミナルベースアッシーは、ターミナルベースと、ターミナルベースに一体的に設けられた基板ターミナルと、を含んで構成されている。また、ケースには、基板が収容されており、基板ターミナルの一端部が基板に半田付されている。一方、基板ターミナルの他端部は、コネクタ部に配置されて、外部機器と接続可能に構成されている。これにより、基板と外部機器とを電気的に接続することができる。
特開2021-150043号公報
ここで、上記スイッチ装置では、上述のように、基板ターミナルの一端部が基板に半田付されている。このため、例えば、半田量が少ないなどの半田不良が発生すると、半田クラック等が発生する可能性がある。このため、半田を用いずに基板ターミナルと基板とを接続できる構造にすることが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮して、半田を用いずに基板ターミナルと基板とを接続できるスイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、筒状のケースと、前記ケースの一端部に操作可能に設けられたノブと、前記ケースの他端部に設けられたベース部材と、前記ケースの軸方向を板厚方向とし、前記ノブと前記ベース部材との間において前記ケースに収容された基板と、長手方向中間部が前記ベース部材に保持され、一端部が前記ベース部材から前記ノブ側へ延出され、他端部が前記ベース部材から前記ケースの他端側へ延出され且つ前記ベース部材から露出している基板ターミナルと、を備え、前記基板ターミナルの一端部には、前記基板を板厚方向両側から挟持する一対のアーム部を有する挟持部が形成されており、前記基板に対してノブ側に配置された一方の前記アーム部には、前記基板に圧接された接続部が形成されているスイッチ装置である。
上記構成のスイッチ装置によれば、半田を用いずに基板ターミナルと基板とを接続できる。
(A)は、本実施の形態に係るスイッチ装置を示す第1方向一方側から見た側面図であり、(B)は、(A)のスイッチ装置の前側から見た正面図である。 図1(B)に示されるスイッチ装置の第1方向一方側から見た断面図(図1(B)の2-2線断面図)である。 図1(B)に示されるスイッチ装置の第2方向一方側から見た断面図(図1(B)の3-3線断面図)である。 図1(B)に示されるスイッチ装置の第2方向一方側から見た断面図(図1(B)の4-4線断面図)である。 図2に示される基板ターミナルの周辺を拡大して示す拡大断面図である。 図1(A)に示されるスイッチ装置の分解斜視図である。 図6に示されるターミナルベースアッシーを拡大して示す斜視図である。 図2に示されるラバーコンタクトをターミナルベースアッシーから取外した状態を示す斜視断面図である。 図6に示されるアンテナ線のアンテナ用ターミナルへの接続状態を示す第2方向一方側から見た側面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係るスイッチ装置10について説明する。本実施の形態のスイッチ装置10は、車両(自動車)のインストールメントパネル等に配置されて、車両のエンジン(パワーユニット)を始動又は停止させるための装置として構成されている。図1(A)及び(B)に示されるように、スイッチ装置10は、全体として略円柱状に形成されている。そして、以下の説明では、スイッチ装置10の軸方向一方側(図1(A)の矢印A方向側)をスイッチ装置10の前側とし、スイッチ装置10の軸方向他方側(図1(A)の矢印B方向側)をスイッチ装置10の後側としている。また、前側から見た正面視で、前後方向に対して直交する方向を第1方向(図1(B)の矢印C及び矢印Dを参照)とし、第1方向に対して直交する方向を第2方向(図1(B)の矢印E及び矢印Fを参照)としている。また、図1(B)の矢印C方向側を、第1方向一方側とし、矢印E方向側を、第2方向一方側としている。
図6に示されるように、スイッチ装置10は、ケース20と、ターミナルベースアッシー30と、スイッチ機構40と、アンテナ線70と、ベゼル80と、を含んで構成されている。以下、スイッチ装置10の各構成について説明する。
(ケース20について)
図1~図6に示されるように、ケース20は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。ケース20の外周部には、第1方向両側部分において、一対の固定片20Aが形成されている。固定片20Aは、第2方向から見て、ケース20の径方向外側へ向かうに従い前側へ傾斜している。そして、固定片20Aが、車両のインストールメントパネル等に係合されて、ケース20(すなわち、スイッチ装置10)が車両に固定されている。
ケース20の前端部(一端部)には、後述するアンテナ線70を巻き回すためのボビン部21が一体に形成されている。ボビン部21は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されると共に、正面視で、第1方向を長辺とする略楕円状に形成されている(図6参照)。具体的には、ボビン部21の長辺が、ケース20の直径と略一致しており、ボビン部21の短辺が、ケース20の直径よりも小さく設定されている。また、ボビン部21の中心軸が、ケース20の中心軸に対して第2方向一方側にずれて配置されている。具体的には、ボビン部21の第2方向一方側の周壁が、ケース20の第2方向一方側の周壁に接続されており、ボビン部21の第2方向他方側の周壁が、ケース20の第2方向他方側の周壁に対してケース20の径方向内側に配置されている。
