JP2023076964A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】差動ペア線の開きに起因する通信不良を抑制することができる。【解決手段】コネクタ10は、通信用の差動ペア線(配列方向内側の一対の電線33)に接続される一対の端子金具31を有する端子モジュール40と、端子モジュール40を収容するハウジング20と、を備えている。差動ペア線は、ハウジング20内に並列して配索され、ハウジング20から導出されている。ハウジング20には、差動ペア線を配列方向外側から挟む開き防止壁65が設けられている。【選択図】図6

Description

本開示は、コネクタに関するものである。
特許文献1に開示されるL字型コネクタは、インナハウジングと、シールド電線に接続されてインナハウジングに収容されるL字型端子と、を備えている。L字型端子に圧着されたシールド電線は、インナハウジングの下端から外部に導出されている。
特開2011-119120号公報
特許文献1のコネクタのように、ハウジング内に複数の電線を並列して配索する構成では、配列方向外側に電線が開くことが考えられる。このような構成において、複数の電線に通信用の差動電線を用いた場合に、差動ペア線が配列方向外側に開くことで通信不良を生じさせるおそれがある。
本開示は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、差動ペア線の開きに起因する通信不良を抑制することができる。
本開示のコネクタは、
通信用の差動ペア線に接続される一対の端子金具を有する端子モジュールと、
前記端子モジュールを収容するハウジングと、
を備え、
前記差動ペア線は、前記ハウジング内に並列して配索され、前記ハウジングから導出され、
前記ハウジングには、前記差動ペア線を配列方向外側から挟む開き防止壁が設けられている。
本開示によれば、差動ペア線の開きに起因する通信不良を抑制することができる。
図1は、実施例1に係るコネクタの一例を示す斜視図である。 図2は、図1の分解斜視図である。 図3は、端子モジュールの一部断面を含む斜視図である。 図4は、端子モジュールの右側から見た断面図である。 図5は、ハウジング本体の後方から見た斜視図である。 図6は、カバーを除いたコネクタの後方から見た斜視図である。 図7は、相手側コネクタに嵌合した状態のコネクタの右側から見た断面図である。 図8は、図7とは異なる位置を切断した断面図である。 図9は、端子モジュールを配索空間に挿入する状態を説明する説明図である。 図10は、端子モジュールを収容空間に挿入する状態を説明する説明図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)通信用の差動ペア線に接続される一対の端子金具を有する端子モジュールと、
前記端子モジュールを収容するハウジングと、
を備え、
前記差動ペア線は、前記ハウジング内に並列して配索され、前記ハウジングから導出され、
前記ハウジングには、前記差動ペア線を配列方向外側から挟む開き防止壁が設けられている。
ハウジング内に差動ペア線を並列して配索する構成では、配列方向外側に差動ペア線が開くことが考えられる。そこで、本開示のコネクタによれば、開き防止壁によって差動ペア線を配列方向外側から挟むことで、差動ペア線が配列方向外側に開くことを抑制できる。そのため、差動ペア線の開きに起因する通信不良を抑制することができる。
(2)前記ハウジングは、前記端子モジュールを収容する収容空間を有するハウジング本体と、前記収容空間を覆うカバーと、を有し、前記ハウジング本体には、第1挿入方向に沿って前記端子モジュールを挿入させる第1開口と、前記収容空間内に前記第1挿入方向と交差する第2挿入方向から前記端子モジュールを挿入させる第2開口と、が設けられ、前記開き防止壁は、前記ハウジング本体に形成され、前記開き防止壁には、前記第1挿入方向前方側に向かう前記端子モジュールを前記第2挿入方向後方側に誘導するガイド面が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、開き防止壁に設けられたガイド面によって、第1開口を介して配索空間に挿入された端子モジュールを、収容空間の第2開口(第2挿入方向後方側)へと誘導することができる。これにより、端子モジュールの収容空間への挿入を円滑に行い易くなる。
