JP2023080536A - 画像読取装置 - Google Patents

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晃一 遠藤
Koichi Endo
悟 白石
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Abstract

Figure 2023080536000001
【課題】メンテナンス性を向上させることができる、画像読取装置を提供することを目的としている。
【解決手段】読取対象物を読み取り可能に構成された画像読取装置であって、ローラー本体を有する補正ローラーと、読取センサと、を備え、前記ローラー本体は、回転自在に構成され、且つ、白色部と、黒色部とを有し、前記白色部及び前記黒色部は、前記ローラー本体の外表面に設けられ、且つ、前記ローラー本体の周方向に並ぶように配置され、前記読取センサは、前記ローラー本体に対向するように設けられ、前記読取センサの白補正をする場合には、前記読取センサが、前記読取センサに対向するように向けられた前記白色部の表面を読み取るように構成される、画像読取装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来、白色の専用紙を画像読取装置で読み取り、画像の補正処理に活用している画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。画像読取装置が読取対象物(例えば原稿や券等)の画像を適切に読み取れなくなり、ひいては誤読に繋がる可能性があるため、一般的に、画像読取装置の読取センサの白補正が定期的に実行されるが、この白補正に専用紙から取得した色の情報が活用される場合がある。
特開2000-022955号公報
読取センサの白補正の都度、専用紙を画像読取装置に読み取らせることは、画像読取装置のメンテナンス性を損なわせる、という課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、メンテナンス性を向上させることができる、画像読取装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、読取対象物を読み取り可能に構成された画像読取装置であって、ローラー本体を有する補正ローラーと、読取センサと、を備え、前記ローラー本体は、回転自在に構成され、且つ、白色部と、黒色部とを有し、前記白色部及び前記黒色部は、前記ローラー本体の外表面に設けられ、且つ、前記ローラー本体の周方向に並ぶように配置され、前記読取センサは、前記ローラー本体に対向するように設けられ、前記読取センサの白補正をする場合には、前記読取センサが、前記読取センサに対向するように向けられた前記白色部の表面を読み取るように構成される、画像読取装置が提供される。
本発明によれば、読取センサの白補正をする場合において、補正ローラーを回転させて補正ローラーの白色部を読取センサに向けることができる。このため、読取センサの白補正の都度、専用紙を画像読取装置に読み取らせるといった作業が不要になる分、メンテナンス性が向上している。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記補正ローラーは、被覆部を有し、前記ローラー本体は、筒状部材であり、且つ、その外表面に前記黒色部が設けられ、前記被覆部は、前記白色部であり、且つ、前記ローラー本体の表面上に形成された塗料で構成される、画像読取装置が提供される。
好ましくは、前記読取センサが前記ローラー本体上に位置する前記読取対象物を読み取る場合において、前記ローラー本体は、回転しないように構成されている、画像読取装置が提供される。
好ましくは、搬入部と、搬入ローラーと、駆動部と、を更に備え、前記搬入部は、前記読取対象物を保持するように構成され、前記搬入ローラーは、前記読取対象物を前記搬入部側から前記補正ローラー側へ送り込むように構成され、前記駆動部は、モーターと、伝達機構とを有し、前記伝達機構は、前記モーターの駆動力を前記搬入ローラー及び前記補正ローラーの両方に伝達するように構成されている、画像読取装置が提供される。
好ましくは、回転規制機構を更に備え、前記回転規制機構は、予め定められた角度位置の前記ローラー本体が第1回転方向に回転することを規制するように構成され、前記予め定められた角度位置の前記ローラー本体の前記黒色部は、前記読取センサに対向している、画像読取装置が提供される。
好ましくは、前記読取センサが前記ローラー本体上に位置する前記読取対象物を読み取る場合には、前記駆動部の駆動力は、前記ローラー本体が第1回転方向に回転するように、前記補正ローラーに伝達され、且つ、前記搬入ローラーが前記読取対象物を前記搬入部側から前記補正ローラー側へ送り込む向きに回転するように、前記搬入ローラーに伝達され、前記読取センサの前記白補正をする場合には、前記駆動部の駆動力は、前記ローラー本体が第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転するように、前記補正ローラーに伝達され、且つ、前記搬入ローラーが前記読取対象物を前記搬入部側に突き返す向きに回転するように、前記搬入ローラーに伝達される、画像読取装置が提供される。
