JP2023083306A - 波長変換素子、蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置 - Google Patents

波長変換素子、蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】蛍光光への変換効率、熱効率の向上を図った波長変換素子を提供する。【解決手段】第一の波長変換素子101は、粒径の異なる蛍光体粒子111a、112a、113aからなる第1蛍光体領域111、第2蛍光体領域112、第3蛍光体領域113が積層されてなる3層からなる蛍光体領域で構成されている。中間に配置された第2蛍光体領域を構成する蛍光体粒子112aの粒径は、表面側の第1蛍光体領域111の蛍光体粒子111aおよび裏面側の第3蛍光体領域113の蛍光体粒子113aの粒径よりも小さい。【選択図】図1

Description

本開示は、例えば投写型映像表示装置の光源装置に使用される波長変換素子および蛍光体ホイールに関する。
特許文献1には、基材と、励起光が入射することにより光を発する第1蛍光体を含有する蛍光体領域と、第2蛍光体(熱伝導性材料)を含有し、基材と蛍光体領域とを接着する接着層とを備える波長変換素子が開示されている。
特開2018-36457号公報
本開示は、蛍光光への変換効率、熱効率の向上を図った波長変換素子を提供する。
本開示における波長変換素子は、第1蛍光体領域と、第1蛍光体領域の厚み方向に配置され、第1蛍光体領域に位置する蛍光体粒子の粒径と異なる粒径の蛍光体粒子が位置する第2蛍光体領域と、第1蛍光体領域の厚み方向に配置されるシリコーン層と、第1蛍光体領域及びシリコーン層の厚み方向に配置される反射層と、第2蛍光体領域が中間に配置されるように、第1蛍光体領域の厚み方向に配置される第3蛍光体領域と、を備え、第2蛍光体領域に位置する蛍光体粒子の粒径が、第1蛍光体領域および第3蛍光体領域に位置する蛍光体粒子の粒径よりも大きい。
本開示の波長変換素子は、蛍光光への変換効率、熱効率の向上を図るのに有効である。
実施の形態1の波長変換素子の構成を示す図 実施の形態1のリング形状の第1の波長変換素子を用いた第1の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態1のセグメント形状の第1の波長変換素子を用いた第2の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態1のリング形状の第1の波長変換素子を用いた第3の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態1のリング形状の第2の波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの構成を示す図 比較例にかかる波長変換素子の構成を示す図 比較例にかかるリング形状の波長変換素子を用いた第1の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態2の波長変換素子の構成を示す図 実施の形態2のリング形状の第1と第2の波長変換素子をそれぞれ用いた第1と第2の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態2のリング形状の第1と第2の波長変換素子をそれぞれ用いた第3と第4の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態1の第1の蛍光体ホイールを用いた第1の光源装置の構成を示す図 実施の形態1の第1の光源装置を用いた投写型映像表示装置の構成を示す図 実施の形態1の第2の蛍光体ホイールを用いた第2の光源装置の構成を示す図 実施の形態1の第2の光源装置を用いた投写型映像表示装置の構成を示す図 実施の形態1の第3の蛍光体ホイールを用いた第3の光源装置の構成を示す図 実施の形態1の第3の光源装置を用いた投写型映像表示装置の構成を示す図 実施の形態3の波長変換素子の構成を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
[1-1-1-1.波長変換素子の構成]
以下、実施の形態1における波長変換素子の構成について詳細に説明する。図1は、実施の形態1における波長変換素子のであり、図1の(a)は第1の波長変換素子の断面図を、図1の(b)は第2の波長変換素子の断面図を、図1の(c)は、第1または第2の波長変換素子を用いて形成される蛍光体リングの平面図を示す。
図1の(a)に示す実施の形態1の第一の波長変換素子である波長変換素子101は、蛍光体粒子111aからなる第1蛍光体領域111、蛍光体粒子112aからなる第2蛍光体領域112および蛍光体粒子113aからなる第3蛍光体領域113が積層されてなる3層の蛍光体領域で構成されている。図1の(a)に示されるように、蛍光体領域の厚み方向に粒径の異なる蛍光体粒子が配置されるが、ここでは、中間に配置された第2蛍光体領域112を構成する蛍光体粒子112aの粒径が、表面側(図1の(a)の上側)の第1蛍光体領域111の蛍光体粒子111aおよび裏面側(図1の(a)の下側)の第3蛍光体領域113の蛍光体粒子113aの粒径よりも小さい。
ここで、第1蛍光体領域111の蛍光体粒子111aと第3蛍光体領域113の蛍光体粒子113aは、異なっても良いし同じでも良い。また、蛍光体粒子の粒径は用途、機能に応じて数μmの範囲から選択され、例えば、大きい粒径の蛍光体粒子111a、113aと小さい粒径の蛍光体粒子112aとの粒径の差は粒径の1/5~1/10程度である。なお、以下の実施の形態の説明においても、蛍光体粒子の大きい粒径と小さい粒径との関係も同様である。なお、上記粒径については、一例であり、その値には限定されない。
図1の(b)に示す実施の形態1の第2の波長変換素子である波長変換素子102は、蛍光体粒子121aからなる第1蛍光体領域121、蛍光体粒子122aからなる第2蛍光体領域122および蛍光体粒子123aからなる第3蛍光体領域123が、シリコーンなどのバインダ124が介在されて積み重なる3層の蛍光体領域で構成されている。図1の(b)に示されるように、蛍光体領域の厚み方向に粒径の異なる蛍光体粒子が配置されるが、ここでは、中間に配置された第2蛍光体領域122を構成する蛍光体粒子122aの粒径が、表面側(図1の(b)の上側)の第1蛍光体領域121の蛍光体粒子121aおよび裏面側(図1の(b)の下側)の第3蛍光体領域123の蛍光体粒子123aの粒径よりも小さい。
ここで、第1蛍光体領域121の蛍光体粒子121aと第3蛍光体領域123の蛍光体粒子123aは、異なっても良いし同じでも良い。
図1の(c)に示されるように、波長変換素子101、102はリング形状を有するが、蛍光体リングの形状は、リングの一部が欠落したセグメント形状でも良いし、四角形などの多角形形状でも良い。
[1-1-1-2.波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの構成]
まず、図2に、実施の形態1の第1の波長変換素子を用いた第1の蛍光体ホイールの構成を示し、図2の(a)は、第1の蛍光体ホイールの平面図、図2の(b)は第1の蛍光体ホイールの断面図である。
ここでは、図1の(c)に示すように波長変換素子を蛍光体リングとして構成した場合を説明する。
第1の蛍光体ホイールである蛍光体ホイール1は、表面に反射防止膜103を設けたリング形状の波長変換素子101と、表面に反射層106を設けた基板105とを有し、反射層106とリング形状の波長変換素子101との間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子141が充填されたシリコーン層104を設けている。
波長変換素子101は、前述の通り、粒径の異なる蛍光体粒子111a、112a、113aで構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面の反射防止膜103側の蛍光体粒子111aおよび基板105側の蛍光体粒子113aの粒径は、厚み方向に見て中央部の蛍光体粒子112aに対して大きくなっている。蛍光体ホイール1の基板105にはモータ取付け孔107が設けられている。