(3)前記ハウジングは、前記端子モジュールを収容する収容空間を有するハウジング本体と、前記収容空間を覆い、前記ハウジング本体との間に前記差動ペア線が配索される配索空間が設けられるカバーと、を有し、前記配索空間に配索される前記差動ペア線は、前記ハウジングから導出され、前記ハウジング本体及び前記カバーには、前記配索空間内の前記差動ペア線を屈曲させた状態で挟むストレインリリーフ部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ハウジングから導出される差動ペア線が引っ張られても、差動ペア線と端子金具との接続部分に引張力が作用することを抑えることができる。したがって、差動ペア線と端子金具との接続部分の損傷を抑制することができる。
(4)前記ストレインリリーフ部は、前記差動ペア線を屈曲させる配索部を有し、前記開き防止壁と、前記配索部と、によって前記差動ペア線の開きを防止する開き防止部が構成されていることが好ましい。
この構成によれば、開き防止部によって差動ペア線の配列方向外側への移動を規制するとともに、差動ペア線を屈曲状態で挟むことにより挟む方向の移動を規制することができる。そのため、差動ペア線がより一層移動し難くなり、差動ペア線の開きを有効に防止でき、差動ペア線に対するストレインリリーフ機能を高めることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示のコネクタを具体化した実施例1を、図1~図10を参照して説明する。本実施例1において、上下の方向については、図1~図10にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。前後の方向については、図1~図10にあらわれる左方、右方を、それぞれ前方、後方と定義する。左右の方向は、図1~図3にあらわれる後方、前方を、それぞれ左方、右方と定義する。
(コネクタの構成)
本実施例1のコネクタ10は、図1、図2に示すように、ハウジング20と、端子モジュール30と、栓41と、栓カバー42と、第1シールリング43と、第2シールリング44と、を備えている。コネクタ10は、雌コネクタとして構成されている。端子モジュール30は、ハウジング20に収容されている。
コネクタ10は、図7に示すように、相手側コネクタ50に接続される。相手側コネクタ50は、雄コネクタとして構成されている。相手側コネクタ50は、相手側ハウジング51と、相手側端子金具52と、を備えている。ハウジング20と相手側ハウジング51とが嵌合することで、後述する端子金具31と相手側端子金具52とが接続される。
端子モジュール30は、図3、図4に示すように、端子金具31と、端子収容部材32と、を備えている。端子モジュール30は、左右方向に長い平面視長方形のブロック状に構成されている。端子金具31は、電線33に接続されている。電線33は、導線33Aと、導線33Aを被覆する絶縁被覆33Bと、を有している。端子金具31は、箱部31Aと、第1圧着部31Bと、第2圧着部31Cと、を有している。箱部31A内には、相手側端子金具52が挿入される。第1圧着部31Bは、絶縁被覆33Bに圧着されている。第2圧着部31Cは、電線33の絶縁被覆33Bから導出される導線33Aに圧着されている。
端子収容部材32は、図3、図4に示すように、本体部34と、フロント部35と、を具備している。本体部34及びフロント部35は、それぞれ合成樹脂製の単一部品である。本体部34に上方からフロント部35を組み付けることで、端子収容部材32が構成される。端子収容部材32は、複数の端子金具31(本実施例では4つの端子金具31)を、左右方向(配列方向)に一列で並列した状態で収容している。端子収容部材32には、複数の端子収容室32A(本実施例では4つの端子収容室32A)が設けられている。端子収容部材32の前端には、端子収容室32Aの開口32Bが設けられている。複数の端子金具31にそれぞれ接続されている電線33は、端子収容部材32の後端から導出されている。本体部34には、端子金具31を抜け止めするランス34Aが設けられている。
