JP2023076148A - サスペンション装置 - Google Patents

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浩一 内川
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Abstract

【課題】ストローク時におけるハウジングの車軸回りの回転挙動を抑制したサスペンション装置を提供する。【解決手段】後輪RWを支持するハウジング20と、複数のサスペンションリンク30,40,50,60,70と、車体とサスペンションリンクとの間に設けられたスプリング90と、左右のハウジングのストローク差に応じた反力を発生するスタビライザバー100及びスタビライザバーの両端部と左右のハウジングとをそれぞれ連結するスタビライザリンク110を有するスタビライザ装置とを備えるサスペンション装置1を、スプリングが発生する力のハウジングへの着力点Aを後輪の中心WCよりも車両後方側に配置し、スタビライザ装置が発生する力のハウジングへの着力点が後輪の中心よりも車両後方側となるようにスタビライザリンクをハウジングに連結する構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両のサスペンション装置に関する。
自動車等の車両のサスペンション装置は、車輪を回転可能に支持するハブベアリングハウジング(以下「ハウジング」と称する)を、複数のリンク(アーム)を介して車体と連結し、各リンクの揺動によってハウジングが車体に対してストローク可能な状態で保持する。
サスペンション装置に関する技術として、例えば特許文献1には、それぞれ前後一対設けられたロアリンク、アッパリンクによって主にキャンバ角の位置決めを行うとともに、コントロールリンクによってトー角の位置決めを行う5リンク構成のマルチリンク式のサスペンション装置が記載されている。
米国特許公報US 9,393,851B2
上述したようなマルチリンク式のサスペンション装置においては、ハウジングが車体に対して車輪の回転中心軸(車軸)回りに回動する場合がある。
例えば、特許文献1に記載された技術においては、スプリングの反力のハウジングへの着力点は、車輪中心よりも後方側に配置されている。
一方、左右のサスペンション装置のストローク差に応じて反力を発生するスタビライザ装置からハウジングへの着力点は、車輪中心よりも前方側に配置されている。
このような構成とした場合、例えば、直進状態では、スプリングで車体などのいわゆるばね上重量を支える荷重により、車軸回りにハウジングが後方に回転するモーメントが負荷される。
旋回状態に入り、旋回外輪側のサスペンション装置がバンプ方向(縮方向)にストロークを開始し、スタビライザ装置が反力を発生し始めると、車軸回りにハウジングが前方に回転するモーメントが負荷される。
車両の旋回時に、これらのモーメントのつり合い状態が変化して、車軸回りにおけるハウジングの回転挙動が発生すると、例えば後輪のトー角が不安定となり、後輪タイヤが発生する横力に変動が生じて、車両の操縦安定性に悪影響を及ぼすことになる。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、ストローク時におけるハウジングの車軸回りの回転挙動を抑制したサスペンション装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明の第1の態様に係るサスペンション装置は、車両の後輪を回転可能に支持するハウジングと、両端部が車体及び前記ハウジングに対して揺動可能に連結された複数のサスペンションリンクと、前記車体と前記複数のサスペンションリンクのいずれか1つ又はハウジングとの間に設けられたスプリングと、左右の前記ハウジングのストローク差に応じた反力を発生するスタビライザバー及び前記スタビライザバーの両端部と左右の前記ハウジングとをそれぞれ連結するスタビライザリンクを有するスタビライザ装置とを備えるサスペンション装置であって、前記スプリングが発生する力の前記ハウジングへの着力点を前記後輪の中心よりも車両後方側に配置し、前記スタビライザ装置が発生する力の前記ハウジングへの着力点が前記後輪の中心よりも車両後方側となるように前記スタビライザリンクを前記ハウジングに連結することを特徴とする。
