JP2023082452A - 表皮材取付具 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み付け時の作業性を向上できる表皮材取付具を提供する。【解決手段】表皮材取付具1は、表皮材8に取り付けられ、クッション材7の溝71内に設置されたクリップ9に係合するものであり、クリップ9に対する挿入方向に延出しつつ互いに対向し、表皮材8が配置される表皮材配置空間を互いの間に形成する第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bと、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの挿入方向の各先端部に接続され、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを連結するクリップ挿入部30と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、表皮材取付具に関する。
従来、座席や椅子などでは、座面や背当てなど人体に触れる部分にクッション材や柔軟なパッドを設置し、その表面を表皮材で被覆したものが多用されており、このような表皮材の固定には様々な構造が採用されている。
例えば、特許文献1には、表皮材に取り付けられ、クッション材の溝内に設置されたクリップに係止される表皮材取付具が開示されている。この表皮材取付具は、表皮材の端部に縫製される不織布と、当該不織布に取り付けられる錨形状のクリップ挿入部と、を備えている。この表皮材取付具をクリップに組み付ける場合、作業者または治具などが表皮材取付具をクッション材の溝内に押し込むように力を加え、クリップ挿入部を溝内のクリップに挿入させる。
例えば、特許文献1には、表皮材に取り付けられ、クッション材の溝内に設置されたクリップに係止される表皮材取付具が開示されている。この表皮材取付具は、表皮材の端部に縫製される不織布と、当該不織布に取り付けられる錨形状のクリップ挿入部と、を備えている。この表皮材取付具をクリップに組み付ける場合、作業者または治具などが表皮材取付具をクッション材の溝内に押し込むように力を加え、クリップ挿入部を溝内のクリップに挿入させる。
しかし、上述した特許文献1の表皮材取付具では、不織布が撓み易いため、クッション材の溝内に表皮材取付具を押し込む際、クリップ挿入部の姿勢や位置を安定させ難い。このため、クリップ挿入部をクリップに円滑に挿入することが難しく、作業性を向上させることが難しい。
本発明は、組み付け時の作業性を向上できる表皮材取付具を提供することを目的とする。
本発明は、表皮材に取り付けられ、クッション材の溝内に設置されたクリップに係合する表皮材取付具であって、前記クリップに対する挿入方向に延出しつつ互いに対向し、前記表皮材が配置される表皮材配置空間を互いの間に形成する第1側壁部および第2側壁部と、前記第1側壁部および前記第2側壁部の前記挿入方向の各先端部に接続され、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを連結するクリップ挿入部と、を備えている。
本発明では、第1側壁部および第2側壁部が表皮材に対して縫製等により取り付けられるため、従来のような不織布を用いる必要がない。また、第1側壁部および第2側壁部は、挿入方向に交差する方向に表皮材を挟むことで、挿入方向の力に対して撓み難くなる。このため、クッション材の溝内に表皮材取付具を押し込む際、クリップ挿入部の姿勢や位置を安定させ易く、当該クリップ挿入部をクリップに円滑に挿入することできる。これにより、組み付け時の作業性を向上させることができる。
本発明は、前記第1側壁部の前記挿入方向の後端部から延出し、前記挿入方向とは反対方向に向かうほど前記第2側壁部から離間するように前記挿入方向に対して傾斜している第1傾斜壁部と、前記第2側壁部の前記挿入方向の後端部から延出し、前記挿入方向とは反対方向に向かうほど前記第1側壁部から離間するように前記挿入方向に対して傾斜している第2傾斜壁部と、をさらに備えることが好ましい。
このような構成では、第1傾斜壁部および第2傾斜壁部のそれぞれにおいて、挿入方向の反対方向を向いた面(以下、押圧面)が確保され、第1傾斜壁部および第2傾斜壁部の各押圧面に対して挿入方向の力を加え易い。また、第1傾斜壁部および第2傾斜壁部の各押圧面は、溝の開口付近に配置された場合であっても、比較的凹凸を感じさせ難い形状となっており、表皮材取付具の異物感を低減できる。
このような構成では、第1傾斜壁部および第2傾斜壁部のそれぞれにおいて、挿入方向の反対方向を向いた面(以下、押圧面)が確保され、第1傾斜壁部および第2傾斜壁部の各押圧面に対して挿入方向の力を加え易い。また、第1傾斜壁部および第2傾斜壁部の各押圧面は、溝の開口付近に配置された場合であっても、比較的凹凸を感じさせ難い形状となっており、表皮材取付具の異物感を低減できる。