次に、実施の形態1の第1の波長変換素子を用いた第2の蛍光体ホイールの構成について説明する。ここでは、図2に示す蛍光体ホイール1とは異なり、図1の(c)に示す蛍光体リングの一部を欠落部として欠落させたセグメント形状を用いて蛍光体ホイールを構成した場合について説明する。
図3に、実施の形態1の第1の波長変換素子を用いた第2の蛍光体ホイールの構成を示す。図3の(a)は、第2の蛍光体ホイールの平面図、図3の(b)は第2の蛍光体ホイール3の断面図である。
第2の蛍光体ホイールである蛍光体ホイール3は、表面に反射防止膜303が設けられ、欠落部を有するセグメント形状の波長変換素子101と、表面に反射層306が設けられ、欠落部に対応する部分に開口部308が設けられた基板305とを有する。セグメント形状の波長変換素子101と開口部308は、蛍光体ホイール3の回転中心Oから径方向で同一距離に配置されている。基板305にはモータ取付け孔307が設けられている。また、反射層306とセグメント形状の波長変換素子101との間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子341が充填されたシリコーン層304を設けている。
波長変換素子101は、前述の通り、粒径の異なる蛍光体粒子111a、112a、113aで構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面の反射防止膜303側の蛍光体粒子111aおよび基板305側の蛍光体粒子113aの粒径は、厚み方向に見て中央部の蛍光体粒子112aに対して大きくなっている。言い換えれば、波長変換素子の、中間に配置された蛍光体領域を構成する蛍光体粒子112aの粒径が、他の2つの蛍光体領域を構成する蛍光体粒子111a、113aの粒径よりも小さい。
次に、実施の形態1の第1の波長変換素子を用いた第3の蛍光体ホイールについて説明する。―図4に、実施の形態1の第1の波長変換素子を用いた第3の蛍光体ホイールの構成を示す。図4の(a)は第3の蛍光体ホイールの平面図、図4の(b)は図4の(a)に示す4b―4b線による断面図である。
第3の蛍光体ホイールである蛍光体ホイール4は、表面に反射防止膜403が設けられた蛍光体リングの一部の表面に反射膜408が設けられた波長変換素子101と、表面に反射層406が設けられた基板405とを有する。基板405にはモータ取付け孔407が設けられている。反射層406と波長変換素子101との間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子441が充填されたシリコーン層404を設けている。
波長変換素子101は、前述の通り、粒径の異なる蛍光体粒子111a、112a、113aで構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面の反射防止膜303側の蛍光体粒子111a、および基板305側の蛍光体粒子113aの粒径は、厚み方向に見て中央部の蛍光体粒子112aに対して大きくなっている。言い換えれば、波長変換素子101の、中間に配置された蛍光体領域を構成する蛍光体粒子112aの粒径が、他の2つの蛍光体領域を構成する蛍光体粒子111a、113aの粒径よりも小さい。
また、図3、図4の蛍光体ホイールでは、一つの波長変換素子101を用いたが、波長変換される蛍光の波長領域の異なる複数の波長変換素子を用いて構成しても良い。その場合の複数の波長変換素子のうち、少なくとも一つに、波長変換素子101を用いれば良い。
また、図3、図4に示す蛍光体ホイール3、4は、一つの開口部308、一つの反射膜408をそれぞれ有するが、複数の開口部、複数の反射膜を用いて構成されてもよい。
次に、実施の形態1の第二の波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの構成について説明する。図5に、実施の形態1の第二の波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの構成を示す。図5の(a)は蛍光体ホイールの平面図、図5の(b)は蛍光体ホイールの断面図である。図5の蛍光体ホイール5は、図1の(a)に示す波長変換素子101の代わりに、図1の(b)に示す波長変換素子102を使用している。
蛍光体ホイール5は、表面に反射防止膜503を設けた波長変換素子102と、表面に反射層506を設けた基板505との間に、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子541が充填されたシリコーン層504を設けている。基板505にはモータ取付け孔507が設けられている。
波長変換素子102は、前述の通り、粒径の異なる蛍光体粒子121a、122a、123aと、例えばシリコーンであるバインダ124で構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面の反射防止膜503側の蛍光体粒子121a、および基板505側の蛍光体粒子123aは、厚み方向に見て中央部の蛍光体粒子122aに対して大きくなっている。言い換えれば、波長変換素子102の、中間に配置された第2蛍光体領域122を構成する蛍光体粒子122aの粒径が、他の2つの蛍光体領域を構成する蛍光体粒子121a、123aの粒径よりも小さい。
なお、波長変換素子102を用いた場合も、波長変換素子101を用いた場合と同様に、図3に示す蛍光体ホイール3のようなセグメント形状を採用することもできるし、図4に示す蛍光体ホイール4のように蛍光体リングの一部の表面に反射膜を設けても良い。
[1-1-2.効果など]
図6は本開示の比較例にかかる波長変換素子の構成図であり、図6の(a)および図6の(b)は波長変換素子の断面図であり、図6の(c)は波長変換素子の平面図である。
図6の(a)に示すように、大きな粒径の蛍光体粒子211aで構成される蛍光体領域211のみで波長変換素子201を形成した場合には、(1)表面反射が低減する、(2)散乱性が増加する、(3)熱伝導率が増加するという特性を有する。逆に、図6の(b)に示すように、小さな粒径の蛍光体粒子221aで構成される蛍光体領域221のみで波長変換素子202を形成した場合には、(1)表面反射が増加する、(2)散乱性が低減する、(3)熱伝導率が低下するという特性を有する。
まず、表面反射に関しては、表面反射が少ない方が、蛍光体に吸収される励起光が増加するため、同じ量子効率の蛍光体であれば、波長変換されて発光される蛍光は増加する。すなわち、粒子径の大きい方が、粒子径の小さい方に対して、変換される効率(蛍光効率)は増加することとなる。
次に、散乱性に関しては、励起光は蛍光体粒子の中を導光し、波長変換され蛍光を発光する。このため、同じスポットサイズの光が入射しても、発光するスポットサイズは、粒子径の大きい方が、小さい方に対し大きくなる。発光するスポットサイズが大きくなれば、後段の導光系や、ロッド光学系での取り込み効率が低下する。すなわち、粒子径の大きい方が、粒子径の小さい方に対して、後段の光学系の取り込み効率は低下する。
最後に、隣接する粒子間では、粒子内部よりも大きい界面熱抵抗が存在する。このため、同じ蛍光体厚みの場合には、蛍光体粒子の粒径が大きい方が、小さい方に対し、存在する界面の数が減少することで、熱抵抗値が小さく、換言すると、熱伝導率が増加する。蛍光体は、温度が上がるにつれて蛍光特性が低下するという特性を有しているので、粒子径の大きい方が、粒子径の小さい方に関して、変換効率が増加することになる。
以上を整理すると、粒子径が大きい方が、表面反射に基づく吸収効率は増加し、スポットサイズに基づく取り込み効率(結合効率)は低下し、温度によって変化する変換効率は増加する、ということになる。
光源装置、投写型映像装置の効率は、上記の、(1)表面反射に基づく吸収効率、(2)スポットサイズに基づく取り込み効率(結合効率)、(3)温度によって変化する変換効率の3つの積で求めることができる。
前述の通り、粒子径が大きい場合には、(2)スポットサイズに基づく取り込み効率(結合効率)が低下し、逆に粒子径が小さい場合には、(1)表面反射に基づく吸収効率(3)温度によって変化する変換効率の2つが低下することになる。
このように粒径が大きい蛍光体粒子のみ、或いは粒径が小さい蛍光体粒子のみで蛍光体領域を形成した場合、上記の(1)~(3)のいずれかが低下した状態で、波長変換素子、及びそれを使用した蛍光体ホイール、光源装置、投写型映像表示装置を構成することとなる。
