JP7417811B2 - 蛍光板、光源装置、及び投写型映像表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、蛍光板、光源装置、及び投写型映像表示装置に関する。
従来、プロジェクタ用の光源としては高輝度の高圧水銀ランプが使用されてきた。これら高圧水銀ランプでは、瞬時点灯ができないことや光源寿命が短いためメンテナンスが煩雑になる課題があった。一方で、近年の固体発光素子(例えば、半導体レーザ、発光ダイオードなど)技術の進展に伴い、映像表示装置の光源として、これら固体光源を用いることが提案されている。
特許文献1に記載の光源装置では、蛍光体ホイールで発光した蛍光を効率よく取り出すため、金属基材の表面に銀蒸着が施され、これにより、金属基板側に発光する蛍光を、高反射率で反射して、励起光源側に発光する蛍光と共に、効率よく取り出す構成が開示されている。
また、特許文献2に記載の光源装置では、より低コストに金属基材表面における高い反射率を実現するため、金属基材と蛍光体層との間に、酸化チタン層を塗布する方法が開示されている。
特開2011-53320号公報 特開2013-228598号公報
本開示は、蛍光体層の温度上昇を抑えながら、基材反射率を高く保ち、高い変換効率を実現する蛍光板、光源装置、及び、投写型映像表示装置を提供する。
本開示の蛍光板は、支持基材と、支持基材の上に設けられ、金属酸化物と透明バインダーとで構成された反射層と、反射層の上に設けられた蛍光体層と、を備え、反射層は、拡散反射率が90%以上であり、厚みが10μm以上90μm以下であり、金属酸化物の体積濃度が15~40vol%である。
本開示では、さらに本開示の上記蛍光板を含む光源装置、及び投写型映像表示装置が提供される。
本開示の蛍光板であれば、励起光から蛍光への変換効率を高く保ちつつ、かつ、蛍光体層の温度上昇を抑えた光源装置を実現可能となる。
実施の形態1に係る蛍光板を備える蛍光体ホイールアセンブリの構成図 実施の形態1に係る蛍光板の反射層及び蛍光体層の構成を示す図 金属酸化物の体積濃度に対する、反射層の拡散反射率を示す図 反射層の厚みに対する、反射層の拡散反射率を示す図 実施の形態1に係る光源装置、及び投写型映像表示装置の構成図 実施の形態1に係る蛍光板の発光過程の概念を示す図 実施の形態2に係る蛍光板アセンブリの構成を示す図 実施の形態3に係る光源装置、及び、投写型映像表示装置の構成図 実施の形態3に係る蛍光板を備える蛍光体ホイールアセンブリの構成図 実施の形態3に係るカラーホイールアセンブリの構成図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
また、以下、本開示の実施の形態に係る光源装置及び投写型映像表示装置の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
以下の実施の形態では、本開示に係る光源装置の一例として投写型映像表示装置に用いられる光源装置を挙げて説明するが、本開示の光源装置を用いる機器としてこれに限定されるものではなく、例えばヘッドランプなどの照明機器であってもよい。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係る蛍光板、光源装置、及び、投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。
(蛍光板、及び、蛍光板を備える蛍光体ホイールの構成)
図1は、実施の形態1である蛍光板10を備える蛍光体ホイールアセンブリ18の構成を示す図である。図1の(a)は励起光の入射側である+z方向から見た蛍光体ホイールアセンブリ18の正面図、図1の(b)は、図1の(a)に示す1b-1b面における+x方向から見た断面を説明するための模式図である。
図1に示されるように、蛍光板10は、円盤状の平板支持基材11と、平板支持基材11の表面に設けられた反射膜12と、反射膜12の上に円環状に設けられた反射層13と、反射層13の上に円環状に設けられた蛍光体層14とで構成される。蛍光体ホイールアセンブリ18は、蛍光板10と、モータ15と、バランスプレート16とを、3点のビス17によって、図示しないモータ15のハブを介して挟み込んで固定する構成である。モータ15は、円盤状の平板支持基材11を回転駆動する。
蛍光板10は、モータ15の取付け部(不図示)を介して筐体に固定され、図示しない制御部によって制御される。ここで、バランスプレート16は、回転体である蛍光体ホイールアセンブリ18の回転バランスを調整する金属部材であり、例えば、バランスプレート16の一部を切削することで、バランス調整を行う。
蛍光体ホイールアセンブリ18において、モータ15で蛍光板10を回転することによって、蛍光体層14への熱の蓄積を分散して、蛍光体層14を冷却する。
平板支持基材11は、円盤状の金属基材であり、例えば、熱伝導率が高く、加工性、コストに優れるアルミ基板で構成される。反射膜12は、平板支持基材11の可視光の表面反射率を高くする反射膜であり、例えば、金属であるアルミ増反射膜や、誘電体多層膜で構成される。
図2を用いて、蛍光板10の反射層13、及び蛍光体層14の構成を説明する。