図1は、実施形態に係る画像読取装置100の斜視図である。 図2は、図1に示す画像読取装置100から側壁部材1A,1B及び連結部材1Cを取り外した状態を示す斜視図である。図2では、傾斜片8bが降りた状態(紙を排出する場合となっている。 図3Aは、図2に示す領域Aの拡大図である。図3Bは、図3Aに示す傾斜片8bを上に向けた状態(紙を搬出する場合)を示している。 図4は、骨格部材2、搬入部3、ローラー付勢機構4A~4E及び読取センサ6を示す斜視図である。 図5は、骨格部材2(屋根部材2G~2Iお帯びゲート部材2Jを除く)、搬入部3、読取センサ6及び駆動部の一部(搬入ローラー71、中間ローラー73、第1及び第2搬出ローラー74,75、通路変更機構8、補正ローラー72及び第1及び第2排出ローラー76,77)を示す斜視図である。 図6Aは、図5に示す構成から、傾斜部材2D、排出部材2F、第1及び第2排出ローラー76,77、及び読取センサ6を取り外した状態を示す斜視図である。図6Bは、図6Aに示す構成から、支持部材2Cを取り外した状態を示す斜視図である。 図7は、画像読取装置100の長手方向に平行な垂直面における端面図である。 図8Aは、駆動部9の斜視図である。図8Bは、図8Aに示す駆動部9の側面図である。 図9は、読取センサ6及び補正ローラー72の斜視図である。図9では、読取センサ6から引き出される配線を破線で示している。 図10は、回転規制部材50及び補正ローラー72の斜視図である。図10では、補正ローラー72を分解した状態で示している。 図11は、図10とは異なる方向から見た回転規制部材50及び補正ローラー72を示している。 図12Aは、補正ローラー72の長手方向(軸方向)の中央を通り且つ長手方向に直交する垂直面における断面図である。図12Bは、補正ローラー72の切欠部72b3を通り且つ長手方向に直交する垂直面における断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1 実施形態
1-1 全体構成説明
実施形態に係る画像読取装置100は、読取対象物である紙を読取り可能に構成されている。画像読取装置100は、例えば券売所に設置され、紙製の券を読み取る装置に適用可能である。なお、画像読取装置100の読取対象物は、紙に限定されるものではなく、プラスチック製又は金属製のカードであってもよい。
実施形態に係る画像読取装置100は、図1及び図2に示すように、外郭1と、回転規制部材50(図11参照)と、骨格部材2と、搬入部3と、ローラー付勢機構4A~4Eと、ローラー5A~5Eと、読取センサ6と、ローラー機構7と、通路変更機構8と、駆動部9とを備えている。なお、ローラー機構7は、図8A及び図8Bに示すように、搬入ローラー71と、補正ローラー72と、中間ローラー73と、第1及び第2搬出ローラー74,75と第1及び第2排出ローラー76.77とを備えている。また、図示省略しているが、画像読取装置100は、制御装置を備えており、制御装置は、読取センサ6や駆動部9を制御可能に構成されている。
1-2 詳細構成説明
1-2-1 外郭1
外郭1は、図1に示すように、側壁部材1Aと、側壁部材1Bと、複数の連結部材1Cとを備えている。
側壁部材1Aは、側壁部材1Bに対向するように設けられている。側壁部材1A,1Bは、板状部材であり、平面視形状が略矩形状である。側壁部材1Aと側壁部材1Bとの間には、骨格部材2や読取センサ6等の各種構成が配置されている。
連結部材1Cは、棒状部材であり、連結部材1Cの一端部が側壁部材1Aに連結され、連結部材1Cの他端部が側壁部材1Bに連結されている。外郭1が連結部材1Cを備えることで、外郭1が強固になる。
1-2-2 回転規制部材50
図11に示す回転規制部材50は、例えば、側壁部材1Aに直接又は間接的に支持されている。回転規制部材50は、補正ローラー72の後述する切欠部72b3に設けられている。そして、回転規制部材50は、補正ローラー72(ローラー本体72b)が回転することを規制するように構成されている。回転規制部材50は、補正ローラー72へ向かって突出するように構成され、例えば、樹脂で構成してもよいし、金属部材(ネジやボルト等)で構成してもよい。
1-2-3 骨格部材2
骨格部材2は、読取対象物が通過する通路等を構成している。骨格部材2は、側壁部材1A,1Bに固定されている。
骨格部材2は、図1、図2、図4~図7に示すように、搬入部材2Aと、中間部材2Bと、支持部材2Cと、傾斜部材2Dと、搬出部材2Eと、排出部材2Fと、屋根部材2G~2Iと、ゲート部材2Jとを備えている。
<搬入部材2A>
搬入部材2Aは、図4~図7に示すように、搬入部3に隣接するように設けられている。搬入部材2Aは、軸2A1によって軸支されており、図7に示す矢印のように回動自在となっている。なお、軸2A1の両端部は、例えば、外郭1の側壁部材1A,1Bにそれぞれ連結し、固定されている。また、搬入部材2Aの下面には、図示省略の回動機構が設けられている。この回動機構は、例えば、バネ等で構成され、搬入部材2Aを下から上に付勢可能に構成されている。搬入部材2Aは、回動機構の付勢力によって、回動可能となっている。なお、搬入部材2Aが上に回動した状態では、読取対象物の先端が搬入ローラー71に接触して引き込まれ、読取対象物が通路の後段に引き込まれていく。
<中間部材2B>
中間部材2Bは、図4~図7に示すように、搬入部材2A側から搬出部材2E側にかけて延びている板状部材である。中間部材2B上には、搬入ローラー71が設けられている。また、中間部材2Bには、ローラー付勢機構4A及びローラー5Aが設けられている。
