JP2023090448A - カバー - Google Patents

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JP2023090448A JP2021205410A JP2021205410A JP2023090448A JP 2023090448 A JP2023090448 A JP 2023090448A JP 2021205410 A JP2021205410 A JP 2021205410A JP 2021205410 A JP2021205410 A JP 2021205410A JP 2023090448 A JP2023090448 A JP 2023090448A
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Koji Takahagi
裕太 荒木
Yuta Araki
友彦 今江
Tomohiko Imae
凌平 堀田
Ryohei Hotta
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Abstract

【課題】カバー付き電動工具における集塵性を更に向上する。【解決手段】カバー209は、モータと、モータにより回転されドリルビットに接続されるスピンドル部14と、モータを収容しスピンドル部を回転可能に支持するハウジングと、を有するドライバドリル201に対して装着される。カバー209は、板状のカバーベース部250を有する。又、カバー209は、カバーベース部250の周縁部から突出してドリルビットを囲む筒部52を有する。更に、カバー209は、集塵機のホースHに接続可能なジョイント部250Jを有する。加えて、カバー209は、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能である。【選択図】図7

Description

本発明は、電動工具等に装着可能なカバーに関する。
下記非特許文献1に示されるように、電動工具の先端工具の周りに取り付けるカバーが知られている。
株式会社スターエム、総合カタログ2020、https://www.starminfo.com/jp/support/catalog/catalog_2020.pdf、p.111、「No.5006A あんぜんカバーA」
本開示の第1-1の主な目的は、カバーを取り付けた電動工具の更なるコンパクト化を図ることである。
本開示の第1-2の主な目的は、カバーを取り付けた電動工具における隅打ち性を更に向上することである。
本開示の第1-3の主な目的は、カバーの電動工具への取付を更に容易にすることである。
本開示の第1-4の主な目的は、カバーと電動工具の出力軸とが共に回転する事態が抑制され、カバーのふらつきが抑制されるようにすることである。
本開示の第2-1の主な目的は、カバー付き電動工具における集塵性を更に向上することである。
本開示の第2-2の主な目的は、カバー付き電動工具において、外部の集塵機を接続しない集塵(自己集塵)を可能とすることである。
上記第1-1の主な目的に鑑み、本開示のカバーは、モータと、モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、モータを収容し出力軸を回転可能に支持するハウジングと、を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであっても良い。カバーは、板状のカバーベース部を有していても良い。カバーは、カバーベース部の周縁部から突出してドリルビットを囲む筒部を有していても良い。カバーは、ハウジングに装着される補助グリップと一体化されていても良い。カバーは、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であっても良い。
上記第1-2の主な目的に鑑み、本開示のカバーは、モータと、モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、モータを収容し出力軸を回転可能に支持するハウジングと、を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであっても良い。カバーは、出力軸及びドリルビットの少なくとも一方を偏心位置に配置させた状態で出力軸及びハウジングの少なくとも一方に装着される板状のカバーベース部を有していても良い。カバーは、カバーベース部の周縁部から突出してドリルビットを囲む筒部を有していても良い。カバーは、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であっても良い。
上記第1-1の主な目的に鑑み、本開示のカバーは、モータと、モータにより回転されチャックを支持する出力軸と、モータを収容し出力軸を回転可能に支持するハウジングと、を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであっても良い。カバーは、ハウジングに装着されチャックとハウジングの間に配置される板状のカバーベース部を有していても良い。カバーは、カバーベース部の周縁部から突出してチャックに装着されるドリルビットを囲む筒部を有していても良い。カバーは、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であっても良い。
上記第1-3の主な目的及び第1-4の主な目的の少なくとも一方に鑑み、本開示のカバーは、モータと、モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、モータを収容し出力軸を回転可能に支持するハウジングと、を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであっても良い。カバーは、板状のカバーベース部を有していても良い。カバーは、カバーベース部の周縁部から突出してドリルビットを囲む筒部を有していても良い。カバーは、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であっても良い。カバーは、ハウジングに対して装着されても良い。
上記第2-1の主な目的に鑑み、本開示のカバーは、モータと、モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、モータを収容し出力軸を回転可能に支持するハウジングと、を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであっても良い。カバーは、板状のカバーベース部を有していても良い。カバーは、カバーベース部の周縁部から突出してドリルビットを囲む筒部を有していても良い。カバーは、集塵機に接続可能な集塵機接続部を有しても良い。カバーは、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であっても良い。
