JP4567922B2 - パラソルハンガー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本のハンガーアームを吊下げ杆を中心に放射状に倒伏させた吊下げ姿勢と、複数本のハンガーアームを吊下げ杆を中心に起立させた格納姿勢とに切替え操作することができるパラソルハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパラソルハンガーは、タオルや下着等の洗濯物を干すのに、一般家庭等で多く用いられている。
従来、この種のパラソルハンガーAAとしては、実開平6―387号に開示されたものが存在し、このものは図7に示すように、吊下げ杆100の上部に開閉自在な開閉フック200が設けられ、吊下げ杆100の中間部に設けたアーム支持台300の下部に配備されたグリップ部500に配備された開閉レバー600を操作することによって、開閉フック200を閉じ状態から開き状態に変更して物干し竿に吊下げることができるとともに、アーム支持台300を吊下げ杆に沿って下方に移動させることによって、起立姿勢で一纏まりになっている多数のハンガーアーム400の拘束を解除して、多数のハンガーアーム400を物干し姿勢である吊下げ姿勢にすることが可能であり、反対に、アーム支持台300を吊下げ杆100に沿って上方に移動させることによって、吊下げ姿勢の多数のハンガーアーム400を起立姿勢のまま拘束することが可能な構成のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そして、このような構成のパラソルハンガーAAを、ハンガーアーム400が起立姿勢となった折り畳み状態から、物干し竿に掛けて洗濯物を干すことができる状態にするには、まず、開閉レバー600を操作することによって物干し竿に開閉フック200を掛けた後、アーム支持台300を下げてハンガーアーム400を起立姿勢から吊下げ姿勢に開き状態にするか、又は、始めにアーム支持台300を下げてハンガーアーム400を起立姿勢から吊下げ姿勢に開き状態にした後、開閉レバー600を操作することによって物干し竿に開閉フック200を掛けることが行われている。
そのため、洗濯物を干せる状態にするには、開閉フック200を物干し竿に掛けるレバー操作と、ハンガーアーム400を起立姿勢から吊下げ姿勢、又はこれとは逆に吊下げ姿勢から起立姿勢にするアーム支持台300の移動操作が必要であり、しかもそれらは全く動作が異なる手指操作であるため、取扱いにくく、使い勝手が悪い問題がある。
【0004】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、操作が簡単で使い勝手の良いパラソルハンガーを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によるパラソルハンガーの特徴構成は、吊下げ杆の上部に開
閉操作自在なフック機構を設け、吊下げ杆の中間部に設けた基台の周方向複数箇所には、複数本のハンガーアームを吊下げ杆を中心に放射状に倒伏させた吊下げ姿勢と起立させた格納姿勢とに揺動切替え自在に枢着するとともに、吊下げ杆の下端に形成したグリッブ部には、フック機構に連係された開閉操作用のキャッチレバーが設けられているパラソルハンガーであって、
複数本のハンガーアームを格納姿勢で係合保持する係合状態とハンガーアームの倒伏を許容する係合解除状態とに切替え自在な係合手段を設け、この係合手段を係合解除状態に切替え操作するアームレバー、前記グリッブ部及びキャッチレバーを把持した手指で操作可能なように、キャッチレバーの一部に重合配置されている点にある。
【0006】
上記特徴構成によれば、キャッチレバーによるフック機構の開閉操作と、アームレバーによるハンガーアームの格納及び倒伏に係わる切替え操作とを、グリップを把持した手指で行うことができる。
そのため、例えば、洗濯竿にフック機構を介して吊り下げると同時に、格納姿勢にあるハンガーアームを吊下げ姿勢に簡単に切替えて物干し可能な状態に形成することができるとともに、反対に、洗濯物は取外された状態で洗濯竿に吊下げられて吊下げ姿勢にあるハンガーアームを、フック機構を開いて洗濯竿から外すことも、アームレバーとキャッチレバーとの操作状態のまま、全体を逆さまにしてハンガーアームを格納姿勢に変更して、両レバーの操作を解除することによって、吊下げ姿勢にあるハンガーアームを格納姿勢に切替えたりすることができる。また、グリップ部のキャッチレバーによって、吊下げ杆の上部のフック機構を開閉操作することができるので、高所に取付けられた洗濯竿等に対しても簡単に吊下げることができる。