中間部材2Bには、中間ローラー73のローラー73b及び第1搬出ローラー74のローラー74bが配置される開口が形成されている。更に、中間部材2Bには、通路変更機構8の後述する傾斜片8bが入り込む開口が形成されている。中間部材2Bは、例えば、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持される。
<支持部材2C及び傾斜部材2D>
支持部材2Cは、図4~図7に示すように、中間部材2B上に配置され、傾斜部材2Dを支持可能に構成されている。支持部材2Cと中間部材2Bとの間には、隙間が形成されており、読取対象物が当該隙間を通過可能となっている。支持部材2Cは、例えば、中間部材2B上に直接又は間接的に支持されていてもよいし、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持されていてもよい。
傾斜部材2Dは、支持部材2Cに支持される板状部材である。傾斜部材2Dには、第1搬出ローラー74側から第1排出ローラー76側にかけて傾斜面が形成されており、第1排出ローラー76側から第2排出ローラー77側にかけて平坦面が形成されている。傾斜部材2Dには、第1排出ローラー76のローラー76bが配置される開口が形成されている。
<搬出部材2E>
搬出部材2Eは、図4~図7に示すように、読み取られた読取対象物を画像読取装置100から搬出する出口となる位置に設けられている。搬出部材2Eと中間部材2Bとの間には、補正ローラー72が配置されている。搬出部材2Eには、第2搬出ローラー75のローラー75bが配置される開口が形成されている。搬出部材2Eは、例えば、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持される。
<排出部材2F>
画像読取装置100は、図4~図7に示すように、読取センサ6が読取対象物を適切に読み取ることができない場合、読取対象物は、搬出部材2Eから搬出されず、排出部材2Fから排出されるように構成されている。すなわち、排出部材2Fは、読取対象物を画像読取装置100から排出する出口となる位置に設けられている。排出部材2Fは、搬入部材2Aの上側であって傾斜部材2Dに隣接するように配置されている。排出部材2Fには、第2排出ローラー77のローラー77bが配置される開口が形成されている。排出部材2Fは、例えば、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持される。
<屋根部材2G~2I>
屋根部材2Gは、図4~図7に示すように、傾斜部材2Dの傾斜面が形成されている部分に対して、予め定められた間隔をあけて対向するように設けられている。屋根部材2Gには、ローラー付勢機構4B及びローラー5Bと、ローラー付勢機構4D及びローラー5Dとが設けられている。
屋根部材2Hは、傾斜部材2Dの平坦面が形成されている部分に対して、予め定められた間隔をあけて対向するように設けられている。
屋根部材2Iは、排出部材2Fに対して、予め定められた間隔をあけて対向するように設けられている。屋根部材2Iには、ローラー付勢機構4E及びローラー5Eが設けられている。
屋根部材2G~2Iは、例えば、傾斜部材2Dや排出部材2Fに直接又は間接的に支持されていてもよいし、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持されていてもよい。
<ゲート部材2J>
ゲート部材2Jは、図4~図7に示すように、搬出部材2Eに対して、予め定められた間隔をあけて対向するように設けられている。ゲート部材2Jには、ローラー付勢機構4C及びローラー5Cが設けられている。ゲート部材2Jは、例えば、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持される。
1-2-4 搬入部3
搬入部3には、図4に示すように、画像読取装置100内に読取対象物を挿入するための入口(差込口)が形成されている。搬入部3は、読取対象物を保持可能に構成されている。搬入部3は、搬入部材2Aに隣接するように設けられている。搬入部3は、例えば、側壁部材1A,1Bに直接又は間接的に支持される。
1-2-5 ローラー付勢機構4A~4E及びローラー5A~5E
ローラー付勢機構4A~4Eは、図4及び図7に示すように、ローラー5A~5Eを付勢するように構成されており、板状の枠体と螺旋状のスプリングと固定手段(ネジ)等から構成されている。ローラー付勢機構4A~4Eの各枠体は、スプリングによって付勢され、各ローラー(ローラー5A~5E)を軸支している。また、ローラー付勢機構4A~4Eの固定手段(ネジ)は、スプリング及び枠体を挿通しており、骨格部材2に連結している。
ローラー付勢機構4Aは、ローラー5Aを付勢するように設けられ、ローラー5Aは、中間ローラー73に対向するように設けられている。
ローラー付勢機構4Bは、ローラー5Bを付勢するように設けられ、ローラー5Bは、第1搬出ローラー74に対向するように設けられている。
ローラー付勢機構4Cは、ローラー5Cを付勢するように設けられ、ローラー5Cは、第2搬出ローラー75に対向するように設けられている。
ローラー付勢機構4Dは、ローラー5Dを付勢するように設けられ、ローラー5Dは、第1排出ローラー76に対向するように設けられている。
ローラー付勢機構4Eは、ローラー5Eを付勢するように設けられ、ローラー5Eは、第2排出ローラー77に対向するように設けられている。
1-2-6 読取センサ6
