JP2023085667A - シート掛け補助システムおよびシートハンガー移動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、シート掛け補助システム20は、車両の荷台に上方からシートを掛ける作業を補助するための装置である。対象となる車両は、例えば、荷台に建設資機材、建設発生土、または汚染土などの廃棄物の荷を積載したトラックである。なお、本実施形態では、本発明にかかる車両がトラック(ダンプトラック)であるものとして説明を行うが、本発明は、トラックへの適用に限定する必要はなく、荷台を備えたあらゆる車両に適用可能である。
シート掛け補助システム20は、停車エリア21を取り囲むように設置されるフレーム体25を備える。フレーム体25は、第1門型フレーム26と第2門型フレーム27とを有する。第1門型フレーム26および第2門型フレーム27は、前後方向において対向配置された一対の門型フレームである。第1門型フレーム26および第2門型フレーム27は、路面側から上方に延びる左右一対の縦材28と左右方向に延びて左右一対の縦材28の上端部側同士を連結する横材29とを有する。第1門型フレーム26は、停車エリア21よりも後方に設置されている。第2門型フレーム27は、停車エリア21よりも前方に設置されている。第1門型フレーム26は、前進する車両が停車エリア21へ進入する際の進入口30を形成する。第2門型フレーム27は、前進する車両が停車エリア21から退出する際の退出口31を形成する。また、フレーム体25は、前後方向に延びる左右一対の連結材32を有する。連結材32は、第1門型フレーム26の縦材28の上端部側と第2門型フレーム27の縦材28の上端部側とを連結するように設けられている。なお、フレーム体25の構成を必ずしも上記の本実施形態のように限定しなくてもよい。例えば、3以上の複数の門型フレームを備えて構成してもよい。
シート掛け補助システム20は、側方防護板35と上方防護板36とを備える。本実施形態において、側方防護板35および上方防護板36は透明性を有している。側方防護板35は、左右方向における外側からフレーム体25の側面上部を覆うように設けられている。各側方防護板35は、必要に応じて前後方向に延びる側面架設材37を介して、第1門型フレーム26の縦材28と第2門型フレーム27の縦材28とに連結されている。上方防護板36は、フレーム体25の上面部を上側から覆うように設けられている。上方防護板36は、必要に応じて前後方向に延びる上面架設材38を介して、第1門型フレーム26の横材29と第2門型フレーム27の横材29とに連結されている。これら側方防護板35および上方防護板36は、フレーム体25の内側空間への雨風の侵入を抑制する。
シート掛け補助システム20は、シート掛け装置40を備えている。シート掛け装置40は、停車エリア21の後方に設けられた取付作業エリア23で取り付けられたシートを適宜移動させ、停車エリア21に停車している車両の荷台に上方からシートを掛け、荷台に積載された荷をシートで被覆するように構成されている。
図1に示すように、シート掛け装置40は、ガイドレール(ガイド部材)51、ホイスト(シートハンガー移動装置)52、シートハンガー(ハンガー部材)53を有する。
シートハンガー53は、ホイスト52の駆動によって繰り出し、巻き取りされるワイヤーなどの索体61に接続して吊り支持されており、ホイスト52の駆動によって昇降可能とされている。また、シートハンガー53は、ガイドレール51に沿ったホイスト52の移動にともなって前後方向に移動する。
移動機構55は、回転機56とローラユニット57とを有する。回転機56は、コントローラ42の操作にしたがい、制御装置41によって正転駆動制御あるいは逆転駆動制御される。ローラユニット57は、回転機56によって回転駆動する駆動ローラ58と駆動ローラ58の回転に従動する従動ローラ59とを有する。本実施形態において、駆動ローラ58および従動ローラ59は、例えば、ガイドレール51のウェブを挟んで対向配置され、回転機56が駆動すると、これに従動回転してガイドレール51のフランジ上を走行(移動)するように構成されている。
ハンガー本体71は、左右方向に延びており、左右方向における中央部がガイドレール51および索体支持材65の下方に位置するように配置されている。ハンガー本体71は、停車エリア21に停車した車両よりも左右方向外側(車両の幅方向外側)において取付部72が昇降するように、左右方向における長さを車両の全幅よりも大きくして構成されている。ハンガー本体71は、作業者による視認性を高める着色、例えば黄色と黒の縞模様が施されていることが好ましい。ハンガー本体71には、各上側滑車66の下方に配置される部分に、索体61が巻き掛けられる下側滑車73が設けられている。