反射層13は、透明バインダー13bに金属酸化物13rを混練して構成された高反射塗料であり、反射膜12の表面に円環状に塗布して生成される。反射層13である高反射塗料は、金属酸化物13rの体積濃度が15~40vol%であり、残りのほとんどが透明バインダー13bで充填された、可視光域において高い反射率を有する白色塗料である。
透明バインダー13bは、例えば、高い可視高透過率を有し、耐熱性に優れた、シリコーン樹脂である。金属酸化物13rは、例えば、高い屈折率を有する酸化チタンである。反射層13は、酸化チタンの高い屈折率による光の散乱で反射作用を得るが、より高い反射作用を実現するため、酸化チタンの粒径が0.15~0.4μmであることが好ましい。
蛍光体層14は、透明バインダー14bに蛍光体14pの粉末を混練して構成された蛍光体混合物であり、反射膜12上に円環状に塗布形成された反射層13の表面に生成される。蛍光体層14である蛍光体混合物は、蛍光体14pの体積濃度が30vol%以上であり、励起光Eによって蛍光発光する蛍光体混合物である。励起光強度20W/mm2以上の高光密度でも高効率に蛍光発光するため、蛍光体14pの粒径は、金属酸化物13rの粒径よりも大きい。
透明バインダー14bは、例えば、高い可視光透過率を有し、耐熱性に優れた、シリコーン樹脂である。なお、蛍光体層14を構成する透明バインダー14bは、反射層13を構成する透明バインダー13bと同じ素材であることが好ましく、反射層13と蛍光体層14とで同じ透明バインダーを用いることで、反射層13と蛍光体層14の界面での屈折率差が無くなり、界面での屈折及び反射による光ロスを低減することができる。蛍光体14pは、例えば、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約570nmの黄色の光を発光する黄色蛍光体Py(例えば、YAG蛍光体、Y3Al5O12:Ce3+)であり、好ましくは、黄色蛍光体Pyの粒径は20~30μmである。
透明バインダーとして、シリコーン樹脂を示したが、エポキシやアクリルといった透明有機材料のほか、珪酸ソーダ、ガラスフリットやセラミック粉末を溶融して構成する透明無機材料なども使用可能である。
金属酸化物として、酸化チタンを示したが、酸化亜鉛やジルコニウムなども使用可能である。
蛍光体として、黄色のYAG蛍光体とシリコーン樹脂の混合物を示したが、緑色のLAG蛍光体(Lu3Al5O12:Ce3+)、橙色や赤色のシリケート蛍光体などでもよく、また、セラミック蛍光体プレートであってもよい。
図3を用いて、金属酸化物13rの体積濃度に対する、反射層13の拡散反射率の関係を説明する。本実施の形態における体積濃度とは、金属酸化物と透明バインダーの混合物の総量に占める金属酸化物の体積割合を言う。また、本実施の形態における拡散反射率とは、反射層に入射する全光エネルギー量のうち、反射層で吸収される光エネルギー量を除いた反射光の総エネルギー量のことを言う。
図3は、金属酸化物13rとして酸化チタン(TiO2)を用いた場合の、反射層13の厚み10~90μmにおける体積濃度と拡散反射率の関係を示したグラフである。このグラフから分かるように、同じ体積濃度の場合において、反射層13の膜厚を厚くすると全体として拡散反射率は大きくなり、膜厚を薄くすると拡散反射率は小さくなる。本実施の形態において示される反射層13の膜厚の値は、接触方式によって測定した値である。
具体的には、図3から明らかなように、反射層13の拡散反射率は、何れの反射層13膜厚においても、体積濃度30vol%付近をピークに二次曲線を描き、反射層13の厚み30μm以上では、体積濃度15~45vol%において95%以上の高反射率を保つことがわかる。また、反射層13の厚みが10μmにおいても、体積濃度が15~40vol%の範囲では、拡散反射率が90%以上と十分に高い反射率を保つことが分かる。
一般的にガラス光学研磨面に形成されるアルミ増反射膜による可視光平均反射率は94%未満であり、また、本開示に示すような金属基板表面への蒸着においては、その表面粗さのため平均反射率が低下する傾向がある。よって、本開示の反射層構成であれば、膜厚を30μm以上にすることにより、15~45vol%以上の体積濃度において95%以上の高い拡散反射率を実現でき、蛍光発光効率を改善することができる。一方、透明バインダー13bに対する金属酸化物13rの体積濃度を大きくする場合において、塗料の粘度が大きくなることから、90μm以下の反射層の薄膜を安定的に生成するには、体積濃度40vol%程度が限界となる。ここで、反射層の膜厚を90μm以下とするのは、体積濃度が30vol%のとき、拡散反射率が100%となるので、この厚み90μmを反射層の厚みの上限値と見なせるからである。
よって、本開示の反射層13において、金属酸化物13rの体積濃度は15~40vol%に設定することが望ましいことがわかる。
図2を用いて、蛍光板10の反射膜12の表面における、反射層13と蛍光体層14の構成について説明する。反射層13は、反射膜12の表面に密着して設けられ、例えば、反射膜12の表面にディスペンスにて塗布される。蛍光体層14は、反射層13の表面に密着して設けられ、例えば、反射層13の表面にディスペンスにて塗布される。
ここで、反射層13の厚みをLr、蛍光体層14の厚みをLpとすると、2層の厚みはLp>Lrの関係を有し、反射層13の厚みは、Lr≦90μmである。また、蛍光板10に塗布される、反射層13の幅をWr、蛍光体層14の幅をWp、励起光Eの蛍光体層14上での励起光スポットサイズをΦiとすると、Wr>Φi、Wp>Φiである。