ボビン部21の外周部には、アンテナ線収容部21Aが形成されている。アンテナ線収容部21Aは、ボビン部21の径方向外側へ開放され且つボビン部21の周方向に延在された溝状に形成されると共に、ボビン部21の周方向全周に亘って延在されている。
ケース20の内周部には、第1方向両側において、後述するスライダ52をガイドするための一対の第1ガイドレール22が設けられており、一対の第1ガイドレール22は、前後方向に延在されている。第1ガイドレール22の先端部には、第1ガイド溝22Aが形成されており、第1ガイド溝22Aは、第1方向内側及び前側へ開放されている。
ボビン部21の内周部には、第2方向両側部分において、後述するスライダ52をガイドするための一対の第2ガイドレール24が形成されており、一対の第2ガイドレール24は、前後方向に延在されている。一対の第2ガイドレール24の間には、第2ガイド溝24Aが形成されており、第2ガイド溝24Aは、第2方向内側及び前側へ開放されている。
ケース20の内部には、ストッパ部としてのインナプレート部25(図2及び図3参照)が設けられている。インナプレート部25は、前後方向を板厚方向とする略十字形板状に形成されており、第1ガイドレール22及び第2ガイドレール24のそれぞれの後端部が、インナプレート部25に接続されている。インナプレート部25の略中央部には、第1筒部25Aが形成されている。第1筒部25Aは、前後方向を軸方向とし且つ第1方向を長手方向とする略矩形筒状に形成されて、インナプレート部25から前側へ延出されている。インナプレート部25には、第1筒部25Aの第2方向一方側において、第2筒部25Bが形成されている。第2筒部25Bは、前後方向を軸方向とし且つ第2方向を長手方向とする略矩形筒状に形成されて、インナプレート部25から前側へ延出されている。
ケース20の周壁には、第1方向一方側で且つ第2方向一方側の部分において、サイド開口部26(図6及び図9参照)が貫通形成されている。サイド開口部26は、ボビン部21に対して後側に配置されると共に、ケース20の径方向外側から見て、前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。さらに、ケース20の外周部には、アンテナ線収容部21Aとサイド開口部26との間において、連通溝27(図9参照)が形成されている。連通溝27は、ケース20の径方向外側へ開放されると共に、前後方向に貫通しており、サイド開口部26の内部とアンテナ線収容部21Aの内部とが連通溝27によって連通されている。
(ターミナルベースアッシー30について)
図2~図8に示されるように、ターミナルベースアッシー30は、スイッチ装置10の後端部を構成している。ターミナルベースアッシー30は、ターミナルベースアッシー30の基部を構成するベース部材としてのターミナルベース32と、複数(本実施の形態では、4本)の基板ターミナル34と、複数(本実施の形態では、4本)の接点ターミナル36と、複数(本実施の形態では、2本)のアンテナ用ターミナル38と、を含んで構成されている。そして、基板ターミナル34は、後述するターミナルベース32の基板設置部32Dに形成されたコネクタ装着孔32Eに挿入(圧入)されて、ターミナルベース32に保持されている。一方、接点ターミナル36及びアンテナ用ターミナル38は、インサート成形等の手法によって、ターミナルベース32に一体に形成されている。
(ターミナルベース32について)
ターミナルベース32は、樹脂製とされる共に、前後方向を軸方向とする略円柱状に形成されている。そして、ターミナルベース32が、ケース20の後端部に内挿されて、爪嵌合によってケース20に組付けられている。
ターミナルベース32の第2方向他方側の部分には、コネクタ部32Aが形成されている。コネクタ部32Aは、前後方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されて、ターミナルベース32から後側へ突出している。また、コネクタ部32Aの底面がターミナルベース32の後面よりも前側に配置されるように、コネクタ部32Aの内部が凹状に抉られている。
ターミナルベース32の第1方向一方側で且つ第2方向一方側の部分には、ベース延長部32Bが形成されている。ベース延長部32Bは、第2方向を板厚方向とし且つ前後方向を長手方向とする略長尺プレート状に形成されて、ターミナルベース32から前側へ延出しており、ベース延長部32Bの一側面(第2方向一方側の面)が、ケース20のサイド開口部26から露出している(図9参照)。ベース延長部32Bの一側面には、前後一対の巻回部33F、33R(図7~図9参照)が形成されている。一対の巻回部33F、33Rは、第2方向に延在された柱状に形成されて、前後方向に所定の間隔を空けて配置されている。なお、ターミナルベース32の前面には、前側へ開放された凹状の肉逃げ部を有しており、当該肉逃げ部は所定の形状に形成されている。
