JP2023090114A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2023090114A
JP2023090114A JP2021204902A JP2021204902A JP2023090114A JP 2023090114 A JP2023090114 A JP 2023090114A JP 2021204902 A JP2021204902 A JP 2021204902A JP 2021204902 A JP2021204902 A JP 2021204902A JP 2023090114 A JP2023090114 A JP 2023090114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower bracket
bracket cover
shroud
type vehicle
straddle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021204902A
Other languages
English (en)
Inventor
明仁 出口
Akihito Deguchi
真 佐藤
Makoto Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2021204902A priority Critical patent/JP2023090114A/ja
Priority to US17/991,335 priority patent/US20230192213A1/en
Priority to DE102022131252.6A priority patent/DE102022131252A1/de
Publication of JP2023090114A publication Critical patent/JP2023090114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J15/00Mud-guards for wheels
    • B62J15/02Fastening means; Stays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/10Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J41/00Arrangements of radiators, coolant hoses or pipes on cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K21/00Steering devices
    • B62K21/02Front wheel forks or equivalent, e.g. single tine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】フロントフォークを通す空間を通ってフロントカウルの内側に入る走行風を抑制し、鞍乗型車両の空力性能を向上させ、またはラジエータもしくはオイルクーラ等に吹き当たる走行風量を増加させる。【解決手段】鞍乗型車両は、鞍乗型車両の前上部を覆うフロントカウル部16と、フロントフェンダ11の上方に位置し、フロントカウル部16の下部を覆うシュラウド21と、フロントフェンダ11の上方に位置し、フロントフォーク7をステアリングステム6に連結するロアブラケット9を下方から覆うロアブラケットカバー31とを備え、シュラウド21は、フロントフォーク7を通す開口部27を有し、ロアブラケットカバー31は開口部27の下方に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、フロントカウルを備えた鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両において、フロントカウルは、走行時の空気抵抗を減少させる機能、走行時に発生する揚力を低減させる機能、運転者に吹き当たる走行風を減らす機能等を有している。なお、フロントカウルには、ヘッドランプの周囲のみを覆うカウル、ヘッドランプの周囲から燃料タンクの前部側方辺りまでを覆うカウル、ヘッドランプの周囲からラジエータの上部側方辺りまたはエンジンのシリンダヘッドの側方辺りまでを覆うカウル等が含まれる。また、フルカウルの前上側部分もフロントカウルに相当する。
フロントカウルを有する鞍乗型車両の走行時には、走行風が、フロントカウルとフロントフェンダとの間を通り、前輪の後方に配置されたラジエータまたはオイルクーラ(あるいは空冷式エンジンの場合にはエンジン)に吹き当たる。この走行風により、ラジエータまたはオイルクーラ(あるいはエンジン)が冷却される。
ところが、一般に、フロントカウルの下部には、フロントフォークを通すための空間が設けられている。特に、フロントカウルが鞍乗型車両のメインフレーム等に支持されているタイプの鞍乗型車両においては、フロントフォークがステアリングステムを回転軸としてフロントカウルに対して回転することができるようにするために、フロントカウルの下部には大きな空間が確保されている。具体的には、フロントフォークはステアリングステムにアッパブラケットおよびロアブラケットを介して支持されているが、概ねロアブラケットの下方に位置する部分はカウルにより覆われていない。このようなタイプの従来の鞍乗型車両においては、走行風の一部が、フロントカウルの下部の空間を通ってフロントカウルの内側に入り、フロントカウルの内側を上方向または上後方向に流れることがある。その結果、ラジエータ、オイルクーラまたはエンジンに吹き当たる走行風の風量が減少し、ラジエータ、オイルクーラまたはエンジンの冷却効果が低下する。また、フロントカウルの下部の空間を通ってフロントカウルの内側を上方向または上後方向に流れた走行風が鞍乗型車両のフレーム等に吹き当たり、空気抵抗を増大させ、またはフロントリフトを発生させることもある。
