JP2023077998A - 飲料容器、および、飲料容器の組立方法 - Google Patents

飲料容器、および、飲料容器の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外側容器と、フィッティングと、袋体を有する交換部品とを具備する飲料容器の組み立てを容易にする技術を提供する。【解決手段】飲料容器は、第1口部を有する外側容器と、フィッティングと、外側容器の内部空間に配置される交換部品と、を具備する。フィッティングは、外側容器の第1口部に取り付けられる取付部と、第2口部と、第2口部から外向きに突出し、第2口部と取付部とを連結する環状部分と、外側容器の底部に向かって延在する飲料取出管と、を備える。交換部品は、飲料取出管の長手方向に沿ってスライド可能、かつ、取付位置において飲料取出管の外面と環状に接触するシール部材と、シール部材を保持し、取付位置に位置するシール部材を介して飲料取出管によって支持される筒状体と、筒状体に取り付けられ、飲料を収容するための袋体と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、飲料容器、および、飲料容器の組立方法に関する。
剛性の外側容器と、可撓性の内側容器とを有する飲料容器が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、収容バッグを収容した容器が開示されている。特許文献1に記載の容器は、開口部(22)を有する外装容器(5)と、外装容器(5)内に収容され注出口(4)を有する収容バッグ(1)と、収容バッグと外装容器との両方に接続される蓋部(8)と、を備える。特許文献1には、注出口(4)の孔部と蓋部(8)の孔部とが合わされること、および、注出口(4)と注出ノズル(6)とが接続されることが記載されている。
また、特許文献2には、フィルム素材から製造される可撓性容器が開示されている。特許文献2に記載の可撓性容器は、剛性の外側容器(2)のネック部に取り付けられる蓋(5)と、蓋(5)の一部を形成する固着リップ(4)と、固着リップ(4)に固着されるバッグ(3)と、下方に押し下げ可能な閉塞弁(10)と、取り出し管(8)と、を備える。
また、特許文献3には、飲料の供給装置が開示されている。特許文献3に記載の飲料の供給装置は、首部(22)を含む容器本体(20)と、容器本体(20)の内部に配置されるフレキシブルな袋体(90)と、キャップ(30)と、シリンダ体(50)と、を備える。
国際公開第2015/156085号 国際公開第01/000502号 特開2018-30639号公報
本発明の目的は、外側容器と、フィッティングと、袋体を有する交換部品とを具備する飲料容器の組み立てを容易にする技術を提供することである。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における飲料容器は、第1口部(27)を有する外側容器(2)と、飲料取出管(45)を有するフィッティング(3)と、前記飲料取出管(45)に取り付けられ、前記外側容器(2)の内部空間(SP1)に配置される交換部品(5)と、を具備する。前記フィッティング(3)は、前記外側容器(2)の前記第1口部(27)に取り付けられる取付部(32)と、飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能な第2口部(34)と、前記第2口部(34)から外向きに突出し、前記第2口部(34)と前記取付部(32)とを連結する環状部分(36)と、前記外側容器(2)の底部(23)に向かって延在する前記飲料取出管(45)と、を備える。前記交換部品(5)は、前記飲料取出管(45)の長手方向に沿ってスライド可能、かつ、取付位置(P)において前記飲料取出管(45)の外面(45u)と環状に接触するシール部材(52)と、前記シール部材(52)を保持し、前記取付位置(P)に位置する前記シール部材(52)を介して前記飲料取出管(45)によって支持される筒状体(55)と、前記筒状体(55)に取り付けられ、飲料を収容するための袋体(58)と、を備える。
上記飲料容器は、前記環状部分(36)と前記筒状体(55)との間に配置され、前記袋体(58)が前記環状部分(36)に向かって過変形するのを防止するスペーサ部材(63)を更に具備していてもよい。また、前記筒状体(55)は、前記スペーサ部材(63)に対して相対移動可能であってもよい。
上記飲料容器において、前記スペーサ部材(63)は、前記袋体(58)に対向配置される下面(63d)を有していてもよい。また、前記スペーサ部材(63)の前記下面(63d)は、前記飲料取出管(45)から離れるにつれて高さが高くなる傾斜面であってもよい。
上記飲料容器において、前記フィッティング(3)は、前記第2口部(34)に配置される第1弁座部(341)と、前記第1弁座部(341)に接触可能な第1弁部材(37)と、を備えていてもよい。また、前記シール部材(52)は、前記第1弁部材(37)の鉛直下方に配置されていてもよい。
上記飲料容器において、前記フィッティング(3)は、前記第2口部(34)に配置される第1弁座部(341)と、前記第1弁座部(341)に接触可能な第1弁部材(37)と、前記飲料取出管(45)の外側に配置される外筒部(40)と、前記飲料取出管(45)と前記外筒部(40)との間に配置され、前記第1弁部材(37)を上方に向けて付勢する第1ばね(38)と、前記第1ばね(38)を支持する第1ばね受け部(39)と、を備えていてもよい。また、前記交換部品(5)の前記筒状体(55)は、前記外筒部(40)と、前記第1ばね(38)と、前記第1ばね受け部(39)とを含む構造体(M3)の鉛直下方に配置されていてもよい。
上記飲料容器において、前記フィッティング(3)は、前記フィッティング(3)が前記外側容器(2)から取り出されるのを防止する取り外し防止部材(46)を備えていてもよい。また、前記取り外し防止部材(46)は、前記外側容器(2)に係合可能な係合部材(47)を有していてもよい。前記外側容器(2)と前記係合部材(47)との間の係合は、前記第1弁部材(37)が下方に押圧されることにより解除されてもよい。
上記飲料容器において、前記フィッティング(3)の前記第2口部(34)は、前記外側容器(2)の前記第1口部(27)よりも上方に配置されていてもよい。
上記飲料容器において、前記シール部材(52)は、下側リップ部(522)を有していてもよい。前記下側リップ部(522)は、前記袋体(58)内の第1内圧を受ける第1外周面(522u)を有していてもよい。また、前記第1外周面(522u)は、前記袋体(58)内の空間(SP2)に露出していてもよい。
上記飲料容器において、前記シール部材(52)は、上側リップ部(526)を有していてもよい。前記上側リップ部(526)は、前記外側容器(2)の第2内圧を受ける第2外周面(526u)を有していてもよい。また、前記第2外周面(526u)は、前記外側容器(2)内の空間(SP3)に露出していてもよい。
上記飲料容器において、前記筒状体(55)は、前記シール部材(52)を保持する筒部(551)と、前記袋体(58)が取り付けられる第1フランジ部(553)と、前記第1フランジ部(553)よりも上方に配置される第2フランジ部(555)と、を有していてもよい。また、前記第2フランジ部(555)の外径は、前記第1フランジ部(553)の外径よりも小さくてもよい。
上記飲料容器は、前記第1口部(27)と、前記環状部分(36)との間に配置されるシールリング(65)を更に具備していてもよい。また、前記第1口部(27)の上面(27e)と、前記環状部分(36)の下面(36g)とは、前記シールリング(65)が圧縮された状態で面接触していてもよい。
いくつかの実施形態における飲料容器の組立方法は、第1口部(27)を有する外側容器(2)を準備する工程と、前記第1口部(27)に取り付け可能な取付部(32)と、飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能な第2口部(34)と、前記第2口部(34)から外向きに突出し前記第2口部(34)と前記取付部(32)とを連結する環状部分(36)と、飲料取出管(45)と、を有するフィッティング(3)を準備する工程と、シール部材(52)と、前記シール部材(52)を保持する筒状体(55)と、前記筒状体(55)に取り付けられ飲料を収容するための袋体(58)と、を有する交換部品(5)を準備する工程と、前記飲料取出管(45)に、前記交換部品(5)を取り付ける工程と、前記交換部品(5)および前記飲料取出管(45)を、前記外側容器(2)に挿入する工程と、前記フィッティングの前記取付部(32)を、前記外側容器(2)の前記第1口部(27)に取り付ける工程と、を具備する。前記飲料取出管(45)に、前記交換部品(5)を取り付ける工程は、前記シール部材(52)および前記筒状体(55)を、前記飲料取出管(45)の長手方向に沿ってスライドさせることと、前記シール部材(52)を、取付位置(P)において、前記飲料取出管(45)の外面(45u)と環状に接触させることと、を含む。前記交換部品(5)および前記飲料取出管(45)を、前記外側容器(2)に挿入する工程は、前記飲料取出管(45)の全体と、前記シール部材(52)と、前記シール部材(52)を介して前記飲料取出管(45)によって支持された前記筒状体(55)と、前記筒状体(55)に取り付けられた前記袋体(58)を、前記第1口部(27)を介して、前記外側容器(2)に挿入することを含む。
本発明により、外側容器と、フィッティングと、袋体を有する交換部品とを具備する飲料容器の組み立てを容易にする技術を提供することができる。
図1は、第1の実施形態における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図2は、第1の実施形態における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図3は、交換部品が、飲料取出管に取り付けられる様子を模式的に示す概略断面図である。 図4は、交換部品が、飲料取出管に取り付けられた後の状態を模式的に示す概略断面図である。 図5は、フィッティングの一例を模式的に示す概略2面図である。 図6は、第1の実施形態の第1変形例における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図7は、第1の実施形態における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図8は、第1の実施形態における飲料容器の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図9は、スペーサ部材の一例を模式的に示す概略2面図である。 図10は、交換部品が、飲料取出管に取り付けられた後の状態を模式的に示す概略断面図である。 図11は、第1の実施形態における飲料容器の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図12は、第1の実施形態の第2変形例における飲料容器の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図13は、交換部品の各要素について説明するための図である。 図14は、交換部品の一例を模式的に示す概略2面図である。 図15は、第1の実施形態における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図16は、第1の実施形態における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図17は、取り外し防止部材の第1変形例を模式的に示す概略断面図である。 図18は、取り外し防止部材の第2変形例を模式的に示す概略断面図である。 図19は、第2の実施形態における飲料容器を模式的に示す概略断面図である。 図20は、第2の実施形態における飲料容器の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図21は、第1取付工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。 図22は、交換部品が、飲料取出管に取り付けられた後の状態を模式的に示す概略断面図である。 図23は、挿入工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。 図24は、飲料充填工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。 図25は、飲料取出工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。 図26は、飲料容器の組立方法の一例を示すフローチャートである。 図27は、飲料容器の取り扱い方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態における飲料容器1、および、飲料容器1の組立方法について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、同一の機能を有する部位、部材については同一の符号を付し、同一の符号が付された部位、部材についての繰り返しとなる説明は省略する。