従って、従来のパラソルハンガーにおいては、フック機構の開閉操作と、ハンガーアームの格納及び倒伏操作とが別々の機構や別々の操作によって行われていたものに比べて、グリップを把持した手指で両機構を操作することができるので、作業性、取扱い性が良く使い勝手がよい。
【0007】
本発明の請求項2によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記アームレバーを介してキャッチレバーを操作する同時操作形態と、キャッチレバーを単独で操作する単独操作形態とに選択自在に構成されている点にある。
【0008】
上記特徴構成によれば、アームレバーを介してキャッチレバーを同時操作することによって、例えば、洗濯竿にフック機構を介して吊り下げると同時に、格納姿勢にあるハンガーアームを吊下げ姿勢に簡単に切替えて物干し可能な状態にすることができるとともに、キャッチレバーを単独操作することによって、フック機構のみを開閉可能にすることができるので、例えば、ハンガーアームに洗濯物を干した状態のまま、別の場所への掛けかえが簡単に行うことができる。
【0009】
本発明の請求項3によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記アームレバーとキャッチレバーとが、吊下げ杆に設けた共通の回動支持軸に揺動操作自在に支承されている点にある。
【0010】
上記特徴構成によれば、グリップを把持した手指でアームレバーとキャッチレバーとを、同時操作形態と、キャッチレバーを単独で操作する単独操作形態との何れの操作形態であっても、各レバーの回動状態がほぼ同じとなるので、手指操作をスムーズに行うことができる。
【0011】
本発明の請求項4によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記係合手段が、各ハンガーアームに形成された被係合部と、格納姿勢にある全てのハンガーアームの被係合部に対して上下方向から係合可能な係合部を備え、かつ、吊下げ杆に対して一定範囲内で摺動自在に外嵌保持された係止体と、この係止体とアームレバーとを連係する連係機構とから構成されている点にある。
【0012】
上記特徴構成によれば、ハンガーアームと、アームレバーの基本動作に連動して、ハンガーアームに形成された被係合部と係合部との係合を可能にする構成を用いているので、構造が簡素でトラブルを生じにくいため、信頼性の高い商品を形成することができる。
【0013】
本発明の請求項5によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記各ハンガーアームの少なくとも基端側には、該ハンガーアームに掛止された洗濯物を弾性力で挾持する挾持体が一体形成されているとともに、前記被係合部が、少なくとも前記挾持体の一部をもって形成されている点にある。
【0014】
上記特徴構成によれば、ハンガーアームの挾持体を被係合部として部材が兼用化されているので、部品点数の削減化、構成の簡素化を図ることができる。
【0015】
本発明の請求項6によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記フック機構が、吊下げ杆の上端に一体形成された固定フックと、該固定フックの開口を開閉する状態で固定フックの基部側に枢着された可動フックと、可動フックを閉じ側に揺動付勢する弾性付勢体とから構成されているとともに、前記可動フックとキャッチレバーとを連係する連係機構を介して、弾性付勢体の弾性復元力で係合手段を係合状態に付勢するように構成されている点にある。
【0016】
上記特徴構成によれば、固定フックに対して可動フックを閉じ側に揺動付勢する弾性付勢体の弾性力を、係合手段を係合状態に付勢する弾性力として共用する構成であるので、より部品点数の削減化、構成の簡素化を図ることができる。
【0017】
本発明の請求項7によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記フック機構には、フック開口と向きが逆になる補助フックが、フック本体部に対して格納自在に配備されている点にある。
【0018】
上記特徴構成によれば、フック機構は固定フックに対して可動フックを開閉操作して開口を開閉可能にしているので、物干し竿などの被取付け体への取付け状態では、開口が閉じられる構成になっているので、例えば、雨、夜露、凍結を避けるために室内の鴨居やなげし等の被取付け体を利用して干す場合には、開閉構成のフック機構は不向きであるので、このような被取付け体に対しては、補助フックを用いて引掛けることができるため、フック機構に加えて補助フックがあることによって幅広い被取付け体に対して引掛け使用することができ便利である。