4つの端子金具31のうち左右方向(配列方向)内側の2つの端子金具31に接続される2つの電線33は、通信用の差動ペア線である。図2、図6に示すように、差動ペア線として構成される2つの電線33は、1つの絶縁性のシース36によって包囲されている。シース36によって、差動ペア線として構成される2つの電線33が離間することを防ぐことができ、通信性能の悪化を防止することができる。差動ペアを構成する2本の電線33のうち、端子金具31に接続される側の一定長さの端部は、シース36が剥ぎ取られた露出端部33Cとなっている。この2本の露出端部33Cは、互いに前後方向及び左右方向へ離隔し得るようになっている。左右方向(配列方向)外側の2つの端子金具31に接続される2つの電線は、例えば電源供給用の電線である。
ハウジング20は、図2、図7に示すように、ハウジング本体60と、カバー70と、を有している。ハウジング20は、左右方向から見てL字状である。ハウジング本体60及びカバー70は、それぞれ合成樹脂製の単一部品である。ハウジング本体60にカバー70が組み付けられてハウジング20が構成される。
ハウジング本体60は、図5に示すように、配索側本体部61と、収容側本体部62と、フード部63と、を具備している。配索側本体部61は、上下方向に延びる筒状である。配索側本体部61の後端には、四角状の本体側開口61Aが設けられている。配索側本体部61の下端には、上下方向に貫通する第1開口61B(図7参照)が設けられている。収容側本体部62は、配索側本体部61の上端から前方に突出している。フード部63は、収容側本体部62の外周を覆っている。フード部63と収容側本体部62との間には、第2シールリング44が配されている。
収容側本体部62内には、端子モジュール30を収容する収容空間S1が設けられている。収容空間S1は、左右方向に長い直方体状の空間である。収容空間S1の前端は、相手側端子金具52を挿入するために外部に通じている。収容側本体部62における収容空間S1の後端位置には、第2開口62Aが設けられている。第2開口62Aを介して、端子モジュール30が後方から挿入される。
配索側本体部61には、図5、図7に示すように、第1配索部64が設けられている。第1配索部64は、左右方向から見て波形状である。第1配索部64の左右方向に直交する任意の断面は、同じ形状である。第1配索部64は、配索側本体部61内の前壁の左右方向中央部分を構成している。第1配索部64の左右方向の幅は、4つの電線33の径の合計と同程度である。第1配索部64は、第1凸部64Aと、第1凹部64Bと、第2凸部64Cと、第1平坦部64Dと、を有している。第1配索部64は、上側から第1凸部64A、第1凹部64B、第2凸部64C、第1平坦部64Dの順に連なっている。第1凸部64Aは、後方へ山型に突出している。第1凸部64Aは、収容空間S1を構成する下壁の後端部分を構成している。第1凹部64Bは、前方に凹んでいる。第2凸部64Cは、後方へ山型に突出している。第2凸部64Cの先端は、第1凸部64Aの先端よりも前方に位置している。第1凸部64A及び第2凸部64Cは、凸曲面状の頂部を有している。第1平坦部64Dは、上下方向及び左右方向に平行な面を有する。
配索側本体部61には、図5に示すように、複数の電線33の開きを防止する一対の開き防止壁65が設けられている。開き防止壁65は、配索側本体部61内の前壁における第1配索部64の左右方向両側に隣接して設けられている。一対の開き防止壁65と第1配索部64によって、左右方向中央が前方側に凹む段差構造になっている。図5、図8に示すように、開き防止壁65の下端側には、端子モジュール30を誘導するガイド面66が設けられている。ガイド面66は、上方に向かうにつれて後方に張り出す傾斜面である。ガイド面66の後端は、上下方向において収容空間S1の後端(第2開口62A)と重なる位置にある。
