JP2023084917A - 車両のピラー構造 - Google Patents

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潤 高田
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Abstract

【課題】車体を捩り変形させた際に作用する外力に対するサイドドア開口のコーナー部の剛性を向上させて、ピラーの変形量を低減させる。【解決手段】車両幅方向内側に配置されるインナパネル21と、車両幅方向外側に配置されるアウタパネル22と、を備える車両のピラー構造20であって、インナパネル21が、平板状の中央部21cと、後端でアウタパネル22と重ね合わされて接合されるフランジ部21bと、中央部21cとフランジ部21bとの間で、車両幅方向内側へ向かって突出し、上下方向に延びるビード部21eと、を備え、後側サイドドア開口2のコーナー部5に、ビード部21eを上下に分断する平坦部21fが形成されており、フランジ部21b、平坦部21f及び中央部21cが連続した平板となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のピラー構造に関する。
特許文献1には、車両幅方向内側へ向かって突出して上下方向に延びるビード部を備えたインナパネルを有するBピラーが開示されている。
特開2003-276639号公報
図5は、従来技術の車両のピラー構造のBピラー10を備える車体の左側上部を車両内側から見た状態を示す側面図である。図5に示すように、車体の側部の前後方向中央部には、上下方向に延びるBピラー10が設けられており、Bピラー10の前後にそれぞれ前側サイドドア開口1及び後側サイドドア開口2が形成されている。Bピラー10の上端は、上方へ向かうほど前後方向の幅が広がるように前側及び後側が湾曲した形状を有し、前後方向に延びるルーフサイドレール3に接続している。このようにBピラー10の上端の前側が湾曲していることによって、前側サイドドア開口1の上部後側のコーナー部4が形成され、Bピラー10の上端の後側が湾曲していることによって、後側サイドドア開口2の上部前側のコーナー部5が形成される。そして、前側サイドドア開口1の上部前側にもコーナー部6が形成され、後側サイドドア開口2の上部後側にもコーナー部7及びコーナー部8が形成されている。
車体前部の左側と車体後部の右側に上向きの外力が加わって車体前部の右側と車体後部の左側に下向きの外力が加わるか、又は、車体前部の左側と車体後部の右側に下向きの外力が加わって車体前部の右側と車体後部の左側に上向きの外力が加わることによって、車体を捩るように変形させることを、以下、捩り変形と略称する。このように車体を捩り変形させた場合、前側サイドドア開口1の上部前側のコーナー部6、前側サイドドア開口1の上部後側のコーナー部4、後側サイドドア開口2の上部前側のコーナー部5、後側サイドドア開口2の上部後側のコーナー部7及びコーナー部8に歪みエネルギーが集中する。
図6は、車両の左側に配置されるBピラー10の上部を車両内側から見た状態を示す拡大側面図である。図6におけるA-A線断面を、図7に実線で示す。Bピラー10は、車両幅方向内側に配置されるインナパネル11と、車両幅方向外側に配置されるアウタパネル12とを備えている。図7に示すように、インナパネル11の前端のフランジ部11aとアウタパネル12の前端のフランジ部12aとが重ね合わされて溶接されており、インナパネル11の後端のフランジ部11bとアウタパネル12の後端のフランジ部12bとが重ね合わされて溶接されている。このようにインナパネル11の前側のフランジ部11aがアウタパネル12の前側のフランジ部12aに溶接され、インナパネル11の後側のフランジ部11bがアウタパネル12の後側のフランジ部12bに溶接されていることにより、インナパネル11とアウタパネル12は閉断面構造を形成している。
車両の側面衝突に対してBピラー10の剛性を確保するため、鋼板により形成されたインナパネル11は、図6及び図7に示すように、平板状の中央部11cとフランジ部11aとの間に、車両幅方向内側へ向かって台形状に突出し上下方向に延びるビード部11dを備え、中央部11cとフランジ部11bとの間に、車両幅方向内側へ向かって台形状に突出し上下方向に延びるビード部11eを備える。