上記第2-2の主な目的に鑑み、本開示のカバーは、モータと、モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、モータを収容し出力軸を回転可能に支持するハウジングと、を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであっても良い。カバーは、板状のカバーベース部を有していても良い。カバーは、カバーベース部の周縁部から突出してドリルビットを囲む筒部を有していても良い。カバーは、出力軸により回転されるファンを有しても良い。カバーは、ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であっても良い。カバーは、ファンにより加工屑を集塵可能であっても良い。
本開示の第1-1の主な効果は、カバーを取り付けた電動工具の更なるコンパクト化が図られることである。
本開示の第1-2の主な効果は、カバーを取り付けた電動工具における隅打ち性が更に良好になることである。
本開示の第1-3の主な効果は、カバーの電動工具への取付が更に容易になることである。
本開示の第1-4の主な効果は、カバーと電動工具の出力軸とが共に回転する事態が抑制され、カバーのふらつきが抑制されることである。
本開示の第2-1の主な効果は、カバー付き電動工具における集塵性が更に良好になることである。
本開示の第2-2の主な効果は、カバー付き電動工具において、自己集塵が可能となることである。
本開示の第1実施例に係るドライバドリルの斜視図である。 図1の前上部の中央縦断面図である。 図1の上面図である。 図2の一部の駆動軸中央横断面図である。 本開示の第2実施例に係るドライバドリルの前部斜視図である。 図5の前上部の中央縦断面図である。 図6のA-A線の断面を含む上面図である。 本開示の第3実施例に係るドライバドリルの前上部の中央縦断面図である。 本開示の第4実施例に係るドライバドリルの前上部の中央縦断面図である。 本開示の第5実施例に係るドライバドリルの前部斜視図である。 図10の前上部の中央縦断面図である。
本開示の一実施形態において、カバーは、ハウジングに対してワンタッチで装着されても良い。この構成によれば、カバーの装着がより容易になる。
本開示の一実施形態において、カバーは、ハウジングに対してツールレスで装着されても良い。この構成によれば、カバーの装着がより容易になる。
本開示の一実施形態において、カバーは、ハウジングに対してバヨネット結合により装着されても良い。この構成によれば、ワンタッチ装着及びツールレス装着の少なくとも一方のための構成がよりシンプルに設けられる。
本開示の一実施形態において、筒部は、ドリルビットの方向に突出していても良い。筒部は、ドリルビットの方向に伸縮可能であっても良い。この構成によれば、カバーが加工時の動きに追従可能となり、より加工屑の飛散が抑制される。
本開示の一実施形態において、筒部は、蛇腹状であっても良い。この構成によれば、伸縮可能な筒部がより容易に設けられる。
本開示の一実施形態において、筒部は、透光性を有していても良い。カバーベース部は、覗き窓を有していても良い。これらの構成によれば、カバー装着時の視界がより広くなる。
本開示の一実施形態において、カバーベース部は、円形であっても良い。筒部は、円筒状であっても良い。これらの構成によれば、カバーベース部及び筒部の少なくとも一方がよりシンプルに設けられる。
本開示の一実施形態において、カバーは、出力軸に接続可能であり且つドリルビットを装着可能であるソケットを備えていても良い。この構成によれば、出力軸等の装着がより容易になる。
本開示の一実施形態において、カバーは、筒部に対して着脱自在なダストボックスを備えていても良い。この構成によれば、加工屑の処理がより容易になる。
本開示の一実施形態において、カバーは、ファンと出力軸とを接続する中間ギヤを備えていても良い。この構成によれば、出力軸及びファンのレイアウトがより自由に行える。
以下、本開示の各種の実施例(それぞれの変更例を含む)が、適宜図面に基づいて説明される。
これらの実施例は、電動工具の一例としての穴あけ工具に係るものであり、より具体的には、充電式ドライバドリルに係るものである。
これらの実施例における前後上下左右は、説明の便宜上定めたものであり、作業の状況及び移動する部材の状態の少なくとも一方等により変化することがある。
尚、本開示は、下記の実施例及び変更例に限定されない。
[第1実施例]
図1は、第1実施例に係るドライバドリル1の斜視図である。図2は、ドライバドリル1の前上部の中央縦断面図である。図3は、ドライバドリル1の上面図である。図4は、図2の一部の駆動軸中央横断面図である。
ドライバドリル1は、ハウジング2と、本体部4と、グリップ部6と、バッテリ7と、補助グリップ8と、カバー9と、を有する。
尚、図3において、右が前となり、上が左となる。
ハウジング2は、ドライバドリル1の外郭を形成する。
ハウジング2は、プラスチック製である。
本体部4は、中心軸を前後方向とする筒状である。本体部4は、ハウジング2の上部を含む。尚、本体部4は、ハウジング2の上部を含まないものと捉えられても良い。
本体部4は、モータ10と、ギヤアッセンブリ12と、スピンドル部14と、チャック16と、速度切替スイッチ18と、モード切替スイッチ19と、を有する。
モータ10は、本体部4の後部内に収容される。
モータ10は、モータ軸17を有する。モータ軸17は、前後に延びる。モータ軸17は、ロータの一部又は全部であり、回転駆動される。モータ軸17の仮想的な中心軸は、仮想的な前後方向の直線である駆動軸に含まれる。
ギヤアッセンブリ12は、複数のギヤ(図示略)を有する。
ギヤアッセンブリ12は、モータ10の前側に配置されている。
スピンドル部14は、スピンドル20と、前スピンドル軸受22と、後スピンドル軸受24と、を有する。
スピンドル20は、前後に延びる円柱状である。スピンドル20の仮想的な中心軸は、上述の駆動軸に含まれる。スピンドル20は、ギヤアッセンブリ12の前側に配置されている。スピンドル20の後端部は、ギヤアッセンブリ12の前端部と接続されている。スピンドル20の前部には、有底のスピンドル穴20Pが形成される。スピンドル穴20Pは、スピンドル20の前面から後方に延びている。
前スピンドル軸受22は、スピンドル20の中央部を回転可能に支持する。前スピンドル軸受22は、ハウジング2に保持される。
後スピンドル軸受24は、スピンドル20の後部を回転可能に支持する。後スピンドル軸受24は、ハウジング2に保持される。