図7に示されるように、ターミナルベース32の前面には、第2方向一方側部分において、一対の接点ベース部32C1、32C2が一体に形成されている。一対の接点ベース部32C1、32C2は、略矩形ブロック状に形成され、ターミナルベース32の外周部よりも前側へ突出すると共に、第1方向に離間して配置されている。また。ターミナルベース32の前面には、第2方向他方側端部において、後述する基板42を設置する基板設置部32Dが形成されている。基板設置部32Dは、前側から見て、略矩形状に形成されて、ターミナルベース32の前面から前側へ突出しており、基板設置部32Dの前面が、ターミナルベース32の外周部と面一に配置されている。また、基板設置部32Dの前面には、後述する基板ターミナル34に対応する4箇所の配置溝32D1が形成されている。配置溝32D1は、第2方向に延在され且つ前側へ開放された溝状に形成されると共に、第2方向他方側へ開放されている。さらに、ターミナルベース32には、コネクタ部32Aの底部において、基板ターミナル34を保持するための4箇所のコネクタ装着孔32Eが前後方向に貫通形成されている。コネクタ装着孔32Eは、配置溝32D1の第2方向一方側端部を通過しており、コネクタ装着孔32Eと配置溝32D1の第2方向一方側端部とが連通している。
(基板ターミナル34について)
図2、図5、図7、及び図8に示されるように、基板ターミナル34は、前後方向に延在された略矩形棒状に形成されている。4本の基板ターミナル34は、第1方向に並んで配置されており、基板ターミナル34の長手方向中間部が、ターミナルベース32のコネクタ装着孔32Eに前側から圧入されて、ターミナルベース32に保持されている。そして、基板ターミナル34の一端部が、後述する基板42と接続する接続部として構成され、ターミナルベース32から前方側へ延出されている。一方、基板ターミナル34の他端部は、外部端子として構成され、ターミナルベース32から後側へ延出されると共に、コネクタ部32A内に配置されている。
基板ターミナル34の一端部には、挟持部34Aが形成されている。挟持部34Aは、第1方向から見て、第2方向一方側へ開放された略U字形状に屈曲している。具体的には、挟持部34Aは、基板ターミナル34の長手方向中間部の前端部から第2方向他方側へ延出されたアーム部としての第1アーム部34Bと、第1アーム部34Bの先端部から前側へ延出されたアーム連結部34Cと、アーム連結部34Cの前端部から第2方向一方側へ延出されたアーム部としての第2アーム部34Dと、を含んで構成されている。第1アーム部34Bは、ターミナルベース32の基板設置部32Dにおける配置溝32D1に嵌め込まれて、第1アーム部34Bの一部が、基板設置部32Dから前側に露出している。詳しくは、第1アーム部34Bの露出面が、基板設置部32Dの前面と面一に配置されている(図5及び図7参照)。
第2アーム部34Dの先端部には、前側へ屈曲されたターミナルエンド部34Eが形成されている。ターミナルエンド部34Eは、微小隙間を空けて、前述したケース20のインナプレート部25の後側に隣接して配置されている。また、第2アーム部34Dの先端側部分には、ターミナルエンド部34Eに対して第2方向他方側において、接続部としての接続突起34Fが形成されている。接続突起34Fは、略4角錐状に形成されて、ターミナルエンド部34Eから後側へ突出している。
(接点ターミナル36について)
図2、図3、図4、及び図8に示されるように、接点ターミナル36は、その一端部を除いて、略長尺棒状に形成されている。4本の接点ターミナル36は、それぞれ所定の形状に屈曲されて、ターミナルベース32に埋設されている。接点ターミナル36の一端部は、固定接点36Aとして構成されており、固定接点36Aは、前後方向を板厚方向とする略矩形板状に形成されている(図4参照)。そして、一対の接点ターミナル36の固定接点36Aが、ターミナルベース32の接点ベース部32C1から前側に露出した状態で埋設されており、他の一対の接点ターミナル36の固定接点36Aが、ターミナルベース32の接点ベース部32C2から前側に露出した状態で埋設されている(図7参照)。具体的には、固定接点36Aの前面が、接点ベース部32C1、32C2の前面と面一に配置されている。
接点ターミナル36の他端部は、基板ターミナル34の他端部と同様に外部端子として構成されて、コネクタ部32A内に配置されている。具体的には、4本の接点ターミナル36の他端部が、基板ターミナル34の他端部に対して第2方向一方側に配置されて、コネクタ部32Aの底部から後側へ延出している。
(アンテナ用ターミナル38について)
図8に示されるように、2本のアンテナ用ターミナル38は、略長尺板状に形成され、それぞれ所定の形状に屈曲されており、アンテナ用ターミナル38の長手方向両端部を除く部分が、ターミナルベース32に埋設されている。アンテナ用ターミナル38の一端部は、ターミナル接続部38Aとして構成されている。ターミナル接続部38Aは、ベース延長部32Bから第2方向一方側へ突出しており、前後方向に並んで配置されている。ターミナル接続部38Aは、第1方向を板厚方向とした略I字形板状に形成されており、ターミナル接続部38Aには、前後方向外側へ開放された前後一対の切欠部38Bが形成されている。