図4を用いて、反射層13の厚みに対する、反射層13の拡散反射率の関係を説明する。図4は、金属酸化物13rとして酸化チタンを用い、その体積濃度が30vol%における、膜厚と拡散反射率の関係を示したグラフである。グラフの実線は、平板支持基材11であるアルミ基材の表面に反射膜12であるアルミ増反射膜を施した場合であり、破線は平板支持基材11であるアルミ基材に反射膜12を設けない場合を示す。反射層13の拡散反射率は、膜厚に比例して大きくなり、反射膜12を有する場合には、60μm以上では99%以上となり飽和することがわかる。なお、反射層13の体積濃度を大きくすると全体として拡散反射率は大きくなり、体積濃度を小さくすると拡散反射率は小さくなる。よって、反射層13の膜厚に関し、反射膜12を有するときは、体積濃度を30vol%とした場合、この図4のグラフからも20μm以上の範囲であれば、拡散反射率が95%以上の高拡散反射率を得ることが可能となる。このことを、反射膜12の効果を表す図4を用いてさらに説明する。
図4のグラフにおいて、破線は反射膜12が無い場合を、実線は反射膜12が有る場合を示しており、反射膜12を設けない場合であっても、100μm以上の反射層膜厚であれば、反射膜12を有する場合と同等の拡散反射率を得ることができる。しかしながら、反射層13の膜厚を厚くすることは、反射層13の上に備える蛍光体層14で蛍光の励起過程にて発生する熱を、平板支持基材11に導く効率が低下することを意味しており、蛍光体層14の温度上昇に伴い、発光効率が低下する可能性がある。つまり、熱伝導率の小さい反射層13が断熱材となり、蛍光体層14の冷却を妨げる課題がある。光学研磨面へのアルミ増反射膜による反射率以上となる95%以上の反射率を達成するためには、反射膜12を設けない場合においては80μm以上の反射層13の膜厚が必要となる。一方、反射膜12を設けた場合であれば20μmの反射層13の膜厚で95%以上の拡散反射率を達成可能であり、反射層13の膜厚を80μmから20μmまで、60μmの厚みを薄膜化することが可能である。このことにより、蛍光体層14への冷却効果を高めることが実現可能となる。
以上のように、反射層13の体積濃度が15~40vol%の範囲では、反射層13の厚みが10μmの場合でも、拡散反射率が90%以上と十分に高い反射率が得られ、反射層13の厚みが30μm以上の場合、拡散反射率が95%の高反射率となる。但し、反射層の厚みの上限値は、上述したように90μmであるので、高い反射率が得られる条件としては、反射層13の厚みは、10μm以上90μm以下であり、反射層に含まれる金属酸化物の体積濃度は15~40vol%の範囲となる。また、反射層13の体積濃度30vol%としたとき、反射層の厚みは10~50μm、すなわち、30±20μmの範囲とするのが好ましい。すなわち、製作上、均一な膜厚が得られる反射層の厚みは10μmが薄さの限度であり、反射率が略100%に近い値となる50μmの厚さを限度として設定することが望ましい。
(光源装置、及び、投写型映像表示装置の概要)
図5は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100の光学構成を示す図である。
投写型映像表示装置100は、基準光である白色光Wを出射する光源装置20と、光源装置20からの光を均一化、色分離して空間変調素子である3枚の液晶パネル(LCD:Liquid Crystal Display)に照明し、外部より入力される映像信号に基いて3枚のLCDで変調された映像光を色合成する照明装置40と、色合成された映像光をスクリーンに拡大投写する投写レンズ60と、によって構成される。このように本実施の形態の投写型映像表示装置100は、映像信号に応じて照明光を変調する3枚のLCD50(映像変調素子の一例)を搭載する投写型映像表示装置である。
(光源装置の構成)
光源装置20は、光源30を備える。この光源30はレーザ光源である半導体レーザ31とコリメータレンズ32とによって構成される。ここで、半導体レーザ31は、固体光源の一例であり、光源30は、励起光源の一例である。
半導体レーザ31は、RGBの3原色の中で最も発光効率の高い青色のレーザ光(例えば、波長455nm)を出射する。半導体レーザ31は、高出力の基準光を得るため、複数個がマトリックス状に配置されたアレイ光源33として構成される。図示しないが、このアレイ光源33の背面側には強制空冷のためのヒートシンクを備える。各々の半導体レーザ31の出射側に配置されたコリメータレンズ32は、半導体レーザ31の出射光を略平行な光に集光する。
光源30より出射した青色のレーザ光は、集光レンズ34によって集光されながら重畳し、また凹レンズ35によって光束を小さくしつつ略平行光化されて拡散板36aで拡散され、さらに、λ/2波長板36bを透過して、ダイクロイックミラー37に入射する。ダイクロイックミラー37は、P偏光の青色レーザ光を透過して、S偏光の青色レーザ光を反射する。ここで、半導体レーザ31から出射される青色レーザ光は、特定の直線偏光光であり、λ/2波長板36bは、入射する直線偏光である青色レーザ光の偏光方向を回転する。したがって、λ/2波長板36bの回転角を調整することで、ダイクロイックミラー37に入射する青色レーザ光の偏光方向を調整し、ダイクロイックミラー37を透過するP偏光成分と、反射するS偏光成分を調整することが可能となる。