読取センサ6は、CIS(Contact Image Sensor)で構成され、受光素子及び発光素子等が筐体内に内蔵されている。読取センサ6は、読取センサ6は、図5に示すように、補正ローラー72に対向するように設けられており、補正ローラー72の軸方向に延びるように設けられている。実施形態において、読取センサ6の長手方向の幅は、補正ローラー72のローラー本体72bの長手方向の幅よりも長い。
1-2-7 ローラー機構7
ローラー機構7は、読取対象物を搬入、搬出、及び搬出する機能を有する複数のローラーで構成されている。
<搬入ローラー71>
搬入ローラー71は、図5~図8Bに示すように、搬入部材2A上の読取対象物を中間部材2B側へ搬送するように構成されている。搬入ローラー71は、伝達部71aと、ローラー71bと、シャフト71cとを備えている。伝達部71aは、シャフト71cの一端部に連結されているギアである。ローラー71bは、シャフト71cの長手方向の中間部に連結されている。
<補正ローラー72>
図9に示す補正ローラー72は、回転自在に構成され、読取センサ6に対向するように設けられている。補正ローラー72は、図10~図12Bに示すように、プーリー72aと、ローラー本体72bと、被覆部72b2と、トルクリミッタ72cと、シャフト72dと、連結部72eとを備えている。
補正ローラー72は、読取対象物を支持する機能を有するが、搬送・搬出する機能を有さない。つまり、読取対象物を搬出・排出する場合においては、ローラー本体72bは回転していない。なお、読取センサ6の白補正を行うときには、ローラー本体72bが回転し、被覆部72b2(白色部)が上側に向けられる。
プーリー72aは、図10及び図11に示すように、シャフト72dの一端部に連結されている。プーリー72aは、後述する伝達機構のベルトBt1が掛けられており、ベルトBt1を介して補正ローラー72を駆動するための駆動力が伝達される。プーリー72aの回転は、シャフト72d及びトルクリミッタ72cを介して、ローラー本体72bに伝達される。
ローラー本体72bは、図10及び図11に示すように、筒状部材で構成され、ローラー本体72bの中央部にはシャフト72dが挿通している。ローラー本体72bは、黒色の樹脂で構成されている。そして、図12Aに示すように、ローラー本体72bの黒色の表面(外周面)は、周方向の180度の範囲が白色の被覆部72b2に覆われており、残りの180度の範囲が黒で構成された黒色部72b1として露出している。つまり、黒色部72b1及び被覆部72b2は、補正ローラー72の周方向に並ぶように配置され、また、黒色部72b1及び白色部である被覆部72b2は、ローラー本体の外表面に設けられている。被覆部72b2は、白色部の一例である。
被覆部72b2は、ローラー本体72bの外表面に塗布された塗料の層で構成されており、ローラー本体72bとは独立している。なお、黒色部72b1の形成範囲及び被覆部72b2(白色部)の形成範囲が、180度ずつであるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、読取センサ6の白補正が適切になされる範囲で、これらの形成範囲を、適宜設定することができる。被覆部72b2の形成範囲(度)は、具体的には例えば、90,120,150,180,210,240,270であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であるとして定義することもできる。なお、黒色部72b1の形成範囲は、360度から被覆部72b2の角度を差し引いたものとして表される。
また、被覆部72b2の色は、白色であるが、例えば、マンセル値:N9.5(Nは無彩色を指す)の塗料を採用することができる。また、被覆部72b2の色は、これに限定されるものではなく、例えば画像読取装置100に要求される白補正の内容等に応じて、適宜、決定することができ、例えば、マンセル値:N9.3や、マンセル値:N9.0を採用することもできる。また、被覆部72b2の色は、例えば黄色等の色相をある程度有していてもよい。
ローラー本体72bには、図11及び図12Bに示すように、長手方向の一端部(プーリー72aが配置されている側の端部)に、弧状の切欠部72b3が形成されている。切欠部72b3には、回転規制部材50が配置されている。また、ローラー本体72bには、図12Bに示すように、回転規制部材50が突き当てられる一対の壁部72b4が形成されている。一対の壁部72b4は、ローラー本体72bの周方向において、切欠部72b3の端にそれぞれ位置している。
なお、上述の回転規制部材50は、予め定められた角度位置のローラー本体72bが回転することを規制するように構成されている。予め定められた角度位置には、一方の壁部72b4が回転規制部材50に突き当たっている状態におけるローラー本体72bの第1角度位置と、他方の壁部72b4が回転規制部材50に突き当たっている状態におけるローラー本体72bの第2角度位置と、がある。第1角度位置では、ローラー本体72bの時計回りの回転が規制されており、黒色部72b1が上側を向いており、黒色部72b1が読取センサ6と対向している。また、第2角度位置では、ローラー本体72bの反時計回りの回転が規制され、被覆部72b2(白色部)が上側を向いており、被覆部72b2(白色部)が読取センサ6と対向している。
また、図10及び図11に示すように、ローラー本体72bには、長手方向の他端部(トルクリミッタ72cが配置されている側の端部)に、トルクリミッタ72cと係合する係合部72b5が形成されている。係合部72b5は、実施形態では凹部で構成されている。