図7は比較例にかかる波長変換素子を用いた蛍光体リングを使用した蛍光体ホイール2の構成を示す図であって、図7の(a)は蛍光体ホイール2の平面図、図7の(b)及び(c)はそれぞれ蛍光体ホイール2の断面図を示す。
図2の(b)に示す蛍光体ホイール1と図7の(b)に示す蛍光体ホイール2によって、本開示の効果を説明する。なお、図7に示す蛍光体ホイール2の反射防止膜203、シリコーン層204、基板205、反射層206およびモータ取付け孔207の機能は、図2に示す蛍光体ホイール1と同様であるので、説明を省略する。
図2の(b)に示す蛍光体ホイール1では、蛍光体ホイール1の表面に設けられた反射防止膜103側から青色レーザーである励起光Lが照射される。この励起光Lは、反射防止膜103を通過し、波長変換素子101に入射する際に、波長変換素子101の表面から蛍光体粒子111a、112a、113aの順に入射し、それぞれの蛍光体粒子を励起し蛍光を発光させる。蛍光体粒子111a、112a、113aで吸収されなかった励起光は、波長変換素子101の基板105側に設けた、シリコーン層104からなる接着層に到達し、接着層の中に設けた反射率の高い含有粒子141もしくは、その下の反射層106で反射し、再び、波長変換素子101側へ光の進行方向が変更される。反射層106で反射して波長変換素子101に入射した励起光は、蛍光体粒子113a、112a、111aの順に入射し蛍光に変換される。
励起光が波長変換素子に吸収される効率(以下、「吸収効率」と称す)に関しては、蛍光体粒子の充填率と蛍光体粒子の粒径に依存することが分かっている。蛍光体粒子の充填率に関しては、粒径に依らず最大となるように最適化することが可能なため、吸収効率は、蛍光体粒子の粒径に依存する。例えば、図6の(a)、図6の(b)のように粒径の異なる蛍光体粒子で構成された波長変換素子の場合、粒径の大きい蛍光体粒子で構成された図6の(a)の波長変換素子201の方が、粒径の小さい蛍光体粒子で構成された図6の(b)の波長変換素子202の方に対して吸収効率が高くなる。図2の(b)に断面を示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール1の場合には、励起光の入射側の蛍光体粒子111aを大きくすることにより、高い吸収率を実現することができる。
励起光から蛍光に変換された光は、蛍光体粒子111a、112a、113aから全方位に出射される。基板105側とは反対側に出射された蛍光は、その一部が蛍光体粒子111a、112a、113aに吸収され熱へと変換されるが、それ以外の光は、反射防止膜103を通過し、出射される。
一方、基板105側に出射された蛍光は、反射率の高い含有粒子141を含んだシリコーン層104の接着層、もしくは、基板105の波長変換素子101側に設けられた反射層106で反射し、その進行方向を変更し、基板105とは反対側へ出射される。基板105とは反対側に出射された蛍光は、その一部は蛍光体粒子111a、112a、113aに吸収され熱に変換されるとともに、残りの光は反射防止膜103を通過し、出射される。
この際、蛍光体粒子111a、112a、113aで波長変換された蛍光は、蛍光体粒子111a、112a、113aの粒子外面から蛍光を発光する。その際に、図6の(a)、(b)に示すような粒径の異なる蛍光体粒子の場合には、粒径の大きい蛍光体粒子で構成された図6の(a)の波長変換素子201の方が、粒径の小さい蛍光体粒子で構成された図6の(b)の波長変換素子202に比べ、蛍光の発光スポットが大きくなる。後段の光学系で取り込める効率(以降、「結合効率」と称す)は、蛍光スポットの大小によって変化し、後段の光学系で取り込める最大の蛍光スポットを越えると、蛍光スポットが大きいほど、結合効率は悪くなる。このため、結合効率を最適化するには、蛍光体粒子の粒径を小さくする必要がある。図2の(b)に断面を示す第一の波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール1の場合には、スポットサイズに影響の大きい厚み方向の中間部分に粒径の小さい蛍光体粒子112aを配置することにより、高い結合効率を実現することができる。
蛍光体粒子で蛍光に変換されずに発生した熱は、蛍光体粒子を介して周辺に伝搬する。なお、蛍光体には、温度が上昇すれば蛍光に変換される励起光が減少するという温度消光という特性を有しているため、温度が低い方が、変換効率が高くなるという特性を有する。図2の(a)に示すように蛍光体ホイール1の中で最も大きな表面積を有する基板105へ熱を移動させることにより、波長変換素子101の温度低下を図ることができるが、そのためには波長変換素子101の厚み方向への熱伝導性を高くする、換言すれば熱抵抗を小さくする必要がある。ここで、波長変換素子の中で最も熱抵抗値の高いのは、蛍光体粒子同士の界面に発生する界面抵抗であるため、粒子同士の界面を少なくした方が、波長変換素子としての熱抵抗値が下がる。すなわち、比較例で説明すると粒径の大きい蛍光体粒子で構成された図6の(a)の波長変換素子201の方が、粒径の小さい蛍光体粒子で構成された図6の(b)波長変換素子202よりも熱抵抗値が小さくなる。図2の(b)に断面を示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール1の場合には、熱抵抗値に影響の大きい厚み方向に基板側の蛍光体粒子113aを大きくすることにより、熱抵抗値を小さくし、波長変換素子101の温度を低下させ、温度消光の影響を低減させ、蛍光効率を向上させることができる。
以上のように、図2の(b)に断面を示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール1は、波長変換素子101の厚み方向に表面側の蛍光体粒子111aの粒径を大きく、中間部分の蛍光体粒子112aの粒径を小さく、基板側の蛍光体粒子113aの粒径を大きくすることによって、吸収効率、結合効率、蛍光効率のそれぞれを向上させ、吸収効率×結合効率×蛍光効率で求められる蛍光体ホイールの効率を最大化することができる。
図3、図4にそれぞれ示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール3、4では、図2に示す蛍光体ホイール1と同様に、波長変換素子101の表面から粒径の大きい蛍光体粒子111aで吸収効率を向上させ、中間部分の粒径の小さい蛍光体粒子112aで結合効率を向上させ、基板側の粒径の大きい蛍光体粒子113aで温度上昇を抑制し蛍光効率を向上させている。このため、吸収効率×結合効率×蛍光効率で求められる蛍光体ホイールの効率を最大化することができる。図5に示す波長変換素子102を用いた蛍光体ホイール5においても、波長変換素子101を用いた蛍光体ホイールと同様に、波長変換素子102の表面から粒径の大きい蛍光体粒子121aで吸収効率を向上させ、中間部分の蛍光体粒子122aで結合効率を向上させ、基板側の蛍光体粒子123aで温度上昇を抑制し蛍光効率を向上させている。このため、吸収効率×結合効率×蛍光効率で求められる蛍光体ホイールの効率を最大化することができる。
以上のように、波長変換素子を本実施の形態の構成とすることにより、波長変換素子の特性を決定する(1)表面反射に基づく吸収効率、(2)スポットサイズに基づく取り込み効率(結合効率)、(3)温度によって変化する変換効率を、それぞれ改善することが可能となり、効率が向上した波長変換素子が得られる。
[1-2.蛍光体ホイールを備える光源装置]
実施の形態1の波長変換素子を用いた蛍光体ホイールを使用した光源装置の構成を説明する。
図11にリング形状の波長変換素子を用いた第1の蛍光体ホイールを使用した第1の光源装置を光源装置9として示す。以下において、図2で示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール1を用いて光源装置9の説明を行う。
複数のレーザー光源901から出射した青色の波長域のレーザー光は、レーザー光源901のそれぞれに対応して設けられる複数のコリメータレンズ902でコリメートされる。コリメートされた青色光は、後段の凸レンズ903に入射し、その光束幅を小さくし、続く拡散板904に入射し拡散され光の均一度が改善される。光の均一度が改善された青色光は、後段の凹レンズ905に入射し平行光束化される。
