JP2023091855A - 物干し具 - Google Patents

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則彰 尾苗
Noriaki Onae
優紀 若月
Yuki Wakatsuki
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Abstract

【課題】独立して折りたたんで収納可能で機能性の高いハンドル部を備えた物干し具を提供する。【解決手段】物干し具は、枠体と、枠体に吊り下げられたピンチ部と、枠体にわたって取り付けられたフック支持部と、フック支持部に支持されたフック本体部と、を備えるフック部と、フック本体部に連結されたハンドル部とを備える。フック支持部には、ハンドル部を収納するハンドル収納部が形成されている。フック支持部内に、フック本体部の基端に設けられた第1係合部とハンドル部の先端に設けられた第2係合部とが係合した係合部を備える。ハンドル部は、フック本体部がフック支持部に立設した状態で、ハンドル収納部に収納された収納位置と、ハンドル収納部から露出し収納位置でのハンドル部に対して略垂直方向に延びた把持位置との間で、係合部を中心として回動する。【選択図】図12

Description

本発明は、フック部で吊り下げる物干し具に関する。
物干し竿などにフック部で吊り下げる物干し具において、フック部の下部に細長いハンドルを取り付け、ハンドルを持つことで高い位置にも掛けやすくしたものが知られている(例えば特許文献1)。また、フック部及びハンドルを一緒に折りたたんで収納可能な物干し具も知られている(例えば非特許文献1)。
特開2002-210292号公報
意匠登録第1634887号公報
上述のような物干し具のハンドルが、フック部から独立して折りたたんで収納可能であれば便利である。また、ハンドルがフック部を掛ける際に持つ以外の機能もあれば便利である。
そこで、本発明の目的は、独立して折りたたんで収納可能で機能性の高いハンドル部を備えた物干し具を提供することにある。
上記課題は、以下の本発明により解決される。すなわち、本発明(1)は、
枠体と、
前記枠体に吊り下げられたピンチ部と、
前記枠体にわたって取り付けられたフック支持部と、該フック支持部に支持されたフック本体部と、を備えるフック部と、
軸方向に延び、前記フック本体部に連結されたハンドル部と、
を具備し、
前記フック支持部には、前記ハンドル部を収納するハンドル収納部が形成されており、
前記フック支持部内に、前記フック本体部の基端に設けられた第1係合部と前記ハンドル部の先端に設けられた第2係合部とが係合した係合部を備え、
前記ハンドル部は、前記フック本体部が前記フック支持部に立設した状態で、前記ハンドル収納部に収納された収納位置と、前記ハンドル収納部から露出し前記収納位置でのハンドル部に対して略垂直方向に延びた把持位置との間で、前記係合部を中心として回動する、物干し具である。
本発明(2)は、前記把持位置では、前記ハンドル部が、該ハンドル部の軸周りに回転可能であり、前記フック本体部が、前記ハンドル部の回転に連動して回転する、(1)に記載の物干し具である。
本発明(3)は、前記第1係合部が、突起部であり、前記第2係合部が、内周面に形成された爪部を備え、前記突起部が摺動可能な孔部であり、前記把持位置では、前記係合部が、前記突起部が前記爪部に係止した係止状態と、前記突起部が前記爪部から退避した退避状態とをとるように、前記ハンドル部が軸方向に移動可能である、(1)又は(2)に記載の物干し具である。
本発明(4)は、前記ハンドル部が前記収納位置にあるとき、前記係合部は前記係止状態であり、前記フック本体部の回転が規制される、(1)~(3)のいずれか1に記載の物干し具である。
本発明(5)は、前記係止状態では、前記ハンドル部が前記フック本体部の前記基端の外周面から外れており、前記退避状態では、前記ハンドル部が前記フック本体部の前記基端の外周面と嵌合している、(3)又は(4)に記載の物干し具である。
本発明(6)は、前記枠体が、互いに連結された第1枠体及び第2枠体を備え、前記フック支持部が、前記第1枠体及び前記第2枠体を、前記フック本体部に対して略垂直な開位置と、前記フック本体部に対して略平行な閉位置との間で形動可能に保持する回動機構を備え、前記フック支持部は、前記フック本体部が立設した方向とは逆方向に突出し、前記閉位置にある物干し具を水平面に載置可能な設置部を有する、(1)~(5)のいずれか1に記載の物干し具である。