本発明において、前記第1傾斜壁部は、前記第1側壁部との接続部分において湾曲しながら傾斜しており、前記第2傾斜壁部は、前記第2側壁部との接続部分において湾曲しながら傾斜していることが好ましい。
このような構成では、表皮材取付具の異物感をより好適に低減できる。
このような構成では、表皮材取付具の異物感をより好適に低減できる。
本発明の表皮材取付具は、前記第1側壁部から前記第2側壁部に向かって延出し、前記表皮材配置空間に面する第1フック部と、前記第2側壁部から前記第1側壁部に向かって延出し、前記第1フック部に対向する第2フック部と、をさらに備え、前記第1フック部および前記第2フック部は、互いに係合する爪部を有することが好ましい。
このような構成では、第1フック部と第2フック部との係合により、第1側壁部と第2側壁部との間の間隔が保たれる。これにより、表皮材を縫製する際における表皮材取付具の形状保持を容易にしたり、表皮材取付具1の使用時における強度を向上させたりできる。また、表皮材を第1側壁部と第2側壁部との間に配置し、第1フック部に突き当てることで、挿入方向における表皮材の位置決めを行うことができる。
このような構成では、第1フック部と第2フック部との係合により、第1側壁部と第2側壁部との間の間隔が保たれる。これにより、表皮材を縫製する際における表皮材取付具の形状保持を容易にしたり、表皮材取付具1の使用時における強度を向上させたりできる。また、表皮材を第1側壁部と第2側壁部との間に配置し、第1フック部に突き当てることで、挿入方向における表皮材の位置決めを行うことができる。
本発明において、前記クリップ挿入部、前記第1側壁部および前記第2側壁部には、前記クリップ挿入部から前記挿入方向とは反対方向に沿って前記第1側壁部および前記第2側壁部のそれぞれに切り込まれた形状の1以上のスリットが形成されていることが好ましい。
このような構成では、表皮材取付具に対してスリットによる柔軟性が付与される。例えば、スリットで分割されたクリップ挿入部の各部分を、カーブに沿って配置された複数のクリップにそれぞれ係合させることができる。
このような構成では、表皮材取付具に対してスリットによる柔軟性が付与される。例えば、スリットで分割されたクリップ挿入部の各部分を、カーブに沿って配置された複数のクリップにそれぞれ係合させることができる。
本発明において、前記クリップ挿入部は、前記第1側壁部の前記先端部に接続される第1係合部と、前記第2側壁部の前記先端部に接続される第2係合部と、前記第1係合部および前記第2係合部に両端が接続され、前記挿入方向に突出するように少なくとも一部が湾曲している底壁部と、を備えることが好ましい。
このような構成では、底壁部が弾性変形し易いため、クリップに対するクリップ挿入部の挿入性を向上できる。
このような構成では、底壁部が弾性変形し易いため、クリップに対するクリップ挿入部の挿入性を向上できる。
本発明において、前記底壁部は、前記第1側壁部および前記第2側壁部の各厚みよりも厚みが薄い薄肉部を含むことが好ましい。
このような構成では、表皮材取付具となるシート体を成形し、薄肉部を折り曲げることで、表皮材取付具を製造することができる。これにより、シート体を成形する押出成形を好適に利用でき、表皮材取付具の製造工程を容易にできる。
このような構成では、表皮材取付具となるシート体を成形し、薄肉部を折り曲げることで、表皮材取付具を製造することができる。これにより、シート体を成形する押出成形を好適に利用でき、表皮材取付具の製造工程を容易にできる。
本発明によれば、組み付け時の作業性を向上できる表皮材取付具を提供することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2において、本実施形態に係る表皮材取付具1は、座席などを構成するクッション材7に対して表皮材8を取り付けるものである。この表皮材取付具1は、表皮材8の一端部に取り付けられ、クッション材7の溝71内に設置されるクリップ9に対して係合することにより、表皮材8をクッション材7に取り付ける。
以下の説明において、クリップ9に対する表皮材取付具1の挿入方向(表皮材取付具1の高さ方向)をZ方向とし、表皮材取付具1の幅方向をY方向とし、表皮材取付具1の長さ方向をX方向とする。X,Y,Z方向は互いに直交する。
本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2において、本実施形態に係る表皮材取付具1は、座席などを構成するクッション材7に対して表皮材8を取り付けるものである。この表皮材取付具1は、表皮材8の一端部に取り付けられ、クッション材7の溝71内に設置されるクリップ9に対して係合することにより、表皮材8をクッション材7に取り付ける。
以下の説明において、クリップ9に対する表皮材取付具1の挿入方向(表皮材取付具1の高さ方向)をZ方向とし、表皮材取付具1の幅方向をY方向とし、表皮材取付具1の長さ方向をX方向とする。X,Y,Z方向は互いに直交する。