(方向の定義)
本明細書において、外側容器2の底部23から外側容器2の第1口部27に向かう方向を「上方」と定義し、第1口部27から底部23に向かう方向を「下方」と定義する。よって、外側容器2が正立姿勢であるか倒立姿勢であるかに関わらず、底部23から第1口部27に向かう方向が「上方」である。また、外側容器2に取り付けられる前のフィッティング3に関しては、飲料取出管45の下端45gから飲料取出管45の上端45eに向かう方向を「上方」と定義し、当該上端45eから当該下端45gに向かう方向を「下方」と定義する。
本明細書において、「外向き」とは、フィッティング3の第2口部34の中心軸C1から離れる方向(あるいは、飲料取出管45の中心軸C2から離れる方向)を意味する。また、「内向き」とは、フィッティング3の第2口部34の中心軸C1に向かう方向(あるいは、飲料取出管45の中心軸C2に向かう方向)を意味する。
(第1の実施形態)
図1乃至図18を参照して、第1の実施形態における飲料容器1Aについて説明する。図1および図2は、第1の実施形態における飲料容器1Aを模式的に示す概略断面図である。なお、図1には、飲料容器1Aが組み立てられる前の状態が示され、図2には、飲料容器1Aが組み立てられた後の状態が示されている。図3は、交換部品5が、飲料取出管45に取り付けられる様子を模式的に示す概略断面図である。図4は、交換部品5が、飲料取出管45に取り付けられた後の状態を模式的に示す概略断面図である。図5は、フィッティング3の一例を模式的に示す概略2面図である。図5の上側には、概略平面図が記載され、図5の下側には、概略断面図が記載されている。図6は、第1の実施形態の第1変形例における飲料容器1Aを模式的に示す概略断面図である。図7は、第1の実施形態における飲料容器1A(飲料容器1Aが、スペーサ部材63を備える例)を模式的に示す概略断面図である。図8は、第1の実施形態における飲料容器1Aの一部分を模式的に示す概略断面図である。図9は、スペーサ部材63の一例を模式的に示す概略2面図である。図9の上側には、概略平面図が記載され、図9の下側には、概略断面図が記載されている。図10は、交換部品5が、飲料取出管45に取り付けられた後の状態を模式的に示す概略断面図である。図11は、第1の実施形態における飲料容器1Aの一部分を模式的に示す概略断面図である。図12は、第1の実施形態の第2変形例における飲料容器1Aの一部分を模式的に示す概略断面図である。図13は、交換部品5の各要素について説明するための図である。図14は、交換部品5の一例を模式的に示す概略2面図である。図14の上側には、概略平面図が記載され、図14の下側には、概略断面図が記載されている。図15および図16は、第1の実施形態における飲料容器1A(飲料容器1Aが、取り外し防止部材46を備える例)を模式的に示す概略断面図である。図17は、取り外し防止部材46の第1変形例を模式的に示す概略断面図である。図18は、取り外し防止部材46の第2変形例を模式的に示す概略断面図である。
図1に例示されるように、飲料容器1Aは、外側容器2と、フィッティング3と、袋体58を含む交換部品5と、を具備する。
外側容器2は、袋体58を含む交換部品5が配置される内部空間SP1を規定する。外側容器2は、容器本体部22と、第1口部27とを有する。図1に記載の例では、第1口部27は、容器本体部22から上方に延在する。外側容器2は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。代替的に、外側容器2は、樹脂製であってもよい。
第1口部27には、フィッティング3が取り付けられる。図1に記載の例では、第1口部27は、第1ネジ部27s(より具体的には、雄ネジ部)を有する。第1口部27は、交換部品5が通過可能な第1開口OP1を規定する。
フィッティング3は、取付部32と、第2口部34と、環状部分36と、飲料取出管45と、を備える。なお、本明細書において、「フィッティング」とは、外側容器の第1口部に取り付けられ、袋体に飲料を充填するため、および/または、袋体から飲料を取り出すために使用される部材を意味する。
取付部32は、外側容器2の第1口部27に取り付けられる。図1に記載の例では、取付部32は、第1口部27の第1ネジ部27sに螺合する第2ネジ部32s(より具体的には、雌ネジ部)を有する。取付部32は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。代替的に、取付部32は、樹脂製であってもよい。
第2口部34は、飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能である。第2口部34は、飲料充填ノズルの先端部(または、ディスペンスヘッドのプランジャ部材の先端部)が通過可能な第2開口OP2を規定する。
図1に記載の例では、第2口部34は、ディスペンスヘッドに係合可能な係合部345を有する。第2口部34は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。代替的に、第2口部34は、樹脂製であってもよい。
環状部分36は、第2口部34から外向きに突出する(換言すれば、環状部分36は、第2口部34から、第2口部34の中心軸C1から離れる方向に突出する。)。また、環状部分36は、第2口部34と取付部32とを連結する。図1に記載の例では、環状部分36は、第2口部34に接続される内側部分36nと、取付部32に接続される外側部分36uと、を有する。図1に記載の例では、環状部分36の内周縁部が第2口部34に接続され、環状部分36の外周縁部が取付部32に接続されている。環状部分36の上面は、水平面に平行な面であってもよいし、水平面に対して傾斜する面であってもよい。
フィッティング3が環状部分36を有することにより、外側容器2の第1口部27の内径を、フィッティング3の第2口部34の内径よりも有意に大きくすることができる。第1口部27の内径が大きい場合、第1口部27を介して、外側容器2の内側に、袋体58を有する交換部品5を挿入し易い。
図2に例示されるように、飲料取出管45は、外側容器2の底部23に向かって延在する。また、飲料取出管45の上端45eは、第2口部34の近傍に配置されている。飲料取出管45は、飲料流路F1を規定する内面45nを有する。飲料容器1Aから飲料が取り出される時、袋体58内の飲料Dが、飲料取出管45に導入され、飲料取出管45に導入された飲料Dは、飲料取出管45の上端45eに向かって流れる。飲料取出管45は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。代替的に、飲料取出管45は、樹脂製であってもよい。
交換部品5は、飲料取出管45に取り付けられ、外側容器2の内部空間SP1に配置される。図2に記載の例では、交換部品5の全体、および、飲料取出管45の全体が、外側容器2の内部空間SP1に配置されている。
図3に例示されるように、交換部品5は、シール部材52と、筒状体55と、袋体58と、を備える。交換部品5の交換頻度は、外側容器2およびフィッティング3の交換頻度よりも高い。外側容器2およびフィッティング3が繰り返し再利用されることにより、環境に与える負荷が低減される。飲料容器1Aへの飲料充填から、飲料容器1Aへの次回の飲料充填までを1サイクルと定義するとき、交換部品5は、1サイクル毎に交換されてもよい。換言すれば、交換部品5は、1回限りの使い捨て部品であってもよい。
シール部材52は、飲料取出管45の長手方向に沿ってスライド可能である。この場合、シール部材52を、飲料取出管45における取付位置P(より具体的には、飲料取出管45の上側部分452)に向かって移動させるのが容易であり、シール部材52を飲料取出管45における取付位置P(より具体的には、飲料取出管45の上側部分452)に配置するのが容易である。
シール部材52が取付位置Pに達する最終段階では、シール部材52は、飲料取出管45の外面45uとシール部材52とが環状に接触した状態で、飲料取出管45に対してスライドする。換言すれば、シール部材52が取付位置Pに達する最終段階では、シール部材52と、飲料取出管45との間に適度な摩擦抵抗が生じる。なお、当該摩擦抵抗が過小である場合、シール部材52は不良品であると判断されてもよい。
図4に例示されるように、シール部材52は、取付位置Pに位置するときに、飲料取出管45の外面45uと環状に接触する。当該接触により、シール部材52と飲料取出管45との間から、流体(換言すれば、飲料、あるいは、ガス)が漏出することが防止される。シール部材52は、ゴム等の弾性材料によって構成される。
筒状体55は、シール部材52の外側に配置され、シール部材52を保持する。シール部材52が、飲料取出管45における取付位置Pに位置するとき、筒状体55は、シール部材52の外径の増加を防止する。こうして、筒状体55と飲料取出管45の外面45uとの間に配置されるシール部材52が圧縮され、シール部材52によるシール効果が向上する。
図4に例示されるように、筒状体55は、取付位置Pに位置するシール部材52を介して飲料取出管45によって支持される。また、筒状体55には、飲料を収容するための袋体58が取り付けられている。
図4に記載の例では、シール部材52が取付位置Pに位置するとき、袋体58が取り付けられた筒状体55は、シール部材52を介して、飲料取出管45によって支持される。換言すれば、シール部材52を取付位置Pに移動させるだけで、袋体58を含む交換部品5が飲料取出管45によって支持される。よって、交換部品5が、飲料取出管45から脱落しないようにするための構成がシンプルである。
第1の実施形態では、シール部材52が、飲料取出管45における取付位置Pに向けてスライドされることにより、シール部材52を有する交換部品5が飲料取出管45に取り付けられる。よって、交換部品5を飲料取出管45に取り付けるのが容易である(図3および図4を参照。)。
また、第1の実施形態では、飲料取出管45に、袋体58を有する交換部品5が取り付けられる。この場合、袋体58を、飲料取出管45の周囲にコンパクトに配置することができる。よって、袋体58を有する交換部品5と、当該交換部品5が取り付けられた飲料取出管45とを、外側容器2に容易に挿入することができる(図1を参照。)。