本発明(7)は、前記設置部が、前記枠体にわたった前記フック支持部の両端にそれぞれ設けられ、水平面に載置可能な平らな設置面を備えた突出部である、(6)に記載の物干し具である。
本発明(8)は、前記突出部が、前記フック支持部の前記両端に2つずつ設けられている、(7)に記載の物干し具である。
本発明(9)は、前記ハンドル部の基端に吊り下げ用の係止部が形成されている、(1)~(8)のいずれか1に記載の物干し具である。
本発明(10)は、前記ハンドル部が前記収納位置にあるとき、前記フック部が、前記ハンドル収納部の厚み寸法の範囲内に位置する、(1)~(9)のいずれか1に記載の物干し具である。
本発明によれば、独立して折りたたんで収納可能で機能性の高いハンドル部を備えた物干し具を提供することができる。
図1は、物干し具の一例を示す斜視図である。 図2は、物干し具の一例を示す正面図である。 図3は、物干し具の一例を示す左側面図である。 図4は、第1フック本体の一例を示す背面図である。 図5は、第1フック本体の一例を示す左側面図である。 図6は、第1フック本体の一例を示す底面図である。 図7は、第1フック本体のロック状態の一例を示す左側面図である。 図8は、第1フック本体部と第1フック支持部との嵌合、及び係止状態での第1フック本体部とハンドル部との嵌合を拡大して示す断面図である。 図9は、第1フック本体部と第1フック支持部との嵌合、及び係止状態での第1フック本体部とハンドル部との嵌合を拡大して示す、図8を90°回転した方向における断面図である。なお、図9の断面図は、中心断面ではなく、中心から少しずれた位置の断面を示している。 図10は、係止状態での第1フック本体部とハンドル部との嵌合を説明する図である。 図11は、ハンドル部が収納位置にある状態を示す斜視図である。 図12は、ハンドル部が収納位置にある状態を示す断面図である。 図13は、ハンドル部が把持位置にある状態を示す斜視図である。 図14は、ハンドル部を把持位置に下ろし、係合部が係合状態であるときの断面図である。 図15は、ハンドル部が把持位置にあり、係合部が退避状態であるときの断面図である。 図16は、ハンドル部の先端の取付け部を拡大して示す図である。 図17は、退避状態での第1フック本体部とハンドル部との嵌合を説明する図である。 図18は、ハンドル部と第1フック本体部が連動して回転することを説明する図である。 図19は、ハンドル部をハンドル収納部に折りたたんで収納した状態を拡大して示す断面図である。 図20は、ハンドル部が把持位置にあり、係合部が退避状態であるときの第1フック本体部とハンドル部との嵌合を拡大して示す断面図である。 図21は、ハンドル部を把持して物干し竿に引っかける動作の一例を示す図である。 図22は、物干し具を折りたたんで立てて置いた自立状態を示す斜視図である。 図23は、物干し具を折りたたんでハンドル部の係止部をフックに引っかけた状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る物干し具について説明する。本実施形態に係る物干し具は、ピンチ部を備え、ピンチハンガー、洗濯ハンガー、物干しハンガーなどと称される。本実施形態に係る物干し具は、ハンドル収納部に収納でき、かつハンドル収納部から引き出し可能なハンドル部を備える。ハンドル部は、フック部に連結されており、ハンドル収納時にはフック部の回転が規制されてフック部の向きを固定でき、ハンドル部を引き出すとハンドル部の回転に連動してフック部も回転し、フック部の向きを変更できる。
図1~図3は、本実施形態に係る物干し具1の一例を示す図である。物干し具1は、枠体10と、ピンチ部30と、フック部50と、ハンドル部110とを有する。
枠体10は、例えば回動機構11によって互いに回動可能に連結された第1枠体12及び第2枠体13を備える。第1枠体12及び第2枠体13により、矩形の枠体10が形成されている。枠体10は、回動機構11の回動軸を中心に開閉可能である。