【0019】
本発明の請求項8によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記ハンガーアームが、基台側の固定アーム部と、この固定アーム部に対して延出方向に伸縮自在な伸縮アーム部とから構成されている点にある。
【0020】
上記特徴構成によれば、洗濯物の大きさや形状に応じてハンガーアームを適宜に伸縮使用して、最良な洗濯物干しを可能にすることができるので、干せる洗濯物の種類を多様化することができる。
【0021】
本発明の請求項9によるパラソルハンガーの特徴構成は、前記ハンガーアームには、延出方向に沿って嵌合レールが形成され、この嵌合レールに対して着脱自在であるとともに、嵌合レールと嵌合状態で摺動可能なレール受けを有する洗濯はさみが備えられている点にある。
【0022】
上記特徴構成によれば、必要に応じて必要数の洗濯はさみをハンガーアームに装着して使用することによって、洗濯物の干し方の多様化を図ることができ、干せる洗濯物内容を多様化させることができる利点を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔実施形態〕
以下、本発明のパラソルハンガーAの実施形態を図面に基づいて説明する。
このパラソルハンガーAは、図1〜図4に示すように、吊下げ杆1の上部に開閉操作自在なフック機構2を設け、吊下げ杆1の中間部に設けた基台3の周方向複数箇所、例えば20箇所には、20本のハンガーアーム4…を吊下げ杆1を中心に放射状に倒伏させた吊下げ姿勢と起立させた格納姿勢とに揺動切替え自在に枢着するとともに、吊下げ杆1の下端に形成したグリッブ部5には、フック機構2に第1連係機構( 連係機構) 6を介して連係された開閉操作用のキャッチレバー7が設けられているとともに、20本のハンガーアーム4…を格納姿勢で係合保持する係合状態とハンガーアーム4…の倒伏を許容する係合解除状態とに切替え自在な係合手段8を設け、この係合手段8を係合解除状態に切替え操作するアームレバー9を、前記グリッブ部5及びキャッチレバー7を把持した手指で操作可能な部位に設けて構成されている。
【0024】
フック機構2は、吊下げ杆1の上端に一体形成された固定フック2Aと、該固定フック2Aの開口2Cを開閉する状態で固定フック2Aの基部側に支持軸P1を介して枢着された可動フック2Bと、可動フック2Bを閉じ側に揺動付勢する弾性付勢体であるコイルスプリング10とから構成されている。
【0025】
フック機構2の可動フック2Bには、固定フック2Aに対して手による把持操作によって指を掛けて、可動フック2Bの揺動して開口2Cを開閉可能にする手動握り部2Dが、可動フック2Bに一体形成されている。
【0026】
また、フック機構2には、開口2Cと向きが逆になる補助フック2Eが、固定フック2Aに対して横軸P2周りで上方に起こした起立状態と、下方に下げた格納状態とに変更自在に付設されている。
【0027】
前記吊下げ杆1には、フック機構2との境界部分に環状の鍔1Aが一体形成され、起立姿勢のハンガーアーム4…の先端部が当接して、フック機構2と干渉しないようになっている。
【0028】
前記基台3は、図2に示すように、合わせ型状の下ケース3Aと上ケース3Bとを上下方向から嵌合して構成されており、上ケース3Bには、各ハンガーアーム4の起立姿勢と吊下げ姿勢とに亘ってハンガーアーム4の基部が抜け止め状態で案内されるスリット3aが周方向に沿ってハンガーアーム4に対応して形成され、下ケース3Aには、ハンガーアーム4の起立姿勢と吊下げ姿勢とに亘ってハンガーアーム4の基端が案内支持する円弧ガイド3bが形成されている。
【0029】
各ハンガーアーム4の基部には、他の部分よりも少し幅広で筒状をなす軸受け部4Aが一体形成され、この軸受け部分4Cが基台3のスリット3aに対応して収容されて、軸受け部4Cを中心にしてハンガーアーム4を、基台3に対してほぼ水平状態となる倒伏姿勢と、基台3に対してほぼ垂直姿勢となる起立姿勢とに変更自在に構成されている。
【0030】
基台3の中央上面部には、上側吊下げ杆1Bの下端部分が挿入保持される杆支持凹部3Cが形成されているとともに、基3台の中央下面部には、下部がグリップ部5になっている下側吊下げ杆1Cが配備され、これら上側吊下げ杆1Bと下側吊下げ杆1Cとから吊下げ杆1が構成されている。グリップ部5には、表面に滑り止めの凹凸が形成されている。また、グリップ部5の下端には、U字状の閉じフック11が設けられており、例えば、この実施形態と同様な別のパラソルハンガー4のフック機構2を掛け止めて、二つ以上のパラソルハンガーA、Aを上下に連接することができるようになっている。