アンテナ用ターミナル38の他端部は、基板ターミナル34の他端部と同様に外部端子として構成されて、コネクタ部32A内に配置されている。アンテナ用ターミナル38の他端部は、前後方向に延在された略長尺棒状に形成され、基板ターミナル34の他端部及び接点ターミナル36の他端部に対して第1方向一方側にそれぞれ配置され、コネクタ部32Aの底部から後側へ延出している。
そして、コネクタ部32Aに外部コネクタ(図示省略)が接続されることで、後述する基板42が基板ターミナル34によって車両の制御部(図示省略)に電気的に接続され、後述するアンテナ線70がアンテナ用ターミナル38によって車両の制御部に電気的に接続される構成になっている。また、4本の接点ターミナル36が、車両の制御部に電気的に接続されている。
(スイッチ機構40について)
図2~図4、図6、及び図8に示されるように、スイッチ機構40は、ケース20の内部に収容されている。スイッチ機構40は、基板42と、カバー部材としてのラバーコンタクト48と、スライダ52と、レンズ54と、ノブ56と、を含んで構成されている。
(基板42について)
基板42は、前後方向を板厚方向とする板状に形成されると共に、正面視で略逆T字形状に形成されている。具体的には、基板42は、第1方向に延在された第1基板部42Aと、第1基板部42Aの第1方向中間部から第2方向一方側へ延出された第2基板部42Bと、を含んで構成されている(図6参照)。基板42は、ターミナルベース32の前側に隣接して配置されている。具体的には、基板42が、基板設置部32D及びターミナルベース32の外周部に設置されている。また、第2基板部42Bは、ターミナルベース32における一対の接点ベース部32C1、32C2の間に配置されており、基板42の前面が、接点ベース部32C1、32C2の前面と面一に配置されている。
さらに、基板42は、基板ターミナル34の第1アーム部34B及び第2アーム部34Dによって、前後方向に挟み込まれて、挟持部34Aによって挟持されている(図5及び図8参照)。具体的には、第1アーム部34B及び第2アーム部34Dの前後方向の離間距離L(図5参照)が、基板42の板厚寸法T(図5参照)よりも若干短く設定されている。これにより、挟持部34Aが前後方向に外側に弾性変形して、基板ターミナル34の接続突起34Fが、基板42の上面に形成された回路パターンに圧接されている。詳しくは、第2アーム部34Dが前方側へ弾性変形して、接続突起34Fが基板42を後側へ押付けると共に、第1アーム部34B及び基板設置部32Dによって基板42を後側から受けている。これにより、基板42及び基板ターミナル34が、電気的に接続されている。
第1基板部42Aの第2方向他方側端部には、第1方向中間部において、基板切欠部42C(図6参照)が形成されている。基板切欠部42Cは、第2方向他方側へ開放された凹状に形成されており、基板ターミナル34のアーム連結部34Cが、基板切欠部42Cに配置されている。また、基板切欠部42Cの底部には、基板ターミナル34に対応する4箇所のガイド溝42D(図6参照)が形成されており、ガイド溝42Dが第1方向に並んで配置されている(図6では、便宜上、1箇所のガイド溝42Dのみに符号を付している)。第2基板部42Bの前面には、一対のインジケータ用LED44が設けられている。一対のインジケータ用LED44は、第2方向に並んで配置されている。また、第1基板部42Aの前面には、一対のインジケータ用LED44の第2方向他方側において、照明用LED46が設けられている。そして、インジケータ用LED44及び照明用LED46は、発光された光を前側へ照射する構成になっている。
(ラバーコンタクト48について)
図2~図6、及び図8に示されるように、ラバーコンタクト48は、ゴム等の弾性材によって構成されると共に、後側へ開放された略有底円筒状に形成されている。具体的には、ラバーコンタクト48は、略円板状のラバー本体48Aと、ラバー本体48Aの外周部から後側へ延出された側壁48Bと、を含んで構成されている。そして、ラバー本体48Aが基板42の前側に隣接配置され、側壁48Bが、ベース延長部32Bを除くターミナルベース32の前部の径方向外側に配置されて、ラバーコンタクト48が基板42及びターミナルベース32を前側から覆っている。また、ラバー本体48Aが、ケース20の押えリブ25C(図2参照)によって前側から押えられて、基板42及びラバーコンタクト48の前側への移動が、ケース20によって制限されている。なお、押えリブ25Cは、略矩形枠状に形成されて、インナプレート部25から後側へ突出している。
ラバー本体48Aには、接点ベース部32C1、32C2に対応する位置において、一対のコンタクト部48C(図4参照)が形成されている。コンタクト部48Cは、ラバー本体48Aから前側へ隆起した略ドーム形状に形成されており、コンタクト部48Cの内部には、可動接点50(図4参照)が設けられている。そして、コンタクト部48Cが後側へ押圧されることで、可動接点50が前後方向に対向する一対の固定接点36Aに接触して、一対の固定接点36Aが電気的に接続されるようになっている。
ラバー本体48Aには、インジケータ用LED44に対応する位置において、矩形状のインジケータ用孔部48Dが形成されている。さらに、ラバー本体48Aには、照明用LED46に対応する位置において、矩形状の照明用孔部48Eが形成されている。