チャック16は、ビット(先端工具、図示略)を把持可能である。チャック16は、ビットを保持する先端工具保持部である。ビットは、例えばドリルビットである。ドリルビットにより、被加工材への穴あけ加工が可能である。尚、チャック16の詳細な内部機構の図示は、省略されており、以下同様である。
チャック16は、スピンドル20の前側に配置されている。チャック16は、スピンドル20に、ボルト26を介して装着されている。ボルト26は、前後に延びる。ボルト26は、スピンドル穴20Pに入る。チャック16は、ビットに駆動力を与える出力軸である。
尚、スピンドル20が出力軸と扱われても良い。ビットは、スピンドル20に装着されても良く、この場合チャック16は省略されても良い。即ち、ビットは、出力軸に対し、直接的に接続されても良いし、間接的に接続されても良い。
モータ10は、ドライバドリル1の駆動源である。
モータ10におけるモータ軸17の回転は、ギヤアッセンブリ12で減速されたうえでスピンドル20に伝達され、チャック16及びビットに伝達される。
ギヤアッセンブリ12は、モータ軸17の駆動力をスピンドル20に伝える動力伝達部である。
速度切替スイッチ18は、前後にスライド操作可能である。速度切替スイッチ18は、ギヤアッセンブリ12を、自身の前後方向における位置に応じた状態とすることで、スピンドル20に対する回転の速度を切り替える。速度切替スイッチ18の位置、即ち速度は、3段階である。尚、速度の段階は、2以下であっても良いし、4以上であっても良い。速度切替スイッチ18が省略されても良い。
速度切替スイッチ18は、本体部4の上面の中央部に配置される。
モード切替スイッチ19は、左右に回転操作可能である。モード切替スイッチ19は、ギヤアッセンブリ12を、自身の左右方向における位置に応じた状態とすることで、スピンドル20の回転に関するモードを切り替える。モード切替スイッチ19の位置、即ちモードは、2種類存在する。モードは、ドリルモード、及びネジ締めモードである。モード切替スイッチ19が左方に位置すると、ドリルモードとなる。モード切替スイッチ19が右方に位置すると、ネジ締めモードとなる。尚、モードの数は、1であっても良いし、3以上であっても良い。モードの種類は、追加され、あるいは変更されても良い。スピンドル20を介してチャック16及びビットに震動が付与される震動モードが追加されても良い。
モード切替スイッチ19は、本体部4の上面の前部に配置される。
グリップ部6は、本体部4の下部から下方へ突出するように形成されている。グリップ部6は、使用者が把持する部分である。グリップ部6は、ハウジング2の下部を含む。尚、グリップ部6は、ハウジング2の下部を含まないものと捉えられても良い。
グリップ部6は、トリガ30と、正逆切替レバー32と、バッテリ装着部34と、を有する。
トリガ30は、グリップ部6の上端部に配置されている。
トリガ30は、使用者により後方へ操作される。
正逆切替レバー32は、モータ10の回転方向を切替えるスイッチである。
正逆切替レバー32は、トリガ30の後方に配置される。
正逆切替レバー32は、グリップ部6の上端縁に配置される。尚、正逆切替レバー32は、本体部4とグリップ部6の境界領域に配置されても良いし、本体部4に配置されても良い。
バッテリ装着部34は、グリップ部6の下端部に配置される。バッテリ装着部34は、その上部に対して外方へ広がる。
バッテリ装着部34には、バッテリ7が装着される。バッテリ7は、リチウムイオンバッテリである。
バッテリ7は、バッテリ端子部を上とした状態で、バッテリ装着部34の前から後方へスライドさせることで装着される。装着時、バッテリ端子部がバッテリ装着部34のバッテリ装着部端子部に接触する。バッテリ7が外される場合、バッテリ7が前方にスライドされる。
尚、バッテリ7は、ドライバドリル1の構成要素に含められなくても良い。
補助グリップ8は、グリップ40と、締付部42と、を有する。
補助グリップ8は、本体部4の前端部外側から左方へ延びるように装着される。尚、補助グリップ8の配置は、他の態様であっても良い。
グリップ40は、使用者が把持する部分である。グリップ40は、鍔付きの円柱状である。
締付部42は、締付部ベース44と、バンド46と、を有する。
締付部ベース44の左端部は、グリップ40の右端部に固定されている。締付部ベース44の右端部は、上下に分かれた二股状となっている。
バンド46は、帯状である。バンド46は、締付部ベース44の右上端部から右下端部にわたり、半円状に延びている。バンド46は、グリップ40とつながっている。グリップ40は、締付部ベース44に対して、自身の仮想的な中心軸の周りで回転可能である。バンド46は、グリップ40の回転操作により、緩んだり締まったりする。
使用者は、グリップ40を操作してバンド46を緩めることで、補助グリップ8を本体部4から取り外すことができる。又、使用者は、取り外された補助グリップ8の締付部42を本体部4に通し、グリップ40を操作してバンド46を締めることで、補助グリップ8を本体部4に取り付けることができる。
カバー9は、プラスチック製であり、カバーベース部50と、筒部52と、板部54と、を有する。
カバーベース部50は、板状であり、より詳しくは上下左右に広がる円形の皿状である。カバーベース部50の周縁部は、カバーベース部50の中央部より前方に配置される。カバーベース部50の中央部には、後中央孔50Hが形成されている。後中央孔50Hは、円形の孔である。尚、後中央孔50Hは、円形以外であっても良い。他の孔についても、同様である。
カバーベース部50の右部には、複数(2箇所)の覗き窓50V(rear viewing window)が設けられている。各覗き窓50Vは、扇状であり、上下に並んでいる。各覗き窓50Vは、透孔である。尚、覗き窓50Vの少なくとも一方は、透光板等であっても良い。又、カバーベース部50全体が、透光性を有しても良い。カバーベース部50のみが金属製とされる等、カバー9の一部又は全部の材質が変更されても良い。
筒部52は、円筒状である。筒部52の前端部は、前方へ開口している。筒部52の後端部は、後方へ開口している。筒部52は、カバーベース部50の周縁部から前方へ延びている。筒部52は、カバーベース部50からビットの方向へ突出している。筒部52は、透光性を有する。尚、筒部52は、各覗き窓50Vの前方部分のみ透光性を有していても良いし、透光性を有していなくても良い。又、筒部52は、正四角筒を始めとする多角筒状等であっても良い。
筒部52は、蛇腹状であり、前後方向(ビットの延在方向)に伸縮可能である。筒部52は、弾性を呈している。