図6~図9を参照して、上述したシート掛け補助システム20を用いた作業手順の一例について、車両10の運転者が作業者として一連の作業を行う場合について説明する。なお、初期段階において、シート掛け装置40は、待機状態にあるものとする。また、シートハンガー53は、作業者によるコントローラ42の操作に基づいて移動するものとする。
(1)シート掛け補助システム20は、車両10が停車する停車エリア21と、停車エリア21の上方に配設され、停車エリア21に停車した車両10の上方を前後方向に延びるガイドレール(ガイド部材)51と、ガイドレール51の下方に配置され、左右方向における各端部にシート90の前側に設けられたバンド91が着脱可能に取り付けられるシートハンガー(ハンガー部材)53と、ガイドレール51に沿って移動可能に構成され、シートハンガー53を上下方向に昇降可能に支持するホイストなどのシートハンガー移動装置52と、シートハンガー移動装置52を制御する制御装置41と、を備える。
これにより、停車エリア21の空間内への風雨の侵入を抑えることができる。例えば、フレーム体25に吹き付ける横風や降雨の侵入が側方防護板35によって抑えられるため、その横風に起因したシートハンガー53の揺れやシート90の捲れ、土砂などの荷の飛散を抑えることができる。また、上方防護板36によって、シート掛け装置40を雨水や風から保護することができる。
図15に示すように、コントローラ42は、手動昇降ボタン111、手動移動ボタン112、自動動作ボタン113、緊急停止ボタン114を有している。手動昇降ボタン111は、押下されている期間だけ繰出機60が駆動されることで、シートハンガー53を昇降させるためのボタンである。手動移動ボタン112は、押下されている期間だけ回転機56が駆動されることで、シートハンガー53を前後方向に移動させるためのボタンである。自動動作ボタン113は、押下されることにより、各工程におけるシートハンガー53の移動を順番に具現化させるためのボタンである。緊急停止ボタン114は、シート掛け装置40を緊急停止させるためのボタンである。
・索体61の乱巻の発生率が低い場合など、シートハンガー移動装置52は、必ずしも乱巻防止機構を具備していなくてもよい。
・シートハンガー53には、取付部72にバンド91を係合させるようにしてシート90が取り付けられてもよい。
・停車位置表示部22は、車両10の運転者から見える位置に設けられていればよく、フレーム体25に設けられていてもよい。
・側方防護板35および上方防護板36は、非透明性を有していてもよい。
また、側方防護板35および上方防護板36は、シート掛け装置40が十分な耐候性を有する場合には設けられていなくてもよい。
・シート掛け補助システム20は、停車エリア21における上方にガイドレール51が配設されていればよく、例えば既設の梁などに架設される構成であってもよい。
Claims (16)
- 車両の荷台に上方からシートを掛けるシート掛け補助システムであって、
前記車両が停車する停車エリアと、
前記停車エリアの上方に配設され、前記停車エリアに停車した車両の上方を前後方向に延びるガイドレールと、
前記ガイドレールの下方に配置され、左右方向における各端部に前記シートの前側に設けられたバンドが着脱可能に取り付けられるシートハンガーと、
前記ガイドレールに沿って移動可能に構成され、前記シートハンガーを上下方向に昇降可能に支持するためのシートハンガー移動装置と、
前記シートハンガー移動装置の動作を制御するための制御装置と、を備える
シート掛け補助システム。 - 前記停車エリアの後方に、前記シートハンガーに前記バンドを取り付ける取付作業エリアを有する
請求項1に記載のシート掛け補助システム。 - 前記ガイドレールは、前記停車エリアの後方まで延びている
請求項1または2に記載のシート掛け補助システム。 - 前記ガイドレールを支持するフレーム体を備え、
前記フレーム体は、
左右一対の縦材と前記左右一対の縦材の上端部側同士を連結する横材とを有して前記前後方向に対向配置される複数の門型フレームを備えるとともに、少なくとも、前記停車エリアへの前記車両の進入口を形成する第1門型フレームと前記停車エリアからの前記車両の退出口を形成する第2門型フレームとを有し、
前記ガイドレールは、
前記第1門型フレームの横材と前記第2門型フレームの横材とに連結されている
