JP2023091698A - 圧力モータ式マスダンパ - Google Patents

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Hidenori Kida
滋樹 中南
Shigeki Nakaminami
久也 田中
Hisaya Tanaka
直樹 尾家
Naoki Oie
千秋 籠宮
Chiaki Kagomiya
靖 高橋
Yasushi Takahashi
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Abstract

【課題】圧力モータのハウジング内の作動流体を適宜、排出し、ハウジング内の過度の高圧化を確実に防止できる圧力モータ式マスダンパを提供する。【解決手段】本発明による圧力モータ式マスダンパ1は、作動油HFが充填されたシリンダ2内を摺動し、第1及び第2流体室2e、2fに区画するピストン3と、ピストン3をバイパスし、第1及び第2流体室2e、2fに連通する連通路4と、連通路4に連通するハウジング6を有し、作動油HFの流動を回転運動に変換する歯車モータ5と、歯車モータ5によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイール9を備える。また、マスダンパ1は、ハウジング6内の作動油HFが流入することで圧力を蓄えるアキュムレータ21と、アキュムレータ21と連通路4に接続され、アキュムレータ21から連通路4側への作動油HFの流れを許容する逆止弁28付のドレン配管27を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、構造物などの制震用や免震用として、構造物の振動に伴って発生する作動流体の圧力を回転マスの回転運動に変換する圧力モータを用いた圧力モータ式マスダンパに関する。
従来の圧力モータ式マスダンパとして、例えば特許文献1に開示された油圧モータ式のものが知られている。その図6に記載されたマスダンパでは、油圧モータは作動油を排出するためのドレン通路を有し、ドレン通路にアキュムレータが接続されている。アキュムレータは、例えばケーシング、ピストン及びセットばねを有するばね式のものであり、ケーシングはドレン通路に連通している。この構成では、マスダンパの作動時、油圧モータのハウジング内の圧力が上昇すると、その圧力がドレン通路を介してアキュムレータに伝達され、蓄えられる。これにより、ハウジング内の高圧化が防止されることによって、例えば、油圧モータの出力軸のシールの機能が維持されるとともに、寿命を延ばすことができる。
特開2020-94680号公報
しかし、上記のように構成された従来のマスダンパでは、例えば長周期地震動入力による構造物の応答などに伴ってマスダンパが長時間、作動したときに、アキュムレータのケーシング内の作動油の量が増加し、その容量に対して満杯状態に達する場合がある。その場合には、アキュムレータの蓄圧機能をそれ以上、発揮できず、ハウジング内が高圧化することによって、例えば出力軸のシールの部分から作動油が漏れ出るなどの不具合が生じる。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、圧力モータのハウジング内の作動流体を適宜、排出することによって、ハウジング内の過度の高圧化を確実に防止することができる圧力モータ式マスダンパを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明による圧力モータ式マスダンパは、作動流体が充填されたシリンダと、シリンダ内に摺動自在に設けられ、シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するピストンと、ピストンをバイパスし、第1及び第2流体室に連通する連通路と、連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及び、ハウジングに収容された回転体を有し、ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を回転体の回転運動に変換する圧力モータと、回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、ハウジング内の作動流体が流入することによって、圧力を蓄えるアキュムレータと、アキュムレータから第1及び/又は第2流体室に作動流体を排出するために、アキュムレータと連通路に接続され、アキュムレータから連通路側への作動流体の流れを許容する開閉弁が設けられたドレン配管と、を備えることを特徴とする。
本発明のマスダンパは、圧力モータ式のものであり、シリンダ内のピストンの摺動に伴い、作動流体を連通路内及び圧力モータのハウジング内に流動させ、その流動による作動流体の圧力を圧力モータの回転体の回転運動に変換し、フライホイールを回転駆動することによって、振動抑制効果が発揮される。また、圧力モータが作動するのに伴い、ハウジング内の作動流体がアキュムレータに流入することによって、アキュムレータに圧力が蓄えられ、それにより、ハウジング内の高圧化が防止される。
さらに、例えばマスダンパが長時間、作動することで、アキュムレータ内の作動流体の量が増加した場合には、ドレン配管に設けられた開閉弁が開弁することによって、作動流体がドレン配管を介してアキュムレータから連通路に流れ、さらに第1及び/又は第2流体室に排出される。これにより、アキュムレータが満杯状態になることなく、蓄圧機能が維持されることによって、圧力モータのハウジング内の過度の高圧化を確実に防止することができる。その結果、例えば圧力モータの出力軸のシールの機能を維持するとともに、寿命を延ばすことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の圧力モータ式マスダンパにおいて、ドレン配管は、連通路の第1流体室及び第2流体室のいずれか一方の側に接続されていることを特徴とする。
この構成によれば、ドレン配管は、連通路の第1流体室又は第2流体室の一方の側にのみ配置されており、作動流体は、ドレン配管を介してアキュムレータから連通路に流れ、第1又は第2流体室の一方に排出される。このように、ドレン配管を一方の流体室側にのみ配置した場合でも、振動中のピストンの往復動に伴い、その流体室が繰り返し高圧状態と低圧状態になるので、低圧状態のときに、アキュムレータからその流体室への作動流体の排出を確実に行うことができる。また、アキュムレータから作動流体が適宜、排出されることで、アキュムレータの容量は小さくてよいので、上記のようなドレン配管の片側配置と相まって、アキュムレータひいてはマスダンパの小型化と低コスト化を実現することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の圧力モータ式マスダンパにおいて、アキュムレータは、ハウジングの出入口付近に配置され、ハウジングの出入口にマニホールドが取り付けられ、ドレン配管及び連通路は、マニホールドを介して互いに接続されていることを特徴とする。
この構成によれば、ハウジングの出入口にマニホールドが取り付けられ、このマニホールドを介して、ドレン配管と連通路が接続されている。これにより、ドレン配管の長さが大幅に短縮されるので、アキュムレータのさらなる小型化と低コスト化を実現することができる。