これによれば、スプリングが発生する力がハウジングに作用する着力点(作用点)と、スタビライザ装置が発生する力がハウジングに作用する着力点(作用点)とを、ともに後輪の中心よりも車両後方側に配置したことにより、旋回開始時にスタビライザ装置の発生力が生じた際のハウジングの車軸回りの回転挙動を抑制することができる。
これにより、後輪のトー変化を低減して車両の操縦安定性を向上することができる。
上述した課題を解決するため、本発明の第2の態様に係るサスペンション装置は、車両の後輪を回転可能に支持するハウジングと、両端部が車体及び前記ハウジングに対して揺動可能に連結された複数のサスペンションリンクと、前記車体と前記複数のサスペンションリンクのいずれか1つ又はハウジングとの間に設けられたスプリングと、前記車体と前記複数のサスペンションリンクのいずれか1つ又はハウジングとの間に設けられたショックアブソーバと、左右の前記ハウジングのストローク差に応じた反力を発生するスタビライザバー及び前記スタビライザバーの両端部と左右の前記ショックアブソーバとをそれぞれ連結するスタビライザリンクを有するスタビライザ装置とを備えるサスペンション装置であって、前記スプリングが発生する力の前記ハウジングへの着力点を前記後輪の中心よりも車両後方側に配置し、前記スタビライザ装置が発生する力の前記ハウジングへの着力点が前記後輪の中心よりも車両後方側となるように前記スタビライザリンクを前記ショックアブソーバに連結することを特徴とする。
第2の態様の発明においても、上述した第1の態様の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
第2の態様に係る発明において、前記スプリング及び前記ショックアブソーバの下端部を、同一の前記サスペンションリンクに連結した構成とすることができる。
これによれば、スプリングが発生する力と、スタビライザ装置が発生する力のハウジングに対する着力点を一致させることができ、上述した効果を促進できる。
第1、第2の態様に係る発明において、前記複数のサスペンションリンクは、前記ハウジングの下部と前記車体とを連結するロワリンクと、前記ハウジングの上部と前記車体とを連結するアッパリンクと、前記ハウジングの前部又は後部と前記車体とを連結するコントロールリンクとを含む構成とすることができる。
この場合、前記ロワリンクは車両前後方向に離間して設けられたフロントロワリンク及びリアロワリンクを含み、前記アッパリンクは車両前後方向に離間して設けられたフロントアッパリンク及びリアアッパリンクを含む構成とすることができる。
これらの各発明によれば、ハウジングの車軸回りの回動を拘束することが難しいマルチリンク式のサスペンション装置であっても、ハウジングの車軸回りの回動を低減することでトー変化を抑制し、車両の操縦安定性を改善することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ストローク時におけるハウジングの車軸回りの回転挙動を抑制したサスペンション装置を提供することができる。
本発明を適用したサスペンション装置の第1実施形態を車両上方から見た平面視図である。 第1実施形態のサスペンション装置を車幅方向から見た側面視図である。 第1実施形態のサスペンション装置を車両後方側から見た後面視図である。 第1実施形態のサスペンション装置におけるスタビライザリンク周辺部を車幅方向から見た側面視図である。 本発明を適用したサスペンション装置の第2実施形態を車両後方側から見た後面視図である。 第2実施形態のサスペンション装置のスタビライザリンク周辺を車幅方向から見た側面視図である。 本発明を適用したサスペンション装置の第3実施形態を車両上方から見た平面視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明を適用したサスペンション装置の第1実施形態について説明する。
第1実施形態のサスペンション装置は、例えば乗用車等の自動車に、後輪用サスペンションとして用いられるものである。
図1は、第1実施形態のサスペンション装置を車両上方から見た平面視図である。
図2は、第1実施形態のサスペンション装置を車幅方向から見た側面視図(図1のII-II部矢視図)である。
図3は、第1実施形態のサスペンション装置を車両後方側から見た後面視図(図1のIII-III部矢視図)である。
第1実施形態のサスペンション装置1は、5リンク構成のマルチリンク式サスペンションである。