図5、図6、及び図8に示されるように、ラバー本体48Aには、照明用孔部48Eに対して、第2方向他方側において、被押圧部48Fが形成されている。被押圧部48Fは、ラバー本体48Aの前面よりも前側へ突出すると共に、第1方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。被押圧部48Fは、正面視で、基板ターミナル34の第2アーム部34Dと重なる位置に配置されている。
被押圧部48Fの後面には、基板ターミナル34の第2アーム部34Dと対応する位置において、第2方向に延在された4箇所の収容溝部48G(図5及び図8参照)が形成されており、第2アーム部34Dが収容溝部48G内に収容されている(図8では、2箇所の収容溝部48Gのみが図示されている)。なお、収容溝部48Gの第2方向他方側部分は、第2アーム部34Dに対応して、被押圧部48Fよりも第2方向他方側に延在している。また、収容溝部48Gの第2方向一方側端部には、挿通部48Hが前後方向に貫通形成されている。そして、基板ターミナル34のターミナルエンド部34Eが挿通部48H内を挿通して、ターミナルエンド部34Eの先端部が、被押圧部48Fから前側へ突出している。また、被押圧部48Fの後面には、第1方向に延在された連通溝部48J(図8参照)が形成されており、連通溝部48Jが、収容溝部48Gの第2方向一方側部分と交差している。これにより、4箇所の収容溝部48Gが、連通溝部48Jによって連通している。
図5に示されるように、前述したケース20のインナプレート部25には、被押圧部48Fの前側において、押圧部25Dが形成されている。押圧部25Dは、第2方向を板厚方向とし且つ第1方向に延在されたリブ状に形成されて、インナプレート部25から後側へ突出している。押圧部25Dの後端面は、押圧面25D1として構成されており、押圧面25D1は、第1方向から見て、後側へ凸となる略半円状に形成されている。そして、押圧面25D1が、被押圧部48Fを後側へ押圧して、被押圧部48Fが、押圧部25Dと、基板ターミナル34の第2アーム部34Dと、によって圧縮変形している。すなわち、被押圧部48Fが、圧縮変形した状態で、第2アーム部34Dを後側へ付勢している。
(スライダ52について)
図2~図4、及び図6に示されるように、スライダ52は、前後方向を軸方向とする筒状に形成されている。スライダ52は、ケース20の内部において、インナプレート部25の前側に配置されており、スライダ52の前端部が、ボビン部21から前側へ突出している。
スライダ52の第1方向両側の外周部には、ケース20の第1ガイド溝22Aに対応する位置において、第1スライドリブ52Aがそれぞれ形成されている。第1スライドリブ52Aは、前後方向に延在されると共に、第1ガイド溝22A内に前後方向にスライド可能に挿入されている。また、スライダ52の第2方向両側の外周部には、ケース20の第2ガイド溝24Aに対応する位置において、第2スライドリブ52Bが形成されている。第2スライドリブ52Bは、前後方向に延在されると共に、第2ガイド溝24A内に前後方向にスライド可能に挿入されている。これにより、スライダ52が、ケース20に前後方向にスライド可能に連結されている。
また、スライダ52の後端部内には、ラバーコンタクト48のコンタクト部48Cに対応する位置において、一対のスイッチ押圧部52C(図4参照)が形成されている。スイッチ押圧部52Cは、コンタクト部48Cの前側に隣接して配置されている。また、スライダ52は、ケース20に形成されたフック23(図4参照)に係合しており、フック23によってスライダ52の前側への移動が制限されている。また、スライダ52の第2方向一方側の部分には、ケース20の第2筒部25Bの前側において、後述するレンズ54を収容するためのレンズ収容部52D(図2参照)が形成されている。
(レンズ54について)
図2及び図6に示されるように、レンズ54は、光を透過可能な透明の樹脂材によって構成されている。レンズ54は、第2方向を板厚方向とし且つ前後方向を長手方向とする略長尺板状に形成されている。そして、レンズ54が、ケース20の第2筒部25Bに後側から挿入され、爪嵌合によってスライダ52に組付けられると共に、インジケータ用LED44の前側に離間して配置されている。レンズ54の前端部は、インジケータ部54Aとして構成されており、インジケータ部54Aは、スライダ52から前側へ突出している。
(ノブ56について)
ノブ56は、ノブベース58と、意匠パネル60と、を含んで構成されている。ノブベース58は、前後方向を板厚方向とする略円板状に形成されて、ケース20と同軸上に配置されている。ノブベース58の第1方向一方側及び他方側の部分には、それぞれ一対の連結片58Aが形成されている。一対の連結片58Aは、第1方向を板厚方向として、ノブベース58から後側へ延出される共に、第2方向に並んで配置されている。そして、ノブベース58がスライダ52の前側に配置されて、連結片58Aが、爪嵌合によってスライダ52に相対移動不能に組付けられている。具体的には、ノブベース58が、ケース20のボビン部21に対して前側に所定間隔を空けて配置されている。これにより、ノブベース58が、スライダ52と前後方向に一体にスライド可能に構成されている。