更に、第1の実施形態では、フィッティング3は、環状部分36を有する。環状部分36の存在により、外側容器2の第1口部27の内径を、フィッティング3の第2口部34の内径よりも有意に大きくすることができる。第1口部27の内径が大きい場合、第1口部27を介して、外側容器2の内側に、袋体58を有する交換部品5を挿入し易い(図1を参照。)。
以上のとおり、第1の実施形態では、組み立てが容易な飲料容器1Aが提供される。
続いて、図1乃至図18を参照して、第1の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(外側容器2)
図1に記載の例において、外側容器2は、剛性容器(換言すれば、実質的に形状が変化しない容器)である。外側容器2の容器本体部22は、底部23、および、胴部24を有する。容器本体部22は、胴部24と第1口部27とを接続する上板部25を有していてもよい。図1に記載の例では、上板部25と第1口部27とが、溶接部26を介して接続されている。
(フィッティング3)
図5に記載の例では、フィッティング3は、取付部32と、第2口部34と、環状部分36と、飲料取出管45とを含む組立体M1である。組立体M1は、後述の第1弁部材37、後述の第1ばね38、および、後述の第1ばね受け部39を含んでいてもよい。また、組立体M1は、後述の第2弁部材41、後述の第2ばね42、および、後述の第2ばね受け部454を含んでいてもよい。
組立体M1に組み立てられた状態のフィッティング3を外側容器2の第1口部27に取り付けることにより、フィッティング3の全体が外側容器2に取り付けられるように構成されることが好ましい。この場合、フィッティング3を構成する各部材を、別々に、外側容器2に配置する必要がない。
代替的に、図6に例示されるように、フィッティング3は、複数の部分に分割されていてもよい。図6に記載の例では、取付部32、および、環状部分36の外側部分36uを除くフィッティング3の組立体M2が外側容器2に配置され、その後、フィッティング3の一部を構成する取付部32が外側容器2に取り付けられる。図6に記載の例では、環状部分36の内側部分36nと、環状部分36の外側部分36uとが別体である。また、取付部32が外側容器2の第1口部27に取り付けられると、環状部分36の内側部分36nと、環状部分36の外側部分36uとが圧接により連結される。
(スペーサ部材63)
図7に記載の例では、飲料容器1Aは、環状部分36と筒状体55との間に配置されるスペーサ部材63を備える。スペーサ部材63は、袋体58が環状部分36に向かって過変形(過剰変形)するのを防止する。図7に記載の例では、スペーサ部材63は、筒状体55に取り付けられていてない。換言すれば、筒状体55は、スペーサ部材63に対して相対移動可能である。この場合、スペーサ部材63と、筒状体55を有する交換部品5とを別々に取り扱うことができる。例えば、スペーサ部材63の交換頻度を、交換部品5の交換頻度よりも低くすることができる。
スペーサ部材63は、非可撓性の部材(換言すれば、実質的な変形が抑制された部材)であることが好ましい。スペーサ部材63は、樹脂製であってもよいし、ステンレス鋼製等の金属製であってもよい。
図2に記載の例では、袋体58の内圧が上昇すると、袋体58の一部が、第1口部27の内側の環状領域AR1に進入し、袋体58が上方に向かって過変形する。また、袋体58が過変形することにより、袋体58が破損する可能性がある。これに対し、スペーサ部材63は、第1口部27の内側の環状領域AR1の一部を占有することにより、袋体58が環状部分36に向かって過変形することを防止する。
図7に記載の例では、スペーサ部材63は、袋体58が、後述の外筒部40と接触することを防止する。この場合、袋体58と外筒部40(より具体的には、外筒部40に設けられた貫通孔部40h)との接触に起因する袋体58の損傷が防止される。
図7に記載の例では、スペーサ部材63は、第1口部27の下端27gよりも上方に位置する上端部63eを有する。当該上端部63eは、第1口部27と外筒部40との間の環状領域AR1に配置されている。スペーサ部材63の上端部63eは、フィッティング3の環状部分36に接触可能であってもよい。
図7に記載の例では、スペーサ部材63は、外筒部40を囲むように配置され、スペーサ部材63の下端は、外筒部40の下端よりも下方に位置する。この場合、スペーサ部材63は、袋体58が、外筒部40(より具体的には、貫通孔部40h)に接触することを効果的に防止することができる。
図8に記載の例では、スペーサ部材63は、飲料取出管45に向かって内向きに延在する下端部63gを有する。図8に記載の例では、スペーサ部材63の下端部63gは、第1口部27の下端27gよりも下方に位置する。スペーサ部材63の下端部63gは、交換部品5の筒状体55(より具体的には、筒状体55の第1フランジ部553)に接触可能であることが好ましい。
図8に記載の例では、スペーサ部材63は、袋体58に対向配置される下面63dを有する。当該下面63dは、飲料取出管45の中心軸C2から離れるにつれて高さが高くなる傾斜面(より具体的には、傾斜凸面)であることが好ましい。この場合、袋体58の内圧が上昇するとき、袋体58は、スペーサ部材63の下面63dに沿って緩やかに変形する。その結果、袋体58の過変形が防止され、袋体58の破損がより一層効果的に防止される。
図8に記載の例では、スペーサ部材63は、飲料取出管45が挿入される貫通孔部63hを有する。貫通孔部63hは、交換部品5の筒状体55の上端部を受容可能であってもよい。
図8に記載の例では、筒状体55は、スペーサ部材63に対して、上下方向に相対移動可能である。筒状体55が、スペーサ部材63の貫通孔部63hを超えて上方に移動すると、貫通孔部63hの内縁あるいは筒状体55の外縁によって袋体58が傷つけられる可能性がある。そこで、図8に記載の例では、スペーサ部材63の貫通孔部63hの内径D1は、筒状体55の最大外径D2(より具体的には、第1フランジ部553の外径)よりも小さい値に設定されている。図8に記載の例では、筒状体55の第1フランジ部553は、スペーサ部材63の貫通孔部63hを超えて上方に移動することができない。
図8に記載の例では、スペーサ部材63は、フィッティング3に対して相対移動可能である。代替的に、スペーサ部材63は、フィッティング3に固定されていてもよい。例えば、スペーサ部材63は、係合(例えば、螺合)あるいは溶接によって、フィッティング3の環状部分36に固定されていてもよい。
図8に記載の例では、スペーサ部材63の上端部63eに、ガスの通過を許容する凹部63fが形成されている。この場合、外側容器2の外部から供給されるガスは、当該凹部63fを介して、外側容器2の容器本体部22と袋体58との間の空間SP3に進入することができる。こうして、空間SP3に進入するガスの圧力を用いて、袋体58内の飲料を袋体58外に押し出すことができる。代替的に、スペーサ部材63の外殻部633に、上述の貫通孔部63hとは別に、ガスの通過を許容する貫通孔部が設けられていてもよい。
図9に例示されるように、スペーサ部材63は、外殻部633と、外殻部633の内側に配置される補強リブ635とを有していてもよい。補強リブ635は、外殻部633を補強し、外殻部633の変形を抑制する。
(第1弁座部341、および、第1弁部材37)
図10に記載の例では、フィッティング3は、第1弁座部341と、第1弁部材37とを有する。また、第1弁座部341と第1弁部材37とによって、ガス弁V1が構成される。ガス弁V1は、ガスの通過を許容する開状態とガスの通過を禁止する閉状態との間で状態変更可能な弁である。
図10に記載の例では、第1弁座部341は、第2口部34に配置されている。より具体的には、第2口部34の内周面の一部が、第1弁座部341として機能する。第1弁座部341は、例えば、下方に向かうにつれて内径が拡大する傾斜面によって構成される。
第1弁部材37は、第1弁座部341に接触可能であり、第1弁座部341から離間可能である。第1弁部材37が第1弁座部341と接触している状態が、ガス弁V1の閉状態に対応し、第1弁部材37が第1弁座部341から離間している状態が、ガス弁V1の開状態に対応する。
図10に記載の例では、ガス弁V1がフィッティング3に設けられている。代替的に、ガス弁は、外側容器2の容器本体部22に設けられ、フィッティング3には、飲料弁のみが設けられてもよい。この場合、第2口部34に配置される第1弁座部341が飲料弁の弁座部として機能し、第1弁部材37が飲料弁の弁体として機能してもよい。
図10に記載の例では、シール部材52は、第1弁部材37よりも下方の位置において、飲料取出管45に取り付けられている。この場合、第1弁部材37および第1弁部材37の近傍に配置される部材と、シール部材52を含む交換部品5との間の干渉が防止または抑制される。図10に記載の例では、シール部材52は、第1弁部材37の鉛直下方に配置されている。
図10に記載の例では、第1弁部材37およびシール部材52の両方が、飲料取出管45に取り付けられている。より具体的には、第1弁部材37は、飲料取出管45の上端部に取り付けられており、シール部材52は、飲料取出管45の外面45u(換言すれば、外周面)に取り付けられている。この場合、第1弁部材37が第1弁座部341から離間するように下方に移動するとき、飲料取出管45およびシール部材52は、第1弁部材37とともに下方に移動する。
(第1ばね38、第1ばね受け部39、外筒部40)
図10に記載の例では、フィッティング3は、第1弁部材37に加えて、第1ばね38と、第1ばね受け部39と、を備える。フィッティング3は、外筒部40を備えていてもよい。
第1ばね38は、第1弁部材37の下方に配置され、第1弁部材37を上方に向けて付勢する。この場合、ガス弁V1は、第1ばね38の付勢力によって閉状態に維持される。他方、第1ばね38の付勢力に抗して、第1弁部材37が下方に押圧されることにより、ガス弁V1は開状態になる。図10に記載の例では、第1ばね38は、飲料取出管45を囲むように、飲料取出管45の外側に配置されている。
第1ばね受け部39は、第1ばね38の下方に配置され、第1ばね38を支持する。図10に記載の例では、第1ばね受け部39は、飲料取出管45を囲むように、飲料取出管45の外側に配置されている。
外筒部40は、飲料取出管45の外側に配置される。外筒部40には、ガスの通過を許容する複数の貫通孔部40hが設けられることが好ましい。図10に記載の例では、外筒部40と飲料取出管45との間に、第1ばね38が配置されている。この場合、第1ばね38が、外筒部40によって保護される。外筒部40の上端部は、第2口部34または環状部分36に固定(より具体的には、溶接)される。
図10に記載の例では、外筒部40の下端部40gは、第1ばね受け部39を支持する。代替的に、外筒部40の下端部40gが、第1ばね受け部39として機能してもよい。
図10に記載の例では、第1ばね38、第1ばね受け部39、および、第1ばね38を保護する外筒部40を含む構造体M3の鉛直下方に、交換部品5の筒状体55が配置されている。この場合、構造体M3の鉛直下方の領域を利用して、筒状体55および飲料充填前の袋体58を、飲料取出管45の周囲にコンパクトに配置することができる。よって、筒状体55および袋体58を有する交換部品5を、第1口部27を介して、外側容器2の内側に容易に挿入することができる。こうして、飲料容器1Aの組み立てが容易になる。図10に記載の例では、外筒部40の外縁を仮想的に下方に延長することによって形成される仮想円筒(破線Aで示される仮想円筒を参照。)の内側の空間に、筒状体55の筒部551およびシール部材52が配置されている。
(第2弁座部371、および、第2弁部材41)
フィッティング3は、第2弁座部371と、第2弁部材41とを有していてもよい。第2弁座部371と第2弁部材41とによって、飲料弁V2が構成される。飲料弁V2は、飲料の通過を許容する開状態と飲料の通過を禁止する閉状態との間で状態変更可能な弁である。