車体を捩り変形させた際に、Bピラー10の上部へ作用する外力の入力ベクトルを図8に破線の矢印で示す。このようにBピラー10の上部へ外力が作用することにより、ビード部11eのフランジ部11b側の稜線部分で稜線に垂直な方向に大きな応力が発生し、図8に斜線で示す領域に歪みエネルギーが集中する。そのため、車体を捩り変形させた際には、図7に一点鎖線で示すように、車両内側へ向かって更に突出するようにビード部11eの形状が崩れて、中央部11cの後端が後方へ向かって引っ張られることにより、中央部11c、ビード部11d及びフランジ部11aが車両幅方向外側へ向かい、インナパネル11が大きく変形してしまう。
そこで、本発明は、車体を捩り変形させた際に作用する外力に対するサイドドア開口のコーナー部の剛性を向上させて、ピラーの変形量を低減させることを目的とする。
本発明に係る車両のピラー構造は、車両幅方向内側に配置されるインナパネルと、車両幅方向外側に配置されるアウタパネルと、を備える車両のピラー構造であって、前記インナパネルが、平板状の中央部と、前端又は後端で前記アウタパネルと重ね合わされて接合されるフランジ部と、前記中央部と前記フランジ部との間で、車両幅方向内側へ向かって突出し、上下方向に延びるビード部と、を備え、サイドドア開口のコーナー部に、前記ビード部を上下に分断する平坦部が形成されており、前記フランジ部、前記平坦部及び前記中央部が連続した平板となっていることを特徴とする。
本発明は、車体を捩り変形させた際に作用する外力に対するサイドドア開口のコーナー部の剛性を向上させて、ピラーの変形量を低減させることができる。
本開示の実施形態の車両のピラー構造のBピラーを備える車体の左側上部を車両内側から見た状態を示す側面図である。 本実施形態の車両のピラー構造のBピラーの上部を車両内側から見た状態を示す拡大側面図である。 図2におけるB-B線断面図である。 本実施形態の車両のピラー構造のBピラーにおいて、車体が捩り変形した際に歪みエネルギーが大きく生じる領域を示す図である。 従来技術の車両のピラー構造のBピラーを備える車体の左側上部を車両内側から見た状態を示す側面図である。 従来技術の車両のピラー構造のBピラーの上部を車両内側から見た状態を示す拡大側面図である。 図6におけるA-A線断面図である。 従来技術の車両のピラー構造のBピラーにおいて、車体が捩り変形した際に歪みエネルギーが大きく生じる領域を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態の車両のピラー構造について説明する。以下説明する各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1は、本実施形態の車両のピラー構造のBピラー20を備える車体の左側上部を車両内側から見た状態を示す側面図である。図1に示すように、車体の側部の前後方向中央部には、上下方向に延びるBピラー20が設けられており、Bピラー20の前後にそれぞれ前側サイドドア開口1及び後側サイドドア開口2が形成されている。Bピラー20の上端は、上方へ向かうほど前後方向の幅が広がるように前側及び後側が湾曲した形状を有し、前後方向に延びるルーフサイドレール3に接続している。このようにBピラー20の上端の前側が湾曲していることによって、前側サイドドア開口1の上部後側のコーナー部4が形成され、Bピラー20の上端の後側が湾曲していることによって、後側サイドドア開口2の上部前側のコーナー部5が形成される。
図2は、車両の左側に配置された、Bピラー20の上部を車両内側から見た状態を示す拡大側面図である。図2におけるB-B線断面を、図3に実線で示す。なお、Bピラー20は、車両の左右両側に1つずつ配置されるものの、2つのBピラー20は左右対称の構成を有するため、以下、車両の左側のBピラー20を図示して説明し、車両の右側のBピラー20については説明を省略する。
図2及び図3に示すように、Bピラー20は、車両幅方向内側に配置されるインナパネル21と、車両幅方向外側に配置されるアウタパネル22とを備えている。図3に示すように、インナパネル21の前端のフランジ部21aとアウタパネル22の前端のフランジ部22aとが重ね合わされて溶接されており、インナパネル21の後端のフランジ部21bとアウタパネル22の後端のフランジ部22bとが重ね合わされて溶接されている。このようにインナパネル21の前側のフランジ部21aがアウタパネル22の前側のフランジ部22aに溶接され、インナパネル21の後側のフランジ部21bがアウタパネル22の後側のフランジ部22bに溶接されていることにより、インナパネル21とアウタパネル22は閉断面構造を形成している。