また、前記目的を達成するために、請求項4に係る発明による圧力モータ式マスダンパは、作動流体が充填されたシリンダと、シリンダ内に摺動自在に設けられ、シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するピストンと、ピストンをバイパスし、第1及び第2流体室に連通する連通路と、連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及びハウジングに収容された回転体を有し、ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を回転体の回転運動に変換する圧力モータと、回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、作動流体を貯留するとともに、シリンダ内との間で作動流体を授受可能なタンク室と、ハウジングから作動流体を排出するために、一端部がドレン通路に連通し、他端部がタンク室に挿入されたドレン配管と、を備えることを特徴とする。
本発明のマスダンパは、請求項1のマスダンパと同じ基本構成を有する圧力モータ式のものである。したがって、請求項1と同様、シリンダ内のピストンの摺動に伴い、作動流体を連通路内及び圧力モータのハウジング内に流動させ、その流動による作動流体の圧力を圧力モータの回転体の回転運動に変換し、フライホイールを回転駆動することによって、振動抑制効果が発揮される。
また、本発明のマスダンパは、作動流体を貯留するとともに、シリンダ内との間で作動流体を授受可能なタンク室を備えており、ドレン配管は、一端部がハウジングのドレン通路に連通し、他端部がタンク室に挿入されている。この構成により、例えばハウジング内の作動流体の圧力が上昇したときに、ハウジング内の作動流体をタンク室に直接、排出し、圧力を逃がすことによって、ハウジング内の過度の高圧化を確実に防止することができる。また、請求項1で設けられていたアキュムレータが省略されるので、マスダンパのさらなる構成の簡素化と低コスト化を実現することができる。
また、前記目的を達成するために、請求項5に係る発明による圧力モータ式マスダンパは、作動流体が充填されたシリンダと、シリンダ内に摺動自在に設けられ、シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するとともに、シリンダを貫通するピストンロッドを一体に有するピストンと、ピストンをバイパスし、第1及び第2流体室に連通する連通路と、ピストンロッドに設けられ、第1及び第2流体室に連通する蓄圧室を有し、第1及び第2流体室内の作動流体が蓄圧室に流入することによって、圧力を蓄えるピストン部アキュムレータと、連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及びハウジングに収容された回転体を有し、ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を回転体の回転運動に変換する圧力モータと、回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、ハウジングから作動流体を排出するために、一端部がドレン通路に連通し、他端部がピストン部アキュムレータの蓄圧室に連通するドレン配管と、を備えることを特徴とする。
本発明のマスダンパは、請求項1のマスダンパと同じ基本構成を有する圧力モータ式のものである。したがって、請求項1と同様、シリンダ内のピストンの摺動に伴い、作動流体が連通路内及び圧力モータのハウジング内を流動する際の圧力を圧力モータの回転体の回転運動に変換し、フライホイールを回転駆動することによって、振動抑制効果が発揮される。また、本発明のマスダンパでは、ピストンと一体のピストンロッドに、蓄圧室を有するピストン部アキュムレータが設けられている。蓄圧室は、第1及び第2流体室に連通しており、第1及び第2流体室内の作動流体の圧力が上昇したときに、作動流体が蓄圧室に流入することによって、圧力が蓄えられる。ドレン配管は、一端部がハウジングのドレン通路に連通し、他端部が蓄圧室に連通している。
この構成により、ハウジング内の作動流体の圧力が上昇したときに、ハウジング内の作動流体を、ドレン通路からドレン配管を介してピストン部アキュムレータの蓄圧室に排出し、圧力を逃がすことによって、ハウジング内の過度の高圧化を確実に防止することができる。また、本発明のような蓄圧室を有するピストン部アキュムレータは、作動流体の温度膨張などによって上昇した圧力を蓄えるために、圧力モータ式マスダンパに設けられることが多い。したがって、請求項1のマスダンパに設けられる圧力モータ側のアキュムレータを省略し、ピストン部における既存の構成をドレン用アキュムレータとして兼用することによって、マスダンパの構成の簡素化と低コスト化を実現することができる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の圧力モータ式マスダンパにおいて、ドレン配管に設けられ、ドレン通路側から蓄圧室側への作動流体の流れのみを許容する逆止弁をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、ハウジング内の圧力が蓄圧室の圧力よりも大きくなったときに、逆止弁が開弁することによって、ハウジング内の圧力を蓄圧室側に逃がし、蓄圧室の圧力以下に確実に維持することができる。また、蓄圧室の圧力は、ピストンの移動に伴って増大する第1及び第2流体室の圧力よりもかなり小さい。したがって、第1流体室などに連通するドレン配管に逆止弁が配置される場合と比較して、逆止弁に作用する圧力が非常に小さいので、耐圧性能の低い安価な逆止弁が利用可能になるという大きな利点を得ることができる。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の圧力モータ式マスダンパにおいて、ドレン通路に接続され、ハウジングからドレン通路を介して流入する作動流体を貯留するドレン用タンク室をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、ハウジング内の作動流体の圧力が上昇したときに、ハウジング内の作動流体がドレン通路を介してドレン用タンク室に流入することによって、ドレン用タンク室に蓄圧される。これにより、逆止弁による圧力の逃がし作用と相まって、ハウジング内の高圧化をさらに確実に防止することができる。
さらに、前記目的を達成するために、請求項8に係る発明による圧力モータ式マスダンパは、作動流体が充填されたシリンダと、シリンダ内に摺動自在に設けられ、シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するピストンと、ピストンをバイパスし、第1及び第2流体室に連通する連通路と、連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及びハウジングに収容された回転体を有し、ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を回転体の回転運動に変換する圧力モータと、回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、ハウジングから作動流体を排出するために、連通路に連通するとともに、ドレン通路に接続されたドレン配管と、ドレン配管に設けられ、ピストンの移動の反転に応じて作動し、ドレン配管におけるドレン通路から第1及び第2流体室のうちのより低圧側の流体室への流動を許容するように、作動流体の流路を切り替える切替弁と、を備えることを特徴とする。