第1実施形態のサスペンション装置1は、サブフレーム10、ハウジング20、フロントロワリンク30、リアロワリンク40、フロントアッパリンク50、リアアッパリンク60、トーコントロールリンク70、ショックアブソーバ80、スプリング90、スタビライザバー100、スタビライザリンク110等を有して構成されている。
サブフレーム10は、図示しない車体後部の床下側に取り付けられる枠状の構造部材である。
サブフレーム10は、サスペンション装置1の各リンク類の車体側の端部が連結される基部として機能する。
サブフレーム10は、フロントメンバ11、リアメンバ12、サイドメンバ13等を有する。
フロントメンバ11、リアメンバ12は、車幅方向に延在する梁状の部分であって、車両の前後方向に間隔を有して配列されている。
サイドメンバ13は、サブフレーム10の車幅方向における端部に設けられる梁状の部分である。
サイドメンバ13は、前端部14と後端部15とが車両前後方向に離間して配置される。
サイドメンバ13は、平面視において、車幅方向内側が凸となるように湾曲して形成されている。
フロントメンバ11、リアメンバ12の車幅方向における端部は、サイドメンバ13の中間部にそれぞれ結合されている。
サイドメンバ13の前端部14、後端部15は、例えばゴム系材料などの弾性体を介して車体に取り付けられる。
前端部14、後端部15は、例えば、上下方向に沿った中心軸方向を有する円筒ゴムブッシュを有する構成とすることができる。
ハウジング20は、車両の後輪RWを回転可能に支持する図示しないハブベアリングを収容する部材(アップライト)である。
ハウジング20は、フロントロワリンク30、リアロワリンク40、フロントアッパリンク50、リアアッパリンク60、コントロールリンク70等を介して、サブフレーム10に対して上下方向に相対変位(ストローク)可能に支持されている。
フロントロワリンク30、リアロワリンク40、フロントアッパリンク50、リアアッパリンク60は、協働して、主に後輪RWのキャンバ角の位置決めを行う機能を有する。
フロントロワリンク30、リアロワリンク40は、ハウジング20の下部と、サブフレーム10のサイドメンバ13の下部とを連結するサスペンションリンクである。
フロントロワリンク30、リアロワリンク40は、ハウジング20に連結される外側端部31,41と、サブフレーム10のサイドメンバ13に連結される内側端部32,42を有する。
外側端部31,41と、内側端部32,42とは、車幅方向に離間して配置されている。
図2等に示すように、フロントロワリンク30の外側端部31は、ハウジング20における車輪中心WCよりも下方側かつ車両前方側の部分に連結されている。
フロントロワリンク30の内側端部32は、サイドメンバ13の下部であって、外側端部31よりも車両前方側かつ高い部分に連結されている。
リアロワリンク40の外側端部41は、ハウジング20における車輪中心WCよりも下方側かつ車両後方側の部分に連結されている。
リアロワリンク40の内側端部42は、サイドメンバ13の下方から突出したブラケット16において、外側端部42よりも車両後方側かつ高い部分に連結されている。
図1、図3等に示すように、リアロワリンク40には、スプリングシート43、ショックアブソーバ連結部44が設けられている。
スプリングシート43は、後述するスプリング90の下端部を保持する座面部を有する。
スプリングシート43は、リアロワリンク40の長手方向における中間部の上面に形成されている。
ショックアブソーバ連結部44は、後述するショックアブソーバ80のシエルケース81の下端部が、揺動可能に連結される部分である。
ショックアブソーバ連結部44は、スプリングシート43と外側端部41との間に配置されている。
上述した構成により、図1に示す平面視において、リアロワリンク40の外側端部4
1、内側端部42を結んだ直線L1は、車幅方向外側が内側に対して車両前方側となるように、車幅方向に対して傾斜して配置されている。
図1に示す平面視において、この直線L1と、後輪RWの車輪中心WCを通りかつ車両前後方向に沿った直線L2との交点は、ショックアブソーバ80、スプリング90が発生する力が、後輪RWの車輪中心WCを含みかつ車軸と直交する平面上において、ハウジング20に作用する着力点Aとなる。
着力点Aは、後輪RWの車輪中心WCに対して車両後方側に配置されている。
フロントアッパリンク50、リアアッパリンク60は、ハウジング20の上部と、サブフレーム10のサイドメンバ13の上部とを連結するサスペンションリンクである。