クッション材7は、発泡ポリウレタン等の合成樹脂ウレタンフォーム材等である。このクッション材7は、座席の任意の部位(例えば座面部や背面部)の形状を成しており、任意の方向に延びる溝71が形成されている。
表皮材8は、クッション材7の表面を覆う合成樹脂織物シート等である。
表皮材8は、クッション材7の表面を覆う合成樹脂織物シート等である。
クリップ9は、例えばポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂による成形品である。このクリップ9は、クッション材7の溝71の底部に埋設される平板状のベース部91と、ベース部91に立設される一対の脚部92と、一対の脚部92の各先端部から他方の脚部92に向かって延びる爪部93と、を有している。一対の爪部93の間の隙間寸法は、後述するクリップ挿入部30のY方向の幅よりも狭く設定されている。
以下、表皮材取付具1の構成について図3を参照して説明する。
表皮材取付具1は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂による成形品である。この表皮材取付具1は、Z方向に沿って延出しつつ互いに対向する第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bと、第1側壁部20Aの先端部21Aと第2側壁部20Bの先端部21Bとのそれぞれに接続され、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを連結するクリップ挿入部30と、第1側壁部20Aから第2側壁部20Bに向かって延出する第1フック部40Aと、第2側壁部20Bから第1側壁部20Aに向かって延出する第2フック部40Bと、第1側壁部20Aの後端部22Aから延出する第1傾斜壁部50Aと、第2側壁部20Bの後端部22Bから延出する第2傾斜壁部50Bと、を備えている。
なお、表皮材取付具1は、Y方向の中心を通るXZ面に対して、ほぼ面対称な構造を有している。
表皮材取付具1は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂による成形品である。この表皮材取付具1は、Z方向に沿って延出しつつ互いに対向する第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bと、第1側壁部20Aの先端部21Aと第2側壁部20Bの先端部21Bとのそれぞれに接続され、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを連結するクリップ挿入部30と、第1側壁部20Aから第2側壁部20Bに向かって延出する第1フック部40Aと、第2側壁部20Bから第1側壁部20Aに向かって延出する第2フック部40Bと、第1側壁部20Aの後端部22Aから延出する第1傾斜壁部50Aと、第2側壁部20Bの後端部22Bから延出する第2傾斜壁部50Bと、を備えている。
なお、表皮材取付具1は、Y方向の中心を通るXZ面に対して、ほぼ面対称な構造を有している。
第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bは、それぞれ、XZ面に沿って配置される板形状を有し、互いの間にY方向の隙間を挟んで対向配置される。また、第1側壁部20Aは、Z方向の一端部である先端部21Aと、Z方向の他端部である後端部22Aとを有し、第2側壁部20Bは、Z方向の一端部である先端部21Bと、Z方向の他端部である後端部22Bとを有する。第1側壁部20Aと、第2側壁部20Bとの間には、後述の第1フック部40Aよりも-Z方向側において、表皮材8が配置される表皮材配置空間S1が形成される。
クリップ挿入部30は、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bのそれぞれに両端が接続された板形状を湾曲または屈曲させた形状を有している。このクリップ挿入部30は、第1側壁部20Aの先端部21AからY方向外側(第2側壁部20B側とは反対側)に延出し、第1係合面31Aを形成する第1係合部32Aと、第2側壁部20Bの先端部21BからY方向外側(第1側壁部20A側とは反対側)に延出し、第2係合面31Bを形成する第2係合部32Bと、第1係合部32Aおよび第2係合部32Bのそれぞれに両端が接続される底壁部33と、を備えている。第1係合面31Aおよび第2係合面31Bは、それぞれ-Z方向に面している。
底壁部33は、Z方向に突出するようにY方向の中央部分が湾曲している。具体的には、底壁部33は、第1係合部32Aの先端部から延び、Z方向に対してY方向内側に向かうように傾斜している第1案内壁部331Aと、第2係合部32Bの先端部から延び、Z方向に対してY方向内側に向かうように傾斜している第2案内壁部331Bと、第1案内壁部331Aと第2案内壁部331Bとを連結する湾曲部332とを有している。この底壁部33は、クリップ挿入部30の内側における隙間空間S2を形成する。