本発明のマスダンパは、請求項1のマスダンパと同じ基本構成を有する圧力モータ式のものである。したがって、請求項1と同様、シリンダ内のピストンの摺動に伴い、作動流体が連通路内及び圧力モータのハウジング内を流動する際の圧力を圧力モータの回転体の回転運動に変換し、フライホイールを回転駆動することによって、振動抑制効果が発揮される。また、本発明のマスダンパでは、ドレン配管は、連通路に連通するとともに、ドレン通路に接続されている。
また、ドレン配管に設けられた切替弁が、ピストンの移動の反転に応じて作動し、ドレン配管におけるドレン通路から第1及び第2流体室のうちのより低圧側の流体室への流動を許容するように、作動流体の流路を切り替える。これにより、ハウジング内の作動流体の圧力が上昇したときに、ハウジング内の作動流体を、ドレン通路からドレン配管及び連通路を介して低圧側の流体室に排出し、圧力を逃がすことによって、ハウジング内の過度の高圧化を確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第1実施形態の変形例によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第2実施形態の変形例によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第3実施形態の第1変形例によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第3実施形態の第2変形例によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 図8のマスダンパの動作を示す縦断面図である。 第4実施形態の第1変形例によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第4実施形態の第2変形例によるマスダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第4実施形態の第3変形例によるマスダンパを一部、切り欠き、その動作とともに示す縦断面図である。 図12のマスダンパの左右逆の動作を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。図1に示すように、本発明の第1実施形態によるマスダンパ1は、水平に延びるシリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に設けられたピストン3と、ピストン3をバイパスし、シリンダ2内に連通する連通路4と、連通路4に配置された、圧力モータとしての歯車モータ5と、歯車モータ5の出力軸8に連結されたフライホイール9と、歯車モータ5に取り付けられたアキュムレータ21などを備える。
シリンダ2は、円筒状の周壁2aと、周壁2aの両端部に設けられた第1及び第2端壁2b、2cを一体に有し、これらの3つの壁2a~2cによって、シリンダ2の内部空間が画成されている。第1端壁2bには、ロッド収容室2gを有する突出部2dが同心状に一体に設けられ、その端部には、自在継手を介して第1取付具FL1が設けられている。
ピストン3は、シリンダ2内に軸線方向に摺動自在に設けられており、シリンダ2の内部空間を第1流体室2eと第2流体室2fに区画している。第1及び第2流体室2e、2fと連通路4には、作動油HFが充填されている。作動油HFは、適度な粘性を有する通常のものである。
ピストン3には、ピストンロッド10が同心状に一体に設けられている。ピストンロッド10は、ピストン3から軸線方向の両側に延びており、第2端壁2cの側では、そのロッド案内孔を液密に貫通し、外方に延びている。ピストンロッド10の外端部には、自在継手を介して第2取付具FL2が設けられている。また、ピストンロッド10は、第1端壁2bの側では、そのロッド案内孔を液密に貫通し、突出部2dのロッド収容室2g内に延びており、その端部に第2アキュムレータ31が設けられている。
第2アキュムレータ31は、作動油HFの温度膨張などによる圧力を蓄えるためのものであり、ピストンロッド10の端部に形成された中空のケーシング部32と、ケーシング部32内に摺動自在に設けられ、ピストン3側に油室33を画成するピストン34と、ピストン34を油室33側に付勢するセットばね35を有する。また、ピストンロッド10には、これに沿ってロッド連通孔10aが形成されている。ロッド連通孔10aは、一端部において油室33に連通し、他端部側はピストン3の中央まで延びている。
一方、ピストン3には、軸線方向に貫通し、第1及び第2流体室2e、2fに連通する第1及び第2連通孔と、第1及び第2連通孔をつなぐように上下方向に延び、ロッド連通孔10aに連通する第3連通孔が形成されている。第1連通孔には、第3連通孔の両側に、逆止弁36、36が設けられている。各逆止弁36は、第3連通孔側から第1又は第2流体室2e、2f側への作動油HFの流れのみを許容するように構成されている。また、第2連通孔には、第3連通孔の両側に、オリフィス37、37が設けられている。
以上の構成では、作動油HFの温度上昇などに伴ってシリンダ2内の作動油HFの圧力が上昇すると、作動油HFが、第1及び第2流体室2e、2fから、ピストン3の第2連通孔、オリフィス37、37、第3連通孔、及びロッド連通孔10aを介して、第2アキュムレータ31の油室33に緩やかに流入する。これに伴い、ピストン34を介してセットばね35が圧縮されることによって、作動油HFの圧力が第2アキュムレータ31に蓄えられ、それにより、温度上昇などによる作動油HFの圧力上昇に起因する不具合が回避される。
この状態から、作動油HFの温度が低下すると、油室33内の作動油HFが、ロッド連通孔10a、第3連通孔、開弁した逆止弁36、36、及び第1連通路を介して、第1及び第2流体室2e、2fに戻されることによって、第2アキュムレータ31に蓄えられていた圧力が解放され、もとの状態に復帰する。
また、ピストン3には、軸線方向に貫通するリリーフ用の第1連通路3d及び第2連通孔3eが形成されている。第1及び第2連通路3d、3eには、第1リリーフ弁11及び第2リリーフ弁12が、それぞれ設けられている。第1及び第2リリーフ弁11、12は、互いに同じ構成を有し、常閉弁として構成されており、弁体と、弁体を閉弁方向に付勢するばねを有する。
第1リリーフ弁11は、第1流体室2e内の作動油HFの圧力が所定圧に達するまで、第1連通路3dを閉鎖し、所定圧に達したときに、第1連通路3dを開放する。これにより、第1流体室2e内の圧力が、第1連通路3dを介して第2流体室2f側に逃がされ、所定圧以下に制限される。同様に、第2リリーフ弁12は、第2流体室2f内の圧力が所定圧に達するまで、第2連通路3eを閉鎖し、所定圧に達したときに、第2連通路3eを開放する。これにより、第2流体室2f内の圧力が、第2連通路3eを介して第1流体室2e側に逃がされ、所定圧以下に制限される。