ノブベース58には、レンズ54のインジケータ部54Aと対応する位置において、レンズ孔58Bが貫通形成されており、インジケータ部54Aが、レンズ孔58B内を挿通している。また、ノブベース58の略中央部には、略矩形状の照明孔58Cが貫通形成されており、照明孔58Cは、正面視で、照明用LED46と重なる位置に配置されている。
意匠パネル60は、光を透過可能な樹脂材によって構成されている。また、意匠パネル60は、正面視でノブベース58に対応した円形状に形成されると共に、後側へ開放された凹状に形成されている。そして、意匠パネル60は、2色成形によってノブベース58に一体的に固定されている。
意匠パネル60には、レンズ54のインジケータ部54Aに対応する位置において、インジケータ孔60Aが貫通形成されており、インジケータ部54Aが、インジケータ孔60A内に配置されている。これにより、インジケータ用LED44によって発光された光が、レンズ54によって前側へ導かれて、インジケータ部54Aが照明するようになっている。
また、意匠パネル60には、文字や記号等によって構成された表示マーク60Bが形成されており、表示マーク60Bは、ノブベース58の照明孔58Cの前側に位置している。この表示マーク60Bは、例えば、意匠パネル60の前面に黒色塗装を行い、表示マーク60Bに対応するシンボルをレーザー加工等によって抜くことによって形成される。これにより、照明用LED46によって発光された光が、スライダ52及び照明孔58Cを通過して、表示マーク60Bが照明されるように構成されている。
さらに、意匠パネル60は、スイッチ装置10の前端部を構成し、車両のキャビン側へ操作可能に露出されている。これにより、操作者が、意匠パネル60を後側へ押圧操作することで、スライダ52が後側へスライドして、スイッチ機構40のコンタクト部48Cが作動する構成になっている。
(アンテナ線70について)
図2~図4、及び図6に示されるように、アンテナ線70は、ケース20のボビン部21のアンテナ線収容部21Aにおいて、ボビン部21の周方向に沿って巻き回されている。図9に示されるように、アンテナ線70の一端部70A及び他端部70Bは、ケース20の連通溝27内に配策されて、連通溝27からケース20のサイド開口部26内へ延出している。アンテナ線70の一端部70Aは、前側の巻回部33Fに巻き回されている。また、巻回部33Fに巻き回されたアンテナ線70の一端部70Aは、前側のターミナル接続部38Aに巻き回されて、ターミナル接続部38Aに接続されている。一方、アンテナ線70の他端部70Bは、後側の巻回部33Rに巻き回されている。また、巻回部33Rに巻き回されたアンテナ線70の他端部70Bは、後側のターミナル接続部38Aに巻き回されて、ターミナル接続部38Aに接続されている。
(ベゼル80について)
図2~図4、及び図6に示されるように、ベゼル80は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。ベゼル80は、ケース20の前端部に外挿され、爪嵌合によってケース20に組付けられて、ケース20のボビン部21を径方向外側から覆っている。ベゼル80は、前述したケース20のサイド開口部26を塞ぐカバー部80Aを有している。カバー部80Aは、ベゼル80の径方向を板厚方向とし且つ前後方向を長手方向とする略矩形板状に形成されている。そして、カバー部80Aが、ベゼル80の後端部から後側へ延出されて、ケース20のサイド開口部26を径方向外側から塞いでいる。
(作用効果)
次に、本実施の形態のスイッチ装置10の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたスイッチ装置10の非操作状態では、ノブ56が初期位置に配置されている。そして、操作者によってノブ56を押圧することで、ノブ56が後側へスライドする。これにより、スライダ52のスイッチ押圧部52Cが、前後方向に対向するラバーコンタクト48のコンタクト部48Cを押圧する。よって、コンタクト部48Cの可動接点50が、前後方向に対向する一対の固定接点36Aに接触して、一対の接点ターミナル36が電気的に接続される。これにより、スイッチ装置10がオン状態になる。一方、ノブ56に対する操作を解除すると、ラバーコンタクト48のコンタクト部48Cの復元力によって、スライダ52が前側へスライドする。これにより、ノブ56が初期位置に復帰する。
そして、車両の制御部は、操作者の所有する携帯機と通信により接続し、当該携帯機との認証が完了した状態で、スイッチ装置10が操作されることで、車両のエンジン(パワーユニット)を始動又は停止させる。また、スイッチ装置10は、アンテナ線70を有している。このため、操作者の所有する携帯機の電池が消耗して、携帯機との通信が不能になるときには、トランスポンダ通信を行うことで、携帯機との通信をすることができる。詳しくは、携帯機をスイッチ装置10の意匠パネル60にかざすと、スイッチ装置10のコイル状のアンテナ線70から送信される起動電波を携帯機が受信し、携帯機のトランスポンダ内のコイル部による電波のやりとりで携帯機が車両の認証装置に向けてID信号を送信することによって車両の認証装置と携帯機との通信を行うことができる。