配索側本体部61の下端には、図7に示すように、栓41を収容する栓収容部61Cが設けられている。栓収容部61Cは、第1開口61Bを介して外部に開放されている。栓収容部61Cには、ゴム栓として構成される栓41が圧入される。栓41の中心に設けられた貫通孔41Aには、シース36が貫通している。栓カバー42は、第1開口61Bを閉塞し、栓41を抜け止めしている。
配索側本体部61には、図5に示すように、後述するカバー70のロック爪73が係止するロック受け部67が設けられている。
カバー70は、図2に示すように、板部71と、膨出部72と、ロック爪73と、第2配索部74と、を有している。カバー70は、ハウジング本体60の収容空間S1を後方から覆っている。板部71は、ハウジング本体60の本体側開口61Aの形状に対応した四角板状である。板部71は、本体側開口61Aを閉塞する。膨出部72は、板部71の前面の中央から前方に膨出している。膨出部72の外周には、第1シールリング43が組み付けられている。ロック爪73は、板部71の左右両側にそれぞれ一対設けられている。
第2配索部74は、図2に示すように、膨出部72の左右方向中央かつ下端側から前方に突出している。第2配索部74の左右方向の幅は、第1配索部64の左右方向の幅よりもわずかに小さい。第2配索部74の左右方向に直交する任意の断面は、同じ形状である。第2配索部74は、第3凸部74Aと、第2平坦部74Bと、を有している。第2配索部74は、上側から第3凸部74A、第2平坦部74Bの順に連なっている。第3凸部74Aは、前方へ山型に突出している。第3凸部74Aは、凸曲面状の頂部を有している。第2平坦部74Bは、上下方向及び左右方向に平行な面を有する。
図7に示すように、ハウジング本体60とカバー70との間に、電線33が配索される配索空間S2が設けられている。より具体的には、第1配索部64、第2配索部74、及び一対の開き防止壁65によって配索空間S2が形成されている。配索空間S2は、栓収容部61Cの上方に隣接した位置に形成されている。配索空間S2に配索される電線33は、ハウジング20から第1開口61Bを介して下方に導出されている。
ハウジング本体60及びカバー70には、図7に示すように、配索空間S2内の全ての電線33(差動ペアを構成する2本の電線33の露出端部33Cと、左右方向外側の2本の電線33)を屈曲させた状態で挟むストレインリリーフ部80が設けられている。ストレインリリーフ部80は、第1配索部64及び第2配索部74によって構成されている。配索空間S2内の電線33は、前後方向から第1配索部64と第2配索部74とに挟まれることで、左右方向から見て波形状に屈曲された状態で保持されることになる。具体的には、端子モジュール30から後方に導出される電線33は、第2配索部74によって第1凸部64A側へ押されることによって、第1凸部64Aに沿って後方に凸となるように曲げられ、第3凸部74Aに沿って前方に凸となるように曲げられている。これにより、配索空間S2内の全ての電線33の遊動が規制される。そして、ハウジング20から導出される電線33が下方へ引っ張られても、第1配索部64と第2配索部74において電線が引っ掛かって下方へ位置ずれしないので、電線33と端子金具31との接続部分37に引張力が作用することを抑えることができる。したがって、電線33と端子金具31との接続部分37の損傷を抑制することができる。接続部分37は、第1圧着部31B、第2圧着部31C、及びこれらに圧着される導線33Aの一部によって構成されている。
4つの電線33は、配索空間S2内に左右方向に並列して配索されている。配索空間S2内の全ての電線33は、一対の開き防止壁65によって、左右方向(配列方向)外側から挟まれている。ハウジング20内に差動ペア線(配列方向内側の一対の電線33)を並列して配索する構成では、差動ペア線の2本の露出端部33Cが配列方向外側に開くことが考えられる。そこで、本実施例では、一対の開き防止壁65によって差動ペア線の露出端部33Cを配列方向外側から挟むことで、差動ペア線の露出端部33Cが配列方向外側に開くことを抑制できる。そのため、差動ペア線の露出端部33Cの開きに起因する通信不良を抑制することができる。