歯車モータ5は、例えば内接式のものであり、連通路4の中央に配置されている。歯車モータ5は、2つの出入口6a、6aを介して、連通路4に連通するハウジング6と、ハウジング6に収容され、互いに噛み合う回転自在の入力ギヤ及び出力ギヤ(いずれも図示せず)と、出力ギヤに一体に設けられた出力軸8を有する。ハウジング6は、シリンダ2の周壁2aに支持されている。また、ハウジング6内には、作動油HFを排出するためのドレン通路(図示せず)が設けられている。出力軸8は、シール(図示せず)を介して、ハウジング6に液密に支持されている。なお、歯車モータ5として、内接式に代えて、外接式のものを用いてもよい。
フライホイール9は、比重が比較的大きな材料、例えば鋼材などで構成され、例えば円板状に形成されており、出力軸8に同軸状に一体に設けられている。
アキュムレータ21は、歯車モータ5のハウジング6内の作動油HFの圧力を蓄えることで、ハウジング6内の高圧化を防止するためのものである。アキュムレータ21は、ばね式のもので、ハウジング6に取り付けられており、ハウジング6のドレン通路に連通するケーシング22と、ケーシング22内に摺動自在に設けられ、ハウジング6側に油室23を画成するピストン24と、ピストン24を油室23側に付勢するセットばね25を有する。
また、アキュムレータ21にはドレン配管27が取り付けられ、ドレン配管27にはドレン用の逆止弁28が設けられている。ドレン配管27は、アキュムレータ21の油室23と、連通路4の第1流体室2e側の部分に接続されている。逆止弁28は、アキュムレータ21から連通路4側への作動油HFの流れのみを許容するように構成されている。
以上の構成のマスダンパ1は、図示しないが、例えば構造物内の相対変位する2つの部位(例えば上梁と下梁)の間に、第1及び第2取付具FL1、FL2を介して取り付けられ、制震装置として用いられる。以下、マスダンパ1の動作について説明する。
まず、構造物が振動していないとき、マスダンパ1は、図1に示す初期状態にあり、ピストン3は、シリンダ2の軸線方向の中心に位置している。この初期状態から、地震時などに構造物が振動すると、構造物の2つの部位間の相対変位に応じて、ピストン3がシリンダ2内を移動する。これに伴い、第1又は第2流体室2e、2f内の作動油HFが、ピストン3で押し出されることによって、連通路4に流入し、歯車モータ5のハウジング6を流れた後、第2又は第1流体室2f、2eに流入する。
この作動油HFの流動による圧力が、歯車モータ5の入力ギヤ及び出力ギヤの回転運動に変換され、出力軸8と一体のフライホイール9が回転駆動されることによって、回転慣性質量効果(慣性力)が発揮される。また、作動油HFが連通路4などを流動する際の粘性抵抗による粘性減衰効果(粘性力)が発揮されることで、回転慣性質量効果と併せて構造物の振動抑制効果が発揮される。
また、このように歯車モータ5が作動する際、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇するのに伴い、作動油HFが、ドレン通路を介してアキュムレータ21の油室23に流入し、ピストン24を介してセットばね25を圧縮する。これにより、作動油HFの圧力がアキュムレータ21に蓄えられることによって、ハウジング6内の高圧化が防止される。その後、歯車モータ5の作動が終了すると、油室23内の作動油HFが、ドレン通路を介してハウジング6に戻されることによって、アキュムレータ21に蓄えられていた圧力が解放され、もとの状態に復帰する。
さらに、例えば長周期地震動入力による構造物の応答などに伴い、マスダンパ1及び歯車モータ5が長時間、作動したときに、アキュムレータ21の油室23内の作動油HFの量が増加し、満杯状態に近づく場合がある。その場合には、油室23内の作動油HFの圧力が増加するのに応じて、逆止弁28が開弁することによって、油室23内の作動油HFが、ドレン配管27及び連通路4を介して、第1流体室2eに排出される。これにより、アキュムレータ21が満杯状態になることなく、蓄圧機能が維持されることによって、ハウジング6内の過度の高圧化を確実に防止することができる。その結果、例えば出力軸8のシールの機能を維持するとともに、寿命を延ばすことができる。
なお、実施形態のように、ドレン配管27を第1流体室2e側にのみ配置した場合でも、振動中のピストン3の往復動に伴い、第1流体室2eが繰り返し高圧状態と低圧状態になり、低圧状態のときに逆止弁28が開弁するので、油室23から第1流体室2eへの作動油HFの排出を確実に行うことができる。また、アキュムレータ21から作動油HFが適宜、排出されることで、アキュムレータ21の容量は小さくてよいので、上記のようなドレン配管27の片側配置と相まって、アキュムレータ21ひいてはマスダンパ1の小型化と低コスト化を実現することができる。もちろん、ドレン配管27を第2流体室2f側にのみ設けてもよく、あるいは第1及び第2流体室2e、2fの両側に設けてもよい。
図2は、上述した第1実施形態の変形例によるマスダンパ1Aを示す。同図において、第1実施形態のマスダンパ1と同じ構成要素については、同じ参照符号を付している。このマスダンパ1Aは、マスダンパ1に対し、アキュムレータ21の配置やドレン配管27の構成を変更したものである。
具体的には、アキュムレータ21は、歯車モータ5の第1流体室2e側の出入口6aのすぐ上側に配置されており、油室23は、L字管22aを介して、ハウジング6のドレン通路に連通している。一方、上記の出入口6aには、ハウジング6内に連通するマニホールド(枝管)29が設けられている。このマニホールド29に、連通路4と逆止弁28付きの非常に短いドレン配管27Aが接続されている。他の構成は、第1実施形態と同じである。
この変形例では、第1実施形態と同様、ハウジング6内の作動油HFの圧力をアキュムレータ21に蓄えるとともに、油室23内の作動油HFを、逆止弁28付きのドレン配管27A及び連通路4を介して、第1流体室2eに逃がすことで、アキュムレータ21の蓄圧機能を維持するとともに、ハウジング6内の過度の高圧化を確実に防止することができる。また、第1実施形態と比較して、ドレン配管27Aの長さが大幅に短縮されるので、アキュムレータ21のさらなる小型化と低コスト化を実現することができる。
次に、図3を参照しながら、本発明の第2実施形態によるマスダンパ51について説明する。同図において、上述した第1実施形態のマスダンパ1と同じ又は同等の構成要素については、同じ参照符号を付している。このマスダンパ51は、主として免震装置に適用すべく軸線方向の長さを短縮するために、ピストンの一方の側にのみピストンロッドが配置される点などが、第1実施形態のマスダンパ1と異なる。
図3に示すように、マスダンパ51は、水平に延びるシリンダ(インナーチューブ)52と、シリンダ52の外側のアウターチューブ81と、シリンダ52内に摺動自在に設けられ、両側に第1及び第2流体室52e、52fを区画するピストン53と、ピストン53と一体のピストンロッド60と、ピストン53をバイパスし、シリンダ52内に連通する連通路54と、連通路54に配置された歯車モータ5と、歯車モータ5の出力軸8に連結されたフライホイール9と、歯車モータ5に取り付けられたアキュムレータ21と、アキュムレータ21及び連通路54に接続された逆止弁28付きのドレン配管27などを備える。