ダイクロイックミラー37を透過したP偏光である青色レーザ光は、レンズ38で集光されて、λ/4波長板39aを透過した後、反射ミラー39bで反射して再びλ/4波長板39aを透過することで、偏光成分が90度回転してS偏光となり、再び入射するダイクロイックミラー37で反射される。
ダイクロイックミラー37を反射したS偏光である青色レーザ光は、レンズ22とレンズ21で蛍光体ホイールアセンブリ18の蛍光体層14に、蛍光発光の励起光Eとして集光して導かれる。蛍光体層14に入射した励起光Eにより、蛍光体ホイールアセンブリ18の蛍光体層14で励起光Eと異なる波長帯である蛍光Fが励起される。蛍光体ホイールアセンブリ18を出射する蛍光Fは、レンズ21とレンズ22で構成されるコリメータレンズ群で略平行光化されて、再びダイクロイックミラー37に入射して、ダイクロイックミラー37で反射されたS偏光成分である青色レーザ光とともに、照明装置40に導かれる。レンズ21とレンズ22は集光光学系の一例である。
ここで、光源装置20において、蛍光Fは、青色レーザ光である励起光によって黄色の蛍光を発光する黄色光であり、光源装置20は、青色レーザ光と蛍光である黄色光とが重畳されることにより、白色光Wを出射する。
(全体構成)
光源装置20を出射した白色光Wは、レンズアレイ41a、レンズアレイ41b、偏光変換素子42、コンデンサーレンズ43により、LCD50を均一に照明する。ここで、コンデンサーレンズ43を出射した白色光Wは、ダイクロイックミラー44Cで赤色基準光Lrと、緑色基準光Lg及び青色基準光Lbのシアン合成光Lcに分光される。シアン合成光Lcは、ダイクロイックミラー45Gで緑色基準光Lgと、青色基準光Lbに分光される。ここで、レンズアレイ41a、レンズアレイ41b、偏光変換素子42、コンデンサーレンズ43、及びダイクロイックミラー44C,45Gは照明光学系を構成する。
赤色基準光Lrは、ミラー45Rで反射された後、レンズ46R、入射側偏光板47Rを透過し、赤色LCD50Rで映像光に変調されて出射側偏光板48Rを通して色合成プリズム49に導かれる。
緑色基準光Lgは、ダイクロイックミラー45Gで反射された後、レンズ46G、入射側偏光板47Gを透過し、緑色LCD50Gで映像光に変調されて出射側偏光板48Gを通して色合成プリズム49に導かれる。
青色基準光Lbは、ミラー45Ba、レンズ45Bb、ミラー45Bcを通して、レンズ46B、入射側偏光板47Bを透過し、青色LCD50Bで映像光に変調されて出射側偏光板48Bを通して色合成プリズム49に導かれる。
映像光に変調された青色基準光Lb、緑色基準光Lg、赤色基準光Lrは、色合成プリズム49で合成されて、投写レンズ60によって図示しないスクリーンに拡大投写される。尚、空間変調素子であるLCD50と色合成プリズム49とは、映像生成部を構成し、投写レンズ60は投写光学系の一例である。
(蛍光板における発光過程の説明)
図6を参照して、蛍光体層14に入射する励起光Eは、蛍光体層14中を透過する過程において、蛍光体層14に含まれる蛍光体に吸収されて、蛍光発光する。ここで、蛍光体で発光する蛍光は全方向に発光することから、光取り出し面側である励起光Eの入射面側に進む成分である蛍光F1と同時に、励起光Eの入射方向である反射層13側に進む成分である蛍光F2がある。蛍光F2は、蛍光体層14を透過して反射層13に入射し、反射層13で反射して励起光Eの入射面側に進む成分である蛍光F3と、反射層13を透過する成分である蛍光F4となり、更に蛍光F4は、反射層13を透過して反射膜12で反射して励起光Eの入射面側に進む。一方、励起光Eのうち、蛍光体層14で吸収されない励起光E1は、蛍光体層14を透過し、反射層13で反射される励起光成分である励起光E2と、反射層13を透過して反射膜12で反射される成分である励起光E3となる。励起光E2、及び、励起光E3によっても蛍光体層14の蛍光体は発光し、蛍光F5となる。励起光E2と励起光E3のうち、蛍光体層14で吸収されない成分は、励起光E4として蛍光体層14を出射する。
よって、蛍光板10において、励起光Eにより変換される蛍光Fは、F=F1+F2+F3+F4+F5で示すことができる。蛍光板10は、励起光Eのうち変換されないで蛍光体層14を出射する励起光E4と、蛍光Fとを出射する。
(効果)
本実施の形態では、蛍光板10は、平板支持基材11の表面に設けられた反射膜12と、反射膜12上に設けられた反射層13と、反射層13上に設けられた蛍光体層14と、を備えることで、励起光Eに対する蛍光Fの発光効率を改善し、光源装置の高輝度化を実現する。また、反射膜12を備えることで、反射層13の厚みを薄くしても十分な反射率を実現でき、蛍光体層14の熱を適切に平板支持基材11に排熱し、蛍光体層14の温度を下げることが可能となる。
(実施の形態2)
図7は、本開示の実施の形態2に係る蛍光板アセンブリの構成を示す図である。以下において、図1と同一の構成部分には同一の符号を付して実施の形態1との相違点について、主に説明する。
実施の形態1では、平板支持基材11として円盤状の基板を用い、円形基材をモータ15で回転する蛍光体ホイールアセンブリ18による蛍光板、及び、光源装置の例であり、モータ15で回転駆動することで蛍光体層14を冷却する。本開示の実施の形態2では、冷却機能を有するヒートシンクを兼ねる平板冷却基材151を用いた、固定式の蛍光板の例について説明する。この実施の形態2における蛍光板アセンブリ181は、実施の形態1における蛍光体ホイールアセンブリ18に置き換えて使用することが可能である。