また、下記の特許文献1の図2に示されている自動二輪車は、フロントフォーク(2)およびヘッドパイプ(3)の前方を覆うフロントカバー部(20)を有している。フロントカバー部(20)は、ステー(21、22)によりヘッドパイプ(3)およびメインフレーム(5)に支持されている。フロントカバー部(20)の最前に位置するノーズ(24)の下側にはアンダーカバー部(25)が設けられている。アンダーカバー部(25)は、フロントフェンダ(13)に対面してその上方を略水平に後方へ延び、フロントフォーク(2)の近傍に至っている。また、アンダーカバー部(25)の後方には、フロントフォーク(2)を通すための間隙が設けられている。また、フロントフォーク(2)は、トップブリッジ(27)およびボトムブリッジ(28)により操向軸(29)に接続されている。また、ボトムブリッジ(28)には導風板(30)が取り付けられている。導風板(30)の前部(31)はアンダーカバー部(25)の上方に重なり、導風板(30)の中間部(32)はボトムブリッジ(28)の下面に当接している。また、導風板(30)の後部(33)は、ボトムブリッジ(28)の背面に沿って上方へ延びてからメインフレーム5の下面近くで後方へ略水平に曲がり、ラジエータ(15)の上部へ延び、ラジエータ(15)の一部上方を覆っている。同文献の段落0036には、導風板(30)は、走行風がフロントフォーク(2)を通すための間隙からフロントカバー部(20)の内側に入り込むことを阻止する機能を有する旨が記載されている。なお、上記の丸括弧付きの符号は、特許文献1に記載された符号である。
特開2005-254873号公報
上記特許文献1の記載によれば、同文献中の導風板(30)は、フロントフォーク(2)を通すための間隙を通ってフロントカウル部(20)の内側に入る走行風を抑制する効果を奏し得るものと考えられる。
しかしながら、導風板(30)は、フロントフォーク(2)を操向軸(29)に接続するボトムブリッジ(28)に取り付けられ、ボトムブリッジ(28)とアンダーカバー部(25)との間に配置されている。それゆえ、車両の設計上の都合等により、ボトムブリッジ(28)とアンダーカバー部(25)との上下方向における距離が大きい場合には、それに伴い、導風板(30)とアンダーカバー部(25)との間の上下方向における間隙が大きくなる。その結果、走行風が導風板(30)とアンダーカバー部(25)との間の間隙を通ってフロントカウル部(20)の内側に入り易くなり、導風板(30)の上記効果が十分に発揮されないおそれがある。
一方、車両の設計上の都合等により、ボトムブリッジ(28)とアンダーカバー部(25)との上下方向における距離が極めて小さい場合には、ボトムブリッジ(28)とアンダーカバー部(25)との間に導風板(30)を配置するスペースを確保することが困難となる。この場合には、導風板(30)を設けることができない。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、フロントフォークを通す空間を通ってフロントカウルの内側に入る走行風を抑制し、鞍乗型車両の空力性能を向上させ、またはラジエータもしくはオイルクーラ等に吹き当たる走行風量を増加させることができる鞍乗型車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ヘッドパイプ、前記ヘッドパイプ内に回転可能に支持されたステアリングステム、フロントフォーク、前記フロントフォークの上端部を前記ステアリングステムに連結するアッパブラケット、前記アッパブラケットの下方に位置し、前記フロントフォークの上部を前記ステアリングステムに連結するロアブラケット、前記フロントフォークの下端部に支持された前輪、および前記前輪を上方から覆うフロントフェンダを備えた鞍乗型車両であって、前記鞍乗型車両の前上部を覆うフロントカウルと、前記フロントフェンダの上方に位置し、前記フロントカウルの下部を覆うシュラウドと、前記フロントフェンダの上方に位置し、前記ロアブラケットを下方から覆うロアブラケットカバーとを備え、前記シュラウドは、前記フロントフォークを通す開口部を有し、前記ロアブラケットカバーは前記開口部の下方に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、フロントフォークを通す空間を通ってフロントカウルの内側に入る走行風を抑制し、鞍乗型車両の空力性能を向上させ、またはラジエータもしくはオイルクーラ等に吹き当たる走行風量を増加させることができる。
本発明の実施例の鞍乗型車両の前部を左方から見た状態を示す説明図である。 カウルを透過させた本発明の実施例の鞍乗型車両の前部を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両を前方から見た状態を示す説明図である。 図3中の切断線IV-IVに沿って切断した本発明の実施例の鞍乗型車両の前部を示す断面図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両におけるシュラウドを示す説明図であり、図5(A)はシュラウドを前方から見た状態を示し、図5(B)は図5(A)中の切断線V-Vに沿って切断したシュラウドの断面を示し、図5(C)はシュラウドを下方から見た状態を示している。 本発明の実施例の鞍乗型車両におけるロアブラケットカバーを示す説明図であり、図6(A)はロアブラケットカバーを前方から見た状態を示し、図6(B)は図6(A)中の切断線VI-VIに沿って切断したロアブラケットカバーの断面を示し、図6(C)はロアブラケットカバーを上方から見た状態を示し、図6(D)はロアブラケットカバーを分解した状態を示している。 図4中の切断線VII-VIIに沿って切断したロアブラケットおよびロバブラケットカバーの断面を前方から見た状態を示している。 本発明の実施例の鞍乗型車両におけるシュラウドおよびロアブラケットカバーを示す説明図であり、図8(A)はシュラウドおよびロアブラケットカバーを上方から見た状態を示し、図8(B)はシュラウドおよびロアブラケットカバーを下方から見た状態を示している。