凹レンズ905で平行化された青色光は、光軸に対して略45度傾けて配置された分光特性付きミラー906に入射し、光の進行方向を変えずにそのまま、後段の凸レンズ907へと入射する。分光特性付きミラー906は、レーザー光源901とレーザー光源921から出射する青色光の波長域の光は通過し、蛍光体ホイール1でレーザー光源901からの青色光を励起光として波長変換される蛍光の波長域の光を反射する分光特性を有する。
ここでは、分光特性付きミラー906は、レーザー光源からの青色光と波長変換された蛍光の波長特性に注目した分光特性を有するとしたが、レーザー光源の偏光方向に着目し、レーザー光源からの青色光の偏光方向を同一方向に調整することで、レーザー光源からの青色光の波長域と偏光方向の光を通過し、波長変換された蛍光の波長特性に注目した分光特性を有するようにしても良い。
凸レンズ907に入射した青色光は、後段の凸レンズ908との組み合わせで、後段の蛍光体ホイール1に設けられたリング状の波長変換素子101へと入射する。蛍光体ホイール1には、モータ109が設けられており、その回転軸を中心に、凸レンズ907、908で集光された青色の励起光が、リング状の波長変換素子101へと入射するように配置されている。
凸レンズ907、908で、蛍光体ホイール1の波長変換素子101上に集光された青色光は、蛍光に波長変換されるとともに、光の進行方向を180度変えて、再び、凸レンズ908、907にこの順で入射し、平行光化される。ここでの波長変換される蛍光は、後述するレーザー光源921から出射される青色光と組み合わせて、例えば、白色光を構成するように波長領域を最適化されている。
凸レンズ907を出射し平行光化された蛍光は、分光特性付きミラー906へと逆方向から入射する。分光特性付きミラー906は、前述の通り、蛍光の波長領域の光を反射する特性を有しているので、光の方向を90度変更する。
分光特性付きミラー906で光の進行方向を90度変えた蛍光は、後段の凸レンズ909へと入射する。
また、複数のレーザー光源921から出射した青色の波長域のレーザー光は、レーザー光源921のそれぞれに対応して設けられる複数のコリメータレンズ922でコリメートされる。コリメートされた青色光は、後段の凸レンズ923に入射し、その光束幅を小さくし、続く拡散板924に入射し拡散され光の均一度が改善される。光の均一度が改善された青色光は、後段の凹レンズ925に入射し平行光束化される。
凹レンズ925で平行化された青色光は、レーザー光源921から出射する青色光の波長域の光は通過する特性を有し、光軸に対して略45度傾けて配置された分光特性付きミラー906に入射し、光の進行方向を変えずにそのまま、後段の凸レンズ909へと入射する。
凸レンズ909に入射した蛍光体ホイール1からの蛍光とレーザー光源921からの青色光は集光し、凸レンズ909の略集光位置に入射端を配置したロッドインテグレータ910に入射する。ロッドインテグレータで光束の均一化された光は、ロッドインテグレータの出射端から出射する。
図11で示す実施の形態では、分光特性付きミラー906は光軸に略45度の角度で配置を行ったが、その分光特性を最大化するために、分光特性付きミラー906の光軸に対する角度は、略45度とは異なる角度を有しても良く、その場合には、その角度に合わせて、その他の部品を配置しても良い。
また、図11では、分光特性付きミラー906は、青色光の波長域の光を透過、蛍光の波長域の光を反射する特性を有するものとして説明を行ったが、青色光の波長域の光を反射、蛍光の波長域の光を透過する特性を有するものとして、適宜その他の部品の配置を最適化しても良い。
また、レーザー光源901からのレーザー光は、青色光の波長域の光ではなく、紫外領域の光でも良い。その場合は、分光特性付きミラー906の特性や、その他部品の配置などは、レーザー光源901のレーザー光の波長領域に合わせて最適化すればよい。
次に、図13にセグメント形状の波長変換素子を用いた第2の蛍光体ホイールを使用した第2の光源装置を光源装置11として示す。以下において、図3で示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール3を用いて光源装置11の説明を行う。
複数のレーザー光源1101から出射した青色の波長域のレーザー光は、レーザー光源1101のそれぞれに対応して設けられる複数のコリメータレンズ1102でコリメートされる。コリメートされた青色光は、後段の凸レンズ1103に入射し、その光束幅が小さくされ、続く拡散板1104に入射し拡散され光の均一度を改善するに光の均一度を改善された青色光は、後段の凹レンズ1105に入射し平行光束化される。
凹レンズ1105で平行化された青色光は、光軸に対して略45度傾けて配置された分光特性付きミラー1106に入射し、光の進行方向が90度変更されて、後段の凸レンズ1107へと入射する。分光特性付きミラー1106は、レーザー光源1101から出射する青色光の波長域の光は反射し、蛍光体ホイール3でレーザー光源1101からの青色光を励起光として波長変換される蛍光の波長域の光を通過する分光特性を有する。
なお、ここでは、分光特性付きミラー1106は、レーザー光源からの青色光と波長変換された蛍光の波長特性に注目した分光特性を有するとしたが、レーザー光源の偏光方向に着目し、レーザー光源からの青色光の偏光方向を同一方向に調整することで、レーザー光源からの青色光の波長域と偏光方向の光を通過し、波長変換された蛍光の波長特性に注目した分光特性を有するようにしても良い。
凸レンズ1107に入射した青色光は、後段の凸レンズ1108との組み合わせで、後段の蛍光体ホイール3に設けられたリングの一部が欠落した波長変換素子101へと入射する。蛍光体ホイール3には、モータ309が設けられており、その回転軸を中心に、凸レンズ1107、1108で集光された青色の励起光が、リング状の波長変換素子101と開口部308が配置された半径領域へと入射するように配置されている。
凸レンズ1107、1108で、蛍光体ホイール3の波長変換素子101上に集光された青色光は、蛍光に波長変換されるとともに、光の進行方向を180度変えて、再び、凸レンズ1108、1107にこの順で入射し、平行光化される。ここでの波長変換される蛍光は、レーザー光源1101から出射される青色光と組み合わせて、例えば、白色光を構成するように波長領域を最適化されている。
凸レンズ1107を出射し平行光化された蛍光は、分光特性付きミラー1106へと再び入射する。分光特性付きミラー1106は、前述の通り、蛍光の波長領域の光を透過する特性を有しているので、光の方向をそのまま変更せずに通過する。
次に、蛍光体ホイール3の開口部308に集光されたレーザー光源1101からの青色光は、蛍光体ホイール3を通過し、その後段の凸レンズ1121、1122で平行光化される。その後、後段に設けられた、3枚の反射ミラー1123、1125、1127と3枚の凸レンズ1124、1126、1128で構成されるリレーレンズ系によって、分光特性付きミラー1106に、レーザー光源1101からの光が入射する方向とは180度逆の方向から平行光化されて入射するように導光される。なお、ここでは、3枚のミラーと3枚の凸レンズにてリレー光学系を構成したが、同様の性能を有するのであれば、他の構成でも良い。
凸レンズ1128から、分光特性付きミラー1106に入射した青色光は、光の進行方向を90度変えて、反射する。
上記構成によって、分光特性付きミラー1106で合成された蛍光と青色光が、時分割されて凸レンズ1109に入射することになる。
分光特性付きミラー1106から凸レンズ1109に入射した時分割された蛍光と青色光は、後段の凸レンズ1109で集光され後段のカラーフィルター付きホイール1110に入射する。カラーフィルター付きホイール1110は、蛍光体ホイール3と図示されていない同期回路を用いて同期されており、光学系の特性に合わせて、青色光および蛍光の一部もしくは全波長域を透過するような特性を有する複数のフィルターで構成されている。