フロントアッパリンク50、リアアッパリンク60は、ハウジング20に連結される外側端部51,61と、サブフレーム10のサイドメンバ13に連結される内側端部52,62を有する。
外側端部51,61と、内側端部52,62とは、車幅方向に離間して配置されている。
図2等に示すように、フロントアッパリンク50の外側端部51は、ハウジング20における車輪中心WCよりも上方側かつ車両前方側の部分に連結されている。
フロントアッパリンク50の内側端部52は、サイドメンバ13の上部であって、外側端部51よりも車両前方側かつ高い部分に連結されている。
図2等に示すように、車幅方向から見たときに、フロントアッパリンク50の外側端部51は、フロントロワリンク30の外側端部31と、ハウジング20の前部において上下方向に離間して配置されている。
フロントアッパリンク50の外側端部51は、フロントロワリンク30の外側端部31に対して車幅方向内側に配置されている。
フロントアッパリンク50の内側端部52は、フロントロワリンク30の内側端部32に対して、車両後方側かつ車幅方向内側に配置されている。
図2等に示すように、リアアッパリンク60の外側端部61は、ハウジング20における車輪中心WCよりも上方側かつ車両後方側の部分に連結されている。
リアアッパリンク60の内側端部62は、サイドメンバ13の上部であって、外側端部61よりも車両後方側に配置されている。
図3等に示すように、車両前後方向から見たときに、内側端部62は、外側端部61に対して車幅方向に離間して配置されている。
図1等に示すように、リアアッパリンク60の外側端部61は、リアロワリンク40の外側端部41の直上に配置されている。
リアアッパリンク60の内側端部62は、リアロワリンク40の内側端部42に対して車両後方側かつ車幅方向外側に配置されている。
トーコントロールリンク70は、主に後輪RWのトー角の位置決めを行う機能を有するサスペンションリンクである。
トーコントロールリンク70は、車幅方向に沿って配置されている。
トーコントロールリンク70の外側端部71は、ハウジング20の後部に連結されている。
トーコントロールリンク70の外側端部71は、高さ方向における位置が、フロントロワリンク30の外側端部31、リアロワリンク40の外側端部41よりも上方側であって、フロントアッパリンク50の外側端部51、リアアッパリンク60の外側端部61よりも下方側に配置されている。
トーコントロールリンク70の内側端部72は、サブフレーム10のサイドメンバ13に連結されている。
トーコントロールリンク70の内側端部72は、高さ方向における位置が、フロントロワリンク30の内側端部32、リアロワリンク40の内側端部42よりも上方側であって、フロントアッパリンク50の内側端部52、リアアッパリンク60の内側端部62よりも下方側に配置されている。
上述した各リンク30,40,50,60,70は、外側端部31,41,51,61,71においてハウジング20に対して、弾性体を有するゴムブッシュ等を介して、揺動可能となっている。
また、各リンク30,40,50,60,70は、内側端部32,42,52,62,72において、サブフレーム10に対して、弾性体を有するゴムブッシュ等を介して、揺動可能となっている。
各ゴムブッシュとして、それぞれ例えば前後方向の中心軸を有する円筒ゴムブッシュを適用することができる。なお、ここでいう前後方向の中心軸とは、中心軸が車両前後方向と完全一致するものに限らず、傾斜を有するものも含む。
ショックアブソーバ80は、サスペンション装置1のストローク速度に応じた抗力(減衰力)を発生する油圧緩衝器(ダンパ)である。
ショックアブソーバ80は、シエルケース81、ロッド82等を有する。
シエルケース81は、円筒状に形成されたシリンダを有する部材である。
図2、図3に示すように、シエルケース81は、中心軸を上下方向にほぼ沿わせて配置されている。
シエルケース81は、上端部が下端部に対して車幅方向内側かつ車両後方側となるように、緩い傾斜を有して配置されている。
ロッド82は、シエルケース81の上端部から上方へ突出した軸状部材である。
ロッド82は、シエルケース81内のシリンダに挿入され、シリンダの筒軸方向に相対変位する図示しないピストンに接続されている。
ショックアブソーバ80は、サスペンション装置1のストロークに応じてロッド82の突出長さが変化することで伸縮し、減衰力を発生する。