第1枠体12は、互いに略平行な第1辺15及び第2辺16と、第1辺15及び第2辺16に略垂直な第3辺17とからなる。第2枠体13は、互いに略平行な第4辺18及び第5辺19と、第4辺18及び第5辺19に略垂直な第6辺21とからなる。第1枠体12の第1辺15と第2枠体13の第4辺18とは第1連結部材22及び第2連結部材23を介して同軸に連結されており、第1枠体12の第2辺16と第2枠体13の第5辺19とは第3連結部材24及び第4連結部材25を介して同軸に連結されている。
第1枠体12には、両端がそれぞれ第1辺15及び第2辺16に連結された第1中間ロッド26が設けられている。また、第2枠体13には、両端がそれぞれ第4辺18及び第5辺19に接続された第2中間ロッド27が設けられている。枠体10、第1中間ロッド26及び第2中間ロッド27は、例えばアルミニウム製であり、中空筒状部材であってよい。
ピンチ部30は、吊り部材40を介して枠体10、第1中間ロッド26及び第2中間ロッド27の下面28に形成された係止孔29(図11参照)に吊り下げられている。吊り部材40は、係止孔29で係止する線ばね部材であってよい。枠体10、第1中間ロッド26及び第2中間ロッド27に複数のピンチ部30が吊り下げられている。
各ピンチ部30は、第1ピンチ片31と、第2ピンチ片32と、ばね33とを備えるピンチ34を有する。第1ピンチ片31と第2ピンチ片32は、開閉可能に組み合わせられている。ばね33は、第1ピンチ片31及び第2ピンチ片32に介在し、第1ピンチ片31及び第2ピンチ片32を付勢する。ピンチ34は、上側の把持部35と、第1ピンチ片31及び第2ピンチ片32を互いに係合する中間の係合部36と、下側の挟持部37とを備える。
各ピンチ部30は、ピンチベルト38を有する。ピンチベルト38は、アーチ状の部材であり、可撓性を有する。例えば樹脂製であってよい。ピンチベルト38は、ピンチ34の把持部35に取り付けられている。ピンチベルト38の中央部には、吊り部材40に吊り下げるための取付け孔39が設けられている。
フック部50は、第1フック51と、第2フック部52と、第3フック部53とを有する。フック部50は、枠体10に連結されている。第2フック部52及び第3フック部53は、枠体10に着脱可能に連結されてよい。フック部50は、物干し具を物干し竿などの曲面又は長押などの平坦面に引っ掛けるために設けられている。
第1フック部51は、第1フック本体部54と、第1フック支持部55とを有する。第1フック本体部54は、第1フック支持部55に支持されている。第1フック本体部54は、第1フック本体56と、筒状部材57とを有する。
図4~図6は、第1フック本体56の一例を示す図である。第1フック本体56は、例えば楕円形状の曲面58を備えるフックである。第1フック本体56は、略楕円形状の上側部分59と、直線状に延びた中間部分61と、凹部63が形成された下側部分62とを有する。
上側部分59の先端は、長押などに引っ掛け可能な先端面64を備える。上側部分59の内部には、第1フック本体56に対して回動軸65で回動可能に軸支されたC形状のロック部材66が設けられている。ロック部材66は、上側部分59に形成された開口67の内部に収納可能であり、開口67からその一部が露出している。例えば物干し竿などの曲面に第1フック本体56を掛けたとき、ロック部材66が回動軸を中心に回動して図5に示す状態から図7に示すロック位置となり、物干し竿に対するロックが働く。下側部分62には、第1壁部68と第2壁部69との間に凹部63が形成されている。下側部分62は、凹部63を介して第1フック支持部55及び筒状部材57と連結される部分である。
図8に示すように、第1フック本体56の下側部分62には、筒状部材57が設けられている。筒状部材57は、円筒壁71と、底壁72と、底壁72から突出した凸部73とを備える。円筒壁71は、第1フック支持部55と嵌合する。底壁72には、凸部73が形成されており、第1フック本体56の凹部63と係合されている。底壁72がハンドル部110と嵌合する。
図8に示すように、筒状部材57の外周面75には、第1係合部76が設けられている。第1係合部76は、例えば径方向外側に突出した突起部77である。第1係合部76は、図10に示すように、ハンドル部110の後述する第2係合部118と係合する。