本実施形態では、第1案内壁部331Aおよび第2案内壁部331Bのそれぞれから湾曲部332にかけて底壁部33の厚みが徐々に薄くなっており、湾曲部332の厚みは、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの各厚みよりも薄くなっている。このため、湾曲部332は、本発明の薄肉部に対応する。例えば、湾曲部332の厚みは、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの各厚み(例えば0.5~2.0mm)の半分程度である。
第1フック部40Aは、第1側壁部20AのうちZ方向の任意の位置から第2側壁部20Bに向かって延出している。ここで、第1フック部40AのZ方向の位置は、所望の表皮材配置空間S1が形成できる位置であることが好ましい。また、第1フック部40Aの先端部には、Z方向に突出する爪部41Aが設けられている。
第2フック部40Bは、第1フック部40Aよりも+Z方向側に配置され、第1フック部40Aに対向している。第2フック部40Bの先端部には、-Z方向に突出する爪部41Bが設けられている。第1フック部40Aの爪部41Aと、第2フック部40Bの爪部41Bとは、互いにY方向に係合している。
第2フック部40Bは、第1フック部40Aよりも+Z方向側に配置され、第1フック部40Aに対向している。第2フック部40Bの先端部には、-Z方向に突出する爪部41Bが設けられている。第1フック部40Aの爪部41Aと、第2フック部40Bの爪部41Bとは、互いにY方向に係合している。
第1傾斜壁部50Aは、第1側壁部20Aの後端部22Aに連続する板形状を有しており、当該後端部22Aから延出して-Z方向(挿入方向の反対方向)に向かうほど第2側壁部20Bから離間するようにZ方向に対して傾斜している。この第1傾斜壁部50Aは、第1側壁部20Aとの接続部分において湾曲しながら傾斜しており、Y方向内側に凸となるR形状51Aを形成している。また、第1傾斜壁部50Aは、-Z方向側に面する押圧面部52Aを形成している。
第2傾斜壁部50Bは、第2側壁部20Bの後端部22Bに連続する板形状を有しており、当該後端部22Bから延出して-Z方向に向かうほど第1側壁部20Aから離間するようにZ方向に対して傾斜している。この第2傾斜壁部50Bは、第2側壁部20Bとの接続部分において湾曲しながら傾斜しており、Y方向内側に凸となるR形状51Bを形成している。また、第2傾斜壁部50Bは、-Z方向側に面する押圧面部52Bを形成している。
第2傾斜壁部50Bは、第2側壁部20Bの後端部22Bに連続する板形状を有しており、当該後端部22Bから延出して-Z方向に向かうほど第1側壁部20Aから離間するようにZ方向に対して傾斜している。この第2傾斜壁部50Bは、第2側壁部20Bとの接続部分において湾曲しながら傾斜しており、Y方向内側に凸となるR形状51Bを形成している。また、第2傾斜壁部50Bは、-Z方向側に面する押圧面部52Bを形成している。
本実施形態に係る表皮材取付具1の製造方法の一例について説明する。
まず、図4に示すように、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに所定角度θ開いた状態の表皮材取付具1に相当するシート体10を、押出成形により製造する。ここで所定角度θは例えば180°である。
次に、図4中の仮想線Cを中心にして、薄肉部332Pを折り曲げ、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに対向配置させる。ここで、薄肉部332Pは、ヒンジとして機能し、折り曲げられることで湾曲部332を形成する。そして、第1フック部40Aの爪部41Aと、第2フック部40Bの爪部41Bとを互いに係合させる。これにより、表皮材取付具1が製造される。
その後、表皮材8の端部81を第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとの間にZ方向に挿入し、第1フック部40Aに当接させることで、表皮材8を表皮材配置空間S1に配置させる(図2参照)。そして、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20BをZ方向の所定位置(例えば図1中の位置P)でX方向に沿って縫製することで、表皮材8を第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bに取り付ける。
まず、図4に示すように、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに所定角度θ開いた状態の表皮材取付具1に相当するシート体10を、押出成形により製造する。ここで所定角度θは例えば180°である。
