JP2023091732A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kei Hayashida
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Abstract

【課題】コストを削減しながら、露光ユニットの振動を抑制し且つ露光ユニットを適切な位置に位置付ける。【解決手段】画像形成装置は、回転する像担持体と、支持面を備えた金属製のフレーム部材と、像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光ユニットであって、像担持体の回転軸方向に見たときに、像担持体に対する光の照射方向が支持面に対して傾斜するように配置された露光ユニットと、露光ユニットを支持面に対して傾斜した姿勢で支持する金属製の支持部材と、露光ユニットと接触し、露光ユニットの位置決めをする樹脂製の位置決め部材と、を備えた画像形成装置であって、フレーム部材の支持面は、支持部材及び位置決め部材の少なくともいずれか一方と接触し、露光ユニットは、支持部材と位置決め部材とを介してフレーム部材に取り付けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
一般的に、電子写真方式の画像形成装置は、帯電された感光ドラムにレーザ光を照射して感光ドラム上に静電潜像を形成する露光ユニット(レーザスキャナユニットなどと呼ばれる)を備えている。露光ユニットは、画像形成装置内において幅方向の両端側に対向配置された一対の側板を連結する金属製の板金ステーなどの支持枠体に取り付けられている(特許文献1)。これは、画像形成時に露光ユニットが振動してしまうと画像不良を生じさせる虞があることから、露光ユニットを剛性の高い板金ステーに取り付けることによって、露光ユニットの振動を抑制するためである。
従来、画像形成装置の組み立て時に板金ステーに対し露光ユニットを所定位置に取り付けるため、露光ユニット及び板金ステーの一方には軸部を有するボスが形成され、他方にはボスと嵌合可能なボス孔が形成されている。これらボスとボス孔は、露光ユニットが板金ステーに取り付けられた状態で、露光ユニットからの感光ドラムに対するレーザ光の照射角が所定角となるように、軸部の向きと孔の向きが同じ向きに形成されている。
特開2021-042055号公報
上述したように、従来では、露光ユニット及び板金ステーに予め形成されたボスとボス孔によって、露光ユニットが板金ステーに対しレーザ光の照射角が所定角となる適切な位置に取り付けられるようにしている。ただし、画像形成装置の機種あるいは製造誤差などによって、画像形成装置本体内における露光ユニットと感光ドラムとの位置が異なる場合がある。そうした場合に、従来では露光ユニットを適切に配置するために、ボスの軸部の向きあるいはボス孔の向きを変えた複数種類の露光ユニットや板金ステーを予め用意しておかなければならなかった。即ち、複数の機種で露光ユニットや板金ステーを共用できず、コストがかかっていた。
本発明は上記問題に鑑み、コストを削減しながら、露光ユニットの振動を抑制し且つ露光ユニットを適切な位置に位置付けることが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、回転する像担持体と、支持面を備えた金属製のフレーム部材と、前記像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光ユニットであって、前記像担持体の回転軸方向に見たときに、前記像担持体に対する前記光の照射方向が前記支持面に対して傾斜するように配置された露光ユニットと、前記露光ユニットを前記支持面に対して傾斜した姿勢で支持する金属製の支持部材と、前記露光ユニットと接触し、前記露光ユニットの位置決めをする樹脂製の位置決め部材と、を備えた画像形成装置であって、前記フレーム部材の前記支持面は、前記支持部材及び前記位置決め部材の少なくともいずれか一方と接触し、前記露光ユニットは、前記支持部材と前記位置決め部材とを介して前記フレーム部材に取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、コストを削減しながら、露光ユニットの振動を抑制し且つ露光ユニットを適切な位置に位置付けることができる。
画像形成装置を示す外観斜視図。 画像形成装置の構成を示す概略図。 支持枠体と露光ユニットを示す斜視図。 (a)支持枠体の支持について説明するための左側面図、(b)左背面側の接触点を示す拡大断面図。 (a)支持枠体の支持について説明するための右側面図、(b)右背面側の接触点を示す拡大断面図。 露光ユニット、取付アタッチメント、露光支持部材、板金ステーを示す斜視図。 露光ユニットを示す斜視図。 取付アタッチメントを示す斜視図。 第一支持部材を示す斜視図。 取付アタッチメントにより板金ステーに取り付けた状態の露光ユニットを示す上面図。 第一線バネについて説明するための斜視図であり、(a)線バネ保持部材を含めて示す図、(b)線バネ保持部材を省略して示す図。 第二線バネについて説明するための斜視図。 板金ステーに対する露光支持部材の配置について説明するための上面図。 露光ユニットの配置について説明するための左側面図。 露光ユニットと回路基板に搭載された電気部品について説明するための断面図。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。即ち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
まず、本実施形態の画像形成装置の概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1を示す外観斜視図である。図2は、画像形成装置1の構成を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置1は、パーソナルコンピュータなどの外部機器(不図示)から入力される画像情報に基づいて、記録材Pに画像を形成するモノクロレーザビームプリンタである。画像を形成する記録材Pとしては、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、布などの様々な材質のシート材が挙げられる。