アウターチューブ81は、シリンダ52を取り囲むように設けられており、両者の周壁81a、52aの間と一方の端壁81c、52cの間に、タンク室82が画成されている。タンク室82には、最上部に空気層Aを残した状態で、作動油HFが貯留されている。
ピストンロッド60は、ピストン53から第1流体室52e側にのみ設けられており、シリンダ52及びアウターチューブ81の他方の端壁52b、81bを液密に貫通して外方に延び、その外端部には、第1取付具FL1が設けられている。また、アウターチューブ81の反対側の端壁81cには、第2取付具FL2が設けられている。
ピストン53には、軸線方向に貫通する4つの連通路が形成されている。これらの連通路にはそれぞれ、第1調圧弁83、第1リリーフ弁84、第2調圧弁85及び第2リリーフ弁86が設けられている。これらの弁83~86はいずれも、常閉弁として構成されており、連通路を開閉する弁体と、弁体を閉弁方向に付勢するばねを有する。
第1調圧弁83は、第1流体室52e内の圧力が第1所定圧に達したときに開弁し、作動油HFを第2流体室52f側に流出させることで、第1流体室52e内の圧力を調整し、第1リリーフ弁84は、第1流体室52e内の圧力が第1所定圧よりも高い第2所定圧に達したときに開弁し、作動油HFを第2流体室52f側に逃がすことで、第1流体室52e内の圧力を第2所定圧以下に制限する。
上記とは逆に、第2調圧弁85は、第2流体室52f内の圧力が第1所定圧に達したときに開弁することで、第2流体室52f内の圧力を調整し、第2リリーフ弁86は、第2流体室52f内の圧力が第2所定圧に達したときに開弁することで、第2流体室52f内の圧力を第2所定圧以下に制限する。
また、シリンダ52の端壁52cには、軸線方向に貫通し、第2流体室52f及びタンク室82に連通する2つの連通路が形成され、これらの連通路にはそれぞれ、上記の弁83~86と同様に構成された第3調圧弁87及び第3リリーフ弁88が設けられている。第3調圧弁87は、第2流体室52f内の圧力が第1所定圧に達したときに開弁し、作動油HFをタンク室82側に流出させることで、第2流体室52f内の圧力を調整し、第3リリーフ弁88は、第2流体室52f内の圧力が第2所定圧に達したときに開弁し、作動油HFをタンク室82側に逃がすことで、第2流体室52f内の圧力を第2所定圧以下に制限する。
さらに、シリンダ52の端壁52cには、軸線方向に貫通する2つの連通孔が形成されており、これらの連通孔は逆止弁89によって開閉される。逆止弁89は、連通孔を開閉する弁体89a、89aと、弁体89aを連通路側に付勢するばね89bで構成されており、それにより、タンク室82側から第2流体室52f側への作動油HFの流れのみを許容する。
マスダンパ51の他の構成要素である歯車モータ5、フライホイール9と、アキュムレータ21、及び逆止弁28付きのドレン配管27などは、ドレン配管27が第2流体室52f側に配置されていることを除き、第1実施形態のマスダンパ1と同様に構成されている。
以上の構成のマスダンパ51は、図示しないが、例えば、構造物と地盤の間に第1及び第2取付具FL1、FL2を介して取り付けられ、免震装置として用いられる。以下、マスダンパ51の動作について説明する。
まず、構造物が振動していないとき、マスダンパ51は、図3に示す初期状態にある。この初期状態から、地震時などに地盤の振動が構造物に伝達されると、両者の間の相対変位に応じて、ピストン53がシリンダ52内を移動する。
例えば、ピストン53が第1流体室52e側に移動するとき(ピストンロッド60の伸長時)には、ピストン53で押圧されることにより、第1流体室52e内の圧力が上昇することで、第1調圧弁83が開弁し、作動油HFが第2流体室52f側に流出するとともに、作動油HFが、第1流体室52eから連通路54に流入し、歯車モータ5のハウジング6を流れた後、第2流体室52fに戻る。この場合、ピストンロッド60の有無に応じた第1及び第2流体室52e、52fの間の断面積の差異による、第2流体室52fの不足分の作動油HFは、逆止弁89が開弁することによって、タンク室82から第2流体室52fに補充される。
一方、ピストン53が第2流体室52f側に移動するとき(ピストンロッド60の収縮時)には、ピストン53で押圧されることにより、第2流体室52f内の圧力が上昇することで、第2調圧弁85が開弁し、作動油HFが第1流体室52e側に流出するとともに、作動油HFが、第2流体室52fから連通路54に流入し、歯車モータ5のハウジング6を流れた後、第1流体室52eに戻る。この場合、第1及び第2流体室52e、52fの間の断面積の差異による、第2流体室52fの余剰分の作動油HFは、第3調圧弁87が開弁することによって、第2流体室52fからタンク室82に排出される。
そして、構造物の振動に伴い、上記のように連通路54を流動する際の作動油HFの圧力が、歯車モータ5の回転運動に変換され、出力軸8と一体のフライホイール9が回転駆動されることによって、回転慣性質量効果(慣性力)が発揮される。また、作動油HFが連通路54などを流動する際の粘性抵抗による粘性減衰効果(粘性力)が発揮されることで、回転慣性質量効果と併せて構造物の振動抑制効果が発揮される。
また、歯車モータ5が作動する際、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇するのに伴い、作動油HFが、ドレン通路を介してアキュムレータ21の油室23に流入することによって、作動油HFの圧力がアキュムレータ21に蓄えられ、ハウジング6内の高圧化が防止される。
さらに、例えば長周期地震動入力による構造物の応答などに伴い、マスダンパ1及び歯車モータ5が長時間、作動したときに、アキュムレータ21の油室23内の作動油HFの量及び圧力が増加した場合には、逆止弁28が開弁することによって、油室23内の作動油HFが、ドレン配管27及び連通路54を介して、第2流体室52fに排出される。これにより、アキュムレータ21が満杯状態になることなく、蓄圧機能が維持されることによって、ハウジング6内の高圧化を確実に防止することができる。その結果、例えば出力軸8のシールの機能を維持するとともに、寿命を延ばすことができる。
また、ドレン配管27が第2流体室52f側にのみ配置されることと、アキュムレータ21の容量が小さくてもよいことから、アキュムレータ21ひいてはマスダンパ51の小型化と低コスト化を実現することができる。なお、ドレン配管27を第1流体室52e側にのみ設けてもよく、あるいは第1及び第2流体室52e、52fの両側に設けてもよい。
図4は、上述した第2実施形態の変形例によるマスダンパ51Aを示す。同図において、第2実施形態のマスダンパ51と同じ構成要素については、同じ参照符号を付している。このマスダンパ51Aは、マスダンパ51に対し、アキュムレータ21を省略するとともに、逆止弁28付きのドレン配管27の一端部を歯車モータ5のハウジング6のドレン通路に接続し、他端部をタンク室82に挿入したものである。他の構成は、第1実施形態と同じである。
この変形例では、歯車モータ5の作動に伴い、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇すると、作動油HFは、ドレン配管27及び開弁した逆止弁28を介して、大気状態にあるタンク室82に逃がされ、ハウジング6内の高圧化が防止される。このように、第1及び第2実施形態のアキュムレータ21に求められる機能が得られるので、アキュムレータの省略によって、マスダンパのさらなる構成の簡素化と低コスト化を実現することができる。