ここで、スイッチ装置10におけるターミナルベースアッシー30では、基板ターミナル34がターミナルベース32に保持されている。具体的には、基板ターミナル34の長手方向中間部がターミナルベース32のコネクタ装着孔32Eに圧入によって固定され、基板ターミナル34の一端部が、ターミナルベース32から前側へ延出された状態で配置されている。基板ターミナル34の一端部には、挟持部34Aが形成されており、挟持部34Aの第1アーム部34B及び第2アーム部34Dが基板42を板厚方向両側から挟み込んでいる。詳しくは、挟持部34Aが前後方向外側へ弾性変形しており、第2アーム部34Dの接続突起34Fが、基板42の前面に形成された回路パターンに圧接している。これにより、基板ターミナル34と基板42とを半田を用いずに接続することができる。
なお、基板ターミナル34の挟持部34Aの第1アーム部34B及び第2アーム部34Dに基板42を接続する場合には、基板ターミナル34の長手方向中間部をそれぞれ、基板設置部32Dに形成されたコネクタ装着孔32Eに途中まで挿入した状態とする。すなわち、挟持部34Aをターミナルベース32の接点ベース部32C1、32C2よりもスイッチ装置10の軸方向一方側(図1(A)の矢印A方向側)に突出した状態で、ターミナルベース32によって基板ターミナル34を保持した状態にする。その状態で、挟持部34Aに第2方向他方側(図1(B)の矢印F方向)へ向けて、基板42の基板切欠部42Cを挿入し、基板切欠部42Cに形成されたガイド溝42Dに基板ターミナル34のアーム連結部34Cを合わせるように配置する。これにより、基板ターミナル34の挟持部34A内に基板42の第1基板部42Aを仮固定した状態とする。その後、基板42を基板ターミナル34と共にスイッチ装置10の軸方向他方側(図1(A)の矢印B方向側)に押し込むことにより、第1基板部42Aがターミナルベース32の基板設置部32D上に配置され、接点ベース部32C1、32C2の間に第2基板部42Bが配置された状態で、基板42がターミナルベース32に設置される。
また、基板42は、ラバーコンタクト48のラバー本体48Aによって前側から覆われている。具体的には、ラバー本体48Aが、基板42の前側に隣接配置されて、基板42を被覆するように配置されている。そして、ケース20にターミナルベースアッシー30を組み付けることにより、ケース20の押圧部25Dが、押圧部25Dと基板ターミナル34の第2アーム部34Dとの間の部位である被押圧部48Fを後側へ押圧するように構成されている。これにより、被押圧部48Fが、押圧部25Dと、基板ターミナル34の第2アーム部34Dと、によって圧縮変形すると共に、第2アーム部34Dを後側へ付勢する。その結果、第2アーム部34Dにおける接続突起34Fの基板42への圧接状態を良好に維持することができる。したがって、基板ターミナル34と基板42との接続状態を良好に維持することができる。
また、ラバーコンタクト48の後面には、収容溝部48Gが形成されており、収容溝部48Gには、基板ターミナル34の第2アーム部34Dが収容されている。さらに、収容溝部48Gには、挿通部48Hが貫通形成されており、基板ターミナル34のターミナルエンド部34Eが挿通部48Hに挿通されている。これにより、ケース20の押圧部25Dによって押圧されたラバーコンタクト48の被押圧部48Fが圧縮変形しても、被押圧部48Fと基板ターミナル34の第2アーム部34Dとの相対位置ずれを、収容溝部48G及び挿通部48Hによって抑制することができる。したがって、第2アーム部34Dにおける接続突起34Fの基板42への圧接状態を一層良好に維持することができる。
また、ラバーコンタクト48には、連通溝部48Jが形成されており、連通溝部48Jが、4箇所の収容溝部48Gと交差して、連通溝部48Jによって、収容溝部48Gの内部と連通溝部48Jの内部とが連通している。このため、連通溝部48Jが空気溝として機能して、ラバーコンタクト48の被押圧部48Fを良好に圧縮変形させることができる。
また、ケース20のインナプレート部25が、ターミナルエンド部34Eに対して微小隙間を空けて前側に隣接して配置されている。このため、例えば、経年変化等によって、仮に基板ターミナル34の第2アーム部34Dが前側へ変位しようとするときには、ターミナルエンド部34Eがインナプレート部25に当接して、第2アーム部34Dの前側への変位を抑制することができる。したがって、第2アーム部34Dにおける接続突起34Fの基板42への圧接状態を効果的に維持することができる。
また、ターミナルベース32には、基板42が設置される基板設置部32Dが形成されており、基板ターミナル34の第1アーム部34Bが、前側へ露出した状態で、基板設置部32Dに配置されている。このため、基板設置部32Dと第1アーム部34Bとによって、基板42を後側から受けることができる。すなわち、基板42を後側から受ける面積を大きくすることができる。したがって、基板ターミナル34と基板42との接続状態を一層効果的に維持することができる。