なお、以下の説明において、画像形成装置1が水平な面に設置された場合における画像形成装置1の高さ方向(鉛直方向とは反対の方向)をZ方向とする。Z方向と交差し、後述する感光ドラム11(図2参照)の回転軸方向(主走査方向、幅方向)と平行な方向をX方向とする。X方向及びZ方向と交差する方向をY方向とする。X方向、Y方向、Z方向は、好ましくは互いに垂直に交差する。また便宜上、X方向においてプラス側を右側、マイナス側を左側と呼び、Y方向においてプラス側を前側または正面側、マイナス側を後側または背面側と呼び、Z方向においてプラス側を上側、マイナス側を下側と呼ぶ。
図1に示すように、画像形成装置1は、記録材Pが収容されるカセット4、排出された記録材Pが積載される排出トレイ14を備えている。カセット4はY方向に引き出せるように設けられており、ユーザがカセット4に記録材Pを補充できるようになっている。カセット4から搬送された記録材Pは、画像形成後に排出口15から排出方向(Y方向)に向かって排出され、排出トレイ14に積載される。排出トレイ14へ排出される記録材Pが通過する排出口15は、後述の支持枠体78(図3参照)の上面に形成されている。即ち、本実施形態の画像形成装置1は上面排出タイプの装置である。
画像形成装置1は支持枠体78を有し、この支持枠体78に対し、前カバー70、背面カバー701、画像形成装置1の側面や天面に配置され、前カバー70や背面カバー701と共に画像形成装置1の外装を構成する外装カバー71が取り付けられている。前カバー70は画像形成装置1の正面側の端面の一部に設けられ、後述の回路基板100を覆っている。
図2に示すように画像形成装置1は、記録材Pにトナー像を形成する画像形成部20(画像形成ユニット)と、記録材Pを給送する給送部30と、画像形成部20によって形成されたトナー像を記録材Pに定着させる定着部9と、排出ローラ対10とを備える。これら画像形成部20、給送部30、定着部9、排出ローラ対10は、支持枠体78内に収容されている。
画像形成部20は、露光ユニット50と、電子写真方式のプロセスユニット40と、プロセスユニット40の感光ドラム11に担持されたトナー像を記録材Pに転写する転写ローラ7aを含む転写ユニット7とを有している。プロセスユニット40は、感光ドラム11、クリーニングユニット13、帯電ローラ17、現像ローラ12、及びトナーを収容する現像容器18を有している。
感光ドラム11は、円筒型に成形された感光体であり、静電潜像及びトナー像を担持する像担持体として機能する。本実施形態の感光ドラム11は、アルミニウムで成形されたドラム状の基体上に、負帯電性の有機感光体で形成された感光層を有している。感光ドラム11は、不図示のモータによって所定の方向(矢印R方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
帯電ローラ17は感光ドラム11に所定の圧接力で接触しており、不図示の帯電電源によって所定の帯電電圧が印加されることで、感光ドラム11の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
露光ユニット50は、外部機器から入力された画像情報に対応したレーザ光を感光ドラム11に照射することで、感光ドラム11の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム11の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
現像ローラ12は、現像容器18に回転可能に支持されている。現像容器18には、トナーとキャリアを含む現像剤が収容されている。現像ローラ12は、感光ドラム11に対向するように現像容器18の開口部に配置されている。
プロセスユニット40は、現像方式として接触現像方式を用いている。即ち、現像ローラ12に担持されたトナーが、感光ドラム11と現像ローラ12とが対向する現像部(現像領域)において感光ドラム11と接触する。現像ローラ12には、不図示の現像電源によって現像電圧が印加される。現像電圧の下で、現像ローラ12に担持されたトナーが感光ドラム11の表面の電位分布に従って現像ローラ12からドラム表面に転移することで、静電潜像がトナー像に現像される。
定着部9は、記録材上のトナーを加熱して溶融させると共に圧力を付与することで画像の定着処理を行う。定着部9は、定着ヒータ9cを内蔵する加熱ローラ9aと、加熱ローラ9aに圧接する加圧ローラ9bとを有している。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について説明する。画像形成装置1に画像形成の指令が入力されると、画像形成装置1に接続された外部機器(不図示)から入力された画像情報に基づいて、画像形成部20による画像形成プロセスが開始される。
露光ユニット50は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム11に向けてレーザ光を照射する。露光ユニット50は、図示を省略したが、レーザ光を出力するレーザ発振器、レーザ光を感光ドラム11に向け照射するためのポリゴンミラーやレンズ、ポリゴンミラーを回転させるスキャナモータ、これらを収容して一体的に支持する収容体等を有している。露光ユニット50は略直方体状の収容体に収容されたユニットとして構成されており、光学箱とも呼ばれる。
感光ドラム11は、帯電ローラ17により帯電され、露光ユニット50によりレーザ光が照射されることで、感光ドラム11の表面に静電潜像が形成される。その後、トナー像を担持して回転する現像ローラ12により静電潜像が現像され、感光ドラム11上にトナー像が形成される。
給送部30は、記録材Pが積載されるカセット4と、ピックアップローラ3と、給送ローラ5aと、分離ローラ5bとを有する。上述の画像形成プロセスに並行して、ピックアップローラ3は、カセット4に支持された記録材Pを給送する。ピックアップローラ3によって給送された記録材Pは、給送ローラ5a及び分離ローラ5bによって1枚ずつに分離され、搬送ローラ対5cに搬送される。そして、記録材Pは、搬送ローラ対5cによって、転写ローラ7a及び感光ドラム11によって形成される転写ニップN1に向けて搬送される。