次に、図4中の仮想線Cを中心にして、薄肉部332Pを折り曲げ、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに対向配置させる。ここで、薄肉部332Pは、ヒンジとして機能し、折り曲げられることで湾曲部332を形成する。そして、第1フック部40Aの爪部41Aと、第2フック部40Bの爪部41Bとを互いに係合させる。これにより、表皮材取付具1が製造される。
その後、表皮材8の端部81を第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとの間にZ方向に挿入し、第1フック部40Aに当接させることで、表皮材8を表皮材配置空間S1に配置させる(図2参照)。そして、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20BをZ方向の所定位置(例えば図1中の位置P)でX方向に沿って縫製することで、表皮材8を第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bに取り付ける。
次に、本実施形態に係る表皮材取付具1の使用例について説明する。
上述のように表皮材8が取り付けられた表皮材取付具1を準備し、図5に示すように、表皮材取付具1をクッション材7の溝71に対してZ方向に押し込む。このとき、任意の治具または作業者の指である操作体Tが、表皮材8を介して、表皮材取付具1の押圧面部52A,52Bに対してZ方向の押圧を加える。押圧面部52A,52Bに加わる力は、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bを介してクリップ挿入部30に伝達される。
表皮材取付具1が溝71内に押し込まれ、第1案内壁部331Aおよび第2案内壁部331Bがクリップ9の一対の爪部93に突き当たると、クリップ挿入部30は、一対の脚部92をY方向外側に撓ませながら、一対の脚部92間に挿入される。このとき、クリップ挿入部30は、一対の脚部92からY方向内向きの荷重を受けることでY方向内側に撓み、一対の脚部92間への挿入を容易にさせる。第1案内壁部331Aおよび第2案内壁部331Bが一対の脚部92間を通過すると、第1係合面31Aおよび第2係合面31Bが一対の爪部93に係合し、表皮材取付具1がクリップ9から抜け止めされる。これにより、表皮材8をクッション材7に取り付けることができる。
上述のように表皮材8が取り付けられた表皮材取付具1を準備し、図5に示すように、表皮材取付具1をクッション材7の溝71に対してZ方向に押し込む。このとき、任意の治具または作業者の指である操作体Tが、表皮材8を介して、表皮材取付具1の押圧面部52A,52Bに対してZ方向の押圧を加える。押圧面部52A,52Bに加わる力は、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bを介してクリップ挿入部30に伝達される。
表皮材取付具1が溝71内に押し込まれ、第1案内壁部331Aおよび第2案内壁部331Bがクリップ9の一対の爪部93に突き当たると、クリップ挿入部30は、一対の脚部92をY方向外側に撓ませながら、一対の脚部92間に挿入される。このとき、クリップ挿入部30は、一対の脚部92からY方向内向きの荷重を受けることでY方向内側に撓み、一対の脚部92間への挿入を容易にさせる。第1案内壁部331Aおよび第2案内壁部331Bが一対の脚部92間を通過すると、第1係合面31Aおよび第2係合面31Bが一対の爪部93に係合し、表皮材取付具1がクリップ9から抜け止めされる。これにより、表皮材8をクッション材7に取り付けることができる。
(第1実施形態の効果)
以上に説明した表皮材取付具1では、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bが表皮材8に対して縫製等により取り付けられるため、従来のような不織布を用いる必要がない。また、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bは、Y方向(挿入方向に交差する方向)に表皮材8を挟むことで、Z方向(挿入方向)の力に対して撓み難くなる。このため、クッション材7の溝71内に表皮材取付具1を押し込む際、クリップ挿入部30の姿勢や位置を安定させ易く、当該クリップ挿入部30をクリップ9に円滑に挿入することできる。これにより、組み付け時の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、クリップ挿入部30の姿勢や位置を安定させ易いことから、組付装置を使用した自動組付を行うことも容易となる。