ローラー本体72bの直径は、例えば、20(mm)であるが、これに限定されるものではない。ローラー本体72bの直径(mm)は、例えば、10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,32,34,36,38,40,42,44,46,48,50であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内で定義することもできる。
また、ローラー本体72bと読取センサ6との間の距離(ローラー本体72bの最頂部と読取センサ6の下面との間の距離)は、例えば、0.45(mm)であるが、これに限定されるものではない。この距離(mm)は、例えば、0.25,0.30,0.35,0.40,0.45,0.50,0.55,0.60,0.65,0.70,0.75,0.80,0.85,0.90,0.95,1.00であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内で定義することもできる。なお、この距離(mm)は、被覆部72b2(白色部)の最頂部と読取センサ6の下面との間の距離である。
また、被覆部72b2の厚み(mm)は、例えば、0.01,0.02,0.03,0.04,0.05,0.06,0.07,0.08,0.09,0.10,0.11,0.12,0.13,0.14,0.15,0.16,0.17,0.18,0.19,0.20であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内で定義することもできる。
トルクリミッタ72cは、図10及び図11に示すように、ハウジング72c1と、スリーブ72c2とを備えている。トルクリミッタ72c及び回転規制部材50が、回転規制機構の一例である。トルクリミッタ72cは、バネ式であってもよいし、マグネット式であってもよい。後述するトルクリミッタ8dも同様である。
ハウジング72c1には、筒状部材であり、係合部72b5に係合する係合部72caが形成されている。係合部72caは、実施形態では、係合部72b5に挿入される凸部で構成されている。
スリーブ72c2は、筒状部材であり、ハウジング72c1内に収容されている。また、スリーブ72c2はシャフト72dと一体的に回転するように連結又は係合している。ローラー本体72bと係合部72caにより一体で回転しているハウジング72c1と、プーリー72aにより回転するシャフト72dに係合されているスリーブ72c2との間で滑り、トルクが発生する。その結果、ローラー本体72bは、壁部72b4が回転規制部材50に突き当たった位置で止まり、シャフト72dは回転し続ける。具体的には、ローラー本体72bやハウジング72cは回転しないが、プーリー72a、シャフト72d、スリーブ72c2及び連結部72eは回転し続ける。
画像読取装置100がトルクリミッタ72cや回転規制部材50(回転規制機構)を備えることで、補正ローラー72を駆動制御するためだけのモーターを別途備える必要がなく、画像読取装置100の製造コストを抑制することができる。
シャフト72dは、図10及び図11に示すように、一端部にプーリー72aが連結されており、他端部に連結部72eが連結されている。シャフト72dは、ローラー本体72b及びトルクリミッタ72cを挿通している。ここで、シャフト72dとローラー本体72bとは、連結していない。シャフト72dの回転力は、スリーブ72c2及びハウジング72c1を介して、ローラー本体72bに伝達される。
連結部72eは、例えば、側壁部材1Bに直接又は間接的に、軸支される。
上述のように、画像読取装置100は、補正ローラー72を回転させて補正ローラー72の被覆部72b2(白色部)を読取センサ6に向けることができる。このため、読取センサ6の白補正の都度、専用紙を画像読取装置100に読み取らせるといった作業が不要になる分、画像読取装置100はメンテナンス性が向上している。
<中間ローラー73>
図5~図8Bに示す中間ローラー73は、読取対象物を第1搬出ローラー74側へ搬送するように構成されている。中間ローラー73は、プーリー73aと、一対のローラー73bと、シャフト73cとを備えている。プーリー73aは、シャフト73cの一端部に連結されている。一対のローラー73bは、シャフト73cに連結されている。プーリー73aは、ベルトBt2,Bt3に対して共通となっている。つまり、ベルトBt2,Bt3の両方が、プーリー73aに掛けられている。
<第1搬出ローラー74>
図5~図8Bに示す第1搬出ローラー74は、読取対象物を第2搬出ローラー75側へ搬送する(順方向へ搬送する)、又は、読取対象物を第1排出ローラー76側へ搬送する(逆方向へ搬送する)ように構成されている。第1搬出ローラー74が読取対象物を順方向へ搬送する場合には、第1搬出ローラー74は、画像読取装置100を側壁部材1Aから側壁部材1Bに向かう方向で見たとき、時計回りに回転する。また、第1搬出ローラー74が読取対象物を逆方向へ搬送する場合には、第1搬出ローラー74は、画像読取装置100を側壁部材1Aから側壁部材1Bに向かう方向で見たとき、反時計回りに回転する。第1搬出ローラー4は、プーリー74aと、一対のローラー74bと、シャフト74cとを備えている。プーリー74aは、シャフト74cの一端部に連結されている。一対のローラー74bは、シャフト74cに連結されている。
<第2搬出ローラー75>