転写ローラ7aには、不図示の転写電源から転写電圧が印加され、搬送ローラ対5cによって搬送される記録材Pに対し、感光ドラム11に担持されているトナー像が転写される。トナー像を転写された記録材Pは定着部9に搬送され、定着部9の加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの間の定着ニップN2を通過する際に、トナー像が加熱及び加圧される。これにより、トナーが溶融し、その後固着することで、トナー像が記録材Pに定着する。定着部9を通過した記録材Pは、排出ローラ対10によって排出口15から排出方向(Y方向)に向かって機外に排出され、排出トレイ14に積載される。
記録材Pの両面に画像を形成する場合には、排出ローラ対10は、第1面に画像が形成された記録材Pをスイッチバックさせることで、記録材Pを両面搬送路16に案内する。両面搬送路16に案内された記録材Pは、両面搬送ローラ対5dによって再び搬送路19を介して転写ローラ7aに向けて搬送される。記録材Pは転写ローラ7aによって第2面に画像が形成された後、排出ローラ対10によって機外に排出される。なお、記録材Pにトナー像が転写された後、感光ドラム11上に残存したトナーは、クリーニングユニット13によってクリーニングされる。
また、図2に示すように、画像形成装置1は回路基板100を有している。回路基板100は絶縁体でできた配線板101(プリント基板)を有し、配線板101の一面側には例えばはんだ付けされた電気部品111、121が搭載されている。配線板101の板上や内部には導体の配線が施され、多数の電気部品111、121が電気的に接続されている。回路基板100は、例えば外部電源から画像形成装置1へ供給される交流電流を直流に変換したり、画像形成プロセスに必要な所定の電圧値を得るために電圧を変換したりする機能をもつ。回路基板100は、排出方向において前カバー70と露光ユニット50の間に形成される隙間に配置され、電気部品111、121を搭載した配線板101の面が支持枠体78の内側に向けられている。
<支持枠体>
次に、支持枠体78について説明する。図3に示すように、支持枠体78は、一対の略平行に向かい合う金属製の左側板フレーム73と右側板フレーム74と、複数の板金ステー75、76、77を有する。左側板フレーム73と右側板フレーム74は、幅方向に関し感光ドラム11の両端部側(感光ドラム11の回転軸方向において第1の端部側及びその反対側である第2の端部側)に配置されている。左側板フレーム73と右側板フレーム74は、剛性の高い板金部材である板金ステー75、76、77を架け渡すようにして支持している。板金ステー75は、フレーム部材の例であって、特に感光ドラム11の回転軸方向(X方向)に延びて右側板フレーム74(第1の板金)と左側板フレーム73(第2の板金)を接続する第3の板金(板金フレーム、橋渡しフレーム)の例である。また、左側板フレーム73と右側板フレーム74には、補強部材である左側板柱73aと右側板柱74a(図4(a)、5(a)参照)とが下方から上方へ向けて延設されており、これにより支持枠体78の剛性が高められている。
支持枠体78の下方には樹脂製の左床面フレーム79と右床面フレーム80とが配設されており、これら左床面フレーム79と右床面フレーム80が床面に接して支持枠体78を支持する。具体的には、図4(a)に示すように、左側板フレーム73は、左床面フレーム79の接触部79aと接触部79bの少なくとも2箇所で接触して支持される。接触部79aは、左側板フレーム73の剛性が重視されて左側板フレーム73を曲げた曲げ面と接触するようにして、Y方向に関し中央よりも正面側で左側板フレーム73に接触している。他方、接触部79bは搬送ローラ対5cや転写ローラ7aといった搬送に関わるユニットが近いため(図2参照)、図4(b)に示すように、精度を重視して左側板フレーム73の突き当て面と接触する。接触部79bは、Y方向に関し中央よりも背面側で左側板フレーム73に接触している。
同様に、右側板フレーム74は、図5(a)に示すように、右床面フレーム80の接触部80aと接触部80bの少なくとも2箇所で接触して支持される。接触部80aは、右側板フレーム74の剛性が重視されて右側板フレーム74を曲げた曲げ面と接触するようにして、Y方向に関し中央よりも正面側で右側板フレーム74に接触している。他方、図5(b)に示すように、接触部80bは、精度を重視して右側板フレーム74の突き当て面と接触するようにして、Y方向に関し中央よりも背面側で右側板フレーム74に接触している。
<位置決め構成>
次に、支持枠体78における露光ユニット50の位置決め構成について、図2、図3を参照しながら図6乃至図15を用いて説明する。図6は露光ユニット50、取付アタッチメント84、露光支持部材(83A、83B、83C)、板金ステー75を示す斜視図である。ただし、図6では、説明を理解しやすくするために、露光ユニット50、取付アタッチメント84、第一支持部材83A、第二支持部材83Bに関し、実際の板金ステー75への取り付け姿勢からX軸を基準に回転させている。
本実施形態の場合、露光ユニット50は取付アタッチメント84に装着された状態で板金ステー75に取り付けられる。位置決め部材としての取付アタッチメント84は樹脂により形成された中間部材であって、図6に示すように、一面側に露光ユニット50を装着可能であり、一面側と反対の二面側で板金ステー75に取り付け可能となっている。取付アタッチメント84は板金ステー75に取り付けられた状態で、感光ドラム11(図2参照)の表面に対し所定角で光を照射可能に、板金ステー75の表面751に対し傾斜された状態に露光ユニット50を位置付ける。つまり、露光ユニット50が画像形成装置に組付けられた状態において、感光ドラム11の回転軸方向(X方向)に見たときの露光ユニット50の姿勢は、感光ドラム11に対する露光用の光の照射方向が板金ステー75の表面751を基準として所定角となるように設定される。本実施形態において、板金ステー75の表面751は、露光支持部材(83A、83B)と取付アタッチメント84の少なくともいずれか一方と接触し、露光支持部材(83A、83B、83C)と取付アタッチメント84を支持する支持面である。即ち、板金ステー75の表面751は、板金ステー75において第一支持部材83A、第二支持部材83B、取付アタッチメント84などと接触し、それらを支持する。また、板金ステー75の表面751には、後述する差し込み孔75b1、75b2、第一取付孔75c1、75c2、ネジ止め孔75d1、75d2、75e1、75e2といった孔が形成されている。