以上に説明した表皮材取付具1では、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bが表皮材8に対して縫製等により取り付けられるため、従来のような不織布を用いる必要がない。また、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bは、Y方向(挿入方向に交差する方向)に表皮材8を挟むことで、Z方向(挿入方向)の力に対して撓み難くなる。このため、クッション材7の溝71内に表皮材取付具1を押し込む際、クリップ挿入部30の姿勢や位置を安定させ易く、当該クリップ挿入部30をクリップ9に円滑に挿入することできる。これにより、組み付け時の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、クリップ挿入部30の姿勢や位置を安定させ易いことから、組付装置を使用した自動組付を行うことも容易となる。
本実施形態において、第1傾斜壁部50Aおよび第2傾斜壁部50Bのそれぞれに押圧面部52A,52Bが確保され、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの押圧面部52A,52Bを介して挿入方向の力を加え易い。
また、第1傾斜壁部50Aおよび第2傾斜壁部50Bの押圧面部52A,52Bは、溝71の開口付近に配置された場合であっても、比較的凹凸を感じさせ難い形状となっている。このため、表皮材取付具1の異物感を低減できる。
また、第1傾斜壁部50Aおよび第2傾斜壁部50Bでは、押圧面部52A,52Bに受けた荷重に応じて撓みが生じるため、座席等の使用者に強い反力を感じさせ難い。
また、第1傾斜壁部50Aおよび第2傾斜壁部50Bの押圧面部52A,52Bは、溝71の開口付近に配置された場合であっても、比較的凹凸を感じさせ難い形状となっている。このため、表皮材取付具1の異物感を低減できる。
また、第1傾斜壁部50Aおよび第2傾斜壁部50Bでは、押圧面部52A,52Bに受けた荷重に応じて撓みが生じるため、座席等の使用者に強い反力を感じさせ難い。
本実施形態において、第1傾斜壁部50Aは、第1側壁部20Aとの接続部分において湾曲しながら傾斜しており、第2傾斜壁部50Bは、第2側壁部20Bとの接続部分において湾曲しながら傾斜しているため、表皮材取付具1の異物感をより好適に低減できる。
本実施形態の表皮材取付具1は、互いに係合する第1フック部40Aおよび第2フック部40Bを備えているため、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bとの間の間隔が保たれる。これにより、表皮材8を縫製する際における表皮材取付具1の保持を容易にしたり、表皮材取付具1の使用時における強度を向上させたりできる。また、表皮材8を第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとの間に配置し、第1フック部40Aに突き当てることで、挿入方向における表皮材8の位置決めを行うことができる。
本実施形態において、クリップ挿入部30の底壁部33は、第1係合部32Aおよび第2係合部32Bに両端が接続され、Z方向に突出するように一部が湾曲しているため、Y方向における内向きの荷重によって弾性変形し易い。このため、クリップ9に対するクリップ挿入部30の挿入性を向上できる。
本実施形態では、表皮材取付具1となるシート体10を成形し、薄肉部332Pをヒンジ状に折り曲げることで、表皮材取付具1を製造することができる。これにより、シート体10を成形する押出成形を好適に利用でき、表皮材取付具1の製造工程を容易にできる。
また、表皮材取付具1を樹脂などの弾性材料で構成することで、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとの間の隙間(すなわち表皮材配置空間S1)を表皮材8の厚みに合わせて調整することができ、その結果、様々な厚みの表皮材8に取り付けることができる。
また、表皮材取付具1を樹脂などの弾性材料で構成することで、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとの間の隙間(すなわち表皮材配置空間S1)を表皮材8の厚みに合わせて調整することができ、その結果、様々な厚みの表皮材8に取り付けることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る表皮材取付具1Aについて、図6~図8を参照して説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様の構成について、第1実施形態と同様の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
次に、本発明の第2実施形態に係る表皮材取付具1Aについて、図6~図8を参照して説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様の構成について、第1実施形態と同様の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