【0031】
前記アームレバー9とキャッチレバー7とは、下側吊下げ杆1Bに設けた共通の回動支持軸P3に夫々二又状の基端部9a,9a,7a,7aを揺動操作自在に支承されているとともに、キャッチレバー7の先端指掛け部分7cの上側部分に上から重なるようにアームレバー9の先端指掛け部分9cが重合配置されていて、アームレバー9を介してキャッチレバー7を操作する同時操作形態と、キャッチレバー9を単独で操作する単独操作形態とに選択自在に構成されている。キャッチレバー7の先端指掛け部分7c及びアームレバー9の先端指掛け部分9cには、手指を掛けた場合の滑り止め用の凹凸が形成されている。
【0032】
前記係合手段8は、各ハンガーアーム4に形成された凸状の被係合部12aと、格納姿勢にあるハンガーアーム4の被係合部12aに対して上下方向から係合可能な凹状の環状溝からなる係合部13aを形成するとともに、上側吊下げ杆1Aに対して一定範囲内で摺動自在に外嵌保持された係止体13と、この係止体13とアームレバー9とを連係する第2連係機構(連係機構)14とから構成されている。
【0033】
各ハンガーアーム4の先端側と基端側とには、該ハンガーアーム4に掛止された洗濯物を弾性力で挾持する挾持体12、12が一体形成されている。この実施形態においては、ハンガーアーム4の基端側の挟持体12において、ハンガーアーム4の接合部分からUターン部分に折り曲がる部分に亘る凸状部分をもってハンガーアーム4の被係合部12aが形成されている。
また、各挾持体12には、抜差し方向に沿って対向する挟持部分に、交互に噛合う凹凸部12bが配列形成されている。
【0034】
前記第1連係機構6は、キャッチレバー7の中間連結部7bに下端部が連結され、前記フック機構2の可動フック2Bの手動握り部2Dに上端が連結されている鋼線ワイヤー16と、固定フック2Aに対して可動フック2Bを閉じ付勢する弾性付勢体であるコイルスプリング10とから構成されており、キャッチレバー7を操作することによってフック機構2が開閉可能になる構成になっている。鋼線ワイヤー16は、吊下げ杆1の空隙や、吊下げ杆1の鍔1Aに形成した挿通孔を通して、可動フック2Bとキャッチレバー7とを連結可能にしている。
【0035】
この第1連係機構6は、アームレバー9を把持操作していない平時の状態では、固定フック2Aに対して可動フック2Bがコイルスプリング10の閉じ側の弾性復元力によって、閉じ状態を維持するとともに、コイルスプリング10の閉じ側の弾性復元力が、係止体13の係合部13aとハンガーアーム4の被係合部12aとからなる係合手段8を係合状態に保持するようになっている。
【0036】
また、アームレバー9を握り操作した場合、下側吊下げ杆1bの回動支持軸P3を中心として、アームレバー9とキャッチレバー7とが一緒に回動し、この回動に連動してのリンク板15の下動に伴って係止体13が上側吊下げ杆1Aに対して下方に摺動するとともに、キャッチレバー7が一緒に操作されることになるので、鋼線ワイヤー16が引き下げられて固定フック2Aに対して可動フック2Bがコイルスプリング10の弾性付勢力に抗して開き状態となる。
【0037】
さらに、キャッチレバー7のみを握り操作した場合、下側吊下げ杆1Bの回動支持軸P3を中心として、キャッチレバー7のみが回動して、鋼線ワイヤー16が引き下げられて固定フック2Aに対して可動フック2Bがコイルスプリング10の弾性付勢力に抗して揺動して開口状態となる。この場合、アームレバー9側に対するコイルスプリング10の弾性付勢力が作用しない状態になるが、各部材間の摩擦等によってアームレバー9が勝手に回動しない設計になっている。
【0038】
前記第2連係機構14は、アームレバー9の先端指掛け部分9cから基端に向けて延出する中間連結部9bに下端部が軸支連結され、上側吊下げ杆1Aの縦長孔1Dを貫通して前記係止体13に連結された貫通軸13bに上端部が軸支連結されるリンク板15と、第1連係機構6を介してアームレバー9下から上方に弾性付勢するキャッチレバー7とから構成されており、アームレバー9を操作することによって、係止体13を吊下げ杆1に対して上下動可能になる構成になっている。リンク板15は、上部吊下げ杆1Aの下部に形成された軸空洞部1Eに収容配備されている。
【0039】
各ハンガーアーム4には、図5(イ)、(ロ)に示すように、延出方向に沿って断面形状が倒立T字状の嵌合レール4Cが形成され、この嵌合レール4Cに対して着脱自在であるとともに、嵌合レール4Cと嵌合状態で摺動可能なアリ溝状のレール受け17aを有する洗濯はさみ17が付属部品として複数が備えられている。