左右方向(配列方向)外側の電線33が外側に拡がると、拡がった電線33に余長が生じ、この拡がった電線33が、配索空間S2から外れて第1配索部64と第2配索部74に引っ掛からなくなる。そのため、拡がった電線33がストレインリリーフとして機能しなくなるおそれがあるが、一対の開き防止壁65によって複数の電線33を左右方向(配列方向)外側から挟むことで全ての電線33の配索空間S2内における長さを揃えることができ、全ての電線33をストレインリリーフとして機能させることができる。
端子モジュール30は、図9、図10に示す工程によって、ハウジング本体60に組み付けられる。図9に示すように、端子モジュール30は、第1開口61B及び栓収容部61Cを介してハウジング本体60内に挿入される。端子モジュール30は、図9に示すように、複数の端子金具31の配列方向が左右方向となるような姿勢で、ハウジング本体60内に挿入される。第1開口61Bを介してハウジング本体60内に端子モジュール30を挿入する方向を第1挿入方向とする。第1挿入方向は、上下方向である。第1挿入方向前方側は、上方側である。第1挿入方向後方側は、下方側である。
端子モジュール30は、第2開口62Aを介して収容空間S1に挿入される。第2開口62Aを介して収容空間S1に端子モジュール30を挿入する方向を第2挿入方向とする。第2挿入方向は、第1挿入方向と交差する方向である。第2挿入方向は、第1挿入方向と直交する方向であり、前後方向である。第2挿入方向前方側は、前方側である。第2挿入方向後方側は、後方側である。
左右一対のガイド面66は、第1挿入方向前方側(上方側)に向かう端子モジュール30を第2挿入方向後方側(後方側)に誘導する。具体的には、第1開口61Bからハウジング本体60内を上方に移動する端子モジュール30は、下方から左右一対のガイド面66に接触し、さらに上方に移動しようとするとガイド面66によって後方側且つ上方側に誘導される。これにより、端子モジュール30は、収容空間S1及び第2開口62Aの後方に移動する。具体的には、端子モジュール30は、本体側開口61Aを介してハウジング本体60の後方に飛び出る。その後、第2開口62Aの後方で端子モジュール30の先端が前方を向くように端子モジュール30を前方に傾けることで、端子モジュール30の収容空間S1への挿入を円滑に行い易くなる。
ハウジング20の内部にストレインリリーフ部80を設けることで、端子モジュール30を収容空間S1に収容する際に必要な電線33の余長を生じさせ易くなる。具体的には、収容空間S1の後方で端子モジュール30を収容空間S1に対する挿入姿勢(図2に示す姿勢)とする際に、ハウジング本体60から後方に突出する電線33分の余長が必要となる。ストレインリリーフ部80によって電線33を屈曲させる分、電線33を直線状に配索する構成に比べて、電線33の配索長さが長く設定される。そのため、長く設定された配索部分の電線33を利用して、端子モジュール30を収容空間S1に収容する際に必要な電線33の余長を生じさせることができる。
図7に示すように、シース36における第1挿入方向前方側の端部(上端)36Aは、第1挿入方向(上下方向)においてガイド面66の形成範囲AR内に位置している。形成範囲ARは、上下方向においてガイド面66の下端から上端に至るまでの範囲である。ハウジング本体60には、第1挿入方向においてガイド面66と重なる位置に、ガイド面66よりも前方側に凹んだ凹部68が設けられている。凹部68は、一対の開き防止壁65の下端部分と、第1配索部64の下端部分(第2凸部64Cの下端側部分、第1平坦部64Dの上端側部分)によって構成されている。シース36の端部36Aを、凹部68に入り込ませることができる。そのため、シース36の端部36Aがハウジング本体60のガイド面66等と干渉することを防ぐことができる。
図7に示すように、ストレインリリーフ部80は、第1屈曲経路81と、第2屈曲経路82と、を具備している。第1屈曲経路81は、配索空間S2の下端側において電線33を屈曲保持する経路である。第2屈曲経路82は、配索空間S2の上端側において電線33を屈曲保持する経路である。第2屈曲経路82は、第1屈曲経路81よりも収容空間S1に近い位置に設けられている。第1屈曲経路81は、第1凹部64B及び第3凸部74Aを含んでいる。第2屈曲経路82は、第1凸部64A、膨出部72の一部(第1凸部64Aに前後方向で対向する部分)を含んでいる。
