JP2023079563A - 指股仕切靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】指股仕切靴の靴先部分の柔軟性を確保して足指の自由な動きと、部材同士の接合部位からの靴内への水の浸透を抑制して不快感が生じ難くする指股仕切靴を提供する。【解決手段】足の第1趾と第2趾との間に仕切部を有する指股仕切靴の仕切部は、指股仕切靴の外装を形成し足を包被する靴外皮部の外皮先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して足の第1趾と第2趾とを分離する分離外皮部と、外皮先端部の下方に配置される中敷部の中敷先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される中敷切込部と、中敷部の下方に配置される靴底部の靴底先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される靴底切込部と、を備え、分離外皮部の外皮端部が中敷切込部の上方から進入して中敷切込部の周囲の中敷部の裏面側に被着し、靴底部が外皮端部と密着して中敷部に密着する。【選択図】図2

Description

本発明は指股仕切靴に関し、特に指股の仕切り部分からの水の浸透を抑制する指股仕切靴に関する。
指股仕切靴は、主に足袋シューズ等の名称により普及している。その特徴として、足袋の機能を靴に応用した点にある。足袋には、足の第1趾(足の親指)と第2趾(その他の足指)が独立して可動できる利点がある。例えば、平坦ではない地面に立ったり、歩行したりする際、第1趾とそれ以外の足指が分離して動くため、足指による地面の掴みやすさが向上する。そこで、指股仕切靴(足袋シューズ)は、作業用、スポーツ用等の複雑な足指の動作の求められる靴として好例である(特許文献1等参照)。
例えば、特許文献1に代表される指股仕切靴の場合、先端が二股に分かれ足の第1趾と第2趾とを分ける靴の内装部材の二股になる部分に、所定間隔で足の第1趾と第2趾とを左右に分ける部材が挿入される。そして、靴の外側、ソール等が取り付けられて完成する。このように、指股仕切靴においては、第1趾(足の親指)が独立して可動可能である。
しかしながら、特許文献1に代表される指股仕切靴では、一般的な靴よりも靴先部分の形状が複雑化してため部品数が多く、その分の加工が煩雑化する。しかも、靴先が二股に分かれているため、靴を構成する外皮、中敷、ソール等の接着箇所が脆弱化しやすい。特に、作業用、スポーツ用等の指股仕切靴では、二股に分かれている靴先部分の剛性を高めてしまうと足指の自由な動きを阻害する。逆に二股に分かれている靴先部分を柔軟にしすぎると強度低下、さらには、部材同士の接合部位からの水が靴内に浸透し、不快感が生じることが問題視されている。
特開2015-167670号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、指股仕切靴において、二股に分かれている靴先部分の柔軟性を確保して足指の自由な動きを可能とし、さらに、部材同士の接合部位からの靴内への水の浸透を抑制して不快感が生じ難くする指股仕切靴を提供する。
すなわち、実施形態の指股仕切靴は、足の第1趾と第2趾との間に仕切部を有する指股仕切靴であって、仕切部は、指股仕切靴の外装を形成し足を包被する靴外皮部の外皮先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して足の第1趾と第2趾とを分離する分離外皮部と、外皮先端部の下方に配置される中敷部の中敷先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される中敷切込部と、中敷部の下方に配置される靴底部の靴底先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される靴底切込部と、を備え、分離外皮部の外皮端部が中敷切込部の上方から進入して中敷切込部の周囲の中敷部の裏面側に被着し、靴底部が外皮端部と密着して中敷部に密着することを特徴とする。
さらに、指股仕切靴において、分離外皮部は単一の部材により形成され、分離外皮部は外皮先端部と縫製されて一体化されていることとしてもよい。
さらに、指股仕切靴において、中敷切込部と接する中敷部に中敷曲部が形成されることとしてもよい。
さらに、指股仕切靴において、靴底切込部と接する靴底部に靴底曲部が形成されることとしてもよい。
さらに、指股仕切靴において、靴底先端部に保護片部が備えられていることとしてもよい。
さらに、指股仕切靴において、保護片部に保護片切込部が形成されていることとしてもよい。