また、取付アタッチメント84が板金ステー75に取り付けられた状態で、露光ユニット50は板金ステー75に設けられた第一支持部材83A、第二支持部材83B、第三支持部材83Cに支持される。これら露光支持部材(83A、83B、83C)は、取付アタッチメント84よりも剛性が高い金属などで形成され、取付アタッチメント84が板金ステー75に取り付けられた状態で、取付アタッチメント84に装着された露光ユニット50を支持する。露光支持部材(83A、83B、83C)は3点により露光ユニット50が支持される仮想平面として支持平面を構成しており、この支持平面は板金ステー75の表面751に対して傾斜している。つまり、第一支持部材83A、第二支持部材83B、第三支持部材83Cがそれぞれ露光ユニット50を支持する支持部は、板金ステー75の表面751に対して所定角で傾斜した支持平面を規定する。そして、この支持平面における露光ユニット50の位置を決めるため、取付アタッチメント84が設けられており、露光ユニット50は取付アタッチメント84によっても支持される構成となっている。
本実施形態の場合、第一支持部材83A及び第二支持部材83Bは、取付アタッチメント84と別体に形成されており、板金ステー75に取付可能である。これに対し、第三支持部材83Cは板金ステー75と一体的に形成されている。第三支持部材83Cは、例えば板金ステー75の表面751の一部に切り込みを入れてZ方向に向け折り曲げられることによって形成される。
<露光ユニット>
図7は、取付アタッチメント84側から見た露光ユニット50を示す斜視図である。図7に示すように、露光ユニット50は取付アタッチメント84側に、第一支持受け部50a1、第二支持受け部50a2、第三支持受け部50a3を有する。第一支持受け部50a1、第二支持受け部50a2、第三支持受け部50a3は、上記した第一支持部材83A、第二支持部材83B、第三支持部材83Cに当接され支持される支持受け部又は被当接部である。
第一支持受け部50a1、第二支持受け部50a2は、露光ユニット50から感光ドラム11に対し照射される光の照射方向(Y方向マイナス側)に関し中央よりも上流側で、且つ幅方向に関し互いに離れた位置に設けられている。これに対し、第三支持受け部50a3は光の照射方向に関し中央よりも下流側で、且つ幅方向に関し第一支持受け部50a1と第二支持受け部50a2との間に設けられている。
さらに、露光ユニット50は取付アタッチメント84側に、取付アタッチメント84と嵌合する複数の第一ボス部50b1、50b2を有する。第一ボス部50b1、50b2は、光の照射方向に関し中央よりも下流側で、且つ幅方向に関し第三支持受け部50a3を挟む両端部側の離れた位置に設けられている。
<取付アタッチメント>
図8は、露光ユニット50側から見た取付アタッチメント84を示す斜視図である。取付アタッチメント84は露光ユニット50側(一面側)に、第二取付孔84b1、84b2を有する。第二取付孔84b1、84b2は、露光ユニット50の第一ボス部50b1、50b2と嵌合可能に、光の照射方向に関し中央よりも下流側で、且つ幅方向に関し両端部側の離れた位置に設けられている。本実施形態の場合、X方向に関し右側の第二取付孔84b2は第一ボス部50b2の規制は行わず、左側の第二取付孔84b1で露光ユニット50の位置を決め、右側の第二取付孔84b2が露光ユニット50の回転を規制する構成としている。
また、取付アタッチメント84は板金ステー75側(二面側)に、板金ステー75に対する取付アタッチメント84の位置を決めるために、例えば十字ボスである第二ボス部84c1、84c2を有する。これら二面側に形成される第二ボス部84c1、84c2の軸部の向きと、上記した一面側に形成される第二取付孔84b1、84b2の孔の向きとは異なっている。
例えば、二面側の第二ボス部84c1、84c2の軸部は、取付アタッチメント84が取り付く板金ステー75の表面751に対し垂直となる第一方向に形成されている。これに対し、一面側の第二取付孔84b1、84bは、孔の向きが前記第一方向と異なる第二方向に向けて形成されている。本実施形態の場合、第二取付孔84b1、84b2は、図8に点線で示すように、第二取付孔84b1、84b2の入り口側が奥側よりもY方向下流側に位置するように傾斜状に形成されている。取付アタッチメント84は金属部品と比較して樹脂部品の利点である形状自由度の高さから、一面側と二面側のそれぞれに第二取付孔84b1、84b2と、第二ボス部84c1、84c2とを、上記したように向きを異ならせて形成することが容易である。
<露光支持部材>
図9は、第一支持部材83Aを示す斜視図である。なお、第二支持部材83Bは第一支持部材83Aと同様の構成であってよいので、ここでは図示及び説明を省略する。図9に示すように、第一支持部材83Aは、露光ユニット50を支持する支持部831を有する。また、第一支持部材83Aは板金ステー75に対する位置を決めるための差し込み部83bと、板金ステー75に突き当たる突き当て部83c1、83c2を有する。さらに、第一支持部材83Aは板金ステー75に固定するための固定部83c3を有する。本実施形態では、同一形状の第一支持部材83A、83Bの各支持部831が、左側板フレーム73と右側板フレーム74に対して平行になるようにして、板金ステー75にネジ(あるいはビス)等により固定される。そうするために、薄板状の固定部83c3にはネジ等を通すためのネジ孔83c4が形成されている。
図6に示すように、板金ステー75の表面751には、第一取付孔75c1、75c2と、差し込み孔75b1、75b2と、ネジ止め孔75d1、75d2、75e1、75e2が形成されている。第一取付孔75c1、75c2は取付アタッチメント84の第二ボス部84c1、84c2を嵌合するために設けられ、差し込み孔75b1、75b2は第一支持部材83A、第二支持部材83Bの差し込み部83bを差し込むために設けられている。
露光ユニット50は、第一ボス部50b1、50b2が取付アタッチメント84の第二取付孔84b1、84b2(図8参照)に嵌合されることで、取付アタッチメント84の一面側に装着される。取付アタッチメント84は、一面側と反対の二面側に設けられた第二ボス部84c1、84c2が板金ステー75の第一取付孔75c1、75c2に嵌合されることで、板金ステー75に対し取り付けられる。