板部54は、リング状の板である。板部54は、中央部に、前中央孔54Hを有する。板部54は、透光性を有する。尚、板部54は、透光性を有していなくても良い。又、板部54は、正四角板を始めとする多角形板等であっても良い。
板部54の周縁部は、筒部52の後端部に接触している。筒部52の後端部は、板部54とカバーベース部50とで挟まれている。
板部54は、筒部52の後端部における開口の一部を閉塞する。
尚、板部54は、カバーベース部50及び筒部52の少なくとも一方と一体であっても良い。
カバー9は、補助グリップ8と一体である。即ち、カバー9は、補助グリップ8を有する。
より詳しくは、カバーベース部50における後中央孔50Hの左側部分と、締付部ベース44の前中央部とが一体化されている。
カバー9は、補助グリップ8の装着により同時に装着される。カバー9の装着時、本体部4の前端部は、後中央孔50H及び前中央孔54Hを通る。カバー9の装着時、チャック16及びビットは、カバー9の筒部52の径方向内方に配置される。チャック16及びビットの上下左右は、カバー9により覆われる。チャック16及びビットの後方は、カバー9(及び本体部4)により覆われる。
尚、カバー9は、元来別体の補助グリップ8に対して接着等の結合により一体化されても良い。
このようなドライバドリル1の動作例が説明される。
使用者は、補助グリップ8付きカバー9を装着する。即ち、使用者は、緩めたバンド46及び締付部ベース44の間と、後中央孔50Hと、前中央孔54Hとの各内方に、本体部4の前端部を後方から通し、バンド46の締付により本体部4の前端部に対して補助グリップ8付きカバー9を取り付ける。
そして、使用者は、グリップ部6を右手で把持すると共にグリップ40を左手で把持しつつ、被加工材の加工部にビットの前端を当て、当該加工部の周辺にカバー9の筒部52の前端部を当てた状態で、トリガ30を後方へ操作する。すると、トリガ30と連動するメインスイッチ(図示略)が切り替わり、トリガ30の操作量に応じて、バッテリ7からモータ10への給電がなされ、モータ軸17が回転する。モータ軸17の回転力は、ギヤアッセンブリ12により減速されてスピンドル20に伝わり、チャック16に付けたドリルあるいはドライバ等のビットに伝わって、上記加工部が回転するビットにより加工される。
他方、使用者がトリガ30の操作を停止すると、メインスイッチがオフとなってモータ10がオフとなり、モータ軸17、スピンドル20、チャック16及びビットの各回転が停止して、上記加工部の加工が停止される。
ビットによる被加工材の加工時、ビットの外方が、カバー9(並びに本体部4及び被加工材)により覆われる。特に、筒部52は、ビットを囲む。よって、被加工材から発生する粉塵及びかけらの少なくとも一方等の加工屑が、カバー9に保持され、カバー9内に留まる。カバー9は、加工屑を保持可能である。従って、加工屑の外方への飛散が抑制される。
又、ビットによる被加工材の加工時、使用者は、各覗き窓50V、及び透光性を有する板部54を通じ、カバー9内の様子を視認可能である。更に、使用者は、透光性を有する筒部52を通じ、カバー9内の様子を視認可能である。
又更に、使用者は、ビットによる被加工材の加工あるいはその完了のため、ドライバドリル1を被加工材側へ接近あるいは離反する方向へ移動させるところ、筒部52が蛇腹状であることにより、ドライバドリル1の移動に応じて筒部52が伸縮し、ビットの被覆状態が保持される。
加工後、使用者は、補助グリップ8付きカバー9を取り外せば、カバー9内に付着した加工屑をより取り除き易くなる。使用者は、補助グリップ8付きカバー9を、グリップ40の操作によりバンド46を緩めた状態で本体部4に対して前方に移動させることで、本体部4から取り外すことができる。
補助グリップ8及びカバー9は一体であるため、使用者は、補助グリップ8とカバー9とをそれぞれ着脱する必要がなく、それらの着脱を一度で行える。
又、補助グリップ8及びカバー9は一体であるため、別体の場合に比べ、よりコンパクトになる。
尚、第1実施例及びその変更例は、上記の形態及び変更例に限定されず、例えば次のような更なる変更を適宜施すことができる。
補助グリップ8付きカバー9の装着は、バンド46の締付によるものに限られず、例えば係止部と被係止部との係止によるものであっても良い。
補助グリップ8及びカバー9の一体化の態様は、上述のものに限られない。
ハウジング2の区分の数、及び各種の軸受に係る支持する部材当たりの数の少なくとも何れか等が、上述及び図示の数に対して増減されても良い。ハウジング2の一部又は全部が金属製とされる等、各種部材及び部分の材質が変更されても良い。トリガ30をボタンとする等、各種作動部の形式が変更されても良い。カバー9付き補助グリップ8の装着位置が本体部4の中央部とされる等、各種の部材及び部分の配置が変更されても良い。グリップ40が鍔無しの角柱状とされる等、各種の部材の形状が変更されても良い。
又、出力軸(先端工具保持部)の方向がモータ軸17の方向及びその駆動力を伝達する動力伝達部の伝達方向のうちの少なくとも一方と異なる(略90度となる)アングル電動工具に、本発明が適用されても良い。
更に、商用電源で駆動されるものを始めとする充電式(バッテリ駆動)でないドライバドリル、あるいはドライバドリル以外の他の電動工具、又はクリーナ、ブロワ、あるいは園芸用トリマを始めとする園芸工具等に、本発明が適用されても良い。
[第2実施例]
図5は、第2実施例に係るドライバドリル201の前部斜視図である。図6は、ドライバドリル201の前上部の中央縦断面図である。図7は、図6のA-A線の断面を含む上面図である。
第2実施例は、モードの切替及びカバーを除き、第1実施例と同様に成る。同様に成る部分については、同じ符号が付され、適宜説明が省略される。
第2実施例のドライバドリル201におけるモードの切替は、第1実施例のモード切替スイッチ19による切替に代えて、モード切替リング219の回転操作により行われる。
第2実施例のカバー209は、補助グリップ8と一体ではない。
カバー209は、カバーベース部250と、筒部52と、板部254と、第1ソケット部256と、第2ソケット部257と、を有する。
カバーベース部250は、次の各点を除き、第1実施例のカバーベース部50と同様に成る。
カバーベース部250は、補助グリップ8と結合されていない。
覗き窓50Vは、右部の2箇所に加え、左部の2箇所にも設けられる。
カバーベース部250は、後中央孔50Hに加え、後周縁孔250Eと、集塵機接続部としてのジョイント部250Jと、を有する。
後周縁孔250Eは、円形の孔であり、後中央孔50Hの上方に配置される。後周縁孔250Eは、円筒状に後方に突出する部分の内方に配置される。又、後中央孔50Hは、第1実施例と異なり、円筒状に後方に突出する部分の内方に配置される。尚、後中央孔50H及び後周縁孔250Eの少なくとも一方は、円筒状に後方に突出する部分の内方に配置されなくても良い。