車両の側面衝突に対してBピラー20の剛性を確保するため、鋼板により形成されたインナパネル21は、図2及び図3に示すように、平板状の中央部21cとフランジ部21aとの間に、車両幅方向内側へ向かって台形状に突出し上下方向に延びるビード部21dを備え、中央部21cとフランジ部21bとの間に、車両幅方向内側へ向かって台形状に突出し上下方向に延びるビード部21eを備える。
図2に示すように、後側サイドドア開口2の上部前側のコーナー部5には、インナパネル21のビード部21eを上下に分断する平坦部21fが形成されている。そして、このようにインナパネル21に平坦部21fが形成されていることによって、フランジ部21b、平坦部21f及び中央部21cは連続した平板となっている。平坦部21fの上下の幅は、例えば40mmであってもよい。
既に述べたように、車体を捩り変形させた場合、図6及び図7に示す従来技術のBピラー10では、ビード部11eから中央部11cへ力が伝搬せず、図8に斜線で示す領域に歪みエネルギーが集中し、中央部11cを剛性部材として利用することができていない。そのため、車体が捩り変形する際、図7に一点鎖線で示すようにインナパネル11が大きく変形してしまう。
これに対して、本実施形態の車両のピラー構造のBピラー20は、図2及び図3に示すように、インナパネル21のフランジ部21b、平坦部21f及び中央部21cが連続した平板となっているため、車体を捩り変形させたことによって、図4に破線の矢印で示すように外力が作用すると、フランジ部21bから中央部21cまで力が伝搬し、図4に示す斜線で示す領域に歪みエネルギーが分布することになる。そして、フランジ部21b、平坦部21f及び中央部21cで構成される平板の面内剛性により、インナパネル21の変形を抑制することができる。そのため、Bピラー20は、補強部材を追加するなど質量を増加させることなく、従来技術のBピラー10よりも、車体を捩り変形させた際に作用する外力に対する後側サイドドア開口2の上部前側のコーナー部5の剛性を向上させることができる。
全く同一の条件で車体を捩り変形させた場合、従来技術のBピラー10のインナパネル11は図7に一点鎖線で示すように変形し、本実施形態のBピラー20のインナパネル21は図3に一点鎖線で示すように変形する。図3及び図7に示すように、本実施形態のBピラー20は、従来技術のBピラー10と比較して、車体を捩り変形した際のBピラー20の変形量を低減させることができる。
<実施形態の補足>
本開示の車両のピラー構造は、上述した形態に限定されず、本開示の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。例えば、平坦部が設けられるサイドドア開口のコーナー部は、後側サイドドア開口の上部前側のコーナー部に限らず、後側サイドドア開口の他のコーナー部であってもよいし、前側サイドドア開口のコーナー部であってもよい。また、ピラーのインナパネルとアウタパネルを接合する方法は、溶接に限らず、例えばヘミング加工など他の接合方法であってもよい。
1 前側サイドドア開口、2 後側サイドドア開口、3 ルーフサイドレール、4,5,6,7,8 コーナー部、10,20 Bピラー、11,21 インナパネル、11a,11b,12a,12b,21a,21b,22a,22b フランジ部、11c,21c 中央部、11d,11e,21d,21e ビード部、12,22 アウタパネル、21f 平坦部。

Claims (1)

  1. 車両幅方向内側に配置されるインナパネルと、車両幅方向外側に配置されるアウタパネルと、を備える車両のピラー構造であって、
    前記インナパネルが、
    平板状の中央部と、
    前端又は後端で前記アウタパネルと重ね合わされて接合されるフランジ部と、
    前記中央部と前記フランジ部との間で、車両幅方向内側へ向かって突出し、上下方向に延びるビード部と、を備え、
    サイドドア開口のコーナー部に、前記ビード部を上下に分断する平坦部が形成されており、前記フランジ部、前記平坦部及び前記中央部が連続した平板となっていることを特徴とする車両のピラー構造。
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