図10に記載の例では、第2弁座部371は、第1弁部材37に配置されている。より具体的には、第1弁部材37の下端部の内周面が、第2弁座部371として機能する。第2弁座部371は、例えば、下方に向かうにつれて内径が拡大する傾斜面によって構成される。
第2弁部材41は、第2弁座部371に接触可能であり、第2弁座部371から離間可能である。第2弁部材41が第2弁座部371と接触している状態が、飲料弁V2の閉状態に対応し、第2弁部材41が第2弁座部371から離間している状態が、飲料弁V2の開状態に対応する。図10に記載の例では、第2弁部材41は、飲料取出管45の内側に配置されている。また、第2弁部材41は、飲料取出管45の内部空間内で、上下方向に移動可能である。
(第2ばね42、第2ばね受け部454)
図10に記載の例では、フィッティング3は、第2弁部材41に加えて、第2ばね42と、第2ばね受け部454と、を備える。
第2ばね42は、第2弁部材41の下方に配置され、第2弁部材41を上方に向けて付勢する。この場合、飲料弁V2は、第2ばね42の付勢力によって閉状態に維持される。他方、第2ばね42の付勢力に抗して、第2弁部材41が下方に押圧されることにより、飲料弁V2は開状態になる。図10に記載の例では、第2ばね42は、飲料取出管45の内側に配置されている。
第2ばね受け部454は、第2ばね42の下方に配置され、第2ばね42を支持する。図10に記載の例では、第2ばね受け部454は、飲料取出管45の段差部(換言すれば、内径変化部)によって構成されている。
図10に記載の例では、交換部品5のシール部材52は、第2弁部材41よりも下方に配置されており、第2ばね受け部454よりも上方に配置されている。
(第1口部27、および、第2口部34)
図11に例示されるように、フィッティング3の第2口部34は、外側容器2の第1口部27よりも上方に配置されることが好ましい。図11に記載の例では、フィッティング3の第2口部34が、環状部分36から上方に突出するように配置され、フィッティング3の取付部32が、環状部分36から下方に突出するように配置されている。こうして、第2口部34が、取付部32が取り付けられる第1口部27よりも上方に配置される。
第2口部34が高い位置に配置される場合、第2口部34の第1弁座部341に接触する第1弁部材37を、より高い位置に配置することができる。図11に記載の例では、第1弁部材37の上端面は、第1口部27の下端27gよりも高い位置に配置されている。また、第1弁部材37の上端面は、第1口部27の上面27eよりも高い位置に配置されている。
第1弁部材37が高い位置に配置される場合、第1弁部材37よりも下方に配置されるシール部材52および筒状体55を、より高い位置に配置することができる。また、筒状体55が高い位置に配置される場合、第1口部27の下端27gと、筒状体55に対する袋体58の取付位置との間の高低差H1が低減される。当該高低差H1の低減により、袋体58の内圧の上昇に起因して、袋体58が上方に大きく変形することが抑制される。
図11に記載の例では、第1口部27の内径D3が、環状部分36の内径D4と比較して、有意に大きい。第1口部27の内径D3が大きい場合、袋体58を有する交換部品5を、第1口部27を介して、外側容器2の内側に挿入するのが容易である。第1口部27の内径D3は、例えば、6cm以上12cm以下、あるいは、7cm以上10cm以下である。第1口部27の内径D3は、環状部分36の内径D4の1.5倍以上、あるいは、1.8倍以上であることが好ましい。また、筒状体55および筒状体55に取り付けられる袋体58が、外側容器2の内側に容易に挿入されるようにする観点から、第1口部27の内径D3は、筒状体55の最大外径D2(より具体的には、第1フランジ部553の外径)よりも十分に大きいことが好ましい。第1口部27の内径D3と筒状体55の最大外径D2(より具体的には、第1フランジ部553の外径)との差は、例えば、15mm以上、20mm以上、あるいは、25mm以上である。なお、図11に記載の例では、筒状体55の最大外径D2は、環状部分36の内径D4よりも大きく、第1口部27の内径D3よりも小さい。
図11に記載の例では、外側容器2の第1口部27の第1ネジ部27sが、雄ネジ部である。第1ネジ部27sが、雄ネジ部(換言すれば、外ネジ部)であることにより、第1口部27の内面27nを平滑面にすることができる。第1口部27の内面27nが平滑面である場合、袋体58を有する交換部品5を、第1口部27を介して、外側容器2の内側に挿入する際に、袋体58が、第1口部27の内面27nに引っ掛かりにくい。こうして、飲料容器1Aの組み立てが容易になる。
代替的に、図12に例示されるように、外側容器2の第1口部27の第1ネジ部27sが、雌ネジ部であり、フィッティング3の取付部32の第2ネジ部32sが、雄ネジ部であってもよい。
図11に例示されるように、第1口部27の下端面は、上方に向かうにつれて内径が小さくなる傾斜面27tであってもよい。傾斜面27tは、テーパ面であってもよいし、R面(換言すれば、凸状円弧面)であってもよい。第1口部27の下端面が、上方に向かうにつれて内径が小さくなる傾斜面27tであることにより、交換部品5が外側容器2から取り出されるときに、袋体58が傾斜面27tによって円滑に縮径される。こうして、嵩張る袋体58を、第1口部27を介して、外側容器2から円滑に取り出すことが可能となる。
図11に記載の例では、フィッティング3の第2口部34は、ディスペンスヘッドの本体部80(必要であれば、図25を参照。)の下端部を受容可能な凹部347を有する。第2口部34は、ディスペンスヘッドの本体部80の下端部を位置決めする肩部348を有していてもよい。また、第2口部34は、上端部に、環状の外向き突出部349を有していてもよい。
(シールリング65)
図11に記載の例では、飲料容器1Aは、第1口部27と、環状部分36との間に配置されるシールリング65を備える。当該シールリング65は、外側容器2とフィッティング3との間の隙間からガスが漏出するのを防止する。
図11に記載の例では、第1口部27の上面27eと、環状部分36の下面36gとが、シールリング65が圧縮された状態で面接触している。当該面接触により、シールリング65の圧縮量が適度な値に維持される。換言すれば、過圧縮によるシールリング65の破損が防止され、シールリング65による安定的なシール効果が維持される。
図11に記載の例では、環状部分36の内側部分36nと、環状部分36の外側部分36uとが、溶接部36wを介して接続されている。内側部分36nと外側部分36uとが別々に製造される場合、環状部分36の下面36gに、シールリング65を受容する溝部36v(図5を参照。)を形成するのが容易である。なお、溶接部36wの形状は、環状部分36の内側部分36nと、環状部分36の外側部分36uとを好適に接続可能な限りにおいてどのような形状であってもよい。
(飲料取出管45)
図7に例示されるように、飲料取出管45は、外側容器2の底部23に向かって延在する。フィッティング3が外側容器2に取り付けられた状態において、飲料取出管45の下端45gは、外側容器2の底部23から近い位置に配置される。飲料取出管45の下端45gと、外側容器2の底部23の内面との間の距離は、例えば、4cm以下、3cm以下、2cm以下、あるいは、1cm以下である。飲料取出管45の下端45gが、外側容器2の底部23の近傍に配置されることにより、最終的に袋体58から取り出されずに残存する飲料の量を低減することができる。飲料取出管45の長さは、例えば、5cm以上、10cm以上、15cm以上、あるいは、20cm以上である。
図7に記載の例では、飲料取出管45の全体および交換部品5の全体が、外側容器2の内部空間に配置されている。飲料取出管45の全体および交換部品5の全体が外側容器2の内部空間に配置された状態において、交換部品5のシール部材52は、飲料取出管45に対して、上下方向に相対移動可能であってもよい。例えば、袋体58に飲料が充填されることにより袋体58が膨張するときに、シール部材52が、飲料取出管45に対して上方に移動してもよい。
図11に記載の例では、飲料取出管45は、小径管部45a(第1管部)と、小径管部45aよりも上方に配置される大径管部45c(第2管部)と、小径管部45aと大径管部45cとの間に配置される肩部45b(換言すれば、外径変化部)と、を有する。小径管部45aは、大径管部45cよりも外径が小さな管部であり、大径管部45cは、小径管部45aよりも外径が大きな管部である。
図11に記載の例では、交換部品5のシール部材52は、飲料取出管45の大径管部45cに取り付けられている。この場合、大径管部45cの外径は、飲料取出管45に取り付けられる前のシール部材52の最小内径よりも大きい。シール部材52は、シール部材52の弾性特性によって、大径管部45cの外周面に取り付けられた後、元の形状に戻ろうとする。こうして、シール部材52の弾性特性によって、シール部材52は、大径管部45cによって安定的に保持される。
小径管部45aの外径は、飲料取出管45に取り付けられる前のシール部材52の最小内径よりも小さいことが好ましい。この場合、小径管部45aに沿って、シール部材52をスライドさせる際に、シール部材52と小径管部45aとの間に、強い摩擦力が発生しない。よって、シール部材52を有する交換部品5を、飲料取出管45の大径管部45cに向けて、より迅速に移動させることができる。
(交換部品5のシール部材52)
図13に記載の例では、交換部品5のシール部材52は、下側リップ部522を有する(図13における下側の図を参照。)。下側リップ部522は、飲料取出管45の外面45uに環状に接触する。また、下側リップ部522は、袋体58の内圧(以下、「第1内圧」という。)を受ける第1外周面522uを有する。より具体的には、下側リップ部522の第1外周面522uは、袋体58内の空間SP2に露出する。この場合、袋体58の第1内圧が上昇すると、下側リップ部522が、飲料取出管45に向かって押される力が増加する。その結果、袋体58内の流体(ガスまたは飲料)が、シール部材52と飲料取出管45との間から漏出することが、効果的に防止される。
図13の上側の図に示されるように、シール部材52が飲料取出管45に取り付けられる前の状態において、下側リップ部522は、下方に向かうにつれて内向きに傾斜する内面522nを有することが好ましい。
図13に記載の例では、交換部品5のシール部材52は、上側リップ部526を有する(図13における下側の図を参照。)。上側リップ部526は、飲料取出管45の外面45uに環状に接触する。また、上側リップ部526は、外側容器2の内圧(以下、「第2内圧」という。)を受ける第2外周面526uを有する。より具体的には、上側リップ部526の第2外周面526uは、外側容器2内の空間(より具体的には、外側容器2と袋体58との間の空間SP3)に露出する。この場合、外側容器2と袋体58との間の空間SP3内の圧力(換言すれば、第2内圧)が上昇すると、上側リップ部526が、飲料取出管45に向かって押される力が増加する。その結果、外側容器2と袋体58との間の空間SP3内のガスが、シール部材52と飲料取出管45との間から袋体58内に進入することが、効果的に防止される。
図13の上側の図に示されるように、シール部材52が飲料取出管45に取り付けられる前の状態において、上側リップ部526は、上方に向かうにつれて内向きに傾斜する内面526nを有することが好ましい。
図13に記載の例では、交換部品5のシール部材52の内面には、環状突出部524が形成されている(図13における上側の図を参照。)。環状突出部524は、シール部材52が飲料取出管45に取り付けられた状態において、飲料取出管45と筒状体55との間に位置する。飲料取出管45は、飲料取出管45と筒状体55との間で圧縮される環状突出部524を介して、交換部品5を安定的に支持する(図13における下側の図を参照。)。