蛍光体ホイール3から、例えば黄色の蛍光が発光されている時間帯に対して、蛍光の波長域をそのまま透過する領域、蛍光の中で赤色の部分の光を反射し緑色の光を透過する領域、蛍光の中で緑色の部分の光を反射し赤色の光を透過する領域などのうち、少なくとも一つの領域を有するカラーフィルター付きホイール1110が同期して回転している。また、蛍光体ホイール3の開口部308を通過してきた青色光には、蛍光の波長域をそのまま透過する領域が対応することで、ロッドインテグレータ1111の入射端近傍に、時系列に光の波長域の異なる色光が集光する。
ロッドインテグレータ1111に入射した光は、ロッドインテグレータで均一化され、その出射端からは均一化された光が出射される。
なお、本実施の形態では、カラーフィルター付きホイール1110は、ロッドインテグレータ1111の前に配置されているが、ロッドインテグレータ1111の後に配置されていても良い。
図15にリング形状の波長変換素子を用いた第3の蛍光体ホイールを使用した第3の光源装置を光源装置13として示す。以下において、図4で示す波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール4を用いて光源装置13の説明を行う。
複数のレーザー光源1301から出射した青色の波長域のレーザー光は、レーザー光源1301のそれぞれに対応して設けられる複数のコリメータレンズ1302でコリメートされる。コリメートされた青色光は、後段の凸レンズ1303に入射し、その光束幅が小さくされ、続く拡散板1304に入射し拡散され光の均一度が改善される。光の均一度を改善された青色光は、後段の凹レンズ1305に入射し平行光束化される。
なお、凹レンズ1305を出射した状態で、レーザー光の偏光方向が後段の分光特性付きミラー1306に対してS偏光になるように、凹レンズ1305までの光学系で調整されている。なお、分光特性付きミラー1306は偏光特性および分光特性を有する。
凹レンズ1305で平行化された青色光は、光軸に対して略45度傾けて配置された分光特性付きミラー1306に入射し、光の進行方向が90度変更され、後段のλ/4波長板1307へと入射する。分光特性付きミラー1306は、レーザー光源1301から出射する青色光の波長域でS偏光の光は反射し、後述する蛍光体ホイール4で、レーザー光源1301からの青色光を励起光として波長変換される蛍光の波長域の光を通過する分光特性を有する。λ/4波長板1307は、入射したレーザー光源1301から青色光の偏光方向を回旋し、円偏光に変化させる。
λ/4波長板1307を出射した光は、凸レンズ1308へと入射し、後段の凸レンズ1309との組み合わせで、蛍光体ホイール4に設けられたリングの一部の表面に反射膜408を設けた波長変換素子101へと入射する。蛍光体ホイール4には、モータ409が設けられており、その回転軸を中心に、凸レンズ1308、1309で集光された青色の励起光が、リング状の波長変換素子101と反射膜408が配置された半径領域へと入射するように配置されている。
まず、凸レンズ1308、1309で、蛍光体ホイール4の波長変換素子101上に集光された青色光は、蛍光に波長変換されるとともに、光の進行方向が180度変更されて、再び、凸レンズ1309、1308にこの順で入射し、平行光化される。ここでの波長変換される蛍光は、レーザー光源1301から出射される青色光と組み合わせて、例えば、白色光を構成するように波長領域が最適化されている。
凸レンズ1308を出射し平行光化された蛍光は、λ/4波長板1307を通過し、光軸に対して45度の角度に配置された分光特性付きミラー1306へと再び入射する。分光特性付きミラー1306は、前述の通り、蛍光の波長領域の光を透過する特性を有しているので、λ/4波長板1307を通過した蛍光は光の方向をそのまま変更せずに通過する。
次に、蛍光体ホイール4の反射膜408に集光されたレーザー光源1301からの青色光は、蛍光体ホイール4を反射し、その進行方向を180度変更され、凸レンズ1309、1308に入射し平行化される。
凸レンズ1309、1308で平行光化した青色光はλ/4波長板1307に入射し、その偏光方向を回旋し、P偏光に変換される。
λ/4波長板1307を出射したP偏光の青色光が、光軸に対して45度の角度に配置された分光特性付きミラー1306に入射する。分光特性付きミラー1306は、レーザー光源1301から出射された青色光の波長領域のS偏光の光は反射し、青色光の波長領域のP偏光の光と蛍光体ホイール4で波長変換された蛍光の波長領域の光を透過する特性を有している。そのため、λ/4波長板1307を出射したP偏光の青色光は凸レンズ1310に入射する。
凸レンズ1310には、蛍光体ホイール4の回転に応じて、蛍光と青色光が時系列に入射し、集光され、後段のカラーフィルター付きホイール1311に入射する。カラーフィルター付きホイール1311は蛍光体ホイール4と図示されていない同期回路を用いて同期されており、光学系の特性に合わせて、青色光および蛍光の一部もしくは全波長域を透過するような特性を有する複数のフィルターで構成されている。
蛍光体ホイール4から、例えば黄色の蛍光が発光されている時間帯に対して、蛍光の波長域をそのまま透過する領域、蛍光の中で赤色の部分の光を反射し緑色の光を透過する領域、蛍光の中で緑色の部分の光を反射し赤色の光を透過する領域などのうち、少なくとも一つの領域を有するカラーフィルター付きホイール1311が同期して回転している。また、蛍光体ホイール4の反射膜408で反射された青色光には、蛍光の波長域をそのまま透過するカラーフィルター付きホイール1311の領域が対応することで、ロッドインテグレータ1312の入射端近傍に、時系列に光の波長域の異なる色光が集光する。ロッドインテグレータ1312に入射した光は、ロッドインテグレータで均一化され、均一化された光が出射端から出射される。
なお、本実施の形態では、カラーフィルター付きホイール1311は、ロッドインテグレータ1312の前に配置されているが、ロッドインテグレータ1312の後に配置されていても良い。
[1-2-2.効果など]
光源装置9では、蛍光体ホイール1に波長変換素子101を用いている。そのため、レーザー光源901からの青色光の入射する側に設けられた大粒径の蛍光体粒子111aで、蛍光体への吸収効率が最大化し、続いて、蛍光体領域の厚み方向で中間に位置する小粒径の蛍光体粒子112aで結合効率を最大化し、最後に蛍光体領域の厚み方向で最も基板側にある大粒径の蛍光体粒子113aで熱伝導性を向上し温度消光を低減し、蛍光効率を最大化する。そのことにより、吸収効率×結合効率×蛍光効率で表される効率を最大化することが可能となる。
光源装置11、13でも、それぞれの蛍光体ホイール3、4に波長変換素子101を用いているため、光源装置9と同じく効率を最大化することができる。
波長変換素子102を用いた第1~3の蛍光体ホイールを用いて第1~3の光源装置を構成した場合においても、波長変換素子101を用いた第1~3の光源装置である上記光源装置9、11、13と同様に、吸収効率×結合効率×蛍光効率で表される効率を最大化することが可能となる。
[1-3-1.光源装置を備える投写型映像表示装置]
リング形状の波長変換素子101を用いた第1の蛍光体ホイールを用いた第1の光源装置を用いた投写型映像表示装置10の構成について説明する。
まず、図12に第1の光源装置としての光源装置9を用いた投写型映像表示装置10の構成を示す。
なお、リング形状の波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール1を用いた光源装置9については、前述しているため、その説明は省略する。
ロッドインテグレータ910を出射した光は、凸レンズ1031、1032、1033で構成されるリレーレンズ系で、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)1041、1042、1043へと写像する。
凸レンズ1031、1032、1033で構成されたリレーレンズ系を出射した光は、微小ギャップ1035を設けた全反射プリズム1034に入射する。リレーレンズ系を出射し、全反射プリズム1034に全反射角以上の角度で入射した光は、微小ギャップ1035で反射し光の進行方向を変えて、微小ギャップ1037を設けた3つのガラスブロックで構成されたカラープリズム1036に入射する。