次に、図5を参照しながら、本発明の第3実施形態によるマスダンパ101について説明する。図1との比較から明らかなように、このマスダンパ101は、第1実施形態のマスダンパ1に対し、歯車モータ5側のアキュムレータ21を省略するとともに、ドレン配管102の一端部を歯車モータ5のハウジング6に接続し、他端部をピストンロッド10に設けられた第2アキュムレータ31に接続したものである。他の構成は、第1実施形態と同じである。
第1実施形態に関連してすでに説明したように、第2アキュムレータ31は、作動油HFの温度膨張などによる圧力を蓄えるためのものであり、ピストンロッド10の端部に形成されたケーシング部32と、ケーシング部32の油室33に配置されたピストン34及びセットばね35を有する。油室33は、ピストンロッド10のロッド連通孔10aと、逆止弁36やオリフィス37が設けられたピストン3の複数の連通孔を介して、第1及び第2流体室2e、2fに連通している。
以上の構成では、作動油HFの温度上昇などに伴ってシリンダ2内の作動油HFの圧力が上昇すると、作動油HFが、第1及び第2流体室2e、2fから、ピストン3の連通孔、オリフィス37、37やロッド連通孔10aを介して、油室33に緩やかに流入する。これに伴い、ピストン34を介してセットばね35が圧縮されることによって、作動油HFの圧力が第2アキュムレータ31に蓄えられ、それにより、温度上昇などによる作動油HFの圧力上昇に起因する不具合が回避される。
また、ドレン配管102は、一端部が歯車モータ5のハウジング6のドレン通路(図示せず)に連通し、シリンダ2の突出部2d、第2アキュムレータ31のケーシング部32及びピストン34を貫通し、他端部において油室33に連通している。
この構成により、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときに、ハウジング6内の作動油HFを、ドレン通路からドレン配管102を介して第2アキュムレータ31の油室33に排出し、圧力を逃がすことによって、ハウジング6内の過度の高圧化を確実に防止することができる。また、第1実施形態のマスダンパ1に設けられる歯車モータ5側のアキュムレータ21を省略し、作動油HFの温度膨張への対応などのためにピストンロッド10に設けられる既存のアキュムレータを、ドレン用アキュムレータとして兼用することによって、マスダンパの構成の簡素化と低コスト化を実現することができる。
図6は、上述した第3実施形態の第1変形例によるマスダンパ101Aを示す。このマスダンパ101Aは、第3実施形態のマスダンパ101のドレン配管102に逆止弁103を設けたものである。逆止弁103は、ドレン通路側から第2アキュムレータ31の油室33側への作動油HFの流れのみを許容するように構成されている。
この第1変形例では、ハウジング6内の圧力が油室33の圧力よりも大きくなったときに、逆止弁103が開弁することによって、ハウジング6内の圧力を油室33側に逃がし、油室33の圧力以下に確実に維持することができる。また、油室33の圧力は、ピストン3の移動に伴って増大する第1及び第2流体室2e、2fの圧力よりもかなり小さい。したがって、第1流体室2eに連通するドレン配管27に逆止弁28が配置される第1実施形態のマスダンパ1と比較して、逆止弁103に作用する圧力が非常に小さいので、耐圧性能の低い安価な逆止弁が利用可能になるという大きな利点を得ることができる。
図7は、第3実施形態の第2変形例によるマスダンパ101Bを示す。このマスダンパ101Bは、上記の第1変形例のマスダンパ101Aに対し、ドレン用タンク室104を付加したものである。ドレン用タンク室104は、ドレン通路(図示せず)に接続され、ハウジング6からドレン通路を介して流入する作動油HFを貯留するように構成されている。
この第2変形例では、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときに、ハウジング6内の作動油HFがドレン通路を介してドレン用タンク室104に流入することによって、ドレン用タンク室104に蓄圧される。これにより、逆止弁103による圧力の逃がし作用と相まって、ハウジング6内の高圧化をさらに確実に防止することができる。
次に、図8を参照しながら、本発明の第4実施形態によるマスダンパ151について説明する。図1との比較から明らかなように、このマスダンパ151は、第1実施形態のマスダンパ1に対し、歯車モータ5側のアキュムレータ21を省略するとともに、連通路4に並列に接続されたドレン配管152と、ドレン配管152に設けられた一対の開閉弁153、153などを備えるものである。
ドレン配管152は、中央部においてハウジング6のドレン通路(図示せず)に接続され、両端部において連通路4に接続されている。開閉弁153は、ドレン配管152のドレン通路との接続部の両側に配置されており、その外側にはオリフィス154が設けられている。各開閉弁153は、常開式のものであり、上下方向に延び、ドレン配管152に連通する円筒状のケーシング155と、ケーシング155内に上下方向に摺動自在に設けられた弁体156と、弁体156を開弁側(同図の下方)に付勢する復帰ばね157を有する。ケーシング155の下端部には、ドレン配管152の連通路4側から分岐する圧力導入管158が接続されている。
以上の構成では、構造物が振動するのに伴い、ピストン3が一方の方向、例えば図9に矢印で示すように、第2流体室2f側に移動すると、第2流体室2f内の作動油HFが、ピストン3で押し出されることで連通路4に流入し、歯車モータ5を回転させることによって、フライホール9による回転慣性質量効果と作動油HFの粘性抵抗による粘性減衰効果から、構造物の振動抑制効果が発揮される。
また、この状態では、ピストン3で加圧された第2流体室2fの圧力が、連通路4から圧力導入管158を介して、右側の開閉弁153のケーシング155の下端部に導入される。これにより、弁体156が復帰ばね157のばね力に抗して押し上げられ、開閉弁153が閉弁することによって、ドレン配管152における高圧側からドレン通路側への作動油HFの流れが遮断される。
一方、この状態では、左側の開閉弁153は開弁しているので、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときには、作動油HFが、ドレン通路からドレン配管152、開閉弁153及び連通路4を介して、低圧側の第1流体室2eに排出され、圧力が逃がされる。これにより、ハウジング6内の過度の高圧化を確実に防止することができる。
なお、図示しないが、ピストン3が第1流体室2e側に移動するときには、上記と左右逆の動作が得られる。それにより、左側の開閉弁153が閉弁することで、ドレン配管152における高圧側からドレン通路側への作動油HFの流れが阻止されるとともに、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときに、作動油HFが、ドレン通路から開弁状態の右側の開閉弁153などを介して、低圧側の第2流体室2fに排出されることで、圧力が逃がされる。また、開閉弁153に併設したオリフィス154は、必須ではないものの、圧力損失を生じさせることにより、開閉弁153の作動(開閉)をより円滑にするという利点を有する。