図13に記載の例では、環状突出部524が、下側リップ部522と、上側リップ部526との間に配置されている。この場合、飲料取出管45とシール部材52との間のシールが多重に確保される。例えば、万が一、下側リップ部522および上側リップ部526のうちの少なくとも一方においてシール不良が発生しても、飲料取出管45とシール部材52との間の隙間から流体が漏れない。
図13に記載の例では、シール部材52は、全体として筒形状を有する。飲料取出管45の長手方向に平行な方向におけるシール部材52の長さL1は、例えば、8mm以上である。また、当該シール部材52の長さL1は、例えば、30mm以下である。シール部材52の長さL1が長い場合、シール部材52が、飲料取出管45によって安定的に保持される。また、シール部材52の長さL1が長い場合、飲料取出管45とシール部材52との間の隙間から流体が漏れにくい。飲料取出管45の長手方向に平行な方向における、シール部材52と筒状体55との間の接面の長さL2は、例えば、6mm以上である。また、当該接面の長さL2は、例えば、28mm以下である。接面の長さL2が長いことにより、シール部材52が筒状体55から分離することが効果的に防止される。シール部材52は、筒状体55に強固に固着されていることが好ましい。
(筒状体55)
筒状体55は、シール部材52の外側に配置され、シール部材を保持する。筒状体55の弾性率は、シール部材52の弾性率よりも高い。筒状体55は、非可撓性の部材(換言すれば、実質的な変形が抑制された部材)によって構成されることが好ましい。筒状体55は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂によって構成される。筒状体55と、シール部材52とは、例えば、成形型内で一体的に成形される。代替的に、筒状体55とシール部材52とが別々に成形され、その後、筒状体55にシール部材52が取り付けられてもよい。
図13に記載の例では、シール部材52が飲料取出管45に取り付けられた状態において、筒状体55は、飲料取出管45と非接触状態に維持される(図13における下側の図を参照。)。換言すれば、筒状体55およびシール部材52のうち、飲料取出管45と接触するのは、シール部材52のみである。この場合、シール部材52によるシール効果が最大限に発揮される。
図13に例示されるように、筒状体55の下端部55gは、隙間G1を介して、下側リップ部522の一部または全体を覆っていてもよい。この場合、下側リップ部522の一部または全体が、筒状体55の下端部55gによって保護され、下側リップ部522の意図せぬ損傷が防止または抑制される。筒状体55の上端部55eは、隙間G2を介して、上側リップ部526の一部または全体を覆っていてもよい。この場合、上側リップ部526の一部または全体が、筒状体55の上端部55eによって保護され、上側リップ部526の意図せぬ損傷が防止または抑制される。
図13に記載の例では、筒状体55は、筒部551と、第1フランジ部553と、を有する。付加的に、筒状体55は、第2フランジ部555、および、環状溝部557を有していてもよい。
筒部551は、シール部材52を保持する部分である。筒部551は、シール部材52を保持するとともに、シール部材52の過変形を防止する。筒部551は、飲料取出管45の長手方向に平行な方向に延在する。飲料取出管45の長手方向に平行な方向における筒部551の長さは、シール部材52の長さL1より長くてもよいし、シール部材52の長さL1より短くてもよいし、シール部材52の長さL1と概ね同じであってもよい。
第1フランジ部553は、袋体58が取り付けられる被取付部(より具体的には、溶着部)として機能する。第1フランジ部553と袋体58との間の溶着は、例えば、高周波溶着である。代替的に、第1フランジ部553と袋体58との間の溶着は、熱溶着、あるいは、超音波溶着であってもよい。図13に記載の例では、第1フランジ部553の上面に袋体58が溶着されている。代替的に、第1フランジ部553の下面に袋体58が溶着されるようにしてもよい。第1フランジ部553は、筒部551に接続される内縁と、自由端縁である外縁とを有する。
第2フランジ部555は、第1フランジ部553よりも上方に配置される。図13に記載の例では、第2フランジ部555の外径は、第1フランジ部553の外径よりも小さい。この場合、第1フランジ部553に袋体58を取り付ける際に、第2フランジ部555が邪魔になりにくい。第2フランジ部555は、筒部551に接続される内縁と、自由端縁である外縁とを有する。
環状溝部557は、第1フランジ部553と第2フランジ部555との間に配置されている。
第2フランジ部555、および/または、環状溝部557は、機械またはジグによって、保持または把持される部分である。第2フランジ部555(または、環状溝部557)の存在により、交換部品5の製造、および/または、交換部品5の搬送が容易となる。
(袋体58)
袋体58は、筒状体55に取り付けられる。図14に記載の例では、袋体58の口部58c(ハッチングによって示されている部分)は、筒状体55の第1フランジ部553に取り付けられている。袋体58は、筒状体55に取り付けられた状態で、外側容器2の内部空間に配置される。袋体58には、飲料が収容される。袋体58には飲料を充填可能であり、袋体58から飲料を取り出し可能である。
袋体58は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂によって構成される。袋体58は、高密度ポリエチレン層、低密度ポリエチレン層、ポリエチレンテレフタレート層、ナイロン層のいずれかによって構成されていてもよく、これらの層の積層体で構成されていてもよい。また、袋体58は、遮光性、および/または、酸素バリア性を確保するために、アルミ箔またはアルミニウム蒸着層等の遮光層または酸素バリア層が複数の合成樹脂層の間に配置された積層フィルムによって構成されていてもよい。また、袋体58は、エチレンビニルアルコール共重合体等の酸素バリア層が複数の合成樹脂層の間に配置された積層フィルムによって構成されていてもよい。袋体58は、ナイロン層、ポリエチレン層、アルミニウム層を含む積層フィルムによって構成されていてもよい。なお、袋体58の材質は、上述の例に限定されない。
(取り外し防止部材46)
図15に記載の例では、フィッティング3は、フィッティング3が外側容器2から取り出されるのを防止する取り外し防止部材46を備える。取り外し防止部材46は、外側容器2(より具体的には、外側容器2の第1口部27の内面)に係合可能な係合部材47を有する。
係合部材47は、外側容器2(より具体的には、外側容器2の係合部28)に係合する係合位置Q1と、外側容器2(より具体的には、外側容器2の係合部28)から退避した退避位置Q2(図16を参照。)との間で位置変更可能である。係合部材47が、係合位置Q1にあるとき、フィッティング3を外側容器2から取り外すことはできない。他方、係合部材47が、退避位置Q2にあるとき、フィッティング3を外側容器2から取り外すことができる。
図15および図16に記載の例では、外側容器2と係合部材47との間の係合は、第1弁部材37が下方に押圧されることにより解除される。より具体的には、第1弁部材37が下方に押圧されることにより、係合部材47は、係合位置Q1から退避位置Q2に移動する。また、第1弁部材37の下方への押圧が解除されると、係合部材47は、退避位置Q2から係合位置Q1に移動する。この場合、第1弁部材37が下方に押圧されている状態でなければ、フィッティング3を、外側容器2から取り外すことができない。よって、専用の取り外し器具(より具体的には、第1弁部材37を下方に押圧した状態で、フィッティング3を中心軸C1まわりに回転させることができる器具)を用いることなく、フィッティング3が外側容器2から取り外されることが防止される。
取り外し防止部材46は、第1弁部材37の下方への移動を、係合部材47の移動に変換する変換機構(例えば、リンクアーム49a、または、傾斜面などのカム面)を有することが好ましい。また、フィッティング3は、係合部材47を、退避位置Q2から係合位置Q1に向かう方向に付勢する付勢部材を有することが好ましい。図15に記載の例では、第1弁部材37を上方に付勢する第1ばね38が、係合部材47を、退避位置Q2から係合位置Q1に向かう方向に付勢する付勢部材として機能する。
図15に記載の例では、取り外し防止部材46は、第1弁部材37とともに下方に移動可能な第1可動部材48と、第1可動部材48の下方への移動を、係合部材47の移動に変換する第2可動部材49とを有する。より具体的には、第2可動部材49は、第1可動部材48の下方への移動を、外側容器2の係合部28から離れる方向への係合部材47の移動(あるいは、飲料取出管45の中心軸C2に向かう方向への係合部材47の移動)に変換する。図15に記載の例では、第2可動部材49は、リンクアーム49aである。
図15に記載の例では、第1可動部材48の一端部は、飲料取出管45に接続され、第1可動部材48の他端部は、第2可動部材49に接続されている。第1可動部材48は、外筒部40に対して、上下方向に相対移動可能である。
図15に記載の例では、第2可動部材49の一端部は、第1可動部材48に対して揺動可能に接続され、第2可動部材49の他端部は、係合部材47に対して揺動可能に接続されている。
また、図15に記載の例では、係合部材47の先端部は、外側容器2の第1口部27に設けられた係合部28(例えば、係合凹部)に係合可能である。
図15に記載の例では、スペーサ部材63は、袋体58が取り外し防止部材46に直接接触することを防止するように配置されている。取り外し防止部材46の一部(例えば、係合部材47)は、スペーサ部材63を横切るように配置されていてもよい。また、取り外し防止部材46の一部(例えば、第1可動部材48)は、フィッティング3の外筒部40の貫通孔部40hを横切るように配置されていてもよい。
(取り外し防止部材46の第1変形例)
図17に記載の例では、取り外し防止部材46は、第1弁部材37とともに下方に移動可能な第1可動部材48と、第1可動部材48の下方への移動を、係合部材47の移動に変換する第2可動部材49とを有する。より具体的には、第2可動部材49は、第1可動部材48の下方への移動を、外側容器2の係合部28から離れる方向への係合部材47の移動に変換する。
図17に記載の例では、第1可動部材48の一端部は、飲料取出管45に接続され、第1可動部材48の他端部は、第2可動部材49に接続されている。第1可動部材48は、外筒部40に対して、上下方向に相対移動可能である。
図17に記載の例では、第2可動部材49は、第1可動部材48とともに上下方向に移動可能である。第2可動部材49は、第1カム面49c(より具体的には、第1傾斜面)を有する。
図17に記載の例では、係合部材47は、第1カム面49cに接触する第2カム面47c(より具体的には、第2傾斜面)を有する。また、係合部材47の先端部は、外側容器2の第1口部27に設けられた係合部28(例えば、係合凹部)に係合可能である。
図17に記載の例では、フィッティング3は、係合部材47を、退避位置Q2から係合位置Q1に向かう方向に付勢する付勢部材(38)を有する。また、図17に記載の例では、フィッティング3は、係合部材47を、係合位置Q1から退避位置Q2に向かう方向に付勢する第2付勢部材44を有する。付勢部材(38)の付勢力は、第2付勢部材44の付勢力よりも大きい。
(取り外し防止部材46の第2変形例)
図17に例示される取り外し防止部材46の第1変形例では、第2付勢部材44が板ばねである。代替的に、図18に例示されるように、係合部材47を、係合位置Q1から退避位置Q2に向かう方向に付勢する第2付勢部材44は、コイルばねであってもよい。