(蛍光板、及び、光源装置の構成)
図7は、実施の形態2である蛍光板101を備える蛍光板アセンブリ181の構成を示す図である。図7は、+x方向から見た側面図である。
蛍光板アセンブリ181は、図7に示すように、蛍光板101と冷却ファン191を備える。蛍光板101は、冷却用のヒートシンクを兼ねる平板冷却基材151と、平板冷却基材151の表面に施された反射膜112と、反射膜112の表面中央に生成された反射層131と、反射層131の上に生成された蛍光体層141とで構成される。平板冷却基材151の反射膜112が形成された面の反対側にはヒートシンク構造が備えられ、冷却ファン191によって、強制空冷される。
平板冷却基材151は、例えば、アルミの押し出しで成型されたヒートシンクである。反射膜112は、例えば、アルミ増反射膜である。平板冷却基材151は、平板支持基材の一例である。
反射層131は、透明バインダー131bに金属酸化物131rを混練して生成された高反射塗料であり、反射膜112の表面に蛍光体層141を接着するための接着剤を兼ねて塗布される。反射層131である高反射塗料は、金属酸化物131rの体積濃度が15~40vol%であり、残りのほとんどが透明バインダー131bで充填された、可視光域において高い反射率を有する白色接着剤である。
蛍光体層141は、透明バインダー141bと蛍光体141pを混合して焼成して構成されたセラミック蛍光体であり、反射層131を介して反射膜112の表面に接着される。蛍光体層141であるセラミック蛍光体は、蛍光体141pの体積濃度が90vol%以上であり、励起光Eによって蛍光発光する蛍光体セラミックである。強励起光下でも高い発光効率を得るため、蛍光体141pの粒径は、金属酸化物131rの粒径よりも大きい。
無機の蛍光体層141であるセラミック蛍光体であれば、励起光Eによる蛍光Fの発光過程によって発生する発熱を、高い熱伝導率で伝熱、放熱することが可能である。接着剤である反射層131の金属酸化物131rの濃度を高くすることで、反射層131の熱伝導率を大きくすることが可能であり、さらに、反射層131の厚みを薄く構成することで、蛍光体層141における発熱を平板冷却基材151に高効率に伝えることが可能となる。よって、冷却ファン191による冷却効果により、蛍光体層141の高効率な冷却が可能となる。
ここで、蛍光体141pは、例えば、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約570nmの黄色の光を発光する黄色蛍光体Py(例えば、YAG蛍光体、Y3Al5O12:Ce3+)である。
(投写型映像表示装置の概要)
実施の形態2に係る蛍光板アセンブリ181は、実施の形態1の図5に示す投写型映像表示装置において、蛍光体ホイールアセンブリ18に置き換えて使用することが可能となる。蛍光体ホイールアセンブリ18と同様に、蛍光板アセンブリ181は黄色の蛍光を発光し、青色レーザ光と合成することで、光源装置を構成して、投写型映像表示装置を実現可能となる。
蛍光体ホイールアセンブリ18とは異なり、実施の形態2に示す蛍光板アセンブリ181であれば、モータ駆動部を持たないため、騒音や振動時における信頼性に優れるという効果がある。
(実施の形態3)
図8は、本開示の実施の形態3である光源装置、及び投写型映像表示装置の構成を示す図である。以下において、図5と同一の構成部分には同一の符号を付して、実施の形態1との相違点について、主に説明する。
図5に示す実施の形態1に係る投写型映像表示装置100は、空間変調素子として3枚のLCD50を用いた3板式の液晶プロジェクタの例であり、光源装置20で生成される白色光Wは、照明装置40の色分離光学系で色分離されて、各色用の空間変調素子であるLCD50に個別に導かれ、色合成プリズム49で再び色合成して投写することで画像表示を行う。本開示の図8に示す実施の形態3では、1枚の空間変調素子であるDMD(Digital Mirror Device)を搭載した、単板式のDLP(登録商標)方式のプロジェクタの例について説明する。
(光源装置、及び、投写型映像表示装置の概要)
図8は、実施の形態3に係る投写型映像表示装置200の光学構成を示す図である。
投写型映像表示装置200は、基準光である白色光Wを出射する光源装置120と、光源装置120からの光を均一化、色分離して空間変調素子であるDMDに照明する照明装置140と、照明装置140からの照明光を映像信号に合わせて変調して時分割にRGB各色の映像光を生成する空間変調素子を含む映像装置150と、映像光をスクリーンに拡大投写する投写レンズ160とによって構成される。本実施の形態の投写型映像表示装置200は、映像信号に応じて照明光を変調する1枚の空間変調素子であるDMD153を搭載する投写型映像表示装置である。
(光源装置の構成)
光源装置120は、光源30を備える。光源30を出射した青色レーザ光は、集光レンズ34によって集光されながら重畳し、また凹レンズ35によって光束を小さくしつつ略平行光化されて拡散板136で拡散されて、ダイクロイックミラー137に入射する。ダイクロイックミラー137は、青色レーザ光を反射して、その他波長帯の光を透過する。