本発明の実施形態の鞍乗型車両は、ヘッドパイプ、ヘッドパイプ内に回転可能に支持されたステアリングステム、フロントフォーク、フロントフォークの上端部をステアリングステムに連結するアッパブラケット、アッパブラケットの下方に位置し、フロントフォークの上部をステアリングステムに連結するロアブラケット、フロントフォークの下端部に支持された前輪、および前輪を上方から覆うフロントフェンダを備えている。さらに、本発明の実施形態の鞍乗型車両は、鞍乗型車両の前上部を覆うフロントカウル、フロントフェンダの上方に位置し、フロントカウルの下部を覆うシュラウド、およびフロントフェンダの上方に位置し、ロアブラケットを下方から覆うロアブラケットカバーを備えている。また、シュラウドは、フロントフォークを通す開口部を有し、ロアブラケットカバーは開口部の下方に配置されている。
本実施形態の鞍乗型車両においては、ロアブラケットを下方から覆うロアブラケットカバーが、シュラウドにおいてフロントフォークを通すための開口部の下方に配置されているので、ロアブラケットカバーによりシュラウドの開口部を下方から覆うことができる。これにより、鞍乗型車両の走行時にシュラウドとフロントフェンダとの間を通る走行風が、シュラウドの開口部を介してフロントカウルの内側に入ることを抑制することができる。したがって、走行風が開口部を通ってフロントカウルの内側に入ることによって生じる空気抵抗の増大、またはフロントリフトの発生を抑えることができ、よって鞍乗型車両の空力性能を向上させることができる。また、ラジエータ等に吹き当たる走行風の風量を増加させることができ、ラジエータ等の冷却効果を高めることができる。
また、本実施形態の鞍乗型車両においては、ロアブラケットカバーがシュラウドの開口部の下方に配置されているので、鞍乗型車両の設計上の都合等によりロアブラケットとシュラウドとの間の上下方向における距離が大きくなった場合でも、ロアブラケットカバーを、シュラウドの開口部の下方に、シュラウドに接近させた状態で配置することができ、ロアブラケットカバーによって開口部を確実に覆うことができる。よって、走行風が開口部を介してフロントカウルの内側に入ることを抑制するロアブラケットカバーの効果が、鞍乗型車両の設計上の都合等によりロアブラケットとシュラウドとの間の上下方向における距離が大きくなることによって低下することを防止することができる。また、ロアブラケットカバーがシュラウドの開口部の下方に配置されているので、鞍乗型車両の設計上の都合等によりロアブラケットとシュラウドとの間の上下方向における距離が極めて小さくなった場合でも、ロアブラケットカバーをシュラウドの開口部の下方に設けることができ、ロアブラケットカバーにより開口部を覆うことができる。
図1~8を用いて、本発明の鞍乗型車両の実施例について説明する。なお、実施例において、前(Fd)、後(Bd)、上(Ud)、下(Dd)、左(Ld)、右(Rd)の方向を述べる際には、各図の右下に描いた矢印に従う。
(鞍乗型車両)
図1は本発明の実施例の鞍乗型車両1の前部を左方から見た状態を示している。図2は、図1中のカウル15を透過させた鞍乗型車両1の前部を示している。図3は、図2中の鞍乗型車両1を前方から見た状態を示している。 図4は、図3中の切断線IV-IVに沿って切断した鞍乗型車両1の前部の断面を左方(図3における右方)から見た状態を示している。
鞍乗型車両1は例えば自動二輪車である。図2および図3に示すように、鞍乗型車両1は、その骨格をなす車体フレームを構成する要素として、ヘッドパイプ2、およびヘッドパイプ2から後方に伸長した左右一対のメインフレーム5を備えている。ヘッドパイプ2内には、操舵軸であるステアリングステム6がその軸線Xを中心として回転可能に支持されている。具体的には、ステアリングステム6は、図4に示すように、ヘッドパイプ2内に設けられた内筒3内にベアリング4を介して回転可能に支持されている。
また、鞍乗型車両1の前部には、図2および図3に示すように、車体フレームと前輪10とを接続するサスペンションであるフロントフォーク7、フロントフォーク7の上端部をステアリングステム6に連結するアッパブラケット8、およびアッパブラケット8の下方に位置し、フロントフォーク7の上部をステアリングステム6に連結するロアブラケット9が設けられている。
アッパブラケット8は、左右方向に伸長し、その中央にステアリングステム取付穴が設けられている。ステアリングステム取付穴内には、ヘッドパイプ2から上方に出たステアリングステム6の上端部が挿入され、固定されている。また、アッパブラケット8の左端部および右端部にはチューブ取付部がそれぞれ設けられ、左のチューブ取付部には、フロントフォーク7の左のチューブ7Lの上端部が取り付けられている。また、右のチューブ取付部には、フロントフォーク7の右のチューブ7Rの上端部が取り付けられている。また、ロアブラケット9は、左右方向に伸長し、その中央に設けられたステアリングステム取付穴9A内には、ヘッドパイプ2から下方に出たステアリングステム6の下端部が挿入され、固定されている(図4参照)。また、ロアブラケット9の左端部に設けられたチューブ取付部には、フロントフォーク7の左のチューブ7Lの上部が取り付けられ、ロアブラケット9の右端部に設けられたチューブ取付部には、フロントフォーク7の右のチューブ7Rの上部が取り付けられている。