第1フック支持部55は、枠体10にわたって取り付けられており、第1フック本体56を支持している。第1フック支持部55は、第1中間ロッド26及び第2中間ロッド27の間に、これらと略平行に、上向きのアーチ状に延びている。第1フック支持部55の両端には、それぞれ、枠体10の回動機構11が設けられており、回動機構11に第1連結部材22、第2連結部材23、第3連結部材24及び第4連結部材25が取り付けられている。第1フック支持部55は、第1枠体12及び第2枠体13を、第1フック本体部54に対して略垂直な開位置と、第1フック本体部54に対して略平行な閉位置との間で回動可能に保持する回動機構11を有する。
図8に示すように、第1フック支持部55の中央には、下向きに突出した円筒壁78により孔部79が形成されている。孔部79には、第1フック本体56の下側部分62が嵌合している。円筒壁78の外周面81には、筒状部材57の内周面82が嵌合している。
図11に示すように、第1フック支持部55には、第1側壁部83、第2側壁部84、第3側壁部85、第4側壁部86及び底部87により形成されたU字型のハンドル収納部88が形成されている。ハンドル収納部88には、ハンドル部110が収納可能である。
第1フック支持部55は、枠体10にわたった第1フック支持部55の両端にそれぞれ設けられた設置部89、91を備える。つまり、第1フック支持部55は、第1フック本体部54の第1フック本体56が立設した方向とは逆方向に突出し、物干し具1を水平面に載置可能な設置部89、91を有する。
なお、図11以降の図では、ピンチ部30の図示を省略している。
第2フック部52は、第2フック本体92と、第2フック本体92を支持する第2フック支持部93とを有する。第2フック本体92は、例えば楕円形状の曲面94を備えるフックである。第2フック本体92にも、第1フック本体56と同様に、第2フック本体92に対して回動軸95で回動可能に軸支されたC形状のロック部材96が設けられている。第2フック本体92の先端も、長押などに引っ掛け可能な先端面97を備える。第2フック支持部93は、第1枠体12の第3辺17に回動可能に取り付けられている。
第3フック部53は、第3フック本体98と、第3フック本体98を支持する第3フック支持部99とを有する。第3フック本体98は、例えば楕円形状の曲面101を備えるフックである。第3フック本体98にも、第1フック本体56及び第2フック本体92と同様に、第3フック本体98に対して回動軸102で回動可能に軸支されたC形状のロック部材103が設けられている。第3フック本体98の先端も、長押などに引っ掛け可能な先端面104を備える。第3フック支持部99は、第2枠体13の第6辺21に回動可能に取り付けられている。
なお、図3では、第2フック部52及び第3フック部53の図示を省略している。
ハンドル部110は、高い位置にある物干し竿などに物干し具1を取り付ける際に握る把持部であって、軸方向に延びた中空の細長い部材である。図11~図15に示すように、ハンドル部110は、先端側の取付け部111と、中間のロッド部112と、基端側の吊り下げ部113とを有する。先端側の取付け部111が第1フック本体部54の筒状部材57と係合し、ハンドル部110が第1フック本体部54に連結されている。基端側の吊り下げ部113には、吊り下げ用の係止部114が形成されている。係止部114は、開口部であってよい。
先端側の取付け部111は、図16に示すように、円筒状の外周面の一部を切り欠いた部分であり、互いに対向する取付け部115、116を有する。第1取付け部115、116には、第1フック本体部54の筒状部材57の外周面75に設けられた突起部77(第1係合部76)に係合する孔部117(第2係合部118)が形成されている。
孔部117の内周面119には、爪部121が形成されている。爪部121には、第1フック本体部54の筒状部材57の突起部77が係止可能である。突起部77は、ハンドル部110の軸方向の移動により孔部117内を摺動可能である。突起部77は、爪部121に係止した係止状態(図10)と、爪部121から退避した退避状態(図17)とをとる。
ハンドル部110の中間のロッド部112の内周面122は、係止状態では筒状部材57の外周面75から離れており(図10)、退避状態では筒状部材57の外周面75と係合するように配置されている(図17)。中間のロッド部112の内部には、筒状部材57に対するハンドル部110の軸方向の移動をガイドするガイド部となるリブ123が形成されている。