第2屈曲経路82と電線33との間のクリアランスは、第1屈曲経路81と電線33との間のクリアランスよりも小さい。例えば、第1屈曲経路81と電線33との間のクリアランスは、前後方向において第1屈曲経路81と電線33との間に生じる隙間である。第2屈曲経路82と電線33との間のクリアランスは、前後方向において第2屈曲経路82と電線33との間に生じる隙間である。例えば、図7に示すように、第2屈曲経路82と電線33との間のクリアランスは、ほぼ生じておらず、第1屈曲経路81と電線33との間のクリアランスよりも小さくなっている。これにより、第2屈曲経路82よりも第1屈曲経路81において電線33の前後方向へのガタ付き(振動)を抑え易くなる。そのため、電線33と端子金具31との接続部分37への負荷を抑えることができる。
図7に示すように第1配索部64及び第2配索部74は、差動ペア線の露出端部33Cを含む全ての電線33を屈曲させている。開き防止壁65と、第1配索部64及び第2配索部74と、によって差動ペア線を含む全ての電線33の開きを防止する開き防止部90が構成されている。第1配索部64及び第2配索部74は、本発明の「配索部」の一例に相当する。開き防止部90は、配索空間S2内の全ての電線33を前後方向および左右方向から囲んでいる。開き防止部90によって差動ペア線(配列方向内側の一対の電線33)の露出端部33Cの配列方向(左右方向)外側への移動を規制するとともに、開き防止部90によって差動ペア線を屈曲状態で挟むことにより挟む方向(前後方向)の移動を規制することができる。そのため、差動ペア線の露出端部33Cがより一層移動し難くなり、差動ペア線の露出端部33Cの開きを有効に防止でき、差動ペア線に対するストレインリリーフ機能を高めることができる。
(実施例1の効果)
実施例1のコネクタ10は、ハウジング20に、差動ペア線(配列方向内側の一対の電線33)を配列方向外側から挟む開き防止壁65が設けられている。ハウジング20内に差動ペア線を並列して配索する構成では、配列方向外側に差動ペア線の露出端部33Cが開くことが考えられる。そこで、本実施例1のコネクタ10によれば、開き防止壁65によって差動ペア線の露出端部33Cを配列方向外側から挟むことで、差動ペア線の露出端部33Cが配列方向外側に開くことを抑制できる。そのため、差動ペア線の露出端部33Cの開きに起因する通信不良を抑制することができる。
更に、開き防止壁65には、第1挿入方向前方側に向かう端子モジュール30を第2挿入方向後方側に誘導するガイド面66が設けられている。これによれば、開き防止壁65に設けられたガイド面66によって、第1開口61Bを介して配索空間S2に挿入された端子モジュール30を、収容空間S1の第2開口62A(第2挿入方向後方側)へと誘導することができる。これにより、端子モジュール30の収容空間S1への挿入を円滑に行い易くなる。
更に、ハウジング本体60に、配索空間S2内の差動ペア線(配列方向内側の一対の電線33)を屈曲させた状態で挟むストレインリリーフ部80が設けられている。これにより、ハウジング20から導出される差動ペア線が引っ張られても、差動ペア線と端子金具31との接続部分37に引張力が作用することを抑えることができる。したがって、差動ペア線と端子金具31との接続部分37の損傷を抑制することができる。
更に、第1配索部64及び第2配索部74と、開き防止壁65と、によって差動ペア線(配列方向内側の一対の電線33)の露出端部33Cの開きを防止する開き防止部90が構成されている。これによれば、開き防止部90によって差動ペア線の配列方向外側への移動を規制するとともに、差動ペア線を屈曲状態で挟むことにより挟む方向の移動を規制することができる。そのため、差動ペア線がより一層移動し難くなり、差動ペア線の露出端部33Cの開きを有効に防止でき、差動ペア線に対するストレインリリーフ機能を高めることができる。
[他の実施例]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