ジョイント部250Jは、円筒状であり、後中央孔50Hの右方に配置される。ジョイント部250Jは、隣接する部分から後方に突出している。ジョイント部250Jは、集塵機のホースHを接続可能である。尚、ジョイント部250Jは、円筒状以外であっても良い。又、ジョイント部250Jは、後中央孔50Hの右下方等に配置されても良い。
板部254は、次の各点を除き、第1実施例の板部54と同様に成る。
板部254は、前中央孔54Hに加え、前周縁孔254Eと、ジョイント孔254Jと、を有する。
前周縁孔250Eは、円形の孔であり、前中央孔54Hの上方であって、カバーベース部250の後周縁孔250Eの前方に配置される。
ジョイント孔254Jは、円形の孔であり、前中央孔54Hの右方であって、カバーベース部250のジョイント部250Jの前方に配置される。
第1ソケット部256は、第1ソケット260と、第1ソケット軸受262と、を有する。
第1ソケット260は、前後に延びる円柱状である。第1ソケット260は、後中央孔50H及び前中央孔54Hを通過する。第1ソケット260は、第1被把持部260Cと、第1装着部260Tと、を有する。
第1被把持部260Cは、円柱状であり、第1ソケット260の後部に配置される。第1被把持部260Cの径は、他の部分に比べて小さい。第1被把持部260Cは、ビットの基部(被把持部)と同様の形状を有している。第1被把持部260Cは、カバーベース部250の後面より後方に突出している。第1被把持部260Cは、チャック16に把持される。
第1装着部260Tは、前面から後方へ延びる有底の穴である。第1装着部260Tは、ビットを受け入れ、ビットを保持する。
第1ソケット軸受262は、第1ソケット260の前後方向の中央部の周りに設けられる。第1ソケット軸受262は、後中央孔50H(の周囲部分)に保持される。第1ソケット軸受262は、第1ソケット260を、その仮想的な前後方向の中心軸の周りで回転可能に支持する。
第2ソケット部257は、第2ソケット270と、第2ソケット軸受272と、を有する。
第2ソケット270は、前後に延びる円柱状である。第2ソケット270は、後周縁孔250E及び前周縁孔254Eを通過する。第2ソケット270は、第2被把持部270Cと、第2装着部270Tと、を有する。
第2被把持部270Cは、円柱状であり、第2ソケット270の後部に配置される。第2被把持部270Cの径は、他の部分に比べて小さい。第2被把持部270Cは、ビットの基部(被把持部)と同様の形状を有している。第2被把持部270Cは、カバーベース部250の後面より後方に突出している。第2被把持部270Cは、チャック16に把持される。
第2装着部270Tは、前面から後方へ延びる有底の穴である。第2装着部270Tは、ビットを受け入れ、ビットを保持する。
第2ソケット軸受272は、第2ソケット270の前後方向の中央部の周りに設けられる。第2ソケット軸受272は、後周縁孔250E(の周囲部分)に保持される。第2ソケット軸受272は、第2ソケット270を、その仮想的な中心軸の周りで回転可能に支持する。
第2ソケット部257は、カバー209(カバーベース部250)の中心からずれて配置されており、カバー209において偏心して設けられる。
尚、後周縁孔250E、前周縁孔254E及び第2ソケット部257は、カバー209の上部以外の他の周縁部等に配置されても良い。
このようなドライバドリル201の動作例が説明される。
使用者は、通常、カバー209の第1ソケット260の第1被把持部260Cをチャック16により保持すると共に、第1装着部260Tにビットを装着して、ビットにより被加工材を加工する。スピンドル20の回転力は、チャック16及び第1ソケット260を介して、ビットに伝達される。この場合、加工屑は、カバー209に保持され、カバー209内に留まる。従って、加工屑の飛散は、加工屑を保持可能であるカバー209により抑制される。
又、使用者は、部屋の内壁の天井際を始めとする隅部等を加工する場合、第2ソケット270の第2被把持部270Cをチャック16により保持すると共に、第2装着部270Tにビットを装着して、ビットにより被加工材を加工する。即ち、カバーベース部250は、第2ソケット270の偏心により、チャック16及びビットを偏心位置に配置させる。スピンドル20の回転力は、チャック16及び第2ソケット270を介して、ビットに伝達される。この場合、ビットの上方にはカバー209の上端部のみが配置され、第1装着部260Tにビットを装着する場合に比べてビットの上方に配置されるカバー209の部分が小さい。よって、ビットは、カバー209が周囲にある状態で、より隅部に近づくことができる。即ち、ビットによる加工の隅打ち性が向上する。従って、使用者は、カバー209における加工屑の保持により、隅部等の加工時においても加工屑の飛散を抑制することができる。
更に、使用者は、被加工材の加工時、ジョイント部250Jに集塵機のホースHを接続し、集塵機を作動させて、集塵を行うことができる。加工屑は、ジョイント孔254J、ジョイント部250J、及びホースHを介して、集塵機により集塵される。
尚、ホースHの非接続時等に使用する、ジョイント部250J及びジョイント孔254Jの少なくとも一方の蓋が設けられても良い。蓋は、着脱可能であり、装着時にジョイント部250J及びジョイント孔254Jの少なくとも一方を閉塞する。蓋は、カバー209とつながれていても良いし、別体でも良い。又、ジョイント部250J及びジョイント孔254Jの少なくとも一方に、弁が設けられても良い。弁は、通常時にジョイント部250J及びジョイント孔254Jの少なくとも一方を閉じ、加工屑の流出を抑制する。又、弁は、集塵機での吸引時に開き、カバー209内の加工屑の吸引を可能とする。
第2実施例及びその変更例は、第1実施例と同様な変更例を適宜有する。
[第3実施例]
図8は、第3実施例に係るドライバドリル301の前上部の中央縦断面図である。
第3実施例は、チャック及びスピンドル並びにカバー及び本体部の先端部を除き、第1実施例と同様に成る。同様に成る部分については、同じ符号が付され、適宜説明が省略される。
第3実施例のチャック316は、ボルト26により装着されない。第3実施例のスピンドル320のスピンドル穴320Pは、ボルト26を受け入れず、角柱状である。
チャック316は、被装着部316Cを有する。被装着部316Cは、角柱状である。被装着部316Cの形状は、スピンドル穴320Pの形状に対応する。被装着部316Cは、チャック316の後端部に配置される。被装着部316Cは、スピンドル穴320Pに進入可能である。チャック316は、被装着部316C及びスピンドル穴320Pを介し、スピンドル320に装着される。