第一支持部材83Aと第二支持部材83Bは、それぞれの差し込み部83bが板金ステー75の差し込み孔75b1、75b2に差し込まれ、突き当て部83c1、83c2(図9参照)が板金ステー75に突き当たる。また、固定部83c3は、板金ステー75の表面751と接触し、固定部83c3のネジ孔83c4にネジが通されて、ネジが板金ステー75のネジ止め孔75d1、75d2に止められる。これにより、第一支持部材83Aと第二支持部材83Bは板金ステー75に固定される。
取付アタッチメント84は一部、第一支持部材83Aや第二支持部材83Bの固定部83cに乗り上げる構成となっている。取付アタッチメント84の第二ボス部84c1は、第一支持部材83Aの固定部83cに形成された孔83c5を通過して、板金ステー75の第一取付孔75c1に嵌合される。取付アタッチメント84の第二ボス部84c2は、第二支持部材83Bの固定部83cに形成された孔83c5を通過して、板金ステー75の第一取付孔75c2に嵌合される。さらに、取付アタッチメント84には、ネジ等を通すためのネジ孔84e1、84e2が形成されている。このネジ孔84e1、84e2を通されたネジは、さらに第一支持部材83Aや第二支持部材83Bの固定部83cに形成された孔83c6を通過し、板金ステー75のネジ止め孔75e1、75e2に止められる。これにより、取付アタッチメント84は板金ステー75に固定される。
こうして、第一支持部材83A、第二支持部材83B(詳しくは固定部83c3)は取付アタッチメント84と板金ステー75との間に挟まれて、ネジによって取付アタッチメント84と共に板金ステー75に固定される。これにより、取付アタッチメント84に装着された露光ユニット50は、露光ユニット50からの感光ドラム11に対するレーザ光の照射角が所定角となるように、板金ステー75の表面751に対して傾いた状態で位置づけられる。
取付アタッチメント84が板金ステー75に固定された状態で、露光ユニット50は、第一支持受け部50a1、第二支持受け部50a2を介して第一支持部材83Aと第二支持部材83Bの支持部831にそれぞれ支持される。また、第三支持受け部50a3が第三支持部材83Cに支持される。こうして、露光ユニット50の3つの支持を全て、樹脂製の取付アタッチメント84よりも剛性の高い金属製の露光支持部材(83A、83B、83C)で行うことで、露光ユニット50の振動を抑制できるようにしている。
即ち、樹脂製の取付アタッチメント84のみで露光ユニット50を支持する構成の場合には、支持枠体78内に設けられているモータ等の振動が露光ユニット50に伝わり、レーザ光がブレてしまうことで、画像不良を生じさせる虞がある。そこで、本実施形態では、露光ユニット50を振動させ難くする支持を行うために、剛性の高い金属で形成した露光支持部材(83A、83B、83C)を用いる。他方、取付アタッチメント84を樹脂で形成するのは、樹脂の方が金属に比べ形状自由度が高く、露光ユニット50の角度を変えた取り付けを可能な形状や、露光支持部材(83A、83B)の支持部831を回避した形状に形成するのが容易だからである。
露光ユニット50は、露光支持部材(83A、83B、83C)に支持されたうえで、図10に示すように、付勢手段としての第一線バネ81と第二線バネ82とにより付勢される。第一線バネ81は正面側の左右の2箇所に1つずつ設けられ、第二線バネ82は背面側に1つ設けられて、それぞれ露光ユニット50を板金ステー75に向けて付勢する。
図11(a)及び図11(b)に、第一線バネ81を示す。ここでは、露光ユニット50の右側を付勢する第一線バネ81を例に説明する。即ち、本実施形態では、露光ユニット50の左側を付勢する別の第一線バネ81が設けられているが、これらは左右で同じ構成であるので、ここでは右側を付勢する第一線バネ81を例に示している。
図11(a)及び図11(b)に示すように、第一線バネ81の一端は、第一支持部材83Aと第二支持部材83B(図6参照)に挟まれて保持された線バネ保持部材85に接続されている。第一線バネ81の他端側には係止部81aが設けられており、係止部81aが露光ユニット50の第一支持受け部50a1に係止することにより、露光ユニット50を付勢する。なお、図11(a)に示すように、線バネ保持部材85には、係止部81aが第一支持受け部50a1から外れないように、第一支持受け部50a1の先端面に当接する当接部85aが形成されているのが好ましい。
図12に、第二線バネ82を示す。図12に示すように、第二線バネ82の一端は、板金ステー75に形成された取付孔部75dに接続されている。他方、第二線バネ82の他端は、板金ステー75に形成されたフック部75eに着脱自在に引っ掛けられている。第二線バネ82は、他端側がフック部75eに引っ掛けられていない状態で、板金ステー75に対し取付孔部75d側を揺動軸として揺動可能である。第二線バネ82は、他端側がフック部75eに引っ掛けられた状態で、露光ユニット50の第三支持受け部50a3を係止することにより、露光ユニット50を付勢する。
上記のように、本実施形態では、露光ユニット50が露光支持部材(83A、83B、83C)により支持される支持受け部(50a1~50a3)において、第一線バネ81と第二線バネ82とにより付勢されている。露光ユニット50を付勢するのには、2つの理由がある。1つ目の理由は、露光ユニット50の支持を安定させるためである。露光ユニット50は露光支持部材(83A、83B、83C)に支持されるだけであり、露光支持部材(83A、83B、83C)に対してネジやビス等で固定されていない。そのため、付勢しないと、露光支持部材(83A、83B、83C)による支持が安定しない。そこで、露光ユニット50の被当接部(支持受け部50a1~50a3)が露光支持部材(83A、83B、83C)から離間しないように第一線バネ81と第二線バネ82とにより露光ユニット50を付勢する構成とする。これにより、露光ユニット50を安定的に支持することが可能となる。
2つ目の理由は、画像品質向上のためである。例えば、画像形成中に画像形成装置1が周囲の振動などにより揺れた場合に、付勢されていることにより露光ユニット50には振動が伝わりにくい。また、例え露光ユニット50が振動したとしても、第一線バネ81と第二線バネ82とにより振動の減衰が早まることから、画像への影響を少なくすることができる。