また、ターミナルベース32には、接点ターミナル36が埋設されており、接点ターミナル36の固定接点36Aが、ターミナルベース32の接点ベース部32C1、32C2から露出している。そして、スイッチ装置10の操作時には、ラバーコンタクト48の可動接点50が接点ターミナル36の固定接点36Aに接触する。すなわち、スイッチ装置10では、固定接点36Aが基板42とは別のターミナルベース32に設けられている。これにより、仮に、固定接点36Aが腐食した場合でも、当該腐食が基板42上に広がることを抑制できる。これにより、スイッチ装置10の信頼性を確保しつつ、コストダウンに寄与することができる。すなわち、例えば、基板42上に固定接点を設定した場合には、固定接点の腐食を防止するために、固定接点に金メッキ等の表面処理を施す必要がある。これに対して、本実施の形態では、固定接点36Aが基板42とは別のターミナルベース32に設けられているため、ターミナルベース32において金メッキ等の表面処理を省略することができる。したがって、ターミナルベースアッシー30及びスイッチ装置10のコストダウンに寄与することができる。
また、基板ターミナル34の第1アーム部34B及び第2アーム部34Dの前後方向の離間距離Lが、基板42の板厚寸法Tよりも若干短く設定されている。これにより、第2アーム部34Dを前側へ弾性変形させて、基板ターミナル34の接続突起34Fを、基板42の回路パターンに圧接させることができる。したがって、簡易な構成で、基板ターミナル34の接続突起34Fを、基板42の回路パターンに圧接させることができる。
なお、本実施の形態では、基板ターミナル34の長手方向中間部をターミナルベース32のコネクタ装着孔32Eに圧入して、ターミナルベース32によって基板ターミナル34を保持しているが、接点ターミナル36及びアンテナ用ターミナル38と同様に、基板ターミナル34を、インサート成形等の手法によって、ターミナルベース32に一体に形成してもよい。
10 スイッチ装置
20 ケース
25 インナプレート部(ストッパ部)
25D 押圧部
32 ターミナルベース(ベース部材)
32D 基板設置部
34 基板ターミナル
34A 挟持部
34B 第1アーム部(アーム部)
34D 第2アーム部(アーム部)
34E ターミナルエンド部
34F 接続突起(接続部)
36 接点ターミナル
36A 固定接点
42 基板
48 ラバーコンタクト(カバー部材)
48G 収容溝部
48H 挿通部
48J 連通溝部
50 可動接点
56 ノブ

Claims (8)

  1. 筒状のケースと、
    前記ケースの一端部に操作可能に設けられたノブと、
    前記ケースの他端部に設けられたベース部材と、
    前記ケースの軸方向を板厚方向とし、前記ノブと前記ベース部材との間において前記ケースに収容された基板と、
    長手方向中間部が前記ベース部材に保持され、一端部が前記ベース部材から前記ノブ側へ延出され、他端部が前記ベース部材から前記ケースの他端側へ延出され且つ前記ベース部材から露出している基板ターミナルと、
    を備え、
    前記基板ターミナルの一端部には、前記基板を板厚方向両側から挟持する一対のアーム部を有する挟持部が形成されており、前記基板に対してノブ側に配置された一方の前記アーム部には、前記基板に圧接された接続部が形成されているスイッチ装置。
  2. 弾性材により構成されたカバー部材によって、前記基板が前記ケースの一端側から覆われており、
    前記ケースは、押圧部を有しており、前記押圧部が、前記カバー部材における前記押圧部と一方の前記アーム部との間の部位を、前記ケースの他端側へ押圧している請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 一方の前記アーム部の先端部には、前記ケースの一端側へ屈曲されたターミナルエンド部が形成され、
    前記カバー部材は、一方の前記アーム部を収容する収容溝部と、前記ターミナルエンド部が挿通された挿通部と、を有している請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記ベース部材には、複数の前記基板ターミナルが設けられており、
    前記カバー部材には、複数の前記収容溝部及び前記挿通部が形成されると共に、複数の前記収容溝部を連通する連通溝部が形成されている請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 前記ケースは、ストッパ部を有しており、前記ストッパ部が、前記ターミナルエンド部に対して前記ケースの一端側に隣接して配置されている請求項3又は請求項4に記載のスイッチ装置。
  6. 前記ベース部材には、接点ターミナルが埋設されており、
    前記接点ターミナルの一端部は、前記ベース部材から前記ケースの一端側へ露出した固定接点として構成され、
    前記接点ターミナルの他端部が、前記ベース部材から前記ケースの他端側へ延出され、前記ベース部材から露出しており、
    前記カバー部材は、前記ノブの操作時に前記固定接点と接続される可動接点を有している請求項2~請求項5の何れか1項に記載のスイッチ装置。
  7. 前記ベース部材には、前記基板が設置される基板設置部が形成されており、
    他方の前記アーム部の一部が、前記ケースの一端側へ露出した状態で、他方の前記アーム部が、前記基板設置部に配置されている請求項1~請求項6の何れか1項に記載のスイッチ装置。
  8. 一対の前記アーム部の離間距離が、前記基板の板厚よりも短く設定されている請求項1~請求項7の何れか1項に記載のスイッチ装置。
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