第3実施例のハウジング302における本体部304の先端部に配置された部分であって、スピンドル20の前部の径方向外側の部分には、本体側バヨネット部302Bが形成されている。
本体側バヨネット部302Bは、隣接する部分に対して径方向外方に突出している。
第3実施例のカバー309は、補助グリップ8と一体ではない。
カバー309は、カバーベース部350と、筒部52と、板部54と、を有する。
カバーベース部350における後中央孔50Hの後部の隣接部には、カバー側バヨネット部350Bが形成されている。カバー側バヨネット部350Bは、隣接する部分に対して、後方及び径方向内方に突出している。
カバー側バヨネット部350Bは、本体側バヨネット部302Bに対し、バヨネット結合可能である。
このようなドライバドリル301の動作例が説明される。
使用者は、カバー309の後中央孔50H内にスピンドル320の先端部を入れた状態で、カバー側バヨネット部350Bを本体側バヨネット部302Bに掛ける。そして、使用者は、カバー309を、本体部304に対して、所定量だけ所定方向に回転させることで、カバー側バヨネット部350Bを本体側バヨネット部302Bにバヨネット結合させ、カバー309を本体部304に装着する。
又、使用者は、スピンドル320に、チャック316を装着する。チャック316の後部は、後中央孔50H及び前中央孔54Hの各内方を通過する。更に、使用者は、チャック316の前部にビットを装着する。チャック316及びビットは、カバー309内に配置される。カバーベース部350は、チャック316とハウジング302の間に配置される。尚、使用者は、スピンドル320にビットを装着し、チャック316を用いなくても良い。
そして、使用者は、ビットにより被加工材を加工する。この場合、加工屑は、カバー309に保持され、カバー309内に留まる。従って、加工屑の飛散は、加工屑を保持可能であるカバー309により抑制される。
使用者は、加工後等に、適宜ビット及びチャック316を取り外し、更に、カバー側バヨネット部350B及び本体側バヨネット部302Bのバヨネット結合を、装着時と反対方向への相対的な回転によって解除し、本体部304からカバー309を取り外すことができる。
カバー309の本体部304に対する着脱は、バヨネット結合により、ワンタッチでより容易に行える。又、カバー309の本体部304に対する着脱は、バヨネット結合により、着脱のための道具を用いることなく、即ちツールレスでより容易に行える。
尚、カバー309の本体部304に対するワンタッチ(ツールレス)の着脱は、前後に延びる爪部等の係止部の、その被係止部への係止によるもの等、他の態様とされても良い。
第3実施例及びその変更例は、第1実施例及び第2実施例と同様な変更例を適宜有する。
[第4実施例]
図9は、第4実施例に係るドライバドリル401の前上部の中央縦断面図である。
第4実施例は、チャック及びカバーを除き、第3実施例と同様に成る。同様に成る部分については、同じ符号が付され、適宜説明が省略される。
第4実施例のチャック416は、被装着部316Cに加え、チャック側バヨネット部416Bを有する。チャック側バヨネット部416Bは、チャック416の後端部に配置されている。
チャック側バヨネット部416Bは、カバー側バヨネット部350Bと同様に形成されている。尚、チャック側バヨネット部416Bは、本体側バヨネット部302Bに対し、バヨネット結合されても良い。
チャック416は、被装着部316Cをスピンドル320に入れると共に、チャック側バヨネット部416Bを本体側バヨネット部302Bに結合することで、本体部304に装着可能である。
チャック416は、径方向外方の外側部分と、径方向内方の内側部分とを有している。チャック416の外側部分は、チャック側バヨネット部416Bの本体側バヨネット部302Bへの結合により、本体部304に対し固定される。チャック416の内側部分は、チャック416の外側部分に対して、チャック軸受416E等により回転可能である。チャック416の内側部分は、スピンドル320に結合される。
第4実施例のカバー409は、カバーベース部450と、筒部52と、板部54と、スピンドルソケット部455と、を有する。
カバーベース部450は、カバー側バヨネット部350Bに加え、前カバー側バヨネット部450Fを有する。前カバー側バヨネット部450Fは、本体側バヨネット部302Bと同様に形成されている。前カバー側バヨネット部450Fは、カバーベース部450の隣接する部分から前方に突出している。前カバー側バヨネット部450Fの後端部に、前中央孔54Hの周縁が配置されている。
前カバー側バヨネット部450Fは、チャック側バヨネット部416Bに対し、バヨネット結合する。
スピンドルソケット部455は、スピンドルソケット458と、スピンドルソケット軸受459と、を有する。
スピンドルソケット458は、スピンドルソケット穴458Pと、スピンドルソケット被装着部458Cと、を有する。スピンドルソケット458は、前後に延びる円柱状である。スピンドルソケット458は、後中央孔50H及び前中央孔54Hを通過する。
スピンドルソケット穴458Pは、スピンドル穴320Pと同様に成る。
スピンドルソケット被装着部458Cは、チャック316の被装着部316Cと同様に成る。
スピンドルソケット軸受459は、スピンドルソケット458の前後方向の中央部の周りに設けられる。スピンドルソケット軸受459は、後中央孔50H(の周囲部分)に保持される。スピンドルソケット軸受459は、スピンドルソケット458を、その仮想的な前後方向の中心軸の周りで回転可能に支持する。
カバーベース部450は、次のようにして本体部304に装着される。即ち、スピンドルソケット被装着部458Cが、スピンドル穴320Pに入れられる。又、カバー側バヨネット部350Bが、本体側バヨネット部302Bに結合する。
そして、カバー409に、チャック416が装着される。又、チャック416に、ビットが装着される。ビットは、チャック416の内側部分に固定される。チャック416及びビットは、カバー409内に配置される。カバーベース部450は、チャック416とハウジング302の間に配置される。
このようなドライバドリル401の動作例が説明される。
使用者は、カバー409内に配置されたビットで被加工材を加工することにより、加工屑がカバー409に保持されて加工屑の飛散がカバー409により抑制された状態で、加工を行える。スピンドル320の回転力は、スピンドルソケット458、及びチャック416の内側部分を介して、ビットに伝達される。
カバー409の本体部304への着脱は、カバー側バヨネット部350B及び本体側バヨネット部302Bのバヨネット結合により、ワンタッチで又ツールレスでより容易に行える。