また、本実施形態では、図13に示すように、第一支持部材83A及び第二支持部材83B(詳しくは支持部831)は、露光ユニット50からの光の照射方向に関し、板金ステー75の上流端部75aよりも上流で露光ユニット50を支持する。こうすると、図14に示すように、幅方向に見て、光の照射方向(Y方向の反対)に関し露光ユニット50の上流端部501が一対の左側板フレーム73と右側板フレーム74の上流端700よりも上流に位置するように、露光ユニット50が配置される。
こうして露光ユニット50の一部が左側板フレーム73及び右側板フレーム74よりも前面側に飛び出すように、露光ユニット50を配置することで、図15に示すように、露光ユニット50の下方に空間を確保でき、この空間を活用することが可能となる。即ち、第一支持部材83Aと第二支持部材83Bは、上述した取付アタッチメント84に装着された露光ユニット50の振動を抑制する目的に加えて、露光ユニット50の下方に空間を確保するためにも用いられる。本実施形態では、露光ユニット50の下方に確保した空間に、回路基板100に搭載されたうちの一部の電気部品111を配置することで、画像形成装置1の正面側における本体サイズの小型化を実現することができる。低圧電源トランス、ヒートシンク、電解コンデンサなどといったY方向におけるサイズが他と比べて大きい部品をこの空間に配置すると、全体としてのサイズを小型化できる。
また、本実施形態の場合、取付アタッチメント84は樹脂によって形成されているため、その形状自由度を活かすことで、図15に示すように、正面側に熱遮蔽壁84dが形成されていてもよい。熱遮蔽壁84dは、回路基板100に搭載された電気部品111から発生する熱が、露光ユニット50へ伝わらないように熱を遮蔽するために形成される。熱遮蔽壁84dは略水平方向にのびており、鉛直方向において露光ユニット50と電気部品111の間に設けられている。露光ユニット50は自己昇温でも温度が上昇するため、他から熱を受けないことは熱のコントロールという面で大きな利点となる。この熱遮蔽壁84dが、図8に示すようにして、取付アタッチメント84と一体的に形成されることで、部品点数を削減できることに加え、回路基板100の配置にあわせた最適な形状で最適な位置に熱遮蔽壁84dを形成するのが容易となる。
なお、本実施形態の場合、露光ユニット50の第一ボス部50b1、50b2の軸部の向きと、板金ステー75の第一取付孔75c1、75c2の孔の向きは同じ向き(第一方向)に形成されている。つまり、第一ボス部50b1、50b2と第一取付孔75c1、75c2とは嵌合可能に形成されており、画像形成装置の機種によっては露光ユニット50が取付アタッチメント84を介さずに板金ステー75に直接取り付けできるようになっている。
以上のように、本実施形態では、露光ユニット50が取付アタッチメント84に装着された状態で板金ステー75に取り付けられ、また露光ユニット50は板金ステー75に設けられた露光支持部材(83A、83B、83C)に支持される。取付アタッチメント84は樹脂により形成され、露光支持部材(83A、83B、83C)は取付アタッチメント84より剛性の高い金属などにより形成される。露光ユニット50は取付アタッチメント84に装着されることで、露光ユニット50からの感光ドラム11に対するレーザ光の照射角が所定角となるように、板金ステー75の表面751に対して傾いた状態で位置づけられる。つまり、露光ユニット50の形状を変更せずとも、装着する取付アタッチメント84を変更することで、露光ユニット50の位置決め変更に対応可能となる。そして、そうした場合に、露光ユニット50を剛性の高い金属製の露光支持部材(83A、83B、83C)で支持することで、取付アタッチメント84に装着された露光ユニット50が振動するのを抑制できる。こうして、本実施形態では、ボスの軸部の向きあるいはボス孔の向きを変えた複数種類の露光ユニットや板金ステーを用意しなくとも、露光ユニットや板金ステーを多数の機種で共用することができるので、コストを削減することができる。
本実施形態に対する比較例として、画像形成装置の組立て時に板金ステーに対し露光ユニットを所定位置に取り付けるため、露光ユニット及び板金ステーの一方に軸部を有するボスが形成され、他方にはボスと嵌合可能なボス孔が形成される構成が考えられる。これらボスとボス孔は、露光ユニットが板金ステーに取り付けられた状態で、露光ユニットからの感光ドラムに対するレーザ光の照射角が所定角となるように、軸部の向きと孔の向きが同じ向きに形成される。
この比較例では、露光ユニット及び板金ステーに予め形成されたボスとボス孔によって、露光ユニットが板金ステーに対しレーザ光の照射角が所定角となる適切な位置に取り付けられる。しかし、画像形成装置の機種あるいは製造誤差などによって、画像形成装置本体内における露光ユニットと感光ドラムとの位置が異なる場合がある。そうした場合に、比較例は露光ユニットを適切に配置するために、ボスの軸部の向きあるいはボス孔の向きを変えた複数種類の露光ユニットや板金ステーを予め用意しておかなければならない。即ち、複数の機種で露光ユニットや板金ステーを共用できず、コストがかかる。
本実施形態によれば、上述したように露光ユニットや板金ステーを多数の機種で共用することができるので、コストを削減することができる。
なお、上述した実施形態では、取付アタッチメント84の一面側に第二取付孔84b1、84b2を設け、二面側に第二ボス部84c1、84c2を設けた例を示したが(図8参照)、これに限らない。例えば、一面側にボス部を設け、二面側に取付孔を設けてもよい。その場合、露光ユニット50には一面側に設けたボス部に嵌合する孔を設け、板金ステー75には二面側に設けた取付孔に嵌合するボス部を設けることになる。ただし、露光ユニット50にボス部を嵌合させる場合には、露光ユニット50内に配置されるレーザ発振器、ポリゴンミラーやレンズ、スキャナモータ等を避けるように、ボス部を嵌合させなければならず、露光ユニット50が大型化する虞がある。また、板金ステー75にボス部を設けるには、孔をあけるよりも加工が難しく、また画像形成装置1の組み立て時にボス部が邪魔となって組み立てにくくなる虞がある。それ故に、上述したように、露光ユニット50にボス部を設け、板金ステー75に取付孔を設け、これらに嵌合するように取付アタッチメント84に第二取付孔84b1、84b2と第二ボス部84c1、84c2を設けるのが好ましい。