本実施形態では、図6、図7に示すように、表皮材取付具1Aに対して複数のスリット12が形成されている。スリット12は、クリップ挿入部30から+Z方向に向かって第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bのそれぞれを切り込んだ形状を有している。複数のスリット12は、X方向に所定の間隔を空けて配置されている。
スリット12のX方向の幅寸法やZ方向の切込み長さは、特に限定されない。ただし、図7に示すように、スリット12は、表皮材8の縫製位置Pに到達しない程度であることが好ましい。
スリット12のX方向の幅寸法やZ方向の切込み長さは、特に限定されない。ただし、図7に示すように、スリット12は、表皮材8の縫製位置Pに到達しない程度であることが好ましい。
本実施形態において、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの大部分、クリップ挿入部30、第1フック部40Aならびに第2フック部40Bは、複数のスリット12によって分割されている。すなわち、本実施形態は、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの一部、第1傾斜壁部50Aならびに第2傾斜壁部50Bを共有する複数の表皮材取付具1aが一体に形成されている、と換言することができる。なお、図6~図8では、図を簡潔にするため、1つの表皮材取付具1aに対応する構成に代表して符号を付している。
本実施形態に係る表皮材取付具1Aの製造方法の一例について説明する。
まず、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに所定角度θ(例えば180°)開いた状態であって、かつ、スリット12が入れられていない状態の表皮材取付具1Aに相当するにシート体を、押出成形により製造する。
次に、図8に示すように、押出成形されたシート体10Aに対して間欠カットを行うことで、複数のスリット12に相当する複数の孔12Aを形成する。
その後、第1実施形態と同様、薄肉部332Pを折り曲げ、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに対向配置させる。ここで、薄肉部332Pは、ヒンジとして機能し、折り曲げられることで湾曲部332を形成する。
そして、第1フック部40Aの爪部41Aと、第2フック部40Bの爪部41Bとを互いに係合させる。これにより、表皮材取付具1Aが製造される。
まず、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに所定角度θ(例えば180°)開いた状態であって、かつ、スリット12が入れられていない状態の表皮材取付具1Aに相当するにシート体を、押出成形により製造する。
次に、図8に示すように、押出成形されたシート体10Aに対して間欠カットを行うことで、複数のスリット12に相当する複数の孔12Aを形成する。
その後、第1実施形態と同様、薄肉部332Pを折り曲げ、第1側壁部20Aと第2側壁部20Bとを互いに対向配置させる。ここで、薄肉部332Pは、ヒンジとして機能し、折り曲げられることで湾曲部332を形成する。
そして、第1フック部40Aの爪部41Aと、第2フック部40Bの爪部41Bとを互いに係合させる。これにより、表皮材取付具1Aが製造される。
本実施形態では、表皮材取付具1Aに対してスリット12による柔軟性が付与される。例えば、スリット12で分割されたクリップ挿入部30の各部分(複数の表皮材取付具1aの各クリップ挿入部30)を、カーブに沿って配置された複数のクリップ9のそれぞれに係合させることができる。
〔変形例〕
上記各実施形態では、押出成形を含む製造方法で製造される表皮材取付具1,1Aについて説明しているが、本発明の表皮材取付具は、他の方法で製造されてもよい。また、表皮材取付具1,1Aは、薄肉部332Pとしての湾曲部332や、第1フック部40Aおよび第2フック部40Bなどを備えずともよい。
上記各実施形態では、押出成形を含む製造方法で製造される表皮材取付具1,1Aについて説明しているが、本発明の表皮材取付具は、他の方法で製造されてもよい。また、表皮材取付具1,1Aは、薄肉部332Pとしての湾曲部332や、第1フック部40Aおよび第2フック部40Bなどを備えずともよい。
上記各実施形態において、クリップ挿入部30は、湾曲部332を含んだ底壁部33を有するが、底壁部33の全体が湾曲していてもよい。また、クリップ挿入部30は、内部に隙間空間S2を有さず、全体として錨形状に形成されていてもよい。
また、上記各実施形態において、第1傾斜壁部50Aは、第1側壁部20Aとの接続部分において湾曲しながら傾斜しているが、本発明はこれに限られず、少なくとも傾斜していればよい。第2傾斜壁部50Bについても同様である。
また、上記各実施形態において、第1傾斜壁部50Aは、第1側壁部20Aとの接続部分において湾曲しながら傾斜しているが、本発明はこれに限られず、少なくとも傾斜していればよい。第2傾斜壁部50Bについても同様である。