本発明の指股仕切靴によると、足の第1趾と第2趾との間に仕切部を有する指股仕切靴であって、仕切部は、指股仕切靴の外装を形成し足を包被する靴外皮部の外皮先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して足の第1趾と第2趾とを分離する分離外皮部と、外皮先端部の下方に配置される中敷部の中敷先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される中敷切込部と、中敷部の下方に配置される靴底部の靴底先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される靴底切込部と、を備え、分離外皮部の外皮端部が中敷切込部の上方から進入して中敷切込部の周囲の中敷部の裏面側に被着し、靴底部が外皮端部と密着して中敷部に密着するため、指股仕切靴において、二股に分かれている靴先部分の柔軟性を確保して足指の自由な動きを可能とし、さらに、部材同士の接合部位からの靴内への水の浸透を抑制して不快感が生じ難くすることができる。
実施形態の指股仕切靴の全体斜視図である。 実施形態の指股仕切靴の分解斜視図である。 仕切部の部分拡大平面図である。 分離外皮部を示す部分拡大正面図である。 分離外皮部と中敷切込部の位置関係を示す概略模式図である。 中敷部の部分拡大底面図である。 (A)中敷部の部分拡大平面図、(B)そのA-A断面図である。 (A)靴底部の部分拡大平面図、(B)そのB-B断面図である。
図1に示される実施形態の指股仕切靴1(足袋シューズとも称される。)は、靴の先端となる靴先3が二股に分かれ、足の第1趾と第2趾の間に仕切部2を有する。仕切部2により、足の第1趾(足の親指)は、第2趾ないし第5趾から区画され独立して可動可能である。そのため、第1趾を第2趾から離して足指を広げること、さらには、第1趾と第2趾ないし第5趾を別々に折り曲げること等の自在な動きが可能となる。このため、足指を通じての身体の重心移動の調整、姿勢維持等の身体バランスの調整が必要とされる作業用、スポーツ用等の靴として有用である。
このような指股仕切靴1においては、通常のつま先部分が仕切られていない丸い靴と比較して構造が複雑になりやすい。そこで、実施形態の指股仕切靴1は、足の第1趾側の動かしやすさを満たしつつ、つま先の二股に分かれる部分からの水の浸透抑制効果を高める構成を備える。作業用、スポーツ用等の靴の場合、屋外使用では水溜まりを歩いて靴の水濡れの頻度が高い。その点からも防水仕様の需要は高い。
実施形態の指股仕切靴1は、図1の斜視図のとおり全体としては通常の靴と同様の構成であり、主に靴の本体を形成し足を包皮する外装6(靴の甲)、靴先3、踵4、甲開口部5を備える。そして、靴先3に仕切部2が形成されている。外装6は、天然革、合成皮革、または合成樹脂製の靴外皮部10から構成される。外装6には、靴紐を通す穴等が備えられる。外装6の直下には外ソール等と称される靴底部30が接合される。なお、図示の指股仕切靴1は一実施形態の開示であり、図示以外の他の靴の形状、形態、意匠等とすることは適宜である。また、必要により、靴外皮部10に靴紐、靴底部30にスパイク等が適切に装着されても良い(図示せず)。
図2は指股仕切靴1の主要構成を示す分解斜視図である。上方から順に、指股仕切靴1は、主に靴外皮部10、中敷部20、靴底部30を含んで構成される。なお、図示しないインナーソール、布地、クッション部材、厚さ調整の部材、保護用の鋼板等が必要により加えられても良い。
靴外皮部10は、指股仕切靴1の外装6を形成し靴を履く者の足の指、甲、踵を包被する。また、靴外皮部10は指股仕切靴1の靴先3を補強する部材として外皮先端部11を備える。靴外皮部10と外皮先端部11は1枚の生地、部材として構成しても、それぞれ別体として組み合わせても良い。そして、分離外皮部13は靴外皮部10の外皮先端部11に備えられる。靴先3の外皮先端部11には仕切部2が形成される。仕切部2は足の第1趾と第2趾とを分ける部材であり、分離外皮部13が第1趾と第2趾とを分ける役割を担う。分離外皮部13は外皮先端部11から足の第1趾及び第2趾の付け根12側へ進入して足の第1趾と第2趾とを分離する部材である。
中敷部20は靴外皮部10の下方に配置され、靴を履く者の足裏に接する部材である。中敷部20は靴外皮部10と接着により接合される。靴を履く者の足の指、甲、及び踵は靴外皮部10により包皮され、足裏は中敷部20により包皮されて保護される。中敷部20には、中敷先端部21から足の第1趾及び第2趾の付け根22側へ進入して形成される中敷切込部23が形成されている。中敷切込部23は第1趾及び第2趾の可動性を高めるための切込み状の部位であり、実施形態では長尺のU字の形状である。
靴底部30は中敷部20の下方に配置され、地面と直接接し、接地時の衝撃を緩和する部材である。靴底部30は中敷部20と接着により接合される。靴底部30には、靴底先端部31から足の第1趾及び第2趾の付け根32側へ進入して形成される靴底切込部33が形成されている。靴底切込部33は第1趾及び第2趾の可動性を高めるための切込み状の部位であり、実施形態では中敷切込部23と同様に長尺のU字の形状である。加えて、実施形態の靴底部30の靴底先端部31に保護片部35が備えられている。また、当該保護片部35には保護片切込部36が形成されている。