なお、本実施形態では、取付アタッチメント84を交換することで、露光ユニット50の板金ステー75に対する幅方向位置を異ならせることも容易に実現することができる。即ち、幅方向に関し二面側の第二ボス部84c1、84c2に対する一面側の第二取付孔84b1、84b2の配置位置を異ならせた取付アタッチメント84を多数用意しておき、画像形成装置1の組み立て時に選択した取付アタッチメント84が用いられる。こうすることで、露光ユニット50の板金ステー75に対する幅方向位置を異ならせることが容易にできる。
なお、本実施形態では、第一支持部材83Aと第二支持部材83B、及び取付アタッチメント84それぞれが板金ステー75と接触し、板金ステー75に対して固定される構成を説明したが、これに限定されない。例えば、取付アタッチメント84が第一支持部材83Aと第二支持部材83Bに対して固定され、第一支持部材83Aと第二支持部材83Bのみが板金ステー75と接触し、板金ステー75に対して固定される構成であってもよい。または、第一支持部材83Aと第二支持部材83Bが取付アタッチメント84に対して固定され、取付アタッチメント84のみが板金ステー75と接触し、板金ステー75に対して固定される構成であってもよい。本実施形態の構成は、第一支持部材83A、第二支持部材83B、取付アタッチメント84それぞれが板金ステー75に対して固定されているため、板金ステー75との間に介在する部品の交差の影響を受けずに板金ステー75に対して高精度に位置決めできる。したがって、第一支持部材83A、第二支持部材83B、取付アタッチメント84を板金ステー75によって支持する構成はある程度の自由度があるが、部品公差を考慮し、より精度よく露光ユニット50を支持するためには本実施形態の構成が望ましい。
(本開示のまとめ)
本開示には、少なくとも以下の構成が含まれる。
(構成1)
回転する像担持体と、
支持面を備えた金属製のフレーム部材と、
前記像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光ユニットであって、前記像担持体の回転軸方向に見たときに、前記像担持体に対する前記光の照射方向が前記支持面に対して傾斜するように配置された露光ユニットと、
前記露光ユニットを前記支持面に対して傾斜した姿勢で支持する金属製の支持部材と、
前記露光ユニットと接触し、前記露光ユニットの位置決めをする樹脂製の位置決め部材と、
を備えた画像形成装置であって、
前記フレーム部材の前記支持面は、前記支持部材及び前記位置決め部材の少なくともいずれか一方と接触し、
前記露光ユニットは、前記支持部材と前記位置決め部材とを介して前記フレーム部材に取り付けられる、
ことを特徴とする画像形成装置。
(構成2)
前記支持部材は、前記露光ユニットが支持される仮想平面である支持平面を構成し、
前記位置決め部材は、前記支持部材によって支持された前記露光ユニットと接触して、前記支持平面における前記露光ユニットの位置を決める、
ことを特徴とする構成1に記載の画像形成装置。
(構成3)
前記支持部材は、第一支持部材であり、
前記画像形成装置は、前記第一支持部材と共に鉛直方向に見て互いに異なる位置で前記露光ユニットを支持する第二支持部材及び第三支持部材を更に備え、
前記第一支持部材、前記第二支持部材及び前記第三支持部材がそれぞれ前記露光ユニットを支持する支持部により、前記支持平面が規定される、
ことを特徴とする構成2に記載の画像形成装置。
(構成4)
前記露光ユニットは、前記支持部材に当接されて支持される被当接部を有し、
前記画像形成装置は、前記フレーム部材に取り付けられた前記支持部材から前記被当接部が離間しないように前記露光ユニットを付勢する付勢手段を備える、
ことを特徴とする構成1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
(構成5)
前記露光ユニットは、軸部が形成された第一ボス部を有し、
前記フレーム部材は、前記第一ボス部と嵌合可能に第一方向に向けて形成された第一取付孔を有し、
前記位置決め部材は、前記露光ユニットが装着される一面側に、前記第一ボス部と嵌合可能に前記第一方向と異なる第二方向に向けて形成された第二取付孔を有し、前記一面側と反対の二面側に、前記第一取付孔に嵌合可能に前記第一方向に向けて軸部が形成された第二ボス部を有する、
ことを特徴とする構成1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
(構成6)
前記像担持体の回転軸方向に関し前記像担持体の両端部側に配置されて前記フレーム部材を支持する一対の側板を有する支持枠体を更に備え、
前記支持部材は、第一支持部材であり、
前記回転軸方向に関し前記第一支持部材と離れた位置に対向して設けられ、前記位置決め部材に装着された前記露光ユニットを支持する第二支持部材を備え、
前記第一支持部材及び前記第二支持部材は、前記露光ユニットから前記像担持体に対し照射される光の照射方向に関し、前記フレーム部材の上流端よりも上流で前記露光ユニットを支持する、
ことを特徴とする構成1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
(構成7)
前記照射方向に関し、前記第一支持部材及び前記第二支持部材よりも下流で前記露光ユニットを支持する第三支持部材を備える、
ことを特徴とする構成6に記載の画像形成装置。
(構成8)
前記回転軸方向に見て、前記照射方向に関し前記露光ユニットの上流端が前記一対の側板の上流端よりも上流に位置している、
ことを特徴とする構成6又は7に記載の画像形成装置。
(構成9)
複数の電気部品を搭載した回路基板を備え、
前記回路基板は、前記複数の電気部品の少なくとも一つが、前記回転軸方向に見て、前記照射方向に関し前記一対の側板の上流端よりも上流且つ鉛直方向に関し前記露光ユニットの下方に位置するように、配置されている、
ことを特徴とする構成8に記載の画像形成装置。
(構成10)
前記位置決め部材は、前記露光ユニットと、鉛直方向に関し前記露光ユニットの下方に搭載された前記電気部品とを遮るように配置される遮蔽壁を有する、
ことを特徴とする構成9に記載の画像形成装置。
(構成11)
前記像担持体の回転軸方向における前記像担持体の第1の端部側に配置される第1の板金と、
前記回転軸方向における前記第1の端部とは反対側の第2の端部側に配置される第2の板金と、を更に備え、
前記フレーム部材は、前記第1の板金と前記第2の板金との間で前記回転軸方向に延び、前記第1の板金及び前記第2の板金のそれぞれと接続された第3の板金である、