又、チャック416のカバー409への着脱は、前カバー側バヨネット部450F及びチャック側バヨネット部416Bのバヨネット結合により、ワンタッチで又ツールレスでより容易に行える。しかも、チャック416のカバー409への装着は、バヨネット結合がない場合に比べ、より強固に行われる。
加えて、本体側バヨネット部302B及び前カバー側バヨネット部450Fが同様であり、又チャック側バヨネット部416B及びカバー側バヨネット部350Bが同様であり、更にスピンドルソケット穴458P及びスピンドルソケット被装着部458Cが順にスピンドル穴320P、チャック316の被装着部316Cと同様であるため、カバー409を使用しない場合、チャック416は、そのまま本体部304に装着可能である。
尚、チャック416におけるワンタッチ(ツールレス)の着脱は、前後に延びる爪部等の係止部の、その被係止部への係止によるもの等、他の態様とされても良い。
第4実施例及びその変更例は、第1実施例から第3実施例の何れかと同様な変更例を適宜有する。
[第5実施例]
図10は、第5実施例に係るドライバドリル501の前部斜視図である。図11は、ドライバドリル501の前上部の中央縦断面図である。
第5実施例は、カバーを除き、第2実施例と同様に成る。同様に成る部分については、同じ符号が付され、適宜説明が省略される。
第5実施例のカバー509は、カバーベース部550と、筒部552と、板部554と、ダストボックス555と、チャック部556と、集塵機構部557と、を有する。
カバーベース部550は、次の各点を除き、第2実施例のカバーベース部250と同様に成る。
カバーベース部550は、後中央孔50H及び後周縁孔250Eを有さない。
カバーベース部550は、ハウジング部559を有する。
ハウジング部559は、カバーベース部550の隣接する部分より前方に配置されている。ハウジング部559は、チャック部556及び集塵機構部557を保持する。ハウジング部559は、中央孔559Hと、縦孔559Vと、下孔559Uと、フィルタ559Fと、を有する。中央孔559Hは、前後に延びる円柱状の孔である。縦孔559Vは、中央孔559Hの上側から下孔559Uまで延びるギヤボックス状の孔である。下孔559Uは、前後に延びる段付き円柱状の孔である。下孔559Uの前部の径は、下孔559Uの後部の径より大きい。
筒部552は、次の各点を除き、第2実施例(第1実施例)の筒部52と同様に成る。
筒部552は、下端部において、ダストボックス装着部552Pを有する。
ダストボックス装着部552Pは、ダストボックス555を装着可能である。ダストボックス装着部552Pは、前後に延びる孔を有している。ダストボックス装着部552Pの孔を通じ、筒部552内は、ダストボックス555内とつながっている。
板部554は、次の各点を除き、第2実施例の板部254と同様に成る。
板部554は、前中央孔54H、前周縁孔254E、及びジョイント孔254Jを有さない。
板部554は、切り欠き部554Cを有する。切り欠き部554Cは、カバーベース部550のハウジング部559の外形と同様な形状を有している。板部554は、ハウジング部559を除くカバーベース部550の前側に配置される。
ダストボックス555は、半円筒状の箱状部材である。尚、ダストボックス555は、角柱状等、他の形状であっても良い。
ダストボックス555は、上方に開口しており、ダストボックス装着部552Pの孔を覆う。ダストボックス555は、装着時、筒部552の下端部から下方へ突出する。
ダストボックス555の後端部は、ハウジング部559の下面と接触する。
尚、ダストボックス555は、板部554等と一体であっても良い。
チャック部556は、カバー側チャック560と、前チャック軸受562と、後チャック軸受564と、を有する。
カバー側チャック560は、ハウジング部559の中央孔559Hを通過する。カバー側チャック560は、被把持部560Cと、把持部560Tと、チャックギヤ部560Gと、を有する。
被把持部560Cは、円柱状であり、カバー側チャック560の後部に配置される。被把持部560Cの径は、他の部分に比べて小さい。被把持部560Cは、ビットの基部(被把持部)と同様の形状を有している。被把持部560Cは、カバーベース部550の後面より後方に突出している。被把持部560Cは、チャック16に把持される。尚、被把持部560Cは、三角柱状を始めとする多角柱状等であっても良い。
把持部560Tは、ビットを挟持し、ビットを保持する。
チャックギヤ部560Gは、上下左右に広がる円盤状であり、周縁部に複数の歯を有する。チャックギヤ部560Gは、縦孔559Vの上端部に配置される。
前チャック軸受562及び後チャック軸受564は、カバー側チャック560の後半部の周りに設けられる。前チャック軸受562及び後チャック軸受564は、中央孔559H(の周囲部分)に保持される。前チャック軸受562及び後チャック軸受564は、カバー側チャック560を、その仮想的な前後方向の中心軸の周りで回転可能に支持する。前チャック軸受562と後チャック軸受564との間に、チャックギヤ部560Gが配置される。
尚、カバー側チャック560は、第2実施例の第1ソケット260のようなソケットとされても良い。
集塵機構部557は、中間ギヤ570と、前中間ギヤ軸受572と、後中間ギヤ軸受573と、ファン576と、前ファン軸受578と、後ファン軸受579と、を有する。
中間ギヤ570は、前後に延びる円柱状である。中間ギヤ570は、後ギヤ部570Bと、前ギヤ部570Fと、を有する。後ギヤ部570Bは、上下左右に広がる円盤状であり、周縁部に複数の歯を有する。後ギヤ部570Bは、チャックギヤ部560Gと噛み合う。後ギヤ部570Bは、縦孔559Vにおける上下方向の中央部に配置される。前ギヤ部570Fは、上下左右に広がる円盤状であり、周縁部に複数の歯を有する。前ギヤ部570Fは、縦孔559Vにおける上下方向の中央部に配置される。前ギヤ部570Fは、後ギヤ部570Bの前側に配置される。
前中間ギヤ軸受572及び後中間ギヤ軸受573は、中間ギヤ570の前後の周りに設けられる。前中間ギヤ軸受572及び後中間ギヤ軸受573は、ハウジング部559に保持される。前チャック軸受562及び後チャック軸受564は、中間ギヤ570を、その仮想的な前後方向の中心軸の周りで回転可能に支持する。前中間ギヤ軸受572と後中間ギヤ軸受573との間に、後ギヤ部570B及び前ギヤ部570Fが配置される。
尚、中間ギヤ570が省略され、カバー側チャック560とファン576が直接接続されても良い。又、中間ギヤ570が、複数、互いに噛み合う状態で設けられても良い。
ファン576は、前後に延びる円柱状である。ファン576は、ファンギヤ部576Gと、羽根部576Fと、を有する。