ロッド82の上端部は、車体下部に取り付けられる。
シエルケース81の下端部は、リアロワリンク40のショックアブソーバ連結部44に取り付けられる。
シエルケース81は、ショックアブソーバ連結部44において、リアロワリンク40に対して相対回動(揺動)可能となっている。
スプリング90は、車体からの荷重をサスペンション装置1に伝達するスプリングである。
スプリング90は、サスペンション装置1のストロークに応じた反力を発生する。
スプリング90として、例えば、圧縮コイルばねを用いることができる。
スプリング90は、ショックアブソーバ80の車幅方向内側に隣接して配置されている。
スプリング90の上端部は、車体に設けられた図示しないスプリングシート(ばね座)と圧接している。
スプリング90の下端部は、リアロワリンク40のスプリングシート43と圧接している。
スタビライザバー100とスタビライザリンク110は、協働してスタビライザ装置を構成する。
図4は、第1実施形態のサスペンション装置におけるスタビライザリンク周辺部を車幅方向から見た側面視図である。なお、図4においては、リアロワリンク40以外のリンク類、ショックアブソーバ80、スプリング50は、理解を容易にするため図示を省略している。(後述する図6において同様)
スタビライザ装置は、例えば車体のロール挙動などに起因する左右のサスペンション装置1のストローク量の差に応じて、ロール挙動を抑制する方向の反力を発生し、車両のロール剛性を向上させる。
スタビライザバー100は、例えばばね鋼などの線材(棒材)によって形成されている。
スタビライザバー100は、中間部101、アーム部102を有する
中間部101は、図1、図3に示すように、車幅方向に沿って延在する部分である。
中間部101は、サブフレーム10のリアメンバ12の後方側に配置されている。
中間部101は、図示しないスタビライザブッシュを介して、車体の下面部、またはサブフレーム10のリアメンバ12に取り付けられる。
中間部101は、左右のサスペンション装置1のストローク量の差に応じて捩じられ、捩じり角に応じた反力を発生するトーションバースプリングとなっている。
アーム部102は、中間部101の車幅方向における端部から、車両前方側へ突き出した部分である。
アーム部102の前端部には、スタビライザリンク110の上端部111が連結される。
アーム部102の前端部は、ハウジング20の後部の車幅方向内側に配置される。
スタビライザリンク110は、スタビライザバー100のアーム部102の前端部と、ハウジング20とを連結するリンクである。
スタビライザリンク110は、長手方向を上下方向に沿わせて配置されている。
スタビライザリンク110の上端部111は、ボールジョイント(スフェリカルベアリング)や弾性体ブッシュ(典型的にはゴムブッシュ)等を介して、スタビライザバー100のアーム部102の前端部に回動可能に連結されている。
スタビライザリンク110の下端部112は、ボールジョイントや弾性体ブッシュ等を介して、ハウジング20の後部における下部に回動可能に連結されている。
以上説明した構成により、第1実施形態においては、スプリング90が発生する力(スプリング90自体のばね反力及び車体から伝達される荷重を含む)のハウジング20に対する着力点Aと、スタビライザ装置が発生する力(スタビライザバー100の中間部101の捩じり反力)のハウジング20に対する着力点であるスタビライザリンク110の下端部112とが、ともに後輪RWの車輪中心WCに対して、車両後方側に配置されている。
以上説明した第1実施形態によれば、複数のサスペンションリンクに設けられた弾性体ブッシュのたわみが発生することで、ハウジングの車軸回りの回転挙動を拘束しにくいマルチリンク式のサスペンション装置であっても、スプリング90が発生する力が、ハウジング20に作用する着力点(作用点)Aと、スタビライザ装置が発生する力がハウジング20に作用する着力点(作用点)とを、ともに後輪RWの車輪中心WCよりも車両後方側に配置したことにより、旋回開始時にスタビライザ装置の発生力が生じた際のハウジング20の車軸回りの回転挙動を抑制することができる。
これにより、後輪RWのトー変化を低減して車両の操縦安定性を向上することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明を適用したサスペンション装置の第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態のサスペンション装置を車両後方側から見た後面視図である。