図10は、第4実施形態の第1変形例によるマスダンパ151Aを示す。このマスダンパ151Aは、上記の第4実施形態のマスダンパ151に対し、ドレン用タンク室159を付加したものである。ドレン用タンク室159は、ハウジング6のドレン通路(図示せず)に接続されている。
この第1変形例では、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときに、ハウジング6内の作動油HFが、ドレン通路を介してドレン用タンク室159に流入し、貯留されることによって、ドレン用タンク室159に蓄圧される。これにより、ドレン配管152による低圧側への圧力の逃がし作用と相まって、ハウジング6内の高圧化をさらに確実に防止することができる。
図11は、第4実施形態の第2変形例によるマスダンパ151Bを示す。このマスダンパ151Bは、上記の第1変形例のマスダンパ151Aに対し、ドレン配管152、開閉弁153及びオリフィス154を、第2流体室2f側では省略し、第1流体室2e側にのみ設けたものである。ドレン用タンク室159は、ハウジング6のドレン通路(図示せず)に接続されている。
この第2変形例では、ピストン3が第1流体室2e側に移動するときには、ピストン3で加圧された第1流体室2eの圧力が、開閉弁153のケーシング155に導入され、開閉弁153が閉弁することによって、ドレン配管152における高圧側からドレン通路側への作動油HFの流れが遮断される。一方、ピストン3が第2流体室2f側に移動するタイミングにおいて、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときには、作動油HFが、ドレン通路から開弁状態の開閉弁153などを介して、低圧側の第1流体室2eに排出される。これにより、ドレン用タンク室159の蓄圧作用と相まって、ハウジング6内の高圧化を確実に防止することができる。
図12及び図13は、第4実施形態の第3変形例によるマスダンパ151Cを示す。このマスダンパ151Cは、第4実施形態のマスダンパ151における一対の開閉弁153及びオリフィス154に代えて、切替弁として、スプール弁161を設けたものである。
スプール弁161は、歯車モータ5の上方に1つ配置されており、左右方向に延びる円筒状のケーシング162と、ケーシング162内に左右方向に摺動自在に設けられた弁体163を有する。ケーシング162は、両端部においてドレン配管152に連通し、中央部においてハウジング6のドレン通路(図示せず)に連通している。弁体163は、軸部と、その左右の第1及び第2ランド部を一体に有する串形のものである。第1及び第2ランド部は、ケーシング162の周壁に摺接し、軸部とケーシング162の周壁との間には、ドレン通路に連通する油室164が画成されている。また、それぞれ第1及び第2ランド部をバイパスし、ドレン配管152と油室164に連通する第1及び第2バイパス管165a、165bが設けられている。
以上の構成では、構造物が振動するのに伴い、ピストン3が、図12に矢印で示すように、第1流体室2e側に移動すると、第1流体室2e内の作動油HFが、ピストン3で押し出されることで連通路4に流入し、歯車モータ5を回転させることによって、フライホール9による回転慣性質量効果と作動油HFの粘性抵抗による粘性減衰効果から、構造物の振動抑制効果が発揮される。
また、この状態では、ピストン3で加圧された第1流体室2eの圧力が、連通路4からドレン配管152を介して弁体163に作用することによって、弁体163が同図の右方に駆動される。これにより、弁体163の第1ランド部が第1バイパス管165aを塞ぐことによって、ドレン配管152における高圧側から低圧側又はドレン通路側への作動油HFの流れが遮断される。
一方、この状態では、ドレン通路とスプール弁161の油室164が連通するとともに、油室164と第2バイパス管165bが連通しているので、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときには、作動油HFが、ドレン通路から油室164、第2バイパス管165b、ドレン配管152及び連通路4を介して、低圧側の第2流体室2fに排出され、圧力が逃がされる。これにより、ハウジング6内の過度の高圧化を確実に防止することができる。
また、上記とは逆に、ピストン3が、図13に矢印で示すように、第2流体室2f側に移動するときには、スプール弁161の弁体163が同図の左方に駆動されることによって、図12の場合と左右逆の動作が得られる。すなわち、弁体163の第2ランド部が第2バイパス管165bを塞ぐことによって、ドレン配管152における高圧側から低圧側又はドレン通路側への作動油HFの流れが遮断される。また、ドレン通路と油室164が連通し、油室164と第1バイパス管165aが連通しているので、ハウジング6内の作動油HFの圧力が上昇したときには、作動油HFが、ドレン通路から油室164、第1バイパス管165a、ドレン配管152及び連通路4を介して、低圧側の第1流体室2eに排出されることによって、圧力が逃がされる。
なお、本発明は、説明した実施形態や変形例に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、第1及び第2実施形態では、ドレン配管27に、アキュムレータ21から連通路4(54)側への作動油HFの流れのみを許容する逆止弁28を設けているが、逆止弁28に代えて、アキュムレータ21の設定圧よりも小さい所定の開弁圧を有するリリーフ弁を設けてもよい。
また、第2実施形態の変形例では、圧力が上昇したハウジン6内の作動油HFを、逆止弁28付きのドレン配管27を介してタンク室82に逃がすように構成されているが、タンク室82が大気状態に維持される限り、逆止弁28を省略してもよく、その場合にも、作動油HFをタンク室82に確実に逃がすことができる。
さらに、実施形態では、圧力モータとして、歯車モータを用いているが、他の形式の圧力モータ、例えばピストンモータやベーンモータ、ねじモータでもよい。また、実施形態では、ダンパの作動流体として、通常の作動油HFを用いると説明したが、他の適当な作動流体を用いてもよいことはもちろんである。
また、アキュムレータとして、第1及び第2実施形態では、ピストンとセットばねを有するばね式のアキュムレータを用いているが、作動流体の圧力を蓄える機能を有する限り、その形式は任意であり、例えばブラダ式やダイヤフラム式などのアキュムレータや、第1及び第2実施形態のアキュムレータの構成部品であるピストンとセットばねを取り除き、空気層を密閉した圧力緩和タンク式のアキュムレータ(空気ばねを利用)を用いることが可能である。
また、第4実施形態では、切替弁として、一対の開閉弁153、153やスプール弁161を例示しているが、ピストンの移動の反転に応じて作動し、ドレン配管におけるドレン通路から低圧側の流体室への流動を許容するように、作動流体の流路を切り替えるものである限り、任意の構成を採用することが可能である。その他、細部の構成を、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することが可能である。
1 第1実施形態によるマスダンパ
1A 第1実施形態の変形例によるマスダンパ
2 シリンダ
2e 第1流体室
2f 第2流体室