また、フロントフォーク7の下端部には前輪10が回転可能に支持されている。また、フロントフォーク7の下部には、前輪10を上方から覆うフロントフェンダ11が設けられている。
また、図2に示すように、鞍乗型車両1において、前輪10の後方には、例えば水冷式のエンジン12が設けられ、また、前輪10とエンジン12との間には、エンジン12等を冷却する冷却水を走行風により冷却するラジエータ13が設けられている。
また、鞍乗型車両1はカウル15を備えている。本実施例において、カウル15は、いわゆるフルカウルであり、図1に示すように、フロントカウル部16、左右一対のサイドカウル部17およびアンダーカウル部18を有している。フロントカウル部16は、鞍乗型車両1の前上部を覆っている。具体的には、フロントカウル部16は、前輪10の上方に位置し、フロントフォーク7の上側部分の前方から左のメインフレーム5の前部の左方にかけての部分、およびフロントフォーク7の上側部分の前方から右のメインフレーム5の前部の右方にかけての部分を覆っている。なお、フロントカウル部16は「フロントカウル」の具体例である。一対のサイドカウル部17は、鞍乗型車両1の左部および右部、具体的にはラジエータ13およびエンジン12の左方および右方をそれぞれ覆っている。アンダーカウル部18はエンジン12の下方を覆っている。図示を省略しているが、カウル15はヘッドパイプ2および一対のメインフレーム5等にステーまたはブラケットを介して支持されている。
また、図示を省略しているが、アッパブラケット8の上部にはハンドルが取り付けられている。運転者が鞍乗型車両1を操舵させるべくハンドルを操作することにより、ステアリングステム6、アッパブラケット8、ロアブラケット9、フロントフォーク7、前輪10およびフロントフェンダ11は、ヘッドパイプ2およびカウル15に対して、軸線Xを中心として、所定の角度範囲内において回転する。また、鞍乗型車両1のキャスタ角は例えばおよそ25度であり、ヘッドパイプ2、ステアリングステム6およびフロントフォーク7はそれぞれ下端部が上端部よりも前方に位置するように垂直な直線に対して25度傾斜している。
また、鞍乗型車両1は、図4に示すように、フロントカウル部16の下部を覆うシュラウド21、およびロアブラケット9を下方から覆うロアブラケットカバー31を備えている。シュラウド21およびロアブラケットカバー31は、フロントフェンダ11の後部上方に位置している。シュラウド21には、フロントフォーク7を通す開口部27が設けられている。開口部27はフロントフォーク7を通す空間に相当する。シュラウド21の開口部27はロアブラケット9の下方に位置している。ロアブラケットカバー31は開口部27の下方に配置され、開口部27の全体を下方から覆っている。ロアブラケットカバー31は、シュラウド21の開口部27を通ってフロントカウル部16の内側に入る走行風を抑制する機能を有している。以下、シュラウド21およびロアブラケットカバー31について詳細に説明する。
(シュラウド)
図5(A)は、シュラウド21を前方から見た状態を示している。図5(B)は、図5(A)中の切断線V-Vに沿って切断したシュラウド21の断面を左方(図5(A)中において右方)から見た状態を示している。図5(C)は、シュラウド21を下方から見た状態を示している。
図5(A)~図5(C)に示すように、シュラウド21は、前板部22、突出板部23、上板部24、後板部25、および左右一対の側板部26を有している。前板部22は、シュラウド21の前端部から、左右に漸次拡がりながら後方に伸長している。また、前板部22の下面は略水平である。
突出板部23は、前板部22の後部から上方に突出している。また、突出板部23の前部の後面は、フロントフォーク7の伸長方向と平行となるように傾斜している。また、突出板部23の後面は、円弧を描きつつ、左右方向に伸長している。具体的には、突出板部23の後面は、ステアリングステム6の軸線Xを中心とする円C(図5(C)参照)に沿うように円弧状に形成されている。
上板部24は、突出板部23の上部から、左右に漸次拡がりながら後方に伸長している。上板部24の下面はフロントフォーク7の伸長方向と直交するように、上板部24の前端から後方に向かって下向きに傾斜している。
後板部25は、上板部24の後部から後方に伸長している。後板部25の下面は、ラジエータ13の上面と平行となるように、後板部25の前端から後方に向かって僅かに上向きに傾斜している。また、後板部25はラジエータ13の上方に位置し、ラジエータ13の上面に接触または極めて接近している(図4参照)。
左の側板部26は、シュラウド21の左部に設けられ、カウル15において、フロントカウル部16の左下部から左のサイドカウル部17の前部にかけての部分の内側を覆っている。右の側板部26は、シュラウド21の右部に設けられ、カウル15において、フロントカウル部16の右下部から右のサイドカウル部17の前部にかけての部分の内側を覆っている。
また、シュラウド21は、フロントフォーク7を通すための開口部27を有している。開口部27は上板部24に設けられている。開口部27は上板部24の略中央部を上下方向に貫通している。また、開口部27はロアブラケット9の下方に位置している。開口部27内には、図4に示すように、フロントフォーク7の一対のチューブ7L、7Rが貫通している。開口部27の位置および開口面積は、運転者が鞍乗型車両1を操舵させるべくハンドルを操作し、それによりフロントフォーク7が回転したときに、フロントフォーク7がシュラウド21(開口部27の縁)に接触することのないように設定されている。
また、シュラウド21の前板部22には、シュラウド21をカウル15に固定するための固定部28が設けられている。また、シュラウド21の各側板部26には、シュラウド21をカウル15に固定するための固定部29が設けられている。シュラウド21は、各固定部28、29を例えばリベットまたはねじ等の固定部材を用いてカウル15に取り付けることにより、カウル15に固定されている。