ダイクロイックミラー137で反射した青色レーザ光は、レンズ22とレンズ21で蛍光体ホイールアセンブリ118の蛍光体層114(図9参照)に、蛍光発光のための励起光Eとして集光して導かれる。蛍光体層114に入射した励起光Eにより、蛍光体ホイールアセンブリ118の蛍光体層114で励起光Eと異なる波長帯である蛍光Fが励起される。励起光Eで励起されて得られる、蛍光体ホイールアセンブリ118を出射する蛍光Fは、レンズ21とレンズ22で構成されるコリメータレンズ群で略平行光化されて、再びダイクロイックミラー137に入射して透過し、照明装置140に導かれる。また、蛍光体ホイールアセンブリ118に導かれた青色レーザ光のうち、蛍光体ホイールアセンブリ118を透過する青色レーザ光は、レンズ121とレンズ122で構成されるコリメータレンズ群で略平行光化されて、ミラー123、ミラー124、レンズ125、ミラー126を介して、再びダイクロイックミラー137で反射して、照明装置140に導かれる。蛍光体ホイールアセンブリ118の詳細は後述する。このように、励起光源としての光源30は、蛍光板110の蛍光体層114に対して励起光が入射するように配置される。
光源装置120において、蛍光体ホイールアセンブリ118における蛍光体層114は、時分割に黄色と緑色の蛍光を発光し、蛍光体ホイールアセンブリ118を時分割に透過する青色レーザ光と色合成することで、光源装置120から時分割に黄色と緑色と青色の光を出射する。
光源装置120を出射する蛍光Fと青色レーザ光は、レンズ138によって、照明装置140のカラーフィルタホイール170に照射される。カラーフィルタホイール170の詳細は後述する。
青色レーザ光、及び、カラーフィルタホイール170で所望の色光にトリミングされた蛍光Fは、カラーフィルタホイール170を出射したのち、ロッドインテグレータ142に入射する。
(投写型映像表示装置の構成)
照明装置140は、カラーフィルタホイール170と、ロッドインテグレータ142と、レンズ143、レンズ144、レンズ145から構成される。ロッドインテグレータ142から出射された光は、レンズ143、レンズ144、レンズ145によってリレーされて、照明装置140からの出射光として、映像装置150に入射する。
映像装置150は、照明装置140から照射される光を受けて映像を生成する装置であって、図8に示すように、全反射プリズム152と、外部より入力される映像信号に基づいて入射光を変調する空間変調素子である1枚のDMD153(映像変調素子の一例)で構成される。このように、照明装置140は、光源装置からの出射光を映像変調素子に導く照明光学系の一例であり、映像装置150は映像生成部の一例である。
全反射プリズム152は、光を全反射する面152aを有しており、照明装置140より入射した光をDMD153へ導く。DMD153は、可動式のマイクロミラーを複数有しており、図示しない制御部によって、それぞれに入射する各色基準光のタイミングに合わせて、かつ、入力される映像信号に応じて制御され、各色基準光を映像信号によって変調する。DMD153によって変調された光は、全反射プリズム152を透過して投写系である投写レンズ160へ導かれる。投写系である投写レンズ160は、図示しないスクリーンに、時間的に合成された映像光を拡大投写する。投写レンズ160は投写光学系の一例である。
(蛍光体ホイール、及び、カラーフィルタホイールの構成)
図9を用いて、蛍光体ホイールアセンブリ118の構成を説明する。図9の(a)は図9の+z方向から見た蛍光板110の正面図であり、図9の(b)は図9の(a)の9b-9b面における+x方向から見た断面を説明するための模式図である。図9において、図1と同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
実施の形態3における、平板支持基材111は、実施の形態1である円盤状の平板支持基材11とは異なり、一部に切り欠き領域114bを設けた、略円盤形状であり、表面に反射膜112を備える。反射膜112の表面には、反射層113が切り欠き領域114bを除いた円環、扇形状に設けられ、さらに、図9の(a)に示すように、反射層113の上には、蛍光体層114yと蛍光体層114g(蛍光体層114yと蛍光体層114gをまとめて蛍光体層114と呼ぶ)が扇形状に設けられる。
蛍光体層114yは、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約570nmの黄色の光を発光する蛍光体が、平板支持基材111に対して、平板支持基材111の回転中心を中心とする円環状の一部の領域である扇形形状の範囲に塗布形成される。
蛍光体層114gは、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約550nmの緑色の光を発光する蛍光体が、平板支持基材111に対して、平板支持基材111の回転中心を中心とする円環状の一部の領域である扇形形状の範囲に塗布される。
蛍光体層114yは、黄色蛍光体Pyが透明バインダーを介して、平板支持基材111の反射層113の表面に塗布されている。蛍光体層114gは、緑色蛍光体Pgが透明バインダーを介して、平板支持基材111の反射層113の表面に塗布されている。
黄色蛍光体Pyとしては、例えば、Y3Al5O12:Ce3+が使用される。緑色蛍光体Pgとしては、例えば、Lu3Al5O12:Ce3+が使用される。透明バインダーとしては、例えば、シリコーン樹脂が使用される。