カラープリズム1036の第1のガラスブロックに全反射プリズム1034から入射した青色光と蛍光光のうち青色光は、まず微小ギャップの1037の前段に設けられた青色反射の特性を有する分光特性付き反射膜で反射し、その進行方向を変え、全反射プリズムへと進行し、全反射プリズム1034とカラープリズム1036との間に設けられた微小ギャップに全反射角以上の角度で入射し、青色の映像を表示するDMD1043に入射する。
続いて、微小ギャップを通過した蛍光光のうち赤色光は、カラープリズム1036の第2と第3のガラスブロックの間に設けられた、赤色の波長領域の光を反射し、緑色の光を通過する分光特性を有する分光特性付き反射膜で反射され、第1のガラスブロック側へとその進行方向を変える。
光の進行方向を変えた赤色光は、カラープリズム1036の第1と第2のガラスブロックの間に設けた微小ギャップ1037で再び反射し、その光の進行方向を変えて赤色用のDMD1042に入射する。
また、微小ギャップを通過した蛍光光のうち緑色光は、カラープリズムの第2と第3のガラスブロックの間に設けられた赤色の波長領域の光を反射し、緑色の光を通過する分光特性を有する分光特性付き反射膜を通過し、第3のガラスブロックへとそのまま進行し、そのまま緑色用DMD1041へ入射する。
DMD1041、1042、1043は、図示しない映像回路から、各色の映像信号に応じて画素ごとにミラーの方向を変えることで、光の進行方向を変更する。
まず、緑色用のDMD1041で映像信号に応じて光の進行方向を変更した緑色光は、カラープリズム1036の第3のガラスブロックに入射し、カラープリズム1036の第3と第2のガラスブロックの間に設けられた分光特性付き反射膜を通過する。
続いて、赤色用のDMD1042で映像信号に応じて光の進行方向を変更した赤色光は、カラープリズム1036の第2のガラスブロックに入射し、カラープリズム1036の第2と第1のガラスブロックの間に設けられた微小ギャップ1037に全反射角以上の角度で入射することで反射する。その後、赤色光は、カラープリズムの第3のガラスブロックへ光の進行方向を変えて、カラープリズム1036の第2と第3のガラスブロック間に設けられた、分光特性付き反射膜で反射し、その光の進行方向を変え、緑色の光と合成される。
分光特性付き反射膜で合成された光は、カラープリズム1036の第1のガラスブロック側に進行し、カラープリズム1036の第2と第1のガラスブロックの間に設けられた微小ギャップ1037に全反射角以下の角度で入射することで透過する。
さらに、青色用のDMD1043で映像信号に応じて光の進行方向を変更した青色光は、カラープリズム1036の第1のガラスブロックを入射し、全反射プリズム1034側に進行し、全反射プリズム1034とカラープリズム1036との間に設けられたギャップに、全反射角以上の角度で入射することで、カラープリズム1036の第2のガラスブロック側に進行する。その後、青色光は、カラープリズム1036の第1と第2のガラスブロックの間に設けられた微小ギャップ1037の前の第1のガラスブロック側に設けられた分光特性付きミラーで反射し、全反射プリズム1034側に光の進行方向を変え、緑色DMD1041と赤色DMD1042からの光と合成され、全反射プリズム1034へ入射する。
全反射プリズム1034に入射したDMD1041、1042、1043からの光は、全反射プリズム1034の微小ギャップ1035に全反射角以下の角度で入射することで透過し、投写レンズ1051へと入射し、図示しないスクリーンへと照射される。
次に、図14に第2の光源装置としての光源装置11を用いた投写型映像表示装置12の構成を示す。
なお、セグメント形状の波長変換素子101を用いた蛍光体ホイール2を用いた光源装置11については、前述しているため、説明を省略する。
ロッドインテグレータ1111を出射した光は、凸レンズ1231、1232、1233で構成されるリレーレンズ系で、後述するDMD1241へと写像する。
凸レンズ1231、1232、1233を通過して全反射プリズム1234に入射した光は、全反射プリズム1234の微小ギャップ1235に全反射角以上の角度で入射し、反射することで光の進行方向を変えてDMD1241に入射する。
DMD1241は、蛍光体ホイール3とカラーフィルター付きホイール1110の組み合わせで出射される色光に同期した図示しない映像回路からの信号に応じて、微小ミラーの方向を変えて光の進行方向を変えて出射する。
DMD1241で映像信号に応じて光の進行方向が変わった光は、全反射プリズム1234に入射し、全反射プリズム1234の微小ギャップ1235に全反射角度以下の角度で入射することで、そのまま透過して、投写レンズ1251に入射し、図示しないスクリーンに投写される。
最後に、図16に第3の光源装置としての光源装置13を用いた投写型映像表示装置14の構成を示す。
なお、リング形状の波長変換素子101を用い表面に反射膜408を設けた蛍光体ホイール3を用いた光源装置13については、前述しているため、説明を省略する。
ロッドインテグレータ1312を出射した光は、凸レンズ1431、1432、1433で構成されるリレーレンズ系で、後述するDMD1441へと写像する。
凸レンズ1431、1432、1433を通過して全反射プリズム1434に入射した光は、全反射プリズム1434の微小ギャップ1435に全反射角以上の角度で入射し、反射することで光の進行方向を変えてDMD1441に入射する。
DMD1441は、蛍光体ホイール4とカラーフィルター付きホイール1311の組み合わせで出射される色光に同期した図示しない映像回路からの信号に応じて、微小ミラーの方向を変えて光の進行方向を変えて出射する。
DMD1441で映像信号に応じて光の進行方向が変わった光は、全反射プリズム1434に入射し、全反射プリズム1434の微小ギャップ1435に全反射角度以下の角度で入射することで、そのまま透過して、投写レンズ1451に入射し、図示しないスクリーンに投写される。
[1-3-2.効果など]
光源装置9を用いた投写型映像表示装置10では、蛍光体ホイール1に波長変換素子101を用いている。そのため、レーザー光源901からの青色光の入射する側に設けられた大粒径の蛍光体粒子111aで吸収効率が最大化し、続いて、蛍光体領域の厚み方向で中間に位置する小粒径の蛍光体粒子112aで結合効率を最大化し、最後に蛍光体領域の厚み方向で最も基板側にある大粒径の蛍光体粒子113aで熱伝導性を向上し温度消光を低減し、蛍光効率を最大化する。そのことにより、吸収効率×結合効率×蛍光効率で表される効率を最大化することが可能となる。
光源装置11、13を用いた投写型映像表示装置12、14でも、それぞれの蛍光体ホイール2、3に波長変換素子101を用いているため、投写型映像表示装置10と同じく効率を最大化することができる。
(実施の形態2)
[2-1-1-1.波長変換素子の構成]
以下、実施の形態2にかかる波長変換素子の構成について詳細に説明する。図8は、実施の形態2における波長変換素子の構成図であり、図8の(a)は実施の形態2の第1の波長変換素子の断面図、図8の(b)は実施の形態2の第2の波長変換素子の断面図、図8の(c)は波長変換素子の平面図を示す。
図8の(a)に示す通り、実施の形態2の第1の波長変換素子である波長変換素子601は、蛍光体粒子611aからなる第1蛍光体領域611、および蛍光体粒子612aからなる第2蛍光体領域612が積層されてなる2層からなる蛍光体領域で構成されている。図8に示されるように、蛍光体領域の厚み方向に粒径の異なる蛍光体粒子が配置されるが、ここでは、表面側(図8の(a)の上側)の蛍光体粒子611aの粒径が、裏面側(図8の(a)の下側)の蛍光体粒子612aの粒径よりも大きくなっている。
図8の(b)に示す通り、実施の形態2の第2の波長変換素子である波長変換素子602は、粒径の異なる蛍光体粒子621a、622aを、例えばシリコーンなどのバインダ624に充填して、第1蛍光体領域621、第2蛍光体領域622として構成されている。図8に示されるように、波長変換素子601と同じく、蛍光体領域の厚み方向に粒径の異なる蛍光体粒子が配置されるが、ここでは、表面側(図8の(b)の上側)の蛍光体粒子621aの粒径が、裏面側(図8の(b)の下側)の蛍光体粒子622aの粒径よりも大きくなっている。