ファンギヤ部576Gは、上下左右に広がる円盤状であり、周縁部に複数の歯を有する。ファンギヤ部576Gは、中間ギヤ570の前ギヤ部570Fと噛み合う。ファンギヤ部576Gは、縦孔559Vの下端部及び下孔559Uの後部に配置される。ファンギヤ部576Gは、羽根部576Fの後側に配置される。
羽根部576Fは、複数の羽根を有する。羽根部576Fは、ファン576の回転により、下孔559Uの前端(フィルタ559F)から後端への空気の流れ(風)を起こす。
前ファン軸受578及び後ファン軸受579は、ファン576におけるファンギヤ部576Gの前後の周りに設けられる。前ファン軸受578及び後ファン軸受579は、ハウジング部559に保持される。前ファン軸受578及び後ファン軸受579は、ファン576を、その仮想的な前後方向の中心軸の周りで回転可能に支持する。羽根部576Fとファンギヤ部576Gとの間に、前ファン軸受578が配置される。
このようなドライバドリル501の動作例が説明される。
使用者は、カバー509のカバー側チャック560の被把持部560Cをチャック16により保持すると共に、把持部560Tにビットを保持して、ビットにより被加工材を加工する。スピンドル20の回転力は、チャック16及びカバー側チャック560を介して、ビットに伝達される。この場合、加工屑は、カバー509に保持され、カバー509内に留まる。従って、加工屑の飛散は、加工屑を保持可能であるカバー509により抑制される。
更に、カバー側チャック560の回転力は、チャックギヤ部560G、中間ギヤ570、及びファンギヤ部576Gを介して、ファン576に伝達される。中間ギヤ570は、ファン576とカバー側チャック560とを接続する。
そして、ファン576の回転により起きた風は、カバー509内を含む周囲の加工屑を吸引し、ダストボックス555に集める。加工屑は、フィルタ559Fにより、吸引されてもカバー509内に留まる。
よって、被加工材の加工時、加工屑は、別途の集塵機への接続を要することなく、カバー509の集塵機構部557により集塵される(カバー509の自己集塵)。
第5実施例及びその変更例は、第1実施例から第4実施例の何れかと同様な変更例を適宜有する。
又、第1実施例から第5実施例及びそれらの変更例の何れかは、適宜組み合わせられても良い。例えば、第5実施例のチャック部556が、第2実施例の第2ソケット部257のように周縁に配置されると共に、集塵機構部557と接続されるようにして、カバー509が隅打ち性を向上しつつ自己集塵可能とされても良い。
1,201,301,401,501・・ドライバドリル(電動工具,穴あけ工具)、2,302・・ハウジング、8・・補助グリップ、9,209,309,409,509・・カバー、10・・モータ、16,316,416・・チャック(出力軸)、20,320・・スピンドル(出力軸)、50,250,350,450,550・・カバーベース部、50V・・覗き窓、52,552・・筒部、250J・・ジョイント部(集塵機接続部)、260・・第1ソケット、270・・第2ソケット、302B・・本体側バヨネット部、350B・・カバー側バヨネット部、416B・・チャック側バヨネット部、450F・・前カバー側バヨネット部、555・・ダストボックス、557・・集塵機構部、560・・カバー側チャック(出力軸)、570・・中間ギヤ、576・・ファン。

Claims (11)

  1. モータと、
    前記モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、
    前記モータを収容し前記出力軸を回転可能に支持するハウジングと、
    を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであって、
    板状のカバーベース部と、
    前記カバーベース部の周縁部から突出して前記ドリルビットを囲む筒部と、
    集塵機に接続可能な集塵機接続部と、
    を備えており、
    前記ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能である
    ことを特徴とするカバー。
  2. モータと、
    前記モータにより回転されドリルビットに接続される出力軸と、
    前記モータを収容し前記出力軸を回転可能に支持するハウジングと、
    を有する穴あけ工具に対して装着されるカバーであって、
    板状のカバーベース部と、
    前記カバーベース部の周縁部から突出して前記ドリルビットを囲む筒部と、
    前記出力軸により回転されるファンと、
    を備えており、
    前記ドリルビットにより発生する加工屑を保持可能であり、
    前記ファンにより前記加工屑を集塵可能である
    ことを特徴とするカバー。
  3. 更に、前記ファンと前記出力軸とを接続する中間ギヤを備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載のカバー。
  4. 前記筒部は、前記ドリルビットの方向に突出しており、前記ドリルビットの方向に伸縮可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のカバー。
  5. 前記筒部は、蛇腹状である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のカバー。
  6. 前記筒部は、透光性を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のカバー。
  7. 前記カバーベース部は、覗き窓を有している
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のカバー。
  8. 前記カバーベース部は、円形である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のカバー。
  9. 前記筒部は、円筒状である
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載のカバー。
  10. 更に、前記出力軸に接続可能であり且つ前記ドリルビットを装着可能であるソケットを備えている
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載のカバー。
  11. 前記筒部に対して着脱自在なダストボックスを備えている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載のカバー。
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