(ロアブラケットカバー)
図6(A)は、ロアブラケットカバー31を前方から見た状態を示している。図6(B)は、図6(A)中の切断線VI-VIに沿って切断したロアブラケットカバー31の断面を左方(図6(A)中において右方)から見た状態を示している。図6(C)は、ロアブラケットカバー31を上方から見た状態を示している。図6(D)は、分解したロアブラケットカバー31を上方から見た状態を示している。図7は、図4中の切断線VII-VIIに沿って切断したロアブラケット9およびロアブラケットカバー31の断面を前方(正確には、フロントフォーク7の伸長方向と直交する方向)から見た状態を示している。
図6(A)~図6(C)に示すように、ロアブラケットカバー31は、後端側部分が欠けた円板状(欠円板状)に形成されている。また、ロアブラケットカバー31の前縁は、ステアリングステム6の軸線Xを中心とする円C(図6(C)参照)に沿うように円弧状に形成されている。ロアブラケットカバー31の前縁の円弧の半径は、シュラウド21の突出板部23の後面の円弧の半径よりも小さい。
ロアブラケットカバー31の前部の下面は全体的に見て平らである。また、ロアブラケットカバー31の後部には曲がり部32が形成されている。曲がり部32の下面は、ロアブラケットカバー31の前部の下面に対して上向きに曲がっている。
ロアブラケットカバー31の中央部には貫通穴33が設けられている。貫通穴33は、例えば、鞍乗型車両1のメンテナンス等のために、前輪10を地面から浮かせるためのスタンドを取り付ける穴である。また、貫通穴33の周縁部には、貫通穴33の周縁部から上方に伸長する筒部34が設けられている。また、ロアブラケットカバー31の下面において貫通穴33の後側の部分には、上向きに凹んだ凹部35が設けられている。凹部35の内部は筒部34内と連通している。筒部34の下側の開口部(すなわち貫通穴33)と凹部35との境界部分は、図6(B)に示すように緩やかに湾曲している。その結果、筒部34の下側の開口部の後側の角部34Aの曲率半径が、当該開口部の前側の角部34Bの曲率半径よりも大きくなっている。
また、ロアブラケットカバー31の左部および右部には、フロントフォーク7の一対のチューブ7L、7Rをそれぞれ通すための2個のチューブ挿通穴36が設けられている。チューブ挿通穴36はフロントフォーク7のチューブごとに設けられている。2個のチューブ挿通穴36は互いに離れ、それぞれ独立している。また、各チューブ挿通穴36の外周側には、例えばブレーキホース、ケーブル等を通すための部品挿通穴37がチューブ挿通穴36と一体的に設けられている。また、チューブ挿通穴36および部品挿通穴37の周縁部には、上方に突出した縁壁38がチューブ挿通穴36および部品挿通穴37の周縁部の全周に亘って設けられている。
また、ロアブラケットカバー31の左部および右部、具体的には、ロアブラケットカバー31において、筒部34と左のチューブ挿通穴36との間、および筒部34と右のチューブ挿通穴36との間には、ロアブラケットカバー31をロアブラケット9に取り付けるための取付部39がそれぞれ設けられている。各取付部39はロアブラケットカバー31の上面から上方に突出している。図7に示すように、各取付部39は有蓋筒状に形成されている。また、各取付部39の上面には、例えばねじ等の固定部材40を通すための穴が形成されている。ロアブラケットカバー31は、各取付部39の上端部をロアブラケット9の下面に固定部材40を用いて固定することにより、ロアブラケット9に取り付けられている。
また、ロアブラケットカバー31は、図6(D)に示すように、前カバー片31Aと後カバー片31Bとを、例えばリベットまたはねじ等の固定部材を用いて結合することにより形成されている。
図4に示すように、ロアブラケットカバー31はシュラウド21の開口部27の下方に配置されている。また、ロアブラケットカバー31は開口部27の全体を開口部27の下方から覆っている。また、ロアブラケットカバー31は、開口部27の上方に位置しているロアブラケット9を下方から覆っている。
また、ロアブラケットカバー31は、その前部の下面の前後方向における伸長方向が、フロントフォーク7の伸長方向と直交する方向となるように傾斜した状態で配置されている。その結果、ロアブラケットカバー31の前部の下面はその前端部から後方に向かって下向きに傾斜している。また、ロアブラケットカバー31の前部の下面がこのように傾斜した状態において、ロアブラケットカバー31の後部に形成された曲がり部32の下面は、その前端部から後方に向かって僅かに上向きに傾斜している。また、ロアブラケットカバー31の前部は、シュラウド21の上板部24と平行であり、上板部24と接近している。
また、ロアブラケットカバー31は、シュラウド21の突出板部23の後方に配置されている。ロアブラケットカバー31の前端は、突出板部23の後面と対向している。また、ロアブラケットカバー31の前端部は、シュラウド21の前板部22の下面よりも高く、かつシュラウド21の上板部24の前端部の下面よりも低い位置に配置されている。また、ロアブラケットカバー31の後端部の下面は、シュラウド21の後板部25の下面と略同一平面内に位置している。
図8(A)は、シュラウド21およびロアブラケットカバー31を上方から見た状態を示している。図8(A)を見るとわかる通り、ロアブラケットカバー31は、シュラウド21の開口部27の下方に位置している。また、ロアブラケットカバー31の外周側部分は、全周に亘って、シュラウド21の上板部24における開口部27の周縁部分と重なり合っている。また、図8(B)は、シュラウド21およびロアブラケットカバー31を下方から見た状態を示している。図8(B)を見るとわかる通り、ロアブラケットカバー31は、シュラウド21の開口部27の全体をその下方から覆っている。