(第2の実施形態)
図19および図20を参照して、第2の実施形態における飲料容器1Bについて説明する。図19は、第2の実施形態における飲料容器1Bを模式的に示す概略断面図である。図20は、第2の実施形態における飲料容器1Bの一部分を模式的に示す概略断面図である。
第2の実施形態における飲料容器1Bは、フィッティング3の頂部の形状において、第1の実施形態における飲料容器1Aとは異なる。より具体的には、第1の実施形態における飲料容器1Aは、フィッティング3の頂部形状が凹形状であるウェルタイプのフィッティングを備えるのに対し、第2の実施形態における飲料容器1Bは、フィッティング3の頂部形状が平坦形状であるフラットタイプのフィッティングを備える。
フラットタイプのフィッティング3について、補足説明する。図19に記載の例では、第2口部34の頂部と飲料取出管45の頂壁45wとの間に環状の第2開口OP2が形成されており、当該環状の第2開口OP2は、第1弁部材37によって開閉される。第1弁部材37が上方位置に位置するとき(換言すれば、第1弁部材37が環状の第2開口OP2を閉鎖するとき)、フィッティング3の頂部形状が実質的に平坦形状となる。より具体的には、第2口部34の頂面と、第1弁部材37の頂面と、飲料取出管45の頂面とが、概ね同じ高さに配置される。よって、図19に例示されたフィッティング3は、フラットタイプであると言うことができる。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第2の実施形態において、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
図20に例示されるように、第2の実施形態における飲料容器1Bは、(1)第1口部27を有する外側容器2と、(2)飲料取出管45を有するフィッティング3と、(3)飲料取出管45に取り付けられ、外側容器2の内部空間に配置される交換部品5と、を備える。フィッティング3は、(2a)外側容器2の第1口部27に取り付けられる取付部32と、(2b)飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能な第2口部34と、(2c)第2口部34から外向きに突出し、第2口部34と取付部32とを連結する環状部分36と、(2d)外側容器2の底部に向かって延在する飲料取出管45と、を備える。また、交換部品5は、(3a)飲料取出管45の長手方向に沿ってスライド可能、かつ、取付位置Pにおいて飲料取出管45の外面45uと環状に接触するシール部材52と、(3b)シール部材52を保持し、取付位置Pに位置するシール部材52を介して飲料取出管45によって支持される筒状体55と、(3c)筒状体55に取り付けられ、飲料を収容するための袋体58と、を備える。
よって、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(外側容器2)
外側容器2は、容器本体部22、および、第1口部27を有する。容器本体部22、および、第1口部27については、第1の実施形態において説明済みであるため、これらの部分についての繰り返しとなる説明は省略する。
(フィッティング3)
フィッティング3は、取付部32、第2口部34、環状部分36、および、飲料取出管45を備える。取付部32、第2口部34、環状部分36、および、飲料取出管45については、第1の実施形態において説明済みであるため、これらの部位あるいは部材についての繰り返しとなる説明は省略する。
(交換部品5)
交換部品5は、シール部材52、筒状体55、および、袋体58を備える。シール部材52、筒状体55、および、袋体58については、第1の実施形態において説明済みであるため、これらの部位あるいは部材についての繰り返しとなる説明は省略する。
(ガス弁V1、および、飲料弁V2)
図20に記載の例では、フィッティング3は、ガスの通過を許容する開状態とガスの通過を禁止する閉状態との間で状態変更可能なガス弁V1と、飲料の通過を許容する開状態と飲料の通過を禁止する閉状態との間で状態変更可能な飲料弁V2と、を有する。
フィッティング3は、第1弁部材37を有する。第1弁部材37は、ガス弁V1の弁体として機能するとともに、飲料弁V2の弁体として機能する。第1弁部材37は、第2口部34および飲料取出管45の両方に対して相対移動可能である。
図20に記載の例では、ガス弁V1は、第1弁部材37と、第2口部34に設けられた第1弁座部341とを含む。第1弁部材37が第1弁座部341と接触している状態が、ガス弁V1の閉状態に対応し、第1弁部材37が第1弁座部341から離間している状態が、ガス弁V1の開状態に対応する。また、飲料弁V2は、第1弁部材37と、飲料取出管45に設けられた第2弁座部451とを含む。第1弁部材37が第2弁座部451と接触している状態が、飲料弁V2の閉状態に対応し、第1弁部材37が第2弁座部451から離間している状態が、飲料弁V2の開状態に対応する。
図20に記載の例では、第1弁部材37が、ガス弁V1の弁体、および、飲料弁V2の弁体として機能するため、第2弁部材41(必要であれば、図10を参照。)は、省略される。
続いて、図19および図20を参照して、第2の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(スペーサ部材63)
図19に記載の例では、飲料容器1Bは、環状部分36と筒状体55との間に配置されるスペーサ部材63を備える。スペーサ部材63については、第1の実施形態において説明済みであるため、スペーサ部材63についての繰り返しとなる説明は省略する。
(第1弁部材37、第1ばね38、第1ばね受け部39、外筒部40)
図20に記載の例では、フィッティング3は、第1弁部材37に加えて、第1ばね38、および、第1ばね受け部39を備える。フィッティング3は、外筒部40を備えていてもよい。
第1ばね38は、第1弁部材37の下方に配置され、第1弁部材37を上方に向けて付勢する。この場合、ガス弁V1および飲料弁V2は、第1ばね38の付勢力によって閉状態に維持される。他方、第1ばね38の付勢力に抗して、第1弁部材37が下方に押圧されることにより、ガス弁V1および飲料弁V2は開状態になる。図20に記載の例では、第1ばね38は、飲料取出管45を囲むように、飲料取出管45の外側に配置されている。
第1ばね受け部39は、第1ばね38の下方に配置され、第1ばね38を支持する。図20に記載の例では、第1ばね受け部39は、飲料取出管45を囲むように、飲料取出管45の外面に取り付けられている。
外筒部40は、飲料取出管45の外側に配置される。外筒部40には、ガスの通過を許容する複数の貫通孔部40hが設けられることが好ましい。図20に記載の例では、外筒部40と飲料取出管45との間に、第1ばね38が配置されている。この場合、第1ばね38が、外筒部40によって保護される。図20に記載の例では、外筒部40の上端部は、第2口部34または環状部分36に固定(より具体的には、溶接)されている。
図20に記載の例では、第1ばね38、第1ばね受け部39、および、第1ばね38を保護する外筒部40を含む構造体M3の鉛直下方に、交換部品5の筒状体55が配置されている。この場合、構造体M3の鉛直下方の領域を利用して、筒状体55および飲料充填前の袋体58を、飲料取出管45の周囲にコンパクトに配置することができる。
(取り外し防止部材46)
図20に記載の例では、飲料容器1Bは、フィッティング3が外側容器2から取り出されるのを防止する取り外し防止部材46を備える。取り外し防止部材46については、第1の実施形態において説明済みであるため、取り外し防止部材46についての繰り返しとなる説明は省略する。
(飲料容器の組立方法、および、飲料容器の取り扱い方法)
図1乃至図27を参照して、実施形態における飲料容器1の組立方法、および、飲料容器1の取り扱い方法について説明する。図21は、第1取付工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。図22は、交換部品5が、飲料取出管45に取り付けられた後の状態を模式的に示す概略断面図である。図23は、挿入工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。図24は、飲料充填工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。図25は、飲料取出工程を実行中の様子を模式的に示す概略断面図である。図26は、飲料容器の組立方法の一例を示すフローチャートである。図27は、飲料容器の取り扱い方法の一例を示すフローチャートである。
実施形態における飲料容器の組立方法は、実施形態における飲料容器の取り扱い方法の一部を構成する。実施形態における飲料容器の組立方法によって組み立てられる飲料容器1は、第1の実施形態における飲料容器1Aであってもよいし、第2の実施形態における飲料容器1Bであってもよいし、その他の飲料容器であってもよい。飲料容器1の各構成については、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みであるため、飲料容器1の各構成についての繰り返しとなる説明は省略する。
第1ステップST1において、容器本体部22および第1口部27を有する外側容器2が準備される。第1ステップST1は、第1準備工程である。第1準備工程で準備される外側容器2は、剛性容器(例えば、ステンレス鋼製の容器)であることが好ましい。外側容器2は、新品の容器であってもよく、ユーザから回収された飲料容器を分解することにより準備される再使用容器であってもよい。
第2ステップST2において、フィッティング3が準備される。第2ステップST2は、第2準備工程である。第2準備工程で準備されるフィッティング3は、新品のフィッティングであってもよいし、ユーザから回収された飲料容器を分解することにより準備される再使用フィッティングであってもよい。
図5に例示されるように、第2準備工程で準備されるフィッティング3は、(1)外側容器2の第1口部27に取り付け可能な取付部32と、(2)飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能な第2口部34と、(3)第2口部34から外向きに突出し、第2口部34と取付部32とを連結する環状部分36と、(4)飲料取出管45と、を有する。
第2準備工程で準備されるフィッティング3は、第1弁座部341および第1弁部材37を有していてもよい。また、第2準備工程で準備されるフィッティング3は、第1弁部材37を上方に向けて付勢する第1ばね38と、第1ばね38を支持する第1ばね受け部39と、飲料取出管45の外側に配置され第1ばね38を保護する外筒部40と、を含む構造体M3を有していてもよい。更に、第2準備工程で準備されるフィッティング3は、飲料取出管45の内側に配置される第2弁部材41と、第2弁部材41を上方に向けて付勢する第2ばね42と、第2ばね42を支持する第2ばね受け部454と、を有していてもよい。また、第2準備工程で準備されるフィッティング3は、取り外し防止部材46(図15を参照。)を有していてもよい。
第3ステップST3において、交換部品5が準備される。第3ステップST3は、第3準備工程である。第3準備工程で準備される交換部品5は、新品の交換部品である。
図14に例示されるように、交換部品5は、(1)シール部材52と、(2)シール部材52を保持する筒状体55と、(3)筒状体55に取り付けられ、飲料を収容するための袋体58と、を有する。
第1ステップST1(第1準備工程)、第2ステップST2(第2準備工程)、および、第3ステップST3(第3準備工程)は、どのような順番で実行されてもよい。