図5~図8Bに示す第2搬出ローラー75は、読取対象物を画像読取装置100外へ搬送する(順方向へ搬送する)、又は、読取対象物を第1排出ローラー76側へ搬送する(逆方向へ搬送する)ように構成されている。第2搬出ローラー75の動作は、第1搬出ローラー74と同様である。第2搬出ローラー75は、プーリー75aと、一対のローラー75bと、シャフト75cとを備えている。プーリー75aは、シャフト75cの一端部に連結されている。一対のローラー75bは、シャフト75cに連結されている。
<第1排出ローラー76>
図5及び図7~図8Bに示す第1排出ローラー76は、読取対象物を第2排出ローラー77側へ搬送するように構成されている。第1排出ローラー76は、プーリー76aと、一対のローラー76bと、シャフト76cとを備えている。プーリー76aは、シャフト76cの一端部に連結されている。一対のローラー76bは、シャフト76cに連結されている。
<第2排出ローラー77>
図5及び図7~図8Bに示す第2排出ローラー77は、読取対象物を画像読取装置100外へ搬送するように構成されている。第2排出ローラー77は、プーリー77aと、一対のローラー77bと、シャフト77cとを備えている。プーリー77aは、シャフト77cの一端部に連結されている。一対のローラー77bは、シャフト77cに連結されている。
1-2-8 通路変更機構8
図2、図6A、図6B及び図8Aに示す通路変更機構8は、中間ローラー73から第1搬出ローラー74へ至る通路の読取対象物の移動を許容する状態と、第1搬出ローラー74から第1排出ローラー76へ至る通路の読取対象物の移動を許容する状態とを切り替え可能に構成されている。通路変更機構8は、図3A及び図3Bに示すように、プーリー8aと、複数(実施形態では3つ)の傾斜片8bと、シャフト8cと、トルクリミッタ8dとを備えている。
プーリー8aは、シャフト8cの一端部に設けられ、トルクリミッタ8dに連結している。プーリー8aの回転は、トルクリミッタ8dを介してシャフト8cに伝達される。トルクリミッタ8dは、シャフト8cの端部に設けられている。シャフト8dは、その端部に取り付けられたストッパー(不図示)の可動角度範囲内で回転し、この可動角度範囲外の角度範囲ではトルクリミッタ8d内で滑りが発生し、プーリー8aのみが回転する。傾斜片8bは、シャフト8cに連結されており、シャフト8cの回転に伴って、上向き(図3B参照)、又は。下向き(図3A参照)に回動可能である。傾斜片8bが上向きの状態では、中間ローラー73から第1搬出ローラー74へ至る通路の読取対象物の移動が許容される。傾斜片8bが下向きの状態では、第1搬出ローラー74から第1排出ローラー76へ至る通路の読取対象物の移動が許容される。
1-2-9 駆動部9
駆動部9は、モーターと、伝達機構とを備えている。
図8A及び図8Bに示すように、モーターは、モーターM1,M2を備えている。
図8A及び図8Bに示すように、伝達機構は、伝達部t1~t3と、回転部t4と、プーリーT1と、回転部T2~T5と、環状のベルトBt1~Bt3とを備えている。
<モーター>
モーターM1,M2は、画像読取装置100の下部に配置されている。
モーターM1には、伝達部t1が連結されており、伝達部t1を時計回り又は反時計回りに回転可能に構成されている。モーターM2には、プーリーT1が連結されており、プーリーT1を時計回り又は反時計回りに回転可能に構成されている。
<伝達機構>
伝達部t1は、プーリーと、伝達ギアを備えており、モーターM1に連結されており、プーリーは、ベルトBt1に掛けられ、伝達ギアは、伝達部t2に係合している。
伝達部t2,t3は、ギアとシャフトとを備えており、シャフトは、一端部が例えば側壁部材1Aに連結され、他端部にはギアが設けられている。伝達部t2,t3のギア同士は、係合している。また、伝達部t2は、伝達部t1に係合しており、伝達部t3は、伝達部71aに係合している。このため、モーターM1の駆動力は、伝達部t1及び伝達部t2,t3を介して搬入ローラー71の伝達部71aに伝達される。
回転部t4,T2~T5は、プーリーとシャフトとを備えており、シャフトは、一端部が例えば側壁部材1Aに連結され、他端部にはプーリーが回転自在に設けられている。回転部t4,T2~T5のプーリーには、ベルトが掛けられる。
ベルトBt1は、伝達部t1と、回転部t4と、プーリー72aとに掛けられている。つまり、モーターM1に連結している伝達部t1の回転(駆動力)は、ベルトBt1を介して、補正ローラー72のプーリー72aに伝達される。ここで、実施形態では、モーターM1の駆動力は、搬入ローラー71及び補正ローラー72の両方に伝達される。つまり、モーターM1に連結された伝達部t1が回転することで、伝達部t2,t3を介して搬入ローラー71が回転するとともに、ベルトBt1を介して補正ローラー72が回転する。画像読取装置100が、このような構成を採用することで、モーターの数を抑制することができ、画像読取装置100の製造コストを抑制することができる。
ベルトBt2は、プーリーT1と、プーリー73aと、回転部T2と、プーリー8aと、プーリー74aと、回転部T3と、プーリー75aと、回転部T4とに掛けられている。つまり、モーターM2に連結しているプーリーT1の回転(駆動力)は、ベルトBt2を介して、中間ローラー73のプーリー73aと、通路変更機構8のプーリー8aと、第1及び第2搬出ローラー74,75のプーリー74a、75aとに伝達される。
ベルトBt3は、プーリー73aと、プーリー76aと、回転部T5と、プーリー77aとに掛けられている。モーターM2に連結しているプーリーT1の回転(駆動力)は、ベルトBt2を介して、プーリー73aに伝達されて、プーリー73aが回転する。プーリー73aの回転は、ベルトBt3を介して、第1及び第2排出ローラー76,77のプーリー76a,77aに伝達される。
2 動作説明
2-1 読取動作
動作説明では、回転方向を、画像読取装置100を側壁部材1Aから側壁部材1Bに向かう方向で見たときを基準に説明する。ユーザーが、搬入部3に読取対象物を挿入すると、図示省略のセンサによって読取対象物が検出され、モーターM1,M2が自動的に駆動する。以下、図7~図12Bを参照して説明する。
図8A及び図8Bに示すモーターM1は、伝達部t1を時計回りに回転させる。これにより、伝達部t1が伝達部t2,t3を介して搬入ローラー71を反時計回りに回転させる。また、伝達部t1は、ベルトBt1を介して補正ローラー72のプーリー72aを時計回り(第1回転方向)に回転させる。プーリー72aが回転することで、補正ローラー72のシャフト72dにトルクが発生するが、ローラー本体72b(壁部72b4)が回転規制部材50に突き当たっている場合(図11参照)には、ローラー本体72bは回転せず、突き当たっていない場合には、ローラー本体72bは回転規制部材50に突き当たるまで、時計回りに回転する。なお、ローラー本体72bが回転規制部材50に突き当たっている状態では、ローラー本体72bは第1角度位置である。ローラー本体72bが回転規制部材50に突き当たっている状態において、黒色部72b1は上側を向いており、読取センサ6に向かい合っているが、被覆部72b2は、下側を向いている。
図8A及び図8Bに示すモーターM2は、プーリーT1を時計回りに回転させる。これにより、ベルトBt2が、中間ローラー73と第1及び第2搬出ローラー74,75を時計回りに回転させる。
図7において、読取対象物は、搬入ローラー71、中間ローラー73、及び第1搬出ローラー74を通り、読取センサ6の直下に配置される。そして、読取対象物に示された情報が読取センサ6に読み取られる。読取対象物の情報が適切に読み取られると、第1及び第2搬出ローラー74,75によって画像読取装置100から搬出される。
一方、読取対象物の情報が適切に読取センサ6に読み取られないと、モーターM2は、プーリーT1を反時計回りに回転させる。これにより、第1及び第2搬出ローラー74,75が反時計回りに回転し、中間ローラー73が反時計回りに回転する。中間ローラー73が反時計回りに回転することで、ベルトBt3を介して、第1及び第2排出ローラー76,77が反時計回りに回転する。また、プーリーT1を反時計回りに回転することで、通路変更機構8のシャフト8cが反時計回りに回転し、傾斜片8bが下向きとなる(図3A参照)。読取センサ6の直下の読取対象物は、第1及び第2搬出ローラー74,75の回転力によって傾斜片8bから傾斜部材2Dへ搬送され、その後、第1及び第2排出ローラー76,77の回転力によって画像読取装置100外へ排出される。
2-2 読取センサ6の白補正の動作
画像読取装置100の制御装置は、読取センサ6の白補正を、例えば、画像読取装置100に電源を投入したタイミングで実施する。また、制御装置は、予め定められた時間が経過すると自動的に実施してもよいし、読取センサ6が読取対象物を適切に読み込めないと判定されたタイミングで実施してもよい。
読取センサ6の白補正の制御が開始すると、図8A及び図8Bに示すモーターM1は、伝達部t1を反時計回りに回転させる。これにより、伝達部t1が伝達部t2,t3を介して搬入ローラー71を時計回りに回転させる。つまり、搬入ローラー71は、読取対象物を突き返す(排出する)方向に回転する。これにより、白補正を実行しているときに、ユーザーが、読取対象物を誤って搬入部3から挿入してしまっても、画像読取装置100内に取り込まれることを回避することができる。
伝達部t1は、ベルトBt1を介して補正ローラー72のプーリー72aを反時計回りに回転させる。プーリー72aが反時計回りに回転することで、ローラー本体72bは、被覆部72b2(白色部)が上側を向くように、半時計回り(第2回転方向)に回転する。そして、ローラー本体72b(壁部72b4)が回転規制部材50に突き当たると、トルクリミッタ72cの作用によって、ローラー本体72bの回転が停止する。なお、ローラー本体72bが回転規制部材50に突き当たっている状態では、ローラー本体72bは第2角度位置である。ローラー本体72bが回転規制部材50に突き当たっている状態において、被覆部72b2は上側を向いており、読取センサ6に向かい合っているが、黒色部72b1は、下側を向いている。
読取センサ6は、被覆部72b2(白色部)の表面を読み取る。そして、画像読取装置100の制御装置は、読取センサ6が読み取った情報を取得し、当該情報に基づいて読取センサ6の白補正を行う。白補正では、読取センサ6が、基準となる黒色及び白色の値を取得する。具体的には、基準となる黒色の値は、読取センサ6の発光素子(LED)をオフにした状態で、読取センサ6の受光素子が取得する信号に対応する値である。基準となる白色の値は、読取センサ6の発光素子をオンにした状態で、読取センサ6の受光素子が取得する信号に対応する値である。これらの基準となる黒色及び白色の値を使用して、白補正の調整がなされる。
なお、モーターM2は、読取センサ6の白補正時において、駆動していてもよいし、停止していてもよい。
3 その他実施形態
実施形態では、ローラー本体72bに被覆部72b2を塗布していたが、これに限定されるものではない。2色の樹脂(白色と黒色の樹脂)でローラー本体72bを成形し、黒色部と白色部を構成してもよい。なお、2色の樹脂でローラー本体72bを成形すると、白色部の色が所望の色からずれる等して、読取センサ6の白補正が適切になされない場合がある。このため、実施形態のように、白色部は、被覆部72b2によって構成することが好ましい。
1 :外郭
1A :側壁部材
1B :側壁部材
1C :連結部材
2 :骨格部材
2A :搬入部材
2A1 :軸
2B :中間部材
2C :支持部材
2D :傾斜部材
2E :搬出部材
2F :排出部材
2G :屋根部材
2H :屋根部材
2I :屋根部材
2J :ゲート部材
3 :搬入部
4 :第1搬出ローラー
4A-4E:ローラー付勢機構
5A-5E:ローラー
6 :読取センサ
7 :ローラー機構
8 :通路変更機構
8a :プーリー
8b :傾斜片
8c :シャフト
8d :トルクリミッタ
9 :駆動部
50 :回転規制部材
71 :搬入ローラー
71a :伝達部
71b :ローラー
71c :シャフト
72 :補正ローラー
72a :プーリー
72b :ローラー本体
72b1 :黒色部
72b2 :被覆部
72b3 :切欠部
72b4 :壁部
72b5 :係合部
72c :トルクリミッタ
72c1 :ハウジング
72c2 :スリーブ
72ca :係合部
72d :シャフト
72e :連結部
73 :中間ローラー
73a :プーリー
73b :ローラー
73c :シャフト
74 :第1搬出ローラー
74a :プーリー
74b :ローラー
74c :シャフト
75 :第2搬出ローラー
75a :プーリー
75b :ローラー
75c :シャフト
76 :第1排出ローラー
76a :プーリー
76b :ローラー
76c :シャフト
77 :第2排出ローラー
77a :プーリー
77b :ローラー
77c :シャフト
100 :画像読取装置
Bt1 :ベルト
Bt2 :ベルト
Bt3 :ベルト
M1 :モーター
M2 :モーター
T1 :プーリー
T2 :回転部
T3 :回転部
T4 :回転部
T5 :回転部
t1 :伝達部
t2 :伝達部
t3 :伝達部
t4 :回転部

Claims (6)

  1. 読取対象物を読み取り可能に構成された画像読取装置であって、
    ローラー本体を有する補正ローラーと、読取センサと、を備え、
    前記ローラー本体は、回転自在に構成され、且つ、白色部と、黒色部とを有し、
    前記白色部及び前記黒色部は、前記ローラー本体の外表面に設けられ、且つ、前記ローラー本体の周方向に並ぶように配置され、
    前記読取センサは、前記ローラー本体に対向するように設けられ、
    前記読取センサの白補正をする場合には、前記読取センサが、前記読取センサに対向するように向けられた前記白色部の表面を読み取るように構成される、画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記補正ローラーは、被覆部を有し、
    前記ローラー本体は、筒状部材であり、且つ、その外表面に前記黒色部が設けられ、
    前記被覆部は、前記白色部であり、且つ、前記ローラー本体の表面上に形成された塗料で構成される、画像読取装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記読取センサが前記ローラー本体上に位置する前記読取対象物を読み取る場合において、前記ローラー本体は、回転しないように構成されている、画像読取装置。
  4. 請求項1~請求項3の何れか1つに記載の画像読取装置であって、
    搬入部と、搬入ローラーと、駆動部と、を更に備え、
    前記搬入部は、前記読取対象物を保持するように構成され、
    前記搬入ローラーは、前記読取対象物を前記搬入部側から前記補正ローラー側へ送り込むように構成され、
    前記駆動部は、モーターと、伝達機構とを有し、
    前記伝達機構は、前記モーターの駆動力を前記搬入ローラー及び前記補正ローラーの両方に伝達するように構成されている、画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置であって、
    回転規制機構を更に備え、
    前記回転規制機構は、予め定められた角度位置の前記ローラー本体が第1回転方向に回転することを規制するように構成され、
    前記予め定められた角度位置の前記ローラー本体の前記黒色部は、前記読取センサに対向している、画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置であって、
    前記読取センサが前記ローラー本体上に位置する前記読取対象物を読み取る場合には、
    前記駆動部の駆動力は、前記ローラー本体が第1回転方向に回転するように、前記補正ローラーに伝達され、且つ、前記搬入ローラーが前記読取対象物を前記搬入部側から前記補正ローラー側へ送り込む向きに回転するように、前記搬入ローラーに伝達され、
    前記読取センサの前記白補正をする場合には、
    前記駆動部の駆動力は、前記ローラー本体が第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転するように、前記補正ローラーに伝達され、且つ、前記搬入ローラーが前記読取対象物を前記搬入部側に突き返す向きに回転するように、前記搬入ローラーに伝達される、画像読取装置。
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