上記各実施形態では、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの各後端部22A,22Bから第1傾斜壁部50Aおよび第2傾斜壁部50Bが延びているが、本発明はこれに限られない。例えば、第1側壁部20Aおよび第2側壁部20Bの各後端部22A,22Bをそのまま表皮材取付具1,1Aの端部としてもよいし、当該後端部22A,22Bに任意の緩衝材を設けてもよい。
1,1A,1a…表皮材取付具、10,10A…シート体、12…スリット、12A…孔、20A…第1側壁部、21A…先端部、22A…後端部、20B…第2側壁部、21B…先端部、22B…後端部、30…クリップ挿入部、31A…第1係合面、31B…第2係合面、32A…第1係合部、32B…第2係合部、33…底壁部、331A…第1案内壁部、331B…第2案内壁部、332…湾曲部、332P…薄肉部、40A…第1フック部、41A…爪部、40B…第2フック部、41B…爪部、50A…第1傾斜壁部、50B…第2傾斜壁部、51A,51B…R形状、52A,52B…押圧面部、7…クッション材、71…溝、8…表皮材、81…端部、9…クリップ、91…ベース部、92…脚部、93…爪部、P…縫製位置、S1…表皮材配置空間、S2…隙間空間、T…操作体。
Claims (7)
- 表皮材(8)に取り付けられ、クッション材(7)の溝(71)内に設置されたクリップ(9)に係合する表皮材取付具(1)であって、
前記クリップ(9)に対する挿入方向に延出しつつ互いに対向し、前記表皮材(8)が配置される表皮材配置空間(S1)を互いの間に形成する第1側壁部(20A)および第2側壁部(20B)と、
前記第1側壁部(20A)および前記第2側壁部(20B)の前記挿入方向の各先端部(21A,21B)に接続され、前記第1側壁部(20A)と前記第2側壁部(20B)とを連結するクリップ挿入部(30)と、を備える、表皮材取付具。 - 前記第1側壁部(20A)の前記挿入方向の後端部(22A)から延出し、前記挿入方向とは反対方向に向かうほど前記第2側壁部(20B)から離間するように前記挿入方向に対して傾斜している第1傾斜壁部(50A)と、
前記第2側壁部(20B)の前記挿入方向の後端部(22B)から延出し、前記挿入方向とは反対方向に向かうほど前記第1側壁部(20A)から離間するように前記挿入方向に対して傾斜している第2傾斜壁部(50B)と、をさらに備える、請求項1に記載の表皮材取付具。 - 前記第1傾斜壁部(50A)は、前記第1側壁部(20A)との接続部分において湾曲しながら傾斜しており、
前記第2傾斜壁部(50B)は、前記第2側壁部(20B)との接続部分において湾曲しながら傾斜している、請求項2に記載の表皮材取付具。 - 前記第1側壁部(20A)から前記第2側壁部(20B)に向かって延出し、前記表皮材配置空間(S1)に面する第1フック部(40A)と、
前記第2側壁部(20B)から前記第1側壁部(20A)に向かって延出し、前記第1フック部(40A)に対向する第2フック部(40B)と、をさらに備え、
前記第1フック部(40A)および前記第2フック部(40B)は、互いに係合する爪部(41A,41B)を有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表皮材取付具。 - 前記クリップ挿入部(30)、前記第1側壁部(20A)および前記第2側壁部(20B)には、前記クリップ挿入部(30)から前記挿入方向とは反対方向に沿って前記第1側壁部(20A)および前記第2側壁部(20B)のそれぞれに切り込まれた形状の1以上のスリット(12)が形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表皮材取付具。
- 前記クリップ挿入部(30)は、
前記第1側壁部(20A)の前記先端部(21A)に接続される第1係合部(32A)と、
前記第2側壁部(20B)の前記先端部(21B)に接続される第2係合部(32B)と、
前記第1係合部(32A)および前記第2係合部(32B)に両端が接続され、前記挿入方向に突出するように少なくとも一部が湾曲している底壁部(33)と、を備える、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表皮材取付具。 - 前記底壁部(33)は、前記第1側壁部(20A)および前記第2側壁部(20B)の各厚みよりも厚みが薄い薄肉部(332P)を含む、請求項6に記載の表皮材取付具。
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JP2021196236A JP2023082452A (ja) | 2021-12-02 | 2021-12-02 | 表皮材取付具 |
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