平板支持基材111の切り欠き領域114bは、平板支持基材111も、蛍光体層114も設けない領域であり、照射される励起光Eである青色レーザ光が波長を変えることなく透過する。
蛍光体層114の表面には、蛍光体層よりも低い屈折率を有する低屈折率層119が備えられる。低屈折率層119は、空気中と蛍光体層114との屈折率差を緩和することにより、蛍光体層114に入射する励起光Eの表面反射を低減し、取り込み効率を改善する。低屈折率層119は、蛍光体層114から出射する蛍光Fの界面反射を低減し、蛍光体層114からの光取出し効率を改善する。
低屈折率層119は、例えば、シリコーン樹脂などの透明バインダーに、中空シリカなど、透明バインダーよりも屈折率の低い低屈折率粒子を混練し、中空シリカの体積濃度が90vol%以上で含まれる厚さ50~200nmの塗膜である略透明の塗料である。低屈折率層119は、また、例えば、誘電体多層膜である反射防止膜としての、AR蒸着膜である。
図10を用いて、カラーフィルタホイール170の構成を説明する。図10の(a)は、+z方向から見たカラーフィルタホイール170の正面図であり、図10の(b)は、+x方向から見たカラーフィルタホイール170の側面図である。
カラーフィルタホイール170は、図10の(b)に示すように、透明基板171と、モータ15と、バランスプレート16と、ビス17で構成される。モータ15は、円盤状の透明基板171を回転駆動する。モータ15は図示しない制御部によって、透明基板171を回転制御し、例えば、透明基板171とモータ15は、モータのハブにて接着された構成である。バランスプレート16、ビス17は、蛍光体ホイールアセンブリ118と同様に設けられる。
透明基板171は、円盤状をした透明基板であり、例えば、可視全域にわたって高透過のガラス基板で構成される。
透明基板171の光入射面には、入射する光の一部の波長帯域を反射して、所望の色光を実現するための、所望の波長領域の光を透過するダイクロイック膜174が施されて構成される、カラーフィルタ174g、174y、174r、174bを有し、透明基板171の光出射面には反射防止膜175を備える。ダイクロイック膜174(カラーフィルタ174g、174y、174r、174bをまとめてダイクロイック膜174と記載する)は、カラーフィルタにおける反射膜の一例である。
ここで、励起光Eである青色レーザ光により、蛍光体層114yでは黄色蛍光Fyが、蛍光体層114gでは緑色蛍光Fgが励起され、反射して出射し、切り欠き領域114bでは青色レーザ光が透過する。
カラーフィルタホイール170は、図10の(a)に示すとおり、4つのセグメントを有する。第1のセグメントであるカラーフィルタ174gは、波長480nmよりも長い可視の波長領域において高透過、かつ、波長480nm以下の短い可視の波長領域において高反射の特性を有するダイクロイック膜によって構成される。第2のセグメントであるカラーフィルタ174yは、波長480nmよりも長い可視の波長領域において高透過、かつ、波長480nm以下の短い可視の波長領域において高反射の特性を有するダイクロイック膜によって構成される。第3のセグメントであるカラーフィルタ174rは、波長600nmよりも長い可視の波長領域において高透過、かつ、波長600nm以下の短い可視の波長領域において高反射の特性を有するダイクロイック膜によって構成される。第4のセグメントである透過領域174bは、反射防止膜であるARコートである。
すなわち、カラーフィルタ174g、174y、174rは、入射する光の一部の波長帯域を反射してカットし、所望の色光を実現するための所望の波長領域の光を透過する、トリミングを行う。
ここで、蛍光体ホイールアセンブリ118とカラーフィルタホイール170とは、同じ回転数で同期して回転制御される。すなわち、カラーフィルタホイール170は、上述した4つのセグメントが、1フレーム(例えば、1/60秒)に対応する時間で一回転するように回転制御される。
蛍光体ホイールアセンブリ118における蛍光体層114yから出射される黄色蛍光Fyは、カラーフィルタホイール170におけるカラーフィルタ174y及びカラーフィルタ174rに入射するように、回転制御が調整される。よって、蛍光体層114yの角度と、カラーフィルタ174y及びカラーフィルタ174rの角度の和は、同一になるように設定されている。
蛍光体層114yを出射した黄色蛍光Fyは、カラーフィルタ174yを透過する場合には、波長480nm以下の波長の可視光を反射して、波長480nmより長い波長の可視光を透過して、黄色基準光Lyを生成する。蛍光体層114yを出射した黄色蛍光Fyは、カラーフィルタ174rを透過する場合には、波長600nm以下の波長の可視光を反射して、波長600nmより長い波長の可視光を透過して、赤色基準光Lrを生成する。
蛍光体ホイールアセンブリ118における蛍光体層114gから出射される緑色蛍光Fgは、カラーフィルタホイール170におけるカラーフィルタ174gに入射するように、回転制御が調整される。よって、蛍光体層114gの角度と、カラーフィルタ174gの角度は、同一になるように設定されている。蛍光体層114gを出射した緑色蛍光Fgは、カラーフィルタ174gを透過する場合には、波長480nm以下の波長の可視光を反射して、波長480nmより長い波長の可視光を透過して、緑色基準光Lgを生成する。