【0040】
そのため、必要なハンガーアーム4に適宜数のレール受け17a付きの洗濯はさみ17を装着して、ハンガーアーム4で洗濯物を干すことも、洗濯はさみ17を使って洗濯物を干すこともできるパラソルハンガーAを形成することができる。
【0041】
この実施形態の場合、ハンガーアーム4の先端部に位置して、洗濯はさみ17のレール受け17aが挿入嵌合される嵌合レール4Cの始端部分が形成され、図5(イ)に示すように、この始端部分は、嵌合レール4Cに嵌合された洗濯はさみ17のレール受け17aにとっては抜け止め抵抗となって、嵌合レール4Cから洗濯はさみ17が容易には脱落することがように上方に湾曲するレール形態に構成されている。このような抜け止め構成以外には、嵌合レール4Cの始端部分の肉厚さを厚く形成して、レール受け17aとの着脱抵抗を大きく形成して、嵌合レール4Cから洗濯はさみ17が容易には脱落することがないように構成してもよい。
【0042】
また、各ハンガーアーム4の先端部には、横倒しU字状の小フック4Bが一体形成されており、例えば、市販されている紐付きの洗濯はさみ等の紐部分を引掛けることができるようになっている。
【0043】
上記構成のパラソルハンガーAにおいて、前記鋼線ワイヤー16とコイルスプリング10を除いた各構成部材は、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂から成形されている。
【0044】
このような構成のパラソルハンガーAであれば、図3に示す格納姿勢の状態でキャッチレバー7とアームレバー9とを一緒に握り操作した場合、フック機構2を開き操作することができるとともに、起立姿勢のハンガーアーム4…の被係合部12aと係止体13の係合部13aとの係合状態を解除して、格納姿勢にあるハンガーアーム4…を吊下げ姿勢に簡単に切替えて物干し可能な状態に形成することができる。
【0045】
また、吊下げ姿勢の状態では、アームレバー9とキャッチレバー7とを一緒の握り操作状態のまま、パラソルハンガーA全体を逆さまにして、自重によってハンガーアームAを格納姿勢に強制的に切替えて、各ハンガーアーム4の被係合部12aと係止体13の係合部13aとを係合可能状態にした後、両レバー7,9の握り操作を解除することによって、全ハンガーアーム4…の被係合部12aが係止体13の係合部13aと係合状態になって、吊下げ姿勢にあるハンガーアーム4…を格納姿勢に切替えることができる。
【0046】
さらに、図4に示すように、複数のハンガーアーム4…が起立姿勢に係合保持された状態、又は、ハンガーアーム4…が吊下げ姿勢の状態で、キャッチレバー7のみを握り操作した場合、フック機構2のみを開閉自在に操作することができる。
【0047】
〔その他の実施形態〕
1) 上記実施形態では、ハンガーアーム4の本数が20本のものについて説明したが、20本より少ない本数であっても、反対に多い本数であってもよい。
【0048】
2) 上記実施形態のハンガーアーム4とは異なり、図6(イ)、(ロ)に示すように、基台側の固定アーム部41と、この固定アーム部41に対して延出方向に伸縮自在な伸縮アーム部42とからハンガーアーム4を構成し、必要に応じてハンガーアーム4の長さを変更して使用することができるものであってもよい。図6に示すものは、普通のハンガーアーム長さの固定アーム部41に対して、伸長することができる伸縮アーム部42を設けた構成であるが、長さが普通の長さより短い固定アーム部41に対して、伸長することができる伸縮アーム部42を設けた構成であってもよい。
【0049】
3)上記実施形態では、ハンガーアーム4に付属の洗濯はさみ17を、ハンガーアーム4自体に設けた嵌合レール4Cと、洗濯はさみ17に設けたレール受け17aとを介して、ハンガーアーム4に対して洗濯はさみ17を着脱自在に構成したものついて説明したが、本発明はこれに限らず、洗濯はさみ17の着脱構成のない単なる棒状のハンガーアーム4構成のものであってもよい。
【0050】
4)上記実施形態では、ハンガーアーム4の嵌合レール4Cに、レール受け17a付きの洗濯はさみ17を付属して、必要に応じて装着して使用することができる商品形態のものについて説明したが、本発明はこれに限らず、始めから、例えば、各ハンガーアーム、又は。所定本数のハンガーアームに、嵌合レール4Cを介してレール受け17a付きの洗濯はさみ17を、少なくとも一つを設けられている商品形態であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のパラソルハンガーを示す簡略斜視図