また、ロアブラケットカバー31は上述したようにロアブラケット9に固定されており、ロアブラケットカバー31はシュラウド21には接触しておらず、ロアブラケットカバー31の前縁の円弧の中心およびシュラウド21の突出板部23の後面の円弧の中心はいずれもステアリングステム6の軸線X上に位置し、かつロアブラケットカバー31の前縁の円弧の半径はシュラウド21の突出板部23の後面の円弧の半径よりも小さい。このような構成であるので、運転者が鞍乗型車両1を操舵させるべくハンドルを操作したとき、ロアブラケットカバー31は、軸線Xを中心として、シュラウド21に対して回転する。
また、ロアブラケットカバー31において、貫通穴33はステアリングステム6の下方に位置しており、筒部34はステアリングステム6に向かって伸長している。また、筒部34内には、図4に示すように、ステアリングステム6の下端部(すなわち、ステアリングステム6においてロアブラケット9のステアリングステム取付穴9Aから下方に突出した部分)が上方から入り込んでいる。これにより、筒部34の上側の開口部はステアリングステム6の下端部によって閉塞されている。
また、図7に示すように、2個のチューブ挿通穴36内には、フロントフォーク7のチューブ7L、7Rがそれぞれ挿入されている。部品挿通穴37内にはブレーキホースまたはケーブル等が配置されるが、部品挿通穴37にブレーキホースまたはケーブル等を配置する必要がないときには、図8(A)に示すように、部品挿通穴37内にはスポンジ41が装着される。
以上の構成を有する本実施例の鞍乗型車両1においては、図4に示すように、ロアブラケットカバー31がシュラウド21の開口部27の全体を下方から覆っている。これにより、鞍乗型車両1の走行時にシュラウド21とフロントフェンダ11との間を通る走行風Wが、シュラウド21の開口部27を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制することができる。したがって、走行風Wが開口部27を通ってフロントカウル部16の内側に入ることによって生じる空気抵抗の増大、またはフロントリフトの発生を抑えることができ、よって鞍乗型車両1の空力性能を向上させることができる。鞍乗型車両1によれば、レース用の車両に要求される高い空力性能を実現することができる。また、ラジエータ13に吹き当たる走行風Wの風量を増加させることができ、ラジエータ13の冷却効果を高めることができる。
また、本実施例の鞍乗型車両1においては、ロアブラケットカバー31の前端部が、シュラウド21の前板部22よりも上方に位置し、突出板部23の後面と対向している。すなわち、ロアブラケットカバー31の前端部が、シュラウド21の突出板部23および上板部24により囲まれた空間S(図4参照)内に位置している。これにより、走行風Wがロアブラケットカバー31の下方を通り、ラジエータ13に向かって円滑に流れるようになる。したがって、走行風Wがロアブラケットカバー31の前端部とシュラウド21との間を通って開口部27に向かうことを抑制することができ、走行風Wが開口部27を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制することができる。
また、本実施例の鞍乗型車両1においては、ロアブラケットカバー31の前縁およびシュラウド21の突出板部23の後面はそれぞれ同心の円弧状に形成され、それゆえ、ロアブラケットカバー31の前縁とシュラウド21の突出板部23の後面とは周方向の広範囲に亘って互いに接近している。これにより、ロアブラケットカバー31の前縁と突出板部23の後面との間の間隙を小さくすることができる。したがって、走行風Wがロアブラケットカバー31の前端部と突出板部23の後面との間を通って開口部27に向かうことを抑制することができ、走行風Wが開口部27を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制することができる。
また、ロアブラケットカバー31において、チューブ挿通穴36はフロントフォーク7のチューブごとに設けられている。すなわち、ロアブラケットカバー31には、フロントフォーク7の2本のチューブ7L、7Rをまとめて通す1個の大穴が設けられているのではなく、フロントフォーク7の2本のチューブ7L、7Rをそれぞれ個別に通す2個の小穴が設けられている。これにより、左のチューブ挿通穴36とチューブ7Lの外周面との間の間隙、および右のチューブ挿通穴36とチューブ7Rの外周面との間の間隙をそれぞれ小さくすることができる。したがって、走行風Wがチューブ挿通穴36を介して開口部27に向かうことを抑制することができ、走行風Wが開口部27を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制することができる。
また、ロアブラケットカバー31の部品挿通穴37にブレーキホース、ケーブル等を配置する必要がないときには、部品挿通穴37がスポンジ41により埋められ、閉塞されている。これにより、走行風Wが部品挿通穴37を介して開口部27に向かうことを抑制することができ、走行風Wが開口部27を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制することができる。
また、ロアブラケットカバー31の前部の下面はその前端部から後方に向かって下向きに傾斜し、また、ロアブラケットカバー31の後部に形成された曲がり部32の下面は、上方へ緩やかに湾曲し、曲がり部32の後端部の下面は後方に向かって僅かに上向きに傾斜している。また、ロアブラケットカバー31の後端部はシュラウド21の後板部25と略同一平面内に位置している。これにより、ロアブラケットカバー31の前部の下面から、シュラウド21の後板部25の下面にかけて、凹凸の少ない連続的な面が形成されている。この構成により、走行風Wをラジエータ13へ円滑に導くことができ、ラジエータ13に吹き当たる走行風の風量を増やすことができる。