第4ステップST4において、飲料取出管45に、交換部品5が取り付けられる。第4ステップST4は、第1取付工程である。図3等に例示されるように、第1取付工程では、シール部材52を、飲料取出管45に対してスライドさせることにより、シール部材52が、飲料取出管45の上側部分452に取り付けられる。また、第1取付工程は、シール部材52と飲料取出管45の外面45uとの間に作用する摩擦力を利用して、シール部材52を、飲料取出管45の上側部分452に取り付けることを含む。交換部品5と飲料取出管45とが互いに接着あるいは互いに溶着されないことにより、飲料容器の回収後に、飲料取出管45から交換部品5を取り外すのが容易である。
第1取付工程(第4ステップST4)は、飲料取出管45の下側部分455の全体、および、飲料取出管の上側部分452の一部を、袋体58内に挿入することを含むことが好ましい。
第1取付工程の各サブステップについて説明する。図21に例示されるように、サブステップST4-1において、飲料取出管45の下端45gが交換部品5のシール部材52の内側に挿入される。
サブステップST4-2において、シール部材52および筒状体55が、飲料取出管45の長手方向に沿ってスライドされる。なお、本明細書において、「スライド」とは、飲料取出管45に対する相対的なスライドを意味する。よって、「スライド」には、飲料取出管45に対してシール部材52を直線的に移動させることと、シール部材52に対して飲料取出管45を直線的に移動させることとの両方が包含される。
図21に記載の例では、飲料取出管45の下側部分455は小径管部45aを含み、飲料取出管45の上側部分452は大径管部45cを含む。この場合、シール部材52が、小径管部45aに沿ってスライドされるとき、摩擦抵抗が無いか、あるいは、摩擦抵抗が低減される。また、シール部材52が、大径管部45cに沿ってスライドされるとき、シール部材52のスライドに対して適度な摩擦抵抗が付与される。
図22に例示されるように、サブステップST4-3において、シール部材52が、取付位置Pにおいて、飲料取出管45の外面45uと環状に接触される。こうして、シール部材52が、飲料取出管45の上側部分452によって規定される取付位置Pに配置される。図22に記載の例では、シール部材52が飲料取出管45の外面45uによって保持された状態を維持しつつ、シール部材52を、飲料取出管45の外面45uに対してスライドさせることができる。この場合、飲料取出管45に対するシール部材52の取付位置Pの自由度が大きい。例えば、図22において、位置P1と位置P2との間の任意の位置で、シール部材52を飲料取出管45に取り付けることができる。取付位置Pの自由度が大きい場合、飲料取出管45へのシール部材52の取り付けを、迅速かつ容易に実行することができる。
フィッティング3が第1ばね38と、第1ばね受け部39と、外筒部40とを含む構造体M3を有する場合には、第1取付工程において、当該構造体M3の下端よりも下方の位置で、シール部材52が、飲料取出管45の上側部分452に取り付けられる。
第1取付工程において、スペーサ部材63よりも下方の位置で、シール部材52が、飲料取出管45の上側部分452に取り付けられてもよい。より具体的には、スペーサ部材63の貫通孔部63hに、フィッティング3の飲料取出管45が挿入され、その後、スペーサ部材63よりも下方の位置で、シール部材52が、飲料取出管45の上側部分452に取り付けられてもよい。代替的に、第2準備工程(第2ステップST2)において、スペーサ部材63付きのフィッティング3が準備され、第1取付工程(第4ステップST4)において、スペーサ部材63よりも下方の位置で、シール部材52が、飲料取出管45の上側部分452に取り付けられてもよい。
図23に例示されるように、第5ステップST5において、交換部品5および飲料取出管45が、外側容器2に挿入される。第5ステップST5は、挿入工程である。より具体的には、挿入工程は、飲料取出管45の全体と、シール部材52と、シール部材52を介して飲料取出管45によって支持された筒状体55と、筒状体55に取り付けられた袋体58とを、第1口部27を介して、外側容器2に挿入することを含む。
飲料取出管45は、細長い部材であり、その外径は、比較的小さい。このため、飲料取出管45に取り付けられる交換部品5の外径を小さくすることが可能である。より具体的には、交換部品5の一部を構成する袋体58を、飲料取出管45の周囲において畳まれた状態にすることにより、交換部品5の外径を小さくすることが可能である。また、図23に記載の例では、構造体M3、あるいは、スペーサ部材63よりも下方の位置で、シール部材52が、飲料取出管45に取り付けられている。この場合、構造体M3の鉛直下方の領域、あるいは、スペーサ部材63の鉛直下方の領域を利用して、袋体58を、飲料取出管45の周囲に、コンパクトに配置することができる。
加えて、図23に記載の例では、環状部分36の存在により、第2口部34のサイズと比較して、第1口部27のサイズが大きなサイズに設定されている。よって、交換部品5の袋体58が飲料取出管45の周囲にコンパクトに配置されていることと、第1口部27のサイズが大きいこととにより、交換部品5の全体を、第1口部27を介して、外側容器2の内側に円滑に挿入することができる。
第6ステップST6において、フィッティング3の取付部32が、外側容器2の第1口部27に取り付けられる。第6ステップST6は、第2取付工程である。より具体的には、第2取付工程において、フィッティング3の取付部32が、外側容器2の第1口部27に螺合される。
(飲料充填方法)
続いて、飲料容器1に飲料を充填する工程(換言すれば、飲料容器1に飲料を充填する飲料充填方法)について説明する。飲料容器1に飲料を充填する工程は、飲料容器1の取り扱い方法の一部を構成する。換言すれば、飲料容器1の取り扱い方法は、飲料容器1に飲料を充填する工程を含む。
第6ステップST6の実行後、第7ステップST7において、飲料容器1に飲料が充填される。第7ステップST7は、飲料充填工程である。飲料充填工程では、外側容器2内に配置された袋体58に飲料が充填される。図24は、飲料充填工程を実行中の様子を示す。
袋体58への飲料の充填に際しては、第1に、サブステップST7-1において、飲料充填ノズル7が、フィッティング3の第2口部34に挿入される。図24に記載の例では、飲料充填ノズル7が、フィッティング3の第2口部34に挿入されることにより、ガス弁V1および飲料弁V2が開状態にされる。
第2に、サブステップST7-2において、図24における矢印E1によって示されるように、飲料充填ノズル7から、袋体58内に飲料が供給されるとともに、図24における矢印E2によって示されるように、外側容器2と袋体58との間の空間SP3に存在するガス(より具体的には、空気)が、外側容器2外に排出される。こうして、袋体58内に飲料が充填される。図24に記載の例では、袋体58内への飲料の供給は、飲料弁V2を介して行われ、飲料容器1外へのガスの排出は、ガス弁V1を介して行われる。
図24に記載の例では、環状部分36と筒状体55との間に、スペーサ部材63が配置されている。スペーサ部材63は、飲料が充填されることによって袋体58が膨張する際に、袋体58が環状部分36に向かって過変形(過剰変形)するのを防止する。こうして、袋体58の損傷が防止される。
図24に記載の例では、スペーサ部材63は、袋体58の膨張時に、当該袋体58が、外筒部40(例えば、外筒部40の貫通孔部40h)と接触することを防止する。また、図24に記載の例では、スペーサ部材63は、袋体58の膨張時に、当該袋体58が、取り外し防止部材46に接触することを防止する。こうして、袋体58の損傷が防止される。
(飲料取出方法)
続いて、飲料容器1から飲料を取り出す工程(換言すれば、飲料容器1から飲料を取り出す飲料取出方法)について説明する。飲料容器1から飲料を取り出す工程は、飲料容器1の取り扱い方法の一部を構成する。換言すれば、飲料容器1の取り扱い方法は、飲料容器1から飲料を取り出す工程を含む。
第7ステップST7の実行後、第8ステップST8において、飲料容器1から飲料が取り出される。第8ステップST8は、飲料取出工程である。飲料取出工程では、外側容器2内に配置された袋体58から飲料が取り出される。図25は、飲料取出工程を実行中の様子を示す。袋体58からの飲料の取り出しは、例えば、ディスペンスヘッド8を介して実行される。
飲料取出工程では、第1に、サブステップST8-1において、フィッティング3の第2口部34に、ディスペンスヘッド8が装着される。当該装着は、例えば、ディスペンスヘッド8の本体部80に設けられた係合部81を、フィッティング3の係合部345に係合させることにより行われる。
飲料取出工程では、第2に、サブステップST8-2において、ディスペンスヘッド8のプランジャ部材85が、ディスペンスヘッド8の本体部80に対して、下方に相対移動される。プランジャ部材85の下方への移動により、ガス弁V1および飲料弁V2が開状態にされる。図25に記載の例では、第1弁部材37および第2弁部材41がプランジャ部材85によって押圧されることにより、ガス弁V1および飲料弁V2が開状態にされる。
飲料取出工程では、第3に、サブステップST8-3において、外側容器2と袋体58との間の空間SP3にガス(例えば、空気)が供給される。当該ガスの供給は、ディスペンスヘッド8を介して行われる。サブステップST8-3は、ガス供給工程である。
より具体的には、サブステップST8-3において、ガス供給源(例えば、エアポンプ)から供給されるガスが、ガス導入孔80hに導入される(図25における矢印E3を参照。)。ガス導入孔80hに導入されたガスは、ガス流路F2およびガス弁V1を介して、外側容器2と袋体58との間の空間SP3に供給される(図25における矢印E4を参照。)。空間SP3に供給されたガスは、袋体58が収縮するように袋体58を押圧する。
飲料取出工程では、第4に、サブステップST8-4において、袋体58から飲料が取り出される。飲料の取り出しは、飲料弁V2、および、ディスペンスヘッド8を介して行われる。
サブステップST8-4について、より詳細に説明する。上述のサブステップST8-3(ガス供給工程)の実行により、袋体58は下方または内向きに押圧されている。このため、袋体58内の飲料は、飲料取出管45の内部空間を介して、飲料弁V2に向かう。上述のサブステップST8-2(より具体的には、飲料弁の開弁工程)において、飲料弁V2は開放されているため、飲料取出管45の内部空間内の飲料は、飲料弁V2、および、プランジャ部材85の飲料流路F3を介して、ディスペンスヘッド8の外部に取り出される(図25における矢印E5を参照。)。
実施形態における飲料取出方法では、外側容器2と袋体58との間の空間SP3にガスを供給することにより、袋体58から飲料が取り出される。よって、袋体58内の飲料が、ディスペンスヘッド8を介して供給される供給ガス(例えば、空気)と接触することがない。このため、飲料が供給ガスと接触することに起因して、飲料の味、舌触り等が悪化することがない。また、飲料がビール等の発泡性飲料である場合には、泡の感触が悪化することもない。
さらに、実施形態における飲料取出方法では、外側容器2と袋体58との間の空間SP3に供給されるガスとして空気を使用することが可能である。このため、従来の飲料取出方法のように、炭酸ガスボンベを用意する必要がない。なお、空間SP3に供給されるガスとして空気を使用することは、任意付加的な構成である。換言すれば、実施形態において、外側容器2と袋体58との間の空間SP3に供給されるガスとして空気以外のガス(例えば、炭酸ガス)を使用することは排除されない。
外側容器2が、ステンレス鋼製である場合には、外側容器2の耐久性、耐食性が極めて高く、かつ、遮光性に優れる。このため、袋体58が内部に配置された外側容器2は屋外で保管されてもよい。
(飲料容器1の分解方法)