ことを特徴とする構成1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
1…画像形成装置、11…像担持体(感光ドラム)、50…露光ユニット、50a1…被当接部(第一支持受け部)、50a2…被当接部(第二支持受け部)、50a3…被当接部(第三支持受け部)、50b1(50b2)…第一ボス部、73…側板(左側板フレーム)、74…側板(右側板フレーム)、75…フレーム部材(板金ステー)、751…支持面(表面)、75c1(75c2)…第一取付孔、78…支持枠体、81…付勢手段(第一線バネ)、82…付勢手段(第二線バネ)、83A…支持部材(第一支持部材)、83B…支持部材(第二支持部材)、83C…支持部材(第三支持部材)、84…位置決め部材(取付アタッチメント)、84b1(84b2)…第二取付孔、84c1(84c2)…第二ボス部、84d…遮蔽壁(熱遮蔽壁)、100…回路基板、111(121)…電気部品、P…記録材

Claims (11)

  1. 回転する像担持体と、
    支持面を備えた金属製のフレーム部材と、
    前記像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光ユニットであって、前記像担持体の回転軸方向に見たときに、前記像担持体に対する前記光の照射方向が前記支持面に対して傾斜するように配置された露光ユニットと、
    前記露光ユニットを前記支持面に対して傾斜した姿勢で支持する金属製の支持部材と、
    前記露光ユニットと接触し、前記露光ユニットの位置決めをする樹脂製の位置決め部材と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記フレーム部材の前記支持面は、前記支持部材及び前記位置決め部材の少なくともいずれか一方と接触し、
    前記露光ユニットは、前記支持部材と前記位置決め部材とを介して前記フレーム部材に取り付けられる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持部材は、前記露光ユニットが支持される仮想平面である支持平面を構成し、
    前記位置決め部材は、前記支持部材によって支持された前記露光ユニットと接触して、前記支持平面における前記露光ユニットの位置を決める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記支持部材は、第一支持部材であり、
    前記画像形成装置は、前記第一支持部材と共に鉛直方向に見て互いに異なる位置で前記露光ユニットを支持する第二支持部材及び第三支持部材を更に備え、
    前記第一支持部材、前記第二支持部材及び前記第三支持部材がそれぞれ前記露光ユニットを支持する支持部により、前記支持平面が規定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記露光ユニットは、前記支持部材に当接されて支持される被当接部を有し、
    前記画像形成装置は、前記フレーム部材に取り付けられた前記支持部材から前記被当接部が離間しないように前記露光ユニットを付勢する付勢手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記露光ユニットは、軸部が形成された第一ボス部を有し、
    前記フレーム部材は、前記第一ボス部と嵌合可能に第一方向に向けて形成された第一取付孔を有し、
    前記位置決め部材は、前記露光ユニットが装着される一面側に、前記第一ボス部と嵌合可能に前記第一方向と異なる第二方向に向けて形成された第二取付孔を有し、前記一面側と反対の二面側に、前記第一取付孔に嵌合可能に前記第一方向に向けて軸部が形成された第二ボス部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体の回転軸方向に関し前記像担持体の両端部側に配置されて前記フレーム部材を支持する一対の側板を有する支持枠体を更に備え、
    前記支持部材は、第一支持部材であり、
    前記回転軸方向に関し前記第一支持部材と離れた位置に対向して設けられ、前記位置決め部材に装着された前記露光ユニットを支持する第二支持部材を備え、
    前記第一支持部材及び前記第二支持部材は、前記露光ユニットから前記像担持体に対し照射される光の照射方向に関し、前記フレーム部材の上流端よりも上流で前記露光ユニットを支持する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記照射方向に関し、前記第一支持部材及び前記第二支持部材よりも下流で前記露光ユニットを支持する第三支持部材を備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記回転軸方向に見て、前記照射方向に関し前記露光ユニットの上流端が前記一対の側板の上流端よりも上流に位置している、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 複数の電気部品を搭載した回路基板を備え、
    前記回路基板は、前記複数の電気部品の少なくとも一つが、前記回転軸方向に見て、前記照射方向に関し前記一対の側板の上流端よりも上流且つ鉛直方向に関し前記露光ユニットの下方に位置するように、配置されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記位置決め部材は、前記露光ユニットと、鉛直方向に関し前記露光ユニットの下方に搭載された前記電気部品とを遮るように配置される遮蔽壁を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体の回転軸方向における前記像担持体の第1の端部側に配置される第1の板金と、
    前記回転軸方向における前記第1の端部とは反対側の第2の端部側に配置される第2の板金と、を更に備え、
    前記フレーム部材は、前記第1の板金と前記第2の板金との間で前記回転軸方向に延び、前記第1の板金及び前記第2の板金のそれぞれと接続された第3の板金である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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