また、ロアブラケットカバー31の貫通穴33の周縁部には、貫通穴33の周縁部からステアリングステム6の下端部まで伸長した筒部34が設けられている。そして、筒部34の上側の開口部は、その開口部内にステアリングステム6の下端部が入り込むことによって閉塞されている。この構成により、走行風Wがロアブラケットカバー31の貫通穴33を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制することができる。
また、ロアブラケットカバー31の下面において貫通穴33の後側の部分には、上向きに凹んだ凹部35が設けられ、凹部35の内部は筒部34内と連通している。これにより、走行風Wがロアブラケットカバー31の貫通穴33を介して筒部34内に流入することを抑制することができ、ロアブラケットカバー31により形成される空気抵抗を減少させることができる。
また、本実施例の鞍乗型車両1において、ロアブラケットカバー31は、シュラウド21の上板部24および開口部27の下方に配置されている。したがって、鞍乗型車両1の設計上の都合またはレース時における車両セッテイングの都合等によりロアブラケット9とシュラウド21との間の上下方向における距離が大きくなった場合でも、ロアブラケットカバー31を、シュラウド21の上板部24および開口部27の下方に、上板部24および開口部27に接近させた状態で配置することができ、ロアブラケットカバー31によって開口部27を確実に覆うことができる。よって、走行風Wが開口部27を介してフロントカウル部16の内側に入ることを抑制するロアブラケットカバー31の効果が、鞍乗型車両1の設計上の都合等によりロアブラケット9とシュラウド21との間の上下方向における距離が大きくなることによって低下することを防止することができる。なお、鞍乗型車両1の設計上の都合等によりロアブラケット9とシュラウド21との間の上下方向における距離が大きくなった場合には、ロアブラケット9の下面と、ロアブラケットカバー31の各取付部39の上面との間にスペーサを設けることにより、ロアブラケットカバー31の位置を容易に下げることができる。
また、ロアブラケットカバー31がシュラウド21の上板部24および開口部27の下方に配置されているので、鞍乗型車両1の設計上の都合等によりロアブラケット9とシュラウド21との間の上下方向における距離が極めて小さくなった場合でも、ロアブラケットカバー31を開口部27の下方に設けることができ、ロアブラケットカバー31により開口部27を覆うことができる。
なお、上記実施例の鞍乗型車両1のフロントフォーク7は倒立式であるが、本発明は正立式のフロントフォークを備えた鞍乗型車両にも適用することができる。また、上記実施例の鞍乗型車両1は、前輪10の後方にラジエータ13が設けられ、走行風Wをラジエータ13に導いているが、前輪10の後方にオイルクーラを設け、走行風Wをそのオイルクーラに導くようにしてもよい。また、鞍乗型車両のエンジンが空冷式の場合には、走行風Wを前輪10の後方に配置された空冷式のエンジンに導くようにしてもよい。また、本発明において、鞍乗型車両のカウルの種類は限定されない。また、本発明の鞍乗型車両は、自動二輪車に限らず、他の種類の鞍乗型車両でもよい。また、本発明の鞍乗型車両はレース用の車両に限定されない。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う鞍乗型車両もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型車両
2 ヘッドパイプ
6 ステアリングステム
7 フロントフォーク
8 アッパブラケット
9 ロアブラケット
10 前輪
11 フロントフェンダ
16 フロントカウル部(フロントカウル)
21 シュラウド
22 前板部
23 突出板部
24 上板部
27 開口部
31 ロアブラケットカバー
32 曲がり部
33 貫通穴
34 筒部
35 凹部
36 チューブ挿通穴

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ、前記ヘッドパイプ内に回転可能に支持されたステアリングステム、フロントフォーク、前記フロントフォークの上端部を前記ステアリングステムに連結するアッパブラケット、前記アッパブラケットの下方に位置し、前記フロントフォークの上部を前記ステアリングステムに連結するロアブラケット、前記フロントフォークの下端部に支持された前輪、および前記前輪を上方から覆うフロントフェンダを備えた鞍乗型車両であって、
    前記鞍乗型車両の前上部を覆うフロントカウルと、
    前記フロントフェンダの上方に位置し、前記フロントカウルの下部を覆うシュラウドと、
    前記フロントフェンダの上方に位置し、前記ロアブラケットを下方から覆うロアブラケットカバーとを備え、
    前記シュラウドは、前記フロントフォークを通す開口部を有し、