図6は、第2実施形態のサスペンション装置のスタビライザリンク周辺を車幅方向から見た側面視図である。
第2実施形態においては、スタビライザリンクの端部を、ショックアブソーバ80のシエルケース81に連結している。
第2実施形態においては、第1実施形態のスタビライザリンク110に代えて、以下説明するスタビライザリンク120を備えている。
また、第2実施形態においては、スタビライザバー100のアーム部102は、中間部101に対して車両前方側かつ下方側へ突出している。
アーム部102の突端部は、リアロワリンク40の下方側に配置されている。
スタビライザリンク120は、一体に形成された中間部121、上部122、下部123を備えている。
中間部121は、上下方向に延在する部分である。
中間部121は、リアロワリンク40の後方側に配置されている。
上部122は、中間部121の上端部から車両前方側へ突き出したアーム状の部分である。
下部123は、中間部121の下端部から車両前方側へ突き出したアーム状の部分である。
スタビライザリンク120の上部122の前端部124は、ショックアブソーバ80のシエルケース81の外周面に、車幅方向に沿った軸回りに揺動可能に連結されている。
スタビライザリンク120の下部123の前端部125は、ハウジング20の後部に揺動可能に連結されている。
下端部123の前端部125は、例えばボールジョイント(スフェリカルベアリング)を有する構成とすることができる。
以上説明した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果と同様の効果に加え、スタビライザ装置が発生する力のハウジング20に対する着力点を、スプリング90が発生する力の後輪RWに対する着力点Aと一致させることができ、ハウジング20の回転挙動を抑制する効果を促進することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明を適用したサスペンション装置の第3実施形態について説明する。
図7は、第3実施形態のサスペンション装置を車両上方から見た平面視図である。
第3実施形態のサスペンション装置は、第1実施形態のトーコントロールリンク70に代えて、以下説明するトーコントロールリンク130を備えている。
トーコントロールリンク130の外側端部131は、ハウジング20の前端部に連結されている。
トーコントロールリンク130の内側端部132は、外側端部131の車幅方向内側において、サブフレーム10のサイドメンバ13に連結されている。
以上説明した第3実施形態においても、上述した第1実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
なお、第3実施形態のようにトーコントロールリンク130をハウジング20の前方側に配置した場合であっても、第2実施形態のようにスタビライザリンクをショックアブソーバ80のシエルケース81に連結する構成としてもよい。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)サスペンション装置を構成する各部材の形状、構造、材質、製法、数量、配置などは、上述した各実施形態に限らず、適宜変更することができる。
例えば、サスペンション装置の形式は、各実施形態のような5リンク構成のマルチリンク式に限らず、適宜変更することができる。
例えば、フロントアッパリンク50とリアアッパリンク60とを単一のアッパリンクにより置換した構成とすることもできる。
また、ショックアブソーバとスプリングとを同軸上にユニット化して設ける構成としてもよい。
(2)各実施形態では、サスペンションリンクの両端部(節点)には、それぞれ円筒ゴムブッシュ等の弾性体ブッシュが設けられているが、一部の節点にボールジョイント(スフェリカルベアリング(いわゆるピローボール))を有する構成としてもよい。
(3)スタビライザ装置を構成するスタビライザバー及びスタビライザリンクの形状や構成は、スタビライザ装置の発生力のハウジングに対する着力点が車輪中心よりも後方側である限り、各実施形態の構成に限らず適宜変更することができる。
(4)各実施形態では、スプリング及びショックアブソーバのばね下側(ストロークに応じて車体に対して変位する側)の端部をリアロワリンクに接続しているが、スプリング及びショックアブソーバのばね下側の端部は、これに限らず、例えば他のリンク類やハウジングに接続してもよい。