蛍光体ホイールアセンブリ118における切り欠き領域114bを透過する励起光Eは、カラーフィルタホイール170における透過領域174bに入射するように、回転制御が調整される。よって、切り欠き領域114bの角度と、透過領域174bの角度は、同一になるように設定されている。透過領域174bを透過した励起光Eは、青色基準光Lbを生成する。
(効果)
本構成に示す低屈折率層を設けることで、励起光の取り込み効率を改善でき、また、蛍光の取り出し効率を改善できることから、光源装置の高輝度化とともに、取出されない蛍光による発熱を軽減する冷却効率改善を実現することができる。
本開示は、励起光源を使用する光源装置により励起される蛍光板に関し、投写型映像表示装置に適用可能である。
10 蛍光板
11 平板支持基材
12 反射膜
13 反射層
13b 透明バインダー
13r 金属酸化物
14 蛍光体層
14b 透明バインダー
14p 蛍光体
15 モータ
16 バランスプレート
17 ビス
18 蛍光体ホイールアセンブリ
20 光源装置
21、22 レンズ
30 光源
31 半導体レーザ
32 コリメータレンズ
34 集光レンズ
35 凹レンズ
36a 拡散板
36b λ/2波長板
37 ダイクロイックミラー
38 レンズ
39a λ/4波長板
39b 反射ミラー
40 照明装置
41a、41b レンズアレイ
42 偏光変換素子
43 コンデンサーレンズ
44C、45G ダイクロイックミラー
45R ミラー
45Ba ミラー
45Bb レンズ
45Bc ミラー
46R、46G、46B レンズ
47R、47G、47B 入射側偏光板
48R、48G、48B 出射側偏光板
49 色合成プリズム
50 LCD
50R 赤色LCD
50G 緑色LCD
50B 青色LCD
60 投写レンズ
100、200 投写型映像表示装置
101、110 蛍光板
111 平板支持基材
112 反射膜
113 反射層
114 蛍光体層
114b 切り欠き領域
114g、114y 蛍光体層
118 蛍光体ホイールアセンブリ
119 低屈折率層
120 光源装置
121、122、125 レンズ
123、124、126 ミラー
131 反射層
131b 透明バインダー
131r 金属酸化物
136 拡散板
137 ダイクロイックミラー
138 レンズ
140 照明装置
141 蛍光体層
141b 透明バインダー
141p 蛍光体
142 ロッドインテグレータ
143、144、145 レンズ
150 映像装置
151 平板冷却基材
152 全反射プリズム
152a 面
153 DMD
160 投写レンズ
170 カラーフィルタホイール
171 透明基板
174 ダイクロイック膜
174b 透過領域
174g、174y、174r カラーフィルタ
181 蛍光板アセンブリ
191 冷却ファン

Claims (12)

  1. 支持基材と、
    前記支持基材の表面に位置する、反射領域と、
    前記支持基材の厚み方向に設けられ蛍光体層と、
    前記反射領域と前記蛍光体層との間に設けられ、金属酸化物と透明バインダーとで構成された反射層と、を備え、
    前記反射層は、
    拡散反射率が90%以上であり、
    厚みが10μm以上90μm以下であり、
    前記金属酸化物の体積濃度が15~40vol%である、蛍光板。
  2. 前記反射層は、前記反射領域と異なる材料を含む層である、請求項1に記載の蛍光板。
  3. 前記反射領域は、前記支持基材の表面に形成される反射膜である、請求項1に記載の蛍光板。
  4. 前記蛍光体層の厚みLpと、前記反射層の厚みLrは、Lp>Lrの関係を有する、請求項1に記載の蛍光板。
  5. 前記反射層の厚みは、前記金属酸化物の体積濃度が30vol%のとき、30±20μmの範囲である、請求項1に記載の蛍光板。
  6. 前記反射層の前記金属酸化物は、粒径が0.15~0.4μmの酸化チタンで構成される、請求項1に記載の蛍光板。
  7. 前記蛍光体層は、蛍光体の粉末と、前記透明バインダーとで構成される、請求項1に記載の蛍光板。
  8. 前記蛍光体層の上に、前記蛍光体層よりも低い屈折率を有する低屈折率層を、さらに備える、請求項1に記載の蛍光板。
  9. 前記低屈折率層は、前記透明バインダーよりも屈折率の低い粒子が90vol%以上で含まれる、厚さ50~200nmの塗膜である、請求項8に記載の蛍光板。
  10. 前記低屈折率層は、誘電体多層膜である反射防止膜である、請求項9に記載の蛍光板。
  11. 請求項1~10のいずれかに記載の蛍光板の前記蛍光体層に対して励起光が入射するように配置される励起光源と、
    前記励起光源の前記励起光を集光し、かつ、前記励起光で励起された前記蛍光体層の蛍光を集光する集光光学系と、を備える、光源装置。
  12. 請求項11に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの出射光を映像変調素子に導く照明光学系と、
    外部より入力される映像信号に基づいて前記映像変調素子で入射光を変調する映像生成部と、
    前記映像生成部で変調された光を拡大して投写する投写光学系と、を備える、投写型映像表示装置。
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