    前記ロアブラケットカバーは前記開口部の下方に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記シュラウドは、前記シュラウドの前端部から後方に伸長する前板部、前記前板部の後部から上方に突出する突出板部、および前記突出板部の上部から後方に伸長する上板部を有し、前記開口部は前記上板部に設けられ、前記ロアブラケットカバーは前記突出板部の後方かつ前記開口部の下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記ロアブラケットカバーの前縁および前記突出板部の後面は、前記ステアリングステムの軸線を中心とする円に沿うように円弧状にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ロアブラケットカバーの前部の下面はその前端部から後方に向かって下向きに傾斜し、前記ロアブラケットカバーの後部の下面は前記ロアブラケットカバーの前部の下面に対して上向きに曲がっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ロアブラケットカバーにおいて前記ステアリングステムの下方に位置する部分には貫通穴が設けられ、前記貫通穴の周縁部には、前記貫通穴の周縁部から前記ステアリングステムに向かって伸長する筒部が設けられ、前記ロアブラケットカバーの下面において前記貫通穴の後側の部分には、上向きに凹み、前記筒部内と連通した凹部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ロアブラケットカバーには、前記フロントフォークの一対のチューブをそれぞれ通す2個のチューブ挿通穴が設けられ、前記2個のチューブ挿通穴は互いに離れ独立していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
JP2021204902A 2021-12-17 2021-12-17 鞍乗型車両 Pending JP2023090114A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021204902A JP2023090114A (ja) 2021-12-17 2021-12-17 鞍乗型車両
US17/991,335 US20230192213A1 (en) 2021-12-17 2022-11-21 Straddle-type vehicle
DE102022131252.6A DE102022131252A1 (de) 2021-12-17 2022-11-25 Grätschsitzfahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021204902A JP2023090114A (ja) 2021-12-17 2021-12-17 鞍乗型車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023090114A true JP2023090114A (ja) 2023-06-29

Family

ID=86606851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021204902A Pending JP2023090114A (ja) 2021-12-17 2021-12-17 鞍乗型車両

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230192213A1 (ja)
JP (1) JP2023090114A (ja)
DE (1) DE102022131252A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023039642A (ja) * 2021-09-09 2023-03-22 スズキ株式会社 フロントフェンダ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4509605B2 (ja) 2004-03-09 2010-07-21 本田技研工業株式会社 走行風導入構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE102022131252A1 (de) 2023-06-22
US20230192213A1 (en) 2023-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2077219B1 (en) Front fender of motorcycle and motorcycle
US8469434B2 (en) Front structure for saddle-type vehicle
JP3159207U (ja) 自動二輪車
JP2009107569A (ja) 自動二輪車用カウル及び自動二輪車
JP2013166505A (ja) 鞍乗型車両
CN101306704B (zh) 跨乘式车辆的散热器罩和设置有散热器罩的跨乘式车辆
JP3157144U (ja) 自動二輪車
JP6129888B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP5576308B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2023090114A (ja) 鞍乗型車両
JP6826663B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6003477B2 (ja) 二輪車のハンドルカバー装置
JP2020015387A (ja) 鞍乗型車両
JP6034430B2 (ja) 鞍乗型車両のラジエータ配置構造
JP7245861B2 (ja) 鞍乗り型車両のナンバープレート取付構造
US11780524B2 (en) Front fender
JP5190249B2 (ja) 鞍乗型車両
US9714063B2 (en) Saddle-ride type vehicle
JP6828474B2 (ja) ラジエータの冷却構造
JP5204048B2 (ja) 自動二輪車
JP2020196364A (ja) 鞍乗り型車両
JP7187598B2 (ja) 鞍乗り型車両のスクリーン固定構造
CN215475512U (zh) 跨骑型车辆
JP7431794B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP7519971B2 (ja) スクリーン