続いて、飲料容器1を分解する工程(換言すれば、飲料容器1を分解する方法)について説明する。飲料容器1を分解する工程は、飲料容器1の取り扱い方法の一部を構成する。換言すれば、飲料容器1の取り扱い方法は、飲料容器1を分解する工程を含む。
第8ステップST8の実行後、第9ステップST9において、飲料容器1が分解される。第9ステップST9は、分解工程である。なお、分解工程の実行前に、フィッティング3からディスペンスヘッド8が取り外されていることは言うまでもない。
分解工程(第9ステップST9)は、外側容器2から、飲料取出管45および交換部品5を取り出すことと、フィッティング3から交換部品5を取り外すこととを含む。
飲料容器1が取り外し防止部材46を備える場合には、外側容器2から、飲料取出管45および交換部品5を取り出すことは、取り外し防止部材46の係合部材47が、外側容器2の係合部28から退避された状態で実行される(図16を参照。)。
フィッティング3から交換部品5を取り外すことは、交換部品5のシール部材52および筒状体55を、飲料取出管45の下端45gに向かう方向に、飲料取出管45に沿ってスライドさせることを含む。分解工程では、シール部材52および筒状体55を、飲料取出管45に沿ってスライドさせるだけで、交換部品5を飲料取出管45から取り外すことが可能である。よって、飲料取出管45から交換部品5を取り外す作業を、迅速かつ容易に実行することが可能である。
交換部品5が取り外されたフィッティング3と、外側容器2とは、次回の飲料充填において、再使用されることが好ましい。他方、一度使用された交換部品5は、新たな交換部品(より具体的には、新品の交換部品)と交換されることが好ましい。なお、実施形態における交換部品5の構造はシンプルであるため、交換部品5の製造コストは低い。
実施形態では、袋体58に飲料が充填され、再使用可能な外側容器2には飲料が直接接触しない。このため、飲料の安全性が確実に確保される。また、再使用される外側容器2には飲料が直接接触しないため、外側容器2の内部に有機物(汚れ)あるいは匂いが付着することが抑制される。以上のことから、外側容器2を回収して再使用する際の外側容器の管理が容易となる。また、外側容器2を洗浄する工程を簡素化することが可能である。
本発明は上記各実施形態または各変形例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または各変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または各変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または他の変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または各変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
1、1A、1B:飲料容器
2 :外側容器
3 :フィッティング
5 :交換部品
7 :飲料充填ノズル
8 :ディスペンスヘッド
22 :容器本体部
23 :底部
24 :胴部
25 :上板部
26 :溶接部
27 :第1口部
27e :上面
27g :下端
27n :内面
27s :第1ネジ部
27t :傾斜面
28 :係合部
32 :取付部
32s :第2ネジ部
34 :第2口部
36 :環状部分
36g :下面
36n :内側部分
36u :外側部分
36v :溝部
36w :溶接部
37 :第1弁部材
38 :第1ばね
39 :第1ばね受け部
40 :外筒部
40g :下端部
40h :貫通孔部
41 :第2弁部材
42 :第2ばね
44 :第2付勢部材
45 :飲料取出管
45a :小径管部
45b :肩部
45c :大径管部
45e :上端
45g :下端
45n :内面
45u :外面
45w :頂壁
46 :取り外し防止部材
47 :係合部材
47c :第2カム面
48 :第1可動部材
49 :第2可動部材
49a :リンクアーム
49c :第1カム面
52 :シール部材
55 :筒状体
55e :上端部
55g :下端部
58 :袋体
58c :口部
63 :スペーサ部材
63d :下面
63e :上端部
63f :凹部
63g :下端部
63h :貫通孔部
65 :シールリング
80 :ディスペンスヘッドの本体部
80h :ガス導入孔
81 :係合部
85 :プランジャ部材
341 :第1弁座部
345 :係合部
347 :凹部
348 :肩部
349 :外向き突出部
371 :第2弁座部
451 :第2弁座部
452 :上側部分
454 :第2ばね受け部
455 :下側部分
522 :下側リップ部
522n :内面
522u :第1外周面
524 :環状突出部
526 :上側リップ部
526n :内面
526u :第2外周面
551 :筒部
553 :第1フランジ部
555 :第2フランジ部
557 :環状溝部
633 :外殻部
635 :補強リブ
AR1 :環状領域
C1 :中心軸
C2 :中心軸
D :飲料
F1 :飲料流路
F2 :ガス流路
F3 :飲料流路
G1 :隙間
G2 :隙間
M1 :組立体
M2 :組立体
M3 :構造体
OP1 :第1開口
OP2 :第2開口
P :取付位置
Q1 :係合位置
Q2 :退避位置
SP1 :外側容器の内部空間
SP2 :袋体内の空間
SP3 :外側容器と袋体との間の空間
V1 :ガス弁
V2 :飲料弁

Claims (12)

  1. 第1口部を有する外側容器と、
    飲料取出管を有するフィッティングと、
    前記飲料取出管に取り付けられ、前記外側容器の内部空間に配置される交換部品と
    を具備し、
    前記フィッティングは、
    前記外側容器の前記第1口部に取り付けられる取付部と、
    飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能な第2口部と、
    前記第2口部から外向きに突出し、前記第2口部と前記取付部とを連結する環状部分と、
    前記外側容器の底部に向かって延在する前記飲料取出管と
    を備え、
    前記交換部品は、
    前記飲料取出管の長手方向に沿ってスライド可能、かつ、取付位置において前記飲料取出管の外面と環状に接触するシール部材と、
    前記シール部材を保持し、前記取付位置に位置する前記シール部材を介して前記飲料取出管によって支持される筒状体と、
    前記筒状体に取り付けられ、飲料を収容するための袋体と
    を備える
    飲料容器。
  2. 前記環状部分と前記筒状体との間に配置され、前記袋体が前記環状部分に向かって過変形するのを防止するスペーサ部材を更に具備し、
    前記筒状体は、前記スペーサ部材に対して相対移動可能である
    請求項1に記載の飲料容器。
  3. 前記スペーサ部材は、前記袋体に対向配置される下面を有し、
    前記スペーサ部材の前記下面は、前記飲料取出管から離れるにつれて高さが高くなる傾斜面である
    請求項2に記載の飲料容器。
  4. 前記フィッティングは、
    前記第2口部に配置される第1弁座部と、
    前記第1弁座部に接触可能な第1弁部材と
    を備え、
    前記シール部材は、前記第1弁部材の鉛直下方に配置される
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の飲料容器。
  5. 前記フィッティングは、
    前記第2口部に配置される第1弁座部と、
    前記第1弁座部に接触可能な第1弁部材と、
    前記飲料取出管の外側に配置される外筒部と、
    前記飲料取出管と前記外筒部との間に配置され、前記第1弁部材を上方に向けて付勢する第1ばねと、
    前記第1ばねを支持する第1ばね受け部と
    を備え、
    前記交換部品の前記筒状体は、前記外筒部と、前記第1ばねと、前記第1ばね受け部とを含む構造体の鉛直下方に配置される
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の飲料容器。
  6. 前記フィッティングは、前記フィッティングが前記外側容器から取り出されるのを防止する取り外し防止部材を備え、
    前記取り外し防止部材は、前記外側容器に係合可能な係合部材を有し、
    前記外側容器と前記係合部材との間の係合は、前記第1弁部材が下方に押圧されることにより解除される
    請求項4または5に記載の飲料容器。
  7. 前記フィッティングの前記第2口部は、前記外側容器の前記第1口部よりも上方に配置される
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の飲料容器。
  8. 前記シール部材は、下側リップ部を有し、
    前記下側リップ部は、前記袋体内の第1内圧を受ける第1外周面を有し、
    前記第1外周面は、前記袋体内の空間に露出する
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の飲料容器。
  9. 前記シール部材は、上側リップ部を有し、
    前記上側リップ部は、前記外側容器の第2内圧を受ける第2外周面を有し、
    前記第2外周面は、前記外側容器内の空間に露出する
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の飲料容器。
  10. 前記筒状体は、
    前記シール部材を保持する筒部と、
    前記袋体が取り付けられる第1フランジ部と、
    前記第1フランジ部よりも上方に配置される第2フランジ部と
    を有し、
    前記第2フランジ部の外径は、前記第1フランジ部の外径よりも小さい
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の飲料容器。
  11. 前記第1口部と、前記環状部分との間に配置されるシールリングを更に具備し、
    前記第1口部の上面と、前記環状部分の下面とは、前記シールリングが圧縮された状態で面接触する
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の飲料容器。
  12. 第1口部を有する外側容器を準備する工程と、
    前記第1口部に取り付け可能な取付部と、飲料充填ノズルまたはディスペンスヘッドに接続可能な第2口部と、前記第2口部から外向きに突出し前記第2口部と前記取付部とを連結する環状部分と、飲料取出管と、を有するフィッティングを準備する工程と、
    シール部材と、前記シール部材を保持する筒状体と、前記筒状体に取り付けられ飲料を収容するための袋体と、を有する交換部品を準備する工程と、
    前記飲料取出管に、前記交換部品を取り付ける工程と、
    前記交換部品および前記飲料取出管を、前記外側容器に挿入する工程と、
    前記フィッティングの前記取付部を、前記外側容器の前記第1口部に取り付ける工程と
    を具備し、
    前記飲料取出管に、前記交換部品を取り付ける工程は、
    前記シール部材および前記筒状体を、前記飲料取出管の長手方向に沿ってスライドさせることと、
    前記シール部材を、取付位置において、前記飲料取出管の外面と環状に接触させることと
    を含み、
    前記交換部品および前記飲料取出管を、前記外側容器に挿入する工程は、
    前記飲料取出管の全体と、前記シール部材と、前記シール部材を介して前記飲料取出管によって支持された前記筒状体と、前記筒状体に取り付けられた前記袋体を、前記第1口部を介して、前記外側容器に挿入することを含む
    飲料容器の組立方法。
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