図8の(c)は、波長変換素子601、602を用いて、蛍光体リングを作成したときの平面図である。ここでは、以下の説明のためにリング形状としたが、リングの一部が欠落したセグメント形状でも良いし、四角形などの多角形形状でも良い。
[2-1-1-2.波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの構成]
以下、図8の(c)に示す波長変換素子601、602で形成した蛍光体リングを用いて、蛍光体ホイールの構成を説明する。
図9に、実施の形態2の波長変換素子601、602を用いた第1と第2の蛍光体ホイールを示す。図9の(a)は波長変換素子601、602を用いた第1と第2の蛍光体ホイールの平面図、図9の(b)は波長変換素子601を用いた第1の蛍光体ホイールの断面図、図9の(c)は波長変換素子602を用いた第2の蛍光体ホイールの断面図である。
図9に示される波長変換素子601を用いた第1の蛍光体ホイールとしての蛍光体ホイール7は、粒径が大きい方の蛍光体粒子611aからなる第1蛍光体領域611側が、励起光Lの入射側に配置される。同様に、波長変換素子602を用いた第2の蛍光体ホイールとしての蛍光体ホイール7は、粒径が大きい方の蛍光体粒子621aからなる第1蛍光体領域621側が、励起光Lの入射側に配置される。
まず、図9の(a)、(b)を参照し、波長変換素子601を用いた蛍光体ホイール7について説明する。図9の(b)に示すように、蛍光体ホイール7は、表面に反射防止膜703を設けた波長変換素子601を用いた蛍光体リングと、表面に反射層706を設けた基板705とを有し、反射層706と蛍光体リングとの間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子741が充填されたシリコーン層704を設けている。基板705にはモータ取付け孔707が設けられている。
蛍光体リングとして構成された波長変換素子601は、粒径の異なる蛍光体粒子611a、612aで構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面側の蛍光体粒子611aは、基板705側の蛍光体粒子612aに対して粒径が大きくなっている。
次に、図9の(a)、(c)を参照し、波長変換素子602を用いた蛍光体ホイール7の構成について説明する。
図9の(c)に示すように、蛍光体ホイール7は、表面に反射防止膜703を設けた波長変換素子602を用いた蛍光体リングと、表面に反射層706を設けた基板705とを有し、反射層706と蛍光体リングとの間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子741が充填されたシリコーン層704を設けている。
蛍光体リングとして構成された波長変換素子602は、粒径の異なる蛍光体粒子621a、622aと、例えばシリコーンで構成されるバインダ624で構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面側の蛍光体粒子621aは、基板705側の蛍光体粒子622aに対して粒径が大きくなっている。
図10に、実施の形態2の波長変換素子601、602を用いた第3と第4の蛍光体ホイールを示す。図10の(a)は波長変換素子601、602を用いた第3と第4の蛍光体ホイールの平面図、図10の(b)は波長変換素子601を用いた第3の蛍光体ホイールの断面図、図10の(c)は波長変換素子602を用いた第4の蛍光体ホイールの断面図である。
図10に示される波長変換素子601を用いた第3の蛍光体ホイールとしての蛍光体ホイール8は、粒径が小さい方の蛍光体粒子612aからなる第2蛍光体領域612側が、励起光Lの入射側に配置される。同様に、波長変換素子602を用いた第4の蛍光体ホイールとしての蛍光体ホイール8は、粒径が小さい方の蛍光体粒子622aからなる第2蛍光体領域622が、励起光Lの入射側に配置される。
まず、図10の(a)、(b)を参照し、波長変換素子601を用いた蛍光体ホイール8の構成について説明する。図10の(b)に示すように、蛍光体ホイール8は、表面に反射防止膜803を設けた波長変換素子601を用いた蛍光体リングと、表面に反射層806を設けた基板805とを有し、反射層806と蛍光体リングとの間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子841が充填されたシリコーン層804を設けている。基板805にはモータ取付け孔807が設けられている。
蛍光体リングとして構成された波長変換素子601は、粒径の異なる蛍光体粒子611a、612aで構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面側の蛍光体粒子612aは、基板805側の蛍光体粒子611aに対して粒径が小さくなっている。
次に、図10の(a)、(c)を参照し、波長変換素子602を用いた蛍光体ホイール8の構成について説明する。
図10の(c)に示すように、蛍光体ホイール8は、表面に反射防止膜803を設けた波長変換素子602を用いた蛍光体リングと、表面に反射層806を設けた基板805とを有し、反射層806と蛍光体リングとの間には、熱伝導性と反射率を向上する含有粒子841が充填されたシリコーン層804を設けている。
蛍光体リングとして構成された波長変換素子602は、粒径の異なる蛍光体粒子621a、622aと、例えばシリコーンで構成されるバインダ624で構成されており、蛍光体領域の厚み方向に蛍光体粒子の粒径が異なる。ここでは、表面側の蛍光体粒子622aは、基板805側の蛍光体粒子621aに対して粒径が小さくなっている。
[2-1-2.効果など]
波長変換素子601、602を用いた蛍光体ホイール7のように、粒径の異なる2種の蛍光体粒子を蛍光体領域の厚み方向に、表面側に粒径の大きな蛍光体粒子を基板側に粒径の小さい蛍光体粒子を配置すると、これによって、粒径の大きな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールに対し結合効率が改善し、粒径の小さな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールに対し吸収効率が改善されて、効率が改善される。
また、波長変換素子601、602を用いた蛍光体ホイール8のように、表面側に粒径の小さい蛍光体粒子を基板側に粒径の大きい蛍光体粒子を配置すると、これによって、粒径の大きな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールに対し結合効率が改善し、粒径の小さな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールに対し熱伝導特性が改善されて蛍光効率が改善される。
併せて、実施の形態1の蛍光体ホイールが粒径の異なる3種の蛍光体粒子で構成されるのに対し、実施の形態2の蛍光体ホイールは粒径の異なる2種の蛍光体粒子で構成されることで、その製造が容易になるという利点も有している。
[2-2-1.蛍光体ホイールを備える光源装置の構成]
実施の形態2の波長変換素子を、実施の形態1の第1~第3の蛍光体ホイールに用いた波長変換素子と置き換えることで、図11、図13、図15に示した第1~第3の光源装置を構成することができる。この場合の光源装置の挙動は実施の形態1の光源装置と同一であるため、説明を省略する。
[2-2-2.効果など]
実施の形態2の波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの効果の項目で説明したとおり、粒径の異なる2種の蛍光体粒子を蛍光体領域の厚み方向に配置することによって、粒径の大きな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールを用いた光源装置に対し、結合効率が改善する。また、粒径の小さな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールを用いた光源装置に対し、大きい蛍光体粒子を表面側に配置したものは吸収効率が改善され、小さい蛍光体粒子を表面側に配置されたものは熱伝導性が改善されて、蛍光効率が改善される。
[2-3-1.光源装置を備える投写型映像表示装置の構成]