3 ピストン
4 連通路
5 歯車モータ(圧力モータ)
6 ハウジング
6a ハウジングの出入口
8 出力軸(回転体)
9 フライホイール
10 ピストンロッド
21 アキュムレータ
27 ドレン配管
27A ドレン配管
28 逆止弁(開閉弁)
29 マニホールド
31 第2アキュムレータ(ピストン部アキュムレータ)
33 油室(蓄圧室)
51 第2実施形態によるマスダンパ
51A 第2実施形態の変形例によるマスダンパ
52 シリンダ
52e 第1流体室
52f 第2流体室
53 ピストン
54 連通路
82 タンク室
101 第3実施形態によるマスダンパ
101A 第3実施形態の第1変形例によるマスダンパ
101B 第3実施形態の第2変形例によるマスダンパ
102 ドレン配管
103 逆止弁
104 ドレン用タンク室
151 第4実施形態によるマスダンパ
151A 第4実施形態の第1変形例によるマスダンパ
151B 第4実施形態の第2変形例によるマスダンパ
151C 第4実施形態の第3変形例によるマスダンパ
152 ドレン配管
153 開閉弁(切替弁)
161 スプール弁(切替弁)
HF 作動油(作動流体)

Claims (8)

  1. 作動流体が充填されたシリンダと、
    当該シリンダ内に摺動自在に設けられ、前記シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するピストンと、
    当該ピストンをバイパスし、前記第1及び第2流体室に連通する連通路と、
    当該連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及び当該ハウジングに収容された回転体を有し、前記ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を前記回転体の回転運動に変換する圧力モータと、
    前記回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、
    前記ハウジング内の作動流体が流入することによって、圧力を蓄えるアキュムレータと、
    当該アキュムレータから前記第1及び/又は第2流体室に作動流体を排出するために、当該アキュムレータと前記連通路に接続され、前記アキュムレータから前記連通路側への作動流体の流れを許容する開閉弁が設けられたドレン配管と、
    を備えることを特徴とする圧力モータ式マスダンパ。
  2. 前記ドレン配管は、前記連通路の前記第1流体室及び第2流体室のいずれか一方の側に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧力モータ式マスダンパ。
  3. 前記アキュムレータは、前記ハウジングの出入口付近に配置され、
    前記ハウジングの前記出入口にマニホールドが取り付けられ、
    前記ドレン配管及び前記連通路は、前記マニホールドを介して互いに接続されていることを特徴とする、請求項2に記載の圧力モータ式マスダンパ。
  4. 作動流体が充填されたシリンダと、
    当該シリンダ内に摺動自在に設けられ、前記シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するピストンと、
    当該ピストンをバイパスし、前記第1及び第2流体室に連通する連通路と、
    当該連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及び当該ハウジングに収容された回転体を有し、前記ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を前記回転体の回転運動に変換する圧力モータと、
    前記回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、
    作動流体を貯留するとともに、前記シリンダ内との間で作動流体を授受可能なタンク室と、
    前記ハウジングから作動流体を排出するために、一端部が前記ドレン通路に連通し、他端部が前記タンク室に挿入されたドレン配管と、
    を備えることを特徴とする圧力モータ式マスダンパ。
  5. 作動流体が充填されたシリンダと、
    当該シリンダ内に摺動自在に設けられ、前記シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するとともに、前記シリンダを貫通するピストンロッドを一体に有するピストンと、
    当該ピストンをバイパスし、前記第1及び第2流体室に連通する連通路と、
    前記ピストンロッドに設けられ、前記第1及び第2流体室に連通する蓄圧室を有し、前記第1及び第2流体室内の作動流体が前記蓄圧室に流入することによって、圧力を蓄えるピストン部アキュムレータと、
    前記連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及び当該ハウジングに収容された回転体を有し、前記ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を前記回転体の回転運動に変換する圧力モータと、
    前記回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、
    前記ハウジングから作動流体を排出するために、一端部が前記ドレン通路に連通し、他端部が前記ピストン部アキュムレータの前記蓄圧室に連通するドレン配管と、
    を備えることを特徴とする圧力モータ式マスダンパ。
  6. 前記ドレン配管に設けられ、前記ドレン通路側から前記蓄圧室側への作動流体の流れのみを許容する逆止弁をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の圧力モータ式マスダンパ。
  7. 前記ドレン通路に接続され、前記ハウジングから前記ドレン通路を介して流入する作動流体を貯留するドレン用タンク室をさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載の圧力モータ式マスダンパ。
  8. 作動流体が充填されたシリンダと、
    当該シリンダ内に摺動自在に設けられ、前記シリンダ内を第1流体室と第2流体室に区画するピストンと、
    当該ピストンをバイパスし、前記第1及び第2流体室に連通する連通路と、
    当該連通路に連通するとともに、作動流体を排出するためのドレン通路を有するハウジング、及び当該ハウジングに収容された回転体を有し、前記ピストンの摺動に伴う作動流体の流動を前記回転体の回転運動に変換する圧力モータと、
    前記回転体によって回転駆動され、振動抑制効果を発揮するフライホイールと、
    前記ハウジングから作動流体を排出するために、前記連通路に連通するとともに、前記ドレン通路に接続されたドレン配管と、
    当該ドレン配管に設けられ、前記ピストンの移動の反転に応じて作動し、前記ドレン配管における前記ドレン通路から前記第1及び第2流体室のうちのより低圧側の流体室への流動を許容するように、作動流体の流路を切り替える切替弁と、
    を備えることを特徴とする圧力モータ式マスダンパ。
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