第1フック支持部55内で突起部77(第1係合部76)と孔部117(第2係合部118)とが係合した係合部124により、ハンドル部110は、係合部124を回動軸として回動可能になっている。ハンドル部110は、第1フック本体部54が第1フック支持部55から立設した状態で、ハンドル収納部88に収納された収納位置と、ハンドル収納部88から露出し収納位置でのハンドル部110に対して略垂直方向に延びた把持位置との間で、係合部124を中心として回動する。
なお、孔部117の内周面119は、広径部125を備える。つまり、内周面119では、爪部121が形成された箇所の下側で径が広くなっている。孔径部125の径は、第1フック本体部54の筒状部材57の突起部77の径に略適合する。ハンドル部110を第1フック本体部54に組み付ける際には、突起部77をこの広径部125に嵌め込む。
以下、ハンドル部110の回動動作(折りたたみ)と収納位置及び把持位置について説明する。
ハンドル部110は、図11及び図12に示すように、第1フック支持部55のハンドル収納部88に収納可能である(収納位置)。つまり、ハンドル部110は、ハンドル収納部88内で第1フック本体部54に対して略垂直方向に折りたたまれる。収納位置では、ハンドル部110は回転せず、ハンドル部110と連結された第1フック本体部54も係合部124により回転が規制されている。
ハンドル部110は、使用時には、図2、図3及び図13~図15に示すように、係合部124を中心に回動されてハンドル収納部88から引き出される。ハンドル部110は、第1フック本体部54の基端と同軸に下方に延びた把持位置まで回動される。
把持位置では、ハンドル部110は、ハンドル部110の軸周りに回転可能である。第1フック本体56は、図18に示すように、ハンドル部110の回転に連動して回転する。これにより、第1フック本体56の向きが変わる。
以下、収納位置及び把持位置における第1フック本体部54とハンドル部110の嵌合について説明する。
ハンドル部110が収納位置にあるとき、第1フック本体部54の筒状部材57の突起部77は、図10に示すのと同様に、ハンドル部110の孔部117の上側に位置し、爪部121に係止している。つまり、係合部124が係止状態をとっている。係止状態では、図8に示すように、ハンドル部110の中間のロッド部112の内周面122が第1フック本体部54の筒状部材57の外周面75と係合していない。このため、係止状態では、図19に示すように、ハンドル部110をハンドル収納部88に折りたたむことができる。
図14に示すように、ハンドル部110を把持位置に下ろしたとき、第1フック本体部54の筒状部材57の突起部77は、孔部117の上側に位置し、爪部121に係止している(係止状態)。係止状態では、上述のとおり、ハンドル部110が第1フック本体部54の筒状部材57の外周面75から外れている。
係止状態からハンドル部110を上方向にスライドさせることで、図15及び図17に示すように、突起部77は、爪部121を乗り越え、孔部117の下側に位置する。つまり、係合部124が退避状態をとる。退避状態では、図20に示すように、ハンドル部110の内周面122が第1フック本体部54の筒状部材57の外周面75と嵌合している。これにより、第1フック本体部54に対してハンドル部110が固定される。
物干し具1を高い位置にある物干し竿に掛ける場合には、図21に示すように、使用者は、把持位置に下ろしたハンドル部110を握って第1フック部51を掛けることが可能である。なお、図21では、物干し具1を簡略化して示している。
以下、第1フック支持部55に設けられた設置部89、91による、物干し具1の折りたたみ時(第1枠体12及び第2枠体13が閉位置にあるとき)の自立について説明する。
図22に示すように、物干し具1は、物干し具1を水平面に載置可能な設置部89、91により、折りたたんだ状態で自立可能である。設置部89、91は、例えば、枠体10にわたった第1フック支持部55の両端に2つずつ設けられた、水平面に載置可能な平らな設置面を備えた突出部105、106、107、108である。なお、枠体10を折りたたんだ状態でハンドル部110が収納位置にあるとき、第1フック本体部54の第1フック本体56は、ハンドル収納部88の厚み寸法の範囲内に位置する。
以下、ハンドル部110の係止部114による、物干し具1の折りたたみ時(第1枠体12及び第2枠体13が閉位置にあるとき)の吊り下げ収納について説明する。