【図2】キャッチレバー及びアームレバーが操作されていない状態を示す縦断面図
【図3】キャッチレバー及びアームレバーが同時に操作されている状態を示す縦断面図
【図4】キャッチレバーのみが操作されている状態を示す縦断面図
【図5】アームハンガーにレール受け付きの洗濯はさみが装着された状態を示す説明図
(イ)は、両者の装着関係を側面視状態で示す説明図
(ロ)は、両者の装着関係を一部断面にて示す説明図
【図6】(イ)は、ハンガーアームの長手方向を示す断面図
(ロ)は、ハンガーアームを輪切りにて示す断面図
【図7】従来のハンガーアームの構造を示す縦断権図
【符号の説明】
A パラソルハンガー
1 吊下げ杆
2 フック機構
2A 固定フック
2B 可動フック
2C 開口
2E 補助フック
3 基台
4 ハンガーアーム
4C 嵌合レール
5 グリップ部
6 連係機構(第1連係機構)
7 キャッチレバー
8 係合手段
9 アームレバー
10 弾性付勢体(コイルスプリング)
12 挟持体
12a 被係合部
13 係止体
13a 係合部
14 連係機構(第2連係機構)
17 洗濯はさみ
17a レール受け
41 固定アーム部
42 伸縮アーム部

Claims (9)

  1. 吊下げ杆の上部に開閉操作自在なフック機構を設け、吊下げ杆の中間部に設けた基台の周方向複数箇所には、複数本のハンガーアームを吊下げ杆を中心に放射状に倒伏させた吊下げ姿勢と起立させた格納姿勢とに揺動切替え自在に枢着するとともに、吊下げ杆の下端に形成したグリッブ部には、フック機構に連係された開閉操作用のキャッチレバーが設けられているパラソルハンガーであって、
    複数本のハンガーアームを格納姿勢で係合保持する係合状態とハンガーアームの倒伏を許容する係合解除状態とに切替え自在な係合手段を設け、この係合手段を係合解除状態に切替え操作するアームレバー、前記グリッブ部及びキャッチレバーを把持した手指で操作可能なように、キャッチレバーの一部に重合配置されているパラソルハンガー。
  2. 記アームレバーを介してキャッチレバーを操作する同時操作形態と、キャッチレバーを単独で操作する単独操作形態とに選択自在に構成されている請求項1記載のパラソルハンガー。
  3. 前記アームレバーとキャッチレバーとが、吊下げ杆に設けた共通の回動支持軸に揺動操作自在に支承されている請求項1又は2記載のパラソルハンガー。
  4. 前記係合手段が、各ハンガーアームに形成された被係合部と、格納姿勢にある全てのハンガーアームの被係合部に対して上下方向から係合可能な係合部を備え、かつ、吊下げ杆に対して一定範囲内で摺動自在に外嵌保持された係止体と、この係止体とアームレバーとを連係する連係機構とから構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のパラソルハンガー。
  5. 前記各ハンガーアームの少なくとも基端側には、該ハンガーアームに掛止された洗濯物を弾性力で挾持する挾持体が一体形成されているとともに、前記被係合部が、少なくとも前記挾持体の一部をもって形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のパラソルハンガー。
  6. 前記フック機構が、吊下げ杆の上端に一体形成された固定フックと、該固定フックの開口を開閉する状態で固定フックの基部側に枢着された可動フックと、可動フックを閉じ側に揺動付勢する弾性付勢体とから構成されているとともに、前記可動フックとキャッチレバーとを連係する連係機構を介して、弾性付勢体の弾性復元力で係合手段を係合状態に付勢するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のパラソルハンガー。
  7. 前記フック機構には、フック開口と向きが逆になる補助フックが、フック本体部に対して格納自在に配備されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のパラソルハンガー。
  8. 前記ハンガーアームが、基台側の固定アーム部と、この固定アーム部に対して延出方向に伸縮自在な伸縮アーム部とから構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のパラソルハンガー。
  9. 前記ハンガーアームには、延出方向に沿って嵌合レールが形成され、この嵌合レールに対して着脱自在であるとともに、嵌合レールと嵌合状態で摺動可能なレール受けを有する洗濯はさみが備えられている請求項1〜8のいずれか1項に記載のパラソルハンガー。
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