上記実施例1では、開き防止壁65がハウジング本体60に設けられていたが、カバー70に設けられる構成であってもよい。
上記実施例1では、コネクタ10に4つの端子金具31が設けられる構成を例示したが、その他の数の端子金具31が設けられる構成であってもよい。
上記実施例1では、ハウジング20に一対の開き防止壁65が設けられる構成を例示したが、左右いずれか一方のみに開き防止壁65が設けられる構成であってもよい。
上記実施例1では、第2屈曲経路82と電線33との間のクリアランスが第1屈曲経路81と電線33との間のクリアランスよりも小さかったが、第2屈曲経路82と電線33との間のクリアランスの方が大きくてもよく、同程度であってもよい。
10…コネクタ
20…ハウジング
30…端子モジュール
31…端子金具
31A…箱部
31B…第1圧着部
31C…第2圧着部
32…端子収容部材
32A…端子収容室
32B…開口
33…電線
33A…導線
33B…絶縁被覆
33C…露出端部
34…本体部
34A…ランス
35…フロント部
36…シース
36A…端部
37…接続部分
41…栓
41A…貫通孔
42…栓カバー
43…第1シールリング
44…第2シールリング
50…相手側コネクタ
51…相手側ハウジング
52…相手側端子金具
60…ハウジング本体
61…配索側本体部
61A…本体側開口
61B…第1開口
61C…栓収容部
62…収容側本体部
62A…第2開口
63…フード部
64…第1配索部(配索部)
64A…第1凸部
64B…第1凹部
64C…第2凸部
64D…第1平坦部
65…開き防止壁
66…ガイド面
67…ロック受け部
68…凹部
70…カバー
71…板部
72…膨出部
73…ロック爪
74…第2配索部(配索部)
74A…第3凸部
74B…第2平坦部
80…ストレインリリーフ部
81…第1屈曲経路
82…第2屈曲経路
90…開き防止部
AR…形成範囲
S1…収容空間
S2…配索空間

Claims (4)

  1. 通信用の差動ペア線に接続される一対の端子金具を有する端子モジュールと、
    前記端子モジュールを収容するハウジングと、
    を備え、
    前記差動ペア線は、前記ハウジング内に並列して配索され、前記ハウジングから導出され、
    前記ハウジングには、前記差動ペア線を配列方向外側から挟む開き防止壁が設けられているコネクタ。
  2. 前記ハウジングは、
    前記端子モジュールを収容する収容空間を有するハウジング本体と、
    前記収容空間を覆うカバーと、
    を有し、
    前記ハウジング本体には、
    第1挿入方向に沿って前記端子モジュールを挿入させる第1開口と、
    前記収容空間内に前記第1挿入方向と交差する第2挿入方向から前記端子モジュールを挿入させる第2開口と、
    が設けられ、
    前記開き防止壁は、前記ハウジング本体に形成され、
    前記開き防止壁には、前記第1挿入方向前方側に向かう前記端子モジュールを前記第2挿入方向後方側に誘導するガイド面が設けられている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングは、
    前記端子モジュールを収容する収容空間を有するハウジング本体と、
    前記収容空間を覆い、前記ハウジング本体との間に前記差動ペア線が配索される配索空間が設けられるカバーと、
    を有し、
    前記配索空間に配索される前記差動ペア線は、前記ハウジングから導出され、
    前記ハウジング本体及び前記カバーには、前記配索空間内の前記差動ペア線を屈曲させた状態で挟むストレインリリーフ部が設けられている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ストレインリリーフ部は、前記差動ペア線を屈曲させる配索部を有し、
    前記開き防止壁と、前記配索部と、によって前記差動ペア線の開きを防止する開き防止部が構成されている請求項3に記載のコネクタ。
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