図23に示すように、ハンドル部110を把持位置にした状態で、回動機構11により第1枠体12及び第2枠体13を折りたたむ。これにより、ハンドル部110の係止部114が露出したまま枠体10を閉じることとなり、係止部114をフックなどにかけて収納可能である。なお、枠体10を折りたたんだ状態でハンドル部110が把持位置にあるとき、第1フック本体部54の第1フック本体56は、ハンドル収納部88の厚み寸法の範囲内に位置する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハンドル部110は、第1フック本体部54の第1フック本体56が第1フック支持部55に立設した状態で、ハンドル収納部88に収納された収納位置と、ハンドル収納部88から露出し収納位置でのハンドル部110に対して略垂直方向に延びた把持位置との間で、係合部124を中心として回動する。これにより、物干し具1を物干し竿などに掛けるときには、使用者はハンドル部110を把持位置に回動させてハンドル部110を把持することができ、高い位置にある物干し竿にも掛けやすくなる。また、ハンドル部110を収納位置に回動させて収納することで、ハンドル部110が邪魔にならない。第1フック本体部54の第1フック本体56とは独立してハンドル部110をハンドル収納部88に収納することができるので便利である。
把持位置では、ハンドル部110は、ハンドル部110の軸周りに回転可能であり、第1フック本体部54は、ハンドル部110の回転に連動して回転する。把持しやすいハンドル部110により第1フック本体部54の第1フック本体56の向きを変えることができ、使い勝手のよい物干し具1を提供することができる。また、使用時にハンドル部110を把持位置にしておき第1フック本体56の回転を許容することで、第1フック部51の特定の箇所に負荷が集中するのを防ぐことができる。
第1係合部76は、突起部77であり、第2係合部118は、摺動可能な孔部117であり、孔部117の内周面119は、爪部121を備える。そして、第1係合部76と第2係合部118とからなる係合部124が、突起部77が爪部121に係止した係止状態と、突起部77が爪部121から退避した退避状態とをとるように、ハンドル部110が軸方向に移動可能である。係合部124の係止状態と退避状態とが可能なことにより、ハンドル部110は、収納位置では係止状態で回動せず、把持位置では係止状態から退避状態にしてハンドル部110と第1フック本体部54とを安全に回転することができる。
係止状態では、ハンドル部110が第1フック本体部54の円筒部材57の外周面75から外れており、退避状態では、ハンドル部110が第1フック本体部54の円筒部材57の外周面75と嵌合している。これにより、係止状態ではハンドル部110を収納位置に折りたたんで収納することができつつ、退避状態ではハンドル部110を第1フック本体部54にしっかりと固定して第1フック本体部54とともに回転しやすい物干し具1を提供することができる。
第1フック支持部55は、第1フック本体部54が立設した方向とは逆方向に突出し、物干し具1を水平面に載置可能な設置部89、91を有する。これにより、物干し具1を折りたたんだ状態で床面などの水平面に立てて置くことができ、便利である。設置部89、91は、枠体10にわたった第1フック支持部55の両端にそれぞれ設けられ、水平面に載置可能な平らな設置面を備えた突出部105、106、107、108であることができ、特に、第1フック支持部55の両端に2つずつ設けられることができる。これにより、例えば4点設置ができ、立てて置いたときの安定性に優れた物干し具1を提供することができる。
また、ハンドル部110の基端に吊り下げ用の係止部114が形成されていることにより、例えばハンドル部110が把持位置にある状態で物干し具1を折りたたんで係止部114をフックに掛けて収納することができ、便利である。