請求項1~3のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記フレーム体の側面部を覆う側方防護板と、
前記フレーム体の上面部を覆う上方防護板と、を備える
請求項4に記載のシート掛け補助システム。 - 前記側方防護板および前記上方防護板が透明性を有する
請求項5に記載のシート掛け補助システム。 - 前記制御装置は、作業者によるコントローラの操作に基づいて、前記シートハンガー移動装置の動作を制御するように構成されており、
前記コントローラは、
前記停車エリアに停車した車両と前記フレーム体の側面部の一方との間に配置して設けられるとともに前記制御装置に対してケーブルにより有線接続されており、
前記フレーム体には、
前記フレーム体の側面部の一方に、前記コントローラを所持する作業者が前記前後方向に移動したときに前記ケーブルの移動をガイドするケーブルガイド機構が設けられている
請求項4~6のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記車両の運転者から見える位置に、前記停車エリアにおける前記車両の停車位置を示すための停車位置表示部が設けられている
請求項1~7のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記シートハンガー移動装置は、
前記左右方向の左右それぞれの方向に延びる索体の端部が前記シートハンガーに連結されて前記シートハンガーを支持しており、
前記索体の繰り出しによって前記シートハンガーを下降させ、前記索体の巻き上げによって前記シートハンガーを上昇させるように構成され、
前記シートハンガーは、
前記左右方向に延びるハンガー本体と、
前記左右方向における前記ハンガー本体の各端部にヒンジ部を介して連結され、前記索体の端部が連結されるとともに前記バンドが取り付けられる取付部と、を有し、
前記ハンガー本体の下降が規制された状態で前記索体が繰り出されることにより、前記ハンガー本体に対して前記取付部が下方へ折れ曲がるように構成されている
請求項1~8のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記取付部は、
前記索体の連結部分よりも先端側に、前記取付部に取り付けた前記バンドが係合するバンド係合材を有し、
前記バンド係合材は、
前記ハンガー本体に対して前記取付部が下方へ折れ曲がった状態において、前記左右方向における外側に向かって延設されている
請求項9に記載のシート掛け補助システム。 - 前記シートハンガー移動装置に支持され、前記ハンガー本体の上方を前記左右方向に延びて前記ガイドレールの下方に配置される索体支持材と、
前記左右方向における前記索体支持材の各端部に設けられ、前記シートハンガー移動装置から延びる前記索体が巻き掛けられる上側滑車と、
前記ハンガー本体に設けられ、前記上側滑車の各々の下方に位置し、前記上側滑車から延びる前記索体が巻き掛けられる下側滑車と、を有する
請求項9または10に記載のシート掛け補助システム。 - 前記索体支持材から下方に向かって延びて、前記シートハンガーの上限位置において前記シートハンガーを収容するための収容凹部を形成する左右一対の収容凹部形成材を有する
請求項11に記載のシート掛け補助システム。 - 前記シートハンガー移動装置は、前記索体の乱巻を防止する乱巻防止機構を有する
請求項9~12のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記シートハンガー移動装置と前記シートハンガーとに支持され、前記シートハンガーの昇降に合わせて伸縮する伸縮機構を有する
請求項1~13のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記シートハンガーの下方に位置する物体と前記シートハンガーとの距離、および、前記シートハンガーの前方に位置する物体と前記シートハンガーとの距離を検出する検出器を有し、
前記制御装置は、
前記検出器が検出した距離に基づいて前記シートハンガー移動装置を制御して前記シートハンガーを自動で移動させる
請求項1~14のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。 - 前記車両は、建設資機材、建設発生土、または、廃棄物を運搬するためのトラックである
請求項1~15のいずれか一項に記載のシート掛け補助システム。
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