また、スプリングとショックアブソーバとを別の部材にそれぞれ接続してもよい。
1 サスペンション装置 10 サブフレーム
11 フロントメンバ 12 リアメンバ
13 サイドメンバ 14 前端部
15 後端部 16 ブラケット
20 ハウジング 30 フロントロワリンク
31 外側端部 32 内側端部
40 リアロワリンク 41 外側端部
42 内側端部 43 スプリングシート
44 ショックアブソーバ連結部 50 フロントアッパリンク
51 外側端部 52 内側端部
60 リアアッパリンク 61 外側端部
62 内側端部 70 トーコントロールリンク
71 外側端部 72 内側端部
80 ショックアブソーバ 81 シエルケース
82 ロッド 90 スプリング
100 スタビライザバー 101 中間部
102 アーム部 110 スタビライザリンク
111 上端部 112 下端部
120 スタビライザリンク 121 中間部
122 上部 123 下部
124,125 前端部 130 トーコントロールリンク
131 外側端部 132 内側端部
RW 後輪 WC 車輪中心
A スプリング発生力のハウジングに対する着力点

Claims (5)

  1. 車両の後輪を回転可能に支持するハウジングと、
    両端部が車体及び前記ハウジングに対して揺動可能に連結された複数のサスペンションリンクと、
    前記車体と前記複数のサスペンションリンクのいずれか1つ又はハウジングとの間に設けられたスプリングと、
    左右の前記ハウジングのストローク差に応じた反力を発生するスタビライザバー及び前記スタビライザバーの両端部と左右の前記ハウジングとをそれぞれ連結するスタビライザリンクを有するスタビライザ装置と
    を備えるサスペンション装置であって、
    前記スプリングが発生する力の前記ハウジングへの着力点を前記後輪の中心よりも車両後方側に配置し、
    前記スタビライザ装置が発生する力の前記ハウジングへの着力点が前記後輪の中心よりも車両後方側となるように前記スタビライザリンクを前記ハウジングに連結すること
    を特徴とするサスペンション装置。
  2. 車両の後輪を回転可能に支持するハウジングと、
    両端部が車体及び前記ハウジングに対して揺動可能に連結された複数のサスペンションリンクと、
    前記車体と前記複数のサスペンションリンクのいずれか1つ又はハウジングとの間に設けられたスプリングと、
    前記車体と前記複数のサスペンションリンクのいずれか1つ又はハウジングとの間に設けられたショックアブソーバと、
    左右の前記ハウジングのストローク差に応じた反力を発生するスタビライザバー及び前記スタビライザバーの両端部と左右の前記ショックアブソーバとをそれぞれ連結するスタビライザリンクを有するスタビライザ装置と
    を備えるサスペンション装置であって、
    前記スプリングが発生する力の前記ハウジングへの着力点を前記後輪の中心よりも車両後方側に配置し、
    前記スタビライザ装置が発生する力の前記ハウジングへの着力点が前記後輪の中心よりも車両後方側となるように前記スタビライザリンクを前記ショックアブソーバに連結すること
    を特徴とするサスペンション装置。
  3. 前記スプリング及び前記ショックアブソーバの下端部を、同一の前記サスペンションリンクに連結したこと
    を特徴とする請求項2に記載のサスペンション装置。
  4. 前記複数のサスペンションリンクは、
    前記ハウジングの下部と前記車体とを連結するロワリンクと、
    前記ハウジングの上部と前記車体とを連結するアッパリンクと、
    前記ハウジングの前部又は後部と前記車体とを連結するコントロールリンクと
    を含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のサスペンション装置。
  5. 前記ロワリンクは車両前後方向に離間して設けられたフロントロワリンク及びリアロワリンクを含み、
    前記アッパリンクは車両前後方向に離間して設けられたフロントアッパリンク及びリアアッパリンクを含むこと
    を特徴とする請求項4に記載のサスペンション装置。
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