実施の形態2の波長変換素子を、実施の形態1の第1~第3の蛍光体ホイールに用いた波長変換素子と置き換えることで、図12、図14、図16の第1~第3の光源装置を用いた投写型映像表示装置を構成することができる。
[2-3-2.効果など]
実施の形態2の波長変換素子を用いた蛍光体ホイールの効果の項目で前述したとおり、粒径の異なる2種の蛍光体粒子を蛍光体領域の厚み方向に配置することによって、粒径の大きな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールを用いた光源装置を用いた投写型映像表示装置に対し、結合効率が改善する。また、粒径の小さな蛍光体粒子のみで構成された蛍光体ホイールを用いた光源装置を用いた投写型映像表示装置に対し、吸収効率が改善されて、効率が改善される。
(実施の形態3)
[3-1.波長変換素子の構成]
以下、実施の形態3における波長変換素子の構成を説明する。図17は、実施の形態3における波長変換素子の構成を示す図であり、図17の(a)は波長変換素子301の断面図を、図17の(b)は波長変換素子302の断面図を、図17の(c)は、波長変換素子301、302を用いて形成された蛍光体リングの平面図を示している。
図17の(a)に示す波長変換素子301は、蛍光体粒子311aからなる第1蛍光体領域311、蛍光体粒子312aからなる第2蛍光体領域312および蛍光体粒子313aからなる第3蛍光体領域313が積層されてなる3層の蛍光体領域で構成されている。図17の(a)に示されるように、蛍光体領域の厚み方向に粒径の異なる蛍光体粒子が配置されるが、ここでは、中間に配置された第2蛍光体領域312を構成する蛍光体粒子312aの粒径が、表面側(図17の(a)の上側)の第1蛍光体領域311の蛍光体粒子311aおよび裏面側(図17の(b)の下側)の第3蛍光体領域313の蛍光体粒子313aの粒径よりも大きい。
ここで、第1蛍光体領域311の蛍光体粒子311aと第3蛍光体領域313の蛍光体粒子313aは、異なっても良いし同じでも良い。
図17の(b)に示す波長変換素子302は、蛍光体粒子321aからなる第1蛍光体領域321、蛍光体粒子322aからなる第2蛍光体領域322および蛍光体粒子323aからなる第3蛍光体領域323が、シリコーンなどのバインダ324が介在されて積み重なる3層の蛍光体領域で構成されている。図17の(b)に示されるように、蛍光体領域の厚み方向に粒径の異なる蛍光体粒子が配置されるが、ここでは、中間に配置された第2蛍光体領域322を構成する蛍光体粒子322aの粒径が、表面側(図17の(b)の上側)の第1蛍光体領域321の蛍光体粒子321aおよび裏面側(図17の(b)の下側)の第3蛍光体領域323の蛍光体粒子323aの粒径よりも大きい。
ここで、第1蛍光体領域321の蛍光体粒子321aと第3蛍光体領域323の蛍光体粒子323aは、異なっても良いし同じでも良い。
以上のとおり、波長変換素子301、302は、中間に配置される第2蛍光体領域の蛍光体粒子の粒径が他の領域の蛍光体粒子の粒径より大きい点で、中間に配置される第2蛍光体領域の蛍光体粒子の粒径が他の領域の蛍光体粒子の粒径より小さい実施の形態1の波長変換素子101、102と異なる。
図17の(c)に示されるように、波長変換素子301、302はリング形状を有するが、蛍光体リングの形状は、リングの一部が欠落したセグメント形状でも良いし、四角形などの多角形形状でも良い。
[3-2.波長変換素子を用いた蛍光体ホイール、光源装置および投写型映像表示装置]
波長変換素子301、302を実施の形態1の波長変換素子101と置き換えることにより、実施の形態1と同様に、波長変換素子301、302を用いた第1~3の蛍光体ホイールを構成することができる。
また、実施の形態1で説明した投写型映像表示装置の第1~3の光源装置に用いる第1~3の蛍光体ホイールとして、波長変換素子301、302を用いた第1~3の蛍光体ホイールを用いることができる。
[3-3.効果など]
上記のように、実施の形態3の波長変換素子301、302は、粒径の小さい蛍光体粒子を励起光のLの入射側に配置しているので、実施の形態1の波長変換素子に対して結合効率が改善する傾向を示す。そのため、投写型映像表示装置の後段の光学系を小型化する場合などに適している。
本開示は、投写型映像表示装置の光源装置に適用可能である。
1、2、3、4、5、7、8 蛍光体ホイール
9、11、13 光源装置
10、12、14 投写型映像表示装置
101、102、201、202、301、302、601、602 波長変換素子
103、203、303、403、503、703、803 反射防止膜
104、204、304、404、504、704、804 シリコーン層
105、205、305、405、505、705、805 基板
106、206、306、406、506、706、806 反射層
107、207、307、407、507、707、807 モータ取付け孔
109、309、409 モータ
111、121、311、321、611、621 第1蛍光体領域
112、122、312、322、612、622 第2蛍光体領域
113、123、313、323 第3蛍光体領域
111a、112a、113a、121a、122a、123a、211a、221a、311a、312a、313a、321a、322a、323a、611a、612a、621a、622a 蛍光体粒子
124、324、624 バインダ
141、341、441、541、741、841 含有粒子
211、221 蛍光体領域
308 開口部
408 反射膜
901、921、1101、1301 レーザー光源
902、922、1102、1302 コリメータレンズ
903、907、908、909、923、1103、1107、1108、1109、1121、1122、1124、1126、1128、1303、1308、1309、1310、1031、1032、1033、1231、1232、1233、1431、1432、1433 凸レンズ
904、924、1104、1304 拡散板
905、925、1105、1305 凹レンズ
906、1106、1306 分光特性付きミラー
910、1111、1312 ロッドインテグレータ
1041、1042、1043、1241、1441 DMD
1034、1234、1434 全反射プリズム
1035、1037、1235、1435 微小ギャップ
1036 カラープリズム
1110、1311 カラーフィルター付きホイール
1123、1125、1127 反射ミラー
1051、1251、1451 投写レンズ
1307 λ/4波長板

Claims (8)

  1. 第1蛍光体領域と、
    前記第1蛍光体領域の厚み方向に配置され、前記第1蛍光体領域に位置する蛍光体粒子の粒径と異なる粒径の蛍光体粒子が位置する第2蛍光体領域と、
    前記第1蛍光体領域の厚み方向に配置されるシリコーン層と、
    前記第1蛍光体領域及び前記シリコーン層の厚み方向に配置される反射層と、
    前記第2蛍光体領域が中間に配置されるように、前記第1蛍光体領域の厚み方向に配置される第3蛍光体領域と、を備え、
    前記第2蛍光体領域に位置する蛍光体粒子の粒径が、前記第1蛍光体領域および前記第3蛍光体領域に位置する蛍光体粒子の粒径よりも大きい、波長変換素子。
  2. 前記第1蛍光体領域および前記第3蛍光体領域は実質的に同じ粒径の蛍光体粒子が位置する、
    請求項1に記載の波長変換素子。
  3. 請求項1または2に記載の波長変換素子と、
    前記波長変換素子が設けられる基板と、
    前記基板を回転駆動するモータと、
    を備えた蛍光体ホイール。
  4. 前記波長変換素子は、リング形状を有する、
    請求項に記載の蛍光体ホイール。
  5. 前記波長変換素子はリング形状の一部が欠落した欠落部を有するセグメント形状である、
    請求項に記載の蛍光体ホイール。
  6. 前記基板は前記欠落部に対応する開口部を有し、
    前記波長変換素子と前記開口部は前記蛍光体ホイールの回転中心から実質的に同一距離に配置されている、
    請求項に記載の蛍光体ホイール。
  7. 請求項からのいずれかに記載の蛍光体ホイールを備えた、光源装置。
  8. 請求項に記載の光源装置を備えた、投写型映像表示装置。
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