ハンドル部110が収納位置にあるとき、第1フック本体部54の第1フック本体56は、ハンドル収納部88の厚み寸法の範囲内に位置する。また、枠体10を折りたたんだ状態(閉位置)でハンドル部110が把持位置にあるときも、第1フック本体部54の第1フック本体56は、ハンドル収納部88の厚み寸法の範囲内に位置する。これにより、閉位置で第1フック本体56と枠体10が干渉するのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形及び変更が可能である。例えば、ハンドル部に関する限り、枠体の形状は、ラウンド型、ハーフラウンド型など角型以外であってもよいし、折りたたみ可能な枠体以外の固定の枠体であってもよい。枠体間に延びた中間ロッドはなくてもよいし、中間ロッドの数も2つに限定されない。フック部も3つのフック部に限定されず、1つであってもよい。第1フック支持部の形状もアーチ状に限定されず、他の形状であってもよい。例えば第1係合部が孔部で第2係合部が突起部であってもよい。吊り下げ用の係止部は、開口部に限らず、J形状のフックなどであってもよい。
1 物干し具
10 枠体
11 回動機構
12 第1枠体
13 第2枠体
30 ピンチ部
50 フック部
54 第1フック本体部(フック本体部)
55 第1フック支持部(フック支持部)
56 第1フック本体
57 筒状部材
76 第1係合部
77 突起部
88 ハンドル収納部
89、91 設置部
110 ハンドル部
114 係止部
117 孔部
118 第2係合部
121 爪部
124 係合部

Claims (10)

  1. 枠体と、
    前記枠体に吊り下げられたピンチ部と、
    前記枠体にわたって取り付けられたフック支持部と、該フック支持部に支持されたフック本体部と、を備えるフック部と、
    軸方向に延び、前記フック本体部に連結されたハンドル部と、
    を具備し、
    前記フック支持部には、前記ハンドル部を収納するハンドル収納部が形成されており、
    前記フック支持部内に、前記フック本体部の基端に設けられた第1係合部と前記ハンドル部の先端に設けられた第2係合部とが係合した係合部を備え、
    前記ハンドル部は、前記フック本体部が前記フック支持部に立設した状態で、前記ハンドル収納部に収納された収納位置と、前記ハンドル収納部から露出し前記収納位置でのハンドル部に対して略垂直方向に延びた把持位置との間で、前記係合部を中心として回動する、物干し具。
  2. 前記把持位置では、前記ハンドル部は、該ハンドル部の軸周りに回転可能であり、前記フック本体部は、前記ハンドル部の回転に連動して回転する、請求項1に記載の物干し具。
  3. 前記第1係合部は、突起部であり、
    前記第2係合部は、内周面に形成された爪部を備え、前記突起部が摺動可能な孔部であり、
    前記把持位置では、前記係合部が、前記突起部が前記爪部に係止した係止状態と、前記突起部が前記爪部から退避した退避状態とをとるように、前記ハンドル部が軸方向に移動可能である、請求項1又は2に記載の物干し具。
  4. 前記ハンドル部が前記収納位置にあるとき、前記係合部は前記係止状態であり、前記フック本体部の回転が規制される、請求項1~3のいずれか1に記載の物干し具。
  5. 前記係止状態では、前記ハンドル部が前記フック本体部の前記基端の外周面から外れており、前記退避状態では、前記ハンドル部が前記フック本体部の前記基端の外周面と嵌合している、請求項3又は4に記載の物干し具。
  6. 前記枠体は、互いに連結された第1枠体及び第2枠体を備え、
    前記フック支持部は、前記第1枠体及び前記第2枠体を、前記フック本体部に対して略垂直な開位置と、前記フック本体部に対して略平行な閉位置との間で回動可能に保持する回動機構を備え、
    前記フック支持部は、前記フック本体部が立設した方向とは逆方向に突出し、前記閉位置にある物干し具を水平面に載置可能な設置部を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の物干し具。
  7. 前記設置部は、前記枠体にわたった前記フック支持部の両端にそれぞれ設けられ、水平面に載置可能な平らな設置面を備えた突出部である、請求項6に記載の物干し具。
  8. 前記突出部は、前記フック支持部の前記両端に2つずつ設けられている、請求項7に記載の物干し具。
  9. 前記ハンドル部の基端に吊り下げ用の係止部が形成されている、請求項1~8のいずれか1項に記載の物干し具。
  10. 前記ハンドル部が前記収納位置にあるとき、前記フック部は、前記ハンドル収納部の厚み寸法の範囲内に位置する、請求項1~9のいずれか1項に記載の物干し具。
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