図3は指股仕切靴1の仕切部2の部分を拡大して示す平面図である。図2及び図3から理解されるように、指股仕切靴1の仕切部2では、上方の靴外皮部10から下方の靴底部30にかけて、靴先3の正面視において左右に分離可能に形成されている。従って、足の第1趾(足の親指)は、他の第2趾ないし第5趾から独立して上下または左右に可動可能であり、第1趾の可動域は拡張される。
図4は靴外皮部10の仕切部2として構成される分離外皮部13を広げて示す正面模式図である。図示から理解されるように、分離外皮部13は単一の部材により形成される。特には、靴外皮部10の外皮先端部11と同一の天然革、合成皮革、または合成樹脂等の素材により形成される。そして、単一の部材の分離外皮部13が靴外皮部10の外皮先端部11側に縫製されて一体化される。図中の符号14は切込貼着部であり、後出の図6において説明する。
仕切部2を外皮先端部11に形成して分離外皮部13により第1趾と第2趾とを仕切るためには、足指に対応する細かな湾曲が必要となる。曲面部分は、複数部材を縫製する際の縫い代の調整により形成される。仕切部の曲面部分の形成のために細かな部品に分割して縫製する場合、縫製工程の増加、重量増加が生じる。さらに、縫製箇所から水が浸透しやすくなる。そこで、水の浸透抑制と縫製箇所の削減を両立させて曲面部分を形成するため、図4の分離外皮部13のように、分離外皮部13は単一の部材としつつ、分離外皮部13と外皮先端部11側との縫製による一体化が採用されている。
図5は中敷切込部23に食い込む分離外皮部13の位置関係を示す概略模式図である。分離外皮部13は平面視においてV字状に折り曲げられて外皮先端部11側と縫製される(図4参照)。そして、折り曲げられた分離外皮部13が中敷切込部23内に挿入される。図示のとおり、二股に分かれた中敷部20の中敷先端部21の中敷切込部23に分離外皮部13が接する。こうして、靴先3は、足の第1趾(足の親指)と第2趾ないし第5趾との2区画に区分される。
図6は中敷部20の中敷先端部21近傍の部分拡大底面図である。分離外皮部13の外皮端部(切込貼着部14、貼着部15)は中敷切込部23の上方から進入して中敷切込部23の周囲の中敷部20の裏面の靴底面部28側に被着する。そして、図1、図3等のように、靴底部30が外皮端部(切込貼着部14、貼着部15)と密着して中敷部20に密着する。
図示では、靴外皮部10が中敷部20に被せられ所定位置に固定され、靴外皮部10と中敷部20とを接着する貼着部15(糊代)が示されている。そして、貼着部15は折り曲げられて中敷部20の中敷底面部28と接着され、靴外皮部10は中敷部20に固定される。同時に、折り曲げられた分離外皮部13は中敷切込部23(図5参照)内に挿入され、分離外皮部13の切込貼着部14(糊代)も示されている。切込貼着部14も、貼着部15と同様に折り曲げられて中敷切込部23(図5参照)周囲の中敷先端部21の中敷底面部28と接着される。なお、切込貼着部14は中敷切込部23のU字状の切込み形状に対応するため、適宜のカット部位を備えて、素材自体の柔軟性に加えて曲げ加工のしやすさが向上されている。
仕切部2の構造が複雑化しやすい点は否めないとして、縫製箇所からの水の浸透を極力抑制しようとする場合、実施形態の分離外皮部13のとおり、単一の耐水性のある部材として形成されることが好ましい。そこで、分離外皮部13は切込貼着部14を備えるために必要とする十分な長さとして形成される。このため、仕切部2は分離外皮部13の一体性を損なうこと無く構成される。特に、接地時の足の第1趾及び第2趾の付け根12,22の周囲は分離外皮部13と切込貼着部14の折り返しにより切れ目無く保護されるため、耐水性能は向上する。
図7(A)は中敷部20の中敷先端部21の部分拡大平面図であり、図7(B)は同図(A)のA-A線における断面図である。中敷切込部23と接する中敷部20に中敷曲部24が形成される。すなわち、付け根22を含む中敷切込部23のU字状の周囲に中敷曲部24が形成される。さらに、実施形態の中敷部20では、中敷部20の全周囲に亘り中敷曲部24が形成される。
中敷切込部23のU字状の周囲に中敷曲部24が形成されることにより、仕切部2の中敷底面部28(図6参照)側に丸みが生じる。そこで、分離外皮部13の切込貼着部14が中敷切込部23の敷底面部28に貼着される際、中敷曲部24の湾曲により切込貼着部14は角で傷つけられにくくなる。また、中敷曲部24の湾曲が足の第1趾(足の親指)と第2趾の形状に沿うこととなり、靴の履き心地が向上する。
図8(A)は靴底部30の靴底先端部31の部分拡大平面図であり、図8(B)は同図(A)のB-B線における断面図である。靴底切込部33と接する靴底部30に靴底曲部34が形成される。すなわち、付け根32を含む靴底切込部33のU字状の周囲に靴底曲部34が形成される。さらに、実施形態の靴底部30では、靴底部30の全周囲に亘り靴底曲部34が形成される。図示では模式的な断面図であり、必要に応じて靴底部30の裏面(接地面)には、適宜の靴溝、滑り止め、スパイク等(図示せず)が備えられる。
靴底切込部33のU字状の周囲に靴底曲部34が形成されることにより、前出の図7の中敷曲部24を備えた中敷部20との密着性が向上する。靴底曲部34の傾斜及び湾曲は、中敷曲部24と、これに貼着される切込貼着部14及び貼着部15の肉厚、曲げ加工により生じる貼着部15等の襞の厚さ等が考慮されて規定される。こうして、中敷部20の中敷曲部24と靴底部30の靴底曲部34との一体性が高まり、足の第1趾(足の親指)を動かした際、仕切部2における第1趾の動きへの追従性が高まり、履き心地、可動性が向上する。
ここで、図2、図3、図8から理解されるように、靴底先端部31に保護片部35が備えられている。保護片部35は靴底部30と同一の部材としても、靴底部30と異なる部材を別途接合するようにしても良い。実施形態では、靴底部30は合成樹脂素材の2層から構成され、最外部の接地部分が延長して保護片部35が形成される。保護片部35は靴先3、外皮先端部11を衝撃から保護する。作業用、スポーツ用等の靴の場合、靴先3は他の物体にぶつけられやすい。また、従前の丸まった靴先では、衝撃は靴先全体に分散可能であり、足指への衝撃は緩和される。しかしながら、指股仕切靴1は仕切部2を備えているため、衝撃は靴先全体に分散させることができない。そこで、予め保護片部35が衝撃を受け止めて、衝撃が分離外皮部13内の第1趾と第2趾に直接伝わりにくくしている。
さらに、保護片部35には保護片切込部36が形成されている。保護片切込部36は仕切部2として左右の分離のために形成される。仮に、保護片部35を一繋がりの部材とすると、一繋がりの保護片部35により、仕切部2における個々の足指の可動性が減殺される。そこで、保護片部35に保護片切込部36が設けられ、靴底切込部33が第1趾と第2趾との間で独立して可動可能としている。
一連の説明のとおり、指股仕切靴1(足袋シューズ)では、仕切部により、足の第1趾と、第2趾ないし第5趾とは独立して可動可能となり、足指を通じての身体の重心移動の調整、姿勢維持等の身体バランスの調整が必要とされる作業用、スポーツ用等の靴として有用である。そして、足の第1趾と第2趾を分離する仕切部では、構造が複雑化すること無く縫製され、しかも仕切部の二股に分かれる部分、主に付け根部分の水の浸透抑制効果が高められる。よって、靴を履き続けた際の水濡れの不快感は軽減される。
1 指股仕切靴
2 仕切部
3 靴先
4 踵
5 甲開口部
6 外装
10 靴外皮部
11 外皮先端部
12 足の第1趾及び第2趾の付け根
13 分離外皮部
14 切込貼着部
15 貼着部
20 中敷部
21 中敷先端部
22 足の第1趾及び第2趾の付け根
23 中敷切込部
24 中敷曲部
28 敷底面部
30 靴底部
31 靴底先端部
32 足の第1趾及び第2趾の付け根
33 靴底切込部
34 靴底曲部
35 保護片部
36 保護片切込部

Claims (6)

  1. 足の第1趾と第2趾との間に仕切部を有する指股仕切靴であって、
    前記仕切部は、
    前記指股仕切靴の外装を形成し足を包被する靴外皮部の外皮先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して足の第1趾と第2趾とを分離する分離外皮部と、
    前記靴外皮部の下方に配置される中敷部の中敷先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される中敷切込部と、
    前記中敷部の下方に配置される靴底部の靴底先端部から足の第1趾及び第2趾の付け根側へ進入して形成される靴底切込部と、を備え、
    前記分離外皮部の外皮端部が前記中敷切込部の上方から進入して前記中敷切込部の周囲の中敷部の裏面側に被着し、前記靴底部が前記外皮端部と密着して前記中敷部に密着する
    ことを特徴とする指股仕切靴。
  2. 前記分離外皮部は単一の部材により形成され、前記分離外皮部は前記外皮先端部と縫製されて一体化されている請求項1に記載の指股仕切靴。
  3. 前記中敷切込部と接する前記中敷部に中敷曲部が形成される請求項1または2に記載の指股仕切靴。
  4. 前記靴底切込部と接する前記靴底部に靴底曲部が形成される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の指股仕切靴。
  5. 前記靴底先端部に保護片部が備えられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の指股仕切靴。
  6. 前記保護片部に保護片切込部が形成されている請求